JP2020072430A - 携帯端末およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯端末の使用者が自動車に乗降する時間を考慮して、携帯端末と車載装置とを円滑に連携させる。【解決手段】携帯端末は、音を出力する第1の音出力部および第2の音出力部に接続可能な携帯端末であって、楽曲を再生する再生信号を生成して第1の音出力部へ出力する再生信号生成部と、楽曲の再生中に第1の音出力部からの音の出力が中断されたことを検出する中断検出部と、第2の音出力部からの音が出力可能となったことを検出する出力検出部と、中断検出部で中断が検出されてから出力検出部で出力可能が検出されるまでの時間を計測する時間計測部とを備え、再生信号生成部は、楽曲について、中断検出部で中断が検出された再生位置から時間計測部で計測された時間に対応して先に進めた再生位置から再生する再生信号を、第2の音出力部へ出力する。【選択図】図2
Description
本発明は、携帯端末およびプログラムに関する。
携帯端末と車載装置とを連携させて、携帯端末側で起動されたアプリケーションを車載装置側で利用することが行われている(特許文献1を参照)。
しかしながら、携帯端末の使用者が自動車に乗降する時間を考慮して、携帯端末と車載装置とを円滑に連携させることは行われていなかった。
本発明の一態様においては、携帯端末が提供される。上記携帯端末は、音を出力する第1の音出力部および第2の音出力部に接続可能な携帯端末であって、楽曲を再生する再生信号を生成して第1の音出力部へ出力する再生信号生成部と、楽曲の再生中に第1の音出力部からの音の出力が中断されたことを検出する中断検出部と、第2の音出力部からの音が出力可能となったことを検出する出力検出部と、中断検出部で中断が検出されてから出力検出部で出力可能が検出されるまでの時間を計測する時間計測部とを備え、再生信号生成部は、楽曲について、中断検出部で中断が検出された再生位置から時間計測部で計測された時間に対応して先に進めた再生位置から再生する再生信号を、第2の音出力部へ出力する。
本発明の一態様においては、プログラムが提供される。上記プログラムは、コンピュータに、楽曲を再生する再生信号を生成して第1の音出力部へ出力する再生信号生成ステップと、楽曲の再生中に第1の音出力部からの音の出力が中断されたことを検出する中断検出ステップと、第2の音出力部からの音が出力可能となったことを検出する出力検出ステップと、中断検出ステップで中断が検出されてから出力検出ステップで出力可能が検出されるまでの時間を計測する時間計測ステップとを実行させ、再生信号生成ステップは、楽曲について、中断検出ステップで中断が検出された再生位置から時間計測ステップで計測された時間に対応して先に進めた再生位置から再生する再生信号を、第2の音出力部へ出力する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態における携帯端末10の動作環境の一例を示す。図1には、使用者100が自動車101に乗り込む場面が示されている。使用者100は、携帯端末10を所持しており、携帯端末10に接続された第1の音出力部110の一例としてのイヤホンを耳に装着することによって、楽曲を聴いている。自動車101には、第2の音出力部120を含む車載装置30の一例としてのカーオーディオが搭載されている。
図1は、第1の実施形態における携帯端末10の動作環境の一例を示す。図1には、使用者100が自動車101に乗り込む場面が示されている。使用者100は、携帯端末10を所持しており、携帯端末10に接続された第1の音出力部110の一例としてのイヤホンを耳に装着することによって、楽曲を聴いている。自動車101には、第2の音出力部120を含む車載装置30の一例としてのカーオーディオが搭載されている。
携帯端末10に接続されたイヤホンによって楽曲を聴いている使用者100が自動車101に乗り込む際に、カーオーディオでも継続して同じ楽曲を聴きたい場合がある。この場合、使用者100はイヤホンを外してから自動車101のカーオーディオを操作することにより、カーオーディオから楽曲を再生する。
ここで、イヤーワームと呼ばれる現象によって、イヤホンを外した際に携帯端末10から流れていた楽曲は、イヤホンを外した後にも、使用者100の楽曲の記憶に基づいて使用者100の頭の中(脳内)でも継続して流れ続けている場合があり、カーオーディオから楽曲の再生が再開される場合に、使用者100の頭の中で流れ続けている部分の続きから楽曲が再生されると、楽曲の連続性が感じられ、使用者100にとっては快適である。
第1の実施形態における携帯端末10は、上記のように楽曲の連続性が感じられる態様で、携帯端末10における楽曲の再生とカーオーディオにおける楽曲の再生とを自動的に連携することを目的とする。
図2は、第1の実施形態における携帯端末10の機能ブロック図の一例を示す。図2において、携帯端末10は、第1の音出力部110及び第2の音出力部120と共に示されている。第1の実施形態において、携帯端末10は、入力部11と、記憶部12と、出力部13と、ネットワーク通信部14と、短距離通信部15と、中断検出部16と、出力検出部17と、時間計測部18と、再生信号生成部19と、を備える。出力部13は、表示部13aと、音声出力部13bと、を備える。携帯端末10は、音を出力する第1の音出力部110と、第2の音出力部120とに接続可能である。
携帯端末10は、持ち運び可能な電子機器である。携帯端末10は、たとえば、スマートフォンと呼ばれる多機能携帯電話を用いることができる。携帯端末10は、携帯電話端末やタブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、電子ブックリーダー、PDA(Personal Digital Assistant)など、携帯可能な他の種類の情報端末であってもよい。
第1の実施形態のように、使用者100が自動車101に乗り込む場面において、第1の音出力部110は使用者100に装着されるイヤホンであり、第2の音出力部120は自動車101に搭載される車載装置30の一部である。車載装置30は、例えば、カーオーディオまたはカーナビゲーションである。第1の実施形態において、車載装置30はカーオーディオであるものとして説明する。第1の音出力部110はヘッドフォンであってもよい。
イヤホンは、有線通信形式のものであってもよく、無線通信形式のものであってもよく、有線通信形式および無線通信形式の双方に対応できるものであってもよい。
入力部11は、ハードキー、ソフトキー、マイクロフォン、又は、タッチスクリーンであってよく、他の入力装置を含んでもよい。入力部11には、携帯端末10の使用者100による指令が入力される。入力された指令は、再生信号生成部19に送信される。
出力部13は、表示部13aと、音声出力部13bとを含む。表示部13aは、画像や文字を表示するディスプレイであってよく、他の表示装置を含んでもよい。音声出力部13bは、楽曲や声を出力するスピーカであってよく、他の音声出力装置を含んでもよい。出力部13には、再生信号生成部19から楽曲に関するデータが送信される。
記憶部12は、楽曲データを記憶する。楽曲データには、楽曲の再生に伴い再生される映像データや、楽曲の音データが含まれる。楽曲データは、例えば、MP3(MPEG−1 Audio Layer−3)形式の音声データであってよく、AAC (Advanced Audio Coding)形式の音声データであってよく、Vorbis形式の音声データであってよい。記憶部12は、携帯端末10にインストールされた各種のアプリケーションプログラムを記憶してもよい。記憶部12は、楽曲に関するデータを再生信号生成部19に送信する。
ネットワーク通信部14は、所定のネットワークインターフェースであり、基地局を介してネットワークに通信接続され、楽曲データ、アプリケーションデータ等を管理サーバ装置からダウンロードする。ネットワーク通信部14は、ダウンロードしたデータを再生信号生成部19に送信する。
短距離通信部15は、例えばブルートゥース(登録商標)技術のような無線通信技術、又は、HDMI(登録商標)(High−Definition Multimedia Interface)、USB(Universal Serial Bus)などの有線通信技術を使用することができる。携帯端末10は、短距離通信部15を介して車載装置30と通信可能である。ブルートゥース通信のプロファイルとしては、A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)を用いることができる。
中断検出部16は、楽曲の再生中に第1の音出力部110からの音の出力が中断されたことを検出する。第1の実施形態では、中断検出部16は、イヤホンが使用者100から外されたことにより、第1の音出力部110からの音の出力が中断されたことを検出する。
この場合、イヤホンは、光センサを有しており、イヤホンが使用者100から外されたことを光センサにより取得された光信号の光強度により検出してもよい。また、イヤホンは、反響音を検出する音センサを有しており、イヤホンが使用者100から取り外されたことを音センサにより取得された反響音の信号強度により検出してもよい。
中断検出部16は、第1の音出力部110からの音の出力が中断されたことを検出すると、音の出力が中断された旨の情報である中断情報を時間計測部18に送信する。中断情報は、再生信号生成部19にも送信される。
出力検出部17は、第2の音出力部120からの音が出力可能となったことを検出する。第1の実施形態では、出力検出部17は、携帯端末10とカーオーディオとの接続が確立されたことにより、音が出力可能となったことを検出する。この場合、出力検出部17は、携帯端末10の短距離通信部15から、携帯端末10の短距離通信部15と、車載装置30の短距離通信部35との間でブルートゥース通信が確立された旨の情報を受け取ることにより、音が出力可能になったことを検出する。
出力検出部17は、第2の音出力部120からの音が出力可能となったことを検出すると、第2の音出力部120から音が出力可能となった旨の情報である出力可能情報を時間計測部18に送信する。
時間計測部18は、中断検出部16で中断が検出されてから出力検出部17で出力可能が検出されるまでの時間である中断時間を計測する。第1の実施形態において、時間計測部18は、中断検出部16から中断情報を受け取ると、当該情報を受け取った時刻を中断時間開始時刻として記録し、中断時間の計測を開始する。
時間計測部18は、出力検出部17から出力可能情報を受け取ると、当該情報を受け取った時刻を中断時間終了時刻として記録し、中断時間の計測を終了し、中断時間を確定する。時間計測部18は、確定した中断時間を出力可能情報と共に再生信号生成部19に送信する。
再生信号生成部19は、ネットワーク通信部14又は記憶部12から受け取った楽曲データに基づいて、楽曲を再生する再生信号を生成する。ネットワーク通信部14から受け取った楽曲データに基づいて楽曲を再生する再生信号を生成する場合はオンライン再生であり、記憶部12から受け取った楽曲データに基づいて楽曲を再生する再生信号を生成する場合はオフライン再生である。再生信号生成部19は、生成した再生信号を第1の音出力部110としてのイヤホンへ出力する。
再生信号生成部19は、中断検出部16から中断情報を受け取ると、再生信号の生成及びイヤホンへの再生信号の出力を停止し、中断検出部16で中断が検出された再生位置を記憶する。
再生信号生成部19は、時間計測部18から中断時間および出力可能情報を受け取ると、中断検出部16で中断が検出された再生位置から時間計測部18で計測された中断時間に対応して先に進めた再生位置から再生する再生信号を、第2の音出力部120へ出力する。
第1の実施形態では、再生信号生成部19は、時間計測部18から中断時間を受け取ると、中断時間が閾値時間以内であるかを判断する。閾値時間は、例えば、30秒である。中断時間が閾値時間以内である場合、再生信号生成部19は、中断された再生位置から中断時間分進めた再生位置から再生する再生信号を、第2の音出力部120に送信する。中断時間が閾値時間以内でない場合、再生信号生成部19は、中断された再生位置から再生する再生信号を、第2の音出力部120に送信する。
第1の実施形態では、再生信号生成部19は、中断情報を受け取るよりも前に出力可能情報を受け取った場合でも、第1の音出力部110からの楽曲の出力を中止せず、中断情報を受け取るまでは第1の音出力部110からの出力を継続する。
図3は、第1の実施形態における車載装置30の機能ブロック図の一例を示す。図3において、車載装置30は、携帯端末10と共に示されている。第1の実施形態において、車載装置30は、入力部31と、記憶部32と、出力部33と、ネットワーク通信部34と、短距離通信部35と、再生信号生成部36と、を備える。出力部33は、表示部33aと、音声出力部33bと、を備える。車載装置30は、カーオーディオであってよく、カーナビゲーションであってよく、他の音声出力装置であってもよい。
入力部31は、ハードキー、ソフトキー、マイクロフォン、又は、タッチスクリーンであってよく、他の入力装置を含んでもよい。入力部31には、自動車101に乗る使用者100による指令が入力される。入力された指令は、再生信号生成部36に送信される。
出力部33は、表示部33aと、音声出力部33bとを含む。表示部33aは、画像や文字を表示するディスプレイであってよく、他の表示装置を含んでもよい。音声出力部33bは、音楽や声を出力するスピーカであってよく、他の音声出力装置を含んでもよい。出力部33には、再生信号生成部36から楽曲に関する情報が送信される。
記憶部32は、楽曲データを記憶する。楽曲データには、楽曲の再生に伴い再生される映像データや、楽曲の音データが含まれる。記憶部32は、車載装置30にインストールされた各種のアプリケーションプログラムを記憶してもよい。車載装置30がカーナビゲーションである場合には、記憶部32は地図情報を記憶してもよい。記憶部32は、楽曲データを再生信号生成部36に送信する。
ネットワーク通信部34は、所定のネットワークインターフェースであり、基地局を介してネットワークに通信接続され、楽曲データ、アプリケーションデータ等を管理サーバ装置からダウンロードする。ネットワーク通信部34は、ダウンロードしたデータを再生信号生成部36に送信する。
短距離通信部35は、例えばブルートゥース(登録商標)技術のような無線通信技術、又は、HDMI(登録商標)(High−Definition Multimedia Interface)、USB(Universal Serial Bus)などの有線通信技術を使用することができる。車載装置30は、短距離通信部35を介して携帯端末10と通信可能である。短距離通信部35には、携帯端末10から楽曲データが送信される。
再生信号生成部36は、携帯端末10から短距離通信部35を介して受け取った楽曲データに基づいて楽曲を再生する再生信号を生成する。再生信号生成部36は、生成した再生信号を出力部33へ出力する。これにより、携帯端末10から送信された楽曲データに基づいて、車載装置30において楽曲を再生することができる。
なお、第1の実施形態においては、出力部33と、短距離通信部35と、再生信号生成部36との組み合わせを第2の音出力部120として記載している。
なお、携帯端末10および車載装置30は、一般的な構成の情報処理装置において、携帯端末10および車載装置30の各部の動作を規定したソフトウエア又はプログラムを起動することにより実現されてよい。
携帯端末10および車載装置30として用いられる情報処理装置は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信インターフェースなどを有するデータ処理装置と、タッチパネル、マイク、GPS(Global Positioning System)情報取得装置、加速度センサ、ジャイロセンサなどの入力装置と、表示装置、スピーカ、振動装置などの出力装置と、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置と、を備えてよい。
データ処理装置又は記憶装置は、上記のソフトウエア又はプログラムを記憶してよい。上記のソフトウエア又はプログラムは、プロセッサによって実行されることにより、上記の情報処理装置に、当該命令又はプログラムによって規定された動作を実行させる。
図4は、第1の実施形態における楽曲の再生タイムラインの一例を示す。図4には、楽曲の現在の再生位置が段階によって変化していく様子の一例が示されている。一例として、楽曲は240秒の長さであるとする。図4上段には、第1の音出力部110としてのイヤホンにより楽曲の出力が開始された段階が示されている。図4上段に示すように、イヤホンにより楽曲の出力が開始された段階では、楽曲の再生位置は楽曲の先頭である0秒の位置にある。
図4中段には、中断検出部16により楽曲の出力の中断が検出された段階が示されている。図4中段に示すように、楽曲の再生が進んでおり、現在の楽曲の再生位置は60秒の位置にある。この時点で中断が検出されたため、再生信号生成部19は、再生信号の生成及び送信を一旦停止する。図4に示すように、中断時間は20秒であり、閾値時間(例えば、30秒)以下であるものとする。
図4下段には、第2の音出力部120としてのカーオーディオから楽曲の出力が再開された段階が示されている。図4下段に示すように、中断時間が20秒であり、閾値時間以下である場合、カーオーディオで楽曲の出力が再開される場合、再生信号生成部19により楽曲の再生位置が中断時間である20秒進められ、現在の再生位置は80秒の位置にある。再生信号生成部19は、80秒の再生位置から楽曲の再生信号の生成及び送信を再開する。
図5は、第1の実施形態における楽曲の再生タイムラインの他の例を示す。図5には、楽曲の現在の再生位置が段階によって変化していく様子の他の例が示されている。図4とは異なり、図5では中断時間が120秒である。図5上段には、第1の音出力部110としてのイヤホンにより音の出力が開始された段階が示されている。図5上段に示すように、イヤホンにより音の出力が開始された段階では、楽曲の再生位置は楽曲の先頭である0秒の位置にある。
図5中段には、中断検出部16により楽曲の出力の中断が検出された段階が示されている。図5中段に示すように、楽曲の再生が進んでおり、現在の楽曲の再生位置は60秒の位置にある。ここで中断が検出されたため、再生信号生成部19は、再生信号の生成及び送信を一旦停止する。図5に示すように、中断時間は120秒であり、閾値時間(例えば、30秒)よりも長いものとする。
図5下段には、第2の音出力部120としてのカーオーディオから楽曲の出力が再開された段階が示されている。図5に示すように、中断時間が120秒と閾値時間より長い場合には、中断時間である120秒進めた180秒の再生位置から楽曲の再生を再開すると、かえって使用者100に違和感を与える場合がある。したがって、第1の実施形態ではカーオーディオから楽曲の出力が再開される際、再生信号生成部19により楽曲の再生位置は中断時間分進められることはなく、現在の再生位置は60秒の位置にある。再生信号生成部19は、60秒の再生位置から楽曲の再生信号の生成及び送信を再開する。
図6は、第1の実施形態における携帯端末10における処理を示すフローチャートである。図6は、使用者100が自動車101に乗り込む場合の携帯端末10における処理を示している。
楽曲は、第1の音出力部110としてのイヤホンから出力されている(S01)。中断検出部16によって、イヤホンが人から外されたことが検出されると(S02:Yes)、中断検出部16はイヤホンからの楽曲の出力が中断された旨の情報である中断情報を時間計測部18に送信し、時間計測部18は中断時間の計測をスタートする(S03)。中断情報は、再生信号生成部19にも送信される。
携帯端末10の短距離通信部15と、カーオーディオの第2の音出力部120の短距離通信部35との接続が確立され、出力検出部17がカーオーディオから楽曲を出力可能となったことを検出すると(S04:Yes)、出力検出部17は第2の音出力部120から楽曲が出力可能となった旨の情報である出力可能情報を時間計測部18に送信し、時間計測部18は中断時間を確定する(S05)。中断時間は、時間計測部18から再生信号生成部19に送信される。
再生信号生成部19は、中断時間が閾値時間以内であるかを判断する(S06)。中断時間が閾値時間以内である場合(S06:Yes)、図4に示すように、再生信号生成部19は、楽曲が中断された再生位置から中断時間分先に進めた再生位置から再生する再生信号を、短距離通信部15を介して第2の音出力部120としてのカーオーディオに送信する(S07)。
中断時間が閾値時間以内でない場合(S06:No)、図5に示すように、再生信号生成部19は、楽曲が中断された再生位置から再生する再生信号を、短距離通信部15を介してカーオーディオに送信する(S08)。中断時間が閾値時間以内でない場合(S06:No)、再生信号生成部19は、上記処理に代えて、楽曲の先頭の位置から再生する再生信号をカーオーディオに送信してもよい。
カーオーディオは、再生信号生成部19から受け取った再生位置を含む再生信号に基づいて、楽曲の再生を再開する(S09)。
図7は、第1の実施形態における携帯端末10の設定画面の一例を示す。携帯端末10における楽曲の再生と、カーオーディオにおける楽曲の再生との連携を実施する場合には、携帯端末10にて再生の連携についての設定を行う。図7において、「スマート連携する」を選択した場合には、携帯端末10における楽曲の再生と、カーオーディオにおける楽曲の再生とを連携させる設定とすることができる。
具体的には、使用者100が自動車101に乗り込む場合においては、自動車101に乗り込んで機器同士の接続がされることにより、使用者100が携帯端末10に接続されたイヤホンから聴いていた楽曲が、カーオーディオから自動的に出力され、カーオーディオにおいて同じ楽曲を継続して聴くことが可能となる。
図7において、「スマート連携しない」を選択した場合には、携帯端末10における楽曲の再生と、カーオーディオにおける楽曲の再生とは連携せず、使用者100が自動車101に乗り込んでも楽曲は自動的にカーオーディオから出力されない。この場合には、前回の電源オフ時の設定が優先され、例えば、前回の電源オフ時にカーオーディオからFMラジオが流れていた場合には、今回も同様にFMラジオが流れる。
図8は、図7における携帯端末10における設定画面の続きの一例を示す。図7において、「スマート連携する」を選択した場合には、その続きの設定画面として図8の設定画面が表示される。図8において、「スマート再生モード」を選択した場合には、中断時間が閾値時間以内である場合には、中断時間分進めた再生位置から楽曲の再生が再開される設定となる。
図8において、「中断位置から再生モード」を選択した場合には、例えば、使用者100が自動車101に乗り込む場合で中断時間が発生したとしても、再生位置を中断時間分進めることはなく、楽曲は中断された再生位置から再生される設定となる。
図8において、「曲の先頭から再生モード」を選択した場合には、例えば、使用者100が自動車101に乗り込む場面で中断時間が発生した場合には、楽曲の先頭に戻って再生が再開される。
第1の実施形態に係る携帯端末10によれば、使用者100が自動車101に乗り込む場面において、携帯端末10における楽曲の再生とカーオーディオにおける楽曲の再生とを連携させることができる。これにより、使用者100は楽曲の連続性が感じられる快適な態様で継続して楽曲を聴くことができる。
[変形例1]
上記第1の実施形態では、中断検出部16は、イヤホンが使用者100から外されたことにより、第1の音出力部110からの音の出力が中断されたことを検出した。しかしながら、中断検出部16は、携帯端末10とイヤホンとの接続が切れたことにより、第1の音出力部110からの音の出力が中断されたことを検出してもよい。
上記第1の実施形態では、中断検出部16は、イヤホンが使用者100から外されたことにより、第1の音出力部110からの音の出力が中断されたことを検出した。しかしながら、中断検出部16は、携帯端末10とイヤホンとの接続が切れたことにより、第1の音出力部110からの音の出力が中断されたことを検出してもよい。
この場合、携帯端末10は、イヤホンのプラグ検出用回路を有しており、イヤホンのプラグが携帯端末10に挿入されたときと、プラグが取り外されたときの電気抵抗の違いにより、イヤホンとの接続が切れたことを検出してもよい。
[変形例2]
上記第1の実施形態では、出力検出部17は、カーオーディオとの接続が確立されたことにより、音が出力可能となったことを検出した。しかしながら、出力検出部17は、自動車101のドアの開閉動作がなされたことにより、音が出力可能となったことを検出してもよい。
上記第1の実施形態では、出力検出部17は、カーオーディオとの接続が確立されたことにより、音が出力可能となったことを検出した。しかしながら、出力検出部17は、自動車101のドアの開閉動作がなされたことにより、音が出力可能となったことを検出してもよい。
この場合、ドアの開閉動作は、ドアを開ける動作およびドアを閉める動作の少なくとも一方であってよい。この場合、自動車101のドアの開閉を検知するセンサが自動車101のドアに取り付けられており、携帯端末10の短距離通信部15が上記センサからドアの開閉があった旨の情報を受信することによって、音が出力可能になったことを検出してもよい。
[変形例3]
上記第1の実施形態では、再生信号生成部19は、中断時間が閾値時間以内でない場合、中断された再生位置から再生する再生信号を、第2の音出力部120に送信した。しかしながら、中断時間が閾値時間以内でない場合、再生信号生成部19は、上記処理に代えて、楽曲の先頭の位置から再生する再生信号を第2の音出力部120に送信してもよい。
上記第1の実施形態では、再生信号生成部19は、中断時間が閾値時間以内でない場合、中断された再生位置から再生する再生信号を、第2の音出力部120に送信した。しかしながら、中断時間が閾値時間以内でない場合、再生信号生成部19は、上記処理に代えて、楽曲の先頭の位置から再生する再生信号を第2の音出力部120に送信してもよい。
[変形例4]
上記第1の実施形態では、再生信号生成部19は、中断情報を受け取るよりも前に出力可能情報を受け取った場合でも、イヤホンからの楽曲の出力を中止せず、中断情報を受け取るまではイヤホンからの出力を継続した。しかしながら、再生信号生成部19は、中断情報を受け取るよりも前に出力可能情報を受け取った場合に、イヤホンからの出力を中止して、カーオーディオからの楽曲の出力を開始してもよい。
上記第1の実施形態では、再生信号生成部19は、中断情報を受け取るよりも前に出力可能情報を受け取った場合でも、イヤホンからの楽曲の出力を中止せず、中断情報を受け取るまではイヤホンからの出力を継続した。しかしながら、再生信号生成部19は、中断情報を受け取るよりも前に出力可能情報を受け取った場合に、イヤホンからの出力を中止して、カーオーディオからの楽曲の出力を開始してもよい。
[変形例5]
上記第1の実施形態では、一例として、中断時間が予め定められた時間以上の場合には中断した位置から再生することについて説明した。これに代えて、中断時間が中断後の楽曲の残り時間より長いか否かで再生位置を変えてもよい。この場合、中断時間が楽曲の残り時間よりも長い場合は楽曲の先頭から再生し、中断時間が楽曲の残り時間よりも短い場合は中断時間進めた位置から再生してもよい。
上記第1の実施形態では、一例として、中断時間が予め定められた時間以上の場合には中断した位置から再生することについて説明した。これに代えて、中断時間が中断後の楽曲の残り時間より長いか否かで再生位置を変えてもよい。この場合、中断時間が楽曲の残り時間よりも長い場合は楽曲の先頭から再生し、中断時間が楽曲の残り時間よりも短い場合は中断時間進めた位置から再生してもよい。
[第2の実施形態]
図9は、第2の実施形態における携帯端末10の動作環境の一例を示す。図9には、使用者100が自動車101から降りる場面が示されている。上記第1の実施形態では、使用者100が自動車101に乗り込む場面で、携帯端末10における楽曲の再生と車載装置30における楽曲の再生とを連携することを目的とした。これに対して、第2の実施形態では、使用者100が自動車101から降りる場面で、車載装置30における楽曲の再生と携帯端末10における楽曲の再生とを連携することを目的とする。
図9は、第2の実施形態における携帯端末10の動作環境の一例を示す。図9には、使用者100が自動車101から降りる場面が示されている。上記第1の実施形態では、使用者100が自動車101に乗り込む場面で、携帯端末10における楽曲の再生と車載装置30における楽曲の再生とを連携することを目的とした。これに対して、第2の実施形態では、使用者100が自動車101から降りる場面で、車載装置30における楽曲の再生と携帯端末10における楽曲の再生とを連携することを目的とする。
自動車101を運転している使用者100が、自動車101の車載装置30の一例としてのカーオーディオで楽曲を聴いている場合、自動車101を降りた後に、携帯端末10からも継続して同じ曲を聴きたい場合がある。この場合、使用者100は自動車101のエンジンを切って駐車してから、自動車101を降りて、イヤホンを装着して携帯端末10を操作して同じ楽曲を再生する。
この場合においても、使用者100が自動車101から降りた後、イヤホンを装着する前の段階で、使用者100の楽曲の記憶に基づいて使用者100の頭の中(脳内)で楽曲が継続して流れ続けている場合があり、イヤホンから楽曲の再生が再開される場合に、使用者100の頭の中で流れ続けている部分の続きから楽曲が再生されると、楽曲の連続性が感じられ、使用者100にとっては快適である。
第2の実施形態における携帯端末10は、上記のように使用者100が自動車101から降りる場面において、楽曲の連続性が感じられる態様で、携帯端末10における楽曲の再生とカーオーディオにおける楽曲の再生とを自動的に連携することを目的とする。
再び図2を参照して、第2の実施形態に係る携帯端末10の機能について説明する。以下では、第1の実施形態に係る携帯端末10と異なる機能についてのみ説明し、第1の実施形態に係る携帯端末10と同一の機能を有する構成については、その説明を省略する。
第2の実施形態のように、使用者100が自動車101から降りる場面において、第1の音出力部110は自動車101に搭載される車載装置30の一部であり、第2の音出力部120は使用者100に装着されるイヤホンである。車載装置30はカーオーディオ又はカーナビゲーションである。第2の実施形態において、車載装置30はカーオーディオであるものとして説明する。第2の音出力部120はヘッドフォンであってもよい。
第2の実施形態では、中断検出部16は、自動車101のドアの開閉動作がなされたことにより、音が中断されたことを検出する。ドアの開閉動作は、ドアを開ける動作およびドアを閉める動作の少なくとも一方であってよい。この場合、自動車101のドアの開閉を検知するセンサが自動車101のドアに取り付けられており、携帯端末10の短距離通信部15が上記センサからドアの開閉があった旨の情報を受信することによって、音が中断されたことを検出する。
第2の実施形態では、出力検出部17は、イヤホンが使用者100に装着されたことにより、音が出力可能となったことを検出する。この場合、イヤホンは、光センサを有しており、イヤホンが使用者100に装着されたことを光センサにより取得された光信号の光強度により検出してもよい。また、イヤホンは、反響音を検出する音センサを有しており、イヤホンが使用者100に装着されたことを音センサにより取得された反響音の信号強度により検出してもよい。
図10は、第2の実施形態における車載装置30の機能ブロック図の一例を示す。第2の実施形態における車載装置30では、再生信号生成部36、短距離通信部35、および出力部33を含む構成が第1の音出力部110である点が第1の実施形態における車載装置30と異なる。他の構成については、第2の実施形態における車載装置30は、第1の実施形態における車載装置30と同じである。
図11は、第2の実施形態における携帯端末10における処理を示すフローチャートである。図11は、使用者100が自動車101から降りる場合の携帯端末10における処理を示している。
楽曲は、第1の音出力部110としてのカーオーディオから出力されている(S11)。中断検出部16によって、自動車101のドアの開閉によりカーオーディオからの楽曲の出力が中断されたことが検出されると(S12:Yes)、中断検出部16はカーオーディオからの楽曲の出力が中断された旨の情報である中断情報を時間計測部18に送信し、時間計測部18は中断時間の計測をスタートする(S03)。中断情報は、再生信号生成部19にも送信される。
イヤホンが使用者100に装着されたことにより、第2の音出力部120としてのイヤホンから楽曲を出力可能となったことを出力検出部17が検出すると(S14:Yes)、出力検出部17はイヤホンから音が出力可能となった旨の情報である出力可能情報を時間計測部18に送信し、時間計測部18は中断時間を確定する(S15)。中断時間は、時間計測部18から再生信号生成部19に送信される。
再生信号生成部19は、中断時間が閾値時間以内であるかを判断する(S16)。中断時間が閾値時間以内である場合(S16:Yes)、再生信号生成部19は、楽曲が中断された位置から中断時間分先に進めた再生位置から再生する再生信号を、第2の音出力部120としてのイヤホンに送信する(S17)。
中断時間が閾値時間以内でない場合(S16:No)、再生信号生成部19は、楽曲が中断された位置から再生する再生信号を、第2の音出力部120としてのイヤホンに送信する(S18)。中断時間が閾値時間以内でない場合(S16:No)、再生信号生成部19は、上記処理に代えて、楽曲の先頭の位置から再生する再生信号をイヤホンに送信してもよい。
再生信号生成部19から受け取った再生位置を含む再生信号に基づいて、第2の音出力部120としてのイヤホンから楽曲の再生が再開される(S19)。
第2の実施形態に係る携帯端末10によれば、使用者100が自動車101から降りる場面において、カーオーディオにおける楽曲の再生と携帯端末10における楽曲の再生とを連携させることができる。これにより、使用者100は楽曲の連続性が感じられる快適な態様で継続して楽曲を聴くことができる。
[変形例1]
上記第2の実施形態では、中断検出部16は、自動車101のドアの開閉動作がなされたことにより、音が中断されたことを検出した。しかしながら、中断検出部16は、カーオーディオとの接続が切れたことにより、音が中断されたことを検出してもよい。この場合、中断検出部16が、携帯端末10の短距離通信部15と車載装置30の短距離通信部35との接続が切れた旨の情報を携帯端末10の短距離通信部15から受信することにより、音が中断されたことを検出することができる。
上記第2の実施形態では、中断検出部16は、自動車101のドアの開閉動作がなされたことにより、音が中断されたことを検出した。しかしながら、中断検出部16は、カーオーディオとの接続が切れたことにより、音が中断されたことを検出してもよい。この場合、中断検出部16が、携帯端末10の短距離通信部15と車載装置30の短距離通信部35との接続が切れた旨の情報を携帯端末10の短距離通信部15から受信することにより、音が中断されたことを検出することができる。
[変形例2]
上記第2の実施形態では、出力検出部17は、イヤホンが使用者100に装着されたことにより、音が出力可能となったことを検出した。しかしながら、出力検出部17は、携帯端末10とイヤホンとの接続が確立されたことにより、音が出力可能となったことを検出してもよい。
上記第2の実施形態では、出力検出部17は、イヤホンが使用者100に装着されたことにより、音が出力可能となったことを検出した。しかしながら、出力検出部17は、携帯端末10とイヤホンとの接続が確立されたことにより、音が出力可能となったことを検出してもよい。
この場合、携帯端末10は、イヤホンのプラグ検出用回路を有しており、イヤホンのプラグが携帯端末10に挿入されたときと、プラグが取り外されたときの電気抵抗の違いにより、イヤホンとの接続が確立されたことを検出してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 携帯端末、 11 入力部、 12 記憶部、 13 出力部、 13a 表示部、 13b 音声出力部、 14 ネットワーク通信部、 15 短距離通信部、 16 中断検出部、 17 出力検出部、 18 時間計測部、 19 再生信号生成部、 30 車載装置、 31 入力部、 32 記憶部、 33 出力部、 33a 表示部、 33b 音声出力部、 34 ネットワーク通信部、 35 短距離通信部、 36 再生信号生成部、 100 使用者、 101 自動車、 110 第1の音出力部、 120 第2の音出力部
Claims (12)
- 音を出力する第1の音出力部および第2の音出力部に接続可能な携帯端末であって、
楽曲を再生する再生信号を生成して前記第1の音出力部へ出力する再生信号生成部と、
前記楽曲の再生中に前記第1の音出力部からの音の出力が中断されたことを検出する中断検出部と、
前記第2の音出力部からの音が出力可能となったことを検出する出力検出部と、
前記中断検出部で中断が検出されてから前記出力検出部で出力可能が検出されるまでの時間を計測する時間計測部と
を備え、
前記再生信号生成部は、前記楽曲について、前記中断検出部で中断が検出された再生位置から前記時間計測部で計測された時間に対応して先に進めた再生位置から再生する再生信号を、前記第2の音出力部へ出力する携帯端末。 - 前記第1の音出力部は使用者に装着されるヘッドフォンおよびイヤホンの少なくとも一つであり、前記第2の音出力部は自動車に搭載されるカーオーディオおよびカーナビゲーションの少なくとも一つである請求項1に記載の携帯端末。
- 前記中断検出部は、前記ヘッドフォンおよび前記イヤホンの前記少なくとも一方が前記使用者から外されたことにより、音が中断されたことを検出する請求項2に記載の携帯端末。
- 前記中断検出部は、前記ヘッドフォンおよび前記イヤホンの前記少なくとも一方との接続が切れたことにより、音が中断されたことを検出する請求項2に記載の携帯端末。
- 前記出力検出部は、前記カーオーディオおよび前記カーナビゲーションの前記少なくとも一方との接続が確立されたことにより、音が出力可能となったことを検出する請求項2から4のいずれか1項に記載の携帯端末。
- 前記出力検出部は、前記自動車のドアの開閉動作がなされたことにより、音が出力可能となったことを検出する請求項2から4のいずれか1項に記載の携帯端末。
- 前記第1の音出力部は自動車に搭載されるカーオーディオおよびカーナビゲーションの少なくとも一つであり、前記第2の音出力部は使用者に装着されるヘッドフォンおよびイヤホンの少なくとも一つである請求項1に記載の携帯端末。
- 前記中断検出部は、前記自動車のドアの開閉動作がなされたことにより、音が中断されたことを検出する請求項7に記載の携帯端末。
- 前記中断検出部は、前記カーオーディオおよびカーナビゲーションの前記少なくとも一方との接続が切れたことにより、音が中断されたことを検出する請求項7に記載の携帯端末。
- 前記出力検出部は、前記ヘッドフォンおよび前記イヤホンの前記少なくとも一方が前記使用者に装着されたことにより、音が出力可能となったことを検出する請求項7から9のいずれか1項に記載の携帯端末。
- 前記出力検出部は、前記ヘッドフォンおよび前記イヤホンの前記少なくとも一方との接続が確立されたことにより、音が出力可能となったことを検出する請求項7から9のいずれか1項に記載の携帯端末。
- コンピュータに、
楽曲を再生する再生信号を生成して第1の音出力部へ出力する再生信号生成ステップと、
前記楽曲の再生中に前記第1の音出力部からの音の出力が中断されたことを検出する中断検出ステップと、
第2の音出力部からの音が出力可能となったことを検出する出力検出ステップと、
前記中断検出ステップで中断が検出されてから前記出力検出ステップで出力可能が検出されるまでの時間を計測する時間計測ステップと
を実行させ、
前記再生信号生成ステップは、前記楽曲について、前記中断検出ステップで中断が検出された再生位置から前記時間計測ステップで計測された時間に対応して先に進めた再生位置から再生する再生信号を、前記第2の音出力部へ出力するプログラム。
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