JP2020072356A - 顔認証装置、その制御方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】ズームのワイドへの操作中に所望の人物を認証しても、ズーム操作の停止が遅れるなどして認証した人物の検出ができなくなることを防止すること。【解決手段】撮像手段と、ズーム制御手段と、顔検出手段と、認証手段と、認証結果判断手段と、探索している探索状態か否かを判定する探索状態判定手段と、を備え、探索状態判定手段は、認証結果判断手段が特定の被写体を認証できたと判断しておらず、且つ、ズーム制御手段が広角側へ変倍動作を実行している場合に探索状態であると判断し、探索状態判定手段が探索状態であると判断している時に、認証結果判断手段が特定の被写体を認証できたと判断した場合にズーム制御手段が変倍動作を停止する。【選択図】図5
Description
本発明は、画像から人物の顔を検出して、検出した顔に対して個人認証を行う顔認証装置に関する。
近年、ビデオカメラ等の撮像装置では、撮像素子等により被写体像を光電変換して得られた映像信号中より周期的に顔を検出し、予め保持している顔の特徴情報と比較を行うことで、特定の人物であるかどうかを判断する顔認証技術が搭載されている。顔認証技術により、特定の人物の顔に対してオートフォーカス(AF)制御や自動露出(AE)制御を実行することができるため、よりユーザーの意図を反映した撮影が可能となってきた。
また、高倍率のズーム機能を備える撮像装置において、より広角から望遠までの撮影が可能で、撮像素子の高画素化によって、拡大倍率を高くしても十分な撮像間の得られる撮影が可能になってきている。
高倍率のズーム機能を備える撮像装置では、望遠状態での画角合わせの際、被写体のわずかな移動でフレームアウトが起こりうる。また、カメラを少し動かすだけで画角が大きくずれてしまう。そこで、所定の操作スイッチの押下中は被写体を探索しやくするために画角をズームアウトさせ、該操作スイッチが開放されると元のズーム位置までズームインするフレーミングアシスト機能(FAズーム機能)が開示されている。
しかしながら、FAズーム機能において自動でズーム動作を行う場合に、必要以上のズーム動作を行ってしまう可能性がある。特許文献1には、広角側の所定のズーム位置より望遠側のズーム位置に達した状態で、所定時間内に被写体が検出された場合には、広角側へのズーム動作を停止する方法が提案されている。
しかしながら、特許文献1の場合、広角側の所定のズーム位置より望遠側のズーム位置に一度達した状態で、所望の被写体が検出されるかどうかを判定するため、ズームが一度停止する。したがって、動画撮影中である場合は、一度ズームが停止する動作が記録されてしまうため、違和感の映像となってしまう可能性がある。
本発明の目的は、望遠状態での画角合わせの際、被写体のわずかな移動でフレームアウトしても、動画として違和感のない映像となるようにズームを制御しつつ、所望の人物を認証して特定の人物の顔に対して適切にオートフォーカス(AF)制御や自動露出(AE)制御を実行することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、
ズームレンズを含む撮像光学系による光学像を光電変換する撮像素子と、前記ズームレンズを駆動して変倍動作を行うズーム制御手段と、前記撮像素子から出力される映像信号から人物の顔領域を検出する顔検出処理を行う顔検出手段と、前記顔領域から顔の特徴情報を抽出する抽出手段と、前記特徴情報を記憶する記憶手段と、予め前記記憶手段に記憶してある第一の特徴情報と、前記顔検出手段で検出した顔領域から前記抽出手段によって抽出した第二の特徴情報の類似度を算出し、前記類似度が所定の閾値以上であるか否かに応じて、顔を認証できたか否かを判断する認証結果判断手段と、撮影者の操作によらずに前記ズーム制御手段に対して変倍動作の停止を指示するズーム強制停止指示手段とを備え、前記ズーム制御手段の広角側への変倍動作において、前記認証結果判断手段が前記特定の被写体を認証していないと判断している状態から前記特定の被写体を認証できたと判断した状態に変化した場合に、前記ズーム強制停止指示手段は、前記ズーム制御手段に対して前記変倍動作の停止を指示することを特徴とする。
ズームレンズを含む撮像光学系による光学像を光電変換する撮像素子と、前記ズームレンズを駆動して変倍動作を行うズーム制御手段と、前記撮像素子から出力される映像信号から人物の顔領域を検出する顔検出処理を行う顔検出手段と、前記顔領域から顔の特徴情報を抽出する抽出手段と、前記特徴情報を記憶する記憶手段と、予め前記記憶手段に記憶してある第一の特徴情報と、前記顔検出手段で検出した顔領域から前記抽出手段によって抽出した第二の特徴情報の類似度を算出し、前記類似度が所定の閾値以上であるか否かに応じて、顔を認証できたか否かを判断する認証結果判断手段と、撮影者の操作によらずに前記ズーム制御手段に対して変倍動作の停止を指示するズーム強制停止指示手段とを備え、前記ズーム制御手段の広角側への変倍動作において、前記認証結果判断手段が前記特定の被写体を認証していないと判断している状態から前記特定の被写体を認証できたと判断した状態に変化した場合に、前記ズーム強制停止指示手段は、前記ズーム制御手段に対して前記変倍動作の停止を指示することを特徴とする。
本発明に係る撮像装置によれば、所望の被写体がフレームアウト後に再びフレーム内に収めるべくズームをワイドに操作した場合でも、所望の被写体を見つけたにもかかわらずズームをワイドに引きすぎることを防止できる。さらに、再度認証した顔の検出が再びできなくなってしまうことを防ぐこともでき、所望の人物に対するAF制御やAE制御を実行し続けることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
<撮像装置の構成>
本発明の特徴は、顔認証制御において、顔認証処理の結果、カメラに登録している登録人物と同一人物であるか否かを判定する閾値を撮影状況に応じて変更を行うことで、登録人物であると判定するまでの時間を短縮化する。
本発明の特徴は、顔認証制御において、顔認証処理の結果、カメラに登録している登録人物と同一人物であるか否かを判定する閾値を撮影状況に応じて変更を行うことで、登録人物であると判定するまでの時間を短縮化する。
本発明の顔認証装置及び方法は、課題を解決するための手段のところで述べた様な基本的な構成を有する。
<ビデオカメラの構成>
以下、本発明の実施例を説明する。図1は、本発明の実施例である撮像装置を含むビデオカメラ(撮像装置10)の構成を示す。以下の実施例では、ビデオカメラについて説明するが、本発明はデジタルスチルカメラ等の他の撮像装置にも適用できる。
以下、本発明の実施例を説明する。図1は、本発明の実施例である撮像装置を含むビデオカメラ(撮像装置10)の構成を示す。以下の実施例では、ビデオカメラについて説明するが、本発明はデジタルスチルカメラ等の他の撮像装置にも適用できる。
図1において、101は第1固定レンズ、102は光軸方向に移動して変倍を行う変倍レンズ、103は絞りである。104は第2固定レンズである。105は、変倍に伴う焦点面の移動を補正する機能とフォーカシングの機能とを兼ね備えた、撮像用の光学系の焦点調節のためのフォーカスコンペンセータレンズ(以下、フォーカスレンズまたは焦点調節部材ともいう)である。
第1固定レンズ101、変倍レンズ102、絞り103、第2固定レンズ104及びフォーカスレンズ105により撮像光学系が構成される。106は、CCDセンサやCMOSセンサにより構成される光電変換素子としての撮像素子である。107は、撮像素子106の出力をサンプリング、ゲイン調整、デジタル化するCDS/AGC/ADコンバータである。108は、CDS/AGC/ADコンバータ107からの出力信号に対して各種の画像処理を施し、映像信号を生成するカメラ信号手段(撮像手段を構成する)である。
109は、カメラ信号手段108からの映像信号を表示する表示装置、110は、カメラ信号手段108からの映像信号を磁気テープ、光ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記録する記録装置である。111は、CDS/AGC/ADコンバータ107からの全画素の出力信号のうち焦点検出に用いられる領域の信号のみを通すAFゲートであり、後述のカメラマイコン114で設定された領域(AF枠)について焦点信号を生成できるように構成されている。
112は、焦点信号生成手段を構成する焦点信号手段であり、AFゲート111を通過した信号から焦点信号を生成する。焦点信号は、撮像素子106からの出力信号に基づいて生成される映像の鮮鋭度(コントラスト状態)を表す値でもよいし、焦点検出用の画像信号の位相差から被写体までの距離またはデフォーカス量を表す値でも良い。
113は、画像信号に対して公知の顔検出処理を施し、撮影画面内の人物の顔領域の位置及び大きさ、角度(ロール、ピッチ、ヨー)を検出する顔検出手段(被写体検出手段を構成する)である。公知の顔検出処理としては、例えば、画像データで表される各画素の階調色から、肌色領域を抽出し、予め用意する顔の輪郭プレートとのマッチング度で顔を検出する方法や、抽出された目、鼻、口等の顔の特徴点からパターン認識を行う方法等が開示されている。顔検出手段113は、その検出結果を後述のカメラマイコン114及び後述する顔認証手段117に送信する。
カメラマイコン114は、上記検出結果及び後述する認証結果に基づき、撮影画面内の顔領域を含む位置にAF枠を設定するようにAFゲート111へ情報を送信する。
114は、焦点信号手段112の出力信号に基づいて、後述の変倍レンズ駆動源115およびフォーカスレンズ駆動源116を制御しフォーカスレンズ105を駆動するとともに、記録装置110へ画像記録命令を出力するカメラマイコンである。前述したAF枠の設定や主顔の選択処理、及び各種AF制御処理もカメラマイコン114で実行される。なお、これらの処理はカメラマイコン114にて、所定の周期(例えば映像信号の垂直同期信号の発生周期)毎に繰り返し実行される。本実施の形態では、この周期をV周期、タイミングをVタイミングと呼ぶ事にする。
115は、変倍レンズ102を移動させるためのアクチュエータ及びその駆動回路を含む変倍レンズ駆動源、116は、フォーカスレンズ105を移動させるためのアクチュエータ及びその駆動回路を含むフォーカスレンズ駆動源である。変倍レンズ駆動源115及びフォーカスレンズ駆動源116は、ステッピングモータ、DCモータ、振動型モータ及びボイスコイルモータ等のアクチュエータにより構成される。
117は、カメラマイコン114に記録されている認証の対象となる人物の顔(以下、登録人物または登録顔画像)と、顔検出手段113で検出した顔とを比較し、登録人物と類似する人物がいるか否かを判定する顔認証手段である。
顔認証手段117は、顔検出手段113によって検出した顔と、カメラマイコン114に記録されている登録顔画像との類似度を算出する。次に、顔認証手段117は、算出した類似度が認証閾値を超えているか否かを判定し、認証閾値を超えている場合は顔検出手段113によって検出した顔が登録人物の顔であると判断する(認証する)。
類似度の算出方法としては、例えば、顔画像の大きさ、角度、輝度などを正規化した後、フーリエスペクトルのKL展開法を用いる方法がある。あるいは、検出した顔画像データを顔の大きさで正規化し、マッチングを行う方法などがある。なお、本実施形態の説明において、予め登録されている登録顔画像とは、圧縮されて保存されている顔画像データそのもの、もしくは目、鼻、口、眉毛など、顔に関する特徴量を示す情報である。
以下に、本発明の一実施形態について、図2〜5を用いて詳細に説明する。但し、後述するフローチャートは、前述の1回のV周期にて実行される処理について記述している。
なお、本実施形態によって実現される機能は、撮影者によるフレーミングを支援するフレーミング支援ズーム機能であり、便宜上、フレーミングアシストズーム機能(以下、FAズーム機能と略記する)と呼ぶこととする。
<FAズーム機能>
次に、図2のフローチャートを用いて第一の実施形態にかかる撮像装置の処理について説明する。
次に、図2のフローチャートを用いて第一の実施形態にかかる撮像装置の処理について説明する。
次に、S201において、顔検出手段113は取得した映像信号から顔領域を抽出する処理を実行し、顔領域が抽出できた場合はカメラマイコン114に対して顔領域の数、及びそれぞれの顔領域の位置、大きさ、角度に関する顔情報を出力する。
次に、S202において、カメラ/マイコン114は、S201にて取得した顔情報に基づいて顔データテーブルを更新する。
ここで、顔データテーブルの例について図4を用いて詳しく説明する。
顔データテーブル401は、カメラマイコン114が識別している人物一人について一つの系列データを管理する。系列データは、顔データテーブル401の各行に表されるデータの組であり、顔ID402、顔位置403、顔サイズ404、顔角度405、更新フラグ406、認証フラグ407をデータとして保持している。
図4に示した顔データテーブル401において、顔ID402はカメラマイコン114が識別している人物をそれぞれ区別するための識別番号である。カメラマイコン114によって所定の人物が追従されている間、同一の識別番号を割り当て続ける。
例えば、S201にて取得した顔情報を各系列データの顔位置403及び顔サイズ404と比較し、位置及びサイズの差分が所定範囲以内である場合は追従されていると判断する。
カメラマイコン114は、追従されていると判断された系列データについて、顔位置403、顔サイズ404、顔角度405をS201にて取得した顔情報で更新し、更新フラグ406を「更新」に変更する。
追従されているか否かの判断は、S201にて取得した顔情報の中に系列データに該当する顔情報ない場合でも、図示しない顔追尾手段によって各顔の色情報や輝度情報に基づいて推定した顔領域を顔情報として比較しても良い。
顔位置403、顔サイズ404、顔角度405は、それぞれ、映像信号から抽出した顔領域の位置座標情報、サイズ情報、角度情報を示している。但し、図4に示す例では顔サイズ404は大/中/小の3段階で示しているが、映像信号のピクセル数を記録するなど別の形式でもよい。また、顔角度405は、0°/45°/90°の3段階で示しているが、例えば1°刻みの情報を−180°から+180°の情報で記録するなど別の形式でもよい。
更新フラグ406は、カメラマイコン114がS201で取得した顔情報を顔データテーブル401の各系列データと比較し、同一の人物であると判断したかどうかに応じて、顔位置403、顔サイズ404、顔角度405をS202で取得した最新の顔情報で更新したかどうかを表すフラグである。したがって、所定の系列データと同一人物であると判断できた顔情報がない場合、更新フラグ406は「未更新」のままとなる。カメラマイコン114は、各系列データの更新フラグが所定の期間「未更新」となり続けている場合は、当該系列データの人物がいなくなったと判断し、顔データテーブル401から削除する。
また、顔データテーブル401内の更新フラグ406は、S203の処理を開始する前に全て「未更新」に変更する。
認証フラグ407は、S202で顔認証手段117が顔認証処理を実行した結果、顔認証が成功したと判断した場合に「ON」とするフラグである。認証フラグが一度ONとなった顔は、カメラマイコン114が追従していると判断している間は認証済みの顔であると判断することができるため、その後認証処理を実施しなくても認証フラグを「ON」のままとする。したがって、認証済みの顔が横を向くなどして登録顔画像との類似度が低くなったとしても認証済みの状態を継続することが可能になる。
また、後述するS212の処理において、認証フラグ407が「OFF」から「ON」に切り替わったか否かを判断するため、更新前の情報も保持しているものとする。
図2のフローチャートの説明に戻る。
S204では、FAズームアウト開始判定処理を行いS205に進む。FAズームアウト判定処理については、図3を用いて後述する。
次に、S205では、S204において、カメラマイコン114はFAズーム中状態と判定したか通常状態と判定したかを判断し、FAズーム中状態と判定した場合はS206に進み、通常状態と判定した場合はS214に進む。
次に、S206では、S204において、カメラマイコン114がFAズーム中状態と判定した場合において、前回のV周期の処理における判定では通常状態であったか否かを判断する。つまり、通常状態からFAズーム中状態に変化したのか、FAズーム中状態が継続しているのかを判断する。通常状態からFAズーム中状態に変化している場合はS207に進み、FAズーム中状態が継続している場合にはS210進む。
次に、S207及びS208は、FAズームアウト機能が開始した時の最初に実行する処理である。
S207では、FAズームアウト機能を開始するときのズーム位置、つまり現在のズーム位置をカメラマイコン114内の図示しないRAMに記憶する。
次に、S208では、FAズームアウト機能を実行するときのワイド側の目標ズーム位置を設定する。目標ズーム位置は、あらかじめユーザーに設定されるものでも良いし、パンニングやチルティングの量や認証していた被写体を見失った時の顔サイズに応じて変更しても良い。例えば、パンニングやチルティングの振れ量が大きい場合には、目標ズーム位置をよりワイド側に設定し、振れ量が小さい場合には目標ズーム位置をよりテレ側に設定することが考えられる。また、認証指定は被写体を見失った時の顔サイズが大きい場合には、目標ズーム位置をよりワイド側に設定し、振れ量が小さい場合には目標ズーム位置をよりテレ側に設定することが考えられる。
次に、S209では、カメラマイコン114はズーミング駆動源115に対してS208にて設定したズームアウト目標位置まで変倍動作を行うように指示する。
次に、S210では、S206においてカメラマイコン114がFAズーム中状態が継続していると判断した場合、S209にて実行している変倍動作によってS208にて設定したズームアウト目標位置に達したか否かを判断する。
S208にて設定したズームアウト目標位置に達している場合は、S211に進み、ズームアウト目標位置に達していない場合はS212に進む。
次に、S211では、カメラマイコン114は、S209で実行していたズームアウト制御を停止するようにズーミング駆動源115に指示を出し、ズーミング駆動源115はズーム駆動を停止する。
次に、S212では、S210にてズームアウト位置に到達していないと判断した場合、カメラマイコン114はズームアウト停止判定処理を実行し、S213に進む。
ズームアウト停止判定処理については図5を用いて後述する。
次に、S213では、S212の処理においてズームアウトを停止すると判定したか継続すると判断したかに応じて処理を変更する。S212においてズームアウトを停止すると判断した場合は、S211に進みズームアウト処理を停止し、ズームアウトを継続すると判断した場合は、S209に進みズームアウト処理を継続する。
次に、S214では、S204において、カメラマイコン114が通常状態と判断した場合の処理であり、S207にて記憶した開始ズーム位置の情報がカメラマイコン114内の図示しないRAMに記憶されているか削除されているかを判断する。開始ズーム位置が記憶されている場合はS215に進み、開始ズーム位置が記憶されていない場合には処理を終了する。開始ズーム位置が記憶されている場合、FAズーム機能により所望の被写体を見つけるなどして元のズーム位置に戻そうと後述するFAズームボタンを離したか、パンニングやチルティングを停止した場合と考えられる。したがって、開始ズーム位置が記憶されているか削除されているかに応じて、FAズーム機能を継続するか、何も実行せずに終了するかを変更する。
次に、S215では、カメラマイコン114は現在のズーム位置と前述のRAMに記憶している開始ズーム位置を比較し、現在のズーム位置が開始ズーム位置に到達しているか否かを判断する。現在のズーム位置が開始ズーム位置に達していると判断した場合はS216に進み、達していないと判断した場合はS217に進む。S217において、カメラマイコン114はズーミング駆動源115に対してズーム動作の継続を指示し、ズーミング駆動源115はズーム動作を継続する。
次に、S216では、現在のズーム位置が開始ズーム位置に達したため、カメラマイコン114内の図示しないRAMに記憶されていた開始ズーム位置の情報を削除し、S218に進む。S218において、カメラマイコン114はズーミング駆動源115に対してズーム動作の停止を指示し、ズーミング駆動源115はズーム動作を停止する。
<FAズームアウト開始判定処理>
次に、図3のフローチャートを用いて、図2のS204に記載のFAズームアウト開始判定について詳しく説明する。
次に、図3のフローチャートを用いて、図2のS204に記載のFAズームアウト開始判定について詳しく説明する。
まず、S301では、カメラマイコン114は撮影モードの設定が自動FAモードであるか手動FAモードであるかを判定する。自動FAモードである場合はS302に進み、手動FAモードである場合はS305に進む。
次に、S302では、カメラマイコン114はパンニング及びチルティングを検出し、パンニングやチルティングの振れ量が所定以上であるか否かを判断する。振れ量が所定以上であると判断した場合はS303に進み、所定以下であると判断した場合は、S304に進む。
次に、S303では、カメラマイコン114はFAズーム中状態であるか通常状態であるかの内部状態をFAズーム中状態として処理を終了する。
次に、S304では、カメラマイコン114はFAズーム中状態であるか通常状態であるかの内部状態を通常状態として処理を終了する。
次に、S305では、撮影者によって図示しない操作部からFAズームの実行の指示を受け付けたか否かを判断する。FAズームの実行の指示を受け付けた場合はS306に進み、受け付けていない場合はS307に進む。
次に、S306では、S303と同様の処理であるため、説明を省略する。
次に、S307では、S304と同様の処理であるため、説明を省略する。
<FAズームアウト停止判定処理>
次に、図5のフローチャートを用いて、図2のS212に記載のFAズームアウト停止判定について詳しく説明する。
次に、図5のフローチャートを用いて、図2のS212に記載のFAズームアウト停止判定について詳しく説明する。
まず、S501では、カメラマイコン114は図4に示した顔データテーブル401内に系列データがあるか否かを判断する。系列データがある場合はS502に進み、系列データが一つもない場合にはS504に進む。
次に、S502では、カメラマイコン114は、S202の顔認証処理によって認証された顔があり、かつS203の処理において、前回の処理周期では認証フラグが「OFF」であったにもかかわらず今回の処理周期では認証フラグが「ON」に変わったか否かを判断する。
今回の処理周期で認証フラグが「OFF」から「ON」に変わった場合はS503に進み、前回の処理周期で認証フラグが既に「ON」であり、「ON」の状態が継続していると判断している場合はS504に進む。
次に、S503では、S502にて認証フラグが「OFF」から「OFF」に変化したときに、カメラマイコン114はズーミング駆動源115に対してズーム動作の停止を指示し、ズーミング駆動源115はズーム動作を停止する。
S502及びS503は本発明の特徴的な処理であり、FAズーム開始前に認証していた顔をロストした状態において、FAズームが開始されることによって、撮影者が認証していた顔(所望の顔)を探している状態であると判断する。撮影者が所望の顔を探している状態をカメラが判断することで、所望の顔を再度見つけ、認証された段階でズームアウト動作を停止することで、ズームアウトしすぎてしまうことによって再認証できた顔が再度検出できなくなってしまうほど小さくなってしまうことを防止することができるようになる。また、余計なズーム動作を削減することができるため、ズームアップして撮影した被写体に対して、よりズームアップして撮影する時間を長くすることができるようになる。
次に、S504では、顔検出手段113が顔を検出していないため、現在実行中のFAズームにおいて、FAズーム開始前に認証していた顔をまだ見つけていないことは明らかである。したがって、FAズームアウト動作を継続するよう判定する。
以下では、S501〜S504の処理は図5(a)と同じであるため、同じ番号を付して説明を省略する。
S505では、S203の処理において認証フラグが「OFF」から「ON」に変わった系列データに対応する顔のサイズが閾値以下であるか否かを判断し、閾値以下であると判断した場合はS503に進み、閾値以上である場合はS506に進む。
次に、S506では、S203の処理において認証フラグが「OFF」から「ON」に変わった系列データに対応する顔の位置が所定の領域内であるか否かを判断し、所定の領域内であると判断した場合はS503に進み、所定の領域内でないと判断した場合はS504に進む。
S505の判断により、認証した顔のサイズが閾値以上である場合に、ズームのワイドへの駆動を継続することができる。つまり、ズームの駆動によってS506で判断する所定領域内へ所望の顔を引き込みやすくなる。しかしながら、ズームのワイドへの駆動を継続することによって認証した顔が検出できなくなってしまうと再び認証するまでの間に別の顔にAF及びAE制御を実施してしまう可能性がある。したがって、上述した顔のサイズに関する閾値を、検出可能な顔のサイズに設定することによって、再び認証した顔を再度見失ってしまうことを防止できる。また、顔のサイズに関する閾値は、ズームのワイドへの駆動を停止するまでのタイムラグを考慮して、検出可能な顔のサイズに対して、ズームを停止するまでに駆動してしまうズーム倍率を掛け合わせたサイズとしても良い。例えば、ズームの駆動の停止を指示したタイミングをズーム倍率1倍と仮定すると、ズームの駆動を実際に停止するときのズーム倍率の最悪値が0.8倍と仮定し、検出可能な顔のサイズを140ピクセルとすると、閾値は140×(1÷0.8)=175ピクセルとなる。また、ズームの駆動速度によっても閾値を変更しても良い。例えば、ズーム速度が速い場合は、顔を認証してからズームの駆動の停止を指示するまでの間や、ズームの駆動停止の指示をしてから実際に駆動停止するまでの間の駆動量は、ズーム速度が遅い場合に比べて大きくなる。したがって、ズームの駆動速度が大きい場合は、大きい値を設定し、ズームの駆動速度が小さい場合は、小さい値を設定する。
次に、S506の判断により、認証した顔の位置が所定領域内である場合に、ズームのワイドへの駆動を継続することができる。つまり、S505と同様に、ズームの駆動によって所定領域内へ所望の顔を引き込むことによって、再度認証した顔が再び画面外にフレームアウトしてしまうことを防止することができる。また、S505と同様に、ズームのワイドへの駆動を停止するまでのタイムラグを考慮して、設定する領域を変更しても良い。例えば、ズームの駆動が遅い場合は、ズームの駆動の停止を指示してから実際にズームの駆動が停止するまでの駆動量が大きいため、所望の顔を所定領域内に引き込みやすくなる。したがって、ズームの速度が速い場合は所定領域を広く(ズームの駆動を継続すると判断する領域を狭く)設定し、ズームの速度が遅い場合は、所定領域を狭く(ズームの駆動を継続すると判断する領域を広く)設定する。
以上のような、顔サイズに関する閾値及び所定領域に関する閾値を設定することにより、ズームの駆動を必要以上に実行せず、且つ、所望の顔を画面の中心に捕え易くすることができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
また、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いてプログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリでもよい。
また、プログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムを記憶し、接続のあったクライアントコンピュータはがコンピュータプログラムをダウンロードしてプログラムするような方法も考えられる。
105 フォーカスレンズ、106 撮像素子、111 AFゲート、
112 信号手段、113 顔検出手段、114 カメラマイコン、
117 顔認証手段
112 信号手段、113 顔検出手段、114 カメラマイコン、
117 顔認証手段
Claims (7)
- ズームレンズを含む撮像光学系による光学像を光電変換する撮像素子と、
前記ズームレンズを駆動して変倍動作を行うズーム制御手段と、
前記撮像素子から出力される映像信号から人物の顔領域を検出する顔検出処理を行う顔検出手段と、
前記顔領域から顔の特徴情報を抽出する抽出手段と、
前記特徴情報を記憶する記憶手段と、
予め前記記憶手段に記憶してある第一の特徴情報と、前記顔検出手段で検出した顔領域から前記抽出手段によって抽出した第二の特徴情報の類似度を算出し、前記類似度が所定の閾値以上であるか否かに応じて、顔を認証できたか否かを判断する認証結果判断手段と、
撮影者の操作によらずに前記ズーム制御手段に対して変倍動作の停止を指示するズーム強制停止指示手段と、
を備え、
前記ズーム制御手段の広角側への変倍動作において、
前記認証結果判断手段が前記特定の被写体を認証していないと判断している状態から前記特定の被写体を認証できたと判断した状態に変化した場合に、
前記ズーム強制停止指示手段は、前記ズーム制御手段に対して前記変倍動作の停止を指示することを特徴とする撮像装置。 - ズームレンズを含む撮像光学系による光学像を光電変換する撮像素子と、
前記ズームレンズを駆動して変倍動作を行うズーム制御手段と、
前記撮像素子から出力される映像信号から人物の顔領域を検出する顔検出処理を行う顔検出手段と、
前記顔領域から顔の特徴情報を抽出する抽出手段と、
前記特徴情報を記憶する記憶手段と、
予め前記記憶手段に記憶してある第一の特徴情報と、前記顔検出手段で検出した顔領域から前記抽出手段によって抽出した第二の特徴情報の類似度を算出し、前記類似度が所定の閾値以上であるか否かに応じて、顔を認証できたか否かを判断する認証結果判断手段と、
撮影者の操作によらずに前記ズーム制御手段に対して変倍動作の停止を指示するズーム強制停止指示手段と、
を備え、
前記顔検出手段は、検出した顔領域の大きさ及び前記映像信号内における位置に関する情報の少なくとも一方を出力し、
前記ズーム制御手段の広角側への変倍動作において、
前記認証結果判断手段が前記特定の被写体を認証していないと判断している状態から前記特定の被写体を認証できたと判断した状態に変化している状態であり、
且つ前記特定の被写体の顔領域の大きさが所定の大きさ閾値以下であるか、又は、前記特定の被写体の顔領域の位置が所定の領域内である場合、
前記ズーム強制停止指示手段は、前記ズーム制御手段に対して前記変倍動作の停止を指示することを特徴とする撮像装置。 - 前記撮像装置のパンニング動作及びチルティング動作を検出するパンチルト検出手段をさらに備え、
前記パンチルト検出手段によってパンニング及びチルティング動作の少なくとも何れか一方が検出されている場合に、前記ズーム強制停止指示手段が前記ズーム制御手段に対して前記変倍動作の停止を指示することを許可することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。 - 前記所定の領域を変更する領域変更手段をさらに備え、
前記領域変更手段は、
前記パンチルト検出手段によって検出されるパンニング及びチルティングの振れ量に応じて前記所定の領域を変更することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の撮像装置。 - 前記所定の領域を変更する領域変更手段をさらに備え、
前記領域変更手段は、
前記ズーム制御手段が行う変倍動作の速度に応じて前記所定の領域を変更することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の撮像装置。 - 前記所定の大きさ閾値を変更する大きさ閾値変更手段をさらに備え、
前記大きさ閾値変更手段は、
前記ズーム制御手段が行う変倍動作の速度に応じて前記所定の大きさ閾値を変更することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の撮像装置。 - 前記ズーム制御手段に対してズーム制御の実行を指示する指示手段と、
ズーム位置を記憶する記憶手段と、
をさらに備え、
前記ズーム制御手段は、
前記指示手段によりズーム制御の実行が指示された場合、前記記憶手段にズーム位置を記憶するとともに、前記ズームレンズを広角側に制御し、
前記指示手段によるズームの実行の指示が終了した場合、前記記憶手段に記憶したズーム位置へ前記ズームレンズを制御することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018204739A JP2020072356A (ja) | 2018-10-31 | 2018-10-31 | 顔認証装置、その制御方法、プログラム及び記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018204739A JP2020072356A (ja) | 2018-10-31 | 2018-10-31 | 顔認証装置、その制御方法、プログラム及び記憶媒体 |
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ID=70548156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018204739A Pending JP2020072356A (ja) | 2018-10-31 | 2018-10-31 | 顔認証装置、その制御方法、プログラム及び記憶媒体 |
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2018
- 2018-10-31 JP JP2018204739A patent/JP2020072356A/ja active Pending
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