JP2020072010A - 電気ヒータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気ヒータ装置に設けられた開閉器以外の電子部品に大きな損傷を与える事などを抑制可能な電気ヒータ装置を提供すること。【解決手段】遮断器9は、駆動電流が所定値を超えたときに、駆動電流を遮断する。つまり、電気ヒータ装置1では、ヒータ3への通電電流を大きくすることなく、駆動電流を大きくすることでヒータ3へ通電を停止させる。したがって、電気ヒータ装置1では、電子部品に大きな損傷を与えることを抑制しながら、ヒータ3が過度に発熱してしまうことを抑制でき得る。【選択図】図1
Description
本開示は、乗物に搭載される電気ヒータ装置に関する。
特許文献1に記載の電気ヒータ装置は、ヒータの発熱量を制御するためにヒータ用通電回路を開閉する開閉器、及び当該開閉器に直列に配置されヒータ用通電回路を遮断するヒューズを備えている。そして、当該電気ヒータ装置は、開閉器が故障したときにヒータ用通電回路に所定値を越える電流を流すことにより、ヒューズを溶断する。
特許文献1に記載の発明では、開閉器が故障したときにヒータ用通電回路に所定値を越える電流を流すので、電気ヒータ装置に設けられた開閉器以外の電子部品に大きな損傷を与えるとともに、ヒューズが溶断する前にヒータが過度に発熱してしまうおそれがある。
本開示は、上記課題を解決可能な電気ヒータ装置の一例を開示する。
乗物に搭載される電気ヒータ装置は、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。
すなわち、当該構成要件は、通電時に発熱するヒータ(3)と、ヒータ(3)に通電される電流が流れる通電回路(L1)に設けられ、当該ヒータ(3)の発熱量を制御するために当該通電回路(L1)を開閉する第1開閉器(5)と、第1開閉器(5)に対して直列に配置されて通電回路(L1)を開閉する第2開閉器(7)と、第2開閉器(7)を閉じた状態とするための駆動電流を遮断する遮断器(9)であって、当該駆動電流が予め決められた所定値を超えたときに、当該駆動電流を遮断する遮断器(9)とである。
すなわち、当該構成要件は、通電時に発熱するヒータ(3)と、ヒータ(3)に通電される電流が流れる通電回路(L1)に設けられ、当該ヒータ(3)の発熱量を制御するために当該通電回路(L1)を開閉する第1開閉器(5)と、第1開閉器(5)に対して直列に配置されて通電回路(L1)を開閉する第2開閉器(7)と、第2開閉器(7)を閉じた状態とするための駆動電流を遮断する遮断器(9)であって、当該駆動電流が予め決められた所定値を超えたときに、当該駆動電流を遮断する遮断器(9)とである。
これにより、当該電気ヒータ装置は、ヒータ(3)への通電電流を大きくすることなく、駆動電流を大きくすることでヒータ(3)へ通電を停止させることが可能となる。したがって、当該電気ヒータ装置では、電子部品に大きな損傷を与えることを抑制しながら、ヒータ(3)が過度に発熱してしまうことも抑制でき得る。
なお、当該電気ヒータ装置は、以下の構成であってもよい。
ヒータ(3)への通電を開始する際に利用者により操作されるヒータスイッチ(13)と、ヒータスイッチ(13)の開閉状態と第1開閉器(5)の開閉状態とを比較して当該第1開閉器(5)が故障しているか否かを判定するとともに、当該第1開閉器(5)が故障していると判定したときに、駆動電流を所定値より大きくする判定部(15)とを備えることが望ましい。これにより、第1開閉器(5)が故障したときに、ヒータ(3)への通電が確実に停止され得る。
ヒータ(3)への通電を開始する際に利用者により操作されるヒータスイッチ(13)と、ヒータスイッチ(13)の開閉状態と第1開閉器(5)の開閉状態とを比較して当該第1開閉器(5)が故障しているか否かを判定するとともに、当該第1開閉器(5)が故障していると判定したときに、駆動電流を所定値より大きくする判定部(15)とを備えることが望ましい。これにより、第1開閉器(5)が故障したときに、ヒータ(3)への通電が確実に停止され得る。
遮断器(9)は、駆動電流が所定値より大きくなったときに溶断するヒューズであることが望ましい。これにより、マイクロコンピュータ等の高密度集積回路を用いることなく、確実にヒータ(3)への通電が確実に停止され得る。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
以下の「発明の実施形態」は、本開示の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。
少なくとも符号が付されて説明された部材又は部位は、「1つの」等の断りがされた場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該部材は2以上設けられていてもよい。本開示に示された発明は、少なくとも符号が付されて説明された部材又は部位等の構成要素を備える。
本実施形態は、車両等の乗物に搭載されるシート(以下、乗物用シートという。)に本開示に係る電気ヒータ装置が適用された例である。
(第1実施形態)
1.乗物用シートの概要
電気ヒータ装置1は、ヒータ3、第1開閉器5、第2開閉器7、遮断器9、ヒータスイッチ13及び短絡検知回路15等を少なくとも備える。ヒータ3は、ジュール損を利用して通電時に発熱する発熱体の一例である。当該ヒータ3は、乗物用シートSのシートクッション及びシートバックのうち少なくとも一方に埋設されている。
(第1実施形態)
1.乗物用シートの概要
電気ヒータ装置1は、ヒータ3、第1開閉器5、第2開閉器7、遮断器9、ヒータスイッチ13及び短絡検知回路15等を少なくとも備える。ヒータ3は、ジュール損を利用して通電時に発熱する発熱体の一例である。当該ヒータ3は、乗物用シートSのシートクッション及びシートバックのうち少なくとも一方に埋設されている。
第1開閉器5は、ヒータ3に通電される電流が流れる通電回路L1に設けられている。当該第1開閉器5は、ヒータ3の発熱量を制御するために通電回路L1を開閉する。第2開閉器7は、第1開閉器5に対して直列に配置されて通電回路L1を開閉する。
本実施形態では、第1開閉器5は、半導体を利用したスイッチング素子にて構成されている。第2開閉器7は、電磁力を利用して通電回路L1を開閉するリレーにて構成されている。つまり、第2開閉器7は、電磁力を発生させるコイルへ通電状態に応じて通電回路L1を開閉する。
本実施形態に係る第2開閉器7は、当該コイルに通電されているときには通電回路L1を閉じ、非通電時には通電回路L1を開く。以下、コイルに通電される電流を駆動電流という。つまり、第2開閉器7は、駆動電流が通電されているきには、通電回路L1を閉じる。
駆動回路11は、第1開閉器5の開閉作動、及び第2開閉器7の開閉作動、つまりコイルへの通電を制御する。駆動回路11は、ヒータスイッチ13が投入されると、第2開閉器7を閉じた状態で第1開閉器5を開閉してヒータ3の発熱量、つまりヒータ3の温度を制御する。
ヒータスイッチ13が遮断されると、駆動回路11は、第1開閉器5及び第2開閉器7を開いてヒータ3への通電を停止させる。ヒータスイッチ13は、ヒータ3への通電を開始する際に利用者により操作される操作部である。
遮断器9は、駆動電流を遮断する機器である。当該遮断器9は、駆動電流が予め決められた所定値を超えたときに、当該駆動電流を遮断する。本実施形態に係る遮断器9は、駆動電流が所定値より大きくなったときに溶断するヒューズである。
短絡検知回路15は、第1開閉器5が故障しているか否かを判定するとともに、当該第1開閉器5が故障していると判定したときに、駆動電流を前記所定値より大きくする。当該短絡検知回路15は、例えば、ヒータスイッチ13の開閉状態と第1開閉器5の開閉状態とを比較して第1開閉器5が故障しているか否かを判定する。
本実施形態に係る短絡検知回路15は、コンパレータやオペアンプ等の汎用集積回路にて構成されている。なお、第1開閉器5、第2開閉器7、遮断器9、駆動回路11及び短絡検知回路15は、1つの基板上に実装されてヒータコントローラ17を構成している。
なお、サーモスタット19は、通電回路L1に設けられて当該サーモスタット19が所定温度以上とったときに当該通電回路L1を開く。ヒューズ21及びバッテリ22は、車体(図示せず。)に搭載さている。つまり、電気ヒータ装置1は、車体に搭載されたバッテリ22から電力の供給を受けて稼働する。
2.本実施形態に係る電気ヒータ装置の作動及び特徴
遮断器9は、駆動電流が所定値を超えたときに、当該駆動電流を遮断する。つまり、本実施形態に係る電気ヒータ装置1では、ヒータ3への通電電流を大きくすることなく、駆動電流を大きくすることでヒータ3へ通電を停止させる。したがって、当該電気ヒータ装置1では、電子部品に大きな損傷を与えることを抑制しながら、ヒータ3が過度に発熱してしまうことも抑制でき得る。
遮断器9は、駆動電流が所定値を超えたときに、当該駆動電流を遮断する。つまり、本実施形態に係る電気ヒータ装置1では、ヒータ3への通電電流を大きくすることなく、駆動電流を大きくすることでヒータ3へ通電を停止させる。したがって、当該電気ヒータ装置1では、電子部品に大きな損傷を与えることを抑制しながら、ヒータ3が過度に発熱してしまうことも抑制でき得る。
短絡検知回路15は、ヒータスイッチ13の開閉状態と第1開閉器5の開閉状態とを比較して当該第1開閉器5が故障しているか否かを判定するとともに、当該第1開閉器5が故障していると判定したときに、駆動電流を所定値より大きくする。これにより、第1開閉器5が故障したときに、ヒータ3への通電が確実に停止され得る。
遮断器9は、駆動電流が所定値より大きくなったときに溶断するヒューズである。これにより、短絡検知回路15にマイクロコンピュータ等の高密度集積回路を用いることなく、確実にヒータ3への通電が確実に停止され得る。
(その他の実施形態)
上述の実施形態に係る電気ヒータ装置は、乗物用シートに利用されるものであった。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、当該発明は、例えば、空調装置やガラスの曇り除去用ヒータ等の車両に搭載された電気負荷にも適用可能である。
上述の実施形態に係る電気ヒータ装置は、乗物用シートに利用されるものであった。しかし、本明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、当該発明は、例えば、空調装置やガラスの曇り除去用ヒータ等の車両に搭載された電気負荷にも適用可能である。
上述の実施形態では、車両に本開示に係る乗物用シートを適用した。しかし、本明細書に開示された発明の適用はこれに限定されるものではなく、鉄道車両、船舶及び航空機等の乗物に用いられるシート、並びに劇場や家庭用等に用いられる据え置き型シートにも適用できる。
さらに、本開示は、上述の実施形態に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態が組み合わせられた構成、又は上述の実施形態において、図示された構成要件もしくは符号を付して説明された構成要件のうちいずれかが廃止された構成でもよい。
1… 電気ヒータ装置 3… ヒータ 5… 第1開閉器 7… 第2開閉器
9… 遮断器 11… 駆動回路 13… ヒータスイッチ
15… 短絡検知回路 17… ヒータコントローラ 19… サーモスタット
21… ヒューズ 22… バッテリ S… 乗物用シート L1… 通電回路
9… 遮断器 11… 駆動回路 13… ヒータスイッチ
15… 短絡検知回路 17… ヒータコントローラ 19… サーモスタット
21… ヒューズ 22… バッテリ S… 乗物用シート L1… 通電回路
Claims (3)
- 乗物に搭載される電気ヒータ装置において、
通電時に発熱するヒータと、
前記ヒータに通電される電流が流れる通電回路に設けられた第1開閉器であって、当該ヒータの発熱量を制御するために当該通電回路を開閉する第1開閉器と、
前記第1開閉器に対して直列に配置されて前記通電回路を開閉する第2開閉器と、
前記第2開閉器を閉じた状態とするための駆動電流を遮断する遮断器であって、当該駆動電流が予め決められた所定値を超えたときに、当該駆動電流を遮断する遮断器と
を備える電気ヒータ装置。 - 前記ヒータへの通電を開始する際に利用者により操作されるヒータスイッチと、
前記ヒータスイッチの開閉状態と前記第1開閉器の開閉状態とを比較して当該第1開閉器が故障しているか否かを判定するとともに、当該第1開閉器が故障していると判定したときに、前記駆動電流を前記所定値より大きくする判定部と
を備える請求項1に記載の電気ヒータ装置。 - 前記遮断器は、前記駆動電流が前記所定値より大きくなったときに溶断するヒューズである請求項1又は2に記載の電気ヒータ装置。
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JP6933346B1 (ja) * | 2020-09-04 | 2021-09-08 | 三菱製鋼株式会社 | 空気調和装置 |
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2018
- 2018-10-31 JP JP2018205523A patent/JP2020072010A/ja active Pending
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JP2022043497A (ja) * | 2020-09-04 | 2022-03-16 | 三菱製鋼株式会社 | 空気調和装置 |
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