JP2002321521A - 電気負荷制御装置および車両用空調装置 - Google Patents

電気負荷制御装置および車両用空調装置

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JP2002321521A JP2001130126A JP2001130126A JP2002321521A JP 2002321521 A JP2002321521 A JP 2002321521A JP 2001130126 A JP2001130126 A JP 2001130126A JP 2001130126 A JP2001130126 A JP 2001130126A JP 2002321521 A JP2002321521 A JP 2002321521A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直流電力で駆動される電気負荷の保護用とし
て、温度ヒューズを確実に作動可能にする。 【解決手段】 直流電力で駆動される電気負荷53a、
53bと、電気負荷の異常過熱時に溶断して通電回路を
遮断する温度ヒューズ80a、80bと、電気負荷への
電力の供給を断続的に制御して電気負荷の仕事量を制御
する制御手段18、19とを備え、電気負荷の仕事量を
最大に制御する領域でも、電気負荷への電力供給を間欠
的に停止する。これによると、電気負荷の仕事量が最大
の時でも電気負荷への電力供給が間欠的に停止されるた
め、温度ヒューズの溶断時に発生したアークは電力供給
停止(すなわち、電気負荷への印加電圧が0V)中に消
滅し、温度ヒューズが確実に作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電力にて駆動
される電気負荷の制御装置に関し、特に車室内の空調を
行う車両用空調装置に好適である。
【0002】
【従来の技術】走行用電動モータを備える自動車(例え
ば、ハイブリッド自動車、燃料電池電気自動車)におい
ては、300V程度の直流電源から走行用電動モータに
電力が供給される。また、このような自動車の空調装置
においては、車室内に吹き出す空調風の加熱に電気ヒー
タ(電気負荷)が利用され、この電気ヒータにも上記直
流電源から300V程度の高電圧が印加される。
【0003】そして、電気ヒータの異常過熱時に通電回
路を遮断して電気ヒータを保護するために、温度ヒュー
ズを用いることが考えられるが、温度ヒューズは交流で
は高い信頼性が得られるものの、直流(特に高電圧の直
流)では信頼性が劣ることが知られている。そのため、
高電圧の直流電力で駆動される電気負荷の保護用とし
て、温度ヒューズを用いることは困難であった。
【0004】一方、上記のように温度ヒューズは直流で
使用すると信頼性が劣る点に鑑み、特開平9−6939
2号公報では、直流出力を図8に示すような矩形波交流
出力に変換してランプ(電気負荷)および温度ヒューズ
に供給することにより、温度ヒューズの信頼性を高める
ようにしたランプレギュレータが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載の従来技術においてランプおよび温度ヒューズ
に供給される交流出力は、図8に示すような極性が反転
するだけの矩形波交流出力であるため、温度ヒューズに
は通電中常時電圧がかかっており、従って、温度ヒュー
ズの溶断時に発生したアークが容易に消滅せず、温度ヒ
ューズが溶断後再溶着してしまう恐れがあった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、直流電力で駆動される電気負荷の保護用として、温
度ヒューズを確実に作動可能にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、直流電源(17)から
通電回路を介して電力が供給される電気負荷(53a、
53b)と、電気負荷(53a、53b)の異常過熱時
に溶断して通電回路を遮断する温度ヒューズ(80a、
80b)と、電気負荷(53a、53b)への電力の供
給を断続的に制御して電気負荷(53a、53b)の仕
事量を制御する制御手段(18、19)とを備え、制御
手段(18、19)は、電気負荷(53a、53b)の
仕事量を最大に制御する領域においても、電気負荷(5
3a、53b)への電力供給を間欠的に停止することを
特徴とする。
【0008】これによると、電気負荷の仕事量が最大の
時でも電気負荷への電力供給が間欠的に停止されるた
め、温度ヒューズの溶断時に発生したアークは電力供給
停止(すなわち、電気負荷への印加電圧が0V)中に消
滅し、温度ヒューズが溶断後再溶着してしまうという事
態を回避することができ、直流電力で駆動される電気負
荷の保護用として、温度ヒューズを確実に作動させるこ
とができる。
【0009】なお、請求項1の発明は、例えば請求項2
に記載の発明のように、電気負荷(53a、53b)の
仕事量を最大に制御する時のデューティ比を100%未
満に設定することにより、実施可能である。
【0010】ところで、本発明者は、図3に示す形式の
温度ヒューズ(2本のリード線801、802間を可溶
導電体803にて接続した温度ヒューズ)を電気ヒータ
と共に直流の通電回路に接続し、電気ヒータを駆動周波
数50Hzでデューティ制御しつつ、その温度ヒューズ
をその設定温度(=可溶導電体803の溶断温度)以上
まで過熱して、温度ヒューズの信頼性(=正常作動した
サンプル数/全サンプル数×100%)を評価した。
【0011】図6はその結果を示すもので、直流300
Vの場合、デューティ制御中において電気ヒータへの電
力供給を停止する時間(以下、通電オフ時間という)が
3ms(ミリ・秒)以上で100%の信頼性が得られる
ことが確認された。また、直流320Vの場合通電オフ
時間が5ms以上で、直流350Vの場合通電オフ時間
が8ms以上で、直流400Vの場合通電オフ時間が1
1ms以上で、それぞれ100%の信頼性が得られるこ
とが確認された。
【0012】また、図7は図6の結果に基づいて直流電
圧V(ボルト)に対し100%の信頼性が得られる通電
オフ時間T(ms)をプロットしたもので、通電オフ時
間Tは、T=0.0002×V2−0.0594×V+
3.8171の式にて近似できることが判った。
【0013】請求項3ないし7に記載の発明は上記評価
結果に基づいてなされたもので、請求項3に記載の発明
では、電気負荷(53a、53b)への電力供給を停止
する時間をT(ミリ・秒)、直流電源(17)の常用最
高電圧をVh(ボルト)としたとき、時間Tを、T≧
0.0002×Vh2−0.0594×Vh+3.81
71に設定したことを特徴とする。
【0014】これによると、電気負荷への電力供給を停
止する時間が直流電源の常用最高電圧に応じて適切に設
定されるため、温度ヒューズの溶断時に発生したアーク
は電力供給停止(すなわち、電気負荷への印加電圧が0
V)中に確実に消滅し、温度ヒューズが溶断後再溶着し
てしまうという事態を回避することができ、直流電力で
駆動される電気負荷の保護用として、温度ヒューズを一
層確実に作動させることができる。
【0015】因みに、直流電源の出力電圧は充放電状態
によって変動するが、例えば電気自動車に搭載される定
格電圧が300V程度の直流電源の場合、直流電源の最
高出力電圧は特殊な充放電状態(例えば回生制動による
充電時)を除けば定格電圧の10%増し程度であり、従
って、本明細書では、直流電源の定格電圧の10%増し
を「直流電源の常用最高電圧」とする。
【0016】請求項4に記載の発明では、電気負荷(5
3a、53b)への電力供給を停止する時間を、直流電
源(17)の常用最高電圧が300ボルト以下である場
合は3ミリ・秒以上に設定したことを特徴とする。
【0017】また、請求項5に記載の発明では、電気負
荷(53a、53b)への電力供給を停止する時間を、
直流電源(17)の常用最高電圧が320ボルト以下で
ある場合は5ミリ・秒以上に設定したことを特徴とし、
請求項6に記載の発明では、電気負荷(53a、53
b)への電力供給を停止する時間を、直流電源(17)
の常用最高電圧が350ボルト以下である場合は8ミリ
・秒以上に設定したことを特徴とし、請求項7に記載の
発明では、電気負荷(53a、53b)への電力供給を
停止する時間を、直流電源(17)の常用最高電圧が4
00ボルト以下である場合は11ミリ・秒以上に設定し
たことを特徴とする。
【0018】そして、請求項4ないし請求項7の発明に
よれば、請求項3の発明と同様に、直流電力で駆動され
る電気負荷の保護用として、温度ヒューズを一層確実に
作動させることができる。
【0019】また、請求項8に記載の発明のように、請
求項1ないし7のいずれか1つに記載の電気負荷制御装
置は車両用空調装置に用いることができる。
【0020】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。この実施形態は、車両の走行駆動源
として図示しない走行用電動モータを備える自動車の空
調装置に本発明を適用した例であり、図1にこの車両用
空調装置の概略構成を示す。
【0022】図1において、通風ダクト10内には、図
示しない内気導入口から取り入れた車室内空気または外
気導入口から取り入れた車室外空気を送風する送風機1
1が配設され、この送風機11の空気流れ下流側には、
冷媒との熱交換により送風空気(以下、空調風という)
を冷却するエバポレータ12が配設されている。
【0023】さらに、エバポレータ12の空気流れ下流
側には、エバポレータ12にて冷却された空調風を温水
との熱交換により再加熱するヒータコア13が配設され
ている。このヒータコア13は通風ダクト10内の通路
を約半分塞ぐようにして配設されていて、ヒータコア1
3と並列にバイパス空気通路14が形成されている。そ
して、ヒータコア13の空気流れ上流側には、ヒータコ
ア13を通過する空気とバイパス空気通路14を通過す
る空気との割合を調節して、車室内に吹き出される空調
風の温度を調整するエアミックスダンパ15が回動自在
に設けられている。
【0024】なお、図示しないが、通風ダクト10の空
気流れ最下流部には、温度調整された空調風をフロント
ガラスに向かって吹き出すデフロスタ吹出口、空調風を
乗員の上半身に向かって吹き出すフェイス吹出口、空調
風を乗員の足元に向かって吹き出すフット吹出口が、そ
れぞれ設けられている。
【0025】冷媒を圧縮して吐出する電動圧縮機16
は、エバポレータ12や図示しない凝縮器、膨脹弁等と
共に周知の冷凍サイクルを構成するものであり、この電
動圧縮機16は、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機構部と
それを駆動する交流モータとからなる。この電動圧縮機
16のモータには、車載の直流電源17(本実施形態で
は定格電圧288Vの直流電源)から得た直流電力がイ
ンバータ18によって交流電力に変換されて供給され
る。
【0026】直流電源17は、水素と酸素との化学反応
を利用して電力を発生する燃料電池30にて充電される
ようになっている。
【0027】この燃料電池30の温度を所定の温度範囲
に調整するために、第1冷却水回路40が設けられてい
る。第1冷却水回路40中には、矢印aの向きに冷却水
を循環させる第1ウォーターポンプ41、燃料電池3
0、燃料電池30を通過した冷却水の温度を検出する第
1水温センサ42、冷却水温に応じて第1冷却水回路4
0を開閉するサーモスタット43、および、冷却水と外
気との熱交換を行うラジエータ44が配設されている。
また、第1冷却水回路40は、第1ウォーターポンプ4
1よりも冷却水流れ上流側と、燃料電池30よりも冷却
水流れ下流側とが、第1バイパス冷却水回路45によっ
て接続されている。
【0028】そして、冷却水の温度が高温側設定温度以
上になると、サーモスタット43が開弁することによ
り、冷却水は矢印a1のようにラジエータ44に流れて
冷却される。一方、冷却水の温度が低温側設定温度以下
になると、サーモスタット43が閉弁することにより、
ラジエータ44への冷却水の流れが遮断され、冷却水は
矢印a2のように第1バイパス冷却水回路45を介して
第1ウォーターポンプ41側に戻される。このようなサ
ーモスタット43の作動により、燃料電池30の温度
が、高い発電効率が得られるような温度範囲に調整され
る。
【0029】また、燃料電池30の熱によって温水とな
った冷却水は第2冷却水回路50を介してヒータコア1
3に流れ、燃料電池30の熱が空調に利用されるように
なっている。この第2冷却水回路50の一端は燃料電池
30よりも冷却水流れ下流側で第1冷却水回路40に接
続され、第2冷却水回路20の他端は第1ウォーターポ
ンプ41よりも冷却水流れ上流側で第1冷却水回路40
に接続されている。
【0030】第2冷却水回路50中には、第2冷却水回
路50内での冷却水の流れを切り替える電動式の三方弁
51、矢印bの向きに冷却水を循環させる電動式の第2
ウォーターポンプ52、冷却水を加熱する2つの電気ヒ
ータ(図2、図3参照、電気負荷に相当)53a、53
b、電気ヒータ53a、53bを通過した冷却水の温度
を検出する第2水温センサ54、および、ヒータコア1
3が配設されている。また、第2冷却水回路50におい
てヒータコア13よりも冷却水流れ下流側から第2バイ
パス冷却水回路55が分岐され、この第2バイパス冷却
水回路55は三方弁51に接続されている。
【0031】空調ECU19は、図示しないCPU、R
OM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータを
備え、入力信号に基づいて、マイクロコンピュータに記
憶したプログラムおよびマップに従って演算処理を行う
もので、その演算結果に基づいて所定の空調制御が行わ
れるように、上記エアミックスダンパ15、インバータ
18、三方弁51、第2ウォーターポンプ52、第1、
第2電気ヒータ53a、53b等を制御する。
【0032】車両用制御装置(以下、車両ECUとい
う)60は、図示しないCPU、ROM、RAM等から
なる周知のマイクロコンピュータを備え、入力情報に基
づいて、マイクロコンピュータに記憶したプログラムお
よびマップに従って演算処理を行うものである。そし
て、車両ECU60は、図示しないアクセルペダルの踏
み込み量等に基づいて走行用電動モータを制御すると共
に、直流電源17の充放電状態に基づいて燃料電池30
の発電量を制御するようになっている。また、車両EC
U60と空調ECU19との間で、情報信号の入出力が
されるようになっている。
【0033】上記の第1、第2電気ヒータ53a、53
bはニクロム線を利用したシーズヒータであり、第1、
第2電気ヒータ53a、53bには直流電源17から得
た直流電力がインバータ18によってデューティ制御さ
れて供給される。
【0034】図2に示すように、第1、第2電気ヒータ
53a、53bは直流電源17に対して並列接続されて
おり、各電気ヒータ53a、53bの電気特性は、本実
施形態では、抵抗値が60Ω、定格電圧が300V、定
格電力が1.5kWである。
【0035】また、第1電気ヒータ53aの異常過熱時
に第1電気ヒータ53aへの通電回路を遮断する第1温
度ヒューズ80aが、第1電気ヒータ53aに直列接続
されると共に、第1温度ヒューズ80aは第1電気ヒー
タ53aの温度を検出するために第1電気ヒータ53a
に密着して装着されている。同様に、第2電気ヒータ5
3bの異常過熱時に第2電気ヒータ53bへの通電回路
を遮断する第2温度ヒューズ80bが第2電気ヒータ5
3bに直列接続されると共に、第2温度ヒューズ80b
は第2電気ヒータ53bの温度を検出するために第2電
気ヒータ53bに密着して装着されている。
【0036】図3はこの温度ヒューズ80a、80bの
構成を示すもので、通電回路を形成する2本のリード線
801、802の各端部間が、設定温度(本例では約1
70℃)で溶融する低融点合金よりなる可溶導電体80
3によって接続されている。可溶導電体803はフラッ
クスで覆われ、可溶導電体803とリード線801、8
02の各端部は、セラミック製の筒状の絶縁ケース80
4内に収納されている。さらに、絶縁ケース804の両
端は樹脂層805にて塞がれ、絶縁ケース804および
樹脂層805は絶縁性の被覆材806にて覆われてい
る。
【0037】次に、インバータ18について図2に基づ
いて説明する。このインバータ18には直流電源17の
直流電力がヒューズ70を介して供給されている。そし
て、インバータ18は空調ECU19による制御の下
に、圧縮機駆動回路18aによって直流電力をスイッチ
ングして可変周波数の交流出力(交流電力)を作りだ
し、その交流出力によって電動圧縮機16の回転数を可
変制御する。
【0038】また、インバータ18は空調ECU19に
よる制御の下に、ヒータ駆動回路18bによって直流電
力をスイッチングして、第1、第2電気ヒータ53a、
53bに供給される直流出力(直流電力)をデューティ
制御する。このデューティ制御によって、第1、第2電
気ヒータ53a、53bには直流電源17の電圧と等し
い電圧がヒータ駆動回路18bを介して間欠的に印加さ
れる。
【0039】そして、第1、第2電気ヒータ53a、5
3bの駆動デューティ比を制御することにより、第1、
第2電気ヒータ53a、53bによる冷却水の加熱量
(仕事量)が制御されるようになっており、従って、イ
ンバータ18と空調ECU19は、電気負荷(第1、第
2電気ヒータ53a、53b)への電力の供給を制御し
て電気負荷の仕事量を制御する制御手段を構成する。
【0040】なお、圧縮機駆動回路18aおよびヒータ
駆動回路18bのスイッチング素子としては、トランジ
スタ(例えばIGBT)が用いられる。また、インバー
タ18は、空調ECU19からの指令により圧縮機駆動
回路18aおよびヒータ駆動回路18bの作動を制御す
る制御回路18cと、直流電源17の電圧を検出してそ
の電圧信号を空調ECU19に出力する電圧検出回路1
8dとを有する。
【0041】ところで、本発明者は、図3に示す形式の
温度ヒューズを電気ヒータと共に直流300Vの通電回
路に接続し、電気ヒータを駆動周波数50Hzでデュー
ティ制御しつつ、その温度ヒューズをその設定温度以上
まで過熱して、温度ヒューズの信頼性(=正常作動した
サンプル数/全サンプル数×100%)を評価した。図
4はその結果を示すもので、デューティ比が85%以下
で100%の信頼性が得られることが確認された。
【0042】そこで本実施形態では、第1、第2電気ヒ
ータ53a、53bを駆動周波数50Hzでデューティ
制御し、さらに、図5に示すように、第1、第2電気ヒ
ータ53a、53bに最大加熱能力が要求される時(電
気ヒータ目標能力がmax時)のデューティ比を85%
に設定している。
【0043】次に、上記構成になる車両用空調装置の作
動について説明する。
【0044】空調ECU19には、エンジン冷却水温
度、車室内の温度、車室外の温度、車室内に入射する日
射量、車室内の希望設定温度等の信号が入力されると共
に、第1水温センサ42、および第2水温センサ54か
らの信号が入力される。
【0045】そして、空調ECU19は、それらの各信
号に基づいて、車室内に吹き出す空気の目標吹出温度を
求め、車室内に吹き出す空気の温度(以下、吹出空気温
度という)がその目標吹出温度になるように、エアミッ
クスダンパ15、電動圧縮機16、インバータ装置1
8、三方弁51、第2ウォーターポンプ52、第1、第
2電気ヒータ53a、53b等を制御する。
【0046】まず、空調ECU19は、空調装置の運
転、停止を決定する図示しないエアコンスイッチがオン
されると、第2ウォーターポンプ52を作動させると共
に、第1水温センサ42の信号に基づいて三方弁51を
制御して、第2冷却水回路50内での冷却水の流れを切
り替えるようになっている。
【0047】具体的には、燃料電池30を通過した冷却
水の温度が設定温度以上になって空調風を加熱可能にな
った場合は、第2冷却水回路50と第2バイパス冷却水
回路55との間を三方弁51にて遮断する。これによ
り、燃料電池30、第1、第2電気ヒータ53a、53
b、ヒータコア13を結ぶ回路が形成され、燃料電池3
0を通過した冷却水が、第1、第2電気ヒータ53a、
53bやヒータコア13に流通し、ヒータコア13を通
過した冷却水は矢印b1のように燃料電池30側に戻さ
れる。なお、この場合には第1、第2電気ヒータ53
a、53bによる冷却水の加熱は不要であるため、第
1、第2電気ヒータ53a、53bには通電しない。
【0048】一方、燃料電池30を通過した冷却水の温
度が設定温度未満の場合は、第2バイパス冷却水回路5
5と第2ウォーターポンプ52の冷却水流れ上流側とを
連通させると共に、第2バイパス冷却水回路55と燃料
電池30の冷却水流れ下流側との間を遮断する。これに
より、ヒータコア13を通過した冷却水は、矢印b2の
ように、燃料電池30側には流れずに、第2バイパス冷
却水回路55を介して第2ウォーターポンプ52側に戻
される。
【0049】そして、この場合には、第2水温センサ5
4の信号に基づいて第1、第2電気ヒータ53a、53
bの駆動デューティ比を制御して、第1、第2電気ヒー
タ53a、53bの加熱能力を制御することにより、ヒ
ータコア13に流入する冷却水の温度を所定の温度に調
整する。
【0050】本実施形態では、第1、第2電気ヒータ5
3a、53bに最大加熱能力が要求される時のデューテ
ィ比を85%(すなわち、100%未満)に設定するこ
とにより、第1、第2電気ヒータ53a、53bの加熱
能力が最大の時でも、第1、第2電気ヒータ53a、5
3bへの電力供給が間欠的に停止される(すなわち、デ
ューティ周期中数msの間は通電が停止される)。
【0051】このため、電気ヒータ53a、53bが異
常過熱して温度ヒューズ80a、80bの可溶導電体8
03が溶断する際、その溶断時に発生したアークは電力
供給停止(すなわち、電気ヒータへの印加電圧が0V)
中に消滅し、温度ヒューズ80a、80bが溶断後再溶
着してしまうという事態を回避することができる。
【0052】換言すると、電気ヒータ53a、53bの
異常過熱時には、電気ヒータ53a、53bの熱を受け
て温度ヒューズ80a、80bの可溶導電体803が確
実に溶断して、電気ヒータ53a、53bの通電回路が
確実に遮断される。
【0053】ところで、前述した図6から明らかなよう
に、直流300Vの場合、デューティ制御中において電
気ヒータへの電力供給を停止する時間(以下、通電オフ
時間という)が3ms(ミリ・秒)以上で100%の信
頼性が得られることが確認された。また、直流320V
の場合通電オフ時間が5ms以上で、直流350Vの場
合通電オフ時間が8ms以上で、直流400Vの場合通
電オフ時間が11ms以上で、それぞれ100%の信頼
性が得られることが確認された。
【0054】また、図7に示すように、通電オフ時間T
は、T=0.0002×V2−0.0594×V+3.
8171の式にて近似できることが判った。
【0055】そこで、直流電源17の常用最高電圧を以
下のようにして決定し、その直流電源17の常用最高電
圧に基づいて、第1、第2電気ヒータ53a、53bに
最大加熱能力が要求される時の通電オフ時間(以下、最
小通電オフ時間という)を以下のように適切に設定する
ことにより、電気ヒータ53a、53bの異常過熱時に
は、温度ヒューズ80a、80bの可溶導電体803が
確実に溶断して、電気ヒータ53a、53bの通電回路
が確実に遮断される。
【0056】すなわち、一般的に電気自動車に搭載され
る直流電源17の定格電圧は288Vであり、この場
合、直流電源17の最高出力電圧は特殊な充放電状態
(例えば回生制動による充電時)を除けば定格電圧の1
0%増し程度であり、従って、直流電源17の定格電圧
の10%増し(本実施形態では、288V×1.1≒3
17V)を直流電源17の常用最高電圧とする。
【0057】そして、定格電圧は288Vの直流電源1
7の常用最高電圧は317Vであるため、図6に示す結
果に基づいて最小通電オフ時間を5msに設定する。な
お、例えば第1、第2電気ヒータ53a、53bのデュ
ーティ駆動周波数を1Hzとし、第1、第2電気ヒータ
53a、53bに最大加熱能力が要求される時のデュー
ティ比を99.5%に設定することにより、最小通電オ
フ時間として5msを確保することができる。なお、こ
こでは最小通電オフ時間を5msに設定したが、この最
小通電オフ時間を5ms以上に設定してもよい。
【0058】また、定格電圧が288V未満あるいは2
88V超の直流電源17を用いる場合には、その直流電
源17の常用最高電圧に応じて最小通電オフ時間を適宜
設定する。具体的には、直流電源17の常用最高電圧が
300V以下の場合は最小通電オフ時間を3ms以上に
設定し、直流電源17の常用最高電圧が300Vを超
え、かつ320V以下の場合は最小通電オフ時間を5m
s以上に設定し、直流電源17の常用最高電圧が320
Vを超え、かつ350V以下の場合は最小通電オフ時間
を8ms以上に設定し、直流電源17の常用最高電圧が
350Vを超え、かつ400V以下の場合は最小通電オ
フ時間を11ms以上に設定する。
【0059】(他の実施形態)上記実施形態では、電気
ヒータを2個用いる例を示したが、電気ヒータを3個以
上用いてもよいし、あるいは電気ヒータを1個用いても
よい。
【0060】また、上記実施形態では、第1、第2電気
ヒータ53a、53bとしてシーズヒータを使用した
が、本発明では電気によって発熱するヒータであればよ
く、例えばPTCヒータ素子を利用したPTCヒータで
もよい。
【0061】また、上記実施形態では、第1、第2電気
ヒータ53a、53bにて冷却水を加熱し、その冷却水
の熱を利用してヒータコア13により空調風を加熱する
例を示したが、第1、第2電気ヒータ53a、53b
を、第2冷却水回路50中ではなく、通風ダクト10内
においてヒータコア13に近接する位置に配置し、ヒー
タコア13による空調風の加熱量が不足する際に第1、
第2電気ヒータ53a、53bにて空調風を直接加熱し
てもよい。
【0062】また、上記実施形態では、第1、第2電気
ヒータ53a、53bをデューティ制御したが、PWM
(パルス幅変調)制御してもよい。
【0063】また、上記実施形態では、直流電源17の
定格電圧から求めた常用最高電圧に基づいて最小通電オ
フ時間を設定したが、電圧検出回路18dにて検出した
直流電源17の電圧に応じて、最小通電オフ時間を可変
設定してもよい。
【0064】また、上記実施形態では、第1、第2電気
ヒータ53a、53bを駆動周波数1Hzあるいは50
Hzでデューティ制御する例を示したが、駆動周波数は
変更可能である。
【0065】また、上記実施形態では、電動圧縮機16
やエバポレータ12等にて構成される冷凍サイクルにて
空調風を冷却する例を示したが、冷凍サイクルとして冷
房機能および暖房機能を切り替え可能なヒートポンプサ
イクルを構成する場合にも本発明は適用可能である。
【0066】また、上記実施形態では、電気負荷として
電気ヒータを示したが、本発明は、直流電力にて駆動さ
れる電気負荷の制御装置に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態になる車両用空調装置の概
略構成図である。
【図2】図1の電気回路部のブロック図である。
【図3】図2の温度ヒューズの構成を示す断面図であ
る。
【図4】デューティ比に対する温度ヒューズの信頼性の
評価結果を示す図である。
【図5】図1の電気ヒータの制御例を示す特性図であ
る。
【図6】通電オフ時間に対する温度ヒューズの信頼性の
評価結果を示す図である。
【図7】図6の結果に基づいて、直流電圧Vに対し10
0%の信頼性が得られる通電オフ時間Tをプロットした
図である。
【図8】従来装置の電気負荷に対する供給電力の波形図
である。
【符号の説明】
17…直流電源、18、19…制御手段、53a、53
b…電気負荷をなす電気ヒータ、80a、80b…温度
ヒューズ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 教祐 大阪府大阪市中央区島之内1丁目11番28号 内橋エステック株式会社内 Fターム(参考) 5H420 BB12 EB09 EB26 LL07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源(17)から通電回路を介して
    電力が供給される電気負荷(53a、53b)と、前記
    電気負荷(53a、53b)の異常過熱時に溶断して前
    記通電回路を遮断する温度ヒューズ(80a、80b)
    と、前記電気負荷(53a、53b)への電力の供給を
    断続的に制御して前記電気負荷(53a、53b)の仕
    事量を制御する制御手段(18、19)とを備え、 前記制御手段(18、19)は、前記電気負荷(53
    a、53b)の仕事量を最大に制御する領域において
    も、前記電気負荷(53a、53b)への電力供給を間
    欠的に停止することを特徴とする電気負荷制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段(18、19)は、前記電
    気負荷(53a、53b)をデューティ制御するもので
    あって、前記電気負荷(53a、53b)の仕事量を最
    大に制御する時のデューティ比が100%未満に設定さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の電気負荷制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記電気負荷(53a、53b)への電
    力供給を停止する時間をT(ミリ・秒)、前記直流電源
    (17)の常用最高電圧をVh(ボルト)としたとき、
    前記時間Tを、 T≧0.0002×Vh2−0.0594×Vh+3.
    8171 に設定したことを特徴とする請求項1または2に記載の
    電気負荷制御装置。
  4. 【請求項4】 前記電気負荷(53a、53b)への電
    力供給を停止する時間を、前記直流電源(17)の常用
    最高電圧が300ボルト以下である場合は3ミリ・秒以
    上に設定したことを特徴とする請求項1または2に記載
    の電気負荷制御装置。
  5. 【請求項5】 前記電気負荷(53a、53b)への電
    力供給を停止する時間を、前記直流電源(17)の常用
    最高電圧が320ボルト以下である場合は5ミリ・秒以
    上に設定したことを特徴とする請求項1または2に記載
    の電気負荷制御装置。
  6. 【請求項6】 前記電気負荷(53a、53b)への電
    力供給を停止する時間を、前記直流電源(17)の常用
    最高電圧が350ボルト以下である場合は8ミリ・秒以
    上に設定したことを特徴とする請求項1または2に記載
    の電気負荷制御装置。
  7. 【請求項7】 前記電気負荷(53a、53b)への電
    力供給を停止する時間を、前記直流電源(17)の常用
    最高電圧が400ボルト以下である場合は11ミリ・秒
    以上に設定したことを特徴とする請求項1または2に記
    載の電気負荷制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1つに記載
    の電気負荷制御装置を備える車両用空調装置であって、
    前記電気負荷(53a、53b)は、車室内に吹き出す
    空調風の加熱に利用される電気ヒータであることを特徴
    とする車両用空調装置。
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