JP2020071978A - Led点灯装置及びled照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高い汎用性及び良好な制御応答性を実現する簡素な構成のLED点灯装置及びそれを用いたLED照明装置を提供する。【解決手段】LED点灯装置100は、定電圧源120と、スイッチング素子3のオン期間に電流検出抵抗6を含む第1の閉回路を形成し、スイッチング素子3のオフ期間に第2の閉回路を形成するように構成されたバック型の降圧チョッパ回路130と、所定端子の端子電圧に対応する可変閾値を生成し、オン期間において電流検出抵抗6によって検出されるON電流検出値が可変閾値に達することに応じてオン期間を終了させるようにスイッチング素子3をPWM駆動する駆動制御回路140と、第1及び第2の閉回路に共通して挿入接続された電流検出回路150と、電流検出回路150によって検出されるLED電流検出値が目標値に一致するように上記端子電圧を生成するフィードバック回路160と含む。【選択図】 図1
Description
本発明は、LED点灯装置及びそれを用いたLED照明装置に関する。
近年、LED点灯装置において、オペアンプなどを用いたLED電流のフィードバックを行わない簡素なPWM制御構成の降圧チョッパ回路が提案されている。このような降圧チョッパ回路のPWM制御では、スイッチング素子のオン期間の電流が設定閾値に達するとオフ期間が開始され、所定のタイミングで次のオン期間が開始され、これが反復されるように構成される(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献2のLED点灯装置は、定電圧源と、バック型コンバータからなる降圧チョッパ回路と、所定端子の入力電圧に比例する閾値を生成し、オン期間に電流検出抵抗によって検出される電流検出値が閾値に達するとオン期間を終了させる駆動制御回路と、オフ期間にチョークコイルの補助巻線に発生する電圧の整流平滑電圧に基づいて検出電圧を出力する検出回路及びこの検出回路の出力点が一端に接続されるとともに他端が所定端子に接続された接続素子を有して検出電圧の増減に対して入力電圧を増減させる電流補正回路とを含む。
LED点灯装置においては、順方向電圧が異なる種々のLEDアレイが接続される場合でも、同じ設定閾値に対して同じLED電流が出力されることがLED点灯装置の汎用性などの観点から望ましい。そして、特許文献1の構成では、設定閾値に応じてスイッチング素子のオン期間の終了タイミングが決定されるので、LEDアレイの順方向電圧が異なっていても同じLED電流が得られるようにみえる。しかし、詳細を後述するように、LEDアレイの順方向電圧と降圧チョッパ回路のチョークコイル電圧との比に応じて、同じ設定閾値に対するオン期間の終了タイミングが変動し得るため、上記の設定閾値とLED電流との一致性が得られなくなる場合がある。この場合、同じ設定閾値が適用されたとしても、異なる順方向電圧のLEDアレイに対してLED電流が変動してしまうという問題がある。このように、上記LED点灯装置は、多様なLEDアレイに対して汎用性が低いという問題がある。
特許文献2のLED点灯装置は、上記問題を解決するものである。Vf検出回路によってLEDアレイの順方向電圧に対応する検出電圧が出力され、電流補正回路によって検出電圧の増減に応じて増減する入力電圧及びそれに比例する閾値が得られる。すなわち、順方向電圧の増加/減少に伴うオン期間電流のオーバーシュートの減少分/増加分が閾値の増加/減少によって補償され、オン期間電流のピーク値が順方向電圧の広範囲にわたって一定となるように調整可能となる。これにより、異なる順方向電圧のLEDアレイが接続された場合でもLED電流の変動を抑制することができる。しかし、検出回路においてトランスの補助巻線が用いられるため、順方向電圧の適用範囲が広い場合にはトランスの巻数比の調整が必要となるなど、回路の標準化が難しく、その汎用性が低いという問題がある。また、検出電圧を平滑化する構成に起因してLED電流制御の応答性が悪いという問題がある。したがって、LED点灯装置において、簡素な構成でありながらも高い汎用性及び良好な制御応答性を実現する構成が望まれる。
そこで、本発明は、高い汎用性及び良好な制御応答性を実現する簡素な構成のLED点灯装置及びそれを用いたLED照明装置を提供することを課題とする。
本発明によるLED点灯装置は、定電圧源と、スイッチング素子のオン期間に定電圧源、LEDアレイ、チョークコイル、スイッチング素子及び第1の電流検出抵抗が第1の閉回路を形成し、スイッチング素子のオフ期間にチョークコイル、回生ダイオード及びLEDアレイが第2の閉回路を形成するように構成されたバック型の降圧チョッパ回路と、所定端子の端子電圧に対応する可変閾値を生成し、オン期間において第1の電流検出抵抗によって検出されるON電流検出値が可変閾値に達することに応じてオン期間を終了させるようにスイッチング素子をPWM駆動する駆動制御回路と、第1の閉回路及び第2の閉回路に共通して挿入接続された電流検出回路と、電流検出回路によって検出されるLED電流検出値が目標値に一致するように端子電圧を生成するフィードバック回路とを備える。
上記LED点灯装置によると、バック型の降圧チョッパ回路のPWM制御において、駆動制御回路は、所定端子の端子電圧に対応する可変閾値を生成し、第1の電流検出抵抗によって検出されるON電流検出値が可変閾値に達するとオン期間を終了させるように構成される。そして、電流検出回路がLED電流を検出し、フィードバック回路がLED電流検出値を目標値に一致させるように端子電圧を生成するように構成される。これにより、簡素な構成でありながらも高い汎用性及び良好な制御応答性を可能とするLED点灯装置が実現される。
第1の形態において、降圧チョッパ回路は出力コンデンサをさらに含み、電流検出回路は第2の電流検出抵抗からなり、出力コンデンサの高電位側電極がLEDアレイのアノード端に接続され、出力コンデンサの低電位側電極が第2の電流検出抵抗を介してLEDアレイのカソード端に接続され、駆動制御回路が第1の基準電位に対して動作し、出力コンデンサの低電位側電極が第2の基準電位として定義され、フィードバック回路は、第2の電流検出抵抗の電圧であるLED電流検出値と目標値との誤差増幅値を出力する誤差増幅回路、及び第2の基準電位に対する誤差増幅値に対応する電圧を第1の基準電位に対する端子電圧に変換するフォトカプラを含む。これにより、簡素な構成の電流検出回路及びフィードバック回路が実現される。
第2の形態では、降圧チョッパ回路の出力電圧を検出する電圧検出回路がさらに設けられ、降圧チョッパ回路は出力コンデンサをさらに含み、電流検出回路は第2の電流検出抵抗からなり、出力コンデンサの高電位側電極がLEDアレイのアノード端に接続され、出力コンデンサの低電位側電極が第2の電流検出抵抗を介してLEDアレイのカソード端に接続され、駆動制御回路が第1の基準電位に対して動作し、出力コンデンサの低電位側電極が第2の基準電位として定義され、フィードバック回路は、第2の電流検出抵抗の電圧であるLED電流検出値と目標値との誤差増幅値を反転出力する第1の反転増幅回路、出力電圧の検出値と上限値との誤差増幅値を反転出力する第2の反転増幅回路、第1の反転増幅回路の出力と第2の反転増幅回路の出力のいずれか低い方を選択出力として出力する選択回路、及び第2の基準電位に対する選択出力に対応する電圧を第1の基準電位に対する端子電圧に変換するフォトカプラを含む。これにより、第1の形態の構成を利用して少ないコストアップで無負荷保護又は出力過電圧保護の機能を付加することができる。
上記いずれかの形態において、駆動制御回路は、ON電流検出値が可変閾値を超えた場合にハイレベルを出力する可変閾値コンパレータ、ON電流検出値が所定の固定閾値を超えた場合にハイレベルを出力する固定閾値コンパレータ、可変閾値コンパレータの出力と固定閾値コンパレータの出力との論理和を出力するOR回路、及びOR回路の出力がハイレベルとなることに応じてオン期間を終了させるように構成されたロジック回路とを含む。これにより、簡素な構成で駆動制御回路が実現される。また、固定閾値に基づいて動作する固定閾値コンパレータがオン期間幅の上限値を規定してLED電流のリミッタとして機能し、LED過電流に対する保護機能が得られる。
本発明のLED照明装置は、上記いずれかのLED点灯装置と、LEDアレイとを備える。これにより、上記の各効果を得ることができるLED照明装置が実現される。
<第1の実施形態>
図1に、第1の実施形態によるLED点灯装置100及びそれを含むLED照明装置300の回路図を示す。LED照明装置300は、LED点灯装置100及びLEDアレイ200を含む。LED点灯装置100は、商用電源等の交流電源ACからの交流電圧を受けて直流電力をLEDアレイ200に供給する。LEDアレイ200は、直列接続又は直並列接続された複数のLED素子を含む。以下の説明において、LEDアレイ200の順方向降下電圧を順方向電圧Vfというものとする。
図1に、第1の実施形態によるLED点灯装置100及びそれを含むLED照明装置300の回路図を示す。LED照明装置300は、LED点灯装置100及びLEDアレイ200を含む。LED点灯装置100は、商用電源等の交流電源ACからの交流電圧を受けて直流電力をLEDアレイ200に供給する。LEDアレイ200は、直列接続又は直並列接続された複数のLED素子を含む。以下の説明において、LEDアレイ200の順方向降下電圧を順方向電圧Vfというものとする。
LED点灯装置100は、整流回路110、PFC回路120、降圧チョッパ回路130、駆動制御回路140、電流検出回路150及びフィードバック回路160を備える。整流回路110は、ダイオードブリッジからなり、その前段に必要に応じて電流ヒューズ、ノイズフィルタなどが接続される。整流回路110は、交流電源ACからの交流電圧を全波整流して、その全波整流出力をPFC回路120に出力する。なお、LED点灯装置100に直流電源が入力される場合には、整流回路110(さらにはPFC回路120)は省略されてもよい。
PFC回路120は、昇圧チョッパ回路からなる力率改善回路であり、入力回路110の全波整流出力を昇圧及び平滑する。言い換えると、PFC回路120は、その出力端に平滑コンデンサ1を備え、定電圧源を構成する。以下において、平滑コンデンサ1の低電圧側端子と同電位のノード(一次側基準電位)をグランドG1というものとする。また、平滑コンデンサ1の高電圧側端子の電圧を電圧Vdcというものとする。
降圧チョッパ回路130は、チョークコイル2、スイッチング素子3(以下、「FET3」という)、回生ダイオード4、出力コンデンサ5及び電流検出抵抗6(第1の電流検出抵抗)を含み、バック型の降圧コンバータを構成する。FET3は、駆動制御回路140によってスイッチング(PWM駆動)される。FET3のオン期間において、平滑コンデンサ1→LEDアレイ200→電流検出回路150→チョークコイル2→FET3→電流検出抵抗6→平滑コンデンサ1に閉回路(以下、「ON閉回路」という)が形成され、このON閉回路にLED電流が流れる。FET3のオフ期間において、チョークコイル2のエネルギーを電源として、チョークコイル2→回生ダイオード4→LEDアレイ200→電流検出回路150→チョークコイル2に閉回路(以下、「OFF閉回路」という)が形成され、このOFF閉回路にLED電流が流れる。出力コンデンサ5は、LED電流をフィルタリングするものであり、平滑コンデンサ1よりも充分に容量が小さい。出力コンデンサ5の低電位側電極と同電位のノード(二次側基準電位)をグランドG2というものとする。電流検出抵抗6は、低抵抗素子からなる。なお、図1に示すように、いわゆる疑似共振用の共振コンデンサ7が、FET3のドレイン−ソースに並列接続されてもよい。
駆動制御回路140は、DC/DCコンバータ制御用IC8(以下、「制御IC8」という)及び後述の周辺回路を含む。なお、制御IC8には、不図示の抵抗、コンデンサ、ダイオードなどの他の回路素子が周辺回路としてさらに接続され得る。制御IC8は、少なくとも端子P1(電源端子)、P2(グランド端子)、P3(ゲート出力端子)、P4(ゼロクロス検出端子)、P5(ゼロクロス基準端子)、P6(電流検出端子)及びP7(制御入力端子)を有する。
端子P1には補助電源回路(不図示)から制御電源Vcc1が供給される。不図示の補助電源回路は、例えば、降圧チョッパ回路、リニアレギュレータなどであればよく、平滑コンデンサ1の電圧を降圧及び定電圧化して制御電源Vcc1を生成する。端子P2はグランドG1に接続される。端子P3は、不図示のゲート抵抗を介してFET3のゲートに接続され、内部のゲートドライバからのゲート信号をFET3に印加する。
端子P4は、抵抗9を介してチョークコイル2の検出ノード2a(すなわち、FET3側のノード)に接続されるとともにコンデンサ10を介してグランドG2に接続される。検出ノード2aの電圧は、FET3のオンオフに伴い、実質的に電圧Vdcと0V(厳密には電流検出抵抗6の電圧)との間を反転する。具体的には、FET3のオフ期間が開始すると、検出ノード2aの電圧は電圧Vdcに実質的に等しくなり、その後にチョークコイル2に流れるコイル電流が減少し、コイル電流がゼロとなると、検出ノード2aの電圧は急峻に低下する。
端子P5は、抵抗11を介してチョークコイル2の基準ノード2b(すなわち、出力コンデンサ5側のノード)に接続されるとともに、コンデンサ12を介してグランドG1に接続される。基準ノード2bの電圧は、実質的に電圧Vdcで一定となる。
図2に、端子P4及び端子P5に関連する制御IC8の周辺回路及び内部回路を示す。端子P4及び端子P5は、オフ期間終了タイミングの決定動作に関係する。制御IC8の内部回路は、内部抵抗8a、内部抵抗8b、コンパレータ8c、ロジック回路8d及びゲートドライバ8eを含む。
端子P4は、制御IC8の内部抵抗8aを介して端子P2(グランドG1)に接続される。したがって、端子P4の端子電圧は、検出ノード2aの電圧の、抵抗9と内部抵抗8aによる分圧値となる。端子P5は、制御IC8の内部抵抗8bを介して端子P2(グランドG1)に接続される。したがって、端子P5の端子電圧は、基準ノード2bの電圧の、抵抗11と内部抵抗8bによる分圧値となる。
コンパレータ8cの非反転入力端子(+)は端子P4に接続され、コンパレータ8cの反転入力端子(−)は端子P5に接続され、ゲートドライバ8eは端子P3に接続される。ロジック回路8dは、コンパレータ8cの出力がハイレベルからローレベルに反転することに応じてゲートドライバ8eの出力をローレベルからハイレベルに反転させるように構成される。これにより、制御IC8は、FET3のオフ期間において端子P4の端子電圧(検出ノード2aの分圧値)が端子P5の端子電圧(基準ノード2bの分圧値)を下回った時点で当該オフ期間を終了させるように構成される。なお、端子P5の電圧が端子P4の振幅電圧の間の適切な値となるように、抵抗9及び抵抗11が選定されるものとする。
ただし、実際の動作においては、コイル電流がゼロとなってからFET3がオンするまでの間には若干のデッドタイムが生じる。これは、チョークコイル2及び共振コンデンサ7による疑似共振作用、抵抗9及びコンデンサ10による時定数、(不図示のゲート抵抗及びゲート容量などによる)ゲート信号の遅延などに起因する。すなわち、図4に示すように、コイル電流において、オフ期間の終了付近であってオン期間の直前に電流休止期間が生じる。したがって、降圧チョッパ回路130及び駆動制御回路140は概ね臨界モードで動作するが、このデッドタイム期間(電流休止期間)にはコイル電流が途絶えるので、若干の不連続モードで動作するともいえる。
図1に戻り、端子P6はFET3のソースと電流検出抵抗6の接続点に抵抗13を介して接続され、端子P6には、電流検出抵抗6の電圧、すなわちFET3に流れるON電流に比例する電圧(以下、「ON電流検出値」という)が入力される。端子P7は後述のフィードバック回路160に接続され、端子P7には、フィードバック回路160の出力電圧が端子電圧として入力される。
図3に、端子P6及び端子P7に関連する制御IC8の周辺回路及び内部回路を示す。端子P6及び端子P7は、オン期間終了タイミングの決定動作に関係する。制御IC8の内部回路は、コンパレータ8f(固定閾値コンパレータ)、電圧降下回路8g、コンパレータ8h(可変閾値コンパレータ)、OR回路8i、ロジック回路8j及び上述のゲートドライバ8eを含む。
端子P6は、コンパレータ8f及びコンパレータ8hの各々の非反転入力端子(+)に接続される。端子P7は、電圧降下回路8gを介してコンパレータ8hの反転入力端子(−)に接続される。電圧降下回路8gは、端子P7の端子電圧を所定の割合で低減して(例えば、リニアに低減して)可変閾値を生成し、この可変閾値をコンパレータ8hの反転入力端子に出力する。コンパレータ8fの反転入力端子(−)には、制御IC8内部で生成される所定の固定閾値が入力される。コンパレータ8fの出力とコンパレータ8hの出力がOR回路8iに入力され、OR回路8iは両出力の論理和を出力する。すなわち、コンパレータ8fとコンパレータ8hのいずれかがハイレベルとなる場合に、OR回路8iはハイレベルを出力する。ロジック回路8jは、OR回路8iの出力がローレベルからハイレベルに反転することに応じてゲートドライバ8eの出力をハイレベルからローレベルに反転させるように構成される。これにより、制御IC8は、FET3のオン期間において端子P6の端子電圧(ON電流検出値)が固定閾値(コンパレータ8f)又は可変閾値(コンパレータ8h)のいずれか低い方を超えた時点で、当該オン期間を終了させるように構成される。
以下、図5を参照して、仮に端子P7が使用されないとした場合のオン期間終了タイミングの決定動作を説明する。図5の上段のグラフはLEDアレイ200の順方向電圧Vfが相対的に低い場合(例えば、Vf=100V)を示し、下段のグラフは順方向電圧Vfが相対的に高い場合(例えば、Vf=200V)を示し、横軸は時間を示す。なお、電圧Vdcは450Vであるものとし、チョークコイル2の電圧をコイル電圧というものとする。
図5の上段のグラフに示すように、順方向電圧Vfが相対的に低い場合には、コイル電圧は相対的に高くなる(コイル電圧=Vdc−Vf=450V−100V=350V)。上述したように、FET3がオンされるとON電流検出値が上昇する。この上昇は、相対的に高いコイル電圧に起因して急峻な傾斜となる。ON電流検出値が上記固定閾値に達しても、制御IC8の処理速度などに起因して、ON電流検出値が固定閾値に達してから所定の遅延をもってFET3がオフされるため、上記の急峻な傾斜によってON電流検出値がオーバーシュートする。一方、図5の下段のグラフに示すように、順方向電圧Vfが相対的に高い場合には、コイル電圧は相対的に低くなる(コイル電圧=Vdc−Vf=450V−200V=250V)。この場合、ON電流検出値の上昇は、相対的に低いコイル電圧に起因して緩やかな傾斜となる。このため、ON電流検出値が固定閾値に達すると、上記と同様の遅延が発生してもON電流検出値はほとんどオーバーシュートすることなくFET3がオフされる。
したがって、順方向電圧Vfが相対的に低い場合には、FET電流のピーク値が相対的に高くなり、LED電流も(平均値としてみても)高くなる。一方、順方向電圧Vfが相対的に高い場合には、FET電流のピーク値が相対的に低くなり、LED電流も(平均値としてみても)低くなる。このように、異なる順方向電圧Vfに対してLED電流が変動してしまうことになる。したがって、順方向電圧Vfが相対的に低い場合には所望以上のLED電流発生し、順方向電圧Vfが相対的に高い場合には所望以下のLED電流が発生し得る。
また、本実施形態のような疑似共振動作を利用する降圧チョッパ回路においては、上述したように、疑似共振動作、検出回路の時定数、ゲート出力の遅延などに起因してオフ期間の電流継続期間の終了時とオン期間の電流継続期間の開始時との間に電流休止期間が生じる。また、降圧チョッパ回路130の負荷(すなわちLEDアレイ200の電力)が相対的に大きな場合にはPWM制御における駆動周波数が相対的に低くなり、負荷が相対的に小さい場合にはPWM制御における駆動周波数が相対的に高くなる。これに対して、上記電流休止期間長は負荷にかかわらず実質的に一定であるため(過小な負荷の場合を除く)、駆動周波数が相対的に高い場合には、電流継続期間に対する電流休止期間の割合が大きくなる。そのため、同じON電流検出値及び同じ固定閾値を用いた制御においても、低負荷時のLED電流は、高負荷時LED電流よりも小さくなり得る。
上記のオーバーシュートに起因する負荷対LED電流の負方向の変動と、電流休止期間に起因する負荷対LED電流の正方向の変動とは相反するものであるが、通常はいずれか一方が他方を上回り、双方が相殺されることはない。なお、実機を用いた実験によると、オーバーシュートに起因する負方向の変動が電流休止期間に起因する正方向の変動よりも支配的となり、順方向電圧Vf=150V±10%及び目標LED電流=750mAにおいて、順方向電圧Vfが1V増加するにつれてLED電流が0.3mA減少することが確認された。
そこで、本実施形態は、電流検出回路150及びフィードバック回路160を適用して端子P7の機能を積極的に利用し、負荷に対するLED電流の変動を抑制するように構成される。再度図1を参照して、電流検出回路150及びフィードバック回路160を説明する。
電流検出回路150は、低抵抗素子である電流検出抵抗14(第2の電流検出抵抗)からなる。電流検出抵抗14は、チョークコイル2と出力コンデンサ5の接続点(基準ノード2b)とLEDアレイ200のカソード端との間に挿入接続される。したがって、電流検出抵抗14には、FET3のオン期間及びオフ期間の双方においてLED電流が流れる。このLED電流の検出値は、フィードバック回路160に出力される。
フィードバック回路160は、オペアンプ15、抵抗16、抵抗17、可変抵抗18、帰還素子19、フォトカプラ20、抵抗21、抵抗22、抵抗23及びツェナーダイオード24を備える。なお、オペアンプ15などには、不図示の回路素子も適宜接続され得る。フォトカプラ20のフォトトランジスタ20t側の基準電位はグランドG1であり、フォトカプラ20のフォトダイオード20d側(例えば、オペアンプ15)の基準電位は出力コンデンサ5の低電位側電極の電位である。また、フィードバック回路160の動作に必要な制御電源Vcc2は、不図示の補助電源回路によって、例えば出力コンデンサ5の電圧を降圧及び定電圧化して生成されるものとする。なお、制御電源Vcc2のための降圧及び定電圧化のための回路は、降圧チョッパ回路、リニアレギュレータなどであればよい。
オペアンプ15の反転入力端子(−)は、抵抗16を介して電流検出抵抗14の高電位側ノードに接続される。オペアンプ15の非反転入力端子(+)は、制御電源Vcc2とグランドG2との間に接続された抵抗17及び可変抵抗18の分圧点に接続される。なお、オペアンプ15の反転入力端子に入力される電圧をLED電流検出値といい、非反転入力端子に入力される電圧を目標値というものとする。可変抵抗18の抵抗値は、LED点灯装置100又はLED照明装置300の仕様に応じて設定される。帰還素子19は、オペアンプ15の反転入力端子と出力端子の間に接続され、例えば、抵抗とコンデンサの直列回路及びその直列回路に並列接続されたコンデンサで構成される。ただし、帰還素子19の回路構成は、これに限られない。オペアンプ15の出力端子は、フォトカプラ20のフォトダイオード20dのカソードに接続される。
フォトダイオード20dのアノードは抵抗21を介して制御電源Vcc2に接続され、アノードとカソードとの間には抵抗22が接続される。フォトカプラ20のフォトトランジスタ20tのエミッタはグランドG1に接続され、コレクタは制御IC8の端子P7に接続されるとともに抵抗23を介して制御電源Vcc1に接続される。また、端子P7とグランドG1の間には、端子P7への過電圧入力の防止のためにツェナーダイオード24が接続されることが好ましい。フォトカプラ20では、フォトダイオード20dに流れる電流に実質的に比例してフォトトランジスタ20tに電流が流れる。したがって、フォトダイオード20dに流れる電流が増加するほど、端子P7の電位は低下してグランドG1に近づく。
これにより、オペアンプ15は、その周辺回路とともに誤差増幅回路(本例では反転増幅回路)として動作する。したがって、オペアンプ15はLED電流検出値と目標値との誤差を増幅及び反転して出力し、端子P7の端子電圧はこの誤差を解消する方向に変化する。これにより、フィードバック回路160は、LED電流検出値が目標値に一致するように端子P7の端子電圧をフィードバック制御する。なお、帰還素子19のインピーダンスを適正に設定することによって、フィードバック回路160によるフィードバック動作の応答特性が最適化される。
ここで、図3を再度参照して、端子P6と端子P7の関係について説明する。コンパレータ8hにおける可変閾値<コンパレータ8fにおける固定閾値、の場合には、オン期間において、端子P7側のコンパレータ8hが端子P6側のコンパレータ8fよりも先にハイレベルとなることから、端子P7側の動作が有効化されることになる。一方、コンパレータ8fにおける固定閾値≦コンパレータ8hにおける可変閾値、の場合には、オン期間において、端子P6側のコンパレータ8fが端子P7側のコンパレータ8hよりも先に又はそれと同時にハイレベルとなることから、端子P7側の動作が無効化されることになる。すなわち、固定閾値は、可変閾値の上限値、すなわちLED電流の上限値を規定するものとなる。言い換えると、端子P6に関連する構成は、LED過電流を防止するリミッタとして作用することになる。
以上のように、本発明のLED点灯装置100は、PFC回路120と、FET3のオン期間にPFC回路120、LEDアレイ200、チョークコイル2、FET3及び電流検出抵抗6がON閉回路を形成し、FET3のオフ期間にチョークコイル2、回生ダイオード4及びLEDアレイ200がOFF閉回路を形成するように構成されたバック型の降圧チョッパ回路130と、端子P7の端子電圧に対応する可変閾値を生成し、オン期間において電流検出抵抗6によって検出されるON電流検出値が可変閾値に達することに応じてオン期間を終了させるようにFET3をPWM駆動する駆動制御回路140と、ON閉回路及びOFF閉回路に共通して挿入接続された電流検出回路150と、電流検出回路150によって検出されるLED電流検出値が目標値に一致するように上記端子電圧を生成するフィードバック回路160とを備える。また、本発明のLED照明装置300は、LED点灯装置100とLEDアレイ200とを備える。
このように、バック型の降圧チョッパ回路130のPWM制御において、駆動制御回路140は、端子P7の端子電圧に対応する可変閾値を生成し、電流検出抵抗6によって検出されるON電流検出値が可変閾値に達するとオン期間を終了させるように構成される。そして、電流検出回路150がLED電流を検出し、フィードバック回路160がLED電流検出値を目標値に一致させるように端子電圧を生成するように構成される。これにより、簡素な構成でありながらも高い汎用性及び良好な制御応答性を可能とするLED点灯装置100及びLED照明装置300が実現される。
特に、本実施形態では、電流検出回路150が電流検出抵抗14からなり、出力コンデンサ5の高電位側電極がLEDアレイ200のアノード端に接続され、出力コンデンサ5の低電位側電極が電流検出抵抗14を介してLEDアレイ200のカソード端に接続される。そして、フィードバック回路160が、電流検出抵抗14の電圧であるLED電流検出値と目標値との誤差増幅値を出力するオペアンプ15などの誤差増幅回路、及びグランドG2に対する誤差増幅値に対応する電圧をグランドG1に対する端子電圧に変換するフォトカプラ20を含む。これにより、簡素な構成の電流検出回路150及びフィードバック回路160が実現される。
また、駆動制御回路140は、ON電流検出値が可変閾値を超えた場合にハイレベルを出力するコンパレータ8hと、ON電流検出値が所定の固定閾値を超えた場合にハイレベルを出力するコンパレータ8fと、コンパレータ8hの出力とコンパレータ8fの出力との論理和を出力するOR回路8iと、OR回路8iの出力がハイレベルとなることに応じてオン期間を終了させるように構成されたロジック回路8jとを含む。これにより、簡素な構成で駆動制御回路140が実現される。また、固定閾値に基づいて動作するコンパレータ8fがオン期間幅の上限値を規定してLED電流のリミッタとして機能し、LED過電流に対する保護機能が確保される。
<第2の実施形態>
上記第1の実施形態では、降圧チョッパ回路130の出力電流(LED電流)のフィードバックが行われる構成を示したが、本実施形態では、降圧チョッパ回路130の出力電圧について過電圧保護、すなわち無負荷保護も併せて行われる構成を示す。
上記第1の実施形態では、降圧チョッパ回路130の出力電流(LED電流)のフィードバックが行われる構成を示したが、本実施形態では、降圧チョッパ回路130の出力電圧について過電圧保護、すなわち無負荷保護も併せて行われる構成を示す。
図6に、本実施形態によるLED点灯装置100及びそれを用いたLED照明装置300の回路図を示す。なお、本実施形態において、第1の実施形態の構成要素と同様の構成要素には同じ符号を付し、その重複する説明を省略又は簡略化する。本実施形態では第1の実施形態の構成に対して電圧検出回路155が付加され、第1の実施形態とはフィードバック回路160の構成が異なる。
電圧検出回路155は出力コンデンサ5に並列接続された抵抗25及び抵抗26の分圧回路からなり、この分圧回路の分圧点において降圧チョッパ回路130の出力電圧が検出される。この出力電圧の検出値は、フィードバック回路160に出力される。
フィードバック回路160は、第1の実施形態の構成に加えて、オペアンプ27、抵抗28、抵抗29、可変抵抗30、帰還素子31及び選択回路32を含む。なお、オペアンプ27などには、不図示の回路素子も適宜接続され得る。オペアンプ27も、オペアンプ15と同様に、グランドG2を基準電位として制御電源Vcc2を受けて動作する。オペアンプ27の反転入力端子(−)は、抵抗28を介して抵抗25及び抵抗26の分圧点に接続される。オペアンプ27の非反転入力端子(+)は、制御電源Vcc2とグランドG2との間に接続された抵抗29及び可変抵抗30の分圧点に接続される。なお、オペアンプ27の反転入力端子に入力される電圧を出力電圧検出値といい、非反転入力端子に入力される電圧を上限値というものとする。可変抵抗30の抵抗値は、LED点灯装置100又はLED照明装置300の仕様に応じて設定される。帰還素子31は、オペアンプ27の反転入力端子と出力端子の間に接続され、抵抗、コンデンサ又はこれらの適宜の組合せによって構成される。なお、一般的に、オペアンプICは1つのパッケージに2基以上のオペアンプを内蔵している場合が多いため、オペアンプ15に対するオペアンプ27の追加自体は実質的なコストアップとはならない。
選択回路32は、ダイオード32a及び32bからなるダイオードOR回路で構成される。オペアンプ15の出力端子が選択回路32の一方のダイオード32aのカソードに接続され、オペアンプ27の出力端子が選択回路32の他方のダイオード32bのカソードに接続される。ダイオードOR回路の共通アノードは、フォトカプラ20のフォトダイオード20dのカソードに接続される。
オペアンプ27は、その周辺回路とともに誤差増幅回路(本例では反転増幅回路)として動作し、出力電圧検出値と上限値との誤差を増幅及び反転して出力する。LEDアレイ200が正常に接続されている有負荷状態ではオペアンプ27の出力は最大出力となり、LEDアレイ200が接続されていない場合又は断線している場合などの無負荷状態ではオペアンプ27の出力は最小出力(ゼロ)となる。したがって、有負荷状態においては選択回路32のダイオード32aがオンしてオペアンプ15の動作が有効化され、無負荷状態においては選択回路32のダイオード32bがオンしてオペアンプ27の動作が有効化される。オペアンプ15の動作が有効化された状態でのLED点灯装置100の動作は、第1の実施形態において説明したものと同様である。一方、オペアンプ27の動作が有効化された状態では、フォトカプラ20のフォトダイオード20d及びフォトトランジスタ20tに流れる電流が最大化され、端子P7の端子電圧は最小化される(例えば0Vとなる)。
これにより、駆動制御回路140は、FET3のPWM駆動を停止し、又はPWM駆動のオン幅を最小化する。なお、本実施形態においては、PWM駆動が一旦停止されてもその停止状態はラッチされないため、FET3は間欠的に又は最小オン幅でPWM駆動され、降圧チョッパ回路130の出力電圧は上限値に対応する電圧に維持されることになる。
以上のように、本実施形態のLED点灯装置100は、降圧チョッパ回路130の出力電圧を検出する電圧検出回路155をさらに備える。電流検出回路150は電流検出抵抗14からなり、出力コンデンサ5の高電位側電極がLEDアレイ200のアノード端に接続され、出力コンデンサ5の低電位側電極が電流検出抵抗14を介してLEDアレイ200のカソード端に接続される。そして、フィードバック回路160は、LED電流検出値と目標値との誤差増幅値を反転出力するオペアンプ15などの反転増幅回路、出力電圧検出値と上限値との誤差増幅値を反転出力するオペアンプ27などの反転増幅回路、オペアンプ15の出力とオペアンプ27の出力のいずれか低い方を選択出力として出力する選択回路32、及びグランドG2に対する選択出力に対応する電圧をグランドG1に対する端子電圧に変換するフォトカプラ20を含む。これにより、第1の実施形態の構成を利用して少ないコストアップで無負荷保護又は出力過電圧保護の機能を付加することができる。
<変形例>
以上に本発明の好適な実施形態を示したが、本発明は、例えば以下に示すように種々の態様に変形可能である。
以上に本発明の好適な実施形態を示したが、本発明は、例えば以下に示すように種々の態様に変形可能である。
(1)オペアンプ15を含む誤差増幅回路に関する変形
上記第1の実施形態では、誤差増幅回路として反転増幅回路を示したが、誤差増幅回路は非反転増幅回路であってもよい。この場合、オペアンプ15について、非反転入力端子にLED電流検出値が入力され、反転入力端子に目標値が入力され、出力端子がフォトカプラ20のフォトダイオード20dのアノード側に接続される。
上記第1の実施形態では、誤差増幅回路として反転増幅回路を示したが、誤差増幅回路は非反転増幅回路であってもよい。この場合、オペアンプ15について、非反転入力端子にLED電流検出値が入力され、反転入力端子に目標値が入力され、出力端子がフォトカプラ20のフォトダイオード20dのアノード側に接続される。
(2)制御IC8におけるゼロクロス検出に関する変形
上記各実施形態では、制御IC8によるコイル電流のゼロクロス検出(オフ期間終了タイミングの決定動作)に関して、チョークコイル2の検出ノード2aの電圧分圧値及び基準ノード2bの電圧分圧値が端子P4及び端子P5にそれぞれ入力される構成が採用された。一方、チョークコイル2に補助巻線を設けることが可能であれば、その補助巻線の電圧がゼロクロス検出に用いられてもよい。この場合、この補助巻線において、検出ノード2aに対応する極性のノードが端子P4に適宜の抵抗を介して接続され、制御電源Vcc1の分圧回路の分圧点が端子P5に接続されるように構成される。
上記各実施形態では、制御IC8によるコイル電流のゼロクロス検出(オフ期間終了タイミングの決定動作)に関して、チョークコイル2の検出ノード2aの電圧分圧値及び基準ノード2bの電圧分圧値が端子P4及び端子P5にそれぞれ入力される構成が採用された。一方、チョークコイル2に補助巻線を設けることが可能であれば、その補助巻線の電圧がゼロクロス検出に用いられてもよい。この場合、この補助巻線において、検出ノード2aに対応する極性のノードが端子P4に適宜の抵抗を介して接続され、制御電源Vcc1の分圧回路の分圧点が端子P5に接続されるように構成される。
(3)PFC回路120に関する変形
上記各実施形態では、定電圧源として昇圧チョッパ回路であるPFC回路120を示したが、定電圧源はこれに限られない。例えば、いわゆるコンデンサインプット型回路の平滑コンデンサ(整流回路110の出力端子間に接続された平滑コンデンサ)が定電圧源である場合などにも、上記各実施形態は適用可能である。
上記各実施形態では、定電圧源として昇圧チョッパ回路であるPFC回路120を示したが、定電圧源はこれに限られない。例えば、いわゆるコンデンサインプット型回路の平滑コンデンサ(整流回路110の出力端子間に接続された平滑コンデンサ)が定電圧源である場合などにも、上記各実施形態は適用可能である。
2 チョークコイル
3 スイッチング素子
4 回生ダイオード
5 出力コンデンサ
6 電流検出抵抗
8 制御IC
14 電流検出抵抗
15、27 オペアンプ
20 フォトカプラ
32 選択回路
100 LED点灯装置
120 PFC回路(定電圧源)
130 降圧チョッパ回路
140 駆動制御回路
150 電流検出回路
155 電圧検出回路
160 フィードバック回路
200 LEDアレイ
300 LED照明装置
3 スイッチング素子
4 回生ダイオード
5 出力コンデンサ
6 電流検出抵抗
8 制御IC
14 電流検出抵抗
15、27 オペアンプ
20 フォトカプラ
32 選択回路
100 LED点灯装置
120 PFC回路(定電圧源)
130 降圧チョッパ回路
140 駆動制御回路
150 電流検出回路
155 電圧検出回路
160 フィードバック回路
200 LEDアレイ
300 LED照明装置
Claims (5)
- LED点灯装置であって、
定電圧源と、
チョークコイル、スイッチング素子、回生ダイオード及び第1の電流検出抵抗を有し、前記スイッチング素子のオン期間に前記定電圧源、LEDアレイ、前記チョークコイル、前記スイッチング素子及び前記第1の電流検出抵抗が第1の閉回路を形成し、前記スイッチング素子のオフ期間に前記チョークコイル、前記回生ダイオード及び前記LEDアレイが第2の閉回路を形成するように構成されたバック型の降圧チョッパ回路と、
所定端子の端子電圧に対応する可変閾値を生成し、前記オン期間において前記第1の電流検出抵抗によって検出されるON電流検出値が前記可変閾値に達することに応じて前記オン期間を終了させるように前記スイッチング素子をPWM駆動する駆動制御回路と、
前記第1の閉回路及び前記第2の閉回路に共通して挿入接続された電流検出回路と、
前記電流検出回路によって検出されるLED電流検出値が目標値に一致するように前記端子電圧を生成するフィードバック回路と
を備えたLED点灯装置。 - 前記降圧チョッパ回路が出力コンデンサをさらに含み、前記電流検出回路が第2の電流検出抵抗からなり、前記出力コンデンサの高電位側電極が前記LEDアレイのアノード端に接続され、前記出力コンデンサの低電位側電極が前記第2の電流検出抵抗を介して前記LEDアレイのカソード端に接続され、
前記駆動制御回路が第1の基準電位に対して動作し、前記出力コンデンサの低電位側電極が第2の基準電位として定義され、
前記フィードバック回路が、前記第2の電流検出抵抗の電圧である前記LED電流検出値と前記目標値との誤差増幅値を出力する誤差増幅回路、及び前記第2の基準電位に対する前記誤差増幅値に対応する電圧を前記第1の基準電位に対する前記端子電圧に変換するフォトカプラを含む、請求項1に記載のLED点灯装置。 - 前記降圧チョッパ回路の出力電圧を検出する電圧検出回路をさらに備え、
前記降圧チョッパ回路が出力コンデンサをさらに含み、前記電流検出回路が第2の電流検出抵抗からなり、前記出力コンデンサの高電位側電極が前記LEDアレイのアノード端に接続され、前記出力コンデンサの低電位側電極が前記第2の電流検出抵抗を介して前記LEDアレイのカソード端に接続され、
前記駆動制御回路が第1の基準電位に対して動作し、前記出力コンデンサの低電位側電極が第2の基準電位として定義され、
前記フィードバック回路が、前記第2の電流検出抵抗の電圧である前記LED電流検出値と前記目標値との誤差増幅値を反転出力する第1の反転増幅回路、前記出力電圧の検出値と上限値との誤差増幅値を反転出力する第2の反転増幅回路、前記第1の反転増幅回路の出力と前記第2の反転増幅回路の出力のいずれか低い方を選択出力として出力する選択回路、及び前記第2の基準電位に対する前記選択出力に対応する電圧を前記第1の基準電位に対する前記端子電圧に変換するフォトカプラを含む、請求項1に記載のLED点灯装置。 - 前記駆動制御回路が、前記ON電流検出値が前記可変閾値を超えた場合にハイレベルを出力する可変閾値コンパレータ、前記ON電流検出値が所定の固定閾値を超えた場合にハイレベルを出力する固定閾値コンパレータ、前記可変閾値コンパレータの出力と前記固定閾値コンパレータの出力との論理和を出力するOR回路、及び前記OR回路の出力がハイレベルとなることに応じて前記オン期間を終了させるように構成されたロジック回路とを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のLED点灯装置。
- 請求項1から4のいずれか一項に記載のLED点灯装置と、前記LEDアレイとを備えたLED照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018204668A JP2020071978A (ja) | 2018-10-31 | 2018-10-31 | Led点灯装置及びled照明装置 |
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---|---|---|---|---|
JP2011100621A (ja) * | 2009-11-06 | 2011-05-19 | Mitsubishi Electric Corp | 光源点灯装置および照明装置 |
JP2015053228A (ja) * | 2013-09-09 | 2015-03-19 | 岩崎電気株式会社 | Led点灯装置及びled照明装置 |
-
2018
- 2018-10-31 JP JP2018204668A patent/JP2020071978A/ja active Pending
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