JP2020071841A - 制御装置及び制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者が設定した設定値が反映された編集画面が表示されない場合に比べて、設置値の編集を利用者が容易に行うことができる制御装置及び制御プログラムを提供する。【解決手段】画像形成装置において、制御部12の表示制御部41は、第1表示制御部42及び第2表示制御部44を備える。第1表示制御部42は、選択用ボタンに関連付けられたサービス処理である元アプリが有する複数の機能毎に設定値を設定するための設定画面を表示部に表示させる制御を行う。第2表示制御部44は、設定画面により複数の機能の少なくとも一部の機能に利用者の設定値が設定された処理であり、選択用ボタンに関連付けられたサービス処理であるワンタッチアプリの設定値を編集するための編集画面として、ユーザの設定値が反映された設定画面を表示部に表示させる制御を行う。【選択図】図2

Description

本開示は、制御装置及び制御プログラムに関する。
特許文献1には、制御部を備え、前記制御部は、特定の機能を実行させるショートカット機能を登録する処理として、特定の少なくとも1つの画面表示処理を実行する通常手順を実行し、前記特定の機能を実行させる第1のショートカット機能を登録する第1の登録処理と、前記特定の少なくとも1つの画面表示処理の実行を省略する簡易手順を実行し、前記特定の機能を実行させる第2のショートカット機能を登録する第2の登録処理と、を実行することを特徴とする機能実行装置が記載されている。
特許文献2には、当該装置が提供するサービスに関する設定項目の値の変更をユーザによって指示された場合、変更を指示された設定項目の変更前の値を、予め定められた記憶領域から読み出す読出手段と、当該装置が提供するサービスをショートカット起動するためのパラメータを含むショートカット情報の中から、前記変更前の値をパラメータ値として含むショートカット情報を抽出する抽出手段と、前記抽出されたショートカット情報に含まれるパラメータ値を、前記指示された値に書き換える書換手段とを有するデータ処理装置が記載されている。
特開2015−194940号公報 特開2017−163355号公報
本開示は、利用者が設定した設定値が反映された編集画面が表示されない場合に比べて、設置値の編集を利用者が容易に行うことができる制御装置及び制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の第1の態様の制御装置は、第1操作子に関連付けられた第1処理が有する複数の機能毎に設定値を設定するための設定画面を表示部に表示させる制御を行う第1表示制御部と、前記設定画面により前記複数の機能の少なくとも一部の機能に利用者の設定値が設定された処理であり、第2操作子に関連付けられた第2処理の設定値を編集するための編集画面として、前記利用者の設定値が反映された前記設定画面を前記表示部に表示させる制御を行う第2表示制御部と、を備える。
本開示の第2の態様の制御装置は、第1の態様の制御装置において、前記第2表示制御部は、前記複数の機能のうち、前記少なくとも一部の機能の設定値、及び前記少なくとも一部の機能以外の機能の設定値を前記第2処理の設定値として編集するための前記編集画面を表示させる制御を行う。
本開示の第3の態様の制御装置は、第1の態様または第2の態様の制御装置において、前記第1処理は、前記複数の機能毎に設定値が予め定められており、前記第2表示制御部は、前記利用者の設定値が設定されていない機能に、前記第1処理の予め定められた設定値が反映された前記編集画面を表示させる制御を行う。
本開示の第4の態様の制御装置は、第1の態様から第3の態様のいずれか1態様の制御装置において、前記第2表示制御部は、前記利用者の設定値が、現時点において設定不可能な値である場合、前記利用者の設定値に代えて予め定められた設置値を反映させた前記設定画面を、前記編集画面として表示させる制御を行う。
本開示の第5の態様の制御装置は、第1の態様から第4の態様のいずれか1態様の制御装置において、前記設定画面に対して前記利用者が設定した設定値を受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた設定値が設定された前記第2処理を関連付けた前記第2操作子を生成する生成部と、をさらに備えた。
本開示の第6の態様の制御装置は、第5の態様の制御装置において、前記受付部は、前記編集画面に対して前記利用者が設定した設定値をさらに受け付け、前記第2処理の現時点の設定値を、前記受付部が受け付けた設定値に更新する更新部をさらに備えた。
本開示の第7の態様の制御装置は、第5の態様の制御装置において、前記受付部は、前記編集画面に対して前記利用者が編集した設定値をさらに受け付け、前記生成部は、前記受付部が受け付けた設定値が設定された前記第2処理を関連付けた第3操作子をさらに生成する。
本開示の第8の態様の制御装置は、第6の態様または第7の態様の制御装置において、前記受付部が受け付ける、前記編集画面に対して前記利用者が編集した設定値は、前記複数の機能のうち、現時点で前記第2処理に設定値が設定されている機能以外の機能の設定値も含む。
本開示の第9の態様の制御装置は、第1の態様から第8の態様のいずれか1態様の制御装置において、前記第2表示制御部は、前記第2処理の実行に関する固有の情報、及び前記固有の情報を変更するか否かを選択する選択肢を前記表示部に表示させる制御をさらに行う。
本開示の第10の態様の制御装置は、第1の態様から第8の態様のいずれか1態様の制御装置において、前記第2表示制御部は、前記第2操作子に固有の情報、及び前記固有の情報を変更するか否かを選択する選択肢を前記表示部に表示させる制御をさらに行う。
本開示の第11の態様の制御装置は、第9の態様または第10の態様の制御装置において、前記第2表示制御部は、前記選択肢により前記固有の情報の非変更が選択された場合、かつ同一の名称の設定が不可とされている場合、編集後の前記第2処理の名称を設定するための名称設定画面を前記表示部に表示させる制御をさらに行う。
本開示の第12の態様の制御装置は、第9の態様または第10の態様の制御装置において、前記第2表示制御部は、前記選択肢により前記固有の情報が変更されたか否かにかかわらず、編集後の前記第2処理の名称を設定するための名称設定画面を前記表示部に表示させる制御をさらに行う。
本開示の第13の態様の制御装置は、第1の態様から第12の態様のいずれか1態様の制御装置において、共通の機能を有する処理同士が予め関連付けられており、前記第2表示制御部は、前記編集画面として、前記第1処理の設定画面に代わり、前記第1処理に関連付けられた他の処理が有する複数の機能毎に設定値を設定するための設定画面を、前記利用者の設定値を反映させて前記表示部に表示させる制御を行う。
本開示の第14の態様の制御装置は、第14の態様の制御装置において、前記第2表示制御部は、関連付けられている処理各々に対応する前記第2処理の前記第2操作子の一覧を前記表示部に表示させ、前記一覧から選択された前記第2操作子に応じた前記第2処理の前記編集画面を前記表示部に表示させる制御を行う。
本開示の第15の態様の制御プログラムは、第1の態様から第14の態様のいずれか1態様に記載の制御装置の第1表示制御部及び第2表示制御部として機能させるためのものである。
本開示の第1の態様及び第15の態様によれば、利用者が設定した設定値が反映された編集画面が表示されない場合に比べて、設置値の編集を利用者が容易に行うことができる。
本開示の第2の態様によれば、少なくとも一部の機能の設定値を編集するための編集画面を表示させる場合に比べて、編集前の第2処理では設定していなかった機能についても設定値の設定を行うことができる。
本開示の第3の態様によれば、編集画面に予め定められた設定値を反映させない場合に比べて、設置値の編集を利用者が容易に行うことができる。
本開示の第4の態様によれば、現時点において設定不可能な設定値を利用者が設定することにより不整合が生じた場合であっても、不整合を解消することができる。
本開示の第5の態様によれば、第1処理の設定画面により設定された設定値を対応付けた、編集前の第2処理の第2操作子について生成することができる。
本開示の第6の態様によれば、現時点の設定値を受け付けた設定値に更新することにより、編集前の設定値の上書きが行われるため、第2処理の設定値を最新の設定値とすることができる。
本開示の第7の態様によれば、編集後の第2処理を関連付けた第3操作子を生成することにより、編集前の第2処理が関連付けられた第2操作子により、編集前の第2処理についても操作が可能となる。
本開示の第8の態様によれば、第2処理について現時点では設定値が設定されていない機能であっても、設定値の設定を行うことができる。
本開示の第9の態様によれば、編集中の第2処理の実行に関する固有の情報について、変更することができる。
本開示の第10の態様によれば、編集中の第2処理に関連付けられた第2操作子に固有の情報について、変更することができる。
本開示の第11の態様によれば、固有の情報を変更しない場合であっても、編集前の第2処理と、編集後の第2処理の名称とを異ならせることができる。
本開示の第12の態様によれば、固有の情報を変更しない場合であっても、編集前の第2処理と、編集後の第2処理の名称とを異ならせることができる。
本開示の第13の態様によれば、第1処理と異なる処理の設定画面であっても、利用者の設定値を反映させた編集画面とすることができるため、設置値の編集を利用者が容易に行うことができる。
本開示の第14の態様によれば、編集を行う第2処理を選択し易くすることができる。
実施形態の画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施形態の画像形成装置の制御部の一構成の例を示すブロック図である。 実施形態の画像形成装置の表示部に表示されるホーム画面の一例を示す図である。 実施形態の画像形成装置の表示部に表示されるユーザ用のホーム画面の一例を示す図である。 登録アプリケーション情報の一例を示す図である。 実施形態の画像形成装置が実行するアプリ管理処理の流れの一例を表したフローチャートである。 設定画面の一例を示す図である。 編集ボタン付きの設定画面の一例を示す図である。 編集画面表示処理の流れの一例を表したフローチャートである。 アプリ一覧の表示の一例を示す図である。 編集画面の一例を示す図である。 選択肢付きの固有情報確認画面90の一例を示す図である。 ワンタッチアプリの保存方法を選択するために表示されるポップアップの一例を示す図である。 名称設定画面100の一例を示す図である。 実行形式が確認型のワンタッチアプリの確認画面の一例を示す図である。 サービス処理グループ情報が記憶された状態の画像形成装置の記憶部の一例を示す図である。 サービス処理グループ情報の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本開示の技術を実施するための形態例を詳細に説明する。
まず、本実施形態の画像形成装置の構成を説明する。図1は、本実施形態の画像形成装置10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態の画像形成装置10は、制御部12、記憶部14、表示部16、操作部18、画像形成部20、画像読取部22、及び通信部24を備えている。
本実施形態の制御部12は、画像形成装置10の全体を制御する。制御部12は、CPU(Central Processing Unit)12A、ROM(Read Only Memory)12B、及びRAM(Random Access Memory)12Cを備えている。
CPU12Aは、各種プログラム(詳細後述)を実行することにより、画像形成装置10の動作を制御する。ROM12Bには、CPU12Aで実行される各種プログラム及び各種パラメータ等が予め記憶されている。RAM12Cは、CPU12Aによる各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられる。
本実施形態の制御部12は、CPU12Aが、記憶部14に記憶されている、アプリ管理プログラム14Aの各々をRAM12Cに書き込んで実行することにより、図2に示す受付部40、第1表示制御部42、第2表示制御部44、生成部46、及び更新部48として機能する。図2には、本実施形態の制御部12の機能的な構成の一例を表すブロック図を示す。本実施形態の制御部12が、本開示の「制御装置」の一例である。
受付部40は、サービス処理を提供する元アプリ(詳細後述)が有する複数の機能について、設定画面70(図7及び図8参照、詳細後述)よりユーザが設定した設定値を受け付ける。また、受付部40は、元アプリに基づいてユーザが作成したワンタッチアプリ(詳細後述)の編集を行うための編集画面80(図11参照、詳細後述)によりユーザが設定した設定値を受け付ける。
表示制御部41は、第1表示制御部42及び第2表示制御部44を備える。第1表示制御部42は、選択用ボタン52(図3参照、詳細後述)に関連付けられたサービス処理が有する複数の機能毎に設定値を設定するための設定画面70を表示部16に表示させる制御を行う。本実施形態の画像形成装置10では、設定画面70により複数の機能の少なくとも一部の機能にユーザの設定値が設定されたサービス処理をワンタッチアプリとして、登録することができる。この場合、ワンタッチアプリの選択用ボタン53(図4参照、詳細後述)を生成部46が生成する。第2表示制御部44は、選択用ボタン53に関連付けられたワンタッチアプリの設定値を編集するための編集画面80として、ユーザの設定値が反映された設定画面70を表示部16に表示させる制御を行う。
生成部46は、受付部40が受け付けた設定値が設定されたワンタッチアプリのサービス処理を関連付けた選択用ボタン52を生成する。更新部48は、編集画面80により編集が行われたワンタッチアプリのサービス処理について、現時点の設定値を、受付部40が受け付けた設定値に更新する。
記憶部14としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、及びフラッシュメモリ等が用いられる。記憶部14には、アプリ管理プログラム14Aが記憶されている。なお、アプリ管理プログラム14Aは、記憶部14に代わり、ROM12Bに記憶されていてもよい。また、記憶部14には、ユーザ管理情報14B、装置管理情報14C、及び登録アプリケーション情報」14Dが記憶されている。ユーザ管理情報14Bは、画像形成装置10を使用するユーザの権限に関する情報、及びユーザのログインの管理に用いる情報等である。装置管理情報14Cは、画像形成装置10が有する各種機能の初期値に関する情報等である。登録アプリケーション情報14Dは、ユーザが登録したアプリケーションに関する情報である。なお、登録アプリケーション情報14Dについては、詳細を後述する。
表示部16には、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等が用いられる。表示部16は、タッチパネルを一体的に有している。操作部18には、テンキーやスタートキー等の各種の操作キーが設けられている。表示部16及び操作部18は、画像形成装置10のユーザから各種の指示を受け付ける。この各種の指示には、例えば、画像の読み取りを開始させる指示や、画像のコピーを開始させる指示等が含まれる。表示部16は、ユーザから受け付けた指示に応じて実行された処理の結果や、処理に対する通知等の各種の情報を表示する。
画像読取部22は、用紙などの記録媒体上の文書及び画像を読み取り、読み取った文書及び画像を表す画像データを生成する画像読取(スキャナ)機能を有する。画像形成部20は、画像読取部22により生成された画像データ、または通信部24を介して得られた画像データに基づく画像を、電子写真方式やインクジェット方式等によって記録媒体に対して形成する画像形成機能を有している。
通信部24は、インターネットやLAN(Local Area Network)等の通信回線(図示省略)に接続されており、通信回線に接続されている他の装置と通信を行う通信インターフェースとして機能する。
上述したCPU12A、ROM12B、RAM12C、記憶部14、表示部16、操作部18、画像形成部20、画像読取部22、及び通信部24は、システムバスやコントロールバス等のバス29を介して、各種データの授受が可能に接続されている。
次に、本実施形態の画像形成装置10の作用を説明する。
まず、本実施形態の画像形成装置10の表示部16に表示されるホーム画面について説明する。図3は、表示部16に表示されるホーム画面50の一例を示す図である。ユーザのログイン前は、表示部16には、図3に示すホーム画面50が表示されている。ログイン前のホーム画面50には、複数の選択用ボタン52と共に、ログインボタン54、設定ボタン56A、及びリセットボタン56Bが表示されている。
本実施形態の選択用ボタン52及び後述する選択用ボタン53(図4参照)は、対応付けられた処理を表す図柄及び文字の少なくとも一方を画像として表現したものである。本実施形態では、サービス処理を図柄(画像)で表現している。ユーザが、指等により表示部16に表示された選択用ボタン52または選択用ボタン53を選択(押圧)する操作を行うことにより、対応付けられているサービス処理が選択され、選択されたサービス処理に対応付けられているアプリケーションプログラムが実行される。図3に示した例では、複数の選択用ボタン52の何れかがユーザにより選択(押圧)されることで、選択用ボタン52に関連付けられている機能(サービス処理)が実行される。
図3に示す例では、選択用ボタン52として、名称が「コピー」、「ファクス」、「スキャン」、「メディア接続」、「プリント」、「PC保存」、「メール」、及び「画像」の各サービス処理を選択するための選択用ボタン52が表示されている。図3に示す例では、選択用ボタン52に使用される図柄は、選択用ボタン52に対応付けられているサービス処理の内容を表している。
なお、本実施形態の画像形成装置10では、ホーム画面50に表示される選択用ボタン52により選択されるサービス処理は、画像形成装置10に初期設定として予め用意されているサービス処理である。選択用ボタン52は、画像形成装置10を利用する全てのユーザによる利用が可能である。換言すると、選択用ボタン52により選択されるサービス処理は、画像形成装置10を利用する全てのユーザによる利用が可能なサービス処理である。
ログインボタン54がユーザにより選択されることで、ログイン認証が行われる。ログイン認証では、ユーザから受け付けたユーザID(Identification)やパスワード等が、予め登録された情報と一致するか否かにより認証が行われる。
ユーザのログイン後は、表示部16には、図4に示すユーザ用のホーム画面60が表示される。ホーム画面60は、個々のユーザに対応して表示されるものである。ホーム画面60は、ユーザIDに関連付けて記憶されたホーム画面情報に基づいて生成される。
ホーム画面情報としては、ホーム画面60に表示する選択用ボタン53の情報、表示される選択用ボタン53を表す画像に関する情報、及び表示される選択用ボタン53に対応付けられているサービス処理に関する情報等が記憶されている。また、本実施形態の選択用ボタン52が、本開示の「第1操作子」の一例であり、本実施形態の選択用ボタン53が、本開示の「第2操作子」及び「第3操作子」の一例である。また、選択用ボタン52によって選択されるサービス処理である元アプリが、本開示の「第1処理」の一例であり、選択用ボタン53によって選択されるサービス処理であるワンタッチアプリが、本開示の「第2処理」の一例である。
また、本実施の形態では、ホーム画面60は、複数のページにより構成されている。図4には最初のページを示す。表示部16に表示されたホーム画面60上を、ユーザの指等によりスクロールすることで、最初のページから、他のページ(図示省略)に切り替わる。画面右上のリセットボタン56Bがユーザにより押圧された場合、デフォルトである最初のページ(図4参照)に戻る。
図4に示した例では、ホーム画面60には、上述した選択用ボタン52と、ユーザにより新たに登録されたサービス処理を選択するための選択用ボタン53とが、表示される。図4に示した例では、ホーム画面60には、「コピー」、「ファクス」、「スキャン」、「メディア接続」、及び「画像」の何れかのサービス処理を選択するための選択用ボタン52が表示されている。また、ホーム画面60には、「a」、「b」、及び「c」の何れかのサービス処理を選択するための選択用ボタン53が表示される。さらに、ホーム画面60には、設定ボタン56A、及びリセットボタン56Bが表示されている。また、ユーザのログイン後は、ホーム画面60には、ログインボタン54の代わりに、ログインしたユーザのユーザ名55が表示される。
本実施形態の画像形成装置10では、ユーザにより、初期設定として予め用意されているサービス処理に基づいて、新たなサービス処理を実行するためのアプリケーションプログラムを登録することが可能となっている。本実施形態の画像形成装置10では、制御部12が、ユーザによって登録されたサービス処理を実行するためのアプリケーションプログラムの管理を行う。以下では、画像形成装置10に初期設定として予め用意されているサービス処理について、「元アプリ」といい、元アプリに基づいて、ユーザにより新たに登録されたサービス処理を、「ワンタッチアプリ」という。
ユーザがワンタッチアプリを登録した場合、登録されたワンタッチアプリを選択するための選択用ボタン53がホーム画面60に表示される。例えば、図4に示した一例では、名称が「a」、「b」、及び「c」のワンタッチアプリの各々はユーザにより登録されたワンタッチアプリである。図4に示した一例では、ユーザにより登録されたワンタッチアプリの選択用ボタン53には、ワンタッチアプリを登録したユーザにより選択された図柄が使用されている。
ユーザにより登録されるワンタッチアプリには、画像形成装置10を利用する全てのユーザによる利用が可能な「共有」の権限が設定されたワンタッチアプリ(以下、「共有アプリ」という)と、特定のユーザにより利用される「個人」の権限が設定されたワンタッチアプリ(以下、「個人アプリ」という)とがある。換言すると、選択用ボタン53には、「共有」の権限が設定されたものと、「個人」の権限が設定されたものとが存在する。そのため、ホーム画面60には、ログインしたユーザが登録した「個人」の権限が設定された選択用ボタン53が表示されると共に、登録したユーザが誰かにかかわらず、「共有」の権限が設定された選択用ボタン53が表示される。
「共有」の権限が設定された選択用ボタン53には、図4に示した一例のように、「共有」であることを示す矩形のマーク(共有バッジ58)が付加されている。図4に示した一例では、「a」が、共有アプリである。従って、図4に示した一例では、「b」及び「c」は、個人アプリである。
また、ユーザにより登録されるワンタッチアプリには、サービス処理の実行形式について、「確認型」のアプリと「即時型」のアプリとがある。
実行形式が確認型のワンタッチアプリでは、ホーム画面60で選択用ボタン53が選択されると、実行するか否かを確認する確認画面や、機能の詳細な設定を行うための設定画面が表示される。選択用ボタン53の選択を行うだけでは、サービス処理の実行は開始されない。一方、実行形式が即時型のワンタッチアプリでは、ホーム画面60において選択用ボタン53の選択を1回行うだけで、ワンタッチアプリの実行が開始される。確認画面や設定画面は表示されず、実行中であることを示す実行画面が表示される。
実行の選択用ボタン53には、図4に示すように、「即時型」のワンタッチアプリであることを示す菱形のマーク(ワンタッチバッジ57)が付加されている。図4に示した一例では、名称が「a」及び「b」のワンタッチアプリの各々を選択するための選択用ボタン53には、ワンタッチバッジ57が付加されている。
上述したように、本実施形態の画像形成装置10では、ユーザにより、ワンタッチアプリの登録が可能となっているが、共有アプリについては、登録可能な数が予め定められている。また、詳細は後述するが、本実施形態の画像形成装置10では、登録したワンタッチアプリの編集が可能となっている。
ユーザにより登録されたワンタッチアプリは、記憶部14に記憶されている登録アプリケーション情報14Dによって管理される。図5は、本実施形態の登録アプリケーション情報14Dの一例を示す図である。図5に示すように、登録アプリケーション情報14Dは、ワンタッチアプリの名称、権限、実行形式、個人アプリを利用する個人ユーザ、設定された処理の設定値を表すパラメータ、及びアイコンの各々を表す情報が対応付けられている。
本実施形態の画像形成装置10では、ユーザがホーム画面50またはホーム画面60から、選択用ボタン52を選択した場合に、図6に示したアプリ管理処理が実行される。図6には、本実施形態の画像形成装置10が実行するアプリ管理処理の流れの一例を表したフローチャートを示す。本実施形態では、制御部12のCPU12Aが、記憶部14に記憶されているアプリ管理プログラム14Aを実行することにより、図6に示したアプリ管理処理が実行される。
図6に示したステップS100で第1表示制御部42は、ログインしたユーザに、ワンタッチアプリを編集する権限があるか否かを、ユーザ管理情報14Bに基づいて判定する。
権限がない場合は、ステップS100の判定が否定判定となり、ステップS102へ移行する。ステップS102で第1表示制御部42は、元アプリの設定画面を表示部16に表示させた後、本アプリ管理処理を終了する。
図7には、表示部16に表示される元アプリの設定画面(以下、単に「設定画面」という)70の一例を示す。設定画面70には、元アプリが有する複数の機能毎の設定値を設定するための設定ボタン71と、スタートボタン73とが、含まれている。表示部16に表示された初期状態の設定画面70は、各機能の設定値として、元アプリのサービス処理に予め定められた設定値が表示される。ユーザは、設定値を変更(設定)したい機能に応じた設定ボタン71を選択する。本実施形態では、設定ボタン71を選択することにより、選択された機能の設定値の設定が可能となる。ユーザは、選択した機能の設定値を変更した後、スタートボタン73を押圧する。受付部40は、スタートボタン73が押圧されると、ユーザが設定した設定値を受け付ける。そして、画像形成装置10は、各機能の設定値に基づき、元アプリのサービス処理を実行する。
このように、本実施形態の画像形成装置10では、ワンタッチアプリを編集する権限がないユーザは、ワンタッチアプリの作成及び編集を行うことができず、元アプリに対応付けられたサービス処理のみを利用することができる。
一方、ユーザに、ワンタッチアプリを編集する権限がある場合は、ステップS100の判定が肯定判定となり、ステップS104へ移行する。ステップS104で第1表示制御部42は、選択用ボタン52に対応する、編集ボタン付きの元アプリの設定画面を表示部16に表示させる。図8には、編集ボタン付きの設定画面70の一例を示す。設定画面70には、図7に示した設定画面70に比べて、ワンタッチアプリの編集ボタン72と、編集した設定値を保存するための保存ボタン74とが、含まれている点が異なっている。本実施形態の設定画面70が、本開示の「設定画面」の一例である。
ユーザは、新規にワンタッチアプリを作成したい場合、上述したように、設定画面70に対して、設定値を変更(設定)したい機能に応じた設定ボタン71を選択し、選択した機能の設定値を変更した後、保存ボタン74を押圧する。受付部40は、保存ボタン74が押圧されると、ユーザが設定した設定値を受け付ける。
一方、ユーザは、既存のワンタッチアプリの編集を行いたい場合、設定画面70の編集ボタン72を押圧する。
ステップS106で、第2表示制御部44は、編集ボタン72及び保存ボタン74のうち、編集ボタン72が選択されたか否かを判定する。ユーザにより編集ボタン72が選択されていない場合、換言すると保存ボタン74が選択された場合、ステップS106の判定が否定判定となり、ステップS108へ移行する。この場合、ワンタッチアプリを新規に作成する場合に対応する。
ステップS108で生成部46、ワンタッチアプリに固有の情報を設定するための固有情報設定画面(図示省略)を表示部16に表示させる。一例として、本実施形態においてワンタッチアプリに固有の情報とは、ワンタッチアプリに対応するサービス処理の実行に関する情報と、ワンタッチアプリの選択用ボタン53に固有の情報とを含む。サービス処理の実行に関する情報としては、例えば、権限(共通及び個人)を表す情報、及び実行形式(確認型及び即時型)のいずれであるかを表す情報等が挙げられる。また、選択用ボタン53に固有の情報とは、ワンタッチアプリ(選択用ボタン53)の名称、及び選択用ボタン53として表示させるアイコンの図柄等に関する情報等が挙げられる。
ユーザは、表示部16に表示された固有情報設定画面に対して、ワンタッチアプリに固有の情報を設定する。ユーザによるワンタッチアプリに固有の情報の設定が終了すると、次のステップS110で生成部46はワンタッチアプリの選択用ボタン53を新たに生成する。具体的には、生成部46は、上記ステップS108で設定されたワンタッチアプリの固有情報に基づいて、受付部40が受け付けたユーザの設定値に応じたサービス処理を対応付けたワンタッチアプリの選択用ボタン53を生成する。
次のステップS112で生成部46は、登録アプリケーション情報14Dに当該ワンタッチアプリを登録した後、本アプリ管理処理を終了する。
一方、ユーザにより編集ボタン72が選択された場合、ステップS106の判定が肯定判定となり、ステップS114へ移行する。ステップS114で第2表示制御部44は、図9に示した編集画面表示処理を実行する。
図9に示したステップS200で第2表示制御部44は、当該ユーザが登録し、編集が可能となっている、ワンタッチアプリの一覧を表示部16に表示させる。図10には、編集が可能なワンタッチアプリの一覧が表示された状態の一例を示す。図10に示した一例では、各々名称が「a」、「b」、及び「c」である、3つのワンタッチアプリの選択用ボタン53が、編集が可能なワンタッチアプリとして、表示された状態を示している。
次のステップS202で第2表示制御部44は、編集するアプリが選択されたか判定する。選択されるまで待機状態となり、選択されるとステップS202の判定が肯定判定となり、ステップS204へ移行する。
ステップS204で第2表示制御部44は、装置管理情報14Cを参照して、機能毎に初期値を読出し、設定画面70のデータに含まれる各機能の設定値のデータを上書きする。なお、第2表示制御部44は、ユーザが初期値を設定している場合、装置管理情報14Cに応じた初期値に代わり、ユーザが設定した初期値で、設定画面70のデータに含まれる各機能の設定値のデータを上書きする。
次のステップS206で第2表示制御部44は、登録アプリケーション情報14Dを参照し、ユーザが設定した設定値(以下、「編集前のユーザ設定値」という)を読出し、設定画面70のデータに含まれる設定値のデータを上書きする。
次のステップS208で第2表示制御部44は、上記ステップS204及びステップS206で設定した初期値及び編集前のユーザ設定値に不整合が有るか否かを判定する。例えば、画像形成装置10の機能が更新された場合、ユーザがワンタッチアプリを作成した時点では設定が可能な設定値が、更新後では設定不可能となる場合がある。また例えば、他の画像形成装置10で作成したワンタッチアプリ等を、本画像形成装置10に転用した場合、他の画像形成装置10では設定が可能な設定値や初期値が、本画像形成装置10では、設定不可能となる場合がある。また例えば、初期値及び編集前のユーザ設定値が、カラーコピーの使用権限が無い等、ユーザが権限を有さない機能及び設定値である場合がある。一例として本実施形態の画像形成装置10では、このように現時点では、設定不可能な設定値が設定された場合、不整合が有ると判定する。
不整合が無い場合、ステップS208の判定が否定判定となり、ステップS212へ移行する。一方、不整合が有った場合、ステップS208の判定が肯定判定となり、ステップS210へ移行する。
ステップS210で第2表示制御部44は、上述の不整合を解消する。一例として本実施形態の画像形成装置10では、不整合が生じた初期値及び編集前のユーザ設定値の各々について、初期値及び編集前のユーザ設定値に最も近く、かつ本画像形成装置10で設定が可能な設定値に変更することで不整合を解消する。
ステップS212で第2表示制御部44は、上記ステップS204及びステップS206で設定した初期値及び編集前のユーザ設定値に、機能間でのコンフリクトが有るか否かを判定する。例えば、本実施形態の画像形成装置10では、サービス処理がコピーの場合、「トレイ選択」の機能と、「倍率」の機能とでは、「トレイ選択」の設定値を「自動」とし、「倍率」の設定値を「自動」とした場合に、コンフリクトが生じる。一例として本実施形態の画像形成装置10では、このように機能間でのコンフリクトが生じる場合が予め定められている。
コンフリクトが無い場合、ステップS212の判定が否定判定となり、ステップS216へ移行する。一方コンフリクト有る場合、ステップS212の判定が肯定判定となり、ステップS214へ移行する。
ステップS214で第2表示制御部44は、上述のコンフリクトを解消する。一例として本実施形態の画像形成装置10では、機能間でのコンフリクトが生じた場合に優先すべき機能の順位が予め定められており、優先度が低い方の機能について、初期値及び編集前のユーザ設定値に最も近い設定値に変更することでコンフリクトを解消する。例えば、上述のように、「トレイ選択」の設定値を「自動」とし、「倍率」の設定値を「自動」としてコンフリクトが生じ、かつ「倍率」の優先順位が低い場合は、「倍率」の設定値を「100%」に変更する。
次の、ステップS216で第2表示制御部44は、ワンタッチアプリの編集画面(以下、単に「編集画面」という)を表示部16に表示した後、編集画面表示処理を終了して、図6のステップS116へ移行する。図11には、編集画面80の一例を示す。本実施形態の編集画面80は、設定画面70に対して、編集前のユーザ設定値が反映された画面である。図11に示した編集画面80は、編集前のユーザ設定値が反映された状態の、複数の機能毎の設定値を設定するための設定ボタン81が含まれている。また、編集画面80には、スタートボタン83と、保存ボタン84とが、含まれている。本実施形態の編集画面80が、本開示の「編集画面」の一例である。
なお、第2表示制御部44は、編集前のユーザ設定値等に不整合及びコンフリクトの少なくとも一方が生じ、設定値の変更を行った場合、その旨を表す情報を表示部16に表示して、ユーザに報知することが好ましい。
表示部16に編集画面80が表示されると、ユーザは、編集画面80に対して、上述した設定画面70に対して行ったのと同様に、設定値を変更(設定)したい機能に応じた設定ボタン81を選択し、選択した機能の設定値を変更した後、保存ボタン84を押圧する。受付部40は、保存ボタン74が押圧されると、ユーザが設定した設定値を受け付ける。
保存ボタン84が押圧されるまで待機状態と成り、保存ボタン84が押圧されると、ステップS116が肯定判定となって、ステップS118へ移行する。
ステップS118で第2表示制御部44は、選択肢付きの固有情報確認画面を表示部16に表示させる。図12には、選択肢付きの固有情報確認画面90の一例を示す。図12に示すように固有情報確認画面90には、上述した編集中のワンタッチアプリに固有の情報が表示される。また、図12に示した固有情報確認画面90には、表示されたワンタッチアプリに固有の情報を変更するか否かを選択するための選択肢として、変更ボタン92及び確認ボタン94が付加されている。固有情報確認画面90に表示されているワンタッチアプリの固有の情報を変更する場合、ユーザは変更ボタン92を選択して押圧する。一方、表示されているワンタッチアプリの固有の情報を変更しない場合、ユーザは確認ボタン94を選択して押圧する。
次のステップS120で第2表示制御部44は、変更ボタン92が選択されたか否かを判定する。変更ボタン92が選択された場合、ステップS120の判定が否定判定となり、上述のステップS108へ移行する。この場合、ワンタッチアプリに固有の情報を変更するために、上述したようにワンタッチアプリに固有の情報を設定するための固有情報設定画面(図示省略)に対してユーザが設定したワンタッチアプリの固有情報に基づいて生成されたワンタッチアプリが登録アプリケーション情報14Dに登録される。
一方、変更ボタン92が選択されなかった場合、換言すると確認ボタン94が選択された場合、ステップS120の判定が否定判定となり、ステップS122へ移行する。
本実施形態の画像形成装置10では、上述の保存ボタン84が押圧されると、図13に一例を示した、ワンタッチアプリの保存方法を選択するためのポップアップ86が表示される。ユーザは、編集したワンタッチアプリを更新する場合、ポップアップ86に含まれるワンタッチアプリ更新ボタン88を選択し、押圧する。一方、ユーザは、編集前のワンタッチアプリとは別に、編集後のワンタッチアプリを登録する場合、ポップアップ86に含まれる新規ワンタッチアプリ保存ボタン87を選択し、押圧する。
ステップS122で更新部48は、ワンタッチアプリ更新ボタン88が選択されたか否かを判定する。ワンタッチアプリ更新ボタン88が選択された場合、ステップS122の判定が肯定判定となり、ステップS124へ移行する。ステップS124で更新部48は、編集したワンタッチアプリの登録アプリケーション情報14Dを、ユーザが設定した設定値に上書きして更新した後、本アプリ管理処理を終了する。
一方、新規ワンタッチアプリ保存ボタン87が選択された場合、ステップS122の判定が否定判定となり、ステップS126へ移行する。ステップS126で第2表示制御部44は、表示部16に編集後のワンタッチアプリの名称を設定するための名称設定画面を表示させる。図14には、名称設定画面100の一例を示す。名称設定画面100には、設定する名称が表示される名称表示部102と、名称の入力に用いるキーボード103と、完了ボタン104とが表示される。名称表示部102には、初期状態では編集前のワンタッチアプリの名称が表示され、キーボード103による入力を受付部40が受け付けると、受け付けた文字が表示される。ユーザは、名称を変更しない場合、キーボード103から文字を入力することなく、完了ボタン104を押圧すればよい。一方、名称を変更する場合、キーボード103から文字を入力し、名称を設定した後、完了ボタン104を押圧する。完了ボタン104が押圧されると、ステップS128へ移行する。本実施形態の名称設定画面100が、本開示の「名称設定画面」の一例である。
ステップS128で生成部46は、ワンタッチアプリの選択用ボタン53を新たに生成する。具体的には、生成部46は、編集前のワンタッチアプリの固有の情報、及び名称設定画面100により設定された名称に基づいて、受付部40が受け付けたユーザの設定値に応じたサービス処理を対応付けたワンタッチアプリの選択用ボタン53を生成する。
次のステップS130で生成部46は、登録アプリケーション情報14Dに当該ワンタッチアプリを登録した後、本アプリ管理処理を終了する。この場合、変種前のワンタッチアプリと、編集後のワンタッチアプリと、2つのワンタッチアプリが登録アプリケーション情報14Dに登録された状態となる。
以上説明したように、本実施形態の画像形成装置10は、第1表示制御部42及び第2表示制御部44を備える。第1表示制御部42は、選択用ボタン52に関連付けられたサービス処理である元アプリが有する複数の機能毎に設定値を設定するための設定画面70を表示部16に表示させる制御を行う。第2表示制御部44は、設定画面70により複数の機能の少なくとも一部の機能に利用者の設定値が設定された処理であり、選択用ボタン53に関連付けられたサービス処理であるワンタッチアプリの設定値を編集するための編集画面80として、ユーザの設定値が反映された設定画面70を表示部16に表示させる制御を行う。
このように、本実施形態の画像形成装置10では、ワンタッチアプリの設定値を編集する場合、第2表示制御部44が、元アプリの設定画面70に、編集を行うワンタッチアプリの設定値を反映させた画面を、当該ワンタッチアプリの編集画面80として、表示部16に表示させる。
従って、本実施形態の画像形成装置10によれば、ユーザが設定した設定値が反映された編集画面80が表示されない場合に比べて、設置値の編集をユーザが容易に行うことができる。
また、本実施形態の画像形成装置10では、元アプリの設定画面70を編集画面80として流用している。従って、本実施形態の画像形成装置10によれば、ユーザは、使い慣れた操作性で編集が可能となる。また、本実施形態の画像形成装置10によれば、編集元のワンタッチアプリを作成する際にユーザが設定値を設定した機能以外の機能についても、設定値の設定を行うことが可能となる。また、本実施形態の画像形成装置10によれば、ワンタッチアプリの編集画面そのものを新たに作成する必要がないため、開発コストや、開発時間の削減を行うことができる。
なお、上記実施形態では、元アプリの設定画面70から、ワンタッチアプリの編集画面80に移行する形態について説明したが、その他の形態でもよい。例えば、実行形式が確認型のワンタッチアプリの場合、ホーム画面60で選択用ボタン53が選択されると、サービス処理の実行前に、上述したようにサービス処理を実行するか否かを確認する確認画面が表示される。この確認画面から、ワンタッチアプリの編集画面80に移行する形態としてもよい。図15には、当該形態とした場合の確認画面110の一例を示す。図15に示した確認画面には、ユーザが設定した設定値と、編集ボタン112と、スタートボタン113と、が含まれている。確認画面110のスタートボタン113がユーザにより押圧されると、表示されている設定値に基づいてサービス処理が実行される。一方、編集ボタン112がユーザにより押圧されると、上述した元アプリの設定画面70にユーザの設定値等が反映された編集画面80(図11参照)を表示させる形態としてもよい。
また例えば、ホーム画面50及びホーム画面60の設定ボタン56Aをユーザが押圧した場合に、第2表示制御部44が、編集が可能なワンタッチアプリの選択用ボタン53の一覧を例えば、図10に示した一例のように表示させる。そして、選択用ボタン53の一覧から、ユーザが編集を行いたいワンタッチアプリの選択用ボタン53を選択すると、元アプリの設定画面70にユーザの設定値等が反映された編集画面80(図11参照)を表示させる形態としてもよい。
また例えば、ホーム画面60に表示される選択用ボタン53のうち、編集が可能なワンタッチアプリの選択用ボタン53に対して編集ボタンを付加し、当該編集ボタンが押圧された場合に、元アプリの設定画面70に選択用ボタン53に応じたワンタッチアプリのユーザの設定値等が反映させた編集画面80(図11参照)を表示させる形態としてもよい。
また、上記実施形態では、元アプリの設定画面70を流用し、当該元アプリから作成されたワンタッチアプリを編集する形態について説明したが、流用する設定画面70をその他のアプリケーション(元アプリ)の設定画面70としてもよい。例えば、複数のサービス処理同士が共通の機能を複数有する場合、当該複数のサービス処理のうちのいずれかの設定画面70を流用する形態としてもよい。
上記形態について図面を参照して説明する。共通の機能を有するサービス処理同士を予めサービス処理グループとして関連付けておき、サービス処理グループに関する情報を得ておく。例えば、図16に示すように、画像形成装置10の記憶部14に、図17に一例を示したサービス処理グループ情報14Eを記憶させておく。図17に示したサービス処理グループ情報14Eの一例では、名称が「コピー」というサービス処理グループには、名称が「コピー」、「IDカードコピー」、及び「かんたんコピー」の3つのサービス処理同士が関連付けられている。上述したように、ホーム画面60から元アプリとして「コピー」の選択用ボタン52が選択された場合、アプリ管理処理(図6参照)が実行され、ステップS104で第1表示制御部42は、「コピー」の設定画面70を表示部16に表示させる。
一方、ステップS114で実行される編集画面実行処理(図9参照)のステップS200で第2表示制御部44は、ワンタッチアプリの一覧として、元アプリである「コピー」から作成されたワンタッチアプリの選択用ボタン53を表示部16に表示させる。さらに、第2表示制御部44は、サービス処理グループ情報14Eを参照し、ワンタッチアプリの一覧として、当該「コピー」に関連付けられた元アプリである「IDカードコピー」、及び「かんたんコピー」の各々から作成されたワンタッチアプリの選択用ボタン53も表示部16に表示させる。なお、この際、元アプリである「コピー」から作成されたワンタッチアプリの選択用ボタン53には、その旨がわかる情報(マーク等)を付加して表示することが好ましい。
この場合、例えば、「かんたんコピー」から作成されたワンタッチアプリの選択用ボタン53をユーザが選択した場合、ステップS104で表示させた「コピー」の設定画面70を流用した編集画面80により、ワンタッチアプリの編集が可能となる。
このように、当該形態の画像形成装置10によれば、サービス処理グループに基づいて、編集が可能なワンタッチアプリの一覧を表示させることにより、ワンタッチアプリを作成した際の元アプリと異なる元アプリから、ワンタッチアプリの編集を行うことが可能となる。
また、上記実施形態では、画像形成装置10に登録可能なワンタッチアプリの数に制限を設けない形態について説明したが、登録可能なワンタッチアプリの数に制限を設ける形態としてもよい。例えば、権限等に関わらず、全てのユーザによって用いられるホーム画面50に、多数の選択用ボタンが表示された場合、ユーザは所望のサービス処理を選択するための選択用ボタンを見つけ難くなることがある。具体例として、通常のサービス処理(元アプリ)を選択するための選択用ボタン52と、「共有」の権限が付与されたワンタッチアプリの選択用ボタン53とを表示部16に表示させた場合、表示される選択用ボタンの数が多くなる。このような場合、画像形成装置10全体として、登録可能な「共有」の権限が付与されたワンタッチアプリの数に上限を設ける形態としてもよい。
また、上記実施形態では、画像形成装置10の制御部12が本開示の制御装置として機能する形態について説明したが、本開示の制御装置として、その他の装置の制御部等が機能する形態としてもよい。例えば、タブレット端末装置や、スマートフォン等を制御する制御部が、本開示の制御装置として機能する形態であってもよい。
また、上記実施形態において、例えば、受付部40、第1表示制御部42、第2表示制御部44、生成部46、及び更新部48といった各種の処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、前述したように、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせや、CPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアント及びサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
更に、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)を用いることができる。
また、上記実施形態では、アプリ管理プログラム14A、ユーザ管理情報14B、装置管理情報14C、及び登録アプリケーション情報14Dの各々が記憶部14に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。アプリ管理プログラム14A、ユーザ管理情報14B、装置管理情報14C、及び登録アプリケーション情報14Dの各々は、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、アプリ管理プログラム14A、ユーザ管理情報14B、装置管理情報14C、及び登録アプリケーション情報14Dの各々は、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
10 画像形成装置
12 制御部、12A CPU、12B ROM、12C RAM
14 記憶部、14A アプリ管理プログラム、14B アプリ管理情報、14C 装置管理情報、14D 登録アプリケーション情報、14E サービス処理グループ情報
16 表示部
18 操作部
20 画像形成部
22 画像読取部
24 通信部
29 バス
40 受付部
41 表示制御部
42 第1表示制御部
44 第2表示制御部
46 生成部
48 更新部
50、60 ホーム画面
52、53 選択用ボタン
54 ログインボタン
55 ユーザ名
56A 設定ボタン、56B リセットボタン
57 ワンタッチバッジ
58 共有バッジ
70 設定画面
71、81 設定ボタン
72 編集ボタン
73、83 スタートボタン
74、84 保存ボタン
80 編集画面
86 ポップアップ
87 新規ワンタッチアプリ保存ボタン
88 ワンタッチアプリ更新ボタン
90 固有情報確認画面
92 変更ボタン
94 確認ボタン
100 名称設定画面
102 名称表示部
103 キーボード
104 完了ボタン
110 確認画面

Claims (15)

  1. 第1操作子に関連付けられた第1処理が有する複数の機能毎に設定値を設定するための設定画面を表示部に表示させる制御を行う第1表示制御部と、
    前記設定画面により前記複数の機能の少なくとも一部の機能に利用者の設定値が設定された処理であり、第2操作子に関連付けられた第2処理の設定値を編集するための編集画面として、前記利用者の設定値が反映された前記設定画面を前記表示部に表示させる制御を行う第2表示制御部と、
    を備えた制御装置。
  2. 前記第2表示制御部は、前記複数の機能のうち、前記少なくとも一部の機能の設定値、及び前記少なくとも一部の機能以外の機能の設定値を前記第2処理の設定値として編集するための前記編集画面を表示させる制御を行う、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記第1処理は、前記複数の機能毎に設定値が予め定められており、
    前記第2表示制御部は、前記利用者の設定値が設定されていない機能に、前記第1処理の予め定められた設定値が反映された前記編集画面を表示させる制御を行う、
    請求項1または請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記第2表示制御部は、前記利用者の設定値が、現時点において設定不可能な値である場合、前記利用者の設定値に代えて予め定められた設置値を反映させた前記設定画面を、前記編集画面として表示させる制御を行う、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記設定画面に対して前記利用者が設定した設定値を受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた設定値が設定された前記第2処理を関連付けた前記第2操作子を生成する生成部と、をさらに備えた、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記受付部は、前記編集画面に対して前記利用者が設定した設定値をさらに受け付け、
    前記第2処理の現時点の設定値を、前記受付部が受け付けた設定値に更新する更新部をさらに備えた、
    請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記受付部は、前記編集画面に対して前記利用者が編集した設定値をさらに受け付け、
    前記生成部は、前記受付部が受け付けた設定値が設定された前記第2処理を関連付けた第3操作子をさらに生成する、
    請求項5に記載の制御装置。
  8. 前記受付部が受け付ける、前記編集画面に対して前記利用者が編集した設定値は、前記複数の機能のうち、現時点で前記第2処理に設定値が設定されている機能以外の機能の設定値も含む、
    請求項6または請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記第2表示制御部は、前記第2処理の実行に関する固有の情報、及び前記固有の情報を変更するか否かを選択する選択肢を前記表示部に表示させる制御をさらに行う、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の制御装置。
  10. 前記第2表示制御部は、前記第2操作子に固有の情報、及び前記固有の情報を変更するか否かを選択する選択肢を前記表示部に表示させる制御をさらに行う、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の制御装置。
  11. 前記第2表示制御部は、前記選択肢により前記固有の情報の非変更が選択された場合、かつ同一の名称の設定が不可とされている場合、編集後の前記第2処理の名称を設定するための名称設定画面を前記表示部に表示させる制御をさらに行う、
    請求項9または請求項10に記載の制御装置。
  12. 前記第2表示制御部は、前記選択肢により前記固有の情報が変更されたか否かにかかわらず、編集後の前記第2処理の名称を設定するための名称設定画面を前記表示部に表示させる制御をさらに行う、
    請求項9または請求項10に記載の制御装置。
  13. 共通の機能を有する処理同士が予め関連付けられており、
    前記第2表示制御部は、前記編集画面として、前記第1処理の設定画面に代わり、前記第1処理に関連付けられた他の処理が有する複数の機能毎に設定値を設定するための設定画面を、前記利用者の設定値を反映させて前記表示部に表示させる制御を行う、
    請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の制御装置。
  14. 前記第2表示制御部は、関連付けられている処理各々に対応する前記第2処理の前記第2操作子の一覧を前記表示部に表示させ、前記一覧から選択された前記第2操作子に応じた前記第2処理の前記編集画面を前記表示部に表示させる制御を行う、
    請求項13に記載の制御装置。
  15. コンピュータを、請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の制御装置の第1表示制御部及び第2表示制御部として機能させるための制御プログラム。
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