JP2020071189A - 力検出器、力検出器を備えたアームロボット及び力検出器の製造方法 - Google Patents

力検出器、力検出器を備えたアームロボット及び力検出器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】検出誤差及び校正作業時間を低減した力検出器を提供することを課題としている。【解決手段】力が加えられる力点部1bと、力が作用する作用部1aと、力点部1b及び作用部1aの中間で弾性変形する略柱形状の起歪部1jと、作用部1aに作用する力を検出する力検出手段と、を備えた力検出器であって、力検出手段は、少なくとも1つ以上の単一の絶縁された基材5上に、力点部1bから作用部1aへの方向に所定の間隔で感歪抵抗体を複数有して起歪部1jに形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、力やモーメントの測定が可能な力検出器及びその製造方法に関するものである。
従来から、力検出器の例として、シリアルリンクのロボットのアームの先端のエンドエフェクタ近傍に配置されて、エンドエフェクタに作用する3軸方向の力と3軸回りのモーメントを検出する6分力検出器が公知である。
例えば、特許文献1に開示されているように、力を受けて弾性変形する中空円柱状の起歪部の外周面に感歪抵抗体を複数添着して、これらの各感歪抵抗体で検出される歪み量から起歪部に加えられた力による各軸方向の力と各軸のモーメントを演算して求める6分力検出器が公知である。
特開2016−057265公報
このような力検出器において、感歪抵抗体を多数添着する際にその位置精度の確保が難しく、感歪抵抗体の位置の誤差により検出値がずれるという課題があった。例えば、起歪部の円柱径方向の軸に作用する力を検出する場合、起歪部の円柱軸方向に並んで複数の感歪抵抗体を添着することで、この力検出器の力の作用点からの軸方向の距離に応じた歪みを検出でき、それぞれの値から力の分布の傾きを得て、力の作用点と感歪抵抗体との予め設定された距離から、作用点における力の値を演算して求めることができる。しかしながらこの力の作用点と各感歪抵抗体との距離を設計値に対して誤差なく添着することは非常に困難である。ゆえに各感歪抵抗体の添着後にこの誤差を校正するために、多大な作業時間を費やす必要があった。
このような問題に鑑みて、本発明は、検出誤差及び校正作業時間を低減した力検出器及びその製造方法を提供することを目的としている。
請求項1に記載の力検出器は、上記の目的を達成するために、
力が加えられる力点部と、力が作用する作用部と、力点部及び作用部の中間で弾性変形する起歪部と、作用部に作用する力を検出する力検出手段と、を備えた力検出器であって、
力検出手段は、少なくとも1つ以上の単一の絶縁された基材上に、力点部から作用部への方向に所定の間隔で複数の感歪抵抗体を有して起歪部に形成されている。
請求項2に記載の力検出器は、上記の目的を達成するために、
力検出手段は、
作用部の支点から力点部へ伸びる軸に垂直に交差して作用する力を検出するように構成されている。
請求項3に記載の力検出器は、上記の目的を達成するために、
力検出手段は、
作用部の支点から力点部へ伸びる軸に垂直に交差する軸を中心とする回転モーメントを検出するように構成されている。
請求項4に記載の力検出器は、上記の目的を達成するために、
力検出手段は、導体層が積層された基材を起歪部に添着した後、導体層の一部を除去して形成された感歪抵抗体を含んでいる。
請求項5に記載の力検出器は、上記の目的を達成するために、
力検出手段は、基材を起歪部に添着し、さらに基材に導体層を積層し、次いで導体層の一部を除去して形成された感歪抵抗体を含んでいる。
請求項6に記載の力検出器は、上記の目的を達成するために、
感歪抵抗体が、レーザ光の照射によって直接描画されて形成されたもので構成されている。
請求項7に記載のアームロボットは、
請求項1から6のいずれか一項に記載の力検出器を備えている。
請求項8に記載の力検出器の製造方法は、上記の目的を達成するために、
力が加えられる力点部と、力が作用する作用部と、力点部及び作用部の中間で弾性変形する起歪部と、作用部に作用する力を検出する力検出手段と、を備えた力検出器の製造方法であって、
力検出手段は、
導体層を積層した基材を起歪部に接着剤を介して添着する工程と、
導体層の所定の位置にレーザ光を照射して導体層の一部を除去して感歪抵抗体を形成する感歪抵抗体形成工程と、 によって形成される。
請求項9に記載の力検出器の製造方法は、上記の目的を達成するために、
力が加えられる力点部と、力が作用する作用部と、力点部及び作用部の中間で弾性変形する起歪部と、作用部に作用する力を検出する力検出手段と、を備えた力検出器の製造方法であって、
力検出手段は、
絶縁された基材を起歪部に添着若しくは塗布により形成する工程と、
導体層を基材に積層する工程と、
導体層の所定の位置にレーザ光を照射して導体層の一部を除去して感歪抵抗体を形成する感歪抵抗体形成工程と、によって形成される。
請求項10に記載の力検出器の製造方法は、上記の目的を達成するために、
感歪抵抗体形成工程は、起歪部若しくは起歪部の近傍に設けられたマーカーを画像撮影部にて読み込んで画像処理を行い、感歪抵抗体の形成の予定位置を演算する工程を含んでいる。
本発明によれば、検出誤差及び校正作業時間を低減した力検出器及びその製造方法を提供できる。
本発明の力検出器を備えたアームロボットの斜視外観図である。 本発明の第1〜6の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成前の斜視外観図である。 本発明の第1の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成前の斜視外観図である。 本発明の第1の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の斜視外観図、平面図、正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の斜視外観透視図である。 本発明の第2の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成前の斜視外観図である。 本発明の第2の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の斜視外観図、平面図、正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の斜視外観透視図である。 本発明の第3の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成前の斜視外観図である。 本発明の第3の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の斜視外観図、平面図、正面図である。 本発明の第3の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の斜視外観透視図である。 本発明の第1〜3の実施形態に係る力検出器のホイートストンブリッジ回路図である。 本発明の第1〜3の実施形態に係る力検出器のホイートストンブリッジ回路図である。 本発明の第4の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成前の斜視外観図である。 本発明の第4の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の斜視外観図、平面図、正面図である。 本発明の第4の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の斜視外観透視図である。 本発明の第5の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成前の斜視外観図である。 本発明の第5の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の斜視外観図、平面図、正面図である。 本発明の第5の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の斜視外観透視図である。 本発明の第6の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成前の斜視外観図である。 本発明の第6の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の斜視外観図、平面図、正面図である。 本発明の第6の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の斜視外観透視図である。 本発明の第4〜6の実施形態に係る力検出器のホイートストンブリッジ回路図である。 本発明の第4〜6の実施形態に係る力検出器のホイートストンブリッジ回路図である。 従来の力検出器による歪みの検出状態を説明したグラフである。 本発明の第1〜6の実施形態に係る力検出器による歪みの検出状態を説明したグラフである。 本発明の第1〜6の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体の形成の装置システムの説明図である。 本発明の力検出器の製造における感歪抵抗体の形成の第1の方法に関するフローチャートである。 本発明の力検出器の製造における感歪抵抗体の形成の第2の方法に関するフローチャートである。
以下、本発明の力検出器について、図面を基に詳細な説明を行う。図1は本発明の力検出器を備えたアームロボットの斜視外観図である。
アームロボットは6個の関節J1〜J6を有していて、ロボットベース3上にて各関節J1〜J6はアームで連結されている。関節J1は全体を回転させる旋回軸である。関節J2は全体を前後に動かす前後軸である。関節J3はアームを上下させる上下軸である。関節J4はアームを回転させる手首旋回軸である。関節J5は手首を上下に振る手首曲げ軸である。関節J6は手首を回転させる手首回転軸である。そして手首の先端部にはエンドエフェクタ4が取り付けられている。また関節J3と関節J4の中間には力検出器1が配置されている。力検出器1の関節J3側には作用部1aがあって関節J3と連結している。一方、力検出器1の関節J4側には力点部1bがあって関節J4と連結している。作用部1aと力点部1bの中間には力を検出するための起歪部1jがあって、起歪部1jを外部から保護するためにカバー1hが設けられている。
図2は本発明の第1〜6の実施形態に係る力検出器共通の力検出器1の斜視外観図である。図2は力を検出する感歪抵抗体が形成される前の状態の起歪部1jを示している。
作用部1a及び力点部1bは、円柱面1cより大きな径の中空のフランジ形状であって、それぞれ接続用のネジ穴が半径方向に放射状に設けられている。なお本実施形態では作用部1a及び力点部1bの径及び軸方向の寸法は同一であるが、これに限るものではない。
平面1d及び平面1eは、円柱面1cを平面で切断した面であって、円柱面1cの軸を中心として円周方向に90度の角度でそれぞれ配置されている。図2ではあらわれないが、平面1d及び平面1eに平行に対向する面が各1面ずつあって総計で4面の平面が形成されている。そして、作用部1aと力点部1bは、円柱面1c及び4つの平面と一体構造で形成されていて、例えばステンレス鋼で機械加工によって製作される。なお起歪部1jとは円柱面1cと4つの平面で構成されている部分を指す。
各平面には位置検出用の少なくとも2個以上のマーカーがそれぞれ離間して設けられている。各マーカーは力検出器1が製作される際に一緒に形成される。例えばマーカー2aは作用部1a側の起歪部1jの平面1e上に設けられている。またマーカー2bは力点部1b側の起歪部1jの平面1e上に設けられている。平面1d上においても同様に、マーカー2cは作用部1a側に設けられ、マーカー2dは力点部1b側に設けられている。なお各マーカーは、例えばドリルなどで加工された穴であるが、起歪部1jの各平面と関連して所定の位置を示すものであれば、形成方法及び配置位置はこれに限るものではない。各マーカーは、起歪部1j若しくは起歪部1jの近傍に設けられることが好ましい。詳細は後述するが、この各マーカを画像撮影部を有する装置等で読み取って画像処理し、感歪抵抗体の所定位置を演算し、これに基づいて感歪抵抗体の例えば折り返しパターン等が形成される。
図3は本発明の第1の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成前の斜視外観図である。平面1d及び平面1eと、図にはあらわれない平面1d及び平面1eに対向した面と、にはそれぞれ基材5が添着されている。基材5は、例えば絶縁材上に導体箔若しくは導体膜を全面若しくは一部に積層したものである。絶縁材は例えばポリイミドのフィルムであり、導体は銅ニッケル合金やニッケルクロム合金等である。基材5は接着剤を介して起歪部1jに添着されている。なお力検出手段は、基材5、基材5上に設けられる感歪抵抗体及び不図示の配線等を含むものである。
図3に示すように、以下に示す実施形態の力検出器1における方向の設定は、作用部1aの支点から力点部1bへ伸びる軸をz軸として、これに垂直に交差する面をxy平面と定義している。
平面1eには、マーカー2a側からマーカー2bへ向かって順に、感歪抵抗体Fya1用の基材5(Fya1)と、感歪抵抗体Mxa1用及び感歪抵抗体Mxa2用の基材5(Mxa1、Mxa2)と、感歪抵抗体Fz5用の基材5(Fz5)と、感歪抵抗体Fz6用の基材5(Fz6)と、感歪抵抗体Fya2用の基材5(Fya2)と、が配置されている。
平面1dには、マーカー2c側からマーカー2dへ向かって順に、感歪抵抗体Fxa1用の基材5(Fxa1)と、感歪抵抗体Mya1用及び感歪抵抗体Mya2用の基材5(Mya1、Mya2)と、感歪抵抗体Fz1用の基材5(Fz1)と、感歪抵抗体Fz2用の基材5(Fz2)と、感歪抵抗体用Mz1及び感歪抵抗体Mz2用の基材5(Mz1、Mz2)と、感歪抵抗体Fxa2用の基材5(Fxa2)と、が配置されている。
そして平面1eに平行に対向する図3にはあらわれない平面にも同様の構成で基材5が貼られている。平面1dに平行に対向する図3にはあらわれない平面においても同様の構成で基材5が貼られている。
図4は本発明の第1の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の図であって、図4(a)は斜視外観図、図4(b)は平面図、図4(c)は正面図である。
図4(c)の平面1dにおいて、感歪抵抗体Fxa1と感歪抵抗体Fxa2はx方向の力成分を検出するものである。感歪抵抗体Fxa1と感歪抵抗体Fxa2は共に最大感度方向がz方向になるように配置された単軸の感歪抵抗体で折り返しのパターンを有している。感歪抵抗体Fz1と感歪抵抗体Fz2はz方向の力成分を検出するものである。感歪抵抗体Fz1は最大感度方向がz方向になるように配置された単軸の感歪抵抗体で同様に折り返しのパターンを有している。以下に説明する感歪抵抗体においても形状は折り返しのパターンとなっている。感歪抵抗体Fz2は最大感度方向が感歪抵抗体Fz1と垂直方向になるように配置された単軸の感歪抵抗体である。感歪抵抗体Mya1と感歪抵抗体Mya2は支点Sを中心とするy方向の回転モーメント成分を検出するものである。感歪抵抗体Mya1と感歪抵抗体Mya2は共に最大感度方向がz方向になるように配置された単軸の感歪抵抗体である。感歪抵抗体Mz1と感歪抵抗体Mz2は支点Sを中心とするz方向の回転モーメント成分を検出するものである。感歪抵抗体Mz1は最大感度方向がz方向と45度の角度になるように配置された単軸の感歪抵抗体である。感歪抵抗体Mz2は最大感度方向が感歪抵抗体Mz1の最大感度方向と90度の角度になるように配置された単軸の感歪抵抗体である。なお力及び回転モーメントの支点Sは図1の関節J3の中心であって、z方向はこの起歪部1jの中心軸方向である。
図4(b)の平面1eにおいて、感歪抵抗体Fya1と感歪抵抗体Fya2はy方向の力成分を検出するものである。感歪抵抗体Fya1と感歪抵抗体Fya2は共に最大感度方向がz方向になるように配置された単軸の感歪抵抗体である。感歪抵抗体Fz5と感歪抵抗体Fz6はz方向の力成分を検出するものである。感歪抵抗体Fz5は最大感度方向がz方向になるように配置された単軸の感歪抵抗体である。感歪抵抗体Fz6は最大感度方向が感歪抵抗体Fz5と垂直方向になるように配置された単軸の感歪抵抗体である。感歪抵抗体Mxa1と感歪抵抗体Mxa2は支点Sを中心とするx方向の回転モーメント成分を検出するものである。感歪抵抗体Mxa1と感歪抵抗体Mxa2は共に最大感度方向がz方向になるように配置された単軸の感歪抵抗体である。
図4(b)及び図4(c)を参照して感歪抵抗体の位置関係について説明する。感歪抵抗体Fxa1と感歪抵抗体Fya1は、支点SからL1fの距離に予め定めた仮想中心があるように配置されている。そして感歪抵抗体Fxa2と感歪抵抗体Fya2は、支点SからL2fの距離に各仮想中心があるように配置されている。したがって感歪抵抗体Fxa1と感歪抵抗体Fxa2との仮想中間距離Lf、感歪抵抗体Fya1と感歪抵抗体Fya2との仮想中間距離Lfは同一となるように設けられている。
一方、感歪抵抗体Mxa1と感歪抵抗体Mya1は、支点SからL1mの距離にその仮想中心があるように配置されている。そして感歪抵抗体Mxa2と感歪抵抗体Mya2は、支点SからL2mの距離に各仮想中心があるように配置されている。したがって感歪抵抗体Mxa1と感歪抵抗体Mxa2との仮想中間距離Lm、感歪抵抗体Mya1と感歪抵抗体Mya2との仮想中間距離Lmは同一となるように設けられている。
図5は本発明の第1の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の斜視外観透視図であって、図4(a)であらわれない、平面1d及び平面1eにそれぞれ対向する平面側の感歪抵抗体を加えた配置を示している。
感歪抵抗体Fxa1に対向して設けられているのが感歪抵抗体Fxa3であって、感歪抵抗体Fxa2に対向して設けられているのが感歪抵抗体Fxa4である。感歪抵抗体Fz1に対向して設けられているのが感歪抵抗体Fz3であって、感歪抵抗体Fz2に対向して設けられているのが感歪抵抗体Fz4である。感歪抵抗体Mxa1に対向して設けられているのが感歪抵抗体Mxa3であって、感歪抵抗体Mxa2に対向して設けられているのが感歪抵抗体Mxa4である。感歪抵抗体Mz1に対向して設けられているのが感歪抵抗体Mz4であって、感歪抵抗体Mz2に対向して設けられているのが感歪抵抗体Mz3である。
一方、感歪抵抗体Fya1に対向して設けられているのが感歪抵抗体Fya3であって、感歪抵抗体Fya2に対向して設けられているのが感歪抵抗体Fya4である。感歪抵抗体Fz5に対向して設けられているのが感歪抵抗体Fz7であって、感歪抵抗体Fz6に対向して設けられているのが感歪抵抗体Fz8である。感歪抵抗体Mya1に対向して設けられているのが感歪抵抗体Mya3であって、感歪抵抗体Mya2に対向して設けられているのが感歪抵抗体Mya4である。
なお本実施形態では、感歪抵抗体Mz1〜感歪抵抗体Mz4は感歪抵抗体Fxa1〜感歪抵抗体Fxa4がある平面1d及びこれに平行に対向する面の側に配置されているが、これに限らず感歪抵抗体Fya1〜感歪抵抗体Fya4がある平面1e及びこれに平行に対向する面の側にあっても良い。
また第1の実施形態では、感歪抵抗体Mxa1〜Mxa4、感歪抵抗体Mya1〜Mya4及び感歪抵抗体Mz1〜Mz4を除いて、各感歪抵抗体は1個の基材5上に形成される。
図6は本発明の第2の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成前の斜視外観図である。平面1d及び平面1eと、図6にはあらわれない平面1d及び平面1eに対向した面と、にはそれぞれ基材5が貼られている。第2の実施形態では、第1の実施形態と比較して、基材5の数が少なく、隣り合う感歪抵抗体を1つの基材5上にまとめて形成したものである。
すなわち、平面1eには、マーカー2a側からマーカー2bへ向かって順に、感歪抵抗体Fya1用、感歪抵抗体Mxa1及び感歪抵抗体Mxa2用の基材5(Fya1、Mxa1、Mxa2)と、感歪抵抗体Fz5用及び感歪抵抗体Fz6用の基材5(Fz5、Fz6)と、感歪抵抗体Fya2用の基材5(Fya2)と、が配置されている。平面1dには、マーカー2c側からマーカー2dへ向かって順に、感歪抵抗体Fxa1用、感歪抵抗体Mya1用及び感歪抵抗体Mya2用の基材5(Fxa1、Mya1、Mya2)と、感歪抵抗体Fz1用、感歪抵抗体Fz2用、感歪抵抗体Mz1及び感歪抵抗体Mz2用の基材5(Fz1、Fz2、Mz1、Mz2)と、感歪抵抗体Fxa2用の基材5(Fxa2)と、が配置されている。
図7は本発明の第2の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の図であって、図7(a)は斜視外観図、図7(b)は平面図、図7(c)は正面図である。
各感歪抵抗体の配置及びその位置は、基本的に第1の実施形態と同じものである。なお基材5(Fz1、Fz2、Mz1、Mz2)と基材5(Fz5、Fz6)は同じサイズの基材となっているがこれに限らない。本実施形態では、感歪抵抗体の形成前には平面dと平面eの区別をせず、選択したどちらの面にもz軸回りのモーメントの感歪抵抗体を形成ことができるように同一の寸法にしている。
図8は本発明の第2の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の斜視外観透視図であって、図7(a)であらわれない、平面1d及び平面1eにそれぞれ対向する平面側の感歪抵抗体を加えた配置を示している。透視で表される感歪抵抗体の配置は第1の実施形態と同じものである。
図9は本発明の第3の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成前の斜視外観図である。平面1d及び平面1eと、図9にはあらわれない平面1d及び平面1eに対向した面と、にはそれぞれ基材5が貼られている。第3の実施形態では、第2の実施形態と比較して、さらに基材5の数を減らして、各平面に配置する全部の感歪抵抗体を1つの基材5上にまとめて配置したものである。
図10は本発明の第3の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の図であって、図10(a)は斜視外観図、図10(b)は平面図、図10(c)は正面図である。各感歪抵抗体の配置は、基本的に第1の実施形態と同じものである。なお基材5上には、感歪抵抗体の他に、不図示の配線用のパターンを形成しても良い。その場合は後述のホイートストンブリッジ回路を構成するための感歪抵抗体の接続端子は、結線に最適な場所に配置することが可能である。
図11は本発明の第3の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の斜視外観透視図であって、図10(a)であらわれない、平面1d及び平面1eにそれぞれ対向する平面側の感歪抵抗体を加えた配置を示している。透視で表される感歪抵抗体の配置は第1の実施形態と同じものである。
図12は、本発明の第1〜3の実施形態に係る力検出器の力成分のホイートストンブリッジ回路図である。図12ではx方向の力成分のホイートストンブリッジ回路図を示している。感歪抵抗体Fxa1と感歪抵抗体Fxa4がホイートストンブリッジ回路では向かい合う辺に配置されている。また感歪抵抗体Fxa2と感歪抵抗体Fxa3がホイートストンブリッジ回路では向かい合う辺に配置されている。そして感歪抵抗体Fxa1と感歪抵抗体Fxa2がホイートストンブリッジ回路では隣り合う辺に、感歪抵抗体Fxa3と感歪抵抗体Fxa4がホイートストンブリッジ回路では隣り合う辺に、それぞれ配置されている。感歪抵抗体Fxa2と感歪抵抗体Fxa4との結線部T3に電源10のプラス側、感歪抵抗体Fxa1と感歪抵抗体Fxa3との結線部T4に電源10のマイナス側が接続されている。そして結線部T1と結線部T2との間の電位差を出力としている。結線部T1は感歪抵抗体Fxa1と感歪抵抗体Fxa2との中間部位であって、結線部T2は感歪抵抗体Fxa3と感歪抵抗体Fxa4との中間部位である。この結線部T1と結線部T2からの出力は増幅器11aにて増幅され、A/Dコンバータ12aにてデジタル信号に変換され、CPU13にてこのデジタル信号が処理されてx方向の力の信号が生成される。
なお本発明の第1〜3の実施形態に係る力検出器のy方向の力成分に関しての説明は上記のx方向の説明と同じであるので省略する。
図13は、本発明の第1〜3の実施形態に係る力検出器の回転モーメント成分のホイートストンブリッジ回路図である。図13はx方向の回転モーメント成分のホイートストンブリッジ回路図を示している。感歪抵抗体Mxa1と感歪抵抗体Mxa2がホイートストンブリッジ回路では向かい合う辺に配置されている。また感歪抵抗体Mxa3と感歪抵抗体Mxa4がホイートストンブリッジ回路では向かい合う辺に配置されている。そして感歪抵抗体Mxa1と感歪抵抗体Mxa4がホイートストンブリッジ回路では隣り合う辺に、感歪抵抗体Mxa2と感歪抵抗体Mxa3がホイートストンブリッジ回路では隣り合う辺に、それぞれ配置されている。感歪抵抗体Mxa1と感歪抵抗体Mxa4との結線部T7に電源10のプラス側、感歪抵抗体Mxa2と感歪抵抗体Mxa3との結線部T8に電源10のマイナス側が接続されている。そして結線部T5と結線部T6との間の電位差を出力としている。結線部T5は感歪抵抗体Mxa2と感歪抵抗体Mxa4との中間箇所であって、結線部T6は感歪抵抗体Mxa1と感歪抵抗体Mxa3の中間箇所である。この結線部T5と結線部T6からの出力は増幅器11bにて増幅され、A/Dコンバータ12bにてデジタル信号に変換され、CPU13にてこのデジタル信号が処理されてx方向の回転モーメントの信号が生成される。
なお本発明の第1〜3の実施形態に係る力検出器のy方向の回転モーメント成分に関しての説明は上記のx方向の説明と同じであるので省略する。
図14は本発明の第4の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成前の斜視外観図である。平面1d及び平面1eと、図14にはあらわれない平面1d及び平面1eに対向した面と、にはそれぞれ基材5が貼られている。第3の実施形態では、第1の実施形態と比較して、z方向に関係した感歪抵抗体以外の力及び回転モーメントの感歪抵抗体の数が2倍となっている。
平面1eには、マーカー2a側からマーカー2bへ向かって順に、感歪抵抗体Fya1用の基材5(Fya1)と感歪抵抗体Fya3用の基材5(Fya3)とが並び、次に感歪抵抗体Mya1及び感歪抵抗体Mya2用の基材5(Mya1、Mya2)と感歪抵抗体Mya3及び感歪抵抗体Mya4用の基材5(Mya3、Mya4)とが並び、感歪抵抗体Fz5用の基材5(Fz5)と、感歪抵抗体Fz6用の基材5(Fz6)と、感歪抵抗体Fya2用の基材5(Fya2)と感歪抵抗体Fya4用の基材5(Fya4)とが並んで配置されている。
平面1dには、マーカー2c側からマーカー2dへ向かって順に、感歪抵抗体Fxa1用の基材5(Fxa1)と感歪抵抗体Fxa3用の基材5(Fxa3)とが並び、次に感歪抵抗体Mxa1用及び感歪抵抗体Mxa2用の基材5(Mxa1、Mxa2)と感歪抵抗体Mxa3用及び感歪抵抗体Mxa4用の基材5(Mxa3、Mxa4)とが並び、感歪抵抗体Fz1用の基材5(Fz1)と、感歪抵抗体Fz2用の基材5(Fz2)と、感歪抵抗体用Mz1及び感歪抵抗体Mz2用の基材5(Mz1、Mz2)と、感歪抵抗体Fxa2用の基材5(Fxa2)と、感歪抵抗体Fxa4用の基材5(Fxa4)とが並んで配置されている。
そして平面1eに平行に対向する図14にはあらわれない平面にも同様に基材5が貼られている。平面1dに平行に対向する図14にはあらわれない平面においても同様である。
図15は本発明の第4の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の図であって、図15(a)は斜視外観図、図15(b)は平面図、図15(c)は正面図である。
図15(c)の平面1dにおいて、感歪抵抗体Fxb1〜感歪抵抗体Fxb4はx方向の力成分を検出するものである。感歪抵抗体Fxb1〜感歪抵抗体Fxb4は共に最大感度方向がz方向になるように配置された単軸の感歪抵抗体である。感歪抵抗体Fz1と感歪抵抗体Fz2はz方向の力成分を検出するものである。感歪抵抗体Fz1は最大感度方向がz方向になるように配置された単軸の感歪抵抗体である。感歪抵抗体Fz2は最大感度方向が感歪抵抗体Fz1と垂直方向になるように配置された単軸の感歪抵抗体である。感歪抵抗体Myb1〜感歪抵抗体Myb4は支点Sを中心とするy方向の回転モーメント成分を検出するものである。感歪抵抗体Myb1〜感歪抵抗体Myb4は共に最大感度方向がz方向になるように配置された単軸の感歪抵抗体である。感歪抵抗体Mz1と感歪抵抗体Mz2は支点Sを中心とするz方向の回転モーメント成分を検出するものである。感歪抵抗体Mz1は最大感度方向がz方向と45度の角度になるように配置された単軸の感歪抵抗体である。感歪抵抗体Mz2は最大感度方向が感歪抵抗体Mz1の最大感度方向と90度の角度になるように配置された単軸の感歪抵抗体である。
図15(b)の平面1eにおいて、感歪抵抗体Fyb1〜感歪抵抗体Fyb4はy方向の力成分を検出するものである。感歪抵抗体Fyb1〜感歪抵抗体Fyb4は共に最大感度方向がz方向になるように配置された単軸の感歪抵抗体である。感歪抵抗体Fz5と感歪抵抗体Fz6はz方向の力成分を検出するものである。感歪抵抗体Fz5は最大感度方向がz方向になるように配置された単軸の感歪抵抗体である。感歪抵抗体Fz6は最大感度方向が感歪抵抗体Fz5と垂直方向になるように配置された単軸の感歪抵抗体である。感歪抵抗体Myb1〜感歪抵抗体Myb4は支点Sを中心とするy方向の回転モーメント成分を検出するものである。感歪抵抗体Myb1〜感歪抵抗体Myb4は共に最大感度方向がz方向になるように配置された単軸の感歪抵抗体である。
図15(b)及び図15(c)を参照して感歪抵抗体の位置関係について説明する。感歪抵抗体Fxb1、感歪抵抗体Fxb3、感歪抵抗体Fyb1及び感歪抵抗体Fyb3は、支点SからL1fの距離にその仮想中心があるように配置されている。そして感歪抵抗体Fxb2、感歪抵抗体Fxb4、感歪抵抗体Fyb2及び感歪抵抗体Fxb4は、支点SからL2fの距離に各仮想中心があるように配置されている。したがって感歪抵抗体Fxb1と感歪抵抗体Fxb2との仮想中間距離Lf、感歪抵抗体Fxb3と感歪抵抗体Fxb4との仮想中間距離Lf、感歪抵抗体Fyb1と感歪抵抗体Fyb2との仮想中間距離Lf、感歪抵抗体Fyb3と感歪抵抗体Fyb4との仮想中間距離Lfは同一となるように設けられている。
一方、感歪抵抗体Mxb1、感歪抵抗体Mxb3、感歪抵抗体Myb1及び感歪抵抗体Myb3は、支点SからL1mの距離にその仮想中心があるように配置されている。そして感歪抵抗体Mxb2、感歪抵抗体Mxb4、感歪抵抗体Myb2及び感歪抵抗体Mxb4、は、支点SからL2mの距離に各仮想中心があるように配置されている。したがって感歪抵抗体Mxb1と感歪抵抗体Mxb2との仮想中間距離Lm、感歪抵抗体Mxb3と感歪抵抗体Mxb4との仮想中間距離Lm、感歪抵抗体Myb1と感歪抵抗体Myb2との仮想中間距離Lm、感歪抵抗体Myb3と感歪抵抗体Myb4との仮想中間距離Lmは同一となるように設けられている。
図16は本発明の第5の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の斜視外観透視図であって、図15(a)であらわれない、平面1d及び平面1eにそれぞれ平行に対向する平面側の感歪抵抗体を加えた配置を示している。
感歪抵抗体Fxb1に対向して設けられているのが感歪抵抗体Fxb7であって、感歪抵抗体Fxb2に対向して設けられているのが感歪抵抗体Fxb8である。感歪抵抗体Fxb3に対向して設けられているのが感歪抵抗体Fxb5であって、感歪抵抗体Fxb4に対向して設けられているのが感歪抵抗体Fxb6である。感歪抵抗体Fyb1〜感歪抵抗体Fyb8についてもこれらの配置はx方向と同様である。
感歪抵抗体Mxb1に対向して設けられているのが感歪抵抗体Mxb7であって、感歪抵抗体Mxb2に対向して設けられているのが感歪抵抗体Mxb8である。感歪抵抗体Mxb3に対向して設けられているのが感歪抵抗体Mxb5であって、感歪抵抗体Mxb4に対向して設けられているのが感歪抵抗体Mxb6である。感歪抵抗体Myb1〜感歪抵抗体Myb8についてもこれらの配置はx方向と同様である。感歪抵抗体Fz1〜感歪抵抗体Fz8、感歪抵抗体Mz1〜感歪抵抗体Mz4においてはこれらの配置は第1の実施形態と同様である。
図17は本発明の第5の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成前の斜視外観図である。平面1d及び平面1eと、図17にはあらわれない平面1d及び平面1eに平行に対向した面と、にはそれぞれ基材5が貼られている。第5の実施形態では、第4の実施形態と比較して、基材5の数が少なく、隣り合う感歪抵抗体を1つの基材5上にまとめて配置したものである。
すなわち、平面1eには、マーカー2a側からマーカー2bへ向かって順に、感歪抵抗体Fyb1用、感歪抵抗体Fyb3用、感歪抵抗体Myb1〜感歪抵抗体Myb4用の基材5(Fyb1、Fyb3、Myb1〜Myb4)と、感歪抵抗体Fz5用及び感歪抵抗体Fz6用の基材5(Fz5、Fz6)と、感歪抵抗体Fyb2用、感歪抵抗体Fyb4用の基材5(Fyb2、Fyb4)と、が配置されている。
平面1dには、マーカー2c側からマーカー2dへ向かって順に、感歪抵抗体Fxb1用、感歪抵抗体Fxb3用、感歪抵抗体Mxb1〜感歪抵抗体Mxb4用の基材5(Fxb1、Fxb3、Mxb1〜Mxb4)と、感歪抵抗体Fz1用、感歪抵抗体Fz2用、感歪抵抗体Mz1及び感歪抵抗体Mz2用の基材5(Fz1、Fz2、Mz1、Mz2)と、感歪抵抗体Fxb2用と感歪抵抗体Fxb24用の基材5(Fxb2、Fxb4)と、が配置されている。
図18は本発明の第5の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の図であって、図17(a)は斜視外観図、図17(b)は平面図、図17(c)は正面図である。
各感歪抵抗体の配置は、基本的に第4の実施形態と同じものである。なお基材5(Fz1、Fz2、Mz1、Mz2)と基材5(Fz5、Fz6)は同じサイズの基材となっているがこれに限らない。本実施形態では、感歪抵抗体の形成前には平面dと平面eの区別をせず、選択したどちらの面にもz軸回りのモーメントの感歪抵抗体を形成ことができるように同一の寸法にしている。
図19は本発明の第5の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の斜視外観透視図であって、図18(a)であらわれない、平面1d及び平面1eにそれぞれ平行に対向する平面側の感歪抵抗体を加えた配置を示している。なお透視で表される感歪抵抗体の配置は第4の実施形態と同じものである。
図20は本発明の第6の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成前の斜視外観図である。平面1d及び平面1eと、図20にはあらわれない平面1d及び平面1eに平行に対向した面と、にはそれぞれ基材5が貼られている。第6の実施形態では、第5の実施形態と比較して、さらに基材5の数を減らして、各平面に配置する感歪抵抗体を1つの基材5上にまとめて形成したものである。
図21は本発明の第6の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の図であって、図21(a)は斜視外観図、図21(b)は平面図、図21(c)は正面図である。各感歪抵抗体の配置は、基本的に第4、第5の実施形態と同じものである。
図22は本発明の第6の実施形態に係る力検出器の感歪抵抗体形成後の斜視外観透視図であって、図21(a)であらわれない、平面1d及び平面1eにそれぞれ平行に対向する平面側の感歪抵抗体を加えた配置を示している。透視で表される感歪抵抗体の配置は第4、第5の実施形態と同じものである。
図23は、本発明の第4〜6の実施形態に係る力検出器の力成分のホイートストンブリッジ回路図である。図23ではx方向の力成分のホイートストンブリッジ回路図を示している。
図23の上部の回路において、感歪抵抗体Fxb1と感歪抵抗体Fxb2がホイートストンブリッジ回路では向かい合う辺に配置されている。また感歪抵抗体Fxb5と感歪抵抗体Fxb6がホイートストンブリッジ回路では向かい合う辺に配置されている。そして感歪抵抗体Fxb1と感歪抵抗体Fxb5がホイートストンブリッジ回路では隣り合う辺に、感歪抵抗体Fxb2と感歪抵抗体Fxb6がホイートストンブリッジ回路では隣り合う辺に、それぞれ配置されている。感歪抵抗体Fxb1と感歪抵抗体Fxb5との結線部T11に電源10のプラス側、感歪抵抗体Fxb2と感歪抵抗体Fxb6との結線部T12に電源10のマイナス側が接続されている。そして結線部T9と結線部T10との間の電位差を出力としている。結線部T9は感歪抵抗体Fxb2と感歪抵抗体Fxb5との中間部位であって、結線部T10は感歪抵抗体Fxb1と感歪抵抗体Fxb6の中間部位である。この結線部T9と結線部T10からの出力は増幅器11cにて増幅され、A/Dコンバータ12cにてデジタル信号に変換される。
また図23の下部の回路において、感歪抵抗体Fxb7と感歪抵抗体Fxb8がホイートストンブリッジ回路では向かい合う辺に配置されている。また感歪抵抗体Fxb3と感歪抵抗体Fxb4がホイートストンブリッジ回路では向かい合う辺に配置されている。そして感歪抵抗体Fxb3と感歪抵抗体Fxb7がホイートストンブリッジ回路では隣り合う辺に、感歪抵抗体Fxb4と感歪抵抗体Fxb8がホイートストンブリッジ回路では隣り合う辺に、それぞれ配置されている。感歪抵抗体Fxb3と感歪抵抗体Fxb7との結線部T15に電源10のプラス側、感歪抵抗体Fxb4と感歪抵抗体Fxb8との結線部T16に電源10のマイナス側が接続されている。そして結線部T13と結線部T14との間の電位差を出力としている。結線部T13は感歪抵抗体Fxb4と感歪抵抗体Fxb7との中間部位であって、結線部T14は感歪抵抗体Fxb3と感歪抵抗体Fxb8との中間部位である。この結線部T13と結線部T14からの出力は増幅器11dにて増幅され、A/Dコンバータ12dにてデジタル信号に変換される。
そしてCPU13にて、A/Dコンバータ12cとA/Dコンバータ12dとからのデジタル信号を受信し、信号を演算処理することでx方向の力の信号が生成される。
なお本発明の第4〜6の実施形態に係る力検出器のy方向の力成分に関しての説明は上記のx方向の説明と同じであるので省略する。
図24は、本発明の第4〜6の実施形態に係る力検出器の回転モーメント成分のホイートストンブリッジ回路図である。図24ではx方向の回転モーメント成分のホイートストンブリッジ回路図を示している。
図24の上部の回路において、感歪抵抗体Mxb1と感歪抵抗体Mxb2がホイートストンブリッジ回路では向かい合う辺に配置されている。また感歪抵抗体Mxb5と感歪抵抗体Mxb6がホイートストンブリッジ回路では向かい合う辺に配置されている。そして感歪抵抗体Mxb1と感歪抵抗体Mxb5がホイートストンブリッジ回路では隣り合う辺に、感歪抵抗体Mxb2と感歪抵抗体Mxb6がホイートストンブリッジ回路では隣り合う辺に、それぞれ配置されている。感歪抵抗体Mxb1と感歪抵抗体Mxb5との結線部T19に電源10のプラス側、感歪抵抗体Mxb2と感歪抵抗体Mxb6との結線部T20に電源10のマイナス側が接続されている。そして結線部T17と結線部T18との間の電位差を出力としている。結線部T17は感歪抵抗体Mxb5と感歪抵抗体Mxb2との中間部位であって、結線部T18は感歪抵抗体Mxb1と感歪抵抗体Mxb6との中間部位である。この結線部T7と結線部T18からの出力は増幅器11eにて増幅され、A/Dコンバータ12eにてデジタル信号に変換される。
また図24の下部の回路において、感歪抵抗体Mxb7と感歪抵抗体Mxb8がホイートストンブリッジ回路では向かい合う辺に配置されている。また感歪抵抗体Mxb3と感歪抵抗体Mxb4がホイートストンブリッジ回路では向かい合う辺に配置されている。そして感歪抵抗体Mxb3と感歪抵抗体Mxb7がホイートストンブリッジ回路では隣り合う辺に、感歪抵抗体Mxb4と感歪抵抗体Mxb8がホイートストンブリッジ回路では隣り合う辺に、それぞれ配置されている。感歪抵抗体Mxb3と感歪抵抗体Mxb7との結線部T23に電源10のプラス側、感歪抵抗体Mxb4と感歪抵抗体Mxb8との結線部T24に電源10のマイナス側が接続されている。そして結線部T21と結線部T22との間の電位差を出力としている。結線部T21は感歪抵抗体Mxb4と感歪抵抗体Mxb7との中間部位であって、結線部T22は感歪抵抗体Mxb3と感歪抵抗体Mxb8との中間部位である。この結線部T21と結線部T22からの出力は増幅器11fにて増幅され、A/Dコンバータ12fにてデジタル信号に変換される。
そしてCPU13にて、A/Dコンバータ12eとA/Dコンバータ12fとからのデジタル信号を受信し、信号を演算処理することでx方向の回転モーメント成分の信号が生成される。
なお本発明の第4〜6の実施形態に係る力検出器のy方向の回転モーメント成分に関しての説明は上記のx方向の説明と同じであるので省略する。
図25は従来の力検出器の感歪抵抗体の位置と出力される歪み量に関するグラフである。横軸(x軸)は、支点Sをゼロとして、感歪抵抗体の位置を示している。縦軸(y軸)は、ホイートストンブリッジ回路からの出力電圧である。
ここでは回転モーメントを検出する感歪抵抗体が単一の基材上に形成されていない従来の場合について説明する。例えば感歪抵抗体Mxa1は支点Sから設計値としてL1mの距離に、感歪抵抗体Mxa2は支点Sから設計値としてL2mの距離に配置されている(図4)。感歪抵抗体Mxa1が設計値通りのL1mの位置にある時には出力V1rが、感歪抵抗体Mxa2が設計値通りのL2mの位置にある時には出力V2rが、それぞれ出力される。したがってPm1(L1m,V1r)とPm2(L2m,V2r)を通る直線Aがx方向の回転モーメントを示すものである。よってこの直線Aがy軸と交わったところの値Vrが、支点Sでのx方向の真の回転モーメントである。
しかしながら実際には感歪抵抗体の位置には誤差があって、例えば感歪抵抗体Mxa1は設計値からδL1だけ小さな位置L1aにあって、感歪抵抗体Mxa2は設計値からδL2だけ大きな位置L2bにあったとする。この時、距離L1aにある感歪抵抗体Mxa1は真の直線A上の値V1bを出力し、距離L2bにある感歪抵抗体Mxa2は真の直線A上の値V2aを出力する。しかしながら感歪抵抗体の位置ずれの値は判らないので、δL1とδL2は未知である。よって、設計値に従って値の取得が行われ、設計値L1mの箇所で値V1b、設計値L2mの箇所で値V2aを得ることになる。ゆえに、P1(L1m,V1b)とP2(L2m,V2a)を通る直線B(破線)がy軸と交わったところの値Veが、支点Sでのx方向の回転モーメントとなって演算されることになる。
感歪抵抗体Mxa1と感歪抵抗体Mxa2の間隔Lmが充分長い時、直線A及び直線Bの傾きは小さくなるので、VrとVeの差はそれほど大きくはならないが、このLmを長くするとこの力検出器の長さが大きくなり、重量も大きくなってしまう。そこでこのLmを小さくすると直線Bの傾きに大きく影響するので、感歪抵抗体Mxa1と感歪抵抗体Mxa2との位置の誤差を小さくするために、感歪抵抗体の設置位置の精度が要求される。
図26は本発明の第1〜第6の実施形態の力検出器の、感歪抵抗体の位置と出力される歪み量に関するグラフである。横軸(x軸)は、支点Sをゼロとして、感歪抵抗体の位置を示している。縦軸(y軸)は、ホイートストンブリッジ回路からの出力電圧である。
図25と同様に、感歪抵抗体Mxa1は支点Sから設計値としてL1mの距離に、感歪抵抗体Mxa2は支点Sから設計値としてL2mの距離に配置されている。第1〜第6の実施形態の力検出器の感歪抵抗体Mxa1と感歪抵抗体Mxa2は同一の基材5上に一緒に形成されているので、感歪抵抗体Mxa1と感歪抵抗体Mxa2の仮想中間距離Lmは限りなく設計値に近いものとなる。そうすると生ずる誤差は基材5全体の位置のみとなり、例えば距離δL3の誤差で配置された場合は、感歪抵抗体Mxa1は位置L1b、感歪抵抗体Mxa2は位置L2bに設けられることになる。この時、距離L1bにある感歪抵抗体Mxa1は真の直線A上の値V1bを出力し、距離L2bにある感歪抵抗体Mxa2は真の直線A上の値V2bを出力する。しかしながら感歪抵抗体の位置ずれの値は判らないので、設計値L1mの箇所で値V1b、設計値L2mの箇所で値V2bを得ることになる。よってP1(L1m,V1b)とP2(L2m,V2b)を結んだ直線C(破線)がy軸と交わったところの値Veが、支点Sでのx方向の回転モーメントとなって演算されることになる。
したがってこの直線Cの傾きは真の直線Aと同じになるので、単一の絶縁された基材上に複数の感歪抵抗体を配置した起歪部を有する力検出器1の校正は、切片部のオフセットのみで済むことになる。感歪抵抗体Mxa1と感歪抵抗体Mxa2が別体で個別に形成されると、図25に示すように直線の傾きと切片の両方の誤差を含むことになって校正が困難になるのは明らかである。
図27は第1〜第6の実施形態の力検出器の感歪抵抗体の形成を行う加工装置の説明図である。
感歪抵抗体の形成を行う加工装置は、力検出器1を固定するホルダ26と、ホルダ26を移動させるテーブル25と、レーザ照射部29と、画像撮影部27と、これらを制御する制御部28を含んでいる。
平板状のベース21上には1組の直動レール22aが固定されて配置され、レールブロック23aが直動レール22aに沿って移動可能である。レールブロック23a上にはテーブル24が載置され、テーブル24上には直動レール22aに直交する1組の直動レール22bが固定されて配置されている。そしてレールブロック23bが直動レール22bに沿って移動可能である。レールブロック23b上にはテーブル25が載置され、テーブル25上にはホルダ26が載置されている。ホルダ26は例えば一方はテーブル25に固定され、もう一方はテーブル25に対して水平移動する可動側であって力検出器1を固定する。ホルダ26は、力検出器1の各平面が上面を向くように不図示の位置決めの機構を備えている。そして不図示のモータや機構により、テーブル25は定められた2次元の範囲で移動可能である。
レーザ照射部29は、レーザ光源及びレンズ、ミラー、上下昇降装置、照射制御部を含んでいる。レーザ光源は例えば波長が532nmのグリーンレーザで、パルス幅が15ピコ秒以下、繰り返し周波数が200kHz〜1000kHzである。このレーザ光源を照射することで、基材5上の導体層のみを選択的に除去して直接描画し、感歪抵抗体の折り返しパターン等を得ることができる。
制御部28は、ベース21上のテーブル25の水平移動と、レーザ照射部29のレーザ照射を同期させて、ホルダ26に固定された力検出器1上に感歪抵抗体を形成する。 制御部28は、平面1d若しくは平面1eに設けられたマーカー2a〜2d等を画像撮影部27にて読み込み、次いで画像処理によってマーカー2a〜2dの位置を割り出してレーザ照射位置を演算して、所定の位置に感歪抵抗体を形成する。感歪抵抗体は折り返しのパターンの形状であって、レーザ照射はその輪郭に沿って、導体層を除去することで形成される。また感歪抵抗体を繋ぐ配線パターンもこの方法で形成されても良い。
なお感歪抵抗体の形成はXY移動式のテーブル25に限らず、ガルバノスキャナを含んだレーザ照射部によって行うものであっても良い。
図28は本発明の力検出器の製造における感歪抵抗体形成工程の第1の方法に関するフローチャートである。図28を用いて感歪抵抗体形成工程の第1の方法について説明する。感歪抵抗体形成工程の第1の方法の一部は、図27に示した加工装置を用いて行うことができる。
ステップS101は、力検出器1の感歪抵抗体を形成する面、すなわち平面1d、平面1e等に対して下地処理を行う工程である。下地処理は例えば使用する接着剤に応じ、基材5が平面1d、平面1e等に密着するようにマット処理した後、脱脂、洗浄を行う。ステップS101にて下地処理を完了するとステップS102へ進む。
ステップS102は、接着剤の塗布を行う工程である。接着剤は例えばシアノアクリレート系の接着剤などが用いられ、基材5が平面1d、平面1e等に面する側に塗布する。接着剤の塗布はこれに限らず、接着剤の種類によっては接着する液体を力検出器1の平面へ滴下してスピンコート法で塗布するなどの方法であっても良い。ステップS102にて接着剤塗布を完了するとステップS103aへ進む。
ステップS103aは、接着剤を塗布した基材5を平面1d、平面1e等に貼り付ける工程である。なお基材5はここでは導体層が予め積層されたものを使用している。導体層は基材5の全面にあるものであっても良いし、感歪抵抗体を形成するおおよその箇所に部分的にあるものでも良い。ステップS103aにて基材貼付けを完了するとステップS104へ進む。
ステップS104は、接着剤を硬化させる工程である。硬化条件は接着剤の種類に適したもので行われ、接着剤の種類によってはこの工程は省かれる場合がある。ステップS104にて接着剤の硬化を完了するとステップS201へ進む。
ステップS201は、ステップS104で硬化した力検出器1を図27に示した加工装置のホルダ26に装着する工程である。ステップS201では、感歪抵抗体を形成する平面を上向きにして、ホルダ26に装着固定する。ステップS201にて力検出器1のホルダ26への装着を完了するとステップS202へ進む。
ステップS202は、力検出器1に設けられているマーカーを画像撮影部27によって読み取らせる。画像撮影部27に対するマーカーの位置は、予め制御部28でプログラミングされている。したがってこのプログラミングによってテーブル25を不図示のモータによって移動させることで、画像撮影部27の視野内へマーカーが入って来る。ステップS202にて少なくとも2箇所のマーカーの読み込みが完了するとステップS203へ進む。
ステップS203は、画像撮影部27からの画像信号を基にマーカーの位置を検出してレーザを照射する位置を演算する。ステップS203は、力検出器1におけるマーカーの位置は設計値で既知であるから、これを基に感歪抵抗体の所定のパターンを予定位置に形成するためのデータを演算して生成する工程である。ステップS203にて照射位置の演算が完了するとステップS204へ進む。
ステップS204は、ステップS203で制御部28が演算した結果に基づいて、レーザ照射部29がレーザ光線を基材5上の導体層に照射する工程である。レーザ光線の照射によって照射された位置の導体層のみが除去されて、感歪抵抗体の所定のパターンが形成される。なお、薄い導体層で感歪抵抗体を形成する場合等では、力検出器1の傾き等の姿勢の検出が必要となることがあり、レーザ変位計等を付加して予め感歪抵抗体の形成面を測定して高さ方向の制御データを作って、レーザ焦点の上下動をピエゾなどの不図示の機構で行う場合もある。ステップS204にてレーザ照射が完了するとステップS205へ進む。
ステップS205は、感歪抵抗体を形成する面が次にあるかどうかを判断する工程である。ステップS205で引き続き感歪抵抗体を形成すると判断すると(Yes)、ステップS206へ進む。ステップS206は、ホルダ26の一部を回転させて次の加工面を上向きにして保持する工程である。これは手動若しくは不図示のモータによってホルダ26を自動回転させて行っても良い。
その後ステップS202に進んで新たなマーカーを読み込んで位置検出を行い、レーザ加工を繰り返す。ステップS205にて全ての面の感歪抵抗体を形成が終わったと判断するとステップS207進む。
ステップS207では、ホルダ26に固定された力検出器1を解放し、感歪抵抗体の形成は終了となる。
図29は本発明の力検出器の製造における感歪抵抗体形成工程の第2の方法に関するフローチャートである。図29を用いて感歪抵抗体形成工程の第2の方法について説明する。感歪抵抗体形成工程の第2の方法の一部は、図27に示した加工装置を用いて行うことができる。感歪抵抗体形成工程の第1の方法では導体層が予め積層された基材5を使用している。これに対して感歪抵抗体形成工程の第2の方法では、基材5は絶縁部材のみで構成されている。
ステップS101とステップS102は、感歪抵抗体形成工程の第1の方法と同じであるので省略する。
ステップS103bは、接着剤を塗布した絶縁の基材5を平面1d、平面1e等に貼り付ける工程である。ステップS103bにて基材貼付けを完了するとステップS104へ進む。ステップS104にて接着剤を硬化させて、ステップS105へ進む。
ステップS105〜ステップS107は、ステップS102〜ステップS104における基材を導体層に置き換えたもので、絶縁の基材5上に導体層を積層する。ここでの導体層は導体箔を用いているが、これに限るものではない。
ステップS201以降は感歪抵抗体形成工程の第1の方法と同様であるので省略する。
各実施形態においては、6分力の検出で説明してあるが、必ずしも6分力を検出する必要はなく、一部若しくは幾つかの組合せを検出する構成でもよい。また各実施形態においては、起歪部は例えば円柱面と4つの平面を有する構成となっているが、これに限らず、例えば多角形断面を有するものなどの筒状のものを用いてもよい。またいわゆるロードセルのように、力点部から作用部まで放射状に広がって、この中間に起歪部を有する構造等においても適用可能である。
また力検出器の感歪抵抗体の製造方法はここで示した実施形態に限らず、感歪抵抗体を用いて力を検出する機器で、力が加えられる力点部と、力が作用する作用部と、力点部及び作用部の中間で弾性変形する起歪部とを有するものにおいて有効である。
以上、本発明を好ましい実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明の活用例として、多分力計など力を測定する機器、そしてこれを組み込むアームロボットへの適用が可能である。
1 :力検出器
1a :作用部
1b :力点部
1c :円柱面
1d、1e :平面
1h :カバー
1j :起歪部
2a、2b、2c、2d:マーカー
3 :ロボットベース
4 :エンドエフェクタ
5 :基材
10 :電源
11a〜11f :増幅器
12a〜12f :A/Dコンバータ
13 :CPU
Fxa1〜Fxa4 :感歪抵抗体
Fya1〜Fya4 :感歪抵抗体
Mxa1〜Mxa4 :感歪抵抗体
Mya1〜Mya4 :感歪抵抗体
Fxb1〜Fxb8 :感歪抵抗体
Fyb1〜Fyb8 :感歪抵抗体
Mxb1〜Mxb8 :感歪抵抗体
Myb1〜Myb8 :感歪抵抗体
21 :ベース
22a、22b :直動レール
23a、23b :レールブロック
24 :テーブル
25 :テーブル
26 :ホルダ
27 :画像撮影部
28 :制御部
29 :レーザ照射部

Claims (10)

  1. 力が加えられる力点部と、前記力が作用する作用部と、前記力点部及び前記作用部の中間で弾性変形する起歪部と、前記作用部に作用する前記力を検出する力検出手段と、を備えた力検出器であって、
    前記力検出手段は、少なくとも1つ以上の単一の絶縁された基材上に、前記力点部から前記作用部への方向に所定の間隔で複数の感歪抵抗体を有して前記起歪部に形成されていることを特徴とする力検出器。
  2. 前記力検出手段は、
    前記作用部の支点から前記力点部へ伸びる軸に垂直に交差して作用する力を検出することを特徴とする請求項1に記載の力検出器。
  3. 前記力検出手段は、
    前記作用部の支点から前記力点部へ伸びる軸に垂直に交差する軸を中心とする回転モーメントを検出することを特徴とする請求項1に記載の力検出器。
  4. 前記力検出手段は、導体層が積層された前記基材を前記起歪部に添着した後、前記導体層の一部を除去して形成された前記感歪抵抗体を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の力検出器。
  5. 前記力検出手段は、前記基材を前記起歪部に添着し、さらに前記基材に導体層を積層し、次いで前記導体層の一部を除去して形成された前記感歪抵抗体を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の力検出器。
  6. 前記感歪抵抗体が、レーザ光の照射によって直接描画されて形成されたものであることを特徴とする請求項4又は5に記載の力検出器。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の力検出器を備えたことを特徴とするアームロボット。
  8. 力が加えられる力点部と、前記力が作用する作用部と、前記力点部及び前記作用部の中間で弾性変形する起歪部と、前記作用部に作用する前記力を検出する力検出手段と、を備えた力検出器の製造方法であって、
    前記力検出手段は、
    導体層を積層した基材を前記起歪部に接着剤を介して添着する工程と、
    前記導体層の所定の位置にレーザ光を照射して前記導体層の一部を除去して感歪抵抗体を形成する感歪抵抗体形成工程と、
    によって形成されることを特徴とする力検出器の製造方法。
  9. 力が加えられる力点部と、前記力が作用する作用部と、前記力点部及び前記作用部の中間で弾性変形する起歪部と、前記作用部に作用する前記力を検出する力検出手段と、を備えた力検出器の製造方法であって、
    前記力検出手段は、
    絶縁された基材を前記起歪部に添着若しくは塗布により形成する工程と、
    導体層を前記基材に積層する工程と、
    前記導体層の所定の位置にレーザ光を照射して前記導体層の一部を除去して感歪抵抗体を形成する感歪抵抗体形成工程と、
    によって形成されることを特徴とする力検出器の製造方法。
  10. 前記感歪抵抗体形成工程は、前記起歪部若しくは前記起歪部の近傍に設けられたマーカーを画像撮影部にて読み込んで画像処理を行い、前記感歪抵抗体の形成の予定位置を演算する工程を含むことを特徴とする請求項8又は9に記載の力検出器の製造方法。
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