JP2020071074A - センサーユニット、電子機器および移動体 - Google Patents
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Abstract
【課題】優れたアライメント精度を有するセンサーユニット、電子機器および移動体を提供すること。【解決手段】センサーユニットは、センサーモジュールと、センサーモジュールを収納する収納空間を有するケースと、を備えている。また、センサーモジュールは、慣性センサーと、慣性センサーを収納するパッケージと、を備えている。また、パッケージは、底面と、底面に接続されている側面と、を備えている。また、ケースは、収納空間内に突出し、センサーモジュールの底面が載置される載置面を有する突起が配置されている底部と、センサーモジュールの側面に当接する当接面を有する当接部と、を備えている。そして、底部の平面視において、当接面と突起との離間距離は、当接面と慣性センサーとの離間距離よりも長い。【選択図】図7
Description
本発明は、センサーユニット、電子機器および移動体に関するものである。
例えば、特許文献1に記載されているジャイロセンサーは、共振器と、共振器の軸が固定され、共振器を動作させるための電極を保持する電極保持器と、複数の支柱を介して電極保持器を保持する土台と、土台に固定され、土台と共に電極保持器および共振器を含む真空密封チャンバーを構成するカバーと、を備えている。
しかしながら、土台に対して電極保持器を固定する際に、複数の支柱を用いると、複数の支柱の公差(微小な形状の異なり)の影響により、土台に対して電極保持器を平行に配置することが困難となり、アライメント精度が悪化する。そのため、共振器の軸が傾いてしまい、物理量の検出精度が悪化するという課題があった。
本発明のセンサーユニットは、慣性センサーと、前記慣性センサーを収納するパッケージと、を有するセンサーモジュールと、
前記センサーモジュールを収納する収納空間を有するケースと、を備え、
前記パッケージは、
底面と、
前記底面に接続されている側面と、を備え、
前記ケースは、
前記収納空間内に突出し、前記センサーモジュールの前記底面が載置される載置面を有する突起が配置されている底部と、
前記センサーモジュールの前記側面に当接する当接面を有する当接部と、を備え、
前記底部の平面視において、前記当接面と前記突起との離間距離は、前記当接面と前記慣性センサーとの離間距離よりも長いことを特徴とする。
前記センサーモジュールを収納する収納空間を有するケースと、を備え、
前記パッケージは、
底面と、
前記底面に接続されている側面と、を備え、
前記ケースは、
前記収納空間内に突出し、前記センサーモジュールの前記底面が載置される載置面を有する突起が配置されている底部と、
前記センサーモジュールの前記側面に当接する当接面を有する当接部と、を備え、
前記底部の平面視において、前記当接面と前記突起との離間距離は、前記当接面と前記慣性センサーとの離間距離よりも長いことを特徴とする。
以下、本発明のセンサーユニット、電子機器および移動体を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るセンサーユニットを示す斜視図である。図2は、図1に示すセンサーユニットから蓋を取り外した状態を示す平面図である。図3は、図1に示すセンサーユニットが備えるセンサーモジュールを示す平面図である。図4は、図3に示すセンサーモジュールの内部を示す断面図である。図5は、図1に示すセンサーユニットが備えるケースの構造を示す断面図である。図6は、図2中のA−A線断面図である。図7は、ケースの内部構造を示す平面図である。図8は、図7中のB−B線断面図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係るセンサーユニットを示す斜視図である。図2は、図1に示すセンサーユニットから蓋を取り外した状態を示す平面図である。図3は、図1に示すセンサーユニットが備えるセンサーモジュールを示す平面図である。図4は、図3に示すセンサーモジュールの内部を示す断面図である。図5は、図1に示すセンサーユニットが備えるケースの構造を示す断面図である。図6は、図2中のA−A線断面図である。図7は、ケースの内部構造を示す平面図である。図8は、図7中のB−B線断面図である。
各図には、互いに直交する3軸であるX軸、Y軸およびZ軸を図示している。また、X軸に沿うすなわち平行な方向を「X軸方向」、Y軸に沿うすなわち平行な方向を「Y軸方向」、Z軸に沿うすなわち平行な方向を「Z軸方向」とも言う。また、各軸の矢印先端側を「プラス側」とも言い、反対側を「マイナス側」とも言う。また、Z軸方向プラス側を「上」とも言い、Z軸方向マイナス側を「下」とも言う。
また、本願明細書において、「直交」とは、90°で交わっている場合の他、90°から若干傾いた角度、例えば90°±5°以内の範囲で交わっている場合も含む。具体的には、X軸がYZ平面の法線方向に対して±5°以内の範囲で傾いている場合、Y軸がXZ平面の法線方向に対して±5°以内の範囲で傾いている場合、Z軸がXY平面の法線方向に対して±5°以内の範囲で傾いている場合についてもそれぞれ「直交」に含まれる。また、本願明細書において、「平行」とは、完全に平行となっている場合の他、一方が他方に対して若干、例えば±5°以内の範囲で傾斜している場合も含むものである。
図1に示すセンサーユニット1は、X軸方向の加速度、Y軸方向の加速度およびZ軸方向の加速度をそれぞれ独立して検出することができる。このようなセンサーユニット1は、図1に示すように、防水性のケース2を有している。また、図2に示すように、センサーユニット1は、ケース2に収納されたセンサーモジュール3、回路基板4、コネクター基板5およびコネクター6と、コネクター6をケース2に固定する導通部材としての固定部材7と、を有している。以下、これら各部について順次説明する。
−センサーモジュール3−
センサーモジュール3は、3軸加速度センサーであり、X軸方向の加速度、Y軸方向の加速度およびZ軸方向の加速度をそれぞれ独立して検出することができる。図3および図4に示すように、センサーモジュール3は、実装基板30と、実装基板30に搭載された慣性センサーとしての3つの加速度センサー31x、31y、31zと、実装基板30に搭載され、加速度センサー31x、31y、31zと電気的に接続されたコネクター34と、これらを収納するパッケージ39と、を有している。そして、加速度センサー31xがX軸方向の加速度を検出し、加速度センサー31yがY軸方向の加速度を検出し、加速度センサー31zがZ軸方向の加速度を検出する。
センサーモジュール3は、3軸加速度センサーであり、X軸方向の加速度、Y軸方向の加速度およびZ軸方向の加速度をそれぞれ独立して検出することができる。図3および図4に示すように、センサーモジュール3は、実装基板30と、実装基板30に搭載された慣性センサーとしての3つの加速度センサー31x、31y、31zと、実装基板30に搭載され、加速度センサー31x、31y、31zと電気的に接続されたコネクター34と、これらを収納するパッケージ39と、を有している。そして、加速度センサー31xがX軸方向の加速度を検出し、加速度センサー31yがY軸方向の加速度を検出し、加速度センサー31zがZ軸方向の加速度を検出する。
加速度センサー31xは、加速度センサー素子32xと、加速度センサー素子32xを収納する素子パッケージ33xと、を有し、加速度センサー素子32xの検出軸がX軸に沿うように、実装基板30に搭載されている。同様に、加速度センサー31yは、加速度センサー素子32yと、加速度センサー素子32yを収納する素子パッケージ33yと、を有し、加速度センサー素子32yの検出軸がY軸に沿うように、実装基板30に搭載されている。同様に、加速度センサー31zは、加速度センサー素子32zと、加速度センサー素子32zを収納する素子パッケージ33zと、を有し、加速度センサー素子32zの検出軸がZ軸に沿うように、実装基板30に搭載されている。そして、これら加速度センサー31x、31y、31zやコネクター34を搭載した実装基板30がパッケージ39にねじ止めによって固定されている。
パッケージ39は、例えば、樹脂材料で構成されている。また、パッケージ39は、直方体状をなし、外部から加速度センサー31x、31y、31zの検出軸が確認しやすいように、Z軸に直交する上面391および底面392と、X軸に直交する側面393、394と、Y軸に直交する側面395、396と、を有している。これにより、パッケージ39の各面から加速度センサー31x、31y、31zの検出軸を容易に確認することができる。また、パッケージ39の上面391には開口3910が形成されており、この開口3910からコネクター34が露出している。
以上、センサーモジュール3について簡単に説明した。なお、センサーモジュール3の構成としては、上述の構成に限定されない。例えば、上述の構成では、センサーモジュール3が、慣性センサーとして3つの加速度センサー31x、31y、31zを有しているが、慣性センサーとしては、これに限定されず、例えば、加速度センサー31x、31y、31zのうちの1つまたは2つを省略してもよい。また、慣性センサーとして、加速度センサーに替えて角速度センサーを用いてもよいし、加速度センサーと角速度センサーの両方を用いてもよい。特に、慣性センサーとして、上述した加速度センサー31x、31y、31zに加えて、X軸まわりの角速度を検出する角速度センサーと、Y軸まわりの角速度を検出する角速度センサーと、Z軸まわりの角速度を検出する角速度センサーと、を用いることにより、6軸モーションセンサーとして機能する慣性計測装置(IMU:Inertial Measurement Unit)が得られ、優れた利便性を発揮することのできるセンサーユニット1となる。
また、上述の構成では、3つの加速度センサー素子32x、32y、32zがそれぞれ別の素子パッケージ33x、33y、33zに収納されているが、これに限定されず、例えば、3つの加速度センサー素子32x、32y、32zが共通の1つの素子パッケージに収納されていてもよい。具体的には、例えば、素子パッケージ33xに3つの加速度センサー素子32x、32y、32zを収納し、残りの素子パッケージ33y、33zを省略した構成としてもよい。
−ケース−
図5に示すように、ケース2は、導電性を有する基部2Aと、基部2Aを被覆し、絶縁性を有する被覆層2Bと、から構成されている。基部2Aの構成材料としては、特に限定されないが、例えば、アルミニウム、チタン、マグネシウム等の各種金属材料を用いることができ、本実施形態では、アルミニウムを用いている。また、被覆層2Bの構成材料としては、特に限定されないが、例えば、基部2Aの表面を酸化させた陽極酸化皮膜を用いることができ、本実施形態では、アルマイトを用いている。また、ケース2は、ダイキャストすなわち金属鋳造法によって製造されている。このように、金属鋳造法を用いてケース2を製造することにより、例えば、金属削り出し法、金属鍛造法等を用いてケース2を製造する場合と比較して、ケース2をより安価にかつ短時間で製造することができる。ただし、ケース2の製造方法としては、金属鋳造法に限定されない。
図5に示すように、ケース2は、導電性を有する基部2Aと、基部2Aを被覆し、絶縁性を有する被覆層2Bと、から構成されている。基部2Aの構成材料としては、特に限定されないが、例えば、アルミニウム、チタン、マグネシウム等の各種金属材料を用いることができ、本実施形態では、アルミニウムを用いている。また、被覆層2Bの構成材料としては、特に限定されないが、例えば、基部2Aの表面を酸化させた陽極酸化皮膜を用いることができ、本実施形態では、アルマイトを用いている。また、ケース2は、ダイキャストすなわち金属鋳造法によって製造されている。このように、金属鋳造法を用いてケース2を製造することにより、例えば、金属削り出し法、金属鍛造法等を用いてケース2を製造する場合と比較して、ケース2をより安価にかつ短時間で製造することができる。ただし、ケース2の製造方法としては、金属鋳造法に限定されない。
また、図1に示すように、ケース2は、筐体21と蓋22とを有している。図2に示すように、筐体21は、上面側に開放する有底の凹部211を有する箱状をなし、蓋22は、凹部211の開口を塞ぐようにして筐体21に固定されている。これにより、ケース2内に収納空間Sが形成され、この収納空間S内にセンサーモジュール3、回路基板4、コネクター基板5およびコネクター6が収納されている。また、筐体21と蓋22との間にはパッキン20が設けられ、収納空間Sの気密性が確保されている。
また、図1に示すように、ケース2は、直方体状をなし、外部からセンサーモジュール3の検出軸が確認しやすいように、Z軸に直交する上面201および底面202と、X軸に直交する側面203、204と、Y軸に直交する側面205、206と、を有している。これにより、ケース2の各面からセンサーモジュール3の検出軸であるX軸、Y軸およびZ軸を容易に確認することができる。そのため、センサーユニット1を対象物に搭載し易くなる。また、ケース2は、外表面が上面201である頂部2aと、外表面が底面202であり、収納空間Sを間に挟んで頂部2aと対向して配置された底部2bと、外表面が側面203である側壁部2cと、外表面が側面204であり、収納空間Sを間に挟んで側壁部2cと対向して配置された側壁部2dと、外表面が側面205である側壁部2eと、外表面が側面206であり、収納空間Sを間に挟んで側壁部2eと対向して配置された側壁部2fと、を有している。
また、図2および図6に示すように、ケース2は、側壁部2fに配置された当接部29を有する。当接部29は、側壁部2fから収納空間S内に向けてY軸方向プラス側に突出している。また、当接部29の頂面つまり先端面は、センサーモジュール3の側面396が当接される当接面291となっている。当接面291は、X軸およびZ軸の両軸に平行なX−Z平面で構成されており、Y軸を法線とする面である。そのため、センサーモジュール3の側面396を当接面291に当接させることにより、ケース2に対するセンサーモジュール3のアライメント精度が向上し、ケース2の各面201〜206に対してセンサーモジュール3の検出軸、特に加速度センサー31x、31yの検出軸を精度よく合わせることができる。特に、本実施形態では、当接面291がX軸方向に沿った長手形状となっているため、当接面291に当接されたセンサーモジュール3の姿勢がより安定する。そのため、上述した効果をより顕著に発揮することができる。
また、当接面291は、切削面で構成されている。つまり、当接面291は、金属鋳造法でケース2を製造したのち、当接部29の先端面を切削することにより形成されている。これにより、金属鋳造法で製造されたままの状態に対して、当接面291の平坦度およびX−Z平面に対する平行度を高めることができ、ケース2に対するセンサーモジュール3のアライメント精度がさらに向上する。また、当接面291だけを切削面とすることにより、ケース2全体を切削加工で形成する場合と比べて切削面積が小さくなるため、加工時間を短縮することができる。ここで、「切削面」とは、バイト、ドリル等の切削工具を用いた切削加工、削り出し加工で形成された面を意味する他にも、さらに仕上げとして砥石等を用いて研削加工や研磨加工がされた面や、切削加工、削り出し加工を行わずに研削加工や研磨加工によって形成された面を含むことを意味する。
なお、切削面には切削加工による加工痕が残るため、当接面291が切削面であるか否かは、その加工痕の有無によって判断することができる。また、切削により形成される切削面の表面粗さ(Ra)は、鋳造法で製造されたままの面の表面粗さに対して非常に小さいため、当接面291の表面粗さとケース2の他の部分、例えば、凹部211の底面の表面粗さとを比較することによっても当接面291が切削面であるか否かを判断することができる。以上のような、切削面の意味および判断方法は、以下に登場する切削面についても同様である。
また、図7に示すように、ケース2は、底部2bに配置された3つの突起26、27、28を有する。突起26、27、28は、それぞれ、凹部211の底面から収納空間S内に向けてZ軸方向プラス側に突出している。また、突起26、27、28の頂面つまり先端面は、センサーモジュール3が載置される載置面261、271、281となっている。より具体的には、図8に示すように、センサーモジュール3の底面392が載置面261、271、281に接触した状態で、載置面261、271、281にセンサーモジュール3が載置されている。また、突起26、27、28には、ねじ止め用の穴が形成されており、センサーモジュール3は、当接面291に側面396を当接させた状態で、各突起26、27、28にねじ止めされている。
また、載置面261、271、281は、それぞれ、X軸およびY軸の両軸に平行なX−Y平面で構成されており、さらには、同一平面上に位置している。これにより、載置面261、271、281上のセンサーモジュール3の底面392がX−Y平面と平行となり、ケース2に対するセンサーモジュール3のアライメント精度がより向上する。そのため、ケース2の各面201〜206に対してセンサーモジュール3の検出軸、特に加速度センサー31zの検出軸を精度よく合わせることができる。
また、図7に示すように、突起26、27は、互いに離間し、X軸方向に沿って配置され、突起28は、突起26、27に対してY軸方向にずれて配置されている。つまり、突起26、27、28は、二次元的に配置されており、これにより、載置面261、271、281に載置されたセンサーモジュール3の姿勢がより安定する。特に、突起26、27に対してY軸方向にずれて配置された突起28がX軸に沿う長手形状となっているため、上述の効果をより顕著に発揮することができる。また、突起28は、当接部29と接続されている。
また、図7に示すように、Z軸方向からの平面視において、当接面291をその法線方向すなわちY軸方向に延長した領域Q1の外側に突起26、27が位置している。具体的には、領域Q1のX軸方向プラス側に突起26が位置し、領域Q1のX軸方向マイナス側に突起27が位置している。これにより、センサーモジュール3の底面392のより外縁部に近い部分を突起26、27の載置面261、271で支持することができるため、載置面261、271、281に載置されたセンサーモジュール3の姿勢がさらに安定する。ただし、これに限定されず、突起26、27の少なくとも一方が領域Q1の内側に位置していてもよい。
また、図7に示すように、Z軸方向からの平面視において、当接面291と突起26との離間距離D1は、当接面291と加速度センサー31x、31y、31zとの離間距離D3よりも長い。同様に、Z軸方向からの平面視において、当接面291と突起27との離間距離D2は、当接面291と加速度センサー31x、31y、31zとの離間距離D3よりも長い。つまり、センサーユニット1は、D1>D3、D2>D3の関係を満足している。ここで、離間距離D1は、当接面291と突起26の載置面261との最短距離を意味し、離間距離D2は、当接面291と突起27の載置面271との最短距離を意味し、離間距離D3は、当接面291と加速度センサー31xとの最短距離、当接面291と加速度センサー31yとの最短距離および当接面291と加速度センサー31zとの最短距離のうち最も短い距離を意味する。このように、D1、D2>D3の関係を満足することにより、載置面261、271と当接面291とを十分に離間させることができ、ケース2に対するセンサーモジュール3のアライメント精度がより向上する。
なお、D1>D3の関係を満足していればよいが、D1/D3>2の関係を満足することが好ましく、D1/D3>3の関係を満足することがより好ましく、D1/D3>4の関係を満足することがさらに好ましい。同様に、D2>D3の関係を満足していればよいが、D2/D3>2の関係を満足することが好ましく、D2/D3>3の関係を満足することがより好ましく、D2/D3>4の関係を満足することがさらに好ましい。これにより、上述した効果をより顕著に発揮することができる。
また、載置面261、271、281は、切削面で構成されている。これにより、金属鋳造法で製造されたままの状態に対して、載置面261、271、281の平坦度およびX−Y平面に対する平行度を高めることができ、ケース2に対するセンサーモジュール3のアライメント精度がさらに向上する。
また、ケース2は、図1に示すように、収納空間Sの外側に突出する3つの突出部23、24、25を有している。突出部23、24は、側壁部2eからY軸方向プラス側に向けて突出しており、突出部25は、側壁部2fからY軸方向マイナス側に向けて突出している。また、突出部23は、側壁部2eのX軸方向プラス側の端部に設けられており、突出部24は、側壁部2eのX軸方向マイナス側の端部に設けられている。また、突出部25は、側壁部2fのX軸方向の中央部に設けられている。
また、突出部23、24には、ねじを挿入可能な切り欠き232、242が形成されており、突出部25には、ねじを挿通可能な貫通孔252が形成されている。そして、ケース2は、切り欠き232、242および貫通孔252に挿入したねじによって対象物に締結される。このように、ケース2の外側に向けて突出した突出部23、24、25を用いてケース2を対象物に固定することにより、ドライバー等の工具を操作するスペースを広く確保することができ、ケース2を対象物に固定し易くなる。なお、ねじを挿通可能であれば、切り欠き232、242に替えて貫通孔を用いてもよいし、貫通孔252に替えて切り欠きを用いてもよい。
突出部23の先端面は、対象物に当接させる対象物当接面231となっており、突出部24の先端面も、対象物に当接させる対象物当接面241となっており、突出部25の先端面も、対象物に当接させる対象物当接面251となっている。そして、例えば、ケース2は、対象物当接面231〜251の少なくとも1つを対象物に当接させた状態で、対象物に固定される。このように、対象物当接面231〜251の少なくとも1つを対象物に当接させた状態でケース2を対象物に固定することにより、ケース2を対象物に対して精度よく位置決めすることができる。
また、対象物当接面231、241、251は、それぞれ、X軸およびZ軸の両軸に平行なX−Z平面で構成されている。つまり、対象物当接面231、241、251は、それぞれ、当接面291と平行である。そのため、対象物当接面231、241、251の少なくとも1つを対象物に当接させることにより、対象物に対するセンサーユニット1のアライメント精度が向上し、対象物に対してセンサーモジュール3の検出軸、特に加速度センサー31x、31yの検出軸を精度よく合わせることができる。特に、本実施形態では、対象物当接面231、241が同一平面上に位置しているため、対象物当接面231、241をそれぞれ対象物に当接させることにより、対象物に対するセンサーユニット1のアライメントを容易にとることができると共に、対象物に対してセンサーモジュール3の検出軸をより精度よく合わせることができる。
また、図7に示すように、Z軸方向からの平面視において、対象物当接面231を、その法線方向であるY軸方向に延長した領域Q2の内側に突起26が位置しており、対象物当接面241を、その法線方向であるY軸方向に延長した領域Q3の内側に突起27が位置している。つまり、対象物当接面231と突起26とがY軸方向に並んで配置され、対象物当接面241と突起27とがY軸方向に並んで配置されている。これにより、センサーモジュール3をケース2に固定する部分である突出部23、24とケース2を対象物に固定する部分である突起26、27とがY軸方向に並び、これらの離間距離を小さくすることができる。そのため、例えば、ケース2を対象物に固定した際に生じる応力(ねじ止めの際に加わるトルク)がセンサーモジュール3に伝わり難くなり、対象物に固定された状態でのセンサーモジュール3の検出軸のずれを効果的に抑制することができる。
また、対象物当接面231、241、251は、切削面で構成されている。これにより、金属鋳造法で製造されたままの状態に対して、対象物当接面231、241、251の平坦度およびX−Z平面に対する平行度を高めることができ、対象物に対するセンサーユニット1のアライメント精度がさらに向上する。
−回路基板−
図2に示すように、回路基板4は、ケース2に収納されており、かつ、センサーモジュール3の上面391に固定されている。回路基板4は、コネクター34を介してセンサーモジュール3と電気的に接続されており、例えば、各加速度センサー31x、31y、31zを駆動させる駆動回路、各加速度センサー31x、31y、31zから出力される検出信号に基づいてX軸方向の加速度、Y軸方向の加速度およびZ軸方向の加速度を検出する検出回路等が形成されている。
図2に示すように、回路基板4は、ケース2に収納されており、かつ、センサーモジュール3の上面391に固定されている。回路基板4は、コネクター34を介してセンサーモジュール3と電気的に接続されており、例えば、各加速度センサー31x、31y、31zを駆動させる駆動回路、各加速度センサー31x、31y、31zから出力される検出信号に基づいてX軸方向の加速度、Y軸方向の加速度およびZ軸方向の加速度を検出する検出回路等が形成されている。
−コネクター基板−
図2に示すように、コネクター基板5は、ケース2の側壁部2eとセンサーモジュール3との間に位置し、側壁部2eと平行となる姿勢においてケース2に支持されている。また、コネクター基板5は、回路基板4と電気的に接続されている。
図2に示すように、コネクター基板5は、ケース2の側壁部2eとセンサーモジュール3との間に位置し、側壁部2eと平行となる姿勢においてケース2に支持されている。また、コネクター基板5は、回路基板4と電気的に接続されている。
−コネクター−
図2に示すように、コネクター6は、コネクター基板5に支持されている。また、ケース2の側壁部2eには収納空間Sの内外を連通する貫通孔が形成されており、この貫通孔を介してコネクター6の先端部がケース2の内側から外部に突出している。コネクター6は、例えば、センサーモジュール3を外部コントローラーとバス接続するための5ピンコネクターである。なお、通信プロトコルとしては、特に限定されないが、例えば、CAN(Controller Area Network)を用いることができ、コネクター基板5には、この通信プロトコルを実行するための回路が形成されている。
図2に示すように、コネクター6は、コネクター基板5に支持されている。また、ケース2の側壁部2eには収納空間Sの内外を連通する貫通孔が形成されており、この貫通孔を介してコネクター6の先端部がケース2の内側から外部に突出している。コネクター6は、例えば、センサーモジュール3を外部コントローラーとバス接続するための5ピンコネクターである。なお、通信プロトコルとしては、特に限定されないが、例えば、CAN(Controller Area Network)を用いることができ、コネクター基板5には、この通信プロトコルを実行するための回路が形成されている。
−固定部材7−
固定部材7は、例えば、各種金属材料で構成され、導電性を有している。また、図5に示すように、固定部材7は、ケース2の外側からコネクター6に螺合しており、コネクター6の基端部に位置する拡径部61との間に側壁部2eを挟み込むことによって、コネクター6をケース2に固定している。また、固定部材7には、複数の突起71が設けられており、これら突起71がケース2の被覆層2Bを貫通して基部2Aまで到達している。そのため、固定部材7と基部2Aとが電気的に接続されている。また、固定部材7は、例えば、センサーユニット1の回路系のグラントと接続されている。そのため、ケース2がシールド効果を発揮し、ケース2によって外乱を遮断することができると共に、ケース2の内部で生じる各種信号が外乱としてケース2外に漏れてしまうことを抑制することができる。
固定部材7は、例えば、各種金属材料で構成され、導電性を有している。また、図5に示すように、固定部材7は、ケース2の外側からコネクター6に螺合しており、コネクター6の基端部に位置する拡径部61との間に側壁部2eを挟み込むことによって、コネクター6をケース2に固定している。また、固定部材7には、複数の突起71が設けられており、これら突起71がケース2の被覆層2Bを貫通して基部2Aまで到達している。そのため、固定部材7と基部2Aとが電気的に接続されている。また、固定部材7は、例えば、センサーユニット1の回路系のグラントと接続されている。そのため、ケース2がシールド効果を発揮し、ケース2によって外乱を遮断することができると共に、ケース2の内部で生じる各種信号が外乱としてケース2外に漏れてしまうことを抑制することができる。
以上、センサーユニット1について説明した。このようなセンサーユニット1は、前述したように、センサーモジュール3と、センサーモジュール3を収納する収納空間Sを有するケース2と、を備えている。また、センサーモジュール3は、慣性センサーとしての加速度センサー31x、31y、31zと、加速度センサー31x、31y、31zを収納するパッケージ39と、を備えている。また、パッケージ39は、底面392と、底面392に接続されている側面396と、を備えている。さらに、ケース2は、収納空間S内に突出し、センサーモジュール3の底面392が載置される載置面261、271を有する突起26、27が配置されている底部2bと、センサーモジュール3の側面396に当接する当接面291を有する当接部29と、を備えている。そして、底部2bの平面視つまりZ軸方向の平面視において、当接面291と突起26、27との離間距離D1、D2は、当接面291と加速度センサー31x、31y、31zとの離間距離D3よりも長くなっている。このように、D1>D3、D2>D3の関係を満足することにより、当接面291と載置面261、271とによって、ケース2に対してセンサーモジュール3を精度よく位置決めすることができる。そのため、優れたアライメント精度を有するセンサーユニット1が得られる。
また、前述したように、載置面261、271の法線がZ軸に沿っており、当接面291の法線がY軸に沿っている。そのため、載置面261、271と当接面291とのなす角が90°である。これにより、当接面291と載置面261、271とによって、ケース2に対してセンサーモジュール3をより精度よく位置決めすることができる。ただし、これに限定されず、載置面261、271と当接面291とのなす角は、90°に限定されない。
また、前述したように、慣性センサーは、複数の慣性センサー素子として加速度センサー素子32x、32y、32zを備え、加速度センサー素子32x、32y、32zの少なくとも1つの検出軸は、載置面261、271に対して直交している。本実施形態では、加速度センサー素子32zの検出軸が載置面261、271に対して直交している。これにより、載置面261、271の向きから加速度センサー素子32x、32y、32zそれぞれの検出軸を容易に確認することができ、センサーユニット1の対象物への搭載が容易となる。ただし、これに限定されず、各加速度センサー素子32x、32y、32zの検出軸が載置面261、271に対して直交していなくてもよい。
また、前述したように、慣性センサーは、複数の慣性センサー素子として加速度センサー素子32x、32y、32zを備え、加速度センサー素子32x、32y、32zの少なくとも1つの検出軸は、当接面291に対して直交している。本実施形態では、加速度センサー素子32yの検出軸が当接面291に対して直交している。これにより、当接面291の向きから加速度センサー素子32x、32y、32zそれぞれの検出軸を容易に確認することができ、センサーユニット1の対象物への搭載が容易となる。ただし、これに限定されず、各加速度センサー素子32x、32y、32zの検出軸が当接面291に対して直交していなくてもよい。
また、前述したように、底部2bの平面視つまりZ軸方向からの平面視において、当接面291を、その法線方向であるY軸方向に延長した領域Q1の外側に突起26、27が位置している。これにより、センサーモジュール3の底面392のより外縁部に近い部分を突起26、27の載置面261、271によって支持することができるため、ケース2に載置されたセンサーモジュール3の姿勢がさらに安定する。ただし、これに限定されず、突起26、27の少なくとも一方が領域Q1の内側に位置していてもよい。
また、前述したように、載置面261、271は、切削面である。これにより、載置面261、271の平坦度およびX−Y平面に対する平行度を高めることができ、ケース2に対するセンサーモジュール3のアライメント精度がさらに向上する。同様に、当接面291は、切削面である。これにより、当接面291の平坦度およびX−Z平面に対する平行度を高めることができ、ケース2に対するセンサーモジュール3のアライメント精度がさらに向上する。ただし、これに限定されず、載置面261、271および当接面291は、それぞれ、切削面でなくてもよく、例えば、金属鋳造で製造されたままの状態であってもよい。
また、前述したように、ケース2は、対象物に当接させる対象物当接面231、241、251を有し、収納空間Sの外側に突出する突出部23、24、25を備えている。これにより、対象物に対するケース2の位置決めが容易となる。ただし、これに限定されず、突出部23、24、25の少なくとも1つを省略してもよいし、さらなる突出部を有していてもよい。
また、前述したように、対象物当接面231、241、251は、それぞれ、当接面291と平行である。これにより、対象物当接面231、241、251の向きから加速度センサー素子32x、32y、32zそれぞれの検出軸を容易に確認することができ、センサーユニット1の対象物への搭載が容易となる。ただし、これに限定されず、対象物当接面231、241、251は、当接面291に対して直交していなくてもよい。
また、前述したように、対象物当接面231、241、251は、切削面である。これにより、対象物当接面231、241、251の平坦度およびX−Z平面に対する平行度を高めることができ、対象物に対するセンサーユニット1のアライメント精度がさらに向上する。ただし、これに限定されず、対象物当接面231、241、251は、それぞれ、切削面でなくてもよく、例えば、金属鋳造で製造されたままの状態であってもよい。
また、前述したように、底部2bの平面視つまりZ軸方向からの平面視において、対象物当接面231を、その法線方向であるY軸方向に延長した領域Q2の内側に突起26が位置し、対象物当接面241を、その法線方向であるY軸方向に延長した領域Q3の内側に突起27が位置している。これにより、対象物当接面231と突起26との離間距離および対象物当接面241と突起27との離間距離をそれぞれ小さくすることができる。そのため、例えば、ケース2を対象物に固定した際に生じる応力(ねじ止めの際に加わるトルク)がセンサーモジュール3に伝わり難くなり、対象物に固定された状態でのセンサーモジュール3の検出軸のずれを効果的に抑制することができる。ただし、これに限定されず、領域Q2の外側に突起26が位置していてもよいし、領域Q3の外側に突起27が位置していてもよい。
また、前述したように、ケース2は、導電性の基部2Aと、基部2Aを被覆している絶縁性の被覆層2Bと、を備えている。また、センサーユニット1は、被覆層2Bを貫通して基部2Aと電気的に接続されている導通部材としての固定部材7を備えている。これにより、例えば、固定部材7を介して基部2Aをグランドに接続することができ、ケース2にシールド効果を発揮させることができる。そのため、外乱の影響を受け難いセンサーユニット1となる。
<第2実施形態>
図9は、本発明の第2実施形態に係る電子機器としてのスマートフォンを示す平面図である。
図9は、本発明の第2実施形態に係る電子機器としてのスマートフォンを示す平面図である。
図9に示すスマートフォン1200は、本発明の電子機器を適用したものである。スマートフォン1200には、センサーユニット1と、センサーユニット1から出力された検出信号に基づいて制御を行う制御回路1210と、が内蔵されている。センサーユニット1によって検出された検出データは、制御回路1210に送信され、制御回路1210は、受信した検出データからスマートフォン1200の姿勢や挙動を認識して、表示部1208に表示されている表示画像を変化させたり、警告音や効果音を鳴らしたり、振動モーターを駆動して本体を振動させることができる。
このような電子機器としてのスマートフォン1200は、センサーユニット1を有している。そのため、前述したセンサーユニット1の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
なお、本発明の電子機器は、前述したスマートフォン1200の他にも、例えば、パーソナルコンピューター、デジタルスチールカメラ、タブレット端末、時計、スマートウォッチ、インクジェットプリンタ、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)等のウェアラブル端末、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器、魚群探知機、各種測定機器、移動体端末基地局用機器、車両、航空機、船舶等の各種計器類、フライトシミュレーター、ネットワークサーバー等に適用することができる。
<第3実施形態>
図10は、本発明の第3実施形態に係る電子機器としての移動体測位装置の全体システムを示すブロック図である。図11は、図10に示す移動体測位装置の作用を示す図である。
図10は、本発明の第3実施形態に係る電子機器としての移動体測位装置の全体システムを示すブロック図である。図11は、図10に示す移動体測位装置の作用を示す図である。
図10に示す移動体測位装置3000は、移動体に装着して用い、当該移動体の測位を行うための装置である。なお、移動体としては、特に限定されず、自転車、自動車、自動二輪車、電車、飛行機、船等のいずれでもよいが、本実施形態では移動体として四輪自動車を用いた場合について説明する。
移動体測位装置3000は、慣性計測装置3100(IMU)と、演算処理部3200と、GPS受信部3300と、受信アンテナ3400と、位置情報取得部3500と、位置合成部3600と、処理部3700と、通信部3800と、表示部3900と、を有している。なお、慣性計測装置3100としては、例えば、前述したセンサーユニット1を用いることができる。
慣性計測装置3100は、3軸の加速度センサー3110と、3軸の角速度センサー3120と、を有している。演算処理部3200は、加速度センサー3110からの加速度データおよび角速度センサー3120からの角速度データを受け、これらデータに対して慣性航法演算処理を行い、移動体の加速度および姿勢を含む慣性航法測位データを出力する。
また、GPS受信部3300は、受信アンテナ3400を介してGPS衛星からの信号を受信する。また、位置情報取得部3500は、GPS受信部3300が受信した信号に基づいて、移動体測位装置3000の位置(緯度、経度、高度)、速度、方位を表すGPS測位データを出力する。このGPS測位データには、受信状態や受信時刻等を示すステータスデータも含まれている。
位置合成部3600は、演算処理部3200から出力された慣性航法測位データおよび位置情報取得部3500から出力されたGPS測位データに基づいて、移動体の位置、具体的には移動体が地面のどの位置を走行しているかを算出する。例えば、GPS測位データに含まれている移動体の位置が同じであっても、図11に示すように、地面の傾斜等の影響によって移動体の姿勢が異なっていれば、地面の異なる位置を移動体が走行していることになる。そのため、GPS測位データだけでは移動体の正確な位置を算出することができない。そこで、位置合成部3600は、慣性航法測位データを用いて、移動体が地面のどの位置を走行しているのかを算出する。
位置合成部3600から出力された位置データは、処理部3700によって所定の処理が行われ、測位結果として表示部3900に表示される。また、位置データは、通信部3800によって外部装置に送信されるようになっていてもよい。
<第4実施形態>
図12は、本発明の第4実施形態に係る移動体を示す斜視図である。
図12は、本発明の第4実施形態に係る移動体を示す斜視図である。
図12に示す自動車1500は、本発明の移動体を適用した自動車である。この図において、自動車1500は、エンジンシステム、ブレーキシステムおよびキーレスエントリーシステムの少なくとも何れかのシステム1510を含んでいる。また、自動車1500には、センサーユニット1が内蔵されており、センサーユニット1によって車体1501の姿勢を検出することができる。センサーユニット1の検出信号は、制御装置1502に供給され、制御装置1502は、その信号に基づいてシステム1510を制御することができる。
このように、移動体としての自動車1500は、センサーユニット1を有している。そのため、前述したセンサーユニット1の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
なお、センサーユニット1は、他にも、カーナビゲーションシステム、カーエアコン、アンチロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、エンジンコントロール、ハイブリッド自動車や電気自動車の電池モニター等の電子制御ユニット(ECU:electronic control unit)に広く適用できる。また、移動体としては、自動車1500に限定されず、例えば、飛行機、ロケット、人工衛星、船舶、AGV(無人搬送車)、二足歩行ロボット、ドローン等の無人飛行機等にも適用することができる。
以上、本発明のセンサーユニット、電子機器および移動体を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、前述した実施形態を適宜組み合わせてもよい。
1…センサーユニット、2…ケース、2A…基部、2B…被覆層、2a…頂部、2b…底部、2c、2d、2e、2f…側壁部、20…パッキン、201…上面、202…底面、203、204、205、206…側面、21…筐体、211…凹部、22…蓋、23、24、25…突出部、231、241、251…対象物当接面、232、242…切り欠き、252…貫通孔、26、27、28…突起、261、271、281…載置面、29…当接部、291…当接面、3…センサーモジュール、30…実装基板、31x、31y、31z…加速度センサー、32x、32y、32z…加速度センサー素子、33x、33y、33z…素子パッケージ、34…コネクター、39…パッケージ、391…上面、3910…開口、392…底面、393、394、395、396…側面、4…回路基板、5…コネクター基板、6…コネクター、61…拡径部、7…固定部材、71…突起、1200…スマートフォン、1208…表示部、1210…制御回路、1500…自動車、1501…車体、1502…制御装置、1510…システム、3000…移動体測位装置、3100…慣性計測装置、3110…加速度センサー、3120…角速度センサー、3200…演算処理部、3300…GPS受信部、3400…受信アンテナ、3500…位置情報取得部、3600…位置合成部、3700…処理部、3800…通信部、3900…表示部、D1、D2、D3…離間距離、Q1、Q2、Q3…領域、S…収納空間
Claims (14)
- 慣性センサーと、前記慣性センサーを収納するパッケージと、を有するセンサーモジュールと、
前記センサーモジュールを収納する収納空間を有するケースと、を備え、
前記パッケージは、
底面と、
前記底面に接続されている側面と、を備え、
前記ケースは、
前記収納空間内に突出し、前記センサーモジュールの前記底面が載置される載置面を有する突起が配置されている底部と、
前記センサーモジュールの前記側面に当接する当接面を有する当接部と、を備え、
前記底部の平面視において、前記当接面と前記突起との離間距離は、前記当接面と前記慣性センサーとの離間距離よりも長いことを特徴とするセンサーユニット。 - 前記載置面と前記当接面とのなす角が90°である請求項1に記載のセンサーユニット。
- 前記慣性センサーは、複数の慣性センサー素子を備え、
少なくとも1つの前記慣性センサー素子の検出軸は、前記載置面に対して直交している請求項1または2に記載のセンサーユニット。 - 前記慣性センサーは、複数の慣性センサー素子を備え、
少なくとも1つの前記慣性センサー素子の検出軸は、前記当接面に対して直交している請求項1ないし3のいずれか1項に記載のセンサーユニット。 - 前記底部の平面視において、
前記当接面を、その法線方向に延長した領域の外側に突起が位置している請求項1ないし4のいずれか1項に記載のセンサーユニット。 - 前記載置面は、切削面である請求項1ないし5のいずれか1項に記載のセンサーユニット。
- 前記当接面は、切削面である請求項1ないし6のいずれか1項に記載のセンサーユニット。
- 前記ケースは、
対象物に当接させる対象物当接面を有し、前記収納空間の外側に突出する突出部を備えている請求項1ないし7のいずれか1項に記載のセンサーユニット。 - 前記対象物当接面は、前記当接面と平行である請求項8に記載のセンサーユニット。
- 前記対象物当接面は、切削面である請求項8または9に記載のセンサーユニット。
- 前記底部の平面視において、
前記対象物当接面を、その法線方向に延長した領域の内側に前記突起が位置している請求項8ないし10のいずれか1項に記載のセンサーユニット。 - 前記ケースは、
導電性の基部と、
前記基部を被覆している絶縁性の被覆層と、を備え、
前記被覆層を貫通して前記基部と電気的に接続されている導通部材を備えている請求項1ないし11のいずれか1項に記載のセンサーユニット。 - 請求項1ないし12のいずれか1項に記載のセンサーユニットを備えていることを特徴とする電子機器。
- 請求項1ないし12のいずれか1項に記載のセンサーユニットを備えていることを特徴とする移動体。
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