JP2020070042A - ラベルロール梱包体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡素な梱包形態でありながら、ラベル連続体の損傷や荷崩れを防止できるラベルロール梱包体を提供する。【解決手段】 芯材2と前記芯材2に巻き付けられた長尺状のラベル連続体3とを有するロール品1と、パレット7と、を有し、前記パレット7上に、前記ロール品1の複数が多段状に積み重ねられているラベルロール梱包体10であって、前記積み重ねられたロール品1の間に柔軟な気泡緩衝シート5が介在され、前記気泡緩衝シート5が、ポリオレフィン系フィルムから形成された第1フィルム51と、ポリオレフィン系フィルムから形成された複数の凸部6を有する第2フィルムであって前記凸部6内に空気を封入した状態で前記第1フィルム51に貼り付けられている第2フィルム52と、を有し、前記気泡緩衝シート5が、10N以上の引張り強度を有するシートである。【選択図】 図8
Description
本発明は、ラベル連続体のロール品を複数梱包したラベルロール梱包体に関する。
従来、飲料などが収納された容器、商品自体、商品を包装する包装箱などの各種の被着体に、様々なラベルが装着され、包装体(ラベル付き被着体)として消費者に提供されている。
一般に、ラベル製造者とラベル使用者とは異なっており、ラベル製造者が製造したラベルを、使用者が購入し、それを被着体に装着している。
ラベルとしては、大別して、熱収縮又は自己伸縮などによって被着体に装着する筒状ラベル(例えば、特許文献1など)、被着体に巻き付けて装着する巻付けラベル(例えば、特許文献2など)、粘着剤が塗布されたタックラベル(例えば、特許文献3など)、使用時にグルー糊などを塗布して被着体に貼り付けるグルーラベル(例えば、特許文献4など)などが知られている。これらのラベルは、1枚毎の枚葉状の形態で使用者に提供されることもあるが、通常、ラベラー(ラベル装着装置)を用いてラベルを被着体に連続的に装着するために、複数のラベルが連続的に繋がったラベル連続体の形態で提供される(各文献参照)。このようなラベル連続体は、長尺状であるため、通常、芯材にロール状に巻き取ったロール品の形態で使用者に提供される。
一般に、ラベル製造者とラベル使用者とは異なっており、ラベル製造者が製造したラベルを、使用者が購入し、それを被着体に装着している。
ラベルとしては、大別して、熱収縮又は自己伸縮などによって被着体に装着する筒状ラベル(例えば、特許文献1など)、被着体に巻き付けて装着する巻付けラベル(例えば、特許文献2など)、粘着剤が塗布されたタックラベル(例えば、特許文献3など)、使用時にグルー糊などを塗布して被着体に貼り付けるグルーラベル(例えば、特許文献4など)などが知られている。これらのラベルは、1枚毎の枚葉状の形態で使用者に提供されることもあるが、通常、ラベラー(ラベル装着装置)を用いてラベルを被着体に連続的に装着するために、複数のラベルが連続的に繋がったラベル連続体の形態で提供される(各文献参照)。このようなラベル連続体は、長尺状であるため、通常、芯材にロール状に巻き取ったロール品の形態で使用者に提供される。
このようなロール品は、図13及び14に示すような梱包形態でラベル製造者からラベル使用者へと提供されている。
すなわち、図13に示すように、袋130に入れたロール品100を個々に段ボール箱110に入れ、図14に示すように、その段ボール箱110の複数を物流パレット120上に多段積みし、積み上げた各段ボール箱の周囲にパレットフィルム(図示せず)を巻き付けたラベルロール梱包体の形態で提供されている。
すなわち、図13に示すように、袋130に入れたロール品100を個々に段ボール箱110に入れ、図14に示すように、その段ボール箱110の複数を物流パレット120上に多段積みし、積み上げた各段ボール箱の周囲にパレットフィルム(図示せず)を巻き付けたラベルロール梱包体の形態で提供されている。
しかしながら、従来のラベルロール梱包体にあっては、ロール品を段ボール箱にて個包装するため、物流コストが上がる上、使用者にとっては段ボール箱を廃棄する手間が生じる。
省資源化のために段ボール箱を用いない場合には、積み上げられたロール品が干渉し合ってラベル連続体が損傷するおそれがある。
省資源化のために段ボール箱を用いない場合には、積み上げられたロール品が干渉し合ってラベル連続体が損傷するおそれがある。
本発明の目的は、簡素な梱包形態でありながら、ラベル連続体の損傷を防止できるラベルロール梱包体を提供することである。
本発明は、芯材と前記芯材に巻き付けられた長尺状のラベル連続体とを有するロール品と、パレットと、を有し、前記パレット上に、複数の前記ロール品が多段状に積み重ねられているラベルロール梱包体であって、前記積み重ねられたロール品の間に、柔軟な気泡緩衝シートが介在され、前記気泡緩衝シートが、ポリオレフィン系フィルムから形成された第1フィルムと、ポリオレフィン系フィルムから形成された複数の凸部を有する第2フィルムであって前記凸部内に空気を封入した状態で前記第1フィルムに貼り付けられている第2フィルムと、を有し、前記気泡緩衝シートが、10N以上の引張り強度を有する。
本発明の好ましいラベルロール梱包体は、前記第1フィルム及び第2フィルムが、いずれも、ポリプロピレン系フィルムから形成されている。
本発明の好ましいラベルロール梱包体は、前記長尺状のラベル連続体が筒状ラベル連続体であり、前記ロール品が、前記芯材の軸方向両端部がロール状の筒状ラベル連続体の両縁から外側にそれぞれ突出した状態で、前記気泡緩衝シートと接触している。
本発明の好ましいラベルロール梱包体は、前記第2フィルムの複数の凸部の頂面に、平面状の第3フィルムが貼り付けられている。
本発明の好ましいラベルロール梱包体は、前記長尺状のラベル連続体が筒状ラベル連続体であり、前記ロール品が、前記芯材の軸方向両端部がロール状の筒状ラベル連続体の両縁から外側にそれぞれ突出した状態で、前記気泡緩衝シートと接触している。
本発明の好ましいラベルロール梱包体は、前記第2フィルムの複数の凸部の頂面に、平面状の第3フィルムが貼り付けられている。
本発明の好ましいラベルロール梱包体は、前記気泡緩衝シートを介して多段状に積み重ねられた複数のロール品の周囲に、パレットフィルムが巻き付けられている。
本発明の好ましいラベルロール梱包体は、最上段のロール品の上に、天面被覆材が設けられている。
本発明の好ましいラベルロール梱包体は、最上段のロール品の上に、天面被覆材が設けられている。
本発明のラベルロール梱包体は、その運搬時に、ラベル連続体の損傷が生じ難くなる。さらに、本発明のラベルロール梱包体は、ロール品を段ボールで個包装することなく簡素な梱包形態であるので、梱包コストを抑えることができる。
以下、本発明について、図面を参照しつつ説明する。
本明細書において、「下限値X〜上限値Y」で表される数値範囲は、下限値X以上上限値Y以下を意味する。前記数値範囲が別個に複数記載されている場合、任意の下限値と任意の上限値を選択し、「任意の下限値〜任意の上限値」を設定できるものとする。
また、フィルムとシートは、同義であり、いずれも柔軟な薄いウェブである。
各図に示される部材などの寸法、縮尺及び形状は、実際のものとは異なっている場合があることに留意されたい。
本明細書において、「下限値X〜上限値Y」で表される数値範囲は、下限値X以上上限値Y以下を意味する。前記数値範囲が別個に複数記載されている場合、任意の下限値と任意の上限値を選択し、「任意の下限値〜任意の上限値」を設定できるものとする。
また、フィルムとシートは、同義であり、いずれも柔軟な薄いウェブである。
各図に示される部材などの寸法、縮尺及び形状は、実際のものとは異なっている場合があることに留意されたい。
本発明のラベルロール梱包体は、芯材と前記芯材に巻き付けられた長尺状のラベル連続体とを有するロール品と、パレットと、を有し、前記パレット上に、複数のロール品が気泡緩衝シートを介して多段状に積み重ねられている。
まず、ロール品及び気泡緩衝シートについて説明した後、ラベルロール梱包体について詳述する。
まず、ロール品及び気泡緩衝シートについて説明した後、ラベルロール梱包体について詳述する。
[ロール品]
図1及び図2において、ロール品1は、芯材2の周りに長尺状のラベル連続体3が巻き付けられているものである。
芯材2は、通常、円管状であるが、多角管状などであってもよい。
芯材2は容易に変形しない程度の強度を有していれば、その材質は特に限定されない。芯材2としては、例えば、紙管、硬質プラスチック管などを用いることができる。
芯材2の外径Aは、特に限定されず、例えば、30mm〜400mmであり、好ましくは100mm〜300mmである。なお、前記芯材2の外径Aは、芯材2が円管状である場合にはその直径を、芯材2が円管状でない場合には円相当径(円相当直径)を意味する。
芯材2の肉厚は、容易に変形しない程度であればよく、その材質にもよるが、紙製芯材2の場合には、例えば2mm〜20mmである。
図1及び図2において、ロール品1は、芯材2の周りに長尺状のラベル連続体3が巻き付けられているものである。
芯材2は、通常、円管状であるが、多角管状などであってもよい。
芯材2は容易に変形しない程度の強度を有していれば、その材質は特に限定されない。芯材2としては、例えば、紙管、硬質プラスチック管などを用いることができる。
芯材2の外径Aは、特に限定されず、例えば、30mm〜400mmであり、好ましくは100mm〜300mmである。なお、前記芯材2の外径Aは、芯材2が円管状である場合にはその直径を、芯材2が円管状でない場合には円相当径(円相当直径)を意味する。
芯材2の肉厚は、容易に変形しない程度であればよく、その材質にもよるが、紙製芯材2の場合には、例えば2mm〜20mmである。
ラベル連続体3は、概念的には複数のラベルが長手方向に連続的に連なったものであり、全体的には長尺状である。長尺状とは、1つの方向がその方向に直交する方向に対して十分長い長方形状をいう。
ラベル連続体3は、その長手方向を周方向として芯材2の周囲に巻き回されている。
ラベル連続体3は、従来公知のもの又は本件出願後に公知になったものを使用できる。
図1では、従来公知の筒状ラベル(熱収縮性筒状ラベルや自己伸縮性筒状ラベルなど)の複数が連続した筒状ラベル連続体を、芯材2に巻き取ったロール品1を表している。筒状ラベル連続体は、フィルムの幅方向両端部31,32を互いに接着して筒状に形成し、その筒状体を扁平状に折り畳んだものである。このロール品1から筒状ラベル連続体(ラベル連続体3)を引き出し、長手方向の所定位置で切断することにより、1つの筒状ラベル(ラベル)が得られる。
ラベル連続体3は、その長手方向を周方向として芯材2の周囲に巻き回されている。
ラベル連続体3は、従来公知のもの又は本件出願後に公知になったものを使用できる。
図1では、従来公知の筒状ラベル(熱収縮性筒状ラベルや自己伸縮性筒状ラベルなど)の複数が連続した筒状ラベル連続体を、芯材2に巻き取ったロール品1を表している。筒状ラベル連続体は、フィルムの幅方向両端部31,32を互いに接着して筒状に形成し、その筒状体を扁平状に折り畳んだものである。このロール品1から筒状ラベル連続体(ラベル連続体3)を引き出し、長手方向の所定位置で切断することにより、1つの筒状ラベル(ラベル)が得られる。
なお、本発明において、ロール品1を構成するラベル連続体3は、筒状ラベル連続体に限られず、上述のようなタックラベル連続体、巻付けラベル連続体、グルーラベル連続体などを用いてもよい。
図3は、ラベル連続体3として従来公知のタックラベル連続体を芯材2に巻き取ったロール品1を表している。図示例のタックラベル連続体は、長尺状の離型紙33と、複数のタックラベル34と、を有する。複数のタックラベル34は、離型紙33の長手方向に順に並んで剥離可能な状態で貼付されている。
図3は、ラベル連続体3として従来公知のタックラベル連続体を芯材2に巻き取ったロール品1を表している。図示例のタックラベル連続体は、長尺状の離型紙33と、複数のタックラベル34と、を有する。複数のタックラベル34は、離型紙33の長手方向に順に並んで剥離可能な状態で貼付されている。
ラベル連続体3は、厚み10μm〜200μmのフィルムで主として構成されており、柔軟である。ラベル連続体3の主構成要素であるフィルムとしては、合成樹脂フィルム、紙、合成紙、発泡樹脂シート、不織布及びこれらの積層フィルムなどが挙げられる。
ラベル連続体3の長さは、特に限定されず、例えば、5m以上であり、好ましくは10m以上である。
また、ラベル連続体3の幅Bも特に限定されず、例えば、10mm〜300mmである。
ラベル連続体3の長さは、特に限定されず、例えば、5m以上であり、好ましくは10m以上である。
また、ラベル連続体3の幅Bも特に限定されず、例えば、10mm〜300mmである。
図2に示すロール品1において、芯材2の軸方向第1端部21及び第2端部22(軸方向両端部)は、ロール状のラベル連続体3の両縁3a,3bから軸方向外側にそれぞれ突出している。
前記芯材2の第1端部21及び第2端部22の突出長C1,C2は、特に限定されず、例えば、0.5mm〜5mmであり、好ましくは1mm〜3mmである。前記第1端部21の突出長C1は、ラベル連続体3の一方の縁3aから芯材2の第1端部21の縁21aまでの長さであり、前記第2端部22の突出長C2は、ラベル連続体3の反対側の縁3bから芯材2の第2端部22の縁22aまでの長さである。
前記芯材2の第1端部21及び第2端部22の突出長C1,C2は、特に限定されず、例えば、0.5mm〜5mmであり、好ましくは1mm〜3mmである。前記第1端部21の突出長C1は、ラベル連続体3の一方の縁3aから芯材2の第1端部21の縁21aまでの長さであり、前記第2端部22の突出長C2は、ラベル連続体3の反対側の縁3bから芯材2の第2端部22の縁22aまでの長さである。
なお、芯材2の軸方向第1端部21及び第2端部22がロール状のラベル連続体3の幅方向両縁3a,3bから突出している場合に限られず、例えば、図4(a)に示すように、芯材2の軸方向第1端部21が、ロール状のラベル連続体3の一方の縁3aから突出し、芯材2の軸方向第2端部22が、ロール状のラベル連続体3の幅方向反対の縁3bから突出していなくてもよい。芯材2の軸方向第2端部22がロール状のラベル連続体3の幅方向反対の縁3bから突出していない状態としては、図示のように、芯材2の第2端部22の縁22aがラベル連続体3の縁3bに一致している場合、又は、特に図示しないが、芯材2の第2端部22の縁22aがラベル連続体3の縁3bよりも内側に位置している場合が挙げられる。
また、図4(b)に示すように、芯材2の軸方向第1端部21及び第2端部22がロール状のラベル連続体3の幅方向両縁3a,3bからいずれも突出していないロール品1であってもよい。
また、図4(b)に示すように、芯材2の軸方向第1端部21及び第2端部22がロール状のラベル連続体3の幅方向両縁3a,3bからいずれも突出していないロール品1であってもよい。
ロール品1の外径Dは、特に限定されず、例えば、200mm〜1000mmであり、好ましくは400mm〜700mmである。なお、前記ロール品1の外径Dは、ロール品1が平面視略円状である場合にはその直径を、ロール品1が略円状でない場合には円相当径(円相当直径)を意味する。
ロール品1の重量は、特に限定されないが、例えば、5kg〜30kgである。
ロール品1の重量は、特に限定されないが、例えば、5kg〜30kgである。
[気泡緩衝シート]
図5及び図6は、気泡緩衝シート5を示す。
気泡緩衝シート5は、内部に空気が封入された凸部6を有する柔軟なシート材である。
具体的には、気泡緩衝シート5は、第1フィルム51と、複数の凸部6が形成された凹凸状の第2フィルム52と、を有する。前記第1フィルム51は、例えば、平面状とされている。
図5及び図6は、気泡緩衝シート5を示す。
気泡緩衝シート5は、内部に空気が封入された凸部6を有する柔軟なシート材である。
具体的には、気泡緩衝シート5は、第1フィルム51と、複数の凸部6が形成された凹凸状の第2フィルム52と、を有する。前記第1フィルム51は、例えば、平面状とされている。
前記第2フィルム52の、凸部6が形成されていない面が、前記平面状の第1フィルム51の表面に貼り付けられている。貼り付け方法としては、熱溶着、接着剤などを用いた接着などが挙げられる。第1フィルム51の表面に貼り付けられた第2フィルム52は、凸部6の内側の空洞が消失されることなく凸部6の形状が維持されている。従って、第2フィルム52は、前記凸部6内に空気を封入した状態で前記第1フィルム51に貼り付けられている。
前記複数の凸部6が形成された第2フィルム52は、第1フィルム51に貼り付ける前から凸部6が形成されているフィルム(いわゆるエンボスフィルム)であってもよく、或いは、第1フィルム51に貼り付ける前には平面状であるが第1フィルム51に貼り付けると同時に凸部6が形成されるフィルムであってもよい。
前記複数の凸部6が形成された第2フィルム52は、第1フィルム51に貼り付ける前から凸部6が形成されているフィルム(いわゆるエンボスフィルム)であってもよく、或いは、第1フィルム51に貼り付ける前には平面状であるが第1フィルム51に貼り付けると同時に凸部6が形成されるフィルムであってもよい。
図5及び図6に示す気泡緩衝シート5は、凸部6を有する第2フィルム52が1層設けられているが、第2フィルム52が2層設けられている気泡緩衝シート5を用いてもよい。例えば、図7(a)に示す気泡緩衝シート5は、平面状の第1フィルム511と、凸部6内に空気を封入した状態でその第1フィルム511の表面に貼り付けられた第2フィルム521と、その第2フィルム521の複数の凸部6の頂面6aに貼り付けられた平面状の第1フィルム512と、凸部6内に空気を封入した状態でその第1フィルム512の表面に貼り付けられた第2フィルム522と、を有する。図7(a)に示す気泡緩衝シート5は、図6に示す第1フィルム51と第2フィルム52が繰り返し積層されたものであり、図6及び図7(a)に示す気泡緩衝シート5は、第2フィルム52の凸部6の頂面6aが表出されている点で共通する。
また、前記のように第2フィルム52の凸部6が表出されている気泡緩衝シート5に限られず、凸部6を被う第3フィルムが積層されている気泡緩衝シート5でもよい。例えば、図7(b)に示す気泡緩衝シート5は、第1フィルム51と、その第1フィルム51の表面に凸部6内に空気を封入した状態で前記第1フィルム51に貼り付けられた第2フィルム52と、その第2フィルム52の複数の凸部6の頂面6aに貼り付けられた平面状の第3フィルム53と、を有する。凸部6を被う前記第3フィルム53を有する気泡緩衝シート5は、平面視で略同形同大の第1フィルム51と第3フィルム53の間に、第2フィルム52が介装されている。
さらに、第1フィルム51は平面状に形成されている場合に限られず、第1フィルム51が凹凸状のフィルムでもよい。例えば、図7(c)に示す気泡緩衝シート5は、複数の凸部61が形成された凹凸状の第1フィルム51と、複数の凸部6が形成された凹凸状の第2フィルム52と、を有し、前記第2フィルム52が、その凸部6内に空気を封入した状態で第1フィルム51に貼り付けられている。図示例では、第1フィルム51の凸部61の頂面61a及び第2フィルム52の凸部6の頂面6aが、相対する方向にそれぞれ表出されるように、第1フィルム51と第2フィルム52が貼り付けられている。また、図示例では、第1フィルム51の凸部61は、第2フィルム52の凸部6と同形同大に形成されている。第1フィルム51の凸部61が、第2フィルム52の凸部6とは同形異大若しくは異形同大又は異形異大に形成されていてもよい。
図7(c)に示す気泡緩衝シート5は、その表裏面に凸部6及び凸部61の頂面6a及び頂面61aがそれぞれ表出されている点で、他の図に示す気泡緩衝シート5とは異なっている。
図7(c)に示す気泡緩衝シート5は、その表裏面に凸部6及び凸部61の頂面6a及び頂面61aがそれぞれ表出されている点で、他の図に示す気泡緩衝シート5とは異なっている。
前記凸部6(及び凸部61)の平面視形状は、特に限定されず、例えば、図示のような略円形状のほか、特に図示しないが、略楕円形状、略長方形状、略正方形状、略三角形状、略六角形状などの略多角形状などが挙げられる。本発明において、「略」は、本発明の属する技術分野において許容される形状を意味する。略円形及び略楕円形の「略」は、例えば、周の一部が僅かに膨らむ又は窪んでいる形状、周の一部が若干直線又は斜線とされた形状などが含まれ、略長方形、略正方形、略三角形などの略多角形の「略」は、例えば、角部が面取りされている形状、辺の一部が僅かに膨らむ又は窪んでいる形状、辺が若干湾曲している形状などが含まれる。
複数の凸部6(及び凸部61)は、平面視で同形同大でもよく、或いは、同形異大若しくは異形同大又は異形異大であってもよい。図示例の複数の凸部6は、平面視で同形同大である。
複数の凸部6(及び凸部61)は、平面視で同形同大でもよく、或いは、同形異大若しくは異形同大又は異形異大であってもよい。図示例の複数の凸部6は、平面視で同形同大である。
複数の凸部6(及び凸部61)は、規則的に(つまり、シートの面方向に一定間隔を開けて)設けられていてもよく、或いは、不規則に設けられていてもよい。図示例の複数の凸部6は、規則的に設けられている。
凸部6の個数密度は、特に限定されないが、余りに小さいと緩衝効果を十分に奏さないおそれがあり、余りに大きいと隣接する凸部同士の隙間が実質的に消失し、緩衝効果を十分に奏さないおそれがある。かかる点から、凸部6の個数密度は、例えば、400個/m2〜15000個/m2であり、好ましくは450個/m2〜12000個/m2である。凸部6の個数密度は、気泡緩衝シート5の1平方メートル当たりに含まれる凸部6の数である。
凸部6の個数密度は、特に限定されないが、余りに小さいと緩衝効果を十分に奏さないおそれがあり、余りに大きいと隣接する凸部同士の隙間が実質的に消失し、緩衝効果を十分に奏さないおそれがある。かかる点から、凸部6の個数密度は、例えば、400個/m2〜15000個/m2であり、好ましくは450個/m2〜12000個/m2である。凸部6の個数密度は、気泡緩衝シート5の1平方メートル当たりに含まれる凸部6の数である。
凸部6の高さEは、特に限定されないが、余りに小さいと緩衝効果を十分に奏さないおそれがあり、余りに大きいとロール品1を積載した際にロール品1が横揺れし易くなるおそれがある。かかる点から、凸部6の高さEは、例えば、2mm〜50mmであり、好ましくは3mm〜30mmである。
平面視での凸部6の外径Fは、特に限定されないが、余りに小さい又は大きいと緩衝効果を十分に奏さないおそれがある。かかる点から、凸部6の外径Fは、例えば、5mm〜50mmであり、好ましくは7mm〜30mmである。なお、前記凸部6の外径Fは、凸部6が平面視略円形状である場合にはその直径を、凸部6が平面視略円形状でない場合には円相当径(円相当直径)を意味する。
平面視での凸部6の外径Fは、特に限定されないが、余りに小さい又は大きいと緩衝効果を十分に奏さないおそれがある。かかる点から、凸部6の外径Fは、例えば、5mm〜50mmであり、好ましくは7mm〜30mmである。なお、前記凸部6の外径Fは、凸部6が平面視略円形状である場合にはその直径を、凸部6が平面視略円形状でない場合には円相当径(円相当直径)を意味する。
気泡緩衝シート5は、その引張り強度が10N以上であり、好ましくは、13N以上であり、より好ましくは30N以上であり、さらに好ましくは40N以上である。このような引張り強度の気泡緩衝シート5を用いることにより、ロール品1のラベル連続体3の損傷を効果的に防止できる。気泡緩衝シート5の引張り強度の上限は特にないが、現実的な数値では、200N以下であり、好ましくは150N以下である。
ただし、気泡緩衝シート5の引張り強度は、標準状態(23℃、1気圧、50%RH)で、横×縦=200mm×50mmのサンプルを、チャック間距離が100mmとなるように引張り試験機にセットし、速度200mm/分で引っ張った際に2%ひずみが発生したときの強度をいう。引張り強度の測定方法の詳細は、実施例に記載の通りである。
ただし、気泡緩衝シート5の引張り強度は、標準状態(23℃、1気圧、50%RH)で、横×縦=200mm×50mmのサンプルを、チャック間距離が100mmとなるように引張り試験機にセットし、速度200mm/分で引っ張った際に2%ひずみが発生したときの強度をいう。引張り強度の測定方法の詳細は、実施例に記載の通りである。
第2フィルム52,521,522は、平面状のフィルムにエンボス加工を施して上記凸部6が形成されたものである。
図7(c)に示す凹凸状の第1フィルム51も、平面状のフィルムにエンボス加工を施して上記凸部61が形成されたものである。
ロール品1のラベル連続体3の損傷を効果的に防止できることから、第1フィルム51,511,512及び第2フィルム52,521,522は、いずれも、ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィンを主成分とするポリオレフィン系フィルムから形成され、好ましくは、ポリプロピレン系フィルムから形成される。
第3フィルム53は、合成樹脂フィルムであれば特に限定されないが、第1フィルムと同様に、ポリオレフィンを主成分とするポリオレフィン系フィルムから形成され、好ましくは、ポリプロピレン系フィルムから形成される。
図7(c)に示す凹凸状の第1フィルム51も、平面状のフィルムにエンボス加工を施して上記凸部61が形成されたものである。
ロール品1のラベル連続体3の損傷を効果的に防止できることから、第1フィルム51,511,512及び第2フィルム52,521,522は、いずれも、ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィンを主成分とするポリオレフィン系フィルムから形成され、好ましくは、ポリプロピレン系フィルムから形成される。
第3フィルム53は、合成樹脂フィルムであれば特に限定されないが、第1フィルムと同様に、ポリオレフィンを主成分とするポリオレフィン系フィルムから形成され、好ましくは、ポリプロピレン系フィルムから形成される。
ポリオレフィン系フィルムとしては、従来公知のものを用いることができ、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、メタロセン触媒系LLDPE(mLLDPE)などのポリエチレン系フィルム;ポリプロピレン、プロピレン−α−オレフィン共重合体などのポリプロピレン系フィルム;エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム;環状オレフィン樹脂系フィルムなどが挙げられる。
第1フィルム51,511,512、第2フィルム52,521,522及び第3フィルム53は、それぞれ独立して、1層のフィルムから構成されていてもよく、2層以上のフィルムが貼り合わされた積層フィルムから構成されていてもよい。
第1フィルム51,511,512、第2フィルム52,521,522及び第3フィルム53は、互いに異なる材質のフィルムでもよいが、これらのフィルムは同種の合成樹脂フィルムであることが好ましい。特に、第1フィルム51,511,512と第3フィルム53は、材質が同一のフィルムであることが好ましい。
第1フィルム51,511,512、第2フィルム52,521,522及び第3フィルム53は、それぞれ独立して、1層のフィルムから構成されていてもよく、2層以上のフィルムが貼り合わされた積層フィルムから構成されていてもよい。
第1フィルム51,511,512、第2フィルム52,521,522及び第3フィルム53は、互いに異なる材質のフィルムでもよいが、これらのフィルムは同種の合成樹脂フィルムであることが好ましい。特に、第1フィルム51,511,512と第3フィルム53は、材質が同一のフィルムであることが好ましい。
第1フィルム51,511,512、第2フィルム52,521,522及び第3フィルム53の厚みは、特に限定されず、それぞれ独立して、20μm〜100μmであり、好ましくは30μm〜80μmである。
第2フィルム52,521,522については、凸部6が形成された部分を含んで全体的に均一な厚みでもよく、或いは、凸部6が形成された部分の厚みと凸部6が形成されていない部分の厚み(第1フィルムに貼り付けられている部分の厚み)とが異なっていてもよい。例えば、凸部6が形成された部分の厚みが、凸部6が形成されていない部分の厚みよりも5μm〜15μm程度薄くてもよい。図7(c)に示すように第1フィルム51が凹凸状に形成される場合の凸部61の厚みも、前記凸部6と同様である。
気泡緩衝シート5の引張り強度は、主として第1フィルム(第3フィルム53を有する場合には第1フィルムと第3フィルム)の強度に依存している。従って、第1フィルム51などの材質及び厚みを適宜設定することにより、引張り強度10N以上の気泡緩衝シート5を作製できる。
第2フィルム52,521,522については、凸部6が形成された部分を含んで全体的に均一な厚みでもよく、或いは、凸部6が形成された部分の厚みと凸部6が形成されていない部分の厚み(第1フィルムに貼り付けられている部分の厚み)とが異なっていてもよい。例えば、凸部6が形成された部分の厚みが、凸部6が形成されていない部分の厚みよりも5μm〜15μm程度薄くてもよい。図7(c)に示すように第1フィルム51が凹凸状に形成される場合の凸部61の厚みも、前記凸部6と同様である。
気泡緩衝シート5の引張り強度は、主として第1フィルム(第3フィルム53を有する場合には第1フィルムと第3フィルム)の強度に依存している。従って、第1フィルム51などの材質及び厚みを適宜設定することにより、引張り強度10N以上の気泡緩衝シート5を作製できる。
また、気泡緩衝シート5は、ロール品1との間の静摩擦係数が0.2以上となるシートが好ましい。このような静摩擦係数を有するシートを用いることにより、ロール品1が荷崩れしにくくなる。
前記静摩擦係数は、ロール品1の軸方向を気泡緩衝シート5の表面に対して略垂直にして、1個のロール品1を気泡緩衝シート5の表面に載置し、標準状態下で、前記ロール品1を気泡緩衝シート5の表面と平行に引っ張り、ロール品1が移動し始めたときに測定される静摩擦係数をいう。
前記静摩擦係数は、ロール品1の軸方向を気泡緩衝シート5の表面に対して略垂直にして、1個のロール品1を気泡緩衝シート5の表面に載置し、標準状態下で、前記ロール品1を気泡緩衝シート5の表面と平行に引っ張り、ロール品1が移動し始めたときに測定される静摩擦係数をいう。
ただし、図6、図7(a)及び(c)に示すような凸部6が表出されている気泡緩衝シート5にあっては、その表出されている凸部6の頂面6a側にロール品1を載置して前記静摩擦係数を測定するものとし、図7(b)に示すような凸部6の頂面6aが第3フィルム53で被覆されている気泡緩衝シート5にあっては、その第3フィルム53の表面にロール品1を載置して前記静摩擦係数を測定するものとする。
前記静摩擦係数を有する気泡緩衝シート5は、ロール品1との関係で、第1フィルム51などの材質及び厚み、凸部6の形状などを適宜設定することにより、得ることができる。
前記静摩擦係数を有する気泡緩衝シート5は、ロール品1との関係で、第1フィルム51などの材質及び厚み、凸部6の形状などを適宜設定することにより、得ることができる。
[ラベルロール梱包体]
図8乃至図10は、ラベルロール梱包体10を示す。
ラベルロール梱包体10は、上記ロール品1と、物流パレットなどのパレット7と、を有し、そのパレット7上に複数のロール品1が多段状に積み重ねられている。本発明のラベルロール梱包体10は、その上下に隣接するロール品1の間に、上記気泡緩衝シート5が介在されている。
ロール品1は、上述のように、芯材2の周囲に長尺状のラベル連続体3が巻き付けられたものである。
パレット7は、物流業界で従前より使用されているものであり、例えば、図示のように、載置台71と、フォークリフトの爪部を挿入するための一対の挿入口72,72と、を有する。
パレット7の材質は、特に限定されず、木材、合成樹脂などが挙げられる。
パレット7の平面視形状は、通常、略正方形状又は略長方形状であり、その大きさは特に限定されず、例えば、縦及び横がそれぞれ独立して750mm〜1500mmである。
図8乃至図10は、ラベルロール梱包体10を示す。
ラベルロール梱包体10は、上記ロール品1と、物流パレットなどのパレット7と、を有し、そのパレット7上に複数のロール品1が多段状に積み重ねられている。本発明のラベルロール梱包体10は、その上下に隣接するロール品1の間に、上記気泡緩衝シート5が介在されている。
ロール品1は、上述のように、芯材2の周囲に長尺状のラベル連続体3が巻き付けられたものである。
パレット7は、物流業界で従前より使用されているものであり、例えば、図示のように、載置台71と、フォークリフトの爪部を挿入するための一対の挿入口72,72と、を有する。
パレット7の材質は、特に限定されず、木材、合成樹脂などが挙げられる。
パレット7の平面視形状は、通常、略正方形状又は略長方形状であり、その大きさは特に限定されず、例えば、縦及び横がそれぞれ独立して750mm〜1500mmである。
パレット7の載置台71の表面に、ロール品1を直接載置してもよいが、好ましくは、載置台71の表面上に気泡緩衝シート5が載置され、その上にロール品1が載置される。
さらに、そのロール品1の上に気泡緩衝シート5が載置され、その気泡緩衝シート5の上にロール品1が載置され、これが繰り返される。
なお、ロール品1は、芯材2の軸方向が気泡緩衝シート5の表面に対して直交するように載置される。
ロール品1の載置段数は、特に限定されず、ロール品1の幅に応じて適宜設定されるが、例えば、3段〜20段であり、好ましくは5段〜12段である。図示例では、8段である。
さらに、そのロール品1の上に気泡緩衝シート5が載置され、その気泡緩衝シート5の上にロール品1が載置され、これが繰り返される。
なお、ロール品1は、芯材2の軸方向が気泡緩衝シート5の表面に対して直交するように載置される。
ロール品1の載置段数は、特に限定されず、ロール品1の幅に応じて適宜設定されるが、例えば、3段〜20段であり、好ましくは5段〜12段である。図示例では、8段である。
1つの段に載置されるロール品1は、特に限定されず、パレット7及びロール品1の各大きさに応じて適宜設定されるが、例えば、1個〜12個であり、好ましくは3個〜8個である。図示例では、1つの段に4個のロール品1が芯材2の軸方向と直交する方向に並んで載置されている。
1つの段に複数個のロール品1が載置される場合、芯材2の軸方向と直交する方向に隣接するロール品1が接触しないように間隔を開けて載置することが好ましい。その間隔は、特に限定されないが、隣接するロール品1の間隔の最小値が5mm〜20mmであることが好ましい。
第2フィルム52の凸部6が表出されている気泡緩衝シート5を用いる場合、その凸部6の頂面6aを下向き(パレット7の表面に対面する向き)にして載置してもよく、或いは、その凸部6の頂面6aを上向きに載置してもよい。
また、図4(a)に示すようなロール品1については、ラベル連続体3の一方の縁から突出した芯材2の軸方向第1端部21側を下向き(パレット7の表面に対面する向き)にして載置してもよく、或いは、その芯材2の軸方向第1端部21側を上向きに載置してもよい。
1つの段に複数個のロール品1が載置される場合、芯材2の軸方向と直交する方向に隣接するロール品1が接触しないように間隔を開けて載置することが好ましい。その間隔は、特に限定されないが、隣接するロール品1の間隔の最小値が5mm〜20mmであることが好ましい。
第2フィルム52の凸部6が表出されている気泡緩衝シート5を用いる場合、その凸部6の頂面6aを下向き(パレット7の表面に対面する向き)にして載置してもよく、或いは、その凸部6の頂面6aを上向きに載置してもよい。
また、図4(a)に示すようなロール品1については、ラベル連続体3の一方の縁から突出した芯材2の軸方向第1端部21側を下向き(パレット7の表面に対面する向き)にして載置してもよく、或いは、その芯材2の軸方向第1端部21側を上向きに載置してもよい。
なお、ロール品1が気泡緩衝シート5を介して多段状に積み重ねられている前記ラベルロール梱包体10には、通常、その周囲にパレットフィルムが巻き付けられる。パレットフィルムは、気泡緩衝シート5を介して多段状に積み重ねられた複数のロール品1の周囲に少なくとも巻き付けられる。パレットフィルムは、多段状のロール品1が荷崩れすることを防止するべく、ラベルロール梱包体10を構成するロール品1などを互いにタイトに包装するものである。パレットフィルムは、従来公知であり、一般的にはストレッチフィルム或いはシュリンクフィルムが用いられる。
さらに、必要に応じて、ラベルロール梱包体10の天面の防塵のために、天面被覆材を設けてもよい。ラベルロール梱包体10の天面は、最上段のロール品1上に相当する。
天面被覆材としては、例えば、段ボールや合成樹脂板などの比較的硬い板状体、紙やフィルムなどの柔軟性を有するシート材などが挙げられる。なお、前記柔軟性を有するシート材(天面被覆材)として、上述の気泡緩衝シート5を用いてもよい。ラベルロール梱包体10の天面及び上方側の周面も覆うことができることから、天面被覆材として柔軟性を有するシート材を用いることが好ましい。
さらに、必要に応じて、ラベルロール梱包体10の天面の防塵のために、天面被覆材を設けてもよい。ラベルロール梱包体10の天面は、最上段のロール品1上に相当する。
天面被覆材としては、例えば、段ボールや合成樹脂板などの比較的硬い板状体、紙やフィルムなどの柔軟性を有するシート材などが挙げられる。なお、前記柔軟性を有するシート材(天面被覆材)として、上述の気泡緩衝シート5を用いてもよい。ラベルロール梱包体10の天面及び上方側の周面も覆うことができることから、天面被覆材として柔軟性を有するシート材を用いることが好ましい。
図11は、天面被覆材81が設けられたラベルロール梱包体10を示す。ただし、天面被覆材81を二点鎖線で表している。
天面被覆材81は、ラベルロール梱包体10の最上段のロール品1の全てを覆うように載せられている。このように天面被覆材81が最上段の全てのロール品1に被さることによって、ラベルロール梱包体10の天面にゴミが付着することを防止できる。
図示例では、天面被覆材81として柔軟性を有するシート材が用いられており、その天面被覆材81の周端領域が下方に折り曲げられている。これによって、ラベルロール梱包体10の上方側の周面(上側面)も、天面被覆材81の周端領域によって覆われている。
天面被覆材81が設けられたラベルロール梱包体10の周囲に、パレットフィルム82を巻き付けていく。パレットフィルム82は、気泡緩衝シート5を介して多段状に積み重ねられた複数のロール品1に少なくとも巻付けられ、好ましくは、パレット7を含んで前記複数のロール品1の周囲に巻き付けられる。
天面被覆材81は、ラベルロール梱包体10の最上段のロール品1の全てを覆うように載せられている。このように天面被覆材81が最上段の全てのロール品1に被さることによって、ラベルロール梱包体10の天面にゴミが付着することを防止できる。
図示例では、天面被覆材81として柔軟性を有するシート材が用いられており、その天面被覆材81の周端領域が下方に折り曲げられている。これによって、ラベルロール梱包体10の上方側の周面(上側面)も、天面被覆材81の周端領域によって覆われている。
天面被覆材81が設けられたラベルロール梱包体10の周囲に、パレットフィルム82を巻き付けていく。パレットフィルム82は、気泡緩衝シート5を介して多段状に積み重ねられた複数のロール品1に少なくとも巻付けられ、好ましくは、パレット7を含んで前記複数のロール品1の周囲に巻き付けられる。
本発明の気泡緩衝シート5をロール品1の間に介在させたラベルロール梱包体10は、その運搬時に、ラベル連続体3の損傷や荷崩れを防止できる。
段ボール箱に個包装せずに、ロール品1を上下に積み重ねると、ラベル連続体3の幅方向の縁付近が擦れて損傷し易いが、本発明のように、第1フィルム51及び第2フィルム52がポリオレフィン系フィルムからなり且つ空気を内包した凸部6を有する気泡緩衝シート5であって、10N以上の引張り強度を有する気泡緩衝シート5を介在させることにより、ラベル連続体3の損傷を効果的に防止できる。特に、ラベル連続体3が筒状ラベル連続体の場合、その縁が損傷すると筒状ラベルに穴あきなどの問題が生じるおそれがあるが、本発明のラベルロール梱包体10によれば、そのような問題発生を防止できる。
さらに、本発明のラベルロール梱包体10は、ロール品1を段ボールで個包装しなくてもよいので、簡素な梱包形態となり、全体的な梱包コストを抑えることができる。
段ボール箱に個包装せずに、ロール品1を上下に積み重ねると、ラベル連続体3の幅方向の縁付近が擦れて損傷し易いが、本発明のように、第1フィルム51及び第2フィルム52がポリオレフィン系フィルムからなり且つ空気を内包した凸部6を有する気泡緩衝シート5であって、10N以上の引張り強度を有する気泡緩衝シート5を介在させることにより、ラベル連続体3の損傷を効果的に防止できる。特に、ラベル連続体3が筒状ラベル連続体の場合、その縁が損傷すると筒状ラベルに穴あきなどの問題が生じるおそれがあるが、本発明のラベルロール梱包体10によれば、そのような問題発生を防止できる。
さらに、本発明のラベルロール梱包体10は、ロール品1を段ボールで個包装しなくてもよいので、簡素な梱包形態となり、全体的な梱包コストを抑えることができる。
以下、実施例及び比較例を説明し、本発明を更に詳述する。但し、本発明は、下記実施例に限定されるものではない。
[ロール品]
厚み45μmのポリスチレン系フィルムを筒状に形成し且つ扁平状に折り畳んだ筒状ラベル連続体と、紙製の芯材と、を準備した。筒状ラベル連続体の幅は、114mmであり、長さは1400mであった。芯材は、円筒状であり、その外径は260mmであった。
この筒状ラベル連続体を、芯材の周囲に巻き付けることにより、図1に示すようなロール品を作製した。
筒状ラベル連続体を巻き付ける際、図2に示すように、芯材2の軸方向第1端部21がラベル連続体3の一方の縁3aから突出し、且つ、芯材2の軸方向第2端部22がラベル連続体3の幅方向反対の縁3bから突出するように巻き付けた。得られたロール品は、芯材2の第1端部21及び第2端部22がラベル連続体3の両縁3a,3bからそれぞれ約2mm突出していた(図2に示す芯材2の第1端部21及び第2端部22の突出長C1,C2が、約2mm)。
このロール品の外径は、約540mmで、その重量は、約15kgであった。
厚み45μmのポリスチレン系フィルムを筒状に形成し且つ扁平状に折り畳んだ筒状ラベル連続体と、紙製の芯材と、を準備した。筒状ラベル連続体の幅は、114mmであり、長さは1400mであった。芯材は、円筒状であり、その外径は260mmであった。
この筒状ラベル連続体を、芯材の周囲に巻き付けることにより、図1に示すようなロール品を作製した。
筒状ラベル連続体を巻き付ける際、図2に示すように、芯材2の軸方向第1端部21がラベル連続体3の一方の縁3aから突出し、且つ、芯材2の軸方向第2端部22がラベル連続体3の幅方向反対の縁3bから突出するように巻き付けた。得られたロール品は、芯材2の第1端部21及び第2端部22がラベル連続体3の両縁3a,3bからそれぞれ約2mm突出していた(図2に示す芯材2の第1端部21及び第2端部22の突出長C1,C2が、約2mm)。
このロール品の外径は、約540mmで、その重量は、約15kgであった。
[パレット]
木製の既存の物流パレットを準備した。この物流パレットは、縦×横=1100mm×1100mmの平面視正方形状であった。
木製の既存の物流パレットを準備した。この物流パレットは、縦×横=1100mm×1100mmの平面視正方形状であった。
[気泡緩衝シート]
・気泡緩衝シート(e1)
気泡緩衝シート(e1)として、川上産業(株)製の商品名「ピーフォー(登録商標) 560L」を準備した。この気泡緩衝シート(e1)は、図7(b)に示すような構造であり、第1フィルム51と凸部6を有する第2フィルム52と第3フィルム53とからなり、凸部6の頂面6aが第3フィルム53で被覆されているものであった。
図7(b)の符号T1で示す貼り合せ部分の厚みは、約150μmで、符号T2で示す貼り合せ部分の厚みは、約80μmであった。
第1フィルム、第2フィルム及び第3フィルムは、いずれもポリプロピレンフィルムであった。第2フィルムの凸部の平面視形状は、略円形状であり、その外径(直径)は、10mm、凸部の高さは、3.5mm、凸部の個数密度は、10000個/m2であった。
・気泡緩衝シート(e1)
気泡緩衝シート(e1)として、川上産業(株)製の商品名「ピーフォー(登録商標) 560L」を準備した。この気泡緩衝シート(e1)は、図7(b)に示すような構造であり、第1フィルム51と凸部6を有する第2フィルム52と第3フィルム53とからなり、凸部6の頂面6aが第3フィルム53で被覆されているものであった。
図7(b)の符号T1で示す貼り合せ部分の厚みは、約150μmで、符号T2で示す貼り合せ部分の厚みは、約80μmであった。
第1フィルム、第2フィルム及び第3フィルムは、いずれもポリプロピレンフィルムであった。第2フィルムの凸部の平面視形状は、略円形状であり、その外径(直径)は、10mm、凸部の高さは、3.5mm、凸部の個数密度は、10000個/m2であった。
・気泡緩衝シート(e2)
気泡緩衝シート(e2)として、川上産業(株)製の商品名「ピーフォー(登録商標) 460L」を準備した。この気泡緩衝シート(e2)は、図7(b)に示すような構造であり、第1フィルム51と凸部6を有する第2フィルム52と第3フィルム53とからなり、凸部6の頂面6aが第3フィルム53で被覆されているものであった。
図7(b)の符号T1で示す貼り合せ部分の厚みは、約60μmで、符号T2で示す貼り合せ部分の厚みは、約30μmであった。
第1フィルム、第2フィルム及び第3フィルムは、いずれもポリプロピレンフィルムであった。第2フィルムの凸部の平面視形状は、略円形状であり、その外径(直径)は、10mm、凸部の高さは、3.5mm、凸部の個数密度は、10000個/m2であった。
気泡緩衝シート(e2)として、川上産業(株)製の商品名「ピーフォー(登録商標) 460L」を準備した。この気泡緩衝シート(e2)は、図7(b)に示すような構造であり、第1フィルム51と凸部6を有する第2フィルム52と第3フィルム53とからなり、凸部6の頂面6aが第3フィルム53で被覆されているものであった。
図7(b)の符号T1で示す貼り合せ部分の厚みは、約60μmで、符号T2で示す貼り合せ部分の厚みは、約30μmであった。
第1フィルム、第2フィルム及び第3フィルムは、いずれもポリプロピレンフィルムであった。第2フィルムの凸部の平面視形状は、略円形状であり、その外径(直径)は、10mm、凸部の高さは、3.5mm、凸部の個数密度は、10000個/m2であった。
・気泡緩衝シート(e3)
気泡緩衝シート(e3)として、川上産業(株)製の商品名「プチプチ(登録商標) d40」を準備した。この気泡緩衝シート(e3)は、図5及び図6に示すような構造であり、第1フィルム51と凸部6を有する第2フィルム52とからなり、凸部6の頂面6aが表出されているものであった。
図6の符号T3で示す貼り合せ部分の厚みは、約80μmであった。
第1フィルム及び第2フィルムは、いずれもポリエチレンフィルムであった。第2フィルムの凸部の平面視形状は、略円形状であり、その外径(直径)は、10mm、凸部の高さは、3.5mm、凸部の個数密度は、10000個/m2であった。
気泡緩衝シート(e3)として、川上産業(株)製の商品名「プチプチ(登録商標) d40」を準備した。この気泡緩衝シート(e3)は、図5及び図6に示すような構造であり、第1フィルム51と凸部6を有する第2フィルム52とからなり、凸部6の頂面6aが表出されているものであった。
図6の符号T3で示す貼り合せ部分の厚みは、約80μmであった。
第1フィルム及び第2フィルムは、いずれもポリエチレンフィルムであった。第2フィルムの凸部の平面視形状は、略円形状であり、その外径(直径)は、10mm、凸部の高さは、3.5mm、凸部の個数密度は、10000個/m2であった。
・気泡緩衝シート(e4)
気泡緩衝シート(e4)として、川上産業(株)製の商品名「プチプチ(登録商標) d42」を準備した。この気泡緩衝シート(e4)は、図5及び図6に示すような構造であり、第1フィルム51と凸部6を有する第2フィルム52とからなり、凸部6の頂面6aが表出されているものであった。
図6の符号T3で示す貼り合せ部分の厚みは、約100μmであった。
第1フィルム及び第2フィルムは、いずれもポリエチレンフィルムであった。第2フィルムの凸部の平面視形状は、略円形状であり、その外径(直径)は、10mm、凸部の高さは、3.5mm、凸部の個数密度は、10000個/m2であった。
気泡緩衝シート(e4)として、川上産業(株)製の商品名「プチプチ(登録商標) d42」を準備した。この気泡緩衝シート(e4)は、図5及び図6に示すような構造であり、第1フィルム51と凸部6を有する第2フィルム52とからなり、凸部6の頂面6aが表出されているものであった。
図6の符号T3で示す貼り合せ部分の厚みは、約100μmであった。
第1フィルム及び第2フィルムは、いずれもポリエチレンフィルムであった。第2フィルムの凸部の平面視形状は、略円形状であり、その外径(直径)は、10mm、凸部の高さは、3.5mm、凸部の個数密度は、10000個/m2であった。
・気泡緩衝シート(c1)
気泡緩衝シート(c1)として、(株)和泉製の商品名「エアセルマット ZU−90」を準備した。この気泡緩衝シート(c1)は、図5及び図6に示すような構造であり、第1フィルム51と凸部6を有する第2フィルム52とからなり、凸部6の頂面6aが表出されているものであった。
第1フィルム及び第2フィルムは、いずれもポリエチレンフィルムであった。第2フィルムの凸部の平面視形状は、略円形状であり、その外径(直径)は、10mm、凸部の高さは、3.5mm、凸部の個数密度は、10000個/m2であった。
気泡緩衝シート(c1)として、(株)和泉製の商品名「エアセルマット ZU−90」を準備した。この気泡緩衝シート(c1)は、図5及び図6に示すような構造であり、第1フィルム51と凸部6を有する第2フィルム52とからなり、凸部6の頂面6aが表出されているものであった。
第1フィルム及び第2フィルムは、いずれもポリエチレンフィルムであった。第2フィルムの凸部の平面視形状は、略円形状であり、その外径(直径)は、10mm、凸部の高さは、3.5mm、凸部の個数密度は、10000個/m2であった。
・段ボール板(c2)
段ボール板(c2)として、大和紙器(株)製の段ボール(汎用品、厚み8mm)を準備した。
段ボール板(c2)として、大和紙器(株)製の段ボール(汎用品、厚み8mm)を準備した。
[引張り強度の測定]
各気泡緩衝シート及び段ボール板を、それぞれ横×縦=200mm×50mmの長方形状に切り取り、測定用サンプルを作製した。このサンプルを引張り試験機((株)島津製作所製オートグラフAG−X 500N)のチャック(チャック間距離:100mm)に保持し、標準状態(23℃、1気圧、50%RH)で、速度10mm/分で引っ張った。2%のひずみが発生したときの試験機の強度を計測し、それを引張り強度とした。
気泡緩衝シートなどの引張り強度を表1に示す。
各気泡緩衝シート及び段ボール板を、それぞれ横×縦=200mm×50mmの長方形状に切り取り、測定用サンプルを作製した。このサンプルを引張り試験機((株)島津製作所製オートグラフAG−X 500N)のチャック(チャック間距離:100mm)に保持し、標準状態(23℃、1気圧、50%RH)で、速度10mm/分で引っ張った。2%のひずみが発生したときの試験機の強度を計測し、それを引張り強度とした。
気泡緩衝シートなどの引張り強度を表1に示す。
[実施例1]
気泡緩衝シート(e1)を、物流パレットの表面に敷き、その上に、4個のロール品を互いに等間隔を開けて芯材2の軸方向と直交する方向に並べ、さらに、その4個のロール品の上に、気泡緩衝シート(e1)を敷き、その上に、同様に4個のロール品を並べ、これを繰り返していき、図8乃至図10に示すような、1段当たり4個のロール品で各段に気泡緩衝シートが介在された合計8段のラベルロール梱包体を作製した。なお、ロール品は芯材の軸方向両端部が突出しているので、各ロール品は、芯材の両端部が外側に突出した状態で気泡緩衝シートと接触している。さらに、このラベルロール梱包体の周囲に市販のパレットフィルムを巻き付けた。
図12に示すように、各段共に、気泡緩衝シートの凸部の頂面側に、ロール品の第2端部側(第1端部とは反対側)を向かい合わせて載置した。なお、ロール品は芯材の軸方向両端部が突出しているので、各ロール品は、芯材の両端部が外側に突出した状態で気泡緩衝シートと接触している。また、各段ともに、隣接するロール品の最小間隔は、約10mmとした。
ただし、図12では、パレットフィルムは不図示である。
気泡緩衝シート(e1)を、物流パレットの表面に敷き、その上に、4個のロール品を互いに等間隔を開けて芯材2の軸方向と直交する方向に並べ、さらに、その4個のロール品の上に、気泡緩衝シート(e1)を敷き、その上に、同様に4個のロール品を並べ、これを繰り返していき、図8乃至図10に示すような、1段当たり4個のロール品で各段に気泡緩衝シートが介在された合計8段のラベルロール梱包体を作製した。なお、ロール品は芯材の軸方向両端部が突出しているので、各ロール品は、芯材の両端部が外側に突出した状態で気泡緩衝シートと接触している。さらに、このラベルロール梱包体の周囲に市販のパレットフィルムを巻き付けた。
図12に示すように、各段共に、気泡緩衝シートの凸部の頂面側に、ロール品の第2端部側(第1端部とは反対側)を向かい合わせて載置した。なお、ロール品は芯材の軸方向両端部が突出しているので、各ロール品は、芯材の両端部が外側に突出した状態で気泡緩衝シートと接触している。また、各段ともに、隣接するロール品の最小間隔は、約10mmとした。
ただし、図12では、パレットフィルムは不図示である。
[実施例2]
気泡緩衝シート(e1)に代えて、気泡緩衝シート(e2)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、パレットフィルムが巻き付けられたラベルロール梱包体を作製した。
気泡緩衝シート(e1)に代えて、気泡緩衝シート(e2)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、パレットフィルムが巻き付けられたラベルロール梱包体を作製した。
[実施例3]
気泡緩衝シート(e1)に代えて、気泡緩衝シート(e3)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、パレットフィルムが巻き付けられたラベルロール梱包体を作製した。
気泡緩衝シート(e1)に代えて、気泡緩衝シート(e3)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、パレットフィルムが巻き付けられたラベルロール梱包体を作製した。
[実施例4]
気泡緩衝シート(e1)に代えて、気泡緩衝シート(e4)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、パレットフィルムが巻き付けられたラベルロール梱包体を作製した。
気泡緩衝シート(e1)に代えて、気泡緩衝シート(e4)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、パレットフィルムが巻き付けられたラベルロール梱包体を作製した。
[比較例1]
気泡緩衝シート(e1)に代えて、気泡緩衝シート(c1)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、パレットフィルムが巻き付けられたラベルロール梱包体を作製した。
[比較例2]
気泡緩衝シート(e1)に代えて、段ボール板(c2)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、パレットフィルムが巻き付けられたラベルロール梱包体を作製した。
気泡緩衝シート(e1)に代えて、気泡緩衝シート(c1)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、パレットフィルムが巻き付けられたラベルロール梱包体を作製した。
[比較例2]
気泡緩衝シート(e1)に代えて、段ボール板(c2)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、パレットフィルムが巻き付けられたラベルロール梱包体を作製した。
[運搬試験]
実施例及び比較例のラベルロール梱包体をトラックに乗せて1500km走行した後、各段のロール品の荷崩れ状態を目視で観察した。いずれのラベルロール梱包体も、荷崩れは生じていなかった。
次に、各ラベルロール梱包体の梱包を解き、各段からそれぞれ1つ任意にロール品を取り出し、計8個のロール品についてラベル連続体の損傷の有無を目視で観察した。
その結果、各実施例のラベルロール梱包体については、いずれのラベル連続体も損傷していなかった。一方、各比較例のラベルロール梱包体については、観察した全てのロール品でラベル連続体の縁に破れ又は/及び擦り傷が確認された。
実施例及び比較例のラベルロール梱包体をトラックに乗せて1500km走行した後、各段のロール品の荷崩れ状態を目視で観察した。いずれのラベルロール梱包体も、荷崩れは生じていなかった。
次に、各ラベルロール梱包体の梱包を解き、各段からそれぞれ1つ任意にロール品を取り出し、計8個のロール品についてラベル連続体の損傷の有無を目視で観察した。
その結果、各実施例のラベルロール梱包体については、いずれのラベル連続体も損傷していなかった。一方、各比較例のラベルロール梱包体については、観察した全てのロール品でラベル連続体の縁に破れ又は/及び擦り傷が確認された。
1 ロール品
2 芯材
3 ラベル連続体
5 気泡緩衝シート
51 第1フィルム
52 第2フィルム
6 凸部
7 パレット
10 ラベルロール梱包体
2 芯材
3 ラベル連続体
5 気泡緩衝シート
51 第1フィルム
52 第2フィルム
6 凸部
7 パレット
10 ラベルロール梱包体
Claims (6)
- 芯材と前記芯材に巻き付けられた長尺状のラベル連続体とを有するロール品と、パレットと、を有し、前記パレット上に、複数の前記ロール品が多段状に積み重ねられているラベルロール梱包体であって、
前記積み重ねられたロール品の間に、柔軟な気泡緩衝シートが介在され、
前記気泡緩衝シートが、ポリオレフィン系フィルムから形成された第1フィルムと、ポリオレフィン系フィルムから形成された複数の凸部を有する第2フィルムであって前記凸部内に空気を封入した状態で前記第1フィルムに貼り付けられている第2フィルムと、を有し、
前記気泡緩衝シートが、10N以上の引張り強度を有する、ラベルロール梱包体。 - 前記第1フィルム及び第2フィルムが、いずれも、ポリプロピレン系フィルムから形成されている、請求項1に記載のラベルロール梱包体。
- 前記長尺状のラベル連続体が筒状ラベル連続体であり、
前記ロール品が、前記芯材の軸方向両端部がロール状の筒状ラベル連続体の両縁から外側にそれぞれ突出した状態で、前記気泡緩衝シートと接触している、請求項1又は2に記載のラベルロール梱包体。 - 前記第2フィルムの複数の凸部の頂面に、平面状の第3フィルムが貼り付けられている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のラベルロール梱包体。
- 前記気泡緩衝シートを介して多段状に積み重ねられた複数のロール品の周囲に、パレットフィルムが巻き付けられている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のラベルロール梱包体。
- 最上段のロール品の上に、天面被覆材が設けられている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のラベルロール梱包体。
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---|---|---|---|
JP2018203870A JP2020070042A (ja) | 2018-10-30 | 2018-10-30 | ラベルロール梱包体 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20220073265A1 (en) * | 2020-09-09 | 2022-03-10 | Bridgestone Bandag, Llc | Systems and methods for hdss roll packaging |
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2018
- 2018-10-30 JP JP2018203870A patent/JP2020070042A/ja active Pending
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