JP2020069552A - 制御装置およびロボットシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ロボットに短時間、外力が加えられたことに起因して、手先が一定量、移動している間に、ロボットと他の構成との衝突を検知する。【解決手段】力検出部によって検出された第1検出力の大きさが第1力閾値より大きい時間が、0より大きく第1時間閾値より短い時間、継続したという第1条件が、教示において満たされた場合に、第1検出力の向きに応じた向きに、所定量で、可動部を移動する。力検出部によって検出された第2検出力の大きさが、第1力閾値より大きい第2力閾値より大きいという第2条件が、エンドエフェクターの移動中に満たされた場合に、可動部を減速または停止する。【選択図】図5

Description

本開示は、外力を加えることにより動作の教示を行うロボットに関する。
従来、教示者がロボットの手先を持って作業位置を教示する、いわゆるダイレクトティーチング機能を持ったロボットが存在する。特許文献1の技術においては、ロボットの手首に6軸の力センサーが装着され、その先にティーチング用のハンドルとスプリングコイルを介してエンドエフェクターが装着されている。ティーチング用のハンドルにはコンプライアンス制御と位置制御の制御切り替えスイッチと力情報の入力スイッチが取り付けられている。
モード切替スイッチからの信号に基づいて、コンプライアンス制御部の制御モードが、通常の位置制御とコンプライアンス制御との間で切り替えられる。ロボットのダイレクトティーチング時は、コンプライアンス制御部はバネ係数がゼロで自由にロボットを動かせるダイレクトティーチング状態か、各軸がロックされた位置制御の状態になる。力情報・位置情報取込手段は、力情報入力スイッチによって、そのときの力センサーの情報と各軸の現在位置を取り込み、ティーチングデータとしてティーチングデータ格納手段に格納する。
ロボットに外力を加えることによりロボットに動作の教示を行うダイレクトティーチの一つの態様として、ロボットの手先に外力が短時間加えられると、そのたびに、外力が加えられた向きに応じた向きに、ロボットの手先が一定量、移動する技術が存在する。ロボットの手先に連続的に外力を加えて、ロボットの手先を、おおよそ目的の位置に配した後、そのような処理を繰り返し行うことにより、ロボットの手先を、正確に目標位置に配することができる。
特開平11−231925号公報
上記の技術においては、ロボットに短時間、外力が加えられたことに起因して、手先が一定量、移動している間に、ロボットの手首よりロボットの基台の側の構成がロボット以外の構成に衝突した場合に、その衝突を正確に検知できない場合がある。その結果、ロボットが破損する可能性があった。
本開示の一形態によれば、ロボットシステムが提供される。このロボットシステムは、基台と、前記基台に支持されエンドエフェクターを移動させる可動部と、前記可動部に加えられた力を検出する1以上の力検出部と、を備えるロボットと、前記ロボットの教示において、前記1以上の力検出部によって検出された力に応じて前記可動部を制御して、前記エンドエフェクターの移動を実行させる制御部と、を備える。前記制御部は、前記1以上の力検出部によって検出された第1検出力の大きさが第1力閾値より大きい時間が、0より大きく第1時間閾値より短い時間、継続したという第1条件が、前記教示において満たされた場合に、前記第1検出力の向きに応じた向きに、あらかじめ定められた量で、前記エンドエフェクターの前記移動を実行し、前記1以上の力検出部によって検出された第2検出力の大きさが、前記第1力閾値より大きい第2力閾値より大きいという第2条件が、前記エンドエフェクターの前記移動中に満たされた場合に、前記エンドエフェクターの減速または停止を実行する。
第1実施形態のロボットシステム1を模式的に示す説明図である。 ロボット100に対してダイレクトティーチによる教示が行われる際のロボットの動作を示すフローチャートである。 図2のS130の条件Cの内容を説明するためのグラフである。 図2のS130の条件B1,B2の内容を説明するためのグラフである。 ロボット100に対してダイレクトティーチによる教示が行われる際のロボットの動作を示すフローチャートである。 図5のS220の条件Dの内容を説明するためのグラフである。 図5のS230の条件Eの内容を説明するためのグラフである。 第2実施形態に係るロボットシステム1Bの構成を示す図である。 複数のプロセッサーによってロボットの制御装置が構成される一例を示す概念図である。 複数のプロセッサーによってロボットの制御装置が構成される他の例を示す概念図である。
A.第1実施形態:
A1.ロボットシステムの構成:
図1は、第1実施形態のロボットシステム1を模式的に示す説明図である。本実施形態のロボットシステム1は、ロボット100と、エンドエフェクターEEと、ロボット制御装置25と、を備える。図1において、技術の理解を容易にするために、ロボット座標系RCを示す。
ロボット座標系RCは、水平面上において互いに直交するX軸とY軸と、鉛直上向きを正方向とするZ軸とによって規定される3次元の直交座標系である。X軸周りの回転の角度位置RXによって表す。Y軸周りの回転の角度位置RYによって表す。Z軸周りの回転の角度位置RZによって表す。ロボット座標系RCにおける任意の姿勢は、X軸周りの角度位置RX、Y軸周りの角度位置RY、Z軸周りの角度位置RZにより表現できる。
ロボット100は、スカラロボットである。本明細書において、「スカラロボット」とは、いわゆる水平多関節ロボットであり、アームを構成するアーム要素であって、互いに平行な方向を回転軸として回転する複数のアーム要素を備え、それら複数のアーム要素の回転軸と垂直な方向を回転軸とするアーム要素を備えないロボットである。
ロボット100は、4個の関節J11〜J14を備えたアーム110を有する4軸ロボットである。アーム110は、関節J11を介して、基台BSに支持されている。アーム110は、エンドエフェクターEEを移動させることができる。なお、本明細書において、「移動」は、位置の変化と、姿勢の変化と、を含む。
アーム110において、関節J11,J12,J14は、ロボット座標系RCのZ軸方向に平行な方向を回転軸とする回転関節である。図1において、関節J11,J12,J14における回転方向を、それぞれDj1,Dj2,Dj4として示す。関節J13は、Z軸方向に平行な方向に動作する直動関節である。アーム110を構成する複数の関節のうち互いに隣接する関節と関節の間の構成要素を、本明細書において「アーム要素」と呼ぶ。図1において、関節J11と関節J12の間のアーム要素L11、関節J12と関節J13の間のアーム要素L12、およびアーム110の先端を構成し関節J13,J14によって動かされるアーム要素L13を、符号を付して示す。アーム要素L11は、関節J11を介して、基台BSに接続されている。
ロボット100は、関節J11〜J14に、それぞれサーボモーター410と、減速機510と、トルクセンサー610と、を備える。サーボモーター410は、動作制御装置30に制御されて、その出力軸を回転させる。減速機510は、サーボモーター410の出力軸の回転を減速させてアーム要素に伝達する。トルクセンサー610は、回転関節J11,J12,J14が外部から受けているトルクを検出する。
図1においては、関節J11を駆動するサーボモーター410aと減速機510aとトルクセンサー610a、関節J13を駆動するサーボモーター410cと減速機510c、関節J14を駆動するサーボモーター410dと減速機510dとトルクセンサー610dを、符号を付して示す。本明細書において、サーボモーター410a〜410dについて、相互に区別せずに言及する場合には、サーボモーター410と表記する。減速機510a〜510dについて、相互に区別せずに言及する場合には、減速機510と表記する。トルクセンサー610a,610b,610dについて、相互に区別せずに言及する場合には、トルクセンサー610と表記する。
アーム要素L13の一部の外表面には、雄ネジが形成されている。アーム要素L13の当該部分は、ボールネジとして機能する。サーボモーター410dによって、ボールネジとしてのアーム要素L13は、アーム要素L12に対して矢印J13で示す方向に沿って、移動される。
ロボット100は、関節J11〜J14をそれぞれサーボモーター410で回転または直進させることにより、アーム110の先端部に取りつけられたエンドエフェクターEEを、3次元空間中の指定された位置に指定された姿勢で配することができる。なお、3次元空間におけるエンドエフェクターEEの位置を代表する地点、すなわち制御点を、TCP(Tool Center Point)とも呼ぶ。
基台BSは、床部800に対して固定され、アーム110を支持している。基台BSには、力検出部SF11が設けられている。より具体的には、力検出部SF11は、基台BSと床部800との間に、位置する。力検出部SF11は、水晶圧電素子を備える力センサーである。力検出部SF11は、アーム110と、アーム110に取りつけられている任意の構成と、に加えられた力を検出することができる。なお、本明細書において、「力」は、直線的に作用する力と、トルクとを含む。本明細書において、力の「方向」は、直線的な方向と、回転方向と、を含む。
力検出部SF11は、外部、すなわち、力検出部SF11以外の構成から加えられる、X軸、Y軸、Z軸の3軸方向の力と、回転軸としてのU軸、V軸、W軸まわりのトルクを検出することができる。その結果、力検出部SF11は、力検出部SF11以外の構成であるアーム110に作用するX軸、Y軸、Z軸の3軸方向の力と、U軸、V軸、W軸まわりのトルクを測定することができる。力検出部SF11の出力は、動作制御装置30に送信され、ロボット100の制御に使用される。
床部800は、力検出部SF11を介して、基台BSを支持している。床部800は、ロボット100が設置される工場の床である。図1においては、技術の理解を容易にするため、床部800を四角形で示す。
エンドエフェクターEEは、アーム110の先端に取りつけられている。エンドエフェクターEEは、動作制御装置30に制御されて、作業の対象物であるワークピースWKをつかむことができ、また、つかんでいるワークピースWKを離すことができる。その結果、たとえば、エンドエフェクターEEとロボット100とは、動作制御装置30に制御されて、ワークピースWKをつかんで移動させることができる。なお、図1においては、技術の理解を容易にするため、ワークピースWKの図示を省略し、エンドエフェクターEEを単純な四角形で示している。
ロボット制御装置25は、ロボット100を制御する。ロボット制御装置25は、動作制御装置30と、教示装置50とによって構成される。
動作制御装置30は、ロボット100の動作を制御する制御装置である。動作制御装置30は、ロボット100に接続されている。動作制御装置30は、プロセッサーであるCPU(Central Processing Unit)301、RAM(Random Access Memory)302、ROM(Read-Only Memory)303を備える。動作制御装置30には、ロボット100を制御するための制御プログラムがインストールされている。動作制御装置30においては、ハードウェア資源としてのCPU301、RAM302、ROM303と、制御プログラムとが協働する。具体的には、CPU301が、ROM303に記憶されたコンピュータープログラムをRAM302にロードして実行することによって、様々な機能を実現する。
教示装置50は、動作制御装置30に目標位置と目標力とを教示するための装置である。教示装置50は、プロセッサーであるCPU501、RAM502、ROM503を備える。教示装置50には、動作制御装置30に目標位置と目標力とを教示するための制御プログラムがインストールされている。教示装置50においては、ハードウェア資源としてのCPU501、RAM502、ROM503と、制御プログラムとが協働する。具体的には、CPU501が、ROM503に記憶されたコンピュータープログラムをRAM502にロードして実行することによって、様々な機能を実現する。たとえば、CPU501は、ロボット100の教示において、力検出部SF11によって検出された力に応じてアーム110を制御して、エンドエフェクターEEの移動を実行させる。
教示装置50は、さらに、入力装置57と、出力装置58を備える。入力装置57は、ユーザーからの指示を受け付ける。入力装置57は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル等である。出力装置58は、ユーザーに各種の情報を出力する。出力装置58は、例えば、ディスプレイやスピーカー等である。
図2は、ロボット100に対してダイレクトティーチによる教示が行われる際のロボットの動作を示すフローチャートである。ロボット100に対する教示は、教示者がエンドエフェクターEEに対して外力を加えることによって行われる。ここでは、教示者は、エンドエフェクターEEに対して外力を加えることによって、ロボットシステム1に制御点の目標位置を教示する。図2の処理は教示装置50のCPU501によって実行される。
ステップS110において、CPU501は、力検出部SF11(図1参照)の出力を受け取る。ステップS110において、力検出部SF11によって検出された力を、「第1検出力Fd1」と呼ぶ。
ステップS120において、CPU501は、入力装置57(図1参照)を介して、ダイレクトティーチによる教示の終了の指示が入力されたか否かを判定する。終了の指示が入力された場合には、図2の処理は終了する。所定の時間、具体的には、前回、ステップS120の処理が行われてから、ステップS130〜S160の処理を経て、再度、ステップS120の処理が行われるまでの間に、教示の終了の指示が入力されない場合には、処理はステップS130に進む。ダイレクトティーチによる教示の終了の指示が入力されるまで、ステップS130〜S160,S110の処理は、あらかじめ定められた第1周期で繰り返される。
ステップS130において、CPU501は、力検出部SF11の出力について、以下の条件A,B,Cのいずれかが満たされたか否かを判定する。なお、以下の条件A,B,Cのいずれも満たされない場合は、処理は、ステップS110に戻る。技術の理解を容易にするために、条件A,B,Cのいずれも満たされない場合の処理フローの図示を、図2において省略する。第1検出力Fd1の大きさは、力検出部SF11によって検出された各方向の力の成分を合成することによって、得られる。なお、以下ではまず、第1検出力Fd1が直線的な力である場合を想定して説明する。
条件A:第1検出力Fd1の大きさが、第3力閾値Fth3より小さい時間が、終了時間閾値Ttheより長い時間、継続した。
条件B:条件B1または条件B2が満たされる。
条件B1:第1検出力Fd1の大きさが第1力閾値Fth1より大きい時間が、0より大きく第1時間閾値Tth1より短い時間、継続した。
条件B2:第1検出力Fd1の大きさが、第3力閾値Fth3より大きく第1力閾値Fth1より小さい時間が、第2時間閾値Tth2より長い継続時間、継続した。
条件C:第1検出力Fd1の大きさが、第1力閾値Fth1より大きく第2力閾値Fth2より小さい時間が、第3時間閾値Tth3より長い継続時間、継続した。
なお、各閾値の関係は、以下のとおりである。
[第3力閾値Fth3] < [第1力閾値Fth1] < [第2力閾値Fth2]
[第1時間閾値Tth1] ≦ [第2時間閾値Tth2],[第3時間閾値Tth3]
本実施形態においては、第3力閾値Fth3は、2Nに設定される。第1力閾値Fth1は、6Nに設定される。第2力閾値Fth2は、30Nに設定される。
第2時間閾値Tth2と第3時間閾値Tth3の大小関係は、第2時間閾値Tth2と第3時間閾値Tth3の具体的な設定値によって定まる。本実施形態においては、終了時間閾値Ttheと、第1時間閾値Tth1と、第2時間閾値Tth2と、第3時間閾値Tth3とは、いずれも200msに設定される。
条件Aは、大まかには、「教示者による外力がエンドエフェクターEEに加えられていない」ことを判定する判定条件である。図2のステップS130において、条件Aが満たされた場合には、処理は、ステップS150に進む。
ステップS150においては、ダイレクトティーチによる教示が終了される。その後、処理は、ステップS110に戻る。
本実施形態においては、第3力閾値Fth3が2Nであり、1Nより大きい。このため、圧電素子を備える力検出部SF11において想定されるノイズを排除して、「教示者による外力がエンドエフェクターEEに加えられていない」ことを判定することができる。
ステップS130における条件Cは、大まかには、「目標位置にむかって、大まかにエンドエフェクターEEを移動させるために、教示者による外力がエンドエフェクターEEに加えられている」ことを判定する判定条件である。図2のステップS130において、条件Cが満たされた場合には、処理は、ステップS140に進む。
図3は、図2のS130の条件Cの内容を説明するためのグラフである。図3のグラフの横軸は、時間Tを表す。図3のグラフの縦軸は、力検出部SF11によって検出された第1検出力Fd1の大きさを表す。図3のグラフGf11は、第1検出力Fd1の時間変化の例を表す。
図3の例においては、時刻Tc0以降に加えられた第1検出力Fd1の大きさが、時刻Tc1から時刻Tc2の間、継続して第1力閾値Fth1と第2力閾値Fth2との間にあり、その継続時間は、第3時間閾値Tth3より長い。そのような場合には、時刻Tc1から第3時間閾値Tth3が経過すると、処理は図2のステップS140に進む。
また、図3の例においては、第1検出力Fd1の大きさは、時刻Tc3から継続して第1力閾値Fth1と第2力閾値Fth2との間にあり、その継続時間は、第3時間閾値Tth3より長い。この場合にも、時刻Tc3から第3時間閾値Tth3が経過すると、処理は図2のステップS140に進む。
ステップS140においては、ダイレクトティーチによる教示が行われる。すなわち、教示者によって加えられる力に応じて、エンドエフェクターEEが移動される。その結果、教示者によって、教示者の所望の位置に、エンドエフェクターEEが移動される。その後、処理は、ステップS110に戻る。
ステップS130における条件B1は、大まかには、「教示者によって、エンドエフェクターEEが軽く叩かれた」ことを判定する判定条件である。図2のステップS130において、条件B1が満たされた場合には、処理は、ステップS160に進む。
図4は、図2のS130の条件B1,B2の内容を説明するためのグラフである。図4のグラフの横軸と縦軸は、それぞれ図3のグラフの横軸と縦軸と同じである。図3のグラフGf12,Gf13は、第1検出力Fd1の時間変化を模式的に表す。
図4の例においては、時刻Tb0以降に加えられた第1検出力Fd1の大きさが、時刻Tb0から時刻Tb1の間、継続して第1力閾値Fth1より大きく、その継続時間は、第1時間閾値Tth1より短い。そのような場合には、第1検出力Fd1の大きさが第3力閾値Fth3を下回ると、処理は図2のステップS160に進む。
ステップS130における条件B2は、大まかには、「教示者によって、エンドエフェクターEEが小さい力で継続的に押された」ことを判定する判定条件である。図2のステップS130において、条件B2が満たされた場合には、処理は、ステップS160に進む。
図4の例においては、時刻Tb2以降に加えられた第1検出力Fd1の大きさが、時刻Tb2から継続して第3力閾値Fth3と第1力閾値Fth1の間にあり、その継続時間は、第2時間閾値Tth2より長い。そのような場合には、時刻Tb2から第2時間閾値Tth2が経過すると、処理は図2のステップS160に進む。
なお、以上の図2のステップS130の処理の説明においては、技術の理解を容易にするために、第1検出力Fd1が直線的に作用する力である場合を例に、条件A,B,Cを説明した。しかし、ステップS130における条件A,B,Cは、第1検出力Fd1が直線的に作用する力である場合と、トルクである場合と、について、それぞれ設定される。すなわち、第1検出力Fd1がトルクである場合についても、第1力閾値〜第3力閾値、ならびに終了時間閾値および第1時間閾値〜第3時間閾値が設定されており、同様に、条件A,B,Cが判定される。
図2のステップS160内のステップS162においては、第1検出力Fd1がモーメント、すなわちトルクでない場合には、処理は、ステップS164に進む。一方、第1検出力Fd1がモーメント、すなわちトルクであった場合には、処理は、ステップS166に進む。
ステップS166においては、トルクである第1検出力Fd1の向きに応じた向きに、あらかじめ定められた角度量で、エンドエフェクターEEの回転が実行される。ステップS166における第1検出力Fd1の向きに応じた向きとは、本実施形態では、U軸正方向、U軸負方向、V軸正方向、V軸負方向、W軸正方向、およびW軸負方向の6方向のうち、第1検出力Fd1の回転の向きとの間でなす角が最も小さい方向である。ここで、ある回転についての「回転の向き」は、その回転によって右ねじが押し込まれる向きとする。本実施形態において、ステップS166におけるあらかじめ定められた角度は、0.5°である。
ステップS164においては、第1検出力Fd1が直線的に作用する力でない場合には、処理は、ステップS110に戻る。一方、第1検出力Fd1が直線的に作用する力であった場合には、処理は、ステップS168に進む。
ステップS168においては、第1検出力Fd1の向きに応じた向きに、あらかじめ定められた直線距離で、エンドエフェクターEEの直線的な移動が実行される。ステップS168における第1検出力Fd1の向きに応じた向きとは、本実施形態では、X軸正方向、X軸負方向、Y軸正方向、Y軸負方向、Z軸正方向、およびZ軸負方向の6方向のうち、第1検出力Fd1の向きとなす角が最も小さい方向である。本実施形態において、ステップS168におけるあらかじめ定められた直線距離は、0.5mmである。
図4においては、技術の理解を容易にするため、グラフGf13が、時刻Tb2以降、第1検出力Fd1の大きさは、一定値を保つものとして記載されている。しかし、実際には、グラフGf13において、第1検出力Fd1の大きさは、時刻Tb2以降、一定値を保つわけではない。条件B2が満たされた場合には、図2のステップS166またはステップS168において、教示者が作用させている力の方向に応じた方向に、エンドエフェクターEEが一定量、移動される。このため、実際には、少なくとも移動が開始された直後は、第1検出力Fd1の大きさは低下する。
図2のステップS130において、条件B2が満たされてステップS160に処理が移行した場合には、CPU501は、ステップS166またはS168における1回の移動の後、まだ、条件B2が満たされている場合には、ステップS166またはS168における1回の移動を、再度、行う。条件B2が満たされてステップS160に処理が移行した場合には、CPU501は、第1検出力Fd1の継続時間中、ステップS166またはS168において、そのような判定と移動を繰り返す。その結果、エンドエフェクターEEは、ユーザーによって加えられる力によって、断続的に移動される。前述のように、移動が開始された直後は、第1検出力Fd1の大きさは低下するため、グラフGf13は、実際には、第2時間閾値Tth2が経過した後、断続的なエンドエフェクターEEの移動に起因して、周期的に増減を繰り返す。教示者は、そのようなエンドエフェクターEEの反力の変化を体感することができる。
このような処理を行うことにより、教示者による一度の押圧で、あらかじめ定められた量のN倍(Nは正の整数)の量の正確な移動を、エンドエフェクターEEについて、実現することができる。このため、正確な位置にエンドエフェクターEEを配する際の教示者による教示の負荷を低減することができる。
本実施形態においては、第3力閾値Fth3が2Nであり、1Nより大きい。このため、圧電素子を備える力検出部SF11において想定されるノイズを排除して、あらかじめ定められた量のエンドエフェクターEEの移動を、繰り返し実行することができる。また、第3力閾値Fth3が2Nであり、10Nより小さい。このため、第3力閾値Fth3より大きい力によって行われる教示によって、教示者が疲れてしまう可能性が低い。また、第3力閾値Fth3より大きい力によって行われる教示者によるロボット100への外力の付与が、アーム110の残留振動が十分小さい範囲で行われることとなる。
図5は、ロボット100に対してダイレクトティーチによる教示が行われる際のロボットの動作を示すフローチャートである。図5の処理は教示装置50のCPU501によって実行される。図5の処理は、図2の処理と並行して実行される。
図2の処理が繰り返し実行される第1周期は、図5の処理が繰り返し実行される第2周期の20倍である。すなわち、図2のステップS110〜S160の処理が1回行われる間に、図5のステップS210〜S270の処理は、およそ20回行われる。このため、たとえば、図2のステップS140,S166,S168によるエンドエフェクターEEの移動が行われている間に、図5の処理は、繰り返し行われる。
ステップS210において、CPU501は、力検出部SF11(図1参照)の出力を受け取る。前述の図2のステップS110の処理は、図5のステップS210の処理と同一の処理であってもよい。ただし、図5のステップS210の処理が行われても、そのときに受領された力検出部SF11の出力は、図2のステップS110の処理に利用されないことがある。このため、図5のステップS210において、力検出部SF11によって検出された力を、図2のステップS110の処理における第1検出力Fd1と区別するために、便宜的に「第2検出力Fd2」と呼ぶ。
図5のステップS220においては、CPU501は、以下の条件Dが満たされたか否かを判定する。
条件D:第2検出力Fd2の大きさが、第2力閾値Fth2より大きい。
条件Dは、大まかには、「アーム110やエンドエフェクターEEが何かに衝突した可能性がある」ことを判定する判定条件である。ステップS220において、条件Dが満たされない場合には、処理は、ステップS210に戻る。ステップS220において、条件Dが満たされた場合には、処理は、ステップS230に進む。
図6は、図5のS220の条件Dの内容を説明するためのグラフである。図6のグラフの横軸と縦軸は、それぞれ図3のグラフの横軸と縦軸と同じである。図6のグラフGf21,Gf22は、第2検出力Fd2の時間変化を表す。
図6の例においては、時刻Td0以降、時刻Td1までの間に加えられた第2検出力Fd2の大きさが、ある時刻において第2力閾値Fth2よりも大きくなる。第2検出力Fd2の大きさが第2力閾値Fth2よりも大きくなると、処理は図5のステップS230に進む。
また、図6の例においては、時刻Td2以降、時刻Td3までの間に加えられた第2検出力Fd2の大きさが、ある時刻において第2力閾値Fth2よりも大きくなる。この場合にも、第2検出力Fd2の大きさが第2力閾値Fth2よりも大きくなると、処理は図5のステップS230に進む。
図5のステップS230においては、CPU501は、以下の条件Eが満たされたか否かを判定する。
条件E:第2検出力Fd2の大きさが、第4力閾値Fth4より大きい。
なお、各閾値の関係は、以下のとおりである。
[第2力閾値Fth2] < [第4力閾値Fth4]
条件Eは、大まかには、「アーム110やエンドエフェクターEEに、激しく損傷する可能性のある大きさの力がはたらいた、または力検出部SF11に異常が生じた」ことを判定する判定条件である。ステップS230において、条件Eが満たされた場合には、処理は、ステップS240に進む。ステップS230において、条件Eが満たされない場合には、処理は、ステップS250に進む。
図7は、図5のS230の条件Eの内容を説明するためのグラフである。図7のグラフの横軸と縦軸は、それぞれ図3のグラフの横軸と縦軸と同じである。図7のグラフGf23,Gf24は、第2検出力Fd2の時間変化の例を表す。
図7の例においては、時刻Td4以降、時刻Td5までの間に加えられた第2検出力Fd2の大きさが、第2力閾値Fth2を超えて、第4力閾値Fth4よりも大きくなる。そのような場合には、第2検出力Fd2の大きさが第4力閾値Fth4よりも大きくなると、処理は図5のステップS240に進む。
また、図7の例においては、時刻Td6以降、時刻Td7までの間に加えられた第2検出力Fd2の大きさが、第2力閾値Fth2を超えて、第4力閾値Fth4よりも大きくなる。この場合にも、第2検出力Fd2の大きさが第4力閾値Fth4よりも大きくなると、処理は図5のステップS240に進む。
図5のステップS240においては、CPU501は、アーム110の各関節のサーボモーター410(図1参照)の励磁を切って、ロボット100を停止させる。すなわち、エンドエフェクターEEの停止が実行される。その後、図5の処理は終了する。ステップS230において、条件Eが満たされるまで、ステップS250〜S270,S210,S220の処理は、あらかじめ定められた第2周期で繰り返される。
ステップS250においては、CPU501は、アーム110の各関節のサーボモーター410の励磁を切らずに、ロボット100を停止させる。すなわち、エンドエフェクターEEの停止が実行される。
本実施形態においては、力検出部SF11は、エンドエフェクターEEに加えられた力のみを検出するのではなく、アーム110に加えられた力を検出することができる(図1参照)。そして、図5のステップS210〜S250の処理により、アーム110に加えられた力を検出する力検出部SF11を利用して、エンドエフェクターEEの停止を行う。このため、ロボット100のエンドエフェクターEEよりも基台BS側にあるアーム110が、ロボット100以外の構成に衝突した場合にも、エンドエフェクターEEの停止を行うことができる。
本実施形態においては、たとえば、条件Bが具備されたことに起因するエンドエフェクターEEの移動中に(図2のステップS130,S166,S168参照)、衝突によりアーム110に第2力閾値Fth2より大きい力が加えられた場合に、力検出部SF11によってこれを検知して、エンドエフェクターEEの停止を行うことができる。このため、ロボット100が破損する可能性を低減することができる。
図5のステップS260においては、CPU501は、入力装置57(図1参照)を介して、ロボット100の処理の復帰の指示が入力されたか否かを判定する。所定の時間、処理の復帰の指示が入力されない場合には、処理はステップS210に戻る。処理の復帰の指示が入力された場合には、処理はステップS270に進む。
ステップS270においては、CPU501は、アーム110を制御して、エンドエフェクターEEをあらかじめ定められた位置に移動させる。その後、教示者は、第2力閾値Fth2より大きい力が検知された原因を除いた後(図5のS220および図6参照)、希望する場合には、ダイレクトティーチによる教示の処理、すなわち、図2および図5の処理を再開することができる。
本実施形態においては、衝突検知を行う図5の処理が繰り返される第2周期が、教示の処理を行う図2の処理が繰り返される第1周期よりも短いため、エンドエフェクターEEの移動中に意図せずに発生する衝突について、迅速に検知することができる(図5のS220,S230参照)。一方、教示の処理を行う図2の処理が繰り返される第1周期を、衝突検知を行う図5の処理が繰り返される第2周期よりも長くすることにより、教示者によって加えられる外力については、十分な精度で検知しつつ、CPU501の処理負荷を低減することができる。
また、本実施形態においては、教示の処理を行う図2の処理が繰り返される第1周期を、衝突検知を行う図5の処理が繰り返される第2周期の20倍とすることにより、エンドエフェクターEEの移動中に意図せずに発生する衝突の迅速な検知と、教示者によって加えられる外力の十分な精度での検出を両立しつつ、CPU501の処理負荷を適切に低減することができる。
本実施形態においては、CPU501は、教示において、基台BSに設けられた力検出部SF11の出力に基づいて、エンドエフェクターEEの移動を実行し(図2のS140,S166,S168参照)、エンドエフェクターEEの移動中に、力検出部SF11の出力に基づいて、エンドエフェクターEEの停止を実行する(図5のS240,S250参照)。このため、一つの力検出部SF11によって、教示における外力に基づくエンドエフェクターEEの移動と、エンドエフェクターEEの移動中におけるエンドエフェクターEEの停止を実現することができる。
本実施形態におけるアーム110を、「可動部」とも呼ぶ。力検出部SF11を「第1検出部」とも呼ぶ。ロボット制御装置25を「制御装置」とも呼ぶ。教示装置50のCPU501を、「制御部」とも呼ぶ。条件B1を、「第1条件」とも呼ぶ。条件Dを、「第2条件」とも呼ぶ。条件B2を、「第3条件」とも呼ぶ。
B.第2実施形態:
図8は、第2実施形態に係るロボットシステム1Bの構成を示す図である。図8において、技術の理解を容易にするために、ロボット座標系RCを示す。ロボット座標系RCは、図1に示すロボット座標系RCと同じである。
第2実施形態のロボットシステム1Bは、ロボット100Bと、ロボット制御装置25を備える。第2実施形態におけるロボット制御装置25のハードウェア構成は、第1実施形態におけるロボット制御装置25のハードウェア構成と同じである(図1参照)。
ロボット100Bは、垂直多関節ロボットである。ロボット100Bは、6個の関節J21〜J26を備えたアーム110Bを有する6軸ロボットである。アーム110Bは、関節J21を介して、基台BSBに支持されている。アーム110Bは、エンドエフェクターEEBを移動させることができる。より具体的には、ロボット100Bは、アーム110Bの6個の関節J21〜J26をそれぞれサーボモーターで回転または直進させることにより、アーム110Bの先端部に取りつけられたエンドエフェクターEEBを、3次元空間中の指定された位置に指定された姿勢で配することができる。
アーム110Bにおいて、関節J22、関節J23、関節J25は、曲げ関節であり、関節J21、関節J24、関節J26は、ねじり関節である。基台BSBとアーム要素L21は、関節J21を介して接続されている。アーム要素L21とアーム要素L22は、関節J22を介して接続されている。アーム要素L22とアーム要素L23は、関節J23を介して接続されている。アーム要素L23とアーム要素L24は、関節J24を介して接続されている。アーム要素L24とアーム要素L25は、関節J25を介して接続されている。アーム要素L25と力検出部SF22およびエンドエフェクターEEBとは、関節J26を介して接続されている。
アーム110Bの先端には、力検出部SF22を介してエンドエフェクターEEBが取り付けられている。エンドエフェクターEEBの機能は、エンドエフェクターEEと同じである(図1参照)。
力検出部SF22は、アーム110BとエンドエフェクターEEBの間に設けられている。力検出部SF22の機能および動作原理は、第1実施形態の力検出部SF11と同じである(図1参照)。このような構成とすることにより、教示者によってエンドエフェクターEEBに加えられる力を、力検出部SF22によって正確に検出して、エンドエフェクターEEBの移動を実行することができる(図2のS140,S166,S168参照)。
基台BSBは、床部に対して固定され、アーム110Bを支持している。基台BSBには、力検出部SF21が設けられている。より具体的には、力検出部SF21は、基台BSBと床部との間に、位置する。力検出部SF21の機能および動作原理は、力検出部SF11と同じである(図1参照)。技術の理解を容易にするため、図8において、床部の図示を省略する。
第2実施形態においても、ダイレクトティーチによる教示において、教示の処理を行う図2の処理と、衝突検知を行う図5の処理とが、教示装置50のCPU501によって実行される。ただし、第2実施形態においては、図2のステップS110において、CPU501は、力検出部SF22の出力を受け取る。以下、図2の処理は、力検出部SF22の出力、すなわち力検出部SF22が検出した力に基づいて行われる。また、第2実施形態においては、図5のステップS210において、CPU501は、力検出部SF21の出力を受け取る。以下、図5の処理は、力検出部SF21の出力、すなわち力検出部SF21が検出した力に基づいて行われる。
このような処理を行うことにより、教示者によってエンドエフェクターEEBに加えられる力を、力検出部SF22によって正確に検出して、エンドエフェクターEEBの移動を実行することができる(図2のS140,S166,S168参照)。また、アーム110Bと、アーム110Bに取りつけられている任意の構成と、に加えられた力を、力検出部SF21で検出して、エンドエフェクターEEBの停止を実行することができる(図5のS240,S250参照)。
本実施形態におけるアーム110Bを、「可動部」とも呼ぶ。力検出部SF21を「第1検出部」とも呼ぶ。力検出部SF22を「第2検出部」とも呼ぶ。
C.第3実施形態:
(1)図9は、複数のプロセッサーによってロボットの制御装置が構成される一例を示す概念図である。この例では、ロボット100およびその動作制御装置30の他に、パーソナルコンピューター400,400bと、LANなどのネットワーク環境を介して提供されるクラウドサービス500とが描かれている。パーソナルコンピューター400,400bは、それぞれプロセッサーとメモリーとを含んでいる。また、クラウドサービス500においてもプロセッサーとメモリーを利用可能である。プロセッサーは、コンピューター実行可能な命令を実行する。これらの複数のプロセッサーの一部または全部を利用して、動作制御装置30および教示装置50を含むロボット制御装置25を実現することが可能である。パーソナルコンピューター400によって実現される教示装置を符号50で示し、パーソナルコンピューター400bによって実現される教示装置を符号50bで示す。また、各種の情報を記憶する記憶部も、これらの複数のメモリーの一部または全部を利用して、実現することが可能である。
(2)図10は、複数のプロセッサーによってロボットの制御装置が構成される他の例を示す概念図である。この例では、ロボット100の動作制御装置30が、ロボット100の中に格納されている点が図9と異なる。この例においても、複数のプロセッサーの一部または全部を利用して、動作制御装置30および教示装置50を含むロボット制御装置25を実現することが可能である。また、各種の情報を記憶する記憶部も、複数のメモリーの一部または全部を利用して、実現することが可能である。
D.他の実施形態:
D1.他の形態1:
(1)上記第1実施形態においては、基台BSは床部800に取りつけられており、アーム110を支持している。上記第2実施形態においては、基台BSBは床部に取りつけられており、アーム110Bを支持している。しかし、基台は、天井や架台に取りつけられており、可動部としてのアームが、基台からつり下げられていてもよい。そのような態様においては、基台と、天井や架台との間に、力検出部を配することができる。
(2)上記第1実施形態のステップS166においては、U軸正方向、U軸負方向、V軸正方向、V軸負方向、W軸正方向、およびW軸負方向の6方向のうち、第1検出力Fd1の回転の向きとの間でなす角が最も小さい方向に、0.5°、エンドエフェクターEEの回転が実行される(図2参照)。また、第1実施形態のステップS168においては、X軸正方向、X軸負方向、Y軸正方向、Y軸負方向、Z軸正方向、およびZ軸負方向の6方向のうち、第1検出力Fd1の向きとなす角が最も小さい方向に、0.5mm、エンドエフェクターEEの直線的な移動が実行される。
しかし、条件Bが具備された場合に実行される移動における移動の量は、他の量とすることもできる。たとえば、回転角度は、0.1°、1°、5°であってもよい。直線的な移動の距離は、0.1mm、1mm、5mmであってもよい。
また、条件Bが具備された場合に実行される移動における移動の向きは、他の向きとすることもできる。たとえば、U軸正方向、U軸負方向、V軸正方向、V軸負方向、W軸正方向、およびW軸負方向の6方向の中の、あらかじめ定められた2方向、4方向などの5以下の方向のうち、第1検出力Fd1の回転の向きとの間でなす角が最も小さい方向に、回転が実行されてもよい。また、第1検出力Fd1の回転の向きに、回転が実行されてもよい。たとえば、X軸正方向、X軸負方向、Y軸正方向、Y軸負方向、Z軸正方向、およびZ軸負方向の6方向の中の、あらかじめ定められた2方向、4方向などの5以下の方向のうち、第1検出力Fd1の回転の向きとの間でなす角が最も小さい方向に、直線的な移動が実行されてもよい。
(3)上記実施形態においては、条件Dが具備された場合に、エンドエフェクターEEの停止が実行される(図5のS220,S240,S250)。しかし、条件Dが具備された場合に、エンドエフェクターが減速される態様とすることもできる。そのような態様としても、ロボット100が破損する可能性を低減することができる。
D2.他の形態2:
(1)上記実施形態においては、終了時間閾値Ttheと、第1時間閾値Tth1と、第2時間閾値Tth2と、第3時間閾値Tth3とは、いずれも200msに設定される。しかし、終了時間閾値Ttheと、第1時間閾値Tth1と、第2時間閾値Tth2と、第3時間閾値Tth3とは、他の値に設定されてもよい。また、上記実施形態においては、第1時間閾値Tth1は、第2時間閾値Tth2および第3時間閾値Tth3以下の値である。しかし、第1時間閾値Tth1は、第2時間閾値Tth2と同じ値であってもよいし、より大きくてもよい。また、第1時間閾値Tth1は、第3時間閾値Tth3と同じ値であってもよいし、より大きくてもよい。
(2)上記実施形態においては、条件B1またはB2が満たされた場合に、ステップS160の処理が行われる(図2のS130,S160参照)。しかし、条件B2の判定は行われず、条件B1が満たされた場合にもステップS160の処理が行われる態様とすることもできる。また、条件B1の判定は行われず、条件B2が満たされた場合にもステップS160の処理が行われる態様とすることもできる。
(3)上記実施形態においては、条件B2は、第1検出力Fd1の大きさが、第3力閾値Fth3より大きく第1力閾値Fth1より小さい時間が、第2時間閾値Tth2より長い継続時間、継続したことである。しかし、条件B2は、第1検出力Fd1の大きさが、第3力閾値Fth3より大きい時間が、第2時間閾値Tth2より長い継続時間、継続したこと、とすることもできる。すなわち、条件B2において、第1検出力Fd1の大きさについて、上限を設けない態様とすることもできる。
D3.他の形態3:
(1)上記実施形態においては、図2の処理は、あらかじめ定められた第1周期で繰り返される。図5の処理は、あらかじめ定められた第2周期で繰り返される。しかし、図2の処理と図5の処理の数なくとも一方は、一定の周期で切り替えされるのではなく、あらかじめ定められた条件が満たされるごとに処理が進行する態様で実行されてもよい。
(2)上記実施形態においては、第1周期は、第2周期よりも長い。しかし、第1周期は第2周期以下であってもよい。
D4.他の形態4:
上記実施形態においては、図2の処理が繰り返し実行される第1周期は、図5の処理が繰り返し実行される第2周期の20倍である。しかし、第1周期と第2周期の関係は他の関係であってもよい。たとえば、第1周期は第2周期の2倍、5倍、10倍、30倍、50倍、80倍、100倍とすることができる。ただし、第1周期は、第2周期の10〜50倍であることが好ましい。
D5.他の形態5:
上記第1実施形態においては、力検出部SF11は、基台BSと床部800との間に位置する(図1参照)。上記第2実施形態においては、力検出部SF21は、基台BSBと床部との間に位置する(図8参照)。しかし、力検出部は、たとえば、基台と基台に最も近い関節との間や、基台に最も近い関節と2番目に近い関節との間に配されているなど、他の部位に設けられていてもよい。
D6.他の形態6:
上記第1実施形態においては、基台BSに設けられた力検出部SF11の出力に基づいて、条件A〜Eが判定される(図1、図2および図5参照)。しかし、各条件についての判定は、他の方法で検出される力に基づいて、行われてもよい。
たとえば、各関節に設けられたトルクセンサー610(図1参照)が検出した各関節に付与されたトルクと、各アーム要素L11〜L13の重量および各関節の位置の情報に基づいて、アーム110に付与された力を計算することもできる。
また、各条件についての判定は、関節に設けられたトルクセンサーと、基台に設けられた力検出部と、可動部とエンドエフェクターの間に設けられた力検出部と、のいずれを使用しておこなってもよい。ただし、条件A〜Bの判定は、可動部とエンドエフェクターの間に設けられた力検出部、または関節に設けられたトルクセンサーを使用して行われることが好ましい。また、条件D,EEの判定は、関節に設けられたトルクセンサー、または基台に設けられた力検出部を使用して行われることが好ましい。
関節に設けられるトルクセンサーと、基台に設けられる力検出部と、可動部とエンドエフェクターの間に設けられる力検出部の少なくとも一部を備えないロボットシステムを構築することもできる(図1および図8参照)。そのようなロボットシステムにおいても、備えられている力検出部またはトルクセンサーを使用して、上記各条件の判定を行うことができる(図2および図5参照)。
D7.他の形態7:
(1)上記第2実施形態においては、力検出部SF22は、アーム110BとエンドエフェクターEEBの間に設けられている(図8参照)。しかし、力検出部は、アームとしての可動部のうち、最も先端側にある関節と、2番目に先端側にある関節との間の部位に設けられるなど、他の部位に設けられていてもよい。
(2)また、ロボットがスカラロボットであるか、垂直多関節ロボットであるかによらず、力検出部は、基台、エンドエフェクターと可動部の間以外にも、任意の場所に設けることができる。そして、力検出部の数は、1以上であれば、2個、3個、4個、5個、6個など、任意の数とすることができる。
D8.他の形態8:
上記第2実施形態においては、基台BSBに設けられた力検出部SF21の出力に基づいて、条件D,Eが判定される(図8および図5参照)。そして、アーム110BとエンドエフェクターEEBの間に設けられた力検出部SF22の出力に基づいて、条件A〜Cが判定される。しかし、各条件についての判定は、他の形態6で説明したように、他の方法で検出される力に基づいて、行われてもよい。
D9.他の形態9:
(1)上記実施形態においては、力検出部SF11は、水晶圧電素子を備える力センサーである。しかし、各力検出部は、半導体を利用したピエゾ素子を備える力センサーや、ひずみゲージであってもよい。
(2)上記実施形態においては、第3力閾値Fth3は、2Nに設定される。第1力閾値Fth1は、6Nに設定される。第2力閾値Fth2は、30Nに設定される。しかし、第1力閾値Fth1〜第3力閾値Fth3は、5N、10N、40Nなど、他の値に設定されてもよい。ただし、第1力閾値Fth1は、6〜12Nに設定されることが好ましい。第2力閾値Fth2は、30N以上の値に設定されることが好ましい。第3力閾値Fth3は、1〜10Nに設定されることが好ましく、2〜6Nに設定されることがより好ましい。なお、本明細書において、「A〜B」で示される数値範囲は、Aより大きくBより小さい範囲である。
E.さらに他の形態:
本開示は、上述した実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実現することができる。例えば、本開示は、以下の形態によっても実現可能である。以下に記載した各形態中の技術的特徴に対応する上記実施形態中の技術的特徴は、本開示の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、本開示の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
(1)本開示の一形態によれば、ロボットシステムが提供される。このロボットシステムは、基台と、前記基台に対して移動可能に設けられた可動部と、前記可動部に加えられた力を検出する力検出部と、を備えるロボットと、前記ロボットの教示において、前記力検出部によって検出された力に応じて前記可動部を制御する制御部と、を備える。前記制御部は、前記力検出部によって検出された第1検出力の大きさが第1力閾値より大きい時間が、0より大きく第1時間閾値より短い時間、継続したという第1条件が、前記教示において満たされた場合に、前記第1検出力の向きに応じた向きに、あらかじめ定められた量で、前記可動部を移動し、前記力検出部によって検出された第2検出力の大きさが、前記第1力閾値より大きい第2力閾値より大きいという第2条件が、前記可動部の前記移動中に満たされた場合に、前記可動部を減速または停止する。
この態様においては、力検出部は、可動部に加えられた力を検出する。そして、第1条件が具備されたことに起因する可動部の移動中に、衝突により可動部に第2力閾値より大きい力が加えられた場合に、力検出部によってこれを検知して、可動部の減速または停止を行うことができる。このため、ロボットが破損する可能性を低減することができる。
(2)上記形態のロボットシステムにおいて、前記制御部は、前記第1検出力の大きさが、前記第1力閾値より小さい第3力閾値より大きい時間が、第2時間閾値より長い継続時間、継続したという第3条件が、前記教示において満たされた場合に、前記第1検出力の向きに応じた向きの前記あらかじめ定められた量の前記可動部の前記移動を、前記継続時間中、繰り返し実行する、態様とすることができる。
このような態様においては、教示者による一度の押圧で、あらかじめ定められた量の倍数の量の正確な移動を、可動部について、実現することができる。このため、教示者による教示の負荷を低減することができる。
(3)上記形態のロボットシステムにおいて、前記制御部は、前記第1条件または前記第3条件が満たされたか否かを、前記教示において、第1周期で繰り返し判定し、前記第2条件が満たされたか否かを、前記エンドエフェクターの前記移動中に、第2周期で繰り返し判定し、前記第1周期は、前記第2周期よりも長い、態様とすることができる。
このような態様とすれば、第2周期を第1周期よりも短くすることにより、エンドエフェクターの移動中に意図せずに発生する衝突について、迅速に検知することができる。一方、第1周期を第2周期よりも長くすることにより、教示者によって加えられる外力については、十分な精度で検知しつつ、制御部の処理負荷を低減することができる。
(4)上記形態のロボットシステムにおいて、前記力検出部は、圧電素子を備える力検出部を含み、前記制御部は、前記教示において、前記圧電素子を備える力検出部の出力に基づいて、前記第1検出力の向きに応じた向きの前記あらかじめ定められた量の前記可動部の前記移動を、前記継続時間中、繰り返し実行し、前記第3力閾値は、1Nより大きく、10Nより小さい、態様とすることができる。
このような態様とすれば、第3力閾値が1Nより大きいため、圧電素子を備える力検出部において想定されるノイズを排除して、あらかじめ定められた量の可動部の移動を、繰り返し実行することができる。また、第3力閾値が10Nより小さいため、教示者によるロボットへの外力の付与が、可動部の残留振動が十分小さい範囲で行われることとなる。
上記形態のロボットシステムにおいて、前記第1周期は、前記第2周期の10〜50倍である、態様とすることができる。
このような態様とすれば、エンドエフェクターの移動中に意図せずに発生する衝突の迅速な検知と、教示者によって加えられる外力の十分な精度での検出を両立しつつ、制御部の処理負荷をより低減することができる。
(5)上記形態のロボットシステムにおいて、前記1以上の力検出部は、前記基台に設けられている第1力検出部を含む、態様とすることができる。
このような態様とすれば、可動部と、可動部に取りつけられている任意の構成と、に加えられた力を、第1力検出部で検出することができる。
(6)上記形態のロボットシステムにおいて、前記制御部は、前記教示において、前記第1力検出部の出力に基づいて、前記第1条件の判定を行い、前記可動部の前記移動中に、前記第1力検出部の出力に基づいて、前記第2条件の判定を行う、態様とすることができる。
このような態様とすれば、一つの第1力検出部によって、教示における外力に基づく可動部の移動と、可動部の移動中における可動部の減速または停止を実現することができる。
(7)上記形態のロボットシステムにおいて、前記力検出部は、前記可動部に設けられたエンドエフェクターと、前記可動部との間に設けられた第2力検出部を含む、態様とすることができる。
このような態様とすれば、教示者によってエンドエフェクターに加えられる力を、第2力検出部によって正確に検出して、可動部の移動を実行することができる。
(8)上記形態のロボットシステムにおいて、前記制御部は、前記教示において、前記第2力検出部の出力に基づいて、前記第1条件の判定を行い、前記可動部の前記移動中に、前記第1力検出部の出力に基づいて、前記第2条件の判定を行う、態様とすることができる。
このような態様とすれば、教示者によってエンドエフェクターに加えられる力を、第2力検出部によって正確に検出して、エンドエフェクターの移動を実行することができる。また、可動部と、可動部に取りつけられている任意の構成と、に加えられた力を、第1力検出部で検出して、エンドエフェクターの減速または停止を実行することができる。
(9)本開示の他の形態によれば、制御装置が提供される。この制御装置は、基台と、前記基台に対して移動可能に設けられた可動部と、前記可動部に加えられた力を検出する力検出部と、を備えるロボットの教示において、前記力検出部によって検出された力に応じて前記可動部を制御する制御装置である。この制御装置は、前記力検出部によって検出された第1検出力の大きさが第1力閾値より大きい時間が、0より大きく第1時間閾値より短い時間、継続したという第1条件が、前記教示において満たされた場合に、前記第1検出力の向きに応じた向きに、あらかじめ定められた量で、前記可動部を移動し、前記力検出部によって検出された第2検出力の大きさが、前記第1力閾値より大きい第2力閾値より大きいという第2条件が、前記可動部の前記移動中に満たされた場合に、前記可動部を減速または停止する。
本開示は、ロボットを制御する制御装置、ロボット、ロボットシステム、およびロボットの制御方法以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、ロボットの製造方法やロボットの制御方法を実現するコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することができる。
上述した本開示の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本開示の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本開示の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本開示の独立した一形態とすることも可能である。
1,1B…ロボットシステム、25…ロボット制御装置、30…動作制御装置、50,50b…教示装置、57…入力装置、58…出力装置、100,100B…ロボット、110,110B…アーム、301…CPU、302…RAM、303…ROM、400,400b…パーソナルコンピューター、410a,410c,410d…サーボモーター、500…クラウドサービス、501…CPU、502…RAM、503…ROM、510a,510c,510d…減速機、610a,610d…トルクセンサー、800…床部、BS,BSB…基台、Dj1,Dj2,Dj4…関節J11,J12,J14における回転方向、EE,EEB…エンドエフェクター、Fd1…第1検出力、Fd2…第2検出力、Fth1…第1力閾値、Fth2…第2力閾値、Fth3…第3力閾値、Fth4…第4力閾値、Gf11,Gf12,Gf13…第1検出力Fd1の時間変化を表すグラフ、Gf21,Gf22,Gf23,Gf24…第2検出力Fd2の時間変化を表すグラフ、J11〜J14…関節、J21〜J26…関節、L11〜L13…アーム要素、L21〜L25…アーム要素、RC…ロボット座標系、SF11…力検出部、SF21,SF22…力検出部、Tb0〜Tb2…時刻、Tc0〜Tc3…時刻、Td0〜Td7…時刻、Tth1…第1時間閾値、Tth2…第2時間閾値、Tth3…第3時間閾値、WK…ワークピース

Claims (9)

  1. 基台と、前記基台に対して移動可能に設けられた可動部と、前記可動部に加えられた力を検出する力検出部と、を備えるロボットと、
    前記ロボットの教示において、前記力検出部によって検出された力に応じて前記可動部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記力検出部によって検出された第1検出力の大きさが第1力閾値より大きい時間が、0より大きく第1時間閾値より短い時間、継続したという第1条件が、前記教示において満たされた場合に、前記第1検出力の向きに応じた向きに、あらかじめ定められた量で、前記可動部を移動し、
    前記力検出部によって検出された第2検出力の大きさが、前記第1力閾値より大きい第2力閾値より大きいという第2条件が、前記可動部の前記移動中に満たされた場合に、前記可動部を減速または停止する、ロボットシステム。
  2. 請求項1に記載のロボットシステムであって、
    前記制御部は、
    前記第1検出力の大きさが、前記第1力閾値より小さい第3力閾値より大きい時間が、第2時間閾値より長い継続時間、継続したという第3条件が、前記教示において満たされた場合に、前記第1検出力の向きに応じた向きの前記あらかじめ定められた量の前記可動部の前記移動を、前記継続時間中、繰り返し実行する、ロボットシステム。
  3. 請求項2に記載のロボットシステムであって、
    前記制御部は、
    前記第1条件または前記第3条件が満たされたか否かを、前記教示において、第1周期で繰り返し判定し、
    前記第2条件が満たされたか否かを、前記可動部の前記移動中に、第2周期で繰り返し判定し、
    前記第1周期は、前記第2周期よりも長い、ロボットシステム。
  4. 請求項2または3に記載のロボットシステムであって、
    前記力検出部は、圧電素子を備える力検出部を含み、
    前記制御部は、前記教示において、前記圧電素子を備える力検出部の出力に基づいて、前記第1検出力の向きに応じた向きの前記あらかじめ定められた量の前記可動部の前記移動を、前記継続時間中、繰り返し実行し、
    前記第3力閾値は、1Nより大きく、10Nより小さい、ロボットシステム。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のロボットシステムであって、
    前記力検出部は、前記基台に設けられている第1力検出部を含む、ロボットシステム。
  6. 請求項5に記載のロボットシステムであって、
    前記制御部は、
    前記教示において、前記第1力検出部の出力に基づいて、前記第1条件の判定を行い、
    前記可動部の前記移動中に、前記第1力検出部の出力に基づいて、前記第2条件の判定を行う、ロボットシステム。
  7. 請求項5に記載のロボットシステムであって、
    前記力検出部は、前記可動部に設けられたエンドエフェクターと、前記可動部との間に設けられた第2力検出部を含む、ロボットシステム。
  8. 請求項7に記載のロボットシステムであって、
    前記制御部は、
    前記教示において、前記第2力検出部の出力に基づいて、前記第1条件の判定を行い、
    前記可動部の前記移動中に、前記第1力検出部の出力に基づいて、前記第2条件の判定を行う、ロボットシステム。
  9. 基台と、前記基台に対して移動可能に設けられた可動部と、前記可動部に加えられた力を検出する力検出部と、を備えるロボットの教示において、前記力検出部によって検出された力に応じて前記可動部を制御する制御装置であって、
    前記力検出部によって検出された第1検出力の大きさが第1力閾値より大きい時間が、0より大きく第1時間閾値より短い時間、継続したという第1条件が、前記教示において満たされた場合に、前記第1検出力の向きに応じた向きに、あらかじめ定められた量で、前記可動部を移動し、
    前記力検出部によって検出された第2検出力の大きさが、前記第1力閾値より大きい第2力閾値より大きいという第2条件が、前記可動部の前記移動中に満たされた場合に、前記可動部を減速または停止する、制御装置。
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