JP2020068689A - エアロゾル生成装置の電源ユニット、エアロゾル生成装置の電源ユニットの制御方法、およびエアロゾル生成装置の電源ユニット用プログラム - Google Patents

エアロゾル生成装置の電源ユニット、エアロゾル生成装置の電源ユニットの制御方法、およびエアロゾル生成装置の電源ユニット用プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020068689A
JP2020068689A JP2018203939A JP2018203939A JP2020068689A JP 2020068689 A JP2020068689 A JP 2020068689A JP 2018203939 A JP2018203939 A JP 2018203939A JP 2018203939 A JP2018203939 A JP 2018203939A JP 2020068689 A JP2020068689 A JP 2020068689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
sensor
power supply
supply unit
aerosol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018203939A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6550519B1 (ja
Inventor
剛志 赤尾
Takeshi Akao
剛志 赤尾
山田 学
Manabu Yamada
学 山田
寛 手塚
Hiroshi Tezuka
寛 手塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
Priority to JP2018203939A priority Critical patent/JP6550519B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6550519B1 publication Critical patent/JP6550519B1/ja
Priority to EP19879687.2A priority patent/EP3874981A4/en
Priority to PCT/JP2019/039606 priority patent/WO2020090375A1/ja
Priority to TW108137477A priority patent/TW202033117A/zh
Publication of JP2020068689A publication Critical patent/JP2020068689A/ja
Priority to US17/236,641 priority patent/US12022881B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】センサにおける不具合の発生を検知すること。【解決手段】電源ユニット300は、エアロゾル生成要求を検知するセンサ部330と、エアロゾル生成要求を検知したセンサ部330からの出力値に基づいて、センサ部330の状態が通常状態および非通常状態のいずれの状態であるか判定する制御部340と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、エアロゾル生成装置の電源ユニット、エアロゾル生成装置の電源ユニットの制御方法、およびエアロゾル生成装置の電源ユニット用プログラムに関する。
エアロゾル源をヒータのような電気的負荷で霧化させ生じさせたエアロゾルを味わうことができるエアロゾル生成装置が知られている。
特許文献1には、装置内を流れる空気量を測定するセンサの出力に基づき、ユーザによる吸引動作が検知された場合に、ヒータに電力を供給する技術が開示されている。
特許文献2には、装置内を流れる空気の速度を測定するセンサの出力に基づき、ヒータに供給する電力値を調整する技術が開示されている。
特表2017−535265号公報 特表2017−512480号公報
エアロゾル生成装置を継続して使用していると、経年劣化等を原因とする不具合が、ユーザの吸引動作を検知するセンサに生じる場合がある。センサに不具合が生じた場合に、ユーザが意図していないとき、例えば、ユーザが吸引動作をしていないときに、エアロゾル生成装置でエアロゾル源が霧化され、エアロゾル源が浪費される事態が生じ得る。したがって、センサに不具合が生じた場合に、当該不具合の発生が検知されることが望まれる。
しかしながら、特許文献1,2に記載の技術は、センサの出力値に応じてヒータへの電力の供給を制御する技術であり、センサの不具合を検知することを考慮していない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、センサにおける不具合の発生を検知することができるエアロゾル生成装置の電源ユニット、エアロゾル生成装置の電源ユニットの制御方法、およびエアロゾル生成装置の電源ユニット用プログラムを提供することを目的とする。
本発明のエアロゾル生成装置の電源ユニットは、エアロゾル生成要求を検知するセンサと、前記エアロゾル生成要求を検知したセンサからの出力値に基づいて、前記センサが通常状態および非通常状態のいずれの状態であるか判定する制御部と、を備える。
前記制御部が前記通常状態と判定する前記センサからの出力値と、前記制御部が前記非通常状態と判定する前記センサからの出力値とは異なる値とすることができる。
前記非通常状態と判定する前記センサからの出力値は、前記エアロゾル生成装置のユーザによるエアロゾル生成要求に起因しない値としてもよい。
前記制御部が前記非通常状態と判定する前記センサからの出力値は、前記センサが自ら生じさせ検知したエアロゾル生成要求に起因する値としてもよい
前記非通常状態とは、前記電源ユニットから電力の供給を受ける霧化部によってエアロゾル源が霧化されない場合、または前記霧化部にエアロゾル源を供給する供給部が保持するエアロゾル源が枯渇するように前記霧化部がエアロゾル源を霧化する場合に、前記制御部に判定される状態としてもよい。
前記通常状態とは、前記電源ユニットから電力の供給を受ける霧化部が、前記霧化部にエアロゾル源を供給する供給部が保持するエアロゾル源が枯渇しないように当該エアロゾル源を霧化する場合に、前記制御部に判定される状態としてもよい。
前記制御部は、前記センサが或るエアロゾル生成要求を検知してから次のエアロゾル生成要求を検知するまでの時間間隔が所定の閾値以下の場合に、前記センサの状態が非通常状態であると判定するようにしてもよい。
前記制御部は、前記センサが検知したエアロゾル生成要求の継続時間が所定の閾値以下の場合に、前記センサの状態が非通常状態であると判定するようにしてもよい。
前記制御部は、所定時間内において前記センサがエアロゾル生成要求を検知した合計時間が所定の閾値以上の場合に、前記センサの状態が非通常状態であると判定するようにしてもよい。
前記制御部は、所定時間内において前記センサが検知したエアロゾル生成要求の回数が所定の閾値以上の場合に、前記センサの状態が非通常状態であると判定するようにしてもよい。
前記電源ユニットは、通知部をさらに備え、前記制御部は、前記センサの状態が非通常状態であると判定した場合に、前記通知部に前記センサの状態が非通常状態である旨を通知させるようにしてもよい。
前記制御部は、前記センサの状態が非通常状態であると判定した場合に、前記電源ユニットを活動状態から休止状態に遷移させるようにしてもよい。
前記電源ユニットは、記憶部をさらに備え、前記記憶部には、前記制御部が前記非通常状態を検知した回数を示す情報が記憶されるようにしてもよい。
前記記憶部には、さらに、前記制御部が検知した前記非通常状態の内容を示す情報が記憶されるようにしてもよい。
前記制御部は、前記電源ユニットを活動状態に遷移させる指示を検知したときに、前記回数が所定の閾値以上である場合には前記電源ユニットを活動状態に遷移させず、前記回数が所定の閾値未満である場合には前記電源ユニットを活動状態に遷移させるようにしてもよい。
前記センサは、前記電源ユニットが活動状態時に、前記第1のセンサの状態が前記通常状態および前記非通常状態のいずれの状態であるかを検知する処理をおこなうようにしてもよい。
本発明のエアロゾル生成装置の電源ユニットの制御方法は、エアロゾル生成要求を検知するステップと、前記エアロゾル生成要求を検知したセンサからの出力値に基づいて、前記センサの状態が通常状態および非通常状態のいずれの状態であるか判定するステップとを含む。
本発明のエアロゾル生成装置の電源ユニット用プログラムは、コンピュータに、エアロゾル生成要求を検知する処理と、前記エアロゾル生成要求を検知したセンサからの出力値に基づいて、前記センサの状態が通常状態および非通常状態のいずれの状態であるか判定する処理とを実行させる。
本発明のエアロゾル生成装置の電源ユニット、エアロゾル生成装置の電源ユニットの制御方法、およびエアロゾル生成装置の電源ユニット用プログラムによれば、センサにおける不具合の発生を検知することができる。
本発明の実施形態に係るエアロゾル生成装置の概略的な構成の一例を示すブロック図。 同実施形態に係る非通常状態と検知される第1の例を示す図。 同実施形態に係る非通常状態と検知される第2の例を示す図。 同実施形態に係る非通常状態と検知される第3の例を示す図。 同実施形態に係る所定時間Taの計測の例を示す図。 同実施形態に係る所定時間Taの計測の他の例を示す図。 同実施形態に係る非通常状態と検知される第4の例を示す図。 同実施形態に係る状態検知処理を説明する一例を示すフローチャート。 同実施形態に係る状態検知処理を説明する他の一例を示すフローチャート。
以下、本実施形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、略又は実質的に同一の機能および構成要素については、同一符号を付し、必要な場合にのみ説明を行う。
本実施形態に係るエアロゾル生成装置1は、例えば、加熱式たばこや電子たばこである。しかし、本実施形態に係るエアロゾル生成装置1は、ネブライザ等の他の種類又は用途のエアロゾル生成装置であってもよい。
図1は、本実施形態に係るエアロゾル生成装置1の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
エアロゾル生成装置1は、図1に示されるように、カートリッジユニット100と、カプセルユニット200と、電源ユニット300とを含む。エアロゾル生成装置1は、例えば、略円筒形状に構成され、ユーザがエアロゾル生成装置1を保持しやすくなっている。なお、カートリッジユニット100と、カプセルユニット200と、電源ユニット300とは、それぞれ着脱不可に構成されていてもよいし、それぞれ着脱可能に構成されていてもよい。
カートリッジユニット100は、図1に示されるように、貯留部110と、供給部120と、負荷130を備える霧化部140とを含む。
貯留部110は、加熱により霧化される液体状のエアロゾル源を貯留する容器である。エアロゾル源は、例えば、グリセリンやプロピレングリコールのようなポリオール系の材料である。また、エアロゾル源は、ニコチン液、水、香料等を含む混合液であってもよい。そして、エアロゾル源は、貯留部110を必要としない固体であってもよい。
供給部120は、例えば、ガラス繊維のような繊維材料を撚って形成されるウィックである。供給部120の一端は、貯留部110に接続される。また、供給部120の他の一端は、負荷130に接続されるか、または負荷130の近傍に配置される。そのような構成により、供給部120は、負荷130又はその近傍に、貯留部110から吸い上げたエアロゾル源を導くことができる。なお、供給部120には、多孔質状のセラミックで形成されたウィックが用いられてもよい。
霧化部140に備えられる負荷130は、例えばコイル状のヒータであり、電力が供給されると発熱する。負荷130は、供給部120の周囲に巻かれていてもよいし、供給部120に覆われていてもよい。負荷130には、電源ユニット300に含まれる後述する制御部340による制御に基づき、後述する電源部320から電力が供給される。負荷130に電力が供給されると、供給部120によって導かれたエアロゾル源が負荷130によって加熱され、エアロゾルが生成される。
カプセルユニット200は、図1に示されるように、香味源210を含む。
香味源210は、エアロゾルに香味成分を付与する植物材料の原料片によって構成される。香味源を構成する原料片には、例えば、刻みたばこやたばこ原料のような材料を、粒状やシート状に成形した成形体が用いられる。また、香味源210を構成する原料片には、たばこ以外の植物(例えば、ミント、ハーブ等)が用いられてもよい。そして、香味源210には、メントールなどの香料が付与されていてもよい。
図1における矢印は、カートリッジユニット100およびカプセルユニット200における空気の流れを示している。空気取込口(図示省略)を介して外部から取り込まれた空気は、エアロゾル生成装置1(カートリッジユニット100、およびカプセルユニット200)内を通過する過程で、エアロゾルと混合され香味成分を付加され、ユーザに吸引される。具体的には、外部から取り込まれた空気は、カートリッジユニット100内の霧化部140を通過する。当該空気は、霧化部140を通過するときに、霧化部140に備えられる負荷130によって生成されたエアロゾルと混合される。そして、エアロゾルと混合された空気がカプセルユニット200を通過するときに、エアロゾルと混合された空気に、カプセルユニット200に含まれる香味源210由来の香味成分が付加される。そして、エアロゾルと混合され香味成分が付加された空気が、カプセルユニット200の端部からユーザによって吸引される。すなわち、香味成分が付加されたエアロゾルが、ユーザによって吸引される。
電源ユニット300は、図1に示されるように、電源ボタン310と、電源部320と、センサ部330と、時間計測部341を備える制御部340と、記憶部350と、通知部360とを含む。
電源ボタン310は、エアロゾル生成装置1の動作状態を遷移させるボタンである。電源ボタン310が押下され電源ONされると、エアロゾル生成装置1の状態は、後述する活動状態になる。また、エアロゾル生成装置1の状態が活動状態のときに、電源ボタン310が押下され電源OFFされると、エアロゾル生成装置1の状態は、活動状態から後述する休止状態に遷移する。
なお、エアロゾル生成装置1の状態が活動状態であることと、バッテリユニット300の状態が活動状態であることは同義である。また、エアロゾル生成装置1の状態が休止状態であることと、バッテリユニット300の状態が休止状態であることは同義である。
電源部320は、例えば、リチウムイオン二次電池のような再充電可能な電池であり、その種類は限定されない。電源部320は、制御部340の制御に基づき、エアロゾル生成装置1の各部に、電力を供給する。
センサ部330は、例えば、そこを通過する気体の流量および/または流速に応じて、制御部340に、所定の出力値(例えば電圧値または電流値)を出力するセンサである。このようなセンサ部330は、ユーザによる吸引動作(エアロゾル生成装置1に、エアロゾルの生成を要求する動作)を検知するのに利用される。センサ部330としては、種々のものを利用可能であるが、例えば、マイクロフォンコンデンサ等が用いられる。
ここで、マイクロフォンコンデンサとは、ユーザの吸引動作に起因する音や圧力の変化等により振動する金属板であるダイヤフラムと、固定された金属板であるバックプレートとを含むセンサである。そして、ダイヤフラムとバックプレートとにより規定される静電容量の変化に基づき、制御部340に、ユーザによる吸引動作が検知される。
具体的には、ユーザの吸引動作に起因する音や圧力の変化等が存在しない場合に、ダイヤフラムが振動しないので、ダイヤフラムとバックプレートとにより規定される静電容量は変化しない。一方で、ユーザの吸引動作に起因する音や圧力の変化等が生じた場合に、当該音や圧力の変化に基づきダイヤフラムが振動し、ダイヤフラムとバックプレートとにより規定される静電容量が変化する。そして、当該静電容量の変化に基づいて、ユーザによる吸引動作が検知される。
制御部340は、電源ボタン310が押下された場合に、エアロゾル生成装置1を2つの動作状態のいずれかに遷移させる。2つの動作状態とは、電源部320からエアロゾル生成装置1の各部に電力が供給される得る活動状態と、電源部320からエアロゾル生成装置1の各部に電力が供給されない又は極小の電力しか供給され得ない休止状態とである。エアロゾル生成装置1の状態が活動状態の場合には、センサ部330がユーザによる吸引動作を検知したときに、制御部340は、電源部320に負荷130へ電力を供給させエアロゾル源を霧化させる。また、電源ユニット300の状態が休止状態の場合には、ユーザが吸引動作をしても、制御部340は、電源部320に負荷130へ電力を供給させない。したがって、エアロゾル源は霧化されない。なお、制御部340の制御による電源部320から負荷130への電力の供給は、センサ部330がユーザによる吸引動作を検知しているときに継続して行われる。
また、制御部340は、センサ部330からの出力と、ユーザによる吸引動作の開始時間等の種々の時間を計測する時間計測部341からの出力とに基づき、センサ部330の状態が通常状態および非通常状態のいずれの状態であるかを検知する。なお、時間計測部341は、例えば、時計やストップウォッチなど時間を計測できる計器であり、その種類は限定されない。
ここで、通常状態とは、センサ部330に不具合が生じておらず、センサ部330がユーザの吸引動作を正常に検知できる状態をいう。言い換えれば、通常状態とは、ユーザが吸引動作を行ったときに、センサ部330が当該吸引動作を検知し、負荷130に電力が供給されエアロゾルが生成される状態をいう。
非通常状態とは、センサ部330に不具合が生じ、センサ部330がユーザの吸引動作を正常に検知できない状態をいう。ここで、下記4つの例は、制御部340が、センサ部330の状態が非通常状態であると検知する例である。
図2は、制御部340がセンサ部330の状態を非通常状態であると検知する第1の例を説明する図である。第1の例では、制御部340が、吸引動作のインターバルに基づき、センサ部330の状態を非通常状態であると検知する。
制御部340は、吸引動作を検知する出力をセンサ部330から取得し、当該出力に紐づく時間の情報を時間計測部341から取得する。そして、センサ部330は、図2に示されるように、当該出力と時間の情報とに基づき、前回の吸引動作と今回の吸引動作とのインターバルt1を算出する。具体的には、インターバルt1は、前回の吸引動作の終了時刻と、今回の吸引動作の開始時刻との差分を取ることで算出される。
そして、制御部340は、インターバルt1が閾値時間T1(例えば、0.1秒)以下であるか否かに基づいて、センサ330の状態が通常状態であるか非通常状態であるか否かを判定する。制御部340は、インターバルt1が閾値時間T1を超えている場合に、センサ部330の状態が通常状態であると判定し、インターバルt1が閾値時間T1以下である場合に、センサ部330の状態が非通常状態であると判定する。
図3は、制御部340がセンサ部330の状態を非通常状態であると検知する第2の例を説明する図である。第2の例では、制御部340が、一の吸引動作の継続時間に基づき、センサ部330の状態を非通常状態であると検知する。
制御部340は、吸引動作を検知する出力をセンサ部330から取得し、当該出力に紐づく時間の情報を時間計測部341から取得する。そして、センサ部330は、図3に示されるように、当該出力と時間の情報とに基づき、吸引動作の開始時刻と終了時刻との差分から規定される一の吸引動作の継続時間t2を算出する。
そして、制御部340は、当該吸引動作の継続時間t2が閾値時間T2(例えば、0.1秒)以下であるか否かに基づいて、センサ330の状態が通常状態であるか非通常状態であるか否かを判定する。制御部340は、継続時間t2が閾値時間T2を超える場合に、センサ330の状態が通常状態であると判定し、継続時間t2が閾値時間T2以下である場合に、センサ330の状態が非通常状態であると判定する。
図4は、制御部340がセンサ部330の状態を非通常状態であると検知する第3の例を説明する図である。第3の例では、制御部340は、所定時間内における負荷130によるエアロゾル源の積算加熱時間に基づき、センサ部330の状態を非通常状態であると検知する。
制御部340は、吸引動作を検知する出力をセンサ部330から取得し、当該出力に紐づく時間の情報を時間計測部341から取得する。そして、制御部340は、当該出力と時間の情報とに基づき、所定時間Ta(例えば、30秒)内におけるセンサ部330が吸引動作を検知した合計時間、すなわち、負荷130によるエアロゾル源の積算加熱時間t3を算出する。
そして、制御部340は、所定時間Ta内における積算加熱時間t3が閾値時間T3(例えば、20秒)以上か否かに基づいて、センサ部330の状態が通常状態であるか非通常状態であるか否かを判定する。制御部340は、所定時間Ta内における積算加熱時間t3が閾値時間T3未満である場合に、センサ330の状態が通常状態であると判定し、所定時間Ta内における積算加熱時間t3が閾値時間T3以上である場合に、センサ330の状態が非通常状態であると判定する。具体的には、例えば、制御部340は、30秒内における積算加熱時間が20秒を超える場合に、センサ330の状態が非通常状態であると判定する。
なお、前述した所定時間Taは、例えば、図5に示されるように、電源ボタン310の押下によりエアロゾル生成装置1が休止状態から通常状態に遷移したときを起点として、繰り返し計測されてもよい。そのような構成により、ユーザの吸引動作を検知し得る通常状態時に、常時、センサ部330の状態を検知することができるので、制御部340は、センサ部330の状態が非通常状態になったことを、漏れなく検知することが可能になる。
また、前述した所定時間Taは、例えば、図6に示されるように、電源ボタン310の押下によりエアロゾル生成装置1が休止状態から通常状態に遷移した後に、センサ部330が初めて吸引動作を検知したときを起点として、繰り返し計測されてもよい。そのような構成により、制御部340は、センサ部330の状態が非通常状態になったことを、漏れなく検知することができる。それに加えて、時間計測部341の起動時間を必要最低限に抑えることができるので、省エネルギー化を実現できる。
図7は、制御部340がセンサ部330の状態を非通常状態であると検知する第4の例を説明する図である。第4の例では、制御部340が、所定時間内におけるセンサ部330による吸引動作の検知回数に基づき、センサ部330の状態を非通常状態であると検知する。
制御部340は、吸引動作を検知する出力をセンサ部330から取得し、当該出力に紐づく時間の情報を時間計測部341から取得する。そして、制御部340は、当該出力と時間の情報とに基づき、所定時間Tb(例えば、50秒)内におけるセンサ部330が吸引動作を検知した回数を算出する。
そして、制御部340は、所定時間Tb内におけるセンサ部330が吸引動作を検知した回数がN回(例えば、40回)以上であるか否かに基づいて、センサ部330の状態が通常状態であるか非通常状態であるか否かを判定する。制御部340は、所定時間Tb内におけるセンサ部330が吸引動作を検知した回数がN回未満である場合に、センサ330の状態が通常状態であると判定し、所定時間Tb内におけるセンサ部330が吸引動作を検知した回数がN回以上である場合に、センサ330の状態が非通常状態であると判定する。なお、所定時間Tbは、例えば、前述したTaと同じ方法で繰り返し計測される。そのような構成により、制御部340は、センサ部330の状態が非通常状態になったことを、漏れなく検知することができる。それに加えて、時間計測部341の起動時間を必要最低限に抑えることができるので、省エネルギー化を実現できる。
ここで、第1の例では、吸引動作のインターバルが短く、負荷130が高温の状態で維持され続けるので、供給部120が負荷130に供給するために貯留部110から吸い上げ保持しているエアロゾル源が、加熱され続けることが想定される。したがって、当該エアロゾル源が枯渇すること、すなわち、エアロゾルが徐々に生成されなくなることが想定される。
第2の例では、吸引動作の継続時間が短く、負荷130が十分に温まらないので、負荷130によってエアロゾルが生成されないことが想定される。
第3の例および第4の例では、負荷130によるエアロゾル源の過度な加熱がなされるので、供給部120が負荷130に供給するために貯留部110から吸い上げ保持しているエアロゾル源が、枯渇することが想定される。したがって、エアロゾルが徐々に生成されなくなることが想定される。なお、センサ部330の状態が通常状態の場合には、負荷130によるエアロゾル源の過度な加熱がなされないので、供給部120が保持しているエアロゾル源は枯渇しないことが想定される。
第1〜第4の例に示されるセンサ部330の挙動は、ユーザによるエアロゾル生成装置1の通常使用時には、生じ難い挙動である。すなわち、第1〜第4の例においてセンサ部330が検知した吸引動作は、ユーザによる吸引動作ではなく、センサ部330の不具合に起因する吸引動作である。言い換えれば、第1〜第4の例においてセンサ部330が検知した吸引動作は、不具合が生じたセンサ部330が自ら生じさせ検知した吸引動作である。したがって、前述した第1〜第4の例に示される挙動を示したセンサ部330には、不具合が生じたと判断される。
以上のことから、制御部340がセンサ部330の状態が通常状態と判定するセンサ部330からの出力値と、制御部340がセンサ部330の状態が非通常状態と判定するセンサ部330からの出力値とは異なる値といえる。
なお、制御部340は、電源ボタン310が押下されエアロゾル生成装置1が休止状態から活動状態に遷移した後に、常時、前述したセンサ部330の状態が通常状態および非通常状態のいずれの状態であるかを検知する処理(以下、「状態検知処理」という)を実行する。その一方で、制御部340は、電源ボタン310が押下され電源ユニット300が活動状態から休止状態に遷移した場合に、状態検知処理を行わない。なお、状態検知処理の詳細については後述する。
記憶部350は、例えば、不揮発性のメモリである。記憶部350には、エアロゾル生成装置1を動作させるための各種データやプログラムが記憶されている。記憶部350には、例えば、状態検知処理を実行するためのプログラム(又はファームウェア)が記憶されている。
また、記憶部350には、制御部340がセンサ部330の状態が非通常状態であると検知した場合に、当該非通常状態に関する情報が記憶される。具体的には、記憶部350には、センサ部330に生じた不具合の内容が記憶される。
さらに、記憶部350には、制御部340がセンサ部330の状態が非通常状態であることを検知した回数(以下、「検知回数」という)と、エアロゾル生成装置1の休止状態から活動状態への遷移を制限する値である制限閾値とが記憶される。当該検知回数および制限閾値の詳細は後述される。
通知部360は、例えば、発光ダイオードである。通知部360は、制御部340の制御に基づいて発光する。例えば、制御部340がセンサ部330の状態が非通常状態であると検知した場合に、通知部360は、制御部340の制御に基づき発光する。なお、通知部360の発光色は、寒色(青色)系統の色、暖色(赤色)系統の色などが考えられ、特に限定されない。
また、通知部360は、例えば、電源ユニット300の上流端部の周方向に沿って設けられ、当該端部全体が発光するように設置されてもよい。また、例えば、通知部360は、電源ボタン310の周方向に沿って設けられ、電源ボタン310の周囲が発光するように設置されてもよい。
次に、状態検知処理についてより詳細に説明する。図8は、制御部340が実行する状態検知処理を説明する一例を示すフローチャートである。
制御部340は、エアロゾル生成装置1の状態が休止状態の場合に、電源ボタン310が押下されたか否かを判定する(ST101)。電源ボタン310が押下されていないと判定した場合(ST101:NO)に、再度ステップST101の処理が実行される。つまり、電源ボタン310が押下されるまで、エアロゾル吸引装置1の状態は休止状態である。
電源ボタン310が押下されたと判定した場合(ST101:YES)に、制御部340は、エアロゾル生成装置1の状態を休止状態から活動状態に遷移させる(ST102)。
そして、制御部340は、前述したように、前回の吸引動作と今回の吸引動作とのインターバルt1が、閾値時間T1以下であるか否かに基づいて、センサ330の状態が通常状態であるか非通常状態であるか否かを判定する(ST103)。
インターバルt1が閾値時間T1を超える場合に(ST103:NO)、制御部340は、前述したように、一の吸引動作の継続時間t2が閾値時間T2以下であるか否かに基づいて、センサ330の状態が通常状態であるか非通常状態であるか否かを判定する(ST104)。
一の吸引動作の継続時間t2が閾値時間T2を超える場合に(ST104:NO)、制御部340は、前述したように、所定時間Ta内における積算加熱時間t3が閾値時間T3以上であるか否かに基づいて、センサ部330の状態が通常状態であるか非通常状態であるか否かを判定する(ST105)。
所定時間Ta内における積算加熱時間t3が閾値時間T3未満である場合(ST105:NO)に、制御部340は、前述したように、所定時間Tb内におけるセンサ部330が吸引動作を検知した回数がN回以上であるか否かに基づいて、センサ部330の状態が通常状態であるか非通常状態であるか否かを判定する(ST106)。
所定時間Tb内におけるセンサ部330が吸引動作を検知した回数がN回未満である場合(ST106:NO)に、再度ST103以降の処理が実行される。したがって、エアロゾル生成装置1の状態が活動状態の場合に、センサ部330の状態が非通常状態か否かを判定する処理が、常時行われることになる。
ここで、インターバルt1が閾値時間T1以下の場合(ST103:YES)、一の吸引動作の継続時間t2が閾値時間T2以下の場合(ST104:YES)、所定時間Ta内における積算加熱時間t3が閾値時間T3以上の場合(ST105:YES)、または所定時間Tb内におけるセンサ部330が吸引動作を検知した回数がN回以上である場合(ST106:YES)に、すなわち、センサ部330の状態が非通常状態であると判定された場合に、制御部340は、記憶部350に、ST103〜ST106のうちいずれの処理で、センサ330の状態が非通常状態であると検知したかを記憶させる(ST107)。言い換えると、制御部340は、記憶部350に、センサ部330に生じた不具合の内容(非通常状態の内容)を記憶させる。このように、記憶部350に不具合の内容を記憶させることで、後日、エアロゾル生成装置1修理をするときに、特殊な検査をせずとも不具合の内容を容易に把握することができるので、修理に要する工数を大幅に削減することができる。
そして、制御部340は、通知部360を動作させる(ST108)。具体的には、制御部340は、通知部360を発光させる。これにより、エアロゾル生成装置1を使用しているユーザ等に、センサ部330に不具合が生じたことを通知することができる。
また、制御部340は、エアロゾル生成装置1を活動状態から休止状態に遷移させる(ST109)。このように、センサ部330に不具合が生じた場合に、エアロゾル吸引装置1の状態をエアロゾルが生成されない休止状態に遷移させることで、エアロゾルが正常に生成され得ないのにもかかわらず、エアロゾル生成装置1の各部に電力が供給されることを防ぐことができる。すなわち、電力の浪費を防ぐことができる。
以上のように、本実施形態におけるエアロゾル生成装置1では、制御部340は、センサ部330からの吸引動作を検知する出力と、時間計測部341からの当該出力に紐づけられた時間の情報とに基づき、センサ部330の状態が通常状態および非通常状態のいずれであるかを検知する。具体的には、制御部340は、当該出力および当該時間の情報に基づき算出した吸引動作のインターバル、一の吸引動作の継続時間、所定時間における負荷130の積算加熱時間、および所定時間における吸引動作の回数のうち少なくとも一つが、所定の条件を満たした場合に、センサ部330の状態が非通常状態であると検知する。したがって、本実施形態におけるエアロゾル生成装置1においては、センサにおける不具合の発生を検知することができる。
また、本実施形態によれば、センサに不具合が発生した場合に、当該不具合を検知することができるので、例えば、ユーザが吸引動作をしていないときに、エアロゾル生成装置でアロゾル源が霧化され、エアロゾル源が浪費される事態を防ぐことができる。すなわち、本実施形態におけるエアロゾル生成装置は、省資源および省エネルギー効果を奏する。
また、本実施形態では、制御部340が実行する状態検知処理は、図8に示される例で説明されたが、これに限定されない。例えば、制御部340が実行する状態検知処理は、図9に示される例であっても良い。
図9に示されるフローチャートは、図8に示されるフローチャートと比較して、ST201〜ST203が追加される点と、ST109の後に、再度ST101の処理が実行される点とで相違する。なお、ST203は、制御部340が、記憶部350に、センサ部330の状態が非通常状態であると検知した回数(検知回数)を記憶させる処理である。
以下、ST203の処理が、既に複数回行われているものとして、すなわち、センサ部330の状態が非通常状態であると、制御部340に複数回検知されているものとして、前述した相違点を中心に図9に示されるフローチャートを説明する。
図9に示されるフローチャートでは、制御部340がセンサ部330の状態が非通常状態であると検知した場合(ST103、ST104、ST105およびST106のいずれかでYES)に、ST107と、ST203と、ST105〜106との処理を経て、再度ST101の処理が実行される。したがって、図9に示されるフローチャートでは、ST203の処理が複数回行われ得る。よって、記憶部340に記憶されている検知回数が更新され得ることが想定されている。
制御部340は、ST101において再び電源ボタン310が押下された場合(ST101:YES)に、記憶部350に記憶されている情報を読み込む(ST201)。具体的には、制御部340は、検知回数と、エアロゾル生成装置1の休止状態から活動状態への遷移を制限する閾値である制限閾値とを読み込む。
そして、制御部340は、検知回数が、制限閾値未満であるか否かを判定する(ST202)。検知回数が制限閾値未満であれば(ST202:YES)、ST102以降の処理が実行される。例えば、検知回数が2で、制限閾値が3であった場合に、ST102以降の処理が実行される。
その一方で、検知回数が制限閾値以上であれば(ST202:NO)、処理は終了する。例えば、検知回数が3で制限閾値が3であった場合に、処理は終了する。すなわち、エアロゾル生成装置1の状態は、今後、休止状態から活動状態に遷移しない。このように、検知回数と制限閾値との比較に基づき、エアロゾル生成装置1の状態の遷移を制御する理由は、次の通りである。
貯留部110から漏れ出たエアロゾル源に濡れることで、センサ部330が一時的に誤作動してしまう場合がある。具体的には、センサ部330におけるダイヤフラムが、エアロゾル源に濡れることにより正常に振動しなくなってしまい、センサ部330が誤動作してしまうことがある。そして、制御部340が、当該誤作動に基づいて、センサ部330の状態が非通常状態だと検知する場合がある。ダイヤフラムは、エアロゾル源による濡れが乾燥等により解消されると、正常に振動する状態に戻ることが多い。すなわち、エアロゾル源に濡れることによる誤作動は、当該濡れが乾燥すれば解消されることが多い。
そのようなことを踏まえ、検知回数が制限閾値未満である場合には、センサ部330の非通常状態は、エアロゾル源の濡れによる一時的な誤作動に起因するとみなされ、電源ボタン310が押下されると、再び活動状態に遷移するよう構成される。
その一方で、検知回数が閾値以上に達した場合には、センサ部330の非通常状態は、恒久的な不具合に起因すると見なされ、再度、エアロゾル生成装置1が休止状態から活動状態に遷移することはない。
したがって、図9に示される検知処理のフローチャートでは、センサ部330の非通常状態について、その非通常状態がエアロゾル源の漏れに起因する一時的なものであるのか、または短絡等の恒久的なものであるのかを判別し、エアロゾル生成装置1の状態遷移を制御している。したがって、エアロゾル生成装置1に恒久的な不具合が生じていないのにも関わらず、エアロゾル生成装置1を使用できない状態にすることがないので、エアロゾル生成装置1の使用に関する利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、エアロゾル生成装置1は、ユーザの吸引動作に応じてエアロゾルを生成する場合で説明されたが、これに限定されない。例えば、エアロゾル生成装置1は、ユーザの吸引動作に応じて不可視の蒸気を生成する構成であってもよい。このように構成しても、上記実施形態と同様な効果を奏することができる。
また、本実施形態では、通知部360は、制御部340の制御に従い発光する場合で説明されたが、これに限定されない。例えば、通知部360は、制御部340がセンサ部330の非通常状態を検知した場合に、所定の振動パターンで振動する構成であってもよいし、所定の音を出力する構成であってもよい。また、通知部360は、それらを組み合わせた通知をしてもよい。具体的には、例えば、通知部360は、光と振動とを組み合わせた通知をしても良いし、光と振動と音とを組み合わせた通知をしても良い。
この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。さらに、異なる実施形態の構成を組み合わせてもよい。
1…エアロゾル生成装置、100…カートリッジユニット、110…貯留部、120…供給部、130…負荷、140…霧化部、200…カプセルユニット、210…香味源、300…電源ユニット、310…電源ボタン、320…電源部、330…センサ部、340…制御部、341…時間計測部、350…記憶部、360…通知部、AR…空気の流路
本発明のエアロゾル生成装置の電源ユニットは、前記電源ユニットが活動状態時に、エアロゾル生成要求を検知するセンサと、前記エアロゾル生成要求を検知したセンサからの出力値に基づいて、前記センサが通常状態および非通常状態のいずれの状態であるか判定する制御部とを備え、前記制御部は、前記非通常状態を検知した場合に、前記活動状態に再度遷移し得る休止状態に前記電源ユニットを遷移させる。
また、前記制御部は、前記センサが遷移した非通常状態がエアロゾル源の漏れに起因する状態であった場合に、前記電源ユニットを休止状態から再度活動状態に遷移させ得る。
前記制御部は、前記電源ユニットが活動状態時に、前記センサの状態が前記通常状態および前記非通常状態のいずれの状態であるかを検知する処理をおこなうようにして
もよい。
本発明のエアロゾル生成装置の電源ユニットの制御方法は、前記電源ユニットが活動状態時に、エアロゾル生成要求を検知するステップと、前記エアロゾル生成要求を検知したセンサからの出力値に基づいて、前記センサの状態が通常状態および非通常状態のいずれの状態であるか判定するステップと、前記非通常状態を検知した場合に、前記活動状態に再度遷移し得る休止状態に前記電源ユニットを遷移させるステップとを含む。
本発明のエアロゾル生成装置の電源ユニット用プログラムは、コンピュータに、前記電源ユニットが活動状態時に、エアロゾル生成要求を検知する処理と、前記エアロゾル生成要求を検知したセンサからの出力値に基づいて、前記センサの状態が通常状態および非通常状態のいずれの状態であるか判定する処理と、前記非通常状態を検知した場合に、前記活動状態に再度遷移し得る休止状態に前記電源ユニットを遷移させる処理とを実行させる。

Claims (18)

  1. エアロゾル生成要求を検知するセンサと、
    前記エアロゾル生成要求を検知したセンサからの出力値に基づいて、前記センサが通常状態および非通常状態のいずれの状態であるか判定する制御部と、
    を備えることを特徴としたエアロゾル生成装置の電源ユニット。
  2. 前記制御部が前記通常状態と判定する前記センサからの出力値と、前記制御部が前記非通常状態と判定する前記センサからの出力値とは異なる値である
    請求項1に記載されたエアロゾル生成装置の電源ユニット。
  3. 前記制御部が前記非通常状態と判定する前記センサからの出力値は、前記エアロゾル生成装置のユーザによるエアロゾル生成要求に起因しない値である
    請求項1または2に記載されたエアロゾル生成装置の電源ユニット。
  4. 前記制御部が前記非通常状態と判定する前記センサからの出力値は、前記センサが自ら生じさせ検知したエアロゾル生成要求に起因する値である
    請求項3に記載されたエアロゾル生成装置の電源ユニット。
  5. 前記非通常状態とは、前記電源ユニットから電力の供給を受ける霧化部によってエアロゾル源が霧化されない場合、または前記霧化部にエアロゾル源を供給する供給部が保持するエアロゾル源が枯渇するように前記霧化部がエアロゾル源を霧化する場合に、前記制御部に判定される状態である
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載されたエアロゾル生成装置の電源ユニット。
  6. 前記通常状態とは、前記電源ユニットから電力の供給を受ける霧化部が、前記霧化部にエアロゾル源を供給する供給部が保持するエアロゾル源が枯渇しないように当該エアロゾル源を霧化する場合に、前記制御部に判定される状態である
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載されたエアロゾル生成装置の電源ユニット。
  7. 前記制御部は、前記センサが或るエアロゾル生成要求を検知してから次のエアロゾル生成要求を検知するまでの時間間隔が所定の閾値以下の場合に、前記センサの状態が非通常状態であると判定する
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載されたエアロゾル生成装置の電源ユニット。
  8. 前記制御部は、前記センサが検知したエアロゾル生成要求の継続時間が所定の閾値以下の場合に、前記センサの状態が非通常状態であると判定する
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載されたエアロゾル生成装置の電源ユニット。
  9. 前記制御部は、所定時間内において前記センサがエアロゾル生成要求を検知した合計時間が所定の閾値以上の場合に、前記センサの状態が非通常状態であると判定する
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載されたエアロゾル生成装置の電源ユニット。
  10. 前記制御部は、所定時間内において前記センサが検知したエアロゾル生成要求の回数が所定の閾値以上の場合に、前記センサの状態が非通常状態であると判定する
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載されたエアロゾル生成装置の電源ユニット。
  11. 通知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記センサの状態が非通常状態であると判定した場合に、前記通知部に前記センサの状態が非通常状態である旨を通知させる
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載されたエアロゾル生成装置の電源ユニット。
  12. 前記制御部は、前記センサの状態が非通常状態であると判定した場合に、前記電源ユニットを活動状態から休止状態に遷移させる
    請求項1乃至11のいずれか一項に記載されたエアロゾル生成装置の電源ユニット。
  13. 記憶部をさらに備え、
    前記記憶部には、前記制御部が前記非通常状態を検知した回数を示す情報が記憶される
    請求項1乃至12のいずれか一項に記載されたエアロゾル生成装置の電源ユニット。
  14. 前記記憶部には、さらに、前記制御部が検知した前記非通常状態の内容を示す情報が記憶される
    請求項13に記載されたエアロゾル生成装置の電源ユニット。
  15. 前記制御部は、前記電源ユニットを活動状態に遷移させる指示を検知したときに、前記回数が所定の閾値以上である場合には前記電源ユニットを活動状態に遷移させず、前記回数が所定の閾値未満である場合には前記電源ユニットを活動状態に遷移させる
    請求項13または14に記載されたエアロゾル生成装置の電源ユニット。
  16. 前記センサは、前記電源ユニットが活動状態時に、前記第1のセンサの状態が前記通常状態および前記非通常状態のいずれの状態であるかを検知する処理をおこなう
    請求項1乃至15に記載されたエアロゾル生成装置の電源ユニット。
  17. エアロゾル生成要求を検知するステップと
    前記エアロゾル生成要求を検知したセンサからの出力値に基づいて、前記センサの状態が通常状態および非通常状態のいずれの状態であるか判定するステップと
    を含むエアロゾル生成装置の電源ユニットの制御方法。
  18. コンピュータに、
    エアロゾル生成要求を検知する処理と、
    前記エアロゾル生成要求を検知したセンサからの出力値に基づいて、前記センサの状態が通常状態および非通常状態のいずれの状態であるか判定する処理と
    を実行させるためのエアロゾル生成装置の電源ユニット用プログラム。
JP2018203939A 2018-10-30 2018-10-30 エアロゾル生成装置の電源ユニット、エアロゾル生成装置の電源ユニットの制御方法、およびエアロゾル生成装置の電源ユニット用プログラム Active JP6550519B1 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018203939A JP6550519B1 (ja) 2018-10-30 2018-10-30 エアロゾル生成装置の電源ユニット、エアロゾル生成装置の電源ユニットの制御方法、およびエアロゾル生成装置の電源ユニット用プログラム
EP19879687.2A EP3874981A4 (en) 2018-10-30 2019-10-08 POWER SUPPLY UNIT OF AEROSOL GENERATING DEVICE, METHOD FOR CONTROLLING POWER SUPPLY UNIT OF AEROSOL GENERATING DEVICE, AND PROGRAM FOR POWER SUPPLY UNIT OF AEROSOL GENERATING DEVICE 'AEROSOL
PCT/JP2019/039606 WO2020090375A1 (ja) 2018-10-30 2019-10-08 エアロゾル生成装置の電源ユニット、エアロゾル生成装置の電源ユニットの制御方法、およびエアロゾル生成装置の電源ユニット用プログラム
TW108137477A TW202033117A (zh) 2018-10-30 2019-10-17 霧氣生成裝置的電源單元、霧氣生成裝置的電源單元的控制方法及霧氣生成裝置的電源單元用程式
US17/236,641 US12022881B2 (en) 2018-10-30 2021-04-21 Aerosol generation device provided with control unit for detection of abnormal state of sensor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018203939A JP6550519B1 (ja) 2018-10-30 2018-10-30 エアロゾル生成装置の電源ユニット、エアロゾル生成装置の電源ユニットの制御方法、およびエアロゾル生成装置の電源ユニット用プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6550519B1 JP6550519B1 (ja) 2019-07-24
JP2020068689A true JP2020068689A (ja) 2020-05-07

Family

ID=67390339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018203939A Active JP6550519B1 (ja) 2018-10-30 2018-10-30 エアロゾル生成装置の電源ユニット、エアロゾル生成装置の電源ユニットの制御方法、およびエアロゾル生成装置の電源ユニット用プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6550519B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023020594A1 (zh) * 2021-08-20 2023-02-23 深圳市合元科技有限公司 气溶胶生成装置
WO2023030412A1 (zh) * 2021-09-02 2023-03-09 深圳市合元科技有限公司 气溶胶生成装置
WO2024057370A1 (ja) * 2022-09-12 2024-03-21 日本たばこ産業株式会社 カバー、エアロゾル生成装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023188101A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 日本たばこ産業株式会社 エアロゾル生成装置、制御方法、及びプログラム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0962915A (ja) * 1995-08-23 1997-03-07 Fuji Electric Co Ltd チェーンエレベータ式自動販売機の異常検知方法
JP2002196948A (ja) * 2000-12-26 2002-07-12 Nec Corp 演算制御装置
JP2006061178A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Fuji Photo Film Co Ltd 医療用装置
JP2009537120A (ja) * 2006-05-16 2009-10-29 ホン、リック エミュレーションエアロゾル吸入器
JP2011085342A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Corona Corp 燃焼機器
JP2018509139A (ja) * 2015-01-29 2018-04-05 アール・エイ・アイ・ストラテジック・ホールディングス・インコーポレイテッド エアロゾル送達デバイスのための近接検知
JP2018527904A (ja) * 2015-07-24 2018-09-27 アール・エイ・アイ・ストラテジック・ホールディングス・インコーポレイテッド エアロゾル送達デバイスのためのトリガベースの無線ブロードキャスティング

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0962915A (ja) * 1995-08-23 1997-03-07 Fuji Electric Co Ltd チェーンエレベータ式自動販売機の異常検知方法
JP2002196948A (ja) * 2000-12-26 2002-07-12 Nec Corp 演算制御装置
JP2006061178A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Fuji Photo Film Co Ltd 医療用装置
JP2009537120A (ja) * 2006-05-16 2009-10-29 ホン、リック エミュレーションエアロゾル吸入器
JP2011085342A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Corona Corp 燃焼機器
JP2018509139A (ja) * 2015-01-29 2018-04-05 アール・エイ・アイ・ストラテジック・ホールディングス・インコーポレイテッド エアロゾル送達デバイスのための近接検知
JP2018527904A (ja) * 2015-07-24 2018-09-27 アール・エイ・アイ・ストラテジック・ホールディングス・インコーポレイテッド エアロゾル送達デバイスのためのトリガベースの無線ブロードキャスティング

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023020594A1 (zh) * 2021-08-20 2023-02-23 深圳市合元科技有限公司 气溶胶生成装置
WO2023030412A1 (zh) * 2021-09-02 2023-03-09 深圳市合元科技有限公司 气溶胶生成装置
WO2024057370A1 (ja) * 2022-09-12 2024-03-21 日本たばこ産業株式会社 カバー、エアロゾル生成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6550519B1 (ja) 2019-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020068689A (ja) エアロゾル生成装置の電源ユニット、エアロゾル生成装置の電源ユニットの制御方法、およびエアロゾル生成装置の電源ユニット用プログラム
JP6522220B1 (ja) エアロゾル生成装置の電源ユニット、エアロゾル生成装置の電源ユニットの制御方法、およびエアロゾル生成装置の電源ユニット用プログラム
JP6636117B1 (ja) エアロゾル生成装置の電源ユニット、エアロゾル生成装置の電源ユニットの制御方法、およびエアロゾル生成装置の電源ユニット用プログラム
TWI707516B (zh) 電池單元、香味吸嚐器、控制電池單元的方法及程式
TWI702917B (zh) 電池單元、香味吸嚐器、控制電池單元的方法及程式產品
TWI661784B (zh) 非燃燒型香味吸嘗器、方法、程式及記錄媒體
EP3646742B1 (en) Power supply unit for aerosol inhaler and control method of the same
US11445761B2 (en) Method for controlling the output power of a power supply of electronic cigarette and electronic cigarette
US20210084985A1 (en) Power-supply unit, and flavor generating device, method and program
JP2019500896A (ja) 自己起動式電気ヒーターを備えたエアロゾル発生システム
US20220095691A1 (en) Power supply unit for aerosol generation device, and aerosol generation device
JP2021136992A (ja) エアロゾル吸引器の電源ユニット及びエアロゾル吸引器
WO2020090374A1 (ja) エアロゾル生成装置の電源ユニット、エアロゾル生成装置の電源ユニットの制御方法、およびエアロゾル生成装置の電源ユニット用プログラム
JP7480407B2 (ja) エアロゾル生成装置の電源ユニット、制御方法、プログラム、および、吸引器の電源ユニット
WO2020208868A1 (ja) エアロゾル吸引器用の制御装置、エアロゾル吸引器の制御方法、プログラム及びエアロゾル吸引器
CN112353009A (zh) 气溶胶雾化装置、雾化控制方法、控制装置和存储介质
WO2020090375A1 (ja) エアロゾル生成装置の電源ユニット、エアロゾル生成装置の電源ユニットの制御方法、およびエアロゾル生成装置の電源ユニット用プログラム
US12022881B2 (en) Aerosol generation device provided with control unit for detection of abnormal state of sensor
WO2020208870A1 (ja) エアロゾル吸引器用の制御装置、エアロゾル吸引器の制御方法、プログラム及びエアロゾル吸引器
JP2020068761A (ja) エアロゾル吸引器用の電源ユニット、その制御方法及び制御プログラム
JP2020171253A (ja) エアロゾル吸引器用の制御装置、エアロゾル吸引器の制御方法、プログラム及びエアロゾル吸引器
WO2023188098A1 (ja) エアロゾル生成装置、制御方法、及びプログラム
WO2024055728A1 (zh) 气溶胶生成设备及其控制方法、控制装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181030

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20181030

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20181119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190701

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6550519

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250