JP2020067945A - 情報取得装置、情報媒体、情報取得方法及び情報取得プログラム - Google Patents

情報取得装置、情報媒体、情報取得方法及び情報取得プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より正確な三次元情報の読み取りを可能にする情報取得システム等の提供。【解決手段】情報取得装置は、情報媒体を構成する記憶領域に窪みが形成されている場合に前記窪みによる影を前記記憶領域の表面に生じさせる照明を行う照明部と、前記記憶領域の撮影を行う撮影部と、前記撮影により得られた画像情報から前記影の有無に対応するデータである第一データを出力する処理部とを備える。【選択図】 図2

Description

本発明は三次元データを取得する方法に関する。
近年、IoT、ビッグデータ、AI等の技術進展により、紙等の物の表面に設置した情報を格納するコードからなる模様等から情報を得る機会が増えている。ここで、IoTは、Internet of Thingsの略である。また、AIは、Artificial Intelligenceの略である。
そのような情報を読み取る方法としては、一般的には、QR(キューアール)コード等の、二次元に配置されたコードに情報を格納し、格納した情報を光学的手法によって読み取る方法が用いられている。
そのような二次元コードにおいて、格納する情報の量を増やすために、コードをカラー化し、色ごとの情報を読み取る方法が知られている。
また、さらに格納する情報の量を増やすために、コードを三次元配置した三次元コードが開示されている。例えば、特許文献1は、少なくとも二つの異なる位置から照射した光によって生じた影の形、長さに基づいて三次元コードの情報を読み取る方法を開示する。
また、特許文献2は、マトリクス状に区画された複数のセルを有する2次元バーコードにおいて、複数の色を用いて前記セルを塗り潰すことにより、1つのセルに対して3ビット分の情報を割り当てた2次元バーコードを開示する。
また、特許文献3は、アンテナ構造と、アンテナ構造に結合されるレーダ送受信機と、レーダ送受信機に結合される3次元コードリーダとを備え、複数のコードを読み出す装置を開示する。
特開2014−044647号公報 特開2005−284412号公報 特許第6310101号公報
しかしながら、特許文献1が開示する三次元コードは、コードが凸状であるため、コードの影が隣のコードに被る場合がある。そのため、特許文献1が開示する三次元コードは、正確な影の読み取りが不正確な場合がある。
本発明は、より正確な三次元情報の読み取りを可能にする情報取得システム等の提供を目的とする。
本発明の情報取得装置は、情報媒体を構成する記憶領域に窪みが形成されている場合に前記窪みによる影を前記記憶領域の表面に生じさせる照明を行う照明部と、前記記憶領域の撮影を行う撮影部と、前記撮影により得られた画像情報から前記影の有無に対応するデータである第一データを出力する処理部とを備える。
本発明の情報取得システム等は、より正確な三次元情報の読み取りを可能にする。
第一実施形態の情報取得システムの構成例を表す概念図である。 情報媒体の構成例を表す概念図である。 記憶領域が複数の色のうちのいずれかにより着色されている情報媒体の構成例を表す概念図である。 撮影装置の構成例を表す概念図である。 情報媒体における影の様子を表すイメージ図である。 情報媒体に格納された消灯時情報を前記消灯時画像情報から取得する動作の例を表すイメージ図である。 記憶領域が複数の色のうちのいずれかにより着色されている情報媒体に格納された消灯時情報を前記消灯時画像情報から取得する動作の例を表すイメージ図である。 情報媒体に格納された照明時情報を照明時画像情報から取得する動作の例を表すイメージ図である。 処理部が行う処理の例を表す概念図である。 S109の処理の例を表す概念図である。 S203の処理を置き換える処理の例を表す概念図である。 S208の処理を置き換える処理の例を表す概念図である。 S211乃至S213の処理を置き換える処理の例を表す概念図である。 S214乃至S216の処理を置き換える処理の例を表す概念図である。 S110の処理の例を表す概念図である。 第二実施形態の情報媒体の構成例を表す概念図である。 情報媒体における影の様子を表すイメージ図である。 窪みの深さレベルと影の様子との関係を表すイメージ図である。 図15に表す処理を置き換える処理の処理フロー例を表す概念図である。 実施形態の情報取得装置の最小限の構成を表すブロック図である。
<第一実施形態>
第一実施形態は、情報媒体の記憶領域が窪みを有するか否かにより生じる影の有無を検出することにより、より多くのデータの情報媒体への格納と読み出しを可能にする情報取得システムに関する実施形態である。
[構成と動作]
図1は、第一実施形態の情報取得システムの例である情報取得システム501の構成を表す概念図である。
情報取得システム501は、情報媒体101と情報取得装置201とを備える。
情報媒体101は三次元のコードの一種である。
情報媒体101は、例えば、図示しない物等(以下、「対象物等」という。)に設置又は固定して使用される。その場合、情報媒体101に格納された情報は、例えば、当該対象物等についてのものである。当該情報は、例えば、対象物等の識別情報である。情報媒体101の下面は、当該取付けのための図示しない粘着部や取付け部を備えても構わない。また、前記対象物等の形状や材質は任意である。前記対象物等は、例えば、紙面、部品、機械、工具、商品、自動車、動物、人等であっても構わない。
情報媒体101は、情報を保持する記憶領域を複数備えている。各記憶領域は、二値(二段階の値)以上の値で表される情報を格納する。情報媒体101が保持する情報は、各記憶領域が保持する情報の順列により表される。
前記記憶領域には、窪みがあるものとないものとがある。窪みがあるものとないものとは、窪みの有無により、異なる情報を保持する。各記憶領域は、表面が着色されている場合がある。その場合、当該着色の有無や当該着色の種類は、異なる情報を表す。各記憶領域は、窪みの有無により、前記着色による情報の二倍の情報を保持し得る。なお、着色が無いことは、白色に着色されていることと同義であるとする。
なお、情報媒体101の例は、図2及び図3を参照して後述される。
情報取得装置201は、情報媒体101に格納された情報を読み出すための装置である。
情報取得装置201は、撮影装置301と処理装置401とを備える。
撮影装置301は、照明部326と撮影部311とを備える。
照明部326は、処理装置401からの指示に従い、情報媒体101の前述の窪みに照明部326による照明が直接当たらない部分である影が生じるように、斜めに、情報媒体101を照明する。当該影が生じるようにするために、当該照明の照射角度は、各窪みの斜面(底面の周囲の部分)の傾斜角度よりも浅い角度とする。前記影は、照明光が直接当たる部分と比較して、当該照明光の反射に係る反射光量が相対的に有意に少ない部分である。
前記照明は、平行光により近い光によるものであることが好ましい。その理由は、一つには、前記照明が平行光により近い光によるものである方が、前記影がより鮮明になるためである。前記理由は、二つには、前記照明が平行光に近い光による方が、記憶領域の位置が異なっても前記影のでき方がより均一になるためである。
前記照明は、また、撮影部311における情報媒体101の撮影が良好に行われる限度において、より長い波長の光によるものであることが好ましい。その理由は、前記照明がより長い波長の光による場合は、情報媒体101において照明される部分と前記影が生じる部分との境における光の散乱が少なくなり、前記影の輪郭がより鮮明になるためである。
撮影部311は、処理装置401からの指示に従い、情報媒体101を撮影する。撮影部311は、前記撮影により得られた画像情報を処理装置401へ送付する。
処理装置401は、記憶部406と、処理部411と、出力部416とを備える。
処理部411は、外部からの入力情報等により情報媒体101が保持する情報の読み出しを行う場合は、照明部326に照明を行わせない状態で、撮影部311に情報媒体101の撮影(消灯時撮影)を行わせる。以下、「消灯時撮影」は、照明部326による照明が行われない状態で行われる撮影をいうこととする。なお、以下において「消灯」は照明部326による照明が行われていないことをいい、照明部326以外のものによる照明は行われても構わないものとする。
この状態では、情報媒体101の前記記憶領域の各々は環境光により照明されている。そして、当該環境光による照明は情報媒体101の前記窪みには顕著な影を生じさせないものであるものとする。
処理部411は、撮影部311に前記消灯時撮影を行わせた場合は、撮影部311から送付された前記消灯時撮影により得られた画像情報である消灯時画像情報を、記憶部406に保持させる。前記消灯時画像情報には、前記影の映像情報は含まれていない。
処理部411は、次に、照明部326に照明を行わせる。これにより、情報媒体101の記憶領域に前記窪みがある場合には、前記記憶領域の表面に、前記窪みによる前記影が生じる。
処理部411は、この状態で、撮影部311に、情報媒体101の撮影(照明時撮影)を行わせる。当該照明時撮影は、前記照明が行われている間に行われる撮影をいうこととする。
処理部411は、撮影部311に前記照明時撮影を行わせた場合は、撮影部311から送付された前記照明時撮影により得られた画像情報である照明時画像情報を、記憶部406に保持させる。前記照明時画像情報には、前記影の映像が含まれている。
処理部411は、次に、記憶部406に格納した前記消灯時画像情報に含まれる、各記憶領域が保持するデータである消灯時データの順列である消灯時情報を、例えば、以下に説明する方法により、読み出す。なお、前記消灯時データ及び前記消灯時情報の例は、図6及び図7を参照して後述される。
当該消灯時データが明暗に対応する場合は、処理部411は、例えば、各記憶領域の所定の位置(消灯時データ取得位置)の明るさの程度を表す情報である消灯時明るさ情報に対応する値により、前記消灯時情報を導出する。前記消灯時データ取得位置は、例えば、各記憶領域の中心近傍の位置である。前記消灯時データ取得位置の例は、図6を参照して後述される。
そして、処理部411は、前記消灯時明るさ情報に対応する値が予め定められた閾値を超える場合に、その記憶領域についての前記消灯時データをA値とする。処理部411は、消灯時明るさ情報に対応する値が予め定められた閾値以下の場合に、その前記記憶領域についての消灯時データをB値とする。前記B値は前記A値とは異なる値である。A値及びB値の各々は、例えば、0又は1のいずれかである。
そして、処理部411は、求めた前記消灯時データを、所定の順番に並べ、前記消灯時情報を導出する。当該順番は、例えば、情報媒体101における記憶領域の並びの順である。処理部411は、導出した前記消灯時情報を記憶部406に格納させる。
次に、処理部411は、各記憶領域の照明時データ取得位置の明るさを表す情報である照明時明るさ情報に対応するデータにより、各記憶領域が保持するデータである照明時データの順列である照明時情報を読み出す。ここで、前記照明時データ取得位置は、照明部326による情報媒体101の照明が行われた場合に、前記窪みがあれば前記影が形成される前記記憶領域内の位置をいう。
そして、処理部411は、前記照明時明るさ情報に対応する値が予め定められた閾値を超える場合に、その記憶領域に対応するデータである照明時データをC値とする。処理部411は、照明時明るさ情報に対応する値が予め定められた閾値以下の場合に、その記憶領域に対応する照明時データをD値とする。前記D値は、前記C値と異なる値である。C値及びD値の各々は、例えば、0又は1のいずれかである。
そして、処理部411は、求めた前記照明時データを、所定の順番に並べ、前記照明時情報を導出する。当該順番は、例えば、情報媒体101における記憶領域の並びの順である。
前記照明時データ取得位置、前記照明時データ及び前記照明時情報の例は、図8を参照して後述される。
処理部411は、導出した前記照明時情報を、既に記憶部406に格納させている消灯時情報と組み合わせた組合せ情報を、記憶部406に格納させる。
そして、処理部411は、前記組合せ情報と一致するものを記憶部406が予め保持しているかについての判定を行う。当該判定は、例えば、情報媒体101が保持する前記組合せの認証のために行われるものである。
処理部411は、前記組合せ情報と一致するものを記憶部406が予め保持していることを判定した場合には、その旨を表す情報を、出力部416に出力させる。
記憶部406は、処理部411が以上説明した動作を行うために必要なプログラムやその他情報を予め保持する。
記憶部406は、また、処理部411が指示する情報を格納する。
記憶部406は、また、処理部411が指示する格納情報を読み出し、処理部411へ送付する。
出力部416は、処理部411が指示する情報を出力する。出力部416は、例えば、表示部や情報を外部へ送信する送信部である。
図2は、図1に表す情報媒体101の構成例を表す概念図である。図2(a)は情報媒体101の上面図である。図2(b)は情報媒体を図2(a)に表す線199bに沿って切断した場合を想定した断面図である。図2(c)は情報媒体を図2(a)に表す線199aに沿って切断した場合を想定した断面図である。
情報媒体101は、16個の前記記憶領域である、記憶領域V11乃至V44から構成される。
これらの記憶領域のうち、記憶領域V21、V41、V12、V32、V42、V23、V14及びV34の各々の上面は着色されている。当該着色に係る色は、任意であり、例えば黒色である。各記憶領域は、着色されているか否かにより異なる情報を保持し得る。
また、これらの記憶領域のうち、V11、V21、V41、V32、V33及びV24には、各々、窪みD11、D21、D41、D32、D33及びD24が設けられている。各窪みは、同等の形状と深さとを有する。各記憶領域は、窪みがあるか否かにより異なる情報を保持し得る。
なお、情報媒体101は、例えば、プレス加工や3次元プリンタで製作することが可能である。
図2に表す記憶領域は、着色される場合にその記憶領域の上面の全部が着色されている。しかしながら、記憶領域の上面のうち着色される部分は一部であっても構わない。ただし、当該部分には、前述の消灯時データ取得位置が含まれる。
また、前記記憶領域が複数の色のうちのいずれかにより着色されていても構わない。その場合、各記憶領域は、色の違いにより異なる情報を保持し得る。
図3は、記憶領域が複数の色のうちのいずれかにより着色されている情報媒体101の構成例を表す概念図である。
図3に表す情報媒体101の説明は、以下の説明を除いて、図2に表す情報媒体101の説明と同じである。以下、図3に表す情報媒体101の図2に表す情報媒体101と異なる部分を説明する。なお、図2の説明と図3の説明とが矛盾する場合は、図3の説明を優先する。
図3に表す情報媒体101の記憶領域V21及びV34は赤色に着色されている。また、記憶領域V12、V42及びV14は、黄色に着色されている。また、記憶領域V41、V32及びV23は、青色に着色されている。記憶領域V11、V31、V22、V13、V33、V43、V24及びV44は、白色に着色されている(着色されていない)。
各記憶領域VXYは、着色の有無及び着色の色により異なるデータを保持している。当該データは、例えば、赤色が1、黄色が2、青色が3、白色(無着色)が4である。
なお、図2及び図3には、情報媒体が縦4列横4列の記憶領域からなる例を表したが、実施形態の情報媒体が備える記憶領域の数及び配列の仕方は任意である。
図4は、図1に表す撮影装置301の構成例を表す概念図である。図4(a)は、撮影装置301の上面図である。また、図4(b)は、撮影装置301の図4(a)に表す矢印189aの向きを見た場合を想定する側面図である。また、図4(c)は、撮影装置301を図4(a)に表す線199cに沿って切断した場合を想定する断面図である。
なお、図4においては、撮影装置301と処理装置401との接続関係の図示は省略してある。
図4には、情報媒体101及び対象物等701を併せて表してある。
情報媒体101は、例えば、図2に表す情報媒体101である。
対象物等701は、前述の対象物等の例であり、情報媒体101が設置又は固定されたものである。その場合、情報媒体101に格納された情報は、例えば、対象物等701についてのものである。情報媒体101は、例えば、情報媒体101が保持する情報を添付したい対象物等701に取りつけられる。当該情報は、例えば、対象物等701の識別情報である。情報媒体101の下面は、当該取付けのための図示しない粘着部や取付け部を備えても構わない。
なお、図4に表す対象物等701は直方体であるが、対象物等701の形状は任意である。また、対象物等701の材質も任意である。対象物等701は、例えば、紙面、部品、機械、工具、商品、自動車、動物、人等であっても構わない。
撮影装置301は、図4に表すように、例えば、対象物等701上に設置されて使用される。
撮影装置301は、照明固定具306と、撮影部311と、撮影部固定具316と、ブラケット321と、照明部326とを備える。
ブラケット321は、撮影部311と情報媒体101との、図4(c)に表す上下方向の距離を、撮影部311による情報媒体101の撮影が良好に行われ得るよう保つ。なお、撮影部311と情報媒体101との水平方向(前記上下方向に垂直な方向)の距離を、撮影部311による情報媒体101の撮影が良好に行われるようにするのは、例えば、作業者の目測により行われる。
照明部326は、図1に表す処理装置401の指示に従い、情報媒体101を図4(c)に表す矢印189bの向きに照明する。当該照明により、情報媒体101の所定の記憶領域の表面に前述の影が生じる。当該影の様子の例は、図5を参照して、後述される。
照明固定具306は、照明部326を、ブラケット321に固定する。
撮影部311は、処理装置401からの指示に従い、撮影範囲851を撮影し、当該撮影に係る画像情報を処理装置401へ送付する。当該撮影には、前述の照明時撮影と消灯時撮影とが含まれる。前述のように、前記照明時撮影は、照明部326による照明が行われた状態で行われる撮影である。また、前記消灯時撮影は、照明部326による照明が行われない状態で行われる撮影である。
図5は、図2及び図4に表す情報媒体101が図1及び図4に表す照明部326により照明された場合の前記影の様子を表すイメージ図である。図5においては、前記照明は、図5の左方の上方(図面の手前向き)から情報媒体101に向けて略平行な可視光が照射されるものであることを前提とする。図5に表す情報媒体101においては、窪みが形成されている記憶領域V11、V21、V41、V32、V33及びV24において、各領域の左方部に前記影が形成されている。
図6は、図2に表す情報媒体101に格納された、図6に表す前述の消灯時情報を、前記消灯時画像情報の例である消灯時画像情報601から、図1に表す処理部411が取得する動作例を表すイメージ図である。前記消灯時画像情報は、図1及び図2に表す照明部326による照明が行われない状態で撮影部311による撮影により取得される情報である。
図6に表す各記憶領域の中心近傍に表す黒丸が前記消灯時データ取得位置である。ここでは、前述の消灯時データ取得位置は、図6に表すように各記憶領域の中心近傍であるものとする。前記消灯時データ取得位置は、消灯時画像情報の各記憶領域についての前記消灯時明るさ情報を取得する位置である。また、前記消灯時明るさ情報は、前述のように、消灯時画像情報の各記憶領域の前記消灯時データ取得位置の明るさを表す情報である。
処理部411は、図6に表す消灯時画像情報601から、情報媒体101において記憶領域が形成されている部分のX方向及びY方向の境界を特定する。消灯時画像情報601においては、明るさの違い等により当該境界の特定が可能であることを前提とする。
次に、処理部411は、当該部分の四隅の点である点A乃至Dを特定する。
次に、処理部411は、点A乃至Dで表される当該領域をX方向及びY方向の各々について8分割する。
そして、処理部411は、図6に黒丸で表す座標(点A乃至D以外)で表される前記消灯時データ取得位置についての前記消灯時明るさ情報を取得する。処理部411は、当該消灯時明るさ情報として、消灯時画像情報601に含まれる、前記消灯時データ取得位置の明度情報を用いても構わない。
そして、処理部411は、当該消灯時明るさ情報に対応する値が予め設定された閾値Thを超える場合は、その消灯時データ取得位置が含まれる記憶領域についての前記消灯時データを0とする。ここで、閾値Thは、当該動作のために予め設定された前記消灯時明るさ情報についての閾値である。
一方、処理部411は、当該消灯時明るさ情報に対応する値が予め設定された閾値Th以下の場合は、その消灯時データ取得位置が含まれる記憶領域についてのデータを1とする。
処理部411は、取得した前記消灯時データを、例えば、図の左下の記憶領域V11から順次右方向に進み、四番目の記憶領域になると一つ上の行の記憶領域に進み、さらに、左から右に進むというように並べる。これにより、処理部411は、0101101101001010というデータ列からなる前述の消灯時情報を導出する。
図7は、図3に表す情報媒体101に格納された、図6に表す前述の消灯時情報を、前記消灯時画像情報の例である消灯時画像情報601から、図1に表す処理部411が取得する動作例を表すイメージ図である。
図7の説明は、以下を除いて、図6の説明と同じである。以下、図6の説明と異なる部分を説明する。図7の説明と図6の説明とが矛盾する場合は、図7の説明を優先する。
ここでは、各記憶領域の着色の、赤、青、黄、白(無着色)は、この順に、1、2、3、4のデータを表すことを前提とする。
図1に表す処理部411は、図7に黒丸で表す座標(点A乃至D以外)で表される前記消灯時データ取得位置について、白、赤、黄、青の各々についての前記消灯時明るさ情報を取得する。処理部411は、当該消灯時明るさ情報として、消灯時画像情報601に含まれる、前記消灯時データ取得位置の各色についての明度情報を用いても構わない。
処理部411は、また、赤色についての当該消灯時明るさ情報に対応する値が予め設定された閾値Thrを超える場合は、その消灯時データ取得位置が含まれる記憶領域についての前記消灯時データを1とする。ここで、閾値Thrは、当該動作のために予め設定された赤色についての前記消灯時明るさ情報についての閾値である。
処理部411は、また、青色についての当該消灯時明るさ情報に対応する値が予め設定された閾値Thbを超える場合は、その消灯時データ取得位置が含まれる記憶領域についての前記消灯時データを2とする。ここで、閾値Thbは、当該動作のために予め設定された青色についての前記消灯時明るさ情報についての閾値である。
処理部411は、また、黄色についての当該消灯時明るさ情報に対応する値が予め設定された閾値Thyを超える場合は、その消灯時データ取得位置が含まれる記憶領域についての前記消灯時データを3とする。ここで、閾値Thyは、当該動作のために予め設定された黄色についての前記消灯時明るさ情報についての閾値である。
そして、処理部411は、白色についての前記消灯時明るさ情報に対応する値が予め設定された閾値Thを超える場合は、その消灯時データ取得位置が含まれる記憶領域についての前記消灯時データを4とする。ここで、閾値Thは、当該動作のために予め設定された白色についての前記消灯時明るさ情報についての閾値である。
処理部411は、取得した前記消灯時データを、例えば、図の左下の記憶領域V11から順次右方向に進み、四番目の記憶領域になると一つ上の行の記憶領域に進み、さらに、左から右に進むというように並べる。これにより、処理部411は、4142342342443414というデータ列からなる前述の消灯時情報を導出する。
図8は、情報媒体101に格納された前記照明時情報を、前記照明時画像情報の例である照明時画像情報602から、図1に表す処理部411が取得する動作例を表すイメージ図である。前記照明時画像情報は、図1及び図2に表す照明部326による照明が行われた状態で撮影部311による撮影により取得される情報である。
処理部411は、図8に表す照明時画像情報602から、情報媒体101において記憶領域が形成されている部分のX方向及びY方向の境界を特定する。照明時画像情報602においては、明るさの違い等により当該境界の特定が可能であることを前提とする。
次に、処理部411は、当該部分の四隅の点である点A乃至Dを特定する。
次に、処理部411は、点A乃至Dで表される当該領域をX方向及びY方向の各々について16分割する。
そして、処理部411は、図8に黒丸で表す前記照明時データ取得位置の座標(点A乃至D以外)についての前記照明時明るさ情報を取得する。前記照明時データ取得位置は、照明時画像情報の各記憶領域についての前記照明時明るさ情報を取得する位置である。また、前記照明時明るさ情報は、前述のように、照明時画像情報の各記憶領域の前記照明時データ取得位置についての明るさを表す情報である。
ここでは、これらの座標で表される点は、前記影が形成されている位置である影位置であることを前提とする。処理部411は、前記照明時明るさ情報として、照明時画像情報に含まれる前記照明時データ取得位置の明度情報を用いても構わない。
そして、処理部411は、当該照明時明るさ情報に対応する値が予め設定された閾値Thaを超える場合は、その前記影位置が含まれる記憶領域についての前記照明時データを0とする。また、閾値Thaは、当該動作のために予め設定された前記照明時明るさ情報についての閾値である。
一方、処理部411は、当該照明時明るさ情報に対応する値が予め設定された閾値Tha以下の場合は、その前記影位置が含まれる記憶領域についての前記照明時データを1とする。
処理部411は、取得した前記照明時データを、例えば、図8の左下の記憶領域V11から順次右方向に進み、四番目の記憶領域になると一つ上の行の記憶領域に進み、さらに、左から右に進むというように並べる。これにより、処理部411は、1101001000100100というデータ列からなる前述の照明時情報を導出する。
[処理フロー例]
図9は、図1に表す処理部411が行う処理の処理フロー例を表す概念図である。
処理部411は、例えば、外部からの開始情報の入力により図9に表す処理を開始する。
そして、処理部411は、S101の処理として、照明部326による照明が行われない状態での撮影である前記消灯時撮影の実行を撮影部311に指示する。当該指示により撮影部311は前記消灯時撮影を実行し、前記消灯時撮影により得られた画像情報である消灯時画像情報を処理部411へ送付する。前記消灯時画像情報は、図1及び図2に表す照明部326による照明が行われない状態で撮影部311による撮影により取得される情報である。
次に、処理部411は、S102の処理として、撮影部311から前記消灯時画像情報の送付を受けたかについての判定を行う。
処理部411は、S102の処理による判定結果がyesの場合は、S103の処理を行う。
一方、処理部411は、S102の処理による判定結果がnoの場合は、S102の処理を再度行う。
処理部411は、S103の処理を行う場合は、同処理として、S103の処理により送付を受けたことを判定した前記消灯時画像情報を記憶部406に格納させる。
そして、処理部411は、S104の処理として、照明の実行(点灯)を照明部326に指示する。当該指示により、照明部326は情報媒体101を照明する。
そして、処理部411は、S105の処理として、照明部326による照明が行われている状態での撮影である前記照明時撮影の実行を撮影部311に指示する。当該指示により撮影部311は前記照明時撮影を実行し、前記照明時撮影により得られた画像情報である前記照明時画像情報を処理部411へ送付する。前記照明時画像情報は、図1及び図2に表す照明部326による照明が行われた状態で撮影部311による撮影により取得される情報である。
次に、処理部411は、S106の処理として、撮影部311から前記照明時画像情報の送付を受けたかについての判定を行う。
処理部411は、S106の処理による判定結果がyesの場合は、S107の処理を行う。
一方、処理部411は、S106の処理による判定結果がnoの場合は、S106の処理を再度行う。
処理部411は、S107の処理を行う場合は、同処理として、S106の処理により送付を受けたことを判定した前記照明時画像情報を記憶部406に格納させる。
そして、処理部411は、S108の処理として、照明の停止(消灯)を照明部326に指示する。
そして、処理部411は、S109の処理として、記憶部406に格納させた前記消灯時画像情報から前述の消灯時情報を導出し(図6及びその説明を参照)、記憶部406に格納させる。S109の処理の例は、図10乃至図14を参照して後述される。
次に、処理部411は、S110の処理として、記憶部406に格納させた前記照明時画像情報から前述の照明時情報を導出し(図8及びその説明を参照)、記憶部406に格納させる。S110の処理の例は、図15を参照して後述される。
そして、処理部411は、S111の処理として、前記消灯時情報と前記照明時情報との組を記憶部406が予め保持しているかについての判定を行う。当該判定は、例えば、情報媒体101が保持する前記組合せの認証のために行われるものである。
処理部411は、S111の処理による判定結果がyesの場合は、S112の処理を行う。
一方、処理部411は、S111の処理による判定結果がnoの場合は、S113の処理を行う。
処理部411は、S112の処理を行う場合は、同処理として、図1に表す出力部416にC情報を出力させる。当該C情報は、例えば、情報媒体101に格納された情報を記憶部406が予め保持していることを表すものである。そして、処理部411は、図9に表す処理を終了する。
処理部411は、S113の処理を行う場合は、同処理として、出力部416にD情報を出力させる。当該D情報は、例えば、情報媒体101に格納された情報を記憶部406が予め保持していないことを表すものである。そして、処理部411は、図9に表す処理を終了する。
図10は、図9に表すS109の処理の例を表す概念図である。
始めに、図10に表す処理の概要を説明する。
図10に表すS201乃至S207の処理は、例えば、消灯時画像情報が図6に表すものである場合は、処理部411が、記憶領域VXY(V11乃至V44)の各々について、順次、各消灯時データ取得位置についての消灯時明るさ情報を取得する処理である。前記消灯時データ取得位置は、消灯時画像情報の各記憶領域VXYについての前記消灯時明るさ情報を取得する位置である。前記消灯時明るさ情報は、前述のように、消灯時画像情報の各記憶領域VXYの前記消灯時データ取得位置の明るさを表す情報である。各消灯時データ取得位置は、図6に表す黒丸で表す位置(点A乃至Cを除く)である。また、前記消灯時画像情報は、図1及び図2に表す照明部326による照明が行われない状態で撮影部311による撮影により取得される画像情報である。
また、図10に表すS208の処理は、処理部411が、S201乃至S207の処理による取得した各記憶領域VXYの前記消灯時明るさ情報に対応する値のうち、最も明るいことを表す値である最大値を特定する処理である。
また、図10に表すS209乃至S220の処理は、例えば、消灯時画像情報が図6に表すものである場合は、処理部411が、記憶領域V11乃至V44の各々について、順次、前記消灯時データ(図6に表す消灯時データ参照)を導出する処理である。
その際に、処理部411は、S210からS213の処理により、まず各記憶領域VXYについての規格化消灯時明るさ情報を導出する。前記規格化消灯時明るさ情報は、各記憶領域の前記消灯時明るさ情報に対応する値を、S201乃至S207の処理で取得した前記消灯時明るさ情報に対応する値の最大値で除した値である。前記規格化消灯時明るさ情報を導出する理由は、後述のS215及びS216の処理による判定結果への消灯時明るさ情報への照明のむらや環境光の変動等によるばらつきの影響を抑えるためである。
そして処理部411は、S214乃至S216の処理により、各記憶領域VXYについての前記消灯時データ(図6に表す消灯時データ参照)を導出する。
また、S221の処理は、S209乃至S220の処理により導出した各記憶領域についての消灯時データを、処理部411が、例えば、図6に表す記憶領域V11からV44の順に並べて、図6に表す消灯時情報(図6に表す消灯時情報参照)を導出する処理である。
以下、図10に表す処理の詳細を説明する。
処理部411は、図9に表すS108の処理の次に、S201の処理として、X及びYの各々に1を代入する。ここで、Xは、情報媒体101における記憶領域のX方向の並びの順番(図5参照)を表す数字である。ここでは、情報媒体101における記憶領域のX方向の並びの数は整数mであることを前提とする。また、Yは、情報媒体101における記憶領域のY方向の並びの順番を表す数字である。ここでは、情報媒体101における記憶領域のY方向の並びの数は整数nであることを前提とする。
そして、処理部411は、S202の処理として、図9に表すS103の処理により記憶部406に格納させた消灯時画像情報の記憶領域VXY(図2参照)に注目する。処理部411は、S201の処理によりX=1、Y=1の場合は、例えば、図2に表す記憶領域V11に注目する。
そして、処理部411は、S203の処理として、その記憶領域VXYの前記消灯時データ取得位置の前記消灯時明るさ情報を前記消灯時画像情報から取得する。前記消灯時画像情報は、図1及び図2に表す照明部326による照明が行われない状態で撮影部311による撮影により取得される情報である。前記消灯時データ取得位置は、消灯時画像情報の各記憶領域についての前記消灯時明るさ情報を取得する位置である。また、前記消灯時明るさ情報は、前述のように、消灯時画像情報の各記憶領域の前記消灯時データ取得位置の明るさを表す情報である。
情報媒体101が図2に表すものである場合には、前記消灯時データ取得位置は、例えば、図6に表す記憶領域VXY中に表示された黒丸の位置である。
処理部411は、当該消灯時明るさ情報として、例えば、前記消灯時画像情報に含まれる前記消灯時データ取得位置の明度情報を用いる。処理部411は、取得した前記消灯時明るさ情報を、X及びYの数字の組と関連付けて、記憶部406に格納させる。
情報媒体101が図2に表すものである場合には、XYが11、31、22、13、33、43、24、44の記憶領域VXYは着色されていない(白色である)。そのため、そのため、これらの記憶領域についての前記消灯時明るさ情報は、着色されていないことに相当する高い値となる。
そして、処理部411は、S204の処理として、Xの数値を一つ増やす。
そして、処理部411は、S205の処理として、Xの値がm+1かについての判定をする。
処理部411は、S205の処理による判定結果がyesの場合は、S206の処理を行う。情報媒体101が図2に表すものである場合には、mの値は4であるので、Xの値が5であればS206の処理を行う。
一方、処理部411は、S205の処理による判定結果がnoの場合は、S202の処理を再度行う。情報媒体101が図2に表すものである場合には、mの値は4であるので、Xの値が4以下であればS202の処理を再度行う。
処理部411は、S206の処理を行う場合は、同処理として、Xに1を代入し、かつ、Yの値を一つ増やす。
そして、処理部411は、S207の処理として、Yの値がn+1かについての判定を行う。
処理部411は、S207の処理による判定結果がyesの場合は、S208の処理を行う。情報媒体101が図2に表すものである場合には、nの値は4であるので、Yの値が5であればS208の処理を行う。
一方、処理部411は、S207の処理による判定結果がnoの場合は、S202の処理を再度行う。情報媒体101が図2に表すものである場合には、nの値は4であるので、Yの値が4以下であればS202の処理を再度行う。
処理部411は、S208の処理を行う場合は、同処理として、S203の処理により記憶部406に格納させた前記消灯時明るさ情報に対応する値のうち最も大きい値である最大値を導出する。前記消灯時明るさ情報は、前述のように、消灯時画像情報の各記憶領域の前記消灯時データ取得位置の明るさを表す情報である。前記消灯時画像情報は、図1及び図2に表す照明部326による照明が行われない状態で撮影部311による撮影により取得される情報である。前記消灯時データ取得位置は、消灯時画像情報の各記憶領域についての前記消灯時明るさ情報を取得する位置である。
そして、処理部411は、導出した最大値を記憶部406に格納させる。情報媒体101が図2に表すものである場合には、前記最大値は、着色されていない記憶領域VXYについての前記消灯時明るさ情報である。また、着色されていない記憶領域VXYについての前記消灯時明るさ情報にむらがある場合は、前記最大値は、最も明るい記憶領域VXYについての前記消灯時明るさ情報である。
そして、処理部411は、S209の処理として、X及びYの各々に1を代入する。
そして、処理部411は、S210の処理として、前記消灯時画像情報の記憶領域VXYに相当する部分に注目する。
そして、処理部411は、S211の処理として、その記憶領域VXYのX及びYの組合せと関連付けてS203の処理により記憶部406に格納させた前記消灯時明るさ情報を、記憶部406から読み出す。
そして、処理部411は、S212の処理としてS208の処理により記憶部406に格納させた前記最大値を、記憶部406から読み出す。
そして、処理部411は、S213の処理として、S211の処理により読み出した前記消灯時明るさ情報に対応する値をS212の処理により読み出した前記最大値により除した値である規格化消灯時明るさ情報を導出する。処理部411は、導出した消灯時明るさ情報を、XYの組合せに関連付けて、記憶部406に格納させる。
次に、処理部411は、S214の処理として、S213の処理により格納させた前記規格化消灯時明るさ情報の値が閾値Th以上かについての判定を行う。ここで、閾値Thは、S214の処理のために予め定められた前記規格化消灯時明るさ情報についての閾値である。閾値Thは、例えば、記憶部406に格納されている。
処理部411は、S214の処理による判定結果がyesの場合は、S215の処理を行う。
一方、処理部411は、S214の処理による判定結果がnoの場合は、S216の処理を行う。
処理部411は、S215の処理を行う場合は、同処理として、記憶領域VXYの前記消灯時データを、S214の処理による判定結果がyesの場合について予め定められた第一値にする。当該第一値は、例えば、0か1のいずれかである。
例えば、情報媒体101が図2に表すものであるとする。その場合、処理部411は、図6に表す例では、XYが11、31、22、13、33、43、24及び44の、着色されていない記憶領域VXYの前記消灯時データを、同処理により、前記第一値である0にする。
処理部は、当該消灯時データを、X及びYの組と関連付けて、記憶部406に格納させる。そして、処理部411は、S217の処理を行う。
処理部411は、S216の処理を行う場合は、同処理として、記憶領域VXYの前記消灯時データを、S214の処理による判定結果がnoの場合について予め定められた第二値にする。当該第二値は、前記第一値とは異なる値である。当該第二値は、例えば、0か1の、前記第一値ではないいずれかである。
例えば、情報媒体101が図2に表すものであるとする。その場合、処理部411は、図6に表す例では、着色されているXYが21、41、12、32、42、23、14及び34の記憶領域VXYの前記消灯時データを、同処理により、前記第二値である1にする。
処理部は、当該消灯時データを、X及びYの組と関連付けて、記憶部406に格納させる。そして、処理部411は、S217の処理を行う。
処理部411は、S217の処理を行う場合は、同処理として、Xの数値を一つ増やす。
そして、処理部411は、S218の処理として、Xの値がm+1かについての判定をする。
処理部411は、S218の処理による判定結果がyesの場合は、S219の処理を行う。
一方、処理部411は、S218の処理による判定結果がnoの場合は、S210の処理を再度行う。
処理部411は、S219の処理を行う場合は、同処理として、Xに1を代入し、かつ、Yの値を一つ増やす。
そして、処理部411は、S220の処理として、Yの値がn+1かについての判定を行う。
処理部411は、S220の処理による判定結果がyesの場合は、S221の処理を行う。
一方、処理部411は、S220の処理による判定結果がnoの場合は、S210の処理を再度行う。
処理部411は、S221の処理を行う場合は、同処理として、S215又はS216の処理により記憶部406に格納させた前記消灯時データを、X及びYの順番に並べることにより、前記消灯時情報を生成する。当該順番は、X及びYの値に従い予め定められたものであれば任意である。
例えば、情報媒体101が図2に表すものであるとする。その場合、処理部411は、図6に表す例では、前記消灯時データを、XYが、11、21、31、41、12、22、32、42、13、23、33、43、14、24、34、44の順に並べる。そして、処理部411は、前記消灯時情報として、0101101101001010のデータ列を導出する。
処理部411は、導出した前記消灯時情報を、記憶部406に格納させる。
そして、処理部411は、図9に表すS110の処理を行う。
本実施形態の情報媒体は、図3に表す情報媒体101のように、各記憶領域の表面に複数の色のうちのいずれかが着色されており、各色が異なる情報を表すものであっても構わない。その場合に、処理部411が行う処理は、例えば、図10に表す処理において以下の置き換えを行ったものである。すなわち、図10に表すS203の処理を、図11に表す処理により置き換える。また、図10に表すS208の処理を、図12に表す処理により置き換える。さらに、図10に表すS211乃至213の処理を、図13に表す処理により置き換える。さらに、図10に表すS214乃至S216の処理を、図14に表す処理により置き換える。
図11は、図10に表すS203の処理を置き換える処理の処理例を表す概念図である。図11に表す処理は、各色についての前記消灯時明るさ情報を取得する処理である。前記消灯時明るさ情報は、前述のように、消灯時画像情報の各記憶領域の前記消灯時データ取得位置の明るさを表す情報である。前記消灯時画像情報は、図1及び図2に表す照明部326による照明が行われない状態で撮影部311による撮影により取得される情報である。前記消灯時データ取得位置は、消灯時画像情報の各記憶領域についての前記消灯時明るさ情報を取得する位置である。
以下、図11に表す処理の詳細を説明する。
処理部411は、図10に表すS202の処理の次に、S202−2の処理として、qに1を代入する。ここで、qは、各記憶領域の表面の着色に用いられた色を特定し得る識別番号である。qは、例えば、q=1が赤、q=2が青、q=3が黄色、q=4が白という具合に、着色に用いられ得る色と対応付けられている。
次に、処理部411は、S203aの処理として、図9のS103の処理により記憶部406に格納させた前記消灯時画像情報の記憶領域VXYの前記消灯時データ取得位置についての、第q色についての前記消灯時明るさ情報の特定を行う。前記消灯時画像情報がカラーで撮影されたものであれば、前記消灯時画像情報には三原色ごとの輝度情報等が含まれている。その輝度情報から、第q色についての前記消灯時明るさ情報の導出が可能である。
そして、処理部411は、S203−2の処理として、qの値を一つ増やす。
そして、処理部は、S203−3の処理として、qの値がQ+1であるかについての判定を行う。ここで、Qは、各記憶領域の表面の着色に用いられ得る色の数の最大値である。
処理部411は、S203−3の処理による判定結果がyesの場合は、図10に表すS204の処理を行う。
一方、処理部411は、S203−3の処理による判定結果がnoの場合は、S202−2の処理を再度行う。
図12は、図10に表すS208の処理を置き換える処理の処理例を表す概念図である。図12に表す処理は、各色についての消灯時明るさ情報の最大値を取得する処理である。前記最大値は、各記憶領域VXY(例えば、図6に表すV11乃至V44)における消灯時明るさ情報に対応する値のうち、最も明るいことを表すものの値である。また、前記消灯時明るさ情報は、前述のように、消灯時画像情報の各記憶領域の前記消灯時データ取得位置の明るさを表す情報である。前記消灯時画像情報は、図1及び図2に表す照明部326による照明が行われない状態で撮影部311による撮影により取得される情報である。前記消灯時データ取得位置は、消灯時画像情報の各記憶領域についての前記消灯時明るさ情報を取得する位置である。
以下、図12に表す処理の詳細を説明する。
処理部411は、図10に表すS207の処理による判定結果がyesの場合、S207−2の処理として、qに1を代入する。qの説明は前述の通りである。
次に、処理部411は、S208aの処理として、図11のS203aの処理により記憶部406に格納させた、第q色についての前記消灯時明るさ情報が最も大きい記憶領域VXYの前記消灯時明るさ情報に対応する値を、最大値として特定する。前記消灯時明るさ情報は、前述のように、消灯時画像情報の各記憶領域の前記消灯時データ取得位置の明るさを表す情報である。前記消灯時画像情報は、図1及び図2に表す照明部326による照明が行われない状態で撮影部311による撮影により取得される情報である。前記消灯時データ取得位置は、消灯時画像情報の各記憶領域についての前記消灯時明るさ情報を取得する位置である。
処理部411は、特定した最大値をqの値と関連付けて記憶部406に格納させる。
そして、処理部411は、S208−2の処理として、qの値を一つ増やす。
そして、処理部は、S208−3の処理として、qの値がQ+1であるかについての判定を行う。Qの説明は前述の通りである。
処理部411は、S208−3の処理による判定結果がyesの場合は、図10に表すS209の処理を行う。
一方、処理部411は、S208−3の処理による判定結果がnoの場合は、S208aの処理を再度行う。
図13は、図10に表すS211乃至S213の処理を置き換える処理の処理例を表す概念図である。図13に表す処理は、各記憶領域VXY(例えば、図6に表すV11乃至V44)についての、各色についての規格化消灯時明るさ情報を取得する処理である。規格化消灯時明るさ情報は、消灯時明るさ情報に対応する値を前記最大値で除した値である。また、前記最大値は、各記憶領域VXYにおける消灯時明るさ情報に対応する値のうち、最も明るいことを表すものの値である。また、前記消灯時明るさ情報は、前述のように、消灯時画像情報の各記憶領域の前記消灯時データ取得位置の明るさを表す情報である。前記消灯時画像情報は、図1及び図2に表す照明部326による照明が行われない状態で撮影部311による撮影により取得される情報である。前記消灯時データ取得位置は、消灯時画像情報の各記憶領域についての前記消灯時明るさ情報を取得する位置である。
以下、図13に表す処理の詳細を説明する。
処理部411は、図10に表すS210の処理の次に、S210−2の処理として、qに1を代入する。qの説明は前述の通りである。
次に、処理部411は、S211aの処理として、図11のS203aの処理によりX及びYの組合せと関連付けて記憶部406に格納させた、前記第q色消灯時明るさ情報を、記憶部406から読み出す。
そして、処理部411は、S212aの処理として、図12のS208aの処理により記憶部406に格納させた、第q色についての前記最大値を、記憶部406から読み出す。前記最大値は、消灯時明るさ情報についての最大値である。前記消灯時明るさ情報は、前述のように、消灯時画像情報の各記憶領域の前記消灯時データ取得位置の明るさを表す情報である。前記消灯時画像情報は、図1及び図2に表す照明部326による照明が行われない状態で撮影部311による撮影により取得される情報である。前記消灯時データ取得位置は、消灯時画像情報の各記憶領域についての前記消灯時明るさ情報を取得する位置である。
そして、処理部411は、S212aの処理として、読み出した前記第q色消灯時明るさ情報に対応する値を、読み出した第q色についての前記最大値により除することにより、第q色についての前記規格化消灯時明るさ情報を導出する。処理部411は、導出した第q色についての前記規格化消灯時明るさ情報(第q色規格化消灯時明るさ情報)を、q、X及びYの組合せと関連付けて記憶部406に格納させる。
そして、処理部411は、S213−2の処理として、qの値を一つ増やす。
そして、処理部は、S213−3の処理として、qの値がQ+1であるかについての判定を行う。Qの説明は前述の通りである。
処理部411は、S213−3の処理による判定結果がyesの場合は、図10に表すS214の処理を行う。
一方、処理部411は、S213−3の処理による判定結果がnoの場合は、S211aの処理を再度行う。
図14は、図10に表すS214乃至S216の処理を置き換える処理の処理例を表す概念図である。図14に表す処理は、各記憶領域VXY(例えば、図6に表すV11乃至V44)についての、消灯時データを導出する処理である。
処理部411は、図10に表すS213の処理の次に、S213−2の処理として、qに1を代入する。qの説明は前述の通りである。
次に、処理部411は、S214aの処理として、図13のS213aの処理によりq、X及びYの組合せと関連付けて記憶部406に格納させた、記憶領域VXYの前記第q色規格化消灯時明るさ情報の値が閾値Th以上であるかについての判定を行う。ここで、閾値Thは、前記第q色規格化消灯時明るさ情報についての閾値である。
処理部411は、S214aの処理による判定結果がyesの場合は、S215aの処理を行う。
一方、処理部411は、S214aの処理による判定結果がnoの場合は、S214−2の処理を行う。
処理部411は、S214−2の処理を行う場合は、同処理として、qの値を一つ増やす。
そして、処理部は、S213−3の処理として、qの値がQであるかについての判定を行う。Qの説明は前述の通りである。
処理部411は、S214−3の処理による判定結果がyesの場合は、S215aの処理を行う。
一方、処理部411は、S214−3の処理による判定結果がnoの場合は、S214aの処理を再度行う。
処理部411は、S215aの処理を行う場合は、同処理として、記憶領域VXYの前記消灯時データを第q値(図7の消灯時データ参照)とする。ここで、第q値はqの値と対応付けられて予め定められた値である。qの値が異なる任意の二つの第q値は同じ値にはならない。第q値は、例えば、0以上q−1以下の整数である。
そして、処理部411は、図10に表すS217の処理を行う。
図15は、図9に表すS110の処理の例を表す概念図である。
図15に表す処理は、図10の処理において、「消灯時」を「照明時」に、「Th」を「Tha」に、「第一値」を「第三値」に、「第二値」を「第四値」に、各々読み代えたものである。
始めに、図15に表す処理の概要を説明する。
図15に表すS231乃至S237の処理は、例えば、照明時画像情報が図8に表すものである場合は、処理部411が、記憶領域VXY(V11乃至V44)の各々について、順次、各照明時データ取得位置についての前記照明時明るさ情報を取得する処理である。前記照明時データ取得位置は、照明時画像情報の各記憶領域VXYについての前記照明時明るさ情報を取得する位置である。前記照明時明るさ情報は、前述のように、照明時画像情報の各記憶領域VXYの前記照明時データ取得位置の明るさを表す情報である。各照明時データ取得位置は、図8に表す黒丸で表す位置(点A乃至Cを除く)である。また、前記照明時画像情報は、図1及び図2に表す照明部326による照明が行わている状態で撮影部311による撮影により取得される画像情報である。
また、図15に表すS238の処理は、処理部411が、S231乃至S237の処理による取得した各記憶領域VXYの前記照明時明るさ情報に対応する値のうち、最も明るいことを表す値である最大値を特定する処理である。
また、図15に表すS239乃至S250の処理は、例えば、照明時画像情報が図8に表すものである場合は、処理部411が、記憶領域V11乃至V44の各々について、順次、前記照明時データ(図8に表す照明時データ参照)を導出する処理である。
その際に、処理部411は、S240からS243の処理により、まず各記憶領域VXYについての規格化照明時明るさ情報を導出する。前記規格化照明時明るさ情報は、各記憶領域の前記照明時明るさ情報に対応する値を、S231乃至S237の処理で特定した前記照明時明るさ情報に対応する値の最大値で除した値である。前記規格化照明時明るさ情報を導出する理由は、後述のS245及びS246の処理による判定結果への照明時明るさ情報への照明のむらや環境光の変動等によるばらつきの影響を抑えるためである。
そして処理部411は、S244乃至S246の処理により、各記憶領域VXYについての前記照明時データを導出する。
また、S251の処理は、S239乃至S250の処理により導出した各記憶領域についての照明時データを、処理部411が、例えば、図8に表す記憶領域V11からV44の順に並べて、図8に表す照明時情報を導出する処理である。
以下、図15に表す処理の詳細を説明する。
処理部411は、図9に表すS109の処理の次に、S231の処理として、X及びYの各々に1を代入する。ここで、Xは、情報媒体101における記憶領域のX方向の並びの順番(図2参照)を表す数字である。
ここでは、情報媒体101における記憶領域のX方向の並びの数は整数mであることを前提とする。情報媒体101が図2に表すものである場合には、整数mは4である。
また、Yは、情報媒体101における記憶領域のY方向の並びの順番を表す数字である。ここでは、情報媒体101における記憶領域のY方向の並びの数は整数nであることを前提とする。情報媒体101が図2に表すものである場合には、整数nは4である。
そして、処理部411は、S232の処理として、図9に表すS107の処理により記憶部406に格納させた照明時画像情報の記憶領域VXY(図2参照)に注目する。
そして、処理部411は、S233の処理として、その記憶領域VXYの前記照明時データ取得位置の前記照明時明るさ情報を前記照明時画像情報から取得する。前記照明時画像情報は、図1及び図2に表す照明部326による照明が行われた状態で撮影部311による撮影により取得される情報である。また、前記照明時データ取得位置は、照明時画像情報の各記憶領域についての前記照明時明るさ情報を取得する位置である。また、前記照明時明るさ情報は、前述のように、照明時画像情報の各記憶領域の前記照明時データ取得位置についての明るさを表す情報である。
情報媒体101が図2に表すものである場合には、記憶領域VXYについての前記照明時データ取得位置は、例えば、図8に表す記憶領域VXYの各々に含まれる黒丸で表す位置である。
処理部411は、当該照明時明るさ情報として、例えば、前記照明時画像情報の前記照明時データ取得位置の明度情報を用いる。処理部411は、取得した前記照明時明るさ情報を、X及びYの数字の組と関連付けて、記憶部406に格納させる。
そして、処理部411は、S234の処理として、Xの数値を一つ増やす。
そして、処理部411は、S235の処理として、Xの値がm+1かについての判定をする。
処理部411は、S235の処理による判定結果がyesの場合は、S236の処理を行う。情報媒体101が図2に表すものである場合には、mの値は4であるので、Xの値が5であればS236の処理を行う。
一方、処理部411は、S235の処理による判定結果がnoの場合は、S232の処理を再度行う。情報媒体101が図2に表すものである場合には、mの値は4であるので、Xの値が4以下であればS232の処理を再度行う。
処理部411は、S236の処理を行う場合は、同処理として、Xに1を代入し、かつ、Yの値を一つ増やす。
そして、処理部411は、S237の処理として、Yの値がn+1かについての判定を行う。
処理部411は、S237の処理による判定結果がyesの場合は、S238の処理を行う。情報媒体101が図2に表すものである場合には、nの値は4であるので、Yの値が5であればS238の処理を行う。
一方、処理部411は、S237の処理による判定結果がnoの場合は、S232の処理を再度行う。情報媒体101が図2に表すものである場合には、nの値は4であるので、Yの値が4以下であればS202の処理を再度行う。
処理部411は、S238の処理を行う場合は、同処理として、S233の処理により記憶部406に格納させた前記照明時明るさ情報のうち最も大きい値である最大値を導出する。そして、処理部411は、導出した最大値を記憶部406に格納させる。情報媒体101が図2に表すものである場合には、前記最大値は、前記照明時データ取得位置に影が形成されない記憶領域VXYについての前記照明時明るさ情報である。また、影が形成されていない記憶領域VXYについての前記照明時明るさ情報にむらがある場合は、前記最大値は、最も明るい前記照明時データ取得位置についての前記照明時明るさ情報である。前記照明時明るさ情報は、前述のように、照明時画像情報の各記憶領域の前記照明時データ取得位置の明るさを表す情報である。前記照明時画像情報は、図1及び図2に表す照明部326による照明が行われた状態で撮影部311による撮影により取得される情報である。前記照明時データ取得位置は、照明時画像情報の各記憶領域についての前記照明時明るさ情報を取得する位置である。
以降のS243までの各処理は、各記憶領域VXYについての照明時明るさ情報に対応する値を前記最大値で除した規格化照明時明るさ情報を導出する処理である。規格化照明時明るさ情報を導出する理由は、後述のS245及びS246の処理による判定結果への照明時明るさ情報への照明のむらや環境光の変動等によるばらつきの影響を抑えるためである。
処理部411は、S239の処理として、X及びYの各々に1を代入する。
そして、処理部411は、S240の処理として、前記照明時画像情報の記憶領域VXYに相当する部分に注目する。
そして、処理部411は、S241の処理として、その記憶領域VXYのX及びYの組合せと関連付けてS243の処理により記憶部406に格納させた前記照明時明るさ情報を、記憶部406から読み出す。
そして、処理部411は、S242の処理としてS248の処理により記憶部406に格納させた前記最大値を、記憶部406から読み出す。
そして、処理部411は、S243の処理として、S241の処理により読み出した前記照明時明るさ情報に対応する値をS212の処理により読み出した前記最大値により除した値である規格化照明時明るさ情報を導出する。処理部411は、導出した照明時明るさ情報を、XYの組合せに関連付けて、記憶部406に格納させる。
次に、処理部411は、S244の処理として、S243の処理により格納させた前記規格化照明時明るさ情報の値が閾値Tha以上かについての判定を行う。ここで、閾値Thaは、S244の処理のために予め定められた前記規格化照明時明るさ情報についての閾値である。閾値Thaは、例えば、記憶部406に格納されている。
処理部411は、S244の処理による判定結果がyesの場合は、S245の処理を行う。
一方、処理部411は、S244の処理による判定結果がnoの場合は、S246の処理を再度行う。
処理部411は、S245の処理を行う場合は、同処理として、記憶領域VXYの前記照明時データを第三値にする。当該第三値は、予め定められたものである。当該第一値は、例えば、0か1のいずれかである。
例えば、情報媒体101が図2に表すものであるとする。その場合、処理部411は、図8に表す例では、前記照明時データ取得位置に影が形成されていないXYが31、12、22、13、33、43、24及び44の記憶領域VXYの前記照明時データを、同処理により、前記第三値である1にする。
処理部は、当該照明時データを、X及びYの組と関連付けて、記憶部406に格納させる。そして、処理部411は、S247の処理を行う。
処理部411は、S246の処理を行う場合は、同処理として、記憶領域VXYの前記照明時データを第四値にする。当該第四値は、前記第三値とは異なる値である。当該第四値は、予め定められたものである。当該第四値は、例えば、0か1の、前記第三値ではないいずれかである。
例えば、情報媒体101が図2に表すものであるとする。その場合、処理部411は、図8に表す例では、前記照明時データ取得位置に影が形成されているXYが11、21、41、32、33及び24の記憶領域VXYの前記照明時データを、同処理により、前記第4値である0にする。
処理部は、当該照明時データを、X及びYの組と関連付けて、記憶部406に格納させる。そして、処理部411は、S247の処理を行う。
処理部411は、S247の処理を行う場合は、同処理として、Xの数値を一つ増やす。
そして、処理部411は、S248の処理として、Xの値がm+1かについての判定をする。
処理部411は、S248の処理による判定結果がyesの場合は、S249の処理を行う。
一方、処理部411は、S248の処理による判定結果がnoの場合は、S240の処理を再度行う。
処理部411は、S249の処理を行う場合は、同処理として、Xに1を代入し、かつ、Yの値を一つ増やす。
そして、処理部411は、S250の処理として、Yの値がn+1かについての判定を行う。
処理部411は、S250の処理による判定結果がyesの場合は、S251の処理を行う。
一方、処理部411は、S250の処理による判定結果がnoの場合は、S240の処理を再度行う。
処理部411は、S251の処理を行う場合は、同処理として、S245又はS246の処理により記憶部406に格納させた前記照明時データを、X及びYの順番に並べることにより、前記照明時情報を生成する。当該順番は、X及びYの値に従い予め定められたものであれば任意である。
例えば、情報媒体101が図2に表すものであるとする。その場合、処理部411は、図8に表す例では、前記照明時データを、XYが、11、21、31、41、12、22、32、42、13、23、33、43、14、24、34、44の順に並べる。そして、処理部411は、前記照明時情報として、0101101101001010のデータ列を導出する。
処理部411は、生成した前記照明時情報を、記憶部406に格納させる。
そして、処理部411は、図9に表すS111の処理を行う。
[効果]
第一実施形態の情報取得システムにおいては、情報媒体の各記憶領域は窪みを有するか否かで異なる情報を保持する。情報取得装置は、前記情報媒体の斜め情報から情報媒体を照明し、前記情報媒体の撮影画像における前記記憶領域の影の有無から、窪みの有無を判別する。
上記により、前記情報取得システムは、各記憶領域が着色の有無のみにより異なる情報を保持する場合と比較して、より多くの情報を各記憶領域に保持させ、保持させた情報を読み出すことを可能にする。さらに、記憶領域が窪みを有する場合には、前記影は、その記憶領域上に形成される。そのため、特許文献1が開示する、凸状の構造の有無に情報を保持させる場合のように、情報保持部の影が隣の記憶領域に被らない。そのため、前記情報取得システムは、より正確な三次元情報の読み取りを可能にする。
<第二実施形態>
第二実施形態は、窪みの深さを複数の段階に変えることにより、各記憶領域により多くの情報を保持させることが可能な情報取得システムに関する実施形態である。
[構造と動作]
第二実施形態の情報取得システム及び撮影装置の構成例は、図1及び図4に表す第一実施形態の情報取得システム501及び撮影装置301の構成と同じである。また、第二実施形態における情報取得システム501及び撮影装置301の説明は、以下の説明を除いて、第一実施形態におけるものと同じである。以下の説明と、第一実施形態における説明とが矛盾する場合は、以下の説明を優先する。
図1に表す第二実施形態の情報媒体101の各記憶領域はP段階のいずれかの深さレベルの窪みを有する。ここで、Pは、2以上の整数である。情報媒体101の例は、図17及び図18を参照して後述する。
処理部411は、照明部326に情報媒体101の照明を行わせた状態で、各記憶領域の第p位置の明るさを表す情報である第p照明時明るさ情報の値により前記照明時情報を導出する。ここで、値pは、深さのレベル(深さレベル)を表し、0以上P以下の整数である。また、第p位置は、深さレベルがpの場合は窪みがあることによる影が生じ、深さレベルがp−1の場合には影が生じない位置である。後述の図18の例では、点a、b、c、dは、第p位置(p=1、2、3、4)に対応する。
そして、処理部411は、前記影が生じる位置に応じて、その記憶領域に対応するデータである照明時データを導出する(後述の図18及び図19参照)。
そして、処理部411は、求めた前記照明時データを、所定の順番に並べ、前記照明時情報を導出する。当該順番は、例えば、情報媒体101における記憶領域の並びの順である。
処理部411は、導出した照明時情報を、既に記憶部406に格納させている消灯時情報と組み合わせた組合せ情報を、記憶部406に格納させる。
図16は、第二実施形態の情報媒体の例である情報媒体101の構成を表す概念図である。図16(a)は情報媒体101の上面図である。図16(b)は情報媒体を図16(a)に表す線199bに沿って切断した場合を想定した断面図である。図16(c)は情報媒体を図16(a)に表す線199aに沿って切断した場合を想定した断面図である。
情報媒体101は、16個の前記記憶領域である、記憶領域V11乃至V44から構成される。
これらの記憶領域のうち、記憶領域V21、V41、V12、V32、V42、V23、V14及びV34の各々の上面は着色されている。当該着色に係る色は、任意であり、例えば黒色である。各記憶領域は、着色されているか否かにより異なる情報を表し得る。
また、これらの記憶領域のうち、V11、V21、V41、V32、V33及びV24々には、各々、窪みD11、D21、D41、D32、D33及びD24が設けられている。
各窪みの深さには、4段階のレベルがある。
窪みD11、D33及びD24の深さレベルは、最も浅いレベルである、レベル1である。窪みD21の深さレベルは、二番目に浅いレベルである、レベル2である。窪みD41の深さレベルは、三番目に浅いレベルである、レベル3である。窪みD32の深さレベルは、最も深いレベルである、レベル4である。
各記憶領域は、窪みがあるか否か及び窪みがある場合にはその深さレベルにより異なる情報を保持する。
なお、情報媒体101は、例えば、プレス加工や3次元プリンタで製作することが可能である。
図16には、前記記憶領域の上面が着色される場合には、その記憶領域の上面の全部が着色される場合を表す。しかしながら、記憶領域の上面のうち着色される部分は一部であっても構わない。ただし、当該部分には、前述の消灯時データ取得位置が含まれる。前記消灯時データ取得位置は、消灯時画像情報の各記憶領域についての前記消灯時明るさ情報を取得する位置である。前記消灯時明るさ情報は、前述のように、消灯時画像情報の各記憶領域の前記消灯時データ取得位置の明るさを表す情報である。前記消灯時画像情報は、図1及び図2に表す照明部326による照明が行われない状態で撮影部311による撮影により取得される情報である。
また、前記記憶領域が異なる複数の色により色分けされていても構わない。その場合、各記憶領域は、色の違いにより異なる情報を表し得る。
また、図16には、情報媒体が縦4列横4列の記憶領域からなる例を表したが、実施形態の情報媒体が備える記憶領域の数及び配列の仕方は任意である。
図17は、図16に表す情報媒体101を、図4に表す照明部326により照明した場合の、影のでき方を表すイメージ図である。図17は、図16に表す情報媒体101が図1及び図4に表す照明部326により照明された場合の前記影の形成され方を表す概念図である。図17においては、前記照明は、図17の左方の上方(図面の手前向き)から情報媒体101に向けて略平行な可視光が照射されるものであることを前提とする。図17に表す情報媒体101においては、窪みが形成されている記憶領域V11、V21、V41、V32、V33及びV24において、各領域の図17の左方の斜面及び底面の左方部に前記影が形成されている。
各影の各記憶領域の左端からの長さ(影長さ)は、窪みの深さレベルにより異なる。当該影長さは、深さレベルが高くなるにつれ長くなる。
図18は、窪みの深さレベルと前記影の様子との関係を表すイメージ図である。
窪みの深さレベルがレベル0の場合は、記憶領域内に影は生じない。従い、図に表す点a乃至dのいずれも影に位置しない。
窪みの深さレベルがレベル1の場合は、記憶領域の左端部である端部T1と影の右端部である端部T2との間に影が生じる。従い、図に表す点aは影位置にあり、点b乃至dは影位置にない。
窪みの深さレベルがレベル2の場合は、端部T1と影の右端部である端部T3との間に影が生じる。従い、図に表す点a及びbは影位置にあり、点c及びは影位置にない。
窪みの深さレベルがレベル3の場合は、端部T1と影の右端部である端部T4との間に影が生じる。従い、図に表す点a乃至cは影位置にあり、点dは影位置にない。
窪みの深さレベルがレベル4の場合は、端部T1と影の右端部である端部T5との間に影が生じる。従い、図に表す点a乃至dはすべて影位置にある。
第二実施形態の処理部411が行う処理の処理フロー例は、図9乃至図15に表すものにおいて、図15に表す処理を図19に表す処理により置き換えたものである。
図19は、図15の処理を置き換える処理の処理フロー例を表す概念図である。
S231及びS232の処理の説明は、図15に表すこれらの説明と同じである。
S232の処理の次に、処理部411は、S261の処理として、深さレベルpに値Pを代入する。ここで、深さレベルpは、0以上P以下の整数である。p=Pは、前記深さレベルが最も深いこと(図18に表す例ではレベル4)を表す。
そして、処理部411は、S262の処理として、第p位置の照明時明るさ情報(第p照明時明るさ情報)を取得する。前記照明時明るさ情報は、前述のように、照明時画像情報の各記憶領域の前記照明時データ取得位置の明るさを表す情報である。前記照明時画像情報は、図1及び図2に表す照明部326による照明が行われた状態で撮影部311による撮影により取得される情報である。前記照明時データ取得位置は、照明時画像情報の各記憶領域についての前記照明時明るさ情報を取得する位置である。
ここで、第p位置は、深さレベルがpの場合は影ができるが、深さレベルがp−1の場合には影ができない位置である(図18参照)。
情報媒体101が図17に表すものであり、p=4の場合には、第p位置は、図18に表す点dの位置である。
また、第p照明時明るさ情報は、前記照明時画像情報における、前記第p位置の明るさの程度を表す情報である。前記照明時画像情報は、図1及び図2に表す照明部326による照明が行われた状態で撮影部311による撮影により取得される情報である。処理部411は、取得した、第p照明時明るさ情報を、深さレベルpと関連付けて記憶部406に格納させる。
そして、処理部411は、S463の処理として、S262の処理により記憶部406に格納させた前記第p照明時明るさ情報に対応する値が閾値Th1以下かについての判定を行う。ここで、閾値Th1は、予め設定された、前記第p照明時明るさ情報についての閾値である。閾値Th1は、例えば、記憶部406に格納されている。
処理部411は、S463の処理による判定結果がyesの場合は、S264の処理を行う。情報媒体101が図17に表すものであり、p=4の場合には、図18に表すレベル4の記憶領域のみが同処理による判定結果がyesになり、処理部411は、S264の処理を行う。
一方、処理部411は、S463の処理による判定結果がnoの場合は、S265の処理を行う。情報媒体101が図17に表すものであり、p=4の場合には、図18に表すレベル0乃至3の記憶領域が同処理による判定結果がnoになり、処理部411は、S265の処理を行う。
処理部411は、S264の処理を行う場合は、同処理として、記憶領域VXYのデータである照明時データを第p値とする。ここで、第p値は、pの値ごとに異なる値が予め割り当てられたもので、例えば、記憶部406に格納されている。そして、処理部411はS247の処理を行う。
処理部411は、S265の処理を行う場合は、同処理として、深さレベルpを一つ減らす。
そして、処理部411は、S266の処理として、深さレベルpが−1かについての判定を行う。同処理は、深さレベルpが−1という、想定されていない値であるかについての判定を行うものである。
処理部411は、S266の処理による判定結果がyesの場合は、S247の処理を行う。
一方、処理部411は、S266の処理による判定結果がnoの場合は、S262の処理を再度行う。
S247乃至S251の処理の説明は、S248及びS250の処理の各々の判定結果がnoの場合にS232の処理を行う点を除き、図15に表すS247乃至S251の処理の説明と同じである。
情報媒体101が図17に表すものであり、第p値がpの値と等しいとする。そして、S251の処理による照明時データの並び順が、図17の左下の記憶領域V11から順次右方向に進み、四番目の記憶領域になると一つ上の行の記憶領域に進み、さらに、左から右に進むという順だとする。その場合、S251の処理により導出される照明時情報は、1203004000100100となる。
[効果]
第二実施形態の情報取得システムは、まず、第一実施形態の情報取得システムと同様の構成を備え、第一実施形態の情報取得システムと同様の効果を奏する。
第二実施形態の情報取得システムは、それに加え、情報媒体の各記憶領域は複数の段階の深さレベルの窪みを有し、その深さレベルに応じた情報を保持する。そして、第二実施形態の情報取得システムは、前記窪みにより影が生じる位置に応じて、その記憶領域に対応するデータである照明時データを定める。そして、前記情報取得装置は、求めた照明時データを、情報媒体における記憶領域の並びの順に従い並べた照明時情報を導出する。
そのため、前記情報取得システムは、第一実施形態の情報取得システムと比較して、より多くの情報の情報媒体への格納、及び、より多くの格納された情報の読み出しを可能にする。
図20は、実施形態の情報取得装置の最小限の構成である情報取得装置201xの構成を表すブロック図である。
情報取得装置は、照明部326xと、撮影部311xと、処理部411xとを備える。
照明部326xは、図示しない情報媒体を構成する記憶領域に窪みが形成されている場合に前記窪みによる影を前記記憶領域の表面に生じさせる照明を行う。
撮影部311xは、前記記憶領域の撮影を行う。
処理部411xは、前記撮影により得られた画像情報から前記影の有無に対応するデータである第一データを出力する。
情報取得装置201xは、前記情報媒体の各記憶領域が窪みの有無で保持する情報を、窪みを有する場合に生じる影の有無により判別する。前記記憶領域が窪みを有する場合には、前記影は、その記憶領域の表面上に形成される。そのため、特許文献1が開示する、凸状の構造の有無に情報を保持させる場合のように、情報保持部の影が隣の記憶領域に被らない。そのため、前記情報取得システムは、より正確な三次元情報の読み取りを可能にする。
そのため、情報取得装置201xは、前記構成により、[発明の効果]の項に記載した効果を奏する。
なお、図20に表す情報取得装置201xは、例えば、図1に表す情報取得装置201である。また、照明部326xは、例えば、図1又は図4に表す照明部326である。また、撮影部311xは、例えば、図1又は図4に表す撮影部311である。また、処理部411xは、例えば、図1に表す処理部411又は処理装置401である。また、前記情報媒体は、例えば、図1、図2、図5及び図16のいずれかに表す情報媒体101である。また、前記第一データは、例えば、前述の、照明時データである。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で更なる変形、置換、調整を加えることができる。例えば、各図面に示した要素の構成は、本発明の理解を助けるための一例であり、これらの図面に示した構成に限定されるものではない。
また、前記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記述され得るが、以下には限られない。
(付記1)
情報媒体を構成する記憶領域に窪みが形成されている場合に前記窪みによる影を前記記憶領域の表面に生じさせる照明を行う照明部と、
前記記憶領域の撮影を行う撮影部と、
前記撮影により得られた画像情報から前記影の有無に対応する第一データを出力する処理部と、
を備える情報取得装置。
(付記2)
前記第一データを、前記表面の所定の位置における明るさの程度を表す明るさ情報により導出する、付記1に記載された情報取得装置。
(付記3)
前記処理部は、前記窪みの深さの複数のレベルに応じた前記第一データを出力する、付記1又は付記2に記載された情報取得装置。
(付記4)
前記第一データは前記影が生じる位置により特定される、付記3に記載された情報取得装置。
(付記5)
前記処理部は、第一の複数の前記記憶領域についての前記第一データを、前記記憶領域の所定の並び順に並べた第一情報を出力する、付記1乃至付記4のうちのいずれか一に記載された情報取得装置。
(付記6)
前記表面は着色されている場合があり、前記処理部は、前記第一データとともに、前記着色の有無に対応する第二データを出力する、付記1乃至付記4のうちのいずれか一に記載された情報取得装置。
(付記7)
前記着色が複数の色へのものであり、前記処理部は、前記色の種類に応じた前記第二データを出力する、付記6に記載された情報取得装置。
(付記8)
前記表面は着色されている場合があり、前記処理部は、前記第一データとともに、前記着色の有無に対応する第二データを出力する、付記5に記載された情報取得装置。
(付記9)
前記着色が複数の色へのものであり、前記処理部は、前記色の種類に応じた前記第二データを出力する、付記8に記載された情報取得装置。
(付記10)
前記第一データと前記第二データとを組み合わせた第三データを出力する、付記6乃至9のうちのいずれかに記載された情報取得装置。
(付記11)
前記処理部は、第二の複数の前記記憶領域についての前記第一データを、前記記憶領域の所定の並び順に並べた第二情報を出力する、付記8又は付記9に記載された情報取得装置。
(付記12)
前記処理部は、前記第一情報と前記第二情報とを組み合わせた情報である第三情報を出力する、付記11に記載された情報取得装置。
(付記13)
前記処理部は、前記第一情報及び前記第二情報が所定の保持情報と一致するか否かについての判定結果を出力する、付記11に記載された情報取得装置。
(付記14)
所定の記数法で表記された記憶すべきデータの桁数に応じた数の領域が表面に形成され、前記データの各桁の値に応じて前記領域の少なくともいずれかに窪みが形成された情報媒体。
(付記15)
前記窪みの深さは、複数段階の深さレベルのうちのいずれかであり、前記データは前記窪みの深さレベルに応じたものである、付記14に記載された情報媒体。
(付記16)
前記領域は、着色の有無に応じた第二データを保持する、付記14又は付記15に記載された情報媒体。
(付記17)
前記着色は、二以上の色のうちのいずれかへのものであり、前記領域は、前記色に応じた前記第二データを保持する、付記16に記載された情報媒体。
(付記18)
情報媒体を構成する記憶領域に窪みが形成されている場合に前記窪みによる影を前記記憶領域の表面に生じさせる照明を行い、
前記記憶領域の撮影を行い、
前記撮影により得られた画像情報から前記影の有無に対応する第一データを出力する
情報取得方法。
(付記19)
情報媒体を構成する記憶領域に窪みが形成されている場合に前記窪みによる影を前記記憶領域の表面に生じさせる照明を行う処理と、
前記記憶領域の撮影を行う処理と、
前記撮影により得られた画像情報から前記影の有無に対応する第一データを出力する処理と
をコンピュータに実行させる情報取得プログラム。
101 情報媒体
189a、189b 矢印
199a、199b、199c 線
201 情報取得装置
301 撮影装置
306 照明固定具
311 撮影部
316 撮影部固定具
321 ブラケット
326 照明部
401 処理装置
406 記憶部
411 処理部
416 出力部
501 情報取得システム
701 対象物等

Claims (10)

  1. 情報媒体を構成する記憶領域に窪みが形成されている場合に前記窪みによる影を前記記憶領域の表面に生じさせる照明を行う照明部と、
    前記記憶領域の撮影を行う撮影部と、
    前記撮影により得られた画像情報から前記影の有無に対応するデータである第一データを出力する処理部と、
    を備える情報取得装置。
  2. 前記処理部は、前記窪みの深さの複数のレベルに応じた前記第一データを出力する、請求項1に記載された情報取得装置。
  3. 前記第一データは前記影が生じる位置により特定される、請求項2に記載された情報取得装置。
  4. 前記処理部は、第一の複数の前記記憶領域についての前記第一データを、前記記憶領域の所定の並び順に並べた情報である第一情報を出力する、請求項1乃至請求項3のうちのいずれか一に記載された情報取得装置。
  5. 前記表面は着色されている場合があり、前記処理部は、前記第一データとともに、前記着色の有無に対応するデータである第二データを出力する、請求項4に記載された情報取得装置。
  6. 前記処理部は、第二の複数の前記記憶領域についての前記第二データを、前記記憶領域の所定の並び順に並べた情報である第二情報を出力する、請求項5に記載された情報取得装置。
  7. 前記処理部は、前記第一情報及び前記第二情報が所定の保持情報と一致するか否かについての判定結果を出力する、請求項6に記載された情報取得装置。
  8. 所定の記数法で表記された記憶すべきデータの桁数に応じた数の領域が表面に形成され、前記データの各桁の値に応じて前記領域の少なくともいずれかに窪みが形成された情報媒体。
  9. 情報媒体を構成する記憶領域に窪みが形成されている場合に前記窪みによる影を前記記憶領域の表面に生じさせる照明を行い、
    前記記憶領域の撮影を行い、
    前記撮影により得られた画像情報から前記影の有無に対応するデータである第一データを出力する
    情報取得方法。
  10. 情報媒体を構成する記憶領域に窪みが形成されている場合に前記窪みによる影を前記記憶領域の表面に生じさせる照明を行う処理と、
    前記記憶領域の撮影を行う処理と、
    前記撮影により得られた画像情報から前記影の有無に対応するデータである第一データを出力する処理と
    をコンピュータに実行させる情報取得プログラム。
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