JP2020067335A - 管理方法、データ、プログラム、管理システム及び移動体 - Google Patents

管理方法、データ、プログラム、管理システム及び移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】移動体に関連する複数の主体が移動体のメンテナンス状況を管理することができる管理方法、データ、プログラム、管理システム及び移動体を提供する。【解決手段】管理方法は、移動体に関連する複数の主体のみが共有可能な状態で、移動体に搭載されている部品及びデバイスのうち少なくとも一方に関する情報を含む移動体情報を、移動体ごとに管理する。【選択図】図1

Description

本開示は、一般に管理方法、データ、プログラム、管理システム及び移動体に関し、より詳細には移動体に搭載された部品及びデバイスのうち少なくとも一方に関する情報を管理する管理方法、データ、プログラム、管理システム及び移動体に関する。
従来、車両(移動体)を管理する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、車両内の電子制御装置(ECU)に記憶される診断用データの記憶条件を好適に設定することが可能な記憶条件設定装置が記載されている。この記憶条件設定装置により、故障時における原因特定を迅速に行うことができる。
特開2017−109609号公報
しかしながら、特許文献1では、故障時における原因特定を迅速に行うことができるが、修理を行う者は故障原因となった部品を取り出すまでは、当該部品が以前に交換された部品であるか否かを知ることはできない。同様に、故障原因が車両に搭載されたデバイスに含まれるモジュールである場合には、当該モジュールのバージョンをチェックするまでは当該モジュールが更新されているか否かを知ることはできない。また、カーメーカ及びカーディーラー等は、車両のメンテナンス状況を知りたいという要望もある。
本開示は上記課題に鑑みてなされ、移動体に関連する複数の主体が移動体のメンテナンス状況を管理することができる管理方法、データ、プログラム、管理システム及び移動体を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る管理方法は、移動体に関連する複数の主体のみが共有可能な状態で、前記移動体に搭載されている部品及びデバイスのうち少なくとも一方に関する情報を含む移動体情報を、前記移動体ごとに管理する。
本開示の一態様に係るデータは、前記管理方法で管理される移動体情報としてのデータである。
本開示の一態様に係るプログラムは、前記管理方法を、コンピュータで実行するためのプログラムである。
本開示の一態様に係る管理システムは、管理部を備える。前記管理部は、移動体に関連する複数の主体が共有可能な状態で、前記移動体に搭載されている部品及びデバイスのうち少なくとも一方に関する情報を移動体情報として、前記移動体ごとに管理する。
本開示の一態様に係る移動体は、前記管理システムが備える管理部と、本体部とを備える。
本開示によると、移動体に関連する複数の主体が移動体のメンテナンス状況を管理することができる。
図1は、実施形態の一態様に係る管理システムとしての管理装置、及び情報端末の構成を説明する図である。 図2は、同上の管理装置の適用例を説明する図である。 図3は、同上の管理装置及び情報端末がモジュール情報テーブルを更新する場合の動作を説明する図である。 図4は、同上の管理装置及び情報端末が部品情報テーブルを更新する場合の動作を説明する図である。 図5は、車両の起動時における同上の管理装置の動作を説明する図である。 図6は、変形例1に係る管理システムとしての管理装置、及び情報端末の構成を説明する図である。
以下に説明する実施形態及び変形例は、本開示の一例に過ぎず、本開示は、実施形態及び変形例に限定されない。この実施形態及び変形例以外であっても、本開示に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態)
以下、本実施形態に係る管理システム1について、図1〜図5を用いて説明する。
(1)概要
本実施形態の管理システム1は、図1に示すように管理装置10と複数の情報端末20とで構成される。管理装置10は、例えば、移動体としての車両4の本体部400の内部に設けられる(図2参照)。車両4は、管理装置10の他、車両データ取得部30を備える。管理装置10及び車両データ取得部30は、CAN(Controller Area Network)バス5に接続されている(図1参照)。管理装置10は、CANバス5を介して車両データ取得部30と通信可能である。
管理装置10は、GPS(Global Positioning system)を利用して車両4の位置に係る情報を取得する。
管理装置10は、車両4に関連する複数の主体が共有可能な状態で、車両4に搭載されている部品及びデバイスのうち少なくとも一方に関する情報を含む移動体情報を、車両4ごとに管理する。車両4に関連する複数の主体とは、例えば、車両4の製造業者、車両4の販売業者、整備事業者及び車両4の所有者(使用者)である。ここで、デバイスとは、ソフトウェアであるモジュールによって動作するハードウェアである。
管理装置10は、車両4を構成する部品に関する情報を記憶する部品情報テーブルを有している。管理装置10は、デバイスに関する情報としてデバイスに含まれるモジュールに関する情報を記憶するモジュール情報テーブルを有している。ここで、部品に関する情報は、部品名、当該部品の製造番号、当該部品の消耗度等に関する情報である。モジュールに関する情報は、当該モジュールを含むデバイスの名称、当該モジュールの更新等に関する情報である。上述した移動体情報は、部品情報テーブル及びデバイス情報テーブルを含む。
管理装置10は、モジュールの更新に係る情報を配信するサーバ、及び複数の情報端末20(図1参照)と通信可能である。管理装置10は、サーバと通信を行うことで、デバイスに含まれるモジュールの更新を行うことができる。ここで、各情報端末20は、スマートフォン、タブレット端末等であり、車両4の製造業者、車両4の販売業者、整備事業者によって利用される。
各情報端末20は、管理装置10と同様に、部品情報テーブル及びデバイス情報テーブルを含む移動体情報を有している。
例えば、管理装置10は、サーバとの通信によりモジュールが更新されると、モジュール情報テーブルを更新する。管理装置10は、更新したモジュール情報テーブルにおける更新内容を、ブロックチェーンを利用して、同一ノードに属する複数(ここでは、3つ)の情報端末20(図1参照)に送信する。ここで、モジュール情報テーブルの更新内容がブロックチェーンにおけるトランザクションデータに相当する。具体的には、管理装置10は、複数の情報端末20のうち1つの情報端末20(例えば、情報端末21)にトランザクションデータ(モジュール情報テーブルの更新内容)を送信する。情報端末21は、管理装置10から受け取ったトランザクションデータを用いてデバイス情報デーブルを更新するとともに、ブロックチェーンを利用して、同一ノードに属する他の情報端末22にトランザクションデータ(モジュール情報テーブルの更新内容)を送信する。情報端末22は、トランザクションデータを用いてモジュール情報テーブルを更新するとともに、ブロックチェーンを利用して、同一ノードに属する他の情報端末23に車両4の移動体情報を送信する。情報端末23は、トランザクションデータを用いてモジュール情報テーブルを更新する。これにより、管理装置10は、同一ノードに属する複数の情報端末20にモジュール情報テーブルの更新を行わせることが可能となる。
また、定期的な点検及びリコール等により、車両4を構成する部品が交換されると、例えば整備事業者が、当該整備事業者の情報端末20(例えば、情報端末21)が記憶する部品情報テーブルを更新する。例えば、交換前の部品の製造番号を交換後の部品の製造場号に更新する。情報端末21は、更新した部品情報テーブルの更新内容を、ブロックチェーンを利用して、同一ノードに属する他の情報端末22,23及び車両4の管理装置10に送信する。ここで、移動体情報としての部品情報テーブルの更新内容がブロックチェーンにおけるトランザクションデータに相当する。情報端末21から部品情報テーブルの更新内容を受け取った情報端末22,23及び車両4の管理装置10は、当該更新内容を用いて、自機が記憶する部品情報テーブルを更新する。
これにより、車両4の移動体情報(部品情報テーブル及びモジュール情報テーブル)を、車両4に関連する複数の主体(車両4の所有者(使用者)、車両4の製造業者、車両4の販売業者、整備事業者)が共有可能な状態で管理することができる。ここで、共有可能な状態とは、ブロックチェーンを利用する場合では、複数の主体が同一ノードに属している状態である。
(2)構成
(2−1)管理装置
ここでは、管理装置10の構成について説明する。
管理装置10は、テレマティクスコントロールユニット(TCU:Telematics Communication Unit)101と、車両内通信部102と、記憶部103と、制御部104とを備える。
管理装置10は、例えばプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを有している。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御部104として機能する。プロセッサが実行するプログラムは、ここではコンピュータシステムのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
TCU101は、車両4の外部に存在する装置との通信を行う。TCU101は、車両外通信部111(通信部)と、位置取得部112とを有する。
車両外通信部111は、インターネット等のネットワーク3を介して、サーバ及び情報端末20と通信を行うための通信インタフェースを含んでいる。
車両外通信部111は、モジュールの更新を行う場合には、ネットワーク3を介して、サーバから新しいバージョンのモジュール及び当該モジュールに係る関連情報を受信する。車両外通信部111は、部品情報テーブル及びモジュール情報テーブルの少なくとも一方である移動体情報を更新した場合には、当該移動体情報を、ネットワーク3を介して各情報端末20へ送信する。ここで、関連情報は、例えば、デバイス名、デバイスに含まれるモジュールの名称及び当該モジュールのバージョン番号を含む。
車両外通信部111は、情報端末20との通信により、移動体情報の更新内容を受信する。車両外通信部111は、例えばモジュール情報テーブルの更新内容を受信する。
位置取得部112は、GPSを利用して、車両4の位置に係る情報を取得する。
車両内通信部102は、CANバス5を介して、車両データ取得部30と通信を行うための通信インタフェースを含んでいる。車両内通信部102は、例えばOBD(On-Board diagnostics)端子を介してCANバス5と接続されている。車両内通信部102は、車両データ取得部30から車両4に関するデータ(例えば、車両4の速度、走行距離及びエンジンの回転数)を、それぞれ受け取る。
車両内通信部102は、部品交換等が行われると、通信用装置40からCANバス5を介して、部品情報テーブルの更新に係る情報(更新内容)を受け取る。通信用装置40は、車両4の製造業者、車両4の販売業者及び整備事業者が操作する装置であり、CANバス5に着脱可能である。本実施形態では、通信用装置40は、車両4が有する部品情報テーブル及びモジュール情報テーブルの更新を従業員が直接行う場合にのみ、CANバス5に接続される。
記憶部103は、非一時的記憶媒体であり、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等から選択されるデバイスで構成される。
記憶部103は、移動体情報を記憶する。ここで、移動体情報は、部品情報テーブル、モジュール情報テーブル、車両4の車台番号に紐づく情報及び車両データ取得部30が取得した車両情報(走行距離等)を含む。部品情報テーブルの一例を表1に、モジュール情報テーブルの一例を表2に、それぞれ示す。車両4の車台番号に紐づく情報は、例えば、車両4の所有者、車両4のナンバー、キー情報等である。
Figure 2020067335
部品情報テーブルは、表1に示すように、カテゴリ、大分類、中分類、小分類、製造番号及び更新日時を含む組を複数記憶するための領域を有している。
カテゴリは、車両4に搭載される部品の名称である。大分類は、カテゴリで表される部品を構成する部品の名称である。中分類は、大分類で表される部品を構成する部品の名称である。小分類は、中分類で表される部品を構成する部品の名称である。製造番号は、対応する部品を識別するために製造時に割り当てられた番号である。更新日時は、対応する部品に対してメンテナンス(例えば、交換)が行われた日時である。車両4の購入時等、部品に対してメンテナンスが行われていない場合には、更新日時は空白となる。表1に示すように、中分類に分類された部品を、小分類に分類できない場合には、対応する小分類は空白となる。例えば、中分類として分類されたシリンダロックは、それ自体で構成されており、当該シリンダロックを小分類に分類することができないので、シリンダロックに対応する小分類は空白になる。
また、更新日時が空白である場合には、対応する部品のメンテナンスが行われていないことを表す。逆に、更新日時が空白でない場合には、対応する部品のメンテナンスが行われていることを表す。
表1では、コンロッドを構成するコンロッドボルトに対して更新日時T1が格納されている。しかしながら、コンロッドを構成するコンロッドブッシュに対して更新日時が格納されていない。これは、コンロッドボルトのみメンテナンス、例えば交換が行われたことを示す。コンロッドが交換された場合には、コンロッドボルト及びコンロッドブッシュの双方に対して同一の更新日時が格納される。
Figure 2020067335
モジュール情報テーブルは、表2に示すように、デバイス名、モジュール名、バージョン番号及び更新日時を含む組を複数記憶するための領域を有している。
デバイス名は、車両4に搭載されたデバイスの名称である。モジュール名は、対応するデバイスに含まれるモジュールの名称である。バージョン番号は、対応するモジュールのバージョンを表す番号である。更新日時は、対応するモジュールの更新が行われた日時である。
モジュール情報テーブルでは、部品情報テーブルと同様に、モジュールの更新が行われていない場合には、当該モジュールに対応する更新日時は空白になる。
また、デバイス自体は、ハードウェアであるため、本実施形態では、部品として管理する。そのため、デバイスのメンテナンスに関しては、部品情報テーブルで管理される。
制御部104は、車両外通信部111がサーバから新しいバージョンのモジュールを受信すると、更新対象のモジュールを受信した新しいバージョンのモジュールに更新する。
さらに、制御部104は、図1に示すように、車両側管理部121及び起動確認部122を有している。
車両側管理部121は、車両4に関連する複数の主体が共有可能な状態で、車両4に搭載されている部品及びデバイスのうち少なくとも一方に関する情報を含む移動体情報を管理する。
車両側管理部121は、制御部104が更新対象のモジュールを新しいバージョンのモジュールに更新すると、モジュール情報テーブルを更新する。具体的には、車両側管理部121は、車両外通信部111がサーバから新しいバージョンのモジュールと共に受信した関連情報を取得する。車両側管理部121は、関連情報を用いて、記憶部103が記憶するモジュール情報テーブルの更新を行う。車両側管理部121は、関連情報に含まれるモジュール名に基づいてモジュール情報テーブルにおける更新対象のモジュールに対応するバージョン番号を、関連情報に含まれるバージョン番号にそれぞれ変更する。さらに、車両側管理部121は、更新対象のモジュールに対応する更新日時を、現在の更新日時に更新する。その後、車両側管理部121は、モジュール情報テーブルの更新内容をトランザクションデータとして、ブロックチェーンを利用して各情報端末20に車両外通信部111を介して送信する。ここで、デバイス情報テーブルの更新内容は、デバイス名、モジュール名、バージョン番号及び更新日時を含む。
さらに、車両側管理部121は、車両内通信部102が部品情報テーブルの更新に係る情報(更新情報)を受け取ると、受け取った更新情報に基づいて、更新対象の部品に関する情報を更新することで、部品情報テーブルを更新する。ここで、車両内通信部102が受け取った部品情報テーブルの更新情報は、部品名及び製造番号を含む。具体的には、車両側管理部121は、受け取った更新情報に含まれる部品名に基づいて部品情報テーブルにおける更新対象の部品に対応する製造番号を、受け取った更新情報に含まれる製造番号に変更する。さらに、車両側管理部121は、更新対象の部品に対応する更新日時を、現在の更新日時に更新する。その後、車両側管理部121は、部品情報テーブルの更新内容をトランザクションデータとして、ブロックチェーンを利用して各情報端末20に車両外通信部111を介して送信する。部品情報テーブルの更新内容は、部品名、製造番号及び更新日時を含む。
さらに、車両側管理部121は、車両外通信部111が部品情報テーブルの更新内容を、複数の情報端末20のうち一の情報端末20(例えば、情報端末21)から受け取ると、受け取った更新内容に基づいて、部品情報テーブルを更新する。具体的には、上述したように、車両側管理部121は、受け取った更新内容に含まれる部品名に基づいて部品情報テーブルにおける更新対象の部品に対応する製造番号を、受け取った更新内容に含まれる製造番号に変更する。さらに、車両側管理部121は、更新対象の部品に対応する更新日時を、現在の更新日時に更新する。その後、車両側管理部121は、他の情報端末20(例えば情報端末22)に部品情報テーブルの更新内容を送信する必要がある場合には、更新内容をトランザクションデータとして、ブロックチェーンを利用して当該他の情報端末20に車両外通信部111を介して送信する。
起動確認部122は、車両4の起動に必要な条件(起動条件)を満たしているか否かを判定する。起動条件は、移動体情報に対してアクセス可能であることである。例えば、車両4の運転者によりエンジンの起動操作が行われると、起動確認部122は、移動体情報に含まれる車台番号に紐づく情報にアクセスが可能であるか否かを判定する。記憶部103が管理装置10に対して着脱可能な記憶媒体である場合には、起動確認部122は、記憶部103が装着されていないときにはアクセス不可と判定する。起動確認部122は、記憶部103が装着されている場合であっても車台番号に紐づく情報が所定の格納領域に存在しない場合にはアクセス不可と判定する。
起動確認部122は、車台番号に紐づく情報にアクセスが可能であると判定する場合には、車両4の起動処理に係る構成要素(例えば、エンジンを制御するコントローラ等)に対して車両4の起動処理を続行させる。起動確認部122は、車台番号に紐づく情報にアクセスが不可であると判定する場合には、車両4の起動処理に係る構成要素に対して車両4の起動処理を続行させない、つまり車両4のエンジンの起動を停止させる。
(2−2)情報端末
ここでは、情報端末20の構成について説明する。
情報端末20は、図1に示すように、通信部201、記憶部202、表示部203、操作部204及び制御部205を備える。
情報端末20は、例えばプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを有している。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御部205として機能する。プロセッサが実行するプログラムは、ここではコンピュータシステムのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
通信部201は、ネットワーク3を介して、管理装置10及び他の情報端末20と通信を行うための通信インタフェースを含んでいる。通信部201は、管理装置10及び他の情報端末20のうちいずれかから、部品情報テーブル及びモジュール情報テーブルの少なくとも一方の更新内容を受信する。通信部201は、部品テーブル及びモジュール情報テーブルの少なくとも一方が更新された場合であって管理装置10及び他の情報端末20のすべてが更新を行っていない場合には、管理装置10及び他の情報端末20のうち更新を行っていない装置(端末)に、更新内容を送信する。
記憶部202、非一時的記憶媒体であり、ROM、RAM、又はEEPROM等から選択されるデバイスで構成される。記憶部103は、移動体情報を記憶する。移動体情報は、上述したように、部品情報テーブル、モジュール情報テーブル、車両4の車台番号に紐づく情報及び車両データ取得部30が取得した車両情報(走行距離等)を含む。移動体情報には、車両4の車台番号に紐づく情報が含まれている。そのため、移動体情報は、車両4ごとに管理されていると言える。なお、記憶部202が記憶する部品情報テーブル及びモジュール情報テーブルの構成については、記憶部103が記憶する部品情報テーブル及びモジュール情報テーブルと同様であるので、ここでの説明は省略する。情報端末20が複数の車両4を管理する場合には、車両4ごとに移動体情報を記憶する。つまり、複数の車両4と複数の移動体情報とが一対一に対応付けられている。
表示部203は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(electroluminescence)ディスプレイのような薄型のディスプレイ装置である。表示部203は、部品情報テーブル及びモジュール情報テーブルを表示する。
操作部204は、情報端末20の操作者の操作を受け付ける機能を有している。本実施形態では、情報端末20はタッチパネルディスプレイを搭載した装置であり、タッチパネルディスプレイが表示部203及び操作部204として機能する。ただし、操作部204は、タッチパネルディスプレイに限らず、例えばキーボードやポインティングデバイス、メカニカルなスイッチ等であってもよい。
制御部205は、図1に示すように、端末側管理部211を有する。
端末側管理部211は、車両4に関連する複数の主体が共有可能な状態で、車両4に搭載されている部品及びモジュールのうち少なくとも一方に関する情報を含む移動体情報を管理する。
具体的には、端末側管理部211は、通信部201が管理装置10又は他の情報端末20からモジュール情報テーブルの更新内容を受信すると、更新内容を用いて、記憶部202が記憶するモジュール情報テーブルの更新を行う。端末側管理部211は、モジュール情報テーブルの更新内容を行っていない情報端末20(未更新端末)が存在するときは、モジュール情報テーブルの更新内容をトランザクションデータとして、ブロックチェーンを利用して未更新端末に通信部201を介して送信する。ここで、上述したように、モジュール情報テーブルの更新内容は、デバイス名、モジュール名、バージョン番号及び更新日時を含む。
さらに、端末側管理部211は、部品情報テーブルの更新に係る情報(更新情報)を、操作部204を介して受け取ると、受け取った更新情報に基づいて、更新対象の部品に関する情報を更新することで、部品情報テーブルを更新する。部品情報テーブルの更新情報は、上述したように、部品名及び製造番号を含む。具体的には、端末側管理部211は、受け取った更新情報に含まれる部品名に基づいて部品情報テーブルにおける更新対象の部品に対応する製造番号を、受け取った更新情報に含まれる製造番号に変更する。さらに、端末側管理部211は、更新対象の部品に対応する更新日時を、現在の更新日時に更新する。その後、端末側管理部211は、部品情報テーブルの更新内容をトランザクションデータとして、ブロックチェーンを利用して他の情報端末20及び管理装置10に通信部201を介して送信する。部品情報テーブルの更新内容は、部品名、製造番号及び更新日時を含む。
さらに、端末側管理部211は、通信部201が部品情報テーブルの更新内容を、他の情報端末20又は管理装置10から受け取ると、受け取った更新内容に基づいて、部品情報テーブルを更新する。端末側管理部211は、部品情報テーブルの更新内容を行っていない情報端末20(未更新端末)が存在する場合には、部品情報テーブルの更新内容をトランザクションデータとして、ブロックチェーンを利用して未更新端末に通信部201を介して送信する。
(3)動作
ここでは、部品情報テーブル及びモジュール情報テーブルの更新に係る動作、及び車両4の起動に係る動作について、説明する。
(3−1)動作例1
まず、モジュール情報テーブルの更新に係る動作について、図3を用いて説明する。
管理装置10は、新たなバージョンのモジュール及び関連情報をサーバから受信すると、更新対象のモジュールを、受信した新たなバージョンのモジュールに更新する(ステップS1)。
管理装置10は、関連情報を用いて、記憶部103が記憶するモジュール情報テーブルの更新を行う(ステップS2)。具体的には、車両側管理部121は、更新対象のモジュールに対応するバージョン番号を、関連情報に含まれるバージョン番号に変更する。さらに、車両側管理部121は、更新対象のモジュールに対応する更新日時を、現在の更新日時に更新する。
車両側管理部121は、モジュール情報テーブルの更新内容をトランザクションデータとして、ブロックチェーンを利用して情報端末21に送信する(ステップS3,S4)。
情報端末21の端末側管理部211は、管理装置10から送信されたモジュール情報テーブルの更新内容を基に、情報端末21の記憶部202が記憶するモジュール情報テーブルの更新を行う(ステップS5)。具体的には、情報端末21の端末側管理部211は、更新対象のプログラムに対応するバージョン番号及び更新日時を、更新内容に含まれるバージョン番号及び更新日時にそれぞれ変更する。
情報端末21の端末側管理部211は、ブロックチェーンを利用して、モジュール情報テーブルの更新内容をトランザクションデータとして情報端末22に送信する(ステップS6,S7)。
情報端末22の端末側管理部211は、情報端末21から送信されたモジュール情報テーブルの更新内容を基に、情報端末22の記憶部202が記憶するモジュール情報テーブルの更新を行う(ステップS8)。具体的には、情報端末22の端末側管理部211は、更新対象のプログラムに対応するバージョン番号及び更新日時を、更新内容に含まれるバージョン番号及び更新日時にそれぞれ変更する。
情報端末22の端末側管理部211は、ブロックチェーンを利用して、モジュール情報テーブルの更新内容をトランザクションデータとして情報端末23に送信する(ステップS9,S10)。
情報端末23の端末側管理部211は、情報端末22から送信されたモジュール情報テーブルの更新内容を基に、情報端末23の記憶部202が記憶するモジュール情報テーブルの更新を行う(ステップS11)。具体的には、情報端末23の端末側管理部211は、更新対象のプログラムに対応するバージョン番号及び更新日時を、更新内容に含まれるバージョン番号及び更新日時にそれぞれ変更する。
ここでは、管理装置10のモジュール情報テーブルが更新された後、情報端末21のモジュール情報テーブル、情報端末22のモジュール情報テーブル及び情報端末21のモジュール情報テーブルの順に更新したが、この順序に限定されない。管理装置10のモジュール情報テーブルが更新された後で、各情報端末20のモジュール情報テーブルを更新する順序は、どの順序でもよい。要は、全ての情報端末20のモジュール情報テーブルが更新されれば、その順序は問わない。
(3−2)動作例2
次に、部品情報テーブルの更新に係る動作について、図4を用いて説明する。
情報端末21の端末側管理部211は、部品情報テーブルの更新に係る情報(更新情報)を、情報端末21の操作部204を介して受け取ると、受け取った更新情報に基づいて、部品情報テーブルを更新する(ステップS51)。具体的には、情報端末21の端末側管理部211は、更新対象の部品に対応する製造番号を、受け取った更新情報に含まれる製造番号に変更する。さらに、情報端末21の端末側管理部211は、更新対象の部品に対応する更新日時を、現在の更新日時に更新する。
情報端末21の端末側管理部211は、部品情報テーブルの更新内容をトランザクションデータとして、ブロックチェーンを利用して他の情報端末20及び管理装置10に通信部201を介して送信する(ステップS52,S53)。
情報端末22の端末側管理部211は、情報端末21から送信された部品情報テーブルの更新内容を基に、情報端末22の記憶部202が記憶するモジュール情報テーブルの更新を行う(ステップS54)。具体的には、情報端末22の端末側管理部211は、更新対象の部品に対応する製造番号及び更新日時を、部品情報テーブルの更新内容に含まれる製造番号及び更新日時にそれぞれ変更する。
情報端末23の端末側管理部211は、ブロックチェーンを利用して、部品情報テーブルの更新内容をトランザクションデータとして情報端末23に送信する(ステップS55,S56)。
情報端末23の端末側管理部211は、情報端末22から送信された部品情報テーブルの更新内容を基に、情報端末23の記憶部202が記憶するモジュール情報テーブルの更新を行う(ステップS57)。具体的には、情報端末23の端末側管理部211は、更新対象の部品に対応する製造番号及び更新日時を、部品情報テーブルの更新内容に含まれる製造番号及び更新日時にそれぞれ変更する。
情報端末23の端末側管理部211は、ブロックチェーンを利用して、部品情報テーブルの更新内容をトランザクションデータとして管理装置10に送信する(ステップS58,S59)。
車両側管理部121は、情報端末23から送信された部品情報テーブルの更新内容を基に、管理装置10の記憶部103が記憶する部品情報テーブルの更新を行う(ステップS60)。具体的には、車両側管理部121は、更新対象の部品に対応する製造番号及び更新日時を、部品情報テーブルの更新内容に含まれる製造番号及び更新日時にそれぞれ変更する。
ここでは、情報端末21の部品情報テーブルが更新された後、情報端末22の部品情報テーブル、情報端末23の部品情報テーブル及び管理装置10の部品情報テーブルの順に更新したが、この順序に限定されない。情報端末21の部品情報テーブルが更新された後、他の情報端末20及び管理装置10のモジュール情報テーブルを更新する順序は、どの順序でもよい。要は、全ての情報端末20及び管理装置10のモジュール情報テーブルが更新されれば、その順序は問わない。
また、管理装置10の部品情報テーブルを最初に更新し、その後、各情報端末20の部品情報テーブルを更新する順序であってもよい。
(3−3)動作例3
次に、車両4の起動に係る動作について、図5を用いて説明する。
起動確認部122は、車両4の運転者によりエンジンの起動操作が行われたか否かを判定する(ステップS101)。
起動確認部122は、車両4の運転者によりエンジンの起動操作が行われていないと判定する場合(ステップS101における「No」)、起動操作待ちとなる。
起動確認部122は、車両4の運転者によりエンジンの起動操作が行われたと判定する場合(ステップS101における「Yes」)、記憶部103が存在するか否かを判定する(ステップS102)。例えば、記憶部103が管理装置10に対して着脱可能な記憶媒体である場合には、起動確認部122は、記録媒体が管理装置10に装着されているか否かを判定する。
起動確認部122は、記憶部103が存在すると判定する場合(ステップS102における「Yes」)、移動体情報にアクセス可能であるか否かを判定する(ステップS103)。例えば、起動確認部122は、移動体情報に含まれる車台番号に紐づく情報にアクセスが可能であるか否かを判定する。
起動確認部122は、移動体情報にアクセス可能であると判定する場合(ステップS103における「Yes」)、車両4の起動が可能であると判定する(ステップS104)。このとき、起動確認部122は、車両4の起動処理に係る構成要素に対して車両4の起動処理を続行させる。
起動確認部122は、記憶部103が存在しないと判定する場合(ステップS102における「No」)、又は移動体情報にアクセス可能でないと判定する場合(ステップS103における「No」)、車両4の起動が不可であると判定する(ステップS105)。このとき、起動確認部122は、車両4の起動処理に係る構成要素に対して車両4の起動処理を続行させないで、車両4のエンジンの起動を停止させる。
(4)利点
本実施形態では、管理装置10は、車両4に搭載されたデバイスに含まれるモジュールを更新すると、自装置の移動体情報、特にモジュール情報テーブルを更新する。管理装置10は、自装置のモジュール情報テーブルを更新した後、ブロックチェーンを利用して、モジュール情報テーブルの更新内容を、同一ノードに属する各情報端末20に送信する。これにより、管理装置10は、各情報端末20に、自端末が記憶する移動体情報に含まれるモジュール情報テーブルの更新を行わせる。
車両4に搭載された部品のメンテナンス(例えば部品交換)が行われると、メンテナンスを行った作業者により、管理装置10及び複数の情報端末20のいずれかの装置(対象装置)は、自装置が記憶する移動体情報、特に部品情報テーブルを更新する。同一ノードに属する管理装置10及び複数の情報端末20のうち対象装置を除く残りの装置は、対象装置が部品情報テーブルを更新した後、ブロックチェーンを利用して、部品情報テーブルの更新内容を更新する。これにより、同一ノードに属する管理装置10及び複数の情報端末20のすべては、部品情報テーブルの更新を行うことができる。
つまり、管理装置10及び複数の情報端末20のいずれかの装置(端末)で移動体情報が更新される、言い換えるとモジュール情報テーブル及び部品情報テーブルのうち少なくとも一方が更新されると、同一ノード内の他の装置(端末)の移動体情報も更新される。したがって、同一ノードに属する車両4に関連する複数の主体のみが、共有可能な状態で移動体情報を管理することができる。
また、本実施形態では、車両4は、TCU101を備えているので、各情報端末20との通信をリアルタイムに行うことができる。そのため、車両4が記憶する移動体情報、及び各情報端末20が記憶する移動体情報のうち1つの移動体情報が変更された場合であっても、他の移動体情報の更新を即座に行うことができる。
また、本実施形態では、車両4の起動条件に、移動体情報に対してアクセス可能であることを含めている。そのため、移動体情報を、車両4の機械的な車両キーとは別に、第2車両キーとして利用することができる。車両4の起動には、車両4の機械的な車両キーと移動体情報との双方が必要となるので、セキュリティの向上も図ることができる。
上述したように、管理装置10は車両4に設けられている。そのため、管理装置10が送受信するデータ(部品情報テーブルの更新内容、モジュール情報テーブルの更新内容)は、車両4を経由しているといえる。つまり、管理装置10及び各情報端末20での移動体情報の更新は、車両4を介して行われている。これにより、例えば、記憶部103を管理装置10から取り外して、情報端末20に装着させるといった作業を実施することなく、容易に移動体情報の更新することができる。
また、車両4の電子制御装置が実行するモジュールは、当該モジュールを車両4の他の電子制御装置と連携して動作する場合がある。そのため、車両4の電子制御装置が実行するモジュールを更新した場合、各電子制御装置のモジュールのバージョンの組み合わせを確認することが必要となる。この場合、各モジュールのバージョンの確認ができる仕組みが望まれている。そこで、本実施形態によると、モジュールはモジュール情報テーブルで管理されるので、モジュールが更新された場合であっても複数の主体で管理可能となる。これにより、車両4の各モジュールのバージョンを確認することができる仕組みを実現することができる。
(5)変形例
以下に、変形例について列記する。なお、以下に説明する変形例は、上記実施形態と適宜組み合わせて適用可能である。
(5−1)変形例1
上記実施形態では、移動体としての車両4は、TCU101を備える構成としたが、この構成に限定されない。車両4は、TCU101を備えていなくてもよい。
この場合の管理装置10aの構成について、図6を用いて説明する。なお、実施形態と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。また、本変形例では、ブロックチェーンを用いないで、移動体情報の更新を行う。本変形例の管理システム1は、図6に示すように、管理装置10aと複数の情報端末20a(ここでは、3つの情報端末21a,22a,23a)と、管理サーバ50とで構成される。
本変形例の管理装置10a及び複数の情報端末20aは、管理サーバ50にアクセスするためのアクセス権を有している。例えば、管理サーバ50の管理者は、管理装置10a及び複数の情報端末20a(情報端末21a,22a,23a)に対してユーザID及びパスワードを発行する。管理装置10a及び複数の情報端末20aの各々は、自装置に対して発行されたユーザID及びパスワードを管理サーバ50に送信することで、管理サーバ50に対してアクセスが可能となる。本変形例において、共有可能な状態とは、複数の主体の各々に対してアクセス権が設定されていること、つまりユーザID及びパスワードが発行されている状態である。言い換えると、管理サーバ50にアクセス可能な状態が、共有可能な状態である。
管理装置10aの制御部104aは、車両側管理部121a及び起動確認部122を有している。
管理装置10aは、例えばプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを有している。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御部104aとして機能する。プロセッサが実行するプログラムは、ここではコンピュータシステムのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
車両側管理部121aは、車両4に関連する複数の主体が共有可能な状態で、車両4に搭載されている部品及びモジュールのうち少なくとも一方に関する情報を含む移動体情報を管理する。
車両側管理部121aは、更新対象のモジュールが新しいバージョンのプログラムに更新されると、モジュール情報テーブルを更新する。具体的な更新方法は、実施形態で説明しているので、ここでの説明は省略する。
さらに、車両側管理部121aは、モジュール情報テーブルの更新内容の履歴を、当該更新内容を情報端末20aに送信したか否かを表す第1送信フラグに対応付けて記憶部103に記憶する。本変形例では、第1送信フラグに値“0”が設定されると、第1送信フラグはモジュール情報テーブルの更新内容が未送信であることを表す。第1送信フラグに値“1”が設定されると、第1送信フラグはモジュール情報テーブルの更新内容が送信済であることを表す。
通信用装置40がCANバス5に接続されている場合に、車両側管理部121aは、値が“0”である第1送信フラグに対応するモジュール情報テーブルの更新内容を、車両内通信部102、通信用装置40及びネットワーク3を介して、管理サーバ50に送信する。車両側管理部121aは、モジュール情報テーブルの更新内容を送信すると、対応する第1送信フラグに設定された値を、値“1”に変更する。
さらに、車両側管理部121aは、通信用装置40がCANバス5に接続されている場合に、車両内通信部102が部品情報テーブルの更新に係る情報(更新情報)を受け取ると、受け取った更新情報に基づいて、更新対象の部品に関する情報を更新することで、部品情報テーブルを更新する。車両側管理部121aは、部品情報テーブルの更新内容の履歴を、当該更新内容を情報端末20aに送信したか否かを表す第2送信フラグに対応付けて記憶部103に記憶する。本変形例では、第2送信フラグに値“0”が設定されると、第2送信フラグは部品情報テーブルの更新内容が未送信であることを表す。第2送信フラグに値“1”が設定されると、第2送信フラグは部品情報テーブルの更新内容が送信済であることを表す。
通信用装置40がCANバス5に接続されている場合に、車両側管理部121aは、値が“0”である第2送信フラグに対応する部品情報テーブルの更新内容を、車両内通信部102、通信用装置40及びネットワーク3を介して、管理サーバ50に送信する。車両側管理部121aは、部品情報テーブルの更新内容を送信すると、対応する第2送信フラグに設定された値を、値“1”に変更する。
さらに、車両側管理部121aは、通信用装置40がCANバス5に接続されている場合に、車両内通信部102が管理サーバ50から部品情報テーブルの更新内容を受け取ると、受け取った更新内容に基づいて、部品情報テーブルを更新する。
本変形例の情報端末20aは、図6に示すように、通信部201、記憶部202、表示部203、操作部204及び制御部205aを備える。
情報端末20aは、例えばプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを有している。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御部205aとして機能する。プロセッサが実行するプログラムは、ここではコンピュータシステムのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
端末側管理部211aは、操作部204から部品情報テーブルの更新に係る更新情報を受け取ると、受け取った更新情報を基に、記憶部202が記憶する部品情報テーブルを更新する。端末側管理部211aは、更新した部品情報テーブルの更新内容を、通信部201及びネットワーク3を介して、管理サーバ50に送信する。
端末側管理部211aは、通信部201を介して、管理サーバ50からモジュール情報テーブルの更新内容を受け取ると、受け取った更新内容に基づいて、記憶部202が記憶するモジュール情報テーブルの更新を行う。
端末側管理部211aは、通信部201を介して、管理サーバ50から部品情報テーブルの更新内容を受け取ると、受け取った更新内容に基づいて、記憶部202が記憶する部品情報テーブルの更新を行う。
管理サーバ50は、管理装置10a及び情報端末20aのうち一方から送信されたモジュール情報テーブルの更新内容を管理する。さらに、管理サーバ50は、管理装置10a及び情報端末20aのうち一方から送信された部品情報テーブルの更新内容を管理する。
管理サーバ50は、管理装置10aからの要求に応じて、モジュール情報テーブルの更新内容及び部品情報テーブルの更新内容の少なくとも一方を、管理装置10aに送信する。さらに、管理サーバ50は、情報端末20a(例えば、情報端末21a)からの要求に応じて、モジュール情報テーブルの更新内容及び部品情報テーブルの更新内容の少なくとも一方を、要求元である情報端末20a(例えば、情報端末21a)に送信する。
これにより、ユーザID及びパスワードが発行された、車両4に関連する複数の主体のみが共有可能な状態で、移動体情報を管理可能となる。
なお、本変形例において、共有可能な状態とは、複数の主体の各々に対してアクセス権が設定されていること、つまりユーザID及びパスワードが発行されている状態であるとしたが、この状態に限定されない。共有可能な状態とは、管理サーバ50にアクセスするためのリンク先が複数の主体の各々に通知されている状態であってもよい。
また、管理サーバ50は、モジュール情報テーブルの更新内容及び部品情報テーブルの更新内容のうち少なくとも一方の更新内容を受け取ると、管理装置10及び複数の情報端末のうち当該更新内容の送信元の装置以外の残りの装置に、更新を指示する旨の通知を行ってもよい。
また、記憶部103が管理装置10aに対して着脱可能である場合には、管理サーバ50と通信可能な他の装置に記憶部103からモジュール情報テーブルの更新内容及び部品情報テーブルの更新内容のうち少なくとも一方を管理サーバ50に送信してもよい。例えば、モジュール情報テーブルの更新内容及び部品情報テーブルの更新内容のうち少なくとも一方を送信する場合には、記憶部103を管理装置10aから取り外し、当該他の装置に装着する。これにより、当該他の装置からモジュール情報テーブルの更新内容及び部品情報テーブルの更新内容のうち少なくとも一方の送信が可能となる。
なお、本変形例において、管理システム1は、管理装置10aと複数の情報端末20aと管理サーバ50とで構成されるとしたが、この構成に限定されない。管理システム1は、管理装置10aと複数の情報端末20aとで構成されてもよい。つまり、管理サーバ50は、管理システム1の構成要素に含めなくてもよい。
(5−2)変形例2
上記実施形態において、移動体情報の更新にブロックチェーンを利用することは必須ではない。
管理装置10がTCU101を有する場合であっても、変形例1で説明したようにモジュール情報テーブルの更新内容及び部品情報テーブルの更新内容を、管理サーバ50で管理してもよい。
この場合、車両側管理部121は、更新対象のモジュールが新しいバージョンのモジュールに更新されると、モジュール情報テーブルを更新する。さらに、車両側管理部121は、TCU101の車両外通信部111を介して、モジュール情報テーブルの更新内容を、管理サーバ50に送信する。
車両側管理部121は、車両内通信部102が部品情報テーブルの更新に係る情報(更新情報)を受け取ると、受け取った更新情報に基づいて、更新対象の部品に関する情報を更新することで、部品情報テーブルを更新する。車両側管理部121は、部品情報テーブルの更新内容を、車両外通信部111を介して管理サーバ50に送信する。
車両側管理部121は、管理サーバ50から車両外通信部111を介して、部品情報テーブルの更新内容を受け取ると、受け取った更新内容に基づいて、部品情報テーブルを更新する。
この場合における情報端末20の動作は、変形例1の情報端末20aの動作と同様であるので、ここでの説明は省略する。
(5−3)変形例3
上記実施形態において、車両4の所有者が変更される際には、車両4に移動体情報が対応付けられた状態で車両4が変更先の所有者に引き渡されることが好ましい。
例えば、車両4の所有者が変更される際には、車両4に移動体情報が保持された状態、つまり管理装置10の記憶部103に移動体情報が保持された状態で、車両4が変更先の所有者に引き渡されることが好ましい。
これにより、移動体情報の更新にブロックチェーンを利用している場合において、車両4が転売等されたとしても、転売前の車両4が属するノードに車両4が属したままとすることで、転売前のモジュールの更新に係る情報及び部品のメンテナンスに係る情報を、車両4に紐付けることができる。また、転売先が車両4を販売する会社等である場合には、車両4が属するノードに当該会社の情報端末を登録することで、転売前のモジュールの更新に係る情報及び部品のメンテナンスに係る情報を利用することができる。
また、車両を解体して、リユース、リビルド部品として、モジュールを再利用する場合、プログラムバージョン情報等を、再利用する車両へ引き継ぐ必要がある。そこで、本変形例によると、車両4を解体して、リビルド、リユース部品として部品を再利用する場合は、車両4のモジュール情報からバージョン情報、使用期間などの情報の引継を容易に行うことができる。例えば、車両4のモジュール情報からバージョン情報、使用期間などの情報を引継情報として作成することができる。
または、移動体情報の更新にブロックチェーンを利用しない場合であっても、転売先で車両4の移動体情報を取得することで、転売前のモジュールの更新に係る情報及び部品のメンテナンスに係る情報を利用することができる。
(5−4)変形例4
上記実施形態において、部品情報テーブルとモジュール情報テーブルとは個別のテーブルとする構成としたが、この構成に限定されない。部品情報テーブルの内容とモジュール情報テーブルの内容とは、1つのテーブルで管理されてもよい。
また、上記実施形態では、車両4を移動体の一例としたが、移動体は車両4に限らない。移動体は、船舶、航空機等であってもよい。
(その他の変形例)
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、管理システム1(管理装置10)と同様の機能は、管理方法、コンピュータプログラム、又はプログラムを記録した記録媒体等で具現化されてもよい。一態様に係る管理システム1の管理方法は、移動体(車両4)に関連する複数の主体のみが共有可能な状態で、移動体に搭載されている部品及びモジュールのうち少なくとも一方に関する情報を含む移動体情報を、移動体ごとに管理する。一態様に係るプログラムは、コンピュータシステムを、上述した管理システム1の管理方法として実行させるためのプログラムである。
本開示における管理システム1は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における管理システム1としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、管理システム1における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは管理システム1に必須の構成ではなく、管理システム1の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、管理システム1の少なくとも一部の機能、例えば、管理装置10の一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様の管理方法は、移動体(例えば、車両4)に関連する複数の主体(例えば、車両4の所有者(使用者)、製造業者等)のみが共有可能な状態で、移動体に搭載されている部品及びデバイスのうち少なくとも一方に関する情報を含む移動体情報を、移動体ごとに管理する。
第1の態様によると、移動体に関連する複数の主体が移動体のメンテナンス状況を管理することができる。これにより、例えば、移動体を販売する店舗は、移動体のメンテナンス状況を知ることができる。また、移動体を修理する際には、これまでの移動体のメンテナンス状況を知ることができる。
第2の態様の管理方法では、第1の態様において、移動体情報を、移動体に設けられた非一時的記録媒体(例えば、記憶部103、202)に記憶する。
第2の態様によると、移動体に移動状態情報を保持させることができる。
第3の態様の管理方法では、第1又は第2の態様において、移動体の所有者が変更される際には、移動体に移動体情報が対応付けられた状態で移動体が変更先の所有者に引き渡される。
第3の態様によると、移動体の所有者が変更された場合であっても移動体情報は移動体に対応付けられたままであるので、移動体が変更先の所有者に引き渡された後であっても、複数の主体は、移動体情報を共有可能な状態で管理することができる。
第4の態様の管理方法では、第1〜第3のいずれかの態様において、複数の主体をノードとするブロックチェーンを用いて、移動体情報を管理する。
第4の態様によると、ブロックチェーンを用いることで、各主体間で適切に移動体情報を管理することができる。
第5の態様の管理方法では、第1〜第4のいずれかの態様において、移動体を経由して移動体情報の更新を行う。
第5の態様によると、移動体と移動体の外部との間で適切に移動体情報を管理することができる。
第6の態様の管理方法では、第5の態様において、移動体に設けられ、かつ移動体の外部と通信するテレマティクスコントロールユニットを介して、移動体情報の更新を行う。
第6の態様によると、テレマティクスコントロールユニットを用いることで、移動体情報の送受信を容易に行うことができる。
第7の態様の管理方法では、第1〜第6の態様において、移動体情報に対してアクセス可能であることを、移動体を起動するための起動条件に含める。
第7の態様によると、移動体情報を、移動体を起動するための機械的なキーとは別に、第2キーとして利用することができる。
第8の態様のデータは、第1〜第7のいずれかの態様の管理方法で管理される移動体情報としてのデータである。
第8の態様によると、当該データを管理することで、移動体に関連する複数の主体が移動体のメンテナンス状況を管理することができる。
第9の態様のプログラムは、第1〜第7のいずれかの態様の管理方法を、コンピュータで実行するためのプログラムである。
第9の態様によると、移動体に関連する複数の主体が移動体のメンテナンス状況を管理することができる。
第10の態様の管理システム(1)は、管理部(例えば、車両側管理部121,121a、端末側管理部211,211a)を備える。管理部は、移動体に関連する複数の主体が共有可能な状態で、移動体に搭載されている部品及びデバイスのうち少なくとも一方に関する情報を移動体情報として、移動体ごとに管理する。
第10の態様によると、移動体に関連する複数の主体が移動体のメンテナンス状況を管理することができる。
第11の態様の移動体(例えば、車両4)は、第10の態様の管理システム(1)が備える管理部(例えば、車両側管理部121,121a)と、本体部(400)とを備える。
第11の態様によると、移動体に関連する複数の主体が移動体のメンテナンス状況を管理することができる。
第12の態様の管理方法では、第1〜第3の態様において、管理サーバ(50)が移動体情報の更新内容を管理し、複数の主体は、管理サーバ(50)に対するアクセス権が設定され、又は管理サーバ(50)へのリンクが発行されている。複数の主体は、管理サーバへアクセスして更新内容を取得して、移動体情報を更新する。
第12の態様によると、更新内容を管理サーバで管理し、複数の主体に管理サーバ(50)に対するアクセス権を設定する、又は管理サーバ(50)へのリンクを発行することで、移動体に関連する複数の主体のみが共有可能な状態で移動体情報を管理することができる。
第13の態様の管理方法では、第3の態様において、移動体は、移動体情報を保持する。移動体の所有者が変更される際には、移動体に移動体情報が保持された状態で、移動体が変更先の所有者に引き渡される。
第13の態様によると、移動体が変更先の所有者に引き渡された後であっても、複数の主体は、移動体情報を共有可能な状態で管理することができる。
1 管理システム
10,10a 管理装置
20,20a,21〜23,21a〜23a 情報端末
50 管理サーバ
103 記憶部
121 車両側管理部
121a 車両側管理部
202 記憶部
211 端末側管理部
211a 端末側管理部
400 本体部

Claims (11)

  1. 移動体に関連する複数の主体のみが共有可能な状態で、前記移動体に搭載されている部品及びデバイスのうち少なくとも一方に関する情報を含む移動体情報を、前記移動体ごとに管理する、
    管理方法。
  2. 前記移動体情報を、前記移動体に設けられた非一時的記録媒体に記憶する、
    請求項1に記載の管理方法。
  3. 前記移動体の所有者が変更される際には、前記移動体に前記移動体情報が対応付けられた状態で前記移動体が変更先の所有者に引き渡される、
    請求項1又は2に記載の管理方法。
  4. 前記複数の主体をノードとするブロックチェーンを用いて、前記移動体情報を管理する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の管理方法。
  5. 前記移動体を経由して前記移動体情報の更新を行う、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の管理方法。
  6. 前記移動体に設けられ、かつ前記移動体の外部と通信するテレマティクスコントロールユニットを介して、前記移動体情報の更新を行う、
    請求項5に記載の管理方法。
  7. 前記移動体情報に対してアクセス可能であることを、前記移動体を起動するための起動条件に含める、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の管理方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の管理方法で管理される移動体情報としてのデータ。
  9. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の管理方法を、コンピュータで実行するためのプログラム。
  10. 移動体に関連する複数の主体が共有可能な状態で、前記移動体に搭載されている部品及びデバイスのうち少なくとも一方に関する情報を移動体情報として、前記移動体ごとに管理する管理部を備える、
    管理システム。
  11. 請求項10に記載の管理システムが備える管理部と、
    本体部とを備える、
    移動体。
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