JP2020067292A - 電波レーダ装置の固定構造 - Google Patents
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Description
そのため、締結具が操作されると、送信方向の前方に向かう締結具の締結力により、レーダブラケットに形成された被締結部が締結部に近づけられる。レーダブラケットは電波レーダ装置を伴って、受け面上を電波透過カバーに接近する側へ摺動される。この摺動は、電波レーダ装置及びレーダブラケットの重量がレーダフレームを介して車体又はフランジ部によって受け止められながらなされる。
従って、電波レーダ装置が取付ブラケットを介してリーンフォース、フロントフレーム等の剛性の高い部品に固定される従来技術とは異なり、電波透過カバーから電波レーダ装置を規定距離だけ離れた箇所まで摺動させ、その位置に同電波レーダ装置を保持することが可能である。その結果、電波レーダ装置の性能を、同一車種の車両間で安定させることが可能である。
上記電波レーダ装置の固定構造において、前記板状部が前記位置調整孔部の前記受け面上に載置された状態で、同板状部と前記位置調整孔部の上壁面との間隔が1mm〜5mmに設定されていることが好ましい。
なお、以下の記載に関し、車両の前進方向を前方とし、後進方向を後方として説明する。また、上下方向は車両の上下方向を意味し、左右方向は車幅方向であって車両の前進時の左右方向と一致するものとする。
図4及び図8(a)〜(d)に示すように、レーダブラケット30は金属板によって形成され、上記送信方向における電波レーダ装置18の後側に配置されている。なお、レーダブラケット30は、樹脂によって型成形されたものであってもよい。
図3、図4及び図9に示すように、レーダフレーム40は樹脂材料によって形成されている。レーダフレーム40の外殻部分は、環状をなす枠本体41によって構成されている。枠本体41の周方向における複数箇所、より具体的には、バンパカバー11における上記取付座13に対応する箇所には、ねじ孔43を有するねじボス42が形成されている。
そして、図7に示すように、上記送信方向における縦壁部44の前面に対し取付板部32が接触して、レーダブラケット30が電波透過カバー20から最も遠ざかった状態では、上記送受信方向における各縦板状部37と縦壁部44との間に、1mm〜5mmの間隔D2を有する隙間が生ずるように設定されている。
(i)電波透過カバー20のバンパカバー11への固定
図3及び図6に示すように、バンパカバー11の窓部15に対し電波透過カバー20が、上記送信方向における後側から近づけられる。各突出片22の長孔23に対し、対応する爪部16が挿入されて係止される。これらの係止により、カバー本体部21によって窓部15を塞いだ状態で電波透過カバー20がバンパカバー11に固定される。
図4に示すように、電波レーダ装置18付きレーダブラケット30が、上記送信方向における前側からレーダフレーム40に近づけられる。
上記レーダアセンブリ55が、上記送信方向におけるバンパカバー11の後側から窓部15及び電波透過カバー20に近づけられる。図3及び図4に示すように、フランジ部12における取付座13毎のねじ挿通孔14にねじ17が挿通され、レーダフレーム40の対応するねじボス42に締め付けられる。これらの締め付けにより、レーダアセンブリ55のうちレーダフレーム40がフランジ部12に固定される。
ここで、バンパカバー11のフランジ部12を除く多くの部分では、車両10の衝突時の衝撃を吸収するために、剛性が低く設定されている。しかし、車体19に固定されたフランジ部12の剛性は、電波透過カバー20や、バンパカバー11の上記部分の剛性よりも高くなっている。レーダフレーム40は、上記のように剛性の高いフランジ部12に固定される。そのため、電波レーダ装置18及びレーダブラケット30の重量は、レーダフレーム40を介してフランジ部12によって受け止められる。
図5、図6及び図10(a)〜(c)に示すように、レーダブラケット30の被締結部33毎のねじ挿通孔34に対し、上記送信方向における後側からねじ25が挿通されて、同ねじ25が締まる方向へ回転される。すると、上記送信方向における前側へ向かうねじ25の締結力によって、レーダブラケット30が電波レーダ装置18を伴って、位置調整孔部47毎の受け面48上を上記送信方向における前側へ摺動させられる。この摺動は、電波レーダ装置18及びレーダブラケット30の重量がレーダフレーム40を介してフランジ部12によって受け止められながらなされる。
・各横板状部35は、対応する位置調整孔部47に挿通されて、受け面48上に載置されている。位置調整孔部47の上下方向の寸法が、横板状部35の上下方向の厚みよりも大きく設定されている。また、各位置調整孔部47には挿通孔部51が繋がっている。
・レーダフレーム40は、バンパカバー11のフランジ部12に代えて、車体19に対し直接又はブラケット等の剛性の高い部材を介して間接的に固定されてもよい。
・前側方監視用及び後側方監視用の電波レーダ装置は、車両の車幅方向における両側部に固定されてもよいし、一方の側部にのみ固定されてもよい。
Claims (8)
- 車体と、自身の周縁部に設けられたフランジ部において前記車体に固定されるバンパカバーとの間に配置されて、電波を車外へ向けて送信し、かつ車外の物体に当たって反射された電波を受信する電波レーダ装置を備えるとともに、電波の透過性を有し、かつ電波の送信方向における前記電波レーダ装置の前方に配置されて前記バンパカバーに固定される電波透過カバーを備える車両に適用され、前記電波レーダ装置を前記車両に固定する電波レーダ装置の固定構造であって、
前記車体又は前記フランジ部に固定され、かつ受け面を有するレーダフレームと、
前記電波レーダ装置に固定され、かつ被受け面を有するレーダブラケットと
を備え、前記受け面及び前記被受け面の少なくとも一方は、前記電波の送受信方向へ延びる面により構成され、前記レーダブラケットは、前記被受け面において前記レーダフレームの前記受け面上に前記送受信方向へ摺動可能に載置されており、
さらに、前記電波透過カバーには締結部が設けられており、前記レーダブラケットに形成された被締結部が、前記送信方向における前方に向かう締結具の締結力により前記締結部に締結されている電波レーダ装置の固定構造。 - 前記レーダフレームには、前記送受信方向へ貫通する位置調整孔部が形成され、前記受け面は前記位置調整孔部の底壁面により構成され、
前記レーダブラケットには、前記送信方向における後方へ延びる板状部が形成され、前記被受け面は前記板状部の下面により構成され、
前記板状部は前記位置調整孔部に対し、前記送信方向における前側から挿通されて、前記被受け面において前記受け面上に載置されており、
前記位置調整孔部の上下方向の寸法は、前記板状部の上下方向の厚みよりも大きく設定されている請求項1に記載の電波レーダ装置の固定構造。 - 前記板状部が前記位置調整孔部の前記受け面上に載置された状態で、同板状部と前記位置調整孔部の上壁面との間隔が1mm〜5mmに設定されている請求項2に記載の電波レーダ装置の固定構造。
- 前記締結具はねじにより構成され、
前記被締結部には、前記送受信方向へ貫通するねじ挿通孔が形成され、
前記ねじ挿通孔は、上下方向へ延びる長孔により構成されており、
前記ねじは、前記ねじ挿通孔に挿通されて前記締結部に螺合されている請求項2又は3に記載の電波レーダ装置の固定構造。 - 前記板状部を横板状部とした場合において、前記レーダブラケットには、前記横板状部から上方又は下方へ延びる縦板状部が形成され、
前記横板状部が前記位置調整孔部に挿通された状態で、前記縦板状部は、前記送信方向における前記レーダフレームよりも後側に配置されている請求項2〜4のいずれか1項に記載の電波レーダ装置の固定構造。 - 前記送信方向における前記レーダフレームの前面に対し前記レーダブラケットが接触して、同レーダブラケットが前記電波透過カバーから最も遠ざかった状態では、前記送受信方向における前記縦板状部と前記レーダフレームとの間隔が1mm〜5mmに設定されている請求項5に記載の電波レーダ装置の固定構造。
- 前記位置調整孔部は、前記送信方向及び上下方向に対し直交する方向へ延びており、
前記レーダフレームには、前記位置調整孔部の一方の端部に繋がった状態で、前記送受信方向へ貫通し、かつ前記横板状部及び前記縦板状部の挿通を許容する挿通孔部が形成されている請求項5又は6に記載の電波レーダ装置の固定構造。 - 前記電波レーダ装置は、前記車両の前部の車幅方向における側部に設置されて斜め前側方へ電波を送信する前側方監視用の電波レーダ装置である請求項1〜7のいずれか1項に記載の電波レーダ装置の固定構造。
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2018
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