JP2020067280A - 横巻線の欠陥検査装置、欠陥検査装置を備えた横巻線の製造システム、及び欠陥検査方法 - Google Patents

横巻線の欠陥検査装置、欠陥検査装置を備えた横巻線の製造システム、及び欠陥検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020067280A
JP2020067280A JP2018198092A JP2018198092A JP2020067280A JP 2020067280 A JP2020067280 A JP 2020067280A JP 2018198092 A JP2018198092 A JP 2018198092A JP 2018198092 A JP2018198092 A JP 2018198092A JP 2020067280 A JP2020067280 A JP 2020067280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
horizontal winding
winding
optical system
defect inspection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018198092A
Other languages
English (en)
Inventor
貴之 竹下
Takayuki Takeshita
貴之 竹下
勇士 八木
Yuji Yagi
勇士 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2018198092A priority Critical patent/JP2020067280A/ja
Publication of JP2020067280A publication Critical patent/JP2020067280A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)

Abstract

【課題】光学的方式によって横巻線の欠陥の有無を判定することができる横巻線の欠陥検査装置、欠陥検査装置を備えた横巻線の製造システム、及び欠陥検査方法を提供する。【解決手段】本発明に係る欠陥検査装置は、光線14aを出射する光源部12aと、光線14aを長手方向に移動する横巻線である被覆線7に投光する投光光学系13aと、被覆線7の表面で反射された反射光18aを受光する受光光学系15aと、反射光18aの光強度を測定する光電式測定部16aと、光強度に基づいて被覆線7の欠陥の有無を判定する判定部17aとを備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、導線に絶縁物の線条体を巻き付けた横巻線の欠陥を検出する欠陥検査装置、欠陥検査装置を備えた横巻線の製造システム、及び欠陥検査方法に関する。
従来、光電スイッチからの光を遮光する際に入力される線条体の通過確認信号と線条体を供給する回転体の回転確認信号が交互に入力されることで、線条体の断線を検出する方法があった(例えば、特許文献1参照)。
また、一周期毎の設定の線条体の本数とセンサで検出した一周期毎の線条体本数を比較して線条体の断線を検出する方法があった(例えば、特許文献2参照)。
特開昭60−106765号公報 特公平4−3465号公報
しかしながら、このような線条体の断線の検査方法は存在するものの、導線に巻き付けている線条体の局部的な巻き乱れの検出が出来る横巻線の欠陥検査方法は存在しなかった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、横巻線の欠陥として、線条体が断線して生じる欠陥の場合だけでなく、線条体が局部的に巻き乱れている場合も検出することが出来る横巻線の欠陥検査装置、欠陥検査装置を備えた横巻線の製造システム、及び欠陥検査方法を提供することを目的とする。
本発明に係る横巻線の欠陥検査装置は、第1の光線を出射する第1の光源部と、第1の光線を長手方向に移動する横巻線に投光する第1の投光光学系と、横巻線の表面で反射された第1の反射光を受光する第1の受光光学系と、第1の反射光の第1の光強度を測定する第1の測定部と、第1の光強度に基づいて横巻線の欠陥の有無を判定する判定部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る横巻線の欠陥検査方法は、長手方向に移動する横巻線に光線を投光するステップと、横巻線の表面で反射された反射光を受光するステップと、受光された反射光の光強度を測定するステップと、測定された光強度に基づいて横巻線の欠陥の有無を判定するステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係る横巻線の欠陥検査装置、欠陥検査装置を備えた横巻線の製造システム、及び欠陥検査方法は、線条体の断線により生じる欠陥だけでなく、導線に巻き付けている線条体の局部的な巻き乱れも検出することができる。
本発明の実施の形態1に係る横巻線の欠陥検査装置を含む製造システムの例である。 本発明の実施の形態1に係る光電式検査部の内部構造の図の例である。 横巻線用ファイバユニットを下から見た図である。 横巻線用ファイバユニットから投光された光線の集光されたスポット径を示した図である。 本発明の実施の形態1に係る光電式検査部の光線を出射する機能を説明するための機能ブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る光電式検査部の欠陥の有無を判定する機能に関する機能ブロック図である。 欠陥検査方法を説明するためのフローチャートの例である。 本発明の実施の形態1に係る正常な場合の欠陥検査装置の要部を拡大した図の例である。 図7での反射強度をグラフで示した図の例である。 本発明の実施の形態1に係る線条体が断線している場合の欠陥検査装置の要部を拡大した図の例である。 図10での反射強度をグラフで示した図の例である。 本発明実施の形態1に係る線条体が局所的に巻き乱れている場合の欠陥検査装置の要部を拡大した図の例である。 線条体が局所的に巻き乱れている場合の反射光の光強度を示す例である。 本発明の実施の形態1に係る正常な場合の横巻線用ファイバユニットを複数設けた検査装置の要部を拡大した図の別の例である。 本発明の実施の形態1に係る線条体が局所的に巻き乱れている場合の横巻線用ファイバユニットを複数設けた欠陥検査装置の要部を拡大した図の別の例である。 本発明の実施の形態1に係る正常な場合の横巻線用ファイバユニットを複数設けた欠陥検査装置の要部を拡大した図のもう一つ別の例である。 本発明の実施の形態2に係る横巻線の欠陥検査装置を含む製造システムの例である。 本発明の実施の形態2に係る横巻線の欠陥検査装置に含まれる光電式検査部の一部を示した図の例である。の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る光電式検査部の光線を出射する機能を説明するための機能ブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る光電式検査部の反射光を受光し測定する機能を説明するための機能ブロック図である。 図20での反射光の光強度をグラフで示した図の例である。 図21の反射光の光強度の差を求めたグラフの図の例である。 本発明の実施の形態2に係る局所的に巻き乱れている場合の欠陥検査装置の一部を示した図の例である。 図23での反射光の光強度をグラフで示した図の例である。 図24の反射光の光強度の差を求めたグラフの図の例である。 本発明の実施の形態3に係る正常な場合の欠陥検査装置を含む横巻線の製造システムの例である。 本発明の実施の形態3に係る光電式検査部の光線を出射する機能を説明するための機能ブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る光電式検査部の反射光を受光し測定する機能を説明するための機能ブロック図である。 図26の反射光の光強度をグラフで示した図の例である。 図29の反射光の光強度の差を求めたグラフの図の例である。 本発明の実施の形態3に係る局部的に巻き乱れている場合の欠陥検査装置を含む横巻線の製造システムの例である。 図31での反射光の光強度をグラフで示した図の例である。 図32の反射光の光強度の差を求めたグラフの図の例である。
本発明の実施の形態1に係る欠陥検査装置について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る欠陥検査装置を有する横巻線の製造システムの一例を示す。
図1に示すように、横巻線の製造システムは、導線1を等速で送り出す送出ドラム2、導線1が送り出される方向を軸として回転する回転体3、及び回転体3に取り付けられ絶縁物である線条体4を送り出すボビン5を備えている。
さらに、横巻線の製造システムは、ボビン5から送り出された線条体4が通る孔を有する撚り口体6、撚り口体6の孔を通った線条体4が導線1に巻き付けられて形成された被覆線7を巻き取る巻取ドラム8、及び横巻線である被覆線7の欠陥を検査する欠陥検査装置11aを備える。
回転体3には、2個のボビン5が導線1と同軸に回転可能に取り付けられている。撚り口体6には2個の孔が設けられている。
各々のボビン5から送り出される線条体4は、回転体3に取り付けられている撚り口体6のそれぞれに対応する孔を通り、導線1の方に引っ張られている。回転体3が撚り口体6と一体に回転することにより、2本の線条体4が導線1にそれぞれ等ピッチに巻き付けられ、被覆線7が形成される。被覆線7は、巻取ドラム8で巻き取られる。このように導線1に線条体4が巻き付けられて導線1の表面が被覆されることで電動機、発電機等の回転機で使用されるマグネットワイヤの一種である横巻線が製造される。ここで、横巻線は導線1に絶縁性の線条体4が巻き付けられたものである。
欠陥検査装置11aは、横巻線である被覆線7の欠陥の有無を判断する光電式検査部91a及びガイドローラ10で構成されている。光を電気に変換する光電式である光電式検査部91aの詳細に関しては後述する。
ガイドローラ10は、光電式検査部91aから出射される光線のパワーを表す光強度と被覆線7で反射された反射光のパワーを表す光強度とを可能な限り一定にするよう被覆線7の振動を抑制している。
導線1の材料には、例えば銅線が用いられる。導線1の形状は、例えば丸線、平角線及び複数本の線を撚り合わせた撚線等がある。
線条体4の材料には、例えば有機繊維、ガラス繊維及びマイカテープ等の絶縁物が挙げられる。また、マイカテープといったテープ類を用いる場合、撚り口体6が不要であれば、撚り口体6は用いなくてもよい。
図1に示す光電式検査部91aは、横巻線である被覆線7において、導線1への線条体4の巻き付き状態の欠陥の有無を検査する。
図2は、光電式検査部91aの内部構成を説明するための図で、検査対象となる被覆線7も併せて示している。光電式検査部91aは、第1の光源部としての光源部12a、第1の投光光学系としての投光光学系13a、第1の受光光学系としての受光光学系15a、第1の光電式測定部としての光電式測定部16a及び判定部17aを備えている。光源部12aからの光線14aが投光光学系13aを通って出射され、長手方向に移動する被覆線7に照射される。被覆線7で反射された反射光18aは受光光学系15aを通って光電式測定部16aで光電変換され、反射光18aの光強度が測定される。測定された値に基づいて判定部17aは導線1への線条体4の巻き付き状態の欠陥の有無を判定する。光線14a及び反射光18aの矢印は、各々の伝播する向きを示している。それぞれの機能の詳細は後述する。
図3は、投光光学系13aと受光光学系15aとを含む第1の横巻線用ファイバユニットとしての横巻線用ファイバユニット22aを下から見た図の例を示している。投光光学系13a及び受光光学系15aのいずれも複数の光ファイバを束ねた第1の光ファイバ束としての光ファイバ束で形成されている。
横巻線用ファイバユニット22aは、投光光学系13a及び受光光学系15aを形成している各々の光ファイバ束が外郭21aによって一体に形成されている。
図4は、横巻線用ファイバユニット22aを形成する投光光学系13aから投光され集光されたスポット径Bを示している。
スポット径Bは、投光光学系13aから投光され集光された光線14aの被覆線7上での光線サイズである。
次に、光電式検査部91aの機能について説明する。図5は、光電式検査部91aが光線14aを被覆線7に照射する機能を説明するための機能ブロック図である。図6は、光電式検査部91aが反射光18aの光強度を測定し横巻線である被覆線7の欠陥の有無を判定する機能に関する機能ブロック図である。
まず、図5を用いて第1の光線としての光線14aを出射する機能について説明する。
光源部12aは、光線14aを出射する。光源部12aとしては、例えば発光ダイオードを用いることができる。なお、ランプ光源、半導体レーザ、ガスレーザ等であってもよいのは言うまでもない。光線14aを示す矢印は、照射される向きを示している。
投光光学系13aは、光線14aを導き、巻き取られて長手方向に等速度で移動する被覆線7に投光する。なお、本実施の形態においては被覆線7が等速度で長手方向に移動する場合を説明するが、必ずしも等速度で移動する必要はない。
次に、図6を用いて第1の反射光としての反射光18aを測定し被覆線7の欠陥の有無を判定する機能に関して説明する。
受光光学系15aは、線条体4で反射された反射光18aを受光し、反射光18aを光電式測定部16aに導く。
光電式測定部16aは、光線14aの波長に感度を有し、反射光18aを測定し、第1の光強度としての光強度19aを求める。光電式測定部16aは、例えばフォトダイオード、光電管等を用いて構成することが出来る。また、光強度19aを求める際は、測定された反射光18aの光強度の値のノイズ除去作業のため、平滑化処理を行う。平滑化処理の手法として、例えば、メディアンフィルタを用いる処理といったフィルタ処理又は10回の移動平均の値で評価するといったデータ処理が挙げられる。
なお、光電式測定部16aは、本実施の形態では光電式の場合で説明したが光電式に限らず他の方式でもよいのは言うまでもない。
判定部17aは、光電式測定部16aに導かれ測定された反射光18aの光強度19aに基づいて横巻線である被覆線7の欠陥の有無を判定し、判定信号20aを横巻線の製造システムに送る。被覆線7に欠陥が有るという判定信号20aが送られた場合、横巻線の製造システムは製造を停止する。
導線1に巻きつけている線条体4が、断線及び隙間なく密巻きされている場合、線条体4が断線している場合及び線条体4が局所的に巻き乱れている場合の検出方法について順に述べる。
まず、図7は、横巻線である被覆線7の欠陥検査方法を説明するためのフロー図である。
図7のステップS1では、光源部12aが光線14aを出射し、巻取ドラム8で巻き取られて長手方向に等速度で移動する被覆線7に投光光学系13aで導かれた光線14aを投光する。
図7のステップS2では、受光光学系15aが被覆線7で反射された反射光18aを受光する。
図7のステップS3では、光電式測定部16aが受光光学系15aに導かれた反射光18aの光強度19aを測定する。
図7のステップS4では、判定部17aがステップS3で求めた光強度19aに基づいて被覆線7の欠陥の有無を判定する。
次に、欠陥検査方法の原理を具体的に説明する。まず、導線1に巻き付けている線条体4が、断線及び隙間なく密巻きされている場合について述べる。この場合を正常時と呼ぶ。
図8は、図1のA領域の要部を拡大した光電式検査部91aの一部の図である。導線1は等速度で送り出され、導線1が送り出される方向を軸として回転体3が回転する。ボビン5から送り出され撚り口体6を通った線条体4は導線1に等ピッチで巻き付けられる。その結果、導線1の表面は線条体4によって一様に被覆され、図8の正面視において検査対象の被覆線7は左から右に等速度で移動する。
図8のように、横巻線用ファイバユニット22aから投光される光線14aは、線条体4によって反射されるため、線条体4の反射率に従った反射光18aが測定される。
図9は、図8で示される正常時の被覆線7の反射光18aの光強度19aをグラフで示したものである。図8では、横軸が時間を示し、縦軸が反射光の光強度の大きさを表している。右側へいくほど時間が経過し、また、上側へいくほど反射光の光強度が大きくなる。図9では、閾値I以上が異常で閾値Iを下回っている場合が正常となっている。
次に、導線1に巻き付けられている線条体4が断線している場合について述べる。
図10は、図8と同様に図1のA領域の要部を拡大した光電式検査部91aの一部の図である。図10で示されるように、線条体4の一方が断線しているため、図10の左半分において被覆線7の導線1が周期的にむき出しの状態になっている。
そのため、横巻線用ファイバユニット22aから投光される光線14aが、むき出しになっている導線1の部分に直接照射される位置では、線条体4の反射率ではなく、導線1の反射率に従った反射光18aが測定される。
図10で示される線条体4が断線している状態の際の反射光18aの光強度19aを図11で示す。図11のグラフ上において、ほぼ反射光18aの光強度19aの大きさが一定であるB区間が線条体4で被覆された部分の被覆線7の反射光18aの光強度19aを表し、閾値Iを大きく超えているC区間が、導線1がむき出しになっている部分の被覆線7の反射光18aの光強度19aを表している。2本の線条体4のうち1本の断線が生じた際の被覆線7の反射光18aの光強度19aは、図11に示すように、B区間とC区間とが交互に繰り返されることになる。
判定部17aは、線条体4が断線していない状態では光線14aは線条体4の反射率に従った反射光18aとして反射されるが、断線が生じた場合では導線1の反射率に従った反射光18aが加わって反射されることから、線条体4に対する反射光18aと導線1に対する反射光18aとの光強度19aの違いによって断線の有無を検出することができる。
すなわち、図9で示されるような正常時である場合は、反射光18aの光強度19aは閾値Iを超えていない場合正常であると判定し、正常であるという判定信号20aを送る
一方、図11で示されるような反射光の光強度が正常時から外れた場合、つまり反射光18aの光強度19aが閾値I以上の場合、横巻線の製造システムに異常が生じていると判定し、異常であるという判定信号20aを送り、横巻線の製造システムを停止させ導線1の送り出し及び回転体3の回転をただちに停止させるようにする。
次に、導線1に巻き付けられている線条体4が局所的に巻き乱れている場合について述べる。
図12は、図8及び図10と同様に図1のA領域の要部を拡大した光電式検査部91aの一部の図である。図12のように線条体4の局所的な巻き乱れは、線条体4の巻き付けピッチの局所的なずれ又は導線1及び線条体4の振動などによって発生する。
図13は、図12に示すように、被覆線7の線条体4が局所的に巻き乱れている場合の反射光18aの光強度19aを示す例である。光線14aはむき出しになっている導線1の部分に直接照射されるため、反射光18aは導線1の反射率に従った反射光18aとなる。その結果、図13のように、巻き乱れがない部分ではB区間となるが巻き乱れが生じた部分ではC区間となって閾値I以上の光強度19aの大きさとなるため、横巻線の製造システムを停止させる判定となる。
上記で述べたように本実施の形態では、光学的方式によって導線1が線条体4で被覆されているか否かを検査しているため、線条体4に傷を加えることなく線条体4の断線及び局所的な巻き乱れを検出することが可能である。
また、本実施の形態は導線1に線条体4を巻き付けた被覆線7の検査によって、線条体4の断線及び巻き乱れを検出するため、ボビン5の個数及び線条体4の本数が変更された場合であっても横巻線の製造システムの構成の変更をせず使用することができる。その結果、横巻線の製造コストの削減が可能となる。
なお、本実施の形態では、ボビン5の個数を2個とし、線条体4を2本巻き付ける横巻線の製造システムについて述べたが、ボビン5の個数及び巻き付ける線条体4の本数はこの限りではなく、複数個のボビン5と複数本の線条体4を用いてもよい。
また、本実施の形態では、図1から図3に示すように横巻線用ファイバユニット22aから光線14aが照射される前にガイドローラ10を用いて振動を抑制させている。しかしながら、製造している被覆線7の振動が十分に小さい場合又は導線1と線条体4との光の反射率の差が十分に大きい場合には、ガイドローラ10を用いなくともよい。
ガイドローラ10はあくまでも、被覆線7の振動を抑制させ反射光18aの光強度19aの値の誤差を小さくするために用いている。
また、ガイドローラ10のローラの形状は、丸型でなくてもよい。例えば、導線1が丸線であればU字ローラを、導線1が平角であれば凹型ローラを用いるといったように、導線1の形状に応じて変更させればよい。
本実施の形態では、光電式検査部91aの前後においてガイドローラ10は被覆線7に対して2方向からローラを接触させ固定させているが、4方向からガイドローラ10のローラを接触させ固定させてもよい。
本実施の形態では、横巻線用ファイバユニット22aを1台用いて説明したが、複数台用いて被覆線7の同一箇所を測定してもよい。
例えば、図14のように、第1の横巻線用ファイバユニットとしての横巻線用ファイバユニット22a1及び第2の横巻線用ファイバユニットとしての横巻線用ファイバユニット22a2を、異なる角度から同一の被覆線7上の位置を測定するように設けてもよい。その場合は、横巻線用ファイバユニット22a1が被覆線7に投光して集光された位置と横巻線用ファイバユニット22a2が被覆線7に投光して集光された位置とが重なることとなる。
図14の矢印の太さで示しているように線条体4が正常時である場合、被覆線7の垂直方向に設けられた横巻線用ファイバユニット22a1が受光した反射光18a1の光強度は大きく、被覆線7の斜め方向に設けられた横巻線用ファイバユニット22a2が受光した反射光18a2の光強度の大きさは小さいとする。
つづいて、図15で示すように線条体4に巻き乱れが生じている場合、横巻線用ファイバユニット22a1は導線1の反射光を受光するため反射光18a1の光強度はさらに大きく、横巻線用ファイバユニット22a2は線条体4の反射光18a2を受光するため反射光18a1に比べ小さい光強度となる。
このように、横巻線用ファイバユニット22a1及び横巻線用ファイバユニット22a2のように線条体4の同一箇所を測定できるように2台設けると、より精度が高く欠陥検査ができる。
また図16に示すように、被覆線7に対して異なる4方向から横巻線用ファイバユニット22a1〜横巻線用ファイバユニット22a4を設けてもよい。
横巻線用ファイバユニット22a1〜横巻線用ファイバユニット22a4から照射する光のスポット径については、導線1と被覆線7に巻きつけた線条体4との反射率の差が十分に大きい場合には、被覆線7の仕上がり外径と同等の大きさとして検出できる範囲を大きくした方がよい。
ただし、導線1と被覆線7に巻きつけた線条体4との反射率の差が小さい場合には、スポット径を小さくし、照射する光の強度を強くして反射光の光強度の差が大きく出るようにする方がよい。
また、本発明の実施の形態1では、導線1と被覆線7との反射率の差を検出するため、比較して反射率の低いいずれか一方の反射率をより下げてもよい。
反射率をさらに下げる手法として、表面を黒色にすること又は表面粗さを粗くし拡散反射の程度を大きくさせることが挙げられる。
あるいは、反射率の高いいずれか一方の反射率をより上げてもよい。
反射率をさらに上げる手法として、表面を白色にすること又は表面粗さを細かくすることが挙げられる。
本実施の形態では、導線1と線条体4との反射率の違いで横巻線である被覆線7の欠陥を検出した。
異なる種類の線条体4で複数層被覆する場合は、導線1だけでなく、下層の被覆層と上層の被覆層との反射率の違いで上層の被覆の欠陥を検出することが可能である。
実施の形態2.
実施の形態1では、欠陥検査装置11aを用いて横巻線である被覆線7上の同一箇所の反射光の光強度の違いを測定し、線条体4の断線及び巻き乱れの検出を行っていた。
実施の形態2において実施の形態1との相違は、被覆線7上の異なる箇所の反射光の光強度を測定する点である。なお、以下では、実施の形態1との相違点のみ説明し、同一又は対応する部分についての説明は省略する。符号についても、実施の形態1と同一又は相当部分は同一符号とし、説明を省略する。
実施の形態1と同様に、導線1に巻き付けている線条体4が断線及び隙間なく密巻きされている正常時の場合及び線条体4が局所的に巻き乱れている場合の検出方法について順に述べる。
本発明の実施の形態2に係る欠陥検査装置について説明する。図17は、本発明の実施の形態2に係る欠陥検査装置11bを有する横巻線の製造システムの一例を示す。
図17において、欠陥検査装置11bは、光電式検査部91b及びガイドローラ10で構成されている。
図18は、導線1に線条体4が断線及び隙間なく密巻きされている正常時の場合の図17のD領域を拡大した要部を示しており、光電式検査部91bの一部を検査対象の被覆線7と共に示している。光電式検査部91bは内部に第3の横巻線用ファイバユニットとしての横巻線用ファイバユニット22b及び第4の横巻線用ファイバユニットとしての横巻線用ファイバユニット22cを備えている。被覆線7の長手方向の異なる位置に横巻線用ファイバユニット22b及び横巻線用ファイバユニット22cを設けることで、被覆線7上の異なる位置に光線の出射が可能となる。その場合は、横巻線用ファイバユニット22bが被覆線7に投光して集光された位置と横巻線用ファイバユニット22cが被覆線7に投光して集光された位置とが重ならないこととなる。
次に、光電式検査部91bの機能について説明する。図19は、実施の形態2における光電式検査部91bが光線14b及び光線14cを被覆線7に照射する機能を説明するための機能ブロック図である。図20は、実施の形態2における光電式検査部91bが反射光18b及び反射光18cの光強度19b及び光強度19cを測定し横巻線である被覆線7の欠陥を判定する機能に関する機能ブロック図である。
まず、図19を用いて光線14b及び光線14cを出射する機能について説明する。
光源部12b及び光源部12cは、実施の形態1の光源部12aと同様な機能を備えており、それぞれ光線14b及び光線14cを出射する。
また、投光光学系13b及び投光光学系13cは、実施の形態1の投光光学系13aと同様な機能を備えており、それぞれ光線14b及び光線14cを被覆線7に投光する。
次に、図18を用いて反射光18b及び反射光18cを測定し被覆線7の欠陥の有無を判定する機能に関して説明する。
受光光学系15b及び受光光学系15cは、実施の形態1の受光光学系15aと同様な機能を備えており、それぞれ線条体4で反射された反射光18b及び反射光18cを受光し光電式測定部16b及び光電式測定部16cに導く。
また、光電式測定部16b及び光電式測定部16cは、実施の形態1の光電式測定部16aと同様な機能を備えており、それぞれ反射光18b及び反射光18cの光強度19b及び光強度19cを求める。
また、判定部17bcは、光電式測定部16b及び光電式測定部16cよりそれぞれ測定された光強度19b及び光強度19cを用いて、横巻線である被覆線7の欠陥の有無を判定する。判定の流れの詳細は、後述する。
投光光学系13b及び受光光学系15bは、いずれも光ファイバ束で形成される。
同様に、投光光学系13c及び受光光学系15cは、いずれも光ファイバ束で形成される。
横巻線用ファイバユニット22bは、投光光学系13b及び受光光学系15bの各々の光ファイバ束が一体に束ねられて構成されている。また、同様に、横巻線用ファイバユニット22cは、投光光学系13c及び受光光学系15cの各々の光ファイバ束が一体に束ねられて構成されている。
導線1に巻きつけている線条体4が、断線及び隙間なく密巻きされている場合及び線条体4が局所的に巻き乱れている場合の欠陥検査方法について順に述べる。なお、実施の形態2の欠陥検査方法のフローは、光学系の異なることによる部分を除けば、実施の形態1と同様で、図7と同じフロー図となる。
まず、導線1に巻き付けている線条体4が断線及び隙間なく密巻きされている正常時の場合について述べる。
図21は、図18の状態のとき光電式測定部16b及び光電式測定部16cで測定された光強度19b及び光強度19cを表した図の例である。光強度19bの反射強度を破線M1で表す。また、光強度19cの反射強度を点線L1で表す。
図21のように正常時の場合、光電式測定部16b及び光電式測定部16cは両者とも線条体4の反射光の光強度を測定するため、あまり差がなく同じような光強度の値となっていることがわかる。
図22は、図21に示された破線M1の光強度19bから点線L1の光強度19cの値を引いた値のグラフである。
求めた反射光の光強度の差は、光電式測定部16b及び光電式測定部16cともに線条体4の反射光の光強度の値を測定したものであるため、0付近を前後するような値であり、正常時には閾値IIを下回っていることがわかる。
判定部17bcは、閾値IIを下回り、反射強度の差があまり見られない場合、正常時であると判定し、正常である判定信号20bcを送る。
次に、導線1に巻き付けられている線条体4が局部的に巻き乱れている場合について述べる。
導線1に巻きつけられている線条体4が局部的に巻き乱れている状態の図15のD領域を拡大した光電式検査部91bの一部を図23で示す。
図24は、図23のように線条体4が局部的に巻き乱れている場合の、光電式測定部16b及び光電式測定部16cで測定された反射光の光強度を表した図の例である。線条体4が巻き乱れており導線1の反射光18bの光強度19bの値は破線M2で表す。正常な状態で巻かれている被覆線7の線条体4の反射光18cの光強度19cの値は点線L2で表す。
図24より、C区間で表されるように反射光18bは導線1の反射率に従った反射光であるため値が大きくなっている。一方、反射光18cは、B区間で表されるように被覆線7が巻き乱れておらず、線条体4の反射率に従った反射光のため、反射強度が正常時と変わらない線条体4の反射率に従った値となっている。
図25は、図24に示された破線M2の光強度19bの値から点線L2の光強度19cの値を引いた値のグラフである。
求めた反射光の光強度の差は、光電式測定部16b及び光電式測定部16cがともに被覆線7の反射光を測定しているときは0付近の値であるが、C区間のように光電式測定部16bが巻き乱れている箇所を測定したときは、閾値IIを外れた大きな値をとることがわかる。
したがって、判定部17bcは、図21のように巻き乱れが発生した場合、光電式測定部16b及び光電式測定部16cで測定される反射光の光強度の差が閾値II以上であるため異常であると判定し、異常である判定信号20bcを出す。
実施の形態1のように、被覆線7の長手方向の同一箇所にのみ横巻線用ファイバユニット22aを設けている場合、被覆線7の導線1及び線条体4の種類が変わる都度に、導線1及び線条体4のそれぞれの光強度を測定し、異常値として認識させて停止信号を出す光電式測定部16aの値の閾値を校正する必要があった。
さらに光電式測定部16aの発光強度は使用に伴って低下するため、一定期間毎に発光強度のキャリリブレーションを実施する必要があった。
本実施の形態では、被覆線7の長手方向の異なる位置に横巻線用ファイバユニット22b及び横巻線用ファイバユニット22cが設けられており、光電式測定部16b及び光電式測定部16cで測定された反射光の光強度が十分に異なった値を検出した際に導線1の送り出しと回転体3の回転を停止させる。つまり、被覆線7の導線1及び線条体4の種類が変わる都度に停止させる閾値を校正しなくてよいため、横巻線の製造システムの調整時間の削減を可能とする。
実施の形態3.
実施の形態3において、実施の形態1及び実施の形態2との相違は、横巻線用ファイバユニットの設置箇所に関する点であり、一方は被覆線7の長手方向、もう一方は導線1の長手方向に設ける点である。なお、実施の形態1及び実施の形態2との相違点のみ説明し、同一または対応する部分についての説明は省略する。符号についても、実施の形態1及び実施の形態2と同一又は相当部分は同一符号とし、説明を省略する。
本発明の実施の形態3に係る欠陥検査装置について説明する。図26は、本発明の実施の形態3に係る欠陥検査装置11cを有する横巻線の製造システムの一例を示す。
図26において、欠陥検査装置11cは、光電式検査部91c及びガイドローラ10で構成されている。また、光電式検査部91cは、第1の横巻線用ファイバユニットとしての横巻線用ファイバユニット22d及び第2の横巻線用ファイバユニットとしての横巻線用ファイバユニット22eを備えている。
図26で示されているように、被覆線7の長手方向の位置に横巻線用ファイバユニット22dが設けられ、導線1の長手方向の位置に横巻線用ファイバユニット22eが設けられている。
次に、光電式検査部91cの機能について説明する。図27は、実施の形態3における光電式検査部91cが第1の光線としての光線14d及び第2の光線としての光線14eを被覆線7に照射する機能を説明するための機能ブロック図である。図28は、光電式検査部91cが第1の反射光としての反射光18d及び第2の反射光としての反射光18eの光強度を測定し横巻線である被覆線7の欠陥の有無を判定する機能に関する機能ブロック図である。
まず、図27を用いて光線14d及び光線14eを出射する機能について説明する。
光源部12d及び光源部12eは、実施の形態1の光源部12aと同様な機能を備えており、それぞれ光線14d及び光線14eを出射する。
また、投光光学系13dは、実施の形態1の投光光学系13aと同様な機能を備えており、第1の投光光学系として光線14dを被覆線7に投光する。
第2の投光光学系としての投光光学系13eは、投光光学系13dとは異なり、光線14eを導線1に投光する。
次に、図28を用いて、実施の形態3における光電式検査部91cの反射光18d及び反射光18eを測定し被覆線7の欠陥を判定する機能に関して説明する。
受光光学系15dは、実施の形態1の受光光学系15aと同様な機能を備えており、第1の受光光学系として被覆線7で反射された反射光18dを受光し第1の光電式測定部としての光電式測定部16dに導く。
一方、第2の受光光学系としての受光光学系15eは、導線1で反射された反射光18eを受光し第2の光電式測定部としての光電式測定部16eに導く。
なお、光電式測定部16d及び光電式測定部16eは、実施の形態1の光電式測定部16aと同様な機能を備えており、それぞれ反射光18dの光強度19d及び反射光18eの光強度19eを求める。ただし、光電式測定部16dは被覆線7で反射された反射光を測定するのに対し、光電式測定部16eは導線1で反射された反射光を測定する点が異なる。
また、判定部17deは、光電式測定部16d及び光電式測定部16eによってそれぞれ測定された光強度19d及び光強度19eを用いて、横巻線である被覆線7の欠陥の有無を判定する。判定の流れの詳細は、後述する。
投光光学系13d及び受光光学系15dは、いずれも光ファイバ束で形成される。
同様に、投光光学系13e及び受光光学系15eは、いずれも光ファイバ束で形成される。
横巻線用ファイバユニット22dは、投光光学系13d及び受光光学系15dの各々の光ファイバ束が一体に束ねられて構成されている。また、同様に、横巻線用ファイバユニット22eは、投光光学系13e及び受光光学系15eの各々の光ファイバ束が一体に構成されている。
実施の形態1及び実施の形態2と同様に、導線1に巻き付けている線条体4が断線及び隙間なく密巻きされている正常時の場合、及び線条体4が局所的に巻き乱れている場合の検出方法について順に述べる。
まず、導線1に巻き付けている線条体4が断線及び隙間なく密巻きされている正常時の場合について述べる。
図29は、図26で表されるような正常時の光電式測定部16d及び光電式測定部16eで測定された反射光の光強度を表した図の例である。光電式測定部16dで測定された反射光18dの光強度19dを点線L3で表す。また、光電式測定部16eで測定された反射光18eの光強度19eを破線M3で表す。
図29に示されるように、被覆線7の状態が正常時の場合、光電式測定部16dは、線条体4の反射光18dの光強度の測定値を表している。また、光電式測定部16eは、導線1の反射光18eの光強度の測定値を表している。
図30は、図29のように測定された破線M3の光強度19eの値から点線L3の光強度19dの値を引いた値のグラフである。
求めた反射光の光強度の差は、線条体4の巻き乱れが発生していないため、おおよそ一定値となっている。また、導線1に対する反射光18eの反射強度である光強度19eの値が線条体4に対する反射光18dの光強度19dの値よりも大きいため、正常時は反射強度の差の値は閾値IIIを上回っていることとなる。
次に、導線1に巻き付けられている線条体4が局所的に巻き乱れている場合について述べる。
図31は、導線1に巻き付けられている線条体4に局所的に巻き乱れが生じ、導線1が露出している場合の横巻線の製造システムの例を示している。
図32は、図31のように線条体4が局所的に巻き乱れている場合の、光電式測定部16d及び光電式測定部16eで測定された反射光の光強度を表した図の例である。巻き乱れている被覆線7の反射光18dの光強度19dの値は点線L4で表す。導線1の反射光18eの光強度19eの値は破線M4で表す。
図32より、光電式測定部16dは、被覆線7が局所的に巻き乱れており導線1がむき出しになっているため、むき出しの箇所を測定するとき導線1の反射光18dを測定する。
図33は、図32のように測定された破線M4の光強度19eの値から点線L4の光強度19dの値を引いた差の値のグラフである。
求めた反射光の光強度の差は、光電式測定部16dが被覆線7の局所的な巻き乱れにより導線1の反射光18dを測定した場合、光電式測定部16eで測定された反射光18eの値とおよそ一致するため、差の値が0付近となっている。
つまり、反射光の光強度の差の値は、閾値III以下となった場合、異常であることを表す。
したがって、反射光の光強度の差の大きさが閾値III以下となった場合、判定部17deは異常であると判定し、異常であるという旨の判定信号20deを出す。
実施の形態1のように、被覆線7の長手方向の同一箇所にのみ横巻線用ファイバユニット22を取り付けている場合、被覆線7の導線1及び線条体4の種類が変わる都度に、導線1及び線条体4の種類に応じた動作をするための閾値の校正をする必要があった。また、光電式測定部16aの発光強度が使用に伴って低下することから、一定期間毎の発光強度のキャリリブレーションの実施の必要があった。
本実施の形態では、被覆線7の長手方向に横巻線用ファイバユニット22d及び導線1の長手方向に横巻線用ファイバユニット22eが設けられており、光電式測定部16d及び光電式測定部16eの反射光の光強度が十分に異なった値を検出した場合に導線1の送り出しと回転体3の回転を停止させるため、閾値及び互いの設置箇所を校正しなくてよいため、横巻線の製造システムの調整時間の削減を可能とする。
1 導線
2 送出ドラム
3 回転体
4 線条体
5 ボビン
6 撚り口体
7 被覆線
8 巻取ドラム
91a、91b、91c 光電式検査部
10 ガイドローラ
11a、11b、11c 欠陥検査装置
12a、12b、12c、12d、12e 光源部
13a、13b、13c、13d、13e 投光光学系
14a、14b、14c、14d、14e 光線
15a、15b、15c、15d、15e 受光光学系
16a、16b、16c、16d、16e 光電式測定部
17a、17b、17c、17d、17e 判定部
18a、18a1、18a2、18b、18c、18d、18e 反射光
19a、19b、19c、19d、19e 光強度
20a、20b、20c、20d、20e 判定信号
21a 外郭
22a、22a1、22a2、22a3、22a4、22b、22c、22d、22e 横巻線用ファイバユニット

Claims (8)

  1. 第1の光線を出射する第1の光源部と、
    前記第1の光線を長手方向に移動する横巻線に投光する第1の投光光学系と、
    前記横巻線の表面で反射された第1の反射光を受光する第1の受光光学系と、
    前記第1の反射光の第1の光強度を測定する第1の測定部と、
    前記第1の光強度に基づいて前記横巻線の欠陥の有無を判定する判定部と、
    を備えた横巻線の欠陥検査装置。
  2. 前記第1の投光光学系及び前記第1の受光光学系は第1の光ファイバ束で形成され、
    前記第1の投光光学系及び前記第1の受光光学系は各々の前記第1の光ファイバ束が一体に形成された横巻線用ファイバユニットを構成すること
    を特徴とする請求項1に記載の横巻線の欠陥検査装置。
  3. 前記横巻線用ファイバユニットは、第1の横巻線用ファイバユニットと第2の横巻線用ファイバユニットとを有し、
    前記第1の横巻線用ファイバユニットが前記横巻線に投光して集光された位置と前記第2の横巻線用ファイバユニットが投光して集光された位置とが重なると共に、
    前記第1の横巻線用ファイバユニットから前記横巻線に投光される角度と前記第2の横巻線用ファイバユニットから前記横巻線に投光される角度とが異なること
    を特徴とする請求項2に記載の横巻線の欠陥検査装置。
  4. 前記横巻線用ファイバユニットは、第3の横巻線用ファイバユニットと第4の横巻線用ファイバユニットとを有し、
    前記第3の横巻線用ファイバユニットが前記横巻線に投光して集光された位置と前記第4の横巻線用ファイバユニットが投光して集光された位置とが重ならないこと
    を特徴とする請求項2に記載の横巻線の欠陥検査装置。
  5. 第2の光線を出射する第2の光源部と、
    前記第2の光線を長手方向に移動する導線に投光する第2の投光光学系と、
    前記導線の表面で反射された第2の反射光を受光する第2の受光光学系と、
    前記第2の反射光の第2の光強度を測定する第2の測定部と、
    をさらに備え、
    前記判定部は、前記第1の光強度と前記第2の光強度とに基づいて判定すること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の横巻線の欠陥検査装置。
  6. 前記第2の投光光学系及び前記第2の受光光学系のいずれも第2の光ファイバ束で形成され、
    前記第2の投光光学系及び前記第2の受光光学系は各々の前記第2の光ファイバ束が一体に形成された第2の横巻線用ファイバユニットを構成すること
    を特徴とする請求項5に記載の横巻線の欠陥検査装置。
  7. 導線を送り出す送出ドラムと、
    線条体を送り出すボビンと、
    前記線条体を前記導線に巻き付けて横巻線を形成する回転体と、
    前記横巻線を巻き取る巻取ドラムと、
    前記回転体と前記巻取ドラムとの間に設けられ、前記横巻線の欠陥を検査する請求項1から6のいずれか1項に記載の横巻線の欠陥検査装置と、
    を備えた横巻線の製造システム。
  8. 長手方向に移動する横巻線に光線を投光するステップと、
    前記横巻線の表面で反射された反射光を受光するステップと、
    受光された前記反射光の光強度を測定するステップと、
    測定された前記光強度に基づいて前記横巻線の欠陥の有無を判定するステップと、
    を備えた横巻線の欠陥検査方法。
JP2018198092A 2018-10-22 2018-10-22 横巻線の欠陥検査装置、欠陥検査装置を備えた横巻線の製造システム、及び欠陥検査方法 Pending JP2020067280A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018198092A JP2020067280A (ja) 2018-10-22 2018-10-22 横巻線の欠陥検査装置、欠陥検査装置を備えた横巻線の製造システム、及び欠陥検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018198092A JP2020067280A (ja) 2018-10-22 2018-10-22 横巻線の欠陥検査装置、欠陥検査装置を備えた横巻線の製造システム、及び欠陥検査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020067280A true JP2020067280A (ja) 2020-04-30

Family

ID=70390080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018198092A Pending JP2020067280A (ja) 2018-10-22 2018-10-22 横巻線の欠陥検査装置、欠陥検査装置を備えた横巻線の製造システム、及び欠陥検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020067280A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5472679U (ja) * 1977-11-01 1979-05-23
JPS59142442A (ja) * 1983-02-04 1984-08-15 Mitsutoyo Mfg Co Ltd 物体表面の異常検出方法および装置
JPS63275779A (ja) * 1987-04-30 1988-11-14 豊田合成株式会社 編組織における糸切れ検出方法及びその装置
JPH08255519A (ja) * 1995-03-20 1996-10-01 Yamatake Eng Kk テープ巻付不良検知装置
JP2004185885A (ja) * 2002-12-02 2004-07-02 Furukawa Electric Co Ltd:The 線状体の残量検出方法
JP2005003418A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Yokohama Rubber Co Ltd:The 線条体の外観検出方法及びその装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5472679U (ja) * 1977-11-01 1979-05-23
JPS59142442A (ja) * 1983-02-04 1984-08-15 Mitsutoyo Mfg Co Ltd 物体表面の異常検出方法および装置
JPS63275779A (ja) * 1987-04-30 1988-11-14 豊田合成株式会社 編組織における糸切れ検出方法及びその装置
JPH08255519A (ja) * 1995-03-20 1996-10-01 Yamatake Eng Kk テープ巻付不良検知装置
JP2004185885A (ja) * 2002-12-02 2004-07-02 Furukawa Electric Co Ltd:The 線状体の残量検出方法
JP2005003418A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Yokohama Rubber Co Ltd:The 線条体の外観検出方法及びその装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1079776C (zh) 纱线筒子卷绕质量的检查仪器及其在络筒或纺纱机的应用
KR20090021717A (ko) 원형 선재 광학결함 검출장치 및 방법
JP2018076151A (ja) エレベータのロープ検査システム
KR20170092123A (ko) 섬유 기계를 형성하는 얀 발룬의 워크스테이션에서 연속 쓰레드에 의해 형성된 얀 발룬의 직경을 측정하는 장치 및 방법
JP2019148481A (ja) 対撚ケーブルの検査方法
JP2011209112A (ja) 被検査物の外観検査方法及びその外観検査装置
JP6920861B2 (ja) ロープの表面凹凸検出方法および表面凹凸検出装置
JP2020067280A (ja) 横巻線の欠陥検査装置、欠陥検査装置を備えた横巻線の製造システム、及び欠陥検査方法
JP6241087B2 (ja) 糸条状態検出方法及び糸条状態検出装置
JP2001215169A (ja) 被覆光ファイバーの被覆層の直径及び/又は偏心度を測定する方法及び装置
JP3746498B2 (ja) ワイヤソーの検査方法、ワイヤソーの検査装置及び切断装置
JP2006194668A (ja) ワイヤーロープの径計測装置
KR20050005335A (ko) 꼬인 케이블의 피치를 측정하기 위한 방법 및 장치
JP2013084506A (ja) ケーブルの片撚り検出方法
JP5637014B2 (ja) ガラス繊維物品の表面欠陥検出装置
JP7401390B2 (ja) 非接触型金属製材検査装置および非接触型金属製材健全性診断装置
US11256027B2 (en) Optical fiber glass eccentricity measurement device and measurement method
US20110001067A1 (en) Fiber optic web edge sensor
US20240035924A1 (en) Inspection method for optical fiber, inspection device for optical fiber, and method for manufacturing optical fiber-wound bobbin
JP2006248787A (ja) コップの配向を検知するための装置
JP2518484B2 (ja) 光学式撚線外傷探傷法及び装置
JP6228695B1 (ja) 欠陥検査装置
JPH08209527A (ja) 線状体の異常検出装置
JP2008203251A (ja) 糸条の欠陥検査方法および装置
JPS61119731A (ja) 巻糸パツケ−ジの巻形検査方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210902

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20220427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220628

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20220707

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221220