JP2020066625A - 洗浄用組成物 - Google Patents

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【課題】ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウムとヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミドを含有した洗浄用組成物において、泡の持続性が向上した洗浄用組成物を提供する。【解決手段】ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミド、オウレンなどを含有することを特徴とする洗浄用組成物。シャンプー(頭髪用シャンプー、リンスインシャンプー、ボディシャンプーなど)、ハンドソープなどの毛髪又は皮膚に適用される形態が好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は洗浄用組成物、特に皮膚や毛髪の洗浄に用いられる洗浄用組成物に関する。
従来、皮膚及び/または毛髪の洗浄に用いられるシャンプー、ボディシャンプー等の洗浄用組成物には、洗浄性や起泡性に優れるアニオン性界面活性剤を主成分とし、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤などの各種洗浄成分に加え、製剤に適度な粘度を与える増粘剤、すすぎ時の指通りを向上させるコンディショニング剤などが配合されている。
洗浄用組成物の主成分であるアニオン性界面活性剤は、洗浄時の泡立ちや泡質、すすぎ時、洗浄後の感触が満足いくものでない場合があり、それらを改善する洗浄剤組成物が提案されている(特許文献1〜5)。一方で、特許文献1〜5では泡立った後の泡の持続性向上に関する評価は行われていない。泡持ちが悪いと洗浄時の使用感が劣ってしまうため、泡の持続性に関しては未だ解決の余地が残されている。
特表2002−532532号公報 特開平7−166191号公報 特開平5−246828号公報 特開2017−2133号公報 特開2018−076268号公報
本発明は、アニオン性界面活性剤であるヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウムと非イオン性界面活性剤であるヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミドを含有したシャンプー、ボディシャンプー等の洗浄用組成物において、意外にも、泡立てた後の泡の持続性に課題があることを発見した。したがって、本発明はこれらを含有したシャンプー、ボディシャンプー等の泡の持続性が向上した洗浄用組成物を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム及びヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド含有洗浄用組成物に、オウレン、センブリ、ユーカリ、及びコメヌカ発酵エキスからなる群から選ばれる少なくとも1種を配合すると、洗浄時の泡の持ちが持続することを見出し、本発明を完成させた。
すなわち本発明は、
(1)(a)ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、(b)ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド、(c)オウレン、センブリ、ユーカリ、及びコメヌカ発酵エキスからなる群から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする洗浄用組成物、
(2)皮膚用、又は毛髪用である(1)に記載の洗浄用組成物、
である。
本発明により、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウムとヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミドを含有した洗浄用組成物において、洗浄時の泡の持続性が向上した洗浄用組成物を提供することが可能になった。
本発明の洗浄用組成物において用いる各成分は、通常医薬品、医薬部外品、又は化粧品に用いられる品質のものを適宜使用することができる。
本発明の洗浄用組成物中におけるヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウムの含有量は、洗浄用組成物として十分な起泡力や洗浄力を持つ量が好ましい。具体的には、組成物全体に対して0.1〜30質量%が好ましく、より好ましくは1〜20質量%である。
本発明の洗浄用組成物中におけるヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミドの含有量は、組成物全体に対して0.1〜20質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜10質量%である。
本発明の洗浄用組成物には、本発明の効果の点からオウレン、センブリ、ユーカリ、及びコメヌカ発酵エキスからなる群から選ばれる少なくとも1種の配合が必須である。オウレンは、キンポウゲ科(Ranunculaceae)、オウレン属(Coptis)の植物オウレン(学名Coptis japonica Makino)であるが、抽出部位は、葉部、枝部、樹皮部、幹部、茎部、果実部、種子部、花部等の地上部、根茎部又はこれらの部位の混合物等が挙げられるが、好ましくは根茎部である。センブリ(学名Swertia japonica)は、リンドウ科に属する植物である。抽出原料として使用し得る部位としては、例えば、葉部、幹部、地上部、地下部、全草又はこれらの部位の混合物等が挙げられるが、好ましくは全草である。ユーカリ(学名Eucalyptus globulus)の抽出部位は、葉部が好ましい。また、コメヌカ発酵エキスは、コメヌカにα-アミラーゼ及びβ-アミラーゼを加えた得たコメヌカ糖化液に酵母を加えて発酵させた後、塩化ナトリウムを加え、圧搾ろ過して得られるエキスである。コメヌカはイネ(学名Rryza sativa L.)の種子から得た玄米を精米するときに得られる果皮、種皮、胚及び糊粉層の混合物である。これら上記抽出物の抽出方法は特に限定されず、常法に従って行うことができる。抽出に用いられる抽出溶媒としては、極性溶媒、非極性溶媒のいずれも使用することができ、例えば水、エタノール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、及びこれらの混液を用いることができる。上記抽出物は、抽出した溶液のまま用いても良く、必要に応じて、濃縮、希釈、濾過、活性炭等による脱色、脱臭、エタノール沈殿等の処理したものを用いても良い。さらには、抽出した溶液を濃縮乾固、噴霧乾燥、凍結乾燥等の処理を行い、乾燥物としたものとして用いても良い。また市販品を用いることもできる。
本発明の洗浄用組成物中におけるオウレン、センブリ、ユーカリ、及びコメヌカ発酵エキスの含有量は、組成物全体に対して0.0001〜5w/w%が好ましく、0.001〜3w/w%がより好ましい。
本発明の洗浄用組成物には、上記成分以外にも本発明の効果を損なわない範囲で公知の成分を適宜配合することができる。公知の成分としては、例えばアニオン性界面活性剤
、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤などの各種活性剤、カチオン性高分子、その他の成分などである。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、N−アシルメチルアラニン塩、N−アシルグルタミン酸塩、N−アシルアスパラギン酸塩、N−アシルサルコシン塩、N−アシルタウリン塩などのアミノ酸系、α−オレフィンスルホン酸塩、脂肪酸塩、スルホコハク酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アシル乳酸塩、アルキル硫酸塩、モノアルキルリン酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、高級脂肪酸アルカノールアミド硫酸塩、アシルイセチオン酸塩などが挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、アルキルベタイン型、アルキルアミドベタイン型、アミドスルホベタイン型、アミノ酸型、イミダゾリン型、アミンオキサイド型などが挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸ジエステル、グリセリンエステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルリン酸塩、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルポリグルコシド、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンラノリン誘導体、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、プルロニック型界面活性剤、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などが挙げられる。
カチオン性高分子としては、例えば、カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、カチオン化キサンタンガム、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体などが挙げられる。
さらに、その他の成分としては、例えば、グアイアズレン、サリチル酸、グリチルリチン酸塩、グリチルレチン酸などの抗炎症剤、グルコン酸クロルヘキシジン、イソプロピルメチルフェノール、トリクロロカルバニリド、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ピロクトンオラミン、ピリチオン亜鉛水性懸濁液、ヒノキチオールなどの殺菌剤、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール、タマリンドガム、キサンタンガム、ジェランガムなどの天然高分子及びその誘導体、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどのセルロール系高分子、カルボキシビニルポリマーやポリビニルピロリドンなどの合成高分子、酒石酸、リン酸、クエン酸、乳酸、塩酸、グルコン酸、酢酸、硫酸、ホウ酸、硝酸、及びマレイン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸など選ばれる酸及び/又はこれらの塩、及び水酸化ナトリウム、リジン、アルギニン、ヒスチジンなどのpH調整剤、アボカド油、アルガニアスピノサ核油、アルモンド油、オリーブ油、グレープシード油、キョウニン油、コメヌカ油、コメ胚芽油、月見草油、ツバキ油、サザンカ油、パーシック油、マカデミアナッツ油、メドウフォーム油、ローズヒップ油、トウモロコシ油、ヒマワリ油、ヘーゼルナッツ油、ブドウ種子油、シアバター、卵黄油、馬脂などの油脂、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、マイクロクリスタリンワックス、ラノリン、ミツロウなどのロウ、流動パラフィン、スクアラン、スクアレン、ワセリンなどの炭化水素、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール、ラノリンアルコール、フィトステロール、セタノール、ステアリルアルコール、ヘキシルデカノール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコールなどの高級アルコール、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸エチル、ステアリン酸オクチル、2−エチルヘキサン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸オクチル、ジオレイン酸エチレングリコール、トリイソステアリン酸グリセリル、乳酸セチル、ホホバ油、アジピン酸ジイソプロピル、イソステアリン酸コレステリルなどのエステル油、ジメチコン、アモジメチコン、シクロメチコン、シクロペンタシロキサン、ポリシリコーンなどのシリコン、エチルアルコール、イソプロパノールなどの低級アルコール、ジステアリン酸グリコール、ジステアリン酸エチレングリコール、ジステアリン酸トリエチレングリコールのパール化剤、パラベン類、安息香酸又はその塩、デヒドロ酢酸ナトリウム、フェノキシエタノールなどの防腐剤、イチイ、ボタンピ、カンゾウ、オトギリソウ、附子、ビワ、カワラヨモギ、コンフリー、アシタバ、サフラン、サンシシ、ローズマリー、セージ、モッコウ、セイモッコウ、ホップ、プラセンタ、ノコギリヤシ、パンプキンシードなど各種動植物の抽出物、酢酸レチノール、アスコルビン酸、硝酸チアミン、シアノコバラミン、ビオチン、リボフラビンなどのビタミン類、ジブチルヒドロキシトルエン、ピロ亜硫酸ナトリウム、トコフェロール、エデト酸ナトリウム、アスコルビン酸、イソプロピルガレートなどの抗酸化剤、ヒアルロン酸及び/又はその塩、トリメチルグリシンなどの保湿剤、ソルビトール、マルチトール、トレハロース、イノシトールなどの糖類、アミノ酸及びその誘導体、タウリン及びその誘導体、タンパク質及びその誘導体、金属イオン封鎖剤、噴射剤、無機塩、冷感剤、温感剤、紫外線吸収剤、アミノ酸及びその誘導体、タンパク質及びその誘導体、着色剤、顔料、香料などである。
本発明の洗浄用組成物は、適用部分の汚れを取り除くことを目的とした組成物であり、適用部分を水などで濡らした後、本発明の洗浄用組成物の適量を使用部位で泡立て、使用後に流水等で洗い流すなどの方法で使用される。本発明の洗浄用組成物は化粧料、医薬部外品、医薬品などの用途に使用できる。剤型としては、クリーム、乳液、ローション、液剤、エアゾールなどが可能である。また、本発明の洗浄用組成物の具体的な形態としては、特に限定されないが、シャンプー(頭髪用シャンプー、リンスインシャンプー、ボディシャンプーなど)、ハンドソープなどの毛髪又は皮膚に適用される形態が好ましい。
本発明の洗浄用組成物の調製は、常法に従い、上記各成分を含有することにより調製される。
以下に、実施例、比較例及び試験例を記載し、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例等により何ら制約されるものではない。
以下の実施例1〜5、比較例1〜2、参考例1、1−2、及び処方例1の洗浄用組成物を常法により調製した。また、使用したオウレン抽出物はオウレン抽出液BG30(丸善製薬製)、センブリ抽出物はセンブリ抽出リキッドSS(丸善製薬製)、ユーカリ抽出物はユーカリ抽出液BG(丸善製薬製)、コメヌカ発酵エキスはコメヌカ発酵エキスBG30(丸善製薬製)である。
(実施例1)
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム9g、ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド10g、精製水を混合し、全量100gの洗浄用組成物を得た。さらに、オウレン抽出物0.001gに前記洗浄用組成物を加え全量100gの洗浄用組成物を得た。
(実施例2)
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム9g、ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド10g、精製水を混合し、全量100gの洗浄用組成物を得た。さらに、オウレン抽出物1gに前記洗浄用組成物を加え全量100gの洗浄用組成物を得た。
(実施例3)
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム9g、ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド10g、精製水を混合し、全量100gの洗浄用組成物を得た。さらに、センブリ抽出物1gに前記洗浄用組成物を加え全量100gの洗浄用組成物を得た。
(実施例4)
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム9g、ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド10g、精製水を混合し、全量100gの洗浄用組成物を得た。さらに、ユーカリ抽出物1gに前記洗浄用組成物を加え全量100gの洗浄用組成物を得た。
(実施例5)
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム9g、ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド10g、精製水を混合し、全量100gの洗浄用組成物を得た。さらに、コメヌカ発酵エキス1gに前記洗浄用組成物を加え全量100gの洗浄用組成物を得た。
(比較例1)
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム9g、ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド10g、精製水を混合し、全量100gの洗浄用組成物を得た。さらに、1,3−ブチレングリコール0.001gに前記洗浄用組成物を加え全量100gの洗浄用組成物を得た。
(比較例2)
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム9g、ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド10g、精製水を混合し、全量100gの洗浄用組成物を得た。さらに、1,3−ブチレングリコール1gに前記洗浄用組成物を加え全量100gの洗浄用組成物を得た。
(参考例1)
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム9g、ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド10g、精製水を混合し、全量100gの洗浄用組成物を得た。
(参考例1−2)
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム9g、ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド10g、精製水を混合し、全量100gの洗浄用組成物を得た。
(処方例1)
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム2g、テトラデセンスルホン酸ナトリウム7g、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン5g、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン1g、ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド1g、ポリオキシプロピレンヤシ油脂肪酸モノイソプロパノールアミド(1P.O.)1g、モノラウリン酸ポリグリセリル1g、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル1g、塩化O-〔2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロース0.5g、トリメチルグリシン0.5g、メントール0.5g、タウリン1g、オウレン抽出物0.1g、オウバク抽出物0.1g、パラオキシ安息香酸メチル0.3g、安息香酸ナトリウム0.2g、クエン酸適量、クエン酸ナトリウム適量、香料適量、精製水で全量100gとし、pH5.8の洗浄用組成物を得た。
(試験例1:泡持続性試験)
実施例1〜2、比較例1、及び参考例1の洗浄用組成物1gと精製水9gを50mLスクリュー管に加えて混合し静置した。その後、スクリュー管を15回振盪し、底から7mmまで液面が上昇するまでの時間を測定した。泡の崩壊過程は、泡膜内の液体は重力により下方への流れが生じ、下部に液体が排水され、上部で泡が合一化されることにより不安定となり泡が崩壊する。つまり泡の持続性が高いほど、液面が上昇するまでの時間が長くなる。そこで、参考例1で要した時間より2倍以上になった場合を泡持続効果が○、参考例1で要した時間より2倍未満の場合を泡持続効果が×とした。参考例1、実施例1〜2、比較例1の結果を表1に示す。
Figure 2020066625
実施例3〜5、比較例2、及び参考例1−2について、試験例1と同様の方法で泡持続性試験を行った。すなわち、各洗浄用組成物1gと精製水9gを50mLスクリュー管に加えて混合し静置し、その後、スクリュー管を15回振盪し、底から7mmまで液面が上昇するまでの時間を測定した。参考例1−2で要した時間より2倍以上になった場合を泡持続効果が○、参考例1−2で要した時間より2倍未満の場合を泡持続効果が×とした。結果を表2に示す。
Figure 2020066625
表1〜2から明らかなように、オウレン抽出物、センブリ抽出物、ユーカリ抽出物、コメヌカ発酵エキスの抽出溶媒である1,3−ブチレングリコールの含有では泡の持続効果が向上しなかった。一方、オウレン抽出物、センブリ抽出物、ユーカリ抽出物、コメヌカ発酵エキスを含有した実施例1〜5では、泡の持続性が向上した。
本発明により、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウムとヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミドを含有した洗浄用組成物において、泡の持続性が向上した洗浄用組成物を提供することが可能になった。

Claims (2)

  1. (a)ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、(b)ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド、(c)オウレン、センブリ、ユーカリ、及びコメヌカ発酵エキスからなる群から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする洗浄用組成物。
  2. 皮膚用、又は毛髪用である請求項1に記載の洗浄用組成物。
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