JP2020066501A - ウェブロール製造装置及びウェブロールの製造方法 - Google Patents

ウェブロール製造装置及びウェブロールの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020066501A
JP2020066501A JP2018199627A JP2018199627A JP2020066501A JP 2020066501 A JP2020066501 A JP 2020066501A JP 2018199627 A JP2018199627 A JP 2018199627A JP 2018199627 A JP2018199627 A JP 2018199627A JP 2020066501 A JP2020066501 A JP 2020066501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
winding core
winding
turret
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018199627A
Other languages
English (en)
Inventor
祐哉 平野
Yuya Hirano
祐哉 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Zeon Co Ltd filed Critical Nippon Zeon Co Ltd
Priority to JP2018199627A priority Critical patent/JP2020066501A/ja
Publication of JP2020066501A publication Critical patent/JP2020066501A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Replacement Of Web Rolls (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

【課題】ウェブに生じる傷の発生を抑制する。
【解決手段】回転軸を中心として駆動されるターレットと、少なくとも2本の巻き取り芯と、少なくとも前記巻き取り芯と同数のウェブガイドと、空気圧送機とを含み、前記巻き取り芯は、前記ターレットに回転可能に支持され、前記ターレットによる前記巻き取り芯の支持は、前記回転軸を中心とした回転により、巻き取り位置にある前記巻き取り芯を、取り外し位置に順次移動可能とする支持であり、前記ウェブガイドは、前記巻き取り芯と平行に延びる棒状部材であり、隣り合う前記巻き取り芯の間であって、隣り合う前記巻き取り芯の中心軸を含む平面よりも前記回転軸から離れた位置で前記ターレットに支持され、空気出入部を含み、前記空気出入部は、前記回転軸へ向く方向とは反対の方向を向く凸の曲面を含み、前記ウェブガイドの内部から前記凸の曲面へ通じる複数の通気孔を有し、前記空気圧送機は、前記ウェブガイドと連結され、前記ウェブガイドの内部に空気を圧送する、ウェブロール製造装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウェブロール製造装置及びウェブロールの製造方法に関する。
長尺である、フィルムや紙などのウェブは、通常ロールの形態とされて、加工、運搬などがされる。ウェブロールを連続的に製造するために、ウェブの巻き取り芯を複数備え、これらの巻き取り芯をウェブの巻き取り位置からウェブロールの取り外し位置まで移動させる、回転部材を備えるウェブロール製造装置が知られている(特許文献1)。このような回転部材を備えるウェブロール製造装置の方式は、ターレット式とも呼ばれる。
特開平09−183093号公報
ターレット式のウェブロール製造装置では、回転部材であるターレットの回転中心付近には、通常回転軸体などの構造体が存在する。そのため、ターレットに取り付けた巻き取り芯にウェブを巻き取った後、ターレットを回転させて、次の巻き取り芯をウェブの巻き取り位置に移動させ、ウェブを巻き取った巻き取り芯をウェブロールの取り外し位置まで移動させる際に、ウェブがターレットの回転中心付近にある構造体に接触する場合がある。
そこで、ウェブがターレットの回転中心付近にある構造体に接触しないように、隣接する巻き取り芯との間に、ガイドローラーが設けられる場合がある。
ガイドローラーは、通常、ウェブが巻き取り芯に巻き取られている間は回転を停止している。ターレットを回転させ、巻き取り芯の移動を行う際に、ウェブはガイドローラーに接触し、ガイドローラーは、停止している状態からウェブロール製造装置へのウェブの供給速度とターレットの回転速度とを合わせた速度まで回転速度を上昇させていく。その間、ガイドローラーの表面と搬送されるウェブとの間に速度差が生じるため、ウェブに傷が生じる場合がある。
また、通常、ウェブを巻き取った巻き取り芯を、ウェブロールの取り外し位置まで移動させた後、巻き取り芯の回転を停止させる。巻き取り芯の回転停止と全く同時に、ガイドローラーの回転を停止させることは困難であるため、回転し続けるガイドローラーによりウェブに傷が生じる場合がある。
ガイドローラーの回転速度とウェブの速度とを一致させたとしても、ガイドローラーにウェブが接触することで、例えばウェブの張力変化によりウェブの幅寸法が変化してガイドローラー上でウェブが幅方向に動く場合には、ウェブに傷が生じる場合がある。
したがって、ウェブに生じる傷の発生を抑制できる、ウェブロール製造装置、及びウェブに生じる傷の発生を抑制できる、ウェブロールの製造方法が求められている。
本発明者は、前記課題を解決するべく、鋭意検討した。その結果、ウェブガイドを、隣り合う巻き取り芯の間に設け、ウェブに向かってウェブガイドから空気を吹き出してウェブを浮上させながら搬送しうるような構成とすることで、前記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、以下を提供する。
[1] 回転軸を中心として駆動されるターレットと、少なくとも2本の巻き取り芯と、少なくとも前記巻き取り芯と同数のウェブガイドと、空気圧送機とを含み、
前記巻き取り芯は、前記ターレットに回転可能に支持され、
前記ターレットによる前記巻き取り芯の支持は、前記回転軸を中心とした回転により、巻き取り位置にある前記巻き取り芯を、取り外し位置に順次移動可能とする支持であり、
前記ウェブガイドは、前記巻き取り芯と平行に延びる棒状部材であり、隣り合う前記巻き取り芯の間であって、隣り合う前記巻き取り芯の中心軸を含む平面よりも前記回転軸から離れた位置で前記ターレットに支持され、空気出入部を含み、
前記空気出入部は、前記回転軸へ向く方向とは反対の方向を向く凸の曲面を含み、前記ウェブガイドの内部から前記凸の曲面へ通じる複数の通気孔を有し、
前記空気圧送機は、前記ウェブガイドと連結され、前記ウェブガイドの内部に空気を圧送する、
ウェブロール製造装置。
[2] 更に空気吸引機及び経路切り替え部を含み、
前記空気吸引機は、前記ウェブガイドと連結され、前記ウェブガイドの内部から空気を吸引し、
前記経路切り替え部は、前記ウェブガイドと前記空気圧送機との連結経路及び前記ウェブガイドと前記空気吸引機との連結経路に設けられ、前記ウェブガイドと前記空気圧送機との前記連結経路の開閉及び前記ウェブガイドと前記空気吸引機との前記連結経路の開閉を行い、前記ウェブガイドと前記空気圧送機との前記連結経路を開状態とするときは前記ウェブガイドと前記空気吸引機との前記連結経路を閉状態とし、前記ウェブガイドと前記空気吸引機との前記連結経路を開状態とするときは、前記ウェブガイドと前記空気圧送機との前記連結経路を閉状態とする、
[1]に記載のウェブロール製造装置。
[3] 更にウェブ切断機を含み、
前記ウェブ切断機は、前記巻き取り位置にある前記巻き取り芯と、前記巻き取り位置にある前記巻き取り芯及び前記取り外し位置にある前記巻き取り芯の間にある前記ウェブガイドとの間でウェブを切断し、
前記経路切り替え部は、前記ウェブ切断機が前記ウェブを切断する際に、前記巻き取り位置にある前記巻き取り芯及び前記取り外し位置にある前記巻き取り芯の間にある前記ウェブガイドと前記空気吸引機との前記連結経路を開状態とし、前記巻き取り位置にある前記巻き取り芯及び前記取り外し位置にある前記巻き取り芯の間にある前記ウェブガイドと前記空気圧送機との前記連結経路を閉状態とする、
[2]に記載のウェブロール製造装置。
[4] 前記空気出入部が多孔質材料で形成されている、[1]〜[3]のいずれか1項に記載のウェブロール製造装置。
[5] 前記巻き取り芯が、前記ターレットの前記回転軸を中心とする第1の円の周上に並ぶように配置され、前記ウェブガイドが、前記ターレットの前記回転軸を中心とする第2の円の周上に並ぶように配置されている、[1]〜[4]のいずれか1項に記載のウェブロール製造装置。
[6] 回転軸を中心として駆動されるターレットと、少なくとも2本の巻き取り芯と、少なくとも前記巻き取り芯と同数のウェブガイドとを含み、
前記巻き取り芯は、前記ターレットに回転可能に支持され、
前記ターレットによる前記巻き取り芯の支持は、前記回転軸を中心とした回転により、巻き取り位置にある前記巻き取り芯を、取り外し位置に順次移動可能とする支持であり、
前記ウェブガイドは、前記巻き取り芯と平行に延びる棒状部材であり、隣り合う前記巻き取り芯の間であって、隣り合う前記巻き取り芯の中心軸を含む平面よりも前記回転軸から離れた位置で前記ターレットに支持されるウェブロール製造装置により行われるウェブロールの製造方法であって、
ウェブが巻き取られた第1の巻き取り芯から、前記第1の巻き取り芯に隣接する第2の巻き取り芯に前記ウェブを誘導する工程(1)を含み、
前記工程(1)では、
前記ターレットを、前記回転軸を中心として回転させて前記第1の巻き取り芯から前記第2の巻き取り芯に前記ウェブを誘導し、
前記第1の巻き取り芯と前記第2の巻き取り芯との間にある前記ウェブガイドから、前記ウェブに向かって空気を吹き出して前記ウェブを前記第1の巻き取り芯と前記第2の巻き取り芯との間にある前記ウェブガイドから浮上させる、ウェブロールの製造方法。
[7] 前記工程(1)の後に、前記第2の巻き取り芯に誘導された前記ウェブを、前記第1の巻き取り芯及び前記第2の巻き取り芯の間にある前記ウェブガイドと前記第2の巻き取り芯との間で切断する工程(2)を更に含み、
前記工程(2)では、
前記ターレットの、前記回転軸を中心とする回転を停止させ、
前記第1の巻き取り芯と前記第2の巻き取り芯との間にある前記ウェブガイドから空気を吸引して、前記ウェブを前記第1の巻き取り芯及び前記第2の巻き取り芯の間にある前記ウェブガイドに固定する、
[6]に記載のウェブロールの製造方法。
[8] 前記ウェブガイドは、空気出入部を含み、
前記空気出入部は、前記回転軸へ向く方向とは反対の方向を向く凸の曲面を含み、前記ウェブガイドの内部から前記凸の曲面へ通じる複数の通気孔を有し、
前記工程(1)では、
前記第1の巻き取り芯と前記第2の巻き取り芯との間にある前記ウェブガイドの内部に空気を圧送し、前記空気出入部の前記凸の曲面から空気を吹き出して前記ウェブを前記第1の巻き取り芯と前記第2の巻き取り芯との間にある前記ウェブガイドから浮上させ、
前記工程(2)では、
前記第1の巻き取り芯と前記第2の巻き取り芯との間にある前記ウェブガイドの内部から空気を吸引し、前記空気出入部の前記凸の曲面から空気を吸引して前記ウェブを前記第1の巻き取り芯と前記第2の巻き取り芯との間にある前記ウェブガイドに固定する、
[7]に記載のウェブロールの製造方法。
本発明によれば、ウェブに生じる傷の発生を抑制できる、ウェブロール製造装置、及びウェブに生じる傷の発生を抑制できる、ウェブロールの製造方法を提供できる。
図1は、本発明の一実施形態に係るウェブロール製造装置を模式的に示す概略図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るウェブロール製造装置を模式的に示す概略図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るウェブロール製造装置を模式的に示す概略図である。 図4は、本発明の一実施形態に係るウェブロール製造装置が備えるウェブガイドを模式的に示す斜視図である。 図5は、本発明の一実施形態に係るウェブロール製造装置が備えるウェブガイドを模式的に示す断面図である。 図6は、本発明の一実施形態に係るウェブロール製造装置が備える3方向電磁弁を模式的に示す概略図である。
以下、本発明について実施形態及び例示物を示して詳細に説明する。ただし、本発明は以下に示す実施形態及び例示物に限定されるものではなく、本発明の特許請求の範囲及びその均等の範囲を逸脱しない範囲において任意に変更して実施しうる。
以下の説明において、「長尺」のウェブとは、幅に対して、5倍以上の長さを有するウェブをいい、好ましくは10倍若しくはそれ以上の長さを有し、具体的にはロール状に巻き取られて保管又は運搬される程度の長さを有するウェブをいう。ウェブの長さの上限は、特に制限は無く、例えば、幅に対して10万倍以下としうる。
以下の説明において、要素の方向が「平行」又は「垂直」とは、別に断らない限り、本発明の効果を損ねない範囲内、例えば±3°、±2°又は±1°の範囲内での誤差を含んでいてもよい。
[1.ウェブロール製造装置]
[1.1.ウェブロール製造装置の構成]
本発明の一実施形態に係るウェブロール製造装置100は、ターレット110と、2本の巻き取り芯120a、120bと、巻き取り芯と同数である、2本のウェブガイド130a、130bと、空気圧送機140とを含む。
ウェブロール製造装置100は、更に、空気吸引機150、経路切り替え部としての3方向電磁弁160a、160b、及びウェブ切断機170を含む。
図1〜図3は、本発明の一実施形態に係るウェブロール製造装置100を模式的に示す概略図である。以下、かかる一実施形態を基に本発明を説明するが、本発明はかかる一実施形態に限定されない。
図1〜図3に示すように、ターレット110は、円盤状の部材であり、モータ(図示せず)により駆動され、回転軸R110を中心として回転するように構成されている。本実施形態では、ウェブの巻き取り位置P1にある巻き取り芯120a又は巻き取り芯120bがターレット110の頂上TP位置に向かう方向D1にターレット110が回転するように構成されている。
ターレット110は、巻き取り芯120a及び巻き取り芯120bを回転可能に支持している。ターレット110は、巻き取り芯120a及び巻き取り芯120bが、ターレット110の回転軸R110とターレット110の表面とが交わる位置P110を中心とする円の周C1の上に並ぶような位置で、巻き取り芯120a及び巻き取り芯120bを支持している。
巻き取り芯120a及び巻き取り芯120bは、ターレット110の回転軸R110を中心として、360°/2(巻き取り芯の本数、図1〜3の実施態様においては2)=180°の回転対称の関係となるように配置されている。また、巻き取り芯120a及び巻き取り芯120bは、ターレット110の回転軸R110と平行である。巻き取り芯120a及び巻き取り芯120bは、巻き取り芯120a及び巻き取り芯120bそれぞれに取り付けられたモータ(図示せず)により駆動されて、ターレット110の回転の方向D1と同方向である、方向D21及び方向D22にそれぞれ回転する。
巻き取り芯120a及び巻き取り芯120bは、ターレット110に対する取り付け位置が異なる以外は、互いに同じ構成を有している。
ターレット110は、回転軸R110を中心とした方向D1の回転により、ウェブの巻き取り位置P1にある巻き取り芯120a又は巻き取り芯120bを、ウェブロールの取り外し位置P2に順次移動可能に支持している。
巻き取り芯120a及び巻き取り芯120bを支持したターレット110が、回転軸R110を中心として回転することにより、巻き取り芯120a及び巻き取り芯120bは、回転軸R110を中心として旋回し、ウェブの巻き取り位置P1とウェブロールの取り外し位置P2との間を順次移動する。
図4は、本発明の一実施形態に係るウェブロール製造装置が備えるウェブガイドを模式的に示す斜視図である。図5は、本発明の一実施形態に係るウェブガイドを模式的に示す断面図である。図5は、ターレットに取り付けられたウェブガイドをターレットと垂直な面で切断した際の断面を示す。
図4又は図5に示すように、ウェブガイド130aは、内部に空気室131を備えた中空の棒状部材である。ウェブガイド130aは、空気出入部132と、空気出入部132を覆うカバー133とを備える。空気出入部132とカバー133とで、空気室131が形成されている。空気出入部132は、凸の曲面S1を有し、長手方向と垂直な断面がU字型である。カバー133の端部壁W133には、空気出入管134が挿し通され、空気出入管134は、更にターレット110を貫通している。ターレット110を貫通した空気出入管134の外端E134には、接続管135aを介して空気圧送機140及び空気吸引機150が連結されている。
空気出入部132は、多孔質材料で形成されている。そのため、空気出入部132には、ウェブガイド130aの内部にある空気室131から、凸の曲面S1に通じる通気孔H132が複数存在し、空気室131とウェブガイド130aの外部とを、通気孔H132を介して空気が出入りできる。多孔質材料の例としては、例えば、カーボンポーラス及びアルミナポーラスが挙げられる。
ウェブガイド130aは、ターレット110に固定され、巻き取り芯120aと巻き取り芯120bとの間に、巻き取り芯120a及び巻き取り芯120bと平行となるように配置されている。即ち、ウェブガイド130aは、巻き取り芯120aと巻き取り芯120bと平行に延びている。また、ウェブガイド130aは、凸の曲面S1が回転軸R110へ向く方向とは反対の方向(即ち、ターレット110の径方向外側)を向くようにターレット110に固定されている。そのため、ウェブガイド130aの凸の曲面S1は、巻き取り芯120aと巻き取り芯120bとの間を搬送されるウェブと対向するようになっている。
ウェブガイド130bは、ターレット110に固定され、巻き取り芯120aと巻き取り芯120bとの間に、巻き取り芯120a及び巻き取り芯120bと平行となるように配置されている。即ち、ウェブガイド130bは、巻き取り芯120aと巻き取り芯120bと平行に延びている。また、ウェブガイド130bは、凸の曲面S1が回転軸R110へ向く方向とは反対の方向(即ち、ターレット110の径方向外側)を向くようにターレット110に固定されている。そのため、ウェブガイド130bの凸の曲面S1は、巻き取り芯120aと巻き取り芯120bとの間を搬送されるウェブと対向するようになっている。
図1に示すように、ウェブガイド130a及びウェブガイド130bは、巻き取り芯120aの中心軸R120aと、巻き取り芯120bの中心軸R120bとを含む平面PL1よりも、回転軸R110から離れた位置でターレット110に支持されている。図1において、平面PL1は、紙面に垂直であって、紙面に垂直に延びる中心軸R120a及び中心軸R120bを含む面である。本実施形態において、後述するようにウェブガイド130aとウェブガイド130bとは、ターレット110の回転軸R110を中心として180°回転対称の関係となるように配置されているので、平面PL1は、回転軸R110を含んでおり、回転軸R110と平面PL1との距離は0である。したがって、本実施形態では、ウェブガイド130aとウェブガイド130bとは、平面PL1と回転軸R110よりも離れた位置でターレット110に支持されている。このようにウェブガイド130a及び130bがターレット110により支持されていることで、ターレット110の回転軸R110付近に構造体が存在する場合に、該構造体とウェブとが接触することを抑制することができる。
図1に示すように、ウェブガイド130a及びウェブガイド130bは、ターレット110の回転軸R110とターレット110の表面とが交わる位置P110を中心とする円の周C2の上に並ぶように、ターレット110に配置されている。また、ウェブガイド130aとウェブガイド130bとは、ターレット110の回転軸R110を中心として360°/(巻き取り芯の本数)=180°回転対称の関係となるように配置されている。
ウェブガイド130bは、ウェブガイド130aと、ターレット110に配置されている場所が異なる以外は同様の構成を有しているので、ウェブガイド130aと共通する構成については説明を省略する。
ウェブガイド130aの空気出入管134に接続された接続管135aは、経路切り替え部としての3方向電磁弁160aに連結されている。またウェブガイド130bの空気出入管134に接続された接続管135bは、経路切り替え部としての3方向電磁弁160bに連結されている。
図6は、本発明の一実施形態に係るウェブロール製造装置が備える3方向電磁弁を模式的に示す概略図である。図6に示すように、3方向電磁弁160aは、ポートPO1a、ポートPO2a、及びポートPO3aを備え、電気信号により制御されて、ポートPO1a及びポートPO2aの間の経路の開閉及びポートPO1a及びポートPO3aの間の経路の開閉を行って、ポートPO1a及びポートPO2aの間の経路とポートPO1a及びポートPO3aの間の経路との切り替えを行う。3方向電磁弁160aは、ウェブガイド130aと空気圧送機140との連結経路180aを開状態とするときは、ウェブガイド130aと空気吸引機150との連結経路181aを閉状態とし、ウェブガイド130aと空気圧送機140との連結経路180aを閉状態とするときは、ウェブガイド130aと空気吸引機150との連結経路181aを開状態とする。
3方向電磁弁160bは、ポートPO1b、ポートPO2b、及びポートPO3bを備え、電気信号により制御されて、ポートPO1b及びポートPO2bの間の経路の開閉及びポートPO1b及びポートPO3bの間の経路の開閉を行って、ポートPO1b及びポートPO2bの間の経路とポートPO1b及びポートPO3bの間の経路との切り替えを行う。3方向電磁弁160bは、ウェブガイド130bと空気圧送機140との連結経路180bを開状態とするときは、ウェブガイド130bと空気吸引機150との連結経路181bを閉状態とし、ウェブガイド130bと空気圧送機140との連結経路180bを閉状態とするときは、ウェブガイド130bと空気吸引機150との連結経路181bを開状態とする。
図1に示すように、ウェブの巻き取り位置P1付近には、ニップロール190が設けられている。ニップロール190は、巻き取り位置P1にある巻き取り芯120a又は巻き取り芯120bの表面とニップロール190の表面とが接触する位置まで、巻き取り芯120a又は巻き取り芯120bに接近できるように構成されている。ニップロール190には、サーボモータなどの駆動装置が取り付けられ、駆動装置により、ウェブの巻き取り位置P1にある巻き取り芯120a又は巻き取り芯120bとニップロール190との距離を変化させる。
またウェブ切断機170は、ウェブの巻き取り位置P1付近に設けられている。ウェブ切断機170は、刃171と、刃171を先端で支持するアーム172とを備える。アーム172は、巻き取り芯120a及び巻き取り芯120bと平行な方向に移動可能に構成されている。アーム172には、油圧シリンダなどの駆動装置が接続され、駆動装置によりアーム172の屈伸を行って、ウェブの巻き取り位置P1にある巻き取り芯120aとウェブガイド130aとの間、又は、ウェブの巻き取り位置P1にある巻き取り芯120bとウェブガイド130bとの間に、アーム172の先端で支持される刃171を接近させる。
[1.2.変形例]
別の実施形態では、ターレットは、円盤状でなくともよく、例えば、ターレットが巻き取り芯と同数のアームを備え、アームの先端部に、巻き取り芯が回転可能に支持されるように構成されていてもよい。
別の実施形態では、ウェブロール製造装置は、巻き取り芯を、2本より多く備えていてもよい。
別の実施形態では、ウェブロール製造装置は、ウェブガイドを、巻き取り芯と同数より多く備えていてもよく、隣り合う巻き取り芯の間に、複数のウェブガイドが配置されていてもよい。
別の実施形態では、ウェブガイドは、ターレットに固定されていなくてもよく、例えば、搖動可能にターレットに支持されていてもよい。
別の実施形態では、ウェブガイドは、他の形態であってもよく、例えば、ロール状に形成されていてもよい。
別の実施形態では、ウェブガイドの空気出入部は、多孔質材料で形成されていなくてもよく、例えば、多孔質ではない金属、樹脂などの材料で形成され、通気孔が穿たれた部材であってもよい。
別の実施形態では、経路切り替え部は、他の任意の経路切り替え手段であってもよい。例えば、経路切り替え部は、3方向電磁弁でなくともよく、複数の電磁弁などの弁と分岐管との組み合わせにより構成されていてもよい。また、弁の開閉は、磁力に限らず、モータ、空気圧などの他の動力により行われてもよい。
別の実施形態では、ウェブロール製造装置は、空気吸引機を備えていなくともよい。
別の実施形態では、ウェブロール製造装置は、空気圧送機及び空気吸引機を、複数のウェブガイドそれぞれに対応して複数備えていてもよい。
別の実施形態では、ウェブ切断機は、他の任意のウェブ切断機であってもよい。例えば、ウェブ切断機は、巻き取り芯と平行方向に、切断されるウェブの幅以上の長さに延びている刃を備え、ウェブの幅方向に刃を移動させることなく刃をウェブの幅全体に押し当ててウェブを切断するウェブ切断機;表面に刃を備えたドラムを有し、ドラムを回転させながらウェブに押し当ててウェブを切断するウェブ切断機であってもよい。
[1.3.ウェブロール製造装置の動作]
ウェブロール製造装置100は、以下に述べるように動作する。図1に示すように、まず、巻き取り芯120aが、ウェブロール製造装置100に供給された所定量の長尺のウェブを巻き取る。ウェブの巻き取りは、巻き取り芯120aをウェブの巻き取り位置P1に配し、巻き取るべきウェブが、巻き取り芯120aの上となるように巻き取り芯120aを方向D21に回転させることにより行われる。巻き取り芯120aがウェブを所定量巻き取る間は、ターレット110の回転は停止している。
図1〜図3に示すように、巻き取り芯120aが所定量のウェブを巻き取ると、ターレット110は、所定量のウェブを巻き取った巻き取り芯120aがターレット110の頂上TP位置に向かう方向D1(巻き取り芯120aの回転の方向D21と同方向)に回転する。所定量のウェブを巻き取った巻き取り芯120aは、ターレット110の回転軸R110を中心とした回転により、回転角θが0°から180°となるまで回転し、ウェブロールの取り外し位置P2まで移動する。ここで、巻き取り位置P1にある巻き取り芯の回転角θを0°とする。ターレット110の回転前に、ウェブロールの取り外し位置P2にあった巻き取り芯120bは、ターレット110の回転軸R110を中心とした回転により、ウェブの巻き取り位置P1に移動する。ウェブの切断後、ウェブロールの取り外し位置P2に移動した巻き取り芯120aは取り外されて、新たな巻き取り芯が取り付けられる。巻き取り位置P1に移動した巻き取り芯120bがウェブを巻き取り、所定量のウェブを巻き取った後、ターレット110の回転などの一連の動作が繰り返される。このように、ターレット110は、回転軸R110を中心とした回転により、ウェブの巻き取り位置P1にある巻き取り芯を、ウェブロールの取り外し位置P2に順次移動させる。
ターレット110の回転中、所定量のウェブを巻き取った巻き取り芯120aは、回転を続けてウェブを巻き取り続ける。図2に示すように、搬送されるウェブは、ターレット110の回転に伴い、所定量のウェブを巻き取った巻き取り芯120aから、ウェブガイド130bに誘導され、ウェブガイド130bの凸の曲面S1を抱き込みながら、所定量のウェブを巻き取った巻き取り芯120aに隣接する巻き取り芯120bに更に誘導される。
ターレット110の回転中、ウェブガイド130bと空気圧送機140との連結経路180b及びウェブガイド130bと空気吸引機150との連結経路181bに設けられた3方向電磁弁160bは、ポートPO1bとポートPO2bとの経路を開状態にし、ポートPO1bとポートPO3bとの経路を閉状態とする。その結果、空気圧送機140から圧送された空気が、接続管135b次いで空気出入管134を通ってウェブガイド130bの空気室131まで導かれ、空気室131から空気出入部132に存在する通気孔H132からウェブガイド130bの外部へ、ウェブに向かって吹き出される。空気出入部132から吹き出された空気により、ウェブガイド130bに誘導されたウェブは、空気出入部132より浮上するため、ウェブはウェブガイド130bの上方を、ウェブガイド130bと非接触の状態で搬送される。そのため、ウェブとウェブガイド130bとが接触してウェブに傷が生じることを抑制できる。
本実施形態では、空気出入部132が、多孔質材料で形成されているので、高い圧力で空気をウェブガイド130b又はウェブガイド130aに圧送しても、通気孔H132から吹き出される空気の流量は非常に低く抑えられる。そのため、ウェブガイド130b又はウェブガイド130aからのウェブの浮上量を小さくすることができ、搬送されるウェブがウェブガイド130b又はウェブガイド130aの上でばたつくことを抑制できる。
図3に示すように、ターレット110の回転により、巻き取り芯120aがウェブロールの取り外し位置P2に移動し、巻き取り芯120bがウェブの巻き取り位置P1に移動すると、ターレット110の回転が停止し、巻き取り芯120aの回転も停止し、また、ウェブガイド130bから空気が吸引されて、ウェブがウェブガイド130bに固定される。具体的には、下記の手順にしたがって、ウェブガイド130bから空気が吸引される。
ウェブガイド130bと空気圧送機140との連結経路180b及びウェブガイド130bと空気吸引機150との連結経路181bに設けられた3方向電磁弁160bは、ポートPO1bとポートPO2bとの経路を閉状態にし、ポートPO1bとポートPO3bとの経路を開状態とする。その結果、空気出入部132に存在する通気孔H132から空気吸引機150までの経路が開状態となり、空気は、ウェブガイド130bの外部から、通気孔H132、空気室131、空気出入管134、接続管135b、3方向電磁弁160b、連結経路181bを通じて、空気吸引機150により吸引される。その結果、通気孔H132が形成された空気出入部132の凸の曲面S1と、凸の曲面S1に対向しこれから浮上していたウェブとの間が陰圧となり、ウェブが空気出入部132の凸の曲面S1に張り付いて、ウェブはウェブガイド130bに固定される。
巻き取り芯120aがウェブロールの取り外し位置P2に移動し、巻き取り芯120bがウェブの巻き取り位置P1に移動すると、巻き取り芯120bの表面にニップロール190の表面が接近し、ニップロール190は、巻き取り芯120bの表面にウェブを押し付けて、ウェブを巻き取り芯120bの表面に固定する。
ニップロール190により、ウェブが巻き取り芯120bに固定されると、ウェブ切断機170のアーム172が駆動装置により伸ばされ、アーム172の先端に設けられた刃171は、巻き取り芯120bとウェブガイド130bとの間でウェブに接触する。刃171がウェブに接触したまま、アーム172は、巻き取り芯120bと平行な方向に移動し、ウェブは巻き取り芯と平行な方向に切断される。
ウェブ切断機170によるウェブの切断の間、ウェブはウェブガイド130bに固定されており、またウェブの切断後も、ウェブの切断端部はウェブガイド130bに固定されている。そのためウェブガイド130bに固定されるウェブの切断端部から、ウェブを所定量巻き取った巻き取り芯120aまでのウェブは、張力が均一に保持されているので、巻き取り芯120aに巻き取られたロール状のウェブの巻きが弛むことが抑制され、またウェブの切断端部によりウェブロールが傷付くことが抑制される。更に、巻き取りの完了したウェブロールの外周を、粘着テープなどにより固定するなどの作業を容易に行える。
ウェブ切断機170によりウェブが切断された後、ウェブロールの取り外し位置P2にある、ウェブを巻き取った巻き取り芯120aは取り外され、新たな巻き取り芯120aがターレット110に取り付けられる。
また、ウェブロール製造装置100に搬送されるウェブの切断端部は、巻き取り芯120bに固定される。例えば、切断端部に静電付与装置(図示せず)により静電気が付与されて、切断端部は巻き取り芯120bに張り付く。または、切断端部は、巻き取り芯120bに予め貼られた両面粘着テープなどにより、巻き取り芯120bに固定される。
巻き取り芯120bにウェブの切断端部が固定された後、巻き取り芯120bの表面にウェブを押し付けていたニップロール190は、巻き取り芯120bから後退し、元の位置に戻る。また、巻き取り芯120bが方向D22に回転して、巻き取り芯120bがウェブを巻き取る。巻き取り芯120bに所定量のウェブが巻き取られた後、ターレット110が回転し、ウェブの巻き取り位置P1にある巻き取り芯120bはウェブロールの取り外し位置P2に移動し、ウェブは巻き取り芯120bからウェブガイド130aに誘導され、新たにターレット110に取り付けられた巻き取り芯120aに更に誘導される。
ウェブロール製造装置100は、以上の操作を繰り返して、連続的に、ウェブロールを製造する。ウェブロール製造装置100により製造されるウェブロールは、従来のガイドローラーを有するターレット式ウェブロール製造装置により製造されるウェブロールよりも、ウェブ端部における傷が少ない。したがって、ウェブロール製造装置100によれば、傷により廃棄されるウェブ端部の長さを短くできるので、ウェブロールの製造コストを低くできる。
以上のウェブロール製造装置100の動作は、手動で行われてもよく、自動で行われてもよい。例えば、入力部、処理部、記憶部、及び出力部を含む制御装置により、ウェブロール製造装置100が備える各要素を制御して、ウェブロール製造装置100の動作が自動で行われるようにしてもよい。
[1.4.ウェブロール製造装置の適用]
本実施形態のウェブロール製造装置は、様々な素材のウェブロールを製造するために用いられうる。好ましくは、ウェブガイドから吹き出される空気によりウェブガイドから浮上する程度に空気透過性が低い、樹脂、紙、金属などのウェブのロールを製造するために用いられる。
[2.ウェブロールの製造方法]
本実施形態の製造方法は、前記ウェブロール製造装置100により行われる。
本実施形態の製造方法は、工程(1)及び工程(2)を含む。
[2.1.工程(1)]
工程(1)では、ウェブが巻き取られた第1の巻き取り芯から、第1の巻き取り芯に隣接する第2の巻き取り芯にウェブを誘導する。具体的には、図2に示すように、第1の巻き取り芯としての巻き取り芯120aに隣接する、第2の巻き取り芯としての巻き取り芯120bにウェブを誘導する。
更に具体的には、工程(1)では、ターレット110を、回転軸R110を中心として回転させることにより、ウェブが巻き取られた巻き取り芯120aから巻き取り芯120bにウェブを誘導する。そして、少なくともウェブを巻き取り芯120aから巻き取り芯120bに誘導する間、すなわち少なくともターレット110を回転させる間、巻き取り芯120aと巻き取り芯120bとの間にあるウェブガイド130bから、ウェブに向かって空気を吹き出して、ウェブをウェブガイド130bから浮上させる。既に説明したように、ウェブをウェブガイド130bから浮上させながら誘導することにより、ウェブとウェブガイド130bとが接触してウェブに傷が生じることを抑制できる。
具体的には、工程(1)では、ウェブガイド130bの内部に空気を圧送し、空気出入部132の凸の曲面S1から空気を吹き出してウェブをウェブガイド130bから浮上させる。
[2.2.工程(2)]
工程(2)では、工程(1)により巻き取り芯120bに誘導されたウェブを、巻き取り芯120a及び巻き取り芯120bの間にあるウェブガイド130bと巻き取り芯120bとの間で切断する。
少なくともウェブが切断される間、ターレット110の、回転軸R110を中心とする回転を停止させ、巻き取り芯120aと巻き取り芯120bとの間にあるウェブガイド130bから空気を吸引して、ウェブをウェブガイド130bに固定する。既に説明したように、ウェブがウェブガイド130bに固定されることにより、巻き取り芯120aに巻き取られたロール状のウェブの巻きが弛むことを抑制し、またウェブの切断端部によりウェブロールが傷付くことが抑制される。更に、巻き取りの完了したウェブロールの外周を、粘着テープなどにより固定するなどの作業を容易に行える。
具体的には、巻き取り芯120a及び巻き取り芯120bの間にあるウェブガイド130bの内部から空気を吸引することにより、空気出入部132の凸の曲面S1から空気を吸引して、ウェブをウェブガイド130bに固定する。
別の実施形態では、ウェブロールの製造方法は工程(2)を含んでいなくともよい。
別の実施形態では、ウェブロールの製造方法は、工程(1)及び工程(2)以外の任意の工程を含んでいてもよい。任意の工程としては、例えば、ウェブロールの取り外し位置P2にあるウェブを巻き取った巻き取り芯を、ターレットから取り外す工程、及び、ウェブの供給速度を調整するアキュムレータなどの装置により、ウェブロール製造装置に供給されるウェブの速度を調整する工程が挙げられる。
100 :ウェブロール製造装置
110 :ターレット
120a、120b:巻き取り芯
130a、130b:ウェブガイド
131 :空気室
132 :空気出入部
133 :カバー
134 :空気出入管
135a、135b:接続管
140 :空気圧送機
150 :空気吸引機
160a、160b:3方向電磁弁
170 :ウェブ切断機
171 :刃
172 :アーム
180a、180b、181a、181b:連結経路
190 :ニップロール
H132 :通気孔
P1 :巻き取り位置
P2 :取り外し位置
PO1a、PO1b、PO2a、PO2b、PO3a、PO3b:ポート
R110 :回転軸
S1 :曲面
W133 :端部壁

Claims (8)

  1. 回転軸を中心として駆動されるターレットと、少なくとも2本の巻き取り芯と、少なくとも前記巻き取り芯と同数のウェブガイドと、空気圧送機とを含み、
    前記巻き取り芯は、前記ターレットに回転可能に支持され、
    前記ターレットによる前記巻き取り芯の支持は、前記回転軸を中心とした回転により、巻き取り位置にある前記巻き取り芯を、取り外し位置に順次移動可能とする支持であり、
    前記ウェブガイドは、前記巻き取り芯と平行に延びる棒状部材であり、隣り合う前記巻き取り芯の間であって、隣り合う前記巻き取り芯の中心軸を含む平面よりも前記回転軸から離れた位置で前記ターレットに支持され、空気出入部を含み、
    前記空気出入部は、前記回転軸へ向く方向とは反対の方向を向く凸の曲面を含み、前記ウェブガイドの内部から前記凸の曲面へ通じる複数の通気孔を有し、
    前記空気圧送機は、前記ウェブガイドと連結され、前記ウェブガイドの内部に空気を圧送する、
    ウェブロール製造装置。
  2. 更に空気吸引機及び経路切り替え部を含み、
    前記空気吸引機は、前記ウェブガイドと連結され、前記ウェブガイドの内部から空気を吸引し、
    前記経路切り替え部は、前記ウェブガイドと前記空気圧送機との連結経路及び前記ウェブガイドと前記空気吸引機との連結経路に設けられ、前記ウェブガイドと前記空気圧送機との前記連結経路の開閉及び前記ウェブガイドと前記空気吸引機との前記連結経路の開閉を行い、前記ウェブガイドと前記空気圧送機との前記連結経路を開状態とするときは前記ウェブガイドと前記空気吸引機との前記連結経路を閉状態とし、前記ウェブガイドと前記空気吸引機との前記連結経路を開状態とするときは、前記ウェブガイドと前記空気圧送機との前記連結経路を閉状態とする、
    請求項1に記載のウェブロール製造装置。
  3. 更にウェブ切断機を含み、
    前記ウェブ切断機は、前記巻き取り位置にある前記巻き取り芯と、前記巻き取り位置にある前記巻き取り芯及び前記取り外し位置にある前記巻き取り芯の間にある前記ウェブガイドとの間でウェブを切断し、
    前記経路切り替え部は、前記ウェブ切断機が前記ウェブを切断する際に、前記巻き取り位置にある前記巻き取り芯及び前記取り外し位置にある前記巻き取り芯の間にある前記ウェブガイドと前記空気吸引機との前記連結経路を開状態とし、前記巻き取り位置にある前記巻き取り芯及び前記取り外し位置にある前記巻き取り芯の間にある前記ウェブガイドと前記空気圧送機との前記連結経路を閉状態とする、
    請求項2に記載のウェブロール製造装置。
  4. 前記空気出入部が多孔質材料で形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のウェブロール製造装置。
  5. 前記巻き取り芯が、前記ターレットの前記回転軸を中心とする第1の円の周上に並ぶように配置され、前記ウェブガイドが、前記ターレットの前記回転軸を中心とする第2の円の周上に並ぶように配置されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のウェブロール製造装置。
  6. 回転軸を中心として駆動されるターレットと、少なくとも2本の巻き取り芯と、少なくとも前記巻き取り芯と同数のウェブガイドとを含み、
    前記巻き取り芯は、前記ターレットに回転可能に支持され、
    前記ターレットによる前記巻き取り芯の支持は、前記回転軸を中心とした回転により、巻き取り位置にある前記巻き取り芯を、取り外し位置に順次移動可能とする支持であり、
    前記ウェブガイドは、前記巻き取り芯と平行に延びる棒状部材であり、隣り合う前記巻き取り芯の間であって、隣り合う前記巻き取り芯の中心軸を含む平面よりも前記回転軸から離れた位置で前記ターレットに支持されるウェブロール製造装置により行われるウェブロールの製造方法であって、
    ウェブが巻き取られた第1の巻き取り芯から、前記第1の巻き取り芯に隣接する第2の巻き取り芯に前記ウェブを誘導する工程(1)を含み、
    前記工程(1)では、
    前記ターレットを、前記回転軸を中心として回転させて前記第1の巻き取り芯から前記第2の巻き取り芯に前記ウェブを誘導し、
    前記第1の巻き取り芯と前記第2の巻き取り芯との間にある前記ウェブガイドから、前記ウェブに向かって空気を吹き出して前記ウェブを前記第1の巻き取り芯と前記第2の巻き取り芯との間にある前記ウェブガイドから浮上させる、ウェブロールの製造方法。
  7. 前記工程(1)の後に、前記第2の巻き取り芯に誘導された前記ウェブを、前記第1の巻き取り芯及び前記第2の巻き取り芯の間にある前記ウェブガイドと前記第2の巻き取り芯との間で切断する工程(2)を更に含み、
    前記工程(2)では、
    前記ターレットの、前記回転軸を中心とする回転を停止させ、
    前記第1の巻き取り芯と前記第2の巻き取り芯との間にある前記ウェブガイドから空気を吸引して、前記ウェブを前記第1の巻き取り芯及び前記第2の巻き取り芯の間にある前記ウェブガイドに固定する、
    請求項6に記載のウェブロールの製造方法。
  8. 前記ウェブガイドは、空気出入部を含み、
    前記空気出入部は、前記回転軸へ向く方向とは反対の方向を向く凸の曲面を含み、前記ウェブガイドの内部から前記凸の曲面へ通じる複数の通気孔を有し、
    前記工程(1)では、
    前記第1の巻き取り芯と前記第2の巻き取り芯との間にある前記ウェブガイドの内部に空気を圧送し、前記空気出入部の前記凸の曲面から空気を吹き出して前記ウェブを前記第1の巻き取り芯と前記第2の巻き取り芯との間にある前記ウェブガイドから浮上させ、
    前記工程(2)では、
    前記第1の巻き取り芯と前記第2の巻き取り芯との間にある前記ウェブガイドの内部から空気を吸引し、前記空気出入部の前記凸の曲面から空気を吸引して前記ウェブを前記第1の巻き取り芯と前記第2の巻き取り芯との間にある前記ウェブガイドに固定する、
    請求項7に記載のウェブロールの製造方法。
JP2018199627A 2018-10-24 2018-10-24 ウェブロール製造装置及びウェブロールの製造方法 Pending JP2020066501A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018199627A JP2020066501A (ja) 2018-10-24 2018-10-24 ウェブロール製造装置及びウェブロールの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018199627A JP2020066501A (ja) 2018-10-24 2018-10-24 ウェブロール製造装置及びウェブロールの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020066501A true JP2020066501A (ja) 2020-04-30

Family

ID=70389497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018199627A Pending JP2020066501A (ja) 2018-10-24 2018-10-24 ウェブロール製造装置及びウェブロールの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020066501A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7909282B2 (en) Center/surface rewinder and winder
ES2687239T3 (es) Enrollador y rebobinador de centro/superficie
EP2687468A1 (en) Yarn winding device and yarn winding method
JP2008218990A (ja) エントリーロックシステム、ウエブ処理設備及びそれらを使用するための方法
JP2015532249A (ja) 可撓性ガラスウェブを誘導するための方法および装置
RU2737008C1 (ru) Устройство для намотки и смены рулонов ленточного материала, а также связанный способ
JP2016008144A (ja) 綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業部
JP2017057548A (ja) ボビンから糸を吸引する方法および装置
US3940791A (en) Magnetic tape transport
JP6649692B2 (ja) シート材巻取装置
JP2020066501A (ja) ウェブロール製造装置及びウェブロールの製造方法
US3918092A (en) Push-threading tape in a helical path
JP4512593B2 (ja) 巻取り方法及び巻取り機
JP2016079038A (ja) 紡績コップのための方向付け装置を備えた巻取りユニット
US5283945A (en) Cassette opening system
JPS6128573B2 (ja)
JP2006264814A (ja) ウエブ巻取り交換方法及び装置
JP2019038657A (ja) 吸引装置とウエブの接続装置
US6176449B1 (en) Process and device for winding partial webs into partial web rolls
JP7051331B2 (ja) シリンダ装置及びそれを用いたウエブの接続装置
JPS6071452A (ja) ウエブの巻出姿勢制御方法
JPS58207237A (ja) ウエブ巻出機
JP4423966B2 (ja) 連続真空成膜装置
JP6943680B2 (ja) ウエブの接続装置
JP2000290389A (ja) 成膜装置