JP2020066320A - ラジエータプロテクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】ラジエータプロテクタとラジエータのチューブとの相対位置のずれを抑制する。【解決手段】車両幅方向に延びる複数本のチューブ14と、チューブ14の車両幅方向両端に接続されたフランジ15と、フランジ15の車両幅方向外側に取り付けられたラジエータタンク12、13と、チューブ14を上下方向に積層したラジエータコア11の上端及び下端に取り付けられ、車両幅方向の両端部がフランジ15に接続するコアサイドプレート17と、を含むラジエータ1の各チューブ14の車両前方に配置されて車両幅方向に延びる複数本のガード21を備え、ラジエータタンク12、13に組み付けられるラジエータプロテクタ2であって、ラジエータタンク12、13に組み付ける際に組み付ける位置を調整可能な取付け部材22と、コアサイドプレート17の両端部に係合してチューブ14とガード21との相対位置を規定する位置決め爪23と、を備える。【選択図】図4
Description
本発明は、飛来物からラジエータのチューブを保護するラジエータプロテクタの構造に関する。
飛来物からラジエータのチューブを保護するラジエータプロテクタを、ラジエータコアの車両幅方向両端に配置されたラジエータタンクに組み付ける構造が開示されている(特許文献1参照)。
ところで、ラジエータプロテクタはチューブ間の冷却風の流れを妨げないように、車両正面視でチューブと重なる位置に取り付けられるように設計されている。しかし、ラジエータプロテクタを組み付ける際、組み付け位置がずれると、車両正面視でラジエータプロテクタがチューブ間に位置し、チューブ間を流れる冷却風の障害物となり風量が減少し、ラジエータの冷却性能が低下することがある。
そこで、本発明は、ラジエータプロテクタとラジエータのチューブとの相対位置のずれを抑制することを目的とする。
本発明に係るラジエータプロテクタは、車両幅方向に延びる複数本のチューブと、チューブの車両幅方向両端に接続されたフランジと、フランジの車両幅方向外側に取り付けられたラジエータタンクと、チューブを上下方向に積層したラジエータコアの上端及び下端に取り付けられ、車両幅方向の両端部がフランジに接続するコアサイドプレートと、を含むラジエータの複数本のチューブの各チューブの車両前方に配置されて車両幅方向に延びる複数本のガードを備え、ラジエータタンクに組み付けられるラジエータプロテクタであって、ラジエータタンクに組み付ける際に組み付ける位置を調整可能な取付け部材と、コアサイドプレートの前記両端部に係合してチューブとガードとの相対位置を規定する位置決め爪と、を備えること、を特徴とする。
本発明は、チューブが接続されたフランジに接続したコアサイドプレートの両端部に位置決め部材が係合することによって、ラジエータプロテクタとチューブとの相対位置を規定できるので、ラジエータプロテクタとラジエータのチューブとの相対位置のずれを抑制することができる。
以下、図面を参照しながら、実施形態のラジエータプロテクタについて説明する。以下説明する各図に示す矢印FR、矢印UP、矢印RHは、車両の前方向(進行方向)、上方向、右方向をそれぞれ示している。また、各矢印FR、UP、RHの反対方向は、それぞれ車両後方向、下方向、左方向を示す。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
図1に示すラジエータ1は、不図示の車両の前方に搭載され、車両幅方向に平行に配置される。ラジエータ1は、グリル開口部等から取り入れられた空気により走行用エンジンの冷却水を冷却する熱交換器である。ラジエータ1は、ラジエータコア11とラジエータタンク12、13を備える。
ラジエータコア11は、複数本のチューブ14を備えている。複数本のチューブ14は、車両幅方向に延び、車両上下方向に積層されている。図7に示すように、複数本のチューブ14のうち隣り合う2本のチューブ14の間には、冷却風が通る空気通路が形成されている。複数本のチューブ14は、それぞれエンジン冷却水を流通させてエンジン冷却水と車室外空気との間で熱交換させる。
図1に示すように、チューブ14の車両幅方向両端にはフランジ15が接続されている。フランジ15の車両幅方向外側に、ラジエータタンク12、13が取り付けられている。フランジ15は、複数のチューブ14の間隔を保持し、チューブ14とラジエータタンク12、13と連結する機能を有しながら、冷却水の流体の回路を形成する。一方のフランジ15とラジエータタンク12とは、チューブ14にエンジン冷却水を供給する入口ヘッダを構成し、他方のフランジ15とラジエータタンク13とはチューブ14から排出された冷却水を集合する出口ヘッダを構成する。また、ラジエータタンク12、13には、ラジエータプロテクタ2を組み付けるためのプロテクタ取付け座16が設けられている。なお、一方のフランジ15とラジエータタンク12とが出口ヘッダを構成し、他方のフランジ15とラジエータタンク13とが入口ヘッダを構成するようにしてもよい。
ラジエータコア11の上端及び下端には、車両幅方向に延びるコアサイドプレート17が取り付けられている。コアサイドプレート17は、チューブ14の反りを抑制するためにラジエータコア11の上下方向の外側を固定する部材である。図7に示すように、コアサイドプレート17の断面はコの字状となっている。ただし、図2に示すように、コアサイドプレート17は車両幅方向の両端付近ではコの字状断面ではなく一枚の板状となっている。このように1枚の板状となっている両端部18をフランジ15に形成された穴19に差し込んで固定して、ろう付けで接合することによって、コアサイドプレート17をフランジ15に接続する。
図3(a)から図3(c)に示すラジエータプロテクタ2は、図6に示すようにラジエータ1より車両前方に配置され、路面から跳ね返る飛び石等の飛来物からチューブ14を保護するプロテクタである。図3(b)に示すように、ラジエータプロテクタ2は、枠25の内側に車両幅方向に延びる複数本のガード21を備える。図7に示すように、枠25の断面は剛性を確保するためにJの字状となっている。ラジエータプロテクタ2がラジエータタンク12、13に組み付けられると、図7に示すように、ガード21は車両正面視でチューブ14と重なる位置に配置されてチューブ14の車両前後方向の前面を覆う。図3(a)から図3(c)に示すように、ラジエータプロテクタ2は、ラジエータタンク12、13にラジエータプロテクタ2を組み付けるための2つの取付け部材22を備える。また、ラジエータプロテクタ2は、ラジエータタンク12、13に組み付ける際の位置決め部材として2つの位置決め爪23を備える。取付け部材22のネジ穴はネジ24のネジ部の外径よりも大きく、ラジエータプロテクタ2をラジエータタンク12、13にネジ24で組み付ける際、組み付ける位置を調整できる。そのため、図4に示すように、位置決め爪23をコアサイドプレート17の両端部18に係合させて組付け位置を決めた状態で、ラジエータプロテクタ2をラジエータタンク12、13にネジ24で組み付けることができる。
図5(a)に示すように、位置決め爪23の先端部分は下方に向かって突出している。図5(b)に示すように、コアサイドプレート17の両端部18にラジエータプロテクタ2の位置決め爪23を係合する。図4に示すように、ラジエータプロテクタ2をラジエータタンク12、13に組み付ける際は、このように位置決め爪23をコアサイドプレート17の両端部18に係合させて組付け位置を決めた状態で、取付け部材22をプロテクタ取付け座16に当ててネジ24で固定する。ラジエータプロテクタ2をラジエータタンク12、13に組み付けた状態を図6に示す。
ここで、位置決め爪23をコアサイドプレート17の両端部18に係合させてラジエータプロテクタ2の組付け位置を決める理由を説明する。チューブ14はフランジ15に接続されており、ラジエータタンク12、13はフランジ15に取り付けられている。そして、フランジ15にラジエータタンク12、13を取り付ける際に、製造ばらつきが発生するため、ラジエータタンク12、13とチューブ14との間には製造ばらつきによる相対位置のずれ量が大きくなる。このため、位置決め爪23を用いずにラジエータプロテクタ2をラジエータタンク12、13に組み付けると、ラジエータプロテクタ2のガード21とチューブ14との相対位置、特に、車両上下方向の相対位置にずれが生じることがある。また、ラジエータコア11の車両幅方向の中央部は反りが発生し、ばらつきが大きいため、コアサイドプレート17の車両幅方向の中央部に位置決め爪を係合させても、ラジエータプロテクタ2とチューブ14との相対位置にずれが生じることがある。
これに対して、フランジ15はチューブ14に直接接続しているため、フランジ15とチューブ14との間の製造ばらつきによる相対位置のずれが小さい。また、コアサイドプレート17も両端部18でフランジ15に直接接続しており、両端部18を差し込むフランジ15の穴19の加工精度で両端部18の上下方向の位置が決まるため、両端部18とフランジ15との間の製造ばらつきによる相対位置のずれが小さい。したがって、位置決め爪23をコアサイドプレート17の両端部18に係合することによって、ラジエータプロテクタ2をラジエータタンク12、13に組み付ける際に、ラジエータプロテクタ2のガード21とチューブ14との相対位置のずれを抑制することができる。
図4に示すように位置決め爪23を用いて位置決めした状態でラジエータプロテクタ2をラジエータタンク12、13に組み付けることによって、図7に示すように、車両正面視でチューブ14とガード21が重なり合う位置にラジエータプロテクタ2が組み付けられる。この位置にラジエータプロテクタ2が組み付けられることによって、ガード21はチューブ14間を通る冷却風の障害物とはならず、ガード21はチューブ14の前面を覆って飛来物からチューブ14を保護することができる。
一方、位置決め爪23を用いずにラジエータプロテクタ2をラジエータタンク12、13に組み付けた場合には、図8に示す比較例1のように、ラジエータプロテクタ2を組み付ける位置が上下にずれてしまい、車両正面視でガード21がチューブ14間に位置することがある。この場合、ガード21が飛来物からチューブ14を保護できない上、ガード21がチューブ14間を通る冷却風の障害物となり風量が減少する。そのため、ラジエータ1の冷却効率が低下する。
本開示のラジエータプロテクタ2は、上述した形態に限定されず、本開示の要旨の範囲内において種々の形態にて実施できる。例えば、位置決め爪23をコアサイドプレート17の両端部18に係合できれば、位置決め爪23の形状は、別の形状であってもよい。
1 ラジエータ、2 ラジエータプロテクタ、11 ラジエータコア、12、13 ラジエータタンク、14 チューブ、15 フランジ、16 プロテクタ取付け座、17 コアサイドプレート、18 両端部、19 穴、21 ガード、22 取付け部材、23 位置決め爪、24 ネジ、25 枠。
Claims (1)
- 車両幅方向に延びる複数本のチューブと、
前記チューブの車両幅方向両端に接続されたフランジと、
前記フランジの車両幅方向外側に取り付けられたラジエータタンクと、
前記チューブを上下方向に積層したラジエータコアの上端及び下端に取り付けられ、車両幅方向の両端部が前記フランジに接続するコアサイドプレートと、
を含むラジエータの前記複数本のチューブの各チューブの車両前方に配置されて車両幅方向に延びる複数本のガードを備え、前記ラジエータタンクに組み付けられるラジエータプロテクタであって、
前記ラジエータタンクに組み付ける際に組み付ける位置を調整可能な取付け部材と、
前記コアサイドプレートの前記両端部に係合して前記チューブと前記ガードとの相対位置を規定する位置決め爪と、
を備えること、を特徴とするラジエータプロテクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018199876A JP2020066320A (ja) | 2018-10-24 | 2018-10-24 | ラジエータプロテクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018199876A JP2020066320A (ja) | 2018-10-24 | 2018-10-24 | ラジエータプロテクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020066320A true JP2020066320A (ja) | 2020-04-30 |
Family
ID=70389325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018199876A Pending JP2020066320A (ja) | 2018-10-24 | 2018-10-24 | ラジエータプロテクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020066320A (ja) |
-
2018
- 2018-10-24 JP JP2018199876A patent/JP2020066320A/ja active Pending
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