JP2020066163A - 再生装置及び画像形成システム - Google Patents
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Abstract
Description
記録媒体Sは、どのような形状を有していてもよい。例えば、記録媒体Sは、フィルム、シート又は板状であってもよく、立体的な形状を有するものであってもよい。また、記録媒体Sは、可撓性であってもよく、硬質であってもよい。
インクIは、消色インクである。消色インクから形成した印刷層は、着色した状態において画像を表示する。そして、この印刷層は、加熱することによって消色する。一例によれば、消色インクは、加熱消色性発色粒子と分散媒とを含んだ分散液である。
加熱消色性発色粒子は、加熱することにより、着色状態から消色状態へと変化する粒子である。消色インクに占める加熱消色性発色粒子の割合は、1乃至40質量%の範囲内にあることが好ましく、1乃至30質量%の範囲内にあることがより好ましく、3乃至20質量%の範囲内にあることがより好ましい。
1.1.呈色性化合物
呈色性化合物は、後述する顕色剤と反応して発色する物質である。呈色性化合物は、電子供与性の物質であることが好ましい。
呈色性化合物としては、例えば、ロイコ色素、具体的には、ロイコオーラミン類、ローダミンBラクタム類、インドリン類、スピロピラン類、及びフルオラン類等の電子供与性有機物を使用することができる。
顕色剤は、呈色性化合物を発色させる物質である。顕色剤は、電子受容性の物質であることが好ましい。
これらは、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
消色剤は、加熱により、上述した呈色性化合物を消色させる性質を有している。
消色剤としては、例えば、アルコール類、エステル類、ケトン類、エーテル類、及び酸アミド類が挙げられる。
これらは、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
加熱消色性発色粒子は、マイクロカプセル化されたものでも良い。呈色性化合物、顕色剤及び消色剤をカプセル化すると、後述する洗浄装置により印刷層を除去したときに、記録媒体S上に残留物を生じ難い。
分散媒は、例えば、水又は水溶液である。
(湿潤剤)
分散媒は、インクの乾燥を防止する湿潤剤を更に含むことができる。湿潤剤としては、水溶性の液体湿潤剤、例えば、多価アルコール、含窒素複素環化合物、アミン類、又は含硫黄化合物を使用することができる。
分散媒は、吐出安定剤を更に含むことができる。
吐出安定剤は、例えば、高分子分散剤又は界面活性剤である。
(定着剤)
非浸透性の記録媒体への定着性を良くするために、定着剤として疎水性樹脂エマルションを使用してもよい。疎水性樹脂エマルションとしては、例えば、ウレタン系樹脂エマルション、アクリル系樹脂エマルション等が挙げられるが、これに限られるものではない。
分散媒は、その他の添加剤を更に含むことができる。
例えば、分散媒は、表面張力調整剤を更に含んでいてもよい。
pH調整剤としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、リン酸二水素カリウム、及びリン酸水素二ナトリウムが挙げられる。
消色装置21は、記録媒体Sを加熱して、それに形成された印刷層を着色状態から消色状態へと変化させる。消色装置21は、加熱装置を含んでいる。加熱装置は、例えば、ヒートローラ又は赤外線ヒータである。加熱装置は、摩擦によって記録媒体Sを加熱するものであってもよい。
一例によれば、洗浄装置22は、洗浄剤を収容した容器と、この容器から洗浄剤が供給され、印刷層へ向けて洗浄剤を噴霧するノズルを含んだ噴霧装置とを含んでいる。この場合、洗浄装置22は、ノズルから印刷層へ向けて、洗浄剤を十分に高い圧力で噴霧することにより、印刷層を記録媒体Sから除去する。
電子写真法により印刷層を形成した場合、通常、定着に加熱を利用する。即ち、電子写真法では、通常、熱可塑性樹脂を加熱溶融させて、印刷層を記録媒体に定着させる。そのようにして得られた印刷層は、上記の方法で記録媒体から除去しようとしても、除去できないか、又は、洗浄剤に溶解させることによって除去するしかない。
プロセッサ23は、印刷層の除去の要否を判断するか、又は、印刷層の残留物が表示する画像の濃度、記録媒体の被印刷面の光沢、若しくは被印刷面の表面粗さを閾値と比較して、印刷層が十分に除去されたかを判断する。プロセッサ23は、例えば、記録媒体Sの被印刷面へ向けて可視光及び紫外光などの光を照射する光照射装置と、被印刷面のうち光照射している部分を撮像する撮像装置と組み合わせて使用される。プロセッサ23は、撮像装置の出力から、印刷層の除去の要否を判断するか、又は、印刷層が十分に除去されたかを判断する。光照射装置及び撮像装置は再生装置20に備えられる(図示せず)。
図3は、一実施形態に係る画像形成方法を示すフローチャートである。
消色後、画像形成装置10は、この記録媒体Sに対して、消色インクを用いた印刷を行う(ACT5)。
この方法では、プロセッサ23による判断を、ACT1及びACT3において行っているが、ACT1及びACT3の一方は省略してもよい。
この方法では、先ず、消色装置21は、記録媒体Sを加熱して、印刷層を消色させる(ACT4)。
この方法では、プロセッサ23による判断を、ACT1及びACT3において行っているが、ACT1及びACT3の一方は省略してもよい。
上記の画像形成システム1では、画像形成装置10と再生装置20を別々の装置として説明したが、1つの装置内に画像形成装置10と再生装置20を備える構成であってもよい。
東芝テック社製の消色印刷装置Loops(登録商標)に搭載されている消色性トナーを取り出した。取り出した消色性トナー30質量部とイオン交換水68質量部と界面活性剤2質量部とを混合した。以上のようにして、加熱消色性発色粒子を含んだ分散液を調製した。
加熱消色性発色粒子の量で33質量部の上記分散液と、25質量部のプロピレングリコールと、15質量部のウレタン系樹脂エマルションと、吐出安定剤である1質量部の日信化学工業社製サーフィノール(登録商標)465と、防腐剤である0.2質量部のLonza社製プロキセル(登録商標)xL−2と、25.8質量部の純水とを混合し、この混合液を、スターラを用いて1時間に亘って攪拌した。その後、この混合液を、1μmのメンブレンフィルタで濾過した。これにより、消色インクを得た。
上記の消色インクを用いた印刷を行った。この印刷には、ピエゾヘッドを搭載した東芝テック社製のインクジェットヘッドを搭載したインクジェット記録装置を使用した。記録媒体としては、被印刷面が非浸透性であるもの、具体的には、ポリエチレンテレフタレートからなる成形品を使用した。そして、その被印刷面のうち各辺が10mmの正方形状の領域にベタ印刷を行った。これにより形成した印刷層は、ドライヤで10秒間に亘って加熱した。このとき、記録媒体の表面温度は50℃以下であった。
この印刷と消色とからなるサイクルを5回繰り返した。その後、記録媒体の被印刷面をエタノールにて洗浄して、記録媒体から印刷層を除去した。
記録媒体から印刷層を除去する前及び記録媒体から印刷層を除去した後の何れにおいても、上記の印刷及び消色工程において、インク定着不良や消色性不良は起こらなかった。
Claims (5)
- 加熱によって消色する印刷層が設けられた記録媒体に洗浄剤を供給して、前記記録媒体から前記印刷層を除去する洗浄装置と、
前記印刷層の除去の要否を判断するか、又は、前記印刷層の残留物が表示する画像の濃度、前記記録媒体の被印刷面の光沢、若しくは前記被印刷面の表面粗さを閾値と比較して、前記印刷層が十分に除去されたかを判断する判断装置と
を備えた再生装置。 - 前記記録媒体には、前記記録媒体への印刷回数に関する情報が記録されており、
前記判断装置は、前記情報を読み取り、前記印刷回数が閾値を超えている場合に、前記印刷層の除去が必要であると判断する請求項1に記載の再生装置。 - 前記判断装置は、前記印刷層を消色させた後に、前記印刷層の除去の要否を判断するか、又は、前記印刷層が十分に除去されたかを判断する請求項1又は2に記載の再生装置。
- 前記印刷層を加熱して消色させる消色装置を更に備えた請求項1乃至3の何れか1項に記載の再生装置。
- 請求項1乃至4の何れか1項に記載の再生装置と、
記録媒体へ消色インクを供給して、加熱によって消色する印刷層を形成する画像形成装置と
を備えた画像形成システム。
Priority Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN117429170A (zh) * | 2023-12-20 | 2024-01-23 | 陕西兴盛达印刷包装有限公司 | 一种纸盒生产用全自动印刷机及其应用方法 |
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-
2018
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