JP2020065101A - 情報処理システム、及びその制御方法、プログラム - Google Patents

情報処理システム、及びその制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザの煩雑な作業を低減可能にすること。【解決手段】 ガソリンスタンドに設けられたネットワークカメラが撮影した映像を用いて計量機による給油を許可する情報処理システムであって、前記ネットワークカメラが撮影した映像を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した映像の解析結果が、前記計量機による給油を許可するための所定の条件を満たしているかを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記所定の条件を満たしていると判定された場合に、前記計量機による給油を許可する許可手段と、を備えることを特徴とする。【選択図】 図10

Description

本発明は、情報処理システム、及びその制御方法、プログラムに関し、特に、ユーザの煩雑な作業を低減可能にするための技術に関する。
従来、例えば、セルフ方式のガソリンスタンドにおいて、従業員は、常に、給油所を目視で監視して、給油許可の操作指示を行っている。
そこで、特許文献1には、計量機近くに配置された監視カメラで撮影された映像を、ハンディ送受信機に表示させて、従業員が、その映像を確認して、ハンディ送受信機の給油許可スイッチや、緊急停止スイッチを押下して、給油許可信号や緊急停止信号の発信を行うことが提案されている。
特開2002−193399号公報
しかしながら、従来、特許文献1のように、従業員(ユーザ)が、監視カメラの映像を閲覧して、給油許可スイッチを押下しなければならず、煩雑な作業を行わなければならなかった。
そこで、本発明の目的は、ユーザの煩雑な作業を低減可能にすることである。
本発明は、ガソリンスタンドに設けられたネットワークカメラが撮影した映像を用いて計量機による給油を許可する情報処理システムであって、前記ネットワークカメラが撮影した映像を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した映像の解析結果が、前記計量機による給油を許可するための所定の条件を満たしているかを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記所定の条件を満たしていると判定された場合に、前記計量機による給油を許可する許可手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、ガソリンスタンドに設けられたネットワークカメラが撮影した映像を用いて計量機による給油を許可する情報処理システムにおける制御方法であって、前記ネットワークカメラが撮影した映像を取得する取得工程と、前記取得工程により取得した映像の解析結果が、前記計量機による給油を許可するための所定の条件を満たしているかを判定する判定工程と、前記判定工程により、前記所定の条件を満たしていると判定された場合に、前記計量機による給油を許可する許可工程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、コンピュータを、上述の情報処理システムとして機能させるためのプログラムを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの煩雑な作業を低減可能にすることができる。
本発明の情報処理システムのシステム構成の一例を示すである。 図1の103のセルフスタンドAのシステム構成の一例を示す図である。 計量機201と、計量機201の正面に停止した給油したい車両305との一例を示す図である。 ネットワークカメラの配置位置と撮像方向の一例を示す図である。 図1に示す情報処理装置100、及びクライアント端末101に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 各ネットワークカメラ200(200−1、200−2、200−3)のハードウェアの構成を示す構成図である。 車両305を後方から見て右側に右開きの給油口扉401が設けられている車両305を、ネットワークカメラ200−3が撮影した映像(図7(A))、及びネットワークカメラ200−2が撮影した映像(図7(B))の一例を示す図である。 車両305を後方から見て右側に左開きの給油口扉401が設けられている車両305を、ネットワークカメラ200−3が撮影した映像(図8(A))、及びネットワークカメラ200−2が撮影した映像(図8(B))の一例を示す図である。 給油ノズル900の構成の一例を示す図である。 ネットワークカメラ200(200−1、200−2、200−3)、情報処理装置100、クライアント端末101が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 計量機201が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 情報処理装置100が実行するS1006の詳細処理の一例を示すフローチャートである。 所定の条件の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
また、図2は、図1の103のセルフスタンドAのシステム構成の一例を示す図である。本実施形態では、セルフガソリンスタンドのことを、単にセルフスタンドとも言う。
図1、図2に示す情報処理システムは、ガソリンスタンドに設けられたネットワークカメラ200が撮影した映像を用いて計量機201による給油を許可または不許可するシステムである。
図1、図2に示す情報処理システムは、ネットワークカメラ200−1と、ネットワークカメラ200−2と、ネットワークカメラ200−3と、車両に対して給油を行う計量機201(計量器とも言う)と、情報処理装置100と、クライアント端末101とがネットワーク102を介して相互に通信可能に接続され構成されている。情報処理装置100は、サーバとして機能するものであり、
図1、図2に示す1か所のセルフスタンド(例えば図2の203)には、1又は複数の計量機201を備え、1つの計量機201(例えば図2の202)ごとに、1又は複数のネットワークカメラが設けられている。
また、図1に示すように複数のセルフスタンドの各ネットワークカメラ及び各計量機と情報処理装置100とクライアント端末101とがインターネット等のネットワーク102を介して相互に通信可能に接続されている。
図3は、計量機201と、計量機201の正面に停止した給油したい車両305との一例を示す図である。
計量機201は、ハイオクを給油するノズル301、レギュラーガソリンを給油するノズル302、軽油を給油するノズル303と、静電気除去シートなどの静電気除去部304と、液晶ディスプレイなどの表示部とを備えている。ノズル301〜303を備える側を計量機201の正面とする。本実施形態では、ノズル301〜303を給油ノズル900とも言う。
また、車両305は、ノズルから給油された油で駆動可能な自動車である。
図4は、ネットワークカメラの配置位置と撮像方向の一例を示す図である。
図4(A)は、計量機201の右側面図であって、当該計量機201の前に停車している車両305の背面図の一例である。
また、図4(B)は、計量機201、及び当該計量機201の前に給油のために停車している車両305の平面図の一例を示す図である。
図4(A)に示すように、ネットワークカメラ200−1は、計量機201、及び車両305の重力方向の上方に設けられており、計量機201、及び車両305の上方から、計量機201、及び車両305を撮影することができる。
また、図4(B)に示すように、ネットワークカメラ200−2を、計量機201を正面に見て左側に設け、停車する車両305と計量機201との間を撮影可能な位置に設けられている。
また、図4(B)に示すように、ネットワークカメラ200−3を、計量機201を正面に見て右側に設け、停車する車両305と計量機201との間を撮影可能な位置に設けられている。
図4(A)、図4(B)に示す各ネットワークカメラから出ている点線は、各ネットワークカメラの画角を示している。
また、図4の401は、車両305の給油口扉の一例である。給油口扉401は、右開きのものや左開きのものがある。また、車両305を後方から見て、右側にあるものや、左側にあるものがある。図4及び図7では、車両305を後方から見て右側に右開きの給油口扉401が設けられている例を示している。
図7は、車両305を後方から見て右側に右開きの給油口扉401が設けられている車両305を、ネットワークカメラ200−3が撮影した映像(図7(A))、及びネットワークカメラ200−2が撮影した映像(図7(B))の一例を示す図である。
図7に示す701は、映像解析を行う解析エリアの一例である。
また、図8は、車両305を後方から見て右側に左開きの給油口扉401が設けられている例を示している。
図8は、車両305を後方から見て右側に左開きの給油口扉401が設けられている車両305を、ネットワークカメラ200−3が撮影した映像(図8(A))、及びネットワークカメラ200−2が撮影した映像(図8(B))の一例を示す図である。
また、図7及び図8は、給油ノズル900が車両305の給油口に挿入され、ネットワークカメラ200−2、及びネットワークカメラ200−3の何れかのネットワークカメラの映像において、給油口扉401で給油ノズル900が隠れている映像の一例を示す図である。
図5は、図1に示す情報処理装置100、及びクライアント端末101に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図5に示すように、情報処理装置は、システムバス504を介してCPU(Central Processing Unit)501、ROM(Read Only Memory)503、RAM(Random Access Memory)502、入力コントローラ505、ビデオコントローラ506、メモリコントローラ507、および通信I/Fコントローラ508が接続される。
CPU501は、システムバス504に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
ROM503あるいは外部メモリ511等の記憶装置は、CPU501が実行する制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やOS(Operating System)や、本情報処理方法を実現するためのコンピュータ読み取り実行可能なプログラムおよび必要な各種データ(データテーブルを含む)を保持している。
RAM502は、CPU501の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU501は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM503あるいは外部メモリ511からRAM502にロードし、ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現する。
入力コントローラ505は、入力装置509(入力デバイス)からの入力を制御する。入力装置509としては、キーボード、タッチパネル、マウス等のポインティングデバイス等が挙げられる。
なお、入力装置509がタッチパネルの場合、ユーザがタッチパネルに表示されたアイコンやカーソルやボタンに合わせて押下(指等でタッチ)することにより、各種の指示を行うことができることとする。
また、タッチパネルは、マルチタッチスクリーンなどの、複数の指でタッチされた位置を検出することが可能なタッチパネルであってもよい。
ビデオコントローラ506は、ディスプレイ装置210などの外部出力装置への表示を制御する。ディスプレイは本体と一体になったノート型パソコンのディスプレイも含まれるものとする。なお、外部出力装置はディスプレイに限ったものははく、例えばプロジェクタであってもよい。また、前述のタッチ操作により受け付け可能な装置については、入力装置509を提供する。
なお、ビデオコントローラ506は、表示制御を行うためのビデオメモリ(VRAM)を制御することが可能で、ビデオメモリ領域としてRAM502の一部を利用することもできるし、別途専用のビデオメモリを設けることも可能である。
メモリコントローラ507は、外部メモリ511へのアクセスを制御する。外部メモリとしては、ブートプログラム、各種アプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、および各種データ等を記憶する外部記憶装置(ハードディスク)、フレキシブルディスク(FD)などのメモリ等を利用可能である。
通信I/Fコントローラ508は、ネットワークを介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信、Wi−Fi、および3G回線、LTE回線を用いた通信が可能である。
なお、外部メモリ511等の記憶装置は情報を永続的に記憶するための媒体であって、その形態をハードディスク等の記憶装置に限定するものではない。例えば、SSD(Solid State Drive)などの媒体であってもよい。
また本実施形態における通信端末で行われる各種処理時の一時的なメモリエリアとしても利用可能である。
尚、CPU501は、例えばRAM502内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ装置510上での表示を可能としている。また、CPU501は、ディスプレイ装置510上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
次に、図6を用いて、図2に示した各ネットワークカメラ200(200−1、200−2、200−3)のハードウェア構成の一例について説明する。
図6は、各ネットワークカメラ200(200−1、200−2、200−3)のハードウェアの構成を示す構成図である。
CPU601は、システムバス604に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM602あるいは外部メモリ605には、CPU601の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、後述する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM603は、CPU601の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
CPU601は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM603にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
メモリコントローラ(MC)606は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ、画像データ等を記憶するハードディスク(HD)やPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるスマートメディア(登録商標)等の外部メモリ605へのアクセスを制御する。
ネットワークカメラ200におけるカメラ部607は、画像処理部608と接続されており、監視対象に対して向けられたレンズを透過して得られた光をCCDやCMOS等の受光セルによって光電変換を行った後、RGB信号や補色信号を画像処理部608に対して出力する。
ネットワークカメラ200における画像処理部608は、RGB信号や捕色信号に基づいて、ホワイトバランス調整、ガンマ処理、シャープネス処理を行い、更に、YC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号(以下、YC信号)を生成し、YC信号を所定の圧縮形式(例えばJPEGフォーマット、あるいはMotionJPEGフォーマット等)で圧縮し、この圧縮されたデータは、画像データとして外部メモリ605へ一時保管される。
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)609は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行しており、外部メモリ605に記憶された画像データは、通信I/Fコントローラ609によって外部機器へ送信される。
次に、図9を用いて、給油ノズル900の構成について説明する。
図9は、給油ノズル900の構成の一例を示す図である。
図9(A)に示す給油ノズル900は、ノズル管902と、給油される油が飛び散ることを防止するスプラッシュガード903と、ノズルカバー904と、ユーザが手で給油ノズル900を持つ部分であるグリップ905と、ユーザが手で給油の指示を行うノズルレバー906とで構成されている。また、給油ノズル900には、ホース901が接続されており、ホース901、ノズル管902を介して車両305に給油される。
また、ノズルカバー904、及びスプラッシュガード903の色は、油種ごとに異なっており、例えば、ハイオクであれば、黄色、レギュラーガソリンであれば赤色、軽油であれば緑色となっている。
また、図9(A)に示す給油ノズル900に対して、識別情報(例えば、カラーバーコード907)を設けて給油ノズルを、図9(B)に示す。
図9(B)は、図9(A)に示す給油ノズル900に対して、識別情報(例えば、カラーバーコード907)を設けた給油ノズルの一例を示す図である。
図9(B)の例では、ノズルカバー904にカラーバーコード907を設けているが、例えば、ノズル管902やグリップ905やノズルレバー906やスプラッシュガード903に設けてもよい。
次に、図10に示すフローチャートを用いて、ネットワークカメラ200(200−1、200−2、200−3)、情報処理装置100、クライアント端末101が実行する処理について説明する。
図10は、ネットワークカメラ200(200−1、200−2、200−3)、情報処理装置100、クライアント端末101が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図10に示すS1001、S1002の各ステップの処理は、ネットワークカメラ200のCPUが、外部メモリ等の記憶手段に格納されたプログラムをRAMにロードして実行することにより実現される。
図10に示すS1003〜S1009の各ステップの処理は、情報処理装置100のCPUが、外部メモリ等の記憶手段に格納されたプログラムをRAMにロードして実行することにより実現される。
図10に示すS1010〜S1011の各ステップの処理は、クライアント端末101のCPUが、外部メモリ等の記憶手段に格納されたプログラムをRAMにロードして実行することにより実現される。
まず、ネットワークカメラ200(ネットワークカメラ200−1、ネットワークカメラ200−2、及びネットワークカメラ200−3のそれぞれ)は、撮影を行い(S1001)、撮影された映像(動画、又は静止画)を情報処理装置100に送信する(S1002)。
ここで、例えば、ネットワークカメラが、当該ネットワークカメラの映像を解析して、停止した車両を検出し、人物などの動体を検出したことを、S1001、及びS1002の実行条件とすることができる。このような実行条件を設けることにより、ネットワーク102、及び情報処理装置100の負荷を軽減することができる。
また、ネットワークカメラ200は、S1002の処理を実行すると、処理をS1001に戻す。
情報処理装置100は、ネットワークカメラ200から、映像を受信すると(S1003)、当該映像をクライアント端末101に送信する(S1004)。そして、処理をS1003に戻す。
S1003は、本発明の取得主特段の適用例であり、1又は複数のガソリンスタンドに設けられたネットワークカメラが撮影した映像を取得する。
S1003〜S1004の処理と、S1005〜S1009の処理とは、並行して処理される(並行処理として実行される)。
情報処理装置100は、S1003で受信した映像を解析して、給油ノズル900の動きを検知(検出)したか否かを判定する(S1005)。そして、情報処理装置100は、給油ノズル900の動きを検知(検出)したと判定した場合には(S1005)、処理をS1006に移行し、一方、給油ノズル900の動きを検知(検出)していないと判定した場合には(NO)、次にS1003で受信した映像を解析して、S1005の処理を行う。
S1005は、給油ノズル900の動きではなく人物などの動体を検出したか否かを判定するようにしてもよい。
S1005の処理は、給油ノズル900の形状、及び/又は色(例えばノズルカバー904、又はスプラッシュガード903の色)、あるいはカラーバーコード907の動きを検出して、給油ノズル900が動いているか否かを判定することができる。
情報処理装置100は、S1006において、S1003で受信した映像を解析する(S1006)。S1006の詳細処理については、図12を用いて説明する。
そして、情報処理装置100は、S1006で映像を解析した結果、給油を許可するための所定の条件を満たしているか否かを判定する(S1007)。
S1007は、本発明の判定手段の適用例であり、S1003の取得手段により取得した映像の解析結果(S1006による解析結果)が、計量機201による給油を許可するための所定の条件(図13)を満たしているかを判定する。
ここで、所定の条件の例について、図13を用いて説明する。図13は、所定の条件の一例を示す図である。
図13に示すS1007の所定の条件は、「少なくとも1つのネットワークカメラの映像において、給油ノズル900が、給油口扉401に所定範囲以上隠れたこと」、又は、「一方のネットワークカメラの映像では、給油ノズル900が、給油口扉401に所定範囲以上隠れ、他方のネットワークカメラの映像では、給油ノズル900が、給油口扉401に所定範囲以上隠れていないこと」、又は、「給油ノズル900が、給油口に挿入されたこと」、又は、「少なくとも1つのネットワークカメラの映像において、給油ノズル900のカラーバーコード907が、給油口扉に隠れたこと」である。なお、給油を許可するための所定の条件としては、図13に示した所定の条件以外の条件であってもよい。
また、この所定の条件は、(1)「S1003で取得した映像において、計量機201の給油ノズル900が、車両305に所定の範囲以上隠れていること」、(2)「S1003で取得した映像において、計量機201の給油ノズル900が、車両305の給油口扉401に所定の範囲以上隠れていること」、(3)「S1003で取得した映像において、計量機201の給油ノズル900のノズルカバー904、ノズル管902、又はスプラッシュガード903が、車両305に隠れていること」、(4)「S1003で取得した映像において、計量機201の給油ノズル900に設けられた識別情報(907)が、車両305に隠れていること。そして、この識別情報は、カラーバーコード907だけではなく、モノクロの二次元バーコードでもよい」、(5)「S1003で取得した映像において、計量機201の給油ノズル900が、車両305の給油口に挿入されていること」の何れかであるか、(1)〜(5)の任意の組み合わせを条件とすることができる。
情報処理装置100は、S1007において、S1006で映像を解析した結果、給油を許可するための所定の条件を満たしていると判定された場合には(YES)、給油を許可して計量機201に対して、給油を許可することを示す給油許可情報を送信する(S1008)。一方、給油を許可するための所定の条件を満たしていないと判定された場合には(NO)、給油を不許可して計量機201に対して、給油を不許可することを示す給油不許可情報を送信する(S1009)。
S1008は、本発明の許可手段の適用例であり、S1007の判定手段により、所定の条件(図13)を満たしていると判定された場合に、計量機201による給油を許可するように制御する。
また、S1009は、本発明の許可手段の適用例であり、S1007の判定手段により、所定の条件(図13)を満たしていないと判定された場合には、計量機201による給油を許可しないように制御する。
そして、情報処理装置100は、S1008又はS1009のいずれかの処理を実行すると、処理をS1005に戻す。
クライアント端末101は、S1004で送信された映像を受信すると(S1010)、当該映像をディスプレイ等の表示部に表示して(S1011)、処理をS1010に戻す。

次に、図11に示すフローチャートを用いて、計量機201が実行する処理について説明する。
図11は、計量機201が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
S1101〜S1104の処理と、S1105〜S1107の処理とは、並行して処理される(並行処理として実行される)。
計量機201は、情報処理装置100から、S1008、又はS1009で送信された給油許可情報、又は給油不許可情報を受信する(S1101)。
そして、計量機201は、S1101で受信した情報に基づいて、給油が許可されたか、不許可されたかを判定する(S1102)。
計量機201は、情報処理装置100から、S1008で送信された給油許可情報を受信した場合には、給油許可されたと判定し(S1102:YES)、給油のロックを解除する。また、S1009で送信された給油不許可情報を受信した場合には、給油が不許可されたと判定し(S1102:NO)、給油のロックを行う(S1104)。S1104において、既に給油のロックがなされている場合には、給油のロックを維持する。そして、計量機201は、S1103、又はS1104の処理を実行すると、処理をS1101に戻す。
また、計量機201は、ノズルレバー906が手でひかれたか否かを判定することにより、ユーザによる給油指示がなされたか否かを判定する(S1105)。計量機201は、ユーザによる給油指示がなされたと判定された場合には(S1105:YES)、給油ロックが解除されている状態であるか否かを判定し(S1106)、給油のロックが解除されている状態であると判定された場合に(YES)、ポンプを動作させ給油を行う(S1107)。そして、計量機201は、S1107で給油を開始した後に、ユーザによる給油指示が終了した場合には、S1107の給油を停止して、処理をS1105に戻す。
計量機201は、ユーザによる給油指示がなされていないと判定された場合には(S1105:NO)、又は、給油のロックが解除されている状態ではない(給油がロックされている)と判定された場合には(S1106:NO)、処理をS1105に戻す。
次に、図12に示すフローチャートを用いて、図10のS1006の詳細処理について説明する。
図12は、情報処理装置100が実行するS1006の詳細処理の一例を示すフローチャートである。
情報処理装置100は、給油ノズル900の形状、及び/又は色、あるいはカラーバーコード907を特定して、給油ノズルを追尾して、給油ノズルの位置を特定する(S1201)。
また、情報処理装置100は、給油口扉401の形状、及び/又は色、又は車両の給油口を特定する(S1202)。
そして、情報処理装置100は、S1201で特定した給油ノズルの位置が、所定の高さよりも低い所定のエリアの位置で、所定時間以上、留まっているか否かを判定する(S1203)。そして、S1203で、給油ノズルが当該所定のエリアの位置で所定時間以上留まっていると判定された場合には(S1203:YES)、アラートをクライアント端末101に出力(送信)する(S1204)。クライアント端末101は、当該アラートを受信すると、当該アラートを出力(表示、又は音声による出力)して、管理者に注意を促す。これにより、例えば、ユーザがポリ容器に給油しようとしていることを管理者に通知することができ、より適切に管理することが可能となる。
情報処理装置100は、S1203、又はS1204の処理を実行すると、処理をS1007に移行する。
このように、例えば、情報処理装置100が、S1003で、図7(A)、及び図7(B)の映像を受信して、図7(A)の映像におけるS1006の映像解析で、給油ノズル900のノズルカバー904の色と形状を特定し、S1007において、当該特定された給油ノズル900のノズルカバー904の色が、同時刻の図7(B)の映像において、所定範囲以上、車両305の給油口扉401に隠れている場合には、図13の「所定の条件」に示す、「少なくとも1つのネットワークカメラの映像において、給油ノズル900が、給油口扉401に所定範囲以上隠れたこと」、又は「一方のネットワークカメラの映像では、給油ノズル900が、給油口扉401に所定範囲以上隠れ、他方のネットワークカメラの映像では、給油ノズル900が、給油口扉401に所定範囲以上隠れていないこと」の条件を満たすと判定され(S1007:YES)、処理をS1008に移行する。
また、例えば、情報処理装置100が、S1003で、図7(A)、及び図7(B)の映像を受信して、図7(A)、及び図7(B)の映像におけるS1006の映像解析で、給油ノズル900のカラーバーコード907を特定(検出)すると、S1007でNOと判定され、処理をS1005に戻し、当該特定されたカラーバーコード907が次の時間の映像において、車両305の給油口扉401に隠れ、カラーバーコード907を特定(検出)できなくなった場合には(S1006)、図13の「所定の条件」に示す、「少なくとも1つのネットワークカメラの映像において、給油ノズル900のカラーバーコード907が、給油口扉に隠れたこと」の条件を満たすと判定され(S1007:YES)、処理をS1008に移行する。
また、例えば、情報処理装置100が、S1003で、図7(A)、及び図7(B)の映像を受信して、図7(A)、及び図7(B)の映像におけるS1006の映像解析で、給油ノズル900のノズル管902の形状、及び車両の給油口を特定(検出)して、当該特定されたノズル管902が当該給油口に挿入されたことを検出した場合には、図13の「所定の条件」に示す、「給油ノズル900が、給油口に挿入されたこと」の条件を満たすと判定され(S1007:YES)、処理をS1008に移行する。
以上、本発明によれば、情報処理システムにおいて、ガソリンスタンドのネットワークカメラが撮影した映像の解析結果が、計量機による給油を許可するための所定の条件を満たしているかを判定し、所定の条件を満たしていると判定された場合に、計量機による給油を許可するため、ユーザの煩雑な作業を低減可能にすることができる。
本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、本発明におけるプログラムは、図示したフローチャートの処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は当該処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。なお、本発明におけるプログラムは各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読み出し、実行することによっても本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク等を用いることが出来る。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、ひとつの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
100 情報処理装置
101 クライアント端末
102 ネットワーク
200 ネットワークカメラ
201 計量機(計量器)

Claims (12)

  1. ガソリンスタンドに設けられたネットワークカメラが撮影した映像を用いて計量機による給油を許可する情報処理システムであって、
    前記ネットワークカメラが撮影した映像を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した映像の解析結果が、前記計量機による給油を許可するための所定の条件を満たしているかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記所定の条件を満たしていると判定された場合に、前記計量機による給油を許可する許可手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記許可手段は、前記判定手段により、前記所定の条件を満たしていないと判定された場合には、前記計量機による給油を許可しないことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記所定の条件は、前記取得手段により取得した映像において、前記計量機の給油ノズルが、車両に隠れていることである請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記所定の条件は、前記取得手段により取得した映像において、前記計量機の給油ノズルが、車両に所定の範囲以上隠れていることである請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記所定の条件は、前記取得手段により取得した映像において、前記計量機の給油ノズルが、車両の給油口扉に所定の範囲以上隠れていることである請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記所定の条件は、前記取得手段により取得した映像において、前記計量機の給油ノズルのノズルカバー、ノズル管、又はスプラッシュガードが、車両に隠れていることである請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記所定の条件は、前記取得手段により取得した映像において、前記計量機の給油ノズルに設けられた識別情報が、車両に隠れていることである請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理システム。
  8. 前記識別情報は、カラーバーコードであることを特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
  9. 前記所定の条件は、前記取得手段により取得した映像において、前記計量機の給油ノズルが、車両の給油口に挿入されていることである請求項1乃至8の何れか1項に記載の情報処理システム。
  10. 前記取得手段は、複数のガソリンスタンドに設けられたネットワークカメラが撮影した映像を取得することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の情報処理システム。
  11. ガソリンスタンドに設けられたネットワークカメラが撮影した映像を用いて計量機による給油を許可する情報処理システムにおける制御方法であって、
    前記ネットワークカメラが撮影した映像を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得した映像の解析結果が、前記計量機による給油を許可するための所定の条件を満たしているかを判定する判定工程と、
    前記判定工程により、前記所定の条件を満たしていると判定された場合に、前記計量機による給油を許可する許可工程と、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  12. コンピュータを、請求項1から10の何れか1項に記載された情報処理システムとして機能させるためのプログラム。






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