JP2020064722A - 誘導加熱コイルユニット及び誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱コイルユニット及び誘導加熱調理器 Download PDF

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貴之 廣川
Takayuki Hirokawa
貴之 廣川
和章 東
Kazuaki Azuma
和章 東
野村 博義
Hiroyoshi Nomura
博義 野村
英治 平木
Eiji Hiraki
英治 平木
和弘 梅谷
Kazuhiro Umetani
和弘 梅谷
知浩 三島
Tomohiro Mishima
知浩 三島
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Abstract

【課題】磁束の集中による誘導加熱コイルの損失を低減することができる誘導加熱コイルユニット等を提供する。【解決手段】載置面2に載置される被加熱物3を誘導加熱により加熱する誘導加熱コイルユニット1であって、載置面2に直交する線を軸として巻回された誘導加熱コイル11を有し、被加熱物3に対向して配置されるコイル本体10と、被加熱物3とコイル本体10との間に配置された磁性体とを備え、磁性体は、コイル本体10における被加熱物3と対向する部分を覆っている。【選択図】図1

Description

本発明は、誘導加熱コイルユニット及びこれを備える誘導加熱調理器に関する。
従来、誘導加熱コイルユニットを用いた誘導加熱調理器が知られている。この種の誘導加熱コイルユニットは、フライパン又は鍋等の被加熱物を誘導加熱する誘導加熱コイルを備える(例えば特許文献1)。加熱コイルは、例えば渦巻状に巻回されており、高周波電流が通電されることで被加熱物の表面に渦電流を発生させる。これにより、被加熱物を加熱することができる。
特開2012−043669号公報
しかしながら、従来の誘導加熱コイルユニットでは、巻回された誘導加熱コイルの外周端及び内側端における被加熱物側の上端部に磁束が集中し、被加熱物を効率良く加熱することができないという課題がある。
特に、アルミニウム等の非磁性材質によって構成された被加熱物を加熱する場合に、従来の誘導加熱コイルユニットでは、誘導加熱コイルによる起磁力を大きくすることができず、十分な加熱量を得ることができない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、磁束の集中による誘導コイルの損失を低減することができる誘導加熱コイルユニット及び加熱調理器等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る誘導加熱コイルユニットの一態様は、載置面に載置される被加熱物を誘導加熱により加熱する誘導加熱コイルユニットであって、前記載置面に直交する線を軸として巻回された誘導加熱コイルを有し、前記被加熱物に対向して配置されるコイル本体と、前記被加熱物と前記コイル本体との間に配置された磁性体とを備え、前記磁性体は、前記コイル本体における前記被加熱物と対向する部分を覆っている。
また、本発明に係る誘導加熱調理器の一態様は、上記誘導加熱コイルユニットを備える。
本発明に係る誘導加熱コイルユニットによれば、磁束の集中による誘導加熱コイルの損失を低減することができるので、被加熱物を効率よく加熱することができる。
実施の形態に係る誘導加熱コイルユニットを模式的に示す断面図である。 誘導加熱コイルユニットの4つのモデルを示す図である。 図2に示される4つのモデルの誘導加熱コイルユニットにおける磁場解析のシミュレーション結果を示す図である。 図2に示される4つのモデルの誘導加熱コイルユニットにおける誘導加熱コイルの交流抵抗値の周波数依存性を示す図である。 変形例1に係る誘導加熱コイルユニットを模式的に示す断面図である。 変形例2に係る誘導加熱コイルユニットを模式的に示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、各図において縮尺などは必ずしも一致していない。各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。なお、下記の実施の形態において、「略」の表現には、製造誤差や寸法公差等を含むという意味もある。
(実施の形態)
まず、実施の形態に係る誘導加熱コイルユニット1の構成について、図1を用いて説明する。図1は、実施の形態に係る誘導加熱コイルユニット1を模式的に示す断面図である。
図1に示すように、誘導加熱コイルユニット1は、載置面2に載置される被加熱物3を誘導加熱により加熱するための誘導加熱装置であり、被加熱物3に対向して配置されるコイル本体10と、コイル本体10の周辺に配置された磁性材料からなる第1磁性体20及び第2磁性体30とを備える。
誘導加熱コイルユニット1は、例えばキッチン等で使用される誘導加熱調理器等に搭載される。誘導加熱調理器は、被加熱物3が載置される載置面2を有するトッププレート等を有する。載置面2は、例えば平面である。また、図1に示すように、被加熱物3としては、例えばフライパンを用いることができる。ただし、被加熱物3は、フライパンに限るものではなく、鍋又はやかん等の他の被加熱調理容器を用いてもよいし、被加熱調理容器以外のものであってもよい。
コイル本体10は、被加熱物3を誘導加熱する誘導加熱コイル11を有する。誘導加熱コイル11は、載置面2に直交する線である直交線PLを軸として巻回されている。また、誘導加熱コイル11は、径方向が載置面2に対して略平行となるように巻回されている。本実施の形態において、コイル本体10における被加熱物3と対向する部分にはコイル本体10の上面10aが含まれており、誘導加熱コイル11は、コイル本体10の上面10aに直交する線を軸として巻回されている。コイル本体10の上面10aは、載置面2と略平行な平面である。
コイル本体10は、誘導加熱コイル11を複数積層することで構成されている。具体的には、4つの誘導加熱コイル11が上下方向に積層されている。また、コイル本体10は、隣り合う2つの誘導加熱コイル11の間に挿入された絶縁シート12を有する。つまり、上下に積層された2つの誘導加熱コイル11の間には、絶縁シート12が配置されている。絶縁シート12は、絶縁性樹脂材料等の絶縁材料によって構成された基板である。例えば、絶縁シート12は、ガラス繊維とエポキシ樹脂とからなるガラスエポキシ基板であるが、これに限るものではない。なお、絶縁シート12は、リジッド基板であってもよいし、フレキシブル基板であってもよい。また、絶縁シート12の形状は、一例として、貫通孔を有する円形のリング状であるが、これに限らない。
本実施の形態において、コイル本体10は、誘導加熱コイル11とこの誘導加熱コイル11が形成された絶縁シート12とを有するコイルシート13を複数重ねることで構成された積層体である。コイル本体10の全体の形状は、略肉厚円筒形状であって、円筒の筒を構成する側部の半径方向が肉厚形状である。なお、図1では、4つのコイルシート13が積層されている。つまり、コイル本体10は、4層の誘導加熱コイル11と4層の絶縁シート12とによって構成されている。
また、本実施の形態では、誘導加熱コイル11も貫通孔を有する円形のリング状である。誘導加熱コイル11は、リング状の貫通孔における中心軸を軸として巻き回されている。誘導加熱コイル11は、被加熱物3に対向する主面を有し、且つ、当該主面に直交する方向を厚み方向とする導体である。具体的には、誘導加熱コイル11は、銅箔等の金属膜によって構成されている。4つのコイルシート13の各層において、誘導加熱コイル11の厚さは、一定である。本実施の形態では、全ての層における誘導加熱コイル11の厚さが一定になっている。なお、誘導加熱コイル11の厚さは、誘導加熱コイル11における表皮深さの2倍以下であるとよい。
また、誘導加熱コイル11の巻回数は、各層において1ターンである。つまり、各コイルシート13には、円形のリング状の誘導加熱コイル11が形成されている。各コイルシート13の誘導加熱コイル11同士は、コイルシート13に形成されたビアホール等によって電気的に接続されており、コイル本体10全体における誘導加熱コイル11は、電気的に一続きの1本のコイルをなすように構成されている。このように構成される誘導加熱コイル11に交流電流が流れると、誘導加熱コイル11からは磁力線が発生する。本実施の形態では、誘導加熱コイル11には、高周波電流が流れる。
誘導加熱コイル11で発生した磁力線は、第1磁性体20及び第2磁性体30によって磁束線となって誘導加熱コイル11の上方の被加熱物3に伝えられる。本実施の形態におおて、第1磁性体20及び第2磁性体30は、いずれもフェライトによって構成されたコアである。なお、第1磁性体20及び第2磁性体30は、同じ磁性材料によって構成されていてもよいし、異なる磁性材料によって構成されていてもよい。
第1磁性体20は、誘導加熱コイル11から発生する磁束を効率よく誘導加熱コイル11の上方の被加熱物3に伝えるためのコアとして機能する主磁性体である。つまり、第1磁性体20を配置することで、第1磁性体20を配置しない場合と比べて、誘導加熱コイル11から発生する磁束の損失を低減することができる。
第1磁性体20は、少なくとも誘導加熱コイル11における被加熱物3側とは反対側に配置された本体部21を有する。本体部21は、誘導加熱コイル11の下方に配置された板状の底部である。具体的には、本体部21は、コイル本体10の底面に対面するように配置されている。これにより、コイル本体10(誘導加熱コイル11)から下方に向けて発生した磁束が本体部21に吸収されるので、コイル本体10から発生した磁束が下方に漏れることを抑制して磁束の損失を低減できる。
第1磁性体20は、さらに、誘導加熱コイル11の外側に配置された第1側壁部22と、誘導加熱コイル11の内側に配置された第2側壁部23とを有する。第1側壁部22及び第2側壁部23は、本体部21から立設するように設けられている。第1側壁部22の高さ及び第2側壁部23の高さは、互いに同じであるが、これに限らない。
本実施の形態において、第1側壁部22及び第2側壁部23の各々は、円筒形状であり、同心円状に形成されている。コイル本体10は、第1側壁部22と第2側壁部23との間の領域に配置されている。
具体的には、第1側壁部22は、コイル本体10の外周側面に沿って形成されている。つまり、第1側壁部22の内面(コイル本体10側の面)の形状は、コイル本体10の外周側面に沿った形状となっている。一方、第2側壁部23は、コイル本体10の内周側面に沿って形成されている。つまり、第2側壁部23の内面(コイル本体10側の面)の形状は、コイル本体10の内周側面に沿った形状である。
このように、コイル本体10を挟むように第1側壁部22及び第2側壁部23を設けることで、コイル本体10(誘導加熱コイル11)から側方に向けて発生した磁束が第1側壁部22及び第2側壁部23に吸収されるので、コイル本体10から発生した磁束が側方に漏れることを抑制して磁束の損失を低減できる。
本実施の形態において、第1側壁部22の高さ及び第2側壁部23の高さは、コイル本体10の高さよりも高い。つまり、第1側壁部22及び第2側壁部23の先端部は、コイル本体10の上面10aから上方に突出している。
なお、第1側壁部22及び第2側壁部23の各々は、コイル本体10の外周側面及び内周側面に接していてコイル本体10との間に隙間がなくてもよいが、第1側壁部22及び第2側壁部23の各々とコイル本体10との間に隙間(空気層)があってもよい。
また、本体部21、第1側壁部22及び第2側壁部23は、互いに連結されている。これにより、本体部21、第1側壁部22及び第2側壁部23で吸収したコイル本体10(誘導加熱コイル11)からの磁束を効率良く上方に伝えることができる。つまり、上方への磁路を有する磁束線を効率よく形成することができる。
本実施の形態において、本体部21、第1側壁部22及び第2側壁部23は、同一の磁性材料によって一体に形成されている。したがって、本体部21、第1側壁部22及び第2側壁部23の透磁率は、同じである。
なお、本体部21、第1側壁部22及び第2側壁部23の透磁率を異ならせてもよい。この場合、第1側壁部22の透磁率及び第2側壁部23の透磁率は、本体部21の透磁率よりも低い方がよい。これにより、本体部21、第1側壁部22及び第2側壁部23で吸収したコイル本体10(誘導加熱コイル11)からの磁束をより効率良く上方に伝えることができる。
このように構成される第1磁性体20を用いることで、誘導加熱コイル11は、断面がコの字形状の磁性材に囲まれることになる。具体的には、コイル本体10の上面10aを除いてコイル本体10の側面及び底面が第1磁性体20によって囲まれている。したがって、コイル本体10の上面10aは、第1磁性体20から露出している。
なお、本実施の形態において、第1磁性体20は、コイル本体10の底面の全面を覆うように構成されているが、これに限らない。例えば、第1磁性体20は、断面コの字状の複数の磁性ブロックによって構成されていてもよい。この場合、複数の磁性ブロックは、各々がコイル本体10の底面側からコイル本体10に嵌合した状態で、コイル本体10(誘導加熱コイル11)の周方向に沿って配列されている。
第1磁性体から露出したコイル本体10は、第2磁性体30によって覆われている。つまり、コイル本体10の上面10aは、第2磁性体30によって覆われている。第2磁性体30は、シート状の磁性シートである。本実施の形態において、第2磁性体30の厚さは、第1磁性体20の第1側壁部22及び第2側壁部23の厚みよりも薄い。
第2磁性体30は、被加熱物3とコイル本体10との間に配置されており、コイル本体10における被加熱物3と対向する部分を覆っている。本実施の形態において、第2磁性体30は、第1磁性体20から露出したコイル本体10の上面10aを塞ぐようにしてコイル本体10の上面10aの全面を覆っている。つまり、第2磁性体30は、被加熱物3に最も近い位置に存在する誘導加熱コイル11の全体を覆っている。
第2磁性体30は、第1側壁部22と第2側壁部23との間に位置している。本実施の形態では、第1側壁部22及び第2側壁部23の高さがコイル本体10の高さよりも高くなっており、コイル本体10の上面10aは、第1側壁部22及び第2側壁部23の各々の上端面よりも低い位置に存在する。したがって、第2磁性体30は、第1側壁部22と第2側壁部23との間に収納されている。具体的には、第2磁性体30は、コイル本体10の上面10aと第1側壁部22及び第2側壁部23とで構成される凹部に収納されている。なお、第1側壁部22及び第2側壁部23の上面と第2磁性体30の上面とが面一になっている。これにより、誘導加熱コイルユニット1の薄型化を図ることができる。
詳細は後述するが、第1側壁部22及び第2側壁部23の上方部分に配置された第2磁性体30は、第1磁性体20から放出される磁束の集中を緩和するためのコアとして機能する補助磁性体である。したがって、コイル本体10の上面10aを覆う第2磁性体30の透磁率は、高くし過ぎない方がよい。具体的には、第2磁性体30の透磁率は、少なくとも第1磁性体20の本体部21の透磁率よりも低い方がよい。より好ましくは、第2磁性体30の透磁率は、第1磁性体20の第1側壁部22の透磁率及び第2側壁部23の透磁率よりも低い方がよい。つまり、第2磁性体30の透磁率は、第1磁性体20の透磁率よりも低い方がよい。
このように構成される誘導加熱コイルユニット1では、誘導加熱コイル11に高周波電流が流れると、誘導加熱コイル11から磁束(磁力線)が発生する。誘導加熱コイル11で発生した磁束の磁路は第1磁性体20及び第2磁性体30によって調整されて、誘導加熱コイルユニット1には、図1の破線で示されるような磁束線が生成される。これにより、被加熱物3の表面に渦電流が発生して被加熱物3が加熱される。
このとき、本実施の形態における誘導加熱コイルユニット1では、第1磁性体20よりも透磁率が低い第2磁性体30がコイル本体10の上面10aに配置されているので、誘導加熱コイル11から発生する磁束の集中による損失を低減できるという作用効果を奏する。
以下、誘導加熱コイルユニット1の作用効果について、図2〜図4を用いて詳細に説明する。図2は、誘導加熱コイルユニットで生成される磁界分布(磁束の振る舞い)について、第1磁性体20における第1側壁部22及び第2側壁部23の高さと第2磁性体30の有無との影響を検討するための4つのモデルを示す図である。なお、図2では、図1に示される誘導加熱コイルユニット1の右側半分のみに対応する部分を示している。
図2に示すように、「Model A」、「Model B」、「Model C」及び「Model D」の4つのモデルを用いて検討した。
「Model A」は、第2磁性体30が配置されておらず、かつ、第1側壁部22及び第2側壁部23の高さがコイル本体10の高さよりも高い場合のモデル図を示している。
「Model B」は、第2磁性体30が配置されておらず、かつ、第1側壁部22及び第2側壁部23の高さとコイル本体10の高さとが同じである場合のモデル図を示している。つまり、第1側壁部22及び第2側壁部23の上面とコイル本体10の上面10aとが面一になっている場合である。
「Model C」は、第2磁性体30が配置されており、かつ、第1側壁部22及び第2側壁部23の高さがコイル本体10及び第2磁性体30の合計の高さよりも高い場合のモデル図を示している。
「Model D」は、第2磁性体30が配置されており、かつ、第1側壁部22及び第2側壁部23の高さとコイル本体10及び第2磁性体30の合計の高とが同じである場合のモデル図を示している。つまり、第1側壁部22及び第2側壁部23の上面と第2磁性体30の上面10aとが面一になっている場合である。
図2の各モデルにおいて、誘導加熱コイル11としては、厚さが0.06mmで巻回数が30ターンの銅箔(ターン間隔0.05mm)を用いた。また、被加熱物3は、アルミニウムプレートとした。第1磁性体20及び第2磁性体30は、フェライトである。また、第2磁性体30の厚さは、0.3mmである。なお、「Model B」、「Model C」及び「Model D」の寸法については、「Model A」と異なる箇所のみを示しており、それ以外は、「Model A」の寸法と同じである。
図2の4つのモデルについて、磁場解析のシミュレーションを行ったところ、図3に示す結果が得られた。図3は、図2に示される4つのモデルの誘導加熱コイルユニットにおける磁場解析のシミュレーション結果を示す図である。
図3では、図2に示される4つのモデルの各図の破線で示される領域X、Y、Zに対応する部分の周辺の磁界分布を示している。なお、領域Xは、コイル本体10の断面における内側部分の周辺を示しており、領域Yは、コイル本体10の断面における中央部分の周辺を示しており、領域Zは、コイル本体10の断面における外側部分の周辺を示している。
図3に示すように、「Model A」及び「Model B」では、第1側壁部22及び第2側壁部23の上端部で磁束が集中して磁界が大きくなっていることが分かる。この結果、「Model A」及び「Model B」では、磁束の集中による近接効果によって、誘導加熱コイル11における高周波による交流抵抗値(高周波抵抗)が大きくなる。なお、「Model A」よりも「Model B」の方が、第1側壁部22及び第2側壁部23の上端部で磁束がより集中していることも分かる。
一方、「Model C」及び「Model D」では、第1側壁部22及び第2側壁部23から放出する磁束の一部が第2磁性体30内を鎖交しているので、第1側壁部22及び第2側壁部23の上端部での磁束の集中が緩和され、磁束を分散させることができる。これにより、コイル本体10の上面10aにおける磁界を均一にすることができる。この結果、「Model A」及び「Model B」では、誘導加熱コイル11における高周波による交流抵抗値を小さくすることができる。
図4は、図2に示される4つのモデルの誘導加熱コイルユニットにおける周波数と誘導加熱コイルの交流抵抗値との関係(誘導加熱コイルの交流抵抗値の周波数依存性)を示す図である。図4では、各周波数に対する誘導加熱コイル11の交流抵抗値をプロットしている。
図4に示すように、「Model A」及び「Model B」では、上述のように、磁束の集中による近接効果によって高い周波数では交流抵抗値が急激に大きくなっていることが分かる。つまり、誘導加熱コイル11における高周波による交流抵抗値が大きくなっている。
一方、「Model C」及び「Model D」では、磁束の集中が緩和されているので、周波数の増大に伴う交流抵抗値の増大が抑制されている。つまり、誘導加熱コイル11における高周波による交流抵抗値が小さくなっている。この結果、誘導加熱コイル11の発熱損失を低減することができる。
以上、本実施の形態における誘導加熱コイルユニット1によれば、コイル本体10の誘導加熱コイル11が、被加熱物3が載置される載置面2に直交する線(直交線PL)を軸として巻回されており、被加熱物3とコイル本体10との間に配置された第2磁性体30が、コイル本体10における被加熱物3と対向する部分を覆っている。
この構成により、コイル本体10の上端部における磁束の集中を抑制して磁界を均一化することができるので、誘導加熱コイル11における高周波による交流抵抗値を小さくすることができる。これにより、誘導加熱コイル11の発熱損失を低減することができるので、被加熱物3を効率よく加熱することができる。したがって、アルミニウム等の非磁性材質によって構成された被加熱物3を加熱する場合であっても、十分な加熱量を得ることが可能となる。
また、本実施の形態において、第2磁性体30は、被加熱物3に最も近い位置に存在する誘導加熱コイル11の全体を覆う磁性シートである。
この構成により、コイル本体10の上端部における磁束を効率よく第2磁性体30内へ鎖交させることができるので、コイル本体10の上端部における磁束の集中を効果的に抑制することができる。さらに、第2磁性体30を磁性シートにすることで、誘導加熱コイルユニット1の薄型化を図ることができる。
また、本実施の形態において、誘導加熱コイル11は、被加熱物3に対向する主面を有し、且つ、当該主面に直交する方向を厚み方向とする導体である。つまり、薄くて平坦な形状の誘導加熱コイル11を用いている。
この構成により、誘導加熱コイルとしてリッツ線を用いる場合と比べて、薄型の誘導加熱コイルユニット1を容易に実現することができる。したがって、薄型化及び高周波による交流抵抗値の低減による低損失化の両立を図ることができる誘導加熱コイルユニット1を実現できる。
また、本実施の形態において、コイル本体10は、誘導加熱コイル11を複数積層することで構成されている。
この構成により、誘導加熱コイル11の起磁力を大きくすることができる。しかも、誘導加熱コイル11が薄くて平坦な形状にすることで、誘導加熱コイル11を厚み方向に複数積層してもコイル本体10が厚くなってしまうことを抑制できる。したがって、薄型のでありながらも、アルミニウム等の非磁性材質によって構成された被加熱物3を加熱する場合であっても十分な加熱量を得ることができる加熱効率の高い誘導加熱コイルユニット1を実現できる。
また、本実施の形態において、コイル本体10は、隣り合う2つの誘導加熱コイル11の間に挿入された絶縁シート12を有する。
この構成により、誘導加熱コイル11が積層されたコイル本体10の薄型化を容易に図ることができる。したがって、薄型の誘導加熱コイルユニット1を容易に実現することができる。
また、本実施の形態において、誘導加熱コイル11の厚さは、一定である。
この構成により、誘導加熱コイル11を容易に形成することができるとともに、誘導加熱コイル11が積層されたコイル本体10の薄型化を容易に図ることができる。したがって、薄型かつ低損失の誘導加熱コイルユニット1を低コストで作製することができる。
また、誘導加熱コイル11の厚さは、表皮深さの2倍以下であるとよい。
この構成により、誘導加熱コイル11に交流電流が流れたときの表皮効果を緩和することができる。つまり、周波数の増大に伴う交流抵抗値の増加を効果的に軽減することができる。これにより、誘導加熱コイル11の発熱損失を一層低減することができる。
また、本実施の形態において、誘導加熱コイル11は、金属膜によって構成されている。
この構成により、薄くて平坦な形状の誘導加熱コイル11を容易に形成することができる。
また、本実施の形態では、磁性材として、第2磁性体30だけではなく、誘導加熱コイル11における被加熱物3側とは反対側に配置された本体部21を有する第1磁性体20も用いている。すなわち、第1磁性体20を用いてコイル本体10(誘導加熱コイル11)の下部に磁性材(本体部21)を配置して下方の漏れ磁束を抑制した上で、さらに、第1磁性体20よりも透磁率が低い第2磁性体30をコイル本体10の上部に配置してコイル本体10の上端部における磁束の集中を抑制している。
この構成により、第1磁性体20によって磁束の損失を低減して全体としての起磁力を大きくした上で、第2磁性体30によって磁束の集中による誘導加熱コイル11の損失を低減することができる。したがって、加熱性能に優れた誘導加熱コイルユニット1を実現できる。これにより、アルミニウム等の非磁性材質によって構成された被加熱物3を加熱する場合であっても、十分な加熱量を得ることができる。
また、本実施の形態において、第1磁性体20は、さらに、誘導加熱コイル11の外側に配置された第1側壁部22と、誘導加熱コイル11の内側に配置された第2側壁部23とを有し、第2磁性体30の透磁率は、第1側壁部22の透磁率及び第2側壁部23の透磁率より低い。すなわち、第1磁性体20を用いてコイル本体10(誘導加熱コイル11)の下部だけでなくコイル本体10の内側及び外側にも磁性材を配置して下方及び側方の漏れ磁束を抑制した上で、さらに、第1磁性体20よりも透磁率が低い第2磁性体30をコイル本体10の上部に配置してコイル本体10の上端部における磁束の集中を抑制している。
この構成により、第1磁性体20によって磁束の損失を一層低減して全体の起磁力をさらに大きくした上で、第2磁性体30によって磁束の集中による誘導加熱コイル11の損失を低減することができる。したがって、さらに加熱性能に優れた誘導加熱コイルユニット1を実現できる。
また、本実施の形態において、本体部21、第1側壁部22及び第2側壁部23の透磁率は、同じである。
この構成により、本体部21、第1側壁部22及び第2側壁部23を同一の磁性材料によって構成することができるので、一体成型等によって、本体部21、第1側壁部22及び第2側壁部23を有する第1磁性体20を容易に作製することができる。
また、本実施の形態において、第2磁性体30は、第1磁性体20における第1側壁部22と第2側壁部23との間に収納されている。
この構成により、コイル本体10の上部に第2磁性体30を配置した場合であっても、誘導加熱コイルユニット1の全高が高くなることを抑制することができる。したがって、優れた加熱性能を有し且つ薄型の誘導加熱コイルユニット1を容易に実現することができる。
(変形例)
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態において、誘導加熱コイル11は、各層において1ターンであったが、これに限らない。具体的には、誘導加熱コイル11は、各層において複数巻回されていてもよい。これにより、コイル本体10の厚みを増やすことなく、誘導加熱コイル11の起磁力を大きくすることができる。例えば、図5に示される誘導加熱コイルユニット1Aのように、コイル本体10Aの誘導加熱コイル11を、各層において3ターンにすることができる。この場合、各層における誘導加熱コイル11は、同心円状に形成され、コイル本体10の上面10aを覆う第2磁性体30Aも同心円状に複数配置される。
また、上記実施の形態において、第2磁性体30は、第1磁性体20の第1側壁部22及び第2側壁部23の間に収納されていたが、これに限らない。例えば、図6に示される誘導加熱コイルユニット1Bのように、第2磁性体30Bは、第1側壁部22及び第2側壁部23における被加熱物3に対向する端面(上端面)も覆っていてもよい。
また、上記実施の形態では、誘導加熱コイル11を構成する導体として、被加熱物3に対向する主面を有し、且つ、当該主面に直交する方向を厚み方向とする金属膜を用いたが、これに限らない。例えば、誘導加熱コイル11は、平角線であってもよい。この場合も、誘導加熱コイル11は、被加熱物3に対向する主面を有し、且つ、当該主面に直交する方向を厚み方向とする導体である。これにより、薄型の誘導加熱コイルユニット1を容易に実現することができる。
また、上記実施の形態では、誘導加熱コイル11として、被加熱物3に対向する主面を有し、且つ、当該主面に直交する方向を厚み方向とする導体を用いたが、これに限らない。例えば、誘導加熱コイル11として、導体が絶縁被覆されたリッツ線を用いてもよい。この場合、コイル本体10は、リッツ線を渦巻状に複数巻回することで作製することができ、巻回したリッツ線を覆うように第2磁性体30を配置すればよい。ただし、上記実施の形態のように誘導加熱コイル11を金属膜で構成した方が、誘導加熱コイル11をリッツ線で構成した場合よりも、第1側壁部22及び第2側壁部23の上端部に磁束が集中しやすくなる。つまり、第2磁性体30を配置することによる磁束集中の緩和の効果は、誘導加熱コイル11を金属膜で構成した場合の方が、誘導加熱コイル11をリッツ線で構成した場合よりも高い。
また、上記実施の形態において、誘導加熱コイル11は、コイル本体10又は第1磁性体20が配置されるベース部材を備えていてもよい。ベース部材は、例えば樹脂枠であり、ベース部材には、コイル本体10又は第1磁性体20が収納される。
その他、上記実施の形態及び変形例に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態及び変形例における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
本開示に係る誘導加熱コイルユニットは、IHクッキングヒータ等の誘導加熱調理器をはじめとして、誘導加熱コイルを用いた民生用又は産業用のあらゆる製品に適用することができる。
1、1A、1B 誘導加熱コイルユニット
2 載置面
3 被加熱物
10、10A コイル本体
10a 上面
11 誘導加熱コイル
12 絶縁シート
13 コイルシート
20 第1磁性体
21 本体部
22 第1側壁部
23 第2側壁部
30、30A、30B 第2磁性体

Claims (16)

  1. 載置面に載置される被加熱物を誘導加熱により加熱する誘導加熱コイルユニットであって、
    前記載置面に直交する線を軸として巻回された誘導加熱コイルを有し、前記被加熱物に対向して配置されるコイル本体と、
    前記被加熱物と前記コイル本体との間に配置された磁性体とを備え、
    前記磁性体は、前記コイル本体における前記被加熱物と対向する部分を覆っている、
    誘導加熱コイルユニット。
  2. 前記磁性体は、前記被加熱物に最も近い位置に存在する前記誘導加熱コイルの全体を覆う磁性シートである、
    請求項1に記載の誘導加熱コイルユニット。
  3. 前記誘導加熱コイルは、前記被加熱物に対向する主面を有し、且つ、当該主面に直交する方向を厚み方向とする導体である、
    請求項1又は2に記載の誘導加熱コイルユニット。
  4. 前記コイル本体は、前記誘導加熱コイルを複数積層することで構成されている、
    請求項3に記載の誘導加熱コイルユニット。
  5. 前記コイル本体は、隣り合う2つの前記誘導加熱コイルの間に挿入された絶縁シートを有する、
    請求項4に記載の誘導加熱コイルユニット。
  6. 前記誘導加熱コイルは、各層において複数巻回されている、
    請求項4又は5に記載の誘導加熱コイルユニット。
  7. 前記誘導加熱コイルの厚さは、一定である、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の誘導加熱コイルユニット。
  8. 前記誘導加熱コイルの厚さは、表皮深さの2倍以下である、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の誘導加熱コイルユニット。
  9. 前記誘導加熱コイルは、金属膜又は平角線によって構成されている、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の誘導加熱コイルユニット。
  10. 前記誘導加熱コイルにおける前記被加熱物側とは反対側に配置された本体部を有する第1磁性体を備え、
    前記被加熱物と前記コイル本体との間に配置された前記磁性体は、第2磁性体であり、
    前記第2磁性体の透磁率は、前記本体部の磁性率よりも低い、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の誘導加熱コイルユニット。
  11. 前記第1磁性体は、さらに、前記誘導加熱コイルの外側に配置された第1側壁部と、前記誘導加熱コイルの内側に配置された第2側壁部とを有し、
    前記第2磁性体の透磁率は、前記第1側壁部の透磁率及び前記第2側壁部の透磁率より低い、
    請求項10に記載の誘導加熱コイルユニット。
  12. 前記第1側壁部の透磁率及び前記第2側壁部の透磁率は、前記本体部の透磁率より低い、
    請求項11に記載の誘導加熱コイルユニット。
  13. 前記本体部、前記第1側壁部及び前記第2側壁部の透磁率は、同じである、
    請求項11に記載の誘導加熱コイルユニット。
  14. 前記第2磁性体は、前記第1側壁部と前記第2側壁部との間に収納されている、
    請求項10〜13のいずれか1項に記載の誘導加熱コイルユニット。
  15. 前記第2磁性体は、前記第1側壁部及び前記第2側壁部における前記被加熱物に対向する端面も覆っている、
    請求項10〜13のいずれか1項に記載の誘導加熱コイルユニット。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の誘導加熱コイルユニットを備える、
    誘導加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024128531A1 (ko) * 2022-12-16 2024-06-20 삼성전자 주식회사 유도 가열 조리기

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