JP2020064126A - 表示装置 - Google Patents

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瑛士 関口
Eiji Sekiguchi
瑛士 関口
中村 彰宏
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彰宏 中村
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Abstract

【課題】RGBの同時発光を行いつつも各色の光量情報を判別でき、虚像の光強度の減少や全体スペースの拡大を抑制できる表示装置を提供すること。【解決手段】画像表示装置100は、描画デバイス11と、受光センサー部63と、投影光学系15と、中間スクリーン19と、拡大光学系17と、表示制御部18とを備え、表示制御部18は、RGBの同時発光を行う第1の期間TP1と、RGBの順列発光又はRGB内の2色の順次組替発光を行う第2の期間TP2とを有するよう描画デバイス11の発光タイミングを制御し、受光センサー部63の第2の期間TP2における検出値に基づいて、描画デバイス11の各色に関する発光量を調整する。【選択図】図2

Description

本発明は、視線の先に虚像を表示し、かつ虚像の投影位置を可変とした表示装置に関するものである。
表示装置であるヘッドアップディスプレイ(HUD:Head-Up Display)装置は、例えば自動車の運転手に対して虚像を表示する。この種のHUD装置では、虚像を運転者からある一定距離だけ離れた位置に生成することが一般的であるが、運転者から虚像までの距離が一定だと、運転者の眼の位置がずれた場合に前方対象物と危険信号等である虚像との位置がずれてしまい、運転者が前方対象物の位置を誤認してしまうという課題がある。このような課題を解決するため、光路上に可動型の中間スクリーンを設けて中間像を形成するとともに中間スクリーンによって中間像を光軸方向に移動させることで、その前方対象物に対して危険信号等である虚像を奥行き方向も含めて重畳させるものが公知となっている(例えば特許文献1参照)。
前方対象物に対して虚像を奥行き方向も含めて重畳させるHUD装置を実現する際に、例えばデジタル・ミラー・デバイスのような描画デバイスでは、RGBのカラー画像を時間順列的に投影し、中間スクリーンが所望の距離に存在する際に各色の画像をパルス的に投影することで、目的の虚像を目的の虚像距離に投影することになる。このような装置では、描画デバイスの輝度又は色度の調整のためにフォトダイオードをはじめとする光センサーを光路上に設け、これによって描画デバイスの制御部に対して光量情報をフィードバックし、描画制御に反映させる。この時、描画デバイスを一般的なRGBの時間順列的な発光と、輝度確保のためのRGBの同時発光との2つの発光モードで、HUD装置を動作させることができるが、後者の発光モードで動作させる場合、各色の光量情報を判別できないという問題がある。また、これを解決するために各色用の個別のセンサーを設けることが考えられるが、虚像の光強度の減少、全体スペースの拡大等につながるという問題を有する。
特開2009−150947号公報
本発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、RGBの同時発光を行いつつも各色の光量情報を判別でき、虚像の光強度の減少や全体スペースの拡大を抑制できる表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る表示装置は、RとGとBとを含むカラー画像を表示する描画デバイスと、描画デバイスからの発光量に対応する光検出を行う受光センサー部と、描画デバイスに形成された像を投影する投影光学系と、拡散機能を有し、投影光学系の光射出側に配置される中間スクリーンと、中間スクリーン上の像を拡大する拡大投学系と、中間スクリーンを光軸に沿って空間的に移動させるとともに描画デバイスの動作を制御する表示制御部と、を備え、表示制御部は、RGBの同時発光を行う第1の期間と、RGBの順列発光又はRGB内の2色の順次組替発光を行う第2の期間とを有するよう描画デバイスの発光タイミングを制御し、受光センサー部の第2の期間における検出値に基づいて、描画デバイスの各色に関する発光量を調整する。
上記表示装置によれば、表示制御部は、RGBの順列発光又はRGB内の2色の順次組替発光を行う第2の期間を有するよう描画デバイスの発光タイミングを制御するので、受光センサー部の第2の期間における検出値から、各色の発光量に関する光量情報を取得でき、描画デバイスの各色に関する発光量をフィードバックによって調整することができる。この際、単一の受光センサー部によって描画デバイスの各色に関する発光量を取得できるので、虚像の光強度の減少や全体スペースの拡大を抑制することができる。
本発明の具体的な側面では、上記表示装置において、第1の期間中に第2の期間を割り込ませるとともに、第2の期間中の色バランスを第1の期間中の色バランスと一致させる。この場合、第1の期間中に描画デバイスの各色に関する発光量を取得できる。
本発明の別の側面によれば、表示制御部は、描画デバイスの発光タイミングと、RGBの発光色と、発光の絶対量及び発光時間の積としての発光量とについて制御を行う。
本発明のさらに別の側面によれば、受光センサー部は、描画デバイスから射出された光を検出する。この場合、光変調素子も含めた発光量に関する情報が得られる。
本発明のさらに別の側面によれば、描画デバイスは、R光源と、G光源と、B光源と、デジタル・ミラー・デバイスとを含む。
(A)は、第1実施形態の画像表示装置を車体に搭載した状態を示す側方断面図であり、(B)は、画像表示装置を説明する車内側からの正面図である。 虚像表示光学系等の具体的な構成例を説明する拡大側方断面図である。 描画デバイスの構造を説明する概念図である。 描画デバイスの表示タイミングと受光センサー部の動作タイミングとを説明する図である。 描画デバイスの表示タイミングと受光センサー部の動作タイミングとの変形例を説明する図である。 受光センサー部の配置の変形例を説明する図である。 (A)及び(B)は、中間スクリーンを組み込んだ拡散部の構造を説明する平面図及び側断面図であり、(C)は、中間スクリーンの回転に伴う機能領域の移動等を説明する図である。 中間像の位置の変化を具体的に例示する図である。 画像表示装置を含む移動体用表示システムを説明するブロック図である。 具体的な表示状態を説明する斜視図である。 (A)は、図8に対応する図であり、(B)〜(D)は、図10中の表示像又はフレーム枠に対応する図である。 画像表示装置の動作例を説明する図である。
以下、本発明に係る表示装置の一実施形態である画像表示装置について具体的に説明する。
図1(A)及び1(B)は、表示装置としての画像表示装置100及びその使用状態を説明する概念的な側方断面図及び正面図である。この画像表示装置100は、例えばヘッドアップディスプレイ(HUD)装置として車体2内に搭載されるものであり、描画ユニット10と表示スクリーン20とを備える。画像表示装置100は、描画ユニット10中の後述する描画デバイス11に表示されている画像情報を、表示スクリーン20を介して運転者UNに向けて虚像表示するものである。
画像表示装置100のうち描画ユニット10は、車体2のダッシュボード4内であってディスプレイ50の背後に埋め込むように設置されており、運転関連情報等を含む画像に対応する表示光HKを表示スクリーン20に向けて射出する。表示スクリーン20は、コンバイナーとも呼ばれ、半透過性を有する凹面鏡又は平面鏡である。表示スクリーン20は、下端の支持によってダッシュボード4上に立設され、描画ユニット10からの表示光HKを車体2の後方に向けて反射する。つまり、図示の場合、表示スクリーン20は、フロントウインドウ8とは別体で設置される独立型のものとなっている。表示スクリーン20で反射された表示光HKは、運転席3に座った運転者UNの瞳HT及びその周辺位置に対応するアイボックス(不図示)に導かれる。運転者UNは、表示スクリーン20で反射された表示光HK、つまり車体2の前方にある虚像としての表示像IMを観察することができる。一方、運転者UNは、表示スクリーン20を透過した外界光、つまり前方景色、自動車等の実像を観察することができる。結果的に、運転者UNは、表示スクリーン20の背後の外界像又はシースルー像に重ねて、表示スクリーン20での表示光HKの反射によって形成される運転関連情報等を含む表示像(虚像)IMを観察することができる。
ここで、表示スクリーン20をフロントウインドウ8と別体で構成しているが、フロントウインドウ8を表示スクリーンとして用い、フロントウインドウ8内に設定した表示範囲に投影を行って、運転者UNが表示像IMを観察できる構成としてもよい。この際、フロントウインドウ8のガラスの一部領域の反射率をコート等によって変更することで、反射領域を確保することができる。また、フロントウインドウ8での反射角度が例えば60度程度であれば、反射率が15%程度確保され、特にコートを設けなくても透過性を有する反射面として用いることができる。これら以外に、表示スクリーン20をフロントウインドウ8のガラス中に挟む構成とすることもできる。
図2に示すように、描画ユニット10は、描画デバイス11を含む虚像型の拡大結像系である本体光学系13と、本体光学系13を動作させる表示制御部18と、本体光学系13等を収納するハウジング14とを備える。表示制御部18は、描画デバイス11の発光タイミングと、RGBの発光色と、発光量とについて制御を行う。本体光学系13と表示スクリーン20とを組み合わせたものは、虚像表示光学系30を構成する。
本体光学系13は、描画デバイス11のほかに、描画デバイス11に形成された画像を拡大した中間像TIを形成するための投影光学系15と、中間像TIの結像予定位置又はその近傍(以下では結像位置とも呼ぶ)に配置される拡散部16と、拡散部16上の像(中間像TIそのもののほか、中間像TIから位置ズレして僅かにピントがボケたものも含み、強制中間像TI’とも呼ぶ)を拡大して投影するための拡大光学系17とを備える。
描画デバイス11は、2次元的な表示面11aを有する。描画デバイス11の表示面11aに形成された像は、本体光学系13のうち投影光学系15で拡大されて拡散部16へ投影される。この際、2次元表示が可能な描画デバイス11を用いることで、投影光学系15が描画デバイス11の表示面11aに形成された像を拡大するので、表示スクリーン20越しに虚像として表示される表示像IMの切り替えを比較的高速とできる。描画デバイス11の動作は、後述する表示制御部18によって拡散部16に付随する回転駆動部64の動作と同期するように制御されている。描画デバイス11は、例えば反射型の表示素子を含む。この表示素子を照明する発光体としては、例えば半導体光源が用いられる。なお、描画デバイス11は、虚像距離を変化させる場合には、それぞれの虚像距離に対して30fps以上、さらに望ましくは60fps以上のフレームレートで動作する。これにより、異なる虚像距離に複数の表示像(虚像)IMを運転者UNに対して同時に表示されているように見せることが容易になる。
図3は、描画デバイス11の具体的な構成を説明する図である。描画デバイス11は、照明光を射出する照明光学系5と、照明光の2次元的な空間変調によって画像を生成する表示デバイス6とを備える。照明光学系5は、照明光を射出する3つの光源4a,4b,4cと、第1ダイクロイックミラー5aと、第2ダイクロイックミラー5bと、コリメーター5d,5e,5fと、リレーレンズ5hと、フライアイ光学系5jと、コンデンサーレンズ5m,5nと、折曲げミラー5pと、TIRプリズム5qと、平板5rとを備える。3つの光源4a,4b,4cは、LED(light emitting diode)その他の発光素子であり、R、G、及びBの3色の照明光La,Lb,Lcをそれぞれ射出する。光源4aは、R光源であり、光源4bは、G光源であり、光源4cは、B光源である。第1ダイクロイックミラー5aは、第2の光源(G光源)4bからのGの照明光Lbと、第3の光源(B光源)4cからのBの照明光Lcとを合成し、第2ダイクロイックミラー5bは、第1の光源(R光源)4aからのRの照明光Laと、第1ダイクロイックミラー5aで合成されたG及びBの照明光Lb,Lcとを合成する。各コリメーター5d,5e,5fは、各光源4a,4b,4cからの照明光La,Lb,Lcを平行光束に近い状態にする。リレーレンズ5hは、照明光Lb,Lc側の光路差を補償する役割を有する。フライアイ光学系5jは、オプティカルインテグレーターとも呼ばれ、各光源4a,4b,4cからの照明光La,Lb,Lcを均一化する。コンデンサーレンズ5m,5nは、フライアイ光学系5jを経たLa,Lb,Lcを適度の入射角範囲で表示デバイス6に入射させる。TIRプリズム5qは、全反射の有無を利用して照明光La,Lb,Lcの光路と表示光HKの光路とを分離する。具体的には、TIRプリズム5qを構成する一方のプリズムの斜面5wで照明光を全反射して投影光学系15の光軸AXに対して傾いた方向から照明光を表示デバイス6に導くことができ、表示デバイス6からの光を投影光学系15の光軸AXに沿った正面方向へは透過させて、表示光HKとして投影光学系15に入射させることができる。平板5rは、表示デバイス6のカバーガラスであるが、フィルター機能を持たせることもできる。
表示デバイス6は、デジタル・ミラー・デバイス(DMD:Digital Mirror Device)であり、TIRプリズム5qから入射した照明光をTIRプリズム5q越しに投影光学系15に向けたり投影光学系15から逸らしたりするオン・オフ動作が可能である。表示デバイス6の動作は、順次発光する光源4a,4b,4cと同期しており、R、G、及びBの3色の表示光HKを順次又は同時に形成する。
図2に戻って、描画デバイス11の光射出側には、描画デバイス11からの発光量に対応する光検出を行う受光センサー部63が設けられている。表示制御部18は、受光センサー部63の検出出力に基づいて動作しており、受光センサー部63の検出値に基づいて、描画デバイス11の各色に関する発光量、具体的には表示デバイス6の表示輝度を調整する。表示デバイス6の発光量又は発光輝度の調整は、画素のオン及びオフの時間比の調整によって行われる。つまり、描画デバイス11の発光量は、発光の絶対量及び発光時間の積として与えられる。受光センサー部63は、単一のPD(Photo Diode)からなるが、R、G、及びBの3色の光量検出を可能にする。表示制御部18は、描画デバイス11の動作タイミング又は発光タイミングに同期して、受光センサー部63による光量検出を行っている。受光センサー部63は、例えば表示光HKの光路上であって表示像(虚像)IMを妨げない位置に配置される。受光センサー部63は、光路近傍に配置されて表示光HKを直接検出するものとすることができるが、これに限らず、光路上に配置された部分透過ミラーによって分岐された光路外に配置することもできる。
図4は、描画デバイス11の表示タイミング(発光タイミング)と受光センサー部63の動作タイミングとの一例を示す。第1時間領域TR1において、描画デバイス11では、全光源4a,4b,4cを発光させた状態で表示デバイス6に表示動作を行わせている。第2時間領域TR2において、各光源4a,4b,4cにRGBの順列発光を行わせつつ、表示デバイス6に表示動作を行わせている。第3時間領域TR3において、全光源4a,4b,4cを発光させた状態で表示デバイス6に表示動作を行わせている。つまり、第1及び第3時間領域TR1,TR3は、RGBの同時発光を行う第1の期間TP1であり、第2時間領域TR2は、RGBの順列発光を行う第2の期間TP2である。第1及び第3時間領域TR1,TR3又は第1の期間TP1において、描画デバイス11に白色の表示(つまりRGBの同時表示又は同時発光)を行わせる。日差しが激しい状態では、カラー表示の場合、表示像(虚像)IMの観察が困難になる場合がある。このため、描画デバイス11に白色の表示を行わせることで、描画デバイス11の発光量を大きくし、表示像(虚像)IMの視認性を高めている。第2時間領域TR2又は第2の期間TP2において、時刻t1〜t2の間にRの光源4aが発光し、表示デバイス6によって、Rの照明光Laの変調、つまりRの画像の表示を行わせる。第2時間領域TR2又は第2の期間TP2において、時刻t2〜t3の間にGの光源4aが発光し、表示デバイス6によって、Gの照明光Lbの変調、つまりGの画像の表示を行わせる。第2時間領域TR2又は第2の期間TP2において、時刻t3〜t4の間にBの光源4aが発光し、表示デバイス6によって、Bの照明光Lcの変調、つまりBの画像の表示を行わせる。ここで、第2の期間TP2は、例えば1フレームの表示に対応し、第2の期間TP2中の色バランスを第1の期間TP1中の色バランスと一致させているので、第2の期間TP2の表示は、略白色の表示として認識される。受光センサー部63は、時刻t1〜t2中の所定期間をRの照明光Laの検出タイミングS1としており、時刻t2〜t3中の所定期間をGの照明光Lbの検出タイミングS2としており、時刻t3〜t4中の所定期間S3をBの照明光Lcの検出タイミングS3としている。つまり、第2時間領域TR2は、各光源4a,4b,4cの発光状態をチェックする時間帯となっている。検出タイミングS1で受光センサー部63によって検出された検出値は、表示制御部18において描画デバイス11のRの発光量(例えばlm単位)に換算され、描画デバイス11のR表示の発光量又は表示輝度のフィードバック制御に利用される。同様に、検出タイミングS2で受光センサー部63によって検出された検出値は、表示制御部18において描画デバイス11のGの発光量に換算され、描画デバイス11のG表示の発光量又は表示輝度のフィードバック制御に利用される。検出タイミングS3で受光センサー部63によって検出された検出値は、表示制御部18において描画デバイス11のBの発光量に換算され、描画デバイス11のB表示の発光量又は表示輝度のフィードバック制御に利用される。
以上では、第2の期間TP2において、RGBの順で順次発光を行わせたが、GRB等、発光の順序を入れ替えてもよい。
第1の期間TP1中に短時間の第2の期間TP2を割り込ませるタイミングは、光源4a,4b,4cの発光量チェックに必要な定期的なものとすることができる。なお、以上では第1の期間TP1中に短時間の第2の期間TP2を割り込ませているが、第1の期間TP1の開始前に第2の期間TP2を設定することもできる。
図5は、描画デバイス11の表示タイミング(発光タイミング)と受光センサー部63の動作タイミングとの変形例を示す。第2時間領域TR2の前側に設けた第1の期間TP1において、全光源4a,4b,4cを発光させた状態で表示デバイス6に表示動作を行わせている。次に、第2時間領域TR2の後側に設けた第2の期間TP2において、RGB内の2色(つまりRG又はGBの2色)の順次組替発光を行わせつつ、表示デバイス6に表示動作を行わせている。具体的には、第1の期間TP1の最後に設けた時刻t1〜t2の間に、全光源4a,4b,4cが発光し、表示デバイス6によって、RGBの照明光La,Lb,Lcの変調及び画像表示を行わせる。第2の期間TP2において、時刻t2〜t3の間に、R及びGの光源4a,4bが発光し、表示デバイス6によって、R及びGの照明光La,Lbの変調及び画像表示を行わせる。さらに次の時刻t2〜t3の間に、G及びBの光源4b,4cが発光し、表示デバイス6によって、G及びBの照明光Lb,Lcの変調及び画像表示を行わせる。時刻t1〜t2内の検出タイミングS1では、RGBの発光量(例えばlm単位)に対応するIT=IR+IG+IBが検出され、時刻t2〜t3内の検出タイミングS2では、RGの発光量に対応するIs1=IR+IGが検出され、時刻t3〜t4内の検出タイミングS3では、GBの発光量に対応するIs2=IG+IBが検出される。表示制御部18において、検出値IT,Is1,Is2から各色の発光量IR,IG,IBが連立方程式の解として計算され、描画デバイス11のRGBの発光量に換算され、描画デバイス11のR表示、G表示、及びB表示の発光量又は表示輝度のフィードバック制御に利用される。
以上では、第2の期間TP2において、R及びGの組合せとG及びBの組合せとを発光させたが、色を変更して、例えばR及びBの組合せとG及びBの組合せとを発光させることもできる。第1の期間TP1中に短時間の第2の期間TP2を割り込ませるタイミングは、光源4a,4b,4cの発光量チェックに必要な定期的なものとすることができる。なお、以上では第1の期間TP1中に短時間の第2の期間TP2を割り込ませているが、第1の期間TP1の開始前に第2の期間TP2を設定することもできる。
図6は、受光センサー部の配置に関する変形例を説明する図である。この場合、受光センサー部163は、照明光学系5において折曲げミラー105pの背後に配置されている。折曲げミラー105pは、例えば数%の透過率を有し、照明光La,Lb,Lcを僅かに透過させるので、照明光La,Lb,Lcを合成した発光量等を計測することができる。受光センサー部163は、光路近傍に配置されるものであってもよく、この場合、折曲げミラー105pを透過性を有しないものとすることができる。
図2に戻って、投影光学系15は、固定焦点のレンズ系であり、複数のレンズ要素を有する。投影光学系15は、描画デバイス11の表示面11aに形成された画像を中間像TI又は強制中間像TI’として拡散部16上に適当な倍率で拡大投影する。
拡散部16は、投影光学系15による投影位置又は結像位置(つまり、中間像TIの結像予定位置又はその近傍)に配置される部材であり、回転駆動部64に駆動されて例えば一定速度で基準軸SXの周りに回転する。つまり、回転駆動部64は、拡散部16(具体的には、後述する回転体16aの中間スクリーン19)に、光軸AX方向に沿った可動範囲内において周期運動を行わせる。また、回転駆動部64は、表示制御部18の制御下で動作しており、位置センサー65による中間スクリーン19の配置検出結果に基づいて、中間スクリーン19の回転位置や回転速度を、描画デバイス11の投影タイミングに合わせて調整している。なお、回転駆動部64の駆動制御が正確である場合、位置センサー65を省略することもできる。
図7(A)及び7(B)に示すように、画像表示装置100に組み込まれる拡散部16は、全体として円板に近い輪郭を有する螺旋状の回転体16aと、回転体16aを支持する中心軸部16rとを有する。
回転体16aは、中央部16cと外周光学部16pとを有する。回転体16aの外周光学部16pに形成された一方の表面16f(本実施形態では、投影光学系15側又は+Y側の面)は、平滑面又は光学面に形成されており、表面16f上には、全域に亘って中間スクリーン19が形成されている。
中間スクリーン19は、配光角を所望の角度に制御した環状の拡散板である。中間スクリーン19は、回転体16aに貼り付けられるシートとできるが、回転体16aの表面に形成された微細な凹凸パターンであってもよい。さらに、中間スクリーン19は、回転体16aの内部に埋め込むように形成されたものであってもよい。中間スクリーン19は、入射した表示光HKを拡散させることによって中間像TI又は強制中間像TI’を形成する(図2参照)。
回転体16aの外周光学部16pに形成された他方の表面16s(本実施形態では、拡大光学系17側の面)は、平滑面又は光学面に形成されている。回転体16aは、光透過性を有する螺旋状の部材であり、一対の表面16f,16sは、基準軸SXを螺旋軸とする螺旋面となっている。結果的に、一方の表面16f上に形成された中間スクリーン19は、螺旋の1ピッチ分の範囲に形成されている。拡散部16の周に沿った1箇所に段差状の境界部16jが形成され、この境界部16jは、螺旋端に対応する位置で光軸AX方向又は基準軸SX方向に例えば30mm以下の距離段差又はピッチを与えるものとなっている。拡散部16の境界部16jは、中間スクリーン19の境界部でもある。境界部16jは、螺旋端間の段差を繋ぐとともに、拡散部16を回転させる基準軸SXを含む平面に対して傾斜した帯状の接続面16kを有する。上記のように、回転体16aの一対の表面16f,16sが基準軸SXを螺旋軸とする螺旋面であることから、回転体16aは、基準軸SX又は光軸AX方向に関して略等しい厚みtを有する。
図7(A)に示すように、回転体16aにおいて、周方向に沿った1箇所は、本体光学系13の光軸AXが通る機能領域FAとなっており、機能領域FAにおける中間スクリーン19の部分によって中間像TIが形成される。この機能領域FAは、回転体16aの回転に伴って回転体16a上において一定速度で移動し回転体16a上で周回する(図7(C)参照)。図示の例では、中間スクリーン19が螺旋の1周期に対応する範囲に形成されているため、回転体16aの1回転で中間スクリーン19が空間的に移動し、中間スクリーン19の機能領域FA又は中間像TIは、光軸AX方向に段差に相当する距離Dだけ移動することになる(図7(B)参照)。
なお、投影光学系15は、拡散部16に設けた中間スクリーン19の位置によってピントぼけが生じないように、機能領域FAの移動範囲以上の所定の焦点深度を有する。
図2に戻って、拡大光学系17は、拡散部16に形成された中間像TIを表示スクリーン20と協働して拡大し、運転者UNの前方の表示スクリーン20越しに虚像としての表示像IMを形成する。拡大光学系17は、少なくとも1枚のミラーで構成されるが、図示の例では2枚のミラー17a,17bを含む。
図2等に示す画像表示装置100において、表示制御部18の制御下で回転駆動部64を動作させることで、拡散部16が基準軸SXの周りに回転し、回転体16a又は中間スクリーン19が光軸AXと交差する位置(つまり機能領域FA)も光軸AX方向に移動する。つまり、例えば図7(C)に示すように、回転体16aの回転に伴って、中間スクリーン19上の機能領域FAは、例えば元の機能領域FA1から等角度でずれた位置に設定された隣接する機能領域FA2,FA3に順次シフトし、光軸AX方向に移動する。このような機能領域FAの光軸AX方向への移動により、中間像TIの位置も光軸AX方向に移動させることができる。拡散部16が基準軸SXの周りに回転することで、機能領域FAに対応する中間像TIの位置が光軸AX方向に繰り返し周期的に移動し、拡大光学系17によって表示スクリーン20の背後に形成される虚像としての表示像IMと観察者である運転者UNとの距離を大きく、又は小さくすることができる。このように、表示制御部18の制御下で、投影される投影像IMの位置を前後に変化させるとともに、描画デバイス11による表示内容をその位置に応じたものとすることで、表示像IMまでの投影距離又は虚像距離を変化させつつ表示像IMの表示内容を変化させることになり、一連の投影像としての表示像IMを3次元的なものとすることができる。
図8は、拡散部16の回転に伴う中間像TIの位置の変化を具体的に例示する図である。拡散部16の機能領域FAの中心は、光軸AX方向に沿って鋸歯状の経時パターンPAで繰り返し周期的に移動しており、中間像TIの中心位置も、描画デバイス11が連続表示を行っている場合、図示のように光軸AX方向に沿って鋸歯状の経時パターンPAで繰り返し周期的に移動する。つまり、中間像TIの位置は、境界部16jに対応する箇所で不連続的ながら、拡散部16の回転に伴って連続的かつ周期的に変化する。この結果、図示を省略するが、表示像(虚像)IMの位置も、スケールは異なるが、中間像TIの位置と同様に光軸AX方向に沿って繰り返し周期的に移動し、投影距離を連続的に変化させることができる。描画デバイス11は、連続表示を行うものでなく、表示内容を切り替りえつつ間欠的な表示を行うものであるから、中間像TIの表示位置も鋸歯状の経時パターンPA上における離散的な位置となる。経時パターンPAにおいて、最も近距離側又は拡大光学系17寄りの表示位置Pnと、最も遠距離側又は反拡大光学系17寄りの表示位置Pfとは、経時パターンPAの両端に設定される。また、経時パターンPAの途切れ目PDは、拡散部16の回転体16aに設けた境界部16jに対応する。さらに、図7(C)に示す機能領域FA1,FA2,FA3の中心は、経時パターンPA上の離散的な表示位置P1,P2,P3に対応する。
図9は、移動体用表示システム200を説明するブロック図であり、移動体用表示システム200は、その一部として画像表示装置100を含む。この画像表示装置100は、図2に示す構造を有するものであり、ここでは説明を省略する。移動体用表示システム200は、移動体である自動車等に組み込まれるものである。
移動体用表示システム200は、画像表示装置100のほかに、環境監視部72と、外光監視部75と、主制御装置90とを備える。
環境監視部72は、前方に近接する自動車、自転車、歩行者等を識別する部分であり、外部用カメラ72aと、外部用画像処理部72bと、判断部72cとを備える。外部用カメラ72aは、車体2内外の適所に設置されており、運転者UN又はフロントウインドウ8の前方、側方等の外部画像を撮影する。外部用画像処理部72bは、外部用カメラ72aで撮影した画像に対して明るさ補正等の各種画像処理を行って判断部72cでの処理を容易にする。判断部72cは、外部用画像処理部72bを経た外部画像からオブジェクトの抽出又は切り出しを行うことによって自動車、自転車、歩行者等の対象物の存否を検出するとともに、外部画像に付随する奥行情報から車体2前方における対象物の空間的な位置を算出する。
なお、外部用カメラ72aは、図示を省略しているが、例えば複眼型の3次元カメラである。つまり、カメラ72aは、結像用のレンズと、CMOSその他の撮像素子とを一組とするカメラ素子をマトリックス状に配列したものであり、撮像素子用の駆動回路をそれぞれ有する。カメラ72aを構成する複数のカメラ素子は、例えば奥行方向の異なる位置にピントを合わせるようになっており、或いは相対的な視差を検出できるようになっており、カメラ素子から得た画像の状態(フォーカス状態、オブジェクトの位置等)を解析することで、画像内の各領域又はオブジェクトまでの距離を判定できる。
なお、上記のような複眼型のカメラ72aに代えて、2次元カメラと赤外距離センサーとを組み合わせたものを用いても、撮影した画面内の各部(領域又はオブジェクト)に関して奥行方向の距離情報を得ることができる。また、複眼型のカメラ72aに代えて、2つの2次元カメラを分離配置したステレオカメラによって、撮影した画面内の各部(領域又はオブジェクト)に関して奥行方向の距離情報を得ることができる。その他、単一の2次元カメラにおいて、焦点距離を高速で変化させながら撮像を行うことによっても、撮影した画面内の各部に関して奥行方向の距離情報を得ることができる。
外光監視部75は、例えば照度センサー等を備え、車体2の周辺の明るさを検知する。主制御装置90は、車体2の周辺の明るさが規定の閾値を超えた場合、図4に第1時間領域TR1として例示するように、描画デバイス11にRGBの3色を合わせた高輝度の白色表示(つまりRGBの同時表示又は同時発光)を行わせる。
表示制御部18は、主制御装置90の制御下で虚像表示光学系30を動作させて、表示スクリーン20の背後に虚像距離が変化する3次元的な表示像IMを表示させる。表示像IMは、例えば表示スクリーン20の背後に存在する自動車、自転車、歩行者その他の対象物に対して、その奥行き方向等に関して周辺に位置するフレーム枠HW(図10参照)のような標識とすることができる。
主制御装置90は、画像表示装置100、環境監視部72等の動作を調和させる役割を有し、環境監視部72によって検出した対象物の空間的な位置に対応するように、虚像表示光学系30によって投影されるフレーム枠HWの空間的な配置を調整する。
図10は、具体的な表示状態を説明する斜視図である。観察者である運転者UNの前方は観察視野に相当する検出領域VFとなっている。検出領域VF内、つまり道路及びその周辺に、歩行者等である人のオブジェクトOB1,OB3や、自動車等である移動体のオブジェクトOB2が存在すると考える。この場合、主制御装置90は、画像表示装置100によって3次元的な表示像(虚像)IMを投影させ、各オブジェクトOB1,OB2,OB3に対して関連情報像としてのフレーム枠HW1,HW2,HW3を付加する。この際、運転者UNから各オブジェクトOB1,OB2,OB3までの距離が異なるので、フレーム枠HW1,HW2,HW3を表示させる表示像IM1,IM2,IM3までの虚像距離は、運転者UNから各オブジェクトOB1,OB2,OB3までの距離に相当するものとなっている。
なお、表示像IM1,IM2,IM3の虚像距離は、離散的であり、オブジェクトOB1,OB2,OB3までの現実の距離に対して常に正確に一致させるということはできない。ただし、表示像IM1,IM2,IM3の虚像距離と、オブジェクトOB1,OB2,OB3までの現実の距離との差が大きくなければ、運転者UNの視点が動いても視差が生じにくく、オブジェクトOB1,OB2,OB3とフレーム枠HW1,HW2,HW3との配置関係を略維持することができる。
図11(A)は、図8に対応し、図11(B)は、図10中の表示像IM3又はフレーム枠HW3に対応し、図11(C)は、図10中の表示像IM2又はフレーム枠HW2に対応し、図11(D)は、図10中の表示像IM1又はフレーム枠HW1に対応している。図11(A)〜11(D)より明らかなように、表示像IM1は、回転体16aの機能領域FA又は中間像TIの全部又は一部が表示位置PO1を中心とする所定範囲内の位置にあるときの投影像又は表示像に対応する。同様に、表示像IM2は、回転体16aの機能領域FA又は中間像TIの全部又は一部が表示位置PO2を中心とする所定範囲内の位置にあるときの投影像又は表示像に対応し、表示像IM3は、回転体16aの機能領域FA又は中間像TIの全部又は一部が表示位置PO3を中心とする所定範囲内の位置にあるときの投影像又は表示像に対応する。中間像TIの移動を基準とする1周期でみた場合、順に、表示位置PO1に対応する表示像IM1又はフレーム枠HW1が表示され、表示位置PO2に対応する表示像IM2又はフレーム枠HW2が表示され、表示位置PO3に対応する表示像IM3又はフレーム枠HW3が表示される。以上の1周期が視覚的に短ければ、表示像IM1,IM2,IM3の切替えが非常に速くなり、観察者である運転者UNは、フレーム枠HW1,HW2,HW3を奥行きがある画像として同時に観察していると認識する。
図12は、主制御装置90の動作を説明する概念図である。まず、主制御装置90は、外光監視部75を利用して、車体2の周辺の明るさが許容値を超えたか否かを判断し(ステップS11)、車体2の周辺の明るさが許容値を超えた場合(ステップS11でY)、描画デバイス11に白色表示又は全色表示を行わせる(ステップS12)。この場合、描画デバイス11の輝度が環境に対して相対的に低くなり、カラー表示では視認性の維持が容易でないことを考慮して白色表示としている。主制御装置90は、描画デバイス11について色チェックのタイミングか否かを判断し(ステップS13)、色チェックのタイミングである場合(ステップS13でY)、表示制御部18に受光センサー部63を利用した表示色の色チェックを行わせる(ステップS14)。その後、主制御装置90は、表示制御部18に色チェック結果のフィードバック動作を行わせる(ステップS15)。つまり、主制御装置90は、表示制御部18に描画デバイス11の光量調整を行わせて表示色を規定状態に維持させる。一方、主制御装置90は、車体2の周辺の明るさが許容値を超えない場合(ステップS11でN)、描画デバイス11に通常表示を行わせる(ステップS22)。この場合、描画デバイス11の輝度を環境に対して相対的に高くでき、カラー表示がなされる。この場合も、各色について照度チェックが行われカラーバランスが保たれる。なお、主制御装置90は、表示が継続されるか否かを確認し(ステップS16)、表示が継続される場合(ステップS16でY)、ステップS11に戻ってステップS12等の処理を繰り返す。
以上で説明した画像表示装置100によれば、表示制御部18は、RGBの順列発光又はRGB内の2色の順次組替発光を行う第2の期間TP2を有するよう描画デバイス11の発光タイミングを制御するので、受光センサー部63の第2の期間TP2における検出値から、各色の発光量に関する光量情報を取得でき、描画デバイス11の各色に関する発光量をフィードバックによって調整することができる。この際、単一の受光センサー部63によって描画デバイス11の各色に関する発光量を取得できるので、虚像の光強度の減少や全体スペースの拡大を抑制することができる。
以上では、具体的な実施形態としての表示装置について説明したが、本発明に係る表示装置は、上記のものには限られない。例えば、図2等に示す投影光学系15や拡大光学系17は、単なる例示であり、これら投影光学系15及び拡大光学系17の光学的構成については適宜変更することができる。
描画デバイス11を構成する表示デバイス6としては、DMDに限らず、様々な動作原理に基づくものを用いることができる。
中間スクリーン19は、螺旋状のものに限らず、板状で光軸方向に往復移動するものであってもよく、厚みが異なる複数領域を有し複数領域を光路上に順次置き換えて光路長を変化させるようなものであってもよい。
4a,4b,4c…光源、 5…照明光学系、 5q…TIRプリズム、 6…表示デバイス、 8…フロントウインドウ、 10…描画ユニット、 11…描画デバイス、 11a…表示面、 15…投影光学系、 16…拡散部、 16a…回転体、 17…拡大光学系、 18…表示制御部、 19…中間スクリーン、 20…表示スクリーン、 30…虚像表示光学系、 63…受光センサー部、 64…回転駆動部、 72…環境監視部、 75…外光監視部、 90…主制御装置、 100…画像表示装置、 200…移動体用表示システム、 AX…光軸、 HK…表示光、 HT…瞳、 IM…表示像、 IM1,IM2,IM3…表示像、 La,Lb,Lc…照明光、 UN…運転者

Claims (5)

  1. RとGとBとを含むカラー画像を表示する描画デバイスと、
    前記描画デバイスからの発光量に対応する光検出を行う受光センサー部と、
    前記描画デバイスに形成された像を投影する投影光学系と、
    拡散機能を有し、前記投影光学系の光射出側に配置される中間スクリーンと、
    前記中間スクリーン上の像を拡大する拡大光学系と、
    前記中間スクリーンを光軸に沿って空間的に移動させるとともに前記描画デバイスの動作を制御する表示制御部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、RGBの同時発光を行う第1の期間と、RGBの順列発光又はRGB内の2色の順次組替発光を行う第2の期間とを有するよう前記描画デバイスの発光タイミングを制御し、前記受光センサー部の前記第2の期間における検出値に基づいて、前記描画デバイスの各色に関する発光量を調整することを特徴とする表示装置。
  2. 前記第1の期間中に前記第2の期間を割り込ませるとともに、前記第2の期間中の色バランスを前記第1の期間中の色バランスと一致させることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示制御部は、前記描画デバイスの発光タイミングと、RGBの発光色と、発光の絶対量及び発光時間の積としての発光量とについて制御を行うことを特徴とする請求項1及び2のいずれか一項に記載の表示装置。
  4. 前記受光センサー部は、前記描画デバイスから射出された光を検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 前記描画デバイスは、R光源と、G光源と、B光源と、デジタル・ミラー・デバイスとを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の表示装置。
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