JP2020063679A - 遠心送風機 - Google Patents

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Abstract

【課題】騒音を低減し、かつ重量を軽量化できる遠心送風機を提供する。【解決手段】軸中心側の内側空間と該内側空間の周囲に配置された複数の羽根121を備え、回転することで前記内側空間から複数の羽根121の間を介して遠心方向に排気を行うインペラ120と、インペラ120を回転自在な状態で内側に納めた渦巻き形状のケーシング110と、ケーシング110のインペラ120の前記内側空間を臨む位置に設けられた開口であり、インペラ120の前記内側空間に空気を導く吸込口114とを備え、吸込口114は、外側壁部117と内側壁部118とを有する筒構造の内側に設けられ、外側壁部117と内側壁部118との間には空間127が設けられている遠心送風機100。【選択図】図2

Description

本発明は、遠心送風機の騒音低減化および軽量化に関する。
遠心送風機は、家電機器、OA機器、産業用や車両用の空気調和装置における送風、換気、冷却等に広く用いられている。これらの機器や装置に用いられる遠心送風機は、騒音の低減化、送風効率の向上、および重量の軽量化等が望まれている。
特許文献1に記載されている遠心送風機では、ケーシングに形成された空気吸入部411(本願における吸込口に相当)に、当該空気吸入部411の頂部413に沿って気流が流れるように運動量を付加する運動量付加機構43が設けられている。当該運動量付加機構43は、空気吸入部411における空気流れ上流側に向かって突き出た頂部413よりも外側の外側壁面部415の少なくとも一部に設けられている。これによって、騒音の低減、送風効率の向上を図っている。
特許文献1の遠心送風機において、空気吸入部411の内側壁面部414は、空気流れ上流側から下流側端部412に向かって径が徐々に小さくなっており、空気吸入部411の下流側端部412が内側壁面部414における最小径となる部位を構成している。そして、空気吸入部411における空気流れ上流側に突き出た頂部413から空気吸入部411における頂部413よりも外側の外側壁面部415の端部に至る外周側範囲に、外側壁面部415側からの気流が頂部413に沿って流れるように運動量を付加する運動量付加機構43が設けられている。
この構造では、空気吸入部411の側方から流入する気流が、頂部413の手前に設けられた突起部431を乗り越える際に乱れ、突起部431を乗り越えた気流が、突起部431以降の空気吸入部411の表面に乱流境界層を形成する。乱流境界層では、空気吸入部411の表面に近い気流に対して、空気吸入部411の表面から離れた気流の運動量が付加される。このため、空気吸入部411の表面に近い気流と空気吸入部411の表面から離れた気流との速度差が縮小する。これにより、空気吸入部411の頂部413付近における気流の剥離が抑えられ、空気吸入部411における気流の剥離に起因する騒音を低減することができる。
特開2017−125405号公報
遠心送風機の利用において、特に自動車などの車両に用いる場合には、騒音を低減すると共に、軽量化が強く望まれている。
しかしながら、特許文献1に記載された遠心送風機において、空気吸入部411は外部のダクトとの結合箇所となるため、結合環境によっては、空気吸入部411を軸方向上方向に伸長させる必要がある。その場合、空気吸入部411の内側壁面部414は、空気流れ上流側から下流側端部412に向かって径が徐々に小さくなっており、この箇所の径方向の厚さが厚くなっているため、遠心送風機の重量が増加する。
本発明は、上記の観点に鑑み、騒音の低減しつつ、重量の軽量化を図ることができる遠心送風機を提供することを目的とする。
本発明は、軸中心側の内側空間と該内側空間の周囲に配置された複数の羽根を備え、回転することで前記内側空間から前記複数の羽根の間を介して遠心方向に排気を行うインペラと、前記インペラを回転自在な状態で内側に納めた渦巻き形状のケーシングと、前記ケーシングの前記インペラの前記内側空間を臨む位置に設けられた開口であり、前記インペラの前記内側空間に空気を導く吸込口とを備え、前記吸込口は、外側壁部と内側壁部とを有する筒構造の内側に設けられ、前記外側壁部と前記内側壁部との間には空間が設けられている遠心送風機である。
本発明において、前記空間は、前記インペラの軸方向の端部に面した開口を有し、軸方向における前記インペラから離れる方向に延在する環状の構造は好ましい。
本発明において、前記インペラの外周の軸方向における端部には、前記複数の羽根を連結する環状の連結リングが配置され、前記ケーシングの内側には、軸方向において前記連結リングに向って突出する環状の突出部が設けられ、前記環状の突起部と前記連結リングの間には、隙間シールが形成され、前記環状の突起部の径方向内側に前記空間の開口部が位置している構造は好ましい。
本発明において、前記連結リングには、軸方向において前記インペラから離れる方向に突出する環状の第1のリブが設けられ、前記ケーシングには、前記連結リングに向って突出する環状の第2のリブが設けられ、前記環状の第1のリブと前記環状の第2のリブとは、径方向から見て重なった位置にあり、且つ、径方向において隙間を隔てて配置されており、前記隙間により隙間シールが構成され、前記隙間シールの径方向内側に前記空間の開口部が位置している構造は好ましい。
本発明において、前記隙間シールの径方向内側には、前記内側壁部が位置している構造は好ましい。本発明において、前記内側壁部の下端が前記インペラの内側まで延在している構造は好ましい。
本発明によれば、ケーシングの吸込口を形成する外側壁面および内側壁面の間に空間を形成することによって、騒音を抑制し、かつ重量を軽量化された遠心送風機が得られる。
実施形態の遠心送風機の斜視図である。 図1に示す遠心送風機の断面図である。 他の実施形態の遠心送風機の断面図である。 他の実施形態の遠心送風機の断面図である。 従来の遠心ファン(特許文献1)を示す図である。
(実施例1)
以下に、本発明の実施形態を示す。図1は、実施形態(実施例1)の遠心送風機100の斜視図である。図2は、図1に示す遠心送風機100の断面図である。図3は本発明の他の実施形態(実施例2)の遠心送風機の断面図、図4は本発明の他の実施形態(実施例3)の遠心送風機の断面図である。図5は、従来の遠心ファン(特許文献1)を示す図である。
(概要)
遠心送風機100は、中心側の内側空間と該内側空間の周囲に配置された複数の羽根121を備え、回転することで前記内側空間から前記複数の羽根121の間を介して遠心方向に排気を行うインペラ120と、前記インペラ120を回転自在な状態で内側に納めた渦巻き形状のケーシング110と、前記ケーシング110の前記インペラ120の前記内側空間を臨む位置に設けられた開口であり、前記インペラ120の前記内側空間に空気を導く吸込口114とを備え、前記吸込口114は、外側壁部117と内側壁部118とを有する筒構造の内側に設けられ、前記外側壁部117と前記内側壁部118との間には空間127が設けられている。
(遠心送風機の構造)
図1には、実施形態の送風機100が示されている。送風機100は、ケーシング110を備えている。ケーシング110は、樹脂で成形した上ケーシング111と、樹脂で成形した下ケーシング112から構成されている。ケーシング110の内側には、多数の羽根121を備えたインペラ120が回転可能(回転自在)な状態で収納されている。
ケーシング120の内側には、渦巻き状の流路113(図2参照)が形成されている。流路113は、インペラ120とケーシング110の間の隙間が最小となる部分を始端とし、そこから周方向に進むに従って断面積が徐々に大きくなる構造を有している。流路113の終端には、吐出口115が形成されている。すなわち、渦巻き状の流路113は、吐出口115に向かって徐々に断面積が拡大する構造を有している。
上ケーシング111は、軸方向に開口する吸込口114を備えている。ここで、軸とは、インペラ120の回転軸のことであり、軸方向とはその延在方向のことである。下ケーシング112は他の装置や筐体に取り付けて固定するための固定脚(図示省略)を備えていると共に、インペラ120を回転させるためのモータ130(図2参照)が取り付けられている。
図2に示すように、モータ130の回転軸(シャフト131)にインペラ120が固定され、モータ130のシャフト131が回転すると、インペラ120が回転する。インペラ120が回転すると、空気が吸込口114から吸い込まれ、インペラ120の内側(軸中心側の内部空間)に導かれる。この空気が羽根121の作用により、インペラ120の内側から遠心方向に吹き出される。インペラ120から吹出された空気は、渦巻き状の流路113を図1の吐出口115に向かって旋回して流れ、吐出口115から排気される。
(インペラの構造)
インペラ120は、底面を構成するカップ状のハブ122と、ハブ122上の外側の環状の部分に軸方向に立てた状態で配置された複数の羽根121と、複数の羽根121のハブ122と反対側の端部を連結する環状の連結リング123とを有している。羽根121はすべて同じ形状で、インペラ120の回転方向に対して凹んだ前向き羽根形状を有し、周方向に均等配置されている。複数の羽根121の内側(軸中心側)には内側空間が設けられ、インペラ120が回転すると、この内側空間から羽根121を介して遠心方向に空気が吹き出される。
ハブ122は中央には凸形状に盛り上がったボス部124を有し、ボス部124には貫通孔が形成されている。この貫通孔にモータ130のシャフト131が圧入され、インペラ120がシャフト131に結合されている。シャフト131は、モータ130の回転軸であり、インペラ120と結合されることで、インペラ120の回転軸も兼ねている。ハブ122と複数の羽根121と連結リング123は樹脂で一体成形されて形成されている。
(ケーシングの構造)
ケーシング110は、上ケーシング111と下ケーシング112から構成されており、上ケーシング111と下ケーシング112を結合することで渦巻き構造のケーシング110が構成されている。上ケーシング111の中央には吸込口114となる開口が形成されている。
吸込口114は、ケーシング110のインペラ120の内側空間(環状に配置された羽根の内側の空間)を臨む位置に設けられた開口である。インペラ120が回転すると、羽根121の内側(内側空間)から隣接する羽根121の間に形成された隙間を介して、遠心方向に空気が排出される。また、その際、吸込口114から羽根121の内側(内側空間)に空気が流入する。
吸込口114は、円筒構造の円筒部116の円形の開口部分および円筒部116の内側の部分を利用して構成されている。円筒部116は、外側壁部117と内側壁部118を有し、内側壁部118で囲まれた略柱状の空間、言い換えると内側壁部118の内側の空間が吸込口114となっている。内側壁部118は、吸込口114に流入した空気をインペラ120の内側に案内する。
内側壁部118は、内側壁部118の上端部から下端部に向かって内周側に凸部となる形状を有している。詳しく述べると、内側壁部118の上部(上流側)には、下流に行くに従って円筒部116の内径が漸減する上流領域面118aが設けられている。また、内側壁部118の下部(下流側)には、下流に行くに従って円筒部116の内径が漸増する下流領域面118bが設けられている。上流側領域面118aと下流側領域面118bとの境界の部分には、境界部119が設けられている。境界部119の部分で吸込口114の内径が最小となっている。
境界部119から上流側である上流側領域面118aは、吸込口114の入口から境界部119に向かって円筒部116の内径が漸次減少する曲面で形成されている。境界部119から下流側である下流側領域面118bは、下流に行くに従って(インペラ120に近づくに従って)円筒部116の内径が漸次増加する傾斜面(テーパー面)で形成されている。すなわち、吸込口114の部分は、入口から下流側に向かって、内径が漸次減少し、最小内径部分である境界部119に至り、そこから下流側に向かって内径が漸次増加する。
外側壁部117と内側壁部118の間には軸方向上方に延在する空間127が形成されている。空間127は、インペラ120の軸方向の端部に面した開口を有し、軸方向におけるインペラ120から離れる方向(図2の上の方向)に延在する環状の構造を有する。なお、この空間127を形成する際、外側壁部117と内側壁部118の各々の厚さは強度を保てる所定の厚さを有している。このため、外側壁部117と内側壁部118からなる吸込口114を軸方向に延在させても、外側壁部117と内側壁部118の間に空間127を形成しているため、重量の増加を抑えることができ、結果として送風機100の軽量化を図ることができる。
内側壁部118の下部から、環状の凸部125がインペラ120の方向に延在している。環状の凸部125の内側は、下流側領域面118bの一部を構成している。環状の凸部125の先端は、インペラ120の内側に僅かに突出している。このため、下流側領域面118bの下端がインペラ120の内側に僅かに入り込んでいる。また、内側壁部118の下端部(環状の凸部125の先端)はR面取りが施されている。
そして、環状の凸部125の先端部分は、インペラ120の連結リング123の内側に位置すると共に、羽根121の上面と僅かな隙間を隔てて対向している。この僅かな隙間によってラビリンスシール126が形成され、インペラ120の外周側に吹出された空気の流れの一部が、吸込口114の内側へ逆流することを防止している。
さらに、ケーシング110(上ケーシング111)の内側には、軸方向において連結リング123に向って突出する環状の突出部128が設けられている。環状の突出部128は、外側壁部117と内側壁部118の間に形成される空間127の開口部が、環状の突出部128の径方向内側に位置するように形成されている。環状の突起部128と連結リング123の間には、その部分で隙間が狭くなった隙間シールが形成されている。また、隙間シールの径方向内側には、空間127の開口があり、更にその径方向内側に内側壁部118がある。よって、隙間シールを通って、流路113からインペラ120の内側に流れ込もうとする空気の流れに対して、内側壁部118が障壁となる。そして、径方向外側から見て、この障壁の手前に、空間127の開口がある。このため、流路113からインペラ120の内側に流れ込もうとする空気は、空間127の方に流れ易くなる。なお、径方向とは、インペラ120の回転中心に対する半径の方向である。
また、吸込口114の内側壁部118の上端には環状の突起部140が設けられている。この環状の突起部140を設けることによって、吸込口114に流入する空気によって生じる共鳴音を改善することができる。
モータ130を駆動させると、インペラ120が回転し、インペラ120の回転に伴って、吸込口114からインペラ120内に空気が吸い込まれ、圧送された空気は渦巻き状の流路113を旋回しながら、吐出口115からケーシング110外方に吹き出される。この時、ケーシング110の舌部の箇所(流路113の断面積が最小の箇所)で最も圧力が高くなり、その部分で空気流の一部が上ケーシング111と連結リング123の間を通って、吸込口114に逆流する。この時、逆流した空気流の一部は外側壁部117と内側壁部118の間に形成された空間127の中に入り込み、空間内で還流となって減衰する。このため、吸込口114に逆流する空気流が抑制され、吸込口114での空気流の乱れが防止されるため、騒音を低減することができる。
このように、本発明は、外側壁部117と内側壁部118の間に形成した空間127によって重量の低減を図ることができると共に、バッファ空間による消音効果が得られるため、騒音の低減を図ることができる。
(実施例2)
図3は本発明の実施形態(実施例2)の遠心送風機の断面図である。図3に示す本実施形態は、上ケーシング111とインペラ120上部縁の部分との間に形成されたラビリンスシールの構造に特徴を有する。なお、図2と符号が同じ部分の構造は、形状に違いがある部分もあるが、機能は図2の実施形態と同じである。これは後述する図4の構造についても同じである。
図3において、インペラ120は、底面を構成するカップ状のハブ122と、ハブ122上の外側の環状の部分に軸方向に立てた状態で配置された複数の羽根121と、複数の羽根121のハブ122と反対側の端部を連結する環状の連結リング160とを有している。羽根121はすべて同じ形状で、インペラ120の回転方向に対して凹んだ前向き羽根形状を有し、周方向に均等配置されている。複数の羽根121の内側(軸中心側)には内側空間が設けられ、インペラ120が回転すると、この内側空間から羽根121を介して遠心方向に空気が吹き出される。
環状の連結リング160の上面には、軸方向上方(軸方向でインペラ120から離れる方向)に向かって突出する環状のリブ161が形成されている。連結リング160の軸方向で対向する上ケーシング111の部分である上ケーシング111の流路113に面する内側には、軸方向で連結リング160の方向に突出する突出部151が設けられている。突出部151の先端(下端)には、環状の連結リング160に向かって下垂する環状のリブ152が形成されている。環状のリブ152は、連結リング160に形成された環状のリブ161とは径方向において僅かな隙間を隔てた径方向外側に位置している。上ケーシング111の内側に形成された環状のリブ152と連結リング160に形成された環状のリブ161とによって隙間シール(ラビリンスシール)が形成されている。
すなわち、前記環状のリブ161と環状のリブ152とは、径方向から見て重なった位置にあり、且つ、径方向において隙間を隔てて配置されている。この隙間により上記のラビリンスシールの一部が形成されている。
より詳しくいうと、環状のリブ152と連結リグ160との間の軸方向における隙間、環状のリブ161と環状のリブ152との間の径方向における隙間、環状のリブ161の上端と突出部151との間の軸方向における隙間によってクランク形状のラビリンスシールが形成されている。このラビリンスシールによって、流路113から吸込口114への気流の逆流が防止され、騒音の低減を図ることができる。
図3の構造では、流路113の側から見て、通気抵抗を意図的に大きくした上記のラビリンスシールがあり、このラビリンスシールの出口に面して空間127の開口部がある。また、ラビリンスシールの出口から径方向内側に進んだ位置に内側壁部118がある。このため、仮に流路113からラビリンスシールに侵入する逆流成分があっても、ラビリンスシールからの空気の流れは内側壁部118の外周面で遮られ、空間127内で還流する。これにより、上記の逆流成分のインペラ120内側への流入が抑制される。
(実施例3)
図4は本発明の実施形態(実施例3)の遠心送風機の断面図である。本実施形態は、図3の実施例2の構造において、流路113の上方に空間170を設けたものである。流路113の上方に空間170を設けることで、図3に示す実施例2に比べてケーシングの流路断面積が軸方向に拡大し、風量の増加を図ることができる。図4において、空間170に係る構造以外は、図3に示す第2の実施形態と同じである。
100…送風機、110…ケーシング、111…上ケーシング、112…下ケーシング、113…流路、114…吸込口、115…吐出口、116…円筒部、117…外側壁部、118…内側壁部、118a…上流側領域面、118b…下流側領域面、119…境界部、120…インペラ、121…羽根、122…ハブ、123…連結リング、124…ボス部、125…環状の凸部、126…ラビリンスシール、127…空間、128…環状の突起部、130…モータ、131…シャフト、140…環状の突起部、151…突出部、152…環状のリブ、160…連結リング、161…環状のリブ、170…空間。

Claims (6)

  1. 軸中心側の内側空間と該内側空間の周囲に配置された複数の羽根を備え、回転することで前記内側空間から前記複数の羽根の間を介して遠心方向に排気を行うインペラと、
    前記インペラを回転自在な状態で内側に納めた渦巻き形状のケーシングと、
    前記ケーシングの前記インペラの前記内側空間を臨む位置に設けられた開口であり、前記インペラの前記内側空間に空気を導く吸込口と
    を備え、
    前記吸込口は、外側壁部と内側壁部とを有する筒構造の内側に設けられ、
    前記外側壁部と前記内側壁部との間には空間が設けられている遠心送風機。
  2. 前記空間は、前記インペラの軸方向の端部に面した開口を有し、軸方向における前記インペラから離れる方向に延在する環状の構造を有する請求項1に記載の遠心送風機。
  3. 前記インペラの外周の軸方向における端部には、前記複数の羽根を連結する環状の連結リングが配置され、
    前記ケーシングの内側には、軸方向において前記連結リングに向って突出する環状の突出部が設けられ、
    前記環状の突起部と前記連結リングの間には、隙間シールが形成され、
    前記環状の突起部の径方向内側に前記空間の開口部が位置している請求項2に記載の遠心送風機。
  4. 前記連結リングには、軸方向において前記インペラから離れる方向に突出する環状の第1のリブが設けられ、
    前記ケーシングには、前記連結リングに向って突出する環状の第2のリブが設けられ、
    前記環状の第1のリブと前記環状の第2のリブとは、径方向から見て重なった位置にあり、且つ、径方向において隙間を隔てて配置されており、前記隙間により隙間シールが構成され、
    前記隙間シールの径方向内側に前記空間の開口部が位置している請求項2に記載の遠心送風機。
  5. 前記隙間シールの径方向内側には、前記内側壁部が位置している請求項3または4に記載の遠心送風機。
  6. 前記内側壁部の下端が前記インペラの内側まで延在している請求項1乃至5のいずれか一項に記載の遠心送風機。

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