JP2020063656A - Floor slab cutter - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ワイヤーソーを用いた床版切断装置に関する。 The present invention relates to a floor slab cutting device using a wire saw.
本出願人は、特許文献1において、橋桁上に敷設されて橋梁の路面を構成するコンクリート床版の解体・撤去作業を行うための解体システムであって、橋梁の延在方向に沿って移動可能な移動式ステージと、コンクリート床版のうちブロック状に解体される部位と移動式ステージとの間の作業スペースに設置される床版切断装置を提案した。
その床版切断装置は、橋桁とコンクリート床版の接合境界面に沿う方向とコンクリート床版の幅方向及び厚み方向に連続して延設される無端状のワイヤーソーと、そのワイヤーソーをその延設経路に沿った走行方向に案内するとともに走行駆動させるための複数のプーリと、を有している。
The applicant of the present invention is a dismantling system for dismantling and removing a concrete floor slab that is laid on a bridge girder and constitutes a road surface of the bridge in
The floor slab cutting device is an endless wire saw that is continuously extended in the direction along the joint boundary surface between the bridge girder and the concrete floor slab, and in the width and thickness directions of the concrete floor slab, and the wire saw. And a plurality of pulleys for guiding and driving in a traveling direction along the set route.
特許文献1の床版切断装置は、ワイヤーソーにより、橋桁とコンクリート床版の接合境界面に沿う方向(水平方向)と、コンクリート床版の幅方向及び厚み方向(鉛直方向)とを同時に切断するもので、コンクリート床版の鉛直方向の切断中に、必要に応じて、橋桁とコンクリート床版の水平方向の切断動作を禁止することは不可能であった。
すなわち、現場の諸条件・状況等により、例えばコンクリート床版の鉛直方向の切断後に、橋桁とコンクリート床版の水平方向の切断を行うことも考えられるが、これには対応できない。
The floor slab cutting device of
That is, depending on the various conditions and conditions of the site, for example, it may be possible to cut the bridge girder and the concrete slab in the horizontal direction after cutting the concrete slab in the vertical direction, but this cannot be dealt with.
本発明の課題は、橋桁とコンクリート床版の接合境界面に沿う方向とコンクリート床版の幅方向及び厚み方向に連続して延設されるワイヤーソーを用いた床版切断装置において、必要に応じて、橋桁とコンクリート床版の接合境界面に沿う方向の切断動作を禁止することを可能とすることである。
また、本発明は、必要に応じて、コンクリート床版の幅方向及び厚み方向に沿う方向の切断動作を禁止することを可能とすることも課題とする。
An object of the present invention is a floor slab cutting device using a wire saw that is continuously extended in a direction along a joint boundary surface between a bridge girder and a concrete floor slab and in a width direction and a thickness direction of the concrete floor slab, if necessary. Therefore, it is possible to prohibit the cutting operation in the direction along the joint boundary surface between the bridge girder and the concrete floor slab.
Moreover, this invention makes it a subject to make it possible to prohibit the cutting operation | movement of the width direction and thickness direction of a concrete floor slab as needed.
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
橋桁上に敷設されて橋梁の路面を構成するコンクリート床版と橋桁との接合境界面に沿う方向とコンクリート床版の幅方向及び厚み方向に連続して延設されるワイヤーソーと、そのワイヤーソーをその延設経路に沿った走行方向に案内するとともに走行駆動させるための複数のプーリと、を備えた床版切断装置において、
前記橋桁の上方に配置された上側ワイヤーソー切断装置と、前記コンクリート床版の下方に配置された下側ワイヤーソー切断装置と、からなり、
前記ワイヤーソーは、前記上側ワイヤーソー切断装置と前記下側ワイヤーソー切断装置とに亘って延設されていることを特徴とする。
In order to solve the above problems, the invention described in
A wire saw laid on the bridge girder and continuously extending in the width direction and the thickness direction of the concrete slab and the direction along the joint boundary surface between the concrete slab and the bridge girder constituting the road surface of the bridge. In a floor slab cutting device including a plurality of pulleys for guiding and driving the traveling direction along the extension route,
An upper wire saw cutting device arranged above the bridge girder, and a lower wire saw cutting device arranged below the concrete floor slab,
The wire saw is extended across the upper wire saw cutting device and the lower wire saw cutting device.
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の床版切断装置であって、
前記上側ワイヤーソー切断装置及び前記下側ワイヤーソー切断装置のそれぞれは、駆動装置に取り付けられて回転するように構成された駆動プーリを有し、当該駆動プーリに前記ワイヤーソーが巻き掛けられていることを特徴とする。
The invention according to
The floor slab cutting device according to
Each of the upper wire saw cutting device and the lower wire saw cutting device has a drive pulley attached to a drive device and configured to rotate, and the wire saw is wound around the drive pulley. It is characterized by
本発明によれば、橋桁とコンクリート床版の接合境界面に沿う方向とコンクリート床版の幅方向及び厚み方向に連続して延設されるワイヤーソーを用いた床版切断装置において、必要に応じて、橋桁とコンクリート床版の接合境界面に沿う方向の切断動作を禁止することができる。
また、本発明によれば、必要に応じて、コンクリート床版の幅方向及び厚み方向に沿う方向の切断動作を禁止することができる。
According to the present invention, in a floor slab cutting device using a wire saw continuously extending in the direction along the joint boundary surface between the bridge girder and the concrete floor slab and in the width direction and the thickness direction of the concrete floor slab, if necessary. Therefore, the cutting operation in the direction along the joint boundary surface between the bridge girder and the concrete floor slab can be prohibited.
Further, according to the present invention, the cutting operation in the width direction and the thickness direction of the concrete floor slab can be prohibited as necessary.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。 However, various technically preferable limitations for carrying out the present invention are added to the embodiments described below, but the technical scope of the present invention is not limited to the following embodiments and illustrated examples. Absent.
先ず、本発明の床版切断装置を適用するコンクリート床版の解体システムの概要を示す図2において、符号1は橋梁を示す。この橋梁1は、例えば鉄道や道路が建設される高架橋であり、本実施形態における橋梁1は、道路が建設される高架橋を指している。
高架橋である橋梁1は、橋脚(図示せず)間に架設された複数の橋桁2と、これら複数の橋桁2上に敷設されて橋梁1の路面を構成するコンクリート床版3と、を備える。
なお、本実施形態における橋梁1は高架橋であるとしたが、これに限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でその他の種類の橋を採用してもよい。
First, in FIG. 2, which shows an outline of a concrete floor slab dismantling system to which the floor slab cutting apparatus of the present invention is applied,
The
Although the
コンクリート床版3の側縁部にはコンクリート製の壁高欄4が設けられている。なお、壁高欄4は、コンクリート床版3に対して一体的に設けられており、コンクリート床版3と同時に解体することができる。
また、このコンクリート床版3は、橋梁1の建造時に、橋桁2の上面に突出して設けられた複数のジベル2a(例えば頭付きスタッドジベル)を含んだ状態にコンクリート打設されて形成されている。そのため、コンクリート床版3は、複数のジベル2aを介して橋桁2と接合した状態となっている。このように橋桁2とコンクリート床版3とが接合し合う面を接合境界面C1と称する。
A
In addition, the
コンクリート床版3は橋梁1の路面を構成しており、通常時には多くの車両が通行する。そのため、年月の経過によって老朽化したり、設計荷重よりも大きな交通荷重によって損傷したりするのに応じて橋梁改修工事が適時行われる。
橋梁改修工事は、橋梁1の延在方向に沿って長い区間で行われる場合が多いため、改修工事予定区間のコンクリート床版3は、複数のエリア(解体予定箇所)に分割されて解体・撤去作業が行われるものとする。
また、このような橋梁改修工事は、橋梁1の通行を全て止めて橋梁1の幅方向に亘って一挙にコンクリート床版3の解体・撤去作業が行われる場合と、橋梁1の一部の通行だけを止めてコンクリート床版3の一部の解体・撤去作業が行われる場合とがあり、本発明の解体システムは、その両方の場合に対応することができる。
なお、本実施形態では、橋梁1の一部の通行だけを止めてコンクリート床版3の一部の解体・撤去作業が行われる場合について説明するが、橋梁1の通行を全て止めて橋梁1の幅方向に亘って一挙にコンクリート床版3の解体・撤去作業が行われる場合も同様の作業工程となっている。
The
Since the bridge repair work is often performed in a long section along the extension direction of the
In addition, such a bridge renovation work includes the case where all the passage of the
In addition, in this embodiment, a case where only a part of the
本実施形態における解体システムは、橋梁改修工事においてコンクリート床版3の解体・撤去作業を行うためのものであり、移動式ステージ10と、床版切断装置20と、床版吊り上げ手段30と、集塵手段40と、発電手段50と、制御手段と、を備える。
なお、コンクリート床版3は、このような解体システムによって、輸送車両Tに積み込むことができる程度の大きさとなるように複数に、かつ順次解体される(図12参照)。また、解体システムによって解体された部位には、壁高欄4も含まれた状態となる。このようなコンクリート床版3の解体された(または解体される)部位を、以下、ブロック3aと称する。
The dismantling system according to the present embodiment is for performing dismantling / removing work of the
The
移動式ステージ10は、図2,図3に示すように、コンクリート床版3の解体・撤去作業を行うための前記各手段が搭載され、これら各手段を搭載した状態で橋梁1の延在方向に沿って移動できるものであり、ステージ本体11と、脚部12と、防護工13と、下部防護吊足場16と、防護柵17と、集塵機収納部18と、を備える。
なお、このような移動式ステージ10は、コンクリート床版3を切断してブロック3aを残存部分から切り離した後、図2,図3,図9,図12に示した作業方向(矢印Y)に移動させられ、次に解体・撤去作業が行われる箇所に配置される。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
In addition, in such a
ステージ本体11は、平面視において縦横に配置された複数の鉄骨11aによって、橋梁1の延在方向に長い矩形枠状に形成されている。そして、脚部12によって橋梁1の路面の上方(例えば2.5m程度の高さ)に支持された状態となっている。
ステージ本体11の周縁部には柵11bと、橋梁1の路面とステージ本体11との間を昇降するためのタラップ11cが設けられている。
また、このステージ本体11は、図3に示すように、縦横に配置された複数の鉄骨11aによって形成され、かつ後述する作業スペース10Sの上方に位置する箇所に形成された開口部11dを有する。なお、ステージ本体11は、例えばエキスパンドメタル等の金網によって構成され、かつ開口部11dを除く位置に設けられた床部を有する。
さらに、複数の鉄骨11aのうち、後述する作業スペース10Sの上方に位置する2本の鉄骨11a,11aは、橋梁1の外側(壁高欄4の外側に)突出するようにして設けられている。
The stage
A
In addition, as shown in FIG. 3, the
Further, among the plurality of
脚部12は、図2,図3に示すように、ステージ本体11を構成する複数の鉄骨11aのうち、ステージ本体11及び前記各手段をバランスよく支持できる4箇所の下面にそれぞれ設けられている。
各脚部12の下端部には車輪12aが設けられており、ステージ本体11を橋梁1の延在方向に沿って移動させることができる。
As shown in FIGS. 2 and 3, among the plurality of
防護工13は、図2〜図6に示すように、ステージ本体11に連結されるとともに橋梁1の外側に位置し、床版切断装置20によって切断されるコンクリート床版3の側方から下方にかけて配置されている。この防護工13は、コンクリート床版3の側方から下方にかけて配置されていることにより、作業時の足場として、さらに側方及び下方に対する安全設備として機能する。
このような防護工13は、上部防護工14と、下部防護工15と、を有しており、これら上部防護工14と下部防護工15は回転部材13aを介して連結されている。
As shown in FIGS. 2 to 6, the
The
上部防護工14は、複数の金属材料により形成された骨組み構造体であり、ステージ本体11を構成する鉄骨11aのうち、上述の橋梁1の外側に突出する鉄骨11a,11aに対して一体的に連結されている。
この上部防護工14の下端部中央に回転部材13aが設けられた状態となっている。
The
The rotating
下部防護工15は、複数の金属材料により形成された骨組み構造体であり、コンクリート床版3よりも下方に位置している。
また、この下部防護工15は、図4〜図6に示すように、自身の下端部に設けられ、かつ水平方向に伸縮する伸縮足場15aを備える。下部防護工15は、伸縮足場15aを備えることにより、側面視において略L型に形成されている。なお、伸縮足場15aは、例えばエキスパンドメタル等の金網によって構成された床部を有する。
この下部防護工15の上端部中央に回転部材13aが設けられた状態となっている。下部防護工15は、この回転部材13aによって水平方向に転回可能となっている。
The
Further, as shown in FIGS. 4 to 6, the
The rotating
下部防護吊足場16は、解体・撤去される予定のコンクリート床版3の側方から下方にかけて配置されたものであり、橋桁2に引っ掛けられたチェーン等の吊部材により、防護工13の内側に位置するようにして設けられている。
この下部防護吊足場16は、コンクリート床版3の側方から下方にかけて配置されていることにより、作業時の足場として、さらに側方及び下方に対する安全設備として機能する。
The lower
Since the lower
作業スペース10Sは、コンクリート床版3のうちブロック状に解体される部位(ブロック3a)と移動式ステージ10との間のスペースを指しており、ステージ本体11に形成された開口部11dの下方に位置する。
作業スペース10Sの周囲には、作業スペース10S内への侵入を防いだり、床版切断装置20の切断作業で発生する粉塵の飛散を抑制したりするための防護柵17が設けられている。なお、防護柵17は、作業スペース10Sの四周に設けられているものとする。
The working
Around the
集塵機収納部18は、ステージ本体11の下面に設けられており、後述する複数の集塵機40を収納することができる。また、この集塵機収納部18は、4つの脚部12に囲まれた位置であって、かつ作業スペース10Sに隣り合う位置に配置されている。
The dust
床版切断装置20は、図6〜図10に示すように、コンクリート床版3のうちブロック状に解体される部位(ブロック3a)と移動式ステージ10との間の作業スペース10Sに設置されて、コンクリート床版3をブロック状に切断するためのものである。
本実施形態における床版切断装置20は、第1ワイヤーソー切断装置21と、第2ワイヤーソー切断装置22と、これら第1ワイヤーソー切断装置21と第2ワイヤーソー切断装置22によって走行駆動される無端状のワイヤーソー23と、第1ワイヤーソー切断装置21に内蔵された各種プーリ210,211,212と、第2ワイヤーソー切断装置22に内蔵された各種プーリ220,221と、切断箇所に応じて配置された複数の従動プーリ24と、ガイドローラ25と、を備える。
なお、第1ワイヤーソー切断装置21は、橋梁1の最も外側に位置する橋桁2(以下、第1橋桁2A)の上方に設置され、第2ワイヤーソー切断装置22は、最も外側に位置する第1橋桁2Aよりも一つ内側に位置する橋桁2(以下、第2橋桁2B)の上方に設置されている。
As shown in FIGS. 6 to 10, the floor
The floor
The first wire saw cutting
ワイヤーソー23は、橋桁2(第1橋桁2A、第2橋桁2B)とコンクリート床版3の接合境界面C1に沿う方向と、コンクリート床版3の幅方向及び厚み方向に連続して延設されている。
第1ワイヤーソー切断装置21及び第2ワイヤーソー切断装置22に内蔵された複数のプーリ210,211,212,220,221と、複数の従動プーリ24は、ワイヤーソー23をその延設経路に沿った走行方向に案内するとともに走行駆動させるためのものである。
The wire saw 23 is continuously extended in the direction along the joint boundary surface C1 between the bridge girder 2 (the
The plurality of
第1ワイヤーソー切断装置21は、内蔵された複数のプーリとして、駆動プーリ210と、固定プーリ211と、移動プーリ212と、を備える。
また、複数のプーリ210,211,212は、筐体21a内に収納されているものとする。すなわち、複数のプーリ210,211,212は、筐体21aによってカバーされた状態となっている。
さらに、第1ワイヤーソー切断装置21は、路面上に設置された支持台21b上に設置されている。
なお、第1ワイヤーソー切断装置21は、内蔵された複数のプーリ210,211,212の他にも、ワイヤーソー23を冷却する冷却装置を始め、コンクリート床版3の解体・撤去作業に必要な種々の装置や機能を有するものとする。
The first wire saw cutting
Further, the plurality of
Further, the first wire saw cutting
The first wire saw cutting
駆動プーリ210は、駆動装置210a,210bに取り付けられて回転するように構成されており、壁高欄4側に位置する駆動プーリ210(以下、第1駆動プーリ210A)と、橋梁1の中央側に位置する駆動プーリ210(以下、第2駆動プーリ210B)と、からなる。
ワイヤーソー23は、これら第1駆動プーリ210A及び第2駆動プーリ210Bの回転駆動に伴って繰り出されて高速で走行する。
The
The wire saw 23 is fed out as the
固定プーリ211は、第1駆動プーリ210Aと第2駆動プーリ210Bとの間の位置に固定されるとともに回転自在とされた第1固定プーリ211Aと、第2固定プーリ211Bと、第3固定プーリ211Cと、からなる。
各固定プーリ211A,211B,211Cには、移動プーリ212と交互にワイヤーソー23が巻き掛けられており、切断作業が進むにつれて弛緩するワイヤーソー23に対して張力を付加する際に効果的に機能する。
The fixed
A wire saw 23 is wound around the fixed
移動プーリ212は、第1駆動プーリ210Aと第2駆動プーリ210Bとの間の位置から上方に移動可能(上下移動可能)であるとともに回転自在とされた第1移動プーリ212Aと、第2移動プーリ212Bと、からなる。
各移動プーリ212A,212Bには、固定プーリ211と交互にワイヤーソー23が巻き掛けられており、固定プーリ211との間隔を拡げるように移動することによってワイヤーソー23に張力を付加することができる。
The moving
The wire saw 23 is wound around the
第2ワイヤーソー切断装置22は、内蔵された複数のプーリとして、駆動プーリ220と、固定プーリ221と、を備える。
なお、第2ワイヤーソー切断装置22は、以上のような内蔵された複数のプーリの他にも、ワイヤーソー23を冷却する冷却装置を始め、コンクリート床版3の解体・撤去作業に必要な種々の装置や機能を有するものとする。
また、複数のプーリは、筐体22a内に収納されているものとする。すなわち、複数のプーリは、筐体22aによってカバーされた状態となっている。
The second wire saw cutting
In addition to the plurality of built-in pulleys as described above, the second wire saw cutting
Further, it is assumed that the plurality of pulleys are housed in the
駆動プーリ220は、駆動装置220aに取り付けられて回転するように構成されている。また、この駆動プーリ220は、上下方向に移動可能とされている。すなわち、この駆動プーリ220は、ワイヤーソー23を高速で走行させるだけでなく、上下方向に移動することによってワイヤーソー23に張力を付加できるものである。また、駆動プーリ220の回転速度は、第1ワイヤーソー切断装置21における第1駆動プーリ210A及び第2駆動プーリ210Bの回転速度と同等である。
The
固定プーリ221は、駆動プーリ220に近接する位置に固定されるとともに回転自在とされている。
固定プーリ221には、移動プーリ212と交互にワイヤーソー23が巻き掛けられており、切断作業が進むにつれて弛緩するワイヤーソー23に対して張力を付加する際に効果的に機能する。
The fixed
The wire saw 23 is wound around the fixed
複数の従動プーリ24は、図7〜図10に示すように、第1ワイヤーソー切断装置21における第1駆動プーリ210Aに続いて設けられる第1従動プーリ240から、第2ワイヤーソー切断装置22を経由して、第1ワイヤーソー切断装置21における第2駆動プーリ210Bの手前に設けられる第10従動プーリ249までを備える。
As shown in FIGS. 7 to 10, the plurality of driven
第1従動プーリ240は、第1ワイヤーソー切断装置21の下端部に、取付部材240aを介して取り付けられているとともに、第1ワイヤーソー切断装置21における第1駆動プーリ210Aの下方に位置している。
第1ワイヤーソー切断装置21から繰り出されたワイヤーソー23は、この第1従動プーリ240を介して、壁高欄4の上端部へと続く状態に延設されている。
The first driven
The wire saw 23 delivered from the first wire saw cutting
第2従動プーリ241は、壁高欄4からコンクリート床版3の下方に回り込んだ位置に配置されている。なお、この第2従動プーリ241は、取付部材241aを介して第1橋桁2Aに取り付けられている。
ワイヤーソー23は、第2従動プーリ241の上側から巻き掛けられて下方に繰り出される状態に延設されている。
第1従動プーリ240と第2従動プーリ241に巻き掛けられた状態のワイヤーソー23に張力を付加することにより、コンクリート床版3における第1橋桁2Aよりも外側に位置する部分の切断作業を行うことができる。
The second driven
The wire saw 23 is wound around the upper side of the second driven
By applying tension to the wire saw 23 wound around the first driven
第3従動プーリ242は、第2従動プーリ241の下方・第1橋桁2A寄りに配置されている。なお、この第3従動プーリ242は、取付部材242aを介して第1橋桁2Aに取り付けられている。また、この取付部材242aは、第2従動プーリ241における取付部材241aと一体的に構成されている。
ワイヤーソー23は、第3従動プーリ242の下側に巻き掛けられて上方に繰り出される状態に延設されている。
The third driven
The wire saw 23 is wound around the lower side of the third driven
第4従動プーリ243は、第3従動プーリ242の上方であって、かつ第2従動プーリ241に隣り合うようにして配置されている。また、この第4従動プーリ243は、第2従動プーリ241と交差する向きに配置されている。さらに、この第4従動プーリ243は、取付部材243aを介して第1橋桁2Aに取り付けられている。また、この取付部材243aは、第2従動プーリ241における取付部材241aと第3従動プーリ242のける取付部材242aと一体的に構成されている。
ワイヤーソー23は、第4従動プーリ242の上側に巻き掛けられ、第1橋桁2Aの長さ方向に水平に繰り出される状態に延設されている。第4従動プーリ243から繰り出されたワイヤーソー23は、橋梁1の最も外側に位置する第1橋桁2Aとコンクリート床版3との接合境界面C1の縁に巻き掛けられた状態に延設されている。
The fourth driven
The wire saw 23 is wound around the upper side of the fourth driven
第5従動プーリ244は、最も外側に位置する第1橋桁2Aよりも内側(橋梁1の中央側)に、かつブロック3aの厚み方向の切断予定面C2よりも内側に設けられている。
第1橋桁2Aとコンクリート床版3との接合境界面C1の縁に巻き掛けられたワイヤーソー23は、この第5従動プーリ244に巻き掛けられている。すなわち、第4従動プーリ243と第5従動プーリ244に巻き掛けられた状態のワイヤーソー23に張力を付加することにより、第1橋桁2Aとコンクリート床版3との接合境界面C1における切断作業を行うことができる。このとき、第1橋桁2Aの上面に設けられた複数のジベル2aも同時に切断することができる。
第5従動プーリ244に巻き掛けられたワイヤーソー23は、第2橋桁2Bに向かって繰り出される状態に延設されている。
The fifth driven
The wire saw 23 wound around the edge of the joint boundary surface C1 between the
The wire saw 23 wound around the fifth driven
第6従動プーリ245は、第1橋桁2Aと第2橋桁2Bとの中間地点であって、かつ第5従動プーリ244と後述する第7従動プーリ246との中間地点に設けられている。
ワイヤーソー23は、第6従動プーリ245の上側に接した状態に延設されている。すなわち、第6従動プーリ245は、第5従動プーリ244と後述する第7従動プーリ246との中間地点にあって、ワイヤーソー23の撓みを抑制するために設けられている。
The sixth driven
The wire saw 23 is extended to be in contact with the upper side of the sixth driven
第7従動プーリ246は、第5従動プーリ244と平行する位置であって、かつ第2橋桁2Bにおける第1橋桁2A側に設けられている。すなわち、第7従動プーリ246は、第5従動プーリ244と対極的な位置取りとなっている。
第5従動プーリ244から繰り出されたワイヤーソー23は、第6従動プーリ245を介して、この第7従動プーリ246に巻き掛けられており、この第7従動プーリ246から繰り出されたワイヤーソー23は、第2橋桁2Bとコンクリート床版3との接合境界面C1の縁に巻き掛けられた状態に延設されている。
The seventh driven
The wire saw 23 fed from the fifth driven
第8従動プーリ247は、第2橋桁2Bよりも内側に(橋梁1の中央側)に、かつブロック3aの厚み方向の切断予定面C2と揃う位置に設けられている。
第2橋桁2Bとコンクリート床版3との接合境界面C1の縁に巻き掛けられたワイヤーソー23は、この第8従動プーリ247に巻き掛けられている。すなわち、第7従動プーリ246と第8従動プーリ247に巻き掛けられた状態のワイヤーソー23に張力を付加することにより、第2橋桁2Bとコンクリート床版3との接合境界面C1における切断作業を行うことができる。このとき、第2橋桁2Bの上面に設けられた複数のジベル2aも同時に切断することができる。
第8従動プーリ247に巻き掛けられたワイヤーソー23は、第2橋桁2Bに向かって繰り出される状態に延設されている。
The eighth driven
The wire saw 23 wound around the edge of the joint boundary surface C1 between the
The wire saw 23 wound around the eighth driven
第9従動プーリ248は、第2ワイヤーソー切断装置22の下端部に、取付部材248aを介して取り付けられているとともに、コンクリート床版3に形成された第2橋桁2B側のコアラインカット部3c(後述する)の内部に設けられている。さらに、この第9従動プーリ248は、ブロック3aの厚み方向の切断予定面C2に沿ってワイヤーソー23を繰り出せる位置・向きに配置されている。
ワイヤーソー23は、第9従動プーリ248の下側に巻き掛けられ、上方に向かって繰り出される状態に延設されている。上方に向かって繰り出されたワイヤーソー23は、第2ワイヤーソー切断装置22に内蔵された駆動プーリ220に巻き掛けられている。
The ninth driven
The wire saw 23 is wound around the lower side of the ninth driven
第9従動プーリ248から繰り出されたワイヤーソー23は、第9従動プーリ248の上方に位置する、第2ワイヤーソー切断装置22の駆動プーリ220に巻き掛けられている。
駆動プーリ220から繰り出されたワイヤーソー23は、第2ワイヤーソー切断装置22の固定プーリ221に巻き掛けられている。
固定プーリ221から繰り出されたワイヤーソー23は、第2ワイヤーソー切断装置22の下端部から出て、コンクリート床版3における第1橋桁2Aと第2橋桁2Bとの間に位置する部分の下面を通過し、コンクリート床版3に形成された第1橋桁2A側のコアラインカット部3b(後述する)を上方に向かって通過し、第10従動プーリ249に巻き掛けられている。
The wire saw 23 fed from the ninth driven
The wire saw 23 fed from the
The wire saw 23 fed from the fixed
第10従動プーリ249は、第1ワイヤーソー切断装置21の下端部に、取付部材249aを介して取り付けられているとともに、第1ワイヤーソー切断装置21における第2駆動プーリ210Bの下方に位置している。
第10従動プーリ249から繰り出されたワイヤーソー23は、第1ワイヤーソー切断装置21における第2駆動プーリ210Bに巻き掛けられている。
The tenth driven
The wire saw 23 fed from the tenth driven
そして、第2駆動プーリ210Bから繰り出されたワイヤーソー23は、第1ワイヤーソー切断装置21における各固定プーリ211(211A,211B,211C)と、各移動プーリ212(212A,212B)に交互に巻き掛けられており、第1駆動プーリ210Aに至る。
ワイヤーソー23は無端状であるため、以上のような延設経路に沿って走行することによって、コンクリート床版3を切断することができる。
切断作業が進むにつれてワイヤーソー23は弛緩するため、第1ワイヤーソー切断装置21における各移動プーリ212(212A,212B)と、第2ワイヤーソー切断装置22における駆動プーリ220は操作されて適宜移動し、ワイヤーソー23に対して張力が付加されることになる。
The wire saw 23 fed from the
Since the wire saw 23 has an endless shape, the
Since the wire saw 23 relaxes as the cutting work progresses, the moving pulleys 212 (212A, 212B) in the first wire saw cutting
ガイドローラ25は、図9,図10に示すように、回転軸が、第1橋桁2Aと第2橋桁2B双方の上端部における両側縁に沿うようにして、かつ第1橋桁2Aと第2橋桁2B双方の上端部における両側縁よりも外側にはみ出したワイヤーソー23の下面に接するようにして配置されている。このようなガイドローラ25は、ワイヤーソー23の走行に合わせて軸周りに回転自在に構成されている。
すなわち、ガイドローラ25は、第1橋桁2Aとコンクリート床版3との接合境界面C1を切断するために第4従動プーリ243と第5従動プーリ244に巻き掛けられた状態のワイヤーソー23と、第2橋桁2Bとコンクリート床版3との接合境界面C1を切断するために第7従動プーリ246と第8従動プーリ247に巻き掛けられた状態のワイヤーソー23の撓みを抑制しつつ、ワイヤーソー23の走行をガイドするためのものである。
第4従動プーリ243と第5従動プーリ244は第1橋桁2Aの上端部から水平方向に離間しており、第7従動プーリ246と第8従動プーリ247は第2橋桁2Bの上端部から水平方向に離間している。そのため、これら各プーリ243,244・246,247に巻き掛けられたワイヤーソー23は、各プーリ243,244・246,247に向かうにつれて「ハの字」に開いた状態となる。また、切断作業を進めるとワイヤーソー23は、徐々に各プーリ243,244・246,247に近づくため、ワイヤーソー23における撓みを抑制すべき箇所も切断作業が進むにつれて徐々に変化することになる。ガイドローラ25は、これに対応すべく長尺に形成されており、ワイヤーソー23の撓む位置が切断作業の進行に伴って徐々に変化したとしても、ワイヤーソー23の撓みをより確実に抑制しつつワイヤーソー23の走行をガイドすることができる。
なお、ガイドローラ25は、第1橋桁2Aの上端部における両側縁に沿う第1ガイドローラ25A・第2ガイドローラ25Bと、第2橋桁2Bの上端部における両側縁に沿う第3ガイドローラ25C・第4ガイドローラ25Dと、からなる。
また、これら各ガイドローラ25A,25B,25C,25Dは、支持部材26を介して第1橋桁2Aと第2橋桁2Bに固定されている。
As shown in FIG. 9 and FIG. 10, the
That is, the
The fourth driven
The
The
コンクリート床版3は、第1橋桁2Aと第2橋桁2Bに敷設された状態となっているため、床版切断装置20によってブロック3aが切り離されたコンクリート床版3は、第1橋桁2Aと第2橋桁2Bのいずれにも載らない箇所が生じることとなる。
このような箇所が生じてもコンクリート床版3を確実に支持できるようにするために、第2橋桁2Bには、図8に示すように、斜材27aを介して補強縦桁27が設けられている。この補強縦桁27は、コンクリート床版3の解体・撤去作業が行われる箇所に沿って事前に設けられるものとする。また、この補強縦桁27の設置作業は、防護工13または下部防護吊足場16の設置後に、防護工13または下部防護吊足場16を作業足場として利用して行われるものとしてもよい。
Since the
In order to ensure that the
床版吊り上げ手段30は、移動式ステージ10に搭載され、床版切断装置20によって他の部位から切り離されたコンクリート床版3のブロック3aを吊り上げるためのものである。本実施形態においてはジブクレーンが採用されており、ステージ本体11を構成する複数の鉄骨11aの上に位置するようにして当該鉄骨11aに固定されている。
床版吊り上げ手段30であるジブクレーンのフックは、ステージ本体11の開口部11dから作業スペース10S内に差し入れることができる。
なお、本実施形態における床版吊り上げ手段30はジブクレーンを採用したが、これに限られるものではない。すなわち、ステージ本体11に固定でき、ブロック3aを吊り上げることができ、かつ、ブロック3aを吊り上げて旋回できるクレーンであればよい。
The floor slab lifting means 30 is mounted on the
The hook of the jib crane, which is the floor slab lifting means 30, can be inserted into the working
Although the floor slab lifting means 30 in the present embodiment employs a jib crane, it is not limited to this. That is, a crane that can be fixed to the
集塵手段40は、床版切断装置20によってコンクリート床版3を切断する際に発生する粉塵を吸引するためのものであり、複数の集塵機40からなる。
複数の集塵機40は、上述のようにステージ本体11の下面に設けられた集塵機収納部18に収納されている。また、複数の集塵機40は、図示しないホースを備えており、作業スペース10Sや下部防護吊足場16内などのように、特に粉塵が発生する箇所に向けてホースが配置されている。
The dust collecting means 40 is for sucking dust generated when the
The plurality of
発電手段50は、ステージ本体11の上面に、床版吊り上げ手段30に隣接して配置された電源装置である。この電源装置50は、図示しない送電用のケーブルを備えており、電力が必要な装置に向かって配線されている。
The
制御手段は、図示はしないが、以上の解体システムを構成する床版切断装置20や床版吊り上げ手段30等の各種手段の制御を行うためのものであり、各種手段との間で通信を行うことができる。これによって、解体システムを構成する各種手段の遠隔操作を行うことができ、作業時の安全性を向上させることができる。
また、移動式ステージ10や作業現場の周囲にはカメラが設置されており、作業員が遠隔監視できるようになっている。
Although not shown, the control means is for controlling various means such as the floor
A camera is installed around the
次に、以上のような構成の解体システムによって、橋梁1の路面を構成するコンクリート床版3を解体する方法について説明する。
Next, a method for disassembling the
橋梁1の改修工事を行うに当たっては、まず、図2,図3等に示すように、ロードコーン5及び規制バー6を用いて、橋梁1における車線規制を行う。
ただし、本実施形態における橋梁1の改修工事は、橋梁1の一部の通行だけを止めてコンクリート床版3の一部の解体・撤去作業が行われるものであり、橋梁1の幅方向に亘って一挙にコンクリート床版3の解体・撤去作業が行われる場合には橋梁1の通行止めが行われる。
In carrying out the repair work on the
However, in the repair work of the
続いて、移動式ステージ10を、コンクリート床版3のうち床版切断装置20によって他の部位から切り離される予定の部位(ブロック3a)との間に作業スペース10Sを形成するようにして配置する。
より詳細に説明すると、ロードコーン5及び規制バー6によって囲まれた改修工事の現場にて、移動式ステージ10の組み立てを行い、さらに、ジブクレーン30と複数の集塵機40と電源装置50を移動式ステージ10に搭載する。
なお、移動式ステージ10の組み立てに際しては、防護工13の組み立ても行われ、ステージ本体11に対して連結される。さらに、下部防護吊足場16も第1橋桁2Aと第2橋桁2Bに設置する。
Then, the
More specifically, the
When the
続いて、防護工13における下部防護工15または下部防護吊足場16を利用して、第2橋桁2Bに補強縦桁27を設置する。なお、補強縦桁27の設置は、下部防護工15上または下部防護吊足場16上で、例えばワイヤーロープ及び滑車等を用いて行われるものとする。
なお、補強縦桁27の設置作業を行う場合や、コンクリート床版3の切断作業中は、図4,図5等に示すように、下部防護工15の伸縮足場15aを伸ばした状態とする。
Subsequently, the
During installation work of the
続いて、コンクリート床版3のうち、他の部位から切り離されるブロック3aの周縁部に含まれ、かつ第1橋桁2Aと第2橋桁2Bの上に位置する箇所を、図示しないダイヤモンドビット(筒状の削孔機)によって連続的に削孔する(図9等参照)。
これによって、コンクリート床版3のうち、第1橋桁2A上に位置する2箇所にコアラインカット部3b,3cが形成され、第2橋桁2B上に位置する2箇所にコアラインカット部3d,3eが形成された状態となる。
また、最初にコンクリート床版3を切断してブロック3aを他の部位から切り離す場合に限って、第1橋桁2A上のコアラインカット部3cと第2橋桁2B上のコアラインカット部3eとの間、及びコアラインカット部3cとコンクリート床版3の外側端部までの間(壁高欄4を含む)を、図示しない切断機によって切断する。これによって、コア間カット部3fが形成された状態となる。
さらに、改修工事が行われる箇所(撤去される箇所)と橋梁1中央側の箇所(残存する箇所)との境界部分を、図示しない切断機によって、橋梁1の延在方向(改修工事が行われる箇所の延在方向:矢印Yの方向)に沿って切断する。これによって、境界カット部3gが形成された状態となる。
なお、コアラインカット部3b〜3e及びコア間カット部3fは、コンクリート床版3を厚み方向に貫通した状態に形成されている。
また、第2橋桁2B上に位置するコアラインカット部3d,3eにおける橋梁1中央側の端部は、撤去されるブロック3aにおける橋梁1中央側端部に相当する。同じく、境界カット部3gは、撤去されるブロック3aにおける橋梁1中央側辺に相当する。
Subsequently, in the
As a result, the core line cut
Moreover, only when the
Further, the boundary between the location where the repair work is to be performed (the location to be removed) and the location on the center side of the bridge 1 (the location that remains) is extended by the cutting machine (not shown) in the extending direction of the bridge 1 (the repair work is performed). Cut along the direction of extension of the portion: the direction of arrow Y). As a result, the boundary cut
The core line cut
Further, the end of the core line cut
続いて、ガイドローラ25(25A,25B,25C,25D)を第1橋桁2Aと第2橋桁2B双方の上端部における両側縁に沿って配置する。このとき、各ガイドローラ25(25A,25B,25C,25D)の回転軸も、第1橋桁2Aと第2橋桁2B双方の上端部における両側縁に沿った状態となっている。
Subsequently, the guide rollers 25 (25A, 25B, 25C, 25D) are arranged along both side edges at the upper ends of both the
続いて、図6等に示すように、第1ワイヤーソー切断装置21と第2ワイヤーソー切断装置22を作業スペース10Sに設置固定する。第1ワイヤーソー切断装置21については、支持台21bを介してコンクリート床版3上に設置する。
さらに、ワイヤーソー23を第1橋桁2A及び第2橋桁2Bとコンクリート床版3の接合境界面C1に沿う方向と、コンクリート床版3の幅方向及び厚み方向に連続して延設する。
すなわち、各従動プーリ240〜249を、所定の位置・向きに配置する。そして、無端状のワイヤーソー23を、第1ワイヤーソー切断装置21に内蔵された各プーリ210,211,212と、第2ワイヤーソー切断装置22に内蔵された各プーリ220,221と、各従動プーリ240〜249と、に巻き掛ける。
このとき、ワイヤーソー23は、壁高欄4の上端部にも引っ掛けられ、各コアラインカット部3b〜3eにも通された状態となっている。
また、第1橋桁2Aと第2橋桁2B双方の上端部における両側縁に沿って配置した各ガイドローラ25(25A,25B,25C,25D)に、ワイヤーソー23が接した状態となっている。
Subsequently, as shown in FIG. 6 and the like, the first wire saw cutting
Furthermore, the wire saw 23 is continuously extended in the direction along the joint boundary surface C1 between the
That is, the driven
At this time, the wire saw 23 is also hooked on the upper end of the
Further, the wire saw 23 is in contact with each guide roller 25 (25A, 25B, 25C, 25D) arranged along both side edges at the upper ends of both the
続いて、作業スペース10Sの外周に防護柵17を設置する。
さらに、複数の集塵機40から延びる図示しないホースを、作業スペース10Sや下部防護吊足場16内などのように特に粉塵が発生する箇所や、その他の必要な箇所に向けて配置する。
また、切断範囲の粉塵の飛散が予想される箇所には、粉塵の飛散を抑制するシートカバーを適宜設けるようにする。
Then, the
Further, hoses (not shown) extending from the plurality of
In addition, a seat cover that suppresses the scattering of dust is appropriately provided at a place where scattering of dust is expected in the cutting range.
続いて、第1ワイヤーソー切断装置21と第2ワイヤーソー切断装置22における各駆動プーリ210A,210B,220を回転させて、ワイヤーソー23をその延設方向に沿って走行駆動させる。これにより、コンクリート床版3の切断作業が開始される。
切断作業が進むにつれてワイヤーソー23は弛緩するので、図7に示すように、第1ワイヤーソー切断装置21に内蔵された各移動プーリ212A,212Bと、第2ワイヤーソー切断装置22における駆動プーリ220を上方に移動させながら切断作業を行ない、コンクリート床版3を切断できる程度の張力を維持する。
なお、ワイヤーソー23を走行させている間は、第1ワイヤーソー切断装置21及び第2ワイヤーソー切断装置22に内蔵された図示しない冷却装置によってワイヤーソー23を冷却して、ワイヤーソー23の発熱を抑制する。
Subsequently, the drive pulleys 210A, 210B, 220 in the first wire saw cutting
Since the wire saw 23 relaxes as the cutting work progresses, as shown in FIG. 7, the moving
While the wire saw 23 is running, the wire saw 23 is cooled by a cooling device (not shown) built in the first wire saw cutting
このようにワイヤーソー23を走行駆動させることにより、コンクリート床版3を切断してブロック状に解体することができる。すなわち、ブロック3aを、図11に示すように、コンクリート床版3における他の部位から切り離すことができる。
なお、床版切断装置20によってコンクリート床版3の切断作業を行っている最中は、他の部位から切り離される予定の部位(ブロック3a)をジブクレーン30によって吊支持した状態としておくようにする。
ブロック3aが切り離された後は、第1ワイヤーソー切断装置21及び第2ワイヤーソー切断装置22と、ワイヤーソー23と、各従動プーリ240〜249を撤去する。撤去された当該各装置等は、次の解体予定箇所まで運搬される。この時、各装置等は、ジブクレーン30を用いるなどして移動式ステージ10上の空きスペースに載せて運搬してもよい。
By driving and driving the wire saw 23 in this manner, the
Note that, while the floor
After the
他の部位から切り離されたブロック3aは、ジブクレーン30によって吊り上げられ、図12に示すように、輸送車両Tに載せられる。
なお、ブロック3aがステージ本体11の開口部11dを通過できる大きさである場合には、ブロック3aはジブクレーン30によって開口部11dを通過させて上方に吊り上げられる。
一方、ブロック3aが開口部11dを通過できない大きさの場合には、作業スペース10S内に留まる高さに吊り上げたまま、いったん移動式ステージ10を作業方向に移動させて、次の解体予定箇所にブロック3aを仮置きする。続いて、移動式ステージ10をさらに作業方向に移動させて、ブロック3aを作業スペース10Sの範囲外に出した後に、ジブクレーン30によって吊り上げて輸送車両Tに載せる。そして、ブロック3aは、輸送車両Tによって搬出される。
The
When the
On the other hand, when the size of the
ブロック3aを輸送車両Tに載せた後は、第1橋桁2Aと第2橋桁2Bにおけるブロック3aが撤去された箇所の清掃や付着コンクリートの撤去を行う。
なお、この作業は、改修工事予定区間すべてのコンクリート床版3の解体・撤去作業が行われた後にまとめて行なってもよいものとする。
After the
It should be noted that this work may be carried out collectively after the dismantling / removing work of the
その後、移動式ステージ10を、次の解体予定箇所の上に作業スペース10Sが位置するように移動させて、上述した作業工程を繰り返し、改修工事予定区間の全てのコンクリート床版3における解体・撤去作業を行う。
なお、改修工事予定区間に橋脚がある場合は、防護工13における下部防護工15を、回転部材13aを介して90度または180度回転させて、下部防護工15と橋脚が接触しないようにする。このとき、伸縮足場15aを縮めた状態にして、ステージ本体11に掛かる荷重を軽減することが望ましい。
After that, the
If there is a bridge pier in the planned repair work section,
図示はしないが、改修工事予定区間の全てのコンクリート床版3における解体・撤去作業が行われた後は、予め工場で製造された鋼床版やプレキャストコンクリート床版等の新設床版を設置する。
以上のようにして橋梁改修工事が行われる。
Although not shown, after the dismantling / removal work of all the
The bridge repair work is carried out as described above.
本実施の形態によれば、コンクリート床版と移動式ステージとの間の作業スペースに床版切断装置が設置され、床版吊り上げ手段が移動式ステージに搭載されているので、各手段を移動式ステージ及びその近傍に一まとめに集めることができる。そのため、各手段が互いの作業の妨げとなりにくく、各手段が移動ステージの移動の妨げになることも防ぐことができる。さらに、床版切断装置20が、橋桁2とコンクリート床版3の接合境界面C1に沿う方向と、コンクリート床版3の幅方向及び厚み方向に連続して延設されるワイヤーソー23を有するので、コンクリート床版3をブロック状に解体することができる。これによって、コンクリート床版3の解体・撤去作業を効率よく行うことができる。
According to the present embodiment, the floor slab cutting device is installed in the work space between the concrete floor slab and the movable stage, and the floor slab lifting means is mounted on the movable stage. It can be collected together on the stage and its vicinity. Therefore, the respective means hardly interfere with each other's work, and it is possible to prevent the respective means from hindering the movement of the moving stage. Further, since the floor
また、床版切断装置20は、回転軸が橋桁2(2A,2B)の上端部における両側縁に沿うようにして、かつ橋桁2の上端部における両側縁よりも外側にはみ出したワイヤーソー23の下面に接するようにして配置されたガイドローラ25(25A,25B,25C,25D)を有し、ガイドローラ25は、ワイヤーソー23の走行に合わせて軸周りに回転自在に構成されているので、切断作業が進むにつれて弛緩するワイヤーソー23の撓みを確実に抑制しつつ、ワイヤーソー23の走行をガイドできる。これによって、ワイヤーソー23の水平度を確保することができるので、橋桁2とコンクリート床版3との接合境界面C1の切断作業を正確に行うことができる。
In addition, the floor
また、解体システムは、移動式ステージ10に搭載され、床版切断装置20によってコンクリート床版3を切断する際に発生する粉塵を吸引する複数の集塵機40を備えるので、例えば作業スペース10Sや下部防護吊足場16内などのように特に粉塵が発生する箇所や、その他の必要な箇所において発生した粉塵を確実に吸引することができる。これによって、周囲への粉塵の飛散を抑制できるので、周辺環境に配慮した解体・撤去作業を行うことができる。
In addition, the dismantling system includes a plurality of
また、移動式ステージ10は、ステージ本体11に連結されるとともに橋脚の外側に位置し、床版切断装置20によって切断されるコンクリート床版3の側方から下方にかけて配置された防護工13を有するので、この防護工13は、作業時の足場として、さらに側方及び下方に対する安全設備として機能することになり、作業時の安全性を向上させることができる。
また、防護工13のうちコンクリート床版3よりも下方に位置する部位である下部防護工15は、上部防護工14に対して水平方向に転回可能に構成されているので、改修工事予定区間に橋脚がある場合に、この下部防護工15を回転させることにより、橋脚との接触を防ぐことができる。そのため、改修工事予定区間に橋脚がある場合であっても、移動式ステージ10を移動させることができるので、コンクリート床版3の解体・撤去作業を滞りなく行うことができる。
Further, the
In addition, since the
以上の床版解体システムにおける床版切断装置20において、本発明では、図1に示すように、橋桁2とコンクリート床版3の接合境界面C1に沿う方向の切断開始部分の近傍に、ワイヤーソー23を走行方向に案内しながら、ワイヤーソー23の駆動による橋桁2とコンクリート床版3の接合境界面C1に沿う水平方向の切断動作を禁止する固定プーリ61を配置して構成する。
In the floor
すなわち、図示例では、第1ワイヤーソー切断装置21及び第2ワイヤーソー切断装置22において、橋桁2A・2Bとコンクリート床版3の接合境界面C1に沿う水平方向の切断開始部分の手前位置近傍に、各々の接合境界面C1に沿う水平方向の切断動作を禁止する、回転自在な固定プーリ61を、橋桁2A・2Bの両側部に、図示しない取付部材で固定してそれぞれ配置している。
第1ワイヤーソー切断装置21については、第4従動プーリ243と第5従動プーリ244に巻き掛けられたワイヤーソー23を、橋桁2Aの切断開始部分の手前位置近傍の両側部に配置された左右一対の固定プーリ61に巻き掛ける。
第2ワイヤーソー切断装置22については、第7従動プーリ246と第8従動プーリ247に巻き掛けられたワイヤーソー23を、橋桁2Bの切断開始部分の手前位置近傍の両側部に配置された左右一対の固定プーリ61に巻き掛ける。
That is, in the illustrated example, in the first wire saw cutting
Regarding the first wire saw cutting
Regarding the second wire saw cutting
このように、固定プーリ61を配置することで、ワイヤーソー23の駆動により、第1ワイヤーソー切断装置21及び第2ワイヤーソー切断装置22ともに、コンクリート床版3の幅方向及び厚み方向、すなわち、鉛直方向のみをそれぞれ切断し、橋桁2A・2Bとコンクリート床版3の接合境界面C1に沿う水平方向の切断は開始しないで、それぞれ禁止状態に保持する。
By arranging the fixed
その後、ワイヤーソー23の駆動を停止して、固定プーリ61を、橋桁2A・2Bの両側部の取付部材からそれぞれ撤去する。
これにより、図7に示したように、第1ワイヤーソー切断装置21及び第2ワイヤーソー切断装置22ともに、橋桁2A・2Bとコンクリート床版3の接合境界面C1に沿う水平方向の切断がそれぞれ可能となる。
After that, the driving of the wire saw 23 is stopped, and the fixed
Thereby, as shown in FIG. 7, both the first wire saw cutting
したがって、再びワイヤーソー23の駆動により、第1ワイヤーソー切断装置21及び第2ワイヤーソー切断装置22ともに、橋桁2A・2Bとコンクリート床版3の接合境界面C1に沿う水平方向をそれぞれ切断する。
Therefore, by driving the wire saw 23 again, both the first wire saw cutting
以上、実施形態の床版切断装置20によれば、第1ワイヤーソー切断装置21及び第2ワイヤーソー切断装置22において、橋桁2A・2Bとコンクリート床版3の接合境界面C1に沿う水平方向の切断開始部分の近傍に、各々の水平方向の切断動作を禁止する固定プーリ61を、橋桁2A・2Bの両側部にそれぞれ配置している。
したがって、ワイヤーソー23の駆動により、第1ワイヤーソー切断装置21及び第2ワイヤーソー切断装置22ともに、コンクリート床版3の鉛直方向のみをそれぞれ切断することができて、橋桁2A・2Bとコンクリート床版3の水平方向の切断動作は開始しないで、それぞれ禁止状態に保持することができる。
As described above, according to the floor
Therefore, by driving the wire saw 23, both the first wire saw cutting
このように、床版解体の作業現場において、橋桁2A・2Bとコンクリート床版3の水平方向の切断動作を、現場の諸条件・状況等により、必要に応じて禁止することができる。
As described above, in the floor slab dismantling work site, the horizontal cutting operation of the
そして、ワイヤーソー23の駆動を停止して、固定プーリ61を、橋桁2A・2Bの両側部の取付部材から撤去することで、再びワイヤーソー23の駆動により、第1ワイヤーソー切断装置21及び第2ワイヤーソー切断装置22ともに、橋桁2A・2Bとコンクリート床版3の水平方向をそれぞれ切断することができる。
Then, the drive of the wire saw 23 is stopped, and the fixed
(実施形態2)
図13は実施形態2の床版切断装置20を示すもので、コンクリート床版3の幅方向及び厚み方向に沿う方向の切断開始部分の近傍に、ワイヤーソー23を走行方向に案内しながら、ワイヤーソー23の駆動によるコンクリート床版3の切断予定面C2に沿う鉛直方向の切断動作を禁止する固定プーリ62・63・64を配置して構成する。
(Embodiment 2)
FIG. 13 shows a floor
すなわち、図示のように、第1ワイヤーソー切断装置21について、コンクリート床版3の切断予定面C2に沿う鉛直方向の切断開始部分の手前位置近傍に、その切断予定面C2に沿う鉛直方向の切断動作を禁止する、回転自在な固定プーリ62を、コンクリート床版3及び壁高欄4の外側部に、図示しない取付部材で固定して上下に配置している。
こうして、コンクリート床版3及び壁高欄4の切断開始部分の手前位置近傍の外側部に配置された上下一対の固定プーリ62に、第1従動プーリ240と第2従動プーリ241に巻き掛けられたワイヤーソー23をそれぞれ巻き掛ける。
That is, as shown in the figure, in the first wire saw cutting
Thus, the wire wound around the first driven
また、第2ワイヤーソー切断装置22についても、コンクリート床版3の切断予定面C2に沿う鉛直方向の切断開始部分の手前位置近傍に、その切断予定面C2に沿う鉛直方向の切断動作を禁止する、回転自在な固定プーリ63を、橋桁2Aの内側部に、図示しない取付部材で固定して上下に配置している。
さらに、回転自在な固定プーリ64を、橋桁2Bの内側部にも、図示しない取付部材で固定して上下に配置している。
こうして、コンクリート床版3の切断開始部分の手前位置近傍の両側部に配置された三個の固定プーリ63・64に、固定プーリ221と第8従動プーリ247に巻き掛けられたワイヤーソー23をそれぞれ巻き掛ける。
Also, regarding the second wire saw cutting
Further, a rotatable fixed
In this way, the wire saw 23 wound around the fixed
このように、固定プーリ62・63・64を配置することで、ワイヤーソー23の駆動により、第1ワイヤーソー切断装置21及び第2ワイヤーソー切断装置22ともに、橋桁2A・2Bとコンクリート床版3の接合境界面C1に沿う方向、すなわち、水平方向のみをそれぞれ切断し、コンクリート床版3の幅方向及び厚み方向に沿う鉛直方向の切断は開始しないで、それぞれ禁止状態に保持する。
In this way, by disposing the fixed pulleys 62, 63, 64, the first wire saw cutting
その後、ワイヤーソー23の駆動を停止して、固定プーリ62を、コンクリート床版3及び壁高欄4の外側部の取付部材からそれぞれ撤去して、固定プーリ63・64を橋桁2A・2Bの両内側部の取付部材からそれぞれ撤去する。
これにより、図7に示したように、第1ワイヤーソー切断装置21及び第2ワイヤーソー切断装置22ともに、コンクリート床版3の切断予定面C2に沿う鉛直方向の切断がそれぞれ可能となる。
After that, the driving of the wire saw 23 is stopped, the fixed
As a result, as shown in FIG. 7, both the first wire saw cutting
したがって、再びワイヤーソー23の駆動により、第1ワイヤーソー切断装置21及び第2ワイヤーソー切断装置22ともに、コンクリート床版3の切断予定面C2に沿う鉛直方向をそれぞれ切断する。
Therefore, by driving the wire saw 23 again, both the first wire saw cutting
以上、実施形態2の床版切断装置20によれば、第1ワイヤーソー切断装置21及び第2ワイヤーソー切断装置22において、コンクリート床版3の切断予定面C2に沿う鉛直方向の切断開始部分の近傍に、各々の鉛直方向の切断動作を禁止する固定プーリ62・63・64を、コンクリート床版3及び壁高欄4の外側部と橋桁2A・2Bの両内側部にそれぞれ配置している。
したがって、ワイヤーソー23の駆動により、第1ワイヤーソー切断装置21及び第2ワイヤーソー切断装置22ともに、橋桁2A・2Bとコンクリート床版3の水平方向のみをそれぞれ切断することができて、コンクリート床版3及び壁高欄4の鉛直方向の切断動作は開始しないで、それぞれ禁止状態に保持することができる。
As described above, according to the floor
Therefore, by driving the wire saw 23, both the first wire saw cutting
このように、床版解体の作業現場において、コンクリート床版3及び壁高欄4の鉛直方向の切断動作を、現場の諸条件・状況等により、必要に応じて禁止することができる。
In this way, at the floor slab dismantling work site, the vertical cutting operation of the
そして、ワイヤーソー23の駆動を停止して、固定プーリ62・63・64を、コンクリート床版3及び壁高欄4の外側部と橋桁2A・2Bの両内側部の取付部材から撤去することで、再びワイヤーソー23の駆動により、第1ワイヤーソー切断装置21及び第2ワイヤーソー切断装置22ともに、コンクリート床版3及び壁高欄4の鉛直方向をそれぞれ切断することができる。
Then, by stopping the driving of the wire saw 23 and removing the fixed pulleys 62, 63, 64 from the mounting members on the outer side of the
(変形例1)
図14は変形例1の床版切断装置20を示すもので、第1ワイヤーソー切断装置21において、図7の橋桁2Aの位置に並んだ第1従動ローラ240と第2従動ローラ241と第3従動ローラ242を撤去して、第1駆動プーリ210Aと第4従動プーリ243とにワイヤーソー23を直接巻き掛けている。
また、第1ワイヤーソー切断装置21から第2従動ワイヤーソー切断装置22にかけて、第6従動ローラ245を撤去して、第2駆動ローラ210Bから第10従動ローラ249を経て固定プーリ221にワイヤーソー23を巻き掛けている。
(Modification 1)
FIG. 14 shows a floor
In addition, the sixth driven
このように、ワイヤーソー23の駆動により、第1ワイヤーソー切断装置21及び第2ワイヤーソー切断装置22ともに、コンクリート床版3及び壁高欄4の鉛直方向の切断はしないで、橋桁2A・2Bとコンクリート床版3の水平方向のみをそれぞれ同時切断する床版切断装置20を構成してもよい。
In this way, by driving the wire saw 23, both the first wire saw cutting
(変形例2)
図15は変形例2の床版切断装置20を示すもので、図14の構成において、橋梁1が平行する第3橋桁2Cを備える場合に対応して、その第3橋桁2Cの両側部に固定プーリ65・66を、図示しない取付部材で固定して配置している。
そして、第8固定プーリ247と第9固定プーリ249とに巻き掛けられたワイヤーソー23を第3橋桁2Cの上方に引き出して、その引き出したワイヤーソー23を、左右の固定プーリ65・66にそれぞれ巻き掛けてから第3橋桁2Cの上面の切断開始位置まで引き延ばしている。
(Modification 2)
FIG. 15 shows a floor
Then, the wire saw 23 wound around the eighth fixed
このように、ワイヤーソー23を第3橋桁2Cの上面の切断開始位置まで引き延ばした構成とすることで、三本の橋桁2A・2B・2Cとコンクリート床版3の水平方向のみをそれぞれ同時切断することができる。
したがって、広く大きく切断することで、作業の効率化が一層図られる。
In this way, the wire saw 23 is extended to the cutting start position on the upper surface of the third bridge girder 2C, so that only the horizontal directions of the three
Therefore, the work can be made more efficient by cutting it widely and largely.
(変形例3)
図16は変形例3の床版切断装置20を示すもので、図7の第2従動プーリ241、第3従動プーリ242、第4従動プーリ243、第5従動プーリ244、第2ワイヤーソー切断装置22(駆動プーリ220、固定プーリ221、第7従動プーリ246、第8従動プーリ247、第9従動プーリ248)を撤去して、第2駆動ローラ210Bから第10従動ローラ249の内側にワイヤーソー23を巻き掛けている。
そして、第1橋桁2Aの左側部に、右側部の第6従動プーリ245と同様の固定プーリ67を、図示しない取付部材で固定して配置している。
さらに、第6従動プーリ245及び第10従動プーリ249からワイヤーソー23を、コンクリート床版3の切断予定面C2の側部の切断開始位置に引き延ばしている。
(Modification 3)
FIG. 16 shows a floor
A fixed
Furthermore, the wire saw 23 is extended from the sixth driven
このように、第1ワイヤーソー切断装置21のみによるワイヤーソー23の駆動により、橋桁2A・2Bとコンクリート床版3の水平方向の切断はしないで、コンクリート床版3及び壁高欄4の鉛直方向のみをそれぞれ同時切断する床版切断装置20を構成してもよい。
In this way, by driving the wire saw 23 only by the first wire saw cutting
以上、変形例3の床版切断装置20と、前述した変形例1の床版切断装置20とを用いて、コンクリート床版3及び壁高欄4の鉛直方向のみをそれぞれ同時切断する工程を先行し、橋桁2A・2Bとコンクリート床版3の水平方向のみをそれぞれ同時切断する工程をを後行として、二台で別個に行うこともできる。
As described above, using the floor
(変形例4)
図17は変形例4の床版切断装置20を示すもので、図16の構成において、第2ワイヤーソー切断装置22の駆動プーリ220、固定プーリ221、第9従動プーリ248を配置して、その第9従動プーリ248の上方に固定プーリ68を、図示しない取付部材で固定して配置している。
そして、第9従動プーリ248と固定プーリ68にそれぞれ巻き掛けたワイヤーソー23を、コンクリート床版3の第9従動プーリ248から右側の切断予定面C2の側部、及び右側に設置された壁高欄4の外側部の切断開始位置に引き延ばしている。
(Modification 4)
FIG. 17 shows a floor
Then, the wire saw 23 wound around the ninth driven
このように、第1ワイヤーソー切断装置21及び第2ワイヤーソー切断装置22によるワイヤーソー23の駆動により、橋桁2A・2Bとコンクリート床版3の水平方向の切断はしないで、コンクリート床版3及び左右の壁高欄4の鉛直方向のみをそれぞれ同時切断する床版切断装置20を構成してもよい。
この場合、コンクリート床版3及び左右の壁高欄4の鉛直方向のみの切断幅を長く取ることができて、幅の広い大きなコンクリート床版3を切断できるメリットが得られる。
こうして、広く大きく切断することで、作業の効率化が一層図られる。
In this way, by driving the wire saw 23 by the first wire saw cutting
In this case, the cutting width of the
In this way, the work is made more efficient by cutting it widely and largely.
以上、変形例4の床版切断装置20と、前述した変形例1の床版切断装置20とを用いて、コンクリート床版3及び壁高欄4の鉛直方向のみをそれぞれ同時切断する工程を先行し、橋桁2A・2Bとコンクリート床版3の水平方向のみをそれぞれ同時切断する工程を後行として、二台で別個に行うこともできる。
As described above, using the floor
(移動式ファクトリー)
図18及び図19は移動式ファクトリー70の構成を示すもので、71は蛇腹式上部防護設備、72はタイヤ式自走設備、73は集塵装置、74は照明設備である。
図示のように、移動式ファクトリー70は、全天候型で防音防塵式のもので、コンクリート床版3の長手方向に沿って伸縮動作自在な蛇腹式上部防護設備71と、その蛇腹式上部防護設備71をコンクリート床版3上に沿って長手方向に移動させるタイヤ式自走設備72と、蛇腹式上部防護設備71内に設置した集塵装置73、照明設備74及び換気装置(図略)を備えている。
蛇腹式上部防護設備71は、コンクリート床版3上の完全無水式の第1ワイヤーソー切断装置21及び第2ワイヤーソー切断装置22を含む上方及び左右の壁高欄4の両側方を覆っている。
(Mobile factory)
18 and 19 show the structure of a
As shown in the figure, the
The bellows type
このような移動式ファクトリー70により、例えば道路車幅の狭い片側1車線の橋梁の場合、集塵装置73、照明設備74及び換気装置を組み込んだ蛇腹式上部防護設備71で完全にカバーして、例えば幅2mでの全断面一体切断撤去も可能になり、トレーラー等で搬出でき、また、2交代制の夜間作業にも対応することができる。
With such a
(実施形態3)
図20及び図21は実施形態3の床版切断装置20を示すもので、図示のように、コンクリート床版3の下方に、第3ワイヤーソー切断装置81及び第4ワイヤーソー切断装置91が配置されて、ワイヤーソー23は、一端部が首振り固定具231で固定されて、他端部が固定具232で固定されている。
(Embodiment 3)
20 and 21 show the floor
すなわち、第3ワイヤーソー切断装置81は、コンクリート床版3の下方で第1橋桁2Aと第2橋桁2Bとの間に、筐体82と駆動プーリ83及びその駆動装置83aが配置されており、一端部が首振り固定具231で固定されたワイヤーソー23が、駆動プーリ83に巻き掛けられている。
ワイヤーソー23は、筐体82に組み込んだ固定プーリ84A、移動プーリ85A、固定プーリ86、移動プーリ85B、固定プーリ84Bに順次巻き掛けられて、さらに、右側の橋桁2Bの両側部に配置した従動プーリ87・88に順次巻き掛けられている。
That is, in the third wire saw cutting
The wire saw 23 is wound around the fixed
また、第4ワイヤーソー切断装置91は、コンクリート床版3の下方で第2橋桁2Bと第3橋桁2Cの間に、駆動プーリ93及びその駆動装置93aが配置されて、駆動プーリ93に巻き掛けられたワイヤーソー23が、従動プーリ94に巻き掛けられて上方に方向転換されている。
そして、ワイヤーソー23は、第2ワイヤーソー切断装置22の筐体22aに組み込んだ従動プーリ95、固定プーリ96A、移動プーリ97A、固定プーリ98、移動プーリ97B、固定プーリ96Bに順次巻き掛けられて、第2ワイヤーソー切断装置22の駆動プーリ220に巻き掛けられている。
Further, in the fourth wire saw cutting
Then, the wire saw 23 is sequentially wound around the driven
ワイヤーソー23は、一端部が、第1ワイヤーソー切断装置21の筐体21aに首振り固定具231で固定されて、他端部が、コンクリート床版3の下方で固定具232に固定されている。固定具232は、図示しない取付部材を介して第1橋桁2Aに固定されている。
なお、壁高欄4を含むコンクリート床版3の端部をワイヤーソー23で切断した後は、図21に仮想線で示すように、ワイヤーソー23がストッパーローラ233に接触状態となる。
One end of the wire saw 23 is fixed to the
After cutting the end of the
このように、コンクリート床版3の下方に、新たに第3ワイヤーソー切断装置81及び第4ワイヤーソー切断装置91を配置して、一端部を首振り固定具231で固定して、他端部を固定具232で固定したワイヤーソー23による床版切断装置20においても、前述した実施形態1又は実施形態2と同様に、切断禁止用の固定プーリ61又は固定プーリ62・63・64を配置可能である。
In this way, the third wire saw cutting
(変形例5)
図22は変形例5の床版切断装置20を示すもので、図20及び図21のコンクリート床版3の上に配置された第1ワイヤーソー切断装置21及び第2ワイヤーソー切断装置22を撤去して、コンクリート床版3の下に配置された第4ワイヤーソー切断装置91も撤去するとともに、首振り固定具231及び固定具232も撤去する。
そして、コンクリート床版3の下に、無端状のワイヤーソー23を案内する二個の従動プーリ89・90を新たに配置している。
(Modification 5)
FIG. 22 shows a floor
Then, two driven
すなわち、第3ワイヤーソー切断装置81のみによる無端状のワイヤーソー23は、図示のように、右側の橋桁2Bの右側部に配置された従動プーリ88と、左側の橋桁2Aの左側部に配置した新たな従動プーリ89とに巻き掛けられている。
また、左右の従動プーリ88・89間において、コンクリート床版3の左右の橋桁2A・2B上のコアラインカット部3b・3dに通された無端状のワイヤーソー23が、その中間部を、コンクリート床版3の下に配置された新たな従動プーリ90に下方から案内されている。
That is, the endless wire saw 23 formed only by the third wire saw cutting
In addition, between the left and right driven
このように、道路上面のコンクリート床版3上に第1ワイヤーソー切断装置21及び第2ワイヤーソー切断装置22を配置せずに、コンクリート床版3下に配置した第3ワイヤーソー切断装置81のみによる無端状のワイヤーソー23を用いることで、橋桁2A・2Bとコンクリート床版3の水平方向のみをそれぞれ同時切断することができる。
したがって、昼間、道路規制をすることなく、車両を通行させた状態で、コンクリート床版3下に第3ワイヤーソー切断装置81を配置して、橋桁2A・2Bとコンクリート床版3の水平方向切断のみを行うことができ、工期短縮できる。
Thus, only the third wire saw cutting
Therefore, the third wire saw cutting
なお、上述のように、昼間、道路規制をすることなく、車両を通行させた状態で、コンクリート床版3下に第3ワイヤーソー切断装置81を配置するためには、コンクリート床版3の橋桁2A・2B上に、ワイヤーソー23を通すための小径削孔(コアラインカット部3b・3d)をあけるが、そのコアラインカット部3b・3dは車両走行に支障がないよう養生を施しておく。
また、コンクリート床版3及び左右の壁高欄4の鉛直方向切断は、前述した変形例3又は4の床版切断装置を用いることで、夜間、交通規制をして行う。
In addition, as described above, in order to arrange the third wire saw cutting
Further, the vertical slab cutting of the
以上のとおり、変形例5の床版切断装置20によれば、昼間作業を多くすることで、工期短縮することができる。
しかも、昼間の交通規制を回避することで、渋滞を軽減することができる。
As described above, according to the floor
Moreover, by avoiding daytime traffic restrictions, it is possible to reduce traffic congestion.
(他の変形例)
以上の実施形態及び変形例においては、ガイドローラを有する床版切断装置としたが、ガイドローラは無くてもよい。
(Other modifications)
Although the floor slab cutting device having the guide roller is used in the above-described embodiment and modification, the guide roller may be omitted.
1 橋梁
2 橋桁
2A 第1橋桁
2B 第2橋桁
2C 第3橋桁
2a ジベル
3 コンクリート床版
3a ブロック
4 壁高欄
10 移動式ステージ
10S 作業スペース
11 ステージ本体
11d 開口部
12 脚部
13 防護工
13a 回転部材
15 下部防護工
20 床版切断装置
21 第1ワイヤーソー切断装置
210 駆動プーリ
211 固定プーリ
212 移動プーリ
22 第2ワイヤーソー切断装置
220 駆動プーリ
221 固定プーリ
23 ワイヤーソー
24 従動プーリ
240 第1従動プーリ
241 第2従動プーリ
242 第3従動プーリ
243 第4従動プーリ
244 第5従動プーリ
245 第6従動プーリ
246 第7従動プーリ
247 第8従動プーリ
248 第9従動プーリ
249 第10従動プーリ
25 ガイドローラ
30 床版吊り上げ手段
40 集塵手段
50 発電手段
61 固定プーリ
62 固定プーリ
63 固定プーリ
64 固定プーリ
65 固定プーリ
66 固定プーリ
67 固定プーリ
68 固定プーリ
70 移動式ファクトリー
71 蛇腹式上部防護設備
72 タイヤ式自走設備
73 集塵装置
74 照明設備
81 第3ワイヤーソー切断装置
83 駆動プーリ
84 固定プーリ
85 移動プーリ
86 固定プーリ
87 従動プーリ
88 従動プーリ
89 従動プーリ
90 従動プーリ
91 第4ワイヤーソー切断装置
93 駆動プーリ
94 従動プーリ
95 従動プーリ
96 固定プーリ
97 移動プーリ
98 固定プーリ
C1 接合境界面
C2 切断予定面
1 Bridge 2 Bridge Girder 2A 1st Bridge Girder 2B 2nd Bridge Girder 2C 3rd Bridge Girder 2a Gibel 3 Concrete Floor Slab 3a Block 4 Wall Railing 10 Movable Stage 10S Working Space 11 Stage Main Body 11d Opening 12 Leg 13 Guard 13a Rotating Member 15 Lower protector 20 Floor slab cutting device 21 First wire saw cutting device 210 Drive pulley 211 Fixed pulley 212 Moving pulley 22 Second wire saw cutting device 220 Drive pulley 221 Fixed pulley 23 Wire saw 24 Driven pulley 240 First driven pulley 241 2 driven pulley 242 3rd driven pulley 243 4th driven pulley 244 5th driven pulley 245 6th driven pulley 246 7th driven pulley 247 8th driven pulley 248 9th driven pulley 249 10th driven pulley 25 guide roller 30 floor plate lifting Means 40 Dust collecting means 5 0 power generation means 61 fixed pulley 62 fixed pulley 63 fixed pulley 64 fixed pulley 65 fixed pulley 66 fixed pulley 67 fixed pulley 68 fixed pulley 70 mobile factory 71 bellows type upper protection equipment 72 tire type self-propelled equipment 73 dust collector 74 lighting equipment 81 third wire saw cutting device 83 drive pulley 84 fixed pulley 85 moving pulley 86 fixed pulley 87 driven pulley 88 driven pulley 89 driven pulley 90 driven pulley 91 fourth wire saw cutting device 93 driving pulley 94 driven pulley 95 driven pulley 96 fixed pulley 97 Moving pulley 98 Fixed pulley C1 Joining boundary surface C2 Planned cutting surface
Claims (2)
前記橋桁の上方に配置された上側ワイヤーソー切断装置と、前記コンクリート床版の下方に配置された下側ワイヤーソー切断装置と、からなり、
前記ワイヤーソーは、前記上側ワイヤーソー切断装置と前記下側ワイヤーソー切断装置とに亘って延設されていることを特徴とする床版切断装置。 A wire saw laid on the bridge girder and continuously extending in the width direction and the thickness direction of the concrete slab and the direction along the joint boundary surface between the concrete slab and the bridge girder constituting the road surface of the bridge. In a floor slab cutting device including a plurality of pulleys for guiding and driving the traveling direction along the extension route,
An upper wire saw cutting device arranged above the bridge girder, and a lower wire saw cutting device arranged below the concrete floor slab,
The floor slab cutting device, wherein the wire saw extends over the upper wire saw cutting device and the lower wire saw cutting device.
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