JP2019078090A - Overhang erection work vehicle and construction method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、張出架設作業車及び施工方法に関するものである。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to a hoisting work vehicle and a construction method.
従来、このような分野の技術として、特許文献1及び非特許文献1に記載の施工方法が知られている。特許文献1の施工方法はエレクションノーズ方式であり、使用される張出架設作業車は、橋桁から張出したエレクションノーズと、エレクションノーズによって吊支持された作業足場とを備えている。エレクションノーズによってPCブロックが吊上げられ既存の橋桁の先端に接合される。このとき、PCブロックと作業足場との干渉を避けるために、2つの作業足場(接着用吊足場、緊張用吊足場)が移動されてスペースが設けられ、吊上げられるPCブロックはこの2つの作業足場の間のスペースを通過する。また、非特許文献1の施工方法は、張出架設作業車でPCブロックを吊り上げるものである。下部作業床の先端部が下方に折曲げられるように回動することで、吊上げられるPCブロックと下部作業床との干渉が避けられている。
DESCRIPTION OF RELATED ART Conventionally, the construction method of
しかしながら、架設作業車で対象物を吊上げ又は吊下げするために、橋桁の下方の作業足場等を駆動させるといった大掛りな作業が発生すると、作業効率が悪化する。また、この種の張出架設作業車による工事は高所で行われ、作業足場や下部作業床等の駆動も高所作業であることから、安全性の確保に対して大きな負担を強いられる。この課題に鑑み、本発明は、作業効率がよく安全性が高い張出架設作業車及び施工方法を提供することを目的とする。 However, if a large task such as driving a work scaffold or the like below the bridge girder is performed to lift or suspend an object with a construction work vehicle, the work efficiency is degraded. In addition, since the work with this type of extension work vehicle is carried out at a high place and the driving of the work scaffolding and the lower work floor is also a high place work, a large burden is placed on securing safety. In view of this problem, an object of the present invention is to provide an overhang work vehicle and a construction method with high work efficiency and high safety.
本発明の張出架設作業車は、橋梁の架設又は解体に使用される張出架設作業車であって、橋桁上に設置される移動作業車と、移動作業車によって橋桁の下方の位置に吊支持される下部作業床と、を備え、下部作業床には上下に貫通する開口が設けられている。 The overhang work vehicle according to the present invention is a suspension work vehicle used for erection or dismantling of a bridge, and is suspended below the bridge girder by the movable work vehicle installed on the bridge girder and the movable work vehicle And a lower work floor supported, the lower work floor being provided with an opening penetrating vertically.
また、本発明の張出架設作業車では、橋梁の架設又は解体の施工現場に搬入される対象物、又は施工現場から搬出される対象物が、移動作業車に吊られ開口を上下方向に通過して吊上げ移動又は吊下げ移動されるようにしてもよい。また、対象物は、橋梁の部材、橋梁の仮設資材、又は機材であってもよい。また、対象物は、橋梁の部材であり橋桁の一部となるプレキャスト部材であってもよい。また、開口は開閉可能に設けられてもよい。 Further, in the overhang work vehicle according to the present invention, an object carried in to a construction site of construction or dismantling of a bridge or an object carried out from the construction site is suspended from the mobile work vehicle and passes through the opening in the vertical direction. Then, lifting movement or hanging movement may be performed. In addition, the object may be a member of a bridge, a temporary material of a bridge, or a device. Further, the target object may be a member of a bridge and a precast member which is a part of a bridge girder. In addition, the opening may be provided to be openable and closable.
本発明の施工方法は、橋桁上に設置される移動作業車と、移動作業車によって橋桁の下方の位置に吊支持された下部作業床と、を備える張出架設作業車を使用して橋梁の架設又は解体を行う施工方法であって、下部作業床には上下に貫通する開口が設けられている。 The construction method of the present invention uses a floating work vehicle equipped with a mobile work vehicle installed on a bridge girder and a lower work floor suspended and supported by the mobile work vehicle below the bridge girder. It is a construction method which carries out construction or disassembly, and the lower work floor is provided with the opening which penetrates up and down.
また、本発明の施工方法では、橋梁の架設又は解体の施工現場に搬入される対象物、又は施工現場から搬出される対象物が、移動作業車に吊られ開口を上下方向に通過して吊上げ移動又は吊下げ移動される工程を備えてもよい。また、対象物は、橋梁の部材、橋梁の仮設資材、又は機材であってもよい。また、対象物は、橋梁の部材であり橋桁の一部となるプレキャスト部材であってもよい。また、開口は開閉可能に設けられてもよい。 Further, in the construction method of the present invention, an object carried in to a construction site of construction or dismantling of a bridge or an object carried out from the construction site is suspended from a mobile work vehicle and vertically passed through an opening to be lifted It may be provided with the process moved or suspended. In addition, the object may be a member of a bridge, a temporary material of a bridge, or a device. Further, the target object may be a member of a bridge and a precast member which is a part of a bridge girder. In addition, the opening may be provided to be openable and closable.
本発明によれば、作業効率がよく安全性が高い張出架設作業車及び施工方法を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide an overhang work vehicle and a construction method with high work efficiency and high safety.
以下、本発明の施の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。便宜上、実質的に同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be specifically described with reference to the drawings. For the sake of convenience, substantially the same elements may be denoted by the same reference numerals, and the description thereof may be omitted.
図1は、橋梁100及び張出架設作業車1を示す側面図である。図2は張出架設作業車1の近傍を拡大して示す側面図であり、図3はその平面図である。橋梁100の橋桁102は、張出架設作業車1を用いた張出架設工法によって施工される。橋桁102は、橋脚101の柱頭部103を始点として、計画された長さ分ずつ段階的に施工され、隣接する他の橋脚の柱頭部103に向けて段階的に橋軸方向に伸長していく。実際には1つの柱頭部103から二方向の張出架設が並行して実行されるが、本実施形態では、そのうちの一方向の張出架設の施工についてのみ説明する。以下では、張出架設工法によって橋桁102が伸長していく方向を前方として、「前方」、「後方」といったような文言を用いる場合がある。また、図に示されるように橋梁100の橋軸直角方向に沿う水平方向にX軸、橋軸方向に沿う水平方向にY軸、鉛直方向にZ軸を取って、各部の位置関係等の説明にX,Y,Zを用いる場合がある。
FIG. 1 is a side view showing a
張出架設作業車1は、橋桁102の既設部分(以下「橋桁既設部分104」という)の前端部に設置される。張出架設作業車1は、橋桁既設部分104の上面に設置される移動作業車3と、移動作業車3により吊支持される下部作業床5とを備えている。
The overhanging
橋桁既設部分104の上面には橋軸方向に延在するレール105が敷設されており、移動作業車3はレール105上を橋軸方向に移動可能である。移動作業車3は、橋桁既設部分104の前端から前方に張り出すように設置される。移動作業車3は、橋軸直角方向に配列され互いに連結された複数のワーゲンフレーム7を備えている。ワーゲンフレーム7は、側面視において2つのトラスからなる略平行四辺形状をなしている。本実施形態では、移動作業車3は3体のワーゲンフレーム7を有している。3体のワーゲンフレーム7は互いに平行に橋軸直角方向に配列されている。各ワーゲンフレーム7の上部には、機材等を設置するための上部梁材9等が架け渡されている。この種の移動作業車は「ワーゲン」とも呼ばれる。
A
下部作業床5は、吊材11を介して移動作業車3によって吊支持されている。なお、本実施形態では移動作業車3の上部梁材9に接続される4対(合計8本)の吊材11が使用されている。下部作業床5は橋桁既設部分104の下方に位置している。下部作業床5の上面には、作業者が使用するための手摺り15や作業用足場17が適宜設置される。また、下部作業床5と橋桁既設部分104との間には型枠受梁19が配置され、型枠受梁19上には、橋桁102の底面に沿って橋軸方向に延在する複数(例えば約8本)のビーム材21が設置される。複数のビーム材21は、型枠受梁19上で等間隔で橋軸直角方向に並べられる。ビーム材21の上にはコンクリート型枠が組立てられ、橋桁102の一部が場所打ちコンクリートによって建造される。
The
下部作業床5の中央部には上下に貫通する矩形の開口25が設けられている。開口25は作業状況に応じて開閉が可能である。開口25は、4対の吊材11の接続箇所うち、前方の2対と後方の2対との間の位置に設けられている。この配置によれば、開口25が開いた状態において、矩形環状の構造を呈する下部作業床5が安定して吊支持される。橋桁102下方の地上又は水面上から橋桁102の施工現場に搬入される対象物は、開口25を通過して吊上げ移動される。また、施工現場から地上又は水面上に搬出される対象物は、開口25を通過して吊下げ移動される。開口25の詳細については後述する。
At the central portion of the
続いて、張出架設作業車1を用いて橋桁102の架設を行う施工方法の一例について説明する。本実施形態の橋梁100は斜張橋である。また、本実施形態の橋梁100では、橋桁102の少なくとも一部がプレキャスト部材によって建造される。具体的には、コンクリート場所打ちと斜材ケーブル設置とが繰り返されて、柱頭部103(図1参照)から所定の位置まで橋桁102が伸長される。その後、橋桁既設部分104の前端にプレキャスト部材である接合桁が施工され、当該接合桁に続いて更に前方に鋼桁が順次接続されていく。最終的には、隣の柱頭部103との中央の位置で、橋桁既設部分104同士の間に最後の鋼桁が接合され閉合される。
Then, an example of the construction method which erects the
以下、図2〜図4等を参照しながら、上記の接合桁の施行方法の一例について詳細に説明する。まず、図2及び図3に示されるように、橋桁既設部分104の前端まで移動作業車3が前進される。次に、移動作業車3の上部梁材9に複数台(本実施形態の場合は4台)のクライミングジャッキ27が設置される。設置されたクライミングジャッキ27は、接合桁31の設置予定位置Aの鉛直上方に位置する。また、設置予定位置Aの鉛直下方には下部作業床5の開口25が位置しており、この時点では開口25は閉じられている。また、この時点では、設置予定位置Aと開口25との間に、複数本のビーム材21が存在している。なお、図3においてはビーム材21の図示が省略されている。
Hereinafter, an example of the enforcement method of said joining girder is demonstrated in detail, referring FIGS. 2-4. First, as shown in FIGS. 2 and 3, the
更に開口25の鉛直下方には、台船29によって運び込まれた接合桁31(図4参照)が存在している。この接合桁31はプレキャスト部材として工場等で事前に製造されたものである。なお、ここでは、橋桁102の下方が水面であり接合桁31は台船29によって運び込まれる例を説明するが、橋桁102の下方が地面である場合には、例えばトレーラ等の車両によって接合桁31が運び込まれる。
Further vertically below the
次に、各ビーム材21(図2参照)が橋軸直角方向に移動され、型枠受梁19上で左右両端にそれぞれ纏められて設置される。これにより、開口25の鉛直上方に位置するビーム材21が除去される。次に、図4(a)に示されるように、下部作業床5の開口25が開かれる。なお、図4(a)に示されるような開口25の開き方の形態は一例であって、これに限定されるものではない。開口25の開閉機構については後述する。上記のようなビーム材21の移動及び開口25の開放によって、接合桁31の吊上げ経路が確保される。開口25は、接合桁31が上下方向に通過可能な寸法及び形状をなしている。開口25は、例えば、橋軸方向5〜10m、橋軸直角方向10〜20mの矩形をなす。
Next, the respective beam members 21 (see FIG. 2) are moved in the direction perpendicular to the bridge axis, and are gathered and installed on the left and right ends on the
続いて、図4(a)に示されるように、開いた開口25を通じて4つのクライミングジャッキ27と台船29上の接合桁31とが吊材35で接続される。吊材35としては、PC鋼線等が使用される。そして、図4(b)に示されるように、クライミングジャッキ27の駆動によって、接合桁31が台船29上から吊上げられ、開口25を通過して設置予定位置Aまで搬送される。
Subsequently, as shown in FIG. 4A, the four
その後、図5(a)に示されるように、開口25が閉じられる。設置予定位置Aに到達した接合桁31は、橋桁既設部分104の先端に仮接合される。その後、ビーム材21が接合桁31の下方の配置に戻され、間詰めコンクリートのための鉄筋やコンクリート型枠37がビーム材21上に設けられる。なお、図5内に示されるクライミングジャッキ27は、適切なタイミングで撤去されてもよい。
Thereafter, as shown in FIG. 5A, the
その後、コンクリート型枠37にコンクリートが打設されて、図5(b)に示されるように橋桁既設部分104と接合桁31との間(図2に示される空間B)に間詰めコンクリート39が構築される。上記の接合桁31の仮接合、コンクリート型枠37の設置、及びコンクリートの打設・養生の作業時には、開口25は閉じられた状態であるので、開口25の上面も作業足場として使用することができる。また、閉じられた開口25の上面は、養生時に間詰めコンクリート39を加温するためのヒータの設置スペースとしても利用することができる。
After that, concrete is cast on the
続いて、下部作業床5の開口25の開閉機構の例について説明する。開閉機構は、開口25の開放状態と閉鎖状態とを選択的に切替可能とする機構である。開放状態とは、前述のように吊上げ又は吊下げで搬送される対象物が、開口25を上下方向に通過可能な状態である。閉鎖状態とは、上記のような対象物が、開口25を上下方向に通過不可能な状態であり、開口25の上面を作業者の足場、又は機材・資材等の置き場として利用可能な状態である。
Subsequently, an example of the opening and closing mechanism of the
図6は、下部作業床5の平面図である。図6(a)等に示されるように、下部作業床5は、橋軸方向に延在し橋軸直角方向に複数列並べられた梁材51と、当該梁材51上に敷設された足場板材55とを備えている。下部作業床5上で開口25に対応する位置においては、梁材51は、開口25の前方に位置する前部梁材51aと、開口25の後方に位置する後部梁材51bと、に二分されており、開口25上には梁材51が存在しない。梁材51としては、例えばH鋼が使用される。
FIG. 6 is a plan view of the
図6(a)に示されるように、開口25の閉鎖状態では、開口25を横切るように橋軸方向に延在する開口部梁材53が橋軸直角方向に複数列並べられ設置されている。開口部梁材53は、前部梁材51aと後部梁材51bとに両持ち支持されている。開口25上では、開口部梁材53上に足場板材55が敷設されている。以下では、下部作業床5の足場板材55のうち、開口25上に敷設されたものを「足場板材55a」、それ以外の箇所に敷設されたものを「足場板材55b」、と区別して呼ぶ場合がある。上記のような開口部梁材53及び足場板材55aによって、開口25を開閉するための扉部57が構成されている。以下においても、複数の開口部梁材と開口部梁材上に敷設される足場板材とを有する部材を「扉部」と呼ぶ。
As shown in FIG. 6A, in the closed state of the
図6(a)に示される開閉機構50Aでは、H鋼よりも軽量であり手作業で移動可能な部材(例えば角鋼管)が開口部梁材53として採用されている。また、開口部梁材53の両端は脱着可能な連結機構を介してそれぞれ前部梁材51aと後部梁材51bとに固定されている。そして、図6(b)に示されるように、足場板材55a及び開口部梁材53が開口25上から除去されることで、開口25が開放状態とされる。開口25上から除去された足場板材55a及び開口部梁材53は、下部作業床5上の他の位置に仮置きすればよい。この開閉機構50Aでは、前述の通り開口部梁材53が比較的軽量であり、作業者が開口部梁材53を手作業で比較的容易に移動可能であるので、手作業によって開口25を開閉することができる。
In the opening and
図7(a)に示される開閉機構50Bでは、開口25の前端の位置において、ヒンジ構造部59を介して各開口部梁材53と各前部梁材51aとが連結されている。ヒンジ構造部59は、橋軸直角方向に平行な回転軸を有している。開口部梁材53と後部梁材51bとは、脱着可能な連結機構を介して連結されている。この開閉機構50Bでは、開口25の前端の位置を中心として扉部57を回動させることで、開口25が開閉可能である。なお、ヒンジ構造部59が開口25の後端の位置において開口部梁材53と後部梁材51bとの間に介在され、開口25の後端の位置を中心として扉部57を回動させるようにしてもよい。
In the opening and
また、図7(b)に示される開閉機構50Cのように、扉部57が橋軸方向に前後二分割され、前扉部57aが開口25の前端位置のヒンジ構造部59aを中心として回転し、後扉部57bが開口25の後端位置のヒンジ構造部59bを中心として回転するようにしてもよい。この開閉機構によれば、扉部57を両開き状に開閉して開口25を開閉することができる。また、この場合、前扉部57aと後扉部57bとは所定の連結機構によって脱着可能に連結される。
Further, as in the opening and
図8(a)に示される開閉機構50Dでは、扉部57が橋軸直角方向に左右二分割されている。そして、下部作業床5は、分割された右扉部57cと左扉部57dとを橋軸直角方向にスライドさせるスライド機構を有している。当該スライド機構は、例えば、右扉部57c及び左扉部57dを橋軸直角方向に案内するレール等を有してもよい。この開閉機構50Dによれば、図8(b)に示されるように、右扉部57cと左扉部57dとを下部作業床5に沿って左右にスライドさせることで、開口25を開閉することができる。
In the opening and
また、図9(a)に示される開閉機構50Eのように、右扉部57cと左扉部57dとを橋軸方向にスライドさせてもよい。また、図9(b)に示されるように、扉部57を分割せずに、一体の扉部57を橋軸方向又は橋軸直角方向にスライドさせてもよい。
Further, as in the opening and
開閉機構50B〜50Eにおける各扉部57,57a,57b,57c,57dの移動は、例えば、チェーンブロック、電動モータ、チルホール等の駆動式を用いた手動装置又は自動装置を用いて適宜実行される。開口25の開閉機構は、上述した開閉機構50A〜50Eの各例には限定されない。すなわち、開口25の開放状態と閉鎖状態とを選択的に切替可能とする機構であれば、他の機構が採用されてもよい。
The movement of each
続いて、上述の張出架設作業車1及び施工方法による作用効果について説明する。一般的に張出架設工法では、橋梁100の部材(例えば、接合桁31)、橋梁100の仮設資材、又は機材等を、外部から施工現場に搬入する作業又は施工現場から外部に搬出する作業が発生する。この場合の搬入される対象物は、張出架設作業車1の鉛直下方の位置(水面上又は地上)から移動作業車3によって吊上げて搬入することができ、また、搬出される対象物も移動作業車3によって吊下げて搬出することができる。このとき、移動作業車3の鉛直下方に位置する下部作業床5が搬送の邪魔になり得る。
Then, the operation effect by the above-mentioned overhang
これに対し、張出架設作業車1では、移動作業車3の吊位置(クライミングジャッキ27の位置)の鉛直下方に開口25が設けられているので、吊上げ又は吊下げ搬送される対象物を、開口25を上下方向に通過させて移動することができる。また、対象物の移動経路を空けるための準備作業としては、開口25を開放状態とする作業で済む。すなわち、下部作業床5自体を移動させたり、下部作業床5の一部を変形させたりする(例えば、前述の非特許文献1を参照)などの大掛りな作業が不要であるので、作業効率の向上が図られる。また、上記のような準備作業は高所で行われるため、安全性の確保に対する負担を強いられるところ、準備作業が簡素化されることにより安全性の向上にも寄与する。
On the other hand, since the
また、開口25が開閉可能であることから、作業に応じて開口25を閉鎖状態とすることも可能である。開口25が閉鎖状態のときには、開口25の上面を作業者の足場、又は機材・資材等の置き場として有効に利用可能である。また、開口25は下部作業床5の中央部に設けられるので、開口25が開放状態の場合にも当該開口25の全周囲に足場板材55bが敷設されている状態であり、安全性が高い。
Further, since the
なお、開口25を通過させて吊上げ又は吊下げ移動される対象物としては、前述の例のような接合桁31には限定されない。当該対象物の例としては、橋梁100の部材、橋梁100の仮設資材、又は機材が挙げられる。
In addition, as an object which passes
橋梁の部材とは、完成後の橋梁の一部を成す部材である。橋梁の部材には、例えば、前述の接合桁31のようなプレキャスト部材、斜張橋の斜材ケーブル、ハーフプレキャスト部材、主桁プレファブ、グラウト材、本設排水装置、鉄筋材、PC鋼材、ダイヤフラム構造部材、斜材定着体、鉄筋部材、支承装置、高欄などが含まれる。
The member of the bridge is a member that constitutes a part of the completed bridge. For the members of the bridge, for example, a precast member such as the
橋梁の仮設資材とは、一時的に橋梁の一部を成し完成時までに橋梁から除去される資材である。橋梁の仮設資材には、例えば、型枠材、支保工材、コンクリート養生材、足場材などコンクリートを保持又は形成するのに必要な部材が含まれる。 Temporary materials for bridges are materials that temporarily form part of the bridge and are removed from the bridge by the time of completion. The temporary material of the bridge includes, for example, members necessary for holding or forming concrete, such as a formwork material, a support material, a concrete curing material, and a scaffold material.
機材とは、橋梁の一部を成すもの以外で、張出架設工法に使用される機械等である。この機材には、例えば、前述のクライミングジャッキ27のようなジャッキ類、本設緊張用の斜材ジャッキ、養生用ヒータ設備、仮設排水用ポンプ設備、発電機、打設用バイブレータが含まれる。 The equipments are machines other than those that form part of a bridge, and are machines and the like used in the overhang construction method. This equipment includes, for example, jacks such as the above-mentioned climbing jacks 27, oblique material jacks for tensioning the permanent installation, heater equipment for curing, temporary drainage pump equipment, a generator, and a vibrator for placement.
上記のうち、斜張橋の斜材ケーブルを搬入する作業の例は、図10に示されるようなものである。図10(a)に示されるように、コンクリート場所打ち等で形成された橋桁先端部106が開口25の鉛直上方に位置している。斜材ケーブル61は台船29で張出架設作業車1の下方に運び込まれ、斜材ケーブル61の端部がクライミングジャッキ27によって台船29上から引き上げられる。斜材ケーブル61は、台船29上から索状に延びながら開口25を通過する。なお図10においては、斜材ケーブル61を引き上げるための吊材35の図示は省略されている。
Among the above, an example of the operation of carrying in the diagonal cable of the cable-stayed bridge is as shown in FIG. As shown in FIG. 10A, a
その後、斜材ケーブル61の上端は、橋桁先端部106の前方から挿入され、斜材ケーブル設置孔に挿通される。斜材ケーブル61の上端は、橋桁既設部分104の上面から引き出され、橋梁100の塔(図示せず)に向けて斜め上方に引き上げられる。その後、図10(b)に示されるように、斜材ケーブル61の下端は、開口25を通過した後、橋桁先端部106の定着位置106aで定着される。その後、斜材ケーブル61の上端が更に斜め上方に引き上げられ、最終的に塔に定着されることで、斜材ケーブル61の設置が完了する。なお、上記のように斜材ケーブルを開口25に通過させて引上げる手法は、移動作業車3の前方に位置する橋桁先端部106の斜材ケーブル設置のみならず、移動作業車3の後方に位置する橋桁既設部分104の斜材ケーブル設置にも適用することができる。
Thereafter, the upper end of the
本発明は、上述した実施形態を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。また、上述した実施形態に記載されている技術的事項を利用して変形例を構成することも可能である。各実施形態の構成を適宜組み合わせて使用してもよい。また、本発明の張出架設作業車の移動作業車は、ワーゲンと呼ばれるタイプのものに限定されず、エレクションノーズと呼ばれるタイプのものであってもよい。また、本発明における移動作業車は、移動式支保工または架設桁架設機であってもよい。 The present invention can be carried out in various forms including various modifications and improvements based on the knowledge of those skilled in the art, including the embodiments described above. Moreover, it is also possible to constitute a modification using the technical matters described in the above-described embodiment. You may use combining the structure of each embodiment suitably. In addition, the mobile work vehicle of the extension work vehicle according to the present invention is not limited to a type called a wagen, and may be a type called an erection nose. In addition, the mobile work vehicle in the present invention may be a mobile support or an installation girder installation machine.
また実施形態では、開口25を通過させて下方から対象物を吊上げ移動させる例について説明したが、開口25を通過させて下方に対象物(例えば、使用済みの仮設資材等)を吊下げ移動させてもよい。また、実施形態では橋桁102の架設時の施工を例として説明したが、橋梁100の解体の施工に張出架設作業車1が使用されてもよい。例えば、解体で発生する橋梁の部材を張出架設作業車1を用いて台船29上に移動させる際に、開口25を通過させて当該部材を吊下げ移動させてもよい。
In the embodiment, an example in which the object is lifted and moved from below through the
1…張出架設作業車、3…移動作業車、5…下部作業床、25…開口、31…接合桁(橋梁の部材、プレキャスト部材)、100…橋梁、102…橋桁。
DESCRIPTION OF
Claims (10)
橋桁上に設置される移動作業車と、
前記移動作業車によって前記橋桁の下方の位置に吊支持される下部作業床と、を備え、
前記下部作業床には上下に貫通する開口が設けられている、張出架設作業車。 It is a suspension work vehicle used for erection or dismantling of a bridge,
Mobile work vehicles installed on the bridge girder,
And a lower work floor suspended and supported by the mobile work vehicle at a position below the bridge girder,
An overhanging work vehicle provided with an opening penetrating vertically in the lower work floor.
前記下部作業床には上下に貫通する開口が設けられている、施工方法。 A bridge is constructed or disassembled using an overhang work vehicle provided with a mobile work vehicle installed on a bridge girder and a lower work floor suspended and supported by the mobile work vehicle below the bridge girder. It is a construction method and
A construction method, wherein the lower work floor is provided with an opening penetrating vertically.
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