JP2020062216A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】保留図柄を用いた面白みのある信頼度示唆を行うことが可能な遊技機を提供すること。【解決手段】対応する当否判定結果の報知が完了していない当否判定情報を、保留情報として記憶する記憶手段と、前記保留情報の存在を保留図柄10として示す表示手段91と、を備え、前記保留図柄10は、対応する当否判定結果が当たりとなる蓋然性を示唆する第一示唆要素および第二示唆要素を含み、前記保留図柄10の表示態様として、前記第一示唆要素が開示され前記第二示唆要素が開示されていない第一態様と、前記第一示唆要素および前記第二示唆要素の両方が開示された第二態様と、が設定されていることを特徴とする遊技機1とする。【選択図】図14

Description

本発明は、遊技機に関する。
いわゆる保留図柄の態様により、当該保留図柄に対応する当否判定結果が当たりとなる蓋然性(信頼度)を示唆する遊技機が周知である(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2017−86421号公報
本発明が解決しようとする課題は、保留図柄を用いた面白みのある信頼度示唆を行うことが可能な遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、対応する当否判定結果の報知が完了していない当否判定情報を、保留情報として記憶する記憶手段と、前記保留情報の存在を保留図柄として示す表示手段と、を備え、前記保留図柄は、対応する当否判定結果が当たりとなる蓋然性を示唆する第一示唆要素および第二示唆要素を含み、前記保留図柄の表示態様として、前記第一示唆要素が開示され前記第二示唆要素が開示されていない第一態様と、前記第一示唆要素および前記第二示唆要素の両方が開示された第二態様と、が設定されていることを特徴とする。
本発明にかかる遊技機によれば、保留図柄を用いた面白みのある信頼度示唆を行うことが可能である。
本実施形態にかかる遊技機の正面図である。 表示装置(表示領域)に表示された識別図柄および保留図柄を示した図である。 特定演出の概要を説明するための図である。 事前演出の概要を説明するための図である。 適合態様および非適合態様を説明するための図である。 同種の特定演出であっても、適合態様時と非適合態様時とでは信頼度が異なることを説明するための図である。 特定演出および事前演出に関する第一具体例を説明するための図である。 特定演出および事前演出に関する第二具体例を説明するための図である。 特定演出および事前演出に関する第三具体例を説明するための図である。 特定演出および事前演出に関する第四具体例を説明するための図である。 特定演出および事前演出に関する第五具体例を説明するための図である。 特定演出および事前演出に関する第六具体例を説明するための図である。 特定保留表示時における保留図柄の態様を説明するための図である。 特定保留表示時における第一態様から第二態様への変化を示した図である。 特定保留表示に関する第一具体例を説明するための図である。 特定保留表示に関する第二具体例を説明するための図である。 特定保留表示に関する第三具体例を説明するための図である。 特定保留表示に関する第四具体例を説明するための図である。
1)遊技機の基本構成
以下、本発明にかかる遊技機1の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、表示装置91、始動領域904、大入賞口906、アウト口などが設けられている。表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能な部分である。また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動領域904や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
なお、遊技機1の枠体、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
大当たりの抽選は、図示されない制御基板に設けられた当否判定手段が始動領域904への遊技球の入賞を契機として実行する。本実施形態では、始動領域904として、第一始動領域904a(いわゆる「特図1」の始動領域)と第二始動領域904b(いわゆる「特図2」の始動領域)が設けられている。始動領域904への遊技球の入賞を契機として乱数源から数値(当否判定情報)が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。本実施形態では、当該数値が取得された順に当否判定結果の報知が開始される(いわゆる変動が開始される)こととなるが、未だ当否判定結果の報知が完了していない当否判定情報が存在する場合には、新たに取得された当否判定情報は保留情報として図示されない制御基板に設けられた記憶手段に記憶される。記憶手段に保留情報が記憶されていることは、保留図柄10として表示される。
本実施形態では、保留図柄10として、当否判定結果を報知する報知演出は開始されている(当否判定結果を示す識別図柄80(識別図柄群80g)の変動は開始されている)ものの、当否判定結果の報知は完了していない(当否判定結果を示す態様で識別図柄80(識別図柄群80g)の変動が停止していない)情報(以下、変動中保留情報と称することもある)に対応する変動中保留図柄11(いわゆる「当該変動保留」の存在を示す図柄)と、当否判定結果を報知する報知演出が開始されていない(当否判定結果を示す識別図柄80(識別図柄群80g)の変動が開始されていない)情報(以下、変動前保留情報と称することもある)ものに対応する変動前保留図柄12が表示される(図2参照)。
変動前保留情報の最大の記憶数は上限が決められている。本実施形態では、第一始動領域904aに入賞することによって得られる第一変動前保留情報(特図1保留)の最大の記憶数は四つであり、第二始動領域904bに入賞することによって得られる第二変動前保留情報(特図2保留)の最大の記憶数は四つである。したがって、特図1および特図2の一方に相当する保留図柄10に関していえば、一つの変動中保留図柄11と、最大四つの変動前保留図柄12が表示されることがある(図2参照)。
本実施形態では、公知の遊技機と同様に、表示装置91の表示領域911に表示される識別図柄80(図2参照)の組み合わせによって当否判定結果を遊技者に報知する。具体的には、複数種の識別図柄80を含む識別図柄群80g(左識別図柄群80gL、中識別図柄群80gC、右識別図柄群80gR)が変動を開始し、最終的に各識別図柄群80gから一の識別図柄80が選択されて停止する。大当たりに当選している場合には各識別図柄群80gから選択されて停止した識別図柄80の組み合わせは所定の組み合わせ(例えば、同じ識別図柄80の三つ揃い)となる。はずれである場合にはそれ以外(大当たりとなる組み合わせ以外)の組み合わせとなる。なお、各図においては、識別図柄80を構成する「数字(文字)」のみを図示するが、当該数字とキャラクタ等が組み合わされた図柄を識別図柄80として設定することができる。
なお、一部の図面においては、保留図柄10や識別図柄80の図示を省略する。
本実施形態では、遊技状態として、通常遊技状態と特定遊技状態が設定されている。特定遊技状態は、通常遊技状態に比して遊技者に有利な遊技状態である。通常遊技状態は、大当たりに当選する確率が低い低確率遊技状態であり、かつ、始動領域904に遊技球が入賞しにくい低ベース状態(低確率・時短無)である。特定遊技状態としては、第一特定遊技状態と第二特定遊技状態が設定されている。第一特定遊技状態は、大当たりに当選する確率が高い高確率遊技状態であり、かつ、始動領域904に遊技球が入賞しやすい高ベース状態(高確率・時短有)である。第二特定遊技状態は、大当たりに当選する確率が低い低確率遊技状態であり、かつ、始動領域904に遊技球が入賞しやすい高ベース状態(低確率・時短有)である。通常遊技状態においては、遊技者は、第一始動領域904aを狙って遊技球を発射させる。本実施形態では、いわゆる「左打ち」を行う。特定遊技状態は、第二始動領域904bを狙って遊技球を発射させる。本実施形態では、いわゆる「右打ち」を行う。特定遊技状態は、普通始動領域905に遊技球が進入することを契機とした第二始動領域904bの開放抽選に当選しやすい状態であるため、比較的容易に第二始動領域904bに遊技球が入賞する。なお、遊技状態の移行に関する設定はどのようなものであってもよいから説明を省略する。また、上記のような遊技状態が設定されていることはあくまで一例である。
2)特定演出および事前演出
本実施形態にかかる遊技機1は、当否判定結果を報知する報知演出(識別図柄80の変動開始から当否判定結果を示す組み合わせで停止するまでの演出)の一部として、複数種の特定演出および複数種の事前演出を実行することが可能である。以下、これらの演出について説明する。
本実施形態における複数種の特定演出のそれぞれは、キャラクタをモチーフにした演出である。本実施形態では、キャラクタAをモチーフにした特定演出A、キャラクタBをモチーフにした特定演出B、キャラクタCをモチーフにした特定演出C、キャラクタDをモチーフにした特定演出Dの四種類が設定されている(図3参照)。また、本実施形態における特定演出は、その結末により当否判定結果が示される演出である。具体駅には、各特定演出の結末として成功結末および失敗結末が設定されており、当否判定結果が大当たりとなる場合には成功結末が、はずれとなる場合には失敗結末に至ることになる。ただし、特定演出自体が当否判定結果を示す演出としなくてもよい。例えば、特定演出が成功結末となった場合には別の演出に移行し(発展し)、その演出により当否判定結果が示される(当否判定結果が大当たりとなる可能性が残る)一方、特定演出が失敗結末となった場合にははずれが確定する構成としてもよい。いずれにせよ、特定演出が成功結末となることは、遊技者にとって有利な事象の発生であるといえる。なお、成功結末や失敗結末の具体的態様はどのようなものであってもよいから説明を省略する。
特定演出が発生したとき、その開始時点において特定演出が成功結末となる蓋然性(遊技者に有利な事象が発生する蓋然性)(以下、信頼度と称することもある)が視覚的に示される。本実施形態では、「星の数」(最大五つ)により信頼度の高低が示される。具体的には特定演出の導入部分で表示領域911に信頼度を示す星が表示される。本実施形態では、星の数が多いほど信頼度が高いものとされるが、その逆の設定であってもよい。各特定演出には、基本信頼度(後述するチャンスアップが発生しなかった場合の信頼度)が設定されている。特定演出Aの基本信頼度は星一つ、特定演出Bの基本信頼度は星二つ、特定演出Cの基本信頼度は星三つ、特定演出Dの基本信頼度は星四つである(図3参照)。つまり、特定演出A、特定演出B、特定演出C、特定演出Dの順で期待がもてる(特定演出Dが最も期待がもてる)ように設定されている。特定演出発生時には、当該基本信頼度を示す表示(基本信頼度表示)、または後述する高信頼度を示す表示(高信頼度表示)がなされる。
事前演出は、特定演出よりも前に実行される演出である。複数種の事前演出のそれぞれは、複数種の特定演出のいずれかに対応づけられたものとされる。本実施形態では、事前演出として、特定演出Aに対応づけられた事前演出A、特定演出Bに対応づけられた事前演出B、特定演出Cに対応づけられた事前演出C、特定演出Dに対応づけられた事前演出Dの四種類が発生しうる(図4参照)。なお、一の特定演出に複数種の事前演出が対応づけられた構成としてもよい。
各事前演出は、対応する特定演出を示唆するような態様とされる。対応する特定演出をそのまま示すような態様としてもよいし、暗示するような態様としてもよい。本実施形態における各事前演出は、対応する特定演出のモチーフとなるキャラクタ(キャラクタA〜キャラクタD)の名前が表示される態様とされる(図4参照)。それ以外の態様としては、対応する特定演出のモチーフとなるキャラクタのシルエットが表示されるといった態様とすることが考えられる。
本実施形態では、複数種の事前演出のうちのいずれか一つが実行された(図5(a)参照)後、リーチ(三つの識別図柄群80gのうち、二つの識別図柄群80gから選択されて停止または擬似停止した識別図柄80が同じとなる状態をいう)が成立し(図5(b)参照)、複数種の特定演出のうちのいずれか一つが実行される。実行された事前演出と特定演出の関係は、対応関係にあるものと、対応関係にないものに区分けされる。すなわち、ある種の特定演出が実行されたときにおいて、その前に実行された事前演出が、当該ある種の特定演出と対応関係にある「適合態様」(図5(c−1)参照)と、当該ある種の特定演出と対応関係にない「非適合態様」(図5(c−2)参照)とに区分けされる。例えば、特定演出Aが実行されたとき、その前に事前演出Aが実行されていたケースは「適合態様」であり、事前演出B〜Dのいずれかが実行されていたケースは「非適合態様」となる。
本実施形態では、適合態様が発生した場合の方が、非適合態様が発生した場合よりも、特定演出の結末が成功結末となる(遊技者に有利な事象が発生する)蓋然性が高くなるように設定されている。つまり、非適合態様を基準(デフォルト)とすれば、適合態様はいわゆるチャンスアップであるということができる。
このように、適合態様は、非適合態様よりも信頼度が高いものである。したがって、適合態様の特定演出においては視覚的に示される信頼度が高くなる。本実施形態では、適合態様が発生した場合、基本信頼度表示よりも一つ星が多い高信頼度表示がなされる。例えば、事前演出Bが発生した後、特定演出Bが発生したときには、当該特定演出Bにて示される星の数は三つとされる(基本信頼度表示+1=高信頼度表示である)(図6(a)参照)。一方、非適合態様が発生した場合には、そのまま基本信頼度表示がなされる。例えば、事前演出A、C、Dのいずれかが発生した後、特定演出Bが発生したときには、当該特定演出Bにて示される星の数は二つ(基本信頼度通り)となる(図6(b)参照)。なお、星の数はあくまで信頼度の高低の目安であり、星の数が同じであるもの同士の信頼度を完全に同じとする必要はない。例えば、適合態様時の特定演出Bは星の数が三つであり、非適合態様時の特定演出Cも同様に星の数が三つである。しかし、両者の信頼度を完全に同じにする必要はない。実行される特定演出が同じ種類のものであっても非適合態様時と適合態様時に示される星の数が異なるようにすることで、非適合態様に比して適合態様の方がチャンスアップであるということを視覚的に把握できるようにすればよい。
このように、本実施形態にかかる遊技機1は、事前演出とその後実行される対応演出が対応関係にある適合態様が発生した場合の方が、事前演出と対応演出が対応関係にない非適合態様が発生した場合に比して信頼度が高くなるという面白みのある信頼度示唆を行うことが可能である。すなわち、ある種の事前演出が発生した後、それと同じ種類の特定演出が発生することを遊技者が願う面白みのある遊技性を実現することが可能である。
以下、上記実施形態における特定演出および事前演出に関する事項を改良、具体化、変形等した具体例について説明する。なお、以下の具体例を用いて説明する技術を複数組み合わせて適用した構成としてもよい。
〇第一具体例
適合態様時における特定演出は、いわゆるチャンスアップであるということが視覚的に示される好機演出を含むものとする。上記実施形態のように星の数により信頼度が示されるのであれば、当該星の数が増加する様が好機演出として実行されるようにする。すなわち、基本信頼度表示が、高信頼度表示に変化する演出が好機演出として実行される。例えば、事前演出Cが発生した後特定演出Cが発生するとき(図7参照)には、当該特定演出C中に、星の数が三つから四つに変化する様(図7(c)から図7(d)への変化)が好機演出として発生するようにする。星の数が増加したことを直接的に示すような画像(増加画像21)が表示されるようにしてもよい(図7(d)参照)。当然ではあるが、非適合態様時にはこのような好機演出は発生しない。
このような好機演出が発生するようにすることで、チャンスアップであるということが分かりやすくなる。仮に、好機演出が発生しないとすると、ある種の特定演出について、非適合態様と適合態様の両方を経験しないと、適合態様がチャンスアップであるということを把握できない可能性がある。本例のように適合態様時において信頼度の高まりが示されるようにすれば、適合態様がチャンスアップであるということがより分かりやすくなる。
〇第二具体例
適合態様時における特定演出中に、適合態様が発生したことを示すような表示がなされるものとする。例えば、事前演出を特定演出の「予告」と捉え、適合態様時における特定演出中に「予告と一致!」というような好機画像22の表示がなされる好機演出が発生するものとする(図8(c)参照)。なお、非適合態様時には、このような好機画像の表示がなされないようにする。このようにすることで、遊技者は、適合態様が発生したということを容易に把握することができる。また、事前演出(予告)と特定演出が一致した(事前演出と対応関係にある特定演出が発生した)ということを敢えて示すということは、予告と一致するということが何らかの作用をもたらすものであることの示唆となる。すなわち、適合態様が発生することがチャンスアップであるということを遊技者が気付くきっかけとなる。
本例の好機演出が、上記第一具体例にて説明した好機演出と一緒に発生するようにしてもよい。すなわち、事前演出と対応関係にある特定演出が発生したこと(予告と一致したこと)と、基本信頼度表示から高信頼度表示への変化を同時期に示す好機演出が発生するようにすることで、適合態様がいわゆるチャンスアップとして機能していることが分かりやすい演出となる。
〇第三具体例
ある当否判定結果を報知する報知演出中(一変動中)において、事前演出が発生したとしても、当該ある当否判定結果の報知が完了するまで(当否判定結果を示す組み合わせで識別図柄80が停止するまで)に特定演出が発生するとは限らない構成とする。つまり、事前演出が発生した後、特定演出が発生せずに報知演出が終了することがあるものとする。例えば、事前演出が発生した(図9(a)参照)後、リーチが成立するかどうかの煽り(図9(b)参照)が行われ、リーチが成立したとき(図9(c−1)参照)には特定演出が発生する(図9(d−1)(d−2)参照)ものの、リーチが成立しなかったとき(図9(c−2)参照)には特定演出が発生しない設定とすることが考えられる。つまり、リーチが成立したときには、特定演出の種類が既に発生した事前演出の種類と同じとなるかどうかに遊技者が注目する遊技性となる。
事前演出が発生した後、それと対応する特定演出が発生する適合態様がチャンスアップとして設定されているところ、発生した事前演出と対応関係にある特定演出の信頼度が低いものであると、その後対応する特定演出が発生することがあまり喜ばしくない状況となる。例えば、事前演出Aが発生した後特定演出Aが発生する適合態様は、(非適合態様で特定演出Aが発生することよりも)チャンスアップであることは間違いないが、特定演出Aは基本信頼度が低いために適合態様の特定演出Aが発生しても(高信頼度となっても)あまり期待がもてないといえる。このように、事前演出の発生が、必ず特定演出の発生を招来させるような設定とすると、対応する特定演出の基本信頼度が低い事前演出の発生により遊技者が興醒めしてしまうおそれがある。本例のように事前演出が発生したとしてもその後特定演出が発生することが確定しない設定とすれば、このようなおそれは低くなる。
〇第四具体例
上記実施形態では、適合態様が発生した場合には高信頼度表示がなされ、当該高信頼度表示は基本信頼度表示から星一つ分の増加が示されるものであることを説明したが、当該信頼度の増加度合がその都度変化しうるものであってもよい。例えば、事前演出Aが発生した後特定演出Aが発生するとき(適合態様が発生したとき)には、当該特定演出A中に星の数が二つである高信頼度表示が行われる場合(図10(a)参照)だけでなく、星の数が三つである高信頼度表示(図10(b)参照)が行われる場合もある設定とする。そして、前者が発生したときよりも、後者が発生したときの方が、特定演出が成功結末となる(遊技者に有利な事象が発生する)蓋然性が高い設定とする。適合態様時に発生しうる高信頼度表示の態様の数(星の増加数が異なる態様の数)が三種以上設定されていてもよい。
このように、適合態様が発生したときにおける、信頼度の増加度合がその都度変化しうるようにすることで、特定演出中における信頼度の表示(本例でいえば星の増加数)に注目させる演出態様とすることが可能である。
〇第五具体例
ある種の特定演出が開始された後、その途中で特定演出の種類が変化する可能性があるものとする。具体的には、非適合態様が発生したと見せかけて、適合態様に変化する流れが生じうるものとする。例えば、事前演出Bが実行された(図11(a)参照)後、特定演出Aが開始された(図11(c)参照)ものの、その途中で特定演出Bに変化する(図11(d)参照)ことが起こる。遊技者にとってみれば、非適合態様が発生したことに対し落ち込んでいるところ、適合態様へ変化する流れとなるため、このような変化が発生せずに適合態様が発生したときよりも遊技者の嬉しさが大きなものとなりやすい。
なお、本例のような特定演出の種類の変化は、非適合態様から適合態様への変化が生じる場合に限り発生するような設定としてもよいし非適合態様から非適合態様への変化が生じる場合でも発生しうるような設定としてもよい(例えば、事前演出Bが実行された後、特定演出Aが開始されたものの、その途中で特定演出Cに変化することが起こりうる設定とする)。前者のような設定とすれば、特定演出の種類の変化は、必ず適合態様への変化を生じさせることになるため、演出が分かりやすいものとなる利点がある。後者のような設定とすれば、変化後の特定演出の種類がどのようなものとなるかということに遊技者に注目させる態様とすることができる。
〇第六具体例
ある種の事前演出が開始された後、その途中で事前演出の種類が変化する可能性があるものとする。当該変化は、対応する特定演出の信頼度が高まる方向への変化に限定されていることが好ましい。例えば、事前演出Bが開始された(図12(a)参照)後、その途中で事前演出Cや事前演出Dに変化する(図12(b)(c)参照)ことが起こるようにする(事前演出Aへの変化は起こらない)。基本信頼度が低い特定演出に対応する事前演出が発生した場合、適合態様が発生することにあまり期待がもてない状況となる。例えば、特定演出Aは基本信頼度が低いため、事前演出Aが発生したときには適合態様の発生を願うかどうかは微妙なところであるといえる。本例のように事前演出の種類が変化しうるようにすれば、基本信頼度が低い特定演出に対応する事前演出が開始されときであっても、より基本信頼度が高い特定演出に対応する事前演出に変化することに期待がもてることになるから、遊技の趣向性を向上させることが可能である。
〇第七具体例
上記実施形態では、当否判定結果が大当たりとなる場合には特定演出が成功結末となり、はずれとなる場合には特定演出が失敗結末となること、すなわち当否判定結果が大当たりとなることが「遊技者に有利な事象」として設定されていることを説明したが、それはあくまで一例である。成功結末となった場合の方が、失敗結末となった場合よりも遊技者が享受する利益(演出上の利益ではなく、いわゆる出玉に関係する利益)の期待値が大きくなるように設定されていればよい。
例えば、複数種の大当たりが設定されたものにおいて、一または複数種の第一大当たりに当選したときには特定演出が成功結末となり、一または複数種の第二大当たりに当選したときには特定演出が失敗結末となるようにしてもよい。第一大当たりは、第二大当たりに比して、当選したときに遊技者が享受する利益の期待値が大きいものをいう。例えば、大当たり遊技を通じて得られる出玉の期待値(一般的には、ラウンド数の多少に左右される)が相対的に多い大当たりを第一大当たりとし、相対的に少ない大当たりを第二大当たりとすることが考えられる。また、大当たり遊技終了後の遊技状態が高確率遊技状態(確率変動状態)となるものを第一大当たりとし、低確率遊技状態となるものを第二大当たりとすることが考えられる。つまり、遊技者にとってより価値の高い大当たりに当選することを「遊技者に有利な事象」として設定された構成としてもよい。
3)特定保留表示
本実施形態では、保留情報の存在を示す保留図柄10(変動中保留図柄11、変動前保留図柄12)が次のように表示されることがある(以下、当該表示手法を特定保留表示と称することもある)。なお、特定保留表示は、保留図柄10が表示されるときに常時実行されるようにしてもよいし、特定の条件を満たしたときのみに実行されるようにしてもよい。本実施形態では、特定のモードにあるときに特定保留表示が実行される。
特定保留表示が実行されるときにおける保留図柄10を構成する要素として、第一示唆要素および第二示唆要素が設定される。第一示唆要素および第二示唆要素は、いずれも、当該保留図柄10に対応する当否判定結果が大当たりとなる蓋然性(以下、大当たり信頼度と称することもある)を示唆するものである。
第一示唆要素は保留図柄10を構成する「色」を含む要素である(図13参照)。本実施形態では、当該「色」(保留図柄10を構成する色として設定されうる候補色)として、白、青、緑、赤の四種類が設定されている。白、青、緑、赤(最も高い)の順で大当たり信頼度が高くなる。なお、各図においては、当該「色」を文字で表している。また、色の概念には、「無色」を含むものとする。例えば、「白」の代わりに「無色」が設定された構成としてもよい。「白」は、基準となるデフォルトの態様であるとみることもできる。
第一示唆要素として、対応する当否判定結果が大当たりとなることが確定するもの(大当たり信頼度が100%であるもの)は設定されていないことが好ましい。その理由については後述する。ただし、大当たり確定の第一示唆要素を設定することを完全に否定するわけではない(あくまで大当たり確定の第一示唆要素が設定されないことが「好ましい」ということに留まる)。
第二示唆要素は、保留図柄10を構成する「形」を含む要素である(図13(b)参照)。本実施形態では、複数種のキャラクタのいずれかを象ることで、当該形の差を表している。具体的には、キャラクタX、キャラクタY、キャラクタZの三種類が設定されており、このうちのいずれかが第二示唆要素として設定される。キャラクタX、キャラクタY、キャラクタZ(最も高い)の順で大当たり信頼度が高くなる。なお、各図においてはキャラクタXを「三角」形状で、キャラクタYを「四角」形状で、キャラクタZを「六角」形状で表している。キャラクタXは、基準となるデフォルトの態様であるとみることもできる。
また、第一示唆要素と異なり、第二示唆要素については対応する当否判定結果が大当たりとなることが確定する態様が設定されていてもよい。例えば、上記三つのキャラクタとは異なるキャラクタPが設定され、当該キャラクタPが第二示唆要素として設定されたときには対応する当否判定結果が大当たりとなることが確定する設定としてもよい。ただし、大当たり確定の態様が設定されていない構成とすることを否定するわけではない。
特定保留表示が実行されるときにおける保留図柄10の表示態様として、第一態様(図13(a)参照)および第二態様(図13(b)参照)が設定されている。第一態様は、第一示唆要素が開示(表示)されているものの、第二示唆要素が開示(表示)されていない態様である。すなわち、遊技者は、第一態様にある保留図柄10に関し、第一示唆要素としてどのようなものが設定されているか把握できるものの、第二示唆要素としてどのようなものが設定されているかは把握できない。本実施形態では、第一態様にある保留図柄10は、「キャラクタ」がどのようなものであるかが分からないシルエットに対し、「色」が付加されたような態様である。
第二態様は、第一示唆要素および第二示唆要素の両方が開示(表示)された態様である。すなわち、遊技者は、第二態様にある保留図柄10に関し、第一示唆要素および第二示唆要素としてどのようなものが設定されているか把握できる。本実施形態では、第二態様にある保留図柄10は、ある「キャラクタ」に対し、「色」が付加されたような態様である。
このように、第一態様と第二態様を比較すると、前者は大当たり信頼度を示唆する要素が第一示唆要素のみ開示された態様であるのに対し、後者は大当たり信頼度を示唆する要素が第一示唆要素および第二示唆要素の両方が開示された態様である点で相違する。つまり、第一態様にあるときよりも、第二態様にあるときの方が、対応する当否判定結果が予測しやすい状態にあるといえる。
本実施形態における特定保留表示は、変動前保留図柄12に関しては第一態様で表示され、変動中保留図柄11に関しては第二態様で表示される(図14参照)。つまり、変動前保留情報が取得された場合、それに対応する保留図柄10は変動前保留図柄12として表示されることになるところ、第一示唆要素のみが開示された第一態様で示される。その後、一または複数の当否判定結果の報知が完了し(保留が「消化」され)、変動中保留情報に移行することに伴い、第二態様で表示された状態となる。つまり、遊技者の視点で言えば、変動前保留図柄12であるときには大当たり信頼度を示唆する要素が第一示唆要素のみである(第二示唆要素は開示されていない)ものの、変動中保留図柄11となることにより大当たり信頼度を示唆する要素が第一示唆要素および第二示唆要素の二つとなり、対応する当否判定結果がより予測しやすい状態に変化するといえる。本実施形態では、変動前保留図柄12であるときに開示されていた第一示唆要素の種類が維持されたまま、変動中保留図柄11となって第二示唆要素が開示されることとなる(図14に示した例では、第一態様時における第一示唆要素「青」が維持されたまま、第二態様となって第二示唆要素「キャラクタY」が開示される)。
このように、本実施形態にかかる遊技機1では、保留図柄10が第一態様から第二態様に変化することで、大当たり信頼度を示す示唆要素の数が増える。つまり、対応する当否判定結果がより予測しやすい状態に保留図柄10の態様が自動的に変化する(第一態様から第二態様に変化する)という面白みのある遊技性を実現することが可能である。
本実施形態では、変動前保留図柄12が変動中保留図柄11に推移したときに、第一態様から第二態様に変化する。つまり、対応する当否判定結果を報知する報知演出が開始されること(対応する当否判定結果を報知する識別図柄80が変動を開始すること)を契機として第二示唆要素が開示されることになる。すなわち、報知演出の開始と、第二態様(当否判定結果がより予測しやすい状態)への変化が略同時に発生するものであるため、保留図柄10による大当たり信頼度示唆が分かりやすいものとなる。
第一示唆要素として、対応する当否判定結果が大当たりとなることが確定するもの(大当たり信頼度が100%であるもの)は設定されていないことが好ましいのは、第一態様にある時点(第二示唆要素が開示されていない時点)において、対応する当否判定結果が大当たりであることが確定してしまうと、第二示唆要素を開示する意味が無くなってしまう(第二示唆要素による大当たり信頼度の示唆が不要になってしまう)からである。
以下、上記実施形態における特定保留表示に関する事項を改良、具体化、変形等した具体例について説明する。なお、以下の具体例を用いて説明する技術を複数組み合わせて適用した構成としてもよい。
〇第一具体例
新たに保留情報が取得されたときには、新たな保留図柄10が表示される。当該新たな保留図柄10が表示される際の態様を次のようなものとする。例えば、新たに変動前保留情報が取得されたとする。当該変動前保留情報に対応する変動前保留図柄12は第一態様(「キャラクタ」がどのようなものであるかが分からないシルエットに対し、「色」が付加されたような態様)で表示されることになる。ここで、変動前保留図柄12が表示されない状態においては、遮蔽画像30が表示された状態にある。変動前保留情報が全く記憶されていない状態においては、四つの遮蔽画像30が表示された状態にある(図15(a)参照)。つまり、遮蔽画像30は、変動前保留図柄12(四つ)が表示される領域をあたかも覆うような態様で表示される画像である。本実施形態における遮蔽画像30は「カーテン」を表したかのような画像とされる。
新たな変動前保留情報が取得されたときには、当該変動前保留情報に対応する変動前保留図柄12が表示されるべき位置の遮蔽画像30が取り除かれ(消去され)、当該位置に変動前保留図柄12が表示される(図15(b)参照)。つまり、遮蔽画像30(カーテン)が取り除かれることにより、それに覆われていた対象物(変動前保留図柄12)が露わになったかのような態様とされる。本実施形態では、「カーテン」が開かれることで露出した「窓」を通じてキャラクタのシルエットが見える状態となったかのような態様とされる。
なお、本例においては変動前保留図柄12の表示に関し、上記のように制御されていることを説明したが、変動中保留図柄11の表示に関し、上記のような制御を実行してもよい。
また、本例のような保留図柄10の表示手法は、保留図柄10の態様が上記実施形態のような構成(第一態様と第二態様が設定された構成)でない構成に対しても適用することが可能である。保留図柄10が何らかのキャラクタである場合では、遮蔽画像30が取り除かれることで当該キャラクタが露わになるかのような態様となるため、従来にない新たな保留図柄10の見せ方を実現することができる。
〇第二具体例
上記実施形態では、変動前保留図柄12が変動中保留図柄11に移り変わる際に、第一態様から第二態様に自動的に変化することを説明したが、第一態様から第二態様に自動的に変化するタイミングは一定でなくてもよい。例えば、変動中保留図柄11として表示されている際に、第一態様から第二態様に変化することがあってもよい。また、変動中保留図柄11として表示される位置が変化すると略同時(保留が一つ「消化」されると略同時)に、第一態様から第二態様に変化しうるように(図16参照)すれば、保留図柄10の移動と態様の変化が略同時に発生しうる構成となるため、保留が消化されたときに遊技者が注目する遊技性を実現することができる。
また、図示しないが、変動前保留図柄12として表示される当初から第二態様として表示されることがあってもよい。すなわち、ある変動前保留情報が取得され、それに対応する変動前保留図柄12が表示されるに際し、第一態様での表示がなされることなく第二態様での表示がなされることがあるようにしてもよい。
また、図示しないが、ある保留図柄10が第一態様から第二態様に変化した後、再び第一態様に戻ることがあってもよい。このようにすれば、対応する当否判定結果の報知が完了するよりも前に「対応する当否判定結果が予測しやすい状態」(第二態様)が終了してしまう可能性があるという、面白みのある遊技性を実現することが可能である。
〇第三具体例
上記実施形態は、第一態様から第二態様の変化が自動的に(遊技者が関与せずに)発生するものであるが、遊技者が操作可能なタイミングで発生するものとしてもよい。例えば、遊技機1に設けられた操作手段70(押しボタン等)(図1参照)の操作を契機として上記変化が発生するものとする。具体的には次の通りである。
遊技者に対し、操作手段70の操作を促す操作演出が発生する。操作演出中には、操作手段70を表した画像や、操作手段70の操作が有効となる操作有効時間を示すメータが表示されるようにするとよい(図17(a)参照)。そして、操作有効時間中に操作手段70が操作されたときには、それを契機として対象の保留図柄10が第一態様から第二態様に変化するものとする(図17(b)参照)。
対象の保留図柄10の「近傍」に(対象の保留図柄10に付随するように)操作手段70を表した画像等が表示され、操作手段70の操作が促されるようにしてもよい(図17(a)参照)。このようにすれば、対象の保留図柄10がより分かりやすくなる。
操作有効時間が経過したとき(すなわちタイムアップ時)には、それを契機として第一態様から第二態様への変化が発生するものとする。このようにタイムアップを契機とした態様の変化も、遊技者の操作可能なタイミングで発生する変化の一態様であるとする。
なお、遊技者の身体の一部等を検出するセンサを設け、当該センサに身体の一部が検出されることを「操作手段の操作」とみなして本例を適用してもよい。また、本例は、操作手段70の操作を契機として対象の保留図柄10が第一態様から第二態様に変化するものであるが、当該変化が発生することもあれば当該発生しないこともある設定としてもよい。すなわち、操作手段70の操作がなされたものの、対象の保留図柄10の態様が変化しない結末が発生しうる構成としてもよい。
〇第四具体例
上記実施形態では、変動前保留図柄12が変動中保留図柄11に移り変わる際に、第一態様から第二態様に自動的に変化することを説明したが、このような変化が発生するとは限らない設定としてもよい。すなわち、変動前保留図柄12が変動中保留図柄11に移り変わっても、第一態様のままとされるケースが発生するものとする(図18参照)。このようにすることで、相対的に対応する当否判定結果が予測しやすいケース(第二態様への変化が発生したケース)と、相対的に対応する当否判定結果が予測しにくいケース(第一態様のままとされるケース)が発生する変化に富んだ遊技性を実現することが可能である。
〇第五具体例
一旦開示された第一示唆要素の種類(上記実施形態に則していえば「色」)が変化することがあってもよい。当該変化は、大当たり信頼度が高まる方向に限り変化しうるものとすることが好ましい。また、一旦開示された第二示唆要素の種類(上記実施形態に則していえば「キャラクタ」)が変化することがあってもよい。当該変化は、大当たり信頼度が高まる方向に限り変化しうるものとすることが好ましい。このようにすることで、一旦開示された示唆要素の信頼度が低いものであっても、その後大当たり信頼度が高まる方向に変化することに期待がもてる遊技性を実現することが可能である。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
・手段1−1
複数種の特定演出のうちのいずれかを実行する特定演出実行手段と、前記特定演出が実行されるよりも前に、複数種の事前演出のうちのいずれかを実行する事前演出実行手段と、を備え、複数種の前記特定演出のそれぞれには、複数種の事前演出のうちのいずれかが対応づけられており、ある種の前記特定演出が実行されるとき、それよりも前に当該特定演出に対応づけられた前記事前演出が実行されている適合態様が発生した場合の方が、当該特定演出に対応づけられていない前記事前演出が実行されている非適合態様が発生した場合よりも、その後遊技者にとって有利な事象が発生する蓋然性である信頼度が高くなるように設定されていることを特徴とする遊技機。
上記遊技機は、事前演出とその後実行される対応演出が対応関係にある適合態様が発生した場合の方が、事前演出と対応演出が対応関係にない非適合態様が発生した場合に比して信頼度が高くなるという面白みのある信頼度示唆を行うことが可能である。
・手段1−2
前記適合態様の前記特定演出は、前記非適合態様の前記特定演出は含まない好機演出を含むものであることを特徴とする手段1−1に記載の遊技機。
・手段1−3
複数種の前記特定演出のそれぞれには、前記非適合態様時における前記信頼度を視覚的に示す基本信頼度表示、および当該基本信頼度表示よりも前記信頼度が高いことを示す高信頼度表示が対応づけられており、前記好機演出は、前記基本信頼度表示が前記高信頼度表示に変化する演出であることを特徴とする手段1−2に記載の遊技機。
適合態様時に上記のような好機演出が発生するようにすることで、適合態様がいわゆるチャンスアップであるということが分かりやすくなる。
・手段1−4
ある当否判定結果を報知する報知演出中において前記事前演出が実行された場合であっても、当該ある当否判定結果の報知が完了するまでに前記特定演出が実行されない場合があるように構成されていることを特徴とする手段1−1から手段1−3のいずれかに記載の遊技機。
事前演出の発生が、必ず特定演出の発生を招来させるような設定とすると、対応する特定演出の信頼度が低い事前演出の発生により遊技者が興醒めしてしまうおそれがある。事前演出が発生したとしてもその後特定演出が発生することが確定しない設定とすることで、このようなおそれを低くすることが可能である。
・手段2−1
対応する当否判定結果の報知が完了していない当否判定情報を、保留情報として記憶する記憶手段と、前記保留情報の存在を保留図柄として示す表示手段と、を備え、前記保留図柄は、対応する当否判定結果が当たりとなる蓋然性を示唆する第一示唆要素および第二示唆要素を含み、前記保留図柄の表示態様として、前記第一示唆要素が開示され前記第二示唆要素が開示されていない第一態様と、前記第一示唆要素および前記第二示唆要素の両方が開示された第二態様と、が設定されていることを特徴とする遊技機。
上記遊技機によれば、保留図柄が第一態様にあるか第二態様にあるかで開示される示唆要素の数が異なる。つまり、保留図柄が第一態様にあるか第二態様にあるかで対応する当否判定結果の予測しやすさが異なるという面白みのある遊技性(信頼度示唆)を実現することが可能である。
・手段2−2
前記保留図柄は、対応する当否判定結果を報知する報知演出が開始されていない変動前保留図柄と、前記報知演出が開始されている変動中保留図柄に区分けされ、前記変動前保留図柄は前記第一態様で表示され、前記変動中保留図柄は前記第二態様で表示されることを特徴とする手段2−1に記載の遊技機。
このようにすることで、報知演出の開始と、第二態様(当否判定結果がより予測しやすい状態)への変化が略同時に発生するため、保留図柄による大当たり信頼度示唆が分かりやすいものとなる。
・手段2−3
新たな前記保留情報が取得されたとき、前記表示手段に表示されている遮蔽画像が取り除かれることによって生じた領域に、当該新たな保留情報の存在を示す前記保留図柄が表示されることを特徴とする手段2−1または手段2−2に記載の遊技機。
このようにすることで、保留情報が取得されたことをより分かりやすく示すことが可能である。
1 遊技機
10 保留図柄(11 変動中保留図柄 12 変動前保留図柄)
30 遮蔽画像
80 識別図柄
911 表示領域
91 表示装置

Claims (3)

  1. 対応する当否判定結果の報知が完了していない当否判定情報を、保留情報として記憶する記憶手段と、
    前記保留情報の存在を保留図柄として示す表示手段と、
    を備え、
    前記保留図柄は、対応する当否判定結果が当たりとなる蓋然性を示唆する第一示唆要素および第二示唆要素を含み、
    前記保留図柄の表示態様として、
    前記第一示唆要素が開示され前記第二示唆要素が開示されていない第一態様と、
    前記第一示唆要素および前記第二示唆要素の両方が開示された第二態様と、
    が設定されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記保留図柄は、対応する当否判定結果を報知する報知演出が開始されていない変動前保留図柄と、前記報知演出が開始されている変動中保留図柄に区分けされ、
    前記変動前保留図柄は前記第一態様で表示され、前記変動中保留図柄は前記第二態様で表示されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 新たな前記保留情報が取得されたとき、前記表示手段に表示されている遮蔽画像が取り除かれることによって生じた領域に、当該新たな保留情報の存在を示す前記保留図柄が表示されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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