JP2020061926A - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP2020061926A
JP2020061926A JP2019126347A JP2019126347A JP2020061926A JP 2020061926 A JP2020061926 A JP 2020061926A JP 2019126347 A JP2019126347 A JP 2019126347A JP 2019126347 A JP2019126347 A JP 2019126347A JP 2020061926 A JP2020061926 A JP 2020061926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
rotor
shaft member
motor
spline
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019126347A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7383915B2 (ja
Inventor
和則 小泉
Kazunori Koizumi
和則 小泉
逸男 渡辺
Itsuo Watanabe
逸男 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to PCT/JP2019/037893 priority Critical patent/WO2020075517A1/ja
Priority to US17/283,782 priority patent/US11784535B2/en
Priority to CN201980065993.1A priority patent/CN112805905B/zh
Priority to KR1020217010225A priority patent/KR20210068442A/ko
Priority to TW108136030A priority patent/TWI825192B/zh
Publication of JP2020061926A publication Critical patent/JP2020061926A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7383915B2 publication Critical patent/JP7383915B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K16/00Machines with more than one rotor or stator
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C35/00Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
    • F16C35/08Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers for spindles
    • F16C35/12Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers for spindles with ball or roller bearings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/16Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields
    • H02K5/173Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using bearings with rolling contact, e.g. ball bearings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/003Couplings; Details of shafts
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/06Means for converting reciprocating motion into rotary motion or vice versa

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

【課題】フットプリントを小さくして省スペース化が図れるアクチュエータを提供する。【解決手段】アクチュエータは、第1ステータと第1ロータとを有する第1モータと、第1モータに対して中心軸の軸線方向に離隔して配置され第2ステータと第2ロータとを有する第2モータと、第1ロータ及び第2ロータを軸線方向に沿って貫通し、第1ロータから2ロータの反対側に向けて突出する第1部分にスプライン溝部が設けられ、第2ロータから第1ロータの反対側に向けて突出する第2部分に雄ねじ部が設けられる軸部材と、軸部材のスプライン溝部と係合してスプライン溝部に沿って軸部材を軸線方向に案内させると共に、第1ロータと共に回転して軸部材を中心軸の軸回り方向に回転可能なスプライン外筒と、軸部材の雄ねじ部と噛み合う雌ねじ部が設けられ、第2ロータと共に回転して軸部材を中心軸の軸線方向に移動可能なナット部材と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、アクチュエータに関する。
回転運動と直動運動を行うアクチュエータが知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載のアクチュエータは、ボールねじ及びボールスプラインを有し、ボールねじのネジ軸とボールスプラインのシャフトとが連結された軸部材が用いられる。この構成では、ボールねじのナットが回転することで軸部材が直動運動を行い、ボールスプラインのスプライン外筒が回転することで軸部材が回転運動を行う。
また、特許文献1のアクチュエータは、二軸一体型モータを備える。二軸一体型モータは、第1ロータと、第1ロータの径方向外側に配置される第2ロータと、を有する。第1ロータにナットが固定されナットの回転により軸部材が直動運動をする。第2ロータにより軸部材が回転運動をする。
特開2013−230076号公報
特許文献1のアクチュエータは、第1ロータの径方向外側に第2ロータが配置される二軸一体型モータを有するため、フットプリントを小さくすることが困難となる可能性がある。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、フットプリントを小さくして省スペース化が図れるアクチュエータを提供することを目的とする。
本開示のアクチュエータは、第1ステータと前記第1ステータに対して中心軸を中心とする軸回り方向に回転可能な第1ロータとを有する第1モータと、前記第1モータに対して前記中心軸の軸線方向に離隔して配置されると共に、第2ステータと前記第2ステータに対して回転可能で前記第1ロータの前記中心軸と同軸に配置される第2ロータとを有する第2モータと、前記第1ロータ及び前記第2ロータを前記軸線方向に沿って貫通し、前記第1ロータから前記2ロータの反対側に向けて前記軸線方向の一方に突出する第1部分の少なくとも一部に前記軸線方向に沿って延びるスプライン溝部が設けられ、前記第2ロータから前記第1ロータの反対側に向けて前記軸線方向の他方に突出する第2部分の少なくとも一部に雄ねじ部が設けられる軸部材と、前記軸部材の前記スプライン溝部と係合して当該スプライン溝部に沿って前記軸部材を前記軸線方向に案内させると共に、前記第1ロータと共に回転して前記軸部材を前記中心軸の軸回り方向に回転可能なスプライン外筒と、前記軸部材の前記雄ねじ部と噛み合う雌ねじ部が設けられ、前記第2ロータと共に回転して前記軸部材を前記中心軸の軸線方向に移動可能なナット部材と、を備える。
アクチュエータにおいては、スプライン外筒と、第1モータと、第2モータと、ナット部材とを中心軸の軸線方向に沿って配置される。従って、第1ロータの径方向外側に第2ロータが配置される二軸一体型モータを有するアクチュエータよりも、径方向の大きさが減少しフットプリントが小さくなって省スペース化が図れる。
また、第1モータと第2モータとが分離したため、それぞれのモータのトルクを個別に設定することができる。さらに、軸部材の一端側にスプライン外筒が設けられ、他端側にナット部材が設けられている。従って、軸部材の一端側にスプライン外筒及びナット部材がともに設けられている場合と比較して、スプライン外筒及びナット部材の回転による軸部材の振れや傾きが小さくなる。
望ましい形態として、前記軸部材における前記スプライン溝部の径は、前記雄ねじ部の径よりも大きい。
第1モータの駆動力によってスプライン外筒が中心軸の軸回り方向に回転し、スプライン外筒と共に軸部材が回転する。ここで、軸部材におけるスプライン溝部の径は、雄ねじ部の径よりも大きいため、スプライン溝部の剛性が雄ねじ部よりも高くなる。従って、軸部材を回転させて周方向の所定位置で停止させる場合に、当該所定位置により近い位置で停止させることができる。また、軸部材が周方向の所定位置になるまでに軸部材の回転操作を行う場合、最終的な所定位置に位置させるまでの時間が短縮される。
望ましい形態として、前記軸部材は、前記第1部分を含むシャフトと前記第2部分を含むネジ軸とに分割されると共に、前記シャフトとネジ軸とが連結部材を介して連結される。
これにより、シャフト又はネジ軸に摩耗等が生じた場合に、シャフト又はネジ軸のうち摩耗等が生じた部材のみを交換すればよいため、部品コストの低減を図ることができる。
望ましい形態として、前記第1モータ及び第2モータは、ダイレクトドライブモータである。
ダイレクトドライブモータは、減速機構を介さずに、発生した駆動力を対象物にダイレクトに伝達する。即ち、第1モータの駆動力によって直接にスプライン外筒を回転させることで軸部材を回転させることができる。また、第2モータの駆動力によって直接にナット部材を回転させることで軸部材を直動させることができる。
望ましい形態として、前記軸部材の第1部分の端部には、アーム取付部材が固定され、当該アーム取付部材は、ワークが取り付けられるアーム部を支持する。
軸部材の第1部分には前記スプライン溝部と係合するスプライン外筒が設けられるため、軸部材が回転する際に振れや傾きが小さくなる。従って、アーム取付部材及びアーム部が回転する際の振れや傾きも小さくなるため、ワークを安定的に回転及び昇降させることができる。
望ましい形態として、前記軸部材の第2部分が貫通するコレットと、前記軸部材の第2部分が貫通するピストンと、前記ピストンを収容するシリンダチューブと、前記ピストンを付勢する弾性部材と、を有するシリンダと、を含むクランプ機構を備え、前記ピストンは、前記弾性部材によって前記コレットの外周面に接することで、前記コレットを前記軸部材に押し付けるチャック部を有し、前記コレットは、前記シリンダチューブの内部に気体又は液体が供給されると、前記軸部材から離れる。
この構成によれば、弾性部材は、チャック部をコレットの外周面に接するように付勢することができる。そして、チャック部は、コレットを軸部材に押し付けて軸部材をクランプすることができる。また、チャック部は、コレットの外周面に接する構成であるため、該外周面と径方向において重なる。このような構成により、クランプ機構の軸線方向の寸法を小さくすることができる。また、シリンダチューブの内部に気体又は液体を供給することで、軸部材をアンクランプすることができる。また、電源が遮断された場合においても、軸部材をクランプ機構で保持することができる。
望ましい形態として、前記外周面は、前記チャック部に近づくにつれて径が小さくなるテーパ面であり、前記チャック部は、前記外周面と対向する傾斜面である。
この構成によれば、傾斜面は、シリンダチューブの内部へ気体又は液体が供給されていない場合に、テーパ面と面接触することができる。これにより、コレットの外周面とチャック部とが線接触、又は点接触する場合と比較して、コレットとチャック部との間に生じる摩擦力を大きくすることができる。したがって、コレットが軸部材をクランプしている場合に、コレットの外周面とチャック部とが滑ることを抑制できる。
望ましい形態として、前記スプライン外筒の径方向外側は、転がり軸受を介してスプライン外筒用ハウジングで支持される。
ワークを支持する軸部材がワークからの回転モーメントを受ける場合には、軸部材が中心軸に対して傾く方向に力を受ける可能性がある。ここで、スプライン外筒の径方向外側は、軸受を介してスプライン外筒用ハウジングで支持されている。従って、中心軸の軸線方向に直交する径方向へのスプライン外筒の変位又は振動が抑制される。
望ましい形態として、前記第1部分の先端に固定されるアーム取付部材に設けられ前記第1部分の外周を覆う筒状部と、前記第1部分と、の間に円筒状の隙間が形成される。
当該円筒状の隙間により、前記第1部分と前記円筒状の隙間の外部との間にラビリンス構造が形成されるため、アーム取付部材の内方の防塵性及び防水性が高められる。
本発明によれば、フットプリントを小さくして省スペース化が可能なアクチュエータを提供することができる。
図1は、第1実施形態のアクチュエータの断面図である。 図2は、第1実施形態のアクチュエータの断面図であり、軸部材のストロークが上限に位置している状態を示す。 図3は、第2実施形態のアクチュエータの断面図である。 図4は、第2実施形態のアクチュエータの断面図であり、軸部材のストロークが上限に位置している状態を示す。 図5は、第3実施形態のアクチュエータの断面図である。 図6は、図5の要部を拡大した断面図である。 図7は、図5の別の要部を拡大した断面図である。 図8は、第3実施形態のアクチュエータの断面図であり、軸部材のストロークが上限に位置している状態を示す。 図9は、第4実施形態のアクチュエータの断面図である。 図10は、第4実施形態のアクチュエータの断面図であり、軸部材のストロークが上限に位置している状態を示す。
発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態のアクチュエータの断面図である。図1の断面は、後述する第1ロータ及び第2ロータの中心軸AXを含む平面による断面である。図2は、第1実施形態のアクチュエータの断面図であり、軸部材のストロークが上限に位置している状態を示す。
図1に示すように、アクチュエータ1は、例えば、ピックアンドプレース装置として用いられる。アクチュエータ1は、アーム部80と、第1モータM1と、第2モータM2と、軸部材SFと、スプライン外筒61と、ナット部材51と、を備える。
以下、Z方向に平行な方向であって、第1モータM1からアーム部80に向けた方向を上方とし、アーム部80から第1モータM1に向けた方向を下方として説明する。また、アーム部80の中心軸AXの軸線方向は、Z方向と同一とする。
アーム部80は、例えば、単一のアームのみを有する片持ちのアームである。アクチュエータ1は、例えば、アーム部80の中心軸AXをZ方向に向けた状態で固定台STに固定されている。アーム部80は、アーム取付部材70の上に固定される。アーム取付部材70は、後述するシャフト63の上端にボルトを介して固定される。アクチュエータ1は、アーム部80をZ方向(直動方向、中心軸AXの軸線方向)に上下させ、アーム部80をZ方向と直交する平面内で、中心軸AXの軸回り方向に回転させる。アーム部80には図示しないワークが搭載されるため、ワークが所望の位置に移送される。
第1モータM1は、第1ステータ10と、第1ロータ20と、第1モータハウジング40と、第1回転検出部101と、を有する。
第1ステータ10の径方向内側には、第1ステータ保持体11が配置される。第1ステータ10は、第1ステータ保持体11に固定される。第1ロータ20は、第1ステータ10の外周側に配置される。第1ロータ20は、中心軸AXを中心として回転する。第1ロータ20は、第1ロータブラケット21と、第1ロータブラケット21の径方向内側に固定され永久磁石を有する第1ロータコア22とを有する。第1ロータブラケット21は、中心軸AXを中心とする筒状に形成されている。また、第1ロータブラケット21は、第1軸受31の外輪を支持する外輪押さえ21aを有する。
第1ステータ10及び第1ロータ20は、中心軸AXを中心として同軸に配置されている。第1ロータ20は、第1ステータ10及び第1ステータ保持体11の径方向外側に配置され、第1ステータ10に対して相対回転する。換言すると、第1ロータ20は、第1軸受31を介して、第1ステータ10及び第1ステータ保持体11に回転可能に支持される。第1ステータ保持体11は、ボルトを介して第1モータハウジング40に固定されている。第1ステータ10は、中心軸AXの周りに筒状に設けられている。
第1モータハウジング40は、例えば円筒状に形成され、第1モータM1を収容する。第1モータハウジング40の上端は、開口しており、当該開口部には第1蓋部材111が設けられる。第1蓋部材111は、ボルトを介して第1ロータブラケット21の外輪押さえ21aに固定される。第1蓋部材111の径方向中央部には貫通孔が設けられ、貫通孔はスプライン外筒61で覆われる。第1蓋部材111の下面には、上方に凹む凹部112が設けられる。
スプライン外筒61の下端部には、径方向に広がるフランジ62が設けられる。フランジ62が凹部112に挿入された状態で、フランジ62が第1蓋部材111にボルトを介して固定される。また、第1モータハウジング40の上端には、径方向外側に広がる取付用フランジ40aが設けられる。取付用フランジ40aは、固定台STの上面に載置され、ボルトを介して固定台STに固定可能である。第1蓋部材111の外周端と第1モータハウジング40の内周端との間には、微小な隙間が形成され、第1蓋部材111が第1モータハウジング40に対して回転可能となる。
第1回転検出部101は、例えば、レゾルバである。第1回転検出部101は、第1モータM1の回転状態を検出する。第1回転検出部101は、第1軸受31の上側に配置される。
第2モータM2は、第1モータM1に対して中心軸AXの軸線方向に並んで配置される。第2モータM2は、第2ステータ10Aと、第2ロータ20Aと、第2モータハウジング40Aと、第2回転検出部101Aと、を有する。第1モータM1及び第2モータM2は、円筒状のダイレクトドライブモータである。
第2ロータ20Aは、第2ステータ10Aの外周側に配置される。第2ロータ20Aは、中心軸AXを中心として回転する。即ち、第2ロータ20Aの中心軸は、第1ロータ20の中心軸AXと同軸である。第2ロータ20Aは、第2ロータブラケット21Aと、第2ロータブラケット21Aの径方向内側に固定され永久磁石を有する第2ロータコア22Aとを有する。第2ロータブラケット21Aは、中心軸AXを中心とする筒状に形成されている。第2ステータ10A及び第2ロータ20Aは、中心軸AXを中心として同軸に配置されている。
第2ロータ20Aは、第2ステータ10A及び第2ステータ保持体11Aの径方向外側に配置され、第2ステータ10A及び第2ステータ保持体11Aに対して相対回転する。換言すると、第2ロータ20Aは、第2軸受32を介して、第2ステータ10A及び第2ステータ保持体11Aに回転可能に支持される。第2ステータ10Aは、第2ステータ10Aの径方向内側に配置された第2ステータ保持体11Aに固定されている。第2ステータ保持体11Aは、ボルトを介して第2モータハウジング40Aに固定されている。第2ステータ10Aは、中心軸AXの周りに筒状に設けられている。
ここで、軸部材SFについて説明する。軸部材SFは、上方のシャフト63と、下方のネジ軸53と、を有する。シャフト63は、アーム取付部材70から中心軸AXの軸線方向に沿って連結部100まで延びている。連結部100は、第2回転検出部101Aと並ぶ位置に設けられる。シャフト63は、大径部631と小径部632とを有する。大径部631は、アーム取付部材70から第1モータハウジング40の下底部40bまで延びている。
大径部631の外周には、中心軸AXの軸線方向に延びるスプライン溝部633が周方向に間隔をおいて複数設けられる。スプライン外筒61の内周側には、図示しないが、スプライン溝部633に係合可能な複数の凸部を有するスプライン部が設けられる。このように、軸部材SFは、第1ロータ20から第2ロータ20Aの反対側に向けて軸線方向の一方である上方に突出する第1部分S1を有し、第1部分S1には、軸線方向に沿って延びるスプライン溝部633が設けられる。スプライン溝部633とスプライン部とが複数のボールを介して係合することで、スプライン部に沿って軸部材SFが軸線方向に案内されると共に、軸部材SFは第1ロータ20と共に回転することにより軸部材SFが中心軸の軸回り方向に回転可能となる。なお、小径部632は、大径部631の下端から連結部100まで延びている。このように、第1部分S1では、ころがり案内のボールスプラインが適用される。
ネジ軸53は、連結部100からストッパ55まで延びている。ネジ軸53は、上方の大径部531と、下方の小径部532とを有する。ネジ軸53の大径部531の先端部(図1の上端部)には、上方に突出する細径部531aが設けられる。細径部531aの外周には、雄ねじが設けられる。シャフト63の小径部632の下端部には、凹部632aが設けられる。凹部632aの内周には、細径部531aの雄ねじと噛み合う雌ねじが設けられる。凹部632aの内周の雌ねじは、細径部531aの雄ねじと噛み合っている。これにより、シャフト63の小径部632とネジ軸53の大径部531とが一体に連結される。即ち、シャフト63とネジ軸53とがねじ締結によって連結される。なお、大径部531の外周には雄ねじ部533が形成される。即ち、軸部材SFは、第2ロータ20Aから第1ロータ20の反対側に向けて軸線方向の他方である下方に突出する第2部分S2を有し、第2部分S2には雄ねじ部533が設けられる。また、軸部材SFにおけるスプライン溝部633の径D1は、雄ねじ部533の径D2よりも大きい。なお、スプライン溝部633の径D1は、大径及び小径のうちの大径である。雄ねじ部533の径D2は、外径及び内径(谷径)のうちの外径である。
第2モータハウジング40Aは、例えば円筒状に形成され、第2モータM2を収容する。第2モータハウジング40Aの上端は、開口しており、当該開口部には軸部材SFが貫通して設けられる。開口部の外周には、中心軸AXの軸回り方向に環状に延びる上底部40Aaが設けられる。上底部40Aaは、第1モータハウジング40の下底部40bと当接し下底部40bにボルトを介して固定されている。第2モータハウジング40Aの下底部40Abも開口しており、当該開口部は、ナット用ハウジング42及びストッパ用カバー44で覆われる。
ナット用ハウジング42は、上端フランジ42aと、上端フランジ42aの内周端から下方に延びる筒状に形成された筒状部42bと、筒状部42bの下端から内周側に延びる底部42cとを有する。上端フランジ42aは、第2モータハウジング40Aの下底部40Abにボルトを介して固定されている。ストッパ用カバー44は、ナット用ハウジング42の底部42cにボルトを介して固定されている。底部42cには、貫通孔が設けられ、ネジ軸53の小径部532が貫通して設けられる。
小径部532の下端には、ストッパ55がナット56によって取り付けられている。ストッパ55は、円環形状の部材である。ストッパ55は、ネジ軸53に挿入されている。ストッパ55のZ方向上側には、円環形状の緩衝部材55aが配置されている。緩衝部材55aは、例えば、弾性体のウレタンゴムである。軸部材SFが上昇して、緩衝部材55aを介してストッパ55がナット用ハウジング42の底部42cに当たることによって軸部材SFの上昇を規制することができる。ナット用ハウジング42の内方には、ナット部材51と、第2連結ブラケット45とが収容される。
ナット部材51の内周側には、雌ねじ部が設けられる。雌ねじ部は、軸部材SFの第2部分S2の雄ねじ部533と複数のボールを介して噛み合う。ナット部材51の径方向外側には、第2連結ブラケット45が配置される。ナット部材51の下端には、径方向外側に広がるフランジ部51aが形成される。フランジ部51aは、ボルトを介して第2連結ブラケット45に固定される。第2連結ブラケット45の上端には、径方向外側に広がるフランジ45aが設けられ、フランジ45aはボルトを介して第1連結ブラケット46に固定される。このように、第2部分S2では、ころがり案内のボールねじが適用される。
第1連結ブラケット46は、ボルトを介して第2ロータブラケット21Aに固定される。このように、ナット部材51と、第2連結ブラケット45と、第1連結ブラケット46と、第2ロータブラケット21Aとは、一体になって回転可能である。詳細には、ナット部材51、第2連結ブラケット45、第1連結ブラケット46及び第2ロータブラケット21Aは、第2軸受32を介して、第2ステータ10A及び第2ステータ保持体11Aに対して回転可能に支持される。
第2回転検出部101Aは、例えば、レゾルバである。第2回転検出部101Aは、第2モータM2の回転状態を検出する。第2回転検出部101Aは、軸方向において連結部100に並んだ位置に配置される。
次に、アクチュエータ1の動きを説明する。
まず、軸部材SFが昇降する(直動する)態様を説明する。この態様では、第2モータM2のみが作動し、第1モータM1は作動しない。
図1に示すように、第2モータM2が作動すると、第2ロータ20Aが中心軸AXの軸回り方向に回転する。詳細には、第2ロータ20Aは、第2軸受32を介して、第2ステータ10A及び第2ステータ保持体11Aに対して中心軸AX回りに回転する。なお、第1ロータ20は、回転しない。
ナット部材51は、第2ロータ20Aと一体になっている。よって、ナット部材51も第2ロータ20Aと一体に中心軸AXの軸回り方向に回転する。ナット部材51の雌ねじ部は、軸部材SFの第2部分S2の雄ねじ部533と噛み合っているため、ナット部材51の回転により軸部材SFが軸線方向に沿って直動する。詳細には、図2に示すように、軸部材SFが軸線方向に沿って上昇する。なお、この状態では、また、軸部材SFが上昇して、緩衝部材55aを介してストッパ55がナット用ハウジング42の底部42cに当たることによって軸部材SFの上昇が規制される。
次いで、軸部材SFが旋回する(回転する)態様を説明する。この態様では、軸部材SFのZ方向の移動の仕方により、第1の態様、第2の態様及び第3の態様が含まれる。
第1の態様では、第1モータM1が作動し、第2モータM2が作動しない。前述したように、スプライン溝部633とスプライン部とが噛み合う。これにより、スプライン外筒61のスプライン部に沿って軸部材SFが軸線方向に案内される。また、軸部材SFはスプライン外筒61を介して第1ロータ20と共に回転することにより、軸部材SFが中心軸AXの軸回り方向に回転可能となる。さらに、第2モータM2が作動しないためナット部材51も回転しない。よって、スプライン外筒61によって軸部材SFが回転すると、ナット部材51により軸部材SFが軸線方向に沿って直動する。以上より、第1の態様では、軸部材SFはスプライン外筒61と一体に回転しつつ、静止したナット部材51と相対的に回転することでZ方向に直動する。
第2の態様では、軸部材SFはスプライン外筒61と一体に回転しつつ、軸部材SFのZ方向の位置が変化しないようにナット部材51を回転させる。従って、第2の態様では、第1モータM1及び第2モータM2の双方を作動させる。即ち、第1モータM1による回転は第1の態様と同様であり、軸部材SFはスプライン外筒61を介して第1ロータ20と共に回転することにより、軸部材SFが中心軸AXの軸回り方向に回転可能となる。第2モータM2は、第1の態様では作動させなかったが、軸部材SFが直動する方向と逆方向にナット部材51を回転させる。以上より、第2の態様では、軸部材SFのZ方向の位置が変化しないまま、軸部材SFがスプライン外筒61と一体に回転する。
第3の態様では、軸部材SFはスプライン外筒61と一体に回転しつつ、ナット部材51の回転速度を適宜調整することにより、軸部材SFが直動する速度(Z方向の移動速度)を可変させる。従って、第3の態様では、第1モータM1及び第2モータM2の双方を作動させる。即ち、第1モータM1による回転は第1及び第2の態様と同様であり、軸部材SFはスプライン外筒61を介して第1ロータ20と共に回転することにより、軸部材SFが中心軸AXの軸回り方向に回転可能となる。第2モータM2は、軸部材SFの所望する直動の速度に合わせて、モータの回転速度を設定する。以上より、第3の態様では、軸部材SFのZ方向の移動速度を適宜に調整しつつ、軸部材SFがスプライン外筒61と一体に回転する。
以上説明したように、本実施形態のアクチュエータ1は、第1ステータ10と第1ステータ10に対して中心軸AXを中心とする軸回り方向に回転可能な第1ロータ20とを有する第1モータM1と、第1モータM1に対して中心軸AXの軸線方向に離隔して配置されると共に、第2ステータ10Aと第2ステータ10Aに対して回転可能で第1ロータ20の中心軸AXと同軸に配置される第2ロータ20Aとを有する第2モータM2と、第1ロータ20及び第2ロータ20Aを軸線方向に沿って貫通し、第1ロータ20から第2ロータ20Aの反対側に向けて軸線方向の一方に突出する第1部分S1の少なくとも一部に軸線方向に沿って延びるスプライン溝部633が設けられ、第2ロータ20Aから第1ロータ20の反対側に向けて軸線方向の他方に突出する第2部分S2の少なくとも一部に雄ねじ部533が設けられる軸部材SFと、軸部材SFのスプライン溝部633と係合してスプライン溝部633に沿って軸部材SFを軸線方向に案内させると共に、第1ロータ20と共に回転して軸部材SFを中心軸AXの軸回り方向に回転可能なスプライン外筒61と、軸部材SFの雄ねじ部533と噛み合う雌ねじ部が設けられ、第2ロータ20Aと共に回転して軸部材SFを中心軸AXの軸線方向に移動可能なナット部材51と、を備える。
アクチュエータ1においては、スプライン外筒61と、第1モータM1と、第2モータM2と、ナット部材51とを中心軸AXの軸線方向に沿って配置している。従って、第1ロータ20の径方向外側に第2ロータ20Aが配置される二軸一体型モータを有するアクチュエータよりも、径方向の大きさが減少してフットプリントが小さくなる。
また、軸部材SFにおけるスプライン溝部633の径は、雄ねじ部533の径よりも大きい。
第1モータM1の駆動力によってスプライン外筒61が中心軸AXの軸回り方向に回転し、スプライン外筒61と共に軸部材SFが回転する。ここで、軸部材SFにおけるスプライン溝部633の径は、雄ねじ部533の径よりも大きいため、スプライン溝部633の剛性が雄ねじ部533よりも高くなる。従って、軸部材SFを回転させて周方向の所定位置で停止させる場合に、当該所定位置により近い位置で停止させることができる。また、軸部材SFが周方向の所定位置になるまでに軸部材SFの回転操作を行う場合、最終的な所定位置に位置させるまでの時間が短縮される。
スプライン外筒61は、第1モータM1の出力軸の近くに配置され、ナット部材51は、第2モータM2の出力軸の近くに配置される。従って、スプライン外筒61には、第1モータM1の出力軸の振れ及び傾きの影響が及び難くなり、スプライン外筒61を精度よく組み付けることができる。ナット部材51には、第2モータM2の出力軸の振れ及び傾きの影響が及び難くなり、ナット部材51を精度よく組み付けることができる。
第1モータM1と第2モータM2とが分離したため、それぞれのモータのトルクを個別に設定することができる。
軸部材SFの一端側にスプライン外筒61が設けられ、他端側にナット部材51が設けられている。従って、軸部材SFの一端側にスプライン外筒61及びナット部材51がともに設けられている場合と比較して、スプライン外筒61及びナット部材51の回転による軸部材SFの振れや傾きが小さくなる。
第1モータM1及び第2モータM2のそれぞれにおいて、モータハウジングとロータ及びステータとが分離しているため、モータの組み付け時に精度の調整(芯出し)が可能なため、精度よくモータを組み付けることができる。
軸部材SFは、第1部分S1を含むシャフト63と第2部分S2を含むネジ軸53とに分割されると共に、シャフト63とネジ軸53とがねじ締結によって連結される。
シャフト63又はネジ軸53に摩耗等が生じた場合に、摩耗等が生じた部材のみを交換すればよいため、部品コストの低減を図ることができる。
第1モータM1及び第2モータM2は、ダイレクトドライブモータである。
ダイレクトドライブモータは、減速機構を介さずに、発生した駆動力を対象物にダイレクトに伝達する。即ち、第1モータM1の駆動力によって直接にスプライン外筒61を回転させることで軸部材SFを回転させることができる。また、第2モータM2の駆動力によって直接にナット部材51を回転させることで軸部材SFを直動させることができる。
軸部材SFの第1部分S1の端部には、アーム取付部材70が固定され、アーム取付部材70は、ワークが取り付けられるアーム部80を支持する。
軸部材SFの第1部分S1にはスプライン溝部633と係合するスプライン外筒61が設けられるため、軸部材SFが回転する際に振れや傾きが小さくなる。従って、アーム取付部材70及びアーム部80が回転する際の振れや傾きも小さくなるため、ワークを安定的に回転及び昇降させることができる。
[第2実施形態]
次いで、第2実施形態に係るアクチュエータ1Aについて説明する。第1実施形態と同一の構成部位には、同一符号を付けて説明を省略する。以下、第1実施形態と相違する点を中心に説明する。
図3は、第2実施形態のアクチュエータの断面図であり、軸部材のストロークが下限に位置している状態を示す。図4は、第2実施形態のアクチュエータの断面図であり、軸部材のストロークが上限に位置している状態を示す。
第2実施形態は、第1実施形態に対して軸部材SFの構造が相違する。即ち、第1実施形態では、軸部材SFは、上方のシャフト63と、下方のネジ軸53とに分割されている。ネジ軸53の大径部531とシャフト63の小径部632とは、ねじ締結によって一体に連結されている。
しかし、第2実施形態に係る軸部材SFは、上方のシャフト63と、下方のネジ軸53とが一体に繋がって形成されている。例えば、1本の円柱状の金属部材の外周部分を削ることによって、シャフト63及びネジ軸53の形状を有する軸部材SFが形成される。また、軸部材SFにおけるスプライン溝部633の径D1は、雄ねじ部533の径D2よりも大きい。ここで、スプライン溝部633の径D1は、大径及び小径のうちの大径である。雄ねじ部533の径D2は、外径及び内径(谷径)のうちの外径である。
なお、軸部材SFの昇降及び旋回については、第1実施形態と同じである。また、図3に示す軸部材SFの下限位置において、第2モータM2が作動すると、第2ロータ20Aとともにナット部材51も回転し、図4に示すように、軸部材SFが軸線方向に沿って上昇する。
以上説明したように、本実施形態のアクチュエータ1Aにおいて、軸部材SFは、上方のシャフト63と、下方のネジ軸53とが一体に繋がって形成されている。従って、シャフト63とネジ軸53とを分割して連結した場合よりも、軸部材SFの剛性が高くなる。
[第3実施形態]
次いで、第3実施形態に係るアクチュエータ1Bについて説明する。第1実施形態及び第2実施形態と同一の構成部位には、同一符号を付けて説明を省略する。以下、第1実施形態と相違する点を中心に説明する。
図5は、第3実施形態のアクチュエータの断面図である。図6は、図5の要部を拡大した断面図である。図7は、図5の別の要部を拡大した断面図である。図8は、第3実施形態のアクチュエータの断面図であり、軸部材のストロークが上限に位置している状態を示す。
本実施形態では、第1モータM1よりも上側の部位(図6に詳細に示す)と、ナット部材51よりも下側の部位(図7に詳細に示す)とが、主に第1実施形態及び第2実施形態と相違している。
アーム取付部材70Aは、シャフト63の先端(上端)に連結される。アーム取付部材70Aは、連結部71と、筒状部72と、蓋部73とを有する。連結部71は、シャフト63の縮径部63aに連結される。
図6に示すように、筒状部72は、円筒状に形成され、連結部71から下方に延びた状態で設けられる。筒状部72は、スプライン外筒用ハウジング43の第2筒状部432よりも外側に配置され、第2筒状部432の上部432aを収容する。筒状部72の下端には、凹部72aが設けられる。凹部72aは、内周面の下端が拡径されて形成される。凹部72aには、シール部77が配置される。
シール部77は、筒状部72とスプライン外筒用ハウジング43の第2筒状部432の上部432aとの間に形成される隙間を封止する。シール部77としては、例えば断面視でU字状又はコ字状の部材をリング状に形成した構造等が挙げられる。シール部77は、例えば弾性変形可能な材料を用いて形成される。シール部77により、シャフト63が外部から保護された状態となる。なお、凹部72aの下端部には、内側に突出する突起部72bが形成される。この突起部72bにより、シール部77の落下が抑制される。
また、筒状部72と第2筒状部432の上部432aとの間に円筒状の隙間が形成される。この隙間により、シャフト63と外部との間にラビリンス構造が形成されるため、防塵性及び防水性が高められる。
蓋部73は、ボルトにより連結部71の蓋部取り付け面71dに取り付けられる。蓋部73は、シャフト63の縮径部63aを外部から保護する。
スプライン外筒用ハウジング43は、第1筒状部431と、第2筒状部432と、を有する。また、第1ロータブラケット21の上端には、第2蓋部材111Aがボルトを介して固定される。第2蓋部材111Aの上端には、スプライン外筒61Aのフランジ62Aがボルトを介して固定される。
第1筒状部431は、上下方向の上側に配置された第1円筒部431bと、第1円筒部431bの下側に配置された段部431dと、段部431dの下側に配置された第2円筒部431eとを有する。
第1円筒部431bには、径方向内側に延びる受け部431aが周方向に沿って円環状に設けられている。受け部431aの上面には、下方に凹む凹部が設けられ、凹部にOリング74が収容されている。第2筒状部432の下端面がOリング74を押圧した状態で、ボルトを介して第2筒状部432の下端部が第1筒状部431の受け部431aに固定される。第2円筒部431eの下端部431cの側面には、凹部が形成され、凹部にはOリング75が収容されている。
第1モータハウジング40の上端部の内周面がOリング75を押圧している。この状態で、ボルトを介して第1筒状部431の下端部が第1モータハウジング40の上端部に固定される。さらに、第1モータハウジング40の上端部の外周面には、径方向内側に凹む凹部が設けられ、凹部にOリング76が収容されている。固定台STの内周面がOリング76を押圧した状態で、第1モータハウジング40の取付用フランジ40aが固定台STの上面にボルトを介して固定される。
図6に示すように、第1筒状部431において、第2円筒部431eと連結ブラケット34との間に第3軸受33が保持される。連結ブラケット34は、スプライン外筒61Aのフランジ62Aに固定される。よって、第3軸受33は、スプライン外筒61及び連結ブラケット34を回転自在に支持している。第3軸受33は、例えば、転がり軸受である。第3軸受33は、ウェーブワッシャ39a及び押さえ部材39bを介して段部431dに支持されている。第3軸受33は、ウェーブワッシャ39a及び押さえ部材39bにより、連結ブラケット34側に押し付けられている。また、第3軸受33は、第1筒状部431、第1モータハウジング40及び固定台STで径方向に支持されている。
ここで、軸部材SFについて説明する。軸部材SFは、上方のシャフト63と、下方のネジ軸53と、を有する。シャフト63は、アーム取付部材70Aから中心軸AXの軸線方向に沿って連結部100まで延びている。連結部100は軸方向において第2回転検出部101Aと並ぶ位置に設けられる。シャフト63は、縮径部63aと大径部63bと小径部63cとが一体になって構成される。大径部63bは、縮径部63aの下側に配置される第1大径部63b1と、第2筒状部432の内方に収容される第2大径部63b2と、スプライン外筒61Aの上端から第1モータハウジング40の下底部40bまで延びる第3大径部63b3とを有する。第3大径部63b3の外周には、中心軸AXの軸線方向に延びるスプライン溝部633が周方向に間隔をおいて複数設けられる。なお、第1ロータ20の上端よりも上方に突出してスプライン溝部633が設けられた部位が第1部分S1である。
ネジ軸53は、連結部100からストッパ55まで延びている。ネジ軸53は、上方の大径部531と、下方の小径部532とを有する。ネジ軸53の大径部531の上端部には、上方に突出する細径部531aが設けられる。細径部531aの外周には、雄ねじが設けられる。シャフト63の小径部632の下端部には、凹部632aが設けられる。凹部632aの内周には、細径部531aの雄ねじと噛み合う雌ねじが設けられる。凹部632aの内周の雌ねじは、細径部531aの雄ねじと噛み合っている。これにより、シャフト63の小径部632とネジ軸53の大径部531とが一体に連結される。即ち、シャフト63とネジ軸53とがねじ締結によって連結される。なお、大径部531の外周には雄ねじ部533が形成される。即ち、軸部材SFは、第2ロータ20Aから第1ロータ20の反対方向に向けて軸線方向の他方である下方に突出する第2部分S2を有し、第2部分S2には雄ねじ部533が設けられる。なお、小径部532の外周には雄ねじ部が設けられていない。また、軸部材SFにおけるスプライン溝部633の径D1は、雄ねじ部533の径D2よりも大きい。なお、スプライン溝部633の径D1は、大径及び小径のうちの大径である。雄ねじ部533の径D2は、外径及び内径(谷径)のうちの外径である。
図7に示すように、クランプ機構130は、ネジ軸53の小径部532と、コレット132と、シリンダ134と、を含む。コレット132は、径方向に変形可能な把持部132Aと、略筒形状のフランジ部132Bと、を備える。把持部132Aには、Z方向にスリ割りが4つ形成されている。図7に示す断面図は、該スリ割りに沿って切断した断面を示している。スリ割りは、周方向に90度ずつ異なる位置に形成されている。これにより、把持部132Aは、径方向に弾性変形が可能となる。なお、スリ割りの数、形状及び位置は、特に限定されない。スリ割りは、把持部132Aが径方向に弾性変形可能となるように、形成されていればよい。
コレット132には、ネジ軸53の小径部532が挿入される。コレット132は、第1テーパ面132aと、第2テーパ面132bと、凹部132cと、内周面132dと、を備える。第1テーパ面132aは、把持部132Aの外周面である。第1テーパ面132aは、Z方向下側に向かうにつれて外径が小さくなる傾斜面である。つまり、第1テーパ面132aは、略円錐面の形状である。
第2テーパ面132bは、フランジ部132BのZ方向上側の外周面である。第2テーパ面132bは、Z方向上側に向かうにつれて外径が小さくなる傾斜面である。つまり、第2テーパ面132bは、略円錐面の形状である。凹部132cは、フランジ部132Bの外周面に形成された溝である。凹部132cは、Z方向において、第1テーパ面132aと第2テーパ面132bとの間に形成される。内周面132dは、ネジ軸53の被クランプ部53bと対向する面である。コレット132は、ネジ軸53が軸線方向に最大限移動した場合でも内周面132dがネジ軸53の被クランプ部53bと対向するように配置されている。
シリンダ134は、ピストン136と、シリンダチューブ138と、第1シール部材160と、第2シール部材162と、を備える。また、シリンダ134は、気体供給部163と、固定部材144と、ストッパ部146と、ネジ軸用ハウジング150と、ばね156と、を備える。
ピストン136には、ネジ軸53の小径部532が挿入される。ピストン136は、傾斜面136aと、第1外側面136bと、第2外側面136cと、溝部136dと、下面136eと、凹部136fと、上面136gと、を備える。
傾斜面136aは、ピストン136のZ方向上側の内周面である。傾斜面136aは、Z方向上側に向かうにつれて径が大きくなるように傾斜している。傾斜面136aは、Z方向において第1テーパ面132aと重なる。このような構成により、傾斜面136aは、ピストン136がZ方向上側に移動した場合に第1テーパ面132aと接触できる。そして、傾斜面136aは、第1テーパ面132aと接触した場合に、第1テーパ面132aを径方向内側に押圧できる。すなわち、傾斜面136aは、把持部132Aを径方向内側に押圧可能なチャック部である。傾斜面136aは、第1テーパ面132aと対向する。すなわち、傾斜面136aと第1テーパ面132aとは、略同じ傾きを有する。傾斜面136aは、径方向において第1テーパ面132aと重なるように配置される。これにより、ピストン136及びコレット132が占有する空間の軸線方向の寸法を小さくすることができる。
第1外側面136b及び第2外側面136cは、ピストン136の外側面である。第1外側面136bは、第2外側面136cよりもZ方向上側に位置する。第2外側面136cは、第1外側面136bよりも径が大きい。第1外側面136b及び第2外側面136cは、径方向において第1テーパ面132aと重なるように配置される。溝部136dは、第1外側面136bに形成された角溝である。溝部136dは、第1外側面136bの周方向に沿って形成されている。下面136eは、ピストン136のZ方向下側の面である。下面136eには、Z方向上側に凹んだ凹部136fが形成される。上面136gは、ピストン136のZ方向上側の面である。
シリンダチューブ138は、ピストン136を収容する略筒形状の部材である。筒状部138aと、外径側フランジ部138bと、内径側フランジ部138cと、溝部138dと、第1内側面138eと、第2内側面138fと、気体供給路138gと、を備える。筒状部138aは、筒形状の部材である。筒状部138aのZ方向上側の端部に外径側フランジ部138b及び内径側フランジ部138cが接続される。外径側フランジ部138bは、円環状に形成されたフランジ面である。外径側フランジ部138bは、固定部材140により筒状部42bの下端に固定される。内径側フランジ部138cは、円環状に形成され、外径側フランジ部138bよりも径方向内側に配置される。内径側フランジ部138cには、段差面142が形成される。段差面142は、内径側フランジ部138cのZ方向上側の端部に形成される。段差面142は、Z方向上側から見て、円環形状である。
第1内側面138eは、内径側フランジ部138cの径方向内側の側面である。第1内側面138eは、第1外側面136bと対向する。第2内側面138fは、筒状部138aの径方向内側の側面である。第2内側面138fの径は、第1内側面138eの径よりも大きい。第2内側面138fは、第2外側面136cと対向する。第1内側面138e及び第2内側面138fは、径方向において第1テーパ面132aと重なるように配置される。溝部138dは、第2内側面138fに形成された角溝である。溝部138dは、第2内側面138fの周方向に沿って形成されている。
気体供給路138gは、シリンダチューブ138の外部からシリンダチューブ138の内部まで貫通する開口である。気体供給路138gには、気体供給配管158が接続されている。気体供給路138gと気体供給配管158とは、例えば、シールテープを介してネジ固定されている。
第1シール部材160は、Oリングである。第1シール部材160は、溝部136dに配置される。第1シール部材160は、第1外側面136bと、第1内側面138eとの間の隙間を埋める。これによれば、第1外側面136bと、第1内側面138eとの隙間がシールされる。
第2シール部材162は、Oリングである。第2シール部材162は、溝部138dに配置される。第2シール部材162は、第2外側面136cと、第2内側面138fとの間の隙間を埋める。これによれば、第2外側面136cと、第2内側面138fとの隙間がシールされる。このような構成により、気体供給配管158、気体供給路138g、第1外側面136b、第2外側面136c、第1内側面138e、第2内側面138f、第1シール部材160及び第2シール部材162で囲まれた圧力室139が形成される。
気体供給部163は、圧縮空気を供給するコンプレッサである。気体供給部163は、気体供給配管158に接続される。なお、気体供給部163が供給する気体は、圧縮空気に限定されない。気体供給部163は、例えば、圧縮された窒素を供給してもよい。
固定部材144は、円環形状の板部材である。固定部材144は、径方向外側の下面が段差面142と接触するように配置される。また、固定部材144は、径方向内側の端部が凹部132cに挿入されている。
ストッパ部146は、円環形状の部材である。ストッパ部146には、ネジ軸53の小径部52Bが挿入される。ストッパ部146は、第2テーパ面132bと対向する傾斜面146aを備える。これにより、ストッパ部146は、コレット132のZ方向上側への移動を制限できる。また、ストッパ部146は、固定部材144を段差面142と挟んだ状態で、固定部材148によって、内径側フランジ部138cに固定される。したがって、ストッパ部146は、固定部材144のZ方向における位置を固定する。そして、固定部材144の内径側の端部は、凹部132cに挿入されている。これによれば、固定部材144は、コレット132のZ方向下側への移動を制限できる。このような構成により、コレット132のZ方向における位置が決定される。
ネジ軸用ハウジング150は、シリンダチューブ138、ナット用ハウジング42、モータ用ハウジング41及びスプライン外筒用ハウジング43を介して、固定台STに固定されている。ネジ軸用ハウジング150は、フランジ部150aと、フランジ面150bと、筒状部150cと、凹部150dと、蓋部材150eと、を有する。フランジ部150aは、円環状に形成され、固定部材152により筒状部138aの下端に固定される。フランジ面150bは、フランジ部150aのZ方向上側の面である。
フランジ面150bは、下面136eと対向する。筒状部150cは、フランジ部150aの内周から下方に延びている。図5に示すように、筒状部150cは、ネジ軸53の下側の端部を収容する。凹部150dは、フランジ面150bからZ方向下側に凹んだ凹部である。蓋部材150eは、筒状部150cのZ方向下側を塞ぐ部材である。蓋部材150eは、ボルトによって、筒状部150cのZ方向下側の端面に固定される。これにより、Z方向下側から、ネジ軸用ハウジング150の内部に異物が侵入することを防ぐことができる。
ばね156は、圧縮コイルばねである。ばね156は、一方の端部が凹部136fの底面と接触する。ばね156は、他方の端部が凹部150dの底面と接触する。したがって、ばね156は、凹部136fの底面及び凹部150dの底面によって圧縮されている。ネジ軸用ハウジング150が固定台STに固定されているので凹部150dの底面はZ軸方向下側に移動しない。したがって、ばね156は、ピストン136をZ方向上側に押圧する。なお、ばね156は、圧縮コイルばねであるとしたがこれに限定されない。ばね156は、ピストン136が把持部132Aに近づく方向にピストン136を付勢する弾性部材であればよい。ばね156は、例えば、角ばね及び円錐ばねでもよい。また、ばね156は、複数配置されていてもよい。
ネジ軸53の下端部には、ストッパ55がナット56によって取り付けられている。ストッパ55は、円環形状の部材である。ストッパ55は、ネジ軸53に挿入されている。ストッパ55のZ方向上側には、円環形状の緩衝部材55aが配置されている。緩衝部材55aは、例えば、弾性体のウレタンゴムである。緩衝部材55a及びストッパ55の外径r2は、フランジ部150aの内径r1よりも大きい。したがって、ストッパ55は、ネジ軸53が所定の長さだけ上昇した場合に、緩衝部材55aを介してフランジ部150aと接する。これにより、ストッパ55は、ネジ軸53が所定の長さを超えて上昇することを規制できる。
なお、軸部材SFの昇降及び旋回については、第1及び第2実施形態と同じである。また、図5に示す軸部材SFの下限位置において、第2モータM2が作動すると、第2ロータ20Aとともにナット部材51も回転し、図8に示すように、軸部材SFが軸線方向に沿って上昇する。
以上説明したように、本実施形態のアクチュエータ1Bは、軸部材SFの第2部分S2が貫通するコレット132と、軸部材SFの第2部分が貫通するピストン136、ピストン136を収容するシリンダチューブ138及びピストン136を付勢する弾性部材を有するシリンダ134と、を含むクランプ機構130を備える。ピストン136は、弾性部材によってコレット132の外周面に接することで、コレット132を軸部材SFに押し付ける傾斜面136a(チャック部)を有し、コレット132は、シリンダチューブ138の内部に気体又は液体が供給されると、軸部材SFから離れる。
この構成によれば、弾性部材は、チャック部をコレット132の外周面に接するように付勢することができる。そして、チャック部は、コレット132を軸部材SFに押し付けて軸部材をクランプすることができる。また、チャック部は、コレット132の外周面に接する構成であるため、該外周面と径方向において重なる。このような構成により、クランプ機構130の軸線方向の寸法を小さくすることができる。また、シリンダチューブ138の内部に気体又は液体を供給することで、軸部材SFをアンクランプすることができる。また、電源が遮断された場合においても、軸部材SFをクランプ機構130で保持することができる。
外周面は、チャック部に近づくにつれて径が小さくなるテーパ面であり、チャック部は、外周面と対向する第1テーパ面132a(傾斜面)である。
この構成によれば、第1テーパ面132aは、シリンダチューブ138の内部へ気体又は液体が供給されていない場合に、テーパ面と面接触することができる。これにより、コレット132の外周面とチャック部とが線接触、又は点接触する場合と比較して、コレット132とチャック部との間に生じる摩擦力を大きくすることができる。したがって、コレットが軸部材SFをクランプしている場合に、コレット132の外周面とチャック部とが滑ることを抑制できる。
スプライン外筒61Aの径方向外側は、第3軸受33(転がり軸受)を介してスプライン外筒用ハウジング43で支持される。
例えば、アーム部80によりワークを支持し、アーム部80及びワークの荷重の重心が中心軸AXと一致しない場合又はアーム部80及びワークの回転モーメントを受ける場合には、軸部材SFが中心軸AXに対して傾く方向に力を受ける可能性がある。これに対して、第3軸受33がウェーブワッシャ39a及び押さえ部材39bを介して第1筒状部431、第1モータハウジング40及び固定台STで径方向に支持されているので、中心軸AXの軸線方向に直交する径方向へのスプライン外筒61Aの変位又は振動が抑制される。
第1部分S1の先端に固定されるアーム取付部材70Aに設けられ第1部分S1の外周を覆う筒状部と、第1部分S1との間に円筒状の隙間が形成される。
円筒状の隙間により、第1部分S1と円筒状の隙間の外部との間にラビリンス構造が形成されるため、アーム取付部材70Aの内方の防塵性及び防水性が高められる。
[第4実施形態]
次いで、第4実施形態に係るアクチュエータ1Cについて説明する。第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態と同一の構成部位には、同一符号を付けて説明を省略する。以下、第3実施形態と相違する点を中心に説明する。
図9は、第4実施形態のアクチュエータの断面図であり、軸部材のストロークが下限に位置している状態を示す。図10は、第4実施形態のアクチュエータの断面図であり、軸部材のストロークが上限に位置している状態を示す。
第4実施形態は、第3実施形態に対して軸部材SFの構造が相違する。
即ち、第3実施形態では、軸部材SFは、上方のシャフト63と、下方のネジ軸53と、に分割されている。ネジ軸53の大径部531とシャフト63の小径部632とは、ねじ締結によって一体に連結されている。
しかし、第4実施形態に係る軸部材SFは、上方のシャフト63と、下方のネジ軸53とが一体に繋がって形成されている。例えば、1本の円柱状の金属部材の外周部分を削ることによって、シャフト63及びネジ軸53の形状を有する軸部材SFが形成される。また、軸部材SFにおけるスプライン溝部633の径D1は、雄ねじ部533の径D2よりも大きい。ここで、スプライン溝部633の径D1は、大径及び小径のうちの大径である。雄ねじ部533の径D2は、外径及び内径(谷径)のうちの外径である。
なお、軸部材SFの昇降及び旋回については、第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態と同じである。また、図9に示す軸部材SFの下限位置において、第2モータM2が作動すると、第2ロータ20Aとともにナット部材51も回転し、図10に示すように、軸部材SFが軸線方向に沿って上昇する。
以上説明したように、本実施形態のアクチュエータ1Cにおいて、軸部材SFは、上方のシャフト63と、下方のネジ軸53とが一体に繋がって形成されている。従って、シャフト63とネジ軸53とを分割して連結した場合よりも、軸部材SFの剛性が高くなる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上記の実施形態に記載されたものに限定されない。例えば、軸部材SFにおいて、シャフト63とネジ軸53とがねじ締結によって連結される形態を説明したが、シャフト63の端部をネジ軸53の端部に圧入して連結してもよい。また、接着剤を用いてシャフト63とネジ軸53とを連結してもよい。
1,1A,1B,1C アクチュエータ
10 第1ステータ
10A 第2ステータ
130 クランプ機構
132 コレット
134 シリンダ
136 ピストン
138 シリンダチューブ
20 第1ロータ
20A 第2ロータ
33 第3軸受(転がり軸受)
43 スプライン外筒用ハウジング
51 ナット部材
53 ネジ軸
533 雄ねじ部
61 スプライン外筒
61A スプライン外筒
63 シャフト
633 スプライン溝部
70 アーム取付部材
70A アーム取付部材
72 筒状部
80 アーム部
AX 中心軸
S1 第1部分
S2 第2部分
SF 軸部材
M1 第1モータ
M2 第2モータ

Claims (9)

  1. 第1ステータと前記第1ステータに対して中心軸の軸回り方向に回転可能な第1ロータとを有する第1モータと、
    前記第1モータに対して前記中心軸の軸線方向に離隔して配置されると共に、第2ステータと前記第2ステータに対して回転可能で前記第1ロータの前記中心軸と同軸に配置される第2ロータとを有する第2モータと、
    前記第1ロータ及び前記第2ロータを前記軸線方向に沿って貫通し、前記第1ロータから前記第2ロータの反対側に向けて前記軸線方向の一方に突出する第1部分の少なくとも一部に前記軸線方向に沿って延びるスプライン溝部が設けられ、前記第2ロータから前記第1ロータの反対側に向けて前記軸線方向の他方に突出する第2部分の少なくとも一部に雄ねじ部が設けられる軸部材と、
    前記軸部材の前記スプライン溝部と係合して当該スプライン溝部に沿って前記軸部材を前記軸線方向に案内させると共に、前記第1ロータと共に回転して前記軸部材を前記中心軸の軸回り方向に回転可能なスプライン外筒と、
    前記軸部材の前記雄ねじ部と噛み合う雌ねじ部が設けられ、前記第2ロータと共に回転して前記軸部材を前記中心軸の軸線方向に移動可能なナット部材と、を備える
    アクチュエータ。
  2. 前記軸部材における前記スプライン溝部の径は、前記雄ねじ部の径よりも大きい
    請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記軸部材は、前記第1部分を含むシャフトと前記第2部分を含むネジ軸とに分割されると共に、前記シャフトとネジ軸とがねじ締結によって連結される
    請求項1又は2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記第1モータ及び前記第2モータは、ダイレクトドライブモータである
    請求項1から3のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  5. 前記軸部材の第1部分の端部にはアーム取付部材が固定され、当該アーム取付部材は、ワークが取り付けられるアーム部を支持する
    請求項1から4のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  6. 前記軸部材の第2部分が貫通するコレットと、
    前記軸部材の第2部分が貫通するピストンと、前記ピストンを収容するシリンダチューブと、前記ピストンを付勢する弾性部材と、を有するシリンダと、
    を含むクランプ機構を備え、
    前記ピストンは、前記弾性部材によって前記コレットの外周面に接することで、前記コレットを前記軸部材に押し付けるチャック部を有し、
    前記コレットは、前記シリンダチューブの内部に気体又は液体が供給されると、前記軸部材から離れる
    請求項1から5のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  7. 前記外周面は、前記チャック部に近づくにつれて径が小さくなるテーパ面であり、
    前記チャック部は、前記外周面と対向する傾斜面である
    請求項6に記載のアクチュエータ。
  8. 前記スプライン外筒の径方向外側は、転がり軸受を介してスプライン外筒用ハウジングで支持される
    請求項1から7のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  9. 前記第1部分の先端に固定されるアーム取付部材に設けられ前記第1部分の外周を覆う筒状部と、前記第1部分と、の間に円筒状の隙間が形成される
    請求項1から8のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
JP2019126347A 2018-10-09 2019-07-05 アクチュエータ Active JP7383915B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/037893 WO2020075517A1 (ja) 2018-10-09 2019-09-26 アクチュエータ
US17/283,782 US11784535B2 (en) 2018-10-09 2019-09-26 Actuator
CN201980065993.1A CN112805905B (zh) 2018-10-09 2019-09-26 驱动器
KR1020217010225A KR20210068442A (ko) 2018-10-09 2019-09-26 액추에이터
TW108136030A TWI825192B (zh) 2018-10-09 2019-10-04 致動器

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018191234 2018-10-09
JP2018191234 2018-10-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020061926A true JP2020061926A (ja) 2020-04-16
JP7383915B2 JP7383915B2 (ja) 2023-11-21

Family

ID=70220462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019126347A Active JP7383915B2 (ja) 2018-10-09 2019-07-05 アクチュエータ

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP7383915B2 (ja)
KR (1) KR20210068442A (ja)
CN (1) CN112805905B (ja)
TW (1) TWI825192B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI728792B (zh) * 2020-04-29 2021-05-21 高明鐵企業股份有限公司 滾珠螺桿花鍵裝置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003065416A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Yaskawa Electric Corp 2自由度アクチュエータ
JP2008036747A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Citizen Holdings Co Ltd 工作機械の主軸

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR950007694B1 (ko) * 1988-03-28 1995-07-14 부라더 고교 가부시기가이샤 단축복합운동장치
US5649451A (en) * 1994-06-30 1997-07-22 Ruland; Frederick W. Compact mechanism for creating simultaneous rotary and linear motion
JP2001298920A (ja) * 2000-04-18 2001-10-26 Tamagawa Seiki Co Ltd 二軸同芯モータ
JP2006174690A (ja) * 2004-11-18 2006-06-29 Smc Corp アクチュエータ制御システム
US9954416B2 (en) * 2012-02-08 2018-04-24 Nsk Ltd. Actuator, stator, motor, rotational-to-linear motion conversion mechanism, and linear actuator
JP6061815B2 (ja) * 2013-08-19 2017-01-18 住友重機械工業株式会社 モータ
CN204068559U (zh) * 2014-08-27 2014-12-31 大连光洋科技集团有限公司 一种三输出轴电机
JP2016200251A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 日本電産テクノモータ株式会社 軸受装置およびモータ
JP6762114B2 (ja) * 2016-03-25 2020-09-30 Ntn株式会社 電動アクチュエータ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003065416A (ja) * 2001-08-27 2003-03-05 Yaskawa Electric Corp 2自由度アクチュエータ
JP2008036747A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Citizen Holdings Co Ltd 工作機械の主軸

Also Published As

Publication number Publication date
KR20210068442A (ko) 2021-06-09
TW202027385A (zh) 2020-07-16
TWI825192B (zh) 2023-12-11
CN112805905B (zh) 2024-05-31
CN112805905A (zh) 2021-05-14
JP7383915B2 (ja) 2023-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5216528B2 (ja) 工作機械用の割出し装置におけるクランプ装置
CN109155570B (zh) 致动器
US9166457B2 (en) Rotating apparatus having rotating electrical machine and reduction device with common rotating shaft
JP2009148840A (ja) 工作機械用の回転割出テーブル装置
US20100206599A1 (en) Machine-tool spindle head
US10612638B2 (en) Speed reducer with electric motor
US10837521B2 (en) Electric actuator
US20190346023A1 (en) Electric actuator
TWI610035B (zh) 動力工具
WO2020075517A1 (ja) アクチュエータ
JP7383915B2 (ja) アクチュエータ
US10052704B2 (en) Electric discharge machine with rotary table
WO2017188114A2 (ja) エンコーダ装置、駆動装置、ステージ装置、及びロボット装置
JP6491456B2 (ja) トラクション動力伝達装置
US20160036301A1 (en) Electric rotating machine
JP7509184B2 (ja) 二軸一体型モータ及びアクチュエータ
JP2017207193A (ja) トラクション減速機および電動機付き減速機
JP6943126B2 (ja) アクチュエータ
JP2022146082A (ja) アクチュエータ
EP3046236A1 (en) Electric rotating machine
CN216523828U (zh) 工具机的转轴的旋转角度感测结构
WO2020049680A1 (ja) 振動絶縁保持装置
WO2017199941A1 (ja) トラクション減速機および電動機付き減速機
JP2023147376A (ja) 電動アクチュエータ
JP2021193304A (ja) 電動アクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230626

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231010

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231023

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7383915

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150