JP2020061602A - イヤホン - Google Patents

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大介 佐川
Daisuke Sagawa
大介 佐川
佐藤 謙治
Kenji Sato
謙治 佐藤
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Abstract

【課題】音漏れを抑制し得るイヤホンを提供する。【解決手段】イヤホン1は、耳に装着される音響ユニット2を有する。音響ユニット2は、音響ユニット本体10と、キャップ20と、ミッドカバー30と、を有する。音響ユニット本体10は、耳への装着時に外耳道に挿入又は近接して配置される第1端部11と、耳への装着時に外耳道から離れて配置される第2端部12と、を有する。キャップ20は、第1端部11に取り付けられ、第1端部11から放音される音を少なくとも外耳道側に透過する部材である。ミッドカバー30は、音響ユニット本体10のキャップ20よりも第2端部12側の少なくとも一部を覆う。ミッドカバー30は、音響ユニット本体10の第1端部11から放音された音が、キャップ20を透過して耳の外に漏れるのを抑制する。【選択図】図8

Description

本発明は、イヤホン及びイヤホンの音漏れを抑制するためのカバーに関する。
イヤホンユーザの好みは多様であるが、音漏れし難いタイプのイヤホンの人気が高い。
本発明が解決しようとする課題は、音漏れを抑制し得るイヤホン及びカバーを提供することにある。
本発明のイヤホンは、耳に装着される音響ユニットを有するイヤホンである。
前記音響ユニットは、音響ユニット本体と、外耳道接触部材と、カバーと、を有する。
前記音響ユニット本体は、前記耳への装着時に外耳道に挿入又は近接して配置される第1端部と、前記耳への装着時に外耳道から離れて配置される第2端部と、を有する。
前記外耳道接触部材は、前記第1端部に直接又は間接的に取り付けられ、前記第1端部から放音される音を少なくとも前記外耳道側に透過する部材である。
前記カバーは、前記音響ユニット本体の前記外耳道接触部材よりも前記第2端部側の少なくとも一部を覆い、前記音の伝達を抑制する部材である。
本発明のカバーは、耳への装着時に外耳道に挿入又は近接して配置される第1端部と、前記耳への装着時に外耳道から離れて配置される第2端部と、を有する音響ユニット本体に取り付けられるカバーであって、
前記第1端部に取り付けられ前記第1端部から放音される音を少なくとも前記外耳道側に透過する外耳道接触部材に接触又は近接し、前記音響ユニット本体の前記外耳道接触部材よりも前記第2端部側の少なくとも一部を覆い、前記音の伝達を抑制するものである。
本発明によれば、音漏れを抑制し得る。
一実施形態に係るイヤホンの一対の音響ユニット及びケーブルを示す斜視図である。 一実施形態に係るイヤホンの音響ユニットの正面図である。 図2に示す音響ユニットの背面図である。 図2に示す音響ユニットの平面図である。 図2に示す音響ユニットの底面図である。 図2に示す音響ユニットの右側面図である。 図2に示す音響ユニットの左側面図である。 図6に示す音響ユニットの断面図である。 図6に示す音響ユニットを耳に装着した状態を例示する側面図である。 別の実施形態に係るイヤホンの音響ユニットの側面図である。 図10に示す音響ユニットが備えるカバーの斜視図である。
[第1実施形態]
図1に示すように、一実施形態のイヤホン1は、右耳用の音響ユニット2Rと左耳用の音響ユニット2Lとを有する。両音響ユニット2R、2Lは、互いに同形・同寸である。両音響ユニット2R、2Lは、どちらも同じ構造を有している。以下の説明では、両者を区別せず、音響ユニット2として説明する。
図1乃至図9に示すように、音響ユニット2は、音響ユニット本体10と、外耳道接触部材としてのキャップ20と、カバーとしてのミッドカバー30とを有する。また、図8に示すように、音響ユニット2は、介在部材としてのエアチューブ40を有している。
音響ユニット本体10は、第1端部11(図8)と第2端部12(図8)とを有する。
第1端部11は、イヤホン1の耳100への装着時に外耳道に挿入又は近接して配置される方の端部である。
第2端部12は、イヤホン1の耳100への装着時に外耳道から離れて配置される方の端部である。
キャップ20は、エアチューブ40(図8)を介して第1端部11に取り付けられている。
キャップ20は、第1端部11の先端側(図8における左端側)から放音される音を少なくとも外耳道側に透過する部材である。
ミッドカバー30は、キャップ20の第2端部12側の端部20a(図8)に全周に亘って接触している。
ミッドカバー30は、音響ユニット本体10の少なくとも一部を覆っている。
ミッドカバー30は、音の伝達を抑制する部材である。
音響ユニット本体10は、イヤホンケーシング13と、ドライバユニット14と、を有する。
イヤホンケーシング13は、アルミ板を絞り加工してなる一体成形品である。イヤホンケーシング13は、ヘッド部15(図8)と、ボディ部16と、を有する。
図8に示すように、ヘッド部15は、半球殻構造になっている。ボディ部16は、直管の両端を半球殻で塞いだ構造になっている。ヘッド部15とボディ部16とは、ネック部(括れた部分)17を介して同軸状に接続されている。ヘッド部15の外径は、ボディ部16の外径よりも大きい。
ヘッド部15の先端部(図示左端部)は開口している。ヘッド部15の先端15aには、プロテクタ50が取り付けられている。プロテクタ50は、ヘッド部15と略対称の半球殻状の部材である。プロテクタ50とヘッド部15とが組み合わされて球殻を構成している。プロテクタ50は、メッシュ状の金属製の部材である。プロテクタ50は、音声を良好に透過させる。
ドライバユニット14は、ヘッド部15に収容されている。ドライバユニット14の先端部(図示左端部)には、放音部としての振動板18が設けられている。振動板18の背後(図示右側)には、入力電気信号を振動板18の振動に変換する電気機械結合系(不図示)が設けられている。電気機械結合系は、ボイスコイル、マグネット、等(何れも不図示)で構成される。振動板18の振動が空気振動すなわち音として放出される。
ボディ部16の軸方向(図示左右方向)の中央の下部には、ケーブル挿入孔(不図示)が設けられている。ボディ部16には、ケーブル挿入孔と同軸にブッシング19が取り付けられている。ボディ部16内には、ブッシング19を介してケーブル60の一端側が挿入されている。ボディ部16内で、ケーブル60の一端部がボディ部16に固定され、その一端部から2本のリード線(不図示)が引き出されている。リード線はそれぞれドライバユニット14の端子(不図示)に電気的に接続されている。ケーブル60の他端部は、プラグ(不図示)が備えられて音楽再生装置などに接続される。
キャップ20は、略球形の部材である。キャップ20は、スポンジ材で形成されている。キャップ20に使用されるスポンジ材は、通気性の高い連続気泡構造を有している。その代表例は、高発泡・高通気ウレタンフォームである。キャップ20は、柔軟性、弾力性及び通気性を有する。キャップ20は、音を透過させる部材である。キャップ20は、耳障りな高域成分の音を取り除くアナログフィルターとして機能しうる。
図8に示すように、キャップ20は、エアチューブ40及びプロテクタ50が取り付けられている状態のヘッド部15を覆う。キャップ20とエアチューブ40とを組み合わせることにより、ボディ部16側(図示右側)の端部を除き、略球体をなす。キャップ20は、音響ユニット本体10を外耳道の内壁から離して支持する。この例では、音響ユニット本体10とキャップ20との間に、エアチューブ40が介在している。
エアチューブ40は、イヤホンケーシング13のヘッド部15側に外装されている。エアチューブ40は、ボディ部16のヘッド部15側の端部からプロテクタ50の中間部に延びている。すなわち、エアチューブ40は、ドライバユニット14を収容しているヘッド部15を後方(図示右側、第2端部12側)から包み込んでいる。エアチューブ40のボディ部16側の端部40aは、キャップ20で覆われない。端部40aの表面は、自然状態におけるキャップ20の表面と同じ曲率の部分球面である。
エアチューブ40の先端部(図示左端部)40bは開口している。エアチューブ40の先端部40bとプロテクタ50との間には、環状の狭い隙間が形成されている。エアチューブ40のボディ部16側の端部40aは、全周に亘ってボディ部16に気密に接している。端部40aには、内側に向けて環状の返し部41が設けられている。返し部41が、ボディ部16の半球殻に倣って面接触することにより、エアチューブ40とボディ部16との間の気密性が保たれている。返し部41は、ネック部17に達している。
エアチューブ40は、音響ユニット本体10の第1端部11とキャップ20との間に存在する。エアチューブ40は、音響ユニット本体10とエアチューブ40との間に空気室42を形成する。
エアチューブ40は、弾力性を有する。エアチューブ40は、エラストマでできている。エラストマの例として、シリコーンゴムを挙げることができる。エラストマでできたエアチューブ40は、とスポンジ材(発泡ウレタンフォーム、発泡シリコーン、等)でできたキャップ20との間には、比較的大きい摩擦力が働く。その摩擦力が音響ユニット本体10とキャップ20との相対移動を難くしている。これにより、音響ユニット本体10に対するキャップ20の位置ずれ、及び音響ユニット本体10からのキャップ20の不用意な離脱或いは望まない離脱が防止される。
ミッドカバー30は、キャップ20の第2端部12側の端部20a(図8)及び音響ユニット本体10のボディ部16の一部を覆う筒状の部材である。この例では、ミッドカバー30の第1端部11側の部分30Fは、キャップ20及びエアチューブ40で構成される球体の第2端部12側に面する領域の大部分を覆っている。また、ミッドカバー30の第2端部12側の部分30Rは、ボディ部16のブッシング19よりも第1端部11側の部分を覆っている。
ミッドカバー30は、ボディ部16に同軸に設けられている。ミッドカバー30は、ポリウレタン、弾性発泡ポリマ又はシリコーンからなる部材である。ミッドカバー30は、軟らかい。ミッドカバー30は、弾力性を有する。ミッドカバー30は、比較的高い遮音性を有する。
上記のように構成された第1実施形態のイヤホン1は、図9に示すように、音響ユニット2を耳100に装着して使用する。キャップ20は、耳珠101と外耳道(不図示)の入口との間に嵌まる。このことを外耳道に嵌まると表現することもできる。ミッドカバー30は、耳甲介腔102に嵌まる。図9の例では、音響ユニット本体10は、第1端部11側を前方(図示左側)斜め上方に向けて保持されている。第2端部12は対耳珠103の近傍に配置されている。第2端部12は、多くの場合耳100に接触しないが、接触したとしても弱く接触する。音響ユニット本体10が小寸に設計されているからである。音響ユニット本体10は、耳甲介腔102に完全に収容される。すなわち、音響ユニット2を耳100に装着した状態において、音響ユニット本体10は、耳100から出っ張らない。
キャップ20が外耳道に嵌まることにより、エアチューブ40と外耳道の内壁(不図示)との間に、キャップ20が介在する。音響ユニット本体10は、外耳道の内壁(不図示)から離して支持される。ドライバユニット14の振動板18は、外耳道の入り口(不図示)付近に配置される。そして、ドライバユニット14から発せられた音がキャップ20を透過して外耳道内に放音される。
第1実施形態のイヤホン1によれば、ドライバユニット14の振動板18が外耳道の入り口付近に配置されるので、ドライバユニット14から発せられる音を効率良く外耳道に導くことができる。
また、第1実施形態のイヤホン1は、音導管を使用しないため、ドライバユニット14から聴覚器官に伝達される音の音域が制限されない。よって、ドライバユニット14の性能を十分に発揮させることができる。
また、第1実施形態のイヤホン1は、キャップ20の外形が球形であるので、多くの人の外耳道にフィットし易い。また、耳100に対する音響ユニット本体10の装着角度が多少変化しても、音響ユニット本体10と外耳道の内壁との間に、キャップ20及びエアチューブ40が介在し、音響ユニット本体10が外耳道の内壁から常に離して支持される。
また、第1実施形態のイヤホン1は、音響ユニット本体10とキャップ20との間にエアチューブ40が存在するので、外耳道に嵌まる部材が通気性を有するスポンジ製のキャップ20であるにも拘わらず、中低音再現性が良い。外耳道外への音漏れがエアチューブ40により抑制されるからである。また、エアチューブ40の内部空間が空気室42をなすので、中低音再現性が更に良好である。エアチューブ40は、空気室42内の空気を共振させることで、中低音域の音響増幅器として機能し得る。
また、第1実施形態のイヤホン1は、エアチューブ40の先端部40bとプロテクタ50との間に環状の狭い隙間が形成されていることで、ドライバユニット14の振動板18から発せられ後方(外耳道の外側、第2端部12側)に回り込む音が空気室42内に伝達し易くなる。そして、エアチューブ40のボディ部16側の端部40aが全周に亘ってボディ部16に気密に接していることで、空気室42内に伝達した音が空気室42の外に伝達し難くなる。これにより、外耳道(不図示)外への音漏れがより効果的に抑制され、中低音再現性がより良好となる。
また、第1実施形態のイヤホン1は、比較的高い遮音性を有するミッドカバー30を備えているので、ドライバユニット14の振動板18から発せられた音が、キャップ20及びエアチューブ40を透過して耳100の外に漏れるのを抑制することができる。これにより、遮音性及び中低音再現性がより良好となる。
また、第1実施形態のイヤホン1は、耳100に接触する部分がキャップ20及びミッドカバー30であり且つキャップ20及びミッドカバー30が柔軟な部材であるので、耳100への装着感が良好で、長時間着けていても耳100が痛くなり難い。また、音響ユニット2を耳100に装着した状態において、音響ユニット本体10が耳100から出っ張らないので、音響ユニット2を耳100に装着した状態で、耳100を枕など当接対象(不図示)に当てても、音響ユニット本体10が当接対象と干渉しない。したがって、第1実施形態のイヤホン1は、寝ホンすなわち、ユーザが寝ながら音楽などを聴く態様での使用に適している。
[第2実施形態]
図10に示すように、第2実施形態のイヤホン3の音響ユニット4は、カバーとしてのリアカバー35を備えている。リアカバー35の材質は、第1実施形態のミッドカバー30と同じである。リアカバー35は、キャップ20の第2端部12側の端部20a(図8参照)及び音響ユニット本体10のボディ部16(図6乃至図8、参照)の全体を覆う筒状の部材である。この例では、リアカバー35は、第1実施形態のミッドカバー30に、ボディ部16の第2端部12側を覆うドーム状の閉塞部分36を一体に付加した構造になっている。すなわち、リアカバー35の第2端部12側(図10において右側)に位置する端部は閉塞されている。
図11に示すように、リアカバー35は、ブッシング19が嵌合する嵌合孔37と、嵌合孔37から開放端(キャップ20に接する側の端)35aに延びる切込部38と、を有する。この構成により、リアカバー35は、第2端部12側から音響ユニット本体10に被せ着けることができる。
第2実施形態のイヤホン3は、音響ユニット本体10全体がキャップ20及びリアカバー35により覆われているので、第1実施形態のイヤホン1よりも、遮音性及び中低音再現性が更に良好であり、寝ホンにより適している。
なお、本発明の実施形態は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。
例えば、上記実施形態のイヤホン1、3においては、キャップ20がエアチューブ40を介して間接的に第1端部11に取り付けられているが、エアチューブ40は必須の構成要素ではない。すなわち、キャップ20を第1端部11に直接取り付けてもよい。
また、上記実施形態のイヤホン1、3は、スポンジ製のキャップ20を備えているが、これに代えて、ポリウレタン、弾性発泡ポリマ又はシリコーンからなるキャップ(イヤチップ)を備えてもよい。
また、上記実施形態のイヤホン1、3は、ミッドカバー30及びリアカバー35がキャップ20に全周に亘って接触しているが、全周における一部が非接触になっていてもよい。また、ミッドカバー30及びリアカバー35をキャップ20に近接させて配置してもよい。
また、上記実施形態のイヤホン1、3は、ドライバユニット14がイヤホンケーシング13の先端部(ヘッド部15)に収容されているが、この構成に代えて、例えば、ドライバユニット14をボディ部16に収容し、ドライバユニット14からの音を音導管を通して外耳道に導く構成(所謂カナル型イヤホンの構成)を採用してもよい。ただし、カナル型イヤホンの構成を採用した場合、音響ユニット2、4を耳100に装着した状態において、ボディ部16が耳100から出っ張り易くなる。
また、第2実施形態のイヤホン3においては、リアカバー35が閉塞部分36を有し、リアカバー35によってボディ部16が完全に覆われているが、リアカバー35の第2端部12側の部分に切欠部を設け、ボディ部16の第2端部12側の部分を一部露出させてもよい。この場合、良好な装着感を確保する上で、ボディ部16の耳100に対向する部分以外の部分を露出させることが望ましい。
また、上記実施形態のイヤホン1、3においては、ヘッド部15とボディ部16とが互いに同軸に配置されているが、両者の中心軸(仮想軸)が互いに所定の角度を有して交差するようにしてもよい。イヤホン1、3を耳100に装着したときにヘッド部15の先端側(放音側)が外耳道に向き易くなるように、例えば、ネック部17が屈曲したイヤホンケーシング13を採用することにより、ヘッド部15から放音される音をより効率良く外耳道に導入することが可能となる。
本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。なお、括弧内には、上記した実施形態において対応する構成要素等を示しているが、これに限定されるものではない。
(1) 耳(耳100)に装着される音響ユニット(音響ユニット2、2R、2L)を有するイヤホン(イヤホン1、3)であって、
前記音響ユニットは、
音響ユニット本体(音響ユニット本体10)と、
外耳道接触部材(キャップ20)と、カバー(ミッドカバー30、リアカバー35)と、を有し、
前記音響ユニット本体は、
前記耳への装着時に外耳道に挿入又は近接して配置される第1端部(第1端部11)と、
前記耳への装着時に外耳道から離れて配置される第2端部(第2端部12)と、を有し、
前記外耳道接触部材は、前記第1端部に直接又は間接的に取り付けられ、前記第1端部から放音される音を少なくとも前記外耳道側に透過する部材であり、
前記カバーは、前記音響ユニット本体の前記外耳道接触部材よりも前記第2端部側の少なくとも一部を覆い、前記音の伝達を抑制する部材である、イヤホン。
このイヤホンによれば、音漏れを抑制することができる。すなわち、音響ユニット本体の第1端部から放音された音が、外耳道接触部材を透過して耳の外に漏れるのを抑制することができる。
(2) 前記カバーは、前記外耳道接触部材の前記第2端部側の端部(端部20a)に全周に亘って接触している、(1)のイヤホン。
このイヤホンによれば、音漏れをより効果的に抑制することができる。
(3) 介在部材(エアチューブ40)を更に備え、
前記音響ユニット本体は、前記第1端部が前記皮膚接触部材で覆われており、
前記皮膚接触部材は、柔軟性、弾力性及び通気性を有し、且つ、音を透過させる部材であり、
前記介在部材は、前記皮膚接触部材と前記音響ユニット本体との間に存在し、前記皮膚接触部材との間の摩擦力により前記音響ユニット本体と前記皮膚接触部材との相対移動を難くするとともに、前記皮膚接触部材と前記音響ユニット本体との間に空気室(空気室42)を形成し、
前記皮膚接触部材が外耳道に嵌まることにより、前記音響ユニット本体が当該外耳道の内壁から離して支持される、(1)又は(2)のイヤホン。
このイヤホンによれば、外耳道を気密に密閉することなく、音漏れを抑制することができる。
(4) 前記外耳道接触部材は、スポンジ、ポリウレタン、弾性発泡ポリマ又はシリコーンからなる部材であり、
前記カバーは、ポリウレタン、弾性発泡ポリマ又はシリコーンからなる部材である、(1)乃至(3)のいずれかのイヤホン。
このイヤホンによれば、外耳道接触部材及びカバーを柔軟な部材で実現できる。
(5) 耳への装着時に外耳道に挿入又は近接して配置される第1端部と、
前記耳への装着時に外耳道から離れて配置される第2端部と、を有する音響ユニット本体に取り付けられるカバーであって、
前記第1端部に取り付けられ前記第1端部から放音される音を少なくとも前記外耳道側に透過する外耳道接触部材に接触又は近接し、前記音響ユニット本体の前記外耳道接触部材よりも前記第2端部側の少なくとも一部を覆い、前記音の伝達を抑制する、カバー。
このイヤホンによれば、音響ユニット本体の第1端部から放音された音が、外耳道接触部材を透過して耳の外に漏れるのを抑制することができる。
(6) 前記カバーは、ポリウレタン、弾性発泡ポリマ又はシリコーンからなる部材である、(5)のカバー。
この構成によれば、柔軟なカバーを実現することができる。
1 イヤホン
2 音響ユニット
2L 音響ユニット
2R 音響ユニット
3 イヤホン
10 音響ユニット本体
11 第1端部
12 第2端部
20 キャップ(外耳道接触部材)
20a 端部
30 ミッドカバー(カバー)
35 リアカバー(カバー)
40 エアチューブ(介在部材)
42 空気室
100 耳

Claims (6)

  1. 耳に装着される音響ユニットを有するイヤホンであって、
    前記音響ユニットは、
    音響ユニット本体と、
    外耳道接触部材と、カバーと、を有し、
    前記音響ユニット本体は、
    前記耳への装着時に外耳道に挿入又は近接して配置される第1端部と、
    前記耳への装着時に外耳道から離れて配置される第2端部と、を有し、
    前記外耳道接触部材は、前記第1端部に直接又は間接的に取り付けられ、前記第1端部から放音される音を少なくとも前記外耳道側に透過する部材であり、
    前記カバーは、前記音響ユニット本体の前記外耳道接触部材よりも前記第2端部側の少なくとも一部を覆い、前記音の伝達を抑制する部材である、イヤホン。
  2. 前記カバーは、前記外耳道接触部材の前記第2端部側の端部に全周に亘って接触している、請求項1のイヤホン。
  3. 介在部材を更に備え、
    前記音響ユニット本体は、前記第1端部が前記皮膚接触部材で覆われており、
    前記皮膚接触部材は、柔軟性、弾力性及び通気性を有し、且つ、音を透過させる部材であり、
    前記介在部材は、前記皮膚接触部材と前記音響ユニット本体との間に存在し、前記皮膚接触部材との間の摩擦力により前記音響ユニット本体と前記皮膚接触部材との相対移動を難くするとともに、前記皮膚接触部材と前記音響ユニット本体との間に空気室を形成し、
    前記皮膚接触部材が外耳道に嵌まることにより、前記音響ユニット本体が当該外耳道の内壁から離して支持される、請求項1又は2のイヤホン。
  4. 前記外耳道接触部材は、スポンジ、ポリウレタン、弾性発泡ポリマ又はシリコーンからなる部材であり、
    前記カバーは、ポリウレタン、弾性発泡ポリマ又はシリコーンからなる部材である、請求項1乃至3のいずれかのイヤホン。
  5. 耳への装着時に外耳道に挿入又は近接して配置される第1端部と、前記耳への装着時に外耳道から離れて配置される第2端部と、を有する音響ユニット本体に取り付けられるカバーであって、
    前記第1端部に取り付けられ前記第1端部から放音される音を少なくとも前記外耳道側に透過する外耳道接触部材に接触又は近接し、前記音響ユニット本体の前記外耳道接触部材よりも前記第2端部側の少なくとも一部を覆い、前記音の伝達を抑制する、カバー。
  6. 前記カバーは、ポリウレタン、弾性発泡ポリマ又はシリコーンからなる部材である、請求項5のカバー。
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CN114040315A (zh) * 2021-11-30 2022-02-11 歌尔科技有限公司 耳套结构的加工方法、耳套结构及耳机
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