JP2020060732A - 定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】写真のような又は光沢が付与された印刷出力を提供する。【解決手段】定着装置100は、加熱装置106を内蔵する加熱ローラ101と、張架ローラ103と、加熱ローラ101と張架ローラ103とに張架されて循環移動する無端ベルト104と、加圧ローラ102と、無端ベルト104の内周面側に配置され、加熱ローラ101から張架ローラ103に向かって移動する無端ベルト104を冷却するための冷却装置105とを備え、無端ベルト104は切り欠き部を有し、切り欠き部を介して加熱ローラ101が加圧ローラ102と直接的に接触して回転可能とされる。【選択図】図2

Description

複写機、プリンタ、ファクシミリ又は複合機などのような電子写真方式を用いた画像形成装置は、記録媒体を加熱及び加圧することにより、記録媒体に担持されたトナー像を記録媒体に定着させて、トナー像が形成された記録媒体(即ち、印刷出力)を出力する。近年、デジタルカメラ等の普及に伴い、写真のような又は光沢が付与された印刷出力の需要が増加している。係る光沢が付与された印刷出力を得るための技術として冷却剥離技術が知られている。この冷却剥離技術は一般に、トナー像が形成された記録媒体を再び加熱加圧することによりトナー像を再溶融し、次いで無端ベルトに当接させた状態で冷却してから記録媒体を剥離する。記録媒体が冷却される際に記録媒体を無端ベルトに当接させておくことにより、再溶融したトナー像が鏡面に加工された無端ベルト表面を写し取って固化し、光沢がトナー像に付与される。
例示的な画像形成装置を概略的に示す図である。 本開示の一例による、例示的な定着装置を概略的に示す図である。 本開示の一例による、例示的な定着ニップ部N1を概略的に示す図である。 本開示の一例による、例示的な無端ベルトを概略的に示す図である。 本開示の一例による、例示的な無端ベルトの模式断面図である。 本開示の一例による、切り欠き部が定着ニップ部に配置された状態の加熱ローラと加圧ローラの正面図である。 本開示の一例による、例示的な定着装置の暖機状態を概略的に示す図である。 本開示の一例による、例示的な再溶融したトナー像が無端ベルトの切り欠き部の無い部分に当接した状態で冷却装置の上方に搬送されている状態を示す図である。 本開示の一例による、例示的な無端ベルトに囲まれた空間内の空気を外部に放出する状態を示す図である。
本開示の一例によれば、定着装置が提供される。定着装置は、加熱装置を内蔵する加熱ローラと、張架ローラと、加熱ローラと張架ローラとに張架されて循環移動する無端ベルトと、無端ベルトを介して加熱ローラに圧接して定着ニップ部を形成する加圧ローラと、無端ベルトの内周面側に配置され、加熱ローラから張架ローラに向かって移動する無端ベルトを冷却するための冷却装置とを備え、無端ベルトは切り欠き部を有し、切り欠き部を介して加熱ローラが加圧ローラと接触して回転可能とされる。このような定着装置では、通紙前の暖機工程において、加熱ローラが切り欠き部を介して加圧ローラと直接的に接触して回転することにより、加圧ローラの表面温度を所定の温度まで上昇させる時間を短縮することが可能となり、ひいては消費電力を低減することも可能となる。
本開示の別の一例によれば、上述の一例による定着装置において、無端ベルトの切り欠き部は、無端ベルトの両側の側部のみを残すように切り欠かれており、加熱ローラは、加圧ローラと接触する部分の外側で加熱ローラの両側の端部にベアリングを含み、ベアリングが無端ベルトの側部のみに接触するように配置されている。このような定着装置では、通紙前の暖機工程において、加熱ローラが切り欠き部を介して加圧ローラと接触して回転することが可能となり、加圧ローラは加熱ローラによって均一に加熱されることが可能になる。
本開示の別の一例によれば、上述の一例による定着装置において、無端ベルトの切り欠き部は、無端ベルトの移動方向において、加熱ローラの外周の全長の半分より大きく且つ加熱ローラの外周の全長より小さい長さ、及び加熱ローラと加圧ローラが接触する部分の幅よりも大きい幅を有する。このような定着装置では、切り欠き部が定着ニップ部に配置された際に、加熱ローラが切り欠き部を介して加圧ローラと直接的に接触して回転することが可能となり、加圧ローラは加熱ローラによって均一に加熱されることが可能になる。
本開示の別の一例によれば、上述の一例による定着装置は、加熱ローラを回転駆動するための第1の駆動装置と、張架ローラを回転駆動するための第2の駆動装置とを含む。また、無端ベルトの切り欠き部が定着ニップ部に配置された際に、第2の駆動装置の動作を停止した状態で第1の駆動装置を駆動することにより、無端ベルトが停止した状態で加熱ローラが加圧ローラに当接して回転する。このような定着装置では、加熱ローラの回転駆動とは別個に張架ローラの回転駆動を制御することが可能となり、通紙前の暖機工程において、加熱ローラが切り欠き部を介して加圧ローラと接触して回転することが可能となり、加圧ローラは加熱ローラにより均一に加熱されることが可能になる。
本開示の別の一例によれば、上述の一例による定着装置は、無端ベルトの切り欠き部の位置を検出するための位置センサを含む。また、上述の一例による定着装置は、加圧ローラの表面温度を検出するための温度センサを含む。このような定着装置では、位置センサおよび温度センサの検出信号に基づいて、定着装置の動作を制御することが可能となる。
本開示の別の一例によれば、上述の一例による定着装置において、加熱装置は第1の加熱装置であり、加圧ローラが第2の加熱装置を内蔵する。このような定着装置では、通紙前の暖機工程において、加圧ローラの表面温度を所定の温度まで上昇させる時間を短縮することが可能となる。
本開示の別の一例によれば、上述の一例による定着装置において、冷却装置は、送風装置またはヒートシンクである。このような定着装置では、再溶融したトナー像が無端ベルトの切り欠き部の無い部分に当接した状態で冷却されることが可能となる。
本開示の別の一例によれば、上述の一例による定着装置において、冷却装置は送風装置であり、無端ベルトの切り欠き部を介して、無端ベルトに包囲された空間の空気を外部に放出する。このような定着装置では、無端ベルトに包囲された空間内の温度上昇を抑制することが可能となる。
本開示の別の一例によれば、画像形成装置が上述の一例による定着装置を有する。これにより、画像形成装置は、写真のような又は光沢が付与された印刷出力を提供することが可能になる。
本開示の別の一例によれば、定着装置を製造するための方法が提供される。その方法は、無端ベルトを、加熱装置を内蔵する加熱ローラと張架ローラとに循環移動可能に張架し;無端ベルトを介して加熱ローラに加圧ローラを圧接させて、定着ニップ部を形成し;加熱ローラから張架ローラに向かって移動する無端ベルトを冷却するための冷却装置を、無端ベルトの内周面側に配置し;加熱ローラが加圧ローラに直接的に接触して回転可能となるように、無端ベルトに切り欠き部を形成することを含む。このような方法により、通紙前の暖機工程において、加圧ローラの表面温度を所定の温度まで上昇させる時間を短縮するように構成された定着装置を提供することが可能になる。
本開示の別の一例によれば、上述の一例による方法において、無端ベルトに切り欠き部を形成することは、無端ベルトの両側の側部のみを残すように切り欠くことを含む。また、上述の一例による方法は、加熱ローラが加圧ローラと接触する部分の外側で加熱ローラの両側の端部にベアリングを配置することを含み、ベアリングが無端ベルトの側部のみに接触するように配置されている。このような方法により、通紙前の暖機工程において、加熱ローラが切り欠き部を介して加圧ローラと接触して回転することが可能となり、加圧ローラが加熱ローラによって均一に加熱されるように構成された定着装置を提供することが可能になる。
本開示の別の一例によれば、上述の一例による方法であって、切り欠き部は、無端ベルトの移動方向において、加熱ローラの外周の全長の半分より大きく且つ加熱ローラの外周の全長より小さい長さ、及び加熱ローラと加圧ローラが接触する部分の幅よりも大きい幅を有する。このような方法により、切り欠き部が定着ニップ部に配置された際に、加熱ローラが切り欠き部を介して加圧ローラと直接的に接触して回転することが可能となり、加圧ローラが加熱ローラによって均一に加熱されるように構成された定着装置を提供することが可能になる。
本開示の別の一例によれば、上述の一例による方法は、加熱ローラを回転駆動するための第1の駆動装置を配置し;張架ローラを回転駆動するための第2の駆動装置を配置することを含む。このような方法により、加熱ローラの回転駆動とは別個に張架ローラの回転駆動を制御することが可能となり、通紙前の暖機工程において、加熱ローラが切り欠き部を介して加圧ローラと接触して回転することが可能となり、加圧ローラが加熱ローラによって均一に加熱されるように構成された定着装置を提供することが可能になる。
以下、本開示の例を図面に関連して説明する。尚、異なる図面における同一の又は類似する符号は、同一又は同様の構成要素を示す。
図1は、例示的な画像形成装置1を概略的に示す。画像形成装置1は、マゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの各色を用いてカラー画像を形成する装置とすることができる。画像形成装置1は、記録媒体である用紙Pを搬送する搬送装置10と、静電潜像を現像する現像装置20と、トナー像を用紙Pに二次転写する転写装置30と、周面に画像が形成される静電潜像担持体(像担持体)である感光体ドラム40と、トナー像を用紙Pに定着させる定着器50と、用紙Pを排出する排出装置60と、を備えることができる。
搬送装置10は、画像が形成される記録媒体としての用紙Pを搬送経路R1上で搬送することができる。用紙Pは、カセットKに積層されて収容され、給紙ローラ11によりピックアップされて搬送されることができる。搬送装置10は、用紙Pに転写されるトナー像が転写ニップ部R2に到達するタイミングで、搬送経路R1を介して転写ニップ部R2に用紙Pを到達させることができる。
現像装置20は、色ごとに4個設けられている。各現像装置20は、トナーを感光体ドラム40に担持させる現像ローラ21を備える。現像装置20では、トナーとキャリアが所望の混合比になるように調整され、さらに混合撹拌してトナーを均一に分散させ最適な帯電量を付与した現像剤が調整される。この現像剤を現像ローラ21に担持させる。そして、現像ローラ21の回転により現像剤が感光体ドラム40と対向する領域まで搬送されると、現像ローラ21に担持された現像剤のうちのトナーが感光体ドラム40の周面上に形成された静電潜像に移動し、静電潜像が現像される。
転写装置30は、現像装置20で形成されたトナー像を用紙Pに二次転写する転写ニップ部R2に搬送する。転写装置30は、感光体ドラム40からトナー像が一次転写される転写ベルト31と、転写ベルト31を懸架する懸架ローラ34、35、36、37と、感光体ドラム40と共に転写ベルト31を挟持する一次転写ローラ32と、懸架ローラ37と共に転写ベルト31を挟持する二次転写ローラ33と、を備えている。
転写ベルト31は、懸架ローラ34、35、36、37により循環移動される無端状のベルトである。懸架ローラ34、35、36、37は、それぞれの中心軸線周りに回転可能なローラである。懸架ローラ37は、中心軸線周りに回転駆動する駆動ローラであり、懸架ローラ34、35、36は、懸架ローラ37の回転駆動により従動回転する従動ローラである。一次転写ローラ32は、転写ベルト31の内周側から感光体ドラム40を押圧するように設けられることができる。二次転写ローラ33は、転写ベルト31を挟んで懸架ローラ37と平行に配置されて、転写ベルト31の外周側から懸架ローラ37を押圧するように設けられることができる。これにより、二次転写ローラ33は、転写ベルト31との間に転写ニップ部R2を形成することができる。
感光体ドラム40は、色ごとに4個設けられている。各感光体ドラム40は、転写ベルト31の移動方向に沿って設けられている。感光体ドラム40の周上には、現像装置20と、帯電ローラ41と、露光ユニット42と、クリーニングユニット43と、が設けられている。
帯電ローラ41は、感光体ドラム40の表面を所定の電位に均一に帯電させることができる。帯電ローラ41は、感光体ドラム40の回転に追従して動くことができる。露光ユニット42は、帯電ローラ41によって帯電した感光体ドラム40の表面を、用紙Pに形成される画像に応じて露光する。これにより、感光体ドラム40の表面のうち露光ユニット42により露光された部分の電位が変化し、静電潜像が形成される。4個の現像装置20は、それぞれの現像装置20に対向して設けられたトナータンクNから供給されたトナーによって感光体ドラム40に形成された静電潜像を現像し、トナー像を生成する。各トナータンクN内には、それぞれ、マゼンタ、イエロー、シアン及びブラックのトナーが充填されている。クリーニングユニット43は、感光体ドラム40上に形成されたトナー像が転写ベルト31に一次転写された後に感光体ドラム40上に残存するトナーを回収することができる。
定着器50は、用紙Pを加熱及び加圧する定着ニップ部R3に通過させることにより、転写ベルト31から用紙Pに二次転写されたトナー像を用紙Pに付着させて、定着させることができる。定着器50は、用紙Pを加熱する加熱ローラ52と、加熱ローラ52を押圧して回転駆動する加圧ローラ54と、を備えている。加熱ローラ52及び加圧ローラ54は円筒状に形成されており、加熱ローラ52は内部にハロゲンランプ等の熱源を備えている。加熱ローラ52と加圧ローラ54との間には接触領域である定着ニップ部R3が設けられ、定着ニップ部R3に用紙Pを通過させることにより、トナー像を用紙Pに溶融定着させることができる。
排出装置60は、定着器50によりトナー像が定着された用紙Pを装置外部へ排出するための排出ローラ62、64を備えている。
図2は、図1の例示的な画像形成装置1に着脱可能に装着され得る、本開示の一例による例示的な定着装置100を概略的に示す。尚、定着装置100は画像形成装置1とは別個の装置として示されているが、定着装置100は画像形成装置1に内蔵されることも可能である。このような場合、画像形成装置1の定着器50は、冷却機能を有する定着器であることができる。定着装置100は、画像形成装置1からのトナー像が形成された用紙(以降、トナー像が形成された用紙TP又は用紙TPと称する)に光沢を付与するために、前述した冷却剥離技術を使用する。
例示的な定着装置100は、加熱装置106を内蔵する加熱ローラ101と、張架ローラ103と、加熱ローラ101と張架ローラ103とに張架されて循環移動する無端ベルト104と、無端ベルト104を介して加熱ローラ101に圧接して定着ニップ部N1を形成する加圧ローラ102と、無端ベルト104の内周面側に配置され、加熱ローラ101から張架ローラ103に向かって移動する無端ベルト104を冷却するための冷却装置105と、を備える。
例示的な定着装置100は、トナー像が形成された用紙TPを画像形成装置1から入力装置120により受け入れることができる。この場合、用紙TPのトナー像が形成された表面が無端ベルト104に接触するように、即ち図2において、用紙TPのトナー像が形成された表面が用紙のTPの裏面になっている状態で、用紙TPは定着装置100へ受け入れられる。図2において、用紙TPは搬送経路R4に沿って搬送される。入力装置120は入力ローラ121、122を備える。用紙TPは、搬送装置130により、定着ニップ部N1に進入する。搬送装置130は搬送ローラ131、132を備える。用紙TPは、定着ニップ部N1において再び加熱加圧されることにより、トナー像が再溶融される。次いで再溶融されたトナー像は無端ベルト104に当接した状態で搬送されて、冷却装置105により冷却される。冷却装置105は送風装置またはヒートシンクとすることができる。次いで、用紙TPは、張架ローラ103において無端ベルト104の搬送方向が変わることにより、無端ベルト104から剥離され、排出装置140により排出される。排出装置140は排出ローラ141、142を備えることができる。
本開示の一例による定着装置100の例示的な無端ベルト104は、図4に示されるように、無端ベルトの一部が切り欠かれた切り欠き部104cを有することができる(無端ベルト104については後述する)。定着ニップ部N1においてトナー像を再溶融するために、定着ニップ部N1は、通紙する前に所定の温度になっている必要がある。ハロゲンランプ等の加熱装置106を内蔵する加熱ローラ101は一般に、熱伝導を向上させるために加熱ローラ101の表面に弾性層を設けていない。一方で、用紙TPに熱を伝えるためには接触領域(定着ニップ部N1)が必要であるので、加圧ローラ102には一般に弾性層108が設けられている(図3を参照)。定着ニップ部N1を所定の温度にするために、加圧ローラ102も、ハロゲンランプ等の加熱装置107を内蔵することができる。しかしながら、加圧ローラ102は弾性層108を備えているため、熱伝導性が低く、加圧ローラの温度上昇が遅くなる。そこで、通紙前の暖機工程において、回転動作を実施し、加熱ローラ101からの熱を用いて加圧ローラ102の温度上昇を補助することができる。ここで、無端ベルト104が切り欠き部104cを備えていない場合には、加熱ローラ101と加圧ローラ102との間には無端ベルト104が介在するため、加熱ローラ101による加圧ローラ102の加熱が非効率的となる可能性がある。また、無端ベルト104は加熱する必要は無く、冷却装置105により冷却される必要もある。そのため、無端ベルト104が循環移動する際に、加熱および冷却されることになり、益々暖機工程の効率が悪化し、無駄なエネルギーと時間を消費してしまうことになる。
図4は、明瞭化のために加圧ローラを除いた状態で、加熱ローラ101と張架ローラ103とに張架された無端ベルト104を示す。図4において、無端ベルト104は、無端状の循環移動するベルトである。無端ベルト104は、無端ベルトの両側の側部104a、104bのみを残すように無端ベルトの一部が切り欠かれており、切り欠き部104cを有する。切り欠き部は、例えばプレス加工による打ち抜き、又は予め切り欠き部を設けてあるシート状の部材を貼り合わせることなどを用いて形成されることができ、無端ベルトに切り欠き部を設けることに適した他の方法を用いて形成されることが可能である。
加熱ローラ101の軸方向において、切り欠き部104cの幅は、記録媒体の最大幅、又は加圧ローラが加熱ローラに接触する部分の幅より僅かに大きくすることができ、その切り欠き部104cでは、加圧ローラ102が無端ベルト104を加熱ローラ101と挟持しない。また、無端ベルトの走行方向において、切り欠き部104の長さは、加熱ローラの外周の全長の半分よりも大きく且つ外周の全長以下の長さとすることができる。
無端ベルト104は、二層以上の層構造を有することができ、図5に示すように、例えば基層104dと表層104eとを有する。基層104dは無端ベルト104の内側の層(内周側に位置する層)である。基層104dは、無端ベルト104に剛性を与えることができる。基層104dは、樹脂または金属からなることができる。基層104dが樹脂からなる場合、基層104dの樹脂材料としては、耐熱性が高い観点から、ポリイミド(PI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアミド(PA)、又はこれらの少なくとも一つを含む組成物であることが好ましい。
樹脂からなる基層104dの厚さは、熱伝導性が低下するのを抑制するとともに無端ベルト104のニップ形状への追従性が低下するのを抑制する観点から、150μm以下であることが好ましく、100μm以下であることが更に好ましい。一方、樹脂からなる基層104dの厚みは、強度低下による寿命低下を抑制する観点から、30μm以上であることが好ましく、50μm以上であることが更に好ましい。つまり、樹脂からなる基層104dの厚みは、30μm以上150μm以下であることが好ましく、50μm以上100μm以下であることが更に好ましい。
樹脂からなる基層104dの熱伝導率は、基層104dの耐久性能が低下するのを抑制する観点から、2.0W/mK以下であることが好ましく、1.6W/mK以下であることが更に好ましい。一方、樹脂からなる基層104dの熱伝導率は、基層104dの製造容易性の観点から、0.1W/mK以上であることが好ましく、0.2W/mK以上であることが更に好ましい。つまり、樹脂からなる基層104dの熱伝導率は、0.1W/mK以上2.0W/mK以下であることが好ましく、0.2W/mK以上1.6W/mK以下であることが更に好ましい。
基層104dが金属からなる場合、基層104dの金属材料としては、熱伝導率が高い観点から、SUS、Cu、Ni、又はこれらの少なくとも一つを含む合金であることが好ましい。金属からなる基層104dの厚みは、熱伝導性が低下するのを抑制するとともに無端ベルト104のニップ形状への追従性が低下するのを抑制する観点から、70μm以下であることが好ましく、50μm以下であることが更に好ましい。一方、金属からなる基層104dの厚みは、強度低下による寿命低下を抑制する観点から、5μm以上であることが好ましく、10μm以上であることが更に好ましい。つまり、金属からなる基層104dの厚みは、5μm以上70μm以下であることが好ましく、10μm以上50μm以下であることが更に好ましい。
金属からなる基層104dの熱伝導率は、基層104dの耐久性能が低下するのを抑制する観点から、600W/mK以下であることが好ましく、400W/mK以下であることが更に好ましい。一方、金属からなる基層104dの熱伝導率は、定着性能の観点から、10W/mK以上であることが好ましく、15W/mK以上であることが更に好ましい。つまり、金属からなる基層101aの熱伝導率は、10W/mK以上600W/mK以下であることが好ましく、15W/mK以上400W/mK以下であることが更に好ましい。
表層104eは、無端ベルト104の外側の層(外周側に位置する層)である。表層104eは、鏡面に加工された表面を無端ベルト104に提供する共に、用紙Pに対する離型性を付与する。表層104eは、表面が鏡面に加工されることができ且つ離型性を有すれば如何なる材料からなってもよく、例えば、パーフルオロアルコキシアルカン(PFA)等のフッ素樹脂からなることができる。表層104eの厚みは、耐久性と定着性能の観点から、5μm以上100μm以下であることが好ましく、10μm以上50μm以下であることが更に好ましい。また、表層104eの表面は、光沢を付与するのに適した鏡面または平滑面として形成され、平滑面は、例えば算術平均粗さRaが0.3μm以下、より好ましくは0.1μm以下となるように形成される。
図2において、加熱ローラ101は、金属材料からなる円筒状の部材であることができ、例えば、アルミニウム等の材料で形成された外径(直径)が30〜60mmの中空部材である。加熱ローラ101の中空部分には、ハロゲンランプのような加熱装置106が内蔵され、加熱ローラ101は加熱装置106により加熱される。また、図6に示されるように、加熱ローラ101は、加圧ローラ102と接触する部分(定着ニップ部N1)の外側で、加熱ローラ101の両側の端部にベアリング150、151を有する。尚、図6は、明瞭化のために無端ベルト104を取り除いた状態で示している。また、ベアリング150、151の外周面は、加熱ローラ101の外周面と同一面になるように構成されている。ベアリングは一般的に、例えば金属製又はセラミック製のボールベアリング又はローラベアリングとすることができる。加熱ローラ101からの熱がベアリング150、151を介して散逸しないように、加熱ローラ101とベアリング150、151との間に断熱材が設けられてもよい。
図4に示すように、無端ベルト104の切り欠き部104cが加熱ローラ101に配置される際、無端ベルトの側部104a、104bのみが、ベアリング150、151に接触するように構成されている。この場合、加圧ローラ102は、無端ベルト104の切り欠き部104cにより(即ち、無端ベルトを介さずに)、加熱ローラ101に当接することができる。
図2に戻って参照すると、加圧ローラ102は、金属材料からなる円筒状の中空部材であり、例えばアルミニウム等の材料で形成され、その円筒状の金属部材の外周に厚さ100μm〜10mmのシリコーンゴム層が形成され、更にその表層面に厚さ1μm〜100μmのフッ素樹脂の層が形成されている。このシリコーンゴム層とフッ素樹脂の層をまとめて、弾性層108と呼ぶ。加圧ローラ102の中空部分には、ハロゲンランプのような加熱装置107が内蔵されてもよい。加圧ローラ102は加熱装置107により加熱されることができるが、弾性層108により、加圧ローラ102の表面は、加熱ローラ101に比べて温度上昇が遅くなる。そのため、通紙前の暖機工程において、加圧ローラの温度上昇を補助するために、加熱ローラにより加熱することができる。加圧ローラ102は、無端ベルト104の切り欠き部104cが無い部分を介して、加熱ローラ101に圧接し、定着ニップ部N1を形成する。定着ニップ部N1の幅W(図3)は、3〜15mm程度に設定される。
加熱ローラ101は駆動装置113により、矢印aで示す方向に回転するように駆動されることができる。また、張架ローラ103は駆動装置114により、矢印bで示す方向に回転するように駆動される。即ち、加熱ローラ101及び張架ローラ103は、用紙TPを定着ニップ部N1から張架ローラ103の方へ搬送するように無端ベルトを移動させることができる。この時の無端ベルトの移動速度は、例えば5〜200mm/秒である。駆動装置113、114はコントローラ109により制御される。また、加圧ローラ102は、加熱ローラ101又は無端ベルト104に当接することにより従動することができる。
図2において、位置センサ110は無端ベルト104の切り欠き部104cの位置を検出することができる。位置センサ110は光学式のような非接触センサとすることができる。温度センサ111は、加圧ローラの表面温度を測定することができ、温度センサ112は無端ベルト104により囲まれた空間内の温度を測定することができる。温度センサ111、112はサーミスタ又はサーモパイルなどのような非接触式のセンサとすることができる。位置センサ110及び温度センサ111、112の検出信号はコントローラ109に伝えられる。
コントローラ109は、定着装置100に設けられたユーザ入力装置(図示せず)又は外部からの制御信号、並びに位置センサ110及び温度センサ111、112の出力信号等に基づいて、定着装置100の動作を制御することができる。また、冷却装置105が送風装置である場合には、コントローラ109はその送風装置の動作も制御することができる。コントローラ109は、CPUのようなプロセッサ、プロセッサにより実行可能な実行可能コード等を格納する記憶デバイス等を備える。
次に、定着装置100の動作について、図7a〜図7cに関連して説明する。図7a〜図7cはそれぞれ、通紙前の暖機状態、トナー像の冷却状態、及び無端ベルトに包囲された空間を冷却する状態にある定着装置100の概略を示す。特に図7a〜図7cの下段の図は、無端ベルト104の状態を明確に示すために、加圧ローラ102及び用紙TP等が除かれて示されている。また、図7a〜図7cは、冷却装置105が送風装置である場合を示している。図7aは、通紙前の暖機工程を示す。この場合、トナー像が形成された用紙TPは、搬送装置130において停止しており待機状態となっている。また、冷却装置105としての送風装置は動作を停止している。前述したように、加圧ローラ102の表面は、弾性層108により、加熱ローラ101に比べて温度上昇が遅くなる。そこで、加熱ローラ101を用いて、加圧ローラ102を加熱して加圧ローラ102の温度上昇を補助する。コントローラ109(図2)は、位置センサ110(図2)からの検出信号に基づいて、切り欠き部104cを定着ニップ部N1に配置するように、駆動装置113、114(図2)を制御する。
切り欠き部104cが定着ニップN1に配置された際、コントローラ109は、張架ローラ103の動作を停止するように駆動装置113を制御する。一方で、コントローラ109は加熱ローラ102の回転動作を継続するように駆動装置113を制御する。この時、無端ベルト104は、無端ベルト104の側部104a、104bが、加熱ローラ101のベアリング150、151に接触しているだけである。従って、ベアリング150、151により、加熱ローラの回転動作は無端ベルト104に伝わらない。即ち、図7aの暖機状態において、加熱ローラ101と加圧ローラ102は回転動作をしているが、無端ベルト104は停止している。このように、加熱ローラ101が加圧ローラ102に当接して回転することにより、加圧ローラ102はその表面温度が所定の温度、即ち用紙TPに使用されたトナーの融点以上、例えば100℃〜180℃になるまで、均一に加熱されることができ、加圧ローラが所定の温度に達するまでの時間を短縮することができる。この時、無端ベルト104は、加熱ローラ101により加熱されない。従って、冷却装置105により冷却される無端ベルト104が加熱ローラ101により加熱されないので、装置の消費電力も抑制することができる。また、加圧ローラ102が所定の温度に達するまでの時間を更に短縮するために、加熱ローラ101の回転速度を、搬送時の回転速度よりも早くすることができる。例えば、加熱ローラ101の回転速度は、搬送時の回転速度よりも1.5〜10倍速くすることができる。
温度センサ111の検出信号に基づいて、加圧ローラ102の表面温度が所定の温度に達したことを検知した場合、コントローラ109は、加熱ローラ101の回転動作を維持しながら、駆動装置113を制御して張架ローラ103を回転動作させる。この際、加熱ローラ101の回転速度が搬送時の回転速度よりも早い場合には、コントローラ109は、加熱ローラ101の回転速度が搬送時の回転速度になるように駆動装置113を制御してから、張架ローラ103を動作させる。加熱ローラ101と張架ローラ103の回転動作により、無端ベルト104の切り欠き部104cが定着ニップ部N1から張架ローラ103の方へ移動する。位置センサ110は、切り欠き部104cが定着ニップ部N1から離れたことを検出して検出信号を出力する。位置センサ110の検出信号に応じて、コントローラ109は搬送装置130を動作させて用紙TPを定着ニップ部N1へ進入させる。この時、冷却装置105も動作を開始する。用紙TPは、定着ニップ部N1において再び加熱加圧されることにより、トナー像が再溶融される。定着ニップ部N1における温度は、例えば用紙TPに使用されたトナーの融点以上、例えば130℃から150℃とすることができる。再溶融したトナー像は無端ベルト104の切り欠き部の無い部分に当接した状態で冷却装置105の方へ搬送される。
図7bは、再溶融したトナー像が無端ベルト104の切り欠き部の無い部分に当接した状態で冷却装置105の上方に搬送されている状態を示す。再溶融したトナー像は無端ベルト104の切り欠き部の無い部分に当接した状態で冷却装置105により、冷却される。この時、用紙TPは無端ベルト104の切り欠き部の無い部分に当接しているため、再溶融したトナー像は鏡面に加工された無端ベルト表面を写し取って固化する。それにより、用紙TPのトナー像が形成された表面は、光沢面となることができる。次いで、用紙TPは張架ロールの方へ搬送される。張架ロールにおいて無端ベルトの搬送方向が変わることにより、用紙TPは無端ベルト104から剥離され、排出装置140により排出される。尚、図面において、加熱ローラ101と張架ローラ103はほぼ同じ直径を有するローラとして示されているが、用紙TPの剥離を容易にするために、張架ローラ103の直径は、加熱ローラ101の直径よりも小さくすることができる。
定着装置100が動作中、無端ベルト104に包囲された空間内の温度は、加熱ローラ101の影響により上昇する。例えば、この空間内の温度が約50℃を超えると、定着装置100に悪影響を及ぼす可能性があると考えられる。冷却装置105が送風装置である場合には、コントローラ109は、温度センサ112が当該空間内の温度を検出した検出信号に応じて、用紙TPの通紙を停止し、次いで無端ベルト104の切り欠き部104cが冷却装置(送風装置)105の送風部分に適合するように無端ベルト104を移動させることができる(図7cを参照)。これにより、無端ベルト104に包囲された空間内の空気は、冷却装置(送風装置)105により無端ベルト104の外側へ排出され、無端ベルト104に囲まれた空間内の温度上昇を抑制することができる。
上記の例は、発明の例示を目的とするものであり、発明の範囲を制限するものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲に規定される。
1 画像形成装置
100 定着装置
101 加熱ローラ
102 加圧ローラ
103 張架ローラ
104 無端ベルト
104a、104b 側部
104c 切り欠き部
105 冷却装置
106、107 加熱装置
108 弾性層
109 コントローラ
110 位置センサ
111、112 温度センサ
113、114 駆動装置
120 入力装置
140 排出装置
N1 定着ニップ部
TP トナー像が形成された用紙

Claims (15)

  1. 加熱装置を内蔵する加熱ローラと、
    張架ローラと、
    前記加熱ローラと前記張架ローラとに張架されて循環移動する無端ベルトと、
    前記無端ベルトを介して前記加熱ローラに圧接して定着ニップ部を形成する加圧ローラと、
    前記無端ベルトの内周面側に配置され、前記加熱ローラから前記張架ローラに向かって移動する無端ベルトを冷却するための冷却装置とを備える定着装置であって、
    前記無端ベルトは切り欠き部を有し、前記切り欠き部を介して前記加熱ローラが前記加圧ローラと直接的に接触して回転可能とされる定着装置。
  2. 前記無端ベルトの前記切り欠き部は、前記無端ベルトの両側の側部のみを残すように切り欠かれており、
    前記加熱ローラは、前記加圧ローラと接触する部分の外側で前記加熱ローラの両側の端部にベアリングを含み、前記ベアリングが前記無端ベルトの前記側部のみに接触するように配置されている請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記無端ベルトの前記切り欠き部は、前記無端ベルトの移動方向において、前記加熱ローラの外周の全長の半分より大きく且つ前記加熱ローラの外周の全長より小さい長さ、及び前記加熱ローラと前記加圧ローラが接触する部分よりも大きい幅を有する、請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記加熱ローラを回転駆動するための第1の駆動装置と、
    前記張架ローラを回転駆動するための第2の駆動装置とを含む請求項1〜3の何れかに記載の定着装置。
  5. 前記無端ベルトの前記切り欠き部が前記定着ニップ部に配置された際に、前記第2の駆動装置の動作を停止した状態で前記第1の駆動装置を駆動することにより、前記無端ベルトが停止した状態で前記加熱ローラが前記加圧ローラに当接して回転する請求項2又は3に従属する請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記無端ベルトの前記切り欠き部の位置を検出するための位置センサを含む請求項1〜5の何れかに記載の定着装置。
  7. 前記加圧ローラの表面温度を検出するための温度センサを含む請求項1〜6の何れかに記載の定着装置。
  8. 前記加熱装置が第1の加熱装置であり、
    前記加圧ローラが第2の加熱装置を内蔵する請求項1〜7の何れかに記載の定着装置。
  9. 前記冷却装置が、送風装置またはヒートシンクである請求項1〜8の何れかに記載の定着装置。
  10. 前記冷却装置が送風装置であり、前記無端ベルトの前記切り欠き部を介して、前記無端ベルトに包囲された空間の空気を外部に放出する請求項9に記載の定着装置。
  11. 請求項1〜10に記載された定着装置を有する画像形成装置。
  12. 定着装置を製造するための方法であって、
    無端ベルトを、加熱装置を内蔵する加熱ローラと張架ローラとに循環移動可能に張架し、
    前記無端ベルトを介して前記加熱ローラに加圧ローラを圧接させて、定着ニップ部を形成し、
    前記加熱ローラから前記張架ローラに向かって移動する前記無端ベルトを冷却するための冷却装置を、前記無端ベルトの内周面側に配置し、
    前記加熱ローラが前記加圧ローラに直接的に接触して回転可能となるように、前記無端ベルトに切り欠き部を形成することを含む方法。
  13. 前記無端ベルトに切り欠き部を形成することが、前記無端ベルトの両側の側部のみを残すように切り欠くことを含み、
    前記加熱ローラが前記加圧ローラと接触する部分の外側で前記加熱ローラの両側の端部にベアリングを配置することを含み、前記ベアリングが前記無端ベルトの前記側部のみに接触するように配置されている、請求項12に記載の方法。
  14. 前記切り欠き部は、前記無端ベルトの移動方向において、前記加熱ローラの外周の全長の半分より大きく且つ前記加熱ローラの外周の全長より小さい長さ、及び前記加熱ローラと前記加圧ローラが接触する部分よりも大きい幅を有する請求項12又は13に記載の方法。
  15. 前記加熱ローラを回転駆動するための第1の駆動装置を配置し、
    前記張架ローラを回転駆動するための第2の駆動装置を配置することを含む請求項12〜14の何れかに記載の方法。
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