JP2020057293A - 回送予約管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】回送の人的、時間的コストを抑制し、回送する業務を効率よく行うための回送予約管理システムを提供する。【解決手段】車両貸出サービスを利用した貸出利用者が、出発拠点で車両を借り乗捨拠点で車両を乗り捨てた場合に、乗捨拠点に乗り捨てられた車両を出発拠点に回送する業務を回送希望者に代行させるための回送予約管理システムであって、車両の車両情報と出発拠点及び乗捨拠点とを関連づけた車両データを記憶する記憶手段1と、記憶手段1から車両データを読み込み、回送が必要な車両を表示する車両表示手段2と、車両表示手段2に表示された車両を選択した回送希望者の回送予約情報を当車両の車両情報に関連付けて車両データを更新すると共に、車両表示手段から車両を削除する回送予約処理手段3と、回送予約の結果を回送希望者に通知する回送予約通知手段4とを備え、車両データが、車両情報と貸出利用者への貸出日時及び貸出利用者からの返却日時とを関連付けたものである回送予約管理システム。【選択図】図1

Description

本発明は回送予約管理システムに関し、更に詳しくは車両貸出サービスを利用した貸出利用者が、出発拠点で車両を借り乗捨拠点で車両を乗り捨てた場合に、乗捨拠点に乗り捨てられた車両を出発拠点に回送する業務を回送希望者に代行させるための回送予約管理システムに関する。
車両貸出サービス、いわゆるレンタカー事業は広く行われている(例えば、特許文献1又は特許文献2参照)。
レンタカー事業においては、貸出利用者が車両を借りた拠点とは異なる拠点で車両を返却する、いわゆる乗り捨てが発生する。
このような乗り捨てが発生すると、車両を本来車両が保管されるべき拠点へ回送する業務が発生する。
従来、かかる回送する業務は、レンタカー事業者又はレンタカー事業者に依頼された回送業者が行っている。
ちなみに、カーシェアリング事業においては、同様に車両の乗り捨てが生じた場合に、予めカーシェアリングサービスに利用者として登録した者を回送者として回送に係るコストを低減することができる乗り捨て管理システムが開発されている(特許文献3参照)。
特開2017−102553号公報 特開2014−209348号公報 特開2018−41197号公報
しかしながら、回送する業務は人的、時間的コストを要するため、レンタカー事業者はこれを効率よく行うことはできない。例えば回送業者に依頼するとしても回送業者にも人的資源に限りがあるため、効率よく行うことは困難である。
なお、特許文献3の発明においては、回送する業務を行う者が、通常、有償であるカーシェアリングサービスに登録した者に限られるため、同様に人的資源に限りがあり、効率よく行うことはできない。
本発明は、上述の課題を受けて開発されたものである。すなわち、本発明は回送の人的、時間的コストを極力抑制し、回送する業務を効率よく行うための回送予約管理システムを提供することを目的とする。
本発明者は鋭意検討の結果、回送業務の必要な車両を、回送業務の目的地までの車両利用を希望する、第三者である回送希望者に回送させるシステムを利用することで、上記課題の解決が可能であることを見出した。本発明はこの知見に基づくものである。
本発明は(1)、車両貸出サービスを利用した貸出利用者が、出発拠点で車両を借り乗捨拠点で車両を乗り捨てた場合に、乗捨拠点に乗り捨てられた車両を出発拠点に回送する業務を回送希望者に代行させるための回送予約管理システムであって、車両の車両情報と出発拠点及び乗捨拠点とを関連づけた車両データを記憶する記憶手段1と、記憶手段1から車両データを読み込み、回送が必要な車両を表示する車両表示手段2と、車両表示手段2に表示された車両を選択した回送希望者の回送予約情報を当該車両の車両情報に関連付けて車両データを更新すると共に、車両表示手段2から当該車両を削除する回送予約処理手段3と、回送予約の結果を回送希望者に通知する回送予約通知手段4とを備え、車両データが、車両情報と貸出利用者への貸出日時及び貸出利用者からの返却日時とを関連付けたものである回送予約管理システムに存する。
本発明は(2)、回送予約処理手段3が、乗捨拠点から中継拠点への回送を希望する回送希望者の回送予約情報を車両情報と関連付け、出発拠点を中継拠点として車両データを更新すると共に、更に車両情報と関連付けられた乗捨拠点を中継拠点とし、車両と関連付けられた中継拠点を出発拠点として車両データを更新するものである上記(1)に記載の回送予約管理システムに存する。
本発明は(3)、車両表示手段2が、回送希望者の操作により、車両データの中から、乗捨拠点から出発拠点へ回送すべき車両及び又は乗捨拠点から中継拠点へ回送すべき車両と中継拠点から出発拠点へ回送すべき車両との組み合わせのみを表示するものであり、組み合わせが、乗捨拠点と中継拠点との距離及び前距中継拠点と出発拠点との距離を基準に整列されて車両表示手段2に表示される上記(1)又は(2)に記載の回送予約管理システムに存する。
本発明は(4)、回送予約処理手段3が、回送希望者が有する出発地位置情報と到着地位置情報とを記録するものであり、回送予約処理手段3が出発地位置情報に基づき出発地位置情報に最も近い拠点を出発地とし、到着地位置情報に近い拠点を到着地とする上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の回送予約管理システムに存する。
本発明は(5)、回送希望者が、予め利用者情報を登録するものであり、回送希望者の回送業務情報を評価し利用者情報と関連づけて記録する利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段を更に備える上記(1)〜(4)いずれか1つに記載の回送予約管理システムに存する。
本発明は、記憶手段1と、車両表示手段2と、回送予約処理手段3と、回送予約通知手段4とを備えることにより、回送希望者が車両表示手段2を見て、乗捨拠点にある車両を出発拠点へ回送する業務の代行を予約することができる。
これにより、レンタカー事業者が人的、時間的コストを要さず、第三者である回送希望者に回送業務を代行させて、効率よく回送する業務を行うことが可能となる。
また、回送希望者は不特定多数の第三者であるため、レンタカー事業者や回送業者が回送業務を行う際に、人的資源が従業員数に依存することとは異なり、人的資源の制約がない。
本発明は、車両データが、車両情報と貸出利用者への貸出日時及び貸出利用者からの返却日時とを関連付けたものであることにより、車両貸出サービスの利用予約が生じると、直ちに回送が必要な車両を車両表示手段2に表示させることができ、回送希望者が回送予約を行うことが可能となる。
これにより、回送業務に必要な時間的コストをより効率的に抑制することができる。
本発明は、回送予約処理手段3が、乗捨拠点から中継拠点への回送を希望する回送希望者の回送予約情報を選択された車両の車両情報と関連付け、出発拠点を中継拠点として車両データを更新することにより、回送業務を部分的に回送希望者に代行させることが可能となる。
また、車両情報と関連付けられた乗捨拠点を中継拠点とし、車両情報と関連付けられた中継拠点を出発拠点として車両データを更新するものであることにより、車両を本来の出発拠点へと回送する回送予約を受け付けることが可能となる。
本発明は、回送希望者の操作により、車両データの中から、乗捨拠点から出発拠点へ回送すべき車両及び又は乗捨拠点から中継拠点へ回送すべき車両と中継拠点から出発拠点へ回送すべき車両との組み合わせのみを表示することにより、回送希望者が車両表示手段2から容易に希望に合致する車両を発見することができる。
本発明は、回送予約処理手段3が、回送希望者が有する出発地位置情報に基づき出発地位置情報に最も近い拠点を出発地とし、到着地位置情報に近い拠点を到着地とすることにより、回送希望者にとって回送する業務を代行する利便性が向上する。
本発明は、回送希望者が、予め利用者情報を登録するものであり、回送希望者の回送業務情報を評価し利用者情報と関連づけて記録する利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段を更に備えることにより、より回送の時間が正確で車両の状態を良好に維持できる回送希望者に、優先的に回送業務を行わせることができる。
図1は、回送予約管理システムを示す模式図である。 図2は、車両及び拠点を示す模式図である。 図3は、利用者情報記録手段に登録された利用者情報を示す図である。 図4は、車両データを示す図である。 図5は、貸出予約システムを示す模式図である。 図6は、回送予約処理を示すフローチャートである。 図7は、複数の車両の回送を示す模式図である。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。
また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。更に、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
図1は、回送予約管理システムを示す模式図である。
回送予約管理システムは、車両の車両情報と出発拠点及び乗捨拠点とを関連づけた車両データを記憶する記憶手段1と、記憶手段1から車両データを読み込み、回送が必要な車両を表示する車両表示手段2と、車両表示手段2に表示された車両を選択した回送希望者の回送予約情報を車両情報に関連付けて車両データを更新する、すなわち回送予約情報を車両情報と対応させて記録すると共に、車両表示手段2から車両を削除する回送予約処理手段3と、回送予約の結果を回送希望者に通知する回送予約通知手段4とを備える。
ここで、回送予約処理手段3及び回送予約通知手段4はコンピュータの制御装置及び演算装置を、また車両データを記憶する記憶手段1はコンピュータの記憶装置を、それぞれ利用するものである。制御装置、演算装置及び記憶装置には、通常のCPUやサーバ、メモリー等を利用できる。
図2は、車両及び拠点を示す模式図である。
回送予約管理システムは車両貸出サービス、いわゆるレンタカー事業において用いられる。これは、事業者が車両を保管する第1拠点S1、第2拠点S2…等の複数の拠点を有し、それぞれの拠点で車両を利用したい貸出利用者へ貸し出すサービスである。
ここで、第1拠点S1で保管されるべき車両を第1車両C1、第2拠点S2で保管されるべき車両を第2車両C2(以下、第3拠点S3と第3車両C3…も同様)と呼ぶこととする。
レンタカー事業においては、例えば貸出利用者が第1拠点S1において第1車両C1を借りた、第2拠点S2へ第1車両C1を返却するいわゆる乗り捨てが生じた場合に、第2拠点S2にある第1車両C1を第1拠点S1へ移動する業務、すなわち回送業務が発生する。
貸出利用者は、車両の貸出予約の時点で、貸出日時、返却日時、いずれの拠点からいずれの車両を借りいずれの拠点へ返却するか、すなわち乗り捨ての有無を含む貸出情報を通知する。
図3は、利用者情報記録手段に登録された利用者情報を示す図である。
回送予約管理システムは、さらに回送希望者の氏名や免許証番号、メールアドレス等の情報を予め登録し、管理する利用者情報管理手段と、回送業務の回数や実績、遅延や事故の有無等の回送業務の情報を評価し利用者情報と関連づけて記録する利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段を更に備える。
利用者情報管理手段及び利用者情報記憶手段には、それぞれ前述と同一のコンピュータのCPU及びメモリーを利用できる。
予め利用者情報を登録することにより、レンタカー事業者は無免許者や身分を偽る者による回送予約を回避することが可能となる。
さらに、上述の評価情報を回送予約に反映することで、より回送の時間が正確で車両の状態を良好に維持できる回送希望者に、優先的に回送業務を行わせることができる。
例えば、事故履歴の多い回送希望者からの回送予約が生じた場合に、予約処理を保留し、より評価の高い回送希望者からの回送予約が入った場合に後者を優先して予約処理を実行し、前者を予約不可能として処理する等の処理が可能となる。
図4は、車両データを示す図である。
車両データは、回送予約管理システムと車両貸出サービスとで共通して利用することが可能であり、車両の車両情報と貸出利用者への貸出日時及び貸出利用者からの返却日時とを更に関連付けて記録されている。
回送予約管理システムと貸出予約システムで同一のコンピュータを用いることで、車両データの同期を図ることができる。例えば、貸出予約システムに前述の乗り捨ての予約が発生した時点で、直ちに回送予約管理システムにおいて当該車両を回送予約可能な車両として車両表示手段2に表示することができ、回送希望者の回送予約を受け付けることが可能となる。これにより、回送業務に必要な時間的コストをより効率的に抑制することができる。また、設備費用を抑制することが可能である。
図5は、貸出予約システムを示す模式図である。
本発明の回送予約管理システムを用いるレンタカー事業においては、貸出予約はシステム化されており、当該システムは貸出利用者からの車両の貸出予約を受け付ける貸出予約受付手段5と、貸出予約に応じて記録手段から車両データを読み込み貸出可能な車両を表示する貸出車両表示手段と、貸出車両表示手段に表示された車両から貸出利用者が選択した車両について、車両データに貸出利用者の予約を記録する貸出予約処理手段6と、貸出利用者による貸出予約の結果を貸出利用者に通知する貸出予約通知手段7とを備える。
また、当該システムは通常、車種、保管されるべき拠点、利用予約状況といった情報を含む車両データを管理している。この貸出予約システムには回送予約管理システムに用いるのと同一のコンピュータを利用することができる。
ここで、第1車両C1が第1拠点S1を出発拠点とし、第2拠点S2を乗捨拠点として第2拠点S2に乗り捨てられる貸出予約が生じた場合を想定する。かかる予約が入ると、回送予約管理システムの車両データに当該第1車両C1が回送業務の必要な車両として登録され、車両データを読み込んだ車両表示手段2に当該第1車両C1が表示される。
ここで、車両データには車両情報と出発拠点及び乗捨拠点に加えて、回送業務可能日時、すなわち貸出予約における返却日時、事業者が予定する回送業務完了日時、車種といった情報が関連付けられて記録されている。
回送業務完了日時は、乗り捨てられる車両が発生するたびにレンタカー事業者が車両ごとに個別に設定することも、予め返却日時から任意の一定時間後を自動的に入力するように設定することも可能である。
図6は、回送予約処理を示すフローチャートである。
上述の登録情報が登録されると、回送予約管理システムにおいて回送希望者が回送業務を予約することが可能となる。
回送業務を希望する回送希望者は、利用者情報管理手段及び利用者情報記憶手段に、氏名や免許証番号等の利用者情報を登録する。従前に回送予約を行ったことのある回送希望者の場合、従前に登録された利用者情報を利用者情報記憶手段から呼び出す。
回送予約管理システムをインターネット上で利用できるようにした場合、回送希望者は車両表示手段2として、自己のコンピュータを利用し、インターネットを通じて利用者情報の登録や回送予約を行うことが可能である。
利用者情報を登録した回送希望者は、車両表示手段2に表示された回送が必要な車両の中から、回送を希望する車両を選択する。車両表示手段2には、回送希望者が希望する出発地、目的地、回送業務の日時及び車種等の情報を入力し、車両表示手段2に表示される車両を絞り込む検索機能を設けることができる。
これにより、回送希望者が容易に希望に合致する車両を発見することが可能となり、利便性が向上する。
例えば、上述の第2拠点S2に乗り捨てられた第1車両C1の車両データがある場合に、回収作業可能日時から回送業務完了日時までの間で、第2拠点S2から第1拠点S1への回送業務を回送予約情報として検索する回送希望者がいた場合、条件に合わない車両は非表示となり、当該第1車両C1が回送予約可能な車両として回送予約受付手段に表示される。
回送希望者が表示された車両の中から第1車両C1を選び、回送予約操作を行うと、予約処理手段が当該回送予約情報を当該第1車両C1の車両情報と関連付けて車両データに記録し、回送予約を行う。回送予約が行われた当該第1車両C1は、車両表示手段2から削除され表示されなくなる。
通常、回送予約は回送希望者の操作に応じて即時に行われるが、当該回送希望者が前述した利用者情報で事故履歴が多いような場合には、回送予約を一時的に保留するように設定することも可能である。
また、当該第1車両C1に既に他の回送希望者による回送予約処理が行われた場合には、予約不可能として予約処理を行う。
回送予約処理手段3が、回送予約の内容に合致する車両が発生した際に回送予約処理を行うことにより、第三者による回収作業の機会を充分に利用することができる。
また、回送希望者の回送予約に合致する車両の登録がない場合、出発地、目的地、回送業務の日時及び車種等の情報を含む回送予約のみを受け付け、その情報に合致する車両が登録された際に、回送予約処理手段3が予約処理を行うように設定することができる。
回送予約処理が行われた場合、回送予約通知手段4が予約処理の結果を回送希望者のコンピュータに表示する。
予め回送希望者のメールアドレスを登録していたような場合には、当該メールアドレスへメールによる通知を送信することも可能である。
前述の第2拠点S2から第1拠点S1への回送業務が必要な第1車両C1に回送希望者による回送予約が完了した場合を想定する。
回収作業日時に、レンタカー事業者が回送希望者へ、第2拠点S2で第1車両C1を引き渡す。この際、レンタカー事業者は第2拠点S2において、回送希望者へ車両が引き渡されたことを登録し、車両データを更新する。
回送希望者が車両を第1拠点S1へと運転し、第1拠点S1でレンタカー事業者へと引き渡す。レンタカー事業者は第1拠点S1において、回送予約管理システムに車両が回送されたことを登録し、車両データを更新する。
この際、レンタカー事業者は事故や車両の傷の有無、回送業務の遅延の有無等を評価し、利用者情報と関連づけて登録し、これらの情報が利用者情報記憶手段を更新する。
更新された利用者情報は、同一の回送希望者が次回以降、回送予約又は貸出予約を行う際に参照される。
本発明の回送予約管理システムを用いることにより、レンタカー事業者が人的、時間的コストを要さず、第三者である回送希望者が回送業務を代行させて、効率よく回送する業務を行うことが可能となる。
回送希望者は不特定多数の第三者であり、レンタカー事業者の人的資源の制約を受けない。
ここで、回送希望者が第2拠点S2を乗捨拠点とする第1車両C1について、出発拠点である第1拠点S1とは異なる第3拠点S3を目的地として回送予約を行った場合を想定する。
この時、回送予約処理手段3は、車両データにおける当該第1車両C1の車両情報に関連付けられた出発拠点である第1拠点S1を中継拠点である第3拠点S3として更新し、回送予約処理が行われ、当該第1車両C1は車両表示手段2から一度削除される。
更に、回送予約処理手段3は車両データの当該第1車両C1の車両情報と関連付けられた乗捨拠点である第2拠点S2を中継拠点である第3拠点S3に、第3拠点S3として更新された出発拠点を第1拠点S1にそれぞれ更新する。
この結果、当該第1車両C1は再度、乗り捨てられる拠点を第3拠点S3として、車両表示手段2に表示され、回送予約を受け付けることが可能となる。
これにより、回送業務を部分的に回送希望者に代行させることが可能となる。例えば、1台の車両の回送業務を、分割して複数の回送希望者に代行させることが可能となる。
また、最終的に車両を本来の出発拠点、上述の例でいえば第1拠点S1へと回送する回送予約を受け付けることが可能となる。
レンタカー事業者が、中継拠点として、乗捨拠点よりも出発拠点に近い拠点のみを回送予約可能なものとしたい場合、当該第1車両C1については、第2拠点S2よりも第1拠点S1に近い拠点のみを出発拠点として車両データを更新可能なものと設定する。これにより、車両表示手段2で回送希望者が、第2拠点S2を出発地とし、第3拠点S3を目的地とする回送可能な車両を検索した場合に、当該第1車両C1を表示させることが可能である。
これにより、目的の車両の走行距離を増やすことなく、迅速に回送を行うことができる。
回送予約システムが第1車両C1について第1拠点S1以外への回送予約を受け付けられることにより、回送希望者の希望と回送の必要な車両が合致する可能性が高まり、回送の機会損失を防ぐことができる。
仮に、レンタカー事業者がこのような回送予約を好ましくないものと考える場合には、回送予約処理手段3において、本来の出発拠点を目的地とする回送予約以外を予約不可能なものとして処理するように、予め設定しておくことができる。さらに、車両表示手段2における検索機能において、車両が本来の出発拠点以外を目的地とする検索がなされた場合、当該車両を検索結果として表示しないように設定することができる。
図7は、複数の車両の回送を示す模式図である。
車両表示手段2は、第2拠点S2から第1拠点S1への回送を希望する回送希望者の検索に応じて、第2拠点S2にある第1車両C1及び第2拠点S2にある第3車両C3及び第3拠点S3にある第1車両C1との組み合わせ、またはいずれか一方のみを、回送希望者の予約条件に合致するものとして表示することができる。
これにより、第2拠点S2に第1車両C1がない場合においても、第2拠点S2から第1拠点S1への回送を希望する回送希望者の需要に即した車両を回送させ、回送の効率を高めることが可能である。
ここで、上述のような場合における第2拠点S2を乗捨拠点、第1拠点S1を出発拠点、第3拠点S3を中継拠点と呼ぶ。中継拠点は単独であっても複数であっても良い。
車両の組み合わせを表示する際に、回送予約管理システムは、乗捨拠点と中継拠点との距離及び中継拠点と出発拠点との距離を基準に、表示可能な車両の組み合わせを予め設定された順序により並べ替えて表示する。
例えば、乗捨拠点と中継拠点との距離及び中継拠点との距離とを足して求められる総走行距離が短くなる順に車両の組み合わせを表示することができる。あるいは、総走行距離と走行ルートから算出される総移動時間が短くなる順に車両の組み合わせを表示することができる。
また、中継拠点が複数ある場合、回送希望者が中継拠点同士の間を徒歩等により移動することがあり得る。この場合、中継拠点同士の距離が一定以上となる車両の組み合わせを除外して車両表示手段2に表示するように予め設定することができる。
回送予約における出発地と目的地は、レンタカー事業者の拠点を基準とした条件設定ではなく、位置情報を利用することも可能である。
例えば、回送希望者がスマートフォンなどのGPS機能を有する端末を用いて回送予約をする場合、スマートフォンにより現在地のGPS情報を現在地位置情報とし、同様に目的地のGPS情報を目的地位置情報として取得する。
回送希望者は、回送予約の際に、出発地及び目的地としてレンタカー事業者の拠点に代えて上述の出発地位置情報及び目的地位置情報をそれぞれ設定し、検索を行う。
回送予約処理手段3が、出発地位置情報及び目的地位置情報から、それぞれに最も近い拠点を出発地及び目的地とすることで、条件に合致する車両の登録情報を表示することができる。
この実施形態によれば、回送希望者がレンタカー事業者の拠点の位置を確認する必要がなく、回送希望者にとって回送する業務を代行する利便性が向上する。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、複数のレンタカー事業者が有する拠点、車両情報を一元的に登録し管理すれば、所有者の異なる車両について複数車両回送の予約処理を行うことができる。
利用者情報記憶手段が記憶する利用者情報に、クレジットカード情報や支払い状況を利用させ、また決済手段を備えることにより、回送希望者による回送業務を有償とし、その決済までを回送予約管理システムにより行うことも可能である。
本発明は、事業者が人的、時間的コストを要さず、第三者である回送希望者に回送業務を代行させて、効率よく回送する業務を行うことが可能となるため、レンタカー事業の他、カーシェアリング等の事業において幅広く利用し得るものである。
S1・・・第1拠点
S2・・・第2拠点
S3・・・第3拠点
C1・・・第1車両
C2・・・第2車両
C3・・・第3車両
1・・・記憶手段
2・・・車両表示手段
3・・・回送予約処理手段
4・・・回送予約通知手段
5・・・貸出予約受付手段
6・・・貸出予約処理手段
7・・・貸出予約通知手段

Claims (5)

  1. 車両貸出サービスを利用した貸出利用者が、出発拠点で車両を借り乗捨拠点で車両を乗り捨てた場合に、前記乗捨拠点に乗り捨てられた前記車両を前記出発拠点に回送する業務を回送希望者に代行させるための回送予約管理システムであって、
    前記車両の車両情報と前記出発拠点及び前記乗捨拠点とを関連づけた車両データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から車両データを読み込み、回送が必要な前記車両を表示する車両表示手段と、
    該車両表示手段に表示された前記車両を選択した回送希望者の回送予約情報を当該車両の前記車両情報に関連付けて前記車両データを更新すると共に、前記車両表示手段から前記車両を削除する回送予約処理手段と、
    前記回送予約の結果を前記回送希望者に通知する回送予約通知手段とを備え、
    前記車両データが、前記車両情報と前記貸出利用者への貸出日時及び前記貸出利用者からの返却日時とを関連付けたものである回送予約管理システム。
  2. 前記回送予約処理手段が、前記乗捨拠点から中継拠点への回送を希望する前記回送希望者の前記回送予約情報を前記車両情報と関連付け、前記出発拠点を前記中継拠点として前記車両データを更新すると共に、
    更に前記車両情報と関連付けられた前記乗捨拠点を前記中継拠点とし、前記車両と関連付けられた前記中継拠点を前記出発拠点として前記車両データを更新するものである請求項1に記載の回送予約管理システム。
  3. 前記車両表示手段が、回送希望者の操作により、前記車両データの中から、前記乗捨拠点から出発拠点へ回送すべき前記車両及び又は前記乗捨拠点から中継拠点へ回送すべき車両と前記中継拠点から前記出発拠点へ回送すべき車両との組み合わせのみを表示するものであり、
    前記組み合わせが、前記乗捨拠点と前記中継拠点との距離及び前距中継拠点と前記出発拠点との距離を基準に整列されて前記車両表示手段に表示される請求項1又は2に記載の回送予約管理システム。
  4. 前記回送予約処理手段が、前記回送希望者が有する出発地位置情報と到着地位置情報とを記録するものであり、
    前記回送予約処理手段が前記出発地位置情報に基づき前記出発地位置情報に最も近い拠点を出発地とし、前記到着地位置情報に近い拠点を到着地とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の回送予約管理システム。
  5. 前記回送希望者が、予め利用者情報を登録するものであり、
    該回送希望者の前記回送業務情報を評価し前記利用者情報と関連づけて記録する利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段を更に備える請求項1〜4いずれか1項に記載の回送予約管理システム。

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113990072A (zh) * 2021-11-24 2022-01-28 卢志渊 一种城市道路预约通行管理系统

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CN113990072A (zh) * 2021-11-24 2022-01-28 卢志渊 一种城市道路预约通行管理系统
CN113990072B (zh) * 2021-11-24 2023-06-06 卢志渊 一种城市道路预约通行管理系统

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