JP2020056318A - Internal combustion engine chain lubrication device - Google Patents
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Abstract
Description
本願発明は、タイミングチェーンのようなチェーンの潤滑装置に関するものである。 The present invention relates to a lubrication device for a chain such as a timing chain.
内燃機関のカム軸は、一般にタイミングチェーンによって駆動されており、クランク軸とカム軸とにスプロケットを設けて、タイミングチェーンを各スプロケットに巻き掛けることにより、カム軸をクランク軸に同期させて回転駆動している。 The camshaft of an internal combustion engine is generally driven by a timing chain, and a sprocket is provided on the crankshaft and the camshaft, and the timing chain is wound around each sprocket to rotate the camshaft in synchronization with the crankshaft. doing.
そして、タイミングチェーンは、構成部材であるピンとリンクプレートとの間の潤滑を行ったり、ピンとスプロケットとの間の潤滑を行ったりする必要があり、このための潤滑装置の例として、特許文献1には、シリンダブロックの前面に、タイミングチェーンに向けてオイルを吐出する回転体を設けることが開示されている。
The timing chain needs to provide lubrication between a pin and a link plate, which are constituent members, and lubrication between a pin and a sprocket.
特許文献1の構成は、タイミングチェーンに対する潤滑は行えるが、潤滑のために専用の回転体を必要とするため、それだけコストが嵩むという問題がある。また、重量が増大するため、燃費の悪化も招来することになる。
The configuration of
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。 The present invention has been made to improve such a situation.
本願発明は、
「チェーンとその周回をガイドするチェーンガイドとを備えている構成であって、
前記チェーンガイドに、オイルギャラリに連通した注油口が、前記チェーンに向けて開口するように形成されている」
というものである。
The present invention is
`` It is a configuration that includes a chain and a chain guide that guides its circumference,
A lubrication port communicating with an oil gallery is formed in the chain guide so as to open toward the chain. "
That is.
オイルギャラリと注油口とを繋ぐオイル通路の形成手段としては、チェーンガイドを固定するためのボルトを利用してオイル通路を形成したり、ボルトとは異なる箇所にオイル通路を形成したりすることができる。注油口を複数設けることも可能である。 As a means for forming an oil passage connecting the oil gallery and the lubrication port, an oil passage may be formed using a bolt for fixing a chain guide, or an oil passage may be formed at a location different from the bolt. it can. It is also possible to provide a plurality of lubrication ports.
本願発明では、元々備わっているチェーンガイドを利用してチェーンに注油するものであるため、新たな部材は不要であり、それだけコストを抑制できる。また、チェーンガイドに注油口やオイル通路を形成するとチェーンガイドが軽量化されるため、燃費の向上にも貢献できる。 In the present invention, since the chain is lubricated using the originally provided chain guide, a new member is unnecessary, and the cost can be reduced accordingly. Further, when the lubrication port and the oil passage are formed in the chain guide, the weight of the chain guide is reduced, which can contribute to improvement in fuel efficiency.
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下では、方向を特定するため前後・左右の文言を使用するが、前後方向はクランク軸線方向であり、左右方向はクランク軸線及び気筒軸線方向と直交した方向である。前と後ろについては、本実施形態のタイミングチェーンが配置されている側を前として、ミッションが配置されている側を後ろとしている。 Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. Hereinafter, the terms front and rear, left and right are used to specify the direction, but the front and rear direction is the crank axis direction, and the left and right direction is the direction orthogonal to the crank axis and the cylinder axis. Regarding the front and the rear, the side where the timing chain of the present embodiment is arranged is the front, and the side where the mission is arranged is the rear.
(1).内燃機関の基本構造
内燃機関の基本構成は従来から知られているものであり、機関本体として、シリンダブロック1とその上面に固定されたシリンダヘッド2、シリンダブロック1の下面に固定されたオイルパン3、シリンダヘッド2の上面に固定されたヘッドカバー4を備えている。なお、図1に示す平行斜線は、形状を明示するために前端面を表示したものであり、断面の表示ではない。
(1) Basic Structure of Internal Combustion Engine The basic structure of an internal combustion engine is conventionally known. And a head cover 4 fixed to the upper surface of the
本実施形態はタイミングチェーン5に適用しており、タイミングチェーン5は、エンドレスのループ体になっており、クランク軸6に固定された主動スプロケット7と、排気弁用カム軸に直接に又はVVT装置を介して取付けられた排気側従動スプロケット8と、吸気弁用カム軸に直接に又はVVT装置を介して取付けられた吸気側従動スプロケット9とに巻き掛けられている。敢えて述べるまでもないが、排気側従動スプロケット8と吸気側従動スプロケット9とはシリンダヘッド2に取付けられている。タイミングチェーン5などを覆うフロントカバーは省略している。
The present embodiment is applied to a
クランク軸6は、図1において右回りに回転している。従って、タイミングチェーン5は、主動スプロケット7と排気側従動スプロケット8との間では弛み側になって、主動スプロケット7と吸気側従動スプロケット9との間では張り側になっている。
The
そして、タイミングチェーン5が弛み側と張り側との左右間隔を狭めた状態で周回することをガイドするため、タイミングチェーン5の左右両側に、第1及び第2のチェーンガイド10,11を配置している。両チェーンガイド10,11は、それぞれシリンダブロック1とシリンダヘッド2とに跨がるように上下に長く延びており、タイミングチェーン5が当たる摺接面はそれぞれ正面視で緩く湾曲している。
First and
タイミングチェーン5の弛み側をガイドする第1チェーンガイド10は、その上端部は上ボルト12でシリンダヘッド2に連結されて、下部はシリンダブロック1に設けたアジャスタ13で支持されている。従って、第1チェーンガイド10は、タイミングチェーン5の張り具合を調節できる可動式になっている。他方、タイミングチェーン5の張り側をガイドする第2チェーンガイド11は、上端部は上ボルト14でシリンダヘッド2に固定されて、下端部は下ボルト15でシリンダブロック1に固定されている。従って、第2チェーンガイド11は調節できない固定式になっている。
The upper end of the
第2チェーンガイド11の下端部は、シリンダブロック1に広い面積で重なるブロック部11aになっており、ブロック部11aが下ボルト15でシリンダブロック1に固定されている。他方、第2チェーンガイド11の上半部には、タイミングチェーン5を手前から覆う内向きフランジ11bが形成されており、内向きフランジ11bの上端部が、スペーサボス部16(図2(B)参照)を介して上ボルト14によってシリンダヘッド2に固定されている。また、第2チェーンガイド11のうちブロック部11aよりも上の部分には、補強のため外向きフランジ11cを設けている。
The lower end of the
(2).チェーンへの給油構造
図2に示すように、シリンダブロック1に下ボルト15と同心のオイルギャラリ18を形成している一方、下ボルト15には、オイルギャラリ18に連通した中心穴19と、タイミングチェーン5の高さに位置した環状溝20と、中心穴19と環状溝20とを連通させる横穴21とが形成されている。
(2) Oil supply structure to the chain As shown in FIG. 2, an
更に、第2チェーンガイド11のブロック部11aに、下ボルト15の環状溝20と連通しつつタイミングチェーン5に向けて開口した注油口22を設けている。注油口22は、全長に亙って同径のストレート穴に形成されているが、オイルが広がりながらタイミングチェーン5に当たるように、先端部をラッパ状等の拡大部に形成することも可能である。
Further, the
タイミングチェーン5は、並列配置された多数本のピン23とこれに被嵌したローラ24、ピン23の列を挟んだ前後両側に配置された内リンクプレート25及び外リンクプレート26の群で構成されており、隣り合った内リンクプレート25と外リンクプレート26との端部同士をピン23で連結することによって、ループ体が構成されている。
The
そして、タイミングチェーン5が周回するに当たって、主動スプロケット7に戻る少し前の位置に注油口22から注油されることにより、タイミングチェーン5の部材同士の潤滑と、タイミングチェーン5とチェーンガイド10,11との間の潤滑と、ピン23とスプロケット7,8,9との間の潤滑が行われる。
Then, when the
なお、オイルがピン23のみに付着しても、オイルがピン23からリンクプレート25,26に伝い流れることにより、部材同士の潤滑や、タイミングチェーン5とチェーンガイド10,11及び各スプロケット7,8,9との間の潤滑が行われる。注油口22の先端部をラッパ状に形成するなどして、オイルを拡散させてタイミングチェーン5に吹き付けると、潤滑性を向上できる。
Even if the oil adheres only to the
そして、既に存在している第2チェーンガイド11を使用してタイミングチェーン5の潤滑を行うものであるため、コストアップを防止できると共に、第2チェーンガイド11と下ボルト15とを軽量化して燃費の向上に貢献できる。図示は省略するが、第2チェーンガイド11のブロック部11aに、上下に並んだ複数の注油口22を形成して、これらを下ボルト15の環状溝20に連通させることも可能である。或いは、複数の注油口22を、ピン23の軸方向に並べて配置することも可能である。
Further, since the
上記の例では下ボルト15にオイル通路を形成したが、図3に示す例では、第2チェーンガイド11のブロック部11aのうち下ボルト15から外れた部位(上方の部位)に、シリンダブロック1に形成されたオイルギャラリ18と連通した導入通路27を形成し、導入通路27と注油口22とを連通させている。
In the above example, the oil passage is formed in the
また、この例では、注油口22は、第2チェーンガイド11に対して傾斜している。従って、オイルがタイミングチェーン5に当たる確率は高くなっている。タイミングチェーン5を挟んで第2チェーンガイド11と反対側の部位に、一点鎖線で示すように、タイミングチェーン5を素通りしたオイルをタイミングチェーン5に反射させるリブ28を設けることも可能である。リブ28は、シリンダブロック1に形成してもよいし、第2チェーンガイド11又はフロントカバーに形成してもよい。
Further, in this example, the
上記の両実施形態では、注油口22を第2チェーンガイド11の下端部に設けたが、このように構成すると、タイミングチェーン5に付着したオイルを主動スプロケット7に対して効率よく転移させることができる利点がある。
In both of the above embodiments, the
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は他にも様々に具体化できる。例えば、注油口を第2チェーンガイド11に設ける場合、その高さ位置は任意に設定できる。また、実施形態のように2つのチェーンガイドを有する場合、注油口とオイル通路とは、いずれのチェーンガイドに設けてもよい。注油口に、オイルをシャワー化させるノズルを取り付けることも可能である。また、本願発明は、タイミングチェーンでない他のチェーンにも適用化できる。
The embodiments of the present invention have been described above, but the present invention can be variously embodied. For example, when the lubrication port is provided in the
本願発明は、タイミングチェーンなどのチェーンの潤滑装置に具体化できる。従って、産業上利用できる。 The present invention can be embodied in a lubrication device for a chain such as a timing chain. Therefore, it can be used industrially.
1 シリンダブロック
5 チェーンの一例としてタイミングチェーン
6 シリンダブロック
7 クランク軸に設けた主動スプロケット
8,9 カム軸に設けた従動スプロケット
10 第1チェーンガイド
11 第2チェーンガイド
11a ブロック部
14 上ボルト
15 下ボルト
18 オイルギャラリ
19 オイル通路を構成する中心穴
20 オイル通路を構成する環状溝
21 オイル通路を構成する横穴
22 注油口
23 ピン
25,26 リンクプレート
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記チェーンガイドに、オイルギャラリに連通した注油口が、前記チェーンに向けて開口するように形成されている、
内燃機関のチェーン潤滑装置。 A configuration including a chain and a chain guide that guides the circumference thereof,
The chain guide is formed so that a lubrication port communicating with an oil gallery is opened toward the chain.
Chain lubrication device for internal combustion engines.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018185162A JP2020056318A (en) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | Internal combustion engine chain lubrication device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018185162A JP2020056318A (en) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | Internal combustion engine chain lubrication device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020056318A true JP2020056318A (en) | 2020-04-09 |
Family
ID=70106942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018185162A Pending JP2020056318A (en) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | Internal combustion engine chain lubrication device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020056318A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021032110A (en) * | 2019-08-22 | 2021-03-01 | マツダ株式会社 | Chain lubrication structure of engine |
-
2018
- 2018-09-28 JP JP2018185162A patent/JP2020056318A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021032110A (en) * | 2019-08-22 | 2021-03-01 | マツダ株式会社 | Chain lubrication structure of engine |
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