JP2020055684A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送効率の低下を招くことなく、フォークポケットの位置を正確に検知することができる搬送装置を提供する。【解決手段】一方のフォークポケットFPにフォークポケット検知センサ7が対向する位置と、各フォークポケットFP,FP同士の間のパレット側面における水平方向の中央位置にフォークポケット検知センサ7が対向する位置とのそれぞれにおいてフォークポケット検知センサ7による距離測定を行い、これら距離測定により取得された各距離測定情報を合成した情報と、予め規定されたフォークポケットFP,FPの形状の情報とを比較することによって各フォークポケットFP,FPの位置を特定する。これにより、搬送効率の低下を招くことなしにフォークポケットFP,FPの位置を正確に検知することが可能になる。【選択図】図7

Description

本発明は搬送装置に係る。特に、本発明は、荷物を載置したパレットにおけるフォークポケットの位置を検知するための手段の改良に関する。
従来、自動車の生産工場等において部品を収容した部品箱や部品が取り出された後の部品箱(空箱)の複数をパレット上に載置してフォークリフトによって搬送することが行われている。以下では、パレット上に複数の部品箱(以下、荷物と呼ぶ場合もある)を載置した形態をスキッドと呼ぶこととする。
フォークリフトを自動運転させてスキッドを搬送することが行われているが、この場合、フォークリフトに備えられた2本の爪(フォークの爪)を、パレット側面の2箇所に設けられたフォークポケットにそれぞれ自動挿入するべく、各フォークポケットの位置を正確に検知できるようにしておく必要がある。
特許文献1には、レーザ光を利用してフォークポケットの位置を検知する技術が開示されている。具体的に、この特許文献1に開示されているフォークポケットの検知手法は、フォークリフトに備えられた測距センサからのレーザ光を水平方向に走査照射し、その反射光を検知して、レーザ光の照射方向での距離データを取得する。また、この距離データを座標変換する処理、座標変換した観測点群に基づいてパレットの位置および方向を特定する処理等を行う。そして、前記観測点群によって水平方向に延在する直線を抽出し、この直線のクラスタリングを行うことで外側に位置する2つのクラスタ(各フォークポケットに対して水平方向外側のパレット側面に対応)を選択し、そのクラスタの内側の端点を各フォークポケットの外側端の位置としてそれぞれ検知するようにしている。
特開2017−178567号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているフォークポケットの検知手法はパレット側面の2箇所に設けられたフォークポケットそれぞれの位置を個別に検知するものであった。この場合、パレット側面の全体を認識した上で個々のフォークポケットの位置を個別に検知することになる。
ところが、特許文献1のものでは、測距センサからのレーザ光を水平方向に走査照射し、その反射光を検知して距離データを取得するものであり、この場合、パレット側面における水平方向の両端部分にあってはパレット側面に対するレーザ光の照射角度が大きいことからその反射光のバラツキも大きくなりやすい。このため、測距センサの出力のバラツキも大きくなりやすく、前記両端部分の検知精度を十分に高めることが難しい。その結果、パレット側面の全体を認識することの信頼性が十分に得られていない可能性があり、各フォークポケットの位置を正確に検知することの信頼性が十分に得られない可能性があった。特に、パレット側面における水平方向の両端部分は、パレットの長期間に亘る使用に伴い、フォークリフトの爪の衝突やパレット同士の衝突によって傷付いている可能性があるため、前記両端部分の検知精度が要求される従来の検知手法では各フォークポケットの位置を正確に検知するには限界があった。
また、パレット側面に対する光(レーザ光等)の照射角度を小さくすれば前述した反射光のバラツキも小さくなって、各フォークポケットの位置を正確に検知することの信頼性を高めることができる。しかし、そのためには、測距センサを、パレット側面の水平方向の一端部に対向する位置から他端部に対向する位置まで移動させて、パレット側面の全体に亘って該パレット側面に略直交する方向から光の照射を行っていく必要がある。つまり、測距センサがフォークリフトに搭載されている場合(特にフォークリフトの走行方向における略中央部に測距センサが搭載されている場合)には、フォークリフトを、パレット側面の水平方向の一端部に対向する位置から他端部に対向する位置まで走行させて各フォークポケットの位置を検知した後、パレット側面の中央部に対向する位置まで走行させる(逆方向に走行させる)といったことが必要になり、フォークリフトの走行距離が長くなって、スキッドの搬送効率の低下を招いてしまうことになる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、搬送効率の低下を招くことなく、フォークポケットの位置を正確に検知することができる搬送装置を提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明の解決手段は、測距センサおよび走行動力源を備え、荷物を載置したパレットの側面に設けられた左右一対のフォークポケットの位置を前記測距センサからの出力に基づいて検知し、前記各フォークポケットにフォークの各爪がそれぞれ対向する位置まで前記走行動力源によって走行し、各爪を各フォークポケットにそれぞれ挿入して前記パレットと共に前記荷物を搬送する搬送装置を前提とする。そして、この搬送装置は、前記各フォークポケットのうち一方のフォークポケットに前記測距センサが対向する第1走行位置となるように、また、前記各フォークポケット同士の間のパレット側面における水平方向の中央位置に前記測距センサが対向する第2走行位置となるように前記走行動力源を制御する第1走行制御部と、前記第1走行位置における前記測距センサによる前記パレットに対する距離測定および前記第2走行位置における前記測距センサによる前記パレットに対する距離測定それぞれにより取得された各距離測定情報を合成した情報と、予め規定された前記フォークポケットの形状の情報とを比較することによって前記各フォークポケットの位置を特定するフォークポケット特定処理部と、前記フォークポケット特定処理部によって位置が特定された前記各フォークポケットに前記各爪がそれぞれ対向する位置まで走行するように前記走行動力源を制御する第2走行制御部とを備えていることを特徴とする。
この特定事項により、フォークポケットの位置を検知してフォークの各爪を各フォークポケットそれぞれに挿入するに際し、第1走行制御部による走行動力源の制御によって、各フォークポケットのうち一方のフォークポケットに測距センサが対向する第1走行位置まで搬送装置を走行させ、この第1走行位置において測距センサによるパレットに対する距離測定(パレット側面における各部までの距離の測定;フォークポケットを認識するための距離の測定)が行われる。また、前記第1走行制御部による走行動力源の制御によって、各フォークポケット同士の間のパレット側面における水平方向の中央位置に測距センサが対向する第2走行位置まで搬送装置を走行させ、この第2走行位置において測距センサによるパレットに対する距離測定が行われる。そして、フォークポケット特定処理部により、第1走行位置における測距センサによるパレットに対する距離測定および第2走行位置における測距センサによるパレットに対する距離測定それぞれにより取得された各距離測定情報を合成した情報と、予め規定されたフォークポケットの形状の情報とを比較することによって各フォークポケットの位置が特定される。そして、このフォークポケット特定処理部によって位置が特定された各フォークポケットに各爪がそれぞれ対向する位置まで搬送装置が走行するように第2走行制御部が走行動力源を制御し、これによって各フォークポケットに各爪がそれぞれ対向することになる。この状態で各爪が前進移動されることにより、これら爪は各フォークポケットに良好に挿入される。
このような各フォークポケットの位置の特定および各フォークポケットへの各爪それぞれの挿入が行われるため、測距センサによる距離測定としては、一方のフォークポケットに対向した位置での距離測定と、各フォークポケット同士の間のパレット側面における水平方向の中央位置に対向した位置での距離測定とを行うのみで各フォークポケットの位置を特定することができる。つまり、パレット側面の全体を認識した上で個々のフォークポケットの位置を個別に検知するといったことは必要なくなる。このため、搬送効率の低下を招くことなしにフォークポケットの位置を正確に検知することが可能になる。
また、前記測距センサは、平面視において前記フォークの前記各爪同士の間を通して前記パレットに向けて距離測定のための光を照射するようになっており、前記第1走行制御部は、前記第1走行位置における前記測距センサによる距離測定が行われた後、前記第2走行位置まで走行するように前記走行動力源を制御する構成となっていてもよい。
これによれば、前記第2走行位置まで搬送装置が走行した場合、測距センサが、各フォークポケット同士の間のパレット側面における水平方向の中央位置に対向した状態で距離測定を行った後、各フォークポケットの位置を特定することになるので、その後に、各フォークポケットに各爪がそれぞれ対向する位置まで搬送装置を走行させるに当たっては、その走行距離が短くて済む。つまり、第2走行位置での距離測定が行われてから、各爪を各フォークポケットにそれぞれ挿入するまでの時間の短縮化を図ることができ、搬送効率の向上に寄与することができる。
また、前記フォークポケット特定処理部は、前記各距離測定情報を合成することによってフォークポケットと推定される孔部を有するパレットモデルを生成し、このパレットモデルにおける前記孔部の寸法と、予め規定された前記フォークポケットの寸法に近似させた寸法範囲とを比較し、前記パレットモデルにおける前記孔部の寸法が前記近似させた寸法範囲内にあることを条件として前記孔部の位置をフォークポケットの位置として特定する構成となっていてもよい。
これによれば、パレットモデルに基づいたフォークポケットの判別を高い精度で行うことができる。
また、複数の前記パレットが並べられるパレット配置レーンと、該パレット配置レーンに沿って当該搬送装置が走行する搬送装置走行レーンとが隣接されており、前記測距センサによる前記パレットに対する各距離測定が行われる際には、前記走行レーン上の前記第1走行位置および前記第2走行位置それぞれにおいて前記搬送装置が停止されるようになっていてもよい。
このようにパレット配置レーンと搬送装置走行レーンとが隣接している場合、測距センサからの光(距離測定のための光)のパレット側面に対する照射角度は、パレット側面における水平方向の両端部分にあっては大きくなり、その反射光のバラツキも大きくなりやすい。本発明では、前述したように、第1走行位置および第2走行位置のそれぞれにおいて測距センサによるパレットに対する距離測定が行われ、これによって取得された各距離測定情報を合成することで各フォークポケットの位置を特定するようにしているため、パレット配置レーンと搬送装置走行レーンとが隣接している場合であっても(前記照射角度が大きくなりやすい構成であっても)フォークポケットの位置を正確に検知することが可能である。
また、前記測距センサは、前記パレット側面に対向するように予め規定された高さ位置に固定されている。
これによれば、フォークの昇降位置に関わりなく測距センサをパレット側面に対向させることができ、前記第1走行制御部による走行動力源の制御のみによって前記第1走行位置および前記第2走行位置それぞれにおいて測距センサをパレット側面に良好に対向させることができる。これにより、各部の距離測定のための制御の簡素化を図ることができる。
本発明では、一方のフォークポケットに測距センサが対向する位置と、各フォークポケット同士の間のパレット側面における水平方向の中央位置に測距センサが対向する位置とのそれぞれにおいて測距センサによる距離測定を行い、これら距離測定により取得された各距離測定情報を合成した情報と、予め規定された前記フォークポケットの形状の情報とを比較することによって各フォークポケットの位置を特定するようにしている。このため、パレット側面の全体を認識した上で個々のフォークポケットの位置を個別に検知するといったことは必要なくなる。その結果、搬送効率の低下を招くことなしにフォークポケットの位置を正確に検知することが可能になる。
実施形態に係る搬送装置の斜視図である。 実施形態に係る搬送装置の平面図である。 実施形態に係る搬送装置の制御系の構成を示すブロック図である。 空箱スキッドの一例を示す図である。 自動車の生産工場内の空箱返却ステーションを示す図である。 フォークポケット特定処理の手順を説明するためのフローチャート図である。 フォークポケット特定処理における搬送装置の各走行位置を説明するための平面図である。 フォークポケット検知センサからのレーザ光の照射角度を説明するための平面図である。 フォークポケット検知センサによるパレット各部に対する検知精度を説明するための図である。 第1走行位置および第2走行位置それぞれにおけるパレット側面に対するレーザ光の照射範囲を示す斜視図である。 搬送装置による空箱スキッド受け取り動作において、搬送装置が空箱スキッドに対向する位置まで走行した状態を示す斜視図である。 搬送装置による空箱スキッド受け取り動作において、フォークが前進位置までスライド移動した状態を示す斜視図である。 搬送装置による空箱スキッド受け取り動作において、フォークが後退位置までスライド移動し且つスライド機構が上昇移動した状態を示す斜視図である。 旋回台の旋回完了時の状態を示す斜視図である。 搬送装置による空箱スキッド排出動作において、スライド機構が下降移動し且つフォークが前進位置までスライド移動した状態を示す斜視図である。 搬送装置による空箱スキッド排出動作において、フォークが後退位置までスライド移動した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、自動車の生産工場において、部品が取り出された(部品が生産ラインに供給された)後の複数の空箱(空の部品箱;本発明でいう荷物)をパレット上に載置して成る空箱スキッドを、空箱返却ステーションにおいて運搬用台車から空箱スキッドシュータに搬送するために使用される搬送装置に本発明を適用した場合について説明する。なお、以下の説明では、運搬用台車上の空箱スキッドを搬送装置によって取り出す動作を空箱スキッド受け取り動作と呼び、空箱スキッドを搬送装置から空箱スキッドシュータに移載(載置)する動作を空箱スキッド排出動作と呼ぶこととする。
−搬送装置−
図1は、本実施形態に係る搬送装置1の斜視図である。また、図2は、本実施形態に係る搬送装置1の平面図である。ここでは、便宜上、図1における奥側および図2における左側を搬送装置1の前側と呼び、図1における手前側および図2における右側を搬送装置1の後側と呼ぶこととする。このため、これらの図における矢印FRは前方向、矢印REは後方向、矢印UPは上方向、矢印RHは右方向、矢印LHは左方向をそれぞれ示している。また、以下では、搬送装置1の前後方向をX軸方向と呼び、搬送装置1の幅方向(左右方向)をY軸方向と呼び、鉛直方向をZ軸方向と呼ぶ場合もある。
図1および図2に示すように、搬送装置1は、台車2、旋回台3、支柱4、スライド機構5、フォーク6を備えている。
(台車)
台車2は、搬送装置1を走行させるものであると共に、前記旋回台3、支柱4、スライド機構5、フォーク6を支持する部材である。この台車2は、台車本体21と、4個の車輪22,22,23,23と、走行用モータ(電動モータで成る)24とを備えている。
台車本体21は、平面視が矩形状であって、底板21aと、該底板21aの各外縁から鉛直上方に延在する縦壁21b,21b,…とを有し、これら縦壁21b,21b,…の内側に、旋回台3を旋回させる後述する旋回駆動機構31を収容するための空間が設けられている。
台車本体21の前端面には前方に向けて水平方向に延在する走行動力源支持ブラケット25が取り付けられている。この走行動力源支持ブラケット25の下面には、走行動力源となる前記走行用モータ24が支持されている。この走行用モータ24は、搬送装置1の前後方向(X軸方向)に沿って延在する駆動軸(出力軸)を備えている。また、走行動力源支持ブラケット25の左右両側(Y軸方向の両側)には駆動輪となる前記車輪22,22が配設されている。この車輪22,22は、前記走行用モータ24からの回転動力を受けて回転する。具体的には、走行動力源支持ブラケット25には、走行用モータ24からの回転動力を車輪22,22に伝達するための図示しない動力伝達機構が取り付けられている。この動力伝達機構は、走行用モータ24から出力された回転動力の回転方向を変換(X軸周りの回転からY軸周りの回転に変換)するためのギヤ機構や回転速度を減速するための減速機等を備えている。
従動輪となる車輪23,23は、台車本体21の後端面に取り付けられたブラケット21c,21cによって水平軸(Y軸)周りに回転自在に支持されている。
(旋回台)
旋回台3は、前記台車本体21の底板21aよりも小型の略矩形状の板材で成り、前記台車本体21の底板21aの中央部に配設された旋回駆動機構31の上側に搭載されて鉛直軸周り(Z軸周り)に回転(旋回)可能となっている。この旋回台3の長手方向の寸法(図1および図2に示す状態でのX軸方向の寸法;この図1および図2に示す旋回台3の旋回位置を当該旋回台3の旋回初期位置と呼ぶ)は、台車本体21の長手方向の寸法(X軸方向の寸法)よりも短く且つ台車本体21の幅方向の寸法(Y軸方向の寸法)よりも長く設定されている。
また、旋回台3には、ブラケット71を介してフォークポケット検知センサ(測距センサ)7が取り付けられている。フォークポケット検知センサ7は、後述する空箱スキッドS(図4を参照)のパレットPのフォークポケットFPの位置を検知するためのセンサであってレーザセンサによって構成されている。また、このフォークポケット検知センサ7は、後述する運搬用台車CC(図5を参照)に載置されている空箱スキッドSのパレットPの側面に対向する高さ位置に配設されていると共に、平面視(図2を参照)においてフォーク6の各爪61,62同士の間を通してパレットPに向けて距離測定のためのレーザ光を照射するようになっている。つまり、旋回台3が前記旋回初期位置にある状態において、搬送装置1の幅方向(Y軸方向)に沿ってレーザ光を照射し(台車本体21の上側を通過させてパレットPに向けてレーザ光を照射し)、空箱スキッドSのパレットPの側面(パレット側面)からの反射光を検知する等してフォークポケットFPの位置を検知するようになっている。より具体的には、このフォークポケット検知センサ7は、例えばTOF(Time of Flight)方式と呼ばれる検知手法を採用した測距センサである。このTOF方式とは、被写体(本実施形態ではパレットP)に向けて測距光(本実施形態ではレーザ光)を照射し、その反射光の時間差から各部までの距離を算出するものである。つまり、所定の照射パターンにより強度変調されたレーザ光による測距光を被写体(パレットP)に向けて照射した後、該被写体によって反射された測距光(反射光)を撮像素子で受光し、前記照射パターンにより照射から受光までの時間差を画素毎に検知して距離を算出するものとなっている。そして、算出された距離値は画素毎にビットマップ状に集められて距離画像として生成されることになる。このフォークポケット検知センサ7からの出力信号に基づいてフォークポケットFP,FPの位置を検知する手法の詳細については後述する。
なお、フォークポケット検知センサ7の取り付け位置としては、旋回台3に限らず台車本体21上であってもよい。
前記旋回駆動機構31は、鉛直軸周り(Z軸周り)に回転自在となるように前記底板21aに支持されたスプロケット33を備えており、このスプロケット33の上面に旋回台3がボルト止め等の手段によって一体的に回転可能に取り付けられている。また、旋回駆動機構31は旋回用モータ32を備えている。この旋回用モータ32は、台車本体21の底板21a上における後寄りの位置に配設されており、旋回台3の旋回動力源となるものである。この旋回用モータ32は、搬送装置1の前後方向(X軸方向)に沿って延在する駆動軸(出力軸)を備えている。前記スプロケット33は、前記旋回用モータ32からの回転動力を受けて回転する。これに伴い旋回台3が鉛直軸周り(Z軸周り)に回転するようになっている。具体的には、旋回用モータ32と前記スプロケット33との間に、旋回用モータ32からの回転動力をスプロケット33に伝達するための図示しない動力伝達機構が設けられている。この動力伝達機構は、旋回用モータ32から出力された回転動力の回転方向を変換(X軸周りの回転からZ軸周りの回転に変換)するためのギヤ機構や回転速度を減速するための減速機等を備えている。そして、この減速機に連結された図示しないスプロケット(駆動側のスプロケット)と前記スプロケット(従動側のスプロケット)33との間にチェーンが架け渡されており、旋回用モータ32から出力された回転動力が動力伝達機構を経て従動側のスプロケット33に伝達され、これによって旋回台3が鉛直軸周り(Z軸周り)に回転可能となっている。
また、旋回台3の高さ位置は、当該旋回台3の下面の高さ位置が台車本体21の縦壁21bの上端の高さ位置よりも僅かに高い位置となるように設定されている。つまり、旋回台3が取り付けられている前記スプロケット33の上面の高さ位置が台車本体21の縦壁21bの上端の高さ位置よりも僅かに高い位置となるように旋回駆動機構31は底板21a上に配設されている。このため、旋回台3が鉛直軸周りで回転する際に、該旋回台3が台車本体21(台車本体21の縦壁21b)に干渉することがないようになっている。なお、旋回台3の配設高さ位置をできるだけ低い位置にするために、前記旋回台3の下面の高さ位置と台車本体21の縦壁21bの上端の高さ位置との間の間隔は小さい方が好ましい。
(支柱)
支柱4は、旋回台3上における後寄りの位置(図1に示す旋回台3の旋回初期位置での後寄りの位置)に立設され、鉛直方向に延在している。具体的には、前記旋回駆動機構31による旋回台3の旋回中心(前記従動側のスプロケット33の回転中心)Oよりも後寄りの位置(後側にオフセットされた位置)に立設されている。この支柱4は、鉛直方向に延在する左右一対の柱部材41,41と、これら柱部材41,41同士を連結するように鉛直方向に所定間隔を存した位置に配設された複数の連結部材42,42,…とを備えている。
この支柱4の高さ寸法は、該支柱4の上端位置が、搬送装置1によって空箱スキッドSを積載していく場合に(例えば後述する空箱スキッドシュータSS(図5を参照)の空箱スキッドコンベアSC上に複数段の空箱スキッドS,S,…を積載していく場合に)、最も上側に位置する空箱スキッドSの鉛直方向での積載高さ位置程度の位置となるように設定されている。
(スライド機構およびフォーク)
スライド機構5は、支柱4の延在方向に沿って昇降可能であり、また、フォーク6を、空箱スキッドSの受け渡し(受け取りおよび排出)を行う前進位置(図2に実線で示す位置)と、フォーク6によって空箱スキッドSを保持した状態において該空箱スキッドSが旋回台3の上側に位置する後退位置(図2に仮想線で示す位置)との間で水平方向にスライド移動させる。
具体的に、スライド機構5は、フォーク6のスライド移動をガイドするためのガイド部材51,52を備えている。このガイド部材は上側ガイド部材51と下側ガイド部材52とが鉛直方向に所定間隔を存して互いに平行(Y軸方向に沿って平行)に配設されている。これら上側ガイド部材51および下側ガイド部材52の長手方向の両端同士は連結部材53,53によって連結されている。このため、この連結部材53の高さ寸法分だけ、上側ガイド部材51と下側ガイド部材52とは鉛直方向に所定間隔を存している。また、これらガイド部材51,52は、前記支柱4に対して水平方向(Y軸方向)の一方側および他方側に亘って延在されている。つまり、ガイド部材51,52の長手方向(Y軸方向)の一方側は左方向(図1における左方向)に所定寸法だけ延在されており、その先端位置は、平面視において台車2の左側の端縁よりも更に左側に位置している。同様に、ガイド部材51,52の長手方向(Y軸方向)の他方側は右方向(図1における右方向)に所定寸法だけ延在されており、その先端位置は、平面視において台車2の右側の端縁よりも更に右側に位置している。
フォーク6は、Y軸方向に沿って延在する一対の爪61,62と、これら爪61,62の基端同士を連結するように前後方向(X軸方向)に延在された連結部63とを備えている。そして、この連結部63における後端部分が上側ガイド部材51および下側ガイド部材52に係合されて、フォーク6は水平方向でスライド移動自在となっている。
前記旋回台3上における支柱4の下端近傍には昇降用モータ54が配設されている。この昇降用モータ54は、鉛直方向(Z軸方向)に沿って延在する駆動軸(出力軸)を備えている。また、この昇降用モータ54の駆動軸は、旋回台3上に設置された動力伝達機構54aに接続されている。この動力伝達機構54aは、昇降用モータ54から出力された回転動力の回転方向を変換(Z軸周りの回転からY軸周りの回転に変換)するためのギヤ機構や回転速度を減速するための減速機等を備えている。そして、この動力伝達機構54aの出力軸(図示省略)はY軸方向の両側に延在しており、これら出力軸にはプーリ54b,54bが取り付けられている。一方、支柱4における各柱部材41,41の下端および上端のそれぞれには搬送装置1の幅方向(Y軸方向)周りに回転自在なプーリ54c,54c,43,43が設けられている。そして、これらプーリ54b,54c,43に亘ってベルト54dが巻き掛けられている。このため、昇降用モータ54の作動に伴って、動力伝達機構54aの出力軸に取り付けられているプーリ54b,54bが回転すると、その回転力によって各プーリ54b,54c,43の間でベルト54dが走行するようになっている。前記スライド機構5の各ガイド部材51,52はベルト54d,54dにおいて前記プーリ54c,43同士の間のスパンに連結されており、ベルト54d,54dの走行に伴ってスライド機構5が支柱4の延在方向に沿って昇降する構成となっている。つまり、昇降用モータ54の回転量を調整することによってスライド機構5の昇降位置が制御できるようになっている。前述したようにフォーク6は上側ガイド部材51および下側ガイド部材52に係合されているため、スライド機構5の昇降に伴ってフォーク6も昇降し、スライド機構5の昇降位置を制御することによってフォーク6の昇降位置も制御することが可能となっている。
上側ガイド部材51の上面における右側端にはスライド用モータ55がブラケット55aを介して支持されている。このスライド用モータ55は、旋回台3が旋回初期位置にある場合の前後方向(X軸方向)に沿って延在する駆動軸(出力軸)を備えている。また、このスライド用モータ55の駆動軸には減速機55dが接続されている。また、この減速機55dの出力軸にはプーリ55bが取り付けられている。一方、上側ガイド部材51の上面における左側端には、旋回台3が旋回初期位置にある場合の前後方向(X軸方向)周りに回転自在なプーリ56がブラケット56aを介して支持されている。そして、スライド用モータ55に連結されているプーリ(駆動側のプーリ)55bと、上側ガイド部材51の上面における左側端に支持されているプーリ(従動側のプーリ)56とに亘ってベルト55cが巻き掛けられている。このため、スライド用モータ55の作動に伴って駆動側のプーリ55bが回転すると、その回転力によって駆動側のプーリ55bと従動側のプーリ56との間でベルト55cが走行するようになっている。前記フォーク6の連結部63はベルト55cに連結されており、ベルト55cの走行に伴ってフォーク6が各ガイド部材51,52の延在方向(水平方向)に沿ってスライド移動する構成となっている。つまり、スライド用モータ55の回転量を調整することによってフォーク6のスライド移動位置が制御できるようになっている。これにより、フォーク6は、空箱スキッドSの受け渡し(受け取りおよび排出)を行う前進位置(図2に実線で示す位置)と、フォーク6によって空箱スキッドSを保持した状態において該空箱スキッドSが旋回台3の上側に位置する後退位置(図2に仮想線で示す位置)との間で水平方向にスライド移動可能となっている。また、フォーク6が後退位置にある状態では、平面視において旋回台3の旋回中心Oの両側(X軸方向に沿う方向の両側)にフォーク6の爪61,62が位置する状態となっており、これにより、この後退位置では、フォーク6に保持された空箱スキッドSが旋回台3の旋回中心Oの上側に位置するようになっている。つまり、空箱スキッドSの重心位置と旋回台3の旋回中心Oとを近付けた状態で、フォーク6によって空箱スキッドSを保持した状態となる。
(制御ブロック)
図3は、本実施形態に係る搬送装置1の制御系の構成を示すブロック図である。この図3に示すように搬送装置1の制御系は制御盤8を備えている。この制御盤8は、図示していないが、一般的に公知のCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えている。
ROMは、空箱スキッドSを搬送するための搬送装置1の制御を行う制御プログラム等が記憶されている。CPUは、ROMに記憶された制御プログラムに基づいて演算処理を実行する。RAMは、CPUでの演算結果等を一時的に記憶するメモリである。
制御盤8には、フォークポケット特定処理部72、運搬用台車制御盤81、仕入先判別部82、空箱スキッドコンベア制御部83が接続されて、これらからの情報が入力されるようになっている。
フォークポケット特定処理部72は、前記フォークポケット検知センサ7が接続され、このフォークポケット検知センサ7からの出力を受信する。そして、このフォークポケット特定処理部72は、このフォークポケット検知センサ7からの出力に基づいて後述するフォークポケット特定処理を実行する。そして、このフォークポケット特定処理によって求められた各フォークポケットFP,FPの位置情報が制御盤8に出力されることにより、該制御盤8はパレットPのフォークポケットFP,FPの位置を認識する。
運搬用台車制御盤81は、空箱スキッドSを載置した運搬用台車CC(自動車の生産工場内の空箱返却ステーションSTを示す図5を参照)を空箱返却ステーションSTに向けて走行させる際に、該運搬用台車CCの走行および停止を制御するものである。具体的には運搬用台車CCは、図示しない牽引車によって牽引されて空箱返却ステーションSTに移動される。この牽引車の牽引による運搬用台車CCの走行および停止の制御は公知であるため、ここでの説明は省略する。そして、この運搬用台車制御盤81からの出力信号が制御盤8に入力されることにより、該制御盤8は運搬用台車CCの停止位置を認識する。より具体的に、本実施形態では、図5に示すように複数台の運搬用台車CC,CC,…が連結されて空箱返却ステーションSTに移動されるようになっているため、運搬用台車制御盤81からの出力信号としては、複数台の運搬用台車CC,CC,…それぞれの停止位置の情報が含まれる。
仕入先判別部82は、運搬用台車CCに載置されている空箱スキッドSの返却先、つまり、空箱スキッドSの部品箱B,B,…に収容されていた部品(生産ラインに供給された部品)の仕入先の情報を取得する。例えば、空箱スキッドSのパレットPの側面や部品箱B,B,…の側面に表示または貼り付けられているラベル等を認識(撮像による画像認識)することによって仕入先を判別する。また、この仕入先判別部82は、仕入先の情報と、空箱返却ステーションSTに設置された空箱スキッドシュータSSとを関連付けた情報が格納されたデータベースDB1が接続されており、このデータベースDB1に格納されている情報を参照することによって、前記仕入先の情報から空箱スキッドシュータSSを特定し、その情報を制御盤8に送信するようになっている。この仕入先判別部82からの出力信号が制御盤8に入力されることにより、該制御盤8は各運搬用台車CC,CC,…それぞれに載置されている空箱スキッドS,S,…の個別の返却先(返却先となる空箱スキッドシュータSS)を把握することになる。なお、この仕入先判別部82は、空箱返却ステーションSTに設置されていてもよいし、該空箱返却ステーションSTに各運搬用台車CC,CC,…が移動される前段階で各空箱スキッドS,S,…の返却先の情報を取得するようになっていてもよい。
空箱スキッドコンベア制御部83は、空箱返却ステーションSTに設置された空箱スキッドシュータSSにおける空箱スキッドコンベアSCを制御するものである。この制御として具体的には、空箱スキッドコンベアSCにおける空箱スキッドSの載置段数の上限が4段であった場合には、該空箱スキッドコンベアSCに空箱スキッドSが4段積まれた際に空箱スキッドコンベアSCを作動させて、この4段積みの空箱スキッドS,S,…を排出側(例えば輸送用トラックが待機している側)に搬送するようにしている。また、この空箱スキッドコンベア制御部83は、空箱スキッドコンベアSCにおける空箱スキッドSの載置段数の上限の設定情報が格納されたデータベースDB2が接続されており、このデータベースDB2に格納されている情報を参照することによって、空箱スキッドコンベアSCにおける空箱スキッドSの載置段数の上限の設定情報を制御盤8に送信するようになっている。この空箱スキッドコンベア制御部83からの出力信号を制御盤8が受信することによって該制御盤8は空箱スキッドコンベアSCにおける現在の空箱スキッドSの載置段数およびその空箱スキッドコンベアSCにおける空箱スキッドSの載置段数の上限を把握することになる。これにより、制御盤8は、空箱スキッドコンベアSCに空箱スキッドSを載置する際の積載高さ(スライド機構5を昇降させることによって決定される空箱スキッドSの積載高さ)を制御することになる。
また、この制御盤8には、前記走行用モータ24、旋回用モータ32、昇降用モータ54、スライド用モータ55がそれぞれ接続されており、これらモータ24,32,54,55に対して制御信号を出力して、搬送装置1の走行動作、旋回台3の旋回動作、スライド機構5の昇降動作、フォーク6のスライド移動動作を制御するようになっている。
−空箱スキッド−
図4は、搬送装置1によって搬送される空箱スキッドSの一例を示す図である。この図4に示すように、空箱スキッドSは、複数の空箱(空の部品箱)B,B,…をパレットP上に載置した形態になっている。本実施形態にあっては、パレットPの側面に左右一対のフォークポケットFP,FPが設けられており、このフォークポケットFP,FPに前記フォーク6の爪61,62がそれぞれ挿入されることによって空箱スキッドSを持ち上げて(保持して)搬送することが可能になっている。
また、図示しないが、パレットPの側面には、空箱Bに収容されていた部品の仕入先である部品メーカの情報が表示されている。例えば、部品メーカの名称や、部品メーカを識別するための2次元コード等が表示されている。この表示を前記仕入先判別部82が読み取ることで仕入先が判別される。
−空箱返却ステーション−
次に、前述の如く構成された搬送装置1が使用される空箱返却ステーションSTについて説明する。前述したように、搬送装置1は、空箱返却ステーションSTにおいて空箱スキッドSを運搬用台車CCから空箱スキッドシュータSSに搬送するために使用される。
図5に示すように、空箱返却ステーションSTには、部品メーカ毎に設置された複数の空箱スキッドシュータSS,SS,…が併設されている(この図5では一部の空箱スキッドシュータSSについては仮想線で示している)。各空箱スキッドシュータSSは、空箱スキッドS,S,…を搬送するための空箱スキッドコンベアSCを備えている。そして、この空箱返却ステーションSTには、各空箱スキッドシュータSS,SS,…の併設方向に沿って、該空箱スキッドシュータSSに近い側に搬送装置通路(本発明でいう搬送装置走行レーン)P1が設けられていると共に、この搬送装置通路P1に隣接して前記空箱スキッドシュータSSから遠い側に運搬用台車通路(本発明でいうパレット配置レーン)P2が設けられている。つまり、この運搬用台車通路P2を走行してきた運搬用台車CC,CC,…に対し、搬送装置1が搬送装置通路P1を走行し所定の運搬用台車CCから空箱スキッドSを受け取って、該空箱スキッドSを所定の空箱スキッドシュータSSの空箱スキッドコンベアSC上に移載(載置)するようになっている。
なお、前述したように、本実施形態における空箱返却ステーションSTにあっては、互いに連結された複数の運搬用台車CC,CC,…が牽引車(図示省略)の牽引によって空箱返却ステーションSTに移動されるようになっている。また、運搬用台車CCには、作業者による移動が可能となるように取っ手CC1が設けられている。
−フォークポケット特定処理−
次に、本実施形態の特徴であるフォークポケット特定処理について説明する。このフォークポケット特定処理は、前記フォークポケット検知センサ7からの出力に基づいてフォークポケットFP,FPの位置を検知(特定)するものである。
このフォークポケット特定処理の概略について説明する。このフォークポケット特定処理では、先ず、フォークポケット検知センサ7による2回の距離測定が行われる。
これら2回の距離測定のうちの一つは、各フォークポケットFP,FPのうち一方のフォークポケットFPにフォークポケット検知センサ7が対向する位置(以下、第1走行位置という)まで搬送装置1を走行させ(この第1走行位置で搬送装置1が停止した状態を図7(b)に示す)、この第1走行位置におけるフォークポケット検知センサ7によるパレットPに対する距離測定である。もう一つは、各フォークポケットFP,FP同士の間のパレット側面における水平方向の中央位置にフォークポケット検知センサ7が対向する位置(以下、第2走行位置という)まで搬送装置1を走行させ(この第2走行位置で搬送装置1が停止した状態を図7(c)に示す)、この第2走行位置におけるフォークポケット検知センサ7によるパレットPに対する距離測定である。このように第1走行位置や第2走行位置で搬送装置1の走行を停止させるために、制御盤8は走行用モータ24に制御信号を送信する。
そして、このような距離測定によって取得された測定結果(各距離測定情報)を合成して合成画像(前記距離画像の合成画像)を作成すると共に、この合成画像の情報と、予め規定されたフォークポケットFPの形状の情報とを比較することによって各フォークポケットFP,FPの位置を特定する。具体的には、前記各距離測定によって取得された各距離測定情報を合成してパレットPの一部についての画像(合成画像)を作成する。前述したようにフォークポケット検知センサ7はTOF方式によってフォークポケットFPの位置を検知するものである。このため、レーザ光の照射から反射までの時間が相対的に短い部分(画像上の画素)は物体までの距離が短く、これをパレットPの側面であると推定することになる。一方、レーザ光の照射から反射までの時間が相対的に長い部分または反射光が無い部分(画像上の画素)は物体までの距離が長く、これをパレットPのフォークポケットFPであると推定することになる。つまり、この画像上における凹部(レーザ光の照射から反射までの時間が相対的に長い部分または反射光が無い部分)をフォークポケットFPと推定する。そして、この画像から得られるフォークポケットFPと推定される部分の寸法(凹部の縦寸法や横寸法等)が、予め規定されているフォークポケットFPの寸法の所定の範囲(フォークポケットFPの寸法に近似させた寸法範囲)にあるか否かを判定し、この所定の範囲にある場合には、その凹部をフォークポケットFPであると判定するようにしている。より具体的には、パレットPの側面における各フォークポケットFP,FPの相対位置は予め規定されているため、一方のフォークポケットFPの位置が推定されると他方のフォークポケットFPの位置も推定することができる。これにより、パレットモデルを作成し、このパレットモデルにおける各部分の寸法と前記寸法の所定の範囲との比較によって各フォークポケットFP,FPの位置を特定するようにしている。
このようなフォークポケット特定処理を実行するために、前記制御盤8には、走行位置座標取得部85、位置座標比較部86、第1走行制御部87、第2走行制御部88を備えていると共に、この制御盤8には、前記フォークポケット特定処理部72が接続されている。
走行位置座標取得部85は、前記搬送装置通路P1における搬送装置1の走行位置の座標点を取得する。具体的には、図7(a)に示すように、搬送装置通路P1の延在方向に沿う仮想の座標を設定しておき、この座標上における搬送装置1の位置(走行位置)を該座標上の座標点として取得する。例えば、搬送装置1の初期位置を原点とし、この初期位置からの走行距離を、前記走行用モータ24の回転角度を検知する等して原点からの距離(搬送装置1の前記原点からの走行距離)として算出する。
位置座標比較部86は、前記走行位置座標取得部85によって取得された搬送装置1の走行位置と、対象とするパレット(今回の搬送動作で取り出そうとするパレット)Pの位置とを比較する。つまり、搬送装置1の走行位置である前記座標上の座標点と、この座標上におけるパレットPの位置(座標点)とを比較することにより、現在の搬送装置1におけるパレットPとの相対位置を求める。
なお、前記搬送装置1の走行位置の座標点としては例えばフォークポケット検知センサ7の位置(座標点)である。また、パレットPの座標点としては例えばパレットPにおける搬送装置1の走行方向(図7における右方向)の上流側の端部の位置(座標点)である。
第1走行制御部87は、搬送装置1が前記第1走行位置および前記第2走行位置それぞれにおいて停止するように走行用モータ24を制御する。つまり、前記座標上における第1走行位置および第2走行位置それぞれの座標点が予め規定されており(前記運搬用台車制御盤81からの出力信号によって認識された運搬用台車CCの停止位置に基づいてパレットPの位置が特定されており、これによって座標上における第1走行位置および第2走行位置それぞれの座標点が予め規定されている)、これら座標点で搬送装置1が停止するように走行用モータ24の回転角度を制御する。
フォークポケット特定処理部72は、前述した各フォークポケットFP,FPの位置を特定する処理を行う。つまり、第1走行位置での距離測定によって取得された距離測定情報と第2走行位置での距離測定によって取得された距離測定情報とを合成して合成画像を作成すると共に、この合成画像の情報から作成したパレットモデルと、予め規定されたフォークポケットFPの形状の情報とを比較することによって各フォークポケットFP,FPの位置を特定する。
第2走行制御部88は、前記フォークポケット特定処理部72によって位置が特定された各フォークポケットFP,FPにフォーク6の各爪61,62がそれぞれ対向する位置まで搬送装置1が走行するように走行用モータ24を制御する。つまり、各フォークポケットFP,FPの位置が特定されたことに従い、この各フォークポケットFP,FPにフォーク6の各爪61,62がそれぞれ対向する位置となる前記座標上の座標点を算出し、搬送装置1がこの座標点で停止するように走行用モータ24を制御する。
−空箱スキッド搬送動作−
次に、空箱返却ステーションSTにおける空箱スキッドSの搬送動作、つまり、搬送装置1が、運搬用台車CCから空箱スキッドSを受け取って、該空箱スキッドSを所定の空箱スキッドシュータSSに移載(載置)する動作について説明する。
この空箱スキッドSの搬送動作は、運搬用台車CC上の空箱スキッドSを搬送装置1によって取り出す空箱スキッド受け取り動作、搬送装置1の走行動作、空箱スキッドSを搬送装置1から空箱スキッドシュータSSに移載(載置)する空箱スキッド排出動作が順に行われる。以下、各動作について順に説明する。
(空箱スキッド受け取り動作)
空箱スキッド受け取り動作では、先ず、牽引車の牽引によって空箱返却ステーションSTに移動される複数の運搬用台車CC,CC,…それぞれに載置されている空箱スキッドS,S,…の返却先、つまり、各空箱スキッドS,S,…それぞれを排出すべき空箱スキッドシュータSS,SS,…が仕入先判別部82によって判別される(部品の仕入先が判別される)。つまり、この仕入先判別部82は、空箱スキッドSのパレットPの側面や部品箱B,B,…の側面に表示または貼り付けられているラベル等を認識することによって仕入先を判別し、前記データベースDB1に格納されている情報を参照して、前記判別した仕入先の情報と空箱スキッドシュータSSとを関連付けた情報を取得して該情報を搬送装置1の制御盤8に送信する。これにより、制御盤8は各運搬用台車CC,CC,…それぞれに載置されている空箱スキッドS,S,…それぞれの個別の返却先(返却先となる空箱スキッドシュータSS)を把握する。
そして、搬送装置1は、走行用モータ24の作動に伴って車輪22,22が回転し、搬送しようとする空箱スキッドSが載置されている運搬用台車CCに対向する位置まで走行する。例えば図5において手前から2番目に位置している運搬用台車CCに対向する位置まで走行する。
本実施形態における空箱スキッド受け取り動作の特徴としては、この搬送しようとする空箱スキッドSが載置されている運搬用台車CCに対向する位置まで搬送装置1を走行させるに当たって、前述したフォークポケット特定処理が実施される点にある。
以下、このフォークポケット特定処理の具体的な手順について図6のフローチャートに沿って説明する。
先ず、ステップST1において、搬送装置1の現在位置の情報と、対象とするパレット(搬送しようとする空箱スキッドSが載置されているパレット)Pの位置の情報とを取得する。具体的には、前記座標上における搬送装置1の現在位置(座標点)の情報と、対象とするパレットPの位置(座標点)の情報とを取得する。図7(a)に示すように、対象とするパレットPの位置に対して搬送装置1の現在位置が走行方向上流側(搬送装置1の走行方向における上流側;図7における左側)である場合には、対象とするパレットPの位置の座標点に比べて搬送装置1の現在位置の座標点の方が小さくなっている。逆に、対象とするパレットPの位置に対して搬送装置1の現在位置が走行方向下流側(搬送装置1の走行方向における下流側;図7における右側)である場合には、対象とするパレットPの位置の座標点に比べて搬送装置1の現在位置の座標点の方が大きくなっている。
ステップST2では、これら搬送装置1の現在位置の座標点と対象とするパレットPの位置の座標点とを比較し、搬送装置1の現在位置の座標点が、対象とするパレットPの位置の座標点よりも小さいか否かを判定する。つまり、図7(a)に示すように、対象とするパレットPの位置に対して搬送装置1の現在位置が走行方向上流側であるか否かを判定する。
対象とするパレットPの位置に対して搬送装置1の現在位置が走行方向上流側でありステップST2でYES判定された場合には、ステップST3に移り、搬送装置1の走行方向に対して手前側(図7における左側)に位置するフォークポケットFPにフォークポケット検知センサ7が対向する位置を前記第1走行位置としてセットする。
一方、対象とするパレットPの位置に対して搬送装置1の現在位置が走行方向下流側であり(例えばフォークポケット検知センサ7の位置が図中の右側に位置するフォークポケットFPよりも右側にあり)ステップST2でNO判定された場合には、ステップST4に移り、搬送装置1の走行方向に対して奥側(図7における右側)に位置するフォークポケットFPにフォークポケット検知センサ7が対向する位置を前記第1走行位置としてセットする。
このようにして第1走行位置をセットした後、ステップST5に移り、該第1走行位置まで搬送装置1が走行するように(第1走行位置で搬送装置1が停止するように)走行用モータ24を制御する。具体的には、ステップST3によって、手前側に位置するフォークポケットFPにフォークポケット検知センサ7が対向する位置を第1走行位置としてセットした場合には、搬送装置1が前進走行(図7における右方向へ走行)するように走行用モータ24を制御する。一方、ステップST4によって、奥側に位置するフォークポケットFPにフォークポケット検知センサ7が対向する位置を第1走行位置としてセットした場合には、搬送装置1が後退走行(図7における左方向へ走行)するように走行用モータ24を制御する。
ステップST6では、搬送装置1が第1走行位置に到達したか否かを判定する。搬送装置1が第1走行位置に到達したことでステップST6でYES判定されると(例えば図7(b)に示す位置に搬送装置1が到達したことでステップST6でYES判定されると)、ステップST7に移り、第1走行位置で搬送装置1が停止された状態でフォークポケット検知センサ7によるパレットPに対する距離測定を行う。つまり、パレットPの側面に向けてレーザ光を照射し(レーザ光の照射範囲を示す図7(b)における一点鎖線を参照)、パレットPの側面からの反射光を検知する。
このようにして第1走行位置での距離測定を行った後、走行用モータ24を制御し、搬送装置1を第2走行位置に向けて走行させる(ステップST8)。
ステップST9では、搬送装置1が第2走行位置に到達したか否かを判定する。搬送装置1が第2走行位置に到達したことでステップST9でYES判定されると(例えば図7(c)に示す位置に搬送装置1が到達したことでステップST9でYES判定されると)、ステップST10に移り、第2走行位置で搬送装置1が停止された状態でフォークポケット検知センサ7によるパレットPに対する距離測定を行う。つまり、パレットPの側面に向けてレーザ光を照射し(レーザ光の照射範囲を示す図7(c)における一点鎖線を参照)、パレットPの側面からの反射光を検知する。
このようにして第2走行位置での距離測定を行った後、ステップST11に移り、各距離測定によって取得された測定結果(各距離測定情報)を合成して合成画像を作成する。つまり、第1走行位置での距離測定で取得された画像と第2走行位置での距離測定で取得された画像とにおいて同一画像部分を重ね合わせて一つの画像として合成画像を作成する。ここで作成される合成画像は、一方のフォークポケットFPから、各フォークポケットFP,FP同士の間のパレット側面に亘る画像となっている。
その後、ステップST12に移り、前記合成画像からパレットモデルを作成する。つまり、パレットPの側面における各フォークポケットFP,FPの相対位置は予め規定されているため、フォークポケットFPと推定される一方の凹部の位置が確定されると、他方のフォークポケットFPと推定される他方の凹部の位置も確定されることになる。
そして、ステップST13において、フォークポケットFPと推定される凹部の寸法(凹部の縦寸法や横寸法等)が、予め規定されているフォークポケットFPの寸法の所定の範囲にあるか否かを判定し、この所定の範囲にある場合には、その凹部がフォークポケットFP,FPであると判定する。これにより、フォークポケットFP,FPの位置が特定されることになる(ステップST13)。
この場合の判定基準値である各部の寸法の所定の範囲(フォークポケットFPであると判定される閾値)の一例としては、高さ寸法が50mm〜80mmの範囲、幅寸法が220mm〜300mmの範囲、フォークポケット間寸法(フォークポケットFP,FP同士の間のパレット側面における水平方向の寸法)が190mm〜380mmの範囲に設定される。
図8はフォークポケット検知センサ7からのレーザ光の照射角度を説明するための平面図である。この図に示すように、フォークポケット検知センサ7が対向する位置にあってはレーザ光の照射角度は小さく、その反射光のバラツキも小さいことから高い検知精度を得ることができる。これに対し、フォークポケット検知センサ7が対向する位置から離れた領域にあってはレーザ光の照射角度は大きく(図8における角度αを参照)、その反射光のバラツキも大きいことから高い検知精度を得ることが難しい。図9は、フォークポケット検知センサ7によるパレットPの各部に対する検知精度を説明するための図である。この図9から明らかなように、各フォークポケットFP,FPそれぞれの水平方向の中央位置よりも内側では所定の判定レベル以上の検知精度が得られる一方、その外側にあっては検知精度が所定の判定レベル以下となっている。図10は、第1走行位置および第2走行位置それぞれにおけるパレットPの側面に対するレーザ光の照射範囲を示す斜視図であり、何れにおいてもその照射範囲の中央位置は、図9における判定レベル以上の検知精度が得られる位置となっている。この図10では、レーザ光の照射範囲のうち検知精度が所定の判定レベル以上となっている範囲を破線で示し、この破線の外側であって検知精度が所定の判定レベル以下の範囲を一点鎖線で示している。このように、前述したフォークポケット特定処理では、第1走行位置での距離測定および第2走行位置での距離測定の何れにおいても、所定の判定レベル以上の検知精度が得られる位置での距離測定が行われるため、これら距離測定で取得された画像から得られる合成画像も精度の高いものとなっており、フォークポケットFP,FPの位置を高い精度で特定することができるものとなっている。
このようにしてフォークポケットFPの位置を特定した後、ステップST14に移り、このフォークポケットFP,FPの位置の座標情報を制御盤8に向けて出力する。
以下、このようにして各フォークポケットFP,FPの位置が特定された後の空箱スキッドSの搬送動作について説明する。
図11は、搬送装置1による空箱スキッド受け取り動作において、搬送装置1が空箱スキッドSに対向する位置まで走行した状態を示す斜視図である(この図11では運搬用台車CCについては省略している)。
このようにして搬送装置1が、空箱スキッドSが載置されている運搬用台車CCに対向する位置まで走行した後、昇降用モータ54の作動に伴ってスライド機構5が支柱4の延在方向に沿って昇降し、フォーク6をパレットPに対向する位置(フォーク6の爪61,62をフォークポケットFP,FPに挿入可能となる位置)まで移動させる。
その後、スライド用モータ55の作動に伴ってフォーク6を前進位置(空箱スキッドSを受け取る位置;フォーク6の爪61,62がフォークポケットFP,FPに挿入される位置)までスライド移動させ、これによってフォーク6が空箱スキッドSを保持する(実際には昇降用モータ54の作動によりフォーク6が僅かに上昇移動することで空箱スキッドSが持ち上げられることで保持する)ことになる。図12は、搬送装置1による空箱スキッド受け取り動作において、フォーク6が前進位置までスライド移動した状態を示す斜視図である(この図12では運搬用台車CCについては省略している)。
このようにしてフォーク6が空箱スキッドSを保持した状態で、スライド用モータ55の作動に伴ってフォーク6を後退位置(空箱スキッドSが旋回台3の上側となる位置)までスライド移動させる。また、昇降用モータ54の作動に伴ってスライド機構5が支柱4の延在方向に沿って上昇移動し、これに伴って空箱スキッドSも上昇移動する。図13は、搬送装置1による空箱スキッド受け取り動作において、フォーク6が後退位置までスライド移動し且つスライド機構5が上昇移動した状態を示す斜視図である。この際の昇降用モータ54の制御としては、空箱スキッドSおよびスライド機構5が、運搬用台車CCの取っ手CC1等に干渉しない高さ位置まで上昇移動させる。なお、取っ手CC1の高さ位置は予め規定されているので、このスライド機構5の上昇移動位置も予め規定されていることになる。
(搬送装置の走行動作)
搬送装置1の走行動作では、走行用モータ24の作動に伴って車輪22,22が回転し、保持している空箱スキッドSを排出すべき空箱スキッドシュータSSに対向する位置まで搬送装置1が走行する。例えば図5において手前側に位置している空箱スキッドシュータSSに対向する位置まで搬送装置1が走行する。
(空箱スキッド排出動作)
空箱スキッド排出動作では、旋回台3の旋回動作と、スライド機構5の昇降動作と、フォーク6のスライド移動動作とが行われる。
旋回台3の旋回動作では、旋回台3を180°旋回させることによって空箱スキッドSが空箱スキッドシュータSS側を向くようにする。つまり、旋回用モータ32を作動させ、該旋回用モータ32から出力された回転動力を前記動力伝達機構を経て前記従動側のスプロケット33に伝達し、これによって旋回台3を鉛直軸周り(Z軸周り)に回転させる。図14は旋回台3の旋回完了時の状態を示す斜視図である。
スライド機構5の昇降動作では、空箱スキッドSを載置しようとする空箱スキッドシュータSSの空箱スキッドコンベアSC上での空箱スキッドSの載置段数の状態を把握し、それに応じてスライド機構5の昇降位置を決定する。具体的には、前記空箱スキッドコンベア制御部83からの出力信号を制御盤8が受信し、空箱スキッドコンベアSCにおける現在の空箱スキッドSの載置段数(例えば図5において手前側に位置している空箱スキッドシュータSSにおける現在の空箱スキッドSの載置段数)を把握する。つまり、空箱スキッドコンベアSCに空箱スキッドSが存在していない場合、空箱スキッドコンベアSCに1個の空箱スキッドSが載置されている場合、空箱スキッドコンベアSCに空箱スキッドS,Sが2段状態で載置されている場合、空箱スキッドコンベアSCに空箱スキッドS,S,…が3段状態で載置されている場合のそれぞれに応じ、現在保持している空箱スキッドSの下面高さ位置が、空箱スキッドコンベアSCにおける上面高さ位置(空箱スキッドコンベアSCに空箱スキッドSが存在していない場合には該空箱スキッドコンベアSCの上面高さ位置、空箱スキッドコンベアSCに空箱スキッドSが存在している場合には最上段の空箱スキッドSの上面高さ位置)に一致するように昇降用モータ54の制御によってスライド機構5を昇降させる。
フォーク6のスライド移動動作では、スライド用モータ55の作動に伴ってフォーク6を前進位置(空箱スキッドSを排出する位置;フォーク6を空箱スキッドコンベアSCの上側まで前進させる位置)までスライド移動させ、これによって空箱スキッドコンベアSCに空箱スキッドSを排出する(実際には昇降用モータ54の作動によりフォーク6が僅かに下降移動することで空箱スキッドSを空箱スキッドコンベアSC上に載置させる)。図15は、搬送装置1による空箱スキッド排出動作において、スライド機構5が所定位置まで下降移動し且つフォーク6が前進位置までスライド移動した状態を示す斜視図である(この図15では空箱スキッドシュータSSについては省略している)。
このようにして空箱スキッドSを空箱スキッドコンベアSC上に載置させた状態で、スライド用モータ55の作動に伴ってフォーク6を後退位置までスライド移動させる。つまり、フォーク6の各爪61,62をフォークポケットFP,FPから抜き取る。図16は、搬送装置1による空箱スキッド排出動作において、フォーク6が後退位置までスライド移動した状態を示す斜視図である(この図16では空箱スキッドシュータSSについては省略している)。
以上のようにして1個の空箱スキッドSを運搬用台車CCから所定の空箱スキッドシュータSSに搬送する動作が完了する。その後、同様にして、フォークポケット特定処理を行った上で、他の空箱スキッドSを運搬用台車CCから所定の空箱スキッドシュータSSに搬送する動作が行われ、その動作が繰り返されることになる。
−実施形態の効果−
本実施形態では、一方のフォークポケットFPにフォークポケット検知センサ7が対向する位置と、各フォークポケットFP,FP同士の間のパレット側面における水平方向の中央位置にフォークポケット検知センサ7が対向する位置とのそれぞれにおいてフォークポケット検知センサ7による距離測定を行い、これら距離測定により取得された各距離測定情報を合成した情報と、予め規定された前記フォークポケットFPの形状の情報とを比較することによって各フォークポケットFP,FPの位置を特定するようにしている。このため、パレット側面の全体を認識した上で個々のフォークポケットの位置を個別に検知するといったことは必要なくなる。その結果、搬送効率の低下を招くことなしにフォークポケットFP,FPの位置を正確に検知することが可能になる。
また、前述したフォークポケット特定処理において、第1走行位置での距離測定を行った後に第2走行位置での距離測定を行った場合、フォークポケット検知センサ7が、各フォークポケットFP,FP同士の間のパレット側面における水平方向の中央位置に対向した状態で距離測定を行った後、各フォークポケットFP,FPの位置を特定することになる。このため、その後に、各フォークポケットFP,FPに各爪61,62がそれぞれ対向する位置まで搬送装置1を走行させるに当たっては、その走行距離が短くて済む。つまり、第2走行位置での距離測定が行われてから、各爪61,62を各フォークポケットFP,FPにそれぞれ挿入するまでの時間の短縮化を図ることができ、搬送効率の向上に寄与することができる。
また、本実施形態では、フォークポケット検知センサ7は、パレットPの側面に対向するように予め規定された高さ位置において旋回台3に取り付けられている。このため、フォーク6の昇降位置に関わりなくフォークポケット検知センサ7をパレットPの側面に対向させることができ、前記第1走行制御部87による走行用モータ24の制御のみによって前記第1走行位置および前記第2走行位置それぞれにおいてフォークポケット検知センサ7をパレットPの側面に良好に対向させることができる。これにより、各部の距離測定のための制御の簡素化を図ることができる。
−他の実施形態−
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲および該範囲と均等の範囲で包含される全ての変形や応用が可能である。
例えば、前記実施形態では、自動車の生産工場内の空箱返却ステーションSTにおいて空箱スキッドSを運搬用台車CCから空箱スキッドシュータSSに搬送するために使用される搬送装置1に本発明を適用した場合について説明した。本発明に係る搬送装置1は、これに限らず、自動車以外の生産工場で使用することも可能である。また、部品を収容した部品箱をパレット上に載置して成るスキッド(納入された部品箱を載置するスキッド)を搬送するものとして適用することも可能である。
また、前記実施形態では、フォークポケット検知センサ7をレーザセンサによって構成していたが、赤外線センサで構成してもよい。また、フォークポケット検知センサ7における検知手法としてはTOF方式に限らずステレオビジョン方式等の種々の検知手法が適用可能である。
本発明は、空箱スキッドを運搬用台車から空箱スキッドシュータに搬送するための搬送装置に適用可能である。
1 搬送装置
24 走行用モータ(走行動力源)
6 フォーク
61,62 爪
7 フォークポケット検知センサ(測距センサ)
72 フォークポケット特定処理部
87 第1走行制御部
88 第2走行制御部
P パレット
FP フォークポケット
B 部品箱、空箱(荷物)
P1 搬送装置通路(搬送装置走行レーン)
P2 運搬用台車通路(パレット配置レーン)

Claims (5)

  1. 測距センサおよび走行動力源を備え、荷物を載置したパレットの側面に設けられた左右一対のフォークポケットの位置を前記測距センサからの出力に基づいて検知し、前記各フォークポケットにフォークの各爪がそれぞれ対向する位置まで前記走行動力源によって走行し、各爪を各フォークポケットにそれぞれ挿入して前記パレットと共に前記荷物を搬送する搬送装置であって、
    前記各フォークポケットのうち一方のフォークポケットに前記測距センサが対向する第1走行位置となるように、また、前記各フォークポケット同士の間のパレット側面における水平方向の中央位置に前記測距センサが対向する第2走行位置となるように前記走行動力源を制御する第1走行制御部と、
    前記第1走行位置における前記測距センサによる前記パレットに対する距離測定および前記第2走行位置における前記測距センサによる前記パレットに対する距離測定それぞれにより取得された各距離測定情報を合成した情報と、予め規定された前記フォークポケットの形状の情報とを比較することによって前記各フォークポケットの位置を特定するフォークポケット特定処理部と、
    前記フォークポケット特定処理部によって位置が特定された前記各フォークポケットに前記各爪がそれぞれ対向する位置まで走行するように前記走行動力源を制御する第2走行制御部と、
    を備えていることを特徴とする搬送装置。
  2. 請求項1記載の搬送装置において、
    前記測距センサは、平面視において前記フォークの前記各爪同士の間を通して前記パレットに向けて距離測定のための光を照射するようになっており、
    前記第1走行制御部は、前記第1走行位置における前記測距センサによる距離測定が行われた後、前記第2走行位置まで走行するように前記走行動力源を制御する構成となっていることを特徴とする搬送装置。
  3. 請求項1または2記載の搬送装置において、
    前記フォークポケット特定処理部は、前記各距離測定情報を合成することによってフォークポケットと推定される孔部を有するパレットモデルを生成し、このパレットモデルにおける前記孔部の寸法と、予め規定された前記フォークポケットの寸法に近似させた寸法範囲とを比較し、前記パレットモデルにおける前記孔部の寸法が前記近似させた寸法範囲内にあることを条件として前記孔部の位置をフォークポケットの位置として特定する構成となっていることを特徴とする搬送装置。
  4. 請求項1、2または3記載の搬送装置において、
    複数の前記パレットが並べられるパレット配置レーンと、該パレット配置レーンに沿って当該搬送装置が走行する搬送装置走行レーンとが隣接されており、前記測距センサによる前記パレットに対する各距離測定が行われる際には、前記走行レーン上の前記第1走行位置および前記第2走行位置それぞれにおいて停止されることを特徴とする搬送装置。
  5. 請求項1〜4のうち何れか一つに記載の搬送装置において、
    前記測距センサは、前記パレット側面に対向するように予め規定された高さ位置に固定されていることを特徴とする搬送装置。
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