JP2020054650A - Mri用移動寝台及びmri用車椅子 - Google Patents

Mri用移動寝台及びmri用車椅子 Download PDF

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Abstract

【課題】被検体の移し替え作業等に係る技師及び被検体の負担を軽減することが可能なMRI用移動寝台を提供する。【解決手段】MRI用移動寝台50は、載置部51と、車体部52と、車輪部53と、スライド機構とを備える。載置部は、長手方向に分割された複数の載置要素、及び、各載置要素を動かすことによってイス型と平型に変形可能な変形機構を備える。車体部は、長手方向に分割された複数の車体要素、及び、各車体要素を動かすことによってイス型と平型に変形可能な変形機構を備える。車輪部は、支持部54を介して車体部を支持する。スライド機構は、車輪部を床面に対して固定した状態で、平型である車体部に対して平型である載置部を略水平方向にスライド可能な構成を備える。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、MRI(Magnetic Resonance Imaging)用移動寝台及びMRI用車椅子に関する。
MRIシステムは、MRI装置及び寝台を備える。MRI装置は、RF(Radio Frequency)パルスを送信する送信コイル、例えばWB(Whole Body)コイルによる励起に伴って、寝台に載置された患者の撮像部位から発生する磁気共鳴信号、即ち、MR(Magnetic Resonance)信号を受信コイル、例えばローカルコイルで受信する。そして、MRI装置は、MR信号に基づいて撮像部位に関する画像データを生成する。
寝台として固定式寝台が設置されたMRIシステムの場合、患者は検査室まで移動してきて固定式寝台の上に横になる。また、寝台として固定式寝台が設置されたMRIシステムの場合、技師は、患者が載置された車椅子を検査室内まで移動させ、固定式寝台の横につけた車椅子から固定式寝台に患者に移す必要がある。一方で、寝台として移動式寝台が設置されたMRIシステムの場合、技師は、患者が載置された寝台ごと検査室内まで移動させることができるが、患者の移し替え作業や、Head_First/Foot_firstの体位変換作業、患者の抱き起こし作業等が必要な場合がある。
特開2007−190356号公報
本発明が解決しようとする課題は、被検体の移し替え作業等に係る技師及び被検体の負担を軽減することである。
実施形態に係るMRI用移動寝台は、載置部と、車体部と、車輪部と、スライド機構とを備える。載置部は、長手方向に分割された複数の載置要素、及び、各載置要素を動かすことによってイス型と平型に変形可能な変形機構を備える。車体部は、長手方向に分割された複数の車体要素、及び、各車体要素を動かすことによってイス型と平型に変形可能な変形機構を備える。車輪部は、支持部を介して車体部を支持する。スライド機構は、車輪部を床面に対して固定した状態で、平型である車体部に対して平型である載置部を略水平方向にスライド可能な構成を備える。
図1は、MRI装置と、実施形態に係るMRI用移動寝台とを含むMRIシステムの全体構成を示す概略図。 図2は、実施形態に係るMRI用移動寝台の一例であるMRI用車椅子の構成を示す側面図。 図3は、実施形態に係るMRI用移動寝台の一例であるMRI用車椅子の載置部の構成を示す図。 図4は、実施形態に係るMRI用移動寝台の一例であるMRI用車椅子の車体部の構成を示す図。 図5は、実施形態に係るMRI用移動寝台の一例であるMRI用車椅子の車輪部及び支持部の構成を示す図。 図6は、実施形態に係るMRI用移動寝台の一例であるMRI用車椅子のスライド機構の構成を示す図。 図7は、実施形態に係るMRI用移動寝台の一例であるMRI用車椅子のスライド機構の構成を示す図。 図8は、MRI装置に、実施形態に係るMRI用移動寝台の一例であるMRI用車椅子をセットするための手順をフローチャートとして示す図。 図9は、MRI装置にセットされた、実施形態に係るMRI用移動寝台の一例であるMRI用車椅子のセットを解除するための手順をフローチャートとして示す図。 図10は、MRI装置に対する、実施形態に係るMRI用移動寝台の一例であるMRI用車椅子の状態を説明するための図。 図11は、MRI装置に対する、実施形態に係るMRI用移動寝台の一例であるMRI用車椅子の状態を説明するための図。 図12は、MRI装置に対する、実施形態に係るMRI用移動寝台の一例であるMRI用車椅子の状態を説明するための図。 図13は、実施形態に係るMRI用移動寝台の一例であるMRI用車椅子の載置部の第1の変形例を示す図。 図14は、実施形態に係るMRI用移動寝台の一例であるMRI用車椅子の回転機構の第2の変形例を示す図。 図15は、実施形態に係るMRI用移動寝台の一例であるMRI用車椅子の回転機構の第2の変形例を示す図。 図16は、実施形態に係るMRI用移動寝台の一例であるMRI用車椅子の突出機構の第3の変形例を示す図。
以下、図面を参照しながら、MRI用移動寝台の実施形態について詳細に説明する。
図1は、MRI装置と、実施形態に係るMRI用移動寝台とを含むMRIシステムの全体構成を示す概略図である。
図1は、MRIシステム1を示す。MRIシステム1は、MRI装置10及びMRI用移動寝台(以下、単に「移動寝台」と呼ぶ)50を備える。MRI装置10は、架台装置11、制御キャビネット12、及びコンソール13を備える。架台装置11及び制御キャビネット12は、一般的には、検査室に備えられる。検査室は、撮影室とも呼ばれる。コンソール13は、制御室に備えられる。制御室は、操作室とも呼ばれる。
架台装置11は、静磁場磁石21、傾斜磁場コイル22、及びWBコイル23を内部に収容する。
制御キャビネット12は、傾斜磁場用電源31(X軸用31x、Y軸用31y、Z軸用31z)、RF送信器32、RF受信器33、及びシーケンスコントローラ34を備える。
架台装置11の静磁場磁石21は、超伝導磁石である。静磁場磁石21は、概略円筒形状をなしており、被検体、例えば患者Uが搬送されるボア内に静磁場を発生させる。ボアとは、架台装置11の円筒内部の空間のことである。
静磁場磁石21は、励磁モードにおいて静磁場用電源から供給される電流により静磁場を発生する。その後、永久電流モードに移行すると、静磁場用電源は切り離される。一旦永久電流モードに移行すると、静磁場磁石21は、長時間、例えば数年以上に亘って、静磁場を発生し続ける。
傾斜磁場コイル22は、静磁場磁石21と同様に概略円筒形状をなし、静磁場磁石21の内側に設置されている。傾斜磁場コイル22は、傾斜磁場用電源31から供給される電流(電力)により傾斜磁場を形成する。傾斜磁場コイル22は、X軸方向について傾斜磁場を発生させるXchコイルと、Y軸方向について傾斜磁場を発生させるYchコイルと、Z軸方向の傾斜磁場を発生させるZchコイルとを備える。
WBコイル23は、全身用コイルとも呼ばれ、傾斜磁場コイル22の内側に患者Uを取り囲むように概略円筒形状に設置されている。WBコイル23は、送信コイルとして機能する。つまり、WBコイル23は、RF送信器32から伝送されたRFパルス信号に従ってRFパルスを患者Uに向けて送信する。一方、WBコイル23は、RFパルスを送信する送信コイルとしての機能に加え、受信コイルとしての機能を備える場合もある。その場合、WBコイル23は、受信コイルとして、原子核の励起によって患者Uから放出されるMR信号を受信する。
MRI装置10は、WBコイル23の他、ローカルコイル20を備える場合もある。ローカルコイル20は、患者Uの体表面に近接して配置される。ローカルコイル20は、複数のコイル要素を備えても良い。これら複数のコイル要素は、ローカルコイル20の内部でアレイ状に配列されるため、PAC(Phased Array Coil)と呼ばれることもある。
ローカルコイル20には幾つかの種別がある。例えば、ローカルコイル20には、図1に示すように患者Uの胸部、腹部、又は脚部に設置されるボディコイル(Body Coil)や、患者Uの背側に設置されるスパインコイル(Spine Coil)といった種別がある。この他、ローカルコイル20には、患者Uの頭部を撮像するための頭部コイル(Head Coil)や、足を撮像するためのフットコイル(Foot Coil)といった種別もある。また、ローカルコイル20には、手首を撮像するためのリストコイル(Wrist Coil)、膝を撮像するためのニーコイル(Knee Coil)、肩を撮像するためのショルダーコイル(Shoulder Coil)といった種別もある。
ローカルコイル20は、受信コイルとして機能する。つまり、ローカルコイル20は、前述のMR信号を受信する。ただし、ローカルコイル20は、MR信号を受信する受信コイルとしての機能に加え、RFパルスを送信する送信コイルとしての機能を備える送受信コイルでもよい。例えば、ローカルコイル20としての頭部コイル及びニーコイルの中には、送受信コイルも存在する。つまり、ローカルコイル20は、送信専用、受信専用、送受信兼用の種別を問わない。
傾斜磁場用電源31は、X軸、Y軸、及びZ軸方向について傾斜磁場を発生するコイルそれぞれを駆動する各チャンネル用の傾斜磁場用電源31x,31y,31zを備える。傾斜磁場用電源31x,31y,31zは、シーケンスコントローラ34の指令により、必要な電流を各チャンネル独立に出力する。それにより、傾斜磁場コイル22は、X軸、Y軸、及びZ軸の方向における傾斜磁場(「勾配磁場」とも呼ばれる)を患者Uに印加することができる。
RF送信器32は、シーケンスコントローラ34からの指示に基づいてRFパルス信号を生成する。RF送信器32は、生成したRFパルス信号をWBコイル23に伝送する。
ローカルコイル20で受信したMR信号、より具体的には、ローカルコイル20内の各コイル要素で受信したMR信号は、RF受信器33に伝送される。各コイル要素の伝送線路や、WBコイル23の伝送線路はチャンネルと呼ばれる。このため、各コイル要素やWBコイル23から出力される夫々のMR信号をチャンネル信号と呼ぶこともある。WBコイル23で受信したチャンネル信号もRF受信器33に伝送される。
RF受信器33は、ローカルコイル20やWBコイル23からのチャンネル信号、即ち、MR信号をAD(Analog to Digital)変換して、シーケンスコントローラ34に出力する。デジタルに変換されたMR信号は、生データ(Raw Data)と呼ばれることもある。
シーケンスコントローラ34は、コンソール13による制御のもと、傾斜磁場用電源31、RF送信器32、及びRF受信器33をそれぞれ駆動することによって患者Uの撮像を行う。撮像によってRF受信器33から生データを受信すると、シーケンスコントローラ34は、その生データをコンソール13に送信する。
シーケンスコントローラ34は、処理回路(図示を省略)を具備する。この処理回路は、例えば所定のプログラムを実行するプロセッサや、FPGA(Field Programmable Gate Array)及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアで構成される。
コンソール13は、処理回路41、メモリ42、ディスプレイ43、及び入力インターフェース44を備える。コンソール13は、ホスト計算機として機能する。
処理回路41は、専用又は汎用のCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processor Unit)の他、特定用途向け集積回路(ASIC)、及び、プログラマブル論理デバイス等の処理回路を意味する。プログラマブル論理デバイスとしては、例えば、単純プログラマブル論理デバイス(SPLD:Simple Programmable Logic Device)、複合プログラマブル論理デバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)、及び、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等の回路が挙げられる。
また、処理回路41は、単一の回路要素によって構成されてもよいし、複数の独立した回路要素の組み合わせによって構成されてもよい。後者の場合、複数のメモリ42が複数の回路要素の機能に対応するプログラムをそれぞれ記憶するものであってもよいし、1個のメモリ42が複数の回路要素の機能に対応するプログラムを記憶するものであってもよい。
処理回路41は、メモリ42に記憶された、又は、処理回路41内に直接組み込まれたプログラムを読み出し実行することで、パルスシーケンスに従った撮像を実行する。処理回路41は、シーケンスコントローラ34から送信されるMR信号を収集し、収集したMR信号をメモリ42に記憶させる。処理回路41は、メモリ42に記憶されたMR信号に対して、後処理、即ち、フーリエ変換等の再構成処理を施すことによって、患者U内の所望のMR画像を生成する。そして、処理回路41は、生成した各種MR画像をメモリ42に格納する。なお、処理回路41は、処理部の一例である。
メモリ42は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、ハードディスク、及び光ディスク等を備える。メモリ42は、USB(Universal Serial bus)メモリ及びDVD(Digital Video Disk)等の可搬型メディアを備えてもよい。メモリ42は、処理回路41において用いられる各種処理プログラム(アプリケーションプログラムの他、OS(Operating System)等も含まれる)や、プログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。また、OSに、操作者に対するディスプレイ43への情報の表示にグラフィックを多用し、基礎的な操作を入力インターフェース44によって行うことができるGUI(Graphical User Interface)を含めることもできる。なお、メモリ42は、記憶部の一例である。
ディスプレイ43は、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレイ43は、処理回路41によって生成されたMR画像や、ユーザからの各種操作を受け付けるためのGUI等を出力する。例えば、ディスプレイ43は、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ等である。また、ディスプレイ43は、デスクトップ型でもよいし、コンソール13本体と無線通信可能なタブレット端末等で構成されることにしてもよい。なお、ディスプレイ43は、表示部の一例である。
入力インターフェース44は、操作者によって操作が可能な入力デバイスと、入力デバイスからの信号を入力する入力回路とを含む。入力デバイスは、マウス、キーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、操作面に触れることで入力操作を行うタッチパッド、表示画面とタッチパッドとが一化されたタッチスクリーン、光学センサを用いた非接触入力回路、音声入力回路等によって実現される。入力デバイスが操作者から入力操作を受け付けると、入力回路は当該入力操作に応じた電気信号を生成して処理回路41に出力する。
また、入力デバイスが操作者から移動寝台の動作(後述する昇降動作、変形動作、スライド動作、回転動作、及び突出動作)に係る入力操作を受け付けると、入力回路は当該入力操作に応じた電気信号を生成して移動寝台50に出力することも可能である。入力インターフェース44は、コンソール13本体と無線通信可能なタブレット端末等で構成されてもよい。なお、入力インターフェース44は、入力部の一例である。
移動寝台50は、患者Uを架台装置11のボア内の撮像領域に配置可能であり、また、移動可能な装置である。移動寝台50は、載置部51、車体部52、車輪部53、及びスライド機構55(図6等に図示)を備える。
載置部51は、長手方向に分割された複数の載置要素と、各載置要素を動かすことによってイス型と平型に変形可能な変形機構とを備える。載置部51は、患者Uを配置可能な、いわゆるリクライニングベッドとして機能する。即ち、載置部51は、イス型に変形することにより、患者Uを座位にて保持する座椅子として機能することもできるし、平型に変形することにより、患者Uを臥位にて保持する寝台天板として機能することもできる。
車体部52は、長手方向に分割された複数の車体要素と、各車体要素を動かすことによってイス型と平型に変形可能な変形機構とを備える。
車輪部53は、支持部54を介して車体部52を支持する。
スライド機構55は、車輪部53を床面に対して固定した状態で、平型である車体部52に対して平型である載置部51をスライド可能な構成を備える。
なお、載置部51、車体部52、車輪部53、支持部54、及びスライド機構55等の構成及び動作については、図2〜図16を用いて説明する。また、移動寝台50の構成及び動作について、移動寝台50の一例であるMRI用車椅子(以下、単に「車椅子」という)を用いて説明する。しかし、移動寝台50が車椅子である場合に限定されるものではない。移動寝台50は、載置部51がイス型と平型に変形可能な構成を含むものであればよい。以下、「車椅子」についても「移動寝台」と同一符号50を付して説明する。
図2は、移動寝台50の一例である車椅子の構成を示す側面図である。図2(A)は、イス型の車椅子の状態を示す一方、図2(B)は、イス型の車椅子の状態を示す。
図2(A),(B)に示すように、車椅子50は、載置部51、車体部52、車輪部53、支持部54、及びスライド機構55(図6等に図示)を備える。
図3は、車椅子50の載置部51の構成を示す図である。図3(A)は、イス型の状態における載置部51の側面(X軸負方向の視野)を示す図である。図3(B)は、平型の状態における載置部51の側面(X軸負方向の視野)を示す図である。図3(C)は、平型の状態における載置部51の裏面(Y軸正方向の視野)を示す図である。図3(D)は、平型の状態における載置部51の前面(Z軸正方向の視野)を示す図である。
図3(A)〜(D)に示すように、載置部51は、長手方向に分割された複数の載置要素と、複数の載置要素のそれぞれを動かすことによって載置部51をイス型と平型に変形可能な変形機構とを備える。例えば、載置部51は、複数の載置要素として、イス型において患者の背部を支持するバックレスト51Aと、患者の臀部を支持するボトム51Bと、患者の脚部を支持するレッグレスト51Cとを備える。平型とは、いわゆるフルフラットのベッド状態を意味する。変形機構は、ボトム51Bに対してバックレスト51Aを変形(例えば、折り畳み)可能である構成を備える。例えば、変形機構は、バックレスト51Aとボトム51Bの間に備えられるヒンジ機構51Pを備え、ヒンジ機構51Pによりボトム51Bに対してバックレスト51Aを変形可能である。同様に、変形機構は、ボトム51Bとレッグレスト51Cの間に備えられるヒンジ機構51Qを備え、ヒンジ機構51Qによりボトム51Bに対してレッグレスト51Cを変形可能である。なお、載置部51の変形動作は、技師による入力インターフェース44の操作によりモータ(図示省略)等の駆動を介して電動で行われてもよく、また、技師により手動で行われてもよい。
また、載置部51は、ポートユニット51S及び下部溝Hを備える。ポートユニット51Sは、バックレスト51Aの頭部側に配置され、複数種類のローカルコイル20(図1に図示)のRFケーブルを着脱自在な複数のポートPを備える。下部溝Hは、ポートユニット51Sの出力側のケーブルCを頭部側から足部側に延設するために設けられる。ポートユニット51SのポートPに装着されたローカルコイル20で受信したMR信号は、ポートユニット51S及びケーブルCを介して、MRI装置10に出力される。
図4は、車椅子50の車体部52の構成を示す図である。図4(A)は、イス型の状態における車体部52の側面(X軸負方向の視野)を示す図である。図4(B)は、平型の状態における車体部52の側面(X軸負方向の視野)を示す図である。図4(C)は、平型の状態における車体部52の表面(Y軸負方向の視野)を示す図である。図4(D)は、平型の状態における車体部52の前面(Z軸正方向の視野)を示す図である。
図4(A)〜(D)に示すように、車体部52は、長手方向に分割された複数の車体要素と、複数の車体要素のそれぞれを動かすことによって車体部52をイス型と平型に変形可能な変形機構と、載置部51に載置された患者Uの左右への離脱を防止するためのサイドガード52S,52T,52Uとを備える。例えば、車体部52は、イス型においてバックレスト51Aを支持するバックレスト支持部52Aと、ボトム51Bを支持するボトム支持部52Bと、レッグレスト51Cを支持するレッグレスト支持部52Cとを備える。変形機構は、ボトム支持部52Bに対してバックレスト支持部52Aを変形(例えば、折り畳み)可能である構成を備える。例えば、変形機構は、バックレスト支持部52Aとボトム支持部52Bの間に備えられるヒンジ機構52Pを備え、ヒンジ機構52Pによりボトム支持部52Bに対してバックレスト支持部52Aを変形可能である。同様に、変形機構は、ボトム支持部52Bとレッグレスト支持部52Cの間に備えられるヒンジ機構52Qを備え、ヒンジ機構52Qによりボトム支持部52Bに対してレッグレスト支持部52Cを変形可能である。なお、車体部52の変形動作は、技師による入力インターフェース44の操作によりモータ(図示省略)等の駆動を介して電動で行われてもよく、また、技師により手動で行われてもよい。
図5は、車椅子50の車輪部53及び支持部54の構成を示す図である。図5(A)は、下降状態における車輪部53及び支持部54の側面(X軸負方向の視野)を示す図である。図5(B)は、上昇状態における車輪部53及び支持部54の側面(X軸負方向の視野)を示す図である。図5(C)は、下降状態における車輪部53及び支持部54の前面(Z軸正方向の視野)を示す図である。
図5(A)〜(C)に示すように、車輪部53は、後輪53A及び前輪53Bを備える。支持部54は、車輪部53に対して車体部52を昇降可能な昇降機構を備える。例えば、昇降機構は、リフト54A、駆動部54B、及び昇降台54Cを備える。駆動部54Bは、例えば、アクチュエータである。昇降機構は、駆動部54Bの駆動によりリフト54Aを変形させることで昇降台54Cを昇降させることにより、車輪部53に対して車体部52を昇降可能である。
図5(A)に示す状態から、駆動部54Bの駆動によりリフト54Aが変形されることにより昇降台54Cが車輪部53に対して上昇される。これにより、昇降台54Cの上側に設けられる車体部52が上昇される(図5(B)に図示)。なお、車体部52の昇降動作は、技師による入力インターフェース44の操作によりモータ(図示省略)等の駆動を介して電動で行われてもよく、また、技師により手動で行われてもよい。
図6及び図7は、車椅子50のスライド機構55の構成を示す図である。図6は、載置部51がイス型の状態におけるスライド機構55の側面(X軸負方向の視野)を示す図である。図7(A)は、載置部51が平型の状態であって、載置部51がスライド動作前の状態の場合におけるスライド機構55の側面(X軸負方向の視野)を示す図である。図7(B)は、載置部51が平型の状態であって、載置部51がスライド動作中の状態の場合におけるスライド機構55の側面(X軸負方向の視野)を示す図である。図7(C)は、載置部51が平型の状態におけるスライド機構55の前面(Z軸正方向の視野)を示す図である。
図6及び図7(A)〜(C)に示すように、スライド機構55は、車体部52に対して載置部51を略水平方向にスライド可能である構成を備える。例えば、スライド機構55は、ラックピニオン機構を備える。スライド機構55は、バックレスト51Aにラック55Aを備え、ボトム51Bにラック55Bを備え、レッグレスト51Cにラック55Cを備える。また、スライド機構55は、車体部52の長手方向に複数のピニオン55P〜55Sを備える。複数のピニオン55P〜55Sは、3個のラック55A〜55Cに係合可能なように設けられる。また、スライド機構55は、回転機構56(図14に図示)より上部にモータ55T及びギア55Uを備える。モータ55Tの回転により回転するギア55Uは、ベルト55Vを介してピニオン55P〜55Sに接続される。
図7(A)に示す状態から、モータ55Tの回転によりギア55Uが反時計回りに回転すると、ベルト55Vを介してピニオン55P〜55Sの軸が反時計回りに回転する。ピニオン55Pの歯に係合するラック55Aは、反時計回りに回転するピニオン55Pにより、バックレスト51Aと共に左側(すなわち、架台装置11側)に押し出される。一方で、図7(B)に示す状態から、モータ55Tの回転によりギア55Uが時計回りに回転すると、ベルト55Vを介してピニオン55P〜55Sの軸が時計回りに回転する。ピニオン55Pの歯に係合するラック55Aは、時計回りに回転するピニオン55Pにより、バックレスト51Aと共に右側に押し出される。なお、載置部51のスライド動作は、技師による入力インターフェース44の操作によりモータ55T等の駆動を介して電動で行われる場合について説明するが、その場合に限定されるものではない。例えば、載置部51のスライド動作は、技師により手動で行われてもよい。
なお、リクライニングされた状態の載置部51のバックレスト51A、ボトム51B、及びレッグレスト51Cが一体となって略水平方向にスライドする際、それらの連結が外れないように爪等のロック機構をさらに備えることが好適である。また、スライド機構55としては、回転機構56(図14に図示)より上部にモータを設置し、ギア及びベルトを介して動力を伝達する機構であってもよい。
図8は、MRI装置10に車椅子をセットするための手順をフローチャートとして示す図である。図9は、MRI装置10にセットされた車椅子のセットを解除するための手順をフローチャートとして示す図である。また、図10〜図12は、MRI装置10に対する車椅子50の状態を説明するための図である。
操作者、例えば技師により、患者が載置された車椅子50がMRI装置10の架台装置11前方の所定の位置まで移動される(ステップST1)。ステップST1により所定の位置まで車椅子50が移動された状態を図10(A)に示す。所定の位置とは、X軸方向の位置が架台装置11の正面の位置であり、かつ、Z軸方向の位置が、架台装置11から所定の距離だけ離れた位置である。所定の距離とは、床面に固定されたイス型の載置部51が平型に変形された状態で架台装置11に接続できる距離である。なお、所定の位置に対応する床面に印等が設けられることで、技師は、床上の適切な位置に車椅子50を固定することができる。
ステップST1に続いて、技師により車椅子50の車輪部53が固定される(ステップST2)。例えば、技師により車輪部53の後輪53Aのロック機構が操作されることで、車椅子50の車輪部53の位置が固定される。
ステップST2に続いて、技師によりポートケーブル51Sから延設されるケーブルCが架台装置11に接続される(ステップST3)。ステップST3により架台装置11に車椅子50のケーブルCが接続された状態を図10(B)に示す。ケーブルCを架台装置11に接続することにより、ローカルコイル20から得られるRF信号を架台装置11のRF受信器33に送信することができる。なお、ケーブルCの架台装置11への接続は、図10(B)に示すように、床下に予め設けられるコネクタを介して行われてもよいが、架台装置11の前面に予め設けられるコネクタ(図示省略)を介して行われてもよい。
また、ステップST3において、技師により、後述する動作の指示を入力インターフェース44を介して行うための制御信号を供給するための動作制御ケーブル(図示省略)が架台装置11に接続されてもよい。当該動作とは、昇降動作(ステップST4,ST12)、変形動作(ステップST5,ST11)、スライド動作(ステップST7,ST9)のうち少なくとも1つである。動作制御ケーブルを架台装置11に接続することにより、技師により入力インターフェース44が操作させることで、車椅子50の動作の制御を行うことができる。
ステップST3に続いて、技師により入力インターフェース44が操作されることによって、車椅子50の載置部51及び車体部52は、車輪部53に対して上昇される(ステップST4)。ステップST4により所定の高さまで載置部51が上昇された状態を図10(C)に示す。これにより、載置部51が架台装置11のボアWに挿入可能な高さにセットされる。
ステップST4に続いて、技師により入力インターフェース44が操作されることによって、載置部51及び車体部52は、イス型から平型に変形される(ステップST5)。ステップST5により載置部51が平型に変形された状態を図11(A)に示す。
ステップST5に続いて、技師により患者Uにローカルコイル20、例えばヘッドコイル20が装着され、ヘッドコイル20のRFケーブルがポートユニット51SのポートP(図3(C)に図示)に接続される(ステップST6)。ステップST6により患者Uにヘッドコイル20が装着された状態を図11(B)に示す。
ステップST6に続いて、車体部52に対して載置部51を略水平方向(Z軸正方向)にスライドさせることで、架台装置11のボアW内に載置部51が挿入される(ステップST7)。ステップST7による載置部51のスライド動作中の状態を図11(C)に示す。ステップST7による載置部51のスライド動作後の状態を図12に示す。
ステップST7に続いて、架台装置11のボアW内に挿入された載置部51上の患者Uの撮像が実行される(ステップST8)。
ステップST8に続いて、患者Uの撮像が終了すると、車体部52に対して載置部51を略水平方向(Z軸負方向)にスライドさせることで、架台装置11のボアW内から載置部51が退避される(ステップST9)。ステップST9による載置部51のスライド動作中の状態を図11(C)に示す。ステップST9による載置部51のスライド動作後の状態を図11(B)に示す。
ステップST9に続いて、技師によりヘッドコイル20のRFケーブルのポートユニット51Sへの接続が解除され、患者Uに装着されたヘッドコイル20が離脱される(ステップST10)。ステップST10によりヘッドコイル20が離脱された状態を図11(A)に示す。
ステップST10に続いて、技師により入力インターフェース44が操作されることによって、載置部51及び車体部52は、平型からイス型に変形される(ステップST11)。ステップST11により載置部51がイス型に変形された状態を図10(C)に示す。
ステップST11に続いて、技師により入力インターフェース44が操作されることによって、車椅子50の載置部51及び車体部52は、車輪部53に対して下降される(ステップST12)。ステップST12により所定の高さまで載置部51が下降された状態を図10(B)に示す。これにより、車椅子50に載置された患者Uが安全に移動可能な高さにセットされる。
ステップST12に続いて、技師によりポートケーブル51Sから延設されるケーブルCの架台装置11への接続が解除される(ステップST13)。ステップST13により架台装置11への車椅子50の接続が解除された状態を図10(A)に示す。
また、ステップST3において、技師により動作制御ケーブル(図示省略)が架台装置11に接続されている場合、ステップST13において、技師により動作制御ケーブルの架台装置11への接続が解除される。
ステップST13に続いて、技師により車椅子の車輪の固定が解除され(ステップST14)、技師により車椅子50が安全にMRI装置50から移動される(ステップST15)。
このように、車椅子50によれば、載置部51等を平型に変形した上でMRI装置10と接続することができ、また、患者Uを載置したまま平型の載置部51をスライドさせて架台装置11のボアW内に挿入することができる。また、MRI装置10と車椅子50とを電気的に接続することで、MRI装置10側で載置部51の昇降動作、変形動作、スライド動作の操作を行うことができる。なお、載置部51の昇降動作、変形動作、スライド動作は、MRI装置10側の操作により、電動又は空圧によって行われてもよいし、技師の手によって手動的に行われるものであってもよい。
以上説明したように、車椅子50によれば、技師による患者Uの載置部51への移乗が不要となるばかりでなく、載置部51に載置された患者Uの抱き起こし等の際にも載置部51の変形、すなわち、リクライニング機能を利用することができる。それにより、車椅子50によれば、患者Uの移し替え作業に係る技師及び患者Uの負担を軽減することができる。
1.第1の変形例
車椅子50の載置部51は、ローカルコイル20、例えば、スパインコイルを内設するものであってもよい。
図13は、車椅子50の載置部51の構成を示す図である。図13(A)は、イス型の状態における載置部51の側面(X軸負方向の視野)を示す図である。図13(B)は、平型の状態における載置部51の側面(X軸負方向の視野)を示す図である。図13(C)は、平型の状態における載置部51の裏面(Y軸正方向の視野)を示す図である。図13(D)は、平型の状態における載置部51の前面(Z軸正方向の視野)を示す図である。
図13(A)〜(D)に示すように、載置部51は、ローカルコイル20として、例えば、スパインコイル51Tを内設する。スパインコイル51TのRFケーブル51Uは、ケーブルC用の下部溝を介してポートユニット51SのポートPまで延設される(図13(C)に図示)。スパインコイル51Tが受信したMR信号は、ポートP及びケーブルCを介してRF受信器33(図1に図示)に出力される。また、スパインコイル51Tは、複数のコイルエレメントによって構成されるため、各コイルエレメントのRFケーブル51Uが1つのポートPに接続される(図13(C)に図示)。
以上説明したように、車椅子50の第1の変形例によれば、上述した車椅子50の効果に加え、固定式寝台の天板の場合と同様に、患者Uを載置する載置部にローカルコイル20を内設することができる。
2.第2の変形例
車椅子50の載置部51と車体部52は、支持部54に対して回転する回転機構を備えてもよい。
図14及び図15は、車椅子50の回転機構56の構成を示す図である。図14は、イス型の場合における載置部51の側面(X軸負方向の視野)を示す図である。図15(A)は、平型及びHead_Firstの体位の場合における載置部51の裏面(Y軸正方向の視野)を示す図である。図15(B)は、平型及びFoot_Firstの体位の場合における載置部51の裏面(Y軸正方向の視野)を示す図である。
図14及び図15に示すように、回転機構56は、支持部54に対して載置部51と車体部52を回転させる機構を備える。回転機構56により、回転機構56の回転部に固定された載置部51と車体部52を支持部54に対してY軸を中心にして回転可能に構成される。
その後、患者Uの足側から患者UをMRI装置10に挿入することができる。つまり、架台装置11のボア内への挿入の体位を、Head_First(図11(C)に図示)からFoot_Firstに変換することができる。なお、回転機構56による回転動作は、技師による入力インターフェース44の操作によりモータ(図示省略)等の駆動を介して電動で行われてもよく、また、技師により手動で行われてもよい。
以上説明したように、車椅子50の第2の変形例によれば、上述した車椅子50の効果に加え、患者Uの体位変換作業に係る技師及び患者Uの負担を軽減することができる。
3.第3の変形例
車椅子50の載置部51は、長手方向に加え、短手方向にも分割され、短手方向に分割された左右の載置要素をそれぞれ独立して動かす構成を有してもよい。
図16は、車椅子50の突出機構57の構成を示す図である。図16(A)は、平型の状態における載置部51の裏面(Y軸正方向の視野)を示す図である。図16(B)は、平型の状態における載置部51の後面(Z軸正方向の視野)を示す図である。
図16(A),(B)に示すように、載置部51は、長手方向に分割されると共に、短手方向(左右方向)に分割される複数の載置要素を備える。例えば、載置部51は、複数の載置要素として、イス型において患者の左側の背部を支持する左側バックレスト51ALと、患者の右側の背部を支持する右側バックレスト51ARと、患者の臀部を支持するボトム51Bと、患者の脚部を支持するレッグレスト51Cとを備える。また、左右のバックレスト51AL,51ARのいずれかを動かすことによって当該いずれかを突出可能な突出機構57を備える。
図16(A)に示す状態から、突出機構57の駆動により、左右のバックレスト51AL,51ARのうち右側バックレスト51ARが左側バックレスト51ALに対して突出される(図16(B)に図示)。これにより、載置部51に座位にて保持された患者Uの右肩側が左肩側より上になるように患者Uの上半身が捩られることになるので、患者Uの左側に立つ技師が患者Uを容易に抱きかかえることができるようになる。なお、突出機構57による突出動作は、技師による入力インターフェース44の操作によりモータ(図示省略)等の駆動を介して電動で行われてもよく、また、技師により手動で行われてもよい。
以上説明したように、車椅子50の第3の変形例によれば、上述した車椅子50の効果に加え、患者Uの抱き起こし作業に係る技師及び患者Uの負担を軽減することができる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、患者Uの抱き起こし作業等に係る技師及び患者Uの負担を軽減することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 MRIシステム
10 MRI装置
50 MRI用移動寝台(MRI用車椅子)
51 載置部
52 車体部
53 車輪部
54 支持部
55 スライド機構
56 回転機構
57 突出機構

Claims (9)

  1. 長手方向に分割された複数の載置要素、及び、各載置要素を動かすことによってイス型と平型に変形可能な変形機構を備えた載置部と、
    長手方向に分割された複数の車体要素、及び、各車体要素を動かすことによってイス型と平型に変形可能な変形機構を備えた車体部と、
    支持部を介して前記車体部を支持する車輪部と、
    前記車輪部を床面に対して固定した状態で、前記平型である前記車体部に対して前記平型である前記載置部を略水平方向にスライド可能な構成を備えるスライド機構と、
    を備えたMRI用移動寝台。
  2. 前記支持部は、前記車体部を、前記車輪部に対して鉛直方向に昇降させる昇降機構を備えた、
    請求項1に記載のMRI用移動寝台。
  3. MRI装置の制御により、前記変形機構による変形動作と、前記スライド機構によるスライド動作と、前記昇降機構による昇降動作とが制御されるように構成された、
    請求項2に記載のMRI用移動寝台。
  4. 前記載置部の頭部側に、RFケーブルを接続するためのポートユニットをさらに設け、
    前記載置部は、前記ポートユニットからのケーブルを足部側に延設するための溝を備えた、
    請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のMRI用移動寝台。
  5. 前記載置部は、RFコイルを内設し、
    前記RFコイルの前記RFケーブルは、前記溝を介して前記ポートユニットに接続された、
    請求項4に記載のMRI用移動寝台。
  6. 前記RFコイルは、スパインコイルである、
    請求項5に記載のMRI用移動寝台。
  7. 前記車体部に対して前記載置部を、鉛直軸を中心に回転可能な回転機構を更に備えた、
    請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載のMRI用移動寝台。
  8. 短手方向に分割された2つの載置要素のいずれかを動かすことによっていずれかの載置要素を突出可能な突出機構をさらに備えた、
    請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載のMRI用移動寝台。
  9. 長手方向に分割された複数の載置要素、及び、各載置要素を動かすことによってイス型と平型に変形可能な変形機構を備えた載置部と、
    長手方向に分割された複数の車体要素、及び、各車体要素を動かすことによってイス型と平型に変形可能な変形機構を備えた車体部と、
    支持部を介して前記車体部を支持する車輪部と、
    前記車輪部を床面に対して固定した状態で、前記平型である前記車体部に対して前記平型である前記載置部をスライド可能な構成を備えるスライド機構と、
    を備えたMRI用車椅子。
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