JP2018029763A - 医用画像診断システム - Google Patents
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Abstract
【課題】圧迫感や閉塞感を緩和することや、被検体に対する撮像に関する情報を検査室内で医療従事者が確認するときの利便性を向上させることが可能な医用画像診断システムの提供。【解決手段】医用画像診断システムは、架台と、投影機100とを有する。架台は、被検体Pが挿入されるボアを有する。投影機100は、架台の外装における前記ボアの開口部を有する面と前記ボアの内部とにそれぞれ異なる映像を投影する。【選択図】図6
Description
本発明の実施形態は、医用画像診断システムに関する。
医用画像診断システムでは、例えば、ボアが設けられた架台に被検体を挿入して撮像する。医用画像診断システムの一例として、磁気共鳴イメージング装置は、磁石等の撮像機構を装備する架台を有し、ボア内に被検体が挿入された状態でMR(Magnetic Resonance)撮像を行う。
このとき、ボア内に移動された被検体は、圧迫感や閉塞感を感じることがある。また、撮像の際に、医療従事者は、架台が設置された検査室内で、被検体に対する撮像に関する情報を確認したいことがある。
実施形態の目的は、圧迫感や閉塞感を緩和することや、被検体に対する撮像に関する情報を検査室内で医療従事者が確認するときの利便性を向上させることが可能な医用画像診断システムを提供することにある。
本実施形態に係る医用画像診断システムは、架台と投影機とを有する。架台は、被検体が挿入されるボアを有する。投影機は、前記架台の外装における前記ボアの開口部を有する面と前記ボアの内部とにそれぞれ異なる映像を投影する。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係わる医用画像診断システムを説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合に行う。
図1は、本実施形態に係わる医用画像診断システム1の構成を示す図である。この医用画像診断システム1は、互いに有線又は無線で通信可能に接続された医用画像診断装置10と投影機100と投影機制御装置200と生体情報計測装置250を含む。医用画像診断装置10は、架台11、寝台13、スクリーン装置15及び撮像制御ユニット17を有する。例えば、架台11、寝台13及びスクリーン装置15は、検査室に設置され、撮像制御ユニット17は、検査室に隣接する制御室に設置される。
架台11は、撮像機構を有する。架台11には、被検体が挿入される中空形状を有するボアが形成される。すなわち、架台11は、被検体が挿入されるボアを有する。ここで、架台11の外装において、開口部を有する面のうち、寝台13が設置される側をフロント面と呼ぶことにする。一方、架台11の外装において、開口部を有する面のうち、フロント面とは反対側の面をリア面と呼ぶことにする。
寝台13は、被検体が載置される天板を移動自在に支持する。寝台13は、コンソール等による制御に従い、ボア内に天板を移動させる。ボア内には、移動可能なスクリーン装置15が設けられる。
架台11のリア面側には投影機100が設置されている。投影機100は、スクリーン装置15を挟んで寝台13とは反対側に設置される。
投影機制御装置200は、投影機100を制御するコンピュータ装置である。投影機制御装置200は、投影対象の映像に関するデータを投影機100に供給する。投影機100は、投影機制御装置200からのデータに対応する映像を、スクリーン装置15のスクリーンと、架台11の外装とに投影する。投影機100による映像の投影については、後程詳述する。
生体情報計測装置250は、天板に載置された被検体の生体情報を計測する。生体情報とは、例えば、体温、呼吸数、脈拍数、血圧、心電波形、脈波形、呼吸波形等である。生体情報計測装置250は、計測した生体情報を、撮像制御ユニット17に送信する。なお、被検体に対する撮像において不要である場合、生体情報計測装置250は、検査室に配置されなくてもよい。
撮像制御ユニット17は、医用画像診断装置10の中枢として機能する。例えば、撮像制御ユニット17は、撮像を行うために架台11を制御する。また、撮像制御ユニット17は、撮像において架台11により収集されたデータに基づいて被検体Pに関する医用画像を再構成する。なお、撮像制御ユニット17は、投影機制御装置200を介して投影機100を制御してもよい。
医用画像診断システム1は、投影機100とスクリーン装置15とを利用して、医用画像診断装置10による撮像時におけるボア内の居住性を高めることを可能にする。医用画像診断装置10としては、ボアが形成された架台11を用いて被検体を撮像可能な任意のモダリティに適用可能となっている。具体的には、本実施形態に係る医用画像診断装置10は、MRI装置、X線コンピュータ断層撮影(CT:Computed Tomography)装置、PET(Positron Emission Tomography)装置及びSPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置等の単一モダリティに適用可能である。或いは、本実施形態に係る医用画像診断装置10としては、MR/PET装置、CT/PET装置、MR/SPECT装置、CT/SPECT装置等の複合モダリティに適用されても良い。しかしながら、以下の説明を具体的に行うため、本実施形態に係る医用画像診断装置10は、磁気共鳴イメージング装置10であるとする。また、磁気共鳴イメージング装置10と投影機100と投影機制御装置200と生体情報計測装置250とを含む医用画像診断システム1を磁気共鳴イメージングシステム1と呼ぶことにする。
図2は、本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置10の構成を示す図である。この磁気共鳴イメージング装置10は、架台11、寝台13、スクリーン装置15及び撮像制御ユニット17を有する。撮像制御ユニット17は、傾斜磁場電源21、送信回路23、受信回路25及びコンソール27を有する。コンソール27は、撮像制御回路31、再構成回路32、画像処理回路33、通信回路34、表示回路35、入力回路36、主記憶回路37及びシステム制御回路38を有する。各回路31〜38は、互いにバスを介して通信可能に接続されている。傾斜磁場電源21、送信回路23及び受信回路25は、コンソール27と架台11とは別個に設けられている。
架台11は、静磁場磁石41、傾斜磁場コイル43及びRFコイル45を有する。また、静磁場磁石41と傾斜磁場コイル43とは架台11の筐体(以下、架台筐体と呼ぶ)51に収容されている。架台筐体51には中空形状を有するボア53が形成されている。架台筐体51のボア53内にRFコイル45が配置される。また、架台筐体51のボア53内にスクリーン装置15が配置される。
静磁場磁石41、傾斜磁場コイル43及びRFコイル45等は、撮像機構に相当する。なお、本医用画像診断装置10がCT装置、PET装置、SPECT装置、CT/PET装置、MR/PET装置、MR/SPECT装置、CT/SPECT装置等の各種モダリティである場合、これらモダリティにおける架台の装備は、撮像機構に相当する。
静磁場磁石41は、中空の略円筒形状を有し、略円筒内部に静磁場を発生する。静磁場磁石41は、例えば超伝導磁石である。ここで、静磁場磁石41の中心軸をZ軸に規定し、Z軸に対して鉛直に直交する軸をY軸と呼び、Z軸に水平に直交する軸をX軸と呼ぶことにする。X軸、Y軸、及びZ軸は、直交3次元座標系を構成する。
傾斜磁場コイル43は、静磁場磁石41の内側に設けられ、中空の略円筒形状に形成されたコイルユニットである。傾斜磁場コイル43は、傾斜磁場電源21からの電流の供給を受けて傾斜磁場を発生する。
傾斜磁場電源21は、撮像制御回路31による制御に従い傾斜磁場コイル43に電流を供給し、傾斜磁場コイル43に傾斜磁場を発生させる。
RFコイル45は、傾斜磁場コイル43の内側に配置され、送信回路23からRFパルスの供給を受けて高周波磁場を発生する。また、RFコイル45は、高周波磁場の作用を受けて被検体P内に存在する対象原子核から発せられる磁気共鳴信号(以下、MR信号と呼ぶ)を受信する。受信されたMR信号は、有線又は無線を介して受信回路25に供給される。
送信回路23は、被検体P内に存在する対象原子核を励起するための高周波磁場を、RFコイル45を介して被検体Pに送信する。具体的には、送信回路23は、撮像制御回路31による制御に従って、例えばプロトンなどの対象原子核を励起するための高周波信号(RF信号)をRFコイル45に供給する。RFコイル45から発生された高周波磁場は、対象原子核に固有の共鳴周波数で振動し、対象原子核を励起させる。励起された対象原子核からMR信号が発生され、RFコイル45により検出される。検出されたMR信号は、受信回路25に供給される。
受信回路25は、励起された対象原子核から発生されるMR信号を、RFコイル45を介して受信する。受信回路25は、受信されたMR信号を信号処理してデジタルのMR信号を発生する。デジタルのMR信号は、有線又は無線を介して再構成回路32に供給される。
一方、架台11に隣接して寝台13が設置される。寝台13は、天板131と基台133とを有する。天板131には被検体Pが載置される。基台133は、天板131を例えば、X軸、Y軸、Z軸各々に沿ってスライド可能に支持する。基台133には寝台駆動装置135が収容される。寝台駆動装置135は、撮像制御回路31からの制御を受けて天板131を移動させる。
撮像制御回路31は、ハードウェア資源として、CPU(Central Processing Unit)あるいはMPU(Micro Processing Unit)のプロセッサとROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリとを有する。撮像制御回路31は、システム制御回路38から供給されるパルスシーケンス情報に基づいて、傾斜磁場電源21、送信回路23及び受信回路25を同期的に制御し、当該パルスシーケンス情報に応じたパルスシーケンスで被検体Pを撮像する。
再構成回路32は、ハードウェア資源として、CPUやGPU(Graphical processing unit)、MPU等のプロセッサとROMやRAM等のメモリとを有する。再構成回路32は、受信回路25からのMR信号に基づいて被検体Pに関するMR画像を再構成する。なお再構成回路32は、再構成機能を実現する特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)やフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Logic Device:FPGA)、他の複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)により実現されても良い。
画像処理回路33は、ハードウェア資源として、CPU、GPU、MPU等のプロセッサとROMやRAM等のメモリとを有する。画像処理回路33は、再構成回路32により再構成されたMR画像に種々の画像処理を施す。
通信回路34は、図示しない有線又は無線を介して投影機制御装置200又は投影機100との間でデータ通信を行う。通信回路34は、生体情報計測装置250から有線又は無線により送信された生体情報を受信する。
表示回路35は、種々の情報を表示する。例えば、表示回路35は、再構成回路32により再構成されたMR画像や画像処理回路33により画像処理が施されたMR画像を表示する。また、表示回路35は、投影機100により映写される映像を表示しても良い。
入力回路36は、具体的には、入力機器と入力インタフェース回路とを有する。入力機器は、ユーザからの各種指令を受け付ける。入力機器としては、キーボードやマウス、各種スイッチ等が利用可能である。入力インタフェース回路は、入力機器からの出力信号を、バスを介してシステム制御回路38に供給する。なお、入力回路36は、マウス、キーボードなどの物理的な操作部品を備えるものだけに限らない。例えば、磁気共鳴イメージング装置10とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、受け取った電気信号を種々の回路へ出力するような電気信号の処理回路も入力回路36の例に含まれる。
主記憶回路37は、種々の情報を記憶するHDD(hard disk drive)やSSD(solid state drive)、集積回路記憶装置等の記憶装置である。また、主記憶回路37は、CD−ROMドライブやDVDドライブ、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体との間で種々の情報を読み書きする駆動装置等であってもよい。主記憶回路37は、MR画像や磁気共鳴イメージング装置10の制御プログラム等を記憶する。
システム制御回路38は、ハードウェア資源として、CPU、MPU等のプロセッサとROM、RAM等のメモリとを有する。システム制御回路38は、磁気共鳴イメージング装置10の中枢として機能する。システム制御回路38は、主記憶回路37に記憶されている制御プログラムを読み出してメモリ上に展開し、展開された制御プログラムに従って磁気共鳴イメージング装置10の各部を制御する。
図3は、本実施形態に係る磁気共鳴イメージングシステムの設置環境の一例を示す図である。MR撮像が行われる検査室300には架台11と寝台13と生体情報計測装置250とが設置されている。架台11の前方に寝台13が設けられている。架台11のボアにはスクリーン装置15が設けられている。検査室300に隣接する制御室400には、コンソール27と投影機100と投影機制御装置200とが設置されている。投影機100は、検査室300と制御室400との間の壁500を隔てて架台11の後方に設置される。壁500のうちの、投影機100から架台11に向かう投影光LPが伝播する部分には当該投影光LPが透過可能な窓510が設けられている。窓510を介して、制御室400に設置された投影機100から検査室300のスクリーン装置15に投影光LPを伝播させることができる。なお、上記のレイアウトは一例であり、例えば投影機100を磁場による影響を受けない材料で構成できるのであれば、投影機100は検査室300内に設けられてもよい。
次に図4、図5を参照しながらスクリーン装置15の構造について説明する。図4は、スクリーン装置15の斜視図である。図5は、スクリーン装置15の側面図である。スクリーン装置15は、移動体61、スクリーン63、支持体65、反射板67を有する。移動体61は、Z軸に沿って移動する構造体である。移動体61は、スクリーン63と支持体65とを支持する。移動体61は、樹脂等の磁場に作用しない非磁性材料により形成される。移動体61は、例えば、天板131とスクリーン装置15とを中心軸Zに沿ってガイドするレールに沿って動くようにしても良い。
スクリーン63は、移動体61に設けられている。スクリーン63には、投影機100から出力される映像が、リア面側から投影される。天板131に載置された被検体Pは、スクリーン63に映し出された映像を、支持体65に支持された反射板67を介して見ることができる。
支持体65は移動体61に取り付けられる。支持体65は、反射板67をスクリーン63と寝台13との間の空間に配置するように支持する。
反射板67は、移動体61と天板131とが隣接している状態において、天板131に載置された患者Pの頭部にぶつからない程度に、移動体61の表面から離間して支持体65により支持される。反射板67は、スクリーン63に投影された映像を反射する。反射板67は、非磁性材料により形成され、対象を光学的に反射可能であれば如何なる素材により形成されてもよい。
以上、本実施形態における磁気共鳴イメージングシステム1について説明した。このような構成のもと、ボア53内に移動された被検体Pによる圧迫感及び閉塞感を緩和するために、被検体Pをリラックスさせるための映像が、投影機100によりボア53内やスクリーン63に投影される。このとき、ボア53内やスクリーンに映像が投影されるとき、架台筐体51のリア面にも、映像を投影可能な範囲が存在する場合がある。以下、架台筐体51の外装に投影される映像を、医療従事者(技師、検査者等)のために有効活用する磁気共鳴イメージングシステム1について、詳細に説明する。
図6は、被検体Pを載置する天板131がスクリーン装置15とともにボア53内を移動する様子を、架台筐体51の側方から示す図である。図6に示すように、寝台13は、架台11の外装における開口部を有する2つの面(533、535)のうちフロント面533の開口部を介して架台11のボア内に挿脱自在に移動可能であって、被検体Pが載置される天板131を有する。換言すれば、架台筐体51において、フロント面533は、寝台13から架台11のボア53内への被検体Pの移動時において、被検体Pを載置した天板131が横切る開口部を有する。フロント面533は、例えば、架台11の外装における開口部を有する2つの面(533、535)のうち一方の面に相当する。
投影機100は、上記2つの面(533、535)のうちリア面535に対して映像を投影する。換言すれば、リア面535は、上記2つの面(533、535)のうち、フロント面533とは異なる面である。リア面535は、架台筐体51において開口部を有する。図6に示すように、投影機100は、リア面535とこの開口部の内部とに、それぞれ異なる映像を投影する。リア面535は、例えば、架台11の外装における開口部を有する2つの面(533、535)のうち一方の面とは異なる他方の面に相当する。
スクリーン装置15のスクリーン63には、投影光に対応する第1映像が映し出される。スクリーン63に映し出された第1映像は、反射板67で反射される。このとき、天板131に載置された被検体Pは、スクリーン63に映し出された第1映像を、反射板67を介して見ることができる。第1映像は、例えば、撮像時において被検体Pをリラックスさせることが可能な映像である。なお、第1映像の投影先は、スクリーン装置15におけるスクリーン63に限定されない。第1映像の投影先は、例えば、ボア53と架台筐体51との境界部分に対応する架台筐体51の内壁、例えばボア53の内壁に映し出されてもよい。このとき、ボア53の内壁に投影された映像も第1映像とみなしてもよい。
投影機100は、第1映像とは異なる映像(第2映像)を、架台11における開口部を有するリア面535に投影する。すなわち、投影機100は、架台11の外装におけるボア53の開口部を有する面(リア面535)とボア53の内部とにそれぞれ異なる映像を投影する。第2映像とは、被検体Pに対する撮像に関する情報である。この情報は、例えば、被検体Pの生体情報、本医用画像診断システム1における装置操作画面、被検体Pに対する撮像により再構成された再構成画像、撮像条件である。装置操作画面とは、技師等の医療従事者により入力された撮像条件や検査情報である。装置操作画面は、例えばコイルセッティングに関する情報である。コイルセッティングに関する情報とは、例えば、入力回路36を介して医療従事者により選択されたRFコイル45の種別を示す情報である。RFコイル45の種別を示す情報は、例えば、被検体Pに設置されたRFコイル45の名称、RFコイル45の外形の映像である。再構成画像は、例えば、被検体Pに対する再構成画像である。撮像条件は、例えば、被検体Pに対する撮像に関する撮像パラメータである。なお、リア面535には、第1映像の一部分が映りこんでもよい。
主記憶回路37は、第1映像に対応する映像情報と、被検体Pに対する撮像に関する情報とを記憶する。映像情報と被検体Pに対する撮像に関する情報とは、主記憶回路37からシステム制御回路38に読み出される。
以下、被検体Pに対する撮像に関する情報として、心電波形を例にとって説明する。このとき、第2映像は、被検体Pの心電波形に相当する。なお、生体情報計測装置250が医用画像診断装置10に接続されていない場合、投影機100は、RFコイル45の種別を示す情報、リアルタイム再構成画像、撮像条件などに対応する第2映像を、リア面535における架台筐体51の外装に投影する。
システム制御回路38は、映像制御機能381を有する。映像制御機能381は、投影機100から投影される投影光に関する映像データを生成する機能を有する。具体的には、映像制御機能381を実現するシステム制御回路38は、映像情報と被検体Pに対する撮像に関する情報とに基づいて、投影機100に出力する映像データを生成する。具体的には、システム制御回路38は、投影機100から投影される投影光の焦点から架台11までの距離と、架台筐体51における開口部の大きさとを用いて、開口部の内部に第1映像が投影され、リア面535に第2映像が投影される映像データを生成する。システム制御回路38は、通信回路34を介して映像データを投影機100に出力する。映像データと投影機100とにより、開口部の内部には第1映像が投影され、リア面535には第2映像が投影される。
図7は、開口部の内側に位置するスクリーン63に投影された第1映像631と、投影機100側から見た架台筐体51における開口部を有するリア面535に投影された第2映像633との一例を示す図である。図7に示すように、リア面535における開口部の上部には、第2映像として心電波形633が投影される。
なお、架台筐体51の外装において、心電波形が投影される位置は、開口部の上部に限定されない。第2映像633の投影位置は、開口部の中心に対する医療従事者Sの位置に応じて、適宜変更されてもよい。このとき、投影機100は、リア面535の開口部に対する医療従事者Sの相対的な位置に応じて、撮像に関する情報を示す映像の投影位置を変更する。例えば、第2映像633の投影位置は、検査室300に設けられたカメラによる医療従事者Sと架台11との位置関係に基づいて、システム制御回路38による映像データの調整により設定される。具体的には、図7において、技師等の医療従事者Sが架台11の開口部に対して左側に位置している場合、心電波形633は、架台筐体51の開口部の右側に投影される。
また、第2映像633の投影位置は、架台筐体51に設けられたボタンの押下により、切り替えられてもよい。ボタンは、例えば、架台筐体51の2つのフロント面533およびリア面535において、水平方向に沿って開口部を挟む端部に設けられる。ボタンの押下に応じて、映像データは、システム制御回路38により調整される。具体的には、図7において、医療従事者Sが架台11の開口部に対して左側に位置しているボタンを押下した場合、映像データの調整により、心電波形633は、架台筐体51の開口部の右側に投影される。
なお、被検体Pの生体情報、被検体Pに設置されたRFコイル45の種別を示す情報、リアルタイム再構成画像、撮像条件などのうち少なくとも2つに対応する映像は、リア面535の異なる位置にそれぞれ投影されてもよい。このとき、第2映像633の投影位置は、入力回路36を介した医療従事者Sの指示により設定されてもよいし、予め設定されていてもよい。
以上に述べた構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態に係る医用画像診断システム1によれば、架台11における開口部を有する面と開口部の内部とにそれぞれ異なる映像を投影することができる。すなわち、目的の異なる2つの映像を異なる位置にそれぞれ投影することができる。例えば、撮像時における被検体Pのストレスを緩和する目的の第1映像は、開口部の内部を介して、ボア53内における架台11の内壁に投影することができる。加えて、被検体Pに対する撮像に関する情報を示す目的の第2映像は、架台11における開口部を有する面(フロント面533またはリア面535)に投影することができる。これにより、被検体Pに対する撮像に関する情報を表示するための複数のモニタを設置することなく、低コストで、架台11のボア53内の居住性の向上とともに、検査室内の医療従事者Sに、被検体Pに対する撮像に関する情報を映像として提供することができる。従って、ボア53内における被検体Pの圧迫感や閉塞感を緩和することや、撮像の際に被検体Pに対する撮像に関する情報を検査室300内で医療従事者Sが確認するときの利便性を向上させることができる。
本実施形態に係る医用画像診断システム1によれば、架台11における開口部を有する面と開口部の内部とにそれぞれ異なる映像を投影することができる。すなわち、目的の異なる2つの映像を異なる位置にそれぞれ投影することができる。例えば、撮像時における被検体Pのストレスを緩和する目的の第1映像は、開口部の内部を介して、ボア53内における架台11の内壁に投影することができる。加えて、被検体Pに対する撮像に関する情報を示す目的の第2映像は、架台11における開口部を有する面(フロント面533またはリア面535)に投影することができる。これにより、被検体Pに対する撮像に関する情報を表示するための複数のモニタを設置することなく、低コストで、架台11のボア53内の居住性の向上とともに、検査室内の医療従事者Sに、被検体Pに対する撮像に関する情報を映像として提供することができる。従って、ボア53内における被検体Pの圧迫感や閉塞感を緩和することや、撮像の際に被検体Pに対する撮像に関する情報を検査室300内で医療従事者Sが確認するときの利便性を向上させることができる。
具体的には、本医用画像診断システム1は、架台11における開口部を有するリア面535に、被検体Pに対する撮像に関する情報を示す映像を投影することができる。これにより、例えば、被検体Pがヘッドファーストで架台11のボア53内に移動される場合、投影機100側の開口部近傍に位置する医療従事者Sは、ボア53内に移動された被検体Pの様子や被検体Pに設置されたRFコイル45の状態、種別などを観察するとともに、被検体Pに対する撮像に関する情報を容易に確認することができる。
また、本実施形態に係る医用画像診断システム1によれば、開口部の内部に投影される映像を映し出すスクリーン63と、スクリーン63に映し出された映像を反射する反射板67と、反射板67を支持する支持体65とを有するスクリーン装置15を、架台11のボア53内に配置することができる。これにより、投影機100から開口部の内部に映像を投影するとともに、被検体Pに対する撮像に関する情報を示す映像を架台筐体51に投影することができる。すなわち、開口部の内部(スクリーン装置15、架台筐体51の内壁等)に映像を投影する場合、投影機100による投影光の到達範囲を有効活用して、医療従事者Sに有用な情報を示す映像を投影機100側の架台筐体51の外装のリア面535に投影することができる。
加えて、本実施形態に係る医用画像診断システム1によれば、リア面535の開口部に対する医療従事者Sの相対的な位置に応じて、撮像に関する情報を示す第2映像633の投影位置を変更することができる。例えば、被検体Pに対する撮像に関する情報を示す第2映像633は、図7において、開口部を挟んで医療従事者Sと反対側に投影される。これにより、医療従事者Sは、より簡便に、被検体Pに対する撮像に関する情報を視認することができる。
以上のことから、本実施形態に係る医用画像診断システム1によれば、ボア53内における被検体Pの圧迫感や閉塞感が第1映像631により緩和され、投影機100による投影光の到達範囲を有効活用することにより、検査室300内で医療従事者Sが被検体Pに対する撮像に関する情報を示す第2映像633を簡便に確認することができる。これにより、本医用画像診断システム1は、低コストで、医療従事者Sの利便性を向上させることができる。
(応用例)
本応用例におけるスクリーン装置15において、支持体65と反射板67とスクリーン63とのうち少なくとも一つには、天板131に載置された被検体Pを撮影する撮影部が搭載される。加えて、本応用例における架台筐体51の外装において、リア面535の一部には、架台11が設置された検査室300の壁500の一部に向けて映像を反射する反射体が設けられる。本応用例における投影機100は、撮影部により撮影された被検体Pの映像を反転した反転映像を、反射体に投影する。以下、理解を容易にするために、撮像部は、スクリーン63の上端部に搭載されているものとして説明する。
本応用例におけるスクリーン装置15において、支持体65と反射板67とスクリーン63とのうち少なくとも一つには、天板131に載置された被検体Pを撮影する撮影部が搭載される。加えて、本応用例における架台筐体51の外装において、リア面535の一部には、架台11が設置された検査室300の壁500の一部に向けて映像を反射する反射体が設けられる。本応用例における投影機100は、撮影部により撮影された被検体Pの映像を反転した反転映像を、反射体に投影する。以下、理解を容易にするために、撮像部は、スクリーン63の上端部に搭載されているものとして説明する。
図8は、本応用例において、ボア53内に配置されたスクリーン装置15および投影機100を架台筐体51の側方から示す図である。図8に示すように、反射体70は、リア面535において、例えば、開口部の直上に設けられる。反射体70は、第2映像を、検査室300の壁500の一部分520に反射する。反射体70は、例えばミラーである。
撮影部は、天板131に載置された被検体Pを撮影する。撮影部は、例えば、光学式カメラである。撮像部は、対物レンズ73と、不図示の光ファイバとを有する。対物レンズ73と、光ファイバとは、非磁性材料により形成される。なお、架台11が磁気共鳴撮像に関する架台ではない場合、撮像部は、一般的な光学撮影機器であってもよい。
対物レンズ73は、天板131に載置された被検体Pおよび被検体Pに設置されたRFコイル45を撮影可能なように、スクリーン63の上端部に設けられる。光ファイバは、対物レンズ73からの光を導く光導波路である。光ファイバは、対物レンズ73からの光を架台11の外部に設けられた電荷結合素子(charge−coupled device:CCD)に導くため、対物レンズ73とCCDとを接続する。光ファイバは、レール又は架台筐体51の内壁の表面に取り付けられてもよいし、レール又は架台筐体51の内部に埋設されてもよい。
CCDは、光ファイバからの光を受光し、当該光を電気信号に変換する複数の受光素子を有する。CCDは、複数の受光素子からの電気信号に基づいて、被検体Pに関する光学画像データを発生する。CCDは、例えば、コンソール27に設けられる。光学画像データに対応する被検体の映像は表示回路35により表示される。医療従事者等は、被検体Pの映像を観察することによりMR撮像中の被検体Pを監視することができる。被検体Pの映像は、例えば、被検体Pに設置されたRFコイル45を包含する撮像視野を有する。
映像制御機能381を実現するシステム制御回路38は、被検体Pの映像を左右反転させることにより、反転映像を生成する。システム制御回路38は、反転映像を用いて、映像データを生成する。システム制御回路38は、第2映像の投影位置が架台筐体51に設けられた反射体70の位置と整合するように、映像データを調整する。これにより、反転映像は、反射体70により反転されて、検査室300の壁500の一部分520に投影される。
なお、システム制御回路38は、被検体Pに対する撮像に関する情報を用いて、反転映像を生成してもよい。このとき、例えば、心電波形の反転映像が反射体70により反転されて、検査室300の壁500の一部分520に投影される。
また、システム制御回路38は、反射体70の位置に反転映像を投影し、リア面535において反射体70が設置された位置とは異なる位置に被検体Pに対する撮像に関する情報を投影するように、映像データを生成してもよい。このとき、投影機100は、反射体70に反転映像を投影し、リア面535における反射体70の設置位置とは異なる位置に、被検体Pに対する撮像に関する情報を投影することができる。
上記構成により、医療従事者Sは、図8に示すように、検査室300の任意の位置において、検査室300の壁500の一部分520に投影された第2映像を見ることにより、被検体Pの状態を確認することができる。なお、反射体70により反射された第2映像の投影先は、図8に示すように、検査室300の壁500の一部分520に限定されず、例えば、検査室300の天井などであってもよい。また、反射体70は、架台11と医療従事者Sとの位置関係に基づいて、所定の駆動機構により任意の回転軸周りに回転されてもよい。このとき、反射体70により反射された第2映像は、検査室300内における医療従事者Sの位置に応じて、医療従事者Sが視認しやすい位置に投影される。
以上に述べた構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態に係る医用画像診断システム1によれば、スクリーン装置15に搭載された撮影部により天板131に載置された被検体Pを撮影し、被検体Pの映像を反転させた反転映像を、リア面535に設けられた反射体70に投影することができる。すなわち、被検体Pの映像を、反射体70を介して検査室300の壁500の一部分520に投影することができる。これにより、検査室300における医療従事者Sおよび被検体Pの付添者は、検査室300の任意の位置において、被検体Pおよび被検体Pに設置されたRFコイル45の状態を確認することができる。従って、ボア53内における被検体Pの圧迫感や閉塞感を緩和することや、撮像の際に被検体Pに対する撮像に関する情報を検査室300内で医療従事者Sが確認するときの利便性を向上させることができる。
本実施形態に係る医用画像診断システム1によれば、スクリーン装置15に搭載された撮影部により天板131に載置された被検体Pを撮影し、被検体Pの映像を反転させた反転映像を、リア面535に設けられた反射体70に投影することができる。すなわち、被検体Pの映像を、反射体70を介して検査室300の壁500の一部分520に投影することができる。これにより、検査室300における医療従事者Sおよび被検体Pの付添者は、検査室300の任意の位置において、被検体Pおよび被検体Pに設置されたRFコイル45の状態を確認することができる。従って、ボア53内における被検体Pの圧迫感や閉塞感を緩和することや、撮像の際に被検体Pに対する撮像に関する情報を検査室300内で医療従事者Sが確認するときの利便性を向上させることができる。
これらのことから、本実施形態に係る医用画像診断装置10によれば、投影機100による投影光の到達範囲を有効活用することにより、被検体Pに対する撮像に関する情報として、反射体70を介して検査室300の壁面等に投影された被検体Pの映像を、医療従事者Sおよび被検体Pの付添者に提示することができる。これにより、医療従事者Sおよび被検体Pの付添者は、ボア53内を観察することなく、ボア53内の被検体Pの様子および被検体Pに設置されたRFコイル45の状態を確認することができる。
また、本医用画像診断システム1によれば、被検体Pに対する撮像に関する情報を示す反転映像を反射体70に投影し、反射体70により反射された映像を検査室300の壁500の一部分520に投影することができる。これにより、検査室300における医療従事者Sは、検査室300の任意の位置において、被検体Pに対する撮像に関する情報を確認することができる。
また、本医用画像診断システム1によれば、反射体70に反転映像を投影し、リア面535における反射体70の設置位置とは異なる位置に、被検体Pに対する撮像に関する情報を投影することができる。これにより、検査室300における医療従事者Sは、検査室300の任意の位置において、被検体Pに対する撮像に関する様々な情報を確認することができる。
以上述べた実施形態および応用例等の医用画像診断システム1によれば、圧迫感や閉塞感を緩和可能であって、被検体に対する撮像に関する情報を検査室内で医療従事者が確認するときの利便性を向上することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…医用画像診断システム(磁気共鳴イメージングシステム)、10…医用画像診断装置(磁気共鳴イメージング装置)、11…架台、13…寝台、15…スクリーン装置、17…撮像制御ユニット、21…傾斜磁場電源、23…送信回路、25…受信回路、27…コンソール、31…撮像制御回路、32…再構成回路、33…画像処理回路、34…通信回路、35…表示回路、36…入力回路、37…主記憶回路、38…システム制御回路、41…静磁場磁石、43…傾斜磁場コイル、45…RFコイル、51…架台筐体、53…ボア、61…移動体、63…スクリーン、65…支持体、67…反射板、70…反射体、73…対物レンズ、100…投影機、131…天板、133…基台、135…寝台駆動装置、200…投影機制御装置、250…生体情報計測装置、300…検査室、381…映像制御機能、400…制御室、500…壁、510…窓、520…反射体を介して第2映像が投影される壁の一部分、533…フロント面、535…リア面、631…第1映像、633…第2映像。
Claims (9)
- 被検体が挿入されるボアを有する架台と、
前記架台の外装における前記ボアの開口部を有する面と前記ボアの内部とにそれぞれ異なる映像を投影する投影機と、
を備えた医用画像診断システム。 - 前記架台の外装における前記開口部を有する2つの面のうち一方の面の前記開口部を介して前記架台のボア内に挿脱自在に移動可能であって前記被検体が載置される天板を有する寝台をさらに備え、
前記投影機は、前記2つの面のうち前記一方の面とは異なる他方の面に対して前記映像を投影する、
請求項1に記載の医用画像診断システム。 - 前記投影機は、前記被検体に対する撮像に関する情報を前記映像として前記他方の面に投影する、
請求項2に記載の医用画像診断システム。 - 前記他方の面の一部に設けられ、前記架台が設置された検査室の壁面に向けて前記映像を反射する反射体をさらに備え、
前記投影機は、前記情報に対応する映像を反転させた反転映像を前記反射体に投影する、
請求項3に記載の医用画像診断システム。 - 前記情報は、前記被検体の生体情報、医療従事者により選択されたRFコイルの種別を示す情報、前記被検体に対する撮像により再構成された再構成画像、撮像条件のうち少なくとも一つである、
請求項3または4に記載の医用画像診断システム。 - 前記投影機は、前記他方の面の開口部に対する医療従事者の相対的な位置に応じて、前記撮像に関する情報を示す映像の投影位置を変更する、
請求項3乃至5のうちいずれか一項に記載の医用画像診断システム。 - 前記架台のボア内に配置され、前記内部に投影される前記映像を映し出すスクリーンと前記スクリーンに映し出された前記映像を反射する反射板と前記反射板を支持する支持体とを有するスクリーン装置をさらに備える、
請求項2乃至6のうちいずれか一項に記載の医用画像診断システム。 - 前記反射板と前記支持体と前記スクリーンとのうち少なくとも一つに搭載され、前記天板に載置された被検体を撮影する撮影部をさらに備え、
前記投影機は、前記撮影部により撮影された前記被検体の映像を前記他方の面に投影する、
請求項7に記載の医用画像診断システム。 - 前記他方の面の一部に設けられ、前記架台が設置された検査室の壁面に向けて前記映像を反射する反射体をさらに備え、
前記投影機は、前記被検体の映像を反転させた反転映像を前記反射体に投影する、
請求項8に記載の医用画像診断システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016163709A JP2018029763A (ja) | 2016-08-24 | 2016-08-24 | 医用画像診断システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016163709A JP2018029763A (ja) | 2016-08-24 | 2016-08-24 | 医用画像診断システム |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=61304130
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JP2016163709A Pending JP2018029763A (ja) | 2016-08-24 | 2016-08-24 | 医用画像診断システム |
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JP (1) | JP2018029763A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112076030A (zh) * | 2019-06-13 | 2020-12-15 | 佳能医疗系统株式会社 | 轮椅用x射线检测装置及x射线诊断装置 |
JP2021040757A (ja) * | 2019-09-06 | 2021-03-18 | キヤノンメディカルシステムズ株式会社 | 医用画像診断装置及び心拍計測装置 |
-
2016
- 2016-08-24 JP JP2016163709A patent/JP2018029763A/ja active Pending
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CN112076030B (zh) * | 2019-06-13 | 2023-11-07 | 佳能医疗系统株式会社 | 轮椅用x射线检测装置及x射线诊断装置 |
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