JP2013208207A - 運搬装置および医用装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影技師や被検者に掛かる負担を軽減する医用装置を提供する。
【解決手段】運搬装置50は、車輪部、架台52、ベース53、支持部材54、固定具などを有している。支持部材54は被検者1を支持するものであり、ベース53に取り付けられている。また、ベース53は架台52に取り付けられている。架台52は、上下方向に伸縮するように構成されている。架台52が伸長すると、架台52の伸長に伴って支持部材54およびベース53が平板形状に変形し、運搬装置50がテーブルに変形する。
【選択図】図25

Description

本発明は、被検者を運搬する運搬装置、および被検者を撮影する医用装置に関する。
磁気共鳴装置やCT装置で被検者を撮影する場合、被検者はテーブルに乗る必要がある。しかし、被検者が高齢者であったり、車椅子に座っている場合、自力でテーブルに乗るのが困難なことがある。この場合、撮影技師は、被検者をテーブルに乗せるために被検者を介助する必要があり、被検者だけでなく撮影技師にも負担が掛かる。そこで、被検者や撮影技師の負担を軽減するために、昇降機能を有するテーブルを利用することが考えられる(特許文献1参照)。
特開2009−232934号公報
特許文献1では、テーブルの高さを下げることができるので、被検者がテーブルに乗るときの負担を軽減することが可能となる。しかし、被検者によっては、テーブルの高さを下げても自力でテーブルに乗るのは困難なことがある。この場合、撮影技師は、被検者をテーブルに乗せるために被検者を介助する必要があり、やはり撮影技師に負担が掛かる。また、介助される側の被検者に掛かる負担も大きい。そこで、撮影技師や被検者に掛かる負担を軽減することが必要となる。
本発明の第1の態様は、被検者を着座させた状態で運搬する運搬装置であって、着座した被検者が仰向けになるように前記運搬装置が変形し、変形した後の運搬装置は、前記被検者を撮影するときの医用装置用テーブルとして用いられる運搬装置である。
本発明の第2の態様は、被検者を着座させた状態で運搬する運搬装置を、前記被検者を支持するテーブルとして用いる医用装置であって、着座した被検者が仰向けになるように前記運搬装置が変形し、変形した後の運搬装置が、前記テーブルとして用いられる、医用装置である。
運搬装置は、医用装置用テーブルに変形するように構成されている。したがって、被検者を運搬装置に着座させた後で、運搬装置が医用装置用テーブルに変形するだけで、着座した状態の被検者を仰向けの状態にすることができ、撮影スタッフおよび被検者に掛かる負担を軽減することができる。
本発明の一形態の運搬装置が使用される場所の説明図である。 運搬装置50の外観図である。 被検者1が車椅子3に座っているときの様子を示す図である。 撮影スタッフ2が肘掛け57を背もたれ54b側に移動させたときの様子を示す図である。 車椅子3を運搬装置50に近づけたときの様子を示す図である。 被検者1を運搬装置50に座らせたときの様子を示す図である。 エアークッション56に空気を注入するときの説明図である。 エアークッション56に空気を注入した後の様子を示す図である。 肘掛け57を元の位置に戻した様子を示す図である。 被検者1に関する情報を確認するときの説明図である。 被検者1の頭部を固定具55で固定するときの説明図である。 固定具55の位置を調整した後の様子を示す図である。 固定具55のイヤーパッド55bを被検者1の耳に当てたときの様子を示す図である。 コミュニケーションツール55cの位置を調整した後の様子を示す図である。 受信コイルを装着した後の様子を示す図である。 被検者1の磁気チェックと、被検者1の体重の測定を行うときの説明図である。 被検者1を待合室10から検査室20に移動させるときの説明図である。 運搬装置50を検査室20の入口まで移動させたときの様子を示す図である。 運搬装置50がポイントBまで移動したときの様子を示す図である。 図19における検査室20内の拡大図である。 運搬装置50が回転した後の様子を示す図である。 図21における検査室20内の拡大図である。 運搬装置50をマグネット21に連結したときの様子を示す図である。 図23における検査室20内の拡大図である。 運搬装置50をテーブルに変形させるときの説明図である。 撮影スタッフ2がマグネット21の操作ボタンを操作しているときの様子を示す図である。 支持部材54を移動させた後の様子を示す図である。 支持部材54を元の位置に戻したときの様子を示す図である。 運搬装置50が長椅子の状態に戻ったときの様子を示す図である。 運搬装置50がポイントBまで移動したときの様子を示す図である。 被検者1の脚部がマグネット21側を向くように運搬装置50を回転させたときの様子を示す図である。 運搬装置50が停止したときの様子を示す図である。 支持部材54をマグネット21のボア21aに向けて移動させたときの様子を示す図である。
以下、発明を実施するための形態について説明するが、本発明は、以下の形態に限定されることはない。
図1は、本発明の一形態の運搬装置が使用される場所の説明図である。
図1には、被検者がMR検査を待つための待合室10と、MR検査が行われる検査室20とが概略的に示されている。
待合室10には、MR検査を受ける被検者1が入室している。被検者1は車椅子3に座っている。
検査室20には、マグネット21が設置されている。マグネット21は、超伝導コイル、勾配コイル、RFコイルなどが内蔵されている。被検者1は、マグネット21のボア21aの中に入り、MR撮影を受ける。
被検者1は、待合室10から検査室20に移動する場合、運搬装置50に乗って移動する(図2参照)。
図2は、運搬装置50の外観図である。
運搬装置50は、車輪部51、架台52、ベース53、支持部材54、固定具55などを有している。
車輪部51は、運搬装置50を移動させるための複数の車輪を有している。車輪が回転することにより、運搬装置50は移動することができる。車輪部51には架台52が取り付けられている。また、架台52にはベース53が取り付けられている。ベース53の上面には支持部材54が取り付けられている。
支持部材54は、運搬装置50で運搬される被検者1を支持するためのものである。支持部材54は、座部54a、背もたれ54b、および脚支持部54cを有している。被検者1は、座部54aに着座し、背もたれ54bに寄りかかり、足を脚支持部54cに置く。したがって、被検者1は楽な姿勢で運搬装置50に乗ることができる。また、支持部材54の座部54a、背もたれ54b、および脚支持部54cには、エアークッション56が組み込まれている。したがって、被検者1に快適な座り心地を提供することができる。更に、支持部材54には、固定具55が取り付けられている。固定具55については後述する。
被検者1は待合室10で車椅子3から運搬装置50に乗り換えて、運搬装置50に座ったままで検査室20に移動する。運搬装置50は、被検者1を待合室10から検査室20まで運搬するだけでなく、被検者1をマグネット21のボア21aに搬入するときに使用されるテーブルを兼ねている。被検者1を検査室20に移動させたら、運搬装置50はテーブルに変形する。そして、テーブルに変形した運搬装置50を用いて、被検者1をマグネット21のボア21aに搬送する。したがって、被検者1は待合室10で運搬装置50に乗った後は、運搬装置50から降りることなく、MR検査を受けることができる。以下に、待合室10に入室した被検者1がMR検査を受けるまでの具体的な流れについて、図1および図2とともに、図3〜図33を参照しながら説明する。尚、この流れを説明するときに、運搬装置50の構造についても詳細に説明する。
図3〜図9は、被検者1が待合室10で車椅子3から運搬装置50に乗り換えるときの手順の説明図である。
図3は、被検者1が車椅子3に座っているときの様子を示す図である。
車椅子3の近くには、運搬装置50が用意されている。運搬装置50は、被検者1が座りやすいように椅子の形状を有している。撮影スタッフ2は、車椅子3に座っている被検者1を運搬装置50に座らせるために、被検者1を介助する。尚、図3を参照すると、運搬装置50の肘掛け57が座部54aの近くに位置しているので、このままでは、被検者1が座部54aに座るときの邪魔になる。そこで、撮影スタッフ2は、運搬装置50の肘掛け57を、背もたれ54b側に移動させる(図4参照)。
図4は、撮影スタッフ2が肘掛け57を背もたれ54b側に移動させたときの様子を示す図である。
肘掛け57は、軸AX1を中心として回転自在に架台52に取り付けられている。したがって、撮影スタッフ2は、肘掛け57が被検者1を運搬装置50に座らせるときの邪魔になると思ったときは、肘掛け57を背もたれ54b側に移動させることができる。肘掛け57を背もたれ54b側に移動させた後、撮影スタッフ2は、車椅子3を運搬装置50に近づける(図5参照)。
図5は、車椅子3を運搬装置50に近づけたときの様子を示す図である。
車椅子3を運搬装置50に近づけた後、撮影スタッフ2は、被検者1を介助しながら、被検者1を運搬装置50に座らせる。図6に、被検者1を運搬装置50に座らせたときの様子を示す。撮影スタッフ2は、被検者1を運搬装置50に座らせた後、支持部材54に組み込まれているエアークッション56に空気を注入する(図7参照)。
図7は、エアークッション56に空気を注入するときの説明図である。
図7の右側には運搬装置50の背面図が示されている。運搬装置50の背面には、表示部58が設けられている。表示部58には、エアークッション56に注入されている空気量を表すインジケータ58aが示されている。撮影スタッフ2は、運搬装置50の背面に取り付けられている操作部(図示せず)を操作して、エアークッション56に空気を注入する(図8参照)。
図8は、エアークッション56に空気を注入した後の様子を示す図である。
撮影スタッフ2は被検者1に座り心地を聞きながら、エアークッション56に注入する空気量を調整する。エアークッション56に空気が注入されると、表示部58のインジケータ58aは、注入された空気量を表示する。したがって、撮影スタッフ2はエアークッション56に注入された空気量を確認することができる。被検者1にとって最適な座り心地になるように、エアークッション56に空気を注入した後、撮影スタッフ2は、肘掛け57を元の位置に戻す。図9に、肘掛け57を元の位置に戻した様子を示す。肘掛け57を元の位置に戻した後、撮影スタッフ2は、被検者1に関する情報を確認する(図10参照)。
図10は、被検者1に関する情報を確認するときの説明図である。
被検者1は、手首に、被検者自身に関する情報(名前、年齢、性別など)が記録されたリストバンド(図示せず)をつけている。肘掛け57には、リストバンドに記録された情報を読み取るためのリーダ(図示せず)が内蔵されている。撮影スタッフ2は、操作部を操作し、肘掛け57のリーダから被験者の情報を読み取り、表示部58に表示させる。撮影スタッフ2は、表示部58に表示された被検者の情報を見ながら、運搬装置50に乗った被検者1が、検査を受ける被検者で間違いないかを確認する。被検者1の確認ができたら、撮影スタッフ2は、被検者1の頭部を固定具55で固定する(図11参照)。
図11は、被検者1の頭部を固定具55で固定するときの説明図である。
図11(a)は運搬装置50の斜視図であり、図11(b)は運搬装置50の正面図である。
固定具55は、撮影中に被検者1の頭部が動かないように、被検者1の頭部を固定するためのものである。固定具55は、支持部材の背もたれ54bに対して矢印P方向にスライドできるように取り付けられている。撮影スタッフ2は、固定具55の収容空間55aに被検者1の頭部が収まるように、固定具55の位置を調整する。図12に、固定具55の位置を調整した後の様子を示す。
固定具55には、イヤーパッド55bが備えられている。イヤーパッド55bはQ方向に移動することができるように構成されている。撮影スタッフ2は、固定具55の収容空間55aを被検者1の頭部の位置に調整した後、固定具55のイヤーパッド55bを被検者1の耳に当てる。図13に、固定具55のイヤーパッド55bを被検者1の耳に当てたときの様子を示す。イヤーパッド55bを被検者1の耳に当てることにより、被検者1の頭部を固定することができる。尚、イヤーパッド55bには、スピーカが内蔵されている。被検者1をスキャンしている間、撮影スタッフの声は、このスピーカを通じて被検者1に伝えられる。
また、固定具55には、被検者1と撮影スタッフが撮影中にコミュニケーションをとることができるようにするためのコミュニケーションツール55cが備えられている。撮影スタッフ2は、被検者1の頭部を固定した後、コミュニケーションツール55cの位置を調整する(図14参照)。
図14は、コミュニケーションツール55cの位置を調整した後の様子を示す図である。
コミュニケーションツール55cは、軸AX2を中心にして回転させることができるように構成されている。コミュニケーションツール55cは、CCDカメラとマイク(図示せず)を有している。撮影スタッフ2は、被検者1の口の近くに、CCDカメラとマイクが設定されるように、コミュニケーションツール55cの位置を調整する。CCDカメラは、撮影中に、撮影スタッフが被検者1の表情を確認できるようにするためのものである。マイクは、撮影中に、被検者1の声を撮影スタッフに伝えるためのものである。コミュニケーションツール55cの位置を調整したら、被検者1に受信コイルを装着する(図15参照)。
図15は、受信コイルを装着した後の様子を示す図である。
受信コイル59は、固定具55に着脱自在に取り付けることができるように構成されている。したがって、被検者1の頭部を撮影する場合は、受信コイル59を固定具55に装着することにより、受信コイル59を頭部の近くに設置することができる。尚、頭部とは別の部位をスキャンする場合は、受信コイル59ではなく、別の部位をスキャンするための受信コイルを設置すればよい。例えば、被検者1の腹部をスキャンする場合は、腹部用の受信コイルを被検者1の腹部に装着すればよい。ここでは、受信コイル59を装着したとする。受信コイル59を装着した後、撮影スタッフ2は、被検者1の磁気チェックと、被検者1の体重の測定を行う(図16参照)。
図16は、被検者1の磁気チェックと、被検者1の体重の測定を行うときの説明図である。
運搬装置50のベース53には、磁気センサ(図示せず)が埋め込まれている。撮影スタッフ2は、操作部を操作して、磁気チェックを行うための命令を入力する。この命令が入力されると、表示部58には、磁気チェックの結果が表示される。本形態では、被検者1の体を、右上半身、左上半身、右下半身、および左下半身の4つの部分に分けて、磁気チェックの結果を表示する。図16では、右上半身、左上半身、および右下半身は、磁気チェックの結果が「OK」と表示されている。したがって、撮影スタッフ2は、被検者1の右上半身、左上半身、および右下半身には、磁性体は身に着けられていないことを確認できる。しかし、左下半身は、磁気チェックの結果が「NG」と表示されている。したがって、撮影スタッフ2は、被検者1の左下半身に磁性体が身に着けられていることがわかるので、被検者1が磁性体を取り外すことを忘れてしまっても、スキャン前に被検者1から磁性体を取り外すことができる。
また、運搬装置50は、被検者1の体重を計測することができるように構成されている。撮影スタッフ2は、操作部を操作して、体重を計測するための命令を入力する。この命令が入力されると、表示部58には、体重の計測結果が表示される。体重は、被検者1をスキャンするときのRFパルスのパワーなどを決定するために使用される。
磁気チェックおよび体重計測を終了したら、撮影スタッフ2は、被検者1を、待合室10から検査室20に移動する。
図17は、被検者1を待合室10から検査室20に移動させるときの説明図である。
撮影スタッフ2は、運搬装置50を押し、検査室20に入る。図18に、運搬装置50を検査室20の入口まで移動させたときの様子を示す。検査室20の床には、検査室20の入口とマグネット21との間に延在するトレースライン22および23が設けられている。また、運搬装置50には、トレースライン22および23を赤外線を用いて読み取るIRラインリーダ(図示せず)が搭載されている。撮影スタッフ2は運搬装置50の操作部を操作し、運搬装置50を自動ドライブモードに設定する。自動ドライブモードに設定されると、運搬装置50は、先ず、トレースライン22上のポイントAからポイントBに向かって自動で移動する(図19および図20参照)。
図19は運搬装置50がポイントBまで移動したときの様子を示す図、図20は図19における検査室20内の拡大図である。
図19および図20に示すように、撮影スタッフ2が運搬装置50を押さなくても、運搬装置50は自動的にポイントBに到達する。運搬装置50は、ポイントBに到達した後、被検者1の頭部がマグネット21を向くように回転する(図21および図22参照)。
図21は運搬装置50が回転した後の様子を示す図、図22は図21における検査室20内の拡大図である。
運搬装置50は、軸AX3を中心として回転することができるように構成されている。したがって、運搬装置50を軸AW3を中心として90度回転させることにより、被検者1の頭部をマグネット21側に向けることができる。運搬装置50は90度回転した後、トレースライン23に沿って移動し、マグネット21に連結する(図23および図24参照)。
図23は運搬装置50をマグネット21に連結したときの様子を示す図、図24は図23における検査室20内の拡大図である。
マグネット21は、運搬装置50を連結するための連結部24を有している。この連結部24は、運搬装置50の車輪部51と着脱自在に連結することができるように構成されている。運搬装置50はポイントBの位置からトレースライン23に沿ってバックし、マグネット21に近づく。そして、車輪部51がマグネット21の連結部24に連結したら運搬装置50は停止する。運搬装置50がマグネット21に連結したら、運搬装置50をテーブルに変形させる(図25参照)。
図25は、運搬装置50をテーブルに変形させるときの説明図である。
運搬装置50の架台52は上下方向に伸縮自在に構成されている。また、ベース53は、架台52が伸びると、平板形状に変形するように構成されている。ベース53が変形すると、支持部材54もベース53と同じ形状に変形する。したがって、運搬装置50をテーブルに変形させることができる。
撮影スタッフ2は、運搬装置50をテーブルに変形させるために、マグネット21の操作ボタンを操作し、運搬装置50をテーブルに変形させるための命令を入力する。図26に、撮影スタッフ2がマグネット21の操作ボタンを操作しているときの様子を示す。この操作によって、運搬装置50の架台52が伸長し、ベース53と支持部材54が平板形状に変形するので、運搬装置50をテーブルに変形させることができる。したがって、被検者1は、運搬装置50に座ったままで、仰向けになることができる。運搬装置50をテーブルに変形させた後、支持部材54をマグネット21のボア21aに向けて移動させる(図27参照)。
図27は、支持部材54を移動させた後の様子を示す図である。
支持部材54は、ベース53に対してスライドさせることができるように構成されている。したがって、支持部材54をボア21aに向けて移動させることにより、被検者1の頭部をボア21aの内側に移動させることができる。支持部材54を移動させた後、頭部を撮影する。
撮影が終了したら、被検者1をボア21aから搬出するために、支持部材54を元の位置に戻す(図28参照)。
図28は、支持部材54を元の位置に戻したときの様子を示す図である。
支持部材54が元の位置に戻ることによって、被検者1はボア21aの外に出ることができる。支持部材54が元の位置に戻ると、運搬装置50はテーブルから長椅子に戻る。図29に、運搬装置50が長椅子の状態に戻った様子が示されている。運搬装置50が長椅子の形状に戻ったら、運搬装置50はトレースライン23、22に沿って移動し、ポイントAまで自動で移動する。運搬装置50がポイントAまで戻ったら、撮影スタッフ2は、運搬装置50を押して待合室10に戻る。
上記のようにして、被検者1の撮影が行われる。
本形態では、被検者1を運搬装置50に着座させた後で、運搬装置50が磁気共鳴装置用テーブルに変形することにより、被検者1を仰向けの状態で支持することができる。したがって、撮影スタッフは、被検者1をテーブルに寝かせるための介助をする必要がなくなるので、撮影スタッフに掛かる負担を軽減することができる。また、被検者1は、運搬装置50に着座した後は、運搬装置50が磁気共鳴装置用テーブルに変形するだけで、仰向けに寝ることができるので、被検者1に掛かる負担も軽減することができる。
本形態では、被検者1の頭部を撮影する場合について説明されている。しかし、本発明の運搬装置50は、頭部とは別の部位を撮影する場合にも適用することができる。以下に、頭部とは別の部位の例として下肢を取り上げ、下肢を撮影するときの運搬装置50の動きについて説明する。
図30〜図33は、被検者1の下肢を撮影するときの運搬装置50の動きの説明図である。
被検者1の下肢を撮影する場合、固定具55に受信コイル59を取り付けることは不要である。撮影スタッフ2は、手押しで運搬装置50を検査室20の入口まで移動させ、運搬装置50を自動ドライブモードに設定する。自動ドライブモードに設定されると、運搬装置50は、トレースライン22に沿ってポイントBまで移動する(図30参照)。ポイントBまで移動した後、運搬装置50は、被検者1の脚部がマグネット21側を向くように回転する(図31参照)。運搬装置50は、トレースライン23に沿ってマグネット21に向かって前進し、車輪部51がマグネット21の連結部24に連結したら、運搬装置50は停止する(図32参照)。次に、運搬装置50をテーブルに変形させ、被検者1に下肢用の受信コイルを取り付け、支持部材54をマグネット21のボア21aに向けて移動させ(図33参照)、撮影が行われる。尚、受信コイルは、待合室10で取り付けてもよい。
このように、本形態の運搬装置50は、被検者1の撮影部位などに応じて、被検者1を頭部からボア21aに搬送することもできるし、被検者1を脚部からボア21aに搬送することもできる。
本形態では、運搬装置50は固定具55を備えているが、固定具55は必ずしも備える必要はない。更に、固定具55を、支持部材54に対して着脱自在に取り付けることができるように構成してもよい。
本形態では、検査室20の床にはトレースライン22および23が設けられている。しかし、トレースライン22および23を設けずに、撮影スタッフ2が手動で運搬装置50を操作し、マグネット21に連結させてもよい。
本形態では、運搬装置が磁気共鳴装置用テーブルに変形する例について説明されている。しかし、本発明の運搬装置は、磁気共鳴装置用テーブルに変形する場合に限定されることはなく、テーブルが必要となるその他の医用装置(例えば、CT装置)のテーブルに変形するように構成することができる。
1 被験者
2 撮影スタッフ
3 車椅子
10 待合室
20 検査室
21 マグネット
21a ボア
50 運搬装置
51 車輪部
52 架台
53 ベース
54 支持部材
54a 座部
54b 背もたれ
54c 脚支持部
55 固定具

Claims (16)

  1. 被検者を着座させた状態で運搬する運搬装置であって、
    着座した被検者が仰向けになるように前記運搬装置が変形し、変形した後の運搬装置は、前記被検者を撮影するときの医用装置用テーブルとして用いられる運搬装置。
  2. 前記被検者を支持する支持部材を有する、請求項1に記載の運搬装置。
  3. 前記支持部材は、エアークッションを有している、請求項2に記載の運搬装置。
  4. 前記被検者の所定の部位を固定するための固定具を有する請求項2又は3に記載の運搬装置。
  5. 前記固定具は、前記支持部材に着脱自在に取り付けられるように構成されている、請求項4に記載の運搬装置
  6. 前記固定具は、受信コイルが着脱自在に取り付けられるように構成されている、請求項4又は5に記載の運搬装置。
  7. 前記被検者の磁気チェックを行うための磁気センサを有する、請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の運搬装置。
  8. 前記被検者の体重を測定することができるように構成されている、請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載の運搬装置。
  9. 前記被検者に関する情報を表示する表示部を有する、請求項1〜8のうちのいずれか一項に記載の運搬装置。
  10. 車輪部と、
    前記車輪部に取り付けられた架台と、
    前記架台に取り付けられたベースと、
    を有し、
    前記支持部材は、前記ベースに対してスライドさせることができるように、前記ベースに取り付けられている、請求項2〜9のうちのいずれか一項に記載の運搬装置。
  11. 前記架台は、上下方向に伸縮自在に構成されている、請求項10に記載の運搬装置。
  12. 前記ベースおよび前記支持部材は、前記架台が上方向に伸びると、平板形状に変形する、請求項11に記載の運搬装置。
  13. 前記医用装置は磁気共鳴装置である、請求項1〜12うちのいずれか一項に記載の運搬装置。
  14. 前記磁気共鳴装置は、検査室に設置されたマグネットを有しており、
    前記検査室の床には、前記検査室の入口から前記マグネットまで延在するトレースラインが設けられており、
    前記運搬装置は、前記トレースラインを読み取るリーダを有している、請求項13に記載の運搬装置。
  15. 前記医用装置はCT装置である、請求項1〜12うちのいずれか一項に記載の運搬装置。
  16. 被検者を着座させた状態で運搬する運搬装置を、前記被検者を支持するテーブルとして用いる医用装置であって、
    着座した被検者が仰向けになるように前記運搬装置が変形し、変形した後の運搬装置が、前記テーブルとして用いられる、医用装置。

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