JP2020054232A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【解決課題】曲げを有する形状の積層ラミネートブスバーの曲げ部における耐圧を確保することができ、小型化及び設計自由度が向上すると共に、信頼性に優れた電力変換装置を提供する。【解決手段】フィルタコンデンサ3とスイッチングモジュール4とを電気的に接続する第1及び第2のラミネートブスバー2a及び2bが、対向面23a及び23b、対向面24a及び24b、対向面23a及び23bと対向面24a及び24bを各々接続する屈曲部21a及び21bを各々有し、対向面23a及び23bとの間、及び対向面24a及び24bとの間の少なくとも一方に絶縁材15を配設した。【選択図】図2

Description

本発明は、スイッチングモジュールを用いた電力変換装置に関する。
従来、スイッチングモジュールを用いた電力変換装置では、電力は、通常、複数の導体(以下、「ブスバー」という)によって送電されている。これらのブスバーは、電力変換装置の使用時に大きな電位差を持つため、前記電力変換装置には、絶縁フィルムによってラミネート加工がなされたブスバー(以下、「ラミネートブスバー」という)が組み込まれている。
ここで、電力変換装置では、装置の小型化を図るため、複数のラミネートブスバーが狭い空間に集約されており、ラミネートブスバー同士の絶縁距離を考慮した設計が必要不可欠である。実際の設計においては、隣接するラミネートブスバー同士を十分に離して使用するか、複数のラミネートブスバーを絶縁材を介して積層する積層ラミネートブスバーを使用している。特に、積層ラミネートブスバーは、絶縁材と介することで、ラミネートブスバー間の距離を一定に保持できることから、組立における信頼性が高まる。これにより、積層ラミネートブスバーの層間距離を短くすることができ、配線インダクタンスの低減、装置の小型化、薄型化及び組立性向上が図れる(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−245451号公報
近年では、電力変換装置に搭載されるスイッチングモジュールやフィルタコンデンサ等の機器配置の検討により、省スペース化を図る際には、ラミネートブスバーの形状は平板状よりも曲げを有する形状のほうが配線の引き回しの選択肢が増え、設計自由度が高まることが認知されており、曲げを有する形状のラミネートブスバーを使用することが求められている。
しかしながら、前述した特許文献1で紹介されている電力変換装置は、積層ラミネートブスバーを一体品として曲げると、曲げ部において絶縁フィルムが伸び、当該曲げ部において耐圧が低下してしまうという課題がある。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、曲げを有する形状の積層ラミネートブスバーの曲げ部における耐圧を確保することができ、小型化及び設計自由度が向上すると共に、信頼性に優れた電力変換装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、第1の発明は、直流電力を蓄積するフィルタコンデンサと、当該フィルタコンデンサに蓄積される直流電力を交流電力に変換するスイッチングモジュールと、複数のラミネートブスバーが互いに所定の間隔をおいて積層された積層ラミネートブスバーと、を備え、前記フィルタコンデンサと前記スイッチングモジュールとが前記積層ラミネートブスバーにより電気的に接続される電力変換装置であって、前記積層ラミネートブスバーは、第1のラミネートブスバー及び第2のラミネートブスバーを有し、前記第1のラミネートブスバー及び前記第2のラミネートブスバーは、互いに対向する第1の面と、互いに対向する第2の面と、前記第1の面と前記第2の面とを接続し且つ互いに対向する第1屈曲部と、を各々有し、前記第1のラミネートブスバーの第1の面と、前記第2のラミネートブスバーの第1の面との間、及び前記第1のラミネートブスバーの第2の面と、前記第2のラミネートブスバーの第2の面との間、の少なくとも一方に第1絶縁材を配設したことを特徴とする、電力変換装置を提供するものである。
第2の発明は、第1の発明において、前記第1絶縁材の一端が、前記第1のラミネートブスバーの第1屈曲部と、前記第2のラミネートブスバーの第1屈曲部との間に位置していることを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明において、前記第1のラミネートブスバー及び前記第2のラミネートブスバーは、互いに対向する第3の面と、前記第3の面を前記第1の面または前記第2の面に接続し且つ互いに対向する第2屈曲部と、をさらに各々有し、前記第1のラミネートブスバーの第3の面と、前記第2のラミネートブスバーの第3の面との間に第2絶縁材を配設したことを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明において、前記第3の面は、前記第1の面または前記第2の面のいずれか一方の面と互いに略平行であり、前記第3の面と互いに略平行な前記面同士の間に前記第1絶縁材を配設したことを特徴とする。
第5の発明は、第1又は第2の発明において、前記積層ラミネートブスバーは、第3のラミネートブスバーをさらに有し、前記第3のラミネートブスバーは、前記第1の面及び前記第2の面の少なくとも一方と対向する第4の面を有し、前記第4の面と、当該第4の面と対向する前記面との間に第3絶縁材を配設したことを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明において、前記第4の面は、前記第1絶縁材が配設された面と対向することを特徴とする。
第7の発明は、第5の発明において、前記第4の面は、前記第1絶縁材が配設された面とは異なる面と対向することを特徴とする。
第8の発明は、第5の発明において、前記第3のラミネートブスバーは、第5の面と、前記第4の面と前記第5の面とを接続し且つ互いに対向する第3屈曲部と、をさらに有することを特徴とする。
第9の発明は、第5の発明において、前記第3のラミネートブスバーを複数有することを特徴とする。
本発明によれば、曲げを有する形状の積層ラミネートブスバーの曲げ部における耐圧を確保することができ、小型化及び設計自由度が向上すると共に、信頼性に優れた電力変換装置を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る電力変換装置の斜視図である。 図1に示す電力変換装置の側面図である。 図1に示す電力変換装置のスイッチングモジュール面側を示す分解斜視図である。 図1に示す電力変換装置のフィルタコンデンサ端子側を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態1に係る電力変換装置の他の構成を示す側面図である。 本発明の実施形態1に係る電力変換装置の他の構成を示す側面図である。 本発明の実施形態2に係る電力変換装置の側面図である。 本発明の実施形態3に係る電力変換装置の側面図である。 本発明の実施形態3に係る電力変換装置の他の構成を示す側面図である。 本発明の実施形態3に係る電力変換装置の他の構成を示す側面図である。
次に、本発明の実施形態に係る電力変換装置について図面を参照して説明する。なお、以下に記載される実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る電力変換装置の斜視図、図2は、図1に示す電力変換装置の側面図、図3は、図1に示す電力変換装置のスイッチングモジュール面側を示す分解斜視図、図4は、図1に示す電力変換装置のフィルタコンデンサ端子側を示す分解斜視図である。なお、図面が煩雑になることを防ぐため、各図において、複数の同一部材が存在する場合、当該同一部材の全てに符号を付さず、代表した一部に符号を付した。
図1〜4に示すように、実施形態1に係る電力変換装置1は、ラミネートブスバー2と、ラミネートブスバー2と電気的に接続されるフィルタコンデンサ3と、ラミネートブスバー2と電気的に接続されるスイッチングモジュール4と、絶縁材5と、によって構成されている。
ラミネートブスバー2は、図2〜4に示すように、側面視で(図1に示す矢印A方向に見て)略L字状を有する第1のラミネートブスバー2aと、第1のラミネートブスバー2aと同様の略L字状を有し且つ第1のラミネートブスバー2aと互いに間隔をおいて積層された第2のラミネートブスバー2bと、を備えている。
第1のラミネートブスバー2aは、図2〜図4に示すように、フィルタコンデンサ3の端子31と対向する対向面23a(本願の第1の面に相当する)と、スイッチングモジュール4と対向する対向面24a(本願の第2の面に相当する)を有している。対向面23aと対向面24aは、屈曲部21a(本願の第1屈曲部に相当する)を介して互いに略垂直に位置しており、第1のラミネートブスバー2aは、この構成によって前述した略L字状を呈している。
対向面23aには、図3及び図4に示すように、後に詳述する第2のラミネートブスバー2bの接続突起33bが挿入される挿入孔34aと、フィルタコンデンサ3の端子31と電気的に接続する接続部33aが互いに交互に複数形成されている。また、対向面24aの図2でいう右側の領域には、図3及び図4に示すように、後に詳述する第2のラミネートブスバー2bの貫通孔36bを貫通して、スイッチングモジュール4と電気的な接続を行う接続突起35aが複数形成されている。
第2のラミネートブスバー2bは、図2〜4に示すように、第1のラミネートブスバー2aに積層された際に、第1のラミネートブスバー2aの対向面23aと対向する対向面23b(本願の第1の面に相当する)と、第1のラミネートブスバー2aの対向面24aに対向する対向面24b(本願の第2の面に相当する)を有している。対向面23bと対向面24bは、屈曲部21b(本願の第1屈曲部に相当する)を介して互いに略垂直に位置しており、第2のラミネートブスバー2bは、この構成によって前述した略L字状を呈している。また、第2のラミネートブスバー2bは、所定の間隔をおいて第1のラミネートブスバー2aに積層された際に、対向面23bの各端面と対向面23aの各端面とが一致し(面一となり)、対向面24bの各端面と対向面24aの各端面とが一致するサイズを有している。
対向面23bには、図3及び図4に示すように、第1のラミネートブスバー2aの挿入孔34aに挿入され、フィルタコンデンサ3の端子31と電気的に接続する接続突起33bが複数形成されている。また、対向面24bの図2でいう左側の領域には、図4に示すように、スイッチングモジュール4と電気的な接続を行う接続突起35bが複数形成されている。そしてまた、対向面24bの図2でいう右側の領域には、第1のラミネートブスバー2aの接続突起35aを貫通させ、接続突起35aとスイッチングモジュール4の端子とを電気的に接続させるための貫通孔36bが形成されている。
ここで、第1のラミネートブスバー2a及び第2のラミネートブスバー2bは、電力変換時において電位差を持つため、電位差に応じた絶縁処理を施す必要がある。この絶縁処理としては、第1のラミネートブスバー2aと第2のラミネートブスバー2bとの間に、適切な絶縁状態を維持可能な空間距離を設ける方法と、第1のラミネートブスバー2aと第2のラミネートブスバー2bとの間に絶縁材を挟みこむ方法とがある。
実施形態1に係る電力変換装置1では、図2及び図3に示すように、第1のラミネートブスバー2aの対向面24aと、第2のラミネートブスバー2bの対向面24bとの間(即ち、スイッチングモジュール4側)に絶縁材5(本願の第1絶縁材に相当する)を配設する(挟む)ことで、ラミネートブスバー2のスイッチングモジュール4と対向する領域における絶縁を行っている。なお、この絶縁材5には、図3に示すように、第1のラミネートブスバー2aの接続突起35aが貫通する貫通孔54が形成されている。
一方、ラミネートブスバー2のフィルタコンデンサ3と対向する領域における絶縁は、図2に示すように、第1のラミネートブスバー2aの対向面23aと、第2のラミネートブスバー2bの対向面23bとの間に適切な絶縁状態を維持可能な空間距離を設けることで行っている。
このように、実施形態1に係る電力変換装置1は、屈曲部21aを有する第1のラミネートブスバー2aと、屈曲部21bを有する第2のラミネートブスバー2bを積層したラミネートブスバー2(即ち、曲げを有するラミネートブスバー2)を有しているため、配線の引き回しの選択肢が増え、小型化及び設計自由度を向上することができる。そして、この電力変換装置1は、予め屈曲部21aが形成されている第1のラミネートブスバー2aの対向面24aと、予め屈曲部21bが形成されている第2のラミネートブスバー2bの対向面24bとの間に、絶縁材5を位置させるため、ラミネートブスバー2の曲げ部(屈曲部21a及び21b)において、絶縁材5が曲げられることがない。したがって、曲げによる絶縁材5の耐圧低下が生じることがなく、常に安定した性能を維持することができる。
また、第1のラミネートブスバー2aの対向面24aと、第2のラミネートブスバー2bの対向面24bとの間に、絶縁材5を位置させることで、ラミネートブスバー2のスイッチングモジュール4と対向する領域における強度を向上させることもできる。即ち、実施形態1では、対向面24a及び24bは、一端が屈曲部21a及び21bに各々支持された片持ち状態となっているが、対向面24aと対向面24bとの間に絶縁材5を位置させることで、ラミネートブスバー2のスイッチングモジュール4と対向する領域を、さらに安定した状態で維持することができる。
なお、実施形態1では、第1のラミネートブスバー2aの対向面24aと、第2のラミネートブスバー2bの対向面24bとの間に絶縁材5を位置させた場合について説明したが、これに限らず、例えば、図5に示すように、第1のラミネートブスバー2aの対向面23aと、第2のラミネートブスバー2bの対向面23bとの間(即ち、フィルタコンデンサ3の端子31側)に絶縁材5を位置させてもよい。この場合、ラミネートブスバー2のフィルタコンデンサ3と対向する領域における絶縁は、図5に示すように、第1のラミネートブスバー2aの対向面24aと、第2のラミネートブスバー2bの対向面24bとの間に適切な絶縁状態を維持可能な空間距離を設けることで行っている。
図5に示す構成を有する電力変換装置1も、図1〜4に示す電力変換装置1と同様に、小型化及び設計自由度が向上すると共に、曲げによる絶縁材5の耐圧低下が生じることがなく、常に安定した性能を維持することができる。
また、図6に示すように、絶縁材5における屈曲部21a及び21b側の端部が、屈曲部21aと屈曲部21bとの間に位置するように、絶縁材5の前記端部を図2に示す絶縁材5よりも延長させた延長部6を設けることで、空間距離、沿面距離をより確実に確保することができる。したがって、図6に示す構成は、例えば、空間距離や沿面距離が足りない場合であっても対応が可能となる。
そしてまた、所望により、絶縁材5は、第1のラミネートブスバー2aの対向面24aと、第2のラミネートブスバー2bの対向面24bとの間、及び、第1のラミネートブスバー2aの対向面23aと、第2のラミネートブスバー2bの対向面23bとの間の両方に位置させてもよい。この構成の場合も、屈曲部21a及び21bにおいて、絶縁材5が曲げられることがない。したがって、曲げによる絶縁材5の耐圧低下が生じることがなく、常に安定した性能を維持することができる。
さらにまた、実施形態1では、対向面23aと対向面24aが屈曲部21aを介して互いに略垂直になるよう配置し、対向面23bと対向面24bが屈曲部21bを介して互いに略垂直になるよう配置した場合について説明したが、これに限らず、対向面23aと対向面24a及び対向面23bと対向面24bは、所望により他の角度をなしてもよい。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2に係る電力変換装置について図面を参照して説明する。なお、実施形態2では、実施形態1で説明した部材と同様の部材には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図7は、本発明の実施形態2に係る電力変換装置の側面図である。図7に示すように、実施形態2に係る電力変換装置12の、実施形態1に係る電力変換装置1と異なる主な点は、ラミネートブスバー22の形状である。
実施形態2に係る電力変換装置12のラミネートブスバー22は、図7に示すように、側面視で略Z字状(略クランク形状)を有する第1のラミネートブスバー22aと、第1のラミネートブスバー22aと同様の略Z字状を有し且つ第1のラミネートブスバー22aと互いに間隔をおいて積層された第2のラミネートブスバー22bと、を備えている。
第1のラミネートブスバー22aは、図7に示すように、フィルタコンデンサ3の端子31と対向する対向面23aと、対向面23aの一端に屈曲部21aを介して接続され且つスイッチングモジュール4と対向する対向面24aと、対向面23aの他端に屈曲部27a(本願の第2屈曲部に相当する)を介して接続され且つ端子31の突出方向に延出する延出面26a(本願の第3の面に相当する)と、を有している。対向面23aと延出面26aは、屈曲部27aを介して互いに略垂直に位置しており、延出面26aは、対向面24aとは反対方向に延出している。対向面23aと対向面24aは、実施形態1と同様に、屈曲部21aを介して互いに略垂直に位置している。この構成によって、第1のラミネートブスバー22aは、前述した略Z字状を呈している。
第2のラミネートブスバー22bは、図7に示すように、フィルタコンデンサ3の端子31と対向する対向面23bと、対向面23bの一端に屈曲部21bを介して接続され且つスイッチングモジュール4と対向する対向面24bと、対向面23bの他端に屈曲部27b(本願の第2屈曲部に相当する)を介して接続され且つ端子31の突出方向に延出する延出面26b(本願の第3の面に相当する)と、を有している。対向面23bと延出面26bは、屈曲部27bを介して互いに略垂直に位置しており、延出面26bは、対向面24bとは反対方向に延出している。対向面23bと対向面24bは、実施形態1と同様に、屈曲部21bを介して互いに略垂直に位置している。この構成によって、第2のラミネートブスバー22bは、前述した略Z字状を呈している。
第1のラミネートブスバー22aの延出面26aと、第2のラミネートブスバー22bの延出面26bとの間には、絶縁材15(本願の第2絶縁材に相当する)が配設されている。
なお、第1のラミネートブスバー22aの対向面24aと、第2のラミネートブスバー22bの対向面24bとの間の絶縁、及び、第1のラミネートブスバー22aの対向面23aと、第2のラミネートブスバー22bの対向面23bとの間の絶縁は、実施形態1と同様に行っている。
このように、実施形態2に係る電力変換装置12は、2つの屈曲部21a及び27aを有する第1のラミネートブスバー22aと、2つの屈曲部21b及び27bを有する第2のラミネートブスバー22bを積層したラミネートブスバー22を有しており、配線の引き回しの選択肢がさらに増え、小型化及び設計自由度を一層向上することができる。そして、この電力変換装置12は、実施形態1と同様に、絶縁材5及び15が曲げられることがない。したがって、曲げによる絶縁材5及び15の耐圧低下が生じることがなく、常に安定した性能を維持することができる。
また、電力変換装置12は、対向面24aと対向面24bとの間に絶縁材5が配設され、延出面26aと延出面26bとの間に絶縁材15が配設されており、対向面24a及び24bと、延出面26a及び26bは、互いに平行であるため、一方向に圧着することで、一度に絶縁材5及び15を配設することができ、製造工程が煩雑になることを防止することもできる。さらにまた、延出面26aと延出面26bとの間に絶縁材15を位置させることで、この領域の強度を向上させることもできる。
なお、実施形態2では、2箇所で曲げられたラミネートブスバー22について説明したが、これに限らず、曲げの回数や曲げる方向には制限はなく、任意形状のラミネートブスバー22を設計することができる。例えば、図7では電力変換装置12のフィルタコンデンサ3、スイッチングモジュール4を電気的に接続する範囲での図となっているが、電力変換装置12は、他にも電力供給元や誘導電動機等の電力出力先と電気的に接続される。したがって、電気的に接続される電力出力先に応じてラミネートブスバー22の形状を任意に設計することで、他の電気機器等への配線の引き回しの選択肢をより一層増やすことができる。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3に係る電力変換装置について図面を参照して説明する。なお、実施形態3では、実施形態1で説明した部材と同様の部材には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図8は、本発明の実施形態3に係る電力変換装置の側面図である。図8に示すように、実施形態3に係る電力変換装置13の、実施形態1に係る電力変換装置1と異なる主な点は、ラミネートブスバー32の形状である。
実施形態3に係る電力変換装置13のラミネートブスバー32は、図8に示すように、第1のラミネートブスバー2aと、第1のラミネートブスバー2aと互いに間隔をおいて積層された第2のラミネートブスバー2bと、第2のラミネートブスバー2bと互いに間隔をおいて第1のラミネートブスバー2aと反対側に積層され且つ側面視で略L字状を有する第3のラミネートブスバー32cと、を備えている。
第3のラミネートブスバー32cは、図8に示すように、第2のラミネートブスバー2bの対向面23bと対向する対向面23c(本願の第5の面に相当する)と、対向面23cの一端に屈曲部21c(本願の第3屈曲部に相当する)を介して接続され且つスイッチングモジュール4と対向する対向面24c(本願の第4の面に相当する)と、を有している。対向面23cと対向面24cは、屈曲部21cを介して互いに略垂直に位置しており、対向面23cは、図8でいう上下方向の長さが、対向面23a及び23bよりも短く構成されている。また、対向面24cには、第3のラミネートブスバー32cを、第1のラミネートブスバー2a及び第2のラミネートブスバー2bに積層した際に、対向面24aの接続突起35aが貫通する図示しない貫通孔と、対向面24bの接続突起35bが貫通する図示しない貫通孔が形成されている。
第1のラミネートブスバー2aの対向面24aと、第2のラミネートブスバー2bの対向面24bとの間には、実施形態1と同様に絶縁材5が配設されている。
第2のラミネートブスバー2bの対向面24bと、第3のラミネートブスバー32cの対向面24cとの間には、絶縁材25(本願の第3絶縁材に相当する)が配設されている。この絶縁材25には、対向面24aの接続突起35aが貫通する図示しない貫通孔と、対向面24bの接続突起35bが貫通する図示しない貫通孔が形成されている。そして、接続突起35a及び35bが、絶縁材25に形成した図示しない貫通孔及び第3のラミネートブスバー32cの対向面24cに形成した図示しない貫通孔を貫通することで、スイッチングモジュール4の端子との電気的な接続が行われる。
なお、第1のラミネートブスバー2aの対向面24aと、第2のラミネートブスバー2bの対向面24bとの間の絶縁、及び、第1のラミネートブスバー2aの対向面23aと、第2のラミネートブスバー2bの対向面23bとの間の絶縁は、実施形態1と同様に行っている。
このように、実施形態3に係る電力変換装置13は、図8に示すように、スイッチングモジュール4の端子と接続する面において、第1のラミネートブスバー2aの対向面24aと、第2のラミネートブスバー2bの対向面24bとを絶縁材5を介して積層(第1層9a)し、さらに、第1層9aを構成する第2のラミネートブスバー2bの対向面24bと、第3のラミネートブスバー32cの対向面24cとを絶縁材25を介して積層(第2層9b)した構成を有している。ラミネートブスバーを多層に積層するほど、積層による配線インダクタンスの低減、装置の小型化、薄型化及び組立工数の削減効果を高めることができる。一方で、積層することにより一部品としての重量は大きくなるため、設計時には、配線インダクタンスの低減、装置の小型化、薄型化及び組立工数の削減、軽量化等を総合的に判断し、最適な条件を選択する。
また、電力変換装置13は、絶縁材5と絶縁材25とを積層した構成を有しているため、一方向に圧着することで、一度に絶縁材5及び25を配設することができ、製造工程が煩雑になることを防止することもできる。
なお、実施形態3では、1箇所で曲げられたラミネートブスバー32について説明したが、これに限らず、曲げの回数や曲げる方向には制限はなく、任意形状のラミネートブスバー32を設計することができる。あるいは、図9に示すように、第3のラミネートブスバー32cの代わりに、屈曲部を有さない平面形状の第3のラミネートブスバー42cを配設してもよい。
さらにまた、図10に示すように、第1のラミネートブスバー2aの対向面24aと、第2のラミネートブスバー2bの対向面24bとの間に絶縁材5を配設する代わりに、第1のラミネートブスバー2aの対向面23aと、第2のラミネートブスバー2bの対向面23bとの間に絶縁材5を配設してもよい。この構成の場合、フィルタコンデンサ3と対向する領域の機械的強度を向上させることができる。このように、積層構造を有するラミネートブスバーの機械的強度を向上させたい領域に絶縁材を配設することで、機械強度が低い箇所を補強することが可能となる。
1、12、13…電力変換装置、2、22、32…ラミネートブスバー、2a、22a…第1のラミネートブスバー、2b、22b…第2のラミネートブスバー、3…フィルタコンデンサ、4…スイッチングモジュール、5、15、25…絶縁材、6…延長部、9a…第1層、9b…第2層、21a、21b、21c、27a、27b…屈曲部、23a、23b、23c、24a、24b、24c…対向面、26a、26b…延出面、31…端子、32c、42c…第3のラミネートブスバー、33a…接続部、33b、35a、35b…接続突起、34a…挿入孔、36b、54…貫通孔

Claims (1)

  1. 直流電力を蓄積するフィルタコンデンサと、当該フィルタコンデンサに蓄積される直流電力を交流電力に変換するスイッチングモジュールと、複数のラミネートブスバーが互いに所定の間隔をおいて積層された積層ラミネートブスバーと、を備え、前記フィルタコンデンサと前記スイッチングモジュールとが前記積層ラミネートブスバーにより電気的に接続される電力変換装置であって、
    前記積層ラミネートブスバーは、第1のラミネートブスバー及び第2のラミネートブスバーを有し、
    前記第1のラミネートブスバー及び前記第2のラミネートブスバーは、互いに対向する第1の面と、互いに対向する第2の面と、前記第1の面と前記第2の面とを接続し且つ互いに対向する第1屈曲部と、を各々有し、
    前記第1のラミネートブスバーの第1の面と、前記第2のラミネートブスバーの第1の面との間、及び前記第1のラミネートブスバーの第2の面と、前記第2のラミネートブスバーの第2の面との間、の少なくとも一方に第1絶縁材を配設したことを特徴とする、電力変換装置。
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