JP2020054017A - 太陽電池モジュールの取付架台および太陽光発電システム - Google Patents

太陽電池モジュールの取付架台および太陽光発電システム Download PDF

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Kengo Matsuyama
賢五 松山
彰人 近藤
Akihito Kondo
彰人 近藤
友騎 四谷
Tomoki Yotsuya
友騎 四谷
健太 小橋
Kenta Kobashi
健太 小橋
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Abstract

【課題】太陽電池モジュールが設置される敷地の有効活用を図るとともに、取付架台における支持強度を高める。【解決手段】太陽電池モジュール1の取付架台10は、支柱22が梁23よりも上方に突出させて設けられている。梁23は、支柱22の途中部に接合されている。支柱22の上部から梁23の方向には、第一斜め支持部材25が備えられている。第一斜め支持部材25は、その上部が支柱22の上部に接合され、その下部が梁23の長手方向の途中部に接合されており、梁23の上方に傾斜状態で設けられてトラスを構成している。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池モジュールの取付架台、およびそれを用いた太陽光発電システムに関する。
再生可能エネルギーへの評価が高まるにつれて太陽光発電システムへの関心が高まっている。太陽光発電システムとしては、住宅の屋根等に太陽電池モジュールを設置する小規模のものから、遊休地等に多数の太陽電池モジュールを設置して発電を行うような大規模のものまで様々な形態のものが実施されている。また、いわゆるソーラーシェアリングという考え方のもと、例えば農業用地に設置されたビニルハウスの屋根や側面に太陽電池パネルを設置することで、農作物を栽培しながらも太陽光発電を行うといった試みもなされてきている。
特許文献1には、太陽電池モジュール群の下に除草作業や農作業を行うことができる空間を有する太陽光発電装置について開示されている。この種の太陽光発電システムでは、遊休地等に設置されていた従来の太陽電池モジュールの架台の柱部材を、高さ方向に長く延長させた構造の架台が用いられている。例えば、図10に示すように、高さを有する柱部材102と横架材103とが接合されて、作業のための下部空間105が形成され、柱部材102と横架材103とが交差する隅部に斜め材104が接合されて、高さを有する架台101の強度が担保されている。
特開2015−216766号公報
前記従来の架台101の構造であると、横架材103の下方に斜め材104が配設されており、柱部材102に高さを有するとはいえ、下部空間105を狭める要因となっていた。特に、架台101が農業用地に設置されたものであると、作業のために人の通行だけでなく農業用機械なども走行することとなる。そうすると、横架材103の下方にある斜め材104が障害物となるので、農業用機械と斜め材104とが干渉しないように、斜め材104を高い位置に設けて、下部空間105の高さを確保しなければならなかった。
下部空間105に高さを確保しようとすると、当然、柱部材102にも高さが必要となる。柱部材102が高さを有するものであると、柱部材102同士の配置間隔を狭くしたり、柱部材102の断面寸法を大きくしたりして支持強度を確保しなければならず、大幅なコスト高を招き、設置作業も困難になるという問題点があった。また、横架材103と斜め材104とで囲われた上部空間106はデッドスペースとなってしまい、太陽光発電システムとして大型化を招き、好ましいものではなかった。
本発明は、前記従来の問題点にかんがみてなされたものであり、太陽電池モジュールの下部空間の有効活用を図るとともに、取付架台における強度を確保し、部品点数を増加させることなくコスト低減を図ることが可能な太陽電池モジュールの取付架台およびそれを用いた太陽光発電システムを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するための本発明の解決手段は、設置面に立設される複数の支柱と、隣り合う前記支柱間に配設され前記支柱に直交する第一支持部材を備える太陽電池モジュールの取付架台であって、前記支柱は前記第一支持部材より上方に突出させて設けられ、前記第一支持部材は前記支柱に接合され、前記支柱の上部から前記第一支持部材の方向に延びる第一斜め支持部材が備えられ、前記第一斜め支持部材は、上部が前記支柱の上部に、下部が前記第一支持部材の長手方向の途中部に接合されて、前記第一支持部材の上方に傾斜した状態で設けられることを特徴としている。
この特定事項により、前記第一支持部材の上方において、前記第一斜め支持部材が前記支柱と前記第一支持部材によってトラスを構成し、前記第一支持部材に沿う方向の支持強度を高めることが可能となる。また、前記第一斜め支持部材は、前記第一支持部材の上方に設けられるので、前記第一支持部材の下方の空間を広く確保することが可能となる。
前記太陽電池モジュールの取付架台における、より具体的な構成として次のものが挙げられる。すなわち、前記構成の太陽電池モジュールの取付架台において、隣り合う前記支柱間に第二斜め支持部材を備え、前記第二斜め支持部材は、前記第一支持部材と交差する方向に配設され、前記支柱の高さ方向の途中部であって前記第一支持部材の高さ以上の高さ位置に接合されて、複数の支柱間に傾斜した状態で配設されていることが好ましい。
これにより、前記取付架台における前記第一支持部材に交差する方向の支持強度が高められる。また、前記第二斜め支持部材は前記第一支持部材よりも上方に設けられるので、前記第一支持部材の下方の空間を広く確保することが可能となる。
また、前記太陽電池モジュールの取付架台において、前記第二斜め支持部材は、隣り合う前記支柱間に複数配設されて、前記第一支持部材よりも上方の高さ位置で互いに交差するように設けられていることが好ましい。これにより、支持強度をより一層高めることが可能となる。
また、前記太陽電池モジュールの取付架台において、前記第一斜め支持部材上に、前記太陽電池モジュールが取り付けられることが好ましい。これにより、前記第一斜め支持部材を、前記太陽電池モジュールを支持する部材として用いることが可能となる。
また、前記太陽電池モジュールの取付架台において、前記第一斜め支持部材に交差させて、前記太陽電池モジュールを支持する横桟が配設されてもよい。これによっても、前記第一斜め支持部材を、前記太陽電池モジュールを支持する部材として用いることが可能となる。
また、前記太陽電池モジュールの取付架台において、前記横桟は、隣り合う前記第一斜め支持部材間に架設され、前記斜め支持部材上に複数が平行に配設されていることが好ましい。これにより、前記太陽電池モジュールを、傾斜状態で安定的に支持することが可能となる。
また、前記太陽電池モジュールの取付架台において、前記設置面と、前記第一支持部材との間に少なくとも1.5mの高さを有する下部空間が設けられていることが好ましい。これにより、前記下部空間を人の通行や作業車等の走行が可能な空間とすることができ、前記太陽電池モジュールを設置する敷地を有効に活用することが可能となる。
前記の目的を解決するため、前記太陽電池モジュールの取付架台に複数の太陽電池モジュールを固定して構成する太陽光発電システムも本発明の技術的思想の範疇にある。これによれば、太陽電池モジュールの下部空間での作業性を確保しつつ太陽電池モジュールの支持強度を高めて、太陽電池モジュールを設置する敷地を有効に活用することが可能なる。
本発明に係る太陽電池モジュールの取付架台および太陽光発電システムよれば、太陽電池モジュールの下部空間での作業性を確保しつつ太陽電池モジュールの支持強度を高めて、コスト高を招くことなく、太陽電池モジュールを設置する敷地を有効に活用することが可能となる。
本発明の実施形態1に係る太陽電池モジュールの取付架台および太陽光発電システムを示す側面図である。 前記太陽電池モジュールの取付架台および太陽光発電システムを示す正面図である。 前記取付架台を用いた太陽光発電システムの他の例を示す斜視図である。 本発明の実施形態2に係る取付架台を示す斜視図である。 前記取付架台を用いた太陽光発電システムの一例を示す斜視図である。 前記取付架台を用いた太陽光発電システムの他の例を示す斜視図である。 前記取付架台を用いた太陽光発電システムのさらに他の例を示す斜視図である。 本発明の実施形態3に係る取付架台を示す斜視図である。 前記取付架台を用いた太陽光発電システムの一例を示す斜視図である。 従来の太陽光発電システムを示す側面図である。
以下、本発明の実施形態に係る太陽電池モジュールの取付架台およびそれを用いた太陽光発電システムについて、図面を参照しつつ説明する。
(実施形態1)
図1および図2は本発明の実施形態1に係る太陽電池モジュール1の取付架台10および太陽光発電システムを示し、図1は側面図、図2は正面図である。
なお、以下の説明においては、図1における図中左右方向を第一方向Xとし、図2における図中左右方向を第二方向Yとして説明する。また、図1に示される太陽電池モジュール1は、周縁部に設けられるフレーム等の部材を簡単のために省略して模式的に示している。
この太陽光発電システムは、複数の太陽電池モジュール1と、これらの太陽電池モジュール1を固定する取付架台10とを備えて構成されている。複数の太陽電池モジュール1は、取付架台10の上部に固定されている。取付架台10は、例えば農業用地やカーポートなど、取付架台10により形成される下部空間11を、人や車などが通行することが前提となるような敷地に設置される。
太陽電池モジュール1は、例えば矩形状のものとされ、ガラスやフィルム等からなる受光面板と裏面板との間に図示しない複数の太陽電池セルを挟み込んで封止された構造を有している。太陽電池モジュール1の一辺は、第一方向Xに平行に配設される。また、この太陽電池モジュール1の一辺に交差する他辺は、第二方向Yに平行に配設される。
この太陽電池モジュール1は、敷地内に日射が必要な場合のソーラーシェアリングシステムに従来用いられる、寸法の小さい太陽電池モジュールであるほか、住宅用または産業用の太陽電池パネルとして一般的に用いられている太陽電池モジュールを用いることも可能であり、大きさ等は特に限定されない。
図1および図2に示すように、太陽電池モジュール1を支持する取付架台10は、地中に埋設された土台21と、土台21の上に延びる支柱22と、梁23とを備えている。土台21は、支柱22の下端に接続されており、地中に埋設されて太陽電池モジュール1等の荷重を受ける。
支柱22は複数本が所定の間隔で配設されており、支柱22の上部には第一支持部材としての梁23が接続されている。複数本の支柱22は同等の高さを有しており、支柱22の下端部は部分的に地中に埋設されている。これらの支柱22は、梁23より上方に突出させて設けられている。なお、支柱22を支持する土台21はその全体が地中に埋設されていなくともよく、例えば上端が地上に露出するように埋設されていてもよい。
例示の形態では、梁23は、その長手方向が第一方向Xに平行となるように複数配設されている。また、各梁23は、隣り合う複数の支柱22間に架け渡すように配設されている。図1に示すように、梁23は、支柱22の高さ方向の途中部に接合されている。これらの複数の支柱22は、第二方向Yに間隔をあけて配設されている。第一方向Xと第二方向Yは直交する。
例えば、太陽電池モジュール1を南面に向けて設置する場合、第一方向Xは南北方向であって図1は東側面図であり、第二方向Yは東西方向であって図2は北側面図となる。敷地条件等に応じて、取付架台10は第一方向Xおよび第二方向Yを好ましい向きに設定することができる。
太陽電池モジュール1の取付架台10が農業用地に設置されて、ソーラーシェアリング型の太陽光発電システムに適用されるとき、農業に支障のない高さが求められる。図1に示すように、トラクターなどの農業用機械40が取付架台10の下部空間11を走行することとなる。下部空間11は、このような農業用機械40がスムーズに走行し得るように、地面30から少なくとも2mの高さを有することが好ましい。また、人が作業するためには、少なくとも1.5mの高さを有することが好ましい。
本実施形態では、梁23は、下部空間11に要求される高さを考慮して、高さH1が2mの位置に配設されている。この場合、梁23は、支柱22における高さ2mの位置に接合されている。各部材の接合には適宜の接合プレート等が用いられてもよく、接合方法は特に限定されない。また、梁23は、複数の支柱22に架け渡して配設されている。これにより、梁23の上方に支柱22を突出させて、梁23と支柱22とが接合されている。
図1に示すように、取付架台10には、さらに、支柱22の上端部から梁23の方向に延びる第一斜め支持部材25が備えられている。第一斜め支持部材25は、上端が支柱22の上端部に、下端が梁23の長手方向(第一方向X)の途中部に接合されて、梁23より上方の空間に傾斜した状態で設けられている。
各支柱22に対して、第一斜め支持部材25は共通の傾斜角度で備えられている。これにより、梁23の上部架構には、梁23、支柱22の上部、および第一斜め支持部材25によるトラスが設けられている。
第一斜め支持部材25の傾斜角度は、特に限定されないが、太陽電池モジュール1の受光面の傾斜角度に合致させて設けることで、第一斜め支持部材25を太陽電池モジュール1の支持部材として兼用することができる。
太陽電池モジュール1の第一方向Xにおける水平面に対する傾斜角度(梁23に対する太陽電池モジュール1の受光面のなす角度)は一定であり、概ね5度〜10度とされることが好ましい。太陽電池モジュール1の受光面の傾斜が0度に近い場合は、雨水が流れ落ちずに受光面に残るようになり、受光面に汚れが堆積して発電量の低下を引き起こすが、ある程度傾斜させることで汚れの堆積を抑制することができる。
また、太陽電池モジュール1を支持する横桟24は、長手方向が第二方向Yに沿うように複数配設されている。梁23と横桟24とは互いに交差する方向に設けられている。複数の横桟24は、第一方向Xには、間隔をあけて並べられている。
図1および図2に示すように、横桟24は、第一斜め支持部材25に交差させて備えられ、太陽電池モジュール1の背面に配設されている。また、横桟24は、隣り合う第一斜め支持部材25間に架設されている。
横桟24は、第一横桟241と第二横桟242とを含んで構成され、太陽電池モジュール1を支持する高さが異なる。第一横桟241と第二横桟242とは、第二方向Yに沿って互いに平行に配置されている。第一横桟241は、傾斜した太陽電池モジュール1の谷側に配設され、第二横桟242は太陽電池モジュール1の山側に配置されている。いずれも、太陽電池モジュール1を裏面側から支持するものとなされる。
また、図2に示すように、取付架台10には、横桟24の長手方向(第二方向Y)において、梁23よりも上方位置に第二斜め支持部材(ブレース)26が備えられている。第二斜め支持部材26は、一端が支柱22の上端部に、他端が他の支柱22の高さ方向の途中部における梁23の高さH1以上の高さ位置に接合されている。
例示の形態では、第二斜め支持部材26は、隣り合う支柱22間に複数配設されており、梁23の高さH1よりも上方の高さ位置で互いに交差させて設けられている。これにより、隣り合う支柱22間には、梁23よりも上方となる高さ位置に、2本の第二斜め支持部材26が略X字状に配設されている。
このように構成されることで、取付架台10は、複数の太陽電池モジュール1を、太陽電池モジュール1の受光面が第一方向Xに対して傾斜させた状態で支持する。取付架台10において、地面(設置面)30と、地面30に最も近い部材である梁23との間には、人が通行し得る少なくとも2mの高さ(H1)を有する下部空間11が設けられている。梁23より下方には、何らの支持部材も存在しないので、梁23の高さH1は、すなわち下部空間11の高さとなる。
太陽電池モジュール1が設置された取付架台10の下部空間11は、その高さが十分に確保されて、人の通行だけでなく農業用機械40等の走行も十分に可能であり、敷地を有効に活用することができる。しかも、取付架台10は太陽電池モジュール1を設置した状態で、太陽光発電システムとしての全体高さH2を低く抑えることができる。
また、例えば取付架台10に設置された太陽電池モジュール1同士の隙間に、透明ガラス板等の透光性板材を嵌め込むことで、取付架台10の下部空間11を雨水の影響なく利用することが可能な空間とすることもできる。下部空間11の高さ(H1)は少なくとも2m確保されているので、取付架台10を設置する敷地の用途は農業用地に限られず、カーポートやアトリウムなど、作業可能な下部空間11が必要とされるような多様な目的に適用することができる。
本実施形態を示す図1と、従来の太陽光発電システムを示す図10とを比較して、図1に示す取付架台10は、梁23の高さ(H1)を従来の横架材103の高さ(h1)よりも格段に低くすることができる。また、この取付架台10を用いて太陽電池モジュール1を設置することで、太陽電池モジュール1の設置高さをそれほど高くする必要性がなくなり、架台構造を簡単にすることができるとともに、太陽光発電システムとして全体高さH2を従来のシステム全体高さh2よりも大幅に低くすることが可能となる。
特に、図1に示す太陽光発電システムにおいては、梁23の高さH1を、人の身長より高い、例えば農業用機械40の高さに合わせて設定することが可能となる。梁23の高さH1および全体高さH2を抑えることが可能となるので、支柱22が受け持つ支持強度を低減することができる。また、全体高さH2が抑えられることで、地面(設置面)30に形成される影の面積も低減され、下部空間11における影の影響を小さくすることが可能となる。
取付架台10は、第二方向Yに沿って複数の第二斜め支持部材26を備えるとともに、第一方向Xには梁23の上部に複数のトラスを備えている。このため、取付架台10としての十分な支持強度を具備させることができ、下部空間11での作業性を確保しつつ、支柱22の断面寸法を小さくしたり、支柱22の配置スパンを拡大したりすることが可能となって、太陽光発電システムにかかる設置コストを大きく低減することが可能となる。
なお、太陽電池モジュール1の設置場所の周辺状況や、敷地の用途(農業用地である場合には栽培作物の種類)などに応じて、必要とされる太陽電池モジュール1の設置数および所望の日射量等に対応させた太陽電池モジュール1の配置形態をとることが可能である。
図3は、実施形態1に係る取付架台10を用いた太陽光発電システムの他の例を模式的に示す斜視図である。例えば、図3に示すように、太陽光発電システムとして、取付架台10には、より大きな受光面を有する太陽電池モジュール1が、複数の横桟24に対して取り付けられる構成であってもよい。
この場合、太陽電池モジュール1は、図2に示す太陽電池モジュール1よりも第二方向Yに長く形成されており、その長手方向が第二方向Yに平行に配設されている。取付架台10は、このような大きさを有する複数の太陽電池モジュール1であっても、安定的に設置することが可能であり、かつ作業可能な下部空間11を確保することができる。
(実施形態2)
本発明に係る太陽電池モジュール1の取付架台10および太陽光発電システムは、前記実施形態以外にも、他の様々な形態により実施することが可能である。
前記実施形態1では、取付架台10として、主に、支柱22、梁23、横桟24、第一斜め支持部材25および第二斜め支持部材26を備えて構成されていた。本発明に係る取付架台10としては、これらの部材を全て備えて構成されるに限られない。以下の実施形態2および3に係る説明では、特に前記実施形態1と相違する構成について詳述するとともに、前記実施形態1と共通する構成については共通の参照符号を用いて示すことでその詳細な説明を省略する。
図4は、本発明の実施形態2に係る取付架台10を模式的に示す斜視図である。また、図5は、実施形態2に係る取付架台10を用いた太陽光発電システムの一例を示す斜視図、図6は前記太陽光発電システムの他の例を示す斜視図、図7は前記太陽光発電システムのさらに他の例を示す斜視図である。
この実施形態2に係る取付架台10は、支柱22、梁23、第一斜め支持部材25、および第二斜め支持部材26を備えて構成されている。すなわち、太陽電池モジュール1の取付架台10としては、前記実施形態1に示した横桟24が必ずしも備えられなくともよい。支柱22を支持する土台(21)は、地中に埋設されるものとして図示省略している。
図4に示すように、複数の支柱22間には、第一方向Xに沿って梁23が配設され、各支柱22に接合されている。支柱22の上部から梁23の方向には、第一斜め支持部材25が備えられて、梁23より上方において傾斜状態で配設されている。また、第二方向Yには、隣り合う支柱22間に2本の第二斜め支持部材26が、略X字状に交差させて配設されている。
これにより、取付架台10は、第一方向Xには、第一斜め支持部材25を備えることで、梁23の上部架構に、梁23、支柱22の上部、および第一斜め支持部材25によってトラスが構成されている。また、第二方向Yには、交差する第二斜め支持部材26が配設されて、隣り合う支柱22間の変形を抑え、水平力に抗するものとされている。
図5に示すように、取付架台10の梁23上には、太陽電池モジュール1を所望の傾斜角度で支持する適宜の取付部材27が設けられ、隣り合う2本の梁23間に太陽電池モジュール1が取り付けられる。梁23より下方には、何らの支持部材も存在しないので、下部空間11の高さを十分に確保することができる。これにより、取付架台10を用いた太陽光発電システムとして、複数の太陽電池モジュール1を一定の傾斜角度で支持しつつ、多様な目的に適用することが可能な下部空間11を形成することができる。
取付架台10においては、第一斜め支持部材25を、太陽電池モジュール1を支持する部材として用いることも可能である。例えば、図6に示すように、第一斜め支持部材25は、太陽電池モジュール1の受光面の傾斜角度に対応させて梁23上に設けられている。太陽電池モジュール1は、複数の第一斜め支持部材25に対して架け渡して固定されている。このように、第一斜め支持部材25が太陽電池モジュール1を支持する部材を兼ねるので、取付架台10を構成する部品点数を低減することが可能となる。
また、太陽電池モジュール1は、図5に示すように取付部材27により支持される構成と、図6に示すように第一斜め支持部材25により支持される構成との複合形態により設置されてもよい。この場合、図7に示すように、梁23上の取付部材27間に太陽電池モジュール1が備えられるとともに、第一斜め支持部材25間にも同様に、太陽電池モジュール1が備えられる。これにより、取付架台10は、より多くの太陽電池モジュール1を支持して、太陽光発電システムを構成するものとなる。
本実施形態にあっても、太陽光発電システムの全体高さが低く抑えられるとともに、取付架台10の下部空間11の高さが十分に確保され、人および農業用機械等の走行も十分に可能なものとすることができる。
(実施形態3)
図8は、本発明の実施形態3に係る取付架台10を模式的に示す斜視図であり、図9は、実施形態3に係る取付架台10を用いた太陽光発電システムの一例を示す斜視図である。
前記実施形態2に係る取付架台10は、主に支柱22、梁23、第一斜め支持部材25、および第二斜め支持部材26を備えて構成されていた。これに対して、実施形態3に係る取付架台10では、さらに第二の梁28を備えて構成されている。
図8に示すように、第二の梁28は、第一方向Xに設けられる梁23に交差して設けられている。また、第二の梁28は、複数の梁23間に架け渡されるように第二方向Yに沿って配設されている。
取付架台10は、第一方向Xには、支柱22および梁23に接合された第一斜め支持部材25を備えている。梁23上には、梁23、支柱22の上部、および第一斜め支持部材25による安定したトラスが構成されている。また、第二方向Yには、複数の第二斜め支持部材26および第二の梁28が、支柱22間の変形を抑えて水平力に抗する。
これにより、取付架台10において、梁23および第二の梁28で構成される水平構面が安定的なものとされるとともに、複数の支柱22および梁23で構成される垂直構面が、梁23上の第一斜め支持部材25により外力に対して高い強度を有するものとされている。また、梁23より下方には、何らの支持部材も存在しないので、下部空間11の高さを確保することができる。
図9に示すように、太陽光発電システムとして、取付架台10の第一斜め支持部材25には、太陽電池モジュール1を設置することが可能である。また、梁23に太陽電池モジュール1の取付部材27を設けて、さらに多くの太陽電池モジュール1を設置することも可能とされる。
本実施形態においても、太陽光発電システムの全体高さが低く抑えられるとともに、取付架台10の下部空間11には十分な高さが確保されて、人および農業用機械等の走行にも対応可能なものとすることができる。
以上のように、前記実施形態に係る太陽電池モジュール1の取付架台10および太陽光発電システムは、太陽電池モジュール1が設置される敷地での作業性を確保するとともに、当該敷地を有効に活用しつつ、太陽電池モジュール1による発電を行うことが可能となる。
なお、前記の太陽電池モジュール1の取付架台10および太陽光発電システムはすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。本発明の技術的範囲は、前記実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲に基づくものとされる。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、図1等では地面30に対して取付架台10の支柱22を垂直方向に設置する形態を示しているが、本発明はこのような形態に限定されるものではなく、敷地が傾斜している場合であっても好適に実施することができる。太陽光発電システムとしては、前記太陽電池モジュール1を備えた取付架台10を配列して多様な形態により構成することができる。
本発明は、例えば農業用地等の作業可能な下部空間を必要とする場所に太陽電池モジュールを設置する場合に好適に利用可能である。
1 太陽電池モジュール
10 取付架台
11 下部空間
21 土台
22 支柱
23 梁(第一支持部材)
24 横桟
241 第一横桟
242 第二横桟
25 第一斜め支持部材
26 第二斜め支持部材
27 取付部材
28 第二の梁
30 地面(設置面)
40 農業用機械
X 第一方向
Y 第二方向

Claims (8)

  1. 設置面に立設される複数の支柱と、隣り合う前記支柱間に配設され前記支柱に直交する第一支持部材を備える太陽電池モジュールの取付架台であって、
    前記支柱は前記第一支持部材より上方に突出させて設けられ、
    前記第一支持部材は前記支柱に接合され、
    前記支柱の上部から前記第一支持部材の方向に延びる第一斜め支持部材が備えられ、
    前記第一斜め支持部材は、上部が前記支柱の上部に、下部が前記第一支持部材の長手方向の途中部に接合されて、前記第一支持部材の上方に傾斜した状態で設けられていることを特徴とする太陽電池モジュールの取付架台。
  2. 請求項1に記載の太陽電池モジュールの取付架台において、
    隣り合う前記支柱間に第二斜め支持部材を備え、
    前記第二斜め支持部材は、前記第一支持部材と交差する方向に配設され、前記支柱の高さ方向の途中部であって前記第一支持部材の高さ以上の高さ位置に接合されて、複数の支柱間に傾斜した状態で配設されていることを特徴とする太陽電池モジュールの取付架台。
  3. 請求項2に記載の太陽電池モジュールの取付架台において、
    前記第二斜め支持部材は、隣り合う前記支柱間に複数配設されて、前記第一支持部材よりも上方の高さ位置で互いに交差するように設けられていることを特徴とする太陽電池モジュールの取付架台。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つの請求項に記載の太陽電池モジュールの取付架台において、
    前記第一斜め支持部材上に、前記太陽電池モジュールが取り付けられることを特徴とする太陽電池モジュールの取付架台。
  5. 請求項4に記載の太陽電池モジュールの取付架台において、
    前記第一斜め支持部材に交差させて、前記太陽電池モジュールを支持する横桟が配設されていることを特徴とする太陽電池モジュールの取付架台。
  6. 請求項5に記載の太陽電池モジュールの取付架台において、
    前記横桟は、隣り合う前記第一斜め支持部材間に架設され、前記斜め支持部材上に複数が平行に配設されていることを特徴とする太陽電池モジュールの取付架台。
  7. 請求項1〜6のいずれか一つの請求項に記載の太陽電池モジュールの取付架台において、
    前記設置面と、前記第一支持部材との間に少なくとも1.5mの高さを有する下部空間が設けられていることを特徴とする太陽電池モジュールの取付架台。
  8. 請求項1〜7のいずれか一つの請求項に記載の太陽電池モジュールの取付架台に複数の太陽電池モジュールを固定して構成された太陽光発電システム。
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