JP2020053788A - 大ゾーンセル基地局、地上セル基地局、それらを備えたシステム、及び、基地局管理装置 - Google Patents

大ゾーンセル基地局、地上セル基地局、それらを備えたシステム、及び、基地局管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】大ゾーンセル基地局と地上セル基地局との間で同一のシステム帯域を共用するシステムにおいて、下りリンクの帯域幅を減らすことなく、地上セルからの上りリンク干渉を抑制するとともに、地上セルにおける上りリンクの不要発射による干渉の影響を回避する。【解決手段】システムは、大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロックをシステム帯域における中央部分帯域に制限して配置し、地上セルの上りリンクのリソースブロックをシステム帯域における前記中央部分帯域を除く両端側の部分帯域に制限して配置する。【選択図】図9

Description

本発明は、移動局の通信を中継する大ゾーンセル基地局、地上セル基地局、それらを備えたシステム、及び、基地局管理装置に関するものである。
従来、中継通信局を搭載した空中浮揚型の通信中継装置(人工衛星)から地上に向けて大ゾーンセルを形成して移動局と通信する大ゾーンセル基地局(衛星基地局)と、大ゾーンセルの内側又は近傍にマクロセル(地上セル)を形成して移動局と通信する複数の地上セル基地局(マクロセル基地局)を備え、大ゾーンセル基地局と地上セル基地局との間で同一のシステム帯域を共用するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−064219号公報
上記空中浮揚型の通信中継装置に搭載した中継通信局は地上から高い見通し率となり、通信中継装置の中継通信局を介して形成される大ゾーンセルは、地上に存在する何千、何万の移動局からの上りリンク干渉を受けるため、上りリンクの通信が成立しなくなるおそれがある。
移動通信の標準規格である3GPPのLTEでは、地上セル(マクロセル、スモールセル)向けのICIC(セル間干渉制御)と呼ばれる周波数軸上の干渉制御法が標準化されている。LTEの上りリンクでは、周波数軸上で中央に物理共有チャネルが配置され、その外側に物理制御チャネルが配置される。ICICでは、上りリンクの物理共有チャネルは直交できるが、物理制御チャネルまでは完全に直交できないため、上りリンク干渉を確実に抑制できない。また、地上セルにおける上りリンクの不要発射による干渉(他オペレータの上りリンクの不要発射を含む)の影響を回避できない。
また、上記上リンク干渉を抑制するために大ゾーンセルとマクロセル(地上セル)との間でシステム帯域を分割すると、下りリンクの帯域幅も同時に分割されるので、下りリンクで使用可能な帯域幅が減ってしまう。また、システム帯域を分割しても、地上セルにおける上りリンクの不要発射による干渉(他オペレータの上りリンクの不要発射を含む)の影響を回避できない。
本発明の一態様に係るシステムは、空中浮揚型の通信中継装置から大ゾーンセルを形成して移動局と通信する大ゾーンセル基地局と、前記大ゾーンセルの内側又は近傍に地上セルを形成して移動局と通信する複数の地上セル基地局とを備え、前記大ゾーンセル基地局と前記地上セル基地局との間で同一のシステム帯域を共用する。前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロックは、前記システム帯域における中央部分帯域に制限して配置され、前記地上セルの上りリンクのリソースブロックを、前記システム帯域における前記中央部分帯域を除く両端側の部分帯域に制限して配置されている。
前記システムにおいて、前記地上セル基地局は、前記地上セルの無線リソース制御パラメータの設定変更及びスケジューリング制御の少なくとも一方により、前記地上セルの上りリンクのリソースブロックの配置を変更し、前記大ゾーンセル基地局は、前記大ゾーンセルの無線リソース制御パラメータの設定変更及びスケジューリング制御の少なくとも一方により、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロックの配置を変更してもよい。
また、前記システムにおいて、前記地上セルに在圏する移動局の上りリンクの送信電力は、所定の上限電力以下又は上限電力未満に制限してもよい。
また、前記システムにおいて、前記大ゾーンセル又は前記地上セルの無線リソース制御パラメータの設定変更及びスケジューリング制御の少なくとも一方により、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域と前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域との境界部分に、上りリンクの通信に用いないガードリソースブロック領域を有してもよい。
また、前記システムにおいて、前記大ゾーンセル基地局は、前記システム帯域における前記地上セルの移動局からの上りリンク干渉レベルを測定し、前記上りリンク干渉レベルの測定結果に基づいて、前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定、前記地上セルに在圏する移動局の上りリンクの送信電力の設定及び前記ガードリソースブロック領域の設定の少なくとも一つを行ってもよい。
また、前記システムにおいて、前記地上セル基地局は、前記システム帯域における前記大ゾーンセルからの下りリンク干渉レベルの測定結果を、前記地上セルの移動局から取得し、前記下りリンク干渉レベルの測定結果に基づいて、前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定、前記地上セルに在圏する移動局の上りリンクの送信電力の設定及び前記ガードリソースブロック領域の設定の少なくとも一つを行ってもよい。
また、前記システムにおいて、前記大ゾーンセル基地局及び前記地上セル基地局を管理する基地局管理装置を更に備えてもよい。
本発明の他の態様に係る基地局は、空中浮揚型の通信中継装置から大ゾーンセルを形成して移動局と通信する大ゾーンセル基地局であって、前記大ゾーンセルの内側又は近傍に地上セルを形成して移動局と通信する複数の地上セル基地局との間で、同一のシステム帯域を共用し、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロックを、前記システム帯域における中央部分帯域に制限して配置する。
前記大ゾーンセル基地局において、前記大ゾーンセルの無線リソース制御パラメータの設定変更及びスケジューリング制御の少なくとも一方により、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロックの配置を変更してもよい。
また、前記大ゾーンセル基地局において、前記大ゾーンセルの無線リソース制御パラメータの設定変更及びスケジューリング制御の少なくとも一方により、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域と前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域との境界部分に、上りリンクの通信に用いないガードリソースブロック領域を有してもよい。
また、前記大ゾーンセル基地局において、前記システム帯域における前記地上セルの移動局からの上りリンク干渉レベルを測定し、前記上りリンク干渉レベルの測定結果に基づいて、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定及び前記ガードリソースブロック領域の設定の少なくとも一方を行ってもよい。
また、前記大ゾーンセル基地局において、前記システム帯域における前記地上セルの移動局からの上りリンク干渉レベルを測定し、前記上りリンク干渉レベルの測定結果を基地局管理装置に送信し、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定及び前記ガードリソースブロック領域の設定の少なくとも一方の情報を、前記基地局管理装置から受信してもよい。
本発明の更に他の態様に係る基地局は、空中浮揚型の通信中継装置から形成された大ゾーンセルの内側又は近傍に地上セルを形成して移動局と通信する地上セル基地局であって、大ゾーンセル基地局との間で同一のシステム帯域を共用し、前記地上セルの上りリンクのリソースブロックを、前記システム帯域における前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロックが配置された中央部分帯域を除く両端側の部分帯域に制限して配置する。
前記地上セル基地局において、前記地上セルの無線リソース制御パラメータの設定変更及びスケジューリング制御の少なくとも一方により、前記地上セルの上りリンクのリソースブロックの配置を変更してもよい。
また、前記地上セル基地局において、前記地上セルに在圏する移動局の上りリンクの送信電力を、所定の上限電力以下又は上限電力未満に制限してもよい。
また、前記地上セル基地局において、前記地上セルの無線リソース制御パラメータの設定変更及びスケジューリング制御の少なくとも一方により、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域と前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域との境界部分に、上りリンクの通信に用いないガードリソースブロック領域を有してもよい。
また、前記地上セル基地局において、前記システム帯域における前記大ゾーンセルからの下りリンク干渉レベルの測定結果を、前記地上セルの移動局から取得し、前記下りリンク干渉レベルの測定結果に基づいて、前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定、前記地上セルに在圏する移動局の上りリンクの送信電力の設定及び前記ガードリソースブロック領域の設定の少なくとも一つを行ってもよい。
また、前記地上セル基地局において、前記システム帯域における前記大ゾーンセルからの下りリンク干渉レベルの測定結果を、前記地上セルの移動局から取得し、前記下りリンク干渉レベルの測定結果を基地局管理装置に送信し、前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定、前記地上セルに在圏する移動局の上りリンクの送信電力の設定及び前記ガードリソースブロック領域の設定の少なくとも一つの情報を、前記基地局管理装置から受信してもよい。
本発明の更に他の態様に係る基地局管理装置は、空中浮揚型の通信中継装置から大ゾーンセルを形成して移動局と通信する大ゾーンセル基地局と、前記大ゾーンセル基地局との間で同一のシステム帯域を共用し前記大ゾーンセルの内側又は近傍に地上セルを形成して移動局と通信する複数の地上セル基地局と、を管理する。
前記基地局管理装置は、前記大ゾーンセル基地局から、前記システム帯域における前記地上セルの移動局からの上りリンク干渉レベルの測定結果を受信し、前記上りリンク干渉レベルの測定結果に基づいて、前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定、前記地上セルに在圏する移動局の上りリンクの送信電力の設定、及び、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域と前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域との境界部分における上りリンクの通信に用いないガードリソースブロック領域の設定の少なくとも一つを行い、その結果を、前記大ゾーンセル基地局又は前記地上セル基地局に送信してもよい。
また、前記基地局管理装置は、前記地上セル基地局から、前記地上セルの移動局から取得した前記システム帯域における前記大ゾーンセルからの下りリンク干渉レベルの測定結果を受信し、前記下りリンク干渉レベルの測定結果に基づいて、前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定、前記地上セルに在圏する移動局の上りリンクの送信電力の設定、及び、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域と前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域との境界部分における上りリンクの通信に用いないガードリソースブロック領域の設定の少なくとも一つを行い、その結果を、前記大ゾーンセル基地局又は前記地上セル基地局に送信してもよい。
本発明によれば、大ゾーンセル基地局と地上セル基地局との間で同一のシステム帯域を共用するシステムにおいて、下りリンクの帯域幅を減らすことなく、地上セルからの上りリンク干渉を抑制するとともに、地上セルにおける上りリンクの不要発射による干渉の影響を回避できる。
本発明の実施形態に係る大ゾーンセル内に複数の地上セルが配置されたオーバレイセル構成を有する移動通信システムの概略構成の一例を示す説明図。 大ゾーンセルが地上セルから受ける上りリンク干渉の一例を示す説明図。 参考例に係る本発明の実施形態に係るオーバレイセル構成を有する移動通信システムの概略構成の一例を示す説明図。 図3の移動通信システムにおいて大ゾーンセルが地上セルから受ける上りリンク干渉の一例を示す説明図。 参考例に係る移動通信システムにおけるセル間干渉制御(ICIC)の一例を示す説明図。 図5のセル間干渉制御(ICIC)を適用した場合の各セルの上りリンクの電力分布の一例を示すパワースペクトル図。 他の参考例に係る移動通信システムにおけるシステム帯域分割の一例を示す説明図。 図7のシステム帯域分割を適用した場合の各セルの上りリンクの電力分布の一例を示すパワースペクトル図。 本実施形態に係る移動通信システムにおける各セルの上りリンクの電力分布の一例を示すパワースペクトル図。 大ゾーンセルに対する地上セルからの不要発射による干渉の一例を示す説明図。 大ゾーンセルに対する地上セルからの干渉電力と大ゾーンセル基地局における受信電力の分解能との関係の一例を示す説明図。 他の実施形態に係る移動通信システムにおける各セルの上りリンクの電力分布の一例を示すパワースペクトル図。 更に他の実施形態に係る移動通信システムにおける各セルの上りリンクの電力分布の一例を示すパワースペクトル図。 (a)及び(b)更に他の実施形態に係る移動通信システムにおける各セルの上りリンクの電力分布の一例を示すパワースペクトル図。 本実施形態における一般的なLTEの上りリンク無線フレーム構成の一例を示す説明図。 大ゾーンセルの上りリンク物理制御チャネル(PUCCH)割当領域の変更の一例を示す説明図。 大ゾーンセルの上りリンク物理制御チャネル(PUCCH)割当領域の変更の一例を示す説明図。 本実施形態における大ゾーンセルおよび地上セルの上りリンク物理制御チャネル(PUCCH)および上りリンク物理共有チャネル(PUSCH)割当領域の一例を示す説明図。 本実施形態における上りリンクの使用RB割当領域の制御手順の一例を示す説明図である。 本実施形態における上りリンクの使用RB割当領域の制御手順の他の例を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。ここでは、LTE/LTE−Advancedへの適用を前提に本発明の実施形態を説明するが、類似のセル構成、物理チャネル構成を用いるシステムであれば、本発明の概念はどのようなシステムにも適用可能である。
まず、本発明を適用可能な移動通信システムの全体構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る大ゾーンセル15A内に複数の地上セル10Aが配置されたオーバレイセル構成を有する移動通信システムの概略構成の一例を示す説明図である。災害や圏外解消への対策として、上空を移動可能な飛行体に基地局が組み込まれた空中浮揚型の通信中継装置から地上又は水上に向かって形成される大きなサイズの大ゾーンセル15Aの展開が有効である。この大ゾーンセル15Aにおいて急増する移動通信のトラフィックへの対策として、大ゾーンセル15A内に複数の地上セル10Aが重畳するオーバレイセル構成の適用が有効である。このオーバレイセル構成では、大ゾーンセル15Aと地上セル10Aとの間で同一周波数帯域を利用することにより周波数利用効率を拡大できるとともに、移動局であるユーザ端末装置(以下「UE」ともいう。)20,30における通信品質(例えばスループット)を増大させることができる。
図1において、本実施形態の移動通信システムは、LTE(Long Term Evolution)/LTE−Advanced又は第5世代などの次世代の標準仕様に準拠した通信システムであり、地上のセルラー基地局を介した地上システム(地上セルラー移動通信システム)及び空中浮揚型の通信中継装置を介した通信システムが混在した移動通信システムである。
本実施形態の移動通信システムは、大気圏内又は大気圏外の上空を移動可能な空中浮揚型の通信中継装置15に搭載された中継通信局150と、その無線通信エリアである大ゾーンセル15A内に固定配置された複数の地上セル基地局10とを備える。中継通信局150は、移動通信網側のフィーダリンクFLの無線通信とUE(移動局)側のサービスリンクSLの無線通信とを中継する。中継通信局150は、例えば、フィーダリンクFL用アンテナ151及びサービスリンクSL用アンテナ152を備え、フィーダリンクFL(周波数:fc)の無線通信とUE(移動局)側のサービスリンクSL(周波数:f0)の無線通信とを、周波数変換して中継することができる。
また、本実施形態の移動通信システムは、空中浮揚型の通信中継装置15の中継通信局150を介してUE20と無線通信可能な大ゾーンセル基地局(例えば、eNodeB、gNodeB)70を備えている。大ゾーンセル基地局70は、移動通信網側の周波数f0とフィーダリンクFLの周波数fcとを変換する周波数変換機能を有するゲートウェイ(GW)局71を介して、空中浮揚型の通信中継装置15の中継通信局150と通信する。大ゾーンセル基地局70、地上セル基地局(例えば、eNodeB、gNodeB)10、及び、各基地局を管理する基地局管理装置としての中央制御サーバ85はそれぞれ、例えば専用回線や汎用回線等からなる有線通信回線を介して移動通信網のコアネットワーク80に接続されている。
地上セル基地局10は、例えば、通常のマクロセル基地局又はスモールセル基地局である。マクロセル基地局は、移動体通信網において屋外に設置されている通常の半径数百m乃至数km程度の広域エリアである地上セルをカバーする大出力の基地局である。スモールセル基地局は、広域のマクロセル基地局とは異なり、無線通信可能距離が数m乃至数百m程度であり、一般家庭、店舗、オフィス等の建物の内部にも設置することができる小出力の基地局である。
地上セル基地局10の無線通信エリアである地上セル(「地上LTEエリア」ともいう。)10Aは、大ゾーンセル15Aの内側に含まれている。大ゾーンセル15A内に配置されている地上セル10Aの数は3個以上であってもよい。
なお、図示の例において、大ゾーンセル15Aの外側の周辺エリアには、大ゾーンセル15A及びその内部の地上セルを介した移動通信サービスを提供する通信オペレータと同じ通信オペレータの複数の地上セル11Aを形成する地上セル基地局11が配置されている。
また、図示の例では、大ゾーンセル15Aを形成する中継通信局150を搭載する空中浮揚型の通信中継装置(飛行体)15が気球である例を示しているが、通信中継装置は、上空を移動するように飛行可能な航空機、ソーラープレーンタイプのHAPS(「高高度プラットフォーム局」又は「高高度疑似衛星」)、飛行船タイプのHAPS、ドローンなどの他の飛行体であってもよい。飛行体は、自律制御又は外部から制御により、地面、海面、又は川若しくは湖などの水面から100[km]以下の高高度の空域を飛行して位置するように制御されてもよい。また、飛行体の飛行空域は、高度が11[km]以上及び50[km]以下の成層圏の空域であってもよい。更に、飛行体の飛行空域は、気象条件が比較的安定している高度15[km]以上25[km]以下の空域であってもよく、特に高度がほぼ20[km]の空域であってもよい。
本実施形態において空中浮揚型の通信中継装置15として例示した気球は、例えば係留気球であり、例えば地上から数十m〜数百mの位置に配置されるように、地上のアンカーベース155から上空に延びた係留索(主係留索)で係留されて支持される。アンカーベース155は、係留索(主係留索)の下端を固定して気球を係留できるものであればよく、形状や大きさなどは特定のものに限定されない。気球を海上の上空に配置する場合、アンカーベースは155海上のブイや船舶などに設けてもよい。
また、空中浮揚型の通信中継装置15は、静止衛星、非静止衛星、準天頂衛星などの人工衛星であってもよい。
図1において、UE(大ゾーンセル端末)20は、大ゾーンセル(第1セル)15Aに在圏して大ゾーンセル基地局70に接続されたユーザ端末装置(MUE)であり、通信中継装置15の中継通信局150、GW局71及び大ゾーンセル基地局70を介して電話やデータ通信などのための無線通信が可能な状態にある。
UE(地上セル端末)30は、大ゾーンセル15A内に位置する地上セル(第2セル)10Aに在圏して地上セル基地局10に接続されたユーザ端末装置(移動局)であり、地上セル基地局10を介して電話やデータ通信などのための無線通信が可能な状態にある。
UE31は、大ゾーンセル15Aの周辺に位置する地上セル11Aに在圏して地上セル基地局11に接続されたユーザ端末装置(移動局)であり、地上セル基地局11を介して電話やデータ通信などのための無線通信が可能な状態にある。
UE20、30、31は、大ゾーンセル15Aや地上セル10A,11Aに在圏するときに、その在圏するセルに対応する基地局と間で所定の通信方式及び無線通信リソースを用いて無線通信することができる。UE20,30、31は、例えばCPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、コアネットワークに対する外部通信インターフェース部、無線通信部などのハードウェアを用いて構成され、所定のプログラムが実行されることにより基地局等との間の無線通信等を行うことができる。
本実施形態において、中継通信局150、大ゾーンセル基地局70及び地上セル基地局10、11はそれぞれ、例えばCPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、コアネットワークに対する外部通信インターフェース部、無線通信部などのハードウェアを用いて構成されている。コンピュータ装置等で構成される制御部において所定のプログラムが実行されることにより、後述の上りリンクの干渉を抑制するための各種処理を実行したり、所定の通信方式及び無線通信リソースを用いてUE20、30、31との間の無線通信を行ったりすることができる。
次に、本実施形態の移動通信システムにおいて解決する課題について説明する。
図2は、大ゾーンセルが地上セルから受ける上りリンク干渉の一例を示す説明図である。なお、図2のパワースペクトル図の縦軸は、大ゾーンセル及び地上セルそれぞれに在圏するUEからの受信電力を加算した電力である(以下のパワースペクトル図でも同様)。
大ゾーンセル及び地上セルのシステム帯域が同じ場合、空中浮揚型の通信中継装置に組み込まれた中継通信局は地上から高い見通し率となるため、空中浮揚型の通信中継装置を介して形成される大ゾーンセルは、その大ゾーンセルの内部及び周辺に位置する地上セルに存在する何千、何万のUEからの上りリンク干渉を受ける。
図3は、参考例に係る本発明の実施形態に係るオーバレイセル構成を有する移動通信システムの概略構成の一例を示す説明図である。図4は、図3の移動通信システムにおける図3の移動通信システムでは、大ゾーンセル15Aの外側の周辺エリアに、大ゾーンセル15A及びその内部の地上セルを介した移動通信サービスを提供する通信オペレータと異なる通信オペレータの地上セル12Aを形成する地上セル基地局12が配置されている。この場合、他の通信オペレータの地上セルにおけるシステム帯域からの上りリンクの送信電力920の端部に発生する不要発射920aも、大ゾーンセルに在圏するUEによる上りリンクの受信電力900に対する干渉となる可能性もある。
図5は、参考例に係る移動通信システムにおけるセル間干渉制御(ICIC)の一例を示す説明図。図6は、図5のセル間干渉制御(ICIC)を適用した場合の各セルの上りリンクの電力分布の一例を示すスペクトル図である。LTEでは、マクロセルとスモールセルとの干渉を抑制するためにICICと呼ばれる周波数軸上のセル間干渉制御法が標準化されている。LTEでは、図5に示すように周波数軸上でシステム帯域の中央部に各セルの物理共有チャネル(PUSCH)901,911が配置され、その外側に各セルの物理制御チャネル(PUCCH)902,903,912,913が配置される。これら物理共有チャネル(PUSCH)901,911および物理制御チャネル(PUCCH)902,903,912,913のリソースブロック割り当て領域は、キャリア周波数(システム帯域の中心周波数)921を中心に左右対称でなければならない。ICICの適用の一例では、図5及び図6に示すように、システム帯域の中央部において大ゾーンセルの物理共有チャネル(PUSCH)901’と地上セルの物理共有チャネル(PUSCH)911’を周波数軸上で互いに重ならないように配置する。このICICにより、大ゾーンセル及び地上セルそれぞれの上りリンクの物理共有チャネルは直交できるが、物理制御チャネル(PUCCH)902,903,912,913までは完全に直交できない。また、図6に示すように、所望のシステム帯域に隣接する他の通信オペレータのシステム帯域からの不要発射920aによる干渉(特に、物理制御チャネル(PUCCH)902,903,912,913に対する干渉)の影響を回避できない。
図7は、他の参考例に係る移動通信システムにおけるシステム帯域分割の一例を示す説明図。図8は、図7のシステム帯域分割を適用した場合の各セルの上りリンクの電力分布の一例を示すスペクトル図である。図7のシステム帯域分割では、予め割り当てられたシステム帯域を、大ゾーンセル用のシステム帯域と地上セル用のシステム帯域とに分割している。この場合、図7及び図8に示すように、大ゾーンセル及び地上セルそれぞれの上りリンクの物理共有チャネル901’,911’だけでなく、物理制御チャネル(PUCCH)902,903,912,913についても直交でき、干渉を回避できる。しかしながら、システムとして帯域を分割するため、固定的単位の幅(1.4MHz,3MHz,5MHz,10MHz,15MHz,20MHz)でしか割り当てられず、また動的な帯域幅変更ができない。加えて下りリンクの帯域幅も同様に分割されてしまう。更に、図8に示すように、所望のシステム帯域に隣接する他の通信オペレータのシステム帯域からの不要発射920aによる干渉(特に、物理制御チャネル(PUCCH)902,903,912,913に対する干渉)の影響を回避できない。
そこで、本実施形態では、以下に示すように、システム帯域を分割せずに、各セルの無線リソース制御パラメータ(基地局コンフィグレーション)の設定変更及びスケジューリング制御の少なくとも一方により、同一のシステム帯域における大ゾーンセル15A及び地上セル10,11Aそれぞれの上りリンクのリソースブロック(RB)を周波数軸上で制限して配置している。
図9は、本実施形態に係る移動通信システムにおける各セルの上りリンクの電力分布の一例を示すパワースペクトル図である。図9の例では、大ゾーンセル15Aの上りリンクの物理共有チャネル904及び物理制御チャネル905、906のリソースブロック(RB)をシステム帯域における中央部分帯域に制限して配置している。更に、地上セル10A,11Aの上りリンクの物理共有チャネル914,915、低周波側の物理制御チャネル916及び高周波側の物理制御チャネル917のリソースブロック(RB)を、システム帯域における中央部分帯域を除く両端側の部分帯域に制限して配置している。このように大ゾーンセル15A及び地上セル10A,11Aの上りリンクのRBを制限して配置することにより、次の(1)〜(4)のようなメリットを有する。
(1)大ゾーンセル15Aと地上セル10A,11Aとの間で、物理共有チャネルだけでなく物理制御チャネル含めて上りリンクを完全周波数直交できる。
(2)下りリンクの帯域幅を減らす必要がない。
(3)トラフィック状況や災害時に、動的にリソースブロック(RB)の配分率を大ゾーンセル15Aと地上セル10A,11Aとの間で変更できる。
(4)大ゾーンセル15A側のリソースブロック(RB)を中央に寄せることで、大ゾーンセル15Aに対するシステム帯域外からの不要発射920aによる干渉を回避することができる。
図10は、大ゾーンセル15Aに対する地上セル10A,11Aからの不要発射914a,915aによる干渉の一例を示す説明図である。図11は、大ゾーンセル15Aに対する地上セル10A,11Aからの干渉電力と大ゾーンセル基地局70における受信電力の分解能ΔPとの関係の一例を示す説明図である。前述のリソースブロック(RB)の制限配置により、図10に示すように大ゾーンセル15Aに対するシステム帯域外からの不要発射920aによる干渉を回避することができるが、厳密には地上セル10A,11AのUE30,31からの不要発射914a,9015aが存在しているので、不要発射914a,9015aが大ゾーンセル15Aの周波数領域に干渉を与える場合がある。また、図11に示すように、大ゾーンセル15Aの上りリンクの信号を受信する大ゾーンセル基地局70の受信部においては、最大受信電力(地上セル10A,11AのUE群からの大きな受信電力)に対するAD変換後の量子化雑音で決まる受信信号の分解能ΔPが不足し、受信ダイナミックレンジが小さくなり、大ゾーンセル基地局70の受信部で飽和が起こるおそれがある。
本実施形態において上記大ゾーンセル基地局70の受信部での飽和を抑制するために、図12に示すように地上セル10A,11Aに在圏するUE群による上りリンクの受信電力を下げるため、地上セル10A,11Aに在圏するUE30,31それぞれの上りリンクの送信電力を所定の上限電力以下又は上限電力未満に制限してもよい。
また、本実施形態において、地上セル10A,11AのUE群からの不要発射914a,9015aによる大ゾーンセル15Aの周波数領域への干渉を抑制するために、図13に示すように大ゾーンセル15Aの上りリンクのリソースブロック(RB)割当領域をBWsからBWs’に更に制限し、地上セル10A,11Aの上りリンクのリソースブロック(RB)割当領域をBWtからBWt’に更に制限してもよい。このRBの制限により、大ゾーンセル15AのRB割当領域BWs’と地上セル10A,11Aの上りリンクのRB割当領域との境界部分に、上りリンクの通信に用いないガードリソースブロック領域Gを設け、地上セル10A,11AのUE群からの不要発射914a,9015aによる大ゾーンセル15Aの周波数領域への干渉を抑制することができる。
図14(a)及び(b)は更に他の実施形態に係る移動通信システムにおける各セルの上りリンクの電力分布の一例を示すパワースペクトル図である。図14(a)において、大ゾーンセル基地局70は大ゾーンセル15Aの周波数領域(自局の帯域)内の所定の周波数位置(例えば、図中のMで示す地上セルから干渉を受けやすい位置)で上りリンク干渉レベル(例えば、電力又は電界強度)をモニタリングして測定し、その測定結果を中央制御サーバ85に報告する。また、大ゾーンセル基地局70及び地上セル基地局10,11はそれぞれ、自局のセル15A,10A,11Aのトラフィック状況を中央制御サーバ85に報告する。中央制御サーバ85は、これらの基地局から受信した情報に基づいて、図14(b)に示すように大ゾーンセル基地局70及び地上セル基地局10,11に対してリソースブロック(RB)割当領域及びUE送信電力制限を通知する。これにより、大ゾーンセル15Aの周波数領域における干渉レベルや各セルにおけるトラフィック状況に応じて、各セルのリソースブロック(RB)割当領域及び地上セル10A,11AのUE30,31の送信電力を動的に変更することができる。
ここで、地上セル10A,11AのUE30,31は、MR(Measurement Report)などを利用して大ゾーンセル15Aにおける下りリンク信号の電力又は電界強度などの下りリンク干渉レベルを測定し、その測定結果を地上セル基地局10,11を通して中央制御サーバ85へ報告してもよい。中央制御サーバ85は各地上セル基地局10,11を通して個々のUE30,31に対して必要に応じて制御を行ってもよい。
次に、本実施形態におけるリソースブロック(RE)割当領域の変更方法の具体例について説明する。
図15は、本実施形態における一般的なLTEの上りリンク無線フレーム構成の一例を示す説明図である。また、図16及び図17はそれぞれ、大ゾーンセル15Aの上りリンク物理制御チャネル(PUCCH)割当領域の変更の一例を示す説明図である。
LTEの上りリンク信号の構成では、周波数領域においてシステム帯域の両側に物理制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control CHannel)を配置する(3GPP TS36.211 S5.4参照)。PUCCHの種類にはformat1,format2などといったものが存在し、用途によって使い分けられる。例えば、図15に示すように、外側1RB(Resource Block)をPUCCH format2に配置し、その一つ内側にPUCCH format1を配置するような構成が考えられる。
上記上りリンク物理制御チャネルのRB位置は大ゾーンセル基地局70からUE20に対して通知される。例えば、PUCCH format2について、そのRB indexはcqi−PUCCH−ResourceIndexと呼ばれるRRC(Radio Reource Control)メッセージをもとにして決定される(例えば、TS36.331参照)。従って、本実施形態において、大ゾーンセル基地局70のRRCパラメータ(基地局コンフィグレーション)及びスケジューラの少なくとも一方を制御し、図16に示すようにPUCCH format2のRB index開始位置を中央寄りにシフトさせる。
また、PUCCH format1についても同様に、RB位置は大ゾーンセル基地局70からUE20に対して通知される。例えば、PUCCH−Configに含まれるdeltaPUCCH−ShiftやnRB−CQI、nCS−AN、n1PUCCH−ANといったRRCパラメータから、RB indexが決定される。従って、本実施形態において、大ゾーンセル基地局70のRRCパラメータ(基地局コンフィグレーション)及びスケジューラの少なくとも一方を制御し、図17に示すようにPUCCH format1のRB index開始位置をシフトさせる。また、PUSCHなどのその他チャネルについては、PUCCHよりも内側に配置される。
図18は、本実施形態における大ゾーンセル15Aおよび地上セル10A,11Aの上りリンク物理制御チャネル(PUCCH)および上りリンク物理共有チャネル(PUSCH)割当領域の一例を示す説明図である。地上セル10A,11Aについては、通常のLTEと同様にシステム帯域の両端側からPUCCH format2,PUCCH format1,PUSCHの順に配置される。但し、システム帯域の中央部に位置する大ゾーンセル15AのRB領域(以下「大ゾーンセルRB領域」という。)への干渉を避けるために、その大ゾーンセルRB領域では地上セルのPUSCHを使用しないようにスケジューラを制御する。
図19は、本実施形態における上りリンクの使用RB割当領域の制御手順の一例を示す説明図である。本例は、LTEではハンドオーバに際して、隣接セルからの受信レベルを測定するMR(Measurement Report}と呼ばれる仕組みが存在する点に着目し、大ゾーンセル基地局70からの下りリンクの受信レベルの測定結果を利用した例である。
図19において、まず。地上セル11Aの各UE(地上セル端末)30(1),30(2),・・・は大ゾーンセル基地局70からの下りリンク信号の受信レベルを測定し(S101)、MR( Measurement Report)を地上セル基地局10(1),10(2),・・・に通知する(S102)。更に、地上セル基地局10(1),10(2),・・・は、このMRの結果を中央制御サーバ85に対して通知する(S102)。
次に、中央制御サーバ85は各地上セル基地局10(1),10(2),・・・からのMR結果を集計し、その集計結果に基づいて、各地上セル基地局10(1),10(2),・・・及び大ゾーンセル基地局70それぞれの使用可能RB領域を決定し(S104)、その使用可能RB領域を各地上セル基地局10(1),10(2),・・・及び大ゾーンセル基地局70に対して通知する(S105)。例えば、MRに大ゾーンセル基地局70からの受信レベルが含まれていない地上セル基地局に対しては、大ゾーンセルRB領域を使用することを許容するような使用可能RB領域を通知する。
各地上セル基地局10(1),10(2),・・・及び大ゾーンセル基地局70は、中央制御サーバ85によって決定されて通知された使用可能RB領域に従って、以後の上りリンクの使用RB領域を決定する(S106)。
なお、図19において、中央制御サーバ85は、各地上セル基地局10(1),10(2),・・・からのMR結果の集計に基づいて、前述の地上セル10A,11Aに在圏するUE30,31の上りリンクの送信電力の設定及び前述のガードリソースブロック領域Gの設定の少なくとも一方を行い、その結果を各地上セル基地局10(1),10(2),・・・及び大ゾーンセル基地局70に通知してもよい。
図20は、本実施形態における上りリンクの使用RB割当領域の制御手順の一例を示す説明図である。本例は、大ゾーンセル基地局70への上りリンク干渉電力の測定結果を利用した例である。
図20において、大ゾーンセル基地局70は、システム帯域内の上りリンク干渉電力(地上セル10Aからの受信レベル)測定する(S201)。この測定の周期や測定する周波数領域、帯域幅は任意の値でよい。大ゾーンセル基地局70は、測定した結果を中央制御サーバ85へ報告する(S202)。
次に、中央制御サーバ85は、大ゾーンセル基地局70から受信した測定結果を集計し(S203)、その集計結果に基づいて、各地上セル基地局10(1),10(2),・・・及び大ゾーンセル基地局70それぞれの使用可能RB領域を決定し(S204)、その使用可能RB領域を各地上セル基地局10(1),10(2),・・・及び大ゾーンセル基地局70に対して通知する(S205)。
各地上セル基地局10(1),10(2),・・・及び大ゾーンセル基地局70は、中央制御サーバ85によって決定されて通知された使用可能RB領域に従って、以後の上りリンクの使用RB領域を決定する(S206)。
なお、図20において、中央制御サーバ85は、大ゾーンセル基地局70から受信した測定結果の集計に基づいて、前述の地上セル10A,11Aに在圏するUE(地上セル端末)30,31の上りリンクの送信電力の設定及び前述のガードリソースブロック領域Gの設定の少なくとも一方を行い、その結果を各地上セル基地局10(1),10(2),・・・及び大ゾーンセル基地局70に通知してもよい。
以上、本実施形態によれば、大ゾーンセル基地局70と地上セル基地局10,11との間で同一のシステム帯域を共用するシステムにおいて、下りリンクの帯域幅を減らすことなく、地上セル10A,11Aからの上りリンク干渉を抑制するとともに、地上セル10A,11Aにおける上りリンクの不要発射による干渉の影響を回避できる。
なお、上記実施形態では、地上セル10A及び大ゾーンセル15Aのオーバレイ構成の場合について説明したが、この構成に限定されることなく、本発明は、上記上りリンク干渉が発生する互いにサイズが異なる複数のセルのオーバレイ構成について適用することができる。
また、本実施形態では、LTE/LTE−Advancedへの適用を前提に説明したが、LTE/LTE−Advancedと類似のOFDM(直交周波数分割多重)方式の下りリンクの無線通信、無線通信フレーム、OFDMシンボルなどを用いるシステムであれば、本発明の概念はどのようなシステムにも適用可能であり、さらに本実施形態に示した送信機および受信機の構成に限定されない。
また、本明細書で説明された処理工程並びに移動通信システム、大ゾーンセル基地局70、GW局71、中継通信局150、地上セル基地局10,11及びユーザ端末装置(UE、移動局)20,30,31の構成要素は、様々な手段によって実装することができる。例えば、これらの工程及び構成要素は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又は、それらの組み合わせで実装されてもよい。
ハードウェア実装については、実体(例えば、各種無線通信装置、Node B、端末、ハードディスクドライブ装置、又は、光ディスクドライブ装置)において上記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、1つ又は複数の、特定用途向けIC(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明された機能を実行するようにデザインされた他の電子ユニット、コンピュータ、又は、それらの組み合わせの中に実装されてもよい。
また、ファームウェア及び/又はソフトウェア実装については、上記構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、本明細書で説明された機能を実行するプログラム(例えば、プロシージャ、関数、モジュール、インストラクション、などのコード)で実装されてもよい。一般に、ファームウェア及び/又はソフトウェアのコードを明確に具体化する任意のコンピュータ/プロセッサ読み取り可能な媒体が、本明細書で説明された上記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段の実装に利用されてもよい。例えば、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば制御装置において、メモリに記憶され、コンピュータやプロセッサにより実行されてもよい。そのメモリは、コンピュータやプロセッサの内部に実装されてもよいし、又は、プロセッサの外部に実装されてもよい。また、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、FLASHメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、磁気又は光データ記憶装置、などのような、コンピュータやプロセッサで読み取り可能な媒体に記憶されてもよい。そのコードは、1又は複数のコンピュータやプロセッサにより実行されてもよく、また、コンピュータやプロセッサに、本明細書で説明された機能性のある態様を実行させてもよい。
また、前記媒体は非一時的な記録媒体であってもよい。また、前記プログラムのコードは、コンピュータ、プロセッサ、又は他のデバイス若しくは装置機械で読み込んで実行可能であれよく、その形式は特定の形式に限定されない。例えば、前記プログラムのコードは、ソースコード、オブジェクトコード及びバイナリコードのいずれでもよく、また、それらのコードの2以上が混在したものであってもよい。
また、本明細書で開示された実施形態の説明は、当業者が本開示を製造又は使用するのを可能にするために提供される。本開示に対するさまざまな修正は当業者には容易に明白になり、本明細書で定義される一般的原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用可能である。それゆえ、本開示は、本明細書で説明される例及びデザインに限定されるものではなく、本明細書で開示された原理及び新規な特徴に合致する最も広い範囲に認められるべきである。
10,11 地上セル基地局
10A,11A 地上セル
15 空中浮揚型の通信中継装置
15A 大ゾーンセル
20 大ゾーンセルに接続された移動局(大ゾーンセル端末,ユーザ端末装置,UE)
30,31 地上セルに接続された移動局(地上セル端末,ユーザ端末装置,UE)
70 大ゾーンセル基地局
71 GW局
80 移動通信網のコアネットワーク
85 中央制御サーバ(基地局管理装置)
150 中継通信局

Claims (20)

  1. 空中浮揚型の通信中継装置から大ゾーンセルを形成して移動局と通信する大ゾーンセル基地局と、前記大ゾーンセルの内側又は近傍に地上セルを形成して移動局と通信する複数の地上セル基地局とを備え、前記大ゾーンセル基地局と前記地上セル基地局との間で同一のシステム帯域を共用するシステムであって、
    前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロックを、前記システム帯域における中央部分帯域に制限して配置し、
    前記地上セルの上りリンクのリソースブロックを、前記システム帯域における前記中央部分帯域を除く両端側の部分帯域に制限して配置することを特徴とするシステム。
  2. 請求項1のシステムにおいて、
    前記地上セル基地局は、前記地上セルの無線リソース制御パラメータの設定変更及びスケジューリング制御の少なくとも一方により、前記地上セルの上りリンクのリソースブロックの配置を変更し、
    前記大ゾーンセル基地局は、前記大ゾーンセルの無線リソース制御パラメータの設定変更及びスケジューリング制御の少なくとも一方により、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロックの配置を変更することを特徴とするシステム。
  3. 請求項1又は2のシステムにおいて、
    前記地上セルに在圏する移動局の上りリンクの送信電力を、所定の上限電力以下又は上限電力未満に制限することを特徴とするシステム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかのシステムにおいて、
    前記大ゾーンセル又は前記地上セルの無線リソース制御パラメータの設定変更及びスケジューリング制御の少なくとも一方により、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域と前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域との境界部分に、上りリンクの通信に用いないガードリソースブロック領域を有することを特徴とするシステム。
  5. 請求項1乃至4のいずれかのシステムにおいて、
    前記大ゾーンセル基地局は、前記システム帯域における前記地上セルの移動局からの上りリンク干渉レベルを測定し、
    前記上りリンク干渉レベルの測定結果に基づいて、前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定及び前記地上セルに在圏する移動局の上りリンクの送信電力の設定の少なくとも一つを行うことを特徴とするシステム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかのシステムにおいて、
    前記地上セル基地局は、前記システム帯域における前記大ゾーンセルからの下りリンク干渉レベルの測定結果を、前記地上セルの移動局から取得し、
    前記下りリンク干渉レベルの測定結果に基づいて、前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定及び前記地上セルに在圏する移動局の上りリンクの送信電力の設定の少なくとも一つを行うことを特徴とするシステム。
  7. 請求項1乃至6のいずれかのシステムにおいて、
    前記大ゾーンセル基地局及び前記地上セル基地局を管理する基地局管理装置を更に備えることを特徴とするシステム。
  8. 空中浮揚型の通信中継装置から大ゾーンセルを形成して移動局と通信する大ゾーンセル基地局であって、
    前記大ゾーンセルの内側又は近傍に地上セルを形成して移動局と通信する複数の地上セル基地局との間で、同一のシステム帯域を共用し、
    前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロックを、前記システム帯域における中央部分帯域に制限して配置することを特徴とする大ゾーンセル基地局。
  9. 請求項8の大ゾーンセル基地局において、
    前記大ゾーンセルの無線リソース制御パラメータの設定変更及びスケジューリング制御の少なくとも一方により、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロックの配置を変更することを特徴とする大ゾーンセル基地局。
  10. 請求項8又は9の大ゾーンセル基地局において、
    前記大ゾーンセルの無線リソース制御パラメータの設定変更及びスケジューリング制御の少なくとも一方により、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域と前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域との境界部分に、上りリンクの通信に用いないガードリソースブロック領域を有することを特徴とする大ゾーンセル基地局。
  11. 請求項8乃至10のいずれかの大ゾーンセル基地局において、
    前記システム帯域における前記地上セルの移動局からの上りリンク干渉レベルを測定し、
    前記上りリンク干渉レベルの測定結果に基づいて、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定を行うことを特徴とする大ゾーンセル基地局。
  12. 請求項8乃至10のいずれかの大ゾーンセル基地局において、
    前記システム帯域における前記地上セルの移動局からの上りリンク干渉レベルを測定し、
    前記上りリンク干渉レベルの測定結果を基地局管理装置に送信し、
    前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定の情報を、前記基地局管理装置から受信することを特徴とする大ゾーンセル基地局。
  13. 空中浮揚型の通信中継装置から形成された大ゾーンセルの内側又は近傍に地上セルを形成して移動局と通信する地上セル基地局であって、
    大ゾーンセル基地局との間で同一のシステム帯域を共用し、
    前記地上セルの上りリンクのリソースブロックを、前記システム帯域における前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロックが配置された中央部分帯域を除く両端側の部分帯域に制限して配置することを特徴とする地上セル基地局。
  14. 請求項13の地上セル基地局において、
    前記地上セルの無線リソース制御パラメータの設定変更及びスケジューリング制御の少なくとも一方により、前記地上セルの上りリンクのリソースブロックの配置を変更することを特徴とする地上セル基地局。
  15. 請求項13又は14の地上セル基地局において、
    前記地上セルに在圏する移動局の上りリンクの送信電力を、所定の上限電力以下又は上限電力未満に制限することを特徴とする地上セル基地局。
  16. 請求項13乃至15のいずれかの地上セル基地局において、
    前記地上セルの無線リソース制御パラメータの設定変更及びスケジューリング制御の少なくとも一方により、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域と前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域との境界部分に、上りリンクの通信に用いないガードリソースブロック領域を有することを特徴とする地上セル基地局。
  17. 請求項13乃至16のいずれかの地上セル基地局において、
    前記システム帯域における前記大ゾーンセルからの下りリンク干渉レベルの測定結果を、前記地上セルの移動局から取得し、
    前記下りリンク干渉レベルの測定結果に基づいて、前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定及び前記地上セルに在圏する移動局の上りリンクの送信電力の設定の少なくとも一つを行うことを特徴とする地上セル基地局。
  18. 請求項13乃至16のいずれかの地上セル基地局において、
    前記システム帯域における前記大ゾーンセルからの下りリンク干渉レベルの測定結果を、前記地上セルの移動局から取得し、
    前記下りリンク干渉レベルの測定結果を基地局管理装置に送信し、
    前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定及び前記地上セルに在圏する移動局の上りリンクの送信電力の設定の少なくとも一つの情報を、前記基地局管理装置から受信することを特徴とする地上セル基地局。
  19. 空中浮揚型の通信中継装置から大ゾーンセルを形成して移動局と通信する大ゾーンセル基地局と、前記大ゾーンセル基地局との間で同一のシステム帯域を共用し前記大ゾーンセルの内側又は近傍に地上セルを形成して移動局と通信する複数の地上セル基地局と、を管理する基地局管理装置であって、
    前記大ゾーンセル基地局から、前記システム帯域における前記地上セルの移動局からの上りリンク干渉レベルの測定結果を受信し、
    前記上りリンク干渉レベルの測定結果に基づいて、前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定、前記地上セルに在圏する移動局の上りリンクの送信電力の設定、及び、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域と前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域との境界部分における上りリンクの通信に用いないガードリソースブロック領域の設定の少なくとも一つを行い、その結果を、前記大ゾーンセル基地局又は前記地上セル基地局に送信することを特徴とする基地局管理装置。
  20. 空中浮揚型の通信中継装置から大ゾーンセルを形成して移動局と通信する大ゾーンセル基地局と、前記大ゾーンセル基地局との間で同一のシステム帯域を共用し前記大ゾーンセルの内側又は近傍に地上セルを形成して移動局と通信する複数の地上セル基地局と、を管理する基地局管理装置であって、
    前記地上セル基地局から、前記地上セルの移動局から取得した前記システム帯域における前記大ゾーンセルからの下りリンク干渉レベルの測定結果を受信し、
    前記下りリンク干渉レベルの測定結果に基づいて、前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域の決定、前記地上セルに在圏する移動局の上りリンクの送信電力の設定、及び、前記大ゾーンセルの上りリンクのリソースブロック割当領域と前記地上セルの上りリンクのリソースブロック割当領域との境界部分における上りリンクの通信に用いないガードリソースブロック領域の設定の少なくとも一つを行い、その結果を、前記大ゾーンセル基地局又は前記地上セル基地局に送信することを特徴とする基地局管理装置。
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