JP2020053377A - 扁平電線 - Google Patents

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由香 澤田
Yuka Sawada
由香 澤田
直之 児島
Naoyuki Kojima
直之 児島
弘昭 力久
Hiroaki Rikihisa
弘昭 力久
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Abstract

【課題】車載用のワイヤーハーネスとして使用する際にも、振動による絶縁被覆部への影響を低減することができる扁平電線を提供する。【解決手段】本発明の扁平電線は、断面形状が長方形状の扁平導体と、前記扁平導体の外周を被覆する絶縁被覆部と、を備える扁平電線であって、前記扁平電線は、前記絶縁被覆部の主面と側面が交差する少なくとも1つの角部に、前記扁平導体が延出する方向に沿って延在する突出部を有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、電気自動車のワイヤーハーネス等として使用可能な扁平電線に関する。
従来、モーターコイルに使用される扁平電線として、扁平導体の外周を被覆する絶縁被覆部の対向する一対の側面の膜厚を、他方の対向する一対の側面の膜厚より厚くした扁平電線が開示されている(特許文献1参照)。
具体的には、特許文献1では、絶縁被覆部の対向する一対の側面の膜厚を、他方の対向する一対の側面の膜厚より厚くすることにより、扁平電線をコイル加工した際に、扁平電線を上下、左右のいずれの方向で対向させた際にも絶縁被覆部の膜厚の減少を抑制することが開示されている。
特開2013−12401号公報
しかしながら、扁平電線を自動車のワイヤーハーネス等に使用する際、ボディやフロアに直接扁平電線の側面を接して配設するため、膜厚が厚い側面を接触面とした場合であっても、走行時の振動で接触面が傷つきやすくなる。また、特許文献1に係る扁平電線では、絶縁被覆部の対向する一対の側面の膜厚を、他方の対向する一対の側面の膜厚より厚くするため、膜厚が厚くなる側面からの放熱性が低下するおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車載用のワイヤーハーネスとして使用する際にも、振動による絶縁被覆部への影響を低減することができる扁平電線を提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る扁平電線は、断面形状が長方形状の扁平導体と、前記扁平導体の外周を被覆する絶縁被覆部と、を備える扁平電線であって、前記扁平電線は、前記絶縁被覆部の主面と側面が交差する少なくとも1つの角部に、前記扁平導体が延出する方向に沿って延在する突出部を有することを特徴とする。
また、本発明に係る扁平電線は、上記発明において、前記突出部の主面方向の突出長さおよび側面方向の突出長さは、前記絶縁被覆部の主面側の厚さおよび側面側の厚さの0.5〜15%の範囲内であることを特徴とする。
また、本発明に係る扁平電線は、上記発明において、前記扁平導体は、一枚の金属板であることを特徴とする。
また、本発明に係る扁平電線は、上記発明において、前記扁平導体は、複数の素線が撚り合わされてなる扁平撚線導体であることを特徴とする。
また、本発明に係る扁平電線は、上記発明において、前記扁平撚線導体は、前記複数の素線のうち、少なくとも前記扁平撚線導体の外周部に位置する素線の断面が異形形状であることを特徴とする。
また、本発明に係る扁平電線は、上記発明において、車載用のワイヤーハーネスとして使用されることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成で振動による絶縁被覆部への影響を低減することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る扁平電線の斜視図である。 図2は、図1の扁平電線の角部の一部拡大図である。 図3は、本発明の実施の形態の変形例1に係る扁平電線の斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態の変形例2に係る扁平電線の斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一または対応する要素には適宜同一の符号を付している。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る扁平電線10の斜視図である。図2は、図1の扁平電線10の角部の一部拡大図である。
扁平電線10は、断面形状が長方形状の扁平導体1と、扁平導体1の外周を被覆する絶縁被覆部2と、を備え、絶縁被覆部2の主面f1およびf2と、側面f3およびf4とが交差する4つの角部に、扁平導体1が延出する方向に沿って延在する突出部3を有する。なお、本明細書において、絶縁被覆部2の主面f1およびf2は、扁平導体1の幅方向(長尺方向)に延在する面であり、側面f3およびf4は扁平導体1の厚さ方向(短尺方向)に延在する面である。
扁平導体1は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の材料からなる一枚の金属板である。
絶縁被覆部2は、主面f1と側面f3、主面f1と側面f4、主面f2と側面f3、主面f2と側面f4とが交差する4つの角部に突出部3をそれぞれ有している。本実施の形態では、4つの突出部3は、円柱の側面の一部分が角部から突出した形状であり、各突出部3の主面f1またはf2、および側面f3またはf4からの突出量は同一である。なお、扁平導体1が延出する方向に沿って、絶縁被覆部2の主面f1またはf2、および側面f3およびf4から突出して延在するものであれば、突出部3の形状は円柱状に限定されるものではない。また、本実施の形態では、4つの角部にそれぞれ突出部3を有しているが、少なくとも1つの角部に突出部3が形成されていればよい。車載用のワイヤーハーネスとして使用される場合、フロア等に配置されるため、少なくとも設置面(底面となる主面f2)の2つの角部にそれぞれ突出部3が形成されることが好ましいが、配置方式によっては、1つの角部のみを介して設置される場合があるためである。
主面f1と側面f3との角部に形成された突出部3を例に、図2を参照して、突出部3の大きさについて説明する。突出部3の主面f1方向の突出長さa2は、絶縁被覆部2の主面f2側の厚さa1の0.5〜15%であることが好ましい。また、突出部3の側面f3方向の突出長さb2は、絶縁被覆部2の側面f3側の厚さb1の0.5〜15%であることが好ましい。
突出部3の主面f1方向の突出長さa2を、絶縁被覆部2の主面f2側の厚さa1の0.5%以上とすることで、車載用ワイヤーハーネスとして使用した際に、フロア等からの振動を吸収し、絶縁被覆部2の破れを防止することができる。また、突出部3の主面f1方向の突出長さa2は、コスト及び高背化を抑制する観点から、絶縁被覆部2の主面f2側の厚さa1の15%以下とすることが好ましい。突出部3の主面f1方向の突出長さa2は、絶縁被覆部2の主面f2側の厚さa1の1%以上が特に好ましく、絶縁被覆部2の主面f2側の厚さa1の10%以下が特に好ましい。
また、突出部3の幅方向の大きさa3は、側面f3側の厚さb1より大きくてもよいが、扁平導体1の幅方向の長さの200%以下であることが好ましく、特に150%以下である。突出部3の厚さ方向の大きさb3は、主面f1側の厚さa1より大きくてもよいが、扁平導体1の厚さ方向の長さの200%以下であることが好ましく、特に150%以下である。
本実施の形態では、4つの突出部3は、主面f1またはf2、および側面f3またはf4からの突出量は同一であるが、各突出部3の主面f1方向の突出長さa2、および側面f3方向の突出長さb2が上記範囲内であれば、必ずしも同一である必要はない。設置面(底面となる主面f2)の2つ角部にそれぞれ形成される突出部3の主面f2方向の突出長さa2は、同一であることが好ましい。
絶縁被覆部2は、扁平導体1の周囲に絶縁被覆部2を構成する材料を押出成型することにより形成される。突出部3は、ダイスの形状を変更して設けるほか、突出部3を有しない扁平電線用のダイスを使用し、ダイス中の扁平導体1の位置を中央から厚み方向に寄せることにより形成することもできる。絶縁被覆部2を構成する材料は、絶縁性を有する材料であれば特に限定されるものではないが、天然ゴム、エチレンプロピレンゴム、シリコーンゴム、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、架橋ポリエチレン、エチレン・四フッ化エチレン等が例示される。
本発明の実施の形態に係る扁平電線10によれば、車載用のワイヤーハーネスとして使用された場合、突出部3により走行時の振動を吸収しやすくなるため、絶縁被覆部2への振動による影響を低減できるとともに、振動による絶縁被覆部2の削れが発生する場合も、突出部3の先端から削れるため、耐久性が高くなる。
なお、上記の実施の形態では、扁平導体1として金属板を使用しているが、これに限定するものではなく、扁平電線として、複数の素線が撚り合わされてなる扁平撚線導体を使用することもできる。図3は、本発明の実施の形態の変形例1に係る扁平電線10Aの斜視図である。
扁平電線10Aは、複数の素線4が周状に撚り合わされた断面が長方形状の扁平撚線導体1Aと、扁平撚線導体1Aの外周を被覆する絶縁被覆部2と、を備え、絶縁被覆部2の主面f1およびf2と、側面f3およびf4とが交差する4つの角部に、扁平導体1が延出する方向に沿って延在する突出部3を有する。
素線4の材料としては、実施の形態1の扁平導体1と同様の材料を使用することができる。
実施の形態の変形例1では、実施の形態と同様に、絶縁被覆部2への振動による影響を低減できるとともに、扁平導体として複数の素線4を撚り合せた扁平撚線導体1Aを使用するため、1枚の金属板を扁平導体として使用する場合に比べ、厚さ方向だけでなく、幅方向(エッジワイズ方向)の可撓性を向上することができる。
さらに、扁平導体として、複数の異形形状の素線4bが撚り合わされてなり、断面が矩形状の扁平撚線導体1Bを使用することもできる。図4は、本発明の実施の形態の変形例2に係る扁平電線10Bの斜視図である。
扁平撚線導体1Bは、断面が円形の複数の素線を、同芯撚り、集合撚り、ロープ撚り等により略円状に撚り合わせた撚線導体を、4方向(幅方向および厚み方向)から圧延し、断面が長方形状の撚線導体としたものである。扁平撚線導体1Bを構成する複数の素線4bは、断面が円形以外の異形形状(三角、四角等)となり、隣接する素線4bと噛み合っている。これにより、扁平撚線導体1Bは形状安定性が向上し、扁平撚線導体1Bの周囲に絶縁被覆部2を形成する工程を容易に行うことができる。また、角部に形成された突出部3により、振動による影響を低減することができる。
扁平撚線導体1Bの幅方向の長さと厚さ方向の長さとの比(扁平率)は、5:1〜10:1程度とすることが好ましい。扁平撚線導体1Bの扁平率を上記範囲とすることにより、塑性変形によって少なくとも外周部に位置する素線4bの断面形状が異形形状となり、可撓性、および形状安定性に優れる扁平電線10Bを得ることができる。
1 扁平導体
2 絶縁被覆部
3 突出部
4、4b 素線
10、10A、10B 扁平電線

Claims (6)

  1. 断面形状が長方形状の扁平導体と、前記扁平導体の外周を被覆する絶縁被覆部と、を備える扁平電線であって、
    前記扁平電線は、前記絶縁被覆部の主面と側面が交差する少なくとも1つの角部に、前記扁平導体が延出する方向に沿って延在する突出部を有することを特徴とする扁平電線。
  2. 前記突出部の主面方向の突出長さおよび側面方向の突出長さは、前記絶縁被覆部の主面側の厚さおよび側面側の厚さの0.5〜15%の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の扁平電線。
  3. 前記扁平導体は、一枚の金属板であることを特徴とする請求項1または2に記載の扁平電線。
  4. 前記扁平導体は、複数の素線が撚り合わされてなる扁平撚線導体であることを特徴とする請求項1または2に記載の扁平電線。
  5. 前記扁平撚線導体は、前記複数の素線のうち、少なくとも前記扁平撚線導体の外周部に位置する素線の断面が異形形状であることを特徴とする請求項4に記載の扁平電線。
  6. 車載用のワイヤーハーネスとして使用されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の扁平電線。
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