JP2020052261A - 画像形成装置 - Google Patents

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龍太郎 平
嘉典 大野
Yoshinori Ono
嘉典 大野
秀樹 女鹿田
Hideki Mekata
秀樹 女鹿田
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Abstract

【課題】手差しトレイを閉じるときの操作力を従来よりも低減でき、かつ手差しトレイの保持力を確保できる、画像形成装置を提供する。【解決手段】装置本体1は、複数の支持部を有している。手差しトレイ50は、下端54を支点として回動することにより、装置本体1に開閉自在に取り付けられている。手差しトレイ50は、各々が装置本体1の支持部によって支持されることにより手差しトレイ50を閉じた状態に保つ、第1止め部60と第2止め部70とを有している。第2止め部70は、第1止め部60よりも手差しトレイ50の下端54の近くに配置されている。第1止め部60は、支持部との係合を外すために必要とされる力が、第2止め部70よりも小さい。【選択図】図1

Description

本開示は、画像形成装置に関する。
画像形成装置に関し、装置本体に設けられた支持部に弾性的に係止するフックを手差し給紙トレイの内壁面の両側にそれぞれ設け、手差し給紙トレイを開閉操作するための把持部から遠いフックを支持部に係止させる力を把持部から近いフックを支持部に係止させる力よりも小さくする構成が、たとえば特開2011−95628号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2011−95628号公報
上記文献には、左右一対のフックの一方を支持部に係止させる力を低減することで、左右のフックの閉じ力を同等にして、手差し給紙トレイが片閉まりになることを防ぐと記載されている。フックを支持部に係止させる力が低減されていることで、手差し給紙トレイに衝撃が加わったときに、フックの支持部への係止が外れて手差し給紙トレイが意図せずに開いてしまう可能性がある。
本開示では、手差しトレイを閉じるときの操作力を従来よりも低減でき、かつ手差しトレイの保持力を確保できる、画像形成装置が提供される。
本開示に従うと、装置本体と、手差しトレイとを備えている、画像形成装置が提供される。装置本体は、複数の支持部を有している。手差しトレイは、下端を有している。手差しトレイは、下端を支点として回動することにより、装置本体に開閉自在に取り付けられている。手差しトレイは、開いた状態で記録媒体を搭載可能である。手差しトレイは、複数の止め部を有している。複数の止め部は、各々が支持部によって支持されることにより、手差しトレイを閉じた状態に保つ。複数の止め部は、第1止め部と、第1止め部よりも下端の近くに配置された第2止め部とを含んでいる。手差しトレイは、手差しトレイを開けるときにユーザーが手を掛ける取っ手部をさらに有している。取っ手部は、第1止め部と第2止め部との中間位置よりも下端から離れて配置されている。第1止め部は、支持部との係合を外すために必要とされる力が、第2止め部よりも小さい。
上記の画像形成装置において、装置本体は、扉を有している。扉は、一側縁を有し、一側縁を支点として回動することにより開閉自在に設けられている。手差しトレイは、扉に設けられている。複数の止め部は、第1止め部よりも一側縁の近くに配置された第3止め部をさらに含んでいる。第1止め部は、支持部との係合を外すために必要とされる力が、第3止め部よりも小さい。
上記の画像形成装置において、取っ手部は、手差しトレイの上端に設けられている。
上記の画像形成装置において、手差しトレイを閉じた状態で、第1止め部は支持部と接触しており、第2止め部と支持部との間には隙間が形成されている。
上記の画像形成装置において、第1止め部は、手差しトレイを閉じた状態で支持部に対向する第1対向面を有している。第2止め部は、手差しトレイを閉じた状態で支持部に対向する第2対向面を有している。第1対向面および第2対向面は手差しトレイの回動の周方向に対して傾斜しており、第1対向面の傾斜の角度は第2対向面の傾斜の角度よりも小さい。
上記の画像形成装置において、第1止め部は、手差しトレイを開閉するときに支持部と摺動する第1摺動部と、第1摺動部が先端に設けられた第1本体部とを有している。第2止め部は、手差しトレイを開閉するときに支持部と摺動する第2摺動部と、第2摺動部が先端に設けられた第2本体部とを有している。第1本体部の厚みは第2本体部の厚みよりも小さい。
上記の画像形成装置において、第1本体部の長さは第2本体部の長さよりも大きい。
上記の画像形成装置において、手差しトレイを閉じた状態で、第1対向面および第2対向面は支持部と接触しており、第1対向面は第2対向面よりも摩擦抵抗が小さい。
上記の画像形成装置において、手差しトレイを閉じた状態で、第1対向面および第2対向面は支持部と接触しており、第1対向面と支持部との接触面積が第2対向面と支持部との接触面積よりも小さい。
本開示に係る画像形成装置によれば、手差しトレイを閉じるときの操作力を従来よりも低減でき、かつ、手差しトレイの保持力を確保することができる。
画像形成装置の一実施形態の概略構成を示す斜視図である。 図1に示す画像形成装置の右側面図である。 扉の部品図である。 手差しトレイに対する止め部の配置を示す模式図である。 止め部の拡大図である。 支持部に係合した第1止め部の模式図である。 支持部に係合した第2止め部の模式図である。 支持部に係合した第3止め部の模式図である。 支持部に係合した第4止め部の模式図である。 第1止め部と第2止め部との比較の第1の例を示す模式図である。 第1止め部と第2止め部との比較の第2の例を示す模式図である。 第1止め部と第2止め部との比較の第3の例を示す模式図である。 第1止め部と第2止め部との比較の第4の例を示す模式図である。
以下、本開示に係る画像形成装置の実施形態について、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。
[画像形成装置100の全体構成]
図1は、画像形成装置100の一実施形態の概略構成を示す斜視図である。図2は、図1に示す画像形成装置100の右側面図である。まず、図1および図2を参照して、実施形態の画像形成装置100の全体構成の概略について説明する。
図1,2に示されるように、画像形成装置100は、装置本体1と、画像読取部2とを備えている。画像読取部2は、原稿を光学的に読み取って画像データを得る。装置本体1は、画像データに基づいて記録媒体上に画像を印刷する画像形成部6を有している。装置本体1は、記録媒体を格納するための4台の給紙カセット9を有している。給紙カセット9は、画像形成部6の下方に配置されている。装置本体1の上面には、画像形成部6によって画像を形成された記録媒体が排出される排出部5が配置されている。
装置本体1は、前側面22と、右側面23とを有している。前側面22は、画像形成装置100を使用する作業者が通常立つことになる、画像形成装置100の正面を向いている。前側面22には、操作パネル10が設けられている。作業者は、操作パネル10を操作することにより、画像形成装置100を用いて印刷または画像読取などの各種の作業を行なう。操作パネル10は、ヒンジによって回動可能に装置本体1に装着されている。
装置本体1は、右側面23に扉40を有している。図3は、扉40の部品図である。扉40は、第一側縁42と、第二側縁43とを有している。図2,3に示されるように、第一側縁42は、扉40を正面視した場合の右側の側縁であり、第二側縁43は、扉40を正面視した場合の左側の側縁である。図1に示される扉40が閉じられた状態で、第一側縁42は、装置本体1の後側に配置されており、第二側縁43は、装置本体1の前側に配置されている。
扉40は、開閉可能に設けられている。扉40の第一側縁42に、回転軸部44A,44B,44Cが取り付けられている。扉40は、回転軸部44A,44B,44Cを回転中心として回転して、開閉動作する。扉40は、第一側縁42を支点として回動することにより、開閉自在に設けられている。扉40は、扉取っ手部46を有している。作業者は、扉取っ手部46を把持して扉40のロックを解除して、閉じた状態の扉40を開けることができる。扉取っ手部46は、第二側縁43の近傍に配置されている。
[手差しトレイ50の構成]
装置本体1には、手差しトレイ50が取り付けられている。手差しトレイ50は、扉40に設けられている。手差しトレイ50は、装置本体1の右側面23に設けられている。手差しトレイ50は、開閉可能である。図1,2に示される手差しトレイ50は、開いた状態である。図3に示される手差しトレイ50は、閉じた状態である。手差しトレイ50は、開いた状態で手差しトレイ50の上面をなす搭載面51を有している。開いた状態の手差しトレイ50は、搭載面51上に印刷用紙などの記録媒体を搭載可能である。
手差しトレイ50は、搭載面51上に、規制部材52,53を有している。搭載面51上に搭載される記録媒体は、規制部材52と規制部材53との間に配置される。規制部材52,53は、手差しトレイ50から装置本体1へ搬送される記録媒体の搬送方向(以下、単に搬送方向と称する)に直交する方向(以下、幅方向と称する)における記録媒体の位置を規制する。規制部材52,53は、搬送方向に延びている。規制部材52,53は、幅方向に間隔を空けて、互いに平行に配置されている。規制部材52,53は、幅方向における互いの間隔を調整可能であり、複数種類の記録媒体の寸法のそれぞれに適応可能とされている。
手差しトレイ50は、下端54と、上端55と、縁部57,58とを有している。図3に示される手差しトレイ50が閉じられた状態で、下端54は手差しトレイ50の下方の端部をなし、上端55は手差しトレイ50の上方の端部をなしている。縁部57は、手差しトレイ50を正面視した場合の右側の側縁であり、縁部58は、手差しトレイ50を正面視した場合の左側の側縁である。手差しトレイ50は、その下端54を支点として回動することにより、装置本体1(扉40)に対して開閉自在とされている。
搭載面51上の記録媒体の搬送方向は、上端55から下端54に向かう方向である。下端54と上端55とは、搬送方向における手差しトレイ50の両縁部をなしている。縁部57,58は、幅方向における手差しトレイ50の両縁部をなしている。搭載面51は、手差しトレイ50の回動の径方向に延びている。手差しトレイ50の回動の周方向は、搭載面51と直交する方向である。
扉40には、図1に示されるように、手差しトレイ50を収容可能な凹部が形成されている。この凹部は、図3に示されるように、閉じた状態の手差しトレイ50の上端55よりも少し上方にまで亘って形成されている。作業者は、手差しトレイ50の上端55の上方に凹部に手指を差し入れて、手差しトレイ50を引き出すことにより、閉じた状態の扉40を開けることができる。実施形態の手差しトレイ50において、上端55は、手差しトレイ50を開けるときにユーザーが手を掛けるトレイ取っ手部56を構成している。
手差しトレイ50は、閉じられた状態で、装置本体1、より具体的には扉40によって支持されている。装置本体1(扉40)は、手差しトレイ50を支持する複数の支持部を有している。手差しトレイ50は、複数の止め部を有している。複数の止め部は、各々が装置本体1の支持部に弾性的に係止して、支持部によって支持されることにより、手差しトレイ50を閉じた状態に保つ。図1に示されるように、手差しトレイ50は、縁部57に第1止め部60と第2止め部70とを有している。図1には図示されないが、手差しトレイ50は、縁部58に第3止め部80と第4止め部90とを有している。
図4は、手差しトレイ50に対する止め部の配置を示す模式図である。図4においては、複数の止め部、すなわち第1止め部60、第2止め部70、第3止め部80および第4止め部90の、手差しトレイ50における配置が、縦長矩形を用いて模式的に図示されている。図4においては、搬送方向が図中の上下方向であり、幅方向が図中の左右方向である。
第1止め部60と第2止め部70とは、手差しトレイ50の縁部57に設けられており、搬送方向に間隔を空けて配置されている。第3止め部80と第4止め部90とは、手差しトレイ50の縁部58に設けられており、搬送方向に間隔を空けて配置されている。搬送方向において、第1止め部60と第3止め部80とは、ほぼ同じ位置に配置されている。搬送方向において、第2止め部70と第4止め部90とは、ほぼ同じ位置に配置されている。
図4に二点鎖線で示す直線Aは、幅方向に延び第1止め部60と第3止め部とを通る直線である。図4中に二点鎖線で示す直線Bは、幅方向に延び第3止め部80と第4止め部90とを通る直線である。直線Aと直線Bとは、搬送方向に間隔を空けて平行に延びている。図4中に一点鎖線で示す直線Cは、直線Aおよび直線Bと平行に延び、直線Aと直線Bとの間隔を二等分する直線である。直線Cは、幅方向に延びている。直線Aと直線Cとの間の距離と、直線Bと直線Cとの間の距離とは、等しくなっている。直線Cは、搬送方向における第1止め部60と第2止め部70との中間位置を示し、搬送方向における第3止め部80と第4止め部90との中間位置を示している。
第1止め部60は、第2止め部70よりも、下端54から離れて配置されている。第2止め部70は、第1止め部60よりも、下端54の近くに配置されている。第3止め部80は、第4止め部90よりも、下端54から離れて配置されている。第4止め部90は、第3止め部80よりも、下端54の近くに配置されている。第2止め部70と第4止め部90とは、手差しトレイ50を開閉するときの回動の中心となる下端54に近く配置されている。第1止め部60と第3止め部80とは、手差しトレイ50を開操作するときにユーザーが手を触れるトレイ取っ手部56をなす、上端55に近く配置されている。
トレイ取っ手部56は、第1止め部60と第2止め部70との中間位置よりも下端54から離れて配置されている。トレイ取っ手部56は、第3止め部80と第4止め部90との中間位置よりも下端54から離れて配置されている。なお実施形態では、手差しトレイ50の上端55がトレイ取っ手部56を構成しているが、この構成に限られない。図4に示される直線Cよりも下端54から離れる(上端55に近い)位置において手差しトレイ50に窪みが形成されて、この窪みがトレイ取っ手部56を構成してもよい。
図3に示されるように、手差しトレイ50の縁部57,58のうち、扉40の回動の支点をなす第一側縁42の近くに縁部58が配置されており、縁部57は第一側縁42から離れて配置されている。第1止め部60と第2止め部70とは、扉40の第一側縁42から離れて配置されている。第3止め部80と第4止め部90とは、扉40の第一側縁42の近くに配置されている。
第1止め部60は、第3止め部80よりも、第一側縁42から離れて配置されている。第3止め部80は、第1止め部60よりも、第一側縁42の近くに配置されている。第2止め部70は、第4止め部90よりも、第一側縁42から離れて配置されている。第4止め部90は、第2止め部70よりも、第一側縁42の近くに配置されている。第3止め部80と第4止め部90とは、扉40を開閉するときの回動の中心となる第一側縁42に近く配置されている。第1止め部60と第2止め部70とは、扉40を開閉操作するときにユーザーが手を触れる扉取っ手部46に近く配置されている。
図5は、第1止め部60の拡大図である。たとえば、細長板状に形成された手差しトレイ50の縁部57にU字状の溝57Gが形成されることにより、第1止め部60が形成されてもよい。第1止め部60は、第1本体部61と、第1摺動部62とを有している。第1摺動部62は、第1本体部61の先端に設けられている。図5には図示しないが、第2止め部70、第3止め部80および第4止め部90もまた、図5に示される第1止め部60と同様に、本体部と本体部の先端の摺動部とを有している。
[手差しトレイ50と装置本体1との係合]
図6は、装置本体1の支持部36に係合した第1止め部60の模式図である。図6および後述する図7〜13に示される手差しトレイ50は、閉じられた状態である。上述した通り、手差しトレイ50の搭載面51は、手差しトレイ50の回動の径方向に延びており、搭載面51に直交する方向が手差しトレイ50の回動の周方向である。図6〜9においては、手差しトレイ50の回動の径方向は図中の紙面垂直方向であり、手差しトレイ50の回動の周方向は図中の上下方向である。図6〜9における紙面垂直方向は、搬送方向でもある。
装置本体1、より具体的には扉40は、支持部36を有している。第1止め部60の第1摺動部62は、第1摺動面63と、第1対向面64とを有している。第1摺動面63は、手差しトレイ50を開閉するときに、支持部36に対して摺動する。第1対向面64は、図6に示される手差しトレイ50を閉じた状態で、支持部36に対向している。図6に示される第1対向面64は、支持部36と接触している。
第1対向面64は、手差しトレイ50の回動の周方向に対して傾斜している。手差しトレイ50の回動の周方向に対する第1対向面64の傾斜の角度が、図6中に示される角度θ1である。
図7は、支持部37に係合した第2止め部70の模式図である。装置本体1、より具体的には扉40は、支持部37を有している。第2止め部70は、第2本体部71と、第2摺動部72とを有している。第2摺動部72は、第2本体部71の先端に設けられている。
第2摺動部72は、第2摺動面73と、第2対向面74とを有している。第2摺動面73は、手差しトレイ50を開閉するときに、支持部37に対して摺動する。第2対向面74は、図7に示される手差しトレイ50を閉じた状態で、支持部37に対向している。図7に示される第2対向面74は、支持部37と接触しておらず、第2対向面74と支持部37との間には隙間が形成されている。
第2対向面74は、手差しトレイ50の回動の周方向に対して傾斜している。手差しトレイ50の回動の周方向に対する第2対向面74の傾斜の角度が、図7中に示される角度θ2である。
図8は、支持部38に係合した第3止め部80の模式図である。装置本体1、より具体的には扉40は、支持部38を有している。第3止め部80は、第3本体部81と、第3摺動部82とを有している。第3摺動部82は、第3本体部81の先端に設けられている。
第3摺動部82は、第3摺動面83と、第3対向面84とを有している。第3摺動面83は、手差しトレイ50を開閉するときに、支持部38に対して摺動する。第3対向面84は、図8に示される手差しトレイ50を閉じた状態で、支持部38に対向している。図8に示される第3対向面84は、支持部38と接触している。
第3対向面84は、手差しトレイ50の回動の周方向に対して傾斜している。手差しトレイ50の回動の周方向に対する第3対向面84の傾斜の角度が、図8中に示される角度θ3である。
図9は、支持部39に係合した第4止め部90の模式図である。装置本体1、より具体的には扉40は、支持部39を有している。第4止め部90は、第4本体部91と、第4摺動部92とを有している。第4摺動部92は、第4本体部91の先端に設けられている。
第4摺動部92は、第4摺動面93と、第4対向面94とを有している。第4摺動面93は、手差しトレイ50を開閉するときに、支持部39に対して摺動する。第4対向面94は、図9に示される手差しトレイ50を閉じた状態で、支持部39に対向している。図9に示される第4対向面94は、支持部39と接触しておらず、第4対向面94と支持部39との間には隙間が形成されている。
第4対向面94は、手差しトレイ50の回動の周方向に対して傾斜している。手差しトレイ50の回動の周方向に対する第4対向面94の傾斜の角度が、図9中に示される角度θ4である。
図6〜9に示されるように、手差しトレイ50の回動の周方向に対する第1対向面64の傾斜の角度を示す角度θ1は、第2対向面74の傾斜の角度を示す角度θ2よりも小さい。角度θ1は、第3対向面84の傾斜の角度を示す角度θ3よりも小さい。角度θ2は、第4対向面94の傾斜の角度を示す角度θ4よりも小さい。角度θ3は、角度θ4よりも小さい。
図6〜9に示される手差しトレイ50が閉じた状態から、手差しトレイ50が開かれるとき、手差しトレイ50は、図中の下向きに移動する。上記の傾斜の角度の大小によって、各止め部の各支持部との係合を外すために必要な力が相違することになる。
具体的には、第1止め部60と支持部36との係合を外すために必要とされる力は、第2止め部70と支持部37との係合を外すために必要とされる力よりも小さい。第1止め部60と支持部36との係合を外すために必要とされる力は、第3止め部80と支持部38との係合を外すために必要とされる力よりも小さい。第2止め部70と支持部37との係合を外すために必要とされる力は、第4止め部90と支持部39との係合を外すために必要とされる力よりも小さい。第3止め部80と支持部38との係合を外すために必要とされる力は、第4止め部90と支持部39との係合を外すために必要とされる力よりも小さい。
[作用および効果]
以上の構成を備えている実施形態の画像形成装置100では、図3に示されるように、手差しトレイ50は、回動の支点となる下端54と、手差しトレイ50の開動作時にユーザーが手を掛けるトレイ取っ手部56とを有している。図4に示されるように、第1止め部60と第2止め部70とのうち、第1止め部60がトレイ取っ手部56により近く、第2止め部70が下端54により近く配置されている。図6,7に示されるように、第1止め部60の支持部36との係合を外すために必要な力が、第2止め部70の支持部37との係合を外すために必要な力よりも小さくされている。
第1止め部60のロック解除に必要な力量を小さくすることで、手差しトレイ50の開閉に必要な操作力量を低下させることができる。一方、第2止め部70のロック解除に必要な力量が高いことで、閉じられた状態での手差しトレイ50の保持力を確保することができる。手差しトレイ50を開閉するときには、第2止め部70がトレイ取っ手部56から離れた位置に配置されており、トレイ取っ手部56に作用する力によって第2止め部70にはより大きなモーメントが加わることになるため、小さい操作力量で開閉が可能になる。
したがって、実施形態の画像形成装置100によれば、手差しトレイ50を閉じるときの操作力を従来よりも低減でき、かつ、手差しトレイ50の閉じた状態での保持力を確保することができる。
図1,3に示されるように、手差しトレイ50は、扉40に設けられている。扉40は、回動の支点となる第一側縁42と、扉40の開閉動作時にユーザーが手を掛ける扉取っ手部46とを有している。図3,4に示されるように、第1止め部60と第3止め部80とのうち、第1止め部60が扉取っ手部46により近く、第3止め部80が第一側縁42により近く配置されている。図6,8に示されるように、第1止め部60の支持部36との係合を外すために必要な力が、第3止め部80の支持部38との係合を外すために必要な力よりも小さくされている。
扉40の回動の支点となる第一側縁42に近い第3止め部80のロック解除に必要な力量が高いことで、扉40の開閉時に手差しトレイ50に加わる衝撃によって手差しトレイ50が意図せず開くことを抑制することができる。したがって、手差しトレイ50の閉じた状態での保持力を、より確実に確保することができる。
図3に示されるように、手差しトレイ50の上端55が、トレイ取っ手部56としての機能を有している。このようにすれば、トレイ取っ手部56と第2止め部70との距離が大きくなることで、手差しトレイ50の開閉時に第2止め部70により大きなモーメントを作用することができ、第2止め部70と支持部37との係合およびその解除をより確実に行なうことができる。また、手差しトレイ50の構造を簡単にできるので、手差しトレイ50の製造が容易になる。
図6,7に示されるように、手差しトレイ50を閉じた状態で、第1止め部60の第1対向面64は支持部36と接触しており、第2止め部70の第2対向面74と支持部37との間には隙間が形成されている。全ての止め部が支持部と接触する構成としたならば、手差しトレイ50を閉じようとするときに、支持部に先に係合したいずれかの止め部が、支持部に未だ係合していない他の止め部の動作を妨げて、その結果手差しトレイ50の閉じ動作のために必要とされる力量が増大する可能性がある。第2止め部70と支持部37とを非接触にする構成としたことで、手差しトレイ50を容易に閉じることが可能とされている。
図6,7に示されるように、第1止め部60の第1対向面64と第2止め部70の第2対向面74とは、手差しトレイ50の回動の周方向に対して傾斜している。第1対向面64の傾斜の角度、すなわち角度θ1が、第2対向面74の傾斜の角度、すなわちθ2よりも小さい。このように傾斜の角度に差を持たせることにより、第1止め部60のロック解除に必要な力量を相対的に小さくし、第2止め部70のロック解除に必要な力量を相対的に大きくする構成が実現される。したがって、第1止め部60の支持部36との係合を外すために必要な力を、第2止め部70の支持部37との係合を外すために必要な力よりも、確実に小さくすることができる。
[変形例]
図10は、第1止め部60と第2止め部70との比較の第1の例を示す模式図である。図10に示される例では、第1止め部60の第1本体部61の厚みt1が、第2止め部70の第2本体部71の厚みt2よりも小さくなっている。このようにすれば、第1止め部60は第2止め部70よりも撓みやすくなるため、第1止め部60のロック解除に必要な力量が低減される。したがって、第1止め部60の支持部36との係合を外すために必要な力を、第2止め部70の支持部37との係合を外すために必要な力よりも、確実に小さくすることができる。
図11は、第1止め部60と第2止め部70との比較の第2の例を示す模式図である。図11に示される例では、第1止め部60の第1本体部61の長さL1が、第2止め部70の第2本体部71の長さL2よりも大きくなっている。このようにすれば、第1止め部60は第2止め部70よりも撓みやすくなるため、第1止め部60のロック解除に必要な力量が低減される。したがって、第1止め部60の支持部36との係合を外すために必要な力を、第2止め部70の支持部37との係合を外すために必要な力よりも、確実に小さくすることができる。
図12は、第1止め部60と第2止め部70との比較の第3の例を示す模式図である。図12に示される例では、第1止め部60の第1対向面64は支持部36と接触しており、第2止め部70の第2対向面74は支持部37と接触している。第1止め部60の第1摺動部62は、摺動層69を含んで構成されている。摺動層69は、第1摺動部62の表面に露出しており、第1対向面64を構成している。摺動層69の摩擦抵抗は、第2摺動部72の第2対向面74よりも小さくされている。したがって第1対向面64の摩擦抵抗が、第2対向面74の摩擦抵抗よりも小さくされている。
このようにすれば、第1対向面64が支持部36に対してより小さい力で摺動することとなり、第1止め部60のロック解除に必要な力量が低減される。したがって、第1止め部60の支持部36との係合を外すために必要な力を、第2止め部70の支持部37との係合を外すために必要な力よりも、確実に小さくすることができる。
図13は、第1止め部60と第2止め部70との比較の第4の例を示す模式図である。図13に示される例では、第1止め部60の第1摺動部62と第2止め部70の第2摺動部72とは、紙面垂直方向において同じ長さを有しているものとする。図13に示されるように、図中左右方向における第1対向面64が支持部36に接触している寸法d1は、第2対向面74が支持部37に接触している寸法d2よりも小さくされている。第1止め部60の支持部36に対する係り量(係止量)が、第2止め部70の支持部37に対する係り量よりも小さくされている。したがって第1止め部60と支持部36との接触面積が、第2止め部70と支持部37との接触面積よりも小さくされている。
このようにすれば、手差しトレイ50を開閉するときに、第1止め部60は、第2止め部70と比べて小さな撓み量で、支持部36に係合または支持部36との係合を解除することができるようになる。これにより、第1止め部60のロック解除に必要な力量が低減されるので、第1止め部60の支持部36との係合を外すために必要な力を、第2止め部70の支持部37との係合を外すために必要な力よりも、確実に小さくすることができる。
実施形態の手差しトレイ50に搭載され得る記録媒体は、普通紙、厚紙、印画紙などの紙製の記録媒体のほか、OHP(オーバーヘッド・プロジェクター)用紙などの樹脂製の記録媒体であってもよい。
実施形態の画像形成装置100は、複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ、または複合機であってもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 装置本体、23 右側面、36,37,38,39 支持部、40 扉、42 第一側縁、43 第二側縁、44A,44B,44C 回転軸部、46 扉取っ手部、50 手差しトレイ、51 搭載面、52,53 規制部材、54 下端、55 上端、56 トレイ取っ手部、57,58 縁部、60 第1止め部、61 第1本体部、62 第1摺動部、63 第1摺動面、64 第1対向面、69 摺動層、70 第2止め部、71 第2本体部、72 第2摺動部、73 第2摺動面、74 第2対向面、80 第3止め部、81 第3本体部、82 第3摺動部、83 第3摺動面、84 第3対向面、90 第4止め部、91 第4本体部、92 第4摺動部、93 第4摺動面、94 第4対向面、100 画像形成装置。

Claims (9)

  1. 複数の支持部を有する装置本体と、
    下端を有し、前記下端を支点として回動することにより前記装置本体に開閉自在に取り付けられ、開いた状態で記録媒体を搭載可能な、手差しトレイとを備え、
    前記手差しトレイは、各々が前記支持部によって支持されることにより前記手差しトレイを閉じた状態に保つ、複数の止め部を有し、
    前記複数の止め部は、第1止め部と、前記第1止め部よりも前記下端の近くに配置された第2止め部とを含み、
    前記手差しトレイは、前記手差しトレイを開けるときにユーザーが手を掛ける取っ手部をさらに有し、前記取っ手部は、前記第1止め部と前記第2止め部との中間位置よりも前記下端から離れて配置され、
    前記第1止め部は、前記支持部との係合を外すために必要とされる力が、前記第2止め部よりも小さい、画像形成装置。
  2. 前記装置本体は、扉を有し、
    前記扉は、一側縁を有し、前記一側縁を支点として回動することにより開閉自在に設けられており、
    前記手差しトレイは、前記扉に設けられており、
    前記複数の止め部は、前記第1止め部よりも前記一側縁の近くに配置された第3止め部をさらに含み、
    前記第1止め部は、前記支持部との係合を外すために必要とされる力が、前記第3止め部よりも小さい、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記取っ手部は、前記手差しトレイの上端に設けられている、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記手差しトレイを閉じた状態で、前記第1止め部は前記支持部と接触し、前記第2止め部と前記支持部との間には隙間が形成される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1止め部は、前記手差しトレイを閉じた状態で前記支持部に対向する第1対向面を有し、
    前記第2止め部は、前記手差しトレイを閉じた状態で前記支持部に対向する第2対向面を有し、
    前記第1対向面および前記第2対向面は前記手差しトレイの回動の周方向に対して傾斜しており、前記第1対向面の傾斜の角度は前記第2対向面の傾斜の角度よりも小さい、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1止め部は、前記手差しトレイを開閉するときに前記支持部と摺動する第1摺動部と、前記第1摺動部が先端に設けられた第1本体部とを有し、
    前記第2止め部は、前記手差しトレイを開閉するときに前記支持部と摺動する第2摺動部と、前記第2摺動部が先端に設けられた第2本体部とを有し、
    前記第1本体部の厚みは前記第2本体部の厚みよりも小さい、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1止め部は、前記手差しトレイを開閉するときに前記支持部と摺動する第1摺動部と、前記第1摺動部が先端に設けられた第1本体部とを有し、
    前記第2止め部は、前記手差しトレイを開閉するときに前記支持部と摺動する第2摺動部と、前記第2摺動部が先端に設けられた第2本体部とを有し、
    前記第1本体部の長さは前記第2本体部の長さよりも大きい、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1止め部は、前記手差しトレイを閉じた状態で前記支持部に対向する第1対向面を有し、
    前記第2止め部は、前記手差しトレイを閉じた状態で前記支持部に対向する第2対向面を有し、
    前記手差しトレイを閉じた状態で、前記第1対向面および前記第2対向面は前記支持部と接触し、
    前記第1対向面は前記第2対向面よりも摩擦抵抗が小さい、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1止め部は、前記手差しトレイを閉じた状態で前記支持部に対向する第1対向面を有し、
    前記第2止め部は、前記手差しトレイを閉じた状態で前記支持部に対向する第2対向面を有し、
    前記手差しトレイを閉じた状態で、前記第1対向面および前記第2対向面は前記支持部と接触し、
    前記第1対向面と前記支持部との接触面積が前記第2対向面と前記支持部との接触面積よりも小さい、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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