JP2020052046A - 測量データ処理装置、測量データ処理方法、測量データ処理用プログラム - Google Patents

測量データ処理装置、測量データ処理方法、測量データ処理用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】レーザースキャナを用いて複数の機械点から得た複数の点群データの対応関係の特定を簡便に行う。【解決手段】第1の視点から得た第1のパノラマ画像の画像データおよび第2の視点から得た第2のパノラマ画像の画像データを受け付けるパノラマ画像データ受付部301と、第1のレーザースキャナにより取得した第1の点群データ、および第2のレーザースキャナにより取得した第2の点群データを受け付ける点群データ受付部302と、第1のパノラマ画像および第2のパノラマ画像における共通の部分の指定を受け付ける共通部分指定受付部303と、前記共通部分に対応する第1の点群データと前記共通部分に対応する第2の点群データに基づき、第1の点群データと第2の点群データの対応関係を特定する対応関係特定部304とを備える測量データ処理装置300。【選択図】図3

Description

本発明は、レーザースキャナが得た情報を処理する技術に関する。
レーザー光を用いてレーザースキャンを行い点群データを得るレーザースキャナが知られている(例えば、特許文献1を参照)。レーザースキャナから見て影となる部分は、測定用のレーザー光が届かず、点群データは得られない。この現象をオクル―ジョンという。この問題に対応するため、異なる2以上の機械点からレーザースキャンを行って、機械点が異なる2つの点群データを得、それを合成することでオクル―ジョンの無い(あるいは減らした)点群データを得る。
機械点の異なる複数の点群データを合成するには、複数の点群データ同士の間における対応関係を求める必要がある。各機械点におけるレーザースキャナの外部標定要素(位置と姿勢)が取得できれば、複数の点群データを共通の座標系で扱うことができるので、点群データの合成は簡単に行うことができる。しかしながらこの方法は、各機械点におけるレーザースキャナの外部標定要素を求める作業が必要であり、簡便性に欠ける。また、形状による点群マッチング等で点群データ同士のマッチング(対応関係の特定)を行う方法もあるが、ソフトウェア処理では、ある程度の粗マッチングが行われた後でないと無駄な演算が多くなる問題や精度が得られない問題が生じる。よって通常は、オペレータの操作により対応点が指定され、その後にソフトウェア処理による詳細なマッチングが行われる。
特許第6184237号公報
2つの点群データの間における対応点の指定をマニュアル操作で行う方法は、対応点を見つけ出す作業の作業性が良くなく、より簡便な方法が求められている。このような背景において、本発明は、レーザースキャナを用いて複数の機械点から得た複数の点群データの対応関係の特定を簡便に行える技術の提供を目的とする。
本発明は、第1の視点から得た第1のパノラマ画像の画像データおよび第2の視点から得た第2のパノラマ画像の画像データを受け付けるパノラマ画像データ受付部と、前記第1のパノラマ画像を得るための第1の機器に対する位置と姿勢の関係が既知な第1のレーザースキャナにより取得した第1の点群データ、および前記第2のパノラマ画像を得るための第2の機器に対する位置と姿勢の関係が既知な第2のレーザースキャナにより取得した第2の点群データを受け付ける点群データ受付部と、前記第1のパノラマ画像および前記第2のパノラマ画像における共通の部分の指定を受け付ける共通部分指定受付部と、前記共通の部分に対応する前記第1の点群データと前記共通の部分に対応する前記第2の点群データに基づき、前記第1の点群データと前記第2の点群データの対応関係を特定する対応関係特定部とを備える測量データ処理装置である。
本発明において、前記共通の部分は、少なくとも2点である態様が挙げられる。本発明において、前記共通の部分は、少なくとも1点であり、前記第1の点群データにおける前記少なくとも一点の座標、前記第2の点群データにおける前記少なくとも一点の座標、前記第1のパノラマ画像を得るための前記第1の機器の向き、および前記第2のパノラマ画像を得るための前記第2の機器の向きに基づき、前記第1の点群データと前記第2の点群データの対応関係の特定が行われる態様が挙げられる。
本発明において、前記第1の機器の向きは、前記第1の機器の水平方向における方位であり、前記第2の機器の向きは、前記第2の機器の水平方向における方位である態様が挙げられる。本発明において、前記第1のパノラマ画像上で特定の部分が指定された場合に、前記第1のパノラマ画像を得るための前記第1の機器の水平方向における方位と前記第2のパノラマ画像を得るための前記第2の機器の水平方向における方位に基づき、前記第2のパノラマ画像上における前記特定の部分の水平角度位置をアシスト表示するアシスト表示制御部を備える態様が挙げられる。
本発明において、前記アシスト表示が水平方位の角度表示である態様が挙げられる。本発明において、前記アシスト表示が第1のパノラマ画像と第2のパノラマ画像の水平方位を統合させた表示である態様が挙げられる。本発明において、前記共通する部分が線分または面である態様が挙げられる。
本発明において、前記第1の点群データに基づく第1の三次元モデルと前記第2の点群データに基づく第2の三次元モデルを形成する三次元モデル作成部と、前記第1の三次元モデルを構成する第1の線に一致する前記第2の三次元モデルを構成する第2の線を抽出する同一線抽出部と、前記第1の線と前記第2の線を強調表示する強調表示制御部とを備える態様が挙げられる。本発明において、前記第1の点群データに基づく第1の三次元モデルと前記第2の点群データに基づく第2の三次元モデルを形成する三次元モデル作成部と、前記第1の三次元モデルを構成する第1の面に一致する前記第2の三次元モデルを構成する第2の面を抽出する同一面抽出部と、前記第1の面と前記第2の面を強調表示する強調表示制御部とを備える態様が挙げられる。
本発明は、第1の視点から得た第1のパノラマ画像の画像データおよび第2の視点から得た第2のパノラマ画像の画像データを受け付けるパノラマ画像データ受付ステップと、前記第1のパノラマ画像を得るための第1の機器に対する位置と姿勢の関係が既知な第1のレーザースキャナにより取得した第1の点群データ、および前記第2のパノラマ画像を得るための第2の機器に対する位置と姿勢の関係が既知な第2のレーザースキャナにより取得した第2の点群データを受け付ける点群データ受付ステップと、前記第1のパノラマ画像および前記第2のパノラマ画像における共通の部分の指定を受け付ける共通部分指定受付ステップと、前記共通部分に対応する前記第1の点群データと前記共通部分に対応する前記第2の点群データに基づき、前記第1の点群データと前記第2の点群データの対応関係を特定する対応関係特定ステップとを備える測量データ処理方法としても把握できる。
本発明は、コンピュータに読み取らせて実行させる測量用プログラムであって、コンピュータに第1の視点から得た第1のパノラマ画像の画像データおよび第2の視点から得た第2のパノラマ画像の画像データを受け付けるパノラマ画像データ受付ステップと、前記第1のパノラマ画像を得るための第1の機器に対する位置と姿勢の関係が既知な第1のレーザースキャナにより取得した第1の点群データ、および前記第2のパノラマ画像を得るための第2の機器に対する位置と姿勢の関係が既知な第2のレーザースキャナにより取得した第2の点群データを受け付ける点群データ受付ステップと、前記第1のパノラマ画像および前記第2のパノラマ画像における共通の部分の指定を受け付ける共通部分指定受付ステップと、前記共通部分に対応する前記第1の点群データと前記共通部分に対応する前記第2の点群データに基づき、前記第1の点群データと前記第2の点群データの対応関係を特定する対応関係特定ステップとを実行させる測量データ処理用プログラムとして把握することもできる。
本発明によれば、レーザースキャナを用いて複数の機械点から得た複数の点群データの対応関係の特定を簡便に行える技術が得られる。
実施形態の概念図である。 レーザースキャナの正面図である。 レーザースキャナのブロック図である。 測量データ処理装置のブロック図である。 点群データの統合を説明する原理図である。 パノラマ画像の表示例を示すイメージ図である。 パノラマ画像の表示例を示すイメージ図である。 処理の手順の一例を示すフローチャートである。 処理の手順の一例を示すフローチャートである。 反射強度画像とパノラマ画像の図面代用写真である。 距離画像とパノラマ画像の図面代用写真である。 法線ベクトル画像とパノラマ画像の図面代用写真である。
(概要)
図1には、室内を対象に、レーザースキャンを2ヵ所の機械点で行う場合が示されている。この例では、1台のレーザースキャナを用い、第1の機械点でレーザースキャンを行い、次に第2の機械点で2回目のレーザースキャンを行う。図1では、第1の機械点に設置されたレーザースキャナに符号100を付与し、第2の機械点に設置されたレーザースキャナに符号100’を付与している。当然、レーザースキャナ100とレーザースキャナ100’は同じものである。勿論、2台のレーザースキャナを用いる形態も可能である。また、3点以上の機械点を選択することもできる。機械点とは、レーザースキャナの光学原点の位置であり、レーザースキャンの視点となる点のことである。この機械点を原点として点群データが得られる。
ここで、レーザースキャナ100とレーザースキャナ100’は、水平が確保された状態で配置され、またその位置は未知である。ただし、方位計によりレーザースキャナ100の方位は計測され既知である。ここで、方位は、水平面内におけるレーザースキャナの方向であり、例えば、北の方向を0°として、上から見て時計回りに測った角度である。例えば、東の方向は、方位90°となる。
(レーザースキャナ)
図2にレーザースキャナ100が示されている。レーザースキャナ100は、点群データを得る。点群データは、対象物にレーザー光を点々と照射し、各反射点の三次元座標をレーザー測位の原理で求めることで得られる。点群データでは、三次元座標が取得された多数の点の集合として対象物の三次元計測データが得られる。レーザースキャナについては、例えば特開2010−151682号公報、特開2008―268004号公報等に記載されている。
レーザースキャナ100は、本体となる水平回転部101、水平回転部101を水平回転が可能な状態で支える基台部102、基台部102が載せられた架台部103を有している。水平回転部101は、電動により基台部102に対して水平回転が可能である。架台部103は、水平回転部101の水平状態を調整できる調整機構を有している。なお、水平回転部101には水平状態を確認するための図示省略した水準器が配置されている。架台部103は、三脚等の上部に固定される。
水平回転部101は、略U字形状を有し、U字形状を構成する上方に延在する双頭形状の一対の延在部の間には、鉛直回転部104が配置されている。鉛直回転部104は、水平軸を中心に電動により鉛直回転(縦回転)する。鉛直回転部104は、対物レンズ105を備えている。水平回転部101の内部には、狭角カメラ111(図3参照)が配置されている。対物レンズ105は、点群データを得るための測距光(測距用レーザー光)と上記の狭角カメラ111とで共用されている。また、鉛直回転部104には、測距光と狭角カメラ111の光学系110の一部が内蔵されている。また、水平回転部101には、広角カメラ106が配置されている。
ここで、狭角カメラ111の画角は、水平角および鉛直角(上下角)で9〜12°程度であり、広角カメラ106の画角は、水平角および鉛直角(上下角)で170°程度である。また、狭角カメラ111、広角カメラ106、レーザースキャナ100の位置と姿勢の関係(外部標定要素の関係)は、予め求められており、既知である。
水平回転部101を水平回転させつつ、鉛直回転部104を鉛直回転させ、スキャンレーザー光(測距用レーザー光)を数十kHz〜数百数kHzの間隔でパルス照射することで、レーザースキャンが行なわれ、点群データが得られる。
その他、水平回転部101には、各種の情報の表示および操作を行うためのタッチパネルディスプレイ(図示省略)が配置されている。
図3にレーザースキャナ100の機能ブロック図を示す。レーザースキャナ100は光学系110を備える。光学系110は、その一部が対物レンズ105の奥にある。光学系110により、狭角カメラ111と測距光の光路が分離され、また測距光の発光系と受光系とが分離される。
測距光は、測距光発光部112から発光され、光学系110と対物レンズ105を介して、外部に照射される。点群データ取得対象の対象物から反射された測距光は対物レンズ105に入射し、光学系110を介して、測距光受光部113で受光される。
水平回転部101の内部には、図示しない基準光路が設けられており、測距光発光部112からのパルス光は、分岐され、一方が測距光として対象物に照射され、他方が基準光として上記基準光路に導かれる。対物レンズ105から取り込まれた測距光と基準光路を伝搬した基準光は、光学系110で合成され、測距光受光部113で検出させる。この際、測距光と基準光には光路差があるので、測距光受光部113からの出力波形に位相差が生じる。この位相差に基づき、測距光の反射点までの距離が算出される。この計算が測距部120で行われる。
上記の測距値と、その時の水平回転部101の水平角および鉛直回転部104の鉛直角とからレーザースキャナ100の光学原点(機械点)を原点とする測距光の反射点の三次元位置が算出される。この反射点の座標が点の座標となる。この処理が三次元位置算出部121で行われる。この反射点がスキャン点であり、その座標値の集まりが点群データとなる。そして、この点群データが点群データ取得部114で取得される。
また、レーザースキャナ100周囲のパノラマ画像がパノラマ画像取得部122で取得される。パノラマ画像は、狭角カメラ111を用いて得ることもできるし、広角カメラ106を用いて得ることもできる。狭角カメラ111を用いてパノラマ画像を得る場合、複数の単写真画像を組み合わせることでパノラマ画像を得る。広角カメラ106を用いた場合、1回の撮影で広角範囲のパノラマ画像が取得できる。
回転制御部119は、水平回転部101の水平回転と鉛直回転部104の鉛直回転の回転制御を行う。水平回転部101の回転は、モータ、その駆動回路、ギア等の機構を備えた水平回転駆動部115によって行われる。鉛直回転部104の回転は、モータ、その駆動回路、ギア等の機構を備えた鉛直回転駆動部116によって行われる。
水平回転部101の水平角は、ロータリーエンコーダ等の角度検出センサとその周辺回路を備えた水平回転角計測部117によって計測される。鉛直回転部104の鉛直角は、ロータリーエンコーダ等の角度検出センサとその周辺回路を備えた鉛直回転角計測部118によって計測される。
方位センサ130は、レーザースキャナ100の方位を計測する。方位センサ130として、磁気センサ、磁気センサとジャイロセンサを組み合わせたものが挙げられる。簡便な方法として、スマートフォンに内蔵された方位センサを利用する方法もある。この場合、水平回転部101にスマートフォンを固定するアタッチメントを装備させ、そこにスマートフォンを固定し、スマートフォンを方位センサとして利用する。
操作インターフェース部(タッチパネルディスプレイ)131は、レーザースキャナ100の操作内容を受け付け、また各種情報を利用者に提供する。通信装置123は、後述する測量データ処理装置300やその他の機器との間で通信を行う。この例では、通信装置123を介して、レーザースキャナ100からパノラマ画像の画像データと点群データが測量データ処理装置300に送信される。
(測量データ処理装置)
図4には、測量データ処理装置300が示されている。測量データ処理装置300は、図示する各機能部の機能を発揮するコンピュータである。測量データ処理装置300は、図示する各機能部の機能を実現するためのCPU、メモリ、インターフェースを構成する電子回路により構成されている。測量データ処理装置300は、汎用のコンピュータを利用して構成してもよいし、専用のハードウェアとして構成してもよい。例えば、タブレット、スマートフォン、ノート型PC等のコンピュータに、図3に示す各機能部の機能を実現するプログラムをインストールし、当該コンピュータを測量データ処理装置300として利用することもできる。また、レーザースキャナ100の内部に測量データ処理装置300を組み込む形態も可能である。
測量データ処理装置300は、パノラマ画像データ受付部301、点群データ受付部302、共通部分指定受付部303、対応関係特定部304、角度関係算出部306、表示制御部309、通信部311、パノラマ画像と点群データの統合部312、三次元モデル作成部313、面または線の方位算出部314、同一部位抽出部315、点群データ統合部316を備える。
パノラマ画像データ受付部301は、レーザースキャナ100が備えたカメラが撮影した画像に基づくパノラマ画像のデータを受け付ける。パノラマ画像は、パノラマ画像の取得機能を有する広角カメラ106が撮影したものであってもよいし、狭角カメラ111が撮影した単写真画像を複数合成することで得たものであってもよい。測量データ処理装置300の内部でパノラマ画像を作成する形態も可能である。この場合、測量データ処理装置300の内部にパノラマ画像作成部を設け、そこで作成したパノラマ画像を利用する。
点群データ受付部302は、レーザースキャナ100が取得した点群データを受け付ける。点群データとしてステレオ写真画像から得たものを利用することも可能である。ステレオ写真画像から点群データを得る技術については、例えば特開2013−186816号公報や特開2013−178656号公報に記載されている。
共通部分指定受付部303は、視点(機械点)の異なる2つのパノラマ画像中における共通する部分の指定を受け付ける。共通する部分の指定は、オペレータの手作業により行われる。この例では、測量データ処理装置300を構成するPC等のディスプレイ上に第1のパノラマ画像と第2のパノラマ画像とが分割表示され、その表示画像上で上記共通する部分の指定が行われる。この2分割表示されるパノラマ画像には、通常のパノラマ画像の他に、パノラマ表示した点群画像、パノラマ表示した反射強度画像、パノラマ表示した距離画像、パノラマ表示した法線ベクトル画像も含まれる。
対応関係特定部304は、指定された2つのパノラマ画像における共通する部分に基づき、各パノラマ画像に対応する点群データの対応関係を特定する。例えば、図1の状態で取得した2つの点群データは、異なる視点(機械点)からのレーザースキャンにより取得されている。ここで、レーザースキャン時の各機械点におけるレーザースキャナ100の外部標定要素(位置と姿勢)は未知である。なお、姿勢は方位センサ130の計測値から得られるが、精度が低く、点群データのマッチングに利用できるレベルではない。よって、2つの点群データの対応関係は未知である。対応関係を求める方法としてテンプレートマッチング等の各種のマッチング技術があるが、粗マッチングを行い、ある程度初期条件を狭めなければ処理の負担が大きく、またマッチング誤差が大きい。
2つの点群データにおいて対応部分を指定することで、2つの点群データ間におけるある程度のマッチング(対応関係の特定)が行える。2つの点群データのマッチングを行うことで、2つの点群データが統合され、2つの点群データを共通の座標系で取り扱うことができる。上記の対応関係の特定に係る処理が対応関係特定部304で行われる。この処理として、以下の2通りの方法がある。
第1の方法は、1点の共通点と各機械点におけるレーザースキャナの方位を用いる方法である。図5に1点の共通点と各機械点におけるレーザースキャナの方位を用いて2つの点群データのマッチングを行う原理を示す。図5(A)には、水平面における第1の点群データCと第2の点群データCが示されている。点群データCは、図1のレーザースキャナ100によって取得された点群に対応し、点群データCは、図1のレーザースキャナ100’によって取得された点群に対応する。
点群データCと点群データCを得た段階では、各機械点におけるレーザースキャナ100および100’の外部標定要素は未知なので、点群データCと点群データCの関係は未知であり、また座標系X−Yと座標系X−Yの関係も未知である。なお、レーザースキャン時におけるレーザースキャナ100と100’の水平は確保されているので、未知なのは、点群データCと点群データCの水平角の関係と平面上の座標の関係となる。
ここで、2つの点群データで共通する点Pが指定されたとする。点Pの座標系X−Yにおける三次元座標系(X,Y,Z)と、点Pの座標系X−Yにおける三次元座標系(X,Y,Z)は、点群データCと点群データCから判るので、(X,Y,Z)=(X,Y,Z)となり、点Pにおける2つの点群データ間の対応関係が判別する。
各座標系における点Pの座標は、以下のようにして取得される。まず、共通部分指定受付部303が各パノラマ画像中における点Pの位置を受け付ける。この指定は、測量データ処理装置300を操作するオペレータが手動で行う。各パノラマ画像中で点Pが指定されることで、各パノラマ画像における点Pの画面座標値(画面中の位置の座標)が得られる。パノラマ画像と点群データの統合部312の機能により、点群データCの各点と対応するパノラマ画像(点群データCを得た視点で取得されたパノラマ画像)の画面座標位置との関係が判る。よって、点群データCに対応するパノラマ画像上で点Pが指定されると、当該点Pの三次元座標値が点群データCから得られる。
なお、点群データには隙間があるので、パノラマ画像中の特定の点に対応する点群データにおける点が存在しない場合も有り得る。この場合は、指定された位置に最も近い点群データの点が対応する点として取得される。
点群データCと点群データCにおいて、1点の共通点が確定した状態が図5(B)に示されている。この段階では、2つの点群データの水平面内における向きの関係が未知なので、点P以外の対応関係は判らない。この場合、点群データCと点群データCの水平角の関係が判れば、点群データCと点群データCの対応関係が判明する。すなわち、図5(B)の角度θが判れば、点群データCと点群データCの対応関係が判明する。角度θは、座標系X−Yと座標系X−Yの向きの関係である。この場合、点Pを中心に、座標系X−Yを角度θ回転させると、座標系X−Yと座標系X−Yが一致する。
角度θは、レーザースキャナ100と100’の水平角の差である。水平角の差θは、レーザースキャナ100と100’における方位センサ130の測定値から取得できる。
よって、点群データCに対応するパノラマ画像と点群データCに対応するパノラマ画像において共通する1点を指定し、更に方位センサ130から各機械点における水平角の差θを得ることで、点群データCと点群データCのマッチング(対応関係の特定)が可能となる。なお、点の指定は厳密なものでなく、また方位センサ130の精度の問題もあるので、上記のマッチングは大凡の粗マッチングとなる。なお、共通の点の指定は、複数であってもよい。
以上が第1のパノラマ画像に対応する第1の点群データと、第2のパノラマ画像に対応する第2の点群データとの対応関係を特定する第1の方法である。次に第2の方法を説明する。この方法では、2つのパノラマ画像上で異なる2点の共通点を指定することで、該2つのパノラマ画像それぞれに対応する2つの点群データの対応関係が求められる。
この方法では、図5(B)の状態において、点Pに加えて別のもう一点の共通点が指定されることで、点群データCと点群データCのマッチング(対応関係の特定)が行われる。
この方法の応用として、線分の部分を共通部分として指定する形態、面の部分を共通部分として指定する形態も可能である。線分を利用する場合は、線状に分布した点を利用した形態、面を利用する場合は、面状に分布した点を利用した形態となる。
角度関係算出部306は、第1の機械点におけるレーザースキャナ100の方位と第2の機械点におけるレーザースキャナ100’の方位との関係を算出する。例えば、第1の機械点におけるレーザースキャナ100のレーザースキャン開始時の方位が0°であり、第2の機械点におけるレーザースキャナ100’のレーザースキャン開始時の方位が30°である場合、両者の方位のズレが30°であることが判る。この計算が角度関係算出部306で行われる。
表示制御部309は、上述したディスプレイ上におけるパノラマ画像その他の画像表示の制御を行う。表示制御部309は、アシスト表示制御部310を含んでいる。アシスト表示制御部310は、第1のパノラマ画像と第2のパノラマ画像の関係を視覚的に把握し易くする表示の制御を行う。
図6にアシスト表示が行われていない場合の画面表示を示し、図7にアシスト表示が行われている場合の画面表示を示す。なお、ここで例示する画面は、測量データ処理装置300を構成するPC等のディスプレイに表示される。
図6,7には、異なる2点の機械点から取得した2つのパノラマ画像を左右に2分割して同時に表示した場合の例が示されている。なお、図6,7の画面表示は、四角形の部屋の内部にレーザースキャナ100を設置してパノラマ画像を得た場合が示されている。なお、実際のパノラマ画像は歪みがあるが、画角を狭め、また分かり易い様に歪みが目立たない場合の例が図6,7に示されている。
また、画面の下には、実際には表示されない位置関係概念図が示されている。この位置関係概念図は、この段階では未知である測定対象となる部屋とレーザースキャナ100の位置関係を示すものである。
図示する例では、シンプルな対象が示されているが、それでも図7の画面表示の場合、左画面(第1のパノラマ画像)と右画面(第2のパノラマ画像)の対応関係の確定は難しい。
図7には、右画面の画像中にアシスト表示を行った場合の例である。この場合、各機械点におけるレーザースキャナ100の方位情報に基づき、右画面と左画面の方位を統合させた(合わせた)表示とする。また、方位の情報を各画面中に表示する。このアシスト表示画面の表示制御がアシスト表示制御部310により行われる。
この例の場合、第1のパノラマ画像の基準方向と第2のパノラマ画像の基準方向とは、45°ずれている。そこで、第2のパノラマ画像(右画像)の方位の表示を−45°ずらし、2つのパノラマ画像で方位の表示と対象の位置関係を一致させる。これにより、図7に示す左右のパノラマ画像の中心の方位が略一致する。左右のパノラマ画像の視点(機械点)は異なるので、方位を合わせても、見える画像の様子は図7のように異なる。
しかしながら、方位を統一したパノラマ画像となるので、左右のパノラマ画像で共通の部分を容易に見出すことができる。オペレータは、図7の分割画像を見て、左右のパノラマ画像で共通する部分を見つけ、GUIを用いて当該共通部分を指定する。この指定情報が共通部分指定受付部303で受け付けられる。
表示制御部309は、後述する反射強度画像、距離画像、法線ベクトル画像の表示制御も行う。通信部311は、測量データ処理装置300と外部との間の通信を行う。
パノラマ画像と点群データの統合部312は、パノラマ画像と点群データを統合する。パノラマ画像と点群データを統合することで、パノラマ画像中の任意の点の三次元座標を点群データから得ることができる。ここでは、上記の統合処理の一例として、パノラマ画像と点群画像を合成した合成画像を得る場合を説明する。なお、点群画像というのは、点群データの各点を視点(レーザースキャンの原点)から見た状態を視覚化した画像である。点群画像では、各スキャン点が点として表示され、この点の集まりにより、対象物が画像として表示される。
以下、パノラマ画像と点群画像を合成した合成画像の作成方法について説明する。この処理では、まずパノラマ画像の投影中心(光学原点)とレーザースキャンにより得た点群の各点とを結ぶ方向線を取得する。パノラマ画像を取得するためのカメラの投影中心とレーザースキャンの光学原点の位置の関係は既知である。よって、パノラマ画像の投影中心Oとレーザースキャンにより得た点群の各点Pnと位置関係は計算で求めることができる。点Oと点Pnの位置関係を求めることができれば、点Oと点Pnを結ぶ方向線を求めることができる。
レーザースキャンで得られた点群の各点に関して、上記の方向線を得たら、パノラマ画像の投影面と上記の方向線との交点に点群の各点を投影し、当該投影面に点として表示させる。こうして、レーザースキャンで得た点群を点として表示した点群画像が得られる。この点群画像は、対応するパノラマ画像と同じ視点から見たパノラマ表示となる。そして両画像は、データ上で統合され、パノラマ画像と点群画像を合成した合成画像が得られる。
上記の合成画像において、パノラマ画像と点群画像を同時にディスプレイ上に表示することもできるし、いずれか一方のみをディスプレイ上に表示することもできる。ディスプレイは、測量データ処理装置300として利用するPC等のディスプレイ装置(液晶ディスプレイ等)が利用される。
三次元モデル作成部313は、レーザースキャンで得た点群データに基づき、レーザースキャン対象の三次元モデルを作成する。具体的には、点群データから線と面を抽出し、被測定物の輪郭線のデータを得る。この技術に関しては、例えば、国際公開番号WO2011/070927号公報、特開2012−230594号公報、特開2014−35702号公報等に記載されている。
面または線の方位算出部314は、上記の三次元モデルを構成する線または面の方位を算出する。ここで、面は、鉛直な面を対象とし、その方位は、当該面の法線ベクトルの水平方向の方位(東西南北の方向)である。線は水平方向に延在する直線を対象とし、その方位は当該線の延在方向が対象となる。
同一部位抽出部315は、第1の三次元モデルと第2の三次元モデルから同じ面および/または線を抽出する。ここで、第1の三次元モデルは、第1の機械点で得た第1の点群データに基づく三次元モデルであり、第2の三次元モデルは、第2の機械点で得た第2の点群データに基づく三次元モデルである。
同じ線の抽出は、比較の対象となる2つの線において、線の方位の差と線の長さの差が予め定めた閾値以下であるか否か、を判定することで行われる。なお、線の長さは、線を構成する点群の両端の点の間の距離として算出される。
同じ面の抽出は、比較の対象となる2つの面において、面の法線の方位の差と面の面積の差が予め定めた閾値以下であるか否か、を判定することで行われる。なお、面の面積は、当該面を構成する点の占める面積を計算することで算出される。また、面は鉛直面を対象とする。
点群データ統合部316は、異なる機械点から取得された第1の点群データと第2の点群データとを統合する。具体的には、2つの点群データを同じ座標系で取り扱えるように一方または両方の点群データに座標変換を施す。レーザースキャナ100を用いて第1の点群データを得、レーザースキャナ100’を用いて第2の点群データを得た場合、共通する1点と方位の関係を求めるかまたは共通する2点以上の点を指定することで、2つの点群データの統合が可能となる。
(処理の一例)
以下、測量データ処理装置300に係る処理の一例を説明する。最初に、異なる2つの機械点において点群データとパノラマ画像のデータを取得する。図8にこの際のフローを示す。まず、第1の機械点にレーザースキャナ100を設置し、周囲の点群データの取得(ステップS101)、方位データの取得(ステップS102)、パノラマ画像の取得(ステップS103)を行う。
点群データとパノラマ画像の取得は、周囲360°に対してレーザースキャンを行うが、角度範囲を絞って行うことも可能である。これは、第2の機械点における計測でも同様である。なお、第1の機械点における計測対象(点群データとパノラマ画像の取得対象)と第2の機械点とにおける計測対象とを重複させる必要がある。
次に、第2の機械点にレーザースキャナ100’を設置し、周囲の点群データの取得(ステップS104)、方位データの取得(ステップS105)、パノラマ画像の取得(ステップS106)を行う。なお、第1の機械点で用いるレーザースキャナと第2の機械点で用いるレーザースキャナとを別の機器で行う形態も可能である。
第1の機械点における点群データとパノラマ画像、および第2の機械点における点群データとパノラマ画像を取得したら図9の処理を行う。図9の処理は測量データ処理装置300で行われる。図9の処理を実行するプログラムは、測量データ処理装置300における適当な記憶領域に記憶される。このプログラムをサーバや記憶媒体に記憶させ、そこからダウンロードして利用する形態も可能である。
まず、第1の機械点と第2の機械点におけるレーザースキャナ100の方位を取得する。(ステップS201)。次に、ステップS201で得た各機械点におけるレーザースキャナ100の方位の情報に基づき、第1の機械点と第2の機械点におけるレーザースキャナ100の方位の関係を算出する(ステップS202)。この処理は、角度関係算出部306で行われる。この処理により、第1の機械点と第2の機械点におけるレーザースキャナ100の方位の初期値(基準方位)の差(ズレ)が得られる。
2つ機械点における基準方位の関係を得たら、アシスト表示を行う(ステップS203)。この場合、2つのパノラマ画像を左右に並べて同時に表示する。この状態でアシスト表示を行うことで、例えば図7の表示画面が得られる。アシスト表示をしたら、パノラマ画像上における指定部分の受付を行う(ステップS204)。
この際、図7に例示するように、パノラマ画像の方位が画面上に表示される。これにより、2つのパノラマ画像間における対応する部分の関係が視覚的に把握し易くなり、両パノラマ画像で対応する部分の指定が容易に行える。対応部分の指定を受け付けたら、それに基づき2つの点群データの統合を行う(ステップS205)。
(表示画面の例)
以下、図6に対応するディスプレイ上への第1のパノラマ画像と第2のパノラマ画像の表示例を説明する。図10には、パノラマ表示された反射強度画像が示されている。反射強度画像は、点群各点の測距光の反射強度に応じて色彩を設定した画像である。なお、本実施形態の図では反射強度に応じた階調を設定している。図10では、左側の上下に第1の反射強度画像と第2の反射強度画像が示され、右側の上下に第1のパノラマ画像と第2のパノラマ画像が示されている。
図11には、パノラマ表示された距離画像が示されている。距離画像は、レーザースキャナから反射点までの距離に応じて色彩を設定した画像である。なお、本実施形態の図では距離に応じた階調を設定している。図11では、左側の上下に第1の距離画像と第2の距離画像が示され、右側の上下に第1のパノラマ画像と第2のパノラマ画像が示されている。
図12には、パノラマ表示された法線ベクトル画像が示されている。法線ベクトル画像は、面の法線の方向の違いが反映されるように、色彩を設定した画像である。なお、本実施形態の図では面の法線の方向の違いに応じた階調を設定している。図12では、左側の上下に第1の法線ベクトル画像と第2の法線ベクトル画像が示され、右側の上下に第1のパノラマ画像と第2のパノラマ画像が示されている。
(他の例)
以下、アシスト表示の他の例を説明する。この例では、図12に示す法線ベクトル画像において、面または線の方位を算出し、図12に示す第1のパノラマ画像と第2のパノラマ画像において、同じ方位の面または線を強調表示する。
以下、面の場合を説明する。この例では、面として鉛直面を対象とする。まず、第1の機械点で取得した第1のパノラマ画像と第1の点群画像、さらにそれらを合成した第1の合成画像を取得する。また、第2の機械点で取得した第2のパノラマ画像と第2の点群画像、さらにそれらを合成した第2の合成画像を取得する。また、第1の機械点におけるレーザースキャナ100の基準方位(第1の基準方位)と、第2の機械点におけるレーザースキャナ100’の基準方位(第2の基準方位)を取得する。ここで基準方位は、レーザースキャン開始時におけるレーザースキャナの光軸の方位を採用する。
次に、第1の点群データに基づく三次元モデル(第1の三次元モデル)と第2の点群データに基づく三次元モデル(第2の三次元モデル)を三次元モデル作成部313で作成する。そして、第1の三次元モデルから鉛直面を抽出する。抽出する鉛直面の数は、可能な限り多くする。室内を計測対象とした場合、通常は、複数の鉛直面が抽出される。
レーザースキャナ100は水平に設置されているので、第1の基準方位が得られることで、点群データ各点の第1の機械点からの絶対方位が判る。よって、点群データに基づく三次元モデルの向きが判り、上記鉛直面の法線の方位は計算できる。この原理により、第1の三次元モデルから抽出した複数の鉛直面の法線の方位を算出する。また、各鉛直面の面積を計算する。
同様の方法により、第2の三次元モデルからの鉛直面の抽出、各鉛直面の法線の方向の方位の算出を行う。また、各鉛直面の面積を計算する。
ここで、第1の三次元モデルから抽出された面と、第2の三次元モデルから抽出された面とを比較し、法線の方位と面積が一致すると見なせる組を抽出する。また、線の場合は、第1の三次元モデルから抽出された線と、第2の三次元モデルから抽出された線とを比較し、線の延在方向と長さが一致すると見なせる組を抽出する。この処理が、同一部位抽出部315で行われる。
そして、法線の方位と面積が一致すると見なせる1組の面を2つの三次元モデルで共通する面とみなし、例えば図6や図7の表示画面上で強調表示する。強調表示の方法としては、同じ色で表示する方法や同じタイミングで同期して点滅表示する方法等が挙げられる。また、抽出された2つの三次元モデルで同一とみなせる1組の線を、例えば図6や図7の表示画面上で強調表示する。強調表示の方法としては、面の場合と同じである。この強調表示に係る制御は、アシスト表示制御部310で行われる。
同一の面と判定する基準として、法線の方位と面の面積の一方のみを利用することも可能である。また、同一の線と判定する基準として、線の延在方向と線の長さの一方のみを利用することも可能である。
(カメラを利用しない場合の例)
パノラマ画像として、カメラが撮影した画像ではなく、レーザースキャナが得た点群データを画像化し、それをパノラマ画像としたものを採用することもできる。点群データを画像化したものとしては、点群画像、反射強度画像、距離画像、法線ベクトル画像が挙げられる。
点群画像は、投影面に点群データの点を投影した点で構成される画像である。RGB画像は、反射点の色強度の情報を点として表示した点群画像である。反射強度画像は、点群各点の測距光の反射強度に応じて色彩を設定した画像である。距離画像は、レーザースキャナから反射点までの距離に応じて色彩を設定した画像である。法線ベクトル画像は、面の法線の方向の違いが反映されるように、色彩を設定した画像である。
これら点群データをパノラマ画像化したものをパノラマ画像として用いる場合、カメラは利用されない。よって、カメラを備えていないレーザースキャナを用いることができる。あるいは、レーザースキャナにカメラを備えているが、その撮影画像を用いないで本発明を実施することができる。なお、点群画像等の点群に基づく画像に基づくパノラマ画像を用いる場合、パノラマ画像を得るための機器とレーザースキャンを行う機器とは同一の機器となる。当然、パノラマ画像を得るための機器とレーザースキャナが同一であるので、両者の外部標定要素の関係は既知である。
なお、点群画像、後述のRGB画像、反射強度画像、距離画像、法線ベクトル画像等の点群データに基づく画像は、各画素の情報として、水平角、鉛直角、距離が記録されている。そのため、ユーザが画像中の特定の点をクリックした際に、即座に当該点のXYZ座標の抽出が可能となる。
(RGB画像を利用する場合の例)
パノラマ画像としてRGB画像をパノラマ画像化したものを用いることもできる。RGB画像は、点群画像にカメラが撮影した画像から取得した色情報を付与した画像である。
本発明は、異なる機械点から取得した点群データ同士のマッチングを行う技術に利用することができる。

Claims (12)

  1. 第1の視点から得た第1のパノラマ画像の画像データおよび第2の視点から得た第2のパノラマ画像の画像データを受け付けるパノラマ画像データ受付部と、
    前記第1のパノラマ画像を得るための第1の機器に対する位置と姿勢の関係が既知な第1のレーザースキャナにより取得した第1の点群データ、および前記第2のパノラマ画像を得るための第2の機器に対する位置と姿勢の関係が既知な第2のレーザースキャナにより取得した第2の点群データを受け付ける点群データ受付部と、
    前記第1のパノラマ画像および前記第2のパノラマ画像における共通の部分の指定を受け付ける共通部分指定受付部と、
    前記共通の部分に対応する前記第1の点群データと前記共通の部分に対応する前記第2の点群データに基づき、前記第1の点群データと前記第2の点群データの対応関係を特定する対応関係特定部と
    を備える測量データ処理装置。
  2. 前記共通の部分は、少なくとも2点である請求項1に記載の測量データ処理装置。
  3. 前記共通の部分は、少なくとも1点であり、
    前記第1の点群データにおける前記少なくとも一点の座標、前記第2の点群データにおける前記少なくとも一点の座標、前記第1のパノラマ画像を得たときの前記第1の機器の向き、および前記第2のパノラマ画像を得たときの前記第2の機器の向きに基づき、前記第1の点群データと前記第2の点群データの対応関係の特定が行われる請求項1に記載の測量データ処理装置。
  4. 前記第1の機器の向きは、前記第1の機器の水平方向における方位であり、前記第2の機器の向きは、前記第2の機器の水平方向における方位である請求項3に記載の測量データ処理装置。
  5. 前記第1のパノラマ画像上で特定の部分が指定された場合に、前記第1のパノラマ画像を得たときの前記第1の機器の水平方向における方位と前記第2のパノラマ画像を得たときの前記第2の機器の水平方向における方位に基づき、前記第2のパノラマ画像上における前記特定の部分の水平角度位置をアシスト表示するアシスト表示制御部を備える請求項4に記載の測量データ処理装置。
  6. 前記アシスト表示が水平方位の角度表示である請求項5に記載の測量データ処理装置。
  7. 前記アシスト表示が第1のパノラマ画像と第2のパノラマ画像の水平方位を統合させた表示である請求項5に記載の測量データ処理装置。
  8. 前記共通する部分が線分または面である請求項1に記載の測量データ処理装置。
  9. 前記第1の点群データに基づく第1の三次元モデルと前記第2の点群データに基づく第2の三次元モデルを形成する三次元モデル作成部と、
    前記第1の三次元モデルを構成する第1の線に一致する前記第2の三次元モデルを構成する第2の線を抽出する同一線抽出部と、
    前記第1の線と前記第2の線を強調表示する強調表示制御部と
    を備える請求項4に記載の測量データ処理装置。
  10. 前記第1の点群データに基づく第1の三次元モデルと前記第2の点群データに基づく第2の三次元モデルを形成する三次元モデル作成部と、
    前記第1の三次元モデルを構成する第1の面に一致する前記第2の三次元モデルを構成する第2の面を抽出する同一面抽出部と、
    前記第1の面と前記第2の面を強調表示する強調表示制御部と
    を備える請求項4に記載の測量データ処理装置。
  11. 第1の視点から得た第1のパノラマ画像の画像データおよび第2の視点から得た第2のパノラマ画像の画像データを受け付けるパノラマ画像データ受付ステップと、
    前記第1のパノラマ画像を得るための第1の機器に対する位置と姿勢の関係が既知な第1のレーザースキャナにより取得した第1の点群データ、および前記第2のパノラマ画像を得るための第2の機器に対する位置と姿勢の関係が既知な第2のレーザースキャナにより取得した第2の点群データを受け付ける点群データ受付ステップと、
    前記第1のパノラマ画像および前記第2のパノラマ画像における共通の部分の指定を受け付ける共通部分指定受付ステップと、
    前記共通部分に対応する前記第1の点群データと前記共通部分に対応する前記第2の点群データに基づき、前記第1の点群データと前記第2の点群データの対応関係を特定する対応関係特定ステップと
    を備える測量データ処理方法。
  12. コンピュータに読み取らせて実行させる測量用プログラムであって、
    コンピュータに
    第1の視点から得た第1のパノラマ画像の画像データおよび第2の視点から得た第2の パノラマ画像の画像データを受け付けるパノラマ画像データ受付ステップと、
    前記第1のパノラマ画像を得るための第1の機器に対する位置と姿勢の関係が既知な第1のレーザースキャナにより取得した第1の点群データ、および前記第2のパノラマ画像を得るための第2の機器に対する位置と姿勢の関係が既知な第2のレーザースキャナにより取得した第2の点群データを受け付ける点群データ受付ステップと、
    前記第1のパノラマ画像および前記第2のパノラマ画像における共通の部分の指定を受け付ける共通部分指定受付ステップと、
    前記共通部分に対応する前記第1の点群データと前記共通部分に対応する前記第2の点群データに基づき、前記第1の点群データと前記第2の点群データの対応関係を特定する対応関係特定ステップと
    を実行させる測量データ処理用プログラム。
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