JP2020051971A - レーザ距離測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】前方の地面の傾斜にかかわらず、前方の地面に対するレーザ光の照射範囲を適切に設定できるレーザ距離測定装置を提供する。【解決手段】走査機構12を制御して、自車両の進行方向に対する左右方向の照射角度範囲でレーザ光L1を走査させると共に、自車両の進行方向に対する上下方向の照射角度範囲でレーザ光L1を走査させる2次元走査を行い、自車両が位置する地面に対する、自車両の前方の地面の上下方向の相対傾斜情報を検出し、相対傾斜情報に応じて上下方向の照射角度範囲を上側又は下側に移動させるレーザ距離測定装置10。【選択図】図1

Description

本願は、レーザ距離測定装置に関する。
従来、レーザ光を測定対象に照射し、物体から反射される反射光に基づいて物体までの距離を測定するレーザ距離測定装置が知られている。光源から出射されたレーザ光を、走査機構によって特定範囲を走査させる走査型のレーザ距離測定装置がある。しかしながら、従来のレーザ距離測定装置の多くは、ある既定の装置条件で動作している。例えば、パルスレーザ光源はレーザ光源自体の信頼性の観点から出射光を高パワーかつ高周波で駆動することが容易でなく、走査範囲の開始点から終了点までの1フレーム間で取得できる点群数に限界があり、広視野と高分解能を両立させることが容易でなかった。
この問題を解決するために、特許文献1に開示された技術がある。特許文献1の技術では、測定範囲を粗く走査して、物体が存在する注目領域を抽出し、走査範囲を注目領域に絞り、高分解能で物体を検出するように構成されている。
特許第5413256号公報
しかしながら、特許文献1を含め、従来のレーザ距離測定装置には次の課題がある。特に、車両に搭載され、物体(他の車両、人、障害物等)への衝突防止等の安全走行に利用されるレーザ距離測定装置の場合、レーザ距離測定装置の最適動作は、走行する道路状態に依存する。特許文献1の技術では、走査範囲を物体が存在する範囲に絞るため、絞り込んだ走査範囲以外の測定範囲に、新たな物体が入ってきた場合に、新たな物体の検出が遅れたり、検出漏れが生じたりする問題がある。
また、車両の前方の路面の傾斜が変化していれば、前方の路面の傾斜に応じて、レーザ距離測定装置により物体を検出する必要のある測定必要範囲が変化する。前方の路面が上側に傾斜している場合は、測定必要範囲が、傾斜していない場合よりも上側に変化する。前方の路面が下側に傾斜している場合は、測定必要範囲が、傾斜していない場合よりも下側に変化する。前方の路面の傾斜が変化しても、傾斜に応じて変化する測定必要範囲をカバーできるように、レーザ光の照射範囲を予め上下方向に広くすることが考えられる。しかし、上下方向の走査範囲を広げると、上下方向の走査間隔が広くなり、上下方向の分解能が粗くなる問題が生じる。分解能を向上させるために、1フレームの走査数を増加させ、上下方向の測定点数を増加させることも考えられるが、フレーム間隔が長くなる問題が生じる。
そこで、前方の地面の傾斜にかかわらず、前方の地面に対するレーザ光の照射範囲を適切に設定できると共に、上下方向の測定点の分解能が粗くなることを抑制し、分解能の向上のためにフレーム間隔が長くなることを抑制できるレーザ距離測定装置が望まれる。
本願に係るレーザ距離測定装置は、
レーザ光を出射するレーザ光発生部と、
自車両の前方に照射する前記レーザ光の照射角度を、前記自車両の進行方向に対して左右方向及び上下方向に変化させる走査機構と、
前記走査機構を制御して、前記自車両の進行方向に対する左右方向の照射角度範囲で前記レーザ光を走査させると共に、前記自車両の進行方向に対する上下方向の照射角度範囲で前記レーザ光を走査させる2次元走査を行う走査制御部と、
自車両の前方の物体に反射した前記レーザ光の反射光を受光し、受光信号を出力する受光部と、
出射した前記レーザ光、前記受光信号、及び前記照射角度に基づいて、前記照射角度に存在する物体までの距離を算出する距離算出部と、
前記自車両が位置する地面に対する、前記自車両の前方の地面の上下方向の相対傾斜情報を検出する傾斜検出部と、を備え、
前記走査制御部は、前記相対傾斜情報に応じて前記上下方向の照射角度範囲を上側又は下側に移動させるものである。
本願に係るレーザ距離測定装置によれば、前方の地面の傾斜がない場合に、前方の地面に対するレーザ光の照射範囲が適切になるように上下方向の照射角度範囲を設定することができる。そして、前方の地面の傾斜に応じて、上下方向の照射角度範囲を上側又は下側に移動させるので、前方の地面が傾斜しても、前方の地面に対するレーザ光の照射範囲を適切に保つことができる。よって、上下方向の照射角度範囲を必要以上に広く設定する必要がなく、上下方向の測定点の分解能が粗くなることを抑制し、分解能の向上のためにフレーム間隔が長くなることを抑制できる。
実施の形態1に係るレーザ距離測定装置の概略構成を示す図である 実施の形態1に係るレーザ距離測定装置の模式図である。 実施の形態1に係るMEMSミラーを説明するための図である。 実施の形態1に係るMEMSミラーの駆動電流を説明するためのタイムチャートである。 実施の形態1に係る上下方向及び左右方向の照射角度範囲を説明するための図である。 実施の形態1に係る制御装置のハードウェア構成図である。 実施の形態1に係る物体までの距離の検出を説明するための図である。 実施の形態1に係る光源信号と受光信号とを説明するタイムチャートである。 比較例に係る制御挙動を説明するための図である。 実施の形態1に係る相対傾斜角度に応じた、照射角度範囲の移動を説明する図である。 実施の形態1に係る相対傾斜角度に応じた電流値の移動を説明する図である。 実施の形態1に係る相対高さに応じた、照射角度範囲の移動を説明する図である。 実施の形態1に係る相対高さに応じた電流値の移動を説明する図である。 実施の形態1に係る制御挙動を説明するための図である。 実施の形態2に係るレーザ距離測定装置の概略構成を示す図である。 実施の形態2に係るフレームの処理を説明するための図である。 実施の形態2に係る各照射角度における地面の高さの算出を説明するための図である。 実施の形態2に係る各照射角度における地面の高さの算出を説明するための図である。 実施の形態2に係る制御挙動を説明するための図である。
1.実施の形態1
実施の形態1に係るレーザ距離測定装置10について図面を参照して説明する。図1は、レーザ距離測定装置10の概略構成を示すブロック図である。図2は、レーザ距離測定装置10の光学系の概略配置構成を示す模式図である。レーザ距離測定装置10は、LiDAR(Light Detection and Ranging)又はレーザレーダとも呼ばれる。レーザ距離測定装置10は、自車両に搭載され、自車両の前方にレーザ光L1を2次元走査して照射し、レーザ距離測定装置10(自車両)から自車両の前方に存在する物体までの距離を測定する。
レーザ距離測定装置10は、レーザ光発生部11、走査機構12、受光部13、走査制御部14、距離算出部15、及び傾斜検出部16等を備えている。後述するように、走査制御部14、距離算出部15、及び傾斜検出部16は、制御装置20に備えられている。レーザ光発生部11は、レーザ光L1を出射する。走査機構12は、自車両の前方に照射するレーザ光L1の照射角度を、自車両の進行方向に対して左右方向及び上下方向に変化させる。受光部13は、自車両の前方の物体に反射したレーザ光の反射光L2を受光する。走査制御部14は、走査機構12を制御して、自車両の進行方向に対する左右方向の照射角度範囲でレーザ光を走査させると共に、自車両の進行方向に対する上下方向の照射角度範囲でレーザ光を走査させる2次元走査を行う。距離算出部15は、出射したレーザ光L1、受光信号、及び照射角度に基づいて、照射角度に存在する物体までの距離を算出する。
1−1.レーザ光発生部11
レーザ光発生部11は、レーザ光L1を出射する。レーザ光発生部11は、レーザ光源111、及びレーザ光源駆動回路112を備えている。レーザ光源駆動回路112は、図8に示すように、パルス周期Tpでオンになるパルス信号(光源信号)を生成する。レーザ光源駆動回路112は、後述する送受光制御部17からの指令信号に基づいて、パルス信号を生成する。レーザ光源111は、レーザ光源駆動回路112から伝達されたパルス信号がオンになったときに、近赤外波長のレーザ光L1を発生し、走査機構12に向かって出射する。なお、レーザ光源111から出射されたレーザ光L1は、レーザ光源111と走査機構12との間に配置された集光ミラー133を透過する。
1−2.走査機構12
走査機構12は、自車両の前方に照射するレーザ光L1の照射角度を、自車両の進行方向(照射中心線)に対して左右方向及び上下方向に変化させる。走査機構12は、可動ミラー121、及びミラー駆動回路122を備えている。図2に示すように、レーザ光源111から出射したレーザ光L1は、集光ミラー133を透過した後、可動ミラー121に反射し、筐体18に設けられた透過窓19を透過して、可動ミラー121の角度に応じた照射角度で自車両の前方に照射される。
本実施の形態では、可動ミラー121は、MEMSミラー121(Micro Electro Mechanical Systems)とされている。図3に示すように、MEMSミラー121は、互いに直交する第1軸C1と第2軸C2の回りにミラー121aを回転させる回転機構を備えている。MEMSミラー121は、ミラー121aが設けられた矩形板状の内側フレーム121bと、内側フレーム121bの外側に配置された矩形環板状の中間フレーム121cと、中間フレーム121cの外側に配置され矩形板状の外側フレーム121dと、を備えている。外側フレーム121dは、MEMSミラー121の本体に固定されている。
外側フレーム121dと中間フレーム121cとは、ねじり弾性を有する左右2つの第1トーションバー121eにより連結されている。中間フレーム121cは、外側フレーム121dに対して、2つの第1トーションバー121eを結ぶ第1軸C1回りに捩れる。第1軸C1回りに一方側又は他方側に捩れると、レーザ光L1の照射角度が上側又は下側に変化する。中間フレーム121cと内側フレーム121bとは、弾性を有する上下2つの第2トーションバー121fにより連結されている。内側フレーム121bは、中間フレーム121cに対して、2つの第2トーションバー121fを結ぶ第2軸C2回りに捩れる。第2軸C2回りに一方側又は他方側に捩れると、レーザ光L1の照射角度が左側又は右側に変化する。
中間フレーム121cには、フレームに沿った環状の第1コイル121gが設けられており、第1コイル121gに接続された第1電極パット121hが、外側フレーム121dに設けられている。内側フレーム121bには、フレームに沿った環状の第2コイル121iが設けられており、第2コイル121iに接続された第2電極パット121jが、外側フレーム121dに設けられている。MEMSミラー121には、不図示の永久磁石が設けられている。第1コイル121gに正側又は負側の電流が流れると、中間フレーム121cを第1軸C1回りに一方側又は他方側にねじるローレンツ力が生じ、捩れ角度は、電流の大きさに比例する。第2コイル121iに正側又は負側の電流が流れると、内側フレーム121bを第2軸C2回りに一方側又は他方側にねじるローレンツ力が生じ、捩れ角度は、電流の大きさに比例する。
図4の上段グラフに示すように、ミラー駆動回路122は、走査制御部14の指令信号に従って、正の第1最大電流値Imx1と負の第1最小電流値Imn1との間を、第1周期T1で振動する電流を、第1電極パット121hを介して第1コイル121gに供給する。第1周期T1は、2次元走査の1フレーム分の周期となる。電流の振動波形は、のこぎり波又は三角波等とされる。図5に示すように、レーザ光は、正の第1最大電流値Imx1に対応する上下方向の最大照射角度θUDmxと、負の第1最小電流値Imn1に対応する上下方向の最小照射角度θUDmnとの間を、第1周期T1で振動する。上下方向の照射角度は、ゼロの場合に、車両の進行方向に平行になり、正の値の場合に、車両の進行方向に対して上側に傾き、負の値の場合に、車両の進行方向に対して下側に傾く。
電流の振動波形を正側又は負側にシフトさせると、上下方向の照射角度範囲を上側又は下側にシフトさせることができる。ミラー駆動回路122は、走査制御部14の指令信号に従って、電流の振動範囲(Imx1、Imn1)を正側又は負側に変化させる。
図4の下段グラフに示すように、ミラー駆動回路122は、走査制御部14の指令信号に従って、正の第2最大電流値Imx2と負の第2最小電流値Imn2との間を、第2周期T2で振動する電流を、第2電極パット121jを介して第2コイル121iに供給する。第2周期T2は、第1周期T1よりも短い値に設定されており、第1周期T1を、1フレームにおける左右方向の往復走査回数で除算した値に設定される。電流の振動波形は、正弦波又は矩形波等とされる。図5に示すように、レーザ光は、正の第2最大電流値Imx2に対応する左右方向の最大照射角度θLRmxと、負の第2最小電流値Imn2に対応する左右方向の最小照射角度θLRmnとの間を、第2周期T2で振動する。左右方向の照射角度は、ゼロの場合に、車両の進行方向に平行になり、正の値の場合に、車両の進行方向に対して左側に傾き、負の値の場合に、車両の進行方向に対して右側に傾く。
1−3.受光部13
受光部13は、自車両の前方の物体に反射したレーザ光の反射光L2を受光する。受光部13は、光検出器131、光検出器制御回路132、及び集光ミラー133を備えている。図2に示すように、自車両の前方にある物体40に反射した反射光L2は、透過窓19を透過し、可動ミラー121に反射した後、集光ミラー133に反射し、光検出器131に入射する。
光検出器131は、APD(Avalanche Photo Diode)等を受光素子として備え、受光した反射光L2に応じた受光信号を出力する。光検出器制御回路132は、送受光制御部17からの指令信号に基づいて、光検出器131の動作を制御する。光検出器131が出力した受光信号は、距離算出部15に入力される。
1−4.制御装置20
レーザ距離測定装置10は、制御装置20を備えている。制御装置20は、走査制御部14、距離算出部15、傾斜検出部16、及び送受光制御部17等の機能部を備えている。制御装置20の各機能は、制御装置20が備えた処理回路により実現される。具体的には、制御装置20は、図6に示すように、処理回路として、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置90(コンピュータ)、演算処理装置90とデータのやり取りをする記憶装置91、演算処理装置90に外部の信号を入出力する入出力装置92、及びレーザ距離測定装置10の外部の外部装置とデータ通信を行う外部通信装置93等を備えている。
演算処理装置90として、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、IC(Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、各種の論理回路、及び各種の信号処理回路等が備えられてもよい。また、演算処理装置90として、同じ種類のもの又は異なる種類のものが複数備えられ、各処理が分担して実行されてもよい。記憶装置91として、演算処理装置90からデータを読み出し及び書き込みが可能に構成されたRAM(Random Access Memory)、演算処理装置90からデータを読み出し可能に構成されたROM(Read Only Memory)等が備えられている。なお、記憶装置91として、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の各種の記憶装置が用いられてもよい。
入出力装置92は、レーザ光源駆動回路112、ミラー駆動回路122、光検出器131、及び光検出器制御回路132等が接続され、これらと演算処理装置90との間でデータ及び制御指令の送受信を行う通信回路、入出力ポート等を備えている。外部通信装置93は、カーナビゲーション装置30、外部演算処理装置31等の外部装置と通信を行う。
そして、制御装置20が備える各機能部14〜17等の各機能は、演算処理装置90が、ROM等の記憶装置91に記憶されたソフトウェア(プログラム)を実行し、記憶装置91、入出力装置92、及び外部通信装置93等の制御装置20の他のハードウェアと協働することにより実現される。なお、各機能部14〜17等が用いる判定距離等の設定データは、ソフトウェア(プログラム)の一部として、ROM等の記憶装置91に記憶されている。以下、制御装置20の各機能について詳細に説明する。
1−4−1.送受光制御部17
送受光制御部17は、レーザ光源駆動回路112に指令信号を伝達し、パルス周期Tpのパルス状のレーザ光を出力させる。また、送受光制御部17は、光検出器制御回路132に指令信号を伝達し、光検出器131に受光信号を出力させる。
1−4−2.距離算出部15
距離算出部15は、出射したレーザ光L1、受光信号、及び照射角度に基づいて、照射角度に存在する物体までの距離を算出する。図7に示すように、レーザ光源111から出射したレーザ光L1は、距離Lだけ前方にある物体40に反射し、反射光L2は、距離Lだけ後方にある光検出器131に入射する。図8は、レーザ光源111から出射したレーザ光L1の光源信号と、光検出器131で受光した反射光L2の受光信号との関係を示している。光源信号の立ち上がりから受光信号のピークまで時間Tは、レーザ光源111及び光検出器131と物体40との間の距離Lをレーザ光が往復する時間である。よって、時間Tに光速を乗算し、2で除算すれば、物体40までの距離Lを算出することができる。
距離算出部15は、レーザ光発生部11がパルス状のレーザ光L1を発光し始めた時点から、受光部13が受光信号を出力する時点までの時間Tを受光時間として計測する。そして、距離算出部15は、受光時間に光速を乗算し、2で除算した値を、レーザ光L1の発光時点の照射角度に存在する物体までの距離Lとして算出する。距離算出部15は、距離Lに加えて、受光信号の大きさに基づいて、反射光L2の強度も検出する。なお、距離算出部15は、受光部13が受光信号を出力していない場合は、その時点の照射角度に存在する物体を検出できないと判定して、距離Lを算出しない。距離算出部15は、距離の算出結果を外部演算処理装置31に伝達する。
1−4−3.傾斜検出部16
傾斜検出部16は、自車両が位置する地面に対する、自車両の前方の地面の上下方向の相対傾斜情報を検出する。本実施の形態では、傾斜検出部16は、外部装置としてのカーナビゲーション装置30から、自車両が位置する地面及び自車両の前方の地面の高度情報又は傾斜情報を取得し、取得した高度情報又は傾斜情報に基づいて、相対傾斜情報を検出するように構成されている。ここで、地面とは、自車両の車輪が上に乗る面を意味し、橋、トンネル、立体駐車場等の立体的な構造物の地面も含む。
カーナビゲーション装置30は、GPS(Global Positioning System)受信機、加速センサ、方位センサ等の位置情報検出機により自車両の位置(緯度、経度、高度)及び進行方向等を検出する。そして、カーナビゲーション装置30は、道路情報等を記憶した地図データを参照し、自車両の周辺の道路情報等を取得し、自車両が走行している道路を判定する。道路情報には、道路又は地表の各地点の地面の高度情報及び傾斜情報が含まれる。
相対傾斜情報の内容には、複数のバリエーションが考えられ、以下で2つのバリエーションについて説明する。
<相対傾斜情報の第1例>
レーザ距離測定装置10の前方の距離測定範囲は、レーザ光の強度、光検出器131の受光感度等の仕様により、予め定まっている。傾斜検出部16は、相対傾斜情報として、自車両が位置する地面に対する、自車両の前方の距離測定範囲の地面の相対傾斜角度を検出する。
本実施の形態では、傾斜検出部16は、カーナビゲーション装置30から、自車両が現在位置する道路の路面の傾斜角度を取得する。ここで、傾斜角度は、自車両の進行方向に沿った、水平方向に対する傾斜角度である。或いは、カーナビゲーション装置30から道路の傾斜角度の情報を直接取得できない場合は、傾斜検出部16は、カーナビゲーション装置30から、自車両が現在位置する道路の路面の高度情報と、自車両の前後の道路の路面の高度情報を取得し、取得した高度情報に基づいて、自車両の位置する道路の路面の傾斜角度を算出する。
傾斜検出部16は、カーナビゲーション装置30から、自車両よりも判定距離だけ前方の道路の路面の傾斜角度を取得する。判定距離は、距離測定範囲内に設定される。或いは、傾斜検出部16は、カーナビゲーション装置30から、自車両よりも判定距離だけ前方の道路の路面の高度情報と、その前後の道路の路面の高度情報を取得し、取得した高度情報に基づいて、自車両よりも判定距離だけ前方の道路の路面の傾斜角度を算出する。前方の道路がカーブしている場合は、カーブしている道路に沿って、自車両よりも判定距離だけ前方の道路の路面の傾斜角度を取得する。或いは、自車両が道路以外の場所を走行している場合は、傾斜検出部16は、カーナビゲーション装置30から、道路以外の地点の高度情報又は傾斜角度を取得してもよい。
そして、傾斜検出部16は、自車両よりも判定距離だけ前方の路面の傾斜角度から、自車両が位置する道路の路面の傾斜角度を減算した角度を、相対傾斜角度として算出する。
<相対傾斜情報の第2例>
傾斜検出部16は、相対傾斜情報として、自車両が位置する地面に対する、自車両よりも判定距離だけ前方の地面の上下方向の相対高さを検出する。
本実施の形態では、傾斜検出部16は、カーナビゲーション装置30から、自車両が現在位置する道路の路面の高度情報を取得する。また、傾斜検出部16は、カーナビゲーション装置30から、自車両よりも判定距離だけ前方の道路の路面の高度情報を取得する。前方の道路がカーブしている場合は、カーブしている道路に沿って、自車両よりも判定距離だけ前方の道路の路面の高度情報を取得する。或いは、自車両が道路以外の場所を走行している場合は、傾斜検出部16は、カーナビゲーション装置30から、道路以外の地点の高度情報を取得してもよい。
そして、傾斜検出部16は、自車両よりも判定距離だけ前方の路面の高度から、自車両が位置する道路の路面の高度を減算した高度を、相対高さとして算出する。
1−4−4.走査制御部14
走査制御部14は、走査機構12を制御して、自車両の進行方向に対する左右方向の照射角度範囲でレーザ光L1を走査させると共に、自車両の進行方向に対する上下方向の照射角度範囲でレーザ光L1を走査させる2次元走査を行う。
本実施の形態では、上述したように、走査制御部14は、レーザ光L1の照射角度を、上下方向の照射角度範囲及び第1周期T1で走査させる指令信号を、ミラー駆動回路122に伝達する。具体的には、走査制御部14は、第1コイル121gに供給する電流の正の第1最大電流値Imx1及び負の第1最小電流値Imn1、及び第1周期T1の指令信号を、ミラー駆動回路122に伝達する。
また、走査制御部14は、レーザ光L1の照射角度を、左右方向の照射角度範囲及び第2周期T2で走査させる指令信号を、ミラー駆動回路122に伝達する。具体的には、走査制御部14は、第2コイル121iに供給する電流の正の第2最大電流値Imx2及び負の第2最小電流値Imn2、及び第2周期T2の指令信号を、ミラー駆動回路122に伝達する。走査制御部14は、第1周期T1を、1フレームにおける左右方向の往復走査回数で除算した値を、第2周期T2に設定する。
図5に示すように、第1周期T1で、レーザ光L1の照射角度を、矩形状の2次元の走査範囲を1回走査させることができる。この2次元の走査範囲の1回の走査を、1フレームという。
<走査制御の課題>
図9に、自車両の前方の地面の傾斜が変化しても、自車両の進行方向に対する上下方向の照射角度範囲を変化させない比較例の制御挙動を示す。図9(a)に、前方の地面が傾斜していない場合、図9(b)に、前方の地面が上側に傾斜している場合、図9(c)に前方の地面が下側に傾斜している場合を示す。
図9の比較例に示すように、前方の地面が上側に傾斜している図9(b)の場合は、傾斜していない図9(a)の場合よりも、地面に当たるレーザ光の上下方向の照射角度範囲が増加し、地面よりも上側に照射されるレーザ光の上下方向の照射角度範囲が減少する。一方、前方の地面が下側に傾斜している図9(c)の場合は、傾斜していない図9(a)の場合よりも、地面に当たるレーザ光の上下方向の照射角度範囲が減少し、地面よりも上側に照射されるレーザ光の上下方向の照射角度範囲が増加する。
ところで、前方の地面よりも上側にある車両、歩行者、障害物等の物体40を検出するためには、地面よりも上側に照射されるレーザ光の上下方向の照射角度範囲を一定以上確保する必要がある。一方、道路の形状、白線などの道路標示を検出するためには、地面に当たるレーザ光の上下方向の照射角度範囲を一定以上確保する必要がある。
図9の比較例の場合は、前方の地面の傾斜が変化しても、地面に当たる照射角度範囲及び地面よりも上側に照射される照射角度範囲を一定以上確保するために、レーザ光の上下方向の照射角度範囲が予め広く設定されている。しかし、上下方向の照射角度範囲を広げると、上下方向の走査間隔が広くなり、上下方向の測定点の分解能が粗くなる問題があった。分解能を向上させるために、1フレームの左右方向の走査数を増加させることも考えられるが、フレーム間隔が長くなる問題が生じる。よって、前方の地面の傾斜にかかわらず、前方の地面に対するレーザ光の照射角度範囲を適切に設定できると共に、上下方向の測定点の分解能が粗くなることを抑制し、分解能の向上のためにフレーム間隔が長くなることを抑制できるレーザ距離測定装置が望まれる。
<上下方向の照射角度範囲の移動制御>
そこで、本実施の形態では、走査制御部14は、自車両が位置する地面に対する、自車両の前方の地面の上下方向の相対傾斜情報に応じて上下方向の照射角度範囲を上側又は下側に移動させるように構成されている。この構成によれば、前方の地面の傾斜がない場合に、前方の地面に対する上下方向の照射角度範囲が適切になるように上下方向の照射角度範囲を設定することができる。そして、前方の地面の傾斜に応じて、上下方向の照射角度範囲を上側又は下側に移動させるので、前方の地面が傾斜しても、前方の地面に対する上下方向の照射角度範囲を適切に保つことができる。よって、上下方向の照射角度範囲を必要以上に広く設定する必要がなく、上下方向の測定点の分解能が粗くなることを抑制し、分解能の向上のためにフレーム間隔が長くなることを抑制できる。
例えば、走査制御部14は、自車両が位置する地面に対して、自車両の前方の地面が下側に傾斜している場合は、相対傾斜度合に応じて、上下方向の照射角度範囲を下側に移動させ、自車両が位置する地面に対して、自車両の前方の地面が上側に傾斜している場合は、相対傾斜度合に応じて、上下方向の照射角度範囲を上側に移動させる。
<相対傾斜情報の第1例>
傾斜検出部16が、相対傾斜情報として、自車両が位置する地面に対する、自車両の前方の距離測定範囲の地面の相対傾斜角度を検出するように構成されている場合について説明する。この場合は、走査制御部14は、相対傾斜角度に応じて、上下方向の照射角度範囲を上側又は下側に移動させるように構成されている。
走査制御部14は、図10に示すように、相対傾斜角度に比例して、上下方向の照射角度範囲を上側又は下側に移動させる。相対傾斜角度が負である場合は、前方の地面が下側に傾斜しているため、上下方向の照射角度範囲を下側(負側)に移動させ、相対傾斜角度が正である場合は、前方の地面が上側に傾斜しているため、上下方向の照射角度範囲を上側(正側)に移動させる。例えば、走査制御部14は、上下方向の照射角度範囲を、相対傾斜角度がゼロの場合の基準範囲から、相対傾斜角度に比例した移動角度だけ変化させる。
本実施の形態では、走査制御部14は、図11に示すように、相対傾斜角度に比例して、第1最大電流値Imx1及び第1最小電流値Imn1を変化させる。走査制御部14は、第1最大電流値Imx1及び第1最小電流値Imn1を、相対傾斜角度がゼロの場合の基準値から、相対傾斜角度に比例した移動電流値だけ変化させる。
<相対傾斜情報の第2例>
傾斜検出部16が、相対傾斜情報として、自車両が位置する地面に対する、自車両よりも判定距離だけ前方の地面の上下方向の相対高さを検出するように構成されている場合について説明する。この場合は、走査制御部14は、上下方向の相対高さに応じて、上下方向の照射角度範囲を上側又は下側に移動させるように構成されている。この構成によれば、自車両が傾斜の開始時点に近づくにつれ、相対高さが連続的に増加又は減少するため、上下方向の照射角度範囲を連続的に変化させることができる。
走査制御部14は、図12に示すように、相対高さに比例して、上下方向の照射角度範囲を上側又は下側に移動させる。相対高さが負である場合は、前方の地面が下側に傾斜しているため、上下方向の照射角度範囲を下側(負側)に移動させ、相対高さが正である場合は、前方の地面が上側に傾斜しているため、上下方向の照射角度範囲を上側(正側)に移動させる。例えば、走査制御部14は、上下方向の照射角度範囲を、相対高さがゼロの場合の基準範囲から、相対高さに比例した移動角度だけ変化させる。
本実施の形態では、走査制御部14は、図13に示すように、相対高さに比例して、第1最大電流値Imx1及び第1最小電流値Imn1を変化させる。走査制御部14は、第1最大電流値Imx1及び第1最小電流値Imn1を、相対高さがゼロの場合の基準値から、相対高さに比例した移動電流値だけ変化させる。
<制御挙動>
図14に、本実施の形態に係る、上下方向の照射角度範囲の移動制御を行った場合の制御挙動を示す。図9と同様に、図14(a)に、前方の地面が傾斜していない場合、図14(b)に、前方の地面が上側に傾斜している場合、図14(c)に前方の地面が下側に傾斜している場合を示す。
図14(a)に示すように、前方の地面の傾斜がない場合に、地面に当たる照射角度範囲及び地面よりも上側に照射される照射角度範囲が適切になるように、上下方向の照射角度範囲が設定されている。よって、上下方向の照射角度範囲が、必要以上に広く設定されておらず、図9の比較例に比べ、1フレームの左右方向の走査数を増加させることなく、上下方向の測定点の分解能を向上させることができている。
図14(b)に示すように、前方の地面が上側に傾斜している場合は、傾斜に応じて、上下方向の照射角度範囲が上側に移動されている。そのため、前方の地面が上側に傾斜しても、地面に当たる照射角度範囲及び地面よりも上側に照射される照射角度範囲を適切に保つことができている。
図14(c)に示すように、前方の地面が下側に傾斜している場合は、傾斜に応じて、上下方向の照射角度範囲が下側に移動されている。そのため、前方の地面が下側に傾斜しても、地面に当たる照射角度範囲及び地面よりも上側に照射される照射角度範囲を適切に保つことができている。
2.実施の形態2
次に、実施の形態2に係るレーザ距離測定装置10について説明する。上記の実施の形態1と同様の構成部分は説明を省略する。本実施の形態に係るレーザ距離測定装置10の基本的な構成は実施の形態1と同様であるが、傾斜検出部16が、距離算出部15の距離の測定結果に基づいて、相対傾斜情報を検出する構成が実施の形態1と異なる。図15は、本実施の形態に係るレーザ距離測定装置10の概略構成を示す図である。
本実施の形態では、傾斜検出部16が、距離算出部15の距離の測定結果に基づいて、自車両が位置する地面に対する、自車両の前方の地面の上下方向の相対高さ情報を取得し、取得した相対高さ情報に基づいて、相対傾斜情報を検出するように構成されている。この構成によれば、外部装置に依存せず、相対傾斜情報を信頼性高く検出することができる。
図16に示すように、傾斜検出部16は、少なくとも1フレーム前の、左右方向の照射角度範囲の中心部における、上下方向の各照射角度Pd1、Pd2、・・・の距離の測定結果に基づいて、前方の地面の上下方向の相対高さ情報を算出する。この構成によれば、1フレームの全情報を用いる場合に比べ、中心部の少ない情報を用いるので、演算処理負荷を低減することができる。また、1フレーム前の情報を用いるので、最新の地面の状態を検出することができる。なお、傾斜検出部16は、過去の複数のフレームの情報を用いて、平均化などの統計的な処理を行ってもよい。
図17に示すように、三角関数から、車両の進行方向に平行な照射中心線に対する上下方向の照射角度Pd、及び検出した地面までの距離Lに基づいて、照射中心線に対する地面の高さHを算出できる。傾斜検出部16は、上下方向の各照射角度Pd1、Pd2、・・・について、照射角度及び距離の測定値に基づいて、照射中心線に対する地面の高さを算出する。
図18に、上下方向の各照射角度Pd1、Pd2、・・・について、検出した地面までの距離と、照射中心線に対する地面の高さとの関係の例を示す。第1照射角度Pd1から第4照射角度Pd4までは、照射中心線に対する地面の高さが同じなので、その範囲の地面の相対傾斜角度がゼロであり、その範囲の地面の相対高さがゼロであると判定できる。一方、第5照射角度Pd5から第6照射角度Pd6では、次第に地面の高さが増加しており、その範囲の地面の相対傾斜角度がゼロよりも大きく、その範囲の地面の相対高さがゼロよりも大きいと判定できる。
<相対傾斜情報の第1例>
本実施の形態において、傾斜検出部16が、相対傾斜情報として、自車両が位置する地面に対する、自車両の前方の距離測定範囲の地面の相対傾斜角度を検出するように構成されている場合について説明する。例えば、図18に示すように、傾斜検出部16は、自車両よりも判定距離だけ前方の地点に近い、2つの地面の距離の測定値と、それらに対応する2つの照射中心線に対する地面の高さと選択し、それら2つの点を結ぶ直線の照射中心線に対する傾きαを、相対傾斜角度として算出する。
<相対傾斜情報の第2例>
本実施の形態において、傾斜検出部16が、相対傾斜情報として、自車両が位置する地面に対する、自車両よりも判定距離だけ前方の地面の上下方向の相対高さを検出するように構成されている場合について説明する。例えば、図18に示すように、傾斜検出部16は、自車両よりも判定距離だけ前方の地点に近い、2つの地面の距離の測定値と、それらに対応する2つの照射中心線に対する地面の高さと選択し、それら2つの点に基づいて、判定距離に対応する照射中心線に対する地面の高さを算出する。そして、傾斜検出部16は、判定距離に対応する照射中心線に対する地面の高さから、自車両が位置する地面の照射中心線に対する高さを減算した高さβを、相対高さとして算出する。
<制御挙動>
図19に、本実施の形態に係る、上下方向の照射角度範囲の移動制御を行った場合の挙動を示す。図19(a)に示すように、前方の地面の傾斜がない場合は、照射角度Pd1、Pd2、Pd3で地面を検出しているが、各照射角度Pd1、Pd2、Pd3において検出した地面までの距離から、相対傾斜角度又は相対高さがゼロであると判定しており、照射角度範囲は、基準範囲に設定され、上側又は下側に移動されていない。上下方向の照射角度範囲は、適切に設定されている。
その後、図19(b)に示すように、自車両の前方の地面が傾斜し始め、図18と同様に、照射角度Pd3、Pd4において傾斜している地面の距離が測定されている。その結果、相対傾斜角度又は相対高さがゼロより大きくなり、その後の演算周期で、図19(c)に示すように、照射角度範囲が上側に移動されており、上下方向の照射角度範囲が適切に設定される。なお、図19(c)の場合も、照射角度Pd1、Pd2において、現在の車両の進行方向に平行な照射中心線に対して、地面の傾きが検出されており、引き続き、照射角度範囲が上側に移動されており、上下方向の照射角度範囲が適切に設定されている。
一方、図19(d)に示すように、自車両が傾斜面を走行し始めると、照射中心線も傾斜面に平行なるため、相対傾斜角度又は相対高さがゼロであると判定し、照射角度範囲は、基準範囲に設定され、上側又は下側に移動されていない。上下方向の照射角度範囲は、適切に設定されている。このように、外部装置に依存せず、前方の地面の傾斜をリアルタイムに検出し、検出した地面の傾斜に応じて、上下方向の照射角度範囲を適切に設定することができる。
〔その他の実施の形態〕
最後に、本願のその他の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する各実施の形態の構成は、それぞれ単独で適用されるものに限られず、矛盾が生じない限り、他の実施の形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記の各実施の形態においては、傾斜検出部16は、カーナビゲーション装置30又は距離算出部15から取得した情報に基づいて、相対傾斜情報を検出するように構成されている場合を例に説明した。しかし、本願の実施の形態はこれに限定されない。すなわち、傾斜検出部16は、外部装置としての監視カメラ及びミリ波レーダの一方又は双方から、自車両が位置する地面に対する、自車両の前方の地面の上下方向の相対高さ情報を取得し、取得した相対高さ情報に基づいて、相対傾斜情報を検出するように構成されてもよい。
ミリ波レーダは、自車両の前方にミリ波を照射し、前方に存在する物体により反射された反射波を受信するまでの時間差及び照射方向等に基づいて、各照射角度に存在する地面までの距離を検出する。傾斜検出部16は、自車両の進行方向に対する各照射角度と、各照射角度の地面の距離とに基づいて、実施の形態2と同様に、車両の前方の地面の上下方向の相対高さの情報を取得する。監視カメラは、カメラにより撮像した自車両の前方の画像に対して、公知の各種の画像処理を行って、画像の各点に存在する地面までの距離を検出する。傾斜検出部16は、自車両の進行方向に対する各点の角度と、各点の地面の距離とに基づいて、実施の形態2と同様に、車両の前方の地面の上下方向の相対高さの情報を取得する。
(2)上記の各実施の形態においては、走査機構12は、MEMSミラー121を備えている場合を例に説明した。しかし、走査機構12は、MEMSミラー121以外の走査機構を備えてもよい。例えば、走査機構12は、可動ミラーとして回転ポリゴンミラーを備え、上下方向の照射角度範囲が上側又は下側に移動するように、回転ポリゴンミラーの回転軸を傾ける機構等を備えていてもよい。
(3)上記の各実施の形態においては、微小ミラーは、ローレンツ力により可動される場合を例に説明した。しかし、微小ミラーの可動機構は、ローレンツ力のような電磁方式に限られるものではなく、圧電素子を利用した圧電方式、又はミラーと電極間の電位差による静電力を利用した静電方式とされてもよい。
(4)上記の各実施の形態においては、MEMSミラー121を用い、図5に示すような走査を行って2次元走査を行う場合を例に説明した。しかし、MEMSミラー121を用い、リサージュ走査又はラスタ走査を行って、2次元走査を行ってもよく、球面ミラーを用いて、歳差走査を行ってもよい。
(5)上記の各実施の形態においては、2つの回転軸回りにミラーを回転させるMEMSミラー121を用いて2次元走査させる場合を例に説明した。しかし、1つの回転軸回りにミラーを回転させるMEMSミラーを2つ用いて、2次元走査させるように構成されてもよい。
(6)上記の各実施の形態においては、1つのレーザ光源111のレーザ光を、MEMSミラー121に反射させる場合を例に説明した。しかし、複数のレーザ光源111のレーザ光をMEMSミラー121に反射させるように構成されてもよい。
(7)上記の各実施の形態においては、光検出器131は、MEMSミラー121及び集光ミラー133に反射した反射光L2を受光する場合を例に説明した。しかし、光検出器131は、物体に反射した反射光L2を直接受光するように構成されてもよい。
(8)上記の各実施の形態においては、インコヒーレント検波方式を用いてパルス光を送受するタイプであったが、コヒーレント検波方式を用いてパルス光を送受するタイプであってもよい。また、正弦波で強度変調されたレーザ光を送受するタイプであってもよく、インコヒーレントFMCW(Frequency Modulated Continuous Waves)方式であっても、コヒーレントFMCW方式であってもよい。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
10 レーザ距離測定装置、11 レーザ光発生部、12 走査機構、13 受光部、14 走査制御部、15 距離算出部、16 傾斜検出部、20 制御装置、30 カーナビゲーション装置
本願に係るレーザ距離測定装置は、
レーザ光を出射するレーザ光発生部と、
自車両の前方に照射する前記レーザ光の照射角度を、前記自車両の進行方向に対して左右方向及び上下方向に変化させる走査機構と、
前記走査機構を制御して、前記自車両の進行方向に対する左右方向の照射角度範囲で前記レーザ光を走査させると共に、前記自車両の進行方向に対する上下方向の照射角度範囲で前記レーザ光を走査させる2次元走査を行う走査制御部と、
自車両の前方の物体に反射した前記レーザ光の反射光を受光し、受光信号を出力する受光部と、
出射した前記レーザ光、前記受光信号、及び前記照射角度に基づいて、前記照射角度に存在する物体までの距離を算出する距離算出部と、
前記自車両が位置する地面に対する、前記自車両の前方の地面の上下方向の相対傾斜情報を検出する傾斜検出部と、を備え、
前記走査制御部は、前記相対傾斜情報に応じて前記上下方向の照射角度範囲を上側又は下側に移動させ
前記傾斜検出部は、前記左右方向の照射角度範囲の中心部における上下方向の各照射角度において、前記自車両の進行方向に平行な照射中心線に対する上下方向の照射角度、及び当該照射角度において検出した地面までの距離の測定結果に基づいて、前記照射中心線に対する地面の高さを算出し、
前記中心部における上下方向の各照射角度における算出結果から、前記自車両よりも判定距離だけ前方の地点に近い、2つの前記地面までの距離の測定結果と、それらに対応する2つの前記照射中心線に対する地面の高さと選択し、選択した2つの点に基づいて、前記判定距離における前記照射中心線に対する地面の高さを算出し、前記判定距離における前記照射中心線に対する地面の高さから、前記自車両が位置する地面の前記照射中心線に対する高さを減算した相対高さを、前記相対傾斜情報として算出するものである。


Claims (6)

  1. レーザ光を出射するレーザ光発生部と、
    自車両の前方に照射する前記レーザ光の照射角度を、前記自車両の進行方向に対して左右方向及び上下方向に変化させる走査機構と、
    前記走査機構を制御して、前記自車両の進行方向に対する左右方向の照射角度範囲で前記レーザ光を走査させると共に、前記自車両の進行方向に対する上下方向の照射角度範囲で前記レーザ光を走査させる2次元走査を行う走査制御部と、
    自車両の前方の物体に反射した前記レーザ光の反射光を受光し、受光信号を出力する受光部と、
    出射した前記レーザ光、前記受光信号、及び前記照射角度に基づいて、前記照射角度に存在する物体までの距離を算出する距離算出部と、
    前記自車両が位置する地面に対する、前記自車両の前方の地面の上下方向の相対傾斜情報を検出する傾斜検出部と、を備え、
    前記走査制御部は、前記相対傾斜情報に応じて前記上下方向の照射角度範囲を上側又は下側に移動させるレーザ距離測定装置。
  2. 前記傾斜検出部は、前記相対傾斜情報として、前記自車両が位置する地面に対する、前記自車両の前方の距離測定範囲の地面の相対傾斜角度を検出し、
    前記走査制御部は、前記相対傾斜角度に応じて、前記上下方向の照射角度範囲を上側又は下側に移動させる請求項1に記載のレーザ距離測定装置。
  3. 前記傾斜検出部は、前記相対傾斜情報として、前記自車両が位置する地面に対する、前記自車両よりも判定距離だけ前方の地面の上下方向の相対高さ検出し、
    前記走査制御部は、前記上下方向の相対高さに応じて、前記上下方向の照射角度範囲を上側又は下側に移動させる請求項1に記載のレーザ距離測定装置。
  4. 前記傾斜検出部は、外部装置としてのカーナビゲーション装置から、前記自車両が位置する地面及び前記自車両の前方の地面の高度情報又は傾斜情報を取得し、取得した前記高度情報又は前記傾斜情報に基づいて、前記相対傾斜情報を検出する請求項1から3のいずれか一項に記載のレーザ距離測定装置。
  5. 前記傾斜検出部は、外部装置としての監視カメラ及びミリ波レーダの一方又は双方から、前記自車両が位置する地面に対する、前記自車両の前方の地面の上下方向の相対高さ情報を取得し、取得した前記相対高さ情報に基づいて、前記相対傾斜情報を検出する請求項1から3のいずれか一項に記載のレーザ距離測定装置。
  6. 前記傾斜検出部は、前記距離算出部の距離の測定結果に基づいて、前記自車両が位置する地面に対する、前記自車両の前方の地面の上下方向の相対高さ情報を取得し、取得した前記相対高さ情報に基づいて、前記相対傾斜情報を検出する請求項1から3のいずれか一項に記載のレーザ距離測定装置。
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