JP2020051815A - レーザエリアセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザ光を2次元で走査して投光するレーザエリアセンサにおいて、検知エリアの面形状を設定可能とする。【解決手段】所定面から離れた位置に設置され、レーザ光を2次元で走査して投光することで所定面まで延びる検知エリア(A)を形成し、レーザ光の反射光に基づいて検知エリアに侵入した物体を検知するレーザエリアセンサ(10)であって、レーザ光は、レーザエリアセンサからの距離が長くなるほど照射面積が拡大するように投光され、投光されるレーザ光の断面のうち投光方向に応じて設定された所定範囲を遮断する遮断部材(42)を備える、レーザエリアセンサ。【選択図】 図11

Description

本発明は、検知エリアに侵入した物体を検知するレーザエリアセンサに関する。
従来、上方に配置され、レーザ光を2次元で走査して下方に投光することで鉛直平面の検知エリアを形成し、検知エリアに侵入した物体を検知するレーザエリアセンサがある(特許文献1参照)。
特開2013−061187号公報
ところで、特許文献1に記載のエリアセンサを駅のホームに設置し、ホームの端部に沿って鉛直平面の検知エリアを形成して、列車に近付く物体を検知することが考えられる。しかし、ホームの端部は直線であるとは限らず、特許文献1に記載のエリアセンサは、曲がったホームの端部(境界)に沿った検知エリアを形成することができない。また、レーザ光を3次元で走査することのできる3次元レーザセンサは、曲がった境界に沿った検知エリアを形成することができるものの、機構が複雑になり非常に高価となる。
なお、駅のホームに限らず、敷地内に侵入する物体や壁に沿って移動する物体を検知する場合等であっても、同様の課題が生じ得る。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、レーザ光を2次元で走査して投光するレーザエリアセンサにおいて、検知エリアの面形状を設定可能とすることにある。
上記課題を解決するための第1の手段は、
所定面から離れた位置に設置され、レーザ光を2次元で走査して投光することで前記所定面まで延びる検知エリアを形成し、前記レーザ光の反射光に基づいて前記検知エリアに侵入した物体を検知するレーザエリアセンサであって、
前記レーザ光は、前記レーザエリアセンサからの距離が長くなるほど照射面積が拡大するように投光され、
投光される前記レーザ光の断面のうち投光方向に応じて設定された所定範囲を遮断する遮断部材を備える。
上記構成によれば、レーザエリアセンサは、所定面から離れた位置に設置されている。そして、レーザエリアセンサは、レーザ光を2次元で走査して投光することで所定面まで延びる検知エリアを形成し、レーザ光の反射光に基づいて検知エリアに侵入した物体を検知する。
ここで、レーザ光は、レーザエリアセンサからの距離が長くなるほど照射面積が拡大するように投光される。このため、レーザエリアセンサから離れるほど、レーザ光が広い領域に照射される。そして、投光されるレーザ光の断面のうち投光方向に応じて設定された所定範囲が、遮断部材により遮断される。このため、投光方向に応じて所定範囲を適宜設定することにより、レーザ光を照射する領域を調節することができる。したがって、レーザ光を2次元で走査して投光するレーザエリアセンサにおいて、検知エリアの面形状を設定することができる。
距離が長くなりレーザ光が広い領域に照射される(拡散する)という点は、従来発想の視点である課題からみると不必要に検知領域が拡大し、不必要な物体まで検出してしまう誤動作の原因、短所であるが、従来発想を捨てて新しい視点としてみると、それはつまり「照射領域内であればセンシング対象線を選べる」という長所に変わる。
本願は、その新視点からの発想として「照射領域内からセンシング対象線を選ぶ」ために「遮断部材により、所定面への投光を所定範囲で遮断する」という構成を得ている。この発想に従えば、今までは短所であったレーザ光の拡散が、センシング対象線を選べる選択範囲という長所に変わり、その結果直線的ではない駅等のホーム端部の監視も、不要な物体の検出を抑制しつつ実現できるようになる。
第2の手段では、前記レーザ光を投光するセンサ本体と、前記センサ本体を覆うカバーと、を備え、前記遮断部材は、前記カバーに設けられている。
上記構成によれば、遮断部材は、センサ本体を覆うカバーに設けられている。したがって、レーザ光を投光するセンサ本体の構成を変更することなく、カバーに遮断部材を設けることにより、検知エリアの面形状を容易に設定することができる。
第3の手段では、前記遮断部材は、前記レーザエリアセンサの内部から外部へ向かう前記レーザ光を遮断し、前記レーザエリアセンサの外部から内部へ向かう前記レーザ光を透過する。
上記構成によれば、遮断部材は、レーザエリアセンサの内部から外部へ向かうレーザ光を遮断するため、投光されるレーザ光の断面のうち投光方向に応じて設定された所定範囲を遮断することができる。また、遮断部材は、レーザエリアセンサの外部から内部へ向かうレーザ光を透過する。このため、遮断部材がレーザエリアセンサの外部から内部へ向かうレーザ光も遮断する構成と比較して、検知対象の物体から拡散反射された反射光を多く受光することができる。このため、検知対象の物体の検出精度を向上させることができる。
第4の手段では、前記レーザ光の反射光の受光量を検出する素子部と、前記素子部の受光感度を調節する調節部と、備え、前記調節部は、前記レーザ光の断面に対する前記所定範囲の割合が大きいほど、前記受光感度を大きくするように調節する。
投光されるレーザ光の断面のうち所定範囲が遮断部材により遮断されると、検知対象の物体に照射されるレーザ光の光量、ひいては検知対象の物体からの反射光の光量が減少する。このため、検知対象の物体の検出精度が低下するおそれがある。
この点、上記構成によれば、調節部は、レーザ光の断面に対する所定範囲の割合が大きいほど、素子部の受光感度を大きくするように調節する。したがって、投光されるレーザ光が遮断される割合が大きくなっても、検知対象の物体の検出精度が低下することを抑制することができる。なお、受光感度に代えて物体を検出する閾値を変更することも考えられるが、その場合は受光量が検出された後に混入するノイズの影響が大きくなる。
レーザエリアセンサから離れるほど、レーザ光が広い領域に照射される。このため、レーザエリアセンサから所定面までの距離が長い投光方向ほど、検知エリアの主面(最も面積の大きい面)に垂直な方向における検知エリアの幅が広くなる。
この点、第5の手段では、前記遮断部材は、前記レーザエリアセンサから前記所定面までの距離が長い前記投光方向ほど、前記検知エリアの主面に垂直な方向に関して前記所定範囲が大きくなっている。このため、レーザエリアセンサから所定面までの距離が長い投光方向ほど、検知エリアの主面に垂直な方向に広がるレーザ光の遮断量を多くすることができる。したがって、検知エリアの主面に垂直な方向における検知エリアの幅を均一に近付けることができる。
レーザエリアセンサの構成を示すブロック図。 レーザエリアセンサの設置態様を示す側面図。 レーザ光の従来の照射領域を示す平面図。 ホームへの従来のレーザエリアセンサの適用例を示す図。 ホームへのレーザエリアセンサの適用例を示す図。 図3の照射領域内からレーザ光の照射領域を選択する態様を示す平面図。 レーザ光の照射領域を示す平面図。 レーザ光の径と原点からの距離との関係を示す模式図。 カバーの内面を示す模式図。 カバーの内面及び全遮断テープを示す模式図。 第1実施形態のレーザ光の投光態様を示す模式図。 第1実施形態のレーザ光の受光態様を示す模式図。 原点からの距離と光エネルギーとの関係を示すグラフ。 原点からの距離と受光ゲインとの関係を示すグラフ。 受光ゲイン調節後における原点からの距離と受光エネルギーとの関係を示すグラフ。 第2実施形態のレーザ光の投光態様を示す模式図。 第2実施形態のレーザ光の受光態様を示す模式図。 投光部の構成を示す模式図。 第3実施形態の投光部の構成を示す模式図。 レーザエリアセンサの他の適用例を示す模式図。
以下、第1施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、駅のホームの端部に沿ってカーテン状の検知エリアを形成して、列車に近付く物体を検知するレーザエリアセンサとして具現化している。
(第1実施形態)
図1に示すように、レーザエリアセンサ10は、センサ本体20、及びカバー40を備えている。カバー40は、センサ本体20の外面に沿うように形成されており、センサ本体20を覆っている。
センサ本体20は、投光部21、受光部22、位置検出部23、警報器30等を備えている。
投光部21は、投光部21を中心として、例えば15°(所定角度θ)間隔でパルス状のレーザ光を投光する。すなわち、投光部21は、走査方向においてレーザ光の投光方向を所定角度θずつ変えて、レーザ光を投光する。投光部21は、投光部21(レーザエリアセンサ10)からの距離が長くなるほど、レーザ光の照射面積が拡大するようにレーザ光を投光する。詳しくは、投光部21におけるレーザ光の照射径S1に対して、投光部21から距離Lにおけるレーザ光の照射径S2は、S2=S1+L×Eとなる。例えば拡散率E=0.1である。レーザ光には、例えば赤外光や、可視光、紫外光等を利用することができる。
受光部22は、素子部22aと感度調節部22bとを備えている。素子部22aは、投光部21により投光されたレーザ光が物体で反射された反射光を受光し、反射光の受光量を検出する。素子部22aは、投光部21によりレーザ光が投光される度に、反射光の受光量を検出する。感度調節部22b(調節部)は、素子部22aの受光感度を調節する。
位置検出部23は、投光部21によりレーザ光が投光されてから、受光部22により反射光が受光されるまでの時間に基づいて、投光方向ごとに投光部21(センサ本体20)から物体までの距離を算出(検出)する。このとき、反射光の受光量が閾値よりも大きい場合は、投光部21から物体までの距離を算出する。一方、反射光の受光量が上記閾値よりも小さい場合は、ノイズとみなして投光部21から物体までの距離を算出しない。
警報器30は、位置検出部23からの信号に基づいて、警報動作を行う。警報動作は、警笛を鳴らす動作や、物体の検知信号を出力する動作等である。
図2は、レーザエリアセンサ10の設置態様を示す側面図である。同図に示すように、レーザエリアセンサ10は、駅のホームの歩行面Hから離れた位置に設置されている。詳しくは、レーザエリアセンサ10は、歩行面Hから所定の高さに設置され、レーザ光を2次元で走査して下方に投光することで、歩行面Hまで延びるカーテン状の検知エリアAを形成する。そして、レーザエリアセンサ10は、レーザ光の反射光に基づいて、検知エリアAを通過する(検知エリアAに侵入した)物体を検知する。検知エリアAの面Asは、歩行面Hに略垂直になっている。なお、複数の面Asが集まって、検知エリアAの主面(最も面積の大きい面)を構成している。
投光部21は、投光部21からの距離が長くなるほど、レーザ光の照射面積が拡大するようにレーザ光を投光する。例えば、レーザエリアセンサ10の真下(照射角0°)において、歩行面Hに照射されるレーザ光の照射径は310mmである。照射角60°の投光方向では、歩行面Hに照射されるレーザ光の照射径は610mmである。すなわち、レーザ光の照射領域は、投光部21からの距離が長くなるほど大きくなる。
図3は、レーザ光の従来の照射領域を示す平面図である。同図に示すように、レーザ光の照射領域は、投光角度が0°から離れるほど広くなる。このため、投光部21から歩行面Hまでの距離が長い投光方向ほど、検知エリアAの幅方向(面Asに垂直な方向)の幅が広くなる。なお、隣り合う投光角度の照射領域は互いの端部が重なり合っており、隣り合う照射領域の間に隙間は形成されていない。
したがって、図4に示すように、従来のレーザエリアセンサ10Aを駅のホームの端部において列車に近付く物体の検知に適用した場合、検知エリアAとホームの歩行面H(地面)とが交わる領域Ahは、レーザエリアセンサ10Aの真下から離れるほど広くなる。このため、領域Ahにおいてレーザエリアセンサ10Aの真下から離れた部分(領域Ahの端部付近)では、列車にそれほど近付いていない物体を検出するおそれがある。
そこで、図5に示すように、本実施形態のレーザエリアセンサ10は、検知エリアAとホームの歩行面Hとが交わる領域Ahが、歩行面Hの端部Heに沿うように検知エリアAの面形状を設定する。
図6は、図3の照射領域内からレーザ光の照射領域を選択する態様を示す平面図である。すなわち、レーザエリアセンサ10からの距離が長くなりレーザ光が広い領域に照射される(拡散する)という短所を、発想の転換により、「照射領域内であればセンシング対象線を選べる」という長所に変えている。
図7は、本実施形態のレーザ光の照射領域を示す平面図である。同図に示すように、レーザ光の照射領域は、歩行面Hの端部Heに沿って曲がっている。さらに、投光部21からの投光角度(投光方向)にかかわらず、検知エリアAの幅方向(面Asに垂直な方向)の幅は一定になっている。
続いて、検知エリアAの面形状を設定する構成を説明する。
図8は、レーザ光の径と原点からの距離との関係を示す模式図である。同図に示すように、原点(レーザ光の発光位置)におけるレーザ光の照射径を照射径S1とする。原点からカバー40の透過窓41までの距離Lcとする。透過窓41の位置でのレーザ光の照射径を照射径Scとする。上述したように拡散率Eとして、Sc=S1+Lc×Eである。
図9は、カバー40の内面を示す模式図である。透過窓41は、レーザ光が投光される位置に設けられており、レーザ光を透過させる。透過窓41の幅Wcは、照射径Scよりも若干広く設定されている。投光角度にかかわらず、原点から透過窓41までの距離は等しくなっている。このため、投光角度にかかわらず、透過窓41における照射径Scは一定になっている。
図10に示すように、カバー40の内面には、投光されるレーザ光の断面のうち投光方向に応じて設定された所定範囲を遮断する全遮断テープ42A〜42D(遮断部材)が貼られて(設けられて)いる。全遮断テープ42A〜42Dは、カバー40(レーザエリアセンサ10)の内部から外部へ向かうレーザ光、及びカバー40の外部から内部へ向かうレーザ光を遮断する。なお、全遮断テープ42A〜42Dをカバー40の外面に貼ることもできる。
各全遮断テープ42A〜42Dにおける開口幅Wrは、各投光角度におけるレーザ光の遮断率Cr(減少率)を用いて、Wr=Sc×Crで表される。遮断率Crは、各投光角度においてレーザ光を遮断する割合である。例えば、レーザ光の照射領域の幅を半分にする場合はSc=0.5であり、照射領域の幅を1/4にする場合はSc=0.25である。図10では、投光角度15°,30°,45°,60°で、それぞれSc=0.03,0.14,0.30,050となっている(図3,7参照)。すなわち、全遮断テープ42(42A〜42D)は、レーザエリアセンサ10からホームの歩行面Hまでの距離が長い投光方向ほど、検知エリアAの幅方向(面Asに垂直な方向)に関して遮断範囲(所定範囲)が大きくなっている。
また、検知エリアAの面形状を歩行面Hの端部に沿わせるように、全遮断テープ42A〜42Dの位置が設定されている。詳しくは、全遮断テープ42A〜42Dは、透過窓41の幅方向において一方の端部に寄せて貼られている。すなわち、投光方向に応じて全遮断テープ42A〜42Dの位置及び大きさを設定することにより、図3の照射領域の範囲内でレーザ光の照射領域を任意に設定することができる。
図11は、レーザ光の投光態様を示す模式図である。同図に示すように、投光されるレーザ光の断面のうち全遮断テープ42に投光される範囲は遮断される。このため、投光方向に応じて全遮断テープ42の位置及び大きさを設定することにより、検知エリアAの面形状を任意に設定することができる。
図12は、レーザ光の受光態様を示す模式図である。同図に示すように、レーザ光は検知対象物により拡散反射される。このため、反射光の一部は全遮断テープ42にも照射されるが、全遮断テープ42により遮断される。
図13は、原点からの距離と光エネルギーとの関係を示すグラフである。同図に示すように、原点から照射されたレーザ光のエネルギーは、原点からの距離の2乗に反比例する。さらに、各投光角度におけるレーザ光の遮断率Crが大きいほど、検知対象物に照射されるレーザ光のエネルギー、ひいては検知対象からの反射光のエネルギーは小さくなる。
そこで、図14に示すように、感度調節部22bは、原点からの距離が長いほど、受光ゲイン(受光感度)を大きくするように調節する。さらに、感度調節部22bは、レーザ光の投光角度が大きいほど、すなわちレーザ光の断面に対する遮断範囲の割合が大きいほど、受光ゲインを大きくするように調節する。
これにより、図15に示すように、受光ゲイン調節後においては、原点からの距離が長くなっても、受光エネルギーが減少することを抑制することができる。なお、図14に示すように、原点からの距離が0〜x1までの範囲においては受光ゲインを0にしている。距離x1は、原点からカバー40の透過窓41までの距離Lcよりも若干大きく設定されている。これにより、透過窓41による反射光を、検知対象物による反射光と誤判定することを抑制することができる。
以上詳述した本実施形態は、以下の利点を有する。
・レーザ光は、レーザエリアセンサ10からの距離が長くなるほど照射面積が拡大するように投光される。このため、レーザエリアセンサ10から離れるほど、レーザ光が広い領域に照射される。そして、投光されるレーザ光の断面のうち投光角度に応じて設定された所定範囲が、全遮断テープ42により遮断される。このため、投光角度に応じて所定範囲を適宜設定することにより、レーザ光を照射する領域を調節することができる。したがって、レーザ光を2次元で走査して投光するレーザエリアセンサ10において、検知エリアAの面形状を設定することができる。その結果、曲がったホームの端部(境界)を監視する場合であっても、レーザエリアセンサ10の台数を少なくすることができる。
・全遮断テープ42は、センサ本体20を覆うカバー40に設けられている。したがって、レーザ光を投光するセンサ本体20の構成を変更することなく、カバー40に全遮断テープ42を設けることにより、検知エリアAの面形状を容易に設定することができる。
・感度調節部22bは、レーザ光の断面に対する所定範囲の割合が大きいほど、素子部22aの受光ゲインを大きくするように調節する。したがって、投光されるレーザ光が遮断される割合が大きくなっても、検知対象の物体の検出精度が低下することを抑制することができる。なお、受光ゲインに代えて物体を検出する閾値を変更することも考えられるが、その場合は受光量が検出された後に混入するノイズの影響が大きくなる。
・全遮断テープ42は、レーザエリアセンサ10から歩行面Hまでの距離が長い投光角度ほど、検知エリアAの面As(主面)に垂直な方向に関して所定範囲が大きくなっている。このため、レーザエリアセンサ10から歩行面Hまでの距離が長い投光角度ほど、検知エリアAの面Asに垂直な方向に広がるレーザ光の遮断量を多くすることができる。したがって、検知エリアAの面Asに垂直な方向における検知エリアAの幅を均一に近付けることができる。特に、本実施形態では、検知エリアAの面Asに垂直な方向における検知エリアAの幅を均一にしているため、検知エリアAの各部分において物体の検出精度がばらつくことを抑制することができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。第2実施形態では、第1実施形態の全遮断テープ42に代えて、半透明鏡142をカバー40に取り付けている。
カバー40の内面には、投光されるレーザ光の断面のうち投光方向に応じて設定された所定範囲を遮断する半透明鏡142(遮断部材)が取り付けられて(設けられて)いる。半透明鏡142(マジックミラー)は、カバー40(レーザエリアセンサ10)の内部から外部へ向かうレーザ光を遮断し、カバー40の外部から内部へ向かうレーザ光を透過する。なお、半透明鏡142をカバー40の外面に取り付けることもできる。
図16は、本実施形態のレーザ光の投光態様を示す模式図である。投光されるレーザ光の断面のうち半透明鏡142に投光される範囲は遮断される。このため、投光方向に応じて半透明鏡142の位置及び大きさを設定することにより、検知エリアAの面形状を任意に設定することができる。
図17は、本実施形態のレーザ光の受光態様を示す模式図である。同図に示すように、レーザ光は検知対象物により拡散反射される。そして、反射光の一部は半透明鏡142にも照射され、半透明鏡142を透過して受光部22により受光される。このため、第2実施形態では、第1実施形態と比較して、受光部22による反射光の受光量を増加させることができる。したがって、第2実施形態では、第1実施形態と比較して、図14の受光ゲインを全体的に小さくすることができる。
その結果、第2実施形態では、第1実施形態と比較して、反射光の受光エネルギーとノイズとの比であるS/N比を向上させることができ、検知対象物の検出精度を向上させることができる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。第3実施形態では、第1実施形態の全遮断テープ42に代えて、全遮断部材242を光学系のミラーに取り付けている。
図18は、レーザエリアセンサ10の投光部21の構成を示す模式図である。投光部21(光学系)は、入射したレーザ光を90°の直角に反射するミラー21aと、ミラー21aを回転させる回転軸21bとを備えている。ミラー21aは、ミラー21aからの距離が長くなるほどレーザ光の照射面積が拡大するように、レーザ光を反射する。
ミラー21aの一部に全遮断部材242を取り付ける。全遮断部材242(遮断部材)は、ミラー21aに照射されるレーザ光を遮断する。これにより、ミラー21aにより反射されるレーザ光のうち、図18における上部及び下部を遮断することができる。すなわち、正面視において、レーザ光の高さをレーザ光の横幅よりも小さくすることができる。ただし、図18の構成では、投光角度にかかわらず、レーザ光の断面形状は同一となる。
そこで、図19に示すように、ミラー21aの中心と回転軸21bとをずらすことにより、投光角度に応じてレーザ光と全遮断部材242との相対位置を変更する。そして、投光されるレーザ光の断面のうち投光方向に応じて設定された所定範囲を遮断するように、全遮断部材242の位置及び大きさを設定する。こうした構成によっても、第1実施形態に準じた作用効果を奏することができる。
なお、上記各実施形態を、以下のように変更して実施することもできる。なお、上記各実施形態と同一の部分については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
・投光角度の間隔は、15°間隔に限らず、5°間隔や、1°以下の間隔を採用することもできる。
・検知エリアAの面Asに垂直な方向における検知エリアAの幅は均一に限らず、一部の幅が他の部分の幅よりも若干広くなっていてもよい。その場合であっても、図3の照射領域の範囲内でレーザ光の照射領域を任意に設定することで、検知エリアAの面形状を設定することができる。
・感度調節部22bは、原点からの距離が長いほど受光ゲイン(受光感度)を大きくするように調節すること、及びレーザ光の断面に対する遮断範囲の割合が大きいほど受光ゲインを大きくするように調節することの一方のみを行ってもよい。また、感度調節部22bによる受光ゲインの調節を省略することもできる。
・ホームの歩行面Hに対して、検知エリアAの面Asが斜めに交わるように、レーザエリアセンサ10を設置することもできる。
・図20に示すように、レーザエリアセンサ10は、敷地の端部に沿ってカーテン状の検知エリアAを形成して、敷地内に侵入する物体を検知することもできる。この場合、レーザエリアセンサ10は、地面(所定面)から離れた位置に設置され、レーザ光を2次元で走査して投光することで地面まで延びる検知エリアAを形成し、レーザ光の反射光に基づいて検知エリアAに侵入した物体を検知する。また、レーザエリアセンサ10は、建物等の壁(所定面)から離れた位置に設置され、壁に沿って移動する物体を検知することもできる。
10…レーザエリアセンサ、20…センサ本体、21…投光部、22…受光部、22a…素子部(検出部)、22b…感度調節部(調節部)、40…カバー、42…全遮断テープ(遮断部材)、42A〜42D…全遮断テープ(遮断部材)、142…半透明鏡(遮断部材)、242…全遮断部材(遮断部材)。

Claims (5)

  1. 所定面から離れた位置に設置され、レーザ光を2次元で走査して投光することで前記所定面まで延びる検知エリアを形成し、前記レーザ光の反射光に基づいて前記検知エリアに侵入した物体を検知するレーザエリアセンサであって、
    前記レーザ光は、前記レーザエリアセンサからの距離が長くなるほど照射面積が拡大するように投光され、
    投光される前記レーザ光の断面のうち投光方向に応じて設定された所定範囲を遮断する遮断部材を備える、レーザエリアセンサ。
  2. 前記レーザ光を投光するセンサ本体と、
    前記センサ本体を覆うカバーと、を備え、
    前記遮断部材は、前記カバーに設けられている、請求項1に記載のレーザエリアセンサ。
  3. 前記遮断部材は、前記レーザエリアセンサの内部から外部へ向かう前記レーザ光を遮断し、前記レーザエリアセンサの外部から内部へ向かう前記レーザ光を透過する、請求項1又は2に記載のレーザエリアセンサ。
  4. 前記レーザ光の反射光の受光量を検出する素子部と、
    前記素子部の受光感度を調節する調節部と、備え、
    前記調節部は、前記レーザ光の断面に対する前記所定範囲の割合が大きいほど、前記受光感度を大きくするように調節する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザエリアセンサ。
  5. 前記遮断部材は、前記レーザエリアセンサから前記所定面までの距離が長い前記投光方向ほど、前記検知エリアの主面に垂直な方向に関して前記所定範囲が大きくなっている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のレーザエリアセンサ。
JP2018179456A 2018-09-25 2018-09-25 レーザエリアセンサ Pending JP2020051815A (ja)

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