JP2020051613A5 - 湿式摩擦プレートおよび同湿式摩擦プレートを備えた湿式多板クラッチ装置 - Google Patents

湿式摩擦プレートおよび同湿式摩擦プレートを備えた湿式多板クラッチ装置 Download PDF

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特開2014−133242号公報
本発明は上記問題に対処するためなされたもので、その目的は、摩擦材に対する微細溝の形成作業の効率を向上させることができる湿式摩擦プレートおよび同湿式摩擦プレートを備えた湿式多板クラッチ装置を提供することにある。
クラッチプレート103は、後述する湿式摩擦プレート200に押し当てられる平板環状の部品であり、SPCC(冷間圧延鋼板)材からなる薄板材を環状に打ち抜いて成形されている。これらのクラッチプレート103における各両側面(表裏面)には、後述する潤滑油を保持するための深さ数μm〜数十μmの図示しない油溝が形成されている。また、クラッチプレート103における油溝が形成された各両側面(表裏面)には、耐摩耗性を向上させる目的で表面硬化処理がそれぞれ施されている。なお、この表面硬化処理については本発明に直接関わらないため、その説明は省略する。
また、樹脂層203は、摩擦材210を芯金201上で固着させるとともに芯金201の板面に微細溝204が形成されることを防止または軽減することができる厚さに形成される。具体的には、樹脂層203は、1μm以上かつ30μ以下が好適であるが2μm以上かつ10μm以下がより好適である。本実施形態においては、樹脂層203は、芯金201の表面から6μmの厚さで形成されている。この場合、樹脂層203は、芯金201の表面を人が視認できる程度の透明または半透明に形成されている。
(湿式摩擦プレート200の製造)
次に、このように構成された湿式摩擦プレート200の製造方法について図4を参照しながら説明する。まず、作業者は、第1工程として、芯金201および摩擦材210をそれぞれ用意する。具体的には、芯金201は、別途のプレス加工によってスプライン202を有した円環状に形成される。また、摩擦材210は、別途の抄造加工によって帯状に形成される。これらのプレス加工および抄造加工は、従来から公知の手法であるため説明を省略する。
また、上記実施形態においては、レーザ加工装置300は、レーザヘッド301を互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向の3軸方向に変位可能に構成した。しかし、レーザ加工装置300は、芯金201上の摩擦材210に対して微細溝211を形成することができるように構成されていれば他の構成を採用することができる。したがって、レーザ加工装置300は、例えば、レーザヘッド301および/またはワークテーブル302の変位に代えてまたは加えてレーザヘッド301内にガルバノスキャナーまたはポリゴンミラーを備えてレーザ光をX軸方向およびY軸方向にそれぞれ走査するように構成することができる。また、レーザ加工装置300は、可動的または固定的に構成されたワークテーブル302上で摩擦材210が貼り付けられた芯金201を保持してこの芯金201をワークテーブル302上で回転駆動またはX軸方向およびY軸方向にそれぞれ走査するように構成することもできる。

Claims (9)

  1. 平板環状に形成した芯金の表面に周方向に沿って摩擦材が設けられた湿式摩擦プレートであって、
    前記芯金における板面が露出した露出部分および前記摩擦材にそれぞれ形成されるとともに前記露出部分と前記摩擦材との間で連続的なレーザ加工によって平面視で連続的に繋がった加工痕で構成された凹状の微細溝が形成されていることを特徴とする湿式摩擦プレート。
  2. 請求項1に記載した湿式摩擦プレートにおいて、
    前記摩擦材は、
    前記芯金の表面に周方向に沿って複数の前記摩擦材が隙間を介して設けられており、
    前記微細溝は、
    前記芯金上における前記隙間部分と前記摩擦材との間に平面視で連続的に繋がった凹状に形成されていることを特徴とする湿式摩擦プレート。
  3. 請求項1または請求項2に記載した湿式摩擦プレートにおいて、さらに、
    前記芯金における前記露出部分のうちの少なくとも一部に樹脂材料からなる樹脂層が形成されていることを特徴とする湿式摩擦プレート。
  4. 平板環状に形成した芯金の表面に周方向に沿って摩擦材が設けられた湿式摩擦プレートであって、
    前記芯金における前記摩擦材に凹状の微細溝が形成されており、
    前記芯金における板面が露出した露出部分のうちの少なくとも一部にレーザ光による微細溝の形成を防止または軽減するための樹脂材料からなる樹脂層が形成されていることを特徴とする湿式摩擦プレート。
  5. 請求項4に記載した湿式摩擦プレートにおいて、
    前記樹脂層は、
    前記芯金の表面全体に形成されており、
    前記摩擦材は、
    前記樹脂層上に貼り付けられていることを特徴とする湿式摩擦プレート。
  6. 請求項4または請求項5に記載した湿式摩擦プレートにおいて、
    前記樹脂層は、
    前記芯金表面を視認できる程度の透明または半透明に形成されていることを特徴とする湿式摩擦プレート。
  7. 請求項4ないし請求項6のうちのいずれか1つに記載した湿式摩擦プレートにおいて、
    前記微細溝は、
    前記芯金上で周方向に沿って螺旋状に延びて形成されていることを特徴とする湿式摩擦プレート。
  8. 請求項4ないし請求項7のうちのいずれか1つに記載した湿式摩擦プレートにおいて、
    前記樹脂層は、
    厚さが2μm以上かつ10μm以下であることを特徴とする湿式摩擦プレート。
  9. 原動機によって回転駆動する駆動側プレートに隙間および潤滑油を介して対向側プレートを対向配置して両者を互いに密着または離隔させることで両者間で回転駆動力の伝達または遮断を行う湿式多板クラッチ装置において、
    前記駆動側プレートおよび前記対向側プレートは、
    少なくとも一方が前記請求項1ないし前記請求項8のうちのいずれか1つに記載した湿式摩擦プレートであることを特徴とする湿式多板クラッチ装置。
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