JP2020050490A - 搬送装置及び画像記録装置 - Google Patents

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真豪 佐藤
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毅 伊藤
翔平 市川
Shohei Ichikawa
翔平 市川
慶充 谷口
Yoshimitsu Taniguchi
慶充 谷口
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敬介 若草
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Abstract

【課題】小サイズのシートをストッパで確実に止めつつ、大サイズのシートがストッパに引っ掛かる可能性を低くする。【解決手段】複合機10は、筐体14から前向きに排出される用紙15を支持可能であり、筐体14に収納された収納位置、及び収納位置よりも前方の突出位置に移動可能に筐体14によって支持された第1トレイ81と、第1トレイ81に回動可能に支持された第2トレイ82と、第2トレイ82に回動可能に支持され、回動先端が上面111Aよりも上方に位置する第1位置、及び回動先端が第1位置よりも下方且つ前方であって、且つ、回動先端が第2トレイ82よりも前方に位置する第2位置に回動するストッパ83と、ストッパ83を第1位置に保持する保持部と、第1トレイ81が突出位置から収納位置へ移動する過程で、ストッパ83と当接して第2位置から第1位置へガイドするガイド部84とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、筐体から排出されるシートを支持するトレイを有する搬送装置、及び当該搬送装置を有する画像記録装置に関する。
シートを搬送路に沿って搬送させる搬送装置が知られている。搬送装置を備える装置として、例えばシートに画像を記録する画像記録装置が挙げられる。
搬送装置は、排出されるシートを支持するトレイを備えている。トレイは、搬送装置の非使用時において搬送装置に収納されており、搬送装置の使用時において搬送装置から引き出される。また、トレイの多くに、ストッパが設けられている。
例えば、ストッパは、トレイのシート支持面と概ね平行にトレイの先端から突出した突出姿勢と、シート支持面から概ね上方へ突出した直立姿勢とに回動可能に、トレイによって支持されている。所定サイズのシートが搬送装置から排出される場合に、ストッパが直立姿勢とされる。これにより、所定サイズのシートはストッパに当接するため、シートがトレイを通過して落下することが防止可能であり、また、排出された複数のシートをストッパに当接させることで整列することができる。また、所定サイズよりも大きなサイズのシートが搬送装置から排出される場合にストッパが直立姿勢のままであると、当該シートがストッパに引っ掛かるおそれがある。そこで、この場合、ストッパは突出姿勢とされる。これにより、シートの引っ掛かりを防止するとともに、当該シートをトレイ及びストッパによって支持可能となる。
また、例えば、特許文献1には、トレイが引き出される過程において、ストッパが自重によって回転して直立姿勢となるプリンタが開示されている。
特開2006−16171号公報
しかしながら、ストッパがトレイによって回動可能に支持された構成の場合、以下の問題が発生する。通常、ストッパはデフォルトで突出姿勢とされているため、所定サイズのシートが排出される場合に、その都度、ストッパを手動で直立姿勢に回動させる必要がある。また、ユーザによっては、ストッパを直立姿勢に回動させずに突出姿勢のままで所定サイズのシートを排出させる場合がある。この場合、排出された複数のシートをストッパに当接させて整列することができない。
特許文献1に開示されたプリンタの場合、トレイが引き出される際に、ストッパが自動的に直立姿勢となるため、所定サイズのシートが排出される場合に、その都度、ストッパを手動で直立姿勢に回動させる必要がない。しかしながら、特許文献1に開示されたプリンタの場合、トレイが引き出された状態において、ストッパは必ず直立姿勢である。そのため、所定サイズよりも大きなサイズのシートが排出される場合、当該シートはストッパに引っ掛かるおそれがある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、排出された小さなサイズのシートをストッパで確実に止めつつ、排出された大きなサイズのシートがストッパに引っ掛かる可能性を低くすることができる搬送装置を提供することにある。
本発明に係る搬送装置は、シートの搬送路を有する筐体と、上記筐体から第1向きに排出されるシートを支持する支持面を有しており、上記筐体に収納された収納位置、及び上記収納位置よりも上記第1向きの突出位置に移動可能に、上記筐体に支持されたトレイと、上記トレイに回動可能に支持されており、回動先端が上記支持面よりも上方に位置する第1位置、及び上記回動先端が上記第1位置よりも下方且つ上記第1向きであって、且つ、上記回動先端が上記トレイよりも上記第1向きに位置する第2位置に回動するストッパと、上記ストッパを上記第1位置に保持する保持部と、上記筐体に設けられており、上記トレイが上記突出位置から上記収納位置へ移動する過程において、上記ストッパと当接して上記ストッパを上記第2位置から上記第1位置へガイドするガイド部と、を備える。
本構成によれば、トレイが上記突出位置から上記収納位置へ移動する過程において、ストッパは、ガイド部と当接して案内されることによって、第1位置へ回動し、保持部によって第1位置に保持された状態となる。これにより、トレイが収納位置から突出位置へスライドされたとき、ストッパは第1位置である。そのため、排出された所定サイズのシートをストッパによって止めることができる。
また、本構成によれば、トレイが突出位置のときに、ストッパは第1位置及び第2位置に回動可能である。そのため、所定サイズよりも大きなサイズのシートが排出される際にストッパが第2位置に回動されることにより、当該シートがストッパに引っ掛かる可能性を低くできるとともに、当該シートをトレイ及びストッパの双方によって支持することができる。
本発明によれば、排出された小さなサイズのシートをストッパで確実に止めつつ、排出された大きなサイズのシートがストッパに引っ掛かる可能性を低くすることができる。
図1は、複合機10の斜視図である。 図2は、プリンタ部12の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、第1トレイ81が収納位置であり、第2トレイ82が倒伏位置であり、ストッパ83が第1位置である排出トレイ21を示しており、(A)は斜視図であり、(B)は(A)のB−B断面を示す断面図である。 図4は、第1トレイ81が突出位置であり、第2トレイ82が倒伏位置であり、ストッパ83が第2位置である排出トレイ21を示しており、(A)は斜視図であり、(B)は(A)のB−B断面を示す断面図である。 図5は、第1トレイ81が突出位置であり、第2トレイ82が起立位置であり、ストッパ83が第2位置である排出トレイ21を示しており、(A)は斜視図であり、(B)は(A)のB−B断面を示す断面図である。 図6は、第1トレイ81が突出位置であり、第2トレイ82が起立位置であり、ストッパ83が第1位置である排出トレイ21を示しており、(A)は斜視図であり、(B)は(A)のB−B断面を示す断面図である。 図7は、本体トレイ80及び第1トレイ81の断面図を示しており、(A)は第1トレイ81が突出位置の状態を示し、(B)は第1トレイ81が収納位置の状態を示す。 図8は、第2トレイ82及び第2位置のストッパ83の断面図を示す。 図9は、第2トレイ82及び第1位置のストッパ83の断面図を示す。 図10は、変形例における排出トレイ21の断面図を示しており、(A)は第1トレイ81が収納位置且つストッパ83が第1位置の状態であり、(B)は第1トレイ81が突出位置且つストッパ83が第2位置の状態であり、(C)は第1トレイ81が突出位置且つストッパ83が第1位置の状態である。
以下、本発明の実施形態に係る複合機10について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。以下の説明においては、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として、上下方向7が定義され、開口13が設けられている面を正面22(前面)として前後方向8が定義され、複合機10を前方から後方に視て左右方向9が定義される。上下方向7、前後方向8、及び左右方向9は互いに直交している。本実施形態では、上下方向7が鉛直方向に相当し、前後方向8及び左右方向9が水平方向に相当する。
[複合機10の全体構成]
図1に示されるように、複合機10は、上部に、原稿に記録された画像を読み取って画像データを取得するスキャナ部11を備えており、下部に、画像データなどに基づいて、用紙15(シートの一例、図2参照)に画像を記録するプリンタ部12(画像記録装置の一例)を備えている。
スキャナ部11は、所謂フラットベッドスキャナとして構成されている。ここでは、スキャナ部11の構成の詳細な説明は省略される。プリンタ部12は、搬送装置と、用紙15に画像を記録する記録部24(図2参照)とを備えている。
搬送装置は、内部に、用紙15が搬送される搬送路23が形成された筐体14(図1参照)、給送トレイ20(図1及び図2参照)、給送ローラ25(図2参照)、搬送ローラ対63(図2参照)、排出ローラ対66(排出部の一例、図2参照)、及び排出トレイ21(図1及び図2参照)を備えている。
図1に示されるように、筐体14は、正面22に開口13を有している。給送トレイ20は、開口13を通じて後方にスライドされることによって、筐体14の内部へ挿入可能である。筐体14に装着された給送トレイ20(図1に示される状態の給送トレイ20)は、開口13を通じて前方にスライドされることによって、筐体14から脱抜可能である。給送トレイ20は、各種サイズの用紙15を収容可能である。
図2に示されるように、給送トレイ20は、用紙15が支持される底板74と、底板74の左右両端から上向きに立設された一対の側板(不図示)とを備えている。底板74に支持された用紙15は、モータ(不図示)から駆動力が伝達されることによって回転する給送ローラ25によって搬送路23へ給送される。
搬送路23は、給送トレイ20の後端部を基点として、下方から上方に延びつつUターンしてから、前方に延びて排出トレイ21に至る通路である。搬送路23は、所定間隔を隔てて互いに対向する第1ガイド部材31及び第2ガイド部材32によって構成される空間である。用紙15は、給送トレイ20から搬送路23に給送され、搬送路23を、図2に破線矢印で示される向きである搬送向き16に搬送される。
搬送ローラ対63及び排出ローラ対66は、筐体14の内部に設けられている。
搬送ローラ対63は、搬送路23に位置している。搬送ローラ対63は、搬送ローラ61及びピンチローラ62よりなる。ピンチローラ62は、バネなどの弾性部材(不図示)によって搬送ローラ61のローラ面に圧接されている。
排出ローラ対66は、搬送路23における搬送ローラ対63よりも搬送向き16の下流に位置している。排出ローラ対66は、排出ローラ64及び拍車65よりなる。拍車65は、バネなどの弾性部材(不図示)によって排出ローラ64のローラ面に圧接されている。
搬送ローラ61及び排出ローラ64は、モータ(不図示)から駆動力が伝達されることによって回転され、ピンチローラ62及び拍車65との間に用紙15を挟持しつつ搬送向き16に搬送する。
記録部24は、筐体14の内部に設けられている。記録部24は、搬送路23における搬送ローラ対63及び排出ローラ対66の間に位置している。記録部24は、搬送路23の上方に位置している。記録部24は、記録ヘッド37と、記録ヘッド37を搭載したキャリッジ38とを備えている。
記録ヘッド37には、インクカートリッジ(不図示)から供給されたインクを、プラテン67に向けて吐出するための複数のノズル36が形成されている。プラテン67は、搬送路23を搬送される用紙15を支持する部材である。プラテン67は、搬送路23の下方に記録ヘッド37と対向して配置されている。
キャリッジ38は、筐体14の内部に配置されたフレームによって左右方向9に移動可能に支持されている。
キャリッジ38が移動されながら、プラテン67に支持された用紙15に向けてノズル36からインク滴が吐出される。これにより、用紙15に画像が記録される。なお、本実施形態において、記録部24が用紙15に画像を記録する方式は、インクジェット記録方式であるが、画像を記録する方式はインクジェット記録方式に限らず、例えば電子写真方式などであってもよい。
排出トレイ21は、給送トレイ20の上方に位置している。本実施形態において、排出トレイ21は、筐体14に支持されている。なお、排出トレイ21は、給送トレイ20に支持されていてもよい。
給送トレイ20に支持された用紙15は、給送ローラ25によって搬送路23へ給送される。搬送路23へ給送された用紙15は、搬送ローラ対63によって記録部24へ搬送され、記録部24によって画像を記録される。画像を記録された用紙15は、排出ローラ対66によって前方に搬送されて排出トレイ21に排出され、排出トレイ21に支持される。なお、排出トレイ21については、以下において詳細に説明される。
[排出トレイ21]
図3〜図6に示されるように、排出トレイ21は、本体トレイ80、第1トレイ81、第2トレイ82、及びストッパ83を備えている。第1トレイ81及び第2トレイ82は、トレイの一例である。
本体トレイ80は、その左右両端部を、筐体14によって支持されている。第1トレイ81は、本体トレイ80によって前後方向8に移動可能に支持されている。第2トレイ82は、第1トレイ81によって回動可能に支持されている。ストッパ83は、第2トレイ82によって回動可能に支持されている。
[本体トレイ80]
図3に示されるように、本体トレイ80は、支持板101と、一対の側板102と、後板105とを備えている。支持板101の上面101Aは、排出ローラ対66によって排出された用紙15を支持可能である。一対の側板102は、支持板101の左右両端部から下方へ突出しており、且つ、前後方向8へ延びている。後板105は、支持板101の後端部から下方へ突出しており、且つ、左右方向9へ延びている。一対の側板102または後板105の少なくとも一方は、筐体14に固定されている。これにより、本体トレイ80は、筐体14の一部を構成している。
図7に示されるように、一対の側板102の各々は、2本のガイドリブ103、104を備えている。なお、図7には、一対の側板102のうち、支持板101の左端部に設けられた側板102のみが記されている。図7では、後述するガイド部84及びコイルバネ85の図示が省略されている。また、図3〜図6では、ガイドリブ103、104の図示が省略されている。
ガイドリブ103、104は、上下方向7(直交方向の一例)において対向している。ガイドリブ103は、ガイドリブ104の上方に位置している。ガイドリブ103の下面103A、及びガイドリブ104の上面104Aは、概ね前後方向8へ延びている。本実施形態において、ガイドリブ104が前後方向8へ延びている一方、ガイドリブ103は後方へ向かうにしたがって下方へ向かって延びている。これにより、下面103Aと上面104Aとの間の上下方向7の間隔は、後方へ向かうにしたがって漸次短くなっている。下面103A及び上面104Aは、制動部及び一対のガイド面の一例である。
[第1トレイ81]
図5に示されるように、第1トレイ81は、支持板111と、一対の側板112とを備えている。
支持板111の上面111A(支持面の一例)は、排出ローラ対66によって排出された用紙15を支持可能である。支持板111には、その後端から前方へ凹んだ凹部113が形成されている。
一対の側板112は、支持板111の左右両端部から上方へ突出しており、且つ、前後方向8へ延びている。
図7に示されるように、一対の側板112の各々は、左右方向9の外側へ突出し且つ前後方向8に延びたリブ114を備えている。なお、図7には、一対の側板102のうち、支持板101の左端部に設けられた側板102のみが記されている。また、図3〜図6では、リブ114の図示が省略されている。
リブ114の各々は、上下方向7における本体トレイ80のガイドリブ103、104の間に入り込んでおり、ガイドリブ104に支持されている。つまり、リブ114は、第1トレイ81におけるガイドリブ103の下面103Aとガイドリブ104の上面104Aとの間に位置する部分に相当する。
第1トレイ81は、リブ114の各々がガイドリブ104に支持されることで、本体トレイ80によって前後方向8にスライド可能に支持されている。
第1トレイ81は、図3に示される収納位置と、図4〜図6に示される突出位置とにスライド可能である。なお、図示されていないが本体トレイ80または第1トレイ81の少なくとも一方には、第1トレイ81を収納位置より後方へ移動させないためのストッパ構造、及び第1トレイ81を突出位置より前方へ移動させないためのストッパ構造が設けられている。
第1トレイ81は、本体トレイ80に対して用紙15の排出向きである前向き(第1向きの一例)にスライドすることで、本体トレイ80から引き出される。つまり、この場合、第1トレイ81は、収納位置から突出位置へスライドする。第1トレイ81は、本体トレイ80に対して後方にスライドすることで、本体トレイ80に収納される。つまり、この場合、第1トレイ81は、突出位置から収納位置へスライドする。
図3及び図7(B)に示されるように、収納位置の第1トレイ81は、本体トレイ80の支持板101、一対の側板102、及び後板105に囲まれた空間に収納されている。つまり、収納位置の第1トレイ81は、筐体14に収納されている。
図4及び図7(A)に示されるように、突出位置の第1トレイ81は、収納位置よりも前方に位置している。第1トレイ81が突出位置のとき、支持板111の上面111Aには、排出ローラ対66によって排出された用紙15が支持可能である。
ここで、図7に示されるように、リブ114の上下方向7の長さは、本体トレイ80の後端部におけるガイドリブ103、104の上下方向7の間隔より長く、本体トレイ80の後端部以外におけるガイドリブ103、104の上下方向7の間隔より短い。そのため、第1トレイ81が突出位置から収納位置へスライドする過程において、リブ114がガイドリブ103に下方から当接する。すると、ガイドリブ103が第1トレイ81の収納位置へのスライドに対する抵抗として作用する。つまり、ガイドリブ103、104は、第1トレイ81に対して突出位置から収納位置への移動に対する制動力を作用させる。なお、第1トレイ81に対して制動力を作用させるための構造は、上述した構造に限らず、公知の種々の構造が採用可能である。
[第2トレイ82]
図5に示されるように、第2トレイ82は、板形状である。第2トレイ82は、第1トレイ81によって回動可能に支持されている。なお、第1トレイ81が第2トレイ82を支持する構造は図示されていないが、公知の構造が採用される。例えば、第2トレイ82の左右両端から突出した突起が、第1トレイ81の一対の側板112の前端部に形成された貫通孔に挿入されることによって、第2トレイ82が第1トレイに81によって回動可能に支持される。
第2トレイ82には、その回動先端部から回動基端部へ向けて凹んだ凹部121が形成されている。
第2トレイ82は、図5及び図6に示される起立位置と、図4に示される倒伏位置とに回動可能である。なお、図示されていないが第1トレイ81または第2トレイ82の少なくとも一方には、起立位置の第2トレイ82を倒伏位置から遠ざかる向きへ回動させないためのストッパ構造、及び倒伏位置の第2トレイ82を起立位置から遠ざかる向きへ回動させないためのストッパ構造が設けられている。
図5に示されるように、起立位置の第2トレイ82は、第1トレイ81の前端部から前方且つ上方へ突出している。第2トレイ82の面のうち、第2トレイ82が起立位置のときに上方を向く面122(支持面の一例)は、排出ローラ対66によって排出された用紙15を支持可能である。
図4に示されるように、倒伏位置の第2トレイ82は、第1トレイ81の支持板111及び一対の側板112に囲まれた空間に収納されている。このとき、第2トレイ82の面のうち、第2トレイ82が倒伏位置のときに上方を向く面123には、排出ローラ対66によって排出された用紙15が支持可能である。面123は、面122の裏面である。
[ストッパ83]
図5に示されるように、ストッパ83は、板形状である。ストッパ83の一部は、第2トレイ82の凹部121に位置している。ストッパ83は、第2トレイ82によって矢印52(図5参照)の向き及び矢印53(図6参照)の向きに回動可能に支持されている。
第2トレイ82がストッパ83を支持する構造は、公知の構造が採用される。本実施形態では、図8及び図9に示されるように、ストッパ83の右面及び左面の後端部から左右方向9へ突出した突起131が、第2トレイ82の凹部121の左右両端を形成する面121A(図6参照)及び面121Bの前端部(つまり第2トレイ82の前端部)に形成された孔124に挿入されることによって、ストッパ83が第2トレイ82の前端部によって回動可能に支持されている。なお、ストッパ83は第2トレイ82の前端部以外の部分によって回動可能に支持されていてもよい。
なお、図8及び図9に示されている突起86、87、131、132、凸部127、孔124、125、126は、図3〜図6において図示が省略されている。
ストッパ83は、図6及び図9に示される第1位置と、図5及び図8に示される第2位置とに回動可能である。
図6及び図9に示されるように、第1位置のストッパ83は、起立位置の第2トレイ82の突出向き51へ向かうにしたがって上方へ向かって突出している。つまり、ストッパ83が第1位置のとき、ストッパ83の回動先端83Aは、起立位置の第2トレイ82の面122より上方に位置している。ストッパ83が第1位置のとき、ストッパ83の上面83Bは、排出ローラ対66によって排出されて面122に沿って突出向き51へ進む用紙15の先端(前端)と当接して、当該用紙15が突出向き51へ進むことを規制可能である。
図5及び図8に示されるように、第2位置のストッパ83は、起立位置の第2トレイ82の突出向き51に沿って突出している。つまり、第2位置のストッパ83の回動先端83Aは(図8参照)、第1位置のストッパ83の回動先端83A(図9参照)よりも下方且つ前方に位置している。また、第2位置のストッパ83の回動先端83Aは、第2トレイ82より前方に位置している。ストッパ83が第2位置のとき、ストッパ83の上面83Bは、排出ローラ対66によって排出された用紙15を支持可能である。
図8及び図9に示されるように、ストッパ83の右面及び左面には、左右方向9へ突出した突起132が形成されている。また、第2トレイ82の面121A、121Bには、孔124の他に2つの孔125、126が形成されている。
図9に示されるように、ストッパ83が第1位置に位置するとき、突起132は孔126に挿入されている。これにより、ストッパ83が第1位置に保持される。図8に示されるように、ストッパ83が第2位置に位置するとき、突起132は孔125に挿入されている。これにより、ストッパ83が第2位置に保持される。突起132及び孔126は、保持部の一例である。なお、ストッパ83を第1位置及び第2位置に保持するための構造は、上述した構造に限らず、公知の種々の構造が採用可能である。
図8に示されるように、ストッパ83が第1位置から第2位置へ(矢印52の向きへ)回動されるとき、または、図9に示されるように、ストッパ83が第2位置から第1位置へ(矢印53の向きへ)回動されるとき、突起132が孔125、126を形成する側面を押すことによって、ストッパ83または第2トレイ82の少なく一方が弾性変形する。当該弾性変形によって、突起132が孔125、126から抜ける。なお、突起132の先端部は、球面で構成されている。これにより、ストッパ83が回動されるとき、突起132が孔125、126から抜けやすくなっている。
図8及び図9に示されるように、第2トレイ82の面121A、121Bには、左右方向9へ突出した凸部127が形成されている。凸部127の側面(換言すると面121Bと直交する面)は、少なくとも2つの面127A(第1面の一例)及び面127B(第2面の一例)を備えている。
面127Aの少なくとも一部、及び面127Bの少なくとも一部は、孔125、126の間に位置している。面127Aは、矢印52の向きを向いている。面127Bは、矢印53の向きを向いている。
ストッパ83が矢印52、53の向きに回動すると、突起132はストッパ83と一体に回動する。このときの突起132の回動軌跡を含む仮想面(図8に一点鎖線で示されており、図8の紙面と直交する面)に対する面127Aのなす角θ1(第1角の一例)、及び当該仮想面に対する面127Bのなす角θ2(第2角の一例)は、いずれも鈍角である。また、角θ1は、角θ2より大きい。
ストッパ83が第2位置(図8参照)から第1位置(図9参照)へ矢印53の向きに回動するとき、孔125を抜け出た突起132は、面127Aに当接してガイドされる。このとき、凸部127は突起132に対して抵抗として作用する。換言すると、凸部127及び突起132はストッパ83の第2位置から第1位置への回動に対して抵抗として作用する。凸部127及び突起132は、抵抗部の一例である。突起132または凸部127の少なくとも一方が弾性変形することによって、突起132は、凸部127を乗り越えて孔126へ挿入される。
ストッパ83が第1位置(図9参照)から第2位置(図8参照)へ矢印52の向きに回動するとき、孔126を抜け出た突起132は、面127Bに当接してガイドされる。このとき、凸部127は突起132に対して抵抗として作用する。換言すると、凸部127及び突起132はストッパ83の第1位置から第2位置への回動に対して抵抗として作用する。突起132または凸部127の少なくとも一方が弾性変形することによって、突起132は、凸部127を乗り越えて孔125へ挿入される。
ここで、角θ1が角θ2より大きいため、移動する突起132にとって、面127Aは面127Bよりも緩やかな傾斜面である。そのため、ストッパ83の第2位置から第1位置への回動に対して凸部127及び突起132によって作用する抵抗は、ストッパ83の第1位置から第2位置への回動に対して凸部127及び突起132によって作用する抵抗よりも小さい。つまり、ストッパ83の第2位置から第1位置への回動は、ストッパ83の第1位置から第2位置への回動よりも容易である。
なお、ストッパ83の回動に対して抵抗を作用させるための構造は、上述した構造に限らず、公知の種々の構造が採用可能である。例えば、本実施形態とは逆に、突起132が第2トレイ82の面121A、121Bに形成され、孔125、125及び凸部127がストッパ83の右面及び左面に形成されていてもよい。
[ガイド部84及びコイルバネ85]
図4(B)に示されるように、本体トレイ80は、ガイド部84を備えている。ガイド部84は、本体トレイ80の支持板101、一対の側板102、及び後板105に囲まれた空間に位置している。なお、本実施形態において、支持板101の下面101Bには、図示しないガイドレールが設けられており、ガイド部84は、当該ガイドレールによって前後方向8に移動可能に支持されている。
ガイド部84は、コイルバネ85(付勢部材の一例)を介して後板105に接続されている。コイルバネ85の前端は、ガイド部84の後面に接続されており、コイルバネ85の後端は、後板105に接続されている。なお、コイルバネ85の後端は、後板105以外、例えば筐体14に接続されていてもよい。ガイド部84は、ストッパ83より後方に位置しており、コイルバネ85は、ガイド部84より後方に位置している。つまり、コイルバネ85は、ガイド部84に対するストッパ83の反対側に設けられている。コイルバネ85は、ガイド部84を前方へ付勢している。つまり、コイルバネ85は、ガイド部84をストッパ83へ向けて付勢している。
ガイド部84の前面84Aは、前方且つ下方を向いている。第2トレイ82が倒伏位置の状態において、前面84Aは、前後方向8において、ストッパ83と対向している。
なお、コイルバネ85の有無は任意である。コイルバネ85が設けられていない場合、ガイド部84は、本体トレイ80や筐体14に固定される。
[突起86、87]
図8及び図9に示されるように、第2トレイ82の面121A、121Bには、2つの突起86、87が形成されている。
図9に示されるように、突起86は、第1位置のストッパ83に当接して、第1位置のストッパ83が矢印53の向き(換言すると第2位置から遠ざかる向き)に回動することを規制する。
図8に示されるように、突起87(規制部の一例)は、第2位置のストッパ83に当接して、第2位置のストッパ83が矢印52の向き(換言すると第1位置から遠ざかる向き)に回動することを規制する。
なお、ストッパ83の回動を規制するための構造は、上述した構造に限らず、公知の種々の構造が採用可能である。
[第1トレイ81及び第2トレイ82の挿入及び引き出し動作]
以下、図3〜図6、図8、及び図9を参照しつつ、複合機10のユーザが、第1トレイ81及び第2トレイ82を本体トレイ80に挿入する動作、及び第1トレイ81及び第2トレイ82を本体トレイ80から引き出す動作が説明される。
まず、第1トレイ81及び第2トレイ82が本体トレイ80に挿入される動作が説明される。
図5に示される状態において、第1トレイ81は突出位置に位置しており、第2トレイ82は起立位置に位置しており、ストッパ83は第2位置に位置している。当該状態では、本体トレイ80の支持板101の上面101A、第1トレイ81の支持板111の上面111A、第2トレイ82の面122、及びストッパ83の上面83Bが、排出された用紙15を支持可能である。
図5に示される状態から第1トレイ81及び第2トレイ82が本体トレイ80に挿入される場合、最初に、第2トレイ82が起立位置から倒伏位置に回動され(図4参照)、次に、第1トレイ81が突出位置から収納位置へ向けて後方へスライドされる。
第1トレイ81の突出位置から収納位置へのスライドの過程において、ストッパ83が前方からガイド部84の前面84Aに当接する。すると、ガイド部84からストッパ83に対して前向きの反力が作用する。これにより、突起132が孔125から抜けて、ストッパ83は、ガイド部84にガイドされつつ第2位置から第1位置へ回動する。そして、突起132が孔126に挿入されて、ストッパ83は第1位置に保持される(図3参照)。このとき、ストッパ83は、凹部113を介して第1トレイ81より下方へ突出している。
なお、第1トレイ81の突出位置から収納位置へのスライドの過程において、第1トレイ81が収納位置へ近づくと、ガイドリブ103、104によって第1トレイ81に対して制動力が作用する。
一方、図6に示される状態において、第1トレイ81は突出位置に位置しており、第2トレイ82は起立位置に位置しており、ストッパ83は第1位置に位置している。当該状態では、本体トレイ80の支持板101の上面101A、第1トレイ81の支持板111の上面111A、及び第2トレイ82の面122が、排出された用紙15を支持可能である。また、ストッパ83が、排出された用紙15が突出向き51へ進むことを規制可能である。
大きなサイズの用紙15が排出される場合に、排出トレイ21は図5の状態にされる。一方、当該大きなサイズの用紙15よりも小さな用紙15が排出される場合に、排出トレイ21は図6の状態にされる。
図6に示される状態から第1トレイ81及び第2トレイ82が本体トレイ80に挿入される場合、ストッパ83が第1位置から第2位置に回動されてから(図5参照)、第2トレイ82が起立位置から倒伏位置に回動され(図4参照)、第1トレイ81が突出位置から収納位置へ向けて後方へスライドされる(図3参照)。この場合、図5に示される状態となってからの動作は、上記と同様である。
また、図6に示される状態から第1トレイ81及び第2トレイ82を本体トレイ80が挿入される場合、ストッパ83が第1位置の状態のまま(図6参照)、第2トレイ82が起立位置から倒伏位置に回動され、第1トレイ81が突出位置から収納位置へ向けて後方へスライドされてもよい(図3参照)。この場合、ストッパ83は第1位置に保持されたままである。
つまり、第1トレイ81及び第2トレイ82がどのように本体トレイ80に挿入されても、最終的に(図3に示された状態において)、ストッパ83は第1位置に位置する。
次に、第1トレイ81及び第2トレイ82が本体トレイ80から引き出される動作が説明される。
図3に示される状態において、第1トレイ81は収納位置に位置しており、第2トレイ82は倒伏位置に位置しており、ストッパ83は第1位置に位置している。当該状態では、本体トレイ80の支持板101の上面101Aのみが、排出された用紙15を支持可能である。
図3に示される状態から第1トレイ81及び第2トレイ82が本体トレイ80から引き出される場合、最初に、第1トレイ81が収納位置から突出位置にスライドされ、次に、第2トレイ82が倒伏位置から起立位置に回動される(図6参照)。ストッパ83は、第1トレイ81及び第2トレイ82が本体トレイ80から引き出される過程において第1位置に保持されている。そのため、図3に示される状態から第1トレイ81及び第2トレイ82が本体トレイ80から引き出されると、図5の状態ではなく図6の状態となる。
その後、大きなサイズの用紙15が排出される場合には、ストッパ83が第1位置から第2位置に回動されて図5の状態とされる。一方、当該大きなサイズの用紙15より小さな用紙15が排出される場合には、ストッパ83は第1位置に保持される(図6参照)。
[実施形態の効果]
本実施形態によれば、第1トレイ81が突出位置から収納位置へ移動する過程において、ストッパ83は、ガイド部84と当接してガイドされることによって、第1位置へ回動し、突起132及び孔126によって第1位置に保持された状態となる。これにより、第1トレイ81が収納位置から突出位置へスライドされ、第2トレイ82が倒伏位置から起立位置へ回動されたとき、ストッパ83は第1位置である。そのため、排出された所定サイズの用紙15をストッパ83によって止めることができる。
また、本実施形態によれば、第1トレイ81が突出位置のときに、ストッパ83は第1位置及び第2位置に回動可能である。そのため、所定サイズよりも大きなサイズの用紙15が排出される際にストッパ83が第2位置に回動されることにより、当該用紙15がストッパ83に引っ掛かる可能性を低くできるとともに、当該用紙15を第1トレイ81、第2トレイ82、及びストッパ83によって支持することができる。
また、第1トレイ81が突出位置から収納位置へ高速でスライドした場合、ストッパ83が高速でガイド部84に衝突して、ストッパ83またはガイド部84の少なくとも一方が破損するおそれがある。本実施形態によれば、第1トレイ81の突出位置から収納位置へのスライド速度がガイドリブ103、104によって抑制される。そのため、前記のようなストッパ83やガイド部84の破損の可能性を低くすることができる。
また、本実施形態によれば、第1トレイ81が突出位置から収納位置へスライドする過程において、収納位置へ近づく程、ガイドリブ103、104の間隔が狭くなり、ガイドリブ103の下面103A及びガイドリブ104の上面104Aが第1トレイ81に押圧される。これにより、第1トレイ81が収納位置へ近づく程、第1トレイ81に対して大きな制動力を作用させることができる。
また、本実施形態によれば、ストッパ83の第2位置から第1位置への回動においてストッパ83に作用する抵抗は、ストッパ83の第1位置から第2位置への回動においてストッパ83に作用する抵抗よりも小さい。そのため、ガイド部84によるストッパ83の第2位置から第1位置へのガイドが容易である。
また、本実施形態によれば、突起132及び凸部127の簡易な構成で、ストッパ83の回動に対して抵抗として作用する抵抗部の機能を実現することができる。
また、本実施形態によれば、ストッパ83が当接することによるガイド部84への衝撃をコイルバネ85によって緩和することができる。これにより、ストッパ83やガイド部84の破損の可能性を低くすることができる。
また、ストッパ83が必要以上に回動した場合、ストッパ83が他の部材に衝突することなどによって、ストッパ83が破損するおそれがある。本実施形態によれば、突起86、87がストッパ83の必要以上の回動を規制するため、前記のようなストッパ83の破損の可能性を低くすることができる。
[変形例]
上述した実施形態では、排出トレイ21は、本体トレイ80、第1トレイ81、第2トレイ82、及びストッパ83を備えていた。しかし、排出トレイ21は、第2トレイ82を備えていなくてもよい。
この場合、図10に示されるように、第1トレイ81には、その前端部から後方へ凹んだ凹部115が形成されている。ストッパ83は、凹部115に位置しており、且つ第1トレイ81によって回動可能に支持されている。
また、筐体14は、本体トレイ80の前端部の下方に、左右方向9に延びたシャフト88(ガイド部の一例)を備えている。
また、ストッパ83は、第1部分141と、第2部分142とを備えている。
第1部分141は、ストッパ83が図10(C)に示される第1位置に位置する状態において、排出された用紙15が前方を進むことを規制する。また、第1部分141は、ストッパ83が図10(B)に示される第2位置に位置する状態において、排出された用紙15を支持可能である。
第2部分142は、第1部分141から下方へ突出している。第2部分142は、シャフト88の前方に位置しており、前後方向8においてシャフト88と対向している。
図10(B)に示される状態において、第1トレイ81は突出位置に位置しており、ストッパ83は第2位置に位置している。当該状態では、本体トレイ80の支持板101の上面101A、第1トレイ81の支持板111の上面111A、及びストッパ83の上面83Bが、排出された用紙15を支持可能である。
図10(B)に示される状態から第1トレイ81が後方へスライドされて本体トレイ80に挿入されると、ストッパ83の第2部分142が前方からシャフト88に当接する。すると、シャフト88からストッパ83に対して前向きの反力が作用する。これにより、ストッパ83は、シャフト88にガイドされつつ図10の時計回りに、つまり第2位置から第1位置に回動する(図10(A)参照)。
図10(C)に示される状態において、第1トレイ81は突出位置に位置しており、ストッパ83は第1位置に位置している。当該状態では、本体トレイ80の支持板101の上面101A、及び第1トレイ81の支持板111の上面111Aが、排出された用紙15を支持可能である。また、ストッパ83が、排出された用紙15が前方へ進むことを規制可能である。
図10(C)に示される状態から第1トレイ81が後方へスライドされて本体トレイ80に挿入される場合、ストッパ83は第1位置の状態のままである(図10(A)参照)。
図10(A)に示される状態において、第1トレイ81は収納位置に位置しており、ストッパ83は第1位置に位置している。当該状態では、本体トレイ80の支持板101の上面101Aのみが、排出された用紙15を支持可能である。
図10(A)に示される状態から第1トレイ81が本体トレイ80から引き出される場合、ストッパ83は第1位置の状態のままである(図10(C)参照)。
上述した実施形態では、搬送装置は、プリンタ部12において画像を記録される用紙15が搬送されるものであったが、搬送装置はこれに限らない。例えば、搬送装置は、スキャナ部11において画像を読み取られる用紙が搬送されるものであってもよい。
14・・・筐体
15・・・用紙(シート)
23・・・搬送路
81・・・第1トレイ(トレイ)
82・・・第2トレイ(トレイ)
83・・・ストッパ
84・・・ガイド部
111・・・支持板
111A・・・支持板の上面(支持面)
126・・・孔(保持部)
132・・・突起(保持部)

Claims (8)

  1. シートの搬送路を有する筐体と、
    上記筐体から第1向きに排出されるシートを支持する支持面を有しており、上記筐体に収納された収納位置、及び上記収納位置よりも上記第1向きの突出位置に移動可能に、上記筐体に支持されたトレイと、
    上記トレイに回動可能に支持されており、回動先端が上記支持面よりも上方に位置する第1位置、及び上記回動先端が上記第1位置よりも下方且つ上記第1向きであって、且つ、上記回動先端が上記トレイよりも上記第1向きに位置する第2位置に回動するストッパと、
    上記ストッパを上記第1位置に保持する保持部と、
    上記筐体に設けられており、上記トレイが上記突出位置から上記収納位置へ移動する過程において、上記ストッパと当接して上記ストッパを上記第2位置から上記第1位置へガイドするガイド部と、を備える搬送装置。
  2. 上記筐体に設けられており、上記トレイに対して上記突出位置から上記収納位置への移動に対する制動力を作用させる制動部を備える請求項1に記載の搬送装置。
  3. 上記制動部は、上記筐体に設けられた一対のガイド面であり、
    上記一対のガイド面は、それぞれが上記第1向きへ延びており、
    上記一対のガイド面の上記第1向きと直交する直交方向における間隔は、上記第1向きと逆向きへ向かうにしたがって漸次短くなっており、上記第1向きと逆向きの端部において上記トレイにおける上記一対のガイド面の間に位置する部分よりも短い請求項2に記載の搬送装置。
  4. 上記ストッパの上記第2位置から上記第1位置への回動、及び上記ストッパの上記第1位置から上記第2位置への回動のそれぞれに対して抵抗として作用する抵抗部を備え、
    上記ストッパの上記第2位置から上記第1位置への回動に対して上記抵抗部によって作用する抵抗は、上記ストッパの上記第1位置から上記第2位置への回動に対して上記抵抗部によって作用する抵抗よりも小さい請求項1から3のいずれかに記載の搬送装置。
  5. 上記抵抗部は、
    上記トレイまたは上記ストッパの一方から突出した突起と、
    上記トレイまたは上記ストッパの他方に設けられた第1面及び第2面と、を備え、
    上記ストッパの上記第2位置から上記第1位置への回動過程において、上記突起は上記第1面に当接してガイドされ、
    上記ストッパの上記第1位置から上記第2位置への回動過程において、上記突起は上記第2面に当接してガイドされ、
    上記ストッパとともに回動する上記突起または上記第1面及び上記第2面の回動軌跡に対する上記第1面のなす第1角、及び上記回動軌跡に対する上記第2面のなす第2角は、いずれも鋭角であり、
    上記第1角は、上記第2角より大きい請求項4に記載の搬送装置。
  6. 上記ガイド部に対する上記ストッパの反対側に、上記ガイド部を上記ストッパへ向けて付勢する付勢部材を備える請求項1から5のいずれかに記載の搬送装置。
  7. 上記トレイは、上記第2位置の上記ストッパが上記第1位置から遠ざかる向きへ回動することを規制する規制部を備える請求項1から6のいずれかに記載の搬送装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の搬送装置と、
    上記筐体に設けられており、シートに画像を記録する記録部と、
    上記記録部によって画像を記録されたシートを上記筐体から排出する排出部と、を備える画像記録装置。

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