JP2020050419A - 飲料用補助コック - Google Patents

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Abstract

【課題】コックに取り付けることで、誰でも簡単に一定量の飲料を注出することができる飲料用補助コックを提供する。【解決手段】コックに取り付けて、前記コックを間接的に操作して一定量の飲料を注出するための飲料用補助コックであって、本体、定量筒、蓋、補助レバー、および、固定用キャップを有し、前記補助レバーの操作によって前記定量筒は前記本体の円筒部内において閉位置と開位置との間で回動し、前記閉位置では、前記円筒部の第1開口と前記定量筒の第2開口とが重なり合って、前記定量筒内と前記コックの注出口とが連通され、飲料が前記注出口から前記定量筒内へと注出され、前記定量筒内が飲料によって充填され、前記開位置では、前記第1開口が前記定量筒の側面によって閉じられており、前記定量筒の第3開口と前記円筒部の注ぎ口とが重なり合って、前記定量筒内の飲料が外部へと注出される。【選択図】図1

Description

本発明は、飲料を注出するコックに取り付けて前記コックを間接的に操作して一定量の飲料を注出するための飲料用補助コックに関する。
飲料が入った袋に飲料注出用のコックを直接取り付けておき、コックを操作することで簡単に袋などから飲料を注出することができるもの(特許文献1〜3参照)がこれまでに多数存在しており、使用するコックにも様々な構造が用いられている。
このようなコックは主にコストの問題で、簡単な構造を用いたものが多く、給水装置などに用いられているコックに比べて使い勝手の面で劣る場合が多い。そのため、コックの使い勝手を向上するために、コックを操作する別部材として用いられる補助用のコック(特許文献4参照)も存在する。
特開2003−206000号公報 特開2013−163539号公報 特開2015−740号公報 実公昭55−13280号公報
簡単な構造のコックとして、レバーを用いて弁を開閉する構造を用いたものが存在しているが、このような構造のコックの場合、飲料を注出するために、コックの本体から左右に突出しているレバーを下から押す操作を行うが、レバーは小さくて力を加え難いという問題があり、さらに、レバーを操作して注出量を微調整するのは難しく、さらに、一定量を繰り返し注出することはできないという問題もあった。
そこで、本発明は、コックに取り付けることで、誰でも簡単な操作で、一定量の飲料を毎回注出することができる飲料用補助コックを提供することを目的とする。
本発明の飲料用補助コックは、飲料を注出するコックに取り付けて、前記コックを間接的に操作して一定量の飲料を注出するための飲料用補助コックであって、前記コックは、コック本体、および、飲料を注出する注出口を有し、前記飲料用補助コックは、本体、定量筒、蓋、補助レバー、および、固定手段を有し、前記本体は、水平に延伸する円筒部、および、前記円筒部の上部に設けられたコック接続部を有し、前記円筒部は、一端は壁で閉塞され、他端は前記定量筒を前記円筒部内に挿入するための開口となっており、前記円筒部内と前記コック接続部とは第1開口によって連通されており、前記円筒部から下方に突出する注ぎ口が設けられ、前記定量筒は円筒形状を有し、一端は開口となっており、他端は壁で閉塞されており、前記円筒部内に回動可能に収容され、前記定量筒の開口は前記本体の閉塞された一端側に位置し、前記定量筒の他端を閉塞する壁に水平方向に突出する凸部が設けられ、前記定量筒の円筒形状の側面には、閉位置において前記第1開口と重なりあう第2開口、および、開位置において前記注ぎ口と重なり合う第3開口が設けられ、前記蓋は、前記定量筒を収容した前記円筒部の開口を閉じるために、前記円筒部に着脱可能に取り付けられており、前記蓋に設けられた開口から前記定量筒の凸部が突出し、前記補助レバーは、前記蓋の開口から突出した前記定量筒の凸部に固定されており、前記補助レバーの操作によって前記定量筒は前記円筒部内において前記閉位置と前記開位置との間で回動し、前記固定手段によって、前記飲料用補助コックは前記コックに固定され、前記コックの注出口は、前記第1開口と連通した状態となり、前記閉位置では、前記注ぎ口は前記定量筒の側面によって閉じられており、前記第1開口と前記第2開口とは重なり合って、前記定量筒内と前記コックの注出口とが連通され、飲料が前記注出口から前記定量筒内へと注出され、前記定量筒内が飲料によって充填され、前記開位置では、前記第1開口が前記定量筒の側面によって閉じられており、前記第3開口と前記注ぎ口とが重なり合って前記定量筒内は外部と連通され、前記定量筒内の飲料が外部へと注出されることを特徴とする。
前記コックは、前記コック本体から左右に突出する2つのレバー、および、前記注出口を開閉する弁を有し、前記レバーを下から上に押圧することにより前記弁が開き、前記レバーの押圧を解除すると、前記弁に作用している弾性力によって前記弁が閉じられて前記レバーが下方へと移動し、前記コック接続部は、前記円筒部から上方に突出している壁からなるコック収容部であり、前記固定手段は、前記コックと係合する第1係合部、および、前記本体と係合する第2係合部を有する固定用キャップであり、前記固定用キャップが前記コックおよび前記本体と係合されて固定されることにより、前記飲料用補助コックは前記コックに取り付けられ、この時、前記コックの2つのレバーが、前記収容部の壁の上端で上方に押圧され、前記弁が開いた状態であり、前記コックの注出口は、前記第1開口と連通している。
前記コックは、前記コック本体から左右に突出する2つのレバー、および、前記注出口を開閉する弁を有し、前記レバーを下から上に押圧することにより前記弁が開き、前記レバーの押圧を解除すると、前記弁に作用している弾性力によって前記弁が閉じられて前記レバーが下方へと移動し、前記コック接続部は、前記円筒部から上方に突出しているコック収容部、および、前記コック収容部と一体になった係合部からなり、前記コック収容部は、前記コックのコック本体、2つのレバー、および、注出口を収容し、前記コック収容部は内部に2つの仕切壁が設けられ、2つの前記仕切壁の間の内側の空間に、前記コック本体が収容され、前記仕切壁の上端に前記レバーが当接した状態で、前記コック収容部の前記仕切壁の外側の空間に前記レバーが収容され、前記コック収容部の側面には、係合手段が設けられており、前記係合部は、前記コックの鍔部を上方からスライドさせて係合させるために、前記鍔部の厚みに合わせた凹部が対向するように2つ設けられており、前記固定手段は、前記本体のコック収容部と係合する係合部を有する固定用キャップであり、前記固定用キャップが前記コック収容部の係合手段と係合されて固定されることにより、前記飲料用補助コックは前記コックに取り付けられ、この時、前記コックの2つのレバーが、前記収容部の仕切壁の上端で上方に押圧され、前記弁が開いた状態であり、前記コックの注出口は、前記第1開口と連通している。
前記定量筒の円筒形状の側面は、一端の開口に向かって厚みが薄くなっている。
前記定量筒の開口の縁に水平方向に突出する突起が設けられており、前記突起によって、前記定量筒の端部と、前記円筒部の壁との間に隙間が生じている。
前記本体の円筒部内に、前記定量筒の開口の縁の突起と当接するストッパーを設け、前記定量筒の回動範囲を制限する。
前記第2開口と前記第3開口を、1つの開口で兼用することも可能である。
前記円筒部および前記定量筒は、前記開位置で上方で互いに連通する通気孔をそれぞれ有する。
本発明の飲料用補助コックは、飲料を注出するコックに取り付けて、前記コックを間接的に操作して一定量の飲料を注出するための飲料用補助コックであって、前記コックは、コック本体、および、飲料を注出する注出口を有し、前記飲料用補助コックは、本体、定量筒、蓋、補助レバー、および、固定手段を有し、前記本体は、水平に延伸する円筒部、および、前記円筒部の上部に設けられたコック接続部を有し、前記円筒部は、一端は壁で閉塞され、他端は前記定量筒を前記円筒部内に挿入するための開口となっており、前記円筒部内と前記コック接続部とは第1開口によって連通されており、前記円筒部から下方に突出する注ぎ口が設けられ、前記定量筒は円筒形状を有し、一端は開口となっており、他端は壁で閉塞されており、前記円筒部内に回動可能に収容され、前記定量筒の開口は前記本体の閉塞された一端側に位置し、前記定量筒の他端を閉塞する壁に水平方向に突出する凸部が設けられ、前記定量筒の円筒形状の側面には、閉位置において前記第1開口と重なりあう第2開口、および、開位置において前記注ぎ口と重なり合う第3開口が設けられ、前記蓋は、前記定量筒を収容した前記円筒部の開口を閉じるために、前記円筒部に着脱可能に取り付けられており、前記蓋に設けられた開口から前記定量筒の凸部が突出し、前記補助レバーは、前記蓋の開口から突出した前記定量筒の凸部に固定されており、前記補助レバーの操作によって前記定量筒は前記円筒部内において前記閉位置と前記開位置との間で回動し、前記固定手段によって、前記飲料用補助コックは前記コックに固定され、前記コックの注出口は、前記第1開口と連通した状態となり、前記閉位置では、前記注ぎ口は前記定量筒の側面によって閉じられており、前記第1開口と前記第2開口とは重なり合って、前記定量筒内と前記コックの注出口とが連通され、飲料が前記注出口から前記定量筒内へと注出され、前記定量筒内が飲料によって充填され、前記開位置では、前記第1開口が前記定量筒の側面によって閉じられており、前記第3開口と前記注ぎ口とが重なり合って前記定量筒内は外部と連通され、前記定量筒内の飲料が外部へと注出されることにより、前記補助レバーの簡単な操作で、確実に一定量の飲料を注出することが可能となる。
前記コックは、前記コック本体から左右に突出する2つのレバー、および、前記注出口を開閉する弁を有し、前記レバーを下から上に押圧することにより前記弁が開き、前記レバーの押圧を解除すると、前記弁に作用している弾性力によって前記弁が閉じられて前記レバーが下方へと移動し、前記コック接続部は、前記円筒部から上方に突出している壁からなるコック収容部であり、前記固定手段は、前記コックと係合する第1係合部、および、前記本体と係合する第2係合部を有する固定用キャップであり、前記固定用キャップが前記コックおよび前記本体と係合されて固定されることにより、前記飲料用補助コックは前記コックに取り付けられ、この時、前記コックの2つのレバーが、前記収容部の壁の上端で上方に押圧され、前記弁が開いた状態であり、前記コックの注出口は、前記第1開口と連通していることにより、前記コックのレバーを操作することなく、前記補助コックの補助レバーを操作するだけで、一定量の飲料を注出が可能となる。
前記コックは、前記コック本体から左右に突出する2つのレバー、および、前記注出口を開閉する弁を有し、前記レバーを下から上に押圧することにより前記弁が開き、前記レバーの押圧を解除すると、前記弁に作用している弾性力によって前記弁が閉じられて前記レバーが下方へと移動し、前記コック接続部は、前記円筒部から上方に突出しているコック収容部、および、前記コック収容部と一体になった係合部からなり、前記コック収容部は、前記コックのコック本体、2つのレバー、および、注出口を収容し、前記コック収容部は内部に2つの仕切壁が設けられ、2つの前記仕切壁の間の内側の空間に、前記コック本体が収容され、前記仕切壁の上端に前記レバーが当接した状態で、前記コック収容部の前記仕切壁の外側の空間に前記レバーが収容され、前記コック収容部の側面には、係合手段が設けられており、前記係合部は、前記コックの鍔部を上方からスライドさせて係合させるために、前記鍔部の厚みに合わせた凹部が対向するように2つ設けられており、前記固定手段は、前記本体のコック収容部と係合する係合部を有する固定用キャップであり、前記固定用キャップが前記コック収容部の係合手段と係合されて固定されることにより、前記飲料用補助コックは前記コックに取り付けられ、この時、前記コックの2つのレバーが、前記収容部の仕切壁の上端で上方に押圧され、前記弁が開いた状態であり、前記コックの注出口は、前記第1開口と連通していることにより、前記固定手段を前記本体だけに係合させて固定するだけで、確実に、そして、強固に固定することが可能となる。
前記定量筒の円筒形状の側面は、一端の開口に向かって厚みが薄くなっていることにより、前記定量筒の外周面と前記本体の円筒部の内周面との間に隙間が生じて、前記定量筒がスムーズに回動できるようになる。
前記定量筒の開口の縁に水平方向に突出する突起が設けられており、前記突起によって、前記定量筒の端部と、前記円筒部の壁との間に隙間が生じていることにより、前記定量筒と前記本体の円筒部との接触面積を低減し、前記定量筒がスムーズに回動できるようになる。
前記本体の円筒部内に、前記定量筒の開口の縁の突起と当接するストッパーを設け、前記定量筒の回動範囲を制限することにより、前記補助レバーを操作した際に、前記定量筒を確実に、開位置と閉位置で停止させることができるので、前記飲料用補助コックを簡単に使用することができるようになる。
前記円筒部および前記定量筒は、前記開位置で上方で互いに連通する通気孔をそれぞれ有することにより、よりスムーズに飲料の注出が可能となる。
レバーが閉位置にある状態の本発明の飲料用補助コックの斜視図である。 飲料用補助コックの固定用キャップを取り付ける前の状態の斜視図である。 レバーが開位置の時の飲料用補助コックの斜視図である。 飲料用補助コックを取り付けるコックの斜視図である。 レバーが開位置の時の飲料用補助コックの断面図である。 レバーが閉位置の時の飲料用補助コックの断面図である。 図5のA部の拡大図である。 図5のB部の拡大図である。 レバーが閉位置の時の飲料用補助コックの後端部の断面図である。 レバーが開位置の時の飲料用補助コックの後端部の断面図である。 別の形態の飲料用補助コックの断面図である。 レバーが閉位置にある状態の本発明の別の形態の飲料用補助コックの斜視図である。 飲料用補助コックの固定用キャップを取り付ける前の状態の別の形態の飲料用補助コックの斜視図である。 レバーが開位置の時の別の形態の飲料用補助コックの斜視図である。 レバーが開位置の時の別の形態の飲料用補助コックの断面図である。 図15のC−C断面図である。
本発明の飲料用補助コック1を、図を用いて以下に詳細に説明する。図1〜3が本発明の飲料用補助コック1の斜視図であり、図5,6が断面図である。
本発明の飲料用補助コック1は、袋などの飲料収容体(図示せず)に固定されたコック71に取り付けて使用するものであり、前記コック71を間接的に操作して袋などの飲料収容体の中に収容された飲料を一定量注出するために用いられる。
本発明の飲料用補助コック1を説明する前に、飲料用補助コック1を取り付ける、袋などの飲料収容体の側面に固定されたコック71について説明する。前記コック71は、図4に示すように、コック本体72、前記コック本体72から左右に突出した2つのレバー73(図4には一方だけを図示)、飲料を注出するための注出口74、ばねなどの弾性手段(図示せず)によって前記注出口74を開閉する弁(図示せず)、前記飲料収容体に前記コック71を固定するための取付部75、前記コック本体72と前記取付部75とを接続し内部を飲料が通過する通路76を有している。前記取付部75は、前記鍔部77を有しており、そして、前記取付部75内を前記通路76は延伸し、前記飲料収容体の内部と接続されており、前記飲料収容体内の飲料が前記コック本体72へと送られる。
前記コック本体72の内部には、前記通路76から前記注出口74へと繋がる飲料用の通路が設けられており、飲料収容体内の飲料は、前記通路76を通り、前記コック本体72内部の通路を通過して前記注出口74から注出される。通常時は、ばねなどの弾性手段による弾性力が作用して前記弁は前記注出口74を閉じているが、2つの前記レバー73を下から上に押圧すると、前記弁が開いて飲料が前記注出口74から注出することができる。前記レバーに33には弁を閉じる方向に(下方に)弾性力が作用しているので、2つの前記レバー73を離すと、2つの前記レバー73は下方へと移動し、再び弁が閉じた状態となり、飲料の注出は停止される。前記コック71の形態については、限定するものではなく、様々な形態が可能である。
次に、本発明の飲料用補助コック1について説明する。前記飲料用補助コック1は、図5,6に示すように、本体2、定量筒3、蓋4、補助レバー5、および、前記コック71に固定するための固定手段である固定用キャップ6を有し、図1,2に示すように、前記コック71に取り付けて、補助レバー5を操作することで、前記飲料収容体内の飲料を一定量注出するために使用される。
前記本体2は、図5,6に示すように、水平に延伸する円筒部21、および、前記円筒部21から上方に突出している壁からなるコック収容部22であるコック接続部を有し、前記円筒部21および前記コック収容部22は一体形成されている。前記円筒部21は、一端は壁23で閉塞され、他端は開口24となっており、前記開口24は、前記定量筒3を前記円筒部21内に挿入するために使用され、前記定量筒3が前記円筒部21内に収容された後、前記開口24は前記蓋4によって閉じられる。
前記円筒部21の頂部には、前記円筒部21内と前記コック収容部22とを連通する第1開口25が設けられており、さらに、前記円筒部21の底部には、下方に突出する注ぎ口26が設けられている。前記第1開口25を通じて、前記コック71の注出口74から注出される飲料が、前記定量筒3内に供給され充填される。そして、前記定量筒3内に充填された一定量の飲料は、前記注ぎ口26を通じて外部に注出される。前記第1開口25と前記注ぎ口26は、図5,6に示すように、上下に位置するが、互いに対向するのではなく、少しずれた位置関係にある。前記第1開口25および前記注ぎ口26は、前記定量筒3によって開閉され、両方が同時に開いた状態になることは無い。前記円筒部21の頂部にはさらに、通気孔43が設けられている。
前記円筒部21の開口24側の外周面には、図8に示すように、前記蓋4を取り付けるための係合手段であるねじ山27、および、前記蓋4の縁が当接する鍔部28が形成されている。これにより、前記蓋4は前記円筒部21に螺合によって簡単に、そして確実に固定される。
前記コック収容部22は、前記コック71のコック本体72の一部および注出口74を内部に収容するために、前記コック本体72の形状に合わせた円筒形状の壁を有し、さらに、図9,10に示すように、前記コック71の通路76に合わせて、円筒形状の壁の一部を略U字状に切欠いた形状となっている。そして、前記コック収容部22の壁の上端は、前記コック71のレバー73を上方に押すために用いられ、前記飲料用補助コック1を前記コック71に取り付けている状態では、図2に示すように、前記コック収容部22の壁の上端は常に前記レバー73と当接して上方に押圧している状態となっている。また、前記コック収容部22の円筒形状の壁には、図2に示すような、前記固定用キャップ6を固定するための係合手段であるスリット29が、図9,10に示すように、対向するように2つ設けられている。
図5,6,7に示すように、前記コック収容部22の底面(前記円筒部21の外周面となる)に前記第1開口25を取り囲むように、平らなリング状のパッキン30が設けられている。前記パッキン30を設けることにより、前記飲料用補助コック1を前記コック71に取り付けた時、前記コック71の注出口74が前記パッキン30上に当接され、前記注出口74から注出される飲料が周囲に漏れることなく、前記第1開口25へと流れるようになる。
前記本体2の円筒部21内に収容される前記定量筒3は円筒形状を有し、図5,6,7に示すように、一端は開口31となっており、他端は壁32で閉塞されており、前記定量筒3内の容積によって前記飲料用補助コック1による1回の飲料の注出量が決定される。従って、前記飲料用補助コック1の用途などに応じて決められた1回の注出量によって、前記定量筒3の大きさが決定され、それに合わせて他の部材の大きさも順次決定することになる。
前記定量筒3は、図5,6,7に示すように、前記本体2の円筒部21内に回動可能に収容されているが、この時、前記定量筒3の開口31は前記円筒部21の壁23側に位置し、前記定量筒3の壁32は、前記円筒部21の開口24側に位置するように、前記定量筒3は配置されている。これにより、前記定量筒3内は閉鎖されて、飲料を収容する空間として機能し、さらに、前記定量筒3内の密閉度を高めることができる。
前記定量筒3を前記補助レバー5によって回動するために、前記壁32の外側面には水平方向に突出する凸部35が設けられている。前記定量筒3の凸部35を用いて前記補助レバー5を固定すると、前記補助レバー5の操作によって、前記定量筒3を、飲料を前記定量筒3内に充填する閉位置と、充填された一定量の飲料を外部に注出する開位置との間で回動させることができるようになる。
前記定量筒3の円筒形状の側面には、前記閉位置において前記第1開口25と重なり合う第2開口33、および、前記開位置において前記注ぎ口26と重なり合う第3開口34が設けられている。前記第2開口33および前記第3開口34とは、前記定量筒3の側面において同一円周上ではないが90°ずれた位置に配置されており、前記第1開口25および前記注ぎ口26が上下に位置していることから、前記定量筒3は90°の範囲を回動することになる。さらに、前記定量筒3の円筒形状の側面には、図5に示すように、前記開位置において前記円筒部21の頂部に設けられた前記通気孔43と重なり合う通気孔44が設けられている。
前記第2開口33および前記第3開口34の位置関係は、図5,6に記載の形態に限定するものではなく、例えば、同一円周上に対向するように設けることも可能である。この場合、前記第1開口25と前記注ぎ口26を同一円周上に対向するように配置すれば、その他の構造は特に変更することなく、前記飲料用補助コック1を構成することができる。また、前記通気孔44の位置についても図5に記載の形態に限定するものではなく、前記開位置において前記定量筒3内に空気を取り入れることができる位置であればよく、前記通気孔43とともに変更可能である。
前記定量筒3の壁の厚みは、図7に示すように、前記壁32付近を除いて、前記壁32側から前記第2開口33が設けられた付近までは一定であり、その後、前記開口33に向かって内径はそのままで、外径だけが徐々に小さくなり、徐々に厚みが薄くなる形状を有している。これにより、前記定量筒3の外周面と前記本体2の円筒部21の内周面との間に隙間が生じて、前記定量筒3をスムーズに回動させることができるようになる。
前記定量筒3の開口33の縁には、図7に示すような水平方向に突出する突起37が、図9に示すように、等間隔で4つ設けられている。前記突起37を設けることによって、前記定量筒3の開口33の縁は、図7に示すように、前記本体2の円筒部21の壁23と当接せずに、前記突起37が前記壁23と当接することになり、前記定量筒3と前記本体2の円筒部21との接触面積が少なくなり、前記定量筒3をさらにスムーズに回動させることができるようになる。
前記本体2の円筒部21の内部には、前記突起37と当接する1つのストッパー20が設けられている。図7に示すように、前記ストッパー20は、前記円筒部21の内面の壁23側の端部の底部に設けられており、図9,10に示すように、前記定量筒3が回動した時に、4つの前記突起37の内、2つの突起37’,37’’と当接する位置関係にある。閉位置へと、図10の矢印の方向に前記定量筒3を回動させると、図9に示すように、前記突起37’’が前記ストッパー20と当接して回動が停止され、前記定量筒3を開位置へと、図9の矢印の方向に回動させると、図10に示すように、前記突起37’が前記ストッパー20と当接して回動が停止される。このように、2つの前記突起37’、37’’および前記ストッパー20によって前記定量筒3の回動を所定の範囲内(図9の場合、約90°の範囲内)に制限することができるので、前記補助レバー5を所定の位置に簡単に停止させることができるようになる。
図8に示すように、前記定量筒3の壁32付近の外周面にはOリング36が嵌入されており、前記Oリング36によって、前記定量筒3の外周面と前記本体2の円筒部21の内周面との間を密閉し、前記定量筒3内に収容された飲料が外部に漏出するのを防止する。前記Oリング36を前記定量筒3の外周面に嵌入するために、前記定量筒3の内周面に段差を設けて壁の一部の厚みを厚くして外周面に溝を設けている。
前記蓋4は、前記定量筒3を収容した前記本体2の円筒部21の開口24を閉じて、前記定量筒3を保持するために用いられ、図8に示すように、前記円筒部21のねじ山27と螺合するねじ山42が設けられている。前記蓋4は前記円筒部21に螺合によって固定され、前記定量筒3は前記円筒部21内に保持される。前記蓋4には、前記定量筒3の凸部35を外部に突出させるために開口41が設けられており、前記蓋4を閉じた時に、図5,6に示すように、前記開口41から前記凸部35が水平方向に突出した状態となる。
前記補助レバー5は、図1に示すように、円柱部51と前記円柱部51から延伸するレバー部52とから構成され、図5,6に示すように、前記補助レバー5は、前記蓋4の開口41から突出した前記定量筒3の凸部35が、前記円柱部51の係合孔53に嵌合されることで、前記定量筒3に固定されている。これにより、前記補助レバー5を操作すると前記定量筒3が前記本体2の円筒部21の内で回動するようになる。前記補助レバー5は、正面から見た時、前記閉位置において前記レバー部52が前記円柱部51から左に水平に延伸する状態(図1の状態)になり、前記開位置において前記レバー部52が前記円柱部51から下方に垂直に延伸する状態(図3の状態)になるように取り付けられている。
前記固定用キャップ6は、図2に示すように、円形の上面61および円筒形の一部を切欠いた形状の側面62から構成されている。前記側面62は、円筒形の一部(全周の約110°の範囲)を切欠き、さらに、残りの部分から、前記コック71のレバー73が挿入される範囲を切欠いた形状を有している。そして、前記上面61には、図5,6に示すように、下方に突出するフックである第1係合部63が設けられており、前記側面62の内側には、図2に示すようなリブである第2係合部64が、対向するように2つ設けられている。
前記固定用キャップ6は、図2に示すように前記コック71を前記本体2のコック収容部22に収容した後に、前記本体2および前記コック71に取り付けられる。この時、前記コック71は、前記コック収容部22の壁の上端によって、前記レバー73が上方に押圧された状態になっている。そして、前記固定用キャップ6は、前記本体2のコック収容部22の外周に当接するように取り付け、前記第2係合部64の2つのリブを、前記コック収容部22の2つのスリット29に挿入して係合し、前記第1係合部63のフックを、図5,6に示すように、前記コック71のコック本体72の上部の段差に係合させる。これにより、前記固定用キャップ6は、前記本体2と前記コック71とに同時に係合されて固定される。このように、前記固定用キャップ6を前記本体2および前記コック71に係合させることにより、前記コック71は、前記飲料用補助コック1を取り付けている間は、前記レバー73を上方に押圧された状態が保持されることになる。
前記固定用キャップ6の形状および係合部の構造は、特に限定するものではなく、前記固定用キャップ6は、前記本体2と前記コック71とに同時に係合されて固定できる形状および係合部の構造であればよい。係合部の構造に合わせて、前記本体2のコック収容部22のスリット29についても他の手段を用いることができる。
本発明の飲料用補助コック1の各部材は、主に樹脂によって成形されることが好ましいが、材質について特に限定するものではない。また、各部材の構造については適宜変更可能である。
そして、前記飲料用補助コック1は、前記第2開口33および前記第3開口34を1つの開口38で兼用する構造とすることも可能であることから、定量筒3に1つの開口38を設けた形態の飲料用補助コック1’について簡単に説明する。前記飲料用補助コック1’は、図11に示すように、定量筒3の側面には1つの開口38と通気孔44を設け、本体2については、図11に示すように、円筒部21に、第1開口25と注ぎ口26を同一円周上に対向するように設ける。その他の部材、蓋4、補助レバー5、および、固定用キャップ6については飲料用補助コック1と同じ構造であることから説明は省略する。
前記飲料用補助コック1’は、前記定量筒3に1つの開口38しか存在しないことから、前記開口38は、前記本体2の第1開口25および注ぎ口26の両方と重なり合い、前記コック71の注出口74から前記定量筒3内へと飲料を抽出し、さらに、図11に示すように、前記定量筒3内の一定量の飲料を本体2の注ぎ口26を通じて外部に抽出するために用いられなければならない。そのため、前記定量筒3の回動範囲は、180°となるので、前記補助レバー5は、開位置では図11に示すようにレバー部52は下方に位置し、開位置では上方に位置する(図示せず)ようになる。
そして、前記本体2の円筒部21にストッパー20を設ける場合、前記定量筒3の開口33の縁に設ける突起37は、4つではなく、対向する2つだけにする必要がある。これにより、前記定量筒3は回動範囲を180°に制限され、前記ストッパー20によって前記定量筒3を閉位置と開位置で確実に停止させることができるようになる。このような1つの開口38を設けた形態の飲料用補助コック1’は、回動範囲が180°となるだけで、飲料用補助コック1と同じように機能することができる。
次に、本発明の飲料用補助コック1の使用方法について説明する。前記飲料用補助コック1を前記コック71に取り付ける際には、前記固定用キャップ6は、前記本体2から取り外しておく。そして、前記補助レバー5を操作して、前記定量筒3を閉位置に回動させておく。これより、前記第1開口25と前記第2開口33とは重なり合い、前記定量筒3内は、外部と連通した状態となっている。このような状態の飲料用補助コック1を前記コック71に取り付ける。
前記飲料用補助コック1を前記コック71に取り付けるために、前記本体2のコック収容部22を前記コック71の注出口74の下方に配置し、その後、前記本体2を上方へと移動させて前記コック収容部22内に前記コック71のコック本体72を挿入する。この時、前記注出口74を、前記本体2の第1開口25および前記定量筒3の第2開口33と同軸上に配置する。
そして、前記コック収容部22の壁の上端が前記コック71のレバー73に当接したら、そのまま前記コック収容部22の壁の上端で前記レバー73を上方に押圧し、図2の状態にする。これにより、前記コック71の弁が開いて前記注出口74から飲料が注出されるが、この時、前記注出口74は前記パッキン30へと押し付けられており、前記注出口74から注出された飲料は、外部に漏れることなく、前記第1開口25および前記第2開口33を通じて、前記定量筒3内に注出される。
前記コック収容部22内に前記コック71のコック本体72を収容し、前記レバー73を上方に押圧した状態を保持しながら、続いて前記固定用キャップ6の取り付けを行う。前記固定用キャップ6の第1係合部63のフックを前記コック71のコック本体72の上部の段差と係合させ、同時に、前記固定用キャップ6の第2係合部64の2つのリブを前記コック収容部22の2つのスリット29に嵌合させると、前記固定用キャップ6は前記本体2および前記コック71に係合されて固定され、前記飲料用補助コック1の前記コック71への取り付けが完了する。
このようにして、前記飲料用補助コック1を前記コック71に取り付ける作業を行っている間、前記レバー73は常に上方に押圧されていることから、前記コック71の注出口74から前記飲料用補助コック1の定量筒3内へと飲料は注出されている。前記定量筒3内が飲料で充填されると、前記注出口74から飲料が注出できなくなり、前記注出口74からの飲料の注出が停止される。そのためには、前記飲料用補助コック1を前記コック71に取り付ける作業を行っている間は、ある程度の力を加えて前記コック71に前記本体2を押し付けなければならない。
次に、前記飲料用補助コック1を使用して一定量の飲料を注出する方法について説明する。前記飲料用補助コック1の前記コック71への取り付けが完了し、前記飲料用補助コック1の定量筒3内に飲料が充填されると、一定量の飲料を抽出できるようになる。一定量の飲料を抽出するために、前記補助レバー5を操作して前記定量筒3を開位置へと回動させる。
前記補助レバー5の操作によって、前記定量筒3は、前記本体2の円筒部21内で、図9の矢印の方向に回動し、図5に示すように、前記第1開口25は、前記円筒部21の側面で閉鎖され、前記注出口74からの飲料の注出が停止した状態が保持される。そして、前記定量筒3の回動は、図10に示すように、前記定量筒3の1つの突起37’が前記円筒部21のストッパー20と当接することで停止され、前記定量筒3は開位置への回動が完了する。前記定量筒3が開位置に移動すると、図5に示すように、前記定量筒3の第3開口34が前記本体2の円筒部21の注ぎ口26と重なり、前記定量筒3内の飲料は前記注ぎ口26から外部へと注出される。この時、図5,7に示すように、前記円筒部21の通気孔43と前記前記定量筒3の通気孔44が重なり合い、前記定量筒3内に空気が入ることから前記飲料の注出がスムーズに行われる。予め前記注ぎ口26の下方にコップなどを配置しておくと、前記注ぎ口26を通じて一定量の飲料がコップへと注がれる。
前記注ぎ口26から前記定量筒3内の飲料が全て注出されると、一定量の飲料の注出は完了する。その後、前記補助レバー5を操作して、前記定量筒3を反対側に、図10の矢印の方向に回動させて再び閉位置に戻す。1回の操作で前記定量筒3内の飲料を全て注出する必要は無く、一定量以下の量を注出する場合は、全ての飲料を注出する前に前記補助レバー5を操作して前記定量筒3を閉位置に戻す、あるいは、閉位置と開位置との間で前記定量筒3を一時的に停止させることも可能である。
前記補助レバー5を操作して、前記定量筒3を反対側に、図10の矢印の方向に回動させると、図6に示すように、前記注ぎ口26は前記定量筒3の側面で閉鎖され、前記定量筒3の回動が、図9に示すように、前記定量筒3の突起37’’が前記ストッパー20と当接することで停止され、前記定量筒3は閉位置への回動が完了する。前記定量筒3が閉位置に移動すると、図6に示すように、前記定量筒3の第2開口33が前記第1開口25と重なり合い、前記注出口74から注出された飲料が前記定量筒3内へと移動され、前記定量筒3内が飲料によって再び充填されると、前記飲料用補助コック1は、再び一定量の飲料を注出できる状態になる。
前記飲料用補助コック1を前記コック71から取り外す際は、前記固定用キャップ6に力を加えて、前記固定用キャップ6の第2係合部64の2つのリブと前記コック収容部22の2つのスリットとの係合を解除し、同時に、前記第1係合部63のフックと前記コック71のコック本体72の上部の段差との係合を解除して、前記固定用キャップ6を取り外し、その後、前記本体2を下方に移動させると、前記レバー73の上方への押圧が解除され、前記コック71の弁が閉じられて飲料は注出されない状態に戻るので、前記飲料用補助コック1を取り外すことができるようになる。
前記定量筒3内が飲料で充填されているかどうかを外部から確認できるようにするために、前記本体2および前記定量筒3を透明、または、半透明の材料で形成し、外部から前記定量筒3内の飲料を確認できるようにすることも可能である。
このように、本発明の飲料用補助コック1は、補助レバー5の操作によって簡単に一定量の飲料を注出することができるようになる。そのため、従来のコックをより便利に、そして誰でも簡単に使用することができるようになる。さらに、本発明の飲料用補助コック1は、コック71に着脱可能に取り付けることができるので、繰り返し使用することも可能であり、さらに、分解することで簡単に洗浄することもできるので、長期間使用することも可能である。
次に、前記飲料用補助コック1とは異なる形態の固定手段を用いた飲料用補助コック10について説明する。飲料用補助コック10は、定量筒3、蓋4、および、補助レバー5については、前記飲料用補助コック1と同じ構造を用いることから、これらについては詳細な説明を省略し、本体2’を中心に詳細に説明する。また、飲料用補助コック10を取り付けるコック71についても、前記飲料用補助コック1と同じ構造を用いて説明する。
飲料用補助コック10は、図12〜14に示すように、本体2’、定量筒3、蓋4、補助レバー5、および、前記コック71に固定するための固定手段である固定用キャップ6’を有する。
前記本体2’は、水平に延伸する円筒部21’、および、前記円筒部21’の頂部に設けられたコック接続部11を有し、前記円筒部21’および前記コック接続部11は一体形成されている。前記円筒部21’は、一端は壁23’で閉塞され、他端は開口24’となっており、前記定量筒3が前記円筒部21’内に収容された後、前記開口24’は前記蓋4によって閉じられる。
前記コック接続部11は、コック収容部12および係合部13を有しており、前記コック収容部12および前記係合部13は一体に形成されている。前記コック収容部12は、前記コック71のコック本体72、2つのレバー73、注出口74を収容する部材である。前記コック収容部12は内部に2つの仕切壁14が設けられており、図16に示すように、2つの前記仕切壁14の間の内側の空間に、前記コック本体72が収容され、前記仕切壁14の上端に前記レバー73が当接した状態となり、前記コック収容部12内の前記仕切壁14の外側の空間に前記レバー73が収容される。前記コック収容部12の側面には、固定用キャップ6’を固定するための係合手段であるスリット15が、図16に示すように、対向するように2つ設けられている。
前記係合部13は、前記コック71に対して下方から上方にスライドさせて、前記コック71の鍔部77に係合させる部材であり、前記鍔部77の厚みに合わせた凹部16対向するように2つ設けられている。前記鍔部77の下方から前記係合部13を上方にスライドさせると、図16に示すように、前記コック収容部12内に前記コック本体72が収容され、前記レバー73が当接した状態となる。このような状態では、前記飲料用補助コック10は上下方向には移動可能であるが、水平方向への移動が制限され、より確実に強固に前記飲料用補助コック10を固定することができる。
前記円筒部21’の頂部には、前記円筒部21内と前記コック収容部12の2つの前記仕切壁14の間の内側の空間とを連通する第1開口25’が設けられており、さらに、前記円筒部21’の底部には、下方に突出する注ぎ口26’が設けられている。前記第1開口25’と前記注ぎ口26’は、図15に示すように、上下に位置し、少しずれた位置関係にある。前記円筒部21’の頂部にはさらに、通気孔43’が設けられている。前記円筒部21’の開口24’側の外周面には、図15に示すように、前記蓋4を取り付けるための係合手段であるねじ山27’、および、前記蓋4の縁が当接する鍔部28’が形成されている。
図15,16に示すように、前記コック収容部12の底面(前記円筒部21’の外周面となる)に前記第1開口25’を取り囲むように、平らなリング状のパッキン30’が設けられている。そして、前記本体2’の円筒部21’の内部には、定量筒3の突起37と当接する1つのストッパー20’が設けられており、前記ストッパー20’と突起37とによって前記定量筒3の回動範囲を制限することができる。
前記固定用キャップ6’は、図12〜14に示すように、上面61’および側面62’から構成されている。前記側面62’は、前記コック収容部12の外周面に沿った形状を有しており、前記側面62’の内側には、図16に示すようなリブである係合部65が、対向するように2つ設けられている。
前記固定用キャップ6’は、図13に示すように前記コック71を前記本体2’のコック収容部12に収容した後、図12に示すように、前記コック収容部12に取り付けられる。この時、前記コック71は、図16に示すように、前記コック収容部12の仕切壁14の上端によって、前記レバー73が上方に押圧された状態になっている。そして、前記固定用キャップ6’は、前記本体2’のコック収容部12の上方から外周に当接するように取り付け、前記係合部65の2つのリブを、図16に示すように、前記コック収容部12の2つのスリット15に挿入して係合させる。これにより、前記固定用キャップ6’は、前記本体2’に係合されて固定される。このようにして、前記コック71は、前記固定用キャップ6’によって前記飲料用補助コック10を取り付けている間は、前記レバー73を上方に押圧された状態が保持されることになる。
前記飲料用補助コック10は補助レバー5’の操作によって簡単に一定量の飲料を注出することができるが、飲料を注出する構造については、前記飲料用補助コック1と同じであることから説明は省略する。
このように、前記飲料用補助コック10は、前記固定用キャップ6’を前記本体2’だけに係合させて固定しているが、前記コック収容部12の構造によって、確実に、そして、強固に固定することができる。
1,1’,10 飲料用補助コック
2,2’ 本体
3 定量筒
4 蓋
5 補助レバー
6,6’ 固定用キャップ
11 コック接続部
12 コック収容部
13 係合部
14 仕切壁
15 スリット
16 凹部
20,20’ ストッパー
21,21’ 円筒部
22 コック収容部
23,23’ 壁
24,24’ 開口
25,25’ 第1開口
26,26’ 注ぎ口
27,27’ ねじ山
28,28’ 鍔部
29 スリット
30,30’ パッキン
31 開口
32 壁
33 第2開口
34 第3開口
35 凸部
36 Oリング
37 突起
38 開口
41 開口
42 ねじ山
43,44 通気孔
51 円柱部
52 レバー部
53 係合孔
61,61’ 上面
62,62’ 側面
63 第1係合部
64 第2係合部
65 係合部
71 コック
72 コック本体
73 レバー
74 注出口
75 取付部
76 通路
77 鍔部

Claims (8)

  1. 飲料を注出するコックに取り付けて、前記コックを間接的に操作して一定量の飲料を注出するための飲料用補助コックであって、
    前記コックは、コック本体、および、飲料を注出する注出口を有し、
    前記飲料用補助コックは、本体、定量筒、蓋、補助レバー、および、固定手段を有し、
    前記本体は、水平に延伸する円筒部、および、前記円筒部の上部に設けられたコック接続部を有し、
    前記円筒部は、一端は壁で閉塞され、他端は前記定量筒を前記円筒部内に挿入するための開口となっており、前記円筒部内と前記コック接続部とは第1開口によって連通されており、前記円筒部から下方に突出する注ぎ口が設けられ、
    前記定量筒は円筒形状を有し、一端は開口となっており、他端は壁で閉塞されており、前記円筒部内に回動可能に収容され、前記定量筒の開口は前記本体の閉塞された一端側に位置し、前記定量筒の他端を閉塞する壁に水平方向に突出する凸部が設けられ、前記定量筒の円筒形状の側面には、閉位置において前記第1開口と重なりあう第2開口、および、開位置において前記注ぎ口と重なり合う第3開口が設けられ、
    前記蓋は、前記定量筒を収容した前記円筒部の開口を閉じるために、前記円筒部に着脱可能に取り付けられており、前記蓋に設けられた開口から前記定量筒の凸部が突出し、
    前記補助レバーは、前記蓋の開口から突出した前記定量筒の凸部に固定されており、前記補助レバーの操作によって前記定量筒は前記円筒部内において前記閉位置と前記開位置との間で回動し、
    前記固定手段によって、前記飲料用補助コックは前記コックに固定され、前記コックの注出口は、前記第1開口と連通した状態となり、
    前記閉位置では、前記注ぎ口は前記定量筒の側面によって閉じられており、前記第1開口と前記第2開口とは重なり合って、前記定量筒内と前記コックの注出口とが連通され、飲料が前記注出口から前記定量筒内へと注出され、前記定量筒内が飲料によって充填され、
    前記開位置では、前記第1開口が前記定量筒の側面によって閉じられており、前記第3開口と前記注ぎ口とが重なり合って前記定量筒内は外部と連通され、前記定量筒内の飲料が外部へと注出されることを特徴とする飲料用補助コック。
  2. 前記コックは、前記コック本体から左右に突出する2つのレバー、および、前記注出口を開閉する弁を有し、前記レバーを下から上に押圧することにより前記弁が開き、前記レバーの押圧を解除すると、前記弁に作用している弾性力によって前記弁が閉じられて前記レバーが下方へと移動し、
    前記コック接続部は、前記円筒部から上方に突出している壁からなるコック収容部であり、
    前記固定手段は、前記コックと係合する第1係合部、および、前記本体と係合する第2係合部を有する固定用キャップであり、前記固定用キャップが前記コックおよび前記本体と係合されて固定されることにより、前記飲料用補助コックは前記コックに取り付けられ、この時、前記コックの2つのレバーが、前記収容部の壁の上端で上方に押圧され、前記弁が開いた状態であり、前記コックの注出口は、前記第1開口と連通していることを特徴とする請求項1に記載の飲料用補助コック。
  3. 前記コックは、前記コック本体から左右に突出する2つのレバー、および、前記注出口を開閉する弁を有し、前記レバーを下から上に押圧することにより前記弁が開き、前記レバーの押圧を解除すると、前記弁に作用している弾性力によって前記弁が閉じられて前記レバーが下方へと移動し、
    前記コック接続部は、前記円筒部から上方に突出しているコック収容部、および、前記コック収容部と一体になった係合部からなり、
    前記コック収容部は、前記コックのコック本体、2つのレバー、および、注出口を収容し、前記コック収容部は内部に2つの仕切壁が設けられ、2つの前記仕切壁の間の内側の空間に、前記コック本体が収容され、前記仕切壁の上端に前記レバーが当接した状態で、前記コック収容部の前記仕切壁の外側の空間に前記レバーが収容され、前記コック収容部の側面には、係合手段が設けられており、前記係合部は、前記コックの鍔部を上方からスライドさせて係合させるために、前記鍔部の厚みに合わせた凹部が対向するように2つ設けられており、
    前記固定手段は、前記本体のコック収容部と係合する係合部を有する固定用キャップであり、前記固定用キャップが前記コック収容部の係合手段と係合されて固定されることにより、前記飲料用補助コックは前記コックに取り付けられ、この時、前記コックの2つのレバーが、前記収容部の仕切壁の上端で上方に押圧され、前記弁が開いた状態であり、前記コックの注出口は、前記第1開口と連通していることを特徴とする請求項1に記載の飲料用補助コック。
  4. 前記定量筒の円筒形状の側面は、一端の開口に向かって厚みが薄くなっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の飲料用補助コック。
  5. 前記定量筒の開口の縁に水平方向に突出する突起が設けられており、前記突起によって、前記定量筒の端部と、前記円筒部の壁との間に隙間が生じていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の飲料用補助コック。
  6. 前記本体の円筒部内に、前記定量筒の開口の縁の突起と当接するストッパーを設け、前記定量筒の回動範囲を制限したことを特徴とする請求項5に記載の飲料用補助コック。
  7. 前記第2開口と前記第3開口を、1つの開口で兼用したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の飲料用補助コック。
  8. 前記円筒部および前記定量筒は、前記開位置で上方で互いに連通する通気孔をそれぞれ有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の飲料用補助コック。
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