JP2020048534A - 植物栽培用照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】反射装置を用いることなく、栽培装置内の照明装置の端部近くの植物も他の場所の植物と同様に十分に発育し、出荷可能とする照明装置を提供する。【解決手段】基板上に複数の光源チップを直線状に配置された光源チップ列を有する発光部12aを有し、照明装置の発光部の端から100mmの範囲を端部、それ以外の発光部の部分を中央部とし、端部に配した光源チップから50mm直下における光量子束密度Aの値と中央部に配した光源チップから50mm直下における光量子束密度Bの値の関係を所定範囲内とする。【選択図】図1

Description

この発明は、植物栽培用照明装置に関する。
従来から、植物栽培において、植物の苗に人工光を照射して育苗を促す植物の栽培方法が行われている。計画的に人工光の照射を行うことにより、栽培期間を短縮したり、同一場所での収穫回数を増やすことが可能となっている。
この人工光の照射方法として、特許文献1等に示されているような種々の方法が検討されている。
ところで、このような植物栽培方法において、図3に示すように、植物栽培装置1の内部においては、照明装置等の植物栽培用照明装置2の端部の近くの栽培・育成対象植物3aに照射される植物栽培用照明装置2の発光部2aの基板6aに配された光源チップ6(照明の発光部である発光ダイオードを、その使用目的に合わせて樹脂封入した発光部品の1個の単位を、後記「光源チップ」と表記し、発光部である発光ダイオードそのものは「LEDチップ」と表記する。LEDとは電流を流すと発光する発光ダイオードのことを表す。)からの光の量は、それ以外の栽培・育成対象植物3bに照射される光の量より少なくなる。これは、発光部2には、同じ光度を有する光源チップ6が同一間隔で直列に配されているので、植物栽培装置1の端部以外の栽培・育成対象植物3bには、直上からの光の他、両方の近隣からの光が照射されるが、栽培装置1の端部近くの栽培・育成対象植物3aには、直上からの光と一方の近隣からの光が照射されるが、最外端より外側からの光の照射はない。このため、端部近くの植物3aへの光の照射量が少なくなり、植物3aの発育が他の場所の植物3bの発育より悪くなり、場合によっては、出荷が困難となることがある。
例えば、具体的に説明すると、長さが1200mm、40W相当の明るさを有する直管型照明装置の直下で8株の植物の栽培する場合(栽培用トイの有効栽培部の長さは約1200mm、植物間の距離は150mm)、直管型照明装置の中央部の6株の植物と、この中央部より525mm(75mm+150mm×3)離れた場所の2株の植物とで、発育に差が出てしまい、栽培両端部の植物は、場合によっては、出荷が困難となることがある。
これに対し、植物栽培用照明装置の周囲に光の反射装置を設置し、植物栽培装置内の場所にかかわらず、十分な光を供給する方法が検討されている(特許文献2、3)。
特開2013−017397号公報 特開2014−226121号公報 特開2014−113145号公報
しかしながら、前記の反射装置は、その反射面をきれいに保つ必要があり、また、反射装置の設置により植物栽培装置内の掃除が煩雑になり、管理に手間が増えることとなる。
そこで、この発明は、反射装置を用いることなく、植物栽培装置内の照明装置の端部近くの植物も他の場所の植物と同様に十分に発育し、出荷可能とすることを目的とする。
例えば、長さが1200mm、40W相当の明るさを有する直管型照明装置の直下で8株の植物の栽培する場合(栽培用トイの有効栽培部の長さは約1200mm、植物間の距離は150mm)、直管型照明装置の中央部の6株の植物と、この中央部より525mm(75mm+150mm×3)離れた場所の2株の植物との間で、発育に差が出ず、同等に栽培することができ、出荷可能とすることを目的とする。
この発明は、特定の植物栽培用照明装置を用いることにより、前記の課題を解決することができることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は以下を要旨とする。
[1]基板上に複数の光源チップを直線状に配置された光源チップ列を有する発光部を有し、前記発光部の端から100mmの範囲を端部、それ以外の発光部の部分を中央部とし、前記端部に配した光源チップから50mm直下における光量子束密度(μmol・m−2・s−1)をA、前記中央部に配した光源チップから50mm直下における光量子束密度をBとしたとき、Aは200以上であり、A/Bが0.75以上1.20以下である植物栽培用照明装置。
[2]前記端部に配された光源チップの光度が、前記中央部に配された光源チップの光度より大きい[1]に記載の植物栽培用照明装置。
[3][1]又は[2]に記載の植物栽培用照明装置を用いた植物栽培装置。
[4][1]又は[2]に記載の植物栽培用照明装置により栽培された植物。
この発明は、特定の植物栽培用照明装置を用いるので、反射装置を使用することなく、植物栽培用照明装置の端部の下方の植物も他の場所の植物と同様に十分に発育させることができ、これを出荷可能とすることができる。また、反射装置を用いないので、反射面や植物栽培装置内の管理を効率化することができる。
この発明にかかる植物栽培用照明装置を用いた植物栽培装置の例を示す模式図 この発明にかかる植物栽培用照明装置の部分拡大図 従来の植物栽培用照明装置を用いた植物栽培装置の例を示す部分拡大図 実施例1で用いた、端部に配された光源チップの発光特性パターンを示すグラフ
以下、この発明の実施の形態を詳細に説明する。
この発明は、植物栽培装置(以下、単に「栽培装置」と称する。)に用いられる植物栽培用照明装置(以下、単に「照明装置」と称する。)にかかる。
この栽培装置11は、図1に示すように、栽培装置11の内部の上部に配された照明装置12、栽培装置11の内部の下部に配された棚15上に載せられた栽培容器である栽培用トイ14に植えられた栽培・育成対象植物13からなる。
前記の照明装置12は、図2に示すように、発光部12aとこの発光部12aの両端に、必要に応じて設けられるコネクタ部とからなる。
前記の発光部12aは、基板(図示せず)上に直線状に配置された複数の光源チップ16からなる。この光源チップ16が発光する部分である。
この光源チップとしては、LEDチップを用いた光源チップ16を用いると、電力を節約できると共に、発熱量が少ないので、省エネルギー化できる。また、特定の色(赤、青、緑、又はこれらの組み合わせ)を選択することにより、その色に適合した栽培・育成対象植物13の育成を図ることができ、好ましい。
この光源チップ16は、発光部12aにおいて、同一間隔を開けて設けるのが好ましい。この間隔は、照明装置12の目的の光度や照度に合わせて、適宜設定すればよい。
また、発光部12aの端から100mmの範囲を端部12c、それ以外の発光部12aの部分を中央部12dとしたとき、端部12cに配された光源チップ16の光度を、中央部12dに配された光源チップ16の光度より大きくする。これにより、端部の光の量を増やすことができる。この状態を実現する方法としては、端部12cに配される光源チップ16として、中央部12dに配される光源チップ16の光度より大きい光度を有すると共に、同じ発光特性を有するものを用いる方法等があげられる。
光源チップ16としてLEDチップを用いて白色光を得る方法としては、青色発光のLEDチップを白に発光させる為の樹脂で封入することで擬似的にRGBを作り白色発光とする方法や、R/G/B独立したLEDチップを使用して白色発光とする方法がある。
このため、青色発光の波長の違い、封入に使用する白に発光させる為の封入樹脂の色の違い、R/G/BのそれぞれのLEDチップの波長の違い等により、光源チップの発光特性は異なる。また、LEDチップの製造工程での微妙な違いによってもLEDチップの発光特性は異なる。
このような発光特性は、波長と照度の関係をグラフで表したときのパターンで示すことができる。例えば、実施例1で用いた、端部に配された光源チップのパターンを図4に示す。
この図4に示すパターンは、450nm付近の青の波長のところに強く鋭いピークを有し、480nm〜750nm付近に570〜580nmに頂点のあるブロードなピークを有する。前記発光特性は、このパターンの異同や、図4に示すような強く鋭いピークを有する場合は、強く鋭いピークの波長・発光電圧・電流・LEDチップを白に発光させる為の封入樹脂の色等の異同で、発光特性の異同を判断できる。
このときの、端部12cに配される光源チップ16からの照度と中央部12dに配される光源チップ16からの照度との関係は、次の通りとなる。すなわち、これらの2種類の光源チップ16を用いた照明装置12において、発光部12aの端部12c及び中央部12dの光源チップ16から50mm直下における光量子束密度(μmol・m−2・s−1)を測定し、その両者が次の(1)及び(2)の条件を満たす。
・Aが200以上 (1)
・A/Bが0.75以上1.20以下 (2)
(なお、端部12cに配した光源チップから50mm直下における光量子束密度(μmol・m−2・s−1)をA、前記中央部12dに配した光源チップから50mm直下における光量子束密度(μmol・m−2・s−1)をBとする。)
Aが200μmol・m−2・s−1未満だと、この発明に係る照明装置12の端部12cにおける光量子束密度が十分でない場合があり、端部12c付近の栽培・育成対象植物13の発育が不十分となるおそれがあるからである。
このAとしては、220以上が好ましく、240以上がより好ましい。
なお、このAの上限は、特に限定されないが、中央部12dの光量子束密度との関係から、400であれば十分である。
また、A/Bが0.75より小さいと、中央部12dにおける光量子束密度が十分でない場合が生じるおそれがあり、栽培装置11全体として、十分な光の量を付与できず、端部で栽培した栽培・育成対象植物が基準の大きさに育たず、収穫率を下げるおそれがある。
A/Bの下限の好ましい値は0.8であり、より好ましい値は0.9である。
一方、A/Bが1.20より大きくてもよいが、栽培・育成対象植物13の発育速度はあまり変わらないので、1.20であれば十分である。A/Bの上限の好ましい値は1.10であり、より好ましい値は1.00である。
なお、光量子束密度とは、1秒あたり、1mあたりの光子の数をいい、単位中に「mol」とあるが、これは、アボガドロ数(6.02×1023個)の光子を1molとして扱ったものである。光量子束密度を用いることにより、客観的に光の量を評価できると考える。
なお、光量子束密度は、楢ノ木技研(株)製:スペクトロメーター等で測定することができる。
このような照明装置12を用いることにより、照明装置12の端部の下に配された栽培・育成対象植物13についても十分な発育が可能となり、その内部の全体にわたって発育可能な栽培装置11を得ることができる。
従来の栽培装置における照明装置は、1200mm付近の長さの40Wの蛍光灯が用いられていた。この発明に係る照明装置12は、この蛍光灯と互換性を有する寸法を有しており、従来の栽培装置に使用することができる。
そして、この発明に係る栽培装置11は、多段式の栽培装置とすることが可能であり、例えば1段に4本等の複数の照明装置12を配置し、それぞれの照明装置12の直下にそれぞれ栽培用トイを配置して栽培・育成対象植物13を栽培することができる。
前記栽培用トイは、1200mm付近の長さの40W相当の明るさを有する直管型照明装置を用いる場合、その直管型照明装置の直下に配し、幅が60mm程度、長さ1400mm程度、深さが60mm程度の栽培液を循環させ栽培を行う容器のこという。
この発明に係る照明装置12により、具体的には、この発明に係る照明装置12を用いたこの発明に係る栽培装置11により、人工的に植物を栽培することができる。
この栽培・育成対象植物13は、土耕栽培によるものであってもよく、水耕栽培によるものであってもよい。このため、栽培用トイ14としては、土耕栽培又は水耕栽培に適したものが用いられる。
この栽培・育成対象植物13は、1つの照明装置12の直下におかれた栽培用トイ14に、栽培・育成対象植物を100〜200mmの間隔を開けて1株ずつ栽培することができる。このようにすることにより、植物の広がりを考慮し、かつ、無駄な余地が生じるのを防止でき、より多くの植物をより確実に育成させることができる。
次に、栽培用トイ14における栽培・育成対象植物の配置の具体例について説明する。
栽培用トイ14上に、栽培・育成対象植物を配置する数の基本は、栽培・育成対象植物の大きさで決まり、配置ピッチを150mmとすると8株となる。もし、栽培・育成対象植物の大きさが少し小さく、配置ピッチを100mmとすると10株となる。これ以上ピッチを狭める栽培は、育苗用の船を用いての栽培で使用する栽培道具のピッチが75mm程度なので、100mmを下回るピッチでの栽培は可能であるが、標準的な栽培方法として推奨できない。これは、栽培用トイ14の配列が照明装置と同じに150mmピッチで並列に配置されることからも言えることで、トイが150mmピッチであるのに栽培・育成対象植物が100mmピッチ以下では植物栽培工場としてスペース効率が悪くなるからである。また、栽培用トイ14での栽培ピッチを200mm以上としないのも、栽培用トイ14の配置は150mmピッチだからある。栽培・育成対象植物の配置ピッチが200mm以上となる場合は、2本のトイに対してジグザグに栽培・育成対象植物を適正なピッチで配置して栽培することが出来る。
ところで、栽培・育成対象植物13は、苗の状態で本発明に係る栽培装置11に供される。この栽培・育成対象植物13は、種を発芽させ、ある程度まで育成させて苗として得る(以下、「育苗」と称する。)が、この育苗においても、本願発明にかかる照明装置12、及びこれを用いた栽培装置11を用いることができる。
このとき、栽培用トイのかわりに船(図示せず)と呼ばれる育苗容器を用いることができる。この育苗容器に培養液を循環させ、これに種を入れ、発芽、育成させることにより、苗である栽培・育成対象植物13を得ることができる。
この船に用いられる栽培装置11は、前記した栽培・育成対象植物13を育成する装置と同様のものを用いることができる。具体的には、栽培用トイの位置に船をおけば、そのまま使用することができる。なお、このとき、並列に並べられた2つの照明装置12の下に1つの船が配される。
このように、本願発明にかかる照明装置12、及びこれを用いた栽培装置11を用いることにより、種から育苗した苗である栽培・育成対象植物13、及び栽培・育成対象植物13を栽培・育成した出荷用植物を得ることができる。
なお、この種から育苗した苗である栽培・育成対象植物13、及び栽培・育成対象植物13を育成した出荷用植物をまとめて、「植物」と称する。
以下、この発明を実施例を用いてより詳細に説明する。
[照明装置]
照明装置として、図4に示す発光特性を有する、光源チップを端部に、この発光特性、特に450nmのピークがほぼ同じ光源チップであって、光度が少し低い光源チップを中央部に配したLED照明装置の製作を(株)GT−Japanに依頼し、出願人専用製品として、納入を受けた。これらのうち、銘柄「AL01−02」を本実験で用いた(以下、「GT−Japan製LED照明装置」と称する。)。このLED照明装置は、長さ1200mm(発光部1100mm)の直管で、発光させると昼白色であった。
これについて、発光させたときの、発光部の端部及び中央部の光源チップの50mm直下における光量子束密度を、楢ノ木技研(株)製:スペクトロメーターを用いて測定した。その結果を表1に示す。
なお、表1において、「配置順」は、照明装置の左端から、1番目、2番目、3番目、4番目、5番目に配されたことを意味する。
比較対象として、興和(株)製:FG8E−40−50BH3−B2(以下、「興和製LED照明装置」と称する。)、及び(株)東芝製植物栽培用蛍光灯メローラインFHF32EX−N−PD(以下、「蛍光灯」と称する。)を用いて、同様の実験を行った。その結果を表1に示す。なお、蛍光灯については、光源チップがないため、GT−Japan製LED照明装置と同じ位置で測定した。その結果を表1に示す。
上記の結果、GT−Japan製LED照明装置は、A及びA/Bのいずれも満たしていることがわかった。一方、興和製LED照明装置は、Aが条件を満たしていなかった。これは、端部の光源チップとして、中央部の光源チップと同じものを用い、かつ、光源チップが同一間隔で配列されているためであると思われる。
また、GT−Japan製LED照明装置の端部のLEDチップの光度が中央部の光源チップの光度より高いことは、興和製LED照明装置(端部のLEDチップとして、中央部のチップと同じものを用い、かつ、LEDチップが同一間隔で配列されている)との対比から、明らかである。特に、端部に近い中央部の光源チップ(配置順が「2」や「3」の光源チップ)のA/Bが、興和製LED照明装置のA/Bより有意差がある程度に大きいことは、端部の光源チップの光度が中央部の光源チップの光度より高いため、であるといえる。
なお、蛍光灯は、全体的に光量子束密度そのものが低かった。
[実施例1]
栽培・育成対象植物としてレタス(ハンサムグリーン)の苗を、8株を植えた栽培用トイ(苗の間隔はトイのセンターを振り分けで150mmピッチ)を、トイの間隔150mmで4つ、並列に配置した。
そして、照明装置として、長さ1200mm(発光部1100mm)の前記のGT−Japan製LED照明装置をトイの直上で4列並列に配置し、前記栽培用トイの栽培・育成対象植物であるレタスの最上部の直上50mmの位置に配置した。
上記の条件で、レタス(ハンサムグリーン)の苗を植え生育を行った。
40時間経過後、収穫し、地上部のレタスの重さを測った。照明装置の両方の端部に位置する8株の重さの平均値(C)を測定すると共に、それ以外の部分の24株の重さの平均値(D)を測定した。そして、D/Cの値を算出したところ、「1.05」となった。
[比較例1、2]
照明装置として、前記の興和製LED照明装置を用いた以外は実施例1と同様に実験したものを比較例1とした。
また、照明装置として、蛍光灯を用いた以外は実施例1と同様に実験したものを比較例2とし、それぞれ実験を行った。ただし、蛍光灯では50mm直上に照明を配置すると、照明の発熱の影響で植物の成長を阻害するので、影響の無い範囲の上、すなわち、70mm直上に配置した。
その結果、比較例1のD/Cの値は「1.21」、比較例2のD/Cの値は「1.19」であった。
[結果]
上記の結果より、本願の発明にかかる照明装置を用いた場合は、端部のレタスの重量とそれ以外のレタスの重量との対比が1.05と両者にほとんど差がないことがわかった。
一方、比較例においては、いずれも、端部のレタスの重量とそれ以外のレタスの重量との対比が1.21や1.19と、有意差が見られた。
1 植物栽培装置
2 植物栽培用照明装置
2a 発光部
3a、3b 栽培・育成対象植物
6 光源チップ
6a 基板
11 植物栽培装置
12 植物栽培用照明装置
12a 発光部
12c 端部
12d 中央部
13 栽培・育成対象植物
14 栽培用トイ
15 棚
16 光源チップ

Claims (4)

  1. 基板上に複数の光源チップを直線状に配置された光源チップ列を有する発光部を有し、
    前記発光部の端から100mmの範囲を端部、それ以外の前記発光部の部分を中央部とし、前記端部に配した光源チップから50mm直下における光量子束密度(μmol・m−2・s−1)をA、前記中央部に配した光源チップから50mm直下における光量子束密度をBとしたとき、
    Aは200以上であり、A/Bが0.75以上1.20以下である植物栽培用照明装置。
  2. 前記端部に配された光源チップの光度が、前記中央部に配された光源チップの光度より大きい請求項1に記載の植物栽培用照明装置。
  3. 請求項1又は2に記載の植物栽培用照明装置を用いた植物栽培装置。
  4. 請求項1又は2に記載の植物栽培用照明装置により栽培された植物。
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