JP5723901B2 - 植物栽培方法 - Google Patents

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Description

本発明は、植物栽培方法に関する。より詳しくは、植物に人工光を照射して生長を促進させる植物栽培用ランプを用いた植物栽培方法に関する。
従来、植物栽培において、植物苗に人工光を照射して育苗を促す技術が取り入れられている。植物の生長を促進することで、栽培期間を短縮して、同一場所での収穫回数を増やすことができる。また、同じ栽培期間であっても、植物をより大きく生長させることができれば、収穫量を増やすことができる。
人工光の照射を利用した植物栽培技術として、例えば特許文献1には、植物を緑色光と白色光で交互に照射するように構成した植物の照射装置が開示されている。この照射装置は、波長500〜570nmの緑色光と300〜800nmの白色光とを交互に照射することにより昼夜の変化を構成し、植物の転流作用を円滑にして植物の育成を図るものである。
特許文献2には、青色光(400〜480nm)を放射する発光ダイオードと赤色光(620〜700nm)を放射する発光ダイオードを同時もしくは交互に点灯することにより、植物の培養、生育、栽培及び組織培養のための光エネルギーを照射する植物栽培用光源が開示されている。この植物栽培用光源は、葉緑素の光吸収ピーク(450nm付近及び660nm付近)に一致する波長の光のみを照射することによって、エネルギー効率良く植物を栽培しようとするものである。
特許文献2には、青色光と赤色光を同時に照射しても交互に照射してもよいことが規定されている(当該文献「請求項1」参照)。しかし、特許文献2は、青色光単独照射、赤色光単独照射、青色光及び赤色光の同時照射の比較において、同時照射下では日光下での栽培と同様の健全な生長(単独照射における徒長などの不健全な生長と比較して)が確認されたというものであり(当該文献段落「0011」参照)、また、青色光と赤色光の交互照射としては、数メガヘルツ(MHz)以上という高い周波数での点滅照射することが記載されている(当該文献段落「0006」参照)。特許文献2には、青色光の照射手順と赤色光の照射手順とを交互に行うことは記載されておらず、そのように照射した場合の生長促進効果は確認されていない。
特開平6−276858号公報 特開平8−103167号公報
植物栽培の生産性を向上させるために、簡便で、エネルギー効率がよく、成長促進効果に優れた人工光照射による植物栽培方法が望まれている。そのための方策として、執行(しぎょう)正義氏らと本発明者は共同で、赤色光を植物に照射する手順と、青色光を植物に照射する手順とを一定期間内に別個独立に行うことによって植物の生長を飛躍的に促進する植物栽培方法(本明細書においては、この植物栽培方法を「執行法」と称することがある)を開発し、特許出願を行った(特願2011−172089)。
執行法において、赤色光と青色光とを別個独立に照射することにより、赤色光と青色光を同時に照射する植物育成法と比較して、顕著な生長促進効果が得られる理由は明確ではないが、葉緑素の光吸収ピークが赤色光、青色光で別々に存在するため、赤色光による光合成プロセスと、青色光による光合成プロセスには差があり、この両プロセスを同時に進行させた場合は、両プロセスが相互に干渉し、各プロセスの進行が阻害されることが考えられる。
本発明は、上記のような執行法による植物栽培方法を改良して、植物の生長促進効果をより一層高めることを目的とする。
本発明者は、人工光照射による植物の生長促進効果について鋭意検討を行った結果、赤色光照射時と青色光照射時の温度によって、植物の成長促進に差が生ずることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
かくして、本発明によれば、以下の植物栽培方法が提供される。
(1)赤色光を植物に照射する手順(A)と、青色光を植物に照射する手順(B)とを一定期間内に別個独立に行う工程を含む植物栽培方法であって、赤色光を植物に照射する手順(A)における植物栽培環境の温度を、青色光を植物に照射する手順(B)における植物栽培環境の温度より低くすることを特徴とする植物栽培方法。
(2)赤色光を植物に照射する手順(A)における植物栽培環境の温度を12℃〜19℃の範囲内、青色光を植物に照射する手順(B)における植物栽培環境の温度を20℃〜25℃の範囲内とする上記(1)に記載の植物栽培方法。
(3)青色光を植物に照射する手順(B)における植物栽培環境の風速を0.1m/秒〜0.5m/秒の範囲内とし、赤色光を植物に照射する手順(A)における植物栽培環境の風速を0.3m/秒〜1m/秒の範囲内とする上記(1)または(2)に記載の植物栽培方法。
本発明において、「植物」には、葉菜類、果菜類、穀類及び藻類が少なくとも含まれる。さらに、本発明にいう「植物」には、緑藻類などの植物プランクトンや、コケ類なども広く包含されるものとする。
本発明の植物栽培方法によれば、執行法による植物栽培における赤色光の光合成プロセスと、青色光の光合成プロセスをより植物栽培に適した条件として、それぞれ特定の温度にて実施することによって、葉の形状が安定し、徒長などによる不良が低減する。
図1は、本願発明の植物栽培法において好適に用いられるランプの一例を説明するための模式図である。 図2(a)〜図2(d)は、図1に示す植物栽培用ランプの光照射部における赤色発光素子と青色発光素子の配置とは異なる他の素子配置の例を示す平面図である。
以下、本発明を実施するための好適な形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。
本願発明は、赤色光を植物に照射する手順(A)と、青色光を植物に照射する手順(B)とを一定期間内に別個独立に行う工程を含むいわゆる執行法による植物栽培方法において、赤色光を植物に照射する手順(A)における植物栽培環境の温度を、青色光を植物に照射する手順(B)における植物栽培環境の温度より低くすることを特徴とする。
前述のように葉緑素の光吸収ピークは赤色光、青色光とは別々に存在するため、赤色光による光合成プロセスと、青色光による光合成プロセスは相違すると考えられる。本発明者は、この相違点について検討したところ、赤色光による植物の育成は、葉の面積を広くする成長に作用する傾向があり、また、青色光による植物の育成は、葉の厚さを厚くする成長に作用する傾向があることを見出した。さらにこの生育効果について検討したところ、赤色光を植物に照射する手順(A)における植物栽培環境の温度を、青色光を植物に照射する手順(B)における植物栽培環境の温度より低くすることで、葉の形状が安定し、徒長が抑制されることを見出した。
植物の光合成には適度の温度と湿度が必要であるが、赤色光による光合成プロセスと、青色光による光合成プロセスには差があって、赤色光を植物に照射する手順(A)における植物栽培環境の温度を好ましくは12℃〜19℃の範囲内、湿度を好ましくは40%〜90%の範囲内とし、青色光を植物に照射する手順(B)における植物栽培環境の温度を好ましくは20℃〜25℃の範囲内、湿度を好ましくは40%〜90%の範囲内とすることで植物の生育効果が一層高められる。その理由は、明確ではないが、青色光を照射した場合と赤色光を照射した場合とでは葉緑素における反応プロセスに違いがあり、各プロセスの最適温度に違いが生ずることが考えられる。また、光照射条件と温度変化がリンクすることによる相乗効果、温度変化を植物が感じ、反応に影響を生じることが考えられる。
本発明の植物栽培方法では、青色光を植物に照射する手順(B)における植物栽培環境の風速を0.1m/秒〜0.5m/秒の範囲内とし、赤色光を植物に照射する手順(A)における植物栽培環境の風速を0.3m/秒〜1m/秒の範囲内とするのが好ましい。植物栽培環境の風速をこのような範囲とすることで、植物に温度変化が行き渡り、葉緑素における光合成プロセスを円滑に進行させることが可能となる。
〔植物栽培用ランプ〕
本発明の植物栽培方法において、赤色光を植物に照射する手順(A)と、青色光を植物に照射する手順(B)とを一定期間内に別個独立に行うには、独立して駆動可能な、赤色光を出射する赤色発光素子と青色光を出射する青色発光素子とを有する植物栽培用ランプを用いることが好ましい。
図1は、好適に用いられる植物栽培用ランプの一例を説明するための模式図である。図1に示す植物栽培用ランプ1は、平面視長方形の長尺な光照射部11と、光照射部を制御する制御部(図示せず)とを備えている。
光照射部11は、図1に示すように、赤色光を出射する複数の赤色発光素子2と、青色光を出射する複数の青色発光素子3とを有している。図1に示す植物栽培用ランプ1では、赤色発光素子2の個数と青色発光素子3の個数の比率は、2:1である。
複数の赤色発光素子2および複数の青色発光素子3は、それぞれ光照射部11の長さ方向に沿って等間隔に1列に線状に並べられている。線状に並べられた複数の赤色発光素子2と複数の青色発光素子3とは、略平行に配置されている。
図1に示す植物栽培用ランプ1では、赤色発光素子2の個数と青色発光素子3の個数は異なっているが、同じでもよい。栽培する植物の種類によっては、青色光の発光強度よりも赤色光の発光強度を高くすることにより、生長が促進されるものがある。このような植物を栽培する場合、光照射部11の有する赤色発光素子2の個数を青色発光素子3の個数よりも多くした植物栽培用ランプ1を用いることが好ましい。赤色発光素子2の個数を青色発光素子3の個数よりも多くすることで、光照射部11からの出射光における赤色光の発光強度を、容易に青色光の発光強度よりも高くできる。
赤色発光素子2の個数と青色発光素子3の個数が異なっている場合、赤色発光素子2と青色発光素子3との発光強度比(赤色光の合計の強度:青色光の合計の強度)が、2:1〜9:1の範囲内であることが好ましく、2:1〜5:1の範囲内であることがより好ましい。このような植物栽培用ランプ1を用いた場合、全ての赤色発光素子2および全ての青色発光素子3に各色の発光素子に適した電流を供給したときに得られる光照射部11からの出射光が、青色光の発光強度よりも赤色光の発光強度が十分に高いものとなる。したがって、光照射部11からの出射光における赤色光の発光強度を、容易に青色光の発光強度よりも十分に高くすることができる。また、電流値を微調整することによって、青色光と赤色光との強度比を植物栽培に適した値に容易にすることができる。
赤色発光素子2と青色発光素子3との強度比が、上記範囲未満である場合(青色光の発光強度が高すぎる場合)、青色光の発光強度よりも赤色光の発光強度を高くすることによる植物の生長を促進させる効果が十分に得られない恐れがある。赤色発光素子2と青色発光素子3との強度比が、上記範囲を超える場合、赤色光の発光強度が高すぎて、やはり植物の生長を促進させる効果が十分に得られず、徒長などの生育不良の恐れがある。
恐れがある。
光照射部11の有する赤色発光素子2の個数と青色発光素子3の個数が異なっている場合、図1に示す光照射部11の赤色発光素子2と青色発光素子3との配置に代えて、例えば、図2(a)〜図2(d)に示す配置とすることができる。
図2(a)〜図2(d)は、図1に示す植物栽培用ランプの光照射部における赤色発光素子2と青色発光素子3との配置とは異なる他の素子配置の例を示す平面図である。図2(a)〜図2(d)に示す光照射部では、赤色発光素子2と青色発光素子3との個数比が2:1となっている。図2(a)〜図2(d)において、符号□は赤色発光素子2を示し、符号■(黒四角形)は青色発光素子3を示す。図2(a)〜図2(d)における赤色発光素子2および青色発光素子3の配置は、発光面における発光強度分布にむらが生じないようにするのが好ましい。
図2(a)に示す光照射部11aには、複数の青色発光素子3と複数の赤色発光素子2とからなる発光素子によって、光照射部11aの長さ方向と直交する方向に沿う列と、光照射部11aの長さ方向に沿う行とが形成されている。隣接する発光素子間は、等間隔とされている。発光素子からなる行は、どの行も1つの青色発光素子3と2つの赤色発光素子2とからなる単位が一列に複数並べられたものである。発光素子からなる列は、複数の青色発光素子3(図2(a)に示す例では3つ)が1列線状に並べられてなる青色素子群3aと、複数の赤色発光素子2(図2(a)に示す例では3つ)が2列ずつ線状に並べられてなる赤色素子群2aとからなる。図2(a)に示すように、赤色素子群2aと青色素子群3aとは、光照射部11aの長さ方向に交互に並べられている。
図2(b)に示す光照射部11bには、図2(a)に示す光照射部11aと同様に、複数の青色発光素子3と複数の赤色発光素子2とからなる発光素子によって、光照射部11bの長さ方向と直交する方向に沿う列と、光照射部11bの長さ方向に沿う行とが形成されている。隣接する発光素子間は、等間隔とされている。各行は、図2(a)に示す光照射部11aと同様に、1つの青色発光素子3と2つの赤色発光素子2とからなる単位が一列に複数並べられたものである。図2(b)に示す発光素子からなる列は、2つの赤色発光素子2間に1つの青色発光素子3が線状に並べられてなるものと、2つの青色発光素子3間に1つの赤色発光素子2が線状に並べられてなるものと、3つの赤色発光素子2が1列線状に並べられてなるものとからなり、これらが順に光照射部11bの長さ方向に並べられている。
図2(c)に示す光照射部11cには、複数の青色発光素子3と複数の赤色発光素子2とからなる発光素子によって、光照射部11cの長さ方向に沿う行が3行形成されている。図2(c)に示す光照射部11cでは、複数の赤色発光素子2が線状に並べられてなる2行の間に、複数の青色発光素子3が線状に並べられてなる行が配置されている。発光素子からなる各行において隣接する発光素子間は、等間隔とされている。光照射部11cの長さ方向と直交する方向の位置は、隣接する青色発光素子3間の中心が、各赤色発光素子2の中心の位置と略一致するように配置されている。
図2(d)に示す光照射部11dには、複数の青色発光素子3と複数の赤色発光素子2とからなる発光素子によって、光照射部11dの長さ方向に沿う行が3行形成されている。発光素子からなる各行において隣接する発光素子間は、等間隔とされている。図2(d)に示すように、各行は、図2(a)に示す光照射部11aと同様に、1つの青色発光素子3と2つの赤色発光素子2とからなる単位が一列に複数並べられたものである。光照射部11dの長さ方向と直交する方向の位置は、3行のうち中央に位置する行を挟む2つの行では略一致している。また、光照射部11dの長さ方向と直交する方向の位置は、中央に位置する行の発光素子間の中心が、他の2つの行の発光素子の中心の位置と略一致するように配置されている。また、光照射部11dの長さ方向と直交する方向において、他の2つの行に配置された発光素子の組み合わせは、青色発光素子3と赤色発光素子2、または2つの赤色発光素子2の組み合わせとなっている。
本発明で用いるランプの光照射部では、1つの発光素子(パッケージ)内に赤色の発光部と、青色の発光部を有する混色発光素子を用いるのが好ましい。そしてこのような混色発光素子は、赤色の発光強度と青色の発光強度とを独立制御できる機能を有するのが好ましい。
また前述のように、混色発光素子内に含まれる赤色発光素子と青色発光素子との発光強度比(赤色光の合計の強度:青色光の合計の強度)は、2:1〜9:1の範囲内であることが好ましく、2:1〜5:1の範囲内であることがより好ましい。このような混色発光素子を用いることで、光照射部内の発光部の密度を高めることができる。
本実施形態において、赤色発光素子2及び青色発光素子3としては、従来公知のものを用いることができる。具体的には、例えば、波長選択が容易で、有効波長域の光エネルギーの占める割合が大きい光を放射する発光ダイオード(LED)や、レーザーダイオード(LD)、エレクトロルミネッセンス(EL)素子などを用いることができる。赤色発光素子2及び青色発光素子3としてEL素子を用いる場合、有機EL素子であってもよいし無機EL素子であってもよい。
赤色発光素子2が出射する赤色光としては、波長570〜730nmの光が挙げられる。特に、645〜680nmの波長域に中心波長を有し、中心波長±50nmのものが好ましく、中心波長±30nmのものがより好ましく、中心波長±10nmのものがさらに一層好ましい。青色発光素子3が出射する青色光としては、波長400〜515nmの光が挙げられる。420〜490nmの波長域に中心波長を有し、中心波長450±30nmのものが好ましく、中心波長450±20nmのものがより好ましく、中心波長450±10nmのものがさらに一層好ましい。
本願発明において、赤色光を植物に照射する手順(A)における照射光は、赤色光を含むものであって、照射光に含まれる赤色光の強度が60%以上であれば、照射光に赤色光以外の光、例えば、青色光を含んでもよい。本発明者の検討によると、執行法における赤色光の照射プロセスでは、好ましくは、強度比で30%程度までは青色光の混入が許容され、この許容範囲までは植物の生育を高める効果が見られる。なお、十分な執行法の効果を得るためには、青色光の混入量は、より好ましくは20%以下、最も好ましくは0とする。例えば、赤色光を植物に照射する手順(A)における照射光の強度比としては、赤色光60%、遠赤外光20%、青色光20%が例示できるが、最も好ましい強度比は、赤色光100%である。
本願発明において、青色光を植物に照射する手順(B)における照射光は、青色光を含むものであって、照射光に含まれる青色光の強度が60%以上であれば、照射光に青色光以外の光、例えば、赤色光を含んでもよい。本発明者の検討によると、執行法における青色光の照射プロセスでは、好ましくは、強度比で30%程度までは赤色光の混入が許容され、この許容範囲までは植物の生育を高める効果が見られる。なお、十分な執行法の効果を得るためには、赤色光の混入量は、より好ましくは20%以下、最も好ましくは0とする。例えば、青色光を植物に照射する手順(B)における照射光強度比としては、青色光60%、遠赤外光20%、赤色光20%が例示できるが、最も好ましい強度比は、青色光100%である。
なお、本発明における照射光の強度比は、光合成光量子束密度(Photosynthetic Photon Flux Density:PPFD、単位:μmol/ms)に基づく。
光照射部11からの赤色光及び青色光の発光強度は、特に限定されないが、例えば、光合成光量子束密度で、それぞれ、好ましくは1〜1000μmol/ms、好ましくは10〜500μmol/ms、特に好ましくは50〜250μmol/ms程度の範囲内である。また、それぞれ個々の発光素子の発光強度は、格別限定されることはなく、栽培に用いる複数の赤色発光素子の合計強度と複数の青色発光素子の合計強度との比が、前述の強度比範囲となるようにするのが好ましい。
本実施形態においては、光照射部11からの赤色光及び青色光の発光強度は、植物栽培用ランプ1に備えられている制御部によって、赤色発光素子2または青色発光素子3に供給する電流の大きさを調節することにより、制御できるようになっている。
図1に示す植物栽培用ランプ1は、赤色発光素子2用の一対の電極41、42と、青色発光素子3用の一対の電極43、44とを備えている。
複数の赤色発光素子2は、配線(不図示せず)によって赤色発光素子2用の電極41、42と電気的に接続されている。また、複数の青色発光素子3は、配線(不図示せず)によって青色発光素子3用の電極43、44と電気的に接続されている。
本実施形態の植物栽培用ランプ1に備えられている制御部は、赤色発光素子2用の電極41、42または青色発光素子3用の電極43、44を介して、赤色発光素子2または青色発光素子3に所定の電流を供給することにより、赤色発光素子2と青色発光素子3とを別個独立に点灯・消灯させるものである。
本実施形態においては、制御部は、光照射部11から出射される青色光と赤色光との発光強度比を制御するランプコントローラ(発光強度制御手段)を備えている。
ランプコントローラとしては、例えば、赤色発光素子2または青色発光素子3に供給する電流の大きさを調節して、一部または全部の赤色発光素子2および/または一部または全部の青色発光素子3の発光強度を変化させることにより、光照射部11から出射される青色光と赤色光との発光強度比を制御するものや、赤色発光素子2および/または青色発光素子3のうち、一部のみに所定の電流を供給することにより、点灯させる赤色発光素子2および/または青色発光素子3の数を制御して、光照射部11から出射される青色光と赤色光との発光強度比を制御するものが挙げられる。
具体的には、例えば、図1に示す植物栽培用ランプ1は、ランプコントローラによって、全ての赤色発光素子2および全ての青色発光素子3に同一の電流を供給させることにより、青色光の発光強度と赤色光の発光強度とが同じである出射光を光照射部11から出射するものであってもよい。なお、全ての赤色発光素子2および全ての青色発光素子3に同一の電流を供給する場合、植物栽培用ランプ1はランプコントローラを備えるものでなくてもよい。
図1に示す植物栽培用ランプ1は、例えば、ランプコントローラによって、青色発光素子3の発光強度を赤色発光素子2の半分とすることにより、赤色光と青色光との発光強度比が2:1(赤色光:青色光)である出射光を光照射部11から出射するものであってもよい。
図2(a)〜図2(d)に示す植物栽培用ランプを用いた場合、例えば、ランプコントローラによって、全ての赤色発光素子2および全ての青色発光素子3に同一の電流を供給させることにより、赤色光と青色光との発光強度比が2:1(赤色光:青色光)である出射光を光照射部から出射するものとしてもよい。なお、この場合、全ての赤色発光素子2および全ての青色発光素子3に同一の電流を供給するので、植物栽培用ランプはランプコントローラを備えるものでなくてもよい。
また、図2(a)〜図2(d)に示す植物栽培用ランプ1は、例えば、ランプコントローラによって、青色発光素子3の発光強度を赤色発光素子2の半分とすることにより、赤色光と青色光との発光強度比が4:1(赤色光:青色光)である出射光を光照射部から出射するものであってもよい。
光照射部11からの赤色光と青色光の発光強度の比(赤色光:青色光)は、前述のように、2:1〜9:1の範囲内であることが好ましく、2:1〜5:1の範囲内であることがより好ましい。赤色光と青色光の発光強度の比が上記範囲である場合、青色光の発光強度よりも赤色光の発光強度を高くすることによる植物の生長を促進させる効果が十分に得られる。赤色光と青色光の発光強度の比が上記範囲未満である場合、赤色光の発光強度と、青色光の発光強度との差を十分に確保できず、青色光の発光強度よりも赤色光の発光強度を高くすることによる植物の生長を促進させる効果が十分に得られない恐れがある。逆に、赤色光と青色光の発光強度の比が、上記範囲を超える場合、赤色光の発光強度が高すぎて、植物の生長を促進させる効果が十分に得られず、徒長などの育成不良の恐れがある。
〔植物栽培方法〕
次に、本発明の植物栽培方法として、図1に示す植物栽培用ランプ1を用いて植物を栽培する方法を例に挙げて説明する。
本発明の植物栽培方法は、赤色光を植物に照射する手順(以下「赤色光照射ステップ」とも称する)と、青色光を植物に照射する手順(以下「青色光照射ステップ」とも称する)とを一定期間内に別個独立に行う工程を含む。
ここで、「一定期間」とは、植物栽培中の任意時間長の期間を意味する。この期間は最長で栽培全期間である。また、最短の期間は、本発明の効果が奏される限りにおいて任意に設定できる。この期間は、例えば時間(hr)を時間長の単位とするものであってよく、さらにより長い時間長単位(例えば日(day))あるいはより短い時間長単位(例えば分(minutes))とするものであってもよいが、好ましくは、好ましくは1時間以上である。とくに、3時間以上が好ましく、より好ましくは3時間から48時間の範囲内、最も好ましくは、3時間から24時間の範囲内である。
そして本願発明の「一定期間」における照射方法としては、1Hz以上の高い周波数での点滅照射は含まれない。
また、「別個独立」とは、上記期間内に、赤色光照射ステップと青色光照射ステップとが別々に存することを意味する。
1Hz以上の高い周波数での点滅照射のような極めて短い時間での赤色光照射ステップと青色光照射ステップとの交互照射は、本発明のメカニズムと異なると推測される。高速の点滅は、個々の反応時間に関わるような現象と考えられる。本発明では、時間的には、反応時間に比べて十分長い時間であり、植物が環境変化に対応しながら、光合成反応の周辺反応や、別の反応など生育全体に関わる反応の干渉、相互作用に関連する。そのため、比較的長い時間が必要なメカニズムと考えられる。高速点滅の植物の生長を促進させる効果は、赤色光と青色光の同時照射による促進効果とほぼ同程度であって、十分なものではない。
赤色光照射ステップと青色光照射ステップは、上記期間内に少なくとも一工程ずつ含まれていればよい。赤色光照射ステップと青色光照射ステップは交互に連続して行ってもよいし、両ステップの間に、赤色光及び青色光を植物に同時照射する手順又は植物への光照射を休止する手順を挟んで不連続に繰り返して行ってもよい。
また、ステップの切り替えは、前記メカニズムの違いから明らかなように、瞬時に切り替える必要はなく、時間をかけて徐々に変えてもよい。段階的にステップ状に切り替えてもよい、切り替え時に重複時間、両方とも点灯しない時間が含まれてもよい。
本発明の植物栽培方法は、種子が発芽した直後あるいは苗を植えた直後から収穫までの植物の栽培全期間において、任意のタイミングで開始あるいは終了され、任意時間長で適用され得るものとする。
本発明の植物栽培方法においては、青色光を植物に照射する手順(B)における植物栽培環境の植物栽培環境の温度を、赤色光を植物に照射する手順(A)における植物栽培環境の温度を、青色光を植物に照射する手順(B)における植物栽培環境の温度より低くする。
具体的には、赤色光を植物に照射する手順(A)における植物栽培環境の温度を好ましくは12℃〜19℃、より好ましくは14℃〜18℃の範囲内とし、青色光を植物に照射する手順(B)における植物栽培環境の温度を好ましくは20℃〜25℃の範囲内、より好ましくは21℃〜24℃の範囲内とする。
湿度については、赤色光を植物に照射する手順(A)における植物栽培環境の湿度を好ましくは40%〜90%の範囲内、より好ましくは60%〜80%の範囲内とし、青色光を植物に照射する手順(B)における植物栽培環境の湿度を好ましくは40%〜90%の範囲内、より好ましくは60%〜80%の範囲内とする。
風速については、赤色光を植物に照射する手順(A)における植物栽培環境の風速は、0.3m/秒〜1m/秒、好ましくは0.4m/秒〜0.6m/秒の範囲内とし、青色光を植物に照射する手順(B)における風速は0.1m/秒〜0.5m/秒、好ましくは0.2m/秒〜0.4m/秒の範囲内とする。このような風速とすることで、葉緑素における光合成プロセスは一層円滑に進行する。青色光照射時と赤色光照射時の風速に差を0.1m/秒以上つけることが好ましく。更に、好適な風速差は、0.2m/秒〜0.3m/秒である。このような風速とすることで、植物の葉に温度、湿気が適度に行き渡り、葉緑素における光合成プロセスおよび周辺反応プロセスは一層円滑に進行する。
所望の温度および湿度を有する植物栽培環境を実現する方法は、格別限定されることはなく公知の方法が採られる。好ましくは、制御能力の高い空調機を用いて、所望の温度および湿度を有する環境にする。風速は、ファンの回転数や、送風口のダンパーで所定の風速で供給する手法が採られる。
本発明の植物栽培方法において栽培される植物は、特に限定されるものではなく、例えば、野菜類、いも類、果菜類、豆類、穀物類、種実類、藻類、観賞用植物類、コケ類などが挙げられる。
本実施形態の植物栽培方法では、本実施形態の植物栽培用ランプ1を用いて、執行法を行うので、容易に生長させる植物に最適な人工光を照射でき、優れた生長促進効果が得られる。
また、本実施形態の植物栽培方法において、植物栽培用ランプ1をとして、制御部が、光照射部11から出射される青色光と赤色光との発光強度比を制御するランプコントローラ(発光強度制御手段)を備えるものを用いることで、光照射部11から出射される青色光と赤色光との発光強度比を、栽培する植物の種類等に応じて、より植物の育成に適したものとすることができる。
本実施形態の植物栽培用ランプ1は、赤色発光素子2と青色発光素子3とを別個独立に点灯・消灯させる制御部を備えているので、執行法を行うことにより十分な生長促進効果が得られるように、生長させる植物に応じて、赤色光と青色光とを同時に照射したり交互に照射したり赤色光と青色光との照射時間を変化させたりすることができ、優れた生長促進効果が得られる。
また、本実施形態の植物栽培用ランプ1は、赤色発光素子2と青色発光素子3とを有する光照射部を備えているので、赤色光の照射手段と青色光の照射手段の2種類の照射手段を配置する場合と比較して、照射手段を配置する領域の確保が容易であるとともに、赤色光の照射方向と青色光の照射方向とのずれが少ないものとなる。
本実施形態の植物栽培用ランプ1の制御部が、光照射部11から出射される青色光と赤色光との発光強度比を制御するランプコントローラを備えている場合、青色光と赤色光の強度比を容易に異ならせることができ、容易に生長させる植物に最適な強度比とすることができる。
図1に例示する植物栽培用ランプ1は、平面視長方形の長尺な光照射部11を備えているため、従来の直管形蛍光灯などの照明器具が設置されている位置に容易に設置できる。
従来の蛍光灯と同様に交流電源を端子に入力できるように、電源(交流電力をLED駆動の直流電力に変換する)を内蔵することが、設置の容易性、スペースの有効利用ができて望ましい。更に、片側の端子を青色用、もう一方を赤色用に分けることが、内蔵電源の配置の点、発熱源が分散され放熱面で望ましい。また、栽培には複数本の灯具を用いる為、発光強度のコントロールは、多数本を同時に制御ができる点から、交流電力を制御する調光システムを備えLEDの電流を制御することが望ましい。
本発明の植物栽培方法は、上述した実施形態に限定されるものではない。
上述した実施形態においては、本発明の植物栽培用ランプとして、制御部が発光強度制御手段を備えるものを例に挙げて説明したが、ランプコントローラを備えていなくてもよい。この場合、ランプコントローラを備える植物栽培用ランプと比較して、植物栽培用ランプに用いる部材を節減ができるので好ましい。
以下に示す実施例および比較例においては、生育状態を観察する対象の植物として、リーフレタス(品種:サマーサージ)を用いた。まず、リーフレタスの種子を24粒、育成ピートバンに等間隔に播種し、蛍光灯下(12時間日長)において発芽させた。播種から発芽までの3日間は、何れの試験群においても、同一の光環境下に置いた。このようにして得たリーフレタスを試験用植物として用いた。
(実施例1)
試験用の発芽したリーフレタスを人工気象器内に置き、24日間生育させた。人工気象器内の環境は、二酸化炭素濃度を1000ppmとした。
植物栽培用ランプとして、赤色LED(中心波長:660nm、波長域640〜 680nm)180個からなる赤色発光素子と、青色LED(中心波長:450nm、波長域430〜470nm)60個からなる青色発光素子とを有する光照射部と、光照射部を制御して、赤色発光素子と青色発光素子とを別個独立に点灯・消灯させる制御部とを備えるものを用いた。
光照射部からの赤色光の発光強度である光合成光量子束密度(PPFD)は合計で150μmol/msとし、青色光の光合成光量子束密度(PPFD)も合計で50μmol/msとした(赤色光と青色光の発光強度比は3:1)。
そして、赤色光を植物に照射する赤色光照射ステップと、青色光を植物に照射する青色光照射ステップとを、1日につき各色12時間ずつ別々に連続して行った。なお、何れの光も照射しない時間は設けなかった。
赤色光を植物に照射する赤色光照射ステップでは、人工気象器内の温度を16℃、湿度を75%とし、この環境で大気を風速0.6m/秒で循環した。また、青色光を植物に照射する青色光照射ステップでは、温度を22℃、湿度を75%とし、この環境で大気を風速0.3m/秒で循環した。赤色光12時間照射と青色光12時間照射との組み合わせを24日間繰り返した。
24日後に光照射を停止し、成長したリーフレタスを収穫して、葉柄長(cm)、および、地上部新鮮重(g)を測定した。徒長の判断は、葉柄長の長さが、2cm以上とし、頻度(%)で示した。結果を表1に示す。
(実施例2)
実施例1と同様に植物育成を行った。ただし、風速を0.5m/秒で一定とした他は、実施例1と同じ条件・方法を採用した。栽培結果を表1に示す。地上部新鮮重は、実施例1の結果を基準(100)とする相対指数で表示した。
(比較例1)
実施例1と同様に植物育成を行った。ただし、人工気象器内の温度を22℃、湿度を75%で一定とし、また、大気の循環速度も風速0.3m/秒で一定とした。
栽培結果を表1に示す。地上部新鮮重は、実施例1の結果を基準(100)とする相対指数で表示した。
(比較例2)
実施例1と同様に植物育成を行った。ただし、赤色光と青色光を同時に12時間照射し、消灯を12時間行った。この同時照射−消灯を24日間繰り返した。人工気象器内の温度を22℃、湿度を75%で一定とし、また、大気の循環速度も風速0.3m/秒で一定とした。栽培結果を表1に示す。
Figure 0005723901
表1の結果から分かるように、本発明の植物栽培方法によれば、地上部新鮮重は比較例1(執行法)に比べ、わずかに増大するのみであるが、葉の形状が安定し、徒長がなかった(徒長率=0%)。比較例2の赤色光・青色光の同時照射は、生育が遅いため、葉が小さく、徒長率は低下傾向であるが、新鮮重が小さく生産性が劣る。本発明の植物栽培方法によれば、高い生育速度で発生し易い葉の形状の不安定性が低減され、葉の形状の揃った商品価値の高い野菜を生産できる。
1…植物栽培用ランプ、2…赤色発光素子、2a…赤色素子群、3…青色発光素子、3a…青色素子群、11、11a、11b、11c、11d…光照射部。

Claims (3)

  1. 赤色光を植物に照射する手順(A)と、青色光を植物に照射する手順(B)とを一定期間内に別個独立に行う工程を含む植物栽培方法であって、赤色光を植物に照射する手順(A)における植物栽培環境の温度を、青色光を植物に照射する手順(B)における植物栽培環境の温度より低くし、赤色光を照射する手順(A)と、青色光を照射する手順(B)とを交互に、繰り返し行うことを特徴とする植物栽培方法。
  2. 赤色光を植物に照射する手順(A)における植物栽培環境の温度を12℃〜19℃の範囲内、湿度を40%〜90%の範囲内とし、青色光を植物に照射する手順(B)における植物栽培環境の温度を20℃〜25℃の範囲内、湿度を40%〜90%の範囲内とする請求項1に記載の植物栽培方法。
  3. 青色光を植物に照射する手順(B)における植物栽培環境の風速を0.1m/秒〜0.5m/秒の範囲内とし、赤色光を植物に照射する手順(A)における植物栽培環境の風速を0.3m/秒〜1m/秒の範囲内とする請求項1または2に記載の植物栽培方法。
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