JP2020048362A - アクチュエータ駆動装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成でモータなどのアクチュエータの脱調を回避する。【解決手段】モータ駆動装置において、CPU101はモータDr106を制御信号に応じて制御してモータ1を駆動する。磁気センサ8はロータ3の回転位置を検出しており、後変化分出力回路102は磁気センサによって検出された回転位置を示す検出信号と制御信号とに応じてモータDrを駆動するための駆動信号をモータDrに送る。磁気センサ8は、駆動信号の切り替えに対応する位相よりも進んだ位相に設置される。【選択図】図1
Description
本発明は、アクチュエータ駆動装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、ステッピングモータなどのアクチュエータの駆動制御に関する。
一般に、ステッピングモータでは、コイルの通電を切り替えることによってロータを設定角度毎に回転させることができる。このため、ステッピングモータにおいては、ロータの回転位置を検出することなく容易に位置制御を行うことができる。つまり、ステッピングモータを駆動する際には、所定の時間間隔に従ってコイルの通電を切り替えるオープンループ制御が用いられている。そして、その使い勝手の良さによって、ステッピングモータはカメラ、光ディスク装置、携帯機器、プリンタ、および事務機などに広く用いられている。
ところが、ステッピングモータを高速で駆動する場合又は高負荷条件で駆動する場合には、所定の時間間隔でコイルの通電を切り替えても、この切り替えにロータが応答することができず、所謂脱調を引き起こすことがある。
このため、ロータの回転をセンサで検出して、ロータの速度に応じてコイルに流す電流を制御することが行われている(特許文献1)。さらには、ロータの位置を検出するアナログセンサについて、ロータの速度に応じてその閾値を調整して検出位置を調整することが行われている(特許文献2)。これによって、特許文献2では、ロータの回転速度に同期して切り替え制御を行って脱調を防止している。
しかしながら、特許文献1においては、ロータの速度を検出する高精度のセンサおよび演算部が必要となって、小型の携帯機器には不向きとなってしまう。さらに、過負荷などによってロータの回転に遅れが生じた場合には、制御が遅れてしまい、急峻な変化には対応することが困難となる。
一方、特許文献2においては、アナログ回路の調整などが必要となり、量産製品および小型の携帯機器に不向きとなってしまう。
そこで、本発明の目的は、簡易な構成で脱調を回避することのできるアクチュエータ駆動装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明によるアクチュエータ駆動装置は、ロータを備えるアクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動装置であって、前記アクチュエータを駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御信号に応じて制御して前記アクチュエータを駆動する制御手段と、前記ロータの回転位置を検出する検出手段と、を有し、前記制御手段は、前記検出手段によって検出された回転位置を示す検出信号と前記制御信号とに応じて前記駆動手段を駆動するための駆動信号を切り替え、前記検出手段は、前記駆動信号の切り替えに対応する位相よりも進んだ位相において前記ロータの回転位置を検出することを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成でアクチュエータの脱調を回避することができる。
以下に、本発明の実施の形態によるアクチュエータ駆動装置の一例について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態によるアクチュエータ駆動装置を説明するための図である。そして、図1(a)はアクチュエータ駆動装置をアクチュエータとともに示す図であり、図1(b)は図1(b)に示すロータの構成を示す図である。なお、ここでは、アクチュエータとしてステッピングモータ(以下単にモータと呼ぶ)を用い、アクチュエータ駆動装置をモータ駆動装置と呼ぶ。
図1は、本発明の第1の実施形態によるアクチュエータ駆動装置を説明するための図である。そして、図1(a)はアクチュエータ駆動装置をアクチュエータとともに示す図であり、図1(b)は図1(b)に示すロータの構成を示す図である。なお、ここでは、アクチュエータとしてステッピングモータ(以下単にモータと呼ぶ)を用い、アクチュエータ駆動装置をモータ駆動装置と呼ぶ。
まず、図1(a)を参照して、モータ1はロータ3および駆動コイル4を有している。そして、駆動コイル4に流す電流の向きを切り替えることによって、後述するようにロータ3の磁極を切り替える。ロータ3の円周上には磁石(永久磁石)5が配置され、例えば、S極およびN極が交互に配置されている。ロータ3に対向して磁気センサ8が配置されており、磁気センサ8によってロータ3の回転位置を検出する。磁気センサ8、例えば、ホールIC又はMR素子によって構成される。一般的には、磁気センサは駆動コイル4に流す電流の向きを切り替えるためのトリガーとして用いられる。この場合、磁気センサは、駆動コイル4に流す電流の向きを切り替えるために最適な位相に設置される。しかしながら、本実施形態における磁気センサは脱調を防ぐことを目的としたものであり、駆動コイル4に流す電流の向きを切り替えるために最適な位置よりも、所定の位相だけ早めた位置に設置される。
なお、1つのロータ3に対して、複数の駆動コイル4および磁気センサ8を備えるようにしてもよい。例えば、2相のモータであれば、駆動コイル4の数は2の整数倍、3相のモータであれば、駆動コイル4の数は3の整数倍であればよい。詳細については特許文献2等に記載されているので、ここでは、説明の簡単化のため駆動コイル4および磁気センサ8をそれぞれ1つ備えるものとする。
図1(b)にはロータ3の構成が示されており、ロータ3には、点Oを中心とする円周上に、複数の磁極を有する磁石5が配置されている。磁石5によって、ロータ3は駆動コイル4の磁力変化に応じて回転力を得る。
なお、磁石5についてはS極およびN極の対が複数あり、組数が多い程、一回転当りの制御分解能が向上する。図示の例では、円周上にS極およびN極の対が2組ある例が示されており、N極をN1およびN2で示し、S極をS1およびS2で示す。そして、これら磁極は90度の間隔で配置されている。また、説明の便宜上N1とS1との間の位置を点eとする。
再び図1(a)を参照して、駆動コイル4は、ロータ3に駆動力を与えるために最適な位置に配置されている。磁気センサ8は、ロータ3にある磁石5の磁力(磁束)を検出する。磁気センサ8は、検出結果を示す検出信号Hを出力する。この検出信号Hは磁極がS極であるか又はN極であるかを示す信号である。
マイコン(CPU)101はモータ1を駆動制御する。CPU101は、ロータ3に駆動力を与えるため、駆動コイル4に印加する電流を制御する制御信号Acを出力する。マイコン101は、モータ1に要求される回転速度やトルクに応じた所定の周期で制御信号Acを変化させる。図示の例では、後述するように、制御信号Acがハイレベル(Hi)の場合、駆動コイル4においてロータ3に対向する端面の磁極がN極とされる。一方、制御信号Acがローレベル(Low)の場合、駆動コイル4においてロータ3に対向する端面の磁極がS極とされる。
後変化分出力回路102には制御信号Acおよび検出信号Hが入力される。そして、後変化分出力回路102は、制御信号Acおよび検出信号Hに基づいて、後述するようにして出力信号Apをモータドライバ(モータDr)106に出力する。
モータDr106には、モータ駆動用の電源107が接続されており、モータDr106は電線A+および電線A―を介して、電源107から駆動コイル4に電流を印加する。この際、モータDr106は、出力信号Apを受けると駆動コイル4に印加する電流の位相(方向)を切り替える。
例えば、出力信号ApがHiであると、モータDr106はA+側の電位を上げ、A−側の電位を下げて、電線A+から電線A―に向う電流を流す。これによって、駆動コイル4において、ロータ3に対向する端面をN極とする。一方、出力信号ApがLowであると、モータDr106はA−側の電位を上げ、A+側の電位を下げて、電線A−から電線A+に向う電流を流す。これによって、駆動コイル4において、ロータ3に対向する端面をS極とする。
図2は、図1の示すロータの回転を説明するための図である。そして、図2(a)および図2(b)はそれぞれロータの回転角度を異ならせて示す図である。また、図3は、さらに図1の示すロータの回転を説明するための図である。そして、図3(a)〜図3(c)はそれぞれロータの回転角度を異ならせて示す図である。
図示の例では、駆動コイル4の通電によってロータ3は中心点0を中心として矢印CCW(Counter−Clock Wise)の方向、つまり、反時計回り方向に回転する。
図2(a)においては、仮想磁気センサ7が示されており、当該仮想磁気センサ7は駆動コイル4の出力を反転させる位置である仮想位置に配置されている。なお、仮想磁気センサ7は説明の便宜上図示されているが、仮想磁気センサ7の位置に磁気センサを配置するようにしてもよい。
ここでは、仮想磁気センサ7に最接近する位置に点eが位置する際のロータ3の角度を360°=0°とする。図2(a)に示す例では、ロータ3の角度は315°である。
図2(a)に示す状態では、仮想磁気センサ7に対して磁極N1が対向している。つまり、ここでは、仮想磁気センサ7はN極を検出することになる。この際には、駆動コイル4において、ロータ3と対向する端部にはS極が形成されて、磁石5のN極と駆動コイル4のS極とが引き合う力PULLccwが生じて、回転方向CCWに力が発生する。さらに、磁極S2(S極)には駆動コイル4のS極と反発し合う力PUSHccwが生じ、これによって回転方向CCWに力が発生することとなる。
ロータ3が回転方向CCWに回転して、磁極N1の中心が駆動コイル4の中心に位置するまで、力PULLccwおよびPUSHccwの合力によって回転方向CCWに回転力が発生することとなる。なお、磁石5の位置と駆動コイル4の出力との関係については後述する。
図2(b)において、ロータ3が回転方向CCWに回転して点eの角度が330°となって点eが磁気センサ8に最も接近する。ここでは、磁気センサ8に対して、磁極N1(N極)から磁極S1(S極)に切り替わるので、磁気センサ8の出力はLowからHiに変化する。なお、この際には、駆動コイル4はS極のままであり、引き続きCCW方向に回転力が発生する。
図3(a)において、さらにロータ3が回転方向CCWに回転して点eの角度が360°(つまり0°)となって、仮想磁気センサ7が点eを検出する位置にある。この際、駆動コイル4の位置に磁極N1の中心が位置する。この状態で駆動コイル4がS極であっても、磁極N1と駆動コイル4のS極とが引き合って、回転方向CCWの回転力は発生しない。つまり、力PULLccwやおよびPUSHccwは発生しない。
また、駆動コイル4がN極となっても、磁極N1と駆動コイル4のN極とは反発するが、回転方向CCWの回転力は発生しない。なお、この場合、慣性力によってロータ3は回転を続ける。2相のステッピングモータなどであれば、図2および図3に示す位置と別な位置に配置された駆動コイルによってロータ3は回転力を得て回転する。
図3(b)には、ロータ3が図3(a)に示す角度よりも少しCCW方向に進んだ状態が示されている。ここでは、点eの角度は1°〜5°である。駆動コイル4がS極からN極に変化して、磁極N1と反発して力PUSHccwが発生し回転方向CCWの回転力が得られる。
図3(c)には、図3(b)で得た回転方向CCWの回転力によってロータ3がさらに回転した状態が示され、ここでは、駆動コイル4の位置に点eが位置する。なお、点eの角度は45°である。磁極S1と駆動コイル4のN極とが引き合う力PULLCccwが生じて回転方向CCWの力が発生する。また、磁極N1と駆動コイル4のN極が反発し合う力PUSHCccwが生じて、これによって回転方向CCWの力が発生する。
図3(c)に示す状態では、図2(a)に示す状態からロータ3が90°回転した状態となり、磁極S2の位置に磁極N1が、磁極N1の位置に磁極S1が、磁極S1の位置に磁極N2が位置する。つまり、ロータ3はS極とN極とが反転する位置に回転する。
その後、同様にして図2(a)および図2(b)、図3(a)〜図3(c)と逆の状態としてロロータ3が回転する。つまり、ロータ3は90°の位置から180°の位置まで図2(a)および図2(b)、図3(a)〜図3(c)に示すようにして回転して連続的に回転することになる。
図4は、図2および図3で説明したロータの回転を説明するためのタイミングチャートである。
なお、図4において、Hは磁気センサ8の出力信号を示し、AcはCPU101の制御信号(ステップ駆動信号)を示す。また、Apは後変化分出力回路102の出力を示し、A+は電線A+の電圧を示す。さらに、磁力は駆動コイル4の磁極を示し、eの角度はe点の角度を示す(O点を中心としてe点のCCW方向の回転角度を示す)。
ここでは、仮想磁気センサ7に最接近した位置にe点が位置する場合を360°=0°とする。
時刻t0においては、点eの角度は315°であり、ロータ3は図2(a)に示す状態である。この際には、磁気センサ8はS極を検出しているので、Lowを出力する。
時刻t1では、点eの角度は330°であり、ロータは図2(b)に示す状態である。ここでは、点eが磁気センサ8に対向する位置にあるので、磁気センサ8の出力(検出信号H)はLowからHiに切り替わる。
その後、時刻t2になると、CPU101はステップ駆動信号Acを出力する。後変化分出力回路102は、検出信号Hおよびステップ駆動信号AcがともにHiとなると、出力信号ApをLowからHiに切り替える。
出力信号ApがLowからHiに切り替わると、モータDr106は電線A+の電圧LowからHiに切り替える。但し、駆動コイル4のインダクタンス成分によって電圧は徐々に切り替わる。
時刻t3は、電圧A+の変化に合わせて、磁力がSからNに切り替わる。この際、点eの角度は360°であり、ロータ3は図3(a)に示す状態である。つまり、ステップ駆動信号Acの切り替えタイミング(時刻t2)は、電圧A+、つまり、駆動コイル4の磁力が切り替わるタイミングが時刻t3となるように設定される。なお、時刻t3は駆動コイル4のインダクタンス成分により異なる。
時刻t4では、ロータ3は図3(b)に示す状態となり、図2(a)と逆の関係、つまり、時刻t0と逆の関係となる。同様に、時刻t5は時刻t1と逆の関係、時刻t6は時刻t2と逆の関係、時刻t7は時刻t3と逆の関係となる。そして、時刻t8になると、時刻t0と同一となって次の位相が開始される。
図5は、図1に示すモータに過剰な負荷が掛かって回転が低下した状態を説明するための図である。そして、図5(a)はタイミングチャートであり、図5(b)はロータの位置を示す図である。
いま、過剰な負荷が掛かって、ロータ3が図2(b)に示す状態となるまでの遅れ時間をtd1とする。この場合、時刻t1においては、ロータ3は、図2(b)に示す状態とならず、330°まで回転するという条件を満たしていない。この結果、磁気センサ8によって磁極の切り替えが検出されず、検出信号Hの状態は切り替わらない。
一方、CPU101はロータ3の回転が遅れたことを知らず、このため、CPU101は時刻t2のタイミングでステップ駆動信号AcをHiとする。但し、後変化分出力回路102には、検出信号Hの切り替えが送られていないので、後変化分出力回路102は出力信号Apの状態を変化させない。よって、時刻t3においては電圧A+および駆動コイル4の磁極は変化しない。
例えば、後変化分出力回路102が存在せず、ステップ駆動信号Acが直接モータDr106に与えられるとする。この場合には、時刻t3で、駆動コイル4の磁極が切り替わるので、図5(b)に示す状態となる。この結果、駆動コイル4がN極となって磁極S2を引きつけて力PULLBREAKEccwが発生する。さらに、駆動コイル4と磁極N1とはN極同士で反発するので、力PUSHBREAKccwが発生する。
いずれの力も回転方向CCWとは逆方向の力であるので、ロータ3のCCW方向への回転を止めるように作用することになる。このような力が連続して生じると、モータは脱調を起こして停止しまう。
図5に示すように、時刻t3において、後変化分出力回路102は出力信号Apの変化タイミングを遅延させて、電圧A+および駆動コイル4の磁極を変化させない。これによって、ロータ3に逆方向の力を作用させず回転を維持する。
時刻t1から時間(遅延時間)td1遅れた時刻t11において、点eの角度が330°となる。つまり、時刻t11において、ロータ3は図2(b)に示す状態となる。そして、磁気センサ8の出力である検出信号HがHiに変化して、後変化分出力回路102は出力信号ApをHiに切り替える。
ステップ駆動信号AcがHiとなった後、出力信号ApがHiとなるまでの時間は、時間td1よりも短い時間td2となる。出力信号ApがHiとなると、電圧A+および駆動コイル4の磁極が変化する。つまり、図5(a)に破線で示す点線部よりも時間td2遅れた時刻t12で電圧A+変化し、駆動コイル4がN極に切り替わる(図3(a)に示す状態)。
この際には、ロータ3において点eの角度は360°であるので、最適なタイミングで駆動コイル4の磁極が切り替わる。t12以降は、図3(b)の位置関係となって、ロータ3はCCW方向の回転を維持する。
このように、CPU101がロータ3の回転位置を知ることなく所定の間隔でステップ駆動信号Acを出力しても、後変化分出力回路102によって出力信号(駆動信号)Apのタイミングが調整されるので、モータ1を脱調させることなく駆動させることができる。そして、CPU101における制御処理を変更することがないので、CPU101の処理負担が増大することがない。
なお、磁気センサ8はロータ3の脱調を防止できる位置に設定される。そして、磁気センサ8の位置は駆動コイル4のインダクタンス成分および負荷によるロータ3の回転数の遅れる割合によって変更される。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態によるモータ駆動装置の一例について説明する。
続いて、本発明の第2の実施形態によるモータ駆動装置の一例について説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態によるモータ駆動装置を説明するための図である。なお、図6において、図1に示す構成要素と同一の構成要素については同一の参照番号を付す。
図6に示すモータ駆動装置は、後変化分出力回路102の代わりに、先行検出確認回路105を有している。先行検出確認回路105には、磁気センサ8から検出信号Hが入力されるとともに、CPU101からステップ駆動信号Acが入力される。そして、先行検出確認回路105は、検出信号Hおよびステップ駆動信号Acに応じて脱調の予兆検出信号STEP_OUTをCPU101に送る。なお、予兆検出信号STEP_OUTはCPU101の割込ポートに接続される。また、ステップ駆動信号AcはモータDr106に送られる。
先行検出確認回路105は、ステップ駆動信号Acおよび検出信号Hを比較して、検出信号Hよりもステップ駆動信号Acが先行すると予兆検出信号STEP_OUTを出力する(Hiとする)。それ以外の状態では、先行検出確認回路105は予兆検出信号STEP_OUTをLowとする。
検出信号Hが先に変化して、ステップ駆動信号Acが遅れて変化した場合には、先行検出確認回路105は予兆検出信号STEP_OUTをLowのままとする。検出信号Hが変化せず、ステップ駆動信号Acが先に変化した場合には、先行検出確認回路105は予兆検出信号STEP_OUTをHiとする。そして、ステップ駆動信号Acに続いて検出信号Hが同一の論理となると、先行検出確認回路105は予兆検出信号STEP_OUTをLowとする。
図7は、図6に示すモータ駆動装置の制御を説明するための図である。そして、図7(a)はロータの回転を説明するためのタイミングチャートであり、図7(b)はモータに過剰な負荷が掛かって回転が低下した状態を説明するための図である。
なお、図7(a)および図7(b)において、図4および図5(a)と異なる部分についてのみ説明し、同一の部分については説明を省略する。
図7においては、出力信号Apが存在せず、代わりに予兆検出信号STEP_OUTが存在する。また、モータ1の遅れについては、説明の便宜上時間軸を時間軸Aおよび時間軸Bとし、点eの角度については省略されている。
図7(a)には、ロータ3の回転が正常である状態が示されており、図4で説明した状態と同様である。ここでは、モータ1に過剰な負荷が加わっておらず、検出信号Hは通常のタイミングで出力される、つまり、検出信号Hは時刻t1でHiに変化し、時刻t5でLowに変化する。さらには、脱調の予兆がないので、予兆検出信号STEP_OUT信号は変化しない。
図7(b)には、負荷が重くなるなどしてロータ3の回転が遅くなった状態が示されている。図示の例では、前半の時刻t0〜時刻t11において脱調の予兆を検出し、後半の時刻t5〜時刻t8dにおいて脱調に対する対策が行われる。
時刻t1となっても、図2(b)に示す状態にロータ3が位置せず、ロータ3の回転角度は330°である。よって、磁気センサ8は磁極の切り替えを検出せず検出信号Hを切り替えない。
CPU101はロータ3の回転遅れについて知らないので、時刻t2となるとステップ駆動信号AcをHiとする。先行検出確認回路105はステップ駆動信号AcがHiとなっても、検出信号Hの切り替わりを受けていないので、予兆検出信号STEP_OUT信号をHiに変化させる。
時刻t3では、時刻t2においてステップ駆動信号AcがHiとなっているので、モータドライバ106は電圧A+をHiに変化させ、駆動コイル4の磁極をN極に変化させる。一時には、図5(b)に示す位置関係となって、ロータ3の回転を停止させる方向の力が一時的に生じる。
この状態が引き続き生じると、ロータ3は回転力を失うことになって脱調するが、図との例では、次のようにして脱調に対する対策が行われる。
前述のように、ロータ3は時間td1おくれて回転角度が330°となる。このため、時刻t11で検出信号HがHiに変わる。これによって、先行検出確認回路105は予兆検出信号STEP_OUTをLowとする。CPU101は時刻t2から時刻t11の時間td2の間、予兆検出信号STEP_OUT信号がHiであった旨を知る。
この結果、CPU101は脱調の予兆があることを検知し、時刻t5以降の駆動において脱調対策を行う。
時刻t5では、脱調対策が行われていないので、ロータ3は遅れて回転しており、時刻t5において検出信号Hは変化しない。正常状態においては、時刻t6で、CPU101はステップ駆動信号AcをLowとしたが、ここでは、CPU101はステップ駆動信号AcをLowに変化させない。そして、CPU101は時刻t5から時間td2後の時刻t5dに検出信号HがLowに変化すること予測する。
ここで、CPU101が時刻t6から時間td2の後にステップ駆動信号AcをLowとすると脱調の危険はないものの余裕がない。例えば、ロータ3の回転がさらに少しでも遅れると、予兆検出信号STEP_OUTがHiとなる。そこで、CPU101は時間td2にマージンを付加した時間td3が経過した時刻t6dにおいて、ステップ駆動信号Acを変化させる。
時刻t6において、ステップ駆動信号AcがLowとならなかったので、時刻t7では、電圧A+が変化せず、駆動コイル4の磁極も変化しない。なお、ロータ3の遅れが時刻t11と同等遅れであれば、時刻t5dにおいて検出信号HはLowとなる。
時刻t5dから時間td3後の時刻t6dにおいて、CPU101はステップ駆動信号AcをLowとする。これによって、時刻t7dにおいて、電圧A+が下がり、駆動コイル4の磁極がS極に切り替わる。
このようにして、時刻t2から時間t11が経過した時刻で遅れを検出して、時刻t7dまでの時間で駆動を補正するようにしたので、脱調しないタイミングで駆動コイル4の磁極を切り替えることができる。
但し、ロータ3の遅れは連続する可能性が高い。そこで、次の位相以降においてもロータ3の遅れに対処するため、次の位相の駆動に入る時刻t8についても、時間td2+td3が経過した時刻t8dとする。ロータ3の遅れ量が変わらなければ、t8dを次の位相のt=0とすれば、次の位相では時刻t1のタイミングで検出信号Hが変化する。よって、時刻t2でステップ駆動信号Acを変化させても脱調の可能性はない。
このように、第2の実施形態では、先行検出確認回路105からCPU101に予兆検出信号STEP_OUT信号を出力し、CPU101はこの信号に応じてステップ駆動信号Acの出力タイミングと次回以降の位相タイミングを調整する。これによって、たとえ継続して遅れが生じても脱調を防止してモータを駆動することができる。
[第3の実施形態]
続いて、本発明の第3の実施形態によるモータ駆動装置の一例について説明する。
続いて、本発明の第3の実施形態によるモータ駆動装置の一例について説明する。
図8は、本発明の第3の実施形態によるモータ駆動装置を説明するための図である。なお、図8において、図1および図6に示す構成要素と同一の構成要素については同一の参照番号を付す。
図示のモータ駆動装置は、先行検出確認回路105おおよび後変化分出力回路102を備えている。
図9は、図8に示すモータ駆動装置の制御を説明するための図である。そして、図9(a)はロータの回転を説明するためのタイミングチャートであり、図9(b)はモータに過剰な負荷が掛かって回転が低下した状態を説明するための図である。
なお、図9(a)および図9(b)において、図4、図5(a)、および図7と異なる部分についてのみ説明し、同一の部分については説明を省略する。
図9においては、出力信号Apおよび予兆検出信号STEP_OUTが存在する。図9(a)には、ロータ3の回転が正常である状態が示されており、ここでは、出力信号Apの遅れおよび予兆検出信号STEP_OUTは出力されない。
図9(b)には、負荷が重くなってロータ3の回転が遅れた状態が示されている。時刻t1においては、ロータ3の回転の遅れによって検出信号HがHiに変化せず、時刻t1から時間td1遅れた時刻t11で検出信号HがHiに変化する。
後変化分出力回路102は、時刻t11において出力信号ApをHiに変化させる。その結果、駆動コイル4においてし、時刻t12のタイミングで磁極が変化する。
また、時刻t2から時刻t11までの時間td2においては、予兆検出信号STEP_OUTがHiとなる。Hiの予兆検出信号STEP_OUTを受けると、CPU101は、ステップ駆動信号Acの出力タイミングを遅らせる。
CPU101は、時刻t6においてステップ駆動信号AcをLowとせず、時間td2にマージンを付加した時間td3が経過した時刻t6dにおいてステップ駆動信号AcをLowに変化させる。
このように、本発明の第3の実施形態では、脱調の予兆を検出した際には、後変化分出力回路102によって直ちに脱調を回避する対策を行う。そして、先行検出確認回路105によってCPU101に対して脱調対策を必要とするレベルを通知する。これによって、継続的な回転の遅れが生じても適切に対応することができる。
[第4の実施形態]
続いて、本発明の第4の実施形態によるモータ駆動装置の一例について説明する。
続いて、本発明の第4の実施形態によるモータ駆動装置の一例について説明する。
図10は、本発明の第4の実施形態によるモータ駆動装置を説明するための図である。なお、図10において、図8に示す構成要素と同一の構成要素については同一の参照番号を付す。
前述の第1〜第3の実施形態においては、CCW方向の回転の際の脱調を防止する例については説明した。一方、第4の実施形態では、CW(Clock Wise:時計回り)方向の回転の際の脱調の予兆検知を行う。
モータ11には、第1の磁気センサ(ホールIC)8に加えて第2の磁気センサ9が取り付けられている。そして、第1の磁気センサ8および第2の磁気センサ9の出力(第1および第2の検出信号)は選択回路10に送られる。選択回路10は、CPU101の制御下で、第1および第2の検出信号のいずれか一つを選択して、選択検出信号Hとして出力する。この際、選択回路10は、第2の検出信号を選択した場合には、その出力を反転して選択検出信号Hとして出力する。
図11は、図10に示すロータの回転を説明するための図である。そして、図11(a)および図11(b)はそれぞれロータの回転角度を異ならせて示す図である。なお、図11において、図2および3に示す構成要素と同一の構成要素については同一の参照番号を付す。
第2の磁気センサ9は、仮想磁気センサ7を中心として第1の磁気センサ8と対称の位置に配置される。ここでは、第1の磁気センサ8は点Oを中心として角度330°の位置にある。仮想磁気センサ8が角度0°の位置にあるので、第2の磁気センサ9は角度30°の位置に配置される。
CPU101は選択回路10を制御して第2磁気センサ9の出力(第2の検出信号)を選択検出信号Hとして出力する。そして、CPU101はCW回転のタイミングでステップ駆動信号Acを出力する。これによって、図11(a)に示す状態は、図2(b)に示す状態と同様な動きとなる。なお、図2(b)ではCCW方向の回転が生じるが、図11(a)においてはCW方向の回転が生じる。
図12は、図11に示すロータの回転を説明するためのタイミングチャートである。
駆動コイル4がS極であると、磁石5の磁極N1と駆動コイル4のS極とが引き合う力PULLcwが発生して回転方向CWの力が生じる。また、磁石5の磁極S1と駆動コイル4のS極とが反発する力PUSHcwが発生して回転方向CWの力が生じる。
この際、第2の磁気センサ9は、磁石5がS極からN極に切り替わることを検出する。選択回路10は第2の検出信号を反転させて選択検出信号Hとして出力する。つまり、図12において、時刻t1における選択検出信号Hは、図9(a)に示す時刻t1と同様にHiとなる。
図11(b)に示すように、CW方向にロータ3が回転すると、図12に示す時刻t3の状態となる。この場合、点eの角度は0°となり、仮想磁気センサ7が点eを検出する位置にある。この際、駆動コイル4の位置に磁極N1の中心が位置する。この状態において、駆動コイル4がS極であっても、磁極N1と駆動コイル4のS極とは引き合い、回転方向CCWの力は発生せず、図3(a)に示す状態と同様な動きとなる。
このように、本発明の第4の実施形態では、第1の磁気センサ8と対称な位置に第2磁気センサ9を配置することによって、第3の実施形態と同様にしてモータを逆回転させることができる。
また、選択検出信号Hの出力タイミングが遅れることによって、後変化分出力回路102および先行検出確認回路105は第3の実施形態と同様に動作する。よって、脱調予兆を検出して、脱調を防止しつつモータを駆動することができる。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法をアクチュエータ駆動装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムをアクチュエータ駆動装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 モータ
3 ロータ
4 駆動コイル
5 磁石
7 仮想磁気センサ
8 磁気センサ
101 CPU
102 後変化分出力回路
105 先行検出確認回路
106 モータドライバ(モータDr)
3 ロータ
4 駆動コイル
5 磁石
7 仮想磁気センサ
8 磁気センサ
101 CPU
102 後変化分出力回路
105 先行検出確認回路
106 モータドライバ(モータDr)
Claims (10)
- ロータを備えるアクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動装置であって、
前記アクチュエータを駆動する駆動手段と、
前記駆動手段を制御信号に応じて制御して前記アクチュエータを駆動する制御手段と、
前記ロータの回転位置を検出する検出手段と、を有し、
前記制御手段は、前記検出手段によって検出された回転位置を示す検出信号と前記制御信号とに応じて前記駆動手段を駆動するための駆動信号を切り替え、
前記検出手段は、前記駆動信号の切り替えに対応する位相よりも進んだ位相において前記ロータの回転位置を検出することを特徴とするアクチュエータ駆動装置。 - 前記制御手段は、前記制御信号が変化した際に前記検出信号が示す前記回転位置が予め定めた条件を満たしていれば、前記制御信号が変化したタイミングに応じて前記駆動信号を切り替えることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ駆動装置。
- 前記制御手段は、前記制御信号が変化した際に前記検出信号が示す前記回転位置が前記予め定めた条件を満たしていなければ、前記制御信号が変化しても前記駆動信号を切り替えずに、前記検出信号が示す前記回転位置が前記予め定めた条件を満たしてから前記駆動信号を切り替えることを特徴とする請求項2に記載のアクチュエータ駆動装置。
- 前記制御手段は、前記制御信号が変化した際に前記検出信号が示す前記回転位置が前記予め定めた条件を満たしていなければ、前記制御信号が次に変化した際に、前記制御信号が変化したタイミングから所定の時間だけ遅らせたタイミングで前記駆動信号を切り替えること特徴とする請求項2又は3に記載のアクチュエータ駆動装置。
- 前記検出手段は、前記ロータが第1の方向に回転した場合に前記駆動信号の切り替えに対応する位相よりも進んだ位相において前記ロータの回転位置を検出する第1のセンサと、前記ロータが第1の方向と異なる方向に回転した場合に前記駆動信号の切り替えに対応する位相よりも進んだ位相において前記ロータの回転位置を検出する第2のセンサとを有し、
前記第1のセンサによる検出結果および前記第2のセンサによる検出結果のいずれかを一方を前記検出信号として選択する選択手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のアクチュエータ駆動装置。 - ロータを備えるアクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動装置であって、
前記アクチュエータを駆動する駆動手段と、
前記駆動手段を、予め定められた周期で変化する制御信号に応じて制御して前記アクチュエータを駆動する制御手段と、
前記ロータの回転位置を検出する検出手段と、を有し、
前記制御手段は、前記制御信号が変化した際に前記検出手段によって検出された前記回転位置が予め定めた条件を満たしていれば、前記制御信号が変化したタイミングに応じて前記駆動手段を駆動するための駆動信号を切り替え、前記制御信号が変化した際に前記検出手段によって検出された前記回転位置が予め定めた条件を満たしていなければ、前記制御信号が変化したタイミングに応じて前記駆動信号を切り替えないことを特徴とするアクチュエータ駆動装置。 - ロータを備えるアクチュエータを駆動する駆動手段を有するアクチュエータ駆動装置の制御方法であって、
前記駆動手段を制御信号に応じて制御して前記アクチュエータを駆動する制御ステップと、
センサによって前記ロータの回転位置を検出する検出ステップと、を有し、
前記制御ステップでは、前記センサによって検出された回転位置を示す検出信号と前記制御信号とに応じて前記駆動手段を駆動するための駆動信号を切り替え、
前記センサは、前記駆動信号の切り替えに対応する位相よりも進んだ位相において前記ロータの回転位置を検出することを特徴とする制御方法。 - ロータを備えるアクチュエータを駆動する駆動手段を有するアクチュエータ駆動装置の制御方法であって、
前記駆動手段を、予め定められた周期で変化する制御信号に応じて制御して前記アクチュエータを駆動する制御ステップと、
センサによって前記ロータの回転位置を検出する検出ステップと、を有し、
前記制御ステップでは、前記制御信号が変化した際に前記センサによって検出された前記回転位置が予め定めた条件を満たしていれば、前記制御信号が変化したタイミングに応じて前記駆動手段を駆動するための駆動信号を切り替え、前記制御信号が変化した際に前記センサによって検出された前記回転位置が予め定めた条件を満たしていなければ、前記制御信号が変化したタイミングに応じて前記駆動信号を切り替えないことを特徴とする制御方法。 - ロータを備えるアクチュエータを駆動する駆動手段を有するアクチュエータ駆動装置で用いられる制御プログラムであって、
前記アクチュエータ駆動装置が備えるコンピュータに、
前記駆動手段を制御信号に応じて制御して前記アクチュエータを駆動する制御ステップと、
センサによって前記ロータの回転位置を検出する検出ステップと、を実行させ、
前記制御ステップでは、前記センサによって検出された回転位置を示す検出信号と前記制御信号とに応じて前記駆動手段を駆動するための駆動信号を切り替え、
前記センサは、前記駆動信号の切り替えに対応する位相よりも進んだ位相において前記ロータの回転位置を検出することを特徴とする制御プログラム。 - ロータを備えるアクチュエータを駆動する駆動手段を有するアクチュエータ駆動装置で用いられる制御プログラムであって、
前記アクチュエータ駆動装置が備えるコンピュータに、
前記駆動手段を、予め定められた周期で変化する制御信号に応じて制御して前記アクチュエータを駆動する制御ステップと、
センサによって前記ロータの回転位置を検出する検出ステップと、を実行させ、
前記制御ステップでは、前記制御信号が変化した際に前記センサによって検出された前記回転位置が予め定めた条件を満たしていれば、前記制御信号が変化したタイミングに応じて前記駆動手段を駆動するための駆動信号を切り替え、前記制御信号が変化した際に前記センサによって検出された前記回転位置が予め定めた条件を満たしていなければ、前記制御信号が変化したタイミングに応じて前記駆動信号を切り替えないことを特徴とする制御プログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018176453A JP2020048362A (ja) | 2018-09-20 | 2018-09-20 | アクチュエータ駆動装置、その制御方法、および制御プログラム |
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JP2018176453A Pending JP2020048362A (ja) | 2018-09-20 | 2018-09-20 | アクチュエータ駆動装置、その制御方法、および制御プログラム |
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