JP2020048053A - 送信装置及び通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】有線通信を適切に行うことができる送信装置及び通信システムを提供する。【解決手段】送信装置は、波形処理回路と送信ノードとを有する。波形処理回路は、変調信号の信号レベルについて第1の信号レベルLV1及び第2の信号レベルLV4の間の遷移を検出した場合、検出された遷移の前後の信号レベルの振幅を変更する。変調信号は、第1の信号レベル、第2の信号レベル、第3の信号レベルLV2、第4の信号レベルLV3の間で遷移可能である。第2の信号レベルは、第1の信号レベルより高い信号レベルである。第3の信号レベルは、第1の信号レベル及び第2の信号レベルの間の信号レベルである。第4の信号レベルは、第3の信号レベル及び第2の信号レベルの間の信号レベルである。送信ノードは、波形処理回路が電気的に接続されており、有線通信路に電気的に接続可能である。【選択図】図5
Description
本実施形態は、送信装置及び通信システムに関する。
通信システムでは、送信装置と受信装置との間を有線通信路で接続して、有線通信を行うことがある。このとき、有線通信が高品質に行われることが望まれる。
一つの実施形態は、有線通信を高品質に行うことができる送信装置及び通信システムを提供することを目的とする。
一つの実施形態によれば、波形処理回路と送信ノードとを有する送信装置が提供される。波形処理回路は、パルス振幅変調信号の信号レベルについて第1の信号レベル及び第2の信号レベルの間の遷移を検出した場合、検出された遷移の前後の信号レベルの振幅を変更する。変調信号は、第1の信号レベル、第2の信号レベル、第3の信号レベル、第4の信号レベルの間で遷移可能である。第2の信号レベルは、第1の信号レベルより高い信号レベルである。第3の信号レベルは、第1の信号レベル及び第2の信号レベルの間の信号レベルである。第4の信号レベルは、第3の信号レベル及び第2の信号レベルの間の信号レベルである。送信ノードは、波形処理回路が電気的に接続されており、有線通信路に電気的に接続可能である。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる送信装置及び通信システムに適用される波形処理回路を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
第1の実施形態にかかる送信装置は、有線通信を行う通信システムに適用され得る。具体的には、送信装置100は、例えば図1に示すような通信システム400に適用可能である。図1は、送信装置100が適用された通信システム400の構成を示すブロック図である。
第1の実施形態にかかる送信装置は、有線通信を行う通信システムに適用され得る。具体的には、送信装置100は、例えば図1に示すような通信システム400に適用可能である。図1は、送信装置100が適用された通信システム400の構成を示すブロック図である。
通信システム400は、送信装置100、有線伝送路200、及び受信装置300を有する。送信装置100及び受信装置300は、有線伝送路200を介して通信可能に接続されている。送信装置100は、送信データでパルス振幅変調をかけた変調信号を生成し、変調信号を有線伝送路200経由で受信装置300へ送信する。受信装置300は、イコライザ302、及び内部回路303を有する。受信装置300は、変調信号を送信装置100から有線伝送路200経由で受信するために、イコライザ302により伝送路による信号減衰を等化し、等化した信号を内部回路303へ供給する。内部回路303は、変調信号に基づいて送信データを復元し、復元されたデータ用いて所定の動作を行うことができる。
例えば、変調信号が2ビットのビットパターンに対応する4値のパルス振幅変調(PAM4:Pulse Amplitude Modulation 4)の信号である場合、変調信号は、4つの信号レベルLV1〜LV4を取り得る(図6(a)参照)。例えば、信号レベル(第1の信号レベル)LV1は、ビットパターン“00”を表す。信号レベル(第3の信号レベル)LV2は、ビットパターン“01”を表す。信号レベル(第4の信号レベル)LV3は、ビットパターン“10”を表す。信号レベル(第2の信号レベル)LV4は、ビットパターン“11”を表す。
受信装置300におけるPAM4信号の受信波形は、高調波成分の減衰によるスルーレート低下の影響を受け、最大遷移幅に対応した信号レベルLV1及び信号レベルLV4間のアイパターンにおいて、時間マージン最大となる電圧と振幅マージンが最大となる電圧とが異なる傾向にある。時間マージンとは、受信波形における信号レベルから適正にデータを復元可能な時間の余裕範囲を指す。振幅マージンとは、受信波形における信号レベルから適正にデータを復元可能な振幅の余裕範囲を指す。このため、振幅マージン最大値に合わせた場合、時間マージンが狭くなる可能性があり、時間マージン最大値に合わせた場合、振幅マージンが狭くなる可能性がある。
そこで、本実施形態では、送信装置100において、最大遷移幅に対応した信号レベル間の遷移を検出した場合にその遷移の前後の信号レベルを変更した送信信号を生成することで、その送信信号を受信した受信装置における振幅マージンの確保と時間マージンの確保との両立化を図る。
具体的には、送信装置が変調信号(例えば、PAM4信号)における最大遷移幅に対応する遷移パターンを検出した場合、検出された遷移の前後の信号レベルを変更する。例えば、4つの信号レベルLV1〜LV4のうち最小の信号レベルLV1を小さくしたり、最大の信号レベルLV4を大きくしたりする。これにより、最大遷移幅に対応した信号レベルLV1及び信号レベルLV4間のアイパターンにおいて、振幅マージン最大値に合わせた場合の時間マージンを拡大できる。すなわち、この波形処理が行われた信号が有線伝送路200経由で受信される受信装置において、最大遷移幅に対応した信号レベルLV1及び信号レベルLV4間のアイパターンにおける開口を広く確保でき、振幅マージンの確保と時間マージンの確保との両立化が可能となる。
より具体的には、図1に示すように、送信装置100は、変調部101、波形処理回路1、及びドライバ102を有する。変調部101は、送信データを受け、送信データに多値振幅変調をかけた変調信号を生成して波形処理回路1へ供給する。変調部101は、回路としてハードウェア的に実装され得る。
波形処理回路1は、変調信号の遷移パターンを検出する。遷移パターンの検出は、遷移タイミング前の送信データと遷移タイミング後の送信データとを参照することで行うことができる。波形処理回路1は、最大遷移幅に対応する遷移パターンを検出した場合、検出された遷移タイミングの前後の信号レベルを変更する。
最大遷移幅に対応する遷移パターンとして、信号レベルLV1→信号レベルLV4が検出された場合、波形処理回路1は、信号レベルLV1を小さくするとともに、信号レベルLV4を大きくする。あるいは、最大遷移幅に対応する遷移として、信号レベルLV4→信号レベルLV1が検出された場合、波形処理回路1は、信号レベルLV4を大きくするとともに、信号レベルLV1を小さくする。信号レベルLV1を小さくすることは、信号レベルの制御値をデジタル的に減算することで実装可能である。信号レベルLV4を大きくすることは、信号レベルの制御値をデジタル的に加算することで実装可能である。
図2は、波形処理回路1の構成の一例を示す図である。
波形処理回路1は、フリップフロップ回路2、フリップフロップ回路3、フリップフロップ回路4、エンコーダ(Encoder)5、及びDAコンバータ(DAC)6を有する。
フリップフロップ回路2は、データ入力端子DがノードN1に電気的に接続され、クロック端子CKがノードN2に電気的に接続され、出力端子QがノードN3を介してフリップフロップ回路3及びエンコーダ5に電気的に接続されている。ノードN1は、データノードであり、変調部101から送信データが供給される。ノードN2は、クロックノードであり、クロック発生回路(図示せず)から、タイミング調整されたクロックCLKが供給される。
フリップフロップ回路3は、データ入力端子DがノードN3を介してフリップフロップ回路2に電気的に接続され、クロック端子CKがノードN2に電気的に接続され、出力端子QがノードN4を介してフリップフロップ回路4及びエンコーダ5に電気的に接続されている。
フリップフロップ回路4は、データ入力端子DがノードN4を介してフリップフロップ回路3に電気的に接続され、クロック端子CKがノードN2に電気的に接続され、出力端子Qがエンコーダ5に電気的に接続されている。
各フリップフロップ回路2〜4は、例えば、2ビットのフリップフロップ回路である。フリップフロップ回路2〜4は、直列に接続されているとともに共通のクロックCLKを受けるように構成されており、CLK周期の遅延段が直列接続されたディレイチェーンを構成し得る。各フリップフロップ回路2〜4の出力がエンコーダ5に電気的に接続されており、エンコーダ5は、互いに遅延量の異なるデータを受けることができる。
フリップフロップ回路2は、ノードN1を介して2ビットのデータDIN<1:0>を受け得る。フリップフロップ回路2は、クロックCLKがH→Lレベルへ切り替わるタイミングで取得したデータDIN<1:0>をCLKがL→Hのタイミングで出力し、データPOST<1:0>としてノードN3を介してフリップフロップ回路3及びエンコーダ5へ供給する。すなわち、データPOST<1:0>は、データDIN<1:0>に対して1CLK周期で遅延されたデータとなり得る。
フリップフロップ回路3は、クロックCLKがH→Lレベルへ切り替わるタイミングで取得したデータPOST<1:0>をCLKがL→Hのタイミングで出力し、データMAIN<1:0>としてノードN4を介してフリップフロップ回路4及びエンコーダ5へ供給する。すなわち、データMAIN<1:0>は、データPOST<1:0>に対して1CLK周期で遅延されたデータとなり得る。
フリップフロップ回路4は、クロックCLKがH→Lレベルへ切り替わるタイミングで取得したデータMAIN<1:0>をCLKがL→Hのタイミングで出力し、データPRE<1:0>としてエンコーダ5へ供給する。すなわち、データPRE<1:0>は、データMAIN<1:0>に対して1CLK周期で遅延されたデータとなり得る。
エンコーダ5は、データPOST<1:0>をフリップフロップ回路2からノードN3経由で受け、データMAIN<1:0>をフリップフロップ回路3からノードN4経由で受け、データPRE<1:0>をフリップフロップ回路4から受ける。
データPRE<1:0>はデータMAIN<1:0>に対して1CLK周期前のデータであり、エンコーダ5は、データMAIN<1:0>とデータPRE<1:0>との組み合わせに基づき、この2CLK周期における遷移が最大遷移幅であることに応じた振幅の調整を行うことができる。
例えば、エンコーダ5は、データMAIN<1:0>とデータPRE<1:0>との組み合わせについて、図3(a)に示すような調整情報に従って、振幅の調整を行うことができる。図3(a)は、調整情報のデータ構造を示す図である。
エンコーダ5は、データMAIN<1:0>=00でありデータPRE<1:0>=11である場合、この2CLK周期における遷移が最大遷移幅に対応する遷移(すなわち、図6(a)に示すLV4→LV1の遷移)であるとして、制御データBOOST_PRE=1にしてDAC6へ供給する。制御データBOOST_PRE=1は、データPRE<1:0>との関係でデータMAIN<1:0>の振幅を変更すべきであることを示す。
あるいは、エンコーダ5は、データMAIN<1:0>=11でありデータPRE<1:0>=00である場合、この2CLK周期における遷移が最大遷移幅に対応する遷移(すなわち、図6(a)に示すLV1→LV4の遷移)であるとして、制御データBOOST_PRE=1にしてDAC6へ供給する。
あるいは、エンコーダ5は、データMAIN<1:0>及びデータPRE<1:0>が上記以外の組み合わせである場合、この2CLK周期における遷移が最大遷移幅に対応する遷移でないとして、制御データBOOST_PRE=0にしてDAC6へ供給する。制御データBOOST_PRE=0は、データPRE<1:0>との関係でデータMAIN<1:0>の振幅を変更すべきでないことを示す。
また、図2に示すデータPOST<1:0>はデータMAIN<1:0>に対して1CLK周期後のデータであり、エンコーダ5は、データPOST<1:0>とデータMAIN<1:0>との組み合わせに基づき、この2CLK周期における遷移が最大遷移幅であることに応じた振幅の調整を行うことができる。
例えば、エンコーダ5は、データPOST<1:0>とデータMAIN<1:0>との組み合わせについて、図3(b)に示すような調整情報に従って、振幅の調整を行うことができる。図3(b)は、調整情報のデータ構造を示す図である。
エンコーダ5は、データPOST<1:0>=00でありデータMAIN<1:0>=11である場合、この2CLK周期における遷移が最大遷移幅に対応する遷移(すなわち、図6(a)に示すLV4→LV1の遷移)であるとして、制御データBOOST_POST=1にしてDAC6へ供給する。制御データBOOST_POST=1は、データPOST<1:0>との関係でデータMAIN<1:0>の振幅を変更すべきであることを示す。
あるいは、エンコーダ5は、データPOST<1:0>=11でありデータMAIN<1:0>=00である場合、この2CLK周期における遷移が最大遷移幅に対応する遷移(すなわち、図6(a)に示すLV1→LV4の遷移)であるとして、制御データBOOST_POST=1にしてDAC6へ供給する。
あるいは、エンコーダ5は、データPOST<1:0>及びデータMAIN<1:0>が上記以外の組み合わせである場合、この2CLK周期における遷移が最大遷移幅に対応する遷移でないとして、制御データBOOST_POST=0にしてDAC6へ供給する。制御データBOOST_POST=0は、データPOST<1:0>との関係でデータMAIN<1:0>の振幅を変更すべきでないことを示す。
また、エンコーダ5は、データMAIN<1:0>をデータDM<1:0>としてDAC6へ供給する。
DAC6は、エンコーダ5から供給された制御データBOOST_PRE,BOOST_POSTに基づいて、データDM<1:0>をDA変換し出力電圧VOUTを生成する。
例えば、DAC6は、DA変換について、図4に示すような変換情報に従って、DA変換を行うことができる。図4は、変換情報のデータ構造を示す図である。
DAC6は、データDM<1:0>=00であり、制御データBOOST_POST=1、制御データBOOST_PRE=1である場合、データ「00」に対してBOOST_POSTの調成分とBOOST_PREの調成分とを減算し、減算結果をDA変換してVOUT=−Vo−2×Vbを出力する。
DAC6は、データDM<1:0>=00であり、制御データBOOST_POST=1、制御データBOOST_PRE=0である場合、又は、制御データBOOST_POST=0、制御データBOOST_PRE=1である場合、データ「00」に対してBOOST_POSTの調成分を減算し、減算結果をDA変換してVOUT=−Vo−Vbを出力する。
DAC6は、データDM<1:0>=00であり、制御データBOOST_POST=0、制御データBOOST_PRE=0である場合、データ「00」をDA変換してVOUT=−Voを出力する。
DAC6は、データDM<1:0>=01である場合、制御データBOOST_POST,BOOST_PREの値に関わらず、データ「01」をDA変換してVOUT=−(1/3)×Voを出力する。
DAC6は、データDM<1:0>=10である場合、制御データBOOST_POST,BOOST_PREの値に関わらず、データ「10」をDAしてVOUT=(1/3)×Voを出力する。
DAC6は、データDM<1:0>=11であり、制御データBOOST_POST=0、制御データBOOST_PRE=0である場合、データ「11」をDA変換してVOUT=Voを出力する。
DAC6は、データDM<1:0>=11であり、制御データBOOST_POST=0、制御データBOOST_PRE=1である場合、又は、制御データBOOST_POST=1、制御データBOOST_PRE=0である場合、データ「11」に対してBOOST_PREの調成分を加算し、加算結果をDA変換してVOUT=Vo+Vbを出力する。
DAC6は、データDM<1:0>=11であり、制御データBOOST_POST=1、制御データBOOST_PRE=1である場合、データ「11」に対してBOOST_POSTの調成分とBOOST_PREの調成分とを加算し、加算結果をDA変換してVOUT=Vo+2×Vbを出力する。
図3、図4に示される波形処理を時系列で示すと図5のようになる。図5は、波形処理回路1で波形処理された送信信号を示す波形図である。PAM4の信号の1シンボルに対応する期間がUI(Unit Inverval)と呼ばれる。図2〜図4の例では、CLKの1周期が波形処理の1UIに対応しており、図5では、1UIの期間ごとに波形が処理され伝送されている。
例えば、期間UI−1と期間UI−2とを見ると、信号レベルLV1→LV4の遷移であり最大遷移幅に対応した遷移が行われているので、その遷移の前後の信号レベルLV1,LV4がそれぞれLV1a,LV4aに調整されている。すなわち、白抜きの矢印で示すように、信号レベルLV1が信号レベルLV1aに下げられ、信号レベルLV4が信号レベルLV4aに上げられる。
期間UI−2と期間UI−3とを見ると、信号レベルLV4→LV2の遷移であり最大遷移幅に対応していないので、調整は行われない。
期間UI−11と期間UI−12とを見ると、信号レベルLV1→LV4の遷移であり最大遷移幅に対応した遷移が行われているので、その遷移の前の信号レベルLV1がLV1aに調整されている。すなわち、白抜きの矢印で示すように、信号レベルLV1が信号レベルLV1aに下げられる。
期間UI−11と期間UI−12と期間UI−13とを見ると、信号レベルLV1→LV4,LV4→LV1の遷移であり最大遷移幅に対応した遷移が2つ連続して行われているので、その遷移の前後の信号レベルLV4がLV4a’に調整されている。すなわち、白抜きの矢印で示すように、信号レベルLV4が信号レベルLV4aに上げられ、信号レベルLV4aが信号レベルLV4a’にさらに上げられる。
期間UI−12と期間UI−13とを見ると、信号レベルLV4→LV1の遷移であり最大遷移幅に対応した遷移が行われているので、その遷移の後の信号レベルLV1がLV1aに調整されている。すなわち、白抜きの矢印で示すように、信号レベルLV1が信号レベルLV1aに下げられる。
これを振幅マージン及び時間マージンについてみると、図6のようになる。図6(a)は、波形の調整前における送信信号のアイパターンを示し、図6(b)は、波形の調整後における送信信号のアイパターンを示す。
調整前の図6(a)では、信号レベルLV3と信号レベルLV4との間の信号レベル判定の閾値を設定する際に、時間マージン及び振幅マージンを確保しようとした場合にいずれかが犠牲になる。すなわち、振幅マージンΔVm2を確保するために、信号レベルLV3と信号レベルLV4との中間レベルに信号レベル判定の閾値を設定すると、時間マージンが犠牲になってΔTm2へと狭くなる。時間マージンΔTm1を確保するために、信号レベルLV3と信号レベルLV4との中間レベルより信号レベルLV3側に信号レベル判定の閾値を設定すると、振幅マージンが犠牲になってΔVm1へと狭くなる。
それに対して、調整後の図6(b)では、時間マージンの確保と振幅マージンの確保とを両立できる。すなわち、振幅マージンΔVm2に相当する振幅マージンΔVm2’を確保しながら、時間マージンΔTm1に相当する時間マージンΔTm1’を確保できる。
なお、図示しないが、このように調整された送信信号を、有線伝送路200を介して受信した受信装置における受信信号のアイパターンも同様の傾向を示すことは当業者であれば容易に理解される。
以上のように、第1の実施形態では、送信装置100において、最大遷移幅に対応した信号レベル間の遷移を検出した場合にその遷移の前後の信号レベルの振幅を変更して送信信号を生成する。これにより、その送信信号を受信した受信装置における振幅マージンの確保と時間マージンの確保との両立化を図ることができる。
なお、図5の波形図を見ると、期間UI−12の振幅の調整幅は、期間UI−11,UI−12間の振幅調整と期間UI−12,UI−13間の振幅調整とが重なるため、他の振幅調整された期間UI−1,UI−2,UI−11,UI−13における調整幅の約2倍になっている。例えば、振幅調整を行う期間を0.5UI(PAM信号の1シンボルに対応する期間の半分)にすれば、このような振幅調整の重なりを抑制できることが期待される。
そのような考えに基づき、第1の実施形態の変形例では、図7に示すように波形処理回路1iを構成することができる。図7は、第1の実施形態の変形例における波形処理回路1iの構成を示す図である。
送信装置100iにおける波形処理回路1iは、フリップフロップ回路2,4(図2参照)に代えてフリップフロップ回路2i,4iを有する。フリップフロップ回路2i,4iは、それぞれ、クロック端子CKがノードN5iに電気的に接続されている。ノードN5iには、クロック発生回路(図示せず)からクロックCLKDが供給される。
図8に示すように、ここでクロックCLK及びクロックCLKDはデューティー75%程度の信号を使用する。クロックCLKDは、クロックCLKを半周期遅延させたクロックである。図8は、波形処理回路1iの動作を示す波形図である。フリップフロップ回路2i,3,4iは、直列に接続されているとともにクロックCLK及びクロックCLKDを交互に受けるように構成されており、CLK半周期の遅延段が直列接続されたディレイチェーンを構成し得る。各フリップフロップ回路2i,3,4iの出力がエンコーダ5に電気的に接続されており、エンコーダ5は、半CLK周期ごとに遅延量の異なるデータを受けることができる。
例えば、ノードN1で受ける時点ではデータPOST<1:0>はデータMAIN<1:0>に対して1CLK周期後のデータであるが、図8に示すように、エンコーダ5は、データPOST<1:0>とデータMAIN<1:0>とを約半CLK周期の時間差ΔTpmで受けることができる。エンコーダ5は、データPOST<1:0>とデータMAIN<1:0>との組み合わせに基づき、1CLK周期における遷移が最大遷移幅であることに応じた振幅の調整を約半CLK周期の単位で行うことができる。例えば、エンコーダ5は、データPOST<1:0>とデータMAIN<1:0>との組み合わせに基づき、1CLK周期TP1における遷移が最大遷移幅であることに応じて、制御データBOOST_POST=1を約半CLK周期幅ΔTpostのパルスで生成してDAC6へ供給できる。
あるいは、ノードN1で受ける時点ではデータPRE<1:0>はデータMAIN<1:0>に対して1CLK周期前のデータであるが、図8に示すように、エンコーダ5は、データMAIN<1:0>とデータPRE<1:0>とを約半CLK周期の時間差ΔTpで受けることができる。エンコーダ5は、データMAIN<1:0>とデータPRE<1:0>との組み合わせに基づき、1CLK周期における遷移が最大遷移幅であることに応じた振幅の調整を約半CLK周期の単位で行うことができる。例えば、エンコーダ5は、データMAIN<1:0>とデータPRE<1:0>との組み合わせに基づき、1CLK周期TP2における遷移が最大遷移幅であることに応じて、制御データBOOST_PRE=1を約半CLK周期幅ΔTpreのパルスで生成してDAC6へ供給できる。
これにより、DAC6は、DA変換について、図9に示すような変換情報に従って、DA変換を行うことができる。図9は、変換情報のデータ構造を示す図である。なお、図4と同じ部分については、説明を省略する。
DAC6は、データDM<1:0>=00であり、制御データBOOST_POST=1である場合、制御データBOOST_PREの値に関わらず、データ「00」に対してBOOST_POSTの調成分を減算し、減算結果をDA変換してVOUT=−Vo−Vbを出力する。
DAC6は、データDM<1:0>=00であり、制御データBOOST_PRE=1である場合、制御データBOOST_POSTの値に関わらず、データ「00」に対してBOOST_PREの調成分を減算し、減算結果をDA変換してVOUT=−Vo−Vbを出力する。
DAC6は、データDM<1:0>=11であり、制御データBOOST_POST=1である場合、制御データBOOST_PREの値に関わらず、データ「11」に対してBOOST_POSTの調成分を加算し、加算結果をDA変換してVOUT=Vo+Vbを出力する。
DAC6は、データDM<1:0>=11であり、制御データBOOST_PRE=1である場合、制御データBOOST_POSTの値に関わらず、データ「11」に対してBOOST_PREの調成分を加算し、加算結果をDA変換してVOUT=Vo+Vbを出力する。
この波形処理を時系列で示すと図10のようになる。図10は、波形処理回路1iで波形処理された送信信号を示す波形図である。
例えば、期間UI−1と期間UI−2とを見ると、信号レベルLV1→LV4の遷移であり最大遷移幅に対応した遷移が行われているので、期間UI−1における後半の信号レベルLV1と期間UI−2における前半の信号レベルLV4とがそれぞれLV1a,LV4aに調整されている。すなわち、白抜きの矢印で示すように、期間UI−1における後半の信号レベルLV1が信号レベルLV1aに下げられ、期間UI−2における前半の信号レベルLV4が信号レベルLV4aに上げられる。
期間UI−2と期間UI−3とを見ると、信号レベルLV4→LV2の遷移であり最大遷移幅に対応していないので、調整は行われない。
期間UI−11と期間UI−12とを見ると、信号レベルLV1→LV4の遷移であり最大遷移幅に対応した遷移が行われているので、期間UI−11における後半の信号レベルLV1と期間UI−12における前半の信号レベルLV4がそれぞれLV1a,LV4aに調整されている。すなわち、白抜きの矢印で示すように、期間UI−11における後半の信号レベルLV1が信号レベルLV1aに下げられ、期間UI−12における前半の信号レベルLV4が信号レベルLV4aに上げられる。
期間UI−12と期間UI−13とを見ると、信号レベルLV4→LV1の遷移であり最大遷移幅に対応した遷移が行われているので、期間UI−12における後半の信号レベルLV4と期間UI−13における前半の信号レベルLV1がそれぞれLV4a’,LV1aに調整されている。すなわち、白抜きの矢印で示すように、期間UI−12における後半の信号レベルLV4aが信号レベルLV4aに上げられ、期間UI−13における前半の信号レベルLV1が信号レベルLV1aに下げられる。これにより、図5の期間UI−12のように重なって調整されることを避けることができる。
このように、振幅調整を行う期間を0.5UI(PAM4信号の1シンボルに対応する期間の半分)にするので、振幅調整の重なりを抑制でき、各振幅調整における調整幅を互いに均等にすることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態にかかる送信装置100jについて説明する。以下では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
次に、第2の実施形態にかかる送信装置100jについて説明する。以下では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
第1の実施形態では、送信装置100又は送信装置100iによる波形処理で振幅の調整を行ったが、第2の実施形態では、送信装置100jによる波形処理で位相の調整を行う。
具体的には、送信装置100jは、波形処理回路1(図2参照)又は波形処理回路1i(図7参照)に代えて波形処理回路1jを有する。波形処理回路1jは、信号レベルLV1又は信号レベルLV4と信号レベルLV2又は信号レベルLV3との間の遷移を検出した場合、検出された遷移の前後の信号レベルの位相を変更する。
例えば、波形処理回路1jは、信号レベルLV2から信号レベルLV1又は信号レベルLV4への遷移を開始するタイミングを変更する(例えば、遅相させる)。また、波形処理回路1jは、信号レベルLV1又は信号レベルLV4から信号レベルLV2への遷移を完了するタイミングを変更する(例えば、進相させる)。波形処理回路1jは、信号レベルLV3から信号レベルLV1又は信号レベルLV4への遷移を開始するタイミングを変更する(例えば、遅相させる)。波形処理回路1jは、信号レベルLV1又は信号レベルLV4から信号レベルLV3への遷移を完了するタイミングを変更する(例えば、進相させる)。
なお、波形処理回路1jは、LV1→LV4,LV4→LV1,LV2→LV3,LV3→LV2の位相は変えずに基準とする。
より具体的には、波形処理回路1jは、フリップフロップ回路4及びエンコーダ5(図2参照)が省略され、コントローラ5j、複数の遅延素子DL1,DL2,DL3,DL4,DL5、及びセレクタ7jをさらに有する。複数の遅延素子DL1,DL2,DL3,DL4,DL5は、ノードN4とセレクタ7jとの間に互いに並列に電気的に接続されている。複数の遅延素子DL1,DL2,DL3,DL4,DL5は、互いに異なる遅延量を有する。遅延素子DL1,DL2,DL3,DL4,DL5の遅延量をそれぞれD1,D2,D3,D4,D5とすると、次の数式1が成り立つ。
D1<D2<D3<D4<D5・・・数式1
D1<D2<D3<D4<D5・・・数式1
各遅延量D1,D2,D3,D4,D5は、例えば、位相調整量−70deg,−19deg,0deg,19deg,70degに対応した遅延量とすることができる。
各フリップフロップ回路2,3は、例えば、2ビットのフリップフロップ回路である。フリップフロップ回路2,3は、シリアルに接続されているとともに共通のクロックCLKを受けるように構成されており、CLK周期の遅延段が直列接続されたディレイチェーンを構成し得る。各フリップフロップ回路2,3の出力がコントローラ5jに電気的に接続されており、コントローラ5jは、互いに遅延量の異なるデータを受けることができる。
コントローラ5jは、データMAIN<1:0>をフリップフロップ回路2からノードN3経由で受け、データPRE<1:0>をフリップフロップ回路3からノードN4経由で受ける。
データMAIN<1:0>はデータPRE<1:0>に対して1CLK周期後のデータであり、コントローラ5jは、データMAIN<1:0>とデータPRE<1:0>との組み合わせに基づき、図12に示すように、制御データSEL<1:0>を生成してセレクタ7jへ供給し、位相の調整を行うことができる。図12は、波形処理回路1jの動作を示す波形図である。図12では、DM3の位相を基準に、位相調整量を示している。
例えば、コントローラ5jは、データPRE<1:0>とデータMAIN<1:0>との組み合わせについて、図13に示すような調整情報に従って、位相の調整を行うことができる。図13は、調整情報のデータ構造を示す図である。
例えば、コントローラ5jは、データPRE<1:0>=00でありデータMAIN<1:0>=00である場合、この2CLK周期における遷移が基準の遷移であるとして、位相調整量0degに対応する制御データSEL<1:0>=3をセレクタ7jへ供給する。これにより、セレクタ7jは、ノードN4から遅延素子DL3を通過したデータDM3<1:0>をDAC6へ供給する。
なお、(データPRE<1:0>,データMAIN<1:0>)=(00,11)、(01,01)、(01,10)、(10,01)、(10,10)、(11,00)、(11,11)の組み合わせについても同様である。
あるいは、コントローラ5jは、データPRE<1:0>=00でありデータMAIN<1:0>=01である場合、この2CLK周期における遷移が進相させるべき遷移であるとして、位相調整量−70degに対応する制御データSEL<1:0>=1をセレクタ7jへ供給する。これにより、セレクタ7jは、ノードN4から遅延素子DL1を通過したデータDM1<1:0>をDAC6へ供給する。
なお、(データPRE<1:0>,データMAIN<1:0>)=(11,10)の組み合わせについても同様である。
あるいは、コントローラ5jは、データPRE<1:0>=00でありデータMAIN<1:0>=10である場合、この2CLK周期における遷移が進相させるべき遷移であるとして、位相調整量−19degに対応する制御データSEL<1:0>=2をセレクタ7jへ供給する。これにより、セレクタ7jは、ノードN4から遅延素子DL2を通過したデータDM2<1:0>をDAC6へ供給する。
なお、(データPRE<1:0>,データMAIN<1:0>)=(11,01)の組み合わせについても同様である。
あるいは、コントローラ5jは、データPRE<1:0>=01でありデータMAIN<1:0>=11である場合、この2CLK周期における遷移が遅相させるべき遷移であるとして、位相調整量19degに対応する制御データSEL<1:0>=4をセレクタ7jへ供給する。これにより、セレクタ7jは、ノードN4から遅延素子DL4を通過したデータDM4<1:0>をDAC6へ供給する。
なお、(データPRE<1:0>,データMAIN<1:0>)=(10,00)の組み合わせについても同様である。
あるいは、コントローラ5jは、データPRE<1:0>=10でありデータMAIN<1:0>=11である場合、この2CLK周期における遷移が遅相させるべき遷移であるとして、位相調整量70degに対応する制御データSEL<1:0>=5をセレクタ7jへ供給する。これにより、セレクタ7jは、ノードN4から遅延素子DL5を通過したデータDM5<1:0>をDAC6へ供給する。
なお、(データPRE<1:0>,データMAIN<1:0>)=(01,00)の組み合わせについても同様である。
DAC6は、セレクタ7jから供給されたデータをデータDM<1:0>としてDA変換し出力電圧VOUTを生成する。
例えば、DAC6は、DA変換について、図14に示すような変換情報に従って、DA変換を行うことができる。図14は、変換情報のデータ構造を示す図である。
DAC6は、データDM<1:0>=00である場合、データ「00」をDA変換してVOUT=−Voを出力する。
DAC6は、データDM<1:0>=01である場合、データ「01」をDA変換してVOUT=−(1/3)×Voを出力する。
DAC6は、データDM<1:0>=10である場合、データ「01」をDA変換してVOUT=(1/3)×Voを出力する。
DAC6は、データDM<1:0>=11である場合、データ「00」をDA変換してVOUT=Voを出力する。すなわち、振幅は位相調整しない場合と同じである(変わらない)。
これを時間マージンについてみると、図15のようになる。図15(a)は、調整前における送信信号のアイパターンを示し、図15(b)は、調整後における送信信号のアイパターンを示す。
図15(a)に示す調整前のアイパターンにおける時間マージンΔTm11に比較して、図15(b)に示す調整後のアイパターンにおける時間マージンΔTm12はより広く確保できることが分かる。
以上のように、第2の実施形態では、送信装置100jにおいて、最大又は最小の信号レベルLV1,LV4と中間的な信号レベルLV2,LV3との間の遷移を検出した場合にその遷移後の信号レベルの位相を変更して送信信号を生成する。これにより、その送信信号を受信した受信装置における時間マージンを容易に確保できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1,1i,1j 波形処理回路、100,100i,100j 送信装置、400 通信システム。
Claims (7)
- 第1の信号レベル、前記第1の信号レベルより高い第2の信号レベル、前記第1の信号レベル及び前記第2の信号レベルの間の第3の信号レベル、及び前記第3の信号レベル及び前記第2の信号レベルの間の第4の信号レベルの間で遷移可能な変調信号の信号レベルについて前記第1の信号レベル及び前記第2の信号レベルの間の遷移を検出した場合、検出された遷移の前後の信号レベルを変更する波形処理回路と、
前記波形処理回路が電気的に接続されており、有線通信路に電気的に接続可能である送信ノードと、
を備えた送信装置。 - 前記波形処理回路は、前記第1の信号レベルを小さくし前記第2の信号レベルを大きくする
請求項1に記載の送信装置。 - 前記波形処理回路は、第1の期間に前記第1の信号レベルになり前記第1の期間に続く第2の期間に前記第2の信号レベルになることを検出した場合、前記第1の期間の後半における前記第1の信号レベルを小さくし前記第2の期間の前半における前記第2の信号レベルを大きくする
請求項1に記載の送信装置。 - 前記波形処理回路は、第1の期間に前記第2の信号レベルになり前記第1の期間に続く第2の期間に前記第1の信号レベルになることを検出した場合、前記第1の期間の後半における前記第2の信号レベルを大きくし前記第2の期間の前半における前記第1の信号レベルを小さくする
請求項1に記載の送信装置。 - 第1の信号レベル、前記第1の信号レベルより高い第2の信号レベル、前記第1の信号レベル及び前記第2の信号レベルの間の第3の信号レベル、及び前記第3の信号レベル及び前記第2の信号レベルの間の第4の信号レベルの間で遷移可能な変調信号の信号レベルについて前記第1の信号レベル又は前記第2の信号レベルと前記第3の信号レベル又は前記第4の信号レベルとの間の遷移を検出した場合、検出された遷移の前後の信号の位相を変更する波形処理回路と、
前記波形処理回路が電気的に接続されており、有線通信路に電気的に接続可能である送信ノードと、
を備えた送信装置。 - 前記波形処理回路は、前記第3の信号レベルから前記第1の信号レベル又は前記第2の信号レベルへの遷移を開始するタイミングを変更することと、前記第1の信号レベル又は前記第2の信号レベルから前記第3の信号レベルへの遷移を完了するタイミングを変更することと、前記第4の信号レベルから前記第1の信号レベル又は前記第2の信号レベルへの遷移を開始するタイミングを変更することと、前記第1の信号レベル又は前記第2の信号レベルから前記第4の信号レベルへの遷移を完了するタイミングを変更することとの少なくとも1つを行うことで位相を変更する、
請求項5に記載の送信装置。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載された送信装置と、
前記有線通信路を介して前記送信装置に接続された受信装置と、
を備えた通信システム。
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